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JP2012171021A - ガス燃焼式打ち込み工具 - Google Patents

ガス燃焼式打ち込み工具 Download PDF

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JP2012171021A
JP2012171021A JP2011032001A JP2011032001A JP2012171021A JP 2012171021 A JP2012171021 A JP 2012171021A JP 2011032001 A JP2011032001 A JP 2011032001A JP 2011032001 A JP2011032001 A JP 2011032001A JP 2012171021 A JP2012171021 A JP 2012171021A
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典之 西土
Naoharu Ishikawa
直治 石川
Yasuhiro Morioka
康浩 森岡
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Makita Corp
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    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

【課題】ガス燃焼式の打ち込み工具では、コンタクトアームの打ち込み材への押し付け操作により燃焼室が閉じられてガスが供給され、スイッチレバーの引き操作により点火されて打ち込み動作がなされる。コンタクトアームのオン位置を変化させることにより打ち込み深さを調整可能とする従来の打ち込み深さ調整機構では、操作部材を手で操作することによりコンタクトアームがオン位置に移動する構成であったので、この操作がなされないようにする。
【解決手段】コンタクトアーム55と切り込み深さ調整用の操作部材62との間に調整軸61を介在させ、この調整軸61の二面幅部61aを介して操作部材62をコンタクトアーム55のオン位置側への移動について切り離した構成として、同方向へ操作できないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガス燃焼式の打ち込み工具に関する。
この種の打ち込み工具に関する技術が例えば下記の特許文献1に開示されている。この打ち込み工具は、シリンダ内を往復動するピストンと燃焼室を開閉するチャンバーを主体とする燃焼機構を内装した工具本体と、工具本体の側部から側方へ突き出す状態に設けられたハンドル部を備えており、ハンドル部の基部付近に設けたトリガ形式のスイッチレバーをハンドル部を把持した手の指先で引き操作すると、工具本体の燃焼室内において可燃性ガスと外気との混合気の燃焼による爆発力によりピストンが下動(往動)し、その下動途中に打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み材に打ち込まれる。ドライバはピストンの下面中心に取り付けられて、その先端側は工具本体の先端に設けたドライバガイド内に至っている。ドライバガイドには多数の打ち込み具を収容したマガジンが結合されており、工具本体の打ち込み動作に連動してマガジンからドライバガイド内に打ち込み具が1本ずつ供給される。
この種の打ち込み工具は、使用者が意図しないその不用意な打ち込み作動を防止するための誤作動防止機能を備えている。打ち込み具打撃用のドライバを案内するドライバガイドは、工具本体に対して打ち込み方向のオン位置とオフ位置との間を移動可能に支持されており、その上端側はチャンバーに結合されている。ドライバガイドの先端部(射出口)を打ち込み材に当接させて工具本体を打ち込み方向に押し付けるとドライバガイドが相対的に上動してオン位置に至り、これによりチャンバーが一体で上動して燃焼室が閉じられる。燃焼室が閉じられると可燃性ガスが供給され、その後スイッチレバーの引き操作によりプラグが点火されて打ち込み動作がなされる。このように、工具本体を打ち込み方向に押し付けてドライバガイドをオン位置に移動操作しない限り燃焼室が閉じられず、従ってスイッチレバーを引き操作しても打ち込み動作がなされないことによりその誤作動が防止されるようになっている。このことから、ドライバガイドが工具本体の押し付け操作を検知するための押し付け検知部材として機能する。
また、従来、ドライバガイドに上記の燃焼室開閉機能に加えてスイッチレバー引き操作ロック解除機能を併せ持たせたものが提供されている。係る構成によれば、ドライバガイドをオン位置に相対移動させない限り、燃焼室が閉じられず、且つスイッチレバーを引き操作できないため不用意な打ち込み動作が一層確実に防止される。
さらに、ドライバガイドに上記の誤作動防止機能に加えて打ち込み具の打ち込み深さを調整する打ち込み深さ調整機能を併せ持たせた技術が公知になっている。この打ち込み深さ調整機能は、ドライバガイドのオン位置を変化させてドライバの下動端位置と打ち込み材との間の間隔を変化させることにより打ち込み具の打ち込み深さを変化させる構成となっている。下記の特許文献1には、ドライバガイドを射出口側の先端部とチャンバー側の基端部に二分し、基端部に対する先端部の位置を変化させて当該ドライバガイドの全長を変化させることによりドライバの下動端位置に対するドライバガイドのオン位置を変化させて打ち込み深さを調整する構成となっている。ドライバガイドの基端部に対する先端部の相対位置は固定ねじを締め付けて固定されるようになっている。
また、特許文献2には、圧縮エア駆動式の釘打ち機において、工具本体に固定して設けたドライバガイドに沿って誤作動防止用のコンタクトアーム(押し付け検知部材)を相対移動可能に設け、このコンタクトアームの射出口側の先端部とスイッチレバー側の基端部とを操作部材とねじ軸部で結合し、操作部材の回転操作によりねじ軸部を軸方向に変位させて当該コンタクトアームの全長を変化させることによりドライバの下動端位置に対するコンタクトアームのオン位置を変化させて打ち込み深さを調整する技術が開示されている。なお、特許文献2に開示された打ち込み工具は圧縮エアを動力源とするものであるので、特許文献1に開示されたガス燃焼式の打ち込み工具とは異なって、誤作動防止機能は、コンタクトアームの相対移動によってスイッチレバーの引き操作の有効無効を切り換えることによりなされるようになっている。
このように、下記の特許文献に開示された技術では、打ち込み深さの調整操作を容易にするために固定ねじや操作部材(打ち込み深さ調整部材)が操作しやすい部位において使用者が摘みやすいよう露出若しくは突き出した状態に配置されていた。
米国特許公報第6138887号 特許第3137228号公報
しかしながら、打ち込み深さ調整用の固定ねじや操作部材は、ドライバガイド若しくはコンタクトアームの打ち込み材に対する押し付け操作によりこれらと一体で上下動する構成となっているため、逆に当該固定ねじや操作部材が例えば他部位に干渉し、あるいは使用者が誤ってこれらにドライバガイド若しくはコンタクトアーム上動方向の力を加えるとドライバガイド若しくはコンタクトアームが一体でオン位置側に移動する構成となっていた。この点で、従来のドライバガイド若しくはコンタクトアームについてはそのオン位置側への移動についてより一層確実にその誤作動を防止するための対策が必要であった。
本発明は、ガス燃焼式の打ち込み工具において、燃焼室開閉機能と打ち込み深さ調整機能を有する押し付け検知部材の不用意なオン位置への移動をより確実に防止できるようにすることを目的とする。
上記課題は下記の発明によって解決される。
第1の発明は、シリンダ内を往復動するピストンと、このピストンの上室である燃焼室を開閉するチャンバーを主体とする燃焼機構を内装した工具本体と、この工具本体の先端に突き出して設けられて打ち込み具打撃用のドライバを案内するドライバガイドと、ドライバの移動方向に沿ってオン位置とオフ位置との間を相対移動可能に設けられた押し付け検知部材を備えており、この押し付け検知部材の先端部を打ち込み材に当接させて工具本体の打ち込み方向への押し付け操作によりこの押し付け検知部材を相対的にオン位置に移動させるとチャンバーが移動して燃焼室が閉じられることにより打ち込み動作がなされるガス燃焼式の打ち込み工具であって、押し付け検知部材は、ドライバの下動端位置に対してそのオン位置を変化させて打ち込み具の打ち込み材に対する打ち込み深さを変化させる打ち込み深さ調整機構を備えており、この打ち込み深さ調整機構の操作部材は、押し付け検知部材のオン位置への移動について押し付け検知部材から切り離された構成とされた打ち込み工具である。
第1の発明によれば、押し付け検知部材の先端を打ち込み材に当接させた状態で工具本体を打ち込み方向に押し付けると、押し付け検知部材がドライバに対して相対的に上動してオン位置に移動し、これによりチャンバーが上動して燃焼室が閉じられる。また、押し付け検知部材のオン位置とドライバの下動端位置との相対位置により打ち込み具の打ち込み材に対する打ち込み深さが決定される。このため、押し付け検知部材のオン位置を変化させることにより打ち込み具の打ち込み深さを調整することができる。押し付け検知部材のオン位置は打ち込み深さ調整機構により変化させることができる。
この打ち込み深さ調整機構は、使用者が打ち込み深さを調整する際に操作する操作部材を備えている。この操作部材は、押し付け検知部材のオン位置側への移動について切り離された構成となっている。このため、押し付け検知部材がオン位置に移動してもこの操作部材は同方向に移動せず、かつこの操作部材に対して同方向の外力が作用しても押し付け検知部材が不用意にオン位置側に移動することがない。
このように、押し付け検知部材のオン位置側への移動であってチャンバーの燃焼室閉じ方向の移動について、打ち込み深さ調整機構の操作部材が押し付け検知部材から切り離された構成であることから、当該打ち込み深さ調整機構の例えば操作部材等の操作部材に対して不用意に外力が作用しても押し付け検知部材がオン位置側へ移動してしまうことがなく、これにより当該操作部材を例えば側方へ突き出してその良好な操作性を確保しつつ当該打ち込み工具の不用意な打ち込み動作を確実に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、押し付け検知部材と打ち込み深さ調整機構は工具本体に設けたノーズケースの内側に支持されており、押し付け検知部材はこのノーズケースの先端から突き出されており、打ち込み深さ調整機構の操作部材は、ノーズケースに設けた窓部を経てノーズケースの外側から回転操作可能に設けられた構成とした打ち込み工具である。
第2の発明によれば、押し付け検知部材の先端部および打ち込み深さ調整機構の操作部材を除いて当該押し付け検知部材と打ち込み深さ調整機構がノーズケースで覆われていることにより、使用者の意図しない不用意な操作がより一層確実に防止される。
第3の発明は、第2の発明において、打ち込み深さ調整機構は、押し付け検知部材にねじ軸部を介して相対回転可能に結合された調整軸を備え、この調整軸に操作部材が軸方向相対移動可能で回転について係合されており、この操作部材を回転操作すると調整軸が一体で回転してねじ軸部を介して押し付け検知部材に対して軸方向に変位することによりこの押し付け検知部材のオン位置が変化する構成とした打ち込み工具である。
第3の発明によれば、操作部材を操作すると調整軸が軸回りに回転する。調整軸が軸回りに回転すると、ねじ軸部を介して当該調整軸が押し付け検知部材に対してドライバ移動方向に変位して押し付け検知部材のオン位置が変化する。押し付け検知部材のオン位置が変化すると、ドライバの下動端位置に対して当該押し付け検知部材の先端である射出口の位置が変化することにより、打ち込み具の打ち込み材に対する打ち込み深さが変化する。調整軸は、押し付け検知部材のオン位置側への移動について当該押し付け検知部材に一体化されているため一体で移動する。これに対して、操作部材は調整軸に対して回転操作についてのみ一体化され、軸方向の変位については切り離されている。このため、押し付け検知部材がオン位置側に移動しても操作部材は同方向に移動せず、逆に操作部材に同方向の外力が付加されても押し付け検知部材がオン位置側に移動してしまうことがない。このことから、打ち込み深さ調整機構の操作部材に他部材が干渉する等して押し付け検知部材をオン位置側へ移動させる方向の外力が付加されても押し付け検知部材がオン位置側に移動してしまうことがなく、これにより操作部材の良好な操作性を確保しつつ使用者の意図しない不用意な打ち込み動作を防止することができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、ドライバガイドが工具本体に対して打ち込み方向に移動可能に支持されて、このドライバガイドが押し付け検知部材とされた打ち込み工具である。
第4の発明によれば、ドライバを打ち込み方向に案内するドライバガイドが押し付け検知部材として機能する。このため、ドライバガイドの先端(射出口)を打ち込み材に当接させた状態で工具本体を打ち込み方向に押し付けると当該ドライバガイドが工具本体に対して上動してオン位置に至る。また、押し付け検知部材としてのドライバガイドの上部はチャンバーに結合されている。このため、ドライバガイドがオン位置に移動することによりチャンバーが一体で上動して燃焼室が閉じられる。
ドライバガイド自体が押し付け検知部材として機能することから、例えば工具本体に固定して設けたドライバガイドに対して別途押し付け検知部材としてのコンタクトアームを設ける必要がないことから構成の簡略化を図ることができる。
第5の発明は、第2又は第3の発明において、操作部材がノーズケースの窓部から突き出さない状態に配置された打ち込み工具である。
第5の発明によれば、操作部材に他部材が干渉等することを未然に回避することができ、これにより操作部材の不用意な回転操作を防止して、一旦設定した打ち込み深さが不用意に変更されてしまうことを防止することができる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、燃焼機構は、スイッチレバーの引き操作によりプラグが点火される構成を備え、このスイッチレバーは、押し付け検知部材のオン位置への移動により引き操作可能となり、若しくは引き操作が有効になる構成とした打ち込み工具である。
第6の発明によれば、工具本体の押し付け操作により押し付け検知部材がオン位置に相対移動すると、チャンバーが上動して燃焼室が閉じられるとともに、スイッチレバーを引き操作可能な状態になり、若しくはスイッチレバーの引き操作が有効とする状態に切り換わる。このため、押し付け検知部材がオフ位置のままでは、燃焼室が閉じられないばかりでなく、スイッチレバーを引き操作することができず、若しくはスイッチレバーを引き操作してもこれが無効とされて燃焼室のプラグに点火されないことから、一層確実に不用意な打ち込み動作を防止することができる。
本発明の実施形態に係る打ち込み工具の全体側面図である。 本発明の実施形態に係る打ち込み工具を図1中矢印(II)方向から見た全体側面図である。 打ち込みノーズ部の縦断面図である。本図は、打ち込み深さを最も深く設定した状態で、コンタクトアームがオフ位置に位置する状態を示している。 打ち込みノーズ部の縦断面図である。本図は、打ち込み深さを最も深く設定した状態で、コンタクトアームがオン位置に位置する状態を示している。 打ち込みノーズ部の縦断面図である。本図は、打ち込み深さを最も浅く設定した状態で、コンタクトアームがオフ位置に位置する状態を示している。 打ち込みノーズ部の縦断面図である。本図は、打ち込み深さを最も浅く設定した状態で、コンタクトアームがオン位置に位置する状態を示している。
次に、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。以下の説明では、部材若しくは構成等の上下方向について、打ち込み方向を下側若しくは先端側とし、その逆を上側若しくは後ろ側として説明する。
図1に示すように本実施形態の打ち込み工具1は、工具本体10とハンドル部3とマガジン4を備えている。工具本体10は、本体ケース11の内側にシリンダ12を内装している。シリンダ12の内側にピストン13が往復動可能に収容されている。シリンダ12の下部にはピストン13の下動端を規制するとともに下動端に至った際の衝撃を吸収するためのダンパ17が取り付けられている。ピストン13の下面中心には打ち込み具打撃用のドライバ14が取り付けられている。ドライバ14は長尺の棒材でその先端側は、ダンパ17の内周側を経て、工具本体10の先端部に設けた打ち込みノーズ部50に至っている。
ピストン13の上面側であって、工具本体10の後部に設けたシリンダヘッド16の下面側が燃焼室20とされている。燃焼室20は、円筒形の燃焼室バルブ24の上下動によって開閉される。燃焼室バルブ24は、チャンバー21の上部に沿って一体に取り付けられている。チャンバー21は、概ね円筒形状を有するもので、シリンダ12の外周側に沿って上下に移動可能に支持されている。図1は、チャンバー21と一体で燃焼室バルブ24が下動して燃焼室20が開かれた状態を示している。チャンバー21の下動端位置であって燃焼室バルブ24の開き位置は、図2に示すようにシリンダ12の外周にはチャンバー21の下動端位置を規制するためのストッパ部12bが設けられている。ストッパ部12bはシリンダ12の外周に設けたフランジ部12aの上面に沿って取り付けられている。チャンバー21の上動端位置であって燃焼室バルブ24の閉じ位置は、その周縁上部が本体ケース11の後部に取り付けたシリンダヘッド16に当接することにより規制される。燃焼室バルブ24が上動してシリンダヘッド16に当接した閉じ位置に至ると、燃焼室20が気密に閉じられた状態となる。
燃焼室20内には、電動モータ22で回転する撹拌ファン23と点火プラグ(図では見えていない)が配置されている。電動モータ22と点火プラグは、本体ケース11の後部に取り付けたシリンダヘッド16に取り付けられている。チャンバー21の上動により一体で上動した燃焼室バルブ24とピストン13とシリンダヘッド16によって気密に閉じられた燃焼室20が形成される。チャンバー21の上動は、後述するコンタクトアーム55のオン位置への上動操作によりなされる。
工具本体10の側部には、カセット式のガスボンベ25が収容されている。このガスボンベ25は、本体ケース11の後部に設けた蓋26を開けて交換することができる。また、工具本体10の側部であって燃焼室バルブ24の側方には、ファンスイッチ8が配置されている。コンタクトアーム55のオン位置への上動操作により燃焼室バルブ24が閉じ位置に上動すると、図示省略した公知の機械的手段によりガスボンベ25が開かれて一定量の可燃性ガスが燃焼室20内に供給されるとともに、ファンスイッチ8がオンして電動モータ22が起動し、これにより気密に閉じられた燃焼室20内において撹拌ファン23の回転により混合気が生成される。
工具本体10の側部から使用者側(図1において右側)へ突き出す状態にハンドル部3が設けられている。使用者はこのハンドル部3を片手で把持して当該打ち込み工具1を打ち込み作業に用いる。このハンドル部3の基部下面側にスイッチレバー5及び点火スイッチ6が配置されている。ハンドル部3を把持した手の指先でこのスイッチレバー5を引き操作すると、点火スイッチ6がオンして点火プラグが点火される。電動モータ22及び点火プラグの電源として、充電式のバッテリパック7が用いられている。このバッテリパック7は、取り外して充電することにより繰り返し使用することができる。
マガジン4には、多数の打ち込み具n〜nが収容されている。マガジン4は、打ち込みノーズ部50に結合されている。マガジン4には、工具本体10の打ち込み動作に連動して打ち込み具nを1本ずつ打ち込みノーズ部50に供給する送り機構を備えている。
打ち込みノーズ部50は、マガジン4から供給された1本の打ち込み具nをドライバ14で打撃して打ち込み材Wに打ち込むためにドライバ14を案内する機能を有している。工具本体10の下部にノーズケース51が取り付けられている。このノーズケース51の下部側に設けた筒体形状のガイド部51cの内周側に長い筒体形状を有するドライバガイドが支持されている。このドライバガイドの内周孔内をドライバ14が上下に案内され、また1本の打ち込み具nが供給される。本実施形態に係る打ち込み工具1では、ドライバガイドがノーズケース51に対してさらに上下に移動可能に支持されて、コンタクトアームとしての機能を併せ持つタイプが例示されている。以下、ドライバガイド機能を有するコンタクトアーム55として説明する。このコンタクトアーム55が、特許請求の範囲に記載した押し付け検知部材に相当する。打ち込みノーズ部50の詳細が図3以降に示されている。
コンタクトアーム55は、上記したようにドライバ14を案内する機能と、チャンバー21の上下動により燃焼室20を開閉する機能と、打ち込み具nの打ち込み深さを調整する機能を備えている。本実施形態は、打ち込み具nの打ち込み材Wに対する打ち込み深さを調整するための打ち込み深さ調整機構60に特徴を有している。コンタクトアーム55の内周孔55a内をドライバ14が上下に案内され、またこの内周孔55a内にマガジン4が1本の打ち込み具nが供給される。
コンタクトアーム55は、打ち込み深さ調整機構60の結合部材56を介してチャンバー21に連結されている。このため、コンタクトアーム55とチャンバー21は一体で上下に移動する。コンタクトアーム55が上動してオン位置に至ると、燃焼室バルブ24が燃焼室20を気密に閉じた閉じ位置に移動する。コンタクトアーム55が下動してオフ位置に戻されると、燃焼室バルブ24が下動して燃焼室20が開かれる。
後述する打ち込み深さ調整機構60の結合部材56は、結合板部56aとその周囲の対向する2位置から上方へ延びる2本の結合アーム部56b,56bを備えている。図2に一方の結合アーム部56bの上部が示されている。両結合アーム部56b,56bの上部は、それぞれ内方へL字形に屈曲してチャンバー21の内周側に張り出している。両張り出し部56c,56cとシリンダ12の外周に設けたフランジ部12aとの間にはそれぞれ圧縮ばね53が介装されている。この圧縮ばね53,53によって張り出し部56c,56cひいてはチャンバー21が開き方向(下動側)に付勢されており、またコンタクトアーム55がオフ位置側(下動側)に付勢されている。
また、スイッチレバー5には、支軸54aを介して規制ロッド54が上下に傾動可能に支持されている。図1では規制ロッド54の先端部のみが見えている。規制ロッド54の先端部は、チャンバー21の外周に摺接されている。コンタクトアーム55のオン位置又はオフ位置により規制ロッド54の傾動範囲が規制されて、スイッチレバー5の引き操作が許容される状態と規制される状態に切り換えられる。本実施形態の場合、図1に示すようにコンタクトアーム55をオフ位置に位置させた状態では規制ロッド54の先端部がチャンバー21の外周に設けた規制凸部21aに係合してその傾動動作が規制されることによりスイッチレバー5の引き操作が規制された状態となる。これに対して、コンタクトアーム55をオン操作すると、チャンバー21が上動して規制ロッド54の先端部が規制凸部21aから外れ、これにより規制ロッド54の傾動動作が許容されてスイッチレバー5を引き操作できる状態となる。このことから、本実施形態における打ち込み工具1では、コンタクトアーム55をオン操作した状態でのみスイッチレバー5を引き操作でき、コンタクトアーム55をオン操作しない状態ではスイッチレバー5を引き操作することができず、これによりスイッチレバー5の不用意な引き操作が防止されるようになっている。
図1に示すようにコンタクトアーム55の先端を打ち込み材Wに当接させて、工具本体10を打ち込み方向に押し付け操作すると、コンタクトアーム55が上記した圧縮ばね53,53に抗して相対的に上動し、これによりオン位置に至る。コンタクトアーム55のオフ位置からオン位置への上動距離は、燃焼室バルブ24の上下動距離に等しく、一定距離に固定されている。この一定の上動距離を保持しつつ燃焼室バルブ24とコンタクトアーム55との相対位置(オン位置)を変更することにより、ピストン13の下動端位置におけるドライバ14の先端部の打ち込み材Wに対する相対位置(打ち込み具nの打ち込み深さ)を変化させることができる。
打ち込み深さ調整機構60は、コンタクトアーム55のオン位置(チャンバー21及び燃焼室バルブ24に対する相対位置)を変化させることにより打ち込み具nの打ち込み深さを調整可能な構成を備えている。打ち込み深さ調整機構60の詳細が図3以降に示されている。打ち込み深さ調整機構60は、ノーズケース51の背面側(図3以降において左側部)に盛り上がるように設けた機構収容部51aに収容されている。
本実施形態の打ち込み深さ調整機構60は、コンタクトアーム55の側部に沿った調整軸61を備えている。この調整軸61の頭部61eは、結合部材56の結合板部56aに対して軸方向に移動不能で軸回りに回転自在に結合されている。
調整軸61の軸方向中程には、二面幅部61aが設けられている。この二面幅部61aに円筒形状の操作部材62が支持されている。この操作部材62は、二面幅部61aを介して調整軸61に対して軸方向に相対移動可能で軸回りの回転について一体化されている。この操作部材62の内周側であって調整軸61の周囲には圧縮ばね63が介装されている。この圧縮ばね63は、操作部材62の上底部と押圧板64との間に介装されている。この圧縮ばね63によって押圧板64が下方に付勢されている。この押圧板64は、操作部材62の内周孔に対して軸方向に移動可能かつ軸回りの回転について一体化されている。このため、この押圧板64は、操作部材62と一体で回転する一方、機構収容部51a内に設けた受け部51bに対して操作部材62とは独立して圧縮ばね63の付勢力により押し付けられる。圧縮ばね63の付勢力によって押圧板64が受け部51bに押圧されることにより、操作部材62に適度な回転抵抗が与えられている。この回転抵抗によって、操作部材62に適度な回転操作抵抗が与えられるとともに、一旦調整した当該操作部材62の調整位置が振動等によって不用意に位置ずれすることが防止されるようになっている。なお、本実施形態では、押圧板64と受け部51bの相互に当接する両押圧面には、それぞれ放射方向に延びる複数の突条が周方向に適宜間隔で設けられて、操作部材62の回転操作について、いわゆるクリック感(コツコツ感)が持たされている。
操作部材62の側部は、機構収容部51aに設けた回転操作用の窓部51dに進入して僅かに外部にはみ出している。このため、操作部材62は、窓部51dを経て外部から回転操作可能であるとともに、窓部51dによって軸方向の変位が確実に規制された状態となっている。
機構収容部51aの外面であって窓部51dの下側には操作部材62の回転方向を示す矢印と打ち込み具nの打ち込み深さを示す表示板65が取り付けられている。また、機構収容部51aの外面であって窓部51dの上側には、工具本体10のフロントカバー15が覆い被せられている。このため、操作部材62は、その側部を窓部51dから僅かにはみ出させているものの、その下側に位置する表示板65若しくは上側に位置するフロントカバー15よりもはみ出さない状態となっている。このため、操作部材62に対して使用者の手や他の物品等が不用意に接触することが防止されて、その調整位置の位置ずれが防止されるようになっている。
調整軸61の先端側にはねじ軸部61bが設けられている。ねじ軸部61bの先端側には規制軸部61cが設けられている。規制軸部61cの先端にはフランジ部61dが設けられている。ねじ軸部61bは、コンタクトアーム55の側部に係合させた結合ブロック66のねじ孔66aに締め込まれている。結合ブロック66の側部には係合溝部66bが形成され、コンタクトアーム55の側部には係合凸部55bが形成されている。図示するように係合凸部55bが係合溝部66b内に挿入されて、当該結合ブロック66はコンタクトアーム55と一体で上下に移動する。
調整軸61の規制軸部61cにはウレタンゴム製の円環形状をなす弾性部材67が装着されている。この弾性部材67は、結合ブロック66のねじ孔66aとその下方に設けたフランジ部の逃がし孔66cとの間に介装されて軸方向へは変位しない。規制軸部61cの先端に設けられたフランジ部61dは、逃がし孔66cを通過可能で、弾性部材67の内周孔を通過不能な径で設けられている。この弾性部材67によって、ねじ軸部61bのねじ孔66aに対する締め込み方向及び緩め方向の変位が規制されることから、当該弾性部材67は調整軸61の結合ブロック66に対する軸方向の相対変位についてストッパとして機能する。
操作部材62の回転操作により調整軸61が軸回りに一体で回転すると、そのねじ軸部61bとねじ孔66aの噛み合いを経て結合ブロック66が調整軸61に対して上下に変位し、これにより結合部材56の結合板部56aに対するコンタクトアーム55の上下方向の相対位置が変化する。打ち込み深さ調整機構60を介して結合部材56に対するコンタクトアーム55の上下方向の相対位置が変化することにより、当該コンタクトアーム55の下降端位置(オフ位置)及び上昇端位置(オン位置)を変化させることができる。なお、前記したようにコンタクトアーム55のオン位置とオフ位置との間の上下動距離は、燃焼室バルブ24の閉じ位置と開き位置との間の距離に等しいことから、打ち込み深さの調整に関係なく一定ストロークに固定されている。
図3及び図5はコンタクトアーム55をオフ位置に位置させた状態を示している。図3は、打ち込み深さを最大に調整した状態を示し、図5は打ち込み深さを最小に調整した状態を示している。また、図4及び図6はコンタクトアーム55をオン位置に位置させた状態を示している。図4は、図3に示すように打ち込み深さを最大に調整した状態でオン位置に上動させた状態を示している。図6は、図5に示すように打ち込み深さを最小に調整した状態でオン位置に上動させた状態を示している。
打ち込み深さ調整機構60において、図3及び図4に示すように打ち込み深さを最大に調整した状態では、結合ブロック66のねじ孔66aに対する調整軸61のねじ軸部61bの締め込み量は最も深く(大きく)なっている。これに対して、図5及び図6に示すように打ち込み深さを最小に調整した状態では、ねじ孔66aに対するねじ軸部61bの締め込み量は最も浅く(小さく)なっている。
このように、調整軸61をその軸回りに回転させ、これによりねじ軸部61bのねじ孔66aに対する締め込みを深くすると、図4に示すようにコンタクトアーム55のオン位置は上方に変位して打ち込み深さが大きくなる。これに対して、ねじ軸部61bのねじ孔66aに対する締め込みを浅くすると、図6に示すようにコンタクトアーム55のオン位置は下方へ変位して打ち込み深さは小さくなる。この点は、ノーズケース51のガイド部51cとオン位置に移動したコンタクトアーム55との位置について見ると、図4では図6よりもコンタクトアーム55がより上側に変位しており、その結果ドライバ14のコンタクトアーム55の先端(打ち込み部位)からの突き出し寸法(打ち込み深さ)が大きくなっていることから理解される。
調整軸61の回転は、操作部材62の回転操作によりなされる。操作部材62は、ノーズケース51の窓部51dを経て外部から回転操作することができる。
押し付け検知部材としてのコンタクトアーム55の先端部を打ち込み部位に当接させた状態で工具本体10を打ち込み方向に押し付けると、圧縮ばね53,53でオフ位置側に付勢されたコンタクトアーム55がノーズケース51のガイド部51cに対して相対的に上動してオン位置に至る。コンタクトアーム55がオン操作されると、燃焼室バルブ24が気密に閉じられて燃焼室20内にガスボンベ25から一定量の燃焼ガスが噴射されるとともに、ファンスイッチ8がオンして電動モータ22が起動し、これにより撹拌ファン23が回転して燃焼室20内に混合気が生成される。
また、コンタクトアーム55のオン操作によりスイッチレバー5を引き操作可能な状態となる。従って、コンタクトアーム55のオン操作後、スイッチレバー5を引き操作すると、点火スイッチ6がオンして点火プラグが点火し、これにより燃焼室20内の混合気が瞬時に燃焼してその際の爆発力によりピストン13がシリンダ12内を下動する。ピストン13と一体で下動するドライバ14によって、コンタクトアーム55の内周孔55a内に供給された1本の打ち込み具nが打撃されてコンタクトアーム55の先端(射出口)から打ち出される。
ピストン13が下死点に至って打ち込み具nの打ち込みが完了すると、ピストン上室側が図示省略した排気口を経て排気される。排気によるピストン上室側の熱収縮によりピストン13が上死点に戻される。その後、コンタクトアーム55の押し付け操作を解除すると、燃焼室20が大気開放されて当該打ち込み工具1の一連の打ち込み動作が完了する。
以上のように構成した本実施形態の打ち込み工具1によれば、打ち込み操作時に相対変位させる押し付け検知部材としてのコンタクトアーム55のオン位置を変化させることにより打ち込み具nの打ち込み深さを調整することができる。コンタクトアーム55は、この打ち込み深さ調整機能の他、ドライバ14を案内するドライバガイドとしての機能、燃焼室20の開閉機能、スイッチレバー5の引き操作規制状態を解除する機能を併せ持っている。このため、このコンタクトアーム55によって不用意な打ち込み動作が防止される。
打ち込み深さの調整は、打ち込みノーズ部50に設けた打ち込み深さ調整機構60の操作部材62を回転操作することにより行うことができる。操作部材62を回転操作すると調整軸61が軸回りに回転する。調整軸61が軸回りに回転すると、そのねじ軸部61bを介して当該調整軸61がコンタクトアーム55に対してドライバ移動方向に変位して当該コンタクトアーム55のオン位置が変化する。コンタクトアーム55のオン位置が変化すると、ドライバ14の下動端位置に対して当該コンタクトアーム55の先端である射出口の位置が変化することにより、打ち込み具nの打ち込み材Wに対する打ち込み深さが変化する。
調整軸61は、コンタクトアーム55のオン位置側への移動については当該コンタクトアーム55に一体化されている。これに対して、操作部材62は調整軸61に対して二面幅部61aを介して係合されているため回転操作についてのみ一体化され、軸方向の変位については切り離されて相対変位可能な構成となっている。このため、コンタクトアーム55がオン位置側に移動し、これと一体で調整軸61が上動しても操作部材62は同方向に移動しない。このことから、操作部材62に手が触れたり他部材が干渉する等して同方向の外力が付加されても、コンタクトアーム55がオン位置側に移動してしまうことがなく、これにより不用意な打ち込み動作が確実に防止される。
また、操作部材62の側部がノーズケース51の窓部51d内に進入していることによっても、当該操作部材62の上下方向への変位が確実に規制されている。
このように、コンタクトアーム55のオン位置側への移動であってチャンバー21の燃焼室閉じ方向の移動について、打ち込み深さ調整機構60の操作部材62が当該コンタクトアーム55から切り離された構成であることから、当該操作部材62に他部材が干渉する等してコンタクトアーム55をオン位置側に移動させる方向の外力が付加されても当該コンタクトアーム55がオン位置側へ移動してしまうことがなく、これにより当該操作部材62を窓部51dを経て側方へ突き出してその良好な操作性を確保しつつ当該打ち込み工具1の不用意な打ち込み動作を確実に防止することができる。
また、操作部材62の操作に必要な側部の一部についてのみ窓部51dを経て外部にはみ出す構成となっており、かつはみ出し部分の前側に表示板65が位置し、後ろ側に工具本体10のフロントカバー15が位置していることから、この点でも当該操作部材62に他部材が干渉等することを未然に回避することができるとともに、操作部材62の不用意な回転操作を防止して一旦設定した打ち込み深さが不用意に変更されてしまうことを防止することができる。
さらに、本実施形態の打ち込み工具1では、ドライバ14を打ち込み方向に案内するドライバガイド自体が押し付け検知部材として機能することから、例えば工具本体に固定して設けたドライバガイドに対して別途押し付け検知部材としてのコンタクトアームを相対移動可能に設ける必要がないことから構成の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、工具本体10の押し付け操作によりコンタクトアーム55がオン位置に相対移動すると、チャンバー21が上動して燃焼室20が閉じられるとともに、スイッチレバー5を引き操作可能な状態に切り換わる。このため、コンタクトアーム55がオフ位置のままでは、燃焼室20が閉じられないばかりでなく、スイッチレバー5を引き操作できないことから、一層確実に不用意な打ち込み動作を防止することができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、ドライバ14を案内するドライバガイドの機能を併せ持つコンタクトアーム55を例示したが、工具本体10に対して固定して設けられたドライバガイドとは別に工具本体に対して上下に相対変位可能に押し付け検知部材としてのコンタクトアームを設け、このコンタクトアームに例示した打ち込み深さ調整機構を設ける構成としてもよい。
また、コンタクトアーム55のオン位置への相対変位を利用してスイッチレバー5の引き操作規制状態を解除する構成を例示したが、スイッチレバー5の引き操作については、例えば電気的制御により有効無効を切り換える構成としてコンタクトアームの操作とは切り離した構成としてもよい。
打ち込み深さ調整機構60において、調整軸61に二面幅部61aを設け、この二面幅部61aを介して操作部材62をコンタクトアーム55のオン位置側への移動について切り離した構成としたが、係る二面幅部61aに代えてスプライン若しくはセレーションを設けてもよい。
W…打ち込み材
1…ガス燃焼式の打ち込み工具
3…ハンドル部
4…マガジン、n…打ち込み具
5…スイッチレバー
6…点火スイッチ
7…バッテリパック
8…ファンスイッチ
10…工具本体
11…本体ケース
12…シリンダ、12a…フランジ部、12b…ストッパ部
13…ピストン
14…ドライバ
15…フロントカバー
16…シリンダヘッド
17…ダンパ
20…燃焼室
21…チャンバー、21a…規制凸部
22…電動モータ
23…撹拌ファン
24…燃焼室バルブ
25…ガスボンベ
26…蓋
50…打ち込みノーズ部
51…ノーズケース
51a…機構収容部、51b…受け部、51c…ガイド部、51d…窓部
53…圧縮ばね
54…規制ロッド、54a…支軸
55…コンタクトアーム(押し付け検知部材)、55a…内周孔、55b…係合凸部
56…結合部材、56a…結合板部、56b…結合アーム部、56c…張り出し部
60…打ち込み深さ調整機構
61…調整軸
61a…二面幅部、61b…ねじ軸部、61c…規制軸部、61d…フランジ部
61e…頭部
62…操作部材
63…圧縮ばね
64…押圧板
65…表示板
66…結合ブロック、66a…ねじ孔、66b…係合溝部、66c…逃がし孔
67…弾性部材

Claims (6)

  1. シリンダ内を往復動するピストンと、該ピストンの上室である燃焼室を開閉するチャンバーを主体とする燃焼機構を内装した工具本体と、該工具本体の先端に突き出して設けられて打ち込み具打撃用のドライバを案内するドライバガイドと、前記ドライバの移動方向に沿ってオン位置とオフ位置との間を相対移動可能に設けられた押し付け検知部材を備えており、該押し付け検知部材の先端部を打ち込み材に当接させて前記工具本体の打ち込み方向への押し付け操作により該押し付け検知部材を相対的に前記オン位置に移動させると前記チャンバーが燃焼室閉じ方向に移動して打ち込み動作がなされるガス燃焼式の打ち込み工具であって、
    前記押し付け検知部材は、前記ドライバの下動端位置に対してそのオン位置を変化させて打ち込み具の打ち込み材に対する打ち込み深さを変化させる打ち込み深さ調整機構を備えており、該打ち込み深さ調整機構の操作部材は、前記押し付け検知部材のオン位置への移動について該押し付け検知部材から切り離された構成とされた打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記押し付け検知部材と前記打ち込み深さ調整機構は前記工具本体に設けたノーズケースの内側に支持されており、前記押し付け検知部材は該ノーズケースの先端から突き出されており、前記打ち込み深さ調整機構の操作部材は、前記ノーズケースに設けた窓部を経て該ノーズケースの外側から回転操作可能に設けられた構成とした打ち込み工具。
  3. 請求項2記載の打ち込み工具であって、前記打ち込み深さ調整機構は、前記押し付け検知部材にねじ軸部を介して相対回転可能に結合された調整軸を備え、該調整軸に前記操作部材が軸方向相対移動可能で回転について係合されており、該操作部材を回転操作すると前記調整軸が一体で回転して前記ねじ軸部を介して前記押し付け検知部材に対して軸方向に変位することにより該押し付け検知部材のオン位置が変化する構成とした打ち込み工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記ドライバガイドが前記工具本体に対して打ち込み方向に移動可能に支持されて、該ドライバガイドが前記押し付け検知部材とされた打ち込み工具。
  5. 請求項2又は3記載の打ち込み工具であって、前記操作部材がノーズケースの窓部から突き出さない状態に配置された打ち込み工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記燃焼機構は、スイッチレバーの引き操作によりプラグが点火される構成を備え、該スイッチレバーは、前記押し付け検知部材のオン位置への移動により引き操作可能となり、若しくは引き操作が有効になる構成とした打ち込み工具。
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