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JP2012114044A - ケーブルコネクタ - Google Patents

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JP2012114044A JP2010264178A JP2010264178A JP2012114044A JP 2012114044 A JP2012114044 A JP 2012114044A JP 2010264178 A JP2010264178 A JP 2010264178A JP 2010264178 A JP2010264178 A JP 2010264178A JP 2012114044 A JP2012114044 A JP 2012114044A
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Abstract

【課題】コネクタ全体の小型化の要請を満たしつつも十分なノイズの低減効果が得られ、伝送性能を向上させることが可能な構成のケーブルコネクタを提供する。
【解決手段】ケーブルコネクタ1は、プラグ側コンタクト32が同軸ケーブル11の芯線12に接続するとともにシェル部材30を介して同軸ケーブル11のシールド線14にも接続するプラグ側コンタクト322を備え、レセプタクル側コンタクト62がプラグ側保持部材21とレセプタクル保持部材51とが嵌合した状態においてプラグ側コンタクト322に接触するレセプタクル側信号用コンタクト622を備え、レセプタクル側コンタクト622は基板B上の接地端子に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば極細線の同軸ケーブルを接続するケーブルコネクタに関する。
上記同軸ケーブルは、一般的に、一本の電線中に2つの導電路たる信号線とシールド線(シールド層とも称する)とを配列させて構成される。具体的には、中心軸線上に信号線を配列し、軸線から半径方向順番に信号線と同心円状の絶縁体、網状のシールド線、被覆絶縁体を配列して形成されている。このような同軸ケーブルを電子機器(基板)と接続するために使用されるコネクタは、同軸ケーブルの端部に取り付けられたプラグコネクタと、基板上に取り付けられたレセプタクルコネクタとからなり、これら両コネクタを嵌合させて互いのコンタクト同士を接触させる構成になっている(例えば、特許文献1を参照)。
プラグコネクタにおいては、同軸ケーブルの信号線が接続されるプラグ側コンタクト、このコンタクトを保持する絶縁材料性の保持部材、保持部材の上下底部を覆うように設けられた金属製のシェル部材、および保持部材内に設けられてシェル部材に接続されるとともに同軸ケーブルのシールド線が接続されるグランド部材を主体に構成される。一方、相手側のレセプタクルコネクタは、レセプタクル側コンタクト、このコンタクトを保持する絶縁材料性の保持部材、および保持部材の上下底部を覆うように設けられた金属製のシールド部材を主体に構成される。
このような構成のコネクタでは、プラグコネクタがレセプタクルコネクタに嵌合した状態において、プラグ側コンタクトがレセプタクル側コンタクトに接続されて電気信号が導通可能になるとともに、シールド部材がシェル部材を介してグランド部材に接続されてノイズを低減し得る電磁シールド機能を奏している。
特開2002−15818号公報
近年、この種のコネクタにおいては、電子機器の小型化に伴い、より一層の小型化の要求が強くなってきているが、コネクタサイズが小さくなるとコンタクト同士の間隔も狭小化され、コンタクト間に発生するクロストークなどのノイズの問題が顕著となってくる。このようにコネクタの小型化を図る場合には、プラグコネクタのシェル部材とレセプタクルコネクタのシールド部材とのグランド接続のポイント数を十分に確保することができなくなり、ノイズ障害を適正に防止することが困難になるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、コネクタ全体の小型化の要請を満たしつつも十分なノイズの低減効果が得られ、伝送性能を向上させることが可能な構成のケーブルコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るケーブルコネクタは、中央軸上に位置する信号線の周囲を第1絶縁被覆、シールド線、および第2絶縁被覆により取り囲んで形成される複数のケーブル(例えば、実施形態における同軸ケーブル11)の端部に取り付けられるプラグ側保持部材、プラグ側保持部材内に設けられ複数のケーブルそれぞれの信号線(例えば、実施形態における芯線12)と接続する複数のプラグ側コンタクト、およびプラグ側保持部材に設けられケーブルのシールド線と接続するシェル部材を備えるプラグコネクタと、基板上に取り付けられるレセプタクル側保持部材、およびレセプタクル側保持部材内に設けられた複数のレセプタクルコンタクトを備えるレセプタクルコネクタとを有して構成され、レセプタクル側保持部材とプラグ側保持部材とを嵌合させたときに、プラグ側コンタクトとレセプタクル側コンタクトとが接触する構成のケーブルコネクタであって、プラグ側コンタクトは、ケーブルの信号線のみに接続するプラグ側信号用コンタクトと、ケーブルの信号線に接続するとともにシェル部材を介してケーブルのシールド線にも接続するプラグ側シールド用コンタクトとを備え、レセプタクル側コンタクトは、プラグ側保持部材とレセプタクル保持部材とが嵌合した状態において、プラグ側信号用コンタクトに接触するレセプタクル側信号用コンタクトと、プラグ側シールド用コンタクトに接触するレセプタクル側シールド用コンタクトとを備え、レセプタクル側信号用コンタクトは基板上の信号端子に接続され、レセプタクル側シールド用コンタクトは基板上の接地端子に接続されている。
上述のケーブルコネクタにおいて、プラグ側コンタクトは、複数のプラグ側コンタクトの列に対して直交する方向に一方側から他方側へ向かって順に、ケーブルの信号線に接続する接合部と、プラグ側保持部材に保持された固定部と、レセプタクル側コンタクトと接触可能な接触部とが一体に形成されており、プラグ側シールド用コンタクトは、接合部から一方側へ向かって延びる延出部を備え、この延出部がシェル部材の一方側端部に突出形成される接続片に接合されることによりケーブルのシールド線に接続されることが好ましい。
本発明に係るケーブルコネクタは、プラグコネクタにおける複数のプラグ側コンタクトのうちの一部をシェル部材に接続して接地用のコンタクトとして機能させ、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態において、このプラグ側接地用コンタクトが、基板上の接地端子に接続されたレセプタクル側コンタクトに接触するようになっている。従って、レセプタクルコネクタの側においてシールド部材を別途設けることなくコンタクト同士でグランド接続が可能となり、シールド部材を設ける場合に比して部品点数の削減や小型化を図りつつも、ノイズ低減効果を十分に発揮させてコネクタの信号伝送性能を向上させることが可能になる。さらに、複数のプラグ側コンタクトのうちの一部をシェル部材に接合し、これに対応するレセプタクル側コンタクトを基板上の接地端子に接続するだけの簡便構成でグランド接続が可能であるため、近年のコネクタの小型化の傾向として、コネクタの低背設計や、コンタクトの配列ピッチの狭小化の要求に対しても、グランド接続のポイント数を十分に確保しつつ実現することができる。
また、プラグ側シールド用コンタクトの接合部から一方側へ向かって延びる延出部をシェル部材の一方側端部に突出形成される接続片に接合させることによりケーブルのシールド線に接続される構成とすることで、従来構成のケーブルコネクタに対してコンタクトとシェル部材の一部を変更するだけで(一部の部材選定により)適用することができるため、成形金型等を全面的に変更する必要がなくなり、従来構成と同等のコストで実現することができる。
本発明の一実施形態に係るケーブルコネクタを示す側断面図であり、接地用のコンタクトが接続された状態を示している。 上記ケーブルコネクタを示す側断面図であり、第1の信号ライン用のコンタクトが接続された状態を示している。 上記ケーブルコネクタを示す側断面図であり、第2の信号ライン用のコンタクトが接続された状態を示している。 上記ケーブルコネクタの要部を示す斜視図である。 プラグコネクタを示し、(a)は平面図(一部が平断面図)、(b)は背面図である。 プラグコネクタを示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。 図6中の矢印VII−VIIに沿った側断面図である。 図6中の矢印VIII−VIIIに沿った側断面図である。 図6中の矢印IX−IXに沿った側断面図である。 ケーブルアッセンブリを示し、(a)は平面図、(b)は背面図である。 同軸ケーブルの構造を示す斜視図である。 シェル部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 レセプタクルコネクタの平面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係るケーブルコネクタを図1〜図4に示している。ケーブルコネクタ1は、複数の同軸ケーブル11(ケーブルアッセンブリ10)の端部に設けられたプラグコネクタ20と、基板B上に設けられたレセプタクルコネクタ50とから構成されており、両コネクタ20,50を嵌合させることにより同軸ケーブル11と基板Bとを接続することができる。
ケーブルアッセンブリ10は、図10に示すように、同一平面上に配列された複数本の同軸ケーブル11と、この同軸ケーブル11を挟んでそれぞれ設けられた第1グランドバー16および第2グランドバー17とを有して構成される。
同軸ケーブル11の構造を図11に示しており、複数本の極細電線を寄り合わせて作られた芯線(信号線)12の周囲に絶縁材料からなる内周側絶縁被覆13(第1絶縁被覆)を設け、この内周側絶縁被覆13の外周に複数の極細電線を横巻きに円筒状に形成してなるシールド線14を設け、このシールド線14の外周に絶縁材料からなる外周側絶縁被覆15(第2絶縁被覆)を設けて同軸ケーブル11が構成されている。また、同軸ケーブル11の端部においては、この端部側から順に、芯線12、内周側絶縁被覆13、シールド線14および外周側絶縁被覆15がそれぞれ露出するようになっている。
第1グランドバー16は、金属材料を用いて矩形板状に形成され、半田付け等により各同軸ケーブル11に接合されるようになっている。これにより複数本の同軸ケーブル11が第1グランバー16の長手方向に沿って同一平面上に並設される。また、このとき同軸ケーブル11では、露出状態にあるシールド線14が第1グランドバー16に(半田付けにより)接合され、シールド線14が第1グランドバー16と電気的に接続されるようになっている。
第2グランドバー17は、金属材料を用いて第1グランドバー16と同様の矩形板状に形成され、第1グランドバー16とともに各同軸ケーブル11を挟むようにして(第1グランドバー16と略平行な向きで)、半田付けにより同軸ケーブル11と接合されるようになっている。また、このとき第1グランドバー16と同様に、露出状態にある同軸ケーブル11のシールド線14が第2グランドバー17に(半田付けにより)接合され、第2グランドバー17がシールド線14を介して第1グランドバー16と電気的に接続されるようになっている。
このようなケーブルアッセンブリ10の端部に取り付けられるプラグコネクタ20は、図5〜図9に示すように、プラグ側保持部材21と、このプラグ側保持部材21に保持されて同軸ケーブル11の各々と接続した複数のプラグ側コンタクト31,32と、プラグ側保持部材21の上面側を覆うようにして設けられたシェル部材40とを主体に構成される。
プラグ側保持部材21は、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成形されており、一の方向(この方向をプラグ側保持部材21の幅(左右)方向と称する)に延びた形状を有している。プラグ側保持部材21の上面側には、シェル部材40の下面側との間でケーブル収容部22が形成される。このケーブル収容部22は、ケーブルアッセンブリ10の第1および第2グランドバー16,17の形状に合わせて形成されたグランドバー収容部23を有して構成され、このグランドバー収容部23に第1および第2グランドバー16,17を収容させることにより、ケーブルアッセンブリ10が位置決めされた状態でケーブル収容部22に収容され、同軸ケーブル11とプラグ側コンタクト31,32とが位置整合するようになっている。
プラグ側コンタクト31,32は、金属等の導電性材料からなっており、その各々がプラグ側保持部材21と一体にインサートモールドされ、ケーブルアッセンブリ10における同軸ケーブル11の配列ピッチと同一のピッチでケーブル側保持部材21の幅方向(左右方向)に整列した状態で交互に並んで配設されている。
第1のプラグ側コンタクト31は、図7に示すように、同軸ケーブル11の芯線12が接合される半田接合部31aと、プラグ側保持部材21に保持される固定部31bと、レセプタクル側コンタクトと接触可能な接触部31cとが一体に繋がって形成されている。プラグ側コンタクト31の上端側は、プラグ側保持部材21に形成されたケーブル収容部22で露出しており、同軸ケーブル11の芯線12と半田付けにより接合される半田接合部31aが水平方向に延びて形成されている。プラグ側コンタクト22の接触部31cは、プラグ側保持部材21の下面側に突出形成されたプラグ部24の外周に沿うU字状に屈曲した形状を有しており、このプラグ部24の下方において露出した状態となっている。
第2のプラグ側コンタクト32は、図8および図9に示すように、同軸ケーブル11の芯線12が接合される半田接合部32aと、プラグ側保持部材21に保持される固定部32bと、レセプタクル側コンタクトと接触可能な接触部32cとが一体に繋がって形成されている。プラグ側コンタクト32の上端側は、ケーブル収容部22で露出しており、同軸ケーブル11の芯線12と半田付けにより接合される半田接合部32cが水平方向に延びて形成されている。プラグ側コンタクト32のコンタクト部32cは、プラグ側保持部材21の下面側に突出形成されたプラグ部25の外周に沿うU字状に屈曲した形状を有しており、このプラグ部25の下方において露出した状態となっている。
シェル部材40は、図12に示すように、金属等の導電性材料を用いて略板状に形成されており、プラグ側保持部材21の上側底面を覆うように取り付けられる。このとき、シェル部材40の左右端部から下方に延びた先端U字状の屈曲部41をプラグ側保持部材21の左右端部に形成された溝(図示せず)の側へ折曲して係合させるとともに、シェル部材40の先端部に左右一対に形成された略矩形枠状の係止部42を下方に折曲してプラグ側保持部材21の先端部に形成された凸状の爪部26に係合させることで、シェル部材40がプラグ側保持部材21に固定される。シェル部材40の基端側には略舌片状の4つの突出片43が形成されており、この突出片43に対してケーブルアッセンブリ10のグランバー17がそれぞれ半田付け(図5(a)の半田付け部43aを参照)により接合され、シェル部材40がグランバー17と電気的に接続されるようになっている。
また、シェル部材40の先端側は下方に屈曲した形状を有しており、その下端側には左右方向等間隔に5つの接続片44が下方に突出して形成されている。15本のプラグ側コンタクト32のうち、この接続片44と左右方向に対応位置する5本のプラグ側コンタクト32には、図9に示すように、半田接合部32aから当該接続片44の下端部近傍まで延びた延出部32dが一体に形成されており、このプラグ側コンタクト32の延出部32dと接続片44とが半田付けにより接合されて、これら5本のプラグ側コンタクト32とシェル部材40とが電気的に接続されるようになっている。
このように同軸ケーブル11の芯線12に接合された15本のプラグ側コンタクト32のうち、シェル部材40の接続片44に対応して延出部32dが形成された上記5本のプラグ側コンタクト32(以降において「プラグ側コンタクト322」とも称する)はシェル部材40にも接合され、延出部32dが形成されていない残り10本のプラグ側コンタクト32(以降において「プラグ側コンタクト321」とも称する)はシェル部材40には接合されていない。そのため、プラグコネクタ20では、プラグ側コンタクト31,32(321)は信号ライン用のコンタクトとして機能し、プラグ側コンタクト32(322)は接地用のコンタクトとして機能するようになっている。従って、このように構成されるプラグコネクタ20においては、シェル部材40に接続片44を設け、これに対応してプラグ側コンタクト32に延出部32dを形成することで、これら接続片44と延出部32dとを接続して、複数本配設されたプラグ側コンタクト32のうちの一部を接地用のコンタクトとして機能させることが可能である。
一方、レセプタクルコネクタ50は、図13に示すように、レセプタクル側保持部材51と、このレセプタクル側保持部材51に保持される複数のレセプタクル側コンタクト61,62とを主体に構成されている。なお、レセプタクルコネクタ50の四隅には、このレセプタクルコネクタ50を基板B上の所定位置に取り付けるための金属金具70が設けられており、コンタクト20,50の係脱時に掛かる曲げや捻り等の負荷をこの金属金具70で受けている。
レセプタクル側保持部材51は、樹脂等の電気絶縁性材料からなっており、プラグ側保持部材21と同様に一の方向(この方向をレセプタクル側ハウジング51の幅(左右)方向とする)に延びた形状を有している。
レセプタクル側コンタクト61,62は、金属等の導電性材料からなっており、詳細な図示は省略するが、レセプタクル側保持部材51に対して圧入固定され、レセプタクル側保持部材51の幅方向に整列した状態で保持されている。
第1のレセプタクル側コンタクト61は、プラグコネクタ20におけるプラグ側コンタクト31の配列ピッチと同一のピッチで左右方向に並んで配設されている。このレセプタクル側コンタクト61は、図2に示すように、上下方向に延びた基部61aがレセプタクル側保持部材51に設けられたコンタクト保持溝52内に圧入保持されており、基部61aよりもレセプタクル側保持部材51の外方へ延びたリード部61bが基板B上の信号端子に接続される。また、基部61aよりもレセプタクル側保持部材51の内方へ延びた接触部61cは当該レセプタクル側保持部材51に形成されたプラグ受容部53の内縁に沿って、下方に窪むように屈曲して延びている。
一方、第2のレセプタクル側コンタクト62は、信号ライン用の10本のプラグ側コンタクト321に対応する10本のレセプタクル側コンタクト621と、接地用の5本のプラグ側コンタクト322に対応する5本のレセプタクル側コンタクト622とからなり、プラグコネクタ20におけるプラグ側コンタクト32(321,322)の配列ピッチと同一のピッチで左右方向に並んで配設されている。
レセプタクル側コンタクト621は、図3に示すように、上下方向に延びた基部62aがレセプタクル側保持部材51に設けられたコンタクト保持溝54内に圧入保持されており、基部62aよりレセプタクル側保持部材51の外方へ延びたリード部62bは基板B上の信号端子に接続される。また、基部62aよりもレセプタクル側保持部材51の内方へ延びた接触部62cは当該レセプタクル側保持部材51に形成されたプラグ受容部55の内縁に沿って、下方に窪むように屈曲して延びている。
レセプタクル側コンタクト622は、図1に示すように、上下方向に延びた基部62aがレセプタクル側保持部材51に設けられたコンタクト保持溝54内に圧入保持されており、基部62aよりレセプタクル側保持部材51の外方へ延びたリード部62bは基板B上の接地端子に接続される。また、基部62aよりもレセプタクル側保持部材51の内方へ延びた接触部62cは当該レセプタクル側保持部材51に形成されたプラグ受容部55の内縁に沿って、下方に窪むように屈曲して延びている。
このように形成されるレセプタクルコネクタ50は基板B上の所定位置に設置され、レセプタクル側コンタクト61,621のリード部61b,62bは基板B上の信号端子に、レセプタクル側コンタクト622のリード部62bは基板B上の接地端子に半田付け等によって電気的に接続される。
以上のように構成されるケーブルコネクタ1において、プラグコネクタ20を組み立てるには、まず、インサートモールドによりプラグ側コンタクト31,32が取り付けられたプラグ側保持部材21に、ケーブルアッセンブリ10を取り付ける。このとき、第1および第2グランドバー16,17をプラグ側保持部材21のグランドバー収容部23に収容させるとともに、同軸ケーブル11の芯線12を半田付けによりプラグ側コンタクト31,32とそれぞれ電気的に接続させる。
次に、ケーブルアッセンブリ10が取り付けられたプラグ側保持部材21に、シェル部材40をプラグ側保持部材21の上面側から取り付ける。このとき、シェル部材40の左右の屈曲部41をプラグ側保持部材21の左右の溝(図示せず)の側へ折り曲げて係合させるとともに、シェル部材40の係止部42を下方へ折り曲げてプラグ側保持部材21の爪部26に係合させることで、シェル部材40が第2グランドバー17に当接された状態でプラグ側保持部材21に固定される。シェル部材40の突出部43と第2グランドバー17とは半田付けにより電気的に接続される(図5の半田付け部43aを参照)。
そして、シェル部材40に突出形成された接続片44とプラグ側コンタクト322の延出部32dとをそれぞれ半田付け等により接合させる。これにより、図6(a)における右から3番目、6番目、9番目、12番目、および15番目のプラグ側コンタクト32(322)がシェル部材40(接続片44)と繋がり、これらが接地用のコンタクトとして機能することになる。一方、1〜2番目、4〜5番目、7〜8番目、10〜11番目、および13〜14番目のプラグ側コンタクト32(321)と、1〜15番目全てのプラグ側コンタクト31とが信号ライン用のコンタクトとして機能する。このようにしてプラグコネクタ20が組み立てられると、このプラグコネクタ20をレセプタクルコネクタ50に嵌合接続させることが可能になる。
プラグコネクタ20とレセプタクルコネクタ50との嵌合は、プラグ側保持部材21とレセプタクル側保持部材51とを基板Bに対して垂直な方向に嵌合させることにより行う。具体的には、プラグ側保持部材21に形成されたプラグ部24,25とレセプタクル保持部材51に形成されたプラグ受容部53,55とを嵌合させる。これにより対応するプラグ側コンタクト31,32の接触部31c,32cとレセプタクル側コンタクト61,62の接触部61c,62cとが接触して電気的に接続される。なお、この際、レセプタクル側コンタクト61,62の接触部61c,62cはプラグ側コンタクト31,32の接触部31c,32c(プラグ部24,25)により押し広げられる(弾性変形する)ので、プラグ側コンタクト31,32の接触部31c,32cとレセプタクル側コンタクト61,62の接触部61c,62cとは適度な接触圧をもって接触する。
このようにしてプラグ側コンタクト31,32とレセプタクルコンタクト61,62とが接触した状態となると、各同軸ケーブル11の芯線(信号線)12はケーブル側コンタクト31,32(321)およびレセプタクル側コンタクト61,62(621)を介して基板B上の信号端子に接続された状態となる。
また、レセプタクル側コンタクト62(622)はそのリード部62bが基板B上の接地端子に接続されているため、プラグ側コンタクト32(321)とレセプタクル側コンタクト62(622)とが接触した状態となると、レセプタクル側コンタクト622のみならずプラグ側コンタクト322及びシェル部材30も接地された状態となり、プラグ側コンタクト31,32同士の間およびレセプタクル側コンタクト61,62同士の間において発生するノイズ(主に電磁波に起因するノイズ)を低減し得る電磁シールド機能を奏することができる。
以上のように構成されるケーブルコネクタ1では、プラグコネクタにおける複数のプラグ側コンタクトのうちの一部をシェル部材に接続して接地用のコンタクトとして機能させ、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合した状態において、このプラグ側コンタクトが、基板上の接地端子に接続されたレセプタクル側コンタクトに接触するようになっている。従って、レセプタクル側コネクタの側においてシールド部材を別途設けることなくコンタクト同士でグランド接続が可能となり、シールド部材を設ける場合に比して部品点数の削減や小型化を図りつつも、ノイズ低減効果を十分に得ることが可能になる。また、これによりコネクタの信号伝送性能を向上させることができる。
また、複数のプラグ側コンタクトのうちの一部をシェル部材に接合し、これに対応するレセプタクル側コンタクトを基板上の接地端子に接続するだけの簡便構成でグランド接続が可能であるため、近年のコネクタの小型化の傾向として、コネクタの低背設計や、コンタクトの配列ピッチの狭小化の要求に対しても、グランド接続の接続ポイント数を十分に確保しつつ実現することができる。
また、グランド接続用のプラグ側コンタクトとレセプタクル側コンタクトとを各保持部材の幅方向(左右方向)に均等に配列させているため、グランド接続の接続ポイント数を多点として、コネクタの端部のみならずその中間部においてもノイズを十分に低減させることができる。
さらに、プラグ側保持部材とレセプタクル側保持部材とが嵌合した状態において、レセプタクル側コンタクトの接触部が弾性的に撓んだ状態でプラグ側コンタクトの接触部と接触するため、両コンタクトの接続信頼性が高められ、ノイズの低減効果を十分に発揮させることができる。
また、プラグ側コンタクト322の延出部32dをシェル部材40の接続片44に接合させることにより同軸ケーブル11のシールド線14に接続される構成とすることで、従来構成のケーブルコネクタに対してコンタクトとシェル部材の一部を変更するだけで適用できるため、成形金型等を全面的に変更する必要がなくなり、従来構成と同等のコストで実現することが可能になる。
なお、上述の実施形態におけるプラグコネクタ20においては、プラグ側保持部材21にプラグ側コンタクト322を圧入しても、シェル部材を従来構成のもの(すなわち、接続片44が形成されていないもの)を使用することで、このコンタクト322が信号ライン用のコンタクトとして機能するため、従来構成のケーブルコネクタとして利用することができる。反対に、接続片44が形成されたシェル部材44を用いてもプラグ側コンタクト321(すなわち、延出部32dが形成されていないコンタクト)を使用することで、従来構成のケーブルコネクタとして利用することができる。このように、ケーブルコネクタにおける構成部品の共通化を図りながらも、要求機能に応じた組み立ての自由度が向上するため、製造コストをより低減することができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、コンタクト31,32,61,62の本数(ピン数)は、各々15本に限らず、任意の(複数の)本数にすることが可能である。当然ながら、接地用のコンタクト322,622の本数についても各々5本に限らず、任意の本数にすることができる。
また、上述の実施形態において、プラグコネクタは同軸ケーブル11の端部に取り付けられるものであったが、これに限定されるものではなく、本実施形態と同様な構成であれば一般のケーブルに対しても適用することができる。さらに、ケーブルアッセンブリに同軸ケーブルと一般のケーブルとを混在したものであってもよい。
また、上述の実施形態において示した両コネクタ20,50の各構成部品の形状等は一例に過ぎず、プラグ側保持部材21とレセプタクル側保持部材51とが嵌合した状態において、プラグ側コンタクト32とレセプタクル側コンタクト62との一部のコンタクト同士が接触することでグランド接続される構成になっているのであれば、両コネクタ20,50の保持部材(ハウジング)、コンタクト、シェル部材等の形状は必ずしも上述の実施形態に示したものと同一である必要はない。
1 ケーブルコネクタ
10 ケーブルアッセンブリ
11 同軸ケーブル(ケーブル)
12 芯線(信号線)
13 内周側絶縁被覆(第1絶縁被覆)
14 シールド線
15 外周側絶縁被覆(第2絶縁被覆)
20 プラグコネクタ
21 プラグ側保持部材
32 プラグ側コンタクト
32a 接合部
32b 固定部
32c 接触部
32d 延出部
40 シェル部材
44 接続片
50 レセプタクルコネクタ
51 レセプタクル側保持部材
62 レセプタクル側コンタクト
321 プラグ側コンタクト(プラグ側信号用コンタクト)
322 プラグ側コンタクト(プラグ側接地用コンタクト)
621 レセプタクル側コンタクト(レセプタクル側信号用コンタクト)
622 レセプタクル側コンタクト(レセプタクル側接地用コンタクト)

Claims (2)

  1. 中央軸上に位置する信号線の周囲を第1絶縁被覆、シールド線、および第2絶縁被覆により取り囲んで形成される複数のケーブルの端部に取り付けられるプラグ側保持部材、前記プラグ側保持部材内に設けられ前記複数のケーブルそれぞれの信号線と接続する複数のプラグ側コンタクト、および前記プラグ側保持部材に設けられ前記ケーブルのシールド線と接続するシェル部材を備えるプラグコネクタと、
    基板上に取り付けられるレセプタクル側保持部材、および前記レセプタクル側保持部材内に設けられた複数のレセプタクルコンタクトを備えるレセプタクルコネクタとを有して構成され、
    前記レセプタクル側保持部材と前記プラグ側保持部材とを嵌合させたときに、前記プラグ側コンタクトと前記レセプタクル側コンタクトとが接触する構成のケーブルコネクタであって、
    前記プラグ側コンタクトは、前記ケーブルの信号線のみに接続するプラグ側信号用コンタクトと、前記ケーブルの信号線に接続するとともに前記シェル部材を介して前記ケーブルのシールド線にも接続するプラグ側シールド用コンタクトとを備え、
    前記レセプタクル側コンタクトは、前記プラグ側保持部材と前記レセプタクル保持部材とが嵌合した状態において、前記プラグ側信号用コンタクトに接触するレセプタクル側信号用コンタクトと、前記プラグ側シールド用コンタクトに接触するレセプタクル側シールド用コンタクトとを備え、
    前記レセプタクル側信号用コンタクトは前記基板上の信号端子に接続され、前記レセプタクル側シールド用コンタクトは前記基板上の接地端子に接続されていることを特徴とするケーブルコネクタ。
  2. 前記プラグ側コンタクトは、前記複数のプラグ側コンタクトの列に対して直交する方向に一方側から他方側へ向かって順に、前記ケーブルの信号線に接続する接合部と、前記プラグ側保持部材に保持された固定部と、前記レセプタクル側コンタクトと接触可能な接触部とが一体に形成されており、
    前記プラグ側シールド用コンタクトは、前記接合部から一方側へ向かって延びる延出部を備え、前記延出部が前記シェル部材の一方側端部に突出形成される接続片に接合されることにより前記ケーブルのシールド線に接続されることを特徴とする請求項1に記載のケーブルコネクタ。
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