JP2012132637A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子を含む電装品とパワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケットとをケーシングの前面寄りに位置するように機械室内に配置した構造を有する室外ユニットにおいて、部品点数の増加を抑えつつ、冷媒ジャケットによる火傷を防ぐ。
【解決手段】送風機室側前板(55)は、ユニットケーシング(51)を前から見た際に、冷媒ジャケット(81)に重なるように、機械室の前面側の一部分を覆っている。機械室側前板(56)は、ユニットケーシング(51)を前から見た際に、送風機室側前板(55)で覆われていない機械室の前面側の残りの部分を覆っている。
【選択図】図3
【解決手段】送風機室側前板(55)は、ユニットケーシング(51)を前から見た際に、冷媒ジャケット(81)に重なるように、機械室の前面側の一部分を覆っている。機械室側前板(56)は、ユニットケーシング(51)を前から見た際に、送風機室側前板(55)で覆われていない機械室の前面側の残りの部分を覆っている。
【選択図】図3
Description
本発明は、空気調和装置の室外ユニット、特に、ケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子を含む電装品とパワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケットとをケーシングの前面寄りに位置するように機械室内に配置した構造を有する室外ユニットに関する。
従来より、特許文献1(特開2010−78305号公報)に示すように、ケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子を含む電装品とパワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケットとをケーシングの前面寄りに位置するように機械室内に配置した構造を有する空気調和装置の室外ユニットがある。この室外ユニットでは、ケーシングの前面を構成する前板が、仕切板の前板側の端部において、送風機室側の送風機室側前板と機械室側の機械室側前板とに分割されている。この機械室側前板は、機械室内に配置された機器の点検等を行うために、試運転やメンテナンス時に取り外される。
上記の室外ユニットでは、試運転等の機械室側前板が取り外された状態における運転の際に、誤って高温の冷媒ジャケットに触れて火傷することを防ぐために、冷媒ジャケットの表面に樹脂部材を設けるようにしている。このため、冷媒ジャケットの部品点数が増加している。
本発明の課題は、ケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子を含む電装品とパワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケットとをケーシングの前面寄りに位置するように機械室内に配置した構造を有する室外ユニットにおいて、部品点数の増加を抑えつつ、冷媒ジャケットによる火傷を防ぐことにある。
第1の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットは、ケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子を含む電装品とパワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケットとをケーシングの前面寄りに位置するように機械室内に配置した構造を有している。そして、ケーシングの前面のうち送風機室寄りの部分を覆う送風機室側前板は、ケーシングを前から見た際に、冷媒ジャケットに重なるように、機械室の前面側の一部分を覆っている。ケーシングの前面のうち機械室寄りの部分を覆う機械室側前板は、ケーシングを前から見た際に、送風機室側前板で覆われていない機械室の前面側の残りの部分を覆っている。
この室外ユニットでは、機械室側前板が取り外された状態においても、冷媒ジャケットが機械室の前面側から送風機室側前板によって覆われることになる。これにより、この室外ユニットでは、試運転等の機械室側前板が取り外された状態における運転の際に、誤って高温の冷媒ジャケットに触れて火傷することを、冷媒ジャケットの表面に樹脂部材を設ける等のような部品点数の増加を伴う対策を行うことなく、送風機室側前板によって防ぐことができる。
第2の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第1の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、冷媒ジャケットが縦長の形状である。
この室外ユニットでは、送風機室側前板によって覆われる機械室の前面側の領域を狭くすることができ、機械室側前板が取り外された状態において、機械室へのアクセスを前面側から容易に行うことができる。
第3の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第1又は第2の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、冷媒ジャケット及びパワー素子が、仕切板寄りの位置に配置されている。そして、電装品のうち視認必要素子及び端子台は、冷媒ジャケット及びパワー素子よりも機械室側前板に近い位置に配置されている。
この室外ユニットでは、冷媒ジャケット及びパワー素子が機械室の前面側から送風機室側前板によって覆われるとともに、視認必要素子及び端子台が機械室の前面側から送風機室側前板によって覆われないように配置することができる。これにより、この室外ユニットでは、機械室側前板が取り外された状態において、視認必要素子の視認や端子台へのアクセスを機械室の前面側から容易に行うことができる。
第4の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットは、第1〜第3の観点のいずれかにかかる空気調和装置の室外ユニットにおいて、冷媒ジャケット及び電装品が、機械室の前面側に面する電装品ユニットに設けられている。そして、電装品ユニットは、電装品を実装する基板を1枚だけ有している。
上記のように、ケーシングを前から見た際に冷媒ジャケットに重なるように機械室の前面側の一部分を覆う送風機室側前板を採用すると、電装品ユニットを組み付ける際の作業性が低下するおそれがある。
しかし、この室外ユニットでは、電装品を実装する基板を1枚化しているため、基板を含めた電装品ユニットの奥行き寸法を小さくすることができる。これにより、この室外ユニットでは、ケーシングを前から見た際に冷媒ジャケットに重なるように機械室の前面側の一部分を覆う送風機室側前板を採用しているにもかかわらず、電装品ユニットを組み付ける際の作業性の低下を抑えることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットでは、試運転等の機械室側前板が取り外された状態における運転の際に、誤って高温の冷媒ジャケットに触れて火傷することを、冷媒ジャケットの表面の防熱材を設ける等のような部品点数の増加を伴う対策を行うことなく、送風機室側前板によって防ぐことができる。
第2の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットでは、機械室側前板が取り外された状態において、機械室へのアクセスを前面側から容易に行うことができる。
第3の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットでは、機械室側前板が取り外された状態において、視認必要素子の視認や端子台へのアクセスを機械室の前面側から容易に行うことができる。
第4の観点にかかる空気調和装置の室外ユニットでは、ケーシングを前から見た際に冷媒ジャケットに重なるように機械室の前面側の一部分を覆う送風機室側前板を採用しているにもかかわらず、電装品ユニットを組み付ける際の作業性の低下を抑えることができる。
以下、本発明にかかる空気調和装置の室外ユニットの実施形態について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置の室外ユニットの具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の全体構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる室外ユニット2が採用された空気調和装置1の概略構成図である。
図1は、本発明の一実施形態にかかる室外ユニット2が採用された空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、ビル等の屋内の空調に使用される装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット4とは、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット4とが冷媒連絡管5、6を介して接続されることによって構成されている。
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。この室内ユニット4は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡管5に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡管6に接続されている。
室内ユニット4には、室内熱交換器41に室内空気を送るための室内ファン42が設けられている。
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、油分離器22と、四路切換弁23と、室外熱交換器24と、膨張弁25と、アキュムレータ26とを有している。圧縮機21の吸入口と四路切換弁23とは、吸入管27によって接続されている。アキュムレータ26は、吸入管26に設けられている。圧縮機21の吐出口と四路切換弁23とは、吐出管28によって接続されている。油分離器22は、吐出管28に設けられている。四路切換弁23と室外熱交換器24のガス側とは、第1ガス冷媒管29によって接続されている。室外熱交換器24の液側と液冷媒連絡管5とは、液冷媒管30に接続されている。そして、膨張弁25は、液冷媒管30に設けられている。また、液冷媒管30の室外熱交換器24の液側と膨張弁25との間には、後述の冷媒ジャケット81が設けられている。四路切換弁23とガス冷媒連絡管6とは、第2ガス冷媒管31によって接続されている。
圧縮機21は、吸入管27から冷凍サイクルにおける低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して冷凍サイクルにおける高圧のガス冷媒とした後に、吐出管28に吐出する圧縮機である。
油分離器22は、圧縮機21において圧縮された冷媒中から冷凍機油を分離する機構である。油分離器22の油出口には、油戻し管22aが接続されており、吸入管27を介して圧縮機21の吸入側に油分離器22において分離された冷凍機油を戻すことができるようになっている。
四路切換弁23は、冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒回路10内における冷媒の流れの方向を切り換えるための弁である。四路切換弁23は、冷房運転時には、図1の実線で示されるように、吐出管28と第1ガス冷媒管29とを接続するとともに吸入管27と第2ガス冷媒管31とを接続し、暖房運転時には、図1の破線で示されるように、吐出管28と第2ガス冷媒管31とを接続するとともに吸入管27と第1ガス冷媒管29とを接続する機能を有する。
室外熱交換器24は、冷房運転時には室外空気を冷却源とする冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室外空気を加熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。
膨張弁25は、冷房運転時には室外熱交換器24において放熱した冷媒を室内熱交換器41に送る前に減圧し、暖房運転時には室内熱交換器41において放熱した冷媒を室外熱交換器24に送る前に減圧する電動膨張弁である。
アキュムレータ26は、冷媒回路10内を循環する冷媒を圧縮機21の吸入側において一時的に溜めるための液溜容器である。
室外ユニット2には、室外熱交換器24に室外空気を送るための室外ファン32が設けられている。
(2)室外ユニットの構成
次に、図2〜図5を用いて、室外ユニット2の構成について説明する。ここで、図2は、室外ユニット2の平面断面図である。図3は、室外ユニット2の機械室側前板56を取り外した状態を示す前面図である。図4は、室外ユニット2の送風機室側前板55及び機械室側前板56を取り外した状態を示す前面図である。図5は、室外ユニット2の機械室S2側から見た側面断面図である。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」や「前面」、「側面」、「背面」、「天面」、「底面」等の方向や面を示す文言は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2を前面とした場合における方向や面を意味する。
次に、図2〜図5を用いて、室外ユニット2の構成について説明する。ここで、図2は、室外ユニット2の平面断面図である。図3は、室外ユニット2の機械室側前板56を取り外した状態を示す前面図である。図4は、室外ユニット2の送風機室側前板55及び機械室側前板56を取り外した状態を示す前面図である。図5は、室外ユニット2の機械室S2側から見た側面断面図である。尚、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」や「前面」、「側面」、「背面」、「天面」、「底面」等の方向や面を示す文言は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2を前面とした場合における方向や面を意味する。
室外ユニット2は、ユニットケーシング51の内部空間を鉛直方向に延びる仕切板58で左右に分割することによって送風機室S1と機械室S2とを形成した構造(いわゆる、トランク型構造)を有するものである。室外ユニット2は、ユニットケーシング51の背面及び側面の一部から室外空気を内部へと吸い込んだ後に、ユニットケーシング51の前面から空気を排出するように構成されている。室外ユニット2は、主として、ユニットケーシング51と、圧縮機21、油分離器22、四路切換弁23、室外熱交換器24、膨張弁25、アキュムレータ26、冷媒ジャケット81、及び、これらの機器を接続する冷媒管27〜31を含む冷媒回路構成部品と、室外ファン32と、複数の電装品が設けられた電装品ユニット71とを有している。尚、ここでは、送風機室S1がユニットケーシング51の左側面寄りに形成され、機械室S2がユニットケーシング51の右側面寄りに形成された例を説明するが、左右が逆であってもよい。
ユニットケーシング51は、略直方体状に形成されており、主として、圧縮機21、油分離器22、四路切換弁23、室外熱交換器24、膨張弁25、アキュムレータ26、冷媒ジャケット81、及び、これらの機器を接続する冷媒管27〜31を含む冷媒回路構成部品と、室外ファン32と、電装品ユニット71と、冷媒ジャケット81とを収容している。ユニットケーシング51は、底板52と、送風機室側側板53と、機械室側側板54と、送風機室側前板55と、機械室側前板56と、天板57とを有している。
底板52は、ユニットケーシング51の底面部分を構成する金属製の板状部材である。底板52の下側には、現地据付面に固定される2つの基礎脚59、60が設けられている。基礎脚59、60は、ユニットケーシング51の前後方向に延びる金属製の板状部材である。送風機室側基礎脚59は、送風機室S1寄りに配置されている。機械室側基礎脚60は、機械室S2寄りに配置されている。
送風機室側側板53は、ユニットケーシング51の送風機室S1寄りの側面部分を構成する金属製の板状部材である。送風機室側側板53は、その下部が底板52に固定されている。送風機室側側板53には、室外ファン32によってユニットケーシング51内に吸入される室外空気の吸入口53aが形成されている。
機械室側側板54は、ユニットケーシング51の機械室S2寄りの側面部分の一部と、ユニットケーシング51の機械室S2寄りの背面部分とを構成する金属製の板状部材である。機械室側側板54は、その下部が底板52に固定されている。ここでは、機械室側側板54は、機械室S2の側面のうち背面寄りの部分を覆っている。送風機室側側板53の背面側の端部と機械室側側板54の送風機室S1側の端部との間には、室外ファン32によってユニットケーシング51内に吸入される室外空気の吸入口53bが形成されている。
送風機室側前板55は、ユニットケーシング51の送風機室S1の前面部分と、ユニットケーシング51の機械室S2の前面部分の一部をと構成する金属製の板状部材である。すなわち、送風機室側前板55は、ユニットケーシング51の前面のうち送風機室S1寄りの部分を覆うとともに、ユニットケーシング51を前から見た際に、機械室S2の前面側の一部分を覆っている。ここでは、送風機室側前板55は、機械室S2の前面のうち仕切板58寄りの部分を上端から下端まで覆っている。送風機室側前板55の機械室側前板56側の端部は、ユニットケーシング51を上から見た際に、機械室側基礎脚60に近い位置(より具体的には、機械室側基礎脚60に重なる位置)にある。送風機室側前板55は、その下部が底板52に固定され、その左側面側の端部が送風機室側側板53の前面側の端部に固定されている。送風機室側前板55には、室外ファン32によってユニットケーシング51の内部に取り込まれた室外空気を外部に吹き出すための吹出口55aが上下方向に2つ並んで設けられている。
機械室側前板56は、ユニットケーシング51の前面側から機械室S2にアクセスして機械室S2内に配置された機器の点検等を行うために、試運転やメンテナンス時に取り外される部材である。機械室側前板56は、ユニットケーシング51の機械室S2の前面部分の一部と、ユニットケーシング51の機械室S2の側面部分の一部とを構成する金属製の板状部材である。すなわち、機械室側前板56は、ユニットケーシング51の前面のうち機械室S2寄りの部分を覆っており、ユニットケーシング51を前から見た際に、送風機室側前板55で覆われていない機械室S2の前面側の残りの部分を覆っている。ここでは、機械室側前板56は、機械室S2の前面のうち右側面寄りの部分を上端から下端まで覆っている。機械室側前板56の送風機室S1側の端部は、ユニットケーシング51を上から見た際に、機械室側基礎脚60に近い位置(より具体的には、機械室側基礎脚60に重なる位置)にある。そして、送風機室側前板55の機械室S2側の端部と機械室側前板56の送風機室S1側の端部とは、ユニットケーシング51を前から見た際に重なる重なり部55bを形成している。尚、重なり部55bの少なくとも一部は、ユニットケーシング51を前から見た際に、機械室側基礎脚60に重なっている。機械室側前板56は、その送風機室S1側の端部が送風機室側前板55の機械室S2側の端部に固定され、その背面側の端部が機械室側側板54の前面側の端部に固定されている。
天板57は、ユニットケーシング51の天面部分を構成する金属製の板状部材である。天板57は、送風機室側板53や機械室側側板54、送風機室側前板55に固定されている。
仕切板58は、底板52上に配置される鉛直方向に延びる金属製の板状部材である。仕切板58は、ユニットケーシング51の内部空間を左右に分割することによって、左側面寄りの送風機室S1と、右側面寄りの機械室S2とを形成している。仕切板58は、その下部が底板52に固定され、その前面側の端部が送風機室側前板55に固定され、その背面側の端部が室外熱交換器24の機械室S2側の端部に固定されている。
室外ファン32は、複数の翼を有するプロペラファンであり、送風機室S1内において、室外熱交換器24の前面側の位置に、吹出口55aに面するように上下方向に2つ並んで配置されている。
室外熱交換器24は、略L字形状の熱交換器パネルであり、送風機室S1内において、ユニットケーシング51の左側面及び背面に沿うように配置されている。
圧縮機21は、縦型円筒形状の密閉式圧縮機であり、機械室S2内に配置されている。
尚、ここでは図示を省略するが、油分離器22や四路切換弁23、アキュムレータ26等の機器も機械室S2内に配置されている。
電装品ユニット71は、ユニットケーシング51の前面寄りに位置するように、機械室S2内に配置されている。そして、冷媒ジャケット81は、電装品ユニット71の前面側に配置されている。
<冷媒ジャケット>
冷媒ジャケット81は、金属製の部材によって形成されており、ここでは、縦長の形状を有している。冷媒ジャケット81には、冷媒を流通させるための流路81aが形成されている。尚、流路81aは、冷媒管の一部を挿通させることによって形成されるものであってもよく、また、管状の貫通孔に冷媒管が接続されることによって形成されるものであってもよい。ここでは、液冷媒管30のうち室外熱交換器24の液側と膨張弁25との間の部分の一部を冷媒ジャケット81に嵌め込むことによって流路81aが形成されている。そして、流路81aは、上下方向に折り返すようにU字曲げされた液冷媒管30を冷媒ジャケット81に嵌め込むことによって形成されている。すなわち、冷媒ジャケット81は、冷媒が上下方向に向かって流れる流路81aを有しており、縦長の形状となっている。そして、冷媒ジャケット81は、ユニットケーシング51を前から見た際に、送風機室側前板55に重なるように配置されている。これにより、冷媒ジャケット81は、機械室側前板56が取り外された状態においても、機械室S2の前面側から送風機室側前板55によって覆われるようになっている。
冷媒ジャケット81は、金属製の部材によって形成されており、ここでは、縦長の形状を有している。冷媒ジャケット81には、冷媒を流通させるための流路81aが形成されている。尚、流路81aは、冷媒管の一部を挿通させることによって形成されるものであってもよく、また、管状の貫通孔に冷媒管が接続されることによって形成されるものであってもよい。ここでは、液冷媒管30のうち室外熱交換器24の液側と膨張弁25との間の部分の一部を冷媒ジャケット81に嵌め込むことによって流路81aが形成されている。そして、流路81aは、上下方向に折り返すようにU字曲げされた液冷媒管30を冷媒ジャケット81に嵌め込むことによって形成されている。すなわち、冷媒ジャケット81は、冷媒が上下方向に向かって流れる流路81aを有しており、縦長の形状となっている。そして、冷媒ジャケット81は、ユニットケーシング51を前から見た際に、送風機室側前板55に重なるように配置されている。これにより、冷媒ジャケット81は、機械室側前板56が取り外された状態においても、機械室S2の前面側から送風機室側前板55によって覆われるようになっている。
<電装品ユニット>
電装品ユニット71は、室外ユニット2内の機器の制御等に使用される複数の電装品が設けられたユニットである。電装品ユニット71は、主として、第1基板72と、第2基板73と、取付板74と、収納ボックス75と、複数の電装品とを有している。
電装品ユニット71は、室外ユニット2内の機器の制御等に使用される複数の電装品が設けられたユニットである。電装品ユニット71は、主として、第1基板72と、第2基板73と、取付板74と、収納ボックス75と、複数の電装品とを有している。
収納ボックス75は、1つの面がユニットケーシング51の前面に対向するように開口した略直方体形状の箱体である。収納ボックス75には、取付板74がユニットケーシング51の前面に平行に配置されている。そして、収納ボックス75の内部空間は、ユニットケーシング51の前面側の開放空間S3と、背面側の閉鎖空間S4とに分割されている。収納ボックス75は、機械室側側板54及び仕切板58に固定されている。
収納ボックス75には、第1基板72と、第2基板73とが配置されている。第1基板72には、パワートランジスタやダイオード等の電力制御や電力変換を行うためのパワー素子76やその他の図示しない強電部品が実装されている。第2基板73には、LED等の視認必要素子77やスイッチやコネクタ等のような図示しない弱電部品が実装されている。第1基板72は、取付板74の閉塞空間S4側の面(背面)に取り付けられている。第2基板73は、取付板74の開放空間S3側の面(前面)に取り付けられている。取付板74は、第1基板72及び第2基板73が取り付けられた状態で収納ボックス75内に固定されている。
パワー素子76は、第1基板72の前面に実装されている。ここでは、パワー素子76は、第1基板72の下部で、かつ、仕切板58寄りの位置に配置されている。また、取付板74のパワー素子76が対向する面には、切り欠き孔74aが形成されている。そして、パワー素子76の前面には、伝熱板78が設けられている。伝熱板78は、取付板74に固定されている。伝熱板78(すなわち、パワー素子76)の前面には、冷媒ジャケット81が取り付けられている。これにより、パワー素子76は、伝熱板78を介して冷媒ジャケット81と熱交換可能に配置されている。
第2基板73は、取付板74の上部に配置されている。ここでは、冷媒ジャケット81の上側に配置されている。視認必要素子77は、第2基板73の右側面寄りの部分に実装されている。すなわち、視認必要素子77は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置されており、機械室側前板56が取り外された状態において、機械室S2の前面側から視認できるようになっている。
取付板74の前面には、端子台79が取り付けられている。端子台79は、第2基板73の下側で、かつ、右側面寄りの部分に取り付けられている。すなわち、端子台79は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置されており、機械室側前板56が取り外された状態において、機械室S2の前面側からアクセスできるようになっている。
(2)空気調和装置の動作
次に、空気調和装置1の動作について説明する。
次に、空気調和装置1の動作について説明する。
<冷房運転>
冷房運転時における冷媒回路10は、四路切換弁23が図1の実線で示される状態、すなわち、吐出管28が第1ガス冷媒管29に接続され、かつ、吸入管27が第2ガス冷媒管31に接続された状態となる。
冷房運転時における冷媒回路10は、四路切換弁23が図1の実線で示される状態、すなわち、吐出管28が第1ガス冷媒管29に接続され、かつ、吸入管27が第2ガス冷媒管31に接続された状態となる。
この冷媒回路10の状態で、室内ファン42、室外ファン32及び圧縮機21の運転を行う。すると、室外ファン32の運転によって、ユニットケーシング51の吸入口53a、53bからユニットケーシング51内に取り込まれ、室外熱交換器24を通過することで冷却源として利用された後、ユニットケーシング51の前面の吹出口55aから吹き出されるという室外空気の流れが形成される。また、圧縮機21の運転によって、吸入管27及びアキュムレータ26を通じて低圧のガス冷媒が圧縮機21に吸入され、圧縮されることによって高圧のガス冷媒にされた後、吐出管28に吐出される。吐出管28に吐出された高圧のガス冷媒は、油分離器22、四路切換弁23及び第1ガス冷媒管29を通じて室外熱交換器24に送られて室外空気との熱交換によって放熱して高圧の液冷媒となり、液冷媒管30に送られる。液冷媒管30に送られた高圧の液冷媒は、冷媒ジャケット81を通過した後に、膨張弁25において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となり、液冷媒連絡管5を通じて室内熱交換器41に送られる。室内熱交換器41に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内空気との熱交換によって蒸発して低圧のガス冷媒となり、ガス冷媒連絡管6、第2ガス冷媒管31、四路切換弁23、及び、アキュムレータ26を通じて吸入管27に戻され、再び、圧縮機21に吸入される。
<暖房運転>
暖房運転時における冷媒回路10は、四路切換弁23が図1の破線で示される状態、すなわち、吐出管28が第2ガス冷媒管31に接続され、かつ、吸入管27が第1ガス冷媒管29に接続された状態となる。
暖房運転時における冷媒回路10は、四路切換弁23が図1の破線で示される状態、すなわち、吐出管28が第2ガス冷媒管31に接続され、かつ、吸入管27が第1ガス冷媒管29に接続された状態となる。
この冷媒回路10の状態で、室内ファン42、室外ファン32及び圧縮機21の運転を行う。すると、室外ファン32の運転によって、ユニットケーシング51の吸入口53a、53bからユニットケーシング51内に取り込まれ、室外熱交換器24を通過することで加熱源として利用された後、ユニットケーシング51の前面の吹出口55aから吹き出されるという室外空気の流れが形成される。また、圧縮機21の運転によって、吸入管27及びアキュムレータ26を通じて低圧のガス冷媒が圧縮機21に吸入され、圧縮されることによって高圧のガス冷媒にされた後、吐出管28に吐出される。吐出管28に吐出された高圧のガス冷媒は、油分離器22、四路切換弁23、第2ガス冷媒管31及びガス冷媒連絡管6を通じて室内熱交換器41に送られて室内空気との熱交換によって放熱して高圧の液冷媒となり、液冷媒連絡管5及び液冷媒管30を通じて膨張弁25に送られる。膨張弁25に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁25において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となり、冷媒ジャケット81を通過した後に、室外熱交換器24に送られる。室外熱交換器24に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室外空気との熱交換によって蒸発して低圧のガス冷媒となり、第1ガス冷媒管29、四路切換弁23、及び、アキュムレータ26を通じて吸入管27に戻され、再び、圧縮機21に吸入される。
<パワー素子の冷却動作>
冷媒ジャケット81の流路81aには、冷房運転時には、室外熱交換器24で放熱した冷媒が流れ、暖房運転時には、室内熱交換器41において放熱した後に膨張弁25において減圧された冷媒が流れる。
冷媒ジャケット81の流路81aには、冷房運転時には、室外熱交換器24で放熱した冷媒が流れ、暖房運転時には、室内熱交換器41において放熱した後に膨張弁25において減圧された冷媒が流れる。
パワー素子76は、運転時に発熱して高温となるが、冷媒ジャケット81の流路81aを流れる冷媒によって冷却されて、パワー素子76からの排熱が除去されるようになっている。
(3)室外ユニットの特徴
本実施形態の空気調和装置1の室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和装置1の室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
<A>
本実施形態の室外ユニット2は、ユニットケーシング51の内部空間を鉛直方向に延びる仕切板58で左右に分割することによって送風機室S1と機械室S2とを形成するとともに、パワー素子76を含む電装品とパワー素子76を冷媒によって冷却する冷媒ジャケット81とをユニットケーシング51の前面寄りに位置するように機械室S2内に配置した構造を有している。そして、ユニットケーシング51の前面のうち送風機室S1寄りの部分を覆う送風機室側前板55は、ユニットケーシング51を前から見た際に、冷媒ジャケット81に重なるように、機械室S2の前面側の一部分を覆っている。ユニットケーシング51の前面のうち機械室S2寄りの部分を覆う機械室側前板56は、ユニットケーシング52を前から見た際に、送風機室側前板55で覆われていない機械室S2の前面側の残りの部分を覆っている。
本実施形態の室外ユニット2は、ユニットケーシング51の内部空間を鉛直方向に延びる仕切板58で左右に分割することによって送風機室S1と機械室S2とを形成するとともに、パワー素子76を含む電装品とパワー素子76を冷媒によって冷却する冷媒ジャケット81とをユニットケーシング51の前面寄りに位置するように機械室S2内に配置した構造を有している。そして、ユニットケーシング51の前面のうち送風機室S1寄りの部分を覆う送風機室側前板55は、ユニットケーシング51を前から見た際に、冷媒ジャケット81に重なるように、機械室S2の前面側の一部分を覆っている。ユニットケーシング51の前面のうち機械室S2寄りの部分を覆う機械室側前板56は、ユニットケーシング52を前から見た際に、送風機室側前板55で覆われていない機械室S2の前面側の残りの部分を覆っている。
すなわち、この室外ユニット2では、機械室側前板56が取り外された状態においても、冷媒ジャケット81が機械室S2の前面側から送風機室側前板55によって覆われることになる。
これにより、この室外ユニット2では、試運転等の機械室側前板56が取り外された状態における運転の際に、誤って高温の冷媒ジャケット81に触れて火傷することを、冷媒ジャケット81の表面に樹脂部材を設ける等のような部品点数の増加を伴う対策を行うことなく、送風機室側前板55によって防ぐことができるようになっている。
また、送風機室側前板55の機械室S2側の端部及び機械室側前板56の送風機室S1側の端部は、機械室側基礎脚60に近い位置(より具体的には、機械室側基礎脚60に重なる位置)にある。
これにより、この室外ユニット2では、段積み等による上からの圧縮荷重を直接的に機械室側基礎脚60に伝えることができ、座屈強度、特に、前面側や機械室S2側における座屈強度を向上させることができるようになっている。しかも、送風機室側前板55の機械室S2側の端部と機械室側前板56の送風機室S1側の端部とは、ユニットケーシング51を前から見た際に重なる重なり部55bを形成しているため、座屈強度をさらに向上させることができるようになっている。
したがって、本実施形態の室外ユニット2では、機械室側前板56が取り外された状態における冷媒ジャケット81による火傷防止の効果とともに、座屈強度を向上させる効果が得られるようになっている。
<B>
本実施形態の室外ユニット2は、冷媒ジャケット81が縦長の形状である。
本実施形態の室外ユニット2は、冷媒ジャケット81が縦長の形状である。
これにより、この室外ユニット2では、送風機室側前板55によって覆われる機械室S2の前面側の領域を狭くすることができ、機械室側前板56が取り外された状態において、機械室S2へのアクセスを前面側から容易に行うことができるようになっている。
<C>
本実施形態の室外ユニット2は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76が、仕切板58寄りの位置に配置されている。そして、電装品のうち視認必要素子77及び端子台79は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置されている。
本実施形態の室外ユニット2は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76が、仕切板58寄りの位置に配置されている。そして、電装品のうち視認必要素子77及び端子台79は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置されている。
これにより、この室外ユニット2では、冷媒ジャケット81及びパワー素子76が機械室S2の前面側から送風機室側前板55によって覆われるとともに、視認必要素子77及び端子台79が機械室S2の前面側から送風機室側前板55によって覆われないように配置することができ、機械室側前板56が取り外された状態において、視認必要素子77の視認や端子台79へのアクセスを機械室S2の前面側から容易に行うことができるようになっている。
(4)変形例1
上記の空気調和装置1の室外ユニット2(図2〜図5参照)では、電装品ユニット71を構成する基板として第1及び第2基板72、73の2つとし、取付板74を挟んで前後に配置するようにしている。このため、図2に示すように、電装品ユニット71の奥行き寸法Lが大きくなる傾向にあり、上記のようなユニットケーシング51を前から見た際に冷媒ジャケット81に重なるように機械室S2の前面側の一部分を覆う送風機室側前板55を採用すると、電装品ユニットを組み付ける際の作業性が低下するおそれがある。
上記の空気調和装置1の室外ユニット2(図2〜図5参照)では、電装品ユニット71を構成する基板として第1及び第2基板72、73の2つとし、取付板74を挟んで前後に配置するようにしている。このため、図2に示すように、電装品ユニット71の奥行き寸法Lが大きくなる傾向にあり、上記のようなユニットケーシング51を前から見た際に冷媒ジャケット81に重なるように機械室S2の前面側の一部分を覆う送風機室側前板55を採用すると、電装品ユニットを組み付ける際の作業性が低下するおそれがある。
そこで、本変形例の室外ユニット2では、図6〜図9に示すように、電装品を実装する基板を1枚だけにしている。
ここでは、電装品ユニット71は、主として、基板80と、収納ボックス75と、複数の電装品とを有している。収納ボックス75は、1つの面がユニットケーシング51の前面に対向するように開口した略直方体形状の箱体である。収納ボックス75は、機械室側側板54及び仕切板58に固定されている。収納ボックス75には、基板81が設けられている。基板80には、パワートランジスタやダイオード等の電力制御や電力変換を行うためのパワー素子76やその他の図示しない強電部品と、LED等の視認必要素子77やスイッチやコネクタ等のような図示しない弱電部品とが実装されている。そして、上記の室外ユニット2(図2〜図5参照)において設けられていた取付板74が省略されている。パワー素子76は、基板80の前面に実装されている。ここでは、パワー素子76は、基板80の下部で、かつ、仕切板58寄りの位置に配置されている。そして、パワー素子76の前面には、伝熱板78が設けられている。伝熱板78は、基板80に固定されている。伝熱板78(すなわち、パワー素子76)の前面には、冷媒ジャケット81が取り付けられている。これにより、パワー素子76は、伝熱板78を介して冷媒ジャケット81と熱交換可能に配置されている。視認必要素子77は、基板80の右側面寄りの部分に実装されている。すなわち、視認必要素子77は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置されており、機械室側前板56が取り外された状態において、機械室S2の前面側から視認できるようになっている。また、収納ボックス75には、端子台79が取り付けられている。端子台79は、基板80の下側で、かつ、右側面寄りの部分に取り付けられている。すなわち、端子台79は、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置されており、機械室側前板56が取り外された状態において、機械室S2の前面側からアクセスできるようになっている。
このように、本変形例の室外ユニット2では、電装品を実装する基板を1枚化しているため、基板80を含めた電装品ユニット71の奥行き寸法Lを小さくすることができる。
これにより、この室外ユニット2では、ユニットケーシング51を前から見た際に冷媒ジャケット81に重なるように機械室S2の前面側の一部分を覆う送風機室側前板55を採用しているにもかかわらず、電装品ユニット71を組み付ける際の作業性の低下を抑えることができるようになっている。
(5)変形例2
上記の空気調和装置1の室外ユニット2(図2〜5、図6〜9参照)では、送風機室側前板55が、機械室S2の前面のうち仕切板58寄りの部分を上端から下端まで覆っている。このため、図3や図7に示すように、機械室側前板56が取り外された状態において視認やアクセスが必要な電装品(ここでは、視認必要素子77及び端子台79)を、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置する必要がある。
上記の空気調和装置1の室外ユニット2(図2〜5、図6〜9参照)では、送風機室側前板55が、機械室S2の前面のうち仕切板58寄りの部分を上端から下端まで覆っている。このため、図3や図7に示すように、機械室側前板56が取り外された状態において視認やアクセスが必要な電装品(ここでは、視認必要素子77及び端子台79)を、冷媒ジャケット81及びパワー素子76よりも機械室側前板56に近い位置に配置する必要がある。
そこで、本変形例の室外ユニット2では、図10に示すように、ユニットケーシング51を前から見た際に、冷媒ジャケット81及びその下側の部分だけに重なるように、機械室S2の前面側の一部分を覆う送風機室側前板55を採用している。
ここでは、送風機室側前板55は、基板80の上部に面する部分が切り欠かれた形状を有している。そして、機械室側前板56は、基板80の上部に面する部分も覆う形状を有している。
これにより、本変形例の室外ユニット2では、視認必要素子77や端子台79のような
機械室側前板56が取り外された状態において、視認やアクセスが必要な電装品の配置の自由度が高くなり、例えば、図10に示すように、視認必要素子77を仕切板58寄りの位置に配置することができるようになる。
機械室側前板56が取り外された状態において、視認やアクセスが必要な電装品の配置の自由度が高くなり、例えば、図10に示すように、視認必要素子77を仕切板58寄りの位置に配置することができるようになる。
尚、ここでは、図6〜9に示される室外ユニット2の構成に対して本変形例の送風機室側前板55の構成を採用した例を説明したが、図2〜5に示される室外ユニット2の構成に対して本変形例の送風機室側前板55の構成を採用してもよい。また、送風機室側前板55の形状は、図10に示される形状に限定されるものではなく、ユニットケーシング51を前から見た際に、冷媒ジャケット81に重なるように、機械室S2の前面側の一部分を覆うものであれば、種々の形状を採用可能である。
本発明は、ケーシングの内部空間を鉛直方向に延びる仕切板で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子を含む電装品とパワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケットとをケーシングの前面寄りに位置するように機械室内に配置した構造を有する空気調和装置の室外ユニットに対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
51 ユニットケーシング
58 仕切板
55 送風機室側前板
56 機械室側前板
76 パワー素子
77 視認必要素子
79 端子台
81 冷媒ジャケット
2 室外ユニット
51 ユニットケーシング
58 仕切板
55 送風機室側前板
56 機械室側前板
76 パワー素子
77 視認必要素子
79 端子台
81 冷媒ジャケット
Claims (4)
- ケーシング(51)の内部空間を鉛直方向に延びる仕切板(58)で左右に分割することによって送風機室と機械室とを形成するとともに、パワー素子(76)を含む電装品と前記パワー素子を冷媒によって冷却する冷媒ジャケット(81)とを前記ケーシングの前面寄りに位置するように前記機械室内に配置した構造を有する空気調和装置(1)の室外ユニットにおいて、
前記ケーシングの前面のうち前記送風機室寄りの部分を覆う送風機室側前板(55)が、前記ケーシングを前から見た際に、前記冷媒ジャケットに重なるように、前記機械室の前面側の一部分を覆っており、
前記ケーシングの前面のうち前記機械室寄りの部分を覆う機械室側前板(56)が、前記ケーシングを前から見た際に、前記送風機室側前板で覆われていない前記機械室の前面側の残りの部分を覆っている、
空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記冷媒ジャケット(81)は、縦長の形状である、
請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記冷媒ジャケット(81)及び前記パワー素子(76)は、前記仕切板(58)寄りの位置に配置されており、
前記電装品のうち視認必要素子(77)及び端子台(79)は、前記冷媒ジャケット及び前記パワー素子よりも前記機械室側前板(56)に近い位置に配置されている、
請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記冷媒ジャケット(81)及び前記電装品は、前記機械室の前面側に面する電装品ユニット(71)に設けられており、
前記電装品ユニットは、前記電装品を実装する基板を1枚だけ有している、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
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- 2010-12-22 JP JP2010286516A patent/JP2012132637A/ja active Pending
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