JP2012068041A - 車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012068041A JP2012068041A JP2010210704A JP2010210704A JP2012068041A JP 2012068041 A JP2012068041 A JP 2012068041A JP 2010210704 A JP2010210704 A JP 2010210704A JP 2010210704 A JP2010210704 A JP 2010210704A JP 2012068041 A JP2012068041 A JP 2012068041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- facility
- parking lot
- vehicle
- user
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Instructional Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
Abstract
【課題】ユーザーに煩雑な作業をさせることなく、ユーザーの好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示可能とする。
【解決手段】車載機器11は、駐車場の利用履歴を記憶する駐車場利用履歴記憶部35と、駐車場利用履歴記憶部35に記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部37と、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部28に表示する制御部25と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】車載機器11は、駐車場の利用履歴を記憶する駐車場利用履歴記憶部35と、駐車場利用履歴記憶部35に記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部37と、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部28に表示する制御部25と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両に搭載される車載機器、当該車載機器の制御方法、及び、当該車載機器を制御するためのプログラムに関する。
従来、各種施設を表示可能な車載機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車載機器では、ユーザーが、表示したいと考える施設の情報(例えば、施設の種別や、施設の名称)を入力すると、入力された施設の情報に係る施設を検索し、検索結果を表示部に表示するものがある。
この種の車載機器では、ユーザーが、表示したいと考える施設の情報(例えば、施設の種別や、施設の名称)を入力すると、入力された施設の情報に係る施設を検索し、検索結果を表示部に表示するものがある。
上述した車載機器のように、表示部に施設の情報を表示するものでは、施設情報の入力といった煩雑な作業をユーザーにさせることなく、ユーザーの好みに応じて、適宜、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部に表示したいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーに煩雑な作業をさせることなく、ユーザーの好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示可能とすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーに煩雑な作業をさせることなく、ユーザーの好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車載機器であって、車両の位置を検出する車両位置検出部と、複数の駐車場について、駐車場の位置情報と、当該駐車場に関連する施設の施設種別とを対応づけて記憶する地図情報記憶部と、前記車両位置検出部により検出される前記車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を記憶する履歴記憶部と、前記履歴記憶部に記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部と、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部に表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記傾向検出部は、利用した駐車場に関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、当該頻度が高いほど、ユーザーが利用する傾向にある施設種別と判別することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記傾向検出部は、現時点から遡った所定の期間における、利用した駐車場に関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、当該所定の期間における当該頻度が高いほど、ユーザーが利用する傾向にある施設種別と判別することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の人気の高さを検出する人気検出部を備え、前記表示制御部は、人気の高い施設ほど、優先的に前記表示部に表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記人気検出部は、外部から施設に関連する駐車場の利用状況の履歴を取得し、取得した駐車場の利用状況の履歴に基づいて、当該施設の人気の高さを検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記人気検出部は、施設に関連する駐車場の利用率に応じて、利用率が高いほど、当該施設の人気が高いと判別することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記人気検出部は、施設に関連する駐車場の利用率が低い場合であっても、当該駐車場を利用する車両の利用時間が長い傾向にある場合、当該施設の人気が高いと判別することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設について、外部から当該施設に関連する駐車場の利用状況の履歴を取得すると共に、前記車両が現在位置から、当該施設に関連する駐車場へ行った場合における到着時刻を予測し、取得した当該駐車場の利用状況の履歴に基づいて、予想した到着時刻における当該駐車場の利用状況を予測し、予測した利用状況に基づいて、前記表示部に表示する施設を選択することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設であり、前記車両の近傍に存在する施設の施設情報を、自動で、地図上に表示する利用施設表示モードを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記車両の走行履歴を記憶すると共に、走行した頻度の低いエリアを前記車両が走行したことをトリガーとして、前記利用施設表示モードへ移行することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、前記車両と、前記車両のホーム位置と、の距離が所定の閾値を上回ったことをトリガーとして、前記利用施設表示モードへ移行することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、ナビゲーション機能を備え、目的地が設定されていない状態で前記車両が所定時間以上走行したことをトリガーとして、前記利用施設表示モードへ移行することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、車両の位置を検出する車両位置検出部と、複数の駐車場について、駐車場の位置情報と、当該駐車場に関連する施設の施設種別とを対応づけて記憶する地図情報記憶部と、を備える車載機器を制御して、前記車両位置検出部により検出される前記車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を記憶し、記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出し、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部に表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明の車載機器において、車両の位置を検出する車両位置検出部と、複数の駐車場について、駐車場の位置情報と、当該駐車場に関連する施設の施設種別とを対応づけて記憶する地図情報記憶部と、を備える車載機器を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、前記コンピューターを前記車両位置検出部により検出される前記車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を記憶する履歴記憶部と、前記履歴記憶部に記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部と、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部に表示する表示制御部と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、画面に表示する施設を指定するといった繁雑な作業をユーザーが行うことなく、ユーザーの好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、車両10に搭載された車載機器11を備えている。
車載機器11は、車両10に搭載され、詳細は後述するが、指定された目的地までの経路を検索する機能や、目的地まで車両10を誘導する機能を備えている。車載機器11は、車両10に持ち込まれた携帯電話12との間で、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した近距離無線通信可能に構成されている。携帯電話12は、無線基地局13を介してインターネットや移動通信網等の通信ネットワーク14に接続可能であり、この通信ネットワーク14を介して、車載機器11は、駐車場情報管理サーバー15との間で各種データの送受信が可能である。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、車両10に搭載された車載機器11を備えている。
車載機器11は、車両10に搭載され、詳細は後述するが、指定された目的地までの経路を検索する機能や、目的地まで車両10を誘導する機能を備えている。車載機器11は、車両10に持ち込まれた携帯電話12との間で、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した近距離無線通信可能に構成されている。携帯電話12は、無線基地局13を介してインターネットや移動通信網等の通信ネットワーク14に接続可能であり、この通信ネットワーク14を介して、車載機器11は、駐車場情報管理サーバー15との間で各種データの送受信が可能である。
駐車場情報管理サーバー15は、駐車場Pに設けられた充電器管理端末17や、駐車場管理端末18から各駐車場Pの利用状況を取得し、駐車場Pごとに、駐車場Pの利用状況を示す情報を記憶する。
充電器管理端末17は、電気車両の車載バッテリーを充電するための充電器19が設けられた駐車場P(充電器付駐車場P1)に設置され、充電器付駐車場P1の利用状況を管理する端末である。
充電器付駐車場P1は、電気車両が専用的に駐車される駐車場Pであり、電気車両が駐車される位置のそれぞれには、1台の充電器19が設けられている。充電器付駐車場P1を利用するユーザーは、電気車両を所定の駐車位置に駐車した後、当該駐車位置に設けられた充電器19のコネクターと、電気車両のコネクターとを接続して、電気車両の車載バッテリーに充電を行う。すなわち、充電器付駐車場P1を利用するユーザーは、駐車と並行して車載バッテリーを充電する。
充電器管理端末17は、充電器19のコネクターと電気車両のコネクターとの接続状態を検出するセンサーに接続されており、このセンサーの検出値に基づいて、これらコネクターの接続状態を検出できる構成となっている。充電器管理端末17は、検出したこれらコネクターの接続状態に基づいて、各駐車位置に電気車両が駐車しているか否かを監視し、その結果を、随時、記憶する。そして、充電器管理端末17は、記憶した監視結果に基づいて、時間帯ごと(本実施形態では、1日(24時間)を4時間ごとに6つに区分して形成された時間帯)の利用率(駐車可能台数に対する、実際の駐車台数の割合に対応する値であり、平均等の統計学的手法を利用して算出される値)を算出する。さらに、充電器管理端末17は、記憶した監視結果に基づいて、充電器付駐車場P1に駐車した電気車両の駐車時間の平均(平均駐車時間)を算出する。充電器管理端末17は、算出した利用率、及び、平均駐車時間を、適宜、通信ネットワーク14を介して、駐車場情報管理サーバー15に出力する。
充電器付駐車場P1は、電気車両が専用的に駐車される駐車場Pであり、電気車両が駐車される位置のそれぞれには、1台の充電器19が設けられている。充電器付駐車場P1を利用するユーザーは、電気車両を所定の駐車位置に駐車した後、当該駐車位置に設けられた充電器19のコネクターと、電気車両のコネクターとを接続して、電気車両の車載バッテリーに充電を行う。すなわち、充電器付駐車場P1を利用するユーザーは、駐車と並行して車載バッテリーを充電する。
充電器管理端末17は、充電器19のコネクターと電気車両のコネクターとの接続状態を検出するセンサーに接続されており、このセンサーの検出値に基づいて、これらコネクターの接続状態を検出できる構成となっている。充電器管理端末17は、検出したこれらコネクターの接続状態に基づいて、各駐車位置に電気車両が駐車しているか否かを監視し、その結果を、随時、記憶する。そして、充電器管理端末17は、記憶した監視結果に基づいて、時間帯ごと(本実施形態では、1日(24時間)を4時間ごとに6つに区分して形成された時間帯)の利用率(駐車可能台数に対する、実際の駐車台数の割合に対応する値であり、平均等の統計学的手法を利用して算出される値)を算出する。さらに、充電器管理端末17は、記憶した監視結果に基づいて、充電器付駐車場P1に駐車した電気車両の駐車時間の平均(平均駐車時間)を算出する。充電器管理端末17は、算出した利用率、及び、平均駐車時間を、適宜、通信ネットワーク14を介して、駐車場情報管理サーバー15に出力する。
また、駐車場管理端末18は、充電器19が設けられていない通常の駐車場P(通常駐車場P2)に設置され、通常駐車場P2の利用状況を管理する端末である。
駐車場管理端末18は、各駐車位置に車両が駐車中か否かを検出するために設置されたシステムの検出値に基づいて、また、通常駐車場P2を管理する管理者が入力した情報に基づいて、各駐車位置に車両が駐車しているか否かを監視し、その結果を、随時、記憶する。そして、駐車場管理端末18は、記憶した監視結果に基づいて、時間帯ごとの利用率を算出すると共に、平均駐車時間を算出し、適宜、通信ネットワーク14を介して、駐車場情報管理サーバー15に出力する。
駐車場管理端末18は、各駐車位置に車両が駐車中か否かを検出するために設置されたシステムの検出値に基づいて、また、通常駐車場P2を管理する管理者が入力した情報に基づいて、各駐車位置に車両が駐車しているか否かを監視し、その結果を、随時、記憶する。そして、駐車場管理端末18は、記憶した監視結果に基づいて、時間帯ごとの利用率を算出すると共に、平均駐車時間を算出し、適宜、通信ネットワーク14を介して、駐車場情報管理サーバー15に出力する。
駐車場情報管理サーバー15は、充電器管理端末17や、駐車場管理端末18から入力された情報に基づいて、駐車場情報データベース20を生成し、記憶する。
図2は、駐車場情報データベース20を模式的に示す図である。
図2に示すように、駐車場情報データベース20では、駐車場Pを示す情報(駐車場Pの名称や、駐車場Pの識別番号等の、駐車場Pのそれぞれに一意に割り振られた情報)が格納される駐車場フィールド20aと、時間帯を示すデータが格納される時間帯フィールド20bと、対応する時間帯における利用率を示す利用率データが格納される利用率フィールド20cと、平均駐車時間(駐車場Pに駐車する車両の駐車時間の平均)を示す情報が格納される平均駐車時間フィールド20dと、が設けられており、駐車場Pごとに、時間帯と、当該時間帯における利用率と、平均駐車時間と、が対応づけて記憶されている。
なお、利用率フィールド20cに格納される値は、充電器管理端末17や、駐車場管理端末18から入力された直近の値でもよく、また、平均等の統計学的手法を利用して、過去の利用率を加味して算出した値でもよい。すなわち、駐車場Pにおける利用率の実態を反映した値であればよい。
同様に、平均駐車時間は、充電器管理端末17や、駐車場管理端末18から入力された直近の値でもよく、また、平均等の統計学的手法を利用して、過去、これら端末から入力された平均駐車時間を加味して算出した値でもよい。すなわち、駐車場Pにおける平均駐車時間の実態を反映した値であればよい。
図2に示すように、駐車場情報データベース20では、駐車場Pを示す情報(駐車場Pの名称や、駐車場Pの識別番号等の、駐車場Pのそれぞれに一意に割り振られた情報)が格納される駐車場フィールド20aと、時間帯を示すデータが格納される時間帯フィールド20bと、対応する時間帯における利用率を示す利用率データが格納される利用率フィールド20cと、平均駐車時間(駐車場Pに駐車する車両の駐車時間の平均)を示す情報が格納される平均駐車時間フィールド20dと、が設けられており、駐車場Pごとに、時間帯と、当該時間帯における利用率と、平均駐車時間と、が対応づけて記憶されている。
なお、利用率フィールド20cに格納される値は、充電器管理端末17や、駐車場管理端末18から入力された直近の値でもよく、また、平均等の統計学的手法を利用して、過去の利用率を加味して算出した値でもよい。すなわち、駐車場Pにおける利用率の実態を反映した値であればよい。
同様に、平均駐車時間は、充電器管理端末17や、駐車場管理端末18から入力された直近の値でもよく、また、平均等の統計学的手法を利用して、過去、これら端末から入力された平均駐車時間を加味して算出した値でもよい。すなわち、駐車場Pにおける平均駐車時間の実態を反映した値であればよい。
図3は、車載機器11の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、車載機器11は、制御部25と、絶対位置検出部26と、相対方位検出部27と、表示部28と、入力部29と、近距離無線通信部30と、記憶部31と、を備えている。
制御部25は、車載機器11の各部を中枢的に制御するものであり、CPUやROM、RAM、その他周辺回路を備えている。制御部25には、RTCが接続されており、このRTCからの入力値に基づいて、現在日時(日付、時刻)を計時可能である。
制御部25は、駐車場利用履歴記憶部35(履歴記憶部)と、走行履歴記憶部36と、傾向検出部37と、人気検出部38と、を備えているが、これについては、後述する。
絶対位置検出部26は、GPS衛星から送られてくるGPS電波をGPSアンテナやレシーバーなどで受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両10の絶対的な位置を算出し、制御部25に出力する。
相対方位検出部27は、ジャイロセンサー等を使って、車両10の相対的な方位を検出し、制御部25に出力する。
本実施形態では、これら制御部25、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27が協働して、車両10の位置を検出する車両位置検出部として機能する。
表示部28は、液晶表示パネル等の表示パネル40を備え、制御部25の制御の下、表示パネル40に地図等の各種情報を表示する。
入力部29は、車載機器11に設けられた操作スイッチ41と、表示部28の表示パネル40に重ねて配設されたタッチパネル42とを備え、ユーザーの操作スイッチ41や、タッチパネル42に対する操作を検出し、制御部25に出力する。
近距離無線通信部30は、制御部25の制御の下、携帯電話12との間で、Bluetoothの規格に準拠した近距離無線通信を行う。上述したように、車載機器11は、携帯電話12を介して、駐車場情報管理サーバー15に接続可能である。
記憶部31は、ハードディスクや、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。記憶部31には、地図データベース45と、経路検索用データベース46と、駐車場/施設情報データベース47と、駐車場利用履歴データベース48と、走行履歴データベース49と、が記憶されている。
図3に示すように、車載機器11は、制御部25と、絶対位置検出部26と、相対方位検出部27と、表示部28と、入力部29と、近距離無線通信部30と、記憶部31と、を備えている。
制御部25は、車載機器11の各部を中枢的に制御するものであり、CPUやROM、RAM、その他周辺回路を備えている。制御部25には、RTCが接続されており、このRTCからの入力値に基づいて、現在日時(日付、時刻)を計時可能である。
制御部25は、駐車場利用履歴記憶部35(履歴記憶部)と、走行履歴記憶部36と、傾向検出部37と、人気検出部38と、を備えているが、これについては、後述する。
絶対位置検出部26は、GPS衛星から送られてくるGPS電波をGPSアンテナやレシーバーなどで受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両10の絶対的な位置を算出し、制御部25に出力する。
相対方位検出部27は、ジャイロセンサー等を使って、車両10の相対的な方位を検出し、制御部25に出力する。
本実施形態では、これら制御部25、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27が協働して、車両10の位置を検出する車両位置検出部として機能する。
表示部28は、液晶表示パネル等の表示パネル40を備え、制御部25の制御の下、表示パネル40に地図等の各種情報を表示する。
入力部29は、車載機器11に設けられた操作スイッチ41と、表示部28の表示パネル40に重ねて配設されたタッチパネル42とを備え、ユーザーの操作スイッチ41や、タッチパネル42に対する操作を検出し、制御部25に出力する。
近距離無線通信部30は、制御部25の制御の下、携帯電話12との間で、Bluetoothの規格に準拠した近距離無線通信を行う。上述したように、車載機器11は、携帯電話12を介して、駐車場情報管理サーバー15に接続可能である。
記憶部31は、ハードディスクや、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に記憶する。記憶部31には、地図データベース45と、経路検索用データベース46と、駐車場/施設情報データベース47と、駐車場利用履歴データベース48と、走行履歴データベース49と、が記憶されている。
地図データベース45は、地図に関するデータであり、車両10の現在位置を表示する際や、後述する経路誘導の際に表示部28の表示パネル40に表示される表示用の地図に係るデータや、地図上の道路や施設等の情報に関するデータ等が含まれている。特に、地図データベース45には、施設ごとに、施設の名称を示す情報や、施設の位置を示す情報が記憶されている。
経路検索用データベース46は、所定単位で区分された区間経路(リンク)に関するリンクデータ、及び、交差点(ノード)に関するノードデータを備えている。リンクデータ及びノードデータには道路種別、道路幅、車線数、一方通行か否か、及び、制限速度に関する情報や、各リンクのリンクコストを示すリンクコストデータが含まれている。各リンクのリンクコストは、リンク長やリンクの種別、平均旅行時間などから算出される。
この経路検索用データベース46は、経路検索機能の実行時に利用される。
経路検索機能は、ユーザーにより、入力部29の操作スイッチ41やタッチパネル42によって目的地が指定された上で、当該目的地までの経路の検索が指示されたことをトリガーとして実行される。
経路検索機能の実行時、制御部25は、経路検索用データベース46に基づいて、現在位置から目的地に至るまでの連続したリンクにおいて、各リンクのリンクコストの総和が最小になるような経路を推奨経路として検索する。
さらに、制御部25は、推奨経路の検索後、表示部28の表示パネル40に表示された地図上に、車両10の現在位置、及び、車両10が走行すべき経路を明示し、ユーザーに対して経路誘導を行う。経路誘導中、制御部25は、相対方位検出部27の検出値に基づいて自律航法により算出した自車位置を、絶対位置検出部26により検出された自車位置により補正するハイブリッド航法により、高精度に求めた自車位置を地図上に表示して、経路誘導を行う。
本実施形態では、制御部25は、経路検索用データベース46のリンクデータに基づいて、車両10が、推奨経路を通って目的地に至った場合に、目的地に到着する時刻を予測することができる。
この経路検索用データベース46は、経路検索機能の実行時に利用される。
経路検索機能は、ユーザーにより、入力部29の操作スイッチ41やタッチパネル42によって目的地が指定された上で、当該目的地までの経路の検索が指示されたことをトリガーとして実行される。
経路検索機能の実行時、制御部25は、経路検索用データベース46に基づいて、現在位置から目的地に至るまでの連続したリンクにおいて、各リンクのリンクコストの総和が最小になるような経路を推奨経路として検索する。
さらに、制御部25は、推奨経路の検索後、表示部28の表示パネル40に表示された地図上に、車両10の現在位置、及び、車両10が走行すべき経路を明示し、ユーザーに対して経路誘導を行う。経路誘導中、制御部25は、相対方位検出部27の検出値に基づいて自律航法により算出した自車位置を、絶対位置検出部26により検出された自車位置により補正するハイブリッド航法により、高精度に求めた自車位置を地図上に表示して、経路誘導を行う。
本実施形態では、制御部25は、経路検索用データベース46のリンクデータに基づいて、車両10が、推奨経路を通って目的地に至った場合に、目的地に到着する時刻を予測することができる。
図4は、駐車場/施設情報データベース47の構成を模式的に示す図である。
駐車場/施設情報データベース47では、駐車場Pを示す情報(駐車場名称や、駐車場Pに割り振られたID等の駐車場Pのそれぞれに一意に付与された情報)と、駐車場Pの位置情報(例えば、駐車場Pに対応する領域を、経度及び緯度からなる座標で表した情報)と、駐車場Pに関連する施設を示す情報と、駐車場Pに関連する施設の施設種別を示す情報と、を対応づけて記憶するデータベースである。駐車場情報データベース20の1件のレコードには、駐車場Pを示す情報が格納される駐車場フィールド47aと、駐車場Pの位置情報が格納される位置情報フィールド47bと、駐車場Pに関連する施設を示す情報が格納される関連施設フィールド47cと、駐車場Pに関連する施設の施設種別を示す情報が格納される関連施設種別フィールド47dと、が含まれている。
ここで、「1の駐車場Pと1の施設とが関連している」とは、1の駐車場Pと1の施設とが、当該1の駐車場Pに車両を駐車した場合に、ユーザーが当該1の施設を利用する可能性が高い関係にあることをいう。例えば、ある施設に、当該施設の利用者専用の駐車場Pが設けられている場合は、当該施設と当該駐車場Pとは、互いに「関連」しており、また例えば、ある施設とある駐車場Pとが近接しており、当該駐車場Pに車両を駐車させたユーザーの多くが当該施設を利用している場合は、当該施設と当該駐車場Pとは、互いに「関連」している。
駐車場Pに関連する施設は、事前に収集した情報や、事前の調査により、適切に設定される。
また、本実施形態では、施設種別とは、比較的、細かく施設を分類するものである。例えば、ある施設が飲食店である場合、ラーメン店や、イタリアンレストラン、和食レストラン等、が施設種別となり、また、ある施設が小売店である場合、スーパーマーケットや、百貨店、コンビニエンスストア等が、施設種別となる。
なお、1つの施設に関連する駐車場Pが複数ある場合もあり、また、1つの駐車場Pに関連する施設が複数ある場合もあるが、本実施形態では、説明の明確化のため、1つの駐車場Pには、1つの施設が関連するものとする。
本実施形態では、記憶部31は、駐車場Pの位置情報と、駐車場Pに関連する施設の施設種別とが対応づけられた駐車場/施設情報データベース47を記憶する地図情報記憶部として機能する。
駐車場/施設情報データベース47では、駐車場Pを示す情報(駐車場名称や、駐車場Pに割り振られたID等の駐車場Pのそれぞれに一意に付与された情報)と、駐車場Pの位置情報(例えば、駐車場Pに対応する領域を、経度及び緯度からなる座標で表した情報)と、駐車場Pに関連する施設を示す情報と、駐車場Pに関連する施設の施設種別を示す情報と、を対応づけて記憶するデータベースである。駐車場情報データベース20の1件のレコードには、駐車場Pを示す情報が格納される駐車場フィールド47aと、駐車場Pの位置情報が格納される位置情報フィールド47bと、駐車場Pに関連する施設を示す情報が格納される関連施設フィールド47cと、駐車場Pに関連する施設の施設種別を示す情報が格納される関連施設種別フィールド47dと、が含まれている。
ここで、「1の駐車場Pと1の施設とが関連している」とは、1の駐車場Pと1の施設とが、当該1の駐車場Pに車両を駐車した場合に、ユーザーが当該1の施設を利用する可能性が高い関係にあることをいう。例えば、ある施設に、当該施設の利用者専用の駐車場Pが設けられている場合は、当該施設と当該駐車場Pとは、互いに「関連」しており、また例えば、ある施設とある駐車場Pとが近接しており、当該駐車場Pに車両を駐車させたユーザーの多くが当該施設を利用している場合は、当該施設と当該駐車場Pとは、互いに「関連」している。
駐車場Pに関連する施設は、事前に収集した情報や、事前の調査により、適切に設定される。
また、本実施形態では、施設種別とは、比較的、細かく施設を分類するものである。例えば、ある施設が飲食店である場合、ラーメン店や、イタリアンレストラン、和食レストラン等、が施設種別となり、また、ある施設が小売店である場合、スーパーマーケットや、百貨店、コンビニエンスストア等が、施設種別となる。
なお、1つの施設に関連する駐車場Pが複数ある場合もあり、また、1つの駐車場Pに関連する施設が複数ある場合もあるが、本実施形態では、説明の明確化のため、1つの駐車場Pには、1つの施設が関連するものとする。
本実施形態では、記憶部31は、駐車場Pの位置情報と、駐車場Pに関連する施設の施設種別とが対応づけられた駐車場/施設情報データベース47を記憶する地図情報記憶部として機能する。
次いで、制御部25が備える駐車場利用履歴記憶部35について説明する。
駐車場利用履歴記憶部35は、駐車場Pの利用履歴に係る情報が含まれた駐車場利用履歴データベース48を生成し、記憶部31に記憶するものである。
具体的には、駐車場利用履歴記憶部35は、車両10の走行中、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27の検出値に基づいて、絶えず、車両10の位置を検出すると共に、駐車場/施設情報データベース47における駐車場Pの位置情報に基づいて、車両10が駐車場Pに対応する領域に進入したか否かを監視する。
そして、駐車場利用履歴記憶部35は、車両10が駐車場Pに対応する領域に進入した場合、その日時(日付、時刻)を取得し、さらに、車両10が当該駐車場Pに対応する領域を退出した場合、その日時(日付、時刻)を取得する。これら日時で挟まれる時間は、車両10が駐車場Pに駐車した時間である。
車両10が駐車場Pに対応する領域を退出したことを検出した場合、駐車場利用履歴記憶部35は、駐車した駐車場Pと、当該駐車場Pに駐車を開始した時刻(駐車場Pに対応するエリアに進入した日時)、及び、当該駐車場Pでの終車を終了した時刻(駐車場Pに対応するエリアから退出した日時)とに基づいて、駐車場利用履歴データベース48の1件のレコードを生成する。
駐車場利用履歴記憶部35は、駐車場Pの利用履歴に係る情報が含まれた駐車場利用履歴データベース48を生成し、記憶部31に記憶するものである。
具体的には、駐車場利用履歴記憶部35は、車両10の走行中、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27の検出値に基づいて、絶えず、車両10の位置を検出すると共に、駐車場/施設情報データベース47における駐車場Pの位置情報に基づいて、車両10が駐車場Pに対応する領域に進入したか否かを監視する。
そして、駐車場利用履歴記憶部35は、車両10が駐車場Pに対応する領域に進入した場合、その日時(日付、時刻)を取得し、さらに、車両10が当該駐車場Pに対応する領域を退出した場合、その日時(日付、時刻)を取得する。これら日時で挟まれる時間は、車両10が駐車場Pに駐車した時間である。
車両10が駐車場Pに対応する領域を退出したことを検出した場合、駐車場利用履歴記憶部35は、駐車した駐車場Pと、当該駐車場Pに駐車を開始した時刻(駐車場Pに対応するエリアに進入した日時)、及び、当該駐車場Pでの終車を終了した時刻(駐車場Pに対応するエリアから退出した日時)とに基づいて、駐車場利用履歴データベース48の1件のレコードを生成する。
図5は、駐車場利用履歴データベース48の構成を示す図である。
図5に示すように、駐車場利用履歴データベース48の1件のレコードには、駐車場Pを示す情報が格納される駐車場フィールド48aと、対応する駐車場Pに駐車を開始した日時を示す情報が格納される駐車開始日時フィールド48bと、対応する駐車場Pでの駐車を終了した日時を示す情報が格納される駐車終了日時フィールド48cを備えている。駐車場利用履歴データベース48では、駐車した駐車場Pと、当該駐車場Pに駐車を開始した日時と、当該駐車場Pでの駐車を終了した日時と、が対応づけて記憶される。
図5に示すように、駐車場利用履歴データベース48の1件のレコードには、駐車場Pを示す情報が格納される駐車場フィールド48aと、対応する駐車場Pに駐車を開始した日時を示す情報が格納される駐車開始日時フィールド48bと、対応する駐車場Pでの駐車を終了した日時を示す情報が格納される駐車終了日時フィールド48cを備えている。駐車場利用履歴データベース48では、駐車した駐車場Pと、当該駐車場Pに駐車を開始した日時と、当該駐車場Pでの駐車を終了した日時と、が対応づけて記憶される。
次いで、制御部25が備える走行履歴記憶部36について説明する。
走行履歴記憶部36は、所定のサンプリング周期で、日時と、当該日時における車両10の位置(位置情報)とを取得し、これらを対応づけたデータである走行履歴データベース49を生成し、記憶部31に記憶する。
走行履歴記憶部36は、所定のサンプリング周期で、日時と、当該日時における車両10の位置(位置情報)とを取得し、これらを対応づけたデータである走行履歴データベース49を生成し、記憶部31に記憶する。
図6は、走行履歴データベース49の構成を示す図である。
図6に示すように、走行履歴データベース49の1件のレコードには、日時を示す情報が格納される日時フィールド49aと、対応する日時フィールド49aに格納された日時における車両10の位置(例えば、緯度、及び、経度)を示す情報が格納される走行位置フィールド49bとが含まれている。走行履歴データベース49は、日時と、当該日時における車両10の位置(位置情報)とを対応づけて記憶するデータベースであり、この走行履歴データベース49を参照することにより、過去に車両10が走行した軌跡を取得できる。
図6に示すように、走行履歴データベース49の1件のレコードには、日時を示す情報が格納される日時フィールド49aと、対応する日時フィールド49aに格納された日時における車両10の位置(例えば、緯度、及び、経度)を示す情報が格納される走行位置フィールド49bとが含まれている。走行履歴データベース49は、日時と、当該日時における車両10の位置(位置情報)とを対応づけて記憶するデータベースであり、この走行履歴データベース49を参照することにより、過去に車両10が走行した軌跡を取得できる。
本実施形態に係る車載機器11は、動作モードとして、利用施設表示モードを備えている。この利用施設表示モードは、ユーザーの施設種別に対する好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。
以下、利用施設表示モード実行時における車載機器11の動作について詳述する。
以下、利用施設表示モード実行時における車載機器11の動作について詳述する。
図7は、車載機器11の動作を示すフローチャートである。
なお、以下の説明において、制御部25は、所定の施設情報を表示部28の表示パネル40に表示する表示制御部として機能する。
以下の説明では、車両10が走行中であるものとする。
まず、車載機器11の制御部25は、利用施設表示モードへ移行するための条件として、予め設定されている条件のいずれかが成立したか否かを監視する(ステップSA1)。
本実施形態では、利用施設表示モードへ移行するための条件として3つの条件が設定されている。
なお、以下の説明において、制御部25は、所定の施設情報を表示部28の表示パネル40に表示する表示制御部として機能する。
以下の説明では、車両10が走行中であるものとする。
まず、車載機器11の制御部25は、利用施設表示モードへ移行するための条件として、予め設定されている条件のいずれかが成立したか否かを監視する(ステップSA1)。
本実施形態では、利用施設表示モードへ移行するための条件として3つの条件が設定されている。
第1条件は、車両10が、過去に走行した頻度の低いエリアに進入したこと、である。
本実施形態では、予め地図が、所定のエリアごとに区分されている。これらエリアは、行政区画に基づいて区分されたエリアであってもよく、事前に定められた所定の規則に基づいて区分されたエリア(例えば、格子状に配列された縦、横10kmの正方形で区画されるエリア、所定の間隔で並んだ経度線と、所定の間隔で並んだ緯度線とによって区画されるエリア)であってもよい。
そして、制御部25は、走行履歴データベース49を参照し、エリアごとに、過去に車両10が進入した回数を検出する。そして、制御部25は、過去に進入した回数が所定の回数(例えば、2回)を下回るエリアを、過去に走行した頻度の低いエリアとして設定し、当該エリアに車両10が進入した場合、第1条件が成立したと判別する。
ここで、詳細は後述するが、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ユーザーが頻繁にドライブするエリア(=進入した頻度が高いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ユーザーがあまりドライブしないエリア(=進入した頻度が低いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、本実施形態では、第1条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成となっており、これにより、ユーザーが在圏する施設についてあまり把握していないエリアを走行した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる構成となっている。
本実施形態では、予め地図が、所定のエリアごとに区分されている。これらエリアは、行政区画に基づいて区分されたエリアであってもよく、事前に定められた所定の規則に基づいて区分されたエリア(例えば、格子状に配列された縦、横10kmの正方形で区画されるエリア、所定の間隔で並んだ経度線と、所定の間隔で並んだ緯度線とによって区画されるエリア)であってもよい。
そして、制御部25は、走行履歴データベース49を参照し、エリアごとに、過去に車両10が進入した回数を検出する。そして、制御部25は、過去に進入した回数が所定の回数(例えば、2回)を下回るエリアを、過去に走行した頻度の低いエリアとして設定し、当該エリアに車両10が進入した場合、第1条件が成立したと判別する。
ここで、詳細は後述するが、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ユーザーが頻繁にドライブするエリア(=進入した頻度が高いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ユーザーがあまりドライブしないエリア(=進入した頻度が低いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、本実施形態では、第1条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成となっており、これにより、ユーザーが在圏する施設についてあまり把握していないエリアを走行した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる構成となっている。
第2条件は、車両10と、ホーム位置と、の距離が所定の閾値を上回ったこと、である。
ホーム位置とは、車両10が、通常、駐車する位置としてユーザーによって事前に定められた位置であり、例えば、ユーザーの自宅の位置等である。
制御部25は、車両10の走行中、随時、車両10と、ホーム位置との距離を検出し、検出した距離が、所定の閾値を上回った場合、第2条件が成立したと判別する。
ここで、詳細は後述するが、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ホーム位置から近い領域については、ユーザーは、当該領域内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ホーム位置から離れた領域に関しては、ユーザーは、当該領域内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、本実施形態では、第2条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成となっており、これにより、ユーザーが施設についてあまり把握していない領域を走行している場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
なお、「所定の閾値」は、第2条件の上記の目的を踏まえて、適切に定められる。
ホーム位置とは、車両10が、通常、駐車する位置としてユーザーによって事前に定められた位置であり、例えば、ユーザーの自宅の位置等である。
制御部25は、車両10の走行中、随時、車両10と、ホーム位置との距離を検出し、検出した距離が、所定の閾値を上回った場合、第2条件が成立したと判別する。
ここで、詳細は後述するが、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ホーム位置から近い領域については、ユーザーは、当該領域内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ホーム位置から離れた領域に関しては、ユーザーは、当該領域内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、本実施形態では、第2条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成となっており、これにより、ユーザーが施設についてあまり把握していない領域を走行している場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
なお、「所定の閾値」は、第2条件の上記の目的を踏まえて、適切に定められる。
第3条件は、目的地が設定されていない状態のまま、車両10が、所定時間以上の間、走行したこと、である。
制御部25は、車両10の走行中、目的地が設定されていない状態で車両10が連続して走行した時間を計時し、計時した時間が予め定められた所定時間を上回った場合、第3条件が成立したと判別する。
ここで、詳細は後述するが、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、目的地を設定することなく、所定時間以上の間、車両10を走行している場合、ユーザーは、車両10を走行しながら、自身が好む施設種別の施設を探している可能性があるものと考えられる。
これを踏まえ、本実施形態では、第3条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成となっており、これにより、ユーザーが、自身が好む施設種別の施設を探している可能性がある状況が現出した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
制御部25は、車両10の走行中、目的地が設定されていない状態で車両10が連続して走行した時間を計時し、計時した時間が予め定められた所定時間を上回った場合、第3条件が成立したと判別する。
ここで、詳細は後述するが、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、目的地を設定することなく、所定時間以上の間、車両10を走行している場合、ユーザーは、車両10を走行しながら、自身が好む施設種別の施設を探している可能性があるものと考えられる。
これを踏まえ、本実施形態では、第3条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成となっており、これにより、ユーザーが、自身が好む施設種別の施設を探している可能性がある状況が現出した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
なお、本実施形態では、上記の第1〜第3条件のいずれか成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成であるが、これら3つの条件のうち、予め定められた1つの条件が成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成でもよく、また、これら3つの条件の中の予め定められた2つの条件のうちのいずれかが成立したことをトリガーとして利用施設表示モードへ移行する構成でもよい。
また、条件の成立にかかわらず、利用施設表示モードへ移行するように設定することも可能であるし、逆に、これら条件が成立しても、利用施設表示モードへ移行しないように設定することも可能である。
また、条件の成立にかかわらず、利用施設表示モードへ移行するように設定することも可能であるし、逆に、これら条件が成立しても、利用施設表示モードへ移行しないように設定することも可能である。
さて、前掲図7を参照し、条件が成立した場合(ステップSA1:YES)、制御部25は、動作モードを利用施設表示モードへ移行する(ステップSA2)。すなわち、ステップSA3以下の動作が、利用施設表示モードにおける動作である。
次いで、制御部25は、地図データベース45を参照し、車両10の現在位置を中心として所定の半径(例えば、5km)を有する円形の領域内に位置する施設を検索する(ステップSA3)。ここで検索された施設は、車両10の近傍に存在する施設である。
次いで、制御部25の傾向検出部37は、検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が含まれているか否かを判別する(ステップSA4)。
次いで、制御部25は、地図データベース45を参照し、車両10の現在位置を中心として所定の半径(例えば、5km)を有する円形の領域内に位置する施設を検索する(ステップSA3)。ここで検索された施設は、車両10の近傍に存在する施設である。
次いで、制御部25の傾向検出部37は、検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が含まれているか否かを判別する(ステップSA4)。
図8は、ステップSA4における制御部25の動作の詳細を示すフローチャートである。
まず、制御部25の傾向検出部37は、駐車場利用履歴データベース48を参照する(ステップSB1)。
次いで、制御部25の傾向検出部37は、現時点から遡って所定の期間内に、車両10が駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度を検出する(ステップSB2)。例えば、現時点から遡って所定の期間内に、駐車場AAAに4回駐車したことがあり、かつ、駐車場BBBに3回駐車したことがあり、かつ、駐車場CCCに1回駐車したことがあるとする。そして、駐車場AAAに関連する施設の施設種別が「ラーメン店」であり、駐車場BBBに関連する施設の施設種別が「イタリアンレストラン」であり、駐車場CCCに関連する施設の施設種別が「ラーメン店」であるとすると、ステップSB2において、傾向検出部37は、施設種別=「ラーメン店」の頻度が5回(4回+1回)、施設種別=「イタリアンレストラン」が3回、であることを検出する。
次いで、制御部25の傾向検出部37は、ステップSB2で取得した施設種別の頻度に基づいて、頻度が高い上位3つの施設種別を特定する(ステップSB3)。
このステップSB3において、傾向検出部37により特定された施設種別は、ユーザーが高い頻度で利用する施設の施設種別であるということであり、「ユーザーが利用する傾向にある施設種別である」と言うことができる。換言すれば、ユーザーが好む施設種別であり、当該施設種別を有する施設が車両10の近くに存在するならば知りたい、と考える施設種別である。
次いで、制御部25は、特定した施設種別を有する施設が、図7のステップSA3で検索した施設(車両10の近傍に存在する施設)に含まれているか否かを判別する(ステップSB4)。このステップSB4における判別は、すなわち、ステップSA3で検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が含まれているか否かの判別である。
まず、制御部25の傾向検出部37は、駐車場利用履歴データベース48を参照する(ステップSB1)。
次いで、制御部25の傾向検出部37は、現時点から遡って所定の期間内に、車両10が駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度を検出する(ステップSB2)。例えば、現時点から遡って所定の期間内に、駐車場AAAに4回駐車したことがあり、かつ、駐車場BBBに3回駐車したことがあり、かつ、駐車場CCCに1回駐車したことがあるとする。そして、駐車場AAAに関連する施設の施設種別が「ラーメン店」であり、駐車場BBBに関連する施設の施設種別が「イタリアンレストラン」であり、駐車場CCCに関連する施設の施設種別が「ラーメン店」であるとすると、ステップSB2において、傾向検出部37は、施設種別=「ラーメン店」の頻度が5回(4回+1回)、施設種別=「イタリアンレストラン」が3回、であることを検出する。
次いで、制御部25の傾向検出部37は、ステップSB2で取得した施設種別の頻度に基づいて、頻度が高い上位3つの施設種別を特定する(ステップSB3)。
このステップSB3において、傾向検出部37により特定された施設種別は、ユーザーが高い頻度で利用する施設の施設種別であるということであり、「ユーザーが利用する傾向にある施設種別である」と言うことができる。換言すれば、ユーザーが好む施設種別であり、当該施設種別を有する施設が車両10の近くに存在するならば知りたい、と考える施設種別である。
次いで、制御部25は、特定した施設種別を有する施設が、図7のステップSA3で検索した施設(車両10の近傍に存在する施設)に含まれているか否かを判別する(ステップSB4)。このステップSB4における判別は、すなわち、ステップSA3で検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が含まれているか否かの判別である。
なお、本実施形態では、頻度が高い上位3つの施設種別を、ユーザーが利用する傾向にある施設種別として特定する構成であったが、この構成に限らず、例えば、予め定められた所定の頻度よりも、頻度が高い施設種別を、ユーザーが利用する傾向にある施設種別として特定する構成であってもよい。
また、施設種別の内容を踏まえて、頻度に対して重み付けをした上で、頻度が高い上位3つの施設種別を特定する構成であってもよい。例えば、飲食店と比較して、小売店は、ユーザーが行く回数が多い傾向にある場合、飲食店に対応する施設種別の頻度に対して重み付けをするようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップSB2において、「現時点から遡って所定の期間内に」、駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度を検出する。これは、現時点に時間的に近い情報を利用することにより、ステップSB3で特定される施設に、ユーザーの最近の好みを反映させるためである。ユーザーの好みは、時間と共に変化することを考慮している。
また、施設種別の内容を踏まえて、頻度に対して重み付けをした上で、頻度が高い上位3つの施設種別を特定する構成であってもよい。例えば、飲食店と比較して、小売店は、ユーザーが行く回数が多い傾向にある場合、飲食店に対応する施設種別の頻度に対して重み付けをするようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップSB2において、「現時点から遡って所定の期間内に」、駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度を検出する。これは、現時点に時間的に近い情報を利用することにより、ステップSB3で特定される施設に、ユーザーの最近の好みを反映させるためである。ユーザーの好みは、時間と共に変化することを考慮している。
さて、前掲図7を参照し、ステップSA4における判別の結果、ステップSA3で検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別(図8のステップSB3で特定された施設種別)を有する施設が含まれていない場合(ステップSA5:NO)、制御部25は、処理手順をステップSA3へ戻す。
一方、ステップSA4における判別の結果、ステップSA3で検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が含まれている場合(ステップSA5:YES)、制御部25の人気検出部38は、当該施設のそれぞれの人気度(後述)を算出する(ステップSA6)。
以下の説明では、ステップSA3で検索された施設のうち、ユーザーが利用する傾向にある施設種別(図8のステップSB3で特定された施設種別)を有する施設のことを、「利用傾向施設」と言うものとする。
一方、ステップSA4における判別の結果、ステップSA3で検索された施設の中に、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が含まれている場合(ステップSA5:YES)、制御部25の人気検出部38は、当該施設のそれぞれの人気度(後述)を算出する(ステップSA6)。
以下の説明では、ステップSA3で検索された施設のうち、ユーザーが利用する傾向にある施設種別(図8のステップSB3で特定された施設種別)を有する施設のことを、「利用傾向施設」と言うものとする。
図9は、ステップSA6における人気検出部38の動作の詳細を示すフローチャートであり、特に、ある1つの利用傾向施設の人気度を算出する際の、人気検出部38の動作を示すフローチャートである。ステップSA6では、利用傾向施設のそれぞれについて、図9のフローチャートに示す動作が行われ、利用傾向施設のそれぞれについて人気度が算出される。
まず、人気検出部38は、駐車場/施設情報データベース47を参照し、利用傾向施設に関連する駐車場を示す情報を取得する(ステップSC1)。
次いで、人気検出部38は、駐車場情報管理サーバー15にアクセスし、ステップSC1で取得した駐車場に係る情報(時間帯ごとの利用率、及び、平均駐車時間)を取得する(ステップSC2)。
次いで、人気検出部38は、利用傾向施設に関連する駐車場の利用率が所定の閾値よりも高いか否かを判別する(ステップSC3)。
まず、人気検出部38は、駐車場/施設情報データベース47を参照し、利用傾向施設に関連する駐車場を示す情報を取得する(ステップSC1)。
次いで、人気検出部38は、駐車場情報管理サーバー15にアクセスし、ステップSC1で取得した駐車場に係る情報(時間帯ごとの利用率、及び、平均駐車時間)を取得する(ステップSC2)。
次いで、人気検出部38は、利用傾向施設に関連する駐車場の利用率が所定の閾値よりも高いか否かを判別する(ステップSC3)。
ここで、利用率と、人気との関係について説明する。
ある施設について、当該施設に関連する駐車場の利用率が高い場合、当該施設への来客数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性が高い。すなわち、利用率と、人気とには、正の相関関係があり、利用率が高いほど人気があり、一方、利用率が低いほど人気がない傾向にあると言える。
これを踏まえ、本実施形態では、人気度を1〜5点の5段階の点数(点数が高いほど人気がある)で表しており、基本的に、利用率0〜20%の場合は人気度が1点となり、利用率20〜40%は2点、利用率40〜60%は3点、利用率60〜80%は4点、利用率80〜100%は5点となる構成となっている。
なお、利用傾向施設の利用率は、全時間帯の利用率に基づいて、平均等の統計学的手法により求めるようにしてもよく、また、利用傾向施設の施設種別に応じて、最も適した時間帯を選定し、選定した時間帯の利用率に基づいて求めるようにしてもよい。施設種別に適した時間帯とは、例えばラーメン店であれば、閉店していると推定される深夜を除く時間帯であったり、また、24時間営業のコンビニエンスストアであれば、全時間帯であったり、施設種別を有する施設の業態、業種を踏まえて、適切に定められる時間帯のことである。
ある施設について、当該施設に関連する駐車場の利用率が高い場合、当該施設への来客数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性が高い。すなわち、利用率と、人気とには、正の相関関係があり、利用率が高いほど人気があり、一方、利用率が低いほど人気がない傾向にあると言える。
これを踏まえ、本実施形態では、人気度を1〜5点の5段階の点数(点数が高いほど人気がある)で表しており、基本的に、利用率0〜20%の場合は人気度が1点となり、利用率20〜40%は2点、利用率40〜60%は3点、利用率60〜80%は4点、利用率80〜100%は5点となる構成となっている。
なお、利用傾向施設の利用率は、全時間帯の利用率に基づいて、平均等の統計学的手法により求めるようにしてもよく、また、利用傾向施設の施設種別に応じて、最も適した時間帯を選定し、選定した時間帯の利用率に基づいて求めるようにしてもよい。施設種別に適した時間帯とは、例えばラーメン店であれば、閉店していると推定される深夜を除く時間帯であったり、また、24時間営業のコンビニエンスストアであれば、全時間帯であったり、施設種別を有する施設の業態、業種を踏まえて、適切に定められる時間帯のことである。
さて、ステップSC3では、利用傾向施設に関連する駐車場の利用率が所定の閾値(例えば60%)よりも高いか否かを判別する。そして、利用傾向施設に関連する駐車場の利用率が所定の閾値を上回る場合(ステップSC3:YES)、人気検出部38は、上述した利用率と人気度との関係に基づいて、利用傾向施設に人気度を設定する(ステップSC4)。すなわち、本実施形態では、関連する駐車場の利用率が所定の閾値よりも高い施設に関しては、利用率に応じて人気度が設定される。
一方、利用傾向施設に関連する駐車場の利用率が所定の閾値を下回る場合(ステップSC3:NO)、人気検出部38は、当該利用傾向施設に関連する駐車場の平均駐車時間が所定の閾値よりも大きいか否かを判別する(ステップSC5)。
利用傾向施設に関連する駐車場の平均駐車時間が所定の閾値よりも小さい場合(ステップSC5:NO)、人気検出部38は、上述した利用率と人気度との関係に基づいて、利用傾向施設に人気度を設定する(ステップSC6)。すなわち、本実施形態では、関連する駐車場の利用率が所定の閾値を下回る場合であって、かつ、当該駐車場の平均駐車時間が所定の閾値を下回る場合は、利用率に応じて人気度が設定される。
利用傾向施設に関連する駐車場の平均駐車時間が所定の閾値よりも小さい場合(ステップSC5:NO)、人気検出部38は、上述した利用率と人気度との関係に基づいて、利用傾向施設に人気度を設定する(ステップSC6)。すなわち、本実施形態では、関連する駐車場の利用率が所定の閾値を下回る場合であって、かつ、当該駐車場の平均駐車時間が所定の閾値を下回る場合は、利用率に応じて人気度が設定される。
利用傾向施設に関連する駐車場の平均駐車時間が所定の閾値よりも大きい場合(ステップSC5:YES)、人気検出部38は、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に、平均駐車時間の長さに応じた「重み」を付加することにより、人気度を設定する(ステップSC7)。
例えば、人気検出部38は、平均駐車時間が1時間を上回っている場合、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に「重み=1」を付加した値を人気度として設定し、さらに、平均駐車時間が2時間を上回っている場合、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に「重み=2」を付加した値を人気度として設定する。
例えば、人気検出部38は、平均駐車時間が1時間を上回っている場合、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に「重み=1」を付加した値を人気度として設定し、さらに、平均駐車時間が2時間を上回っている場合、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に「重み=2」を付加した値を人気度として設定する。
ここで、人気度と平均駐車時間との関係について説明する。
ある駐車場について、利用率が低い場合であっても、当該駐車場における平均駐車時間が長い場合、駐車場が以下のような状況にある可能性がある。すなわち、当該駐車場に関連する施設に、徒歩や、電車等の車両以外の交通手段により多くの人間が訪問しており、当該施設が混雑した状態となっており、1人あたりの当該施設での滞在時間が長くなり、これに伴って、当該駐車場における平均駐車時間が長くなってしまう状況である。
この場合は、施設への訪問者数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性がある。
以上を踏まえて、本実施形態では、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に、平均駐車時間の長さに応じた「重み」を付加することにより、人気度を設定し、これにより、より適切に人気度を設定している。
なお、ステップSC5で、平均駐車時間と比較される「所定の閾値」は、人気度を設定する基準となる閾値である点を踏まえ、適切に設定される。より具体的には、1の利用傾向施設について、当該1の利用傾向施設に関連する駐車場の平均的な平均駐車時間を、「所定の閾値」の値が十分に上回るようにする等、利用傾向施設の業態、業種を踏まえて、適切に設定される。
ある駐車場について、利用率が低い場合であっても、当該駐車場における平均駐車時間が長い場合、駐車場が以下のような状況にある可能性がある。すなわち、当該駐車場に関連する施設に、徒歩や、電車等の車両以外の交通手段により多くの人間が訪問しており、当該施設が混雑した状態となっており、1人あたりの当該施設での滞在時間が長くなり、これに伴って、当該駐車場における平均駐車時間が長くなってしまう状況である。
この場合は、施設への訪問者数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性がある。
以上を踏まえて、本実施形態では、上述した利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に、平均駐車時間の長さに応じた「重み」を付加することにより、人気度を設定し、これにより、より適切に人気度を設定している。
なお、ステップSC5で、平均駐車時間と比較される「所定の閾値」は、人気度を設定する基準となる閾値である点を踏まえ、適切に設定される。より具体的には、1の利用傾向施設について、当該1の利用傾向施設に関連する駐車場の平均的な平均駐車時間を、「所定の閾値」の値が十分に上回るようにする等、利用傾向施設の業態、業種を踏まえて、適切に設定される。
以上のようにして、人気検出部38は、利用傾向施設の全てについて、人気度を検出する。
さて、前掲図7に戻り、制御部25は、利用傾向施設のうち、設定された人気度が所定の閾値を上回る利用傾向施設を特定する(ステップSC7)。ステップSC7では、例えば、利用傾向施設のうち、人気度が3点以上の利用傾向施設が特定される。以下の説明では、ステップSC7で特定された利用傾向施設を、「人気利用傾向施設」という。
次いで、制御部25は、ステップSC7で特定された人気利用傾向施設のそれぞれについて、車両10の現在位置から、人気利用傾向施設に関連する駐車場へ至る推奨経路を検索すると共に、推奨経路を通って、人気利用傾向施設に関連する駐車場へ至った場合における到着時刻を予測する(ステップSC8)。
次いで、制御部25は、駐車場情報管理サーバー15にアクセスして、人気利用傾向施設に関連する駐車場のそれぞれについて、到着時刻が含まれる時間帯における利用率を取得する(ステップSC9)。
次いで、制御部25は、人気利用傾向施設のうち、到着時刻が含まれる時間帯における関連する駐車場の利用率が、所定の閾値を下回っている人気利用傾向施設を特定する(ステップSA10)。
ここで、所定の閾値は、ユーザーが、推奨経路を経由して人気利用傾向施設に関連する駐車場に至った場合に、当該駐車場にスムーズに駐車できるか否かを判別する基準となるような値に設定される。すなわち、駐車場の利用率が所定の閾値を上回っている場合は、駐車場の混雑具合に起因して、ユーザーが待たされたりする可能性があり、一方、駐車場の利用率が所定の閾値を下回っている場合は、ユーザーは、当該駐車場にスムーズに駐車できる。所定の閾値は、例えば、95%である。
以下の説明では、ステップSA10で特定された人気利用傾向施設を「表示施設」と言うものとする。
次いで、制御部25は、表示部28を制御して、表示パネル40に表示施設に関する各種表示を行う(ステップSA11)。
以下、ステップSA11において行われる表示について詳述する。
次いで、制御部25は、ステップSC7で特定された人気利用傾向施設のそれぞれについて、車両10の現在位置から、人気利用傾向施設に関連する駐車場へ至る推奨経路を検索すると共に、推奨経路を通って、人気利用傾向施設に関連する駐車場へ至った場合における到着時刻を予測する(ステップSC8)。
次いで、制御部25は、駐車場情報管理サーバー15にアクセスして、人気利用傾向施設に関連する駐車場のそれぞれについて、到着時刻が含まれる時間帯における利用率を取得する(ステップSC9)。
次いで、制御部25は、人気利用傾向施設のうち、到着時刻が含まれる時間帯における関連する駐車場の利用率が、所定の閾値を下回っている人気利用傾向施設を特定する(ステップSA10)。
ここで、所定の閾値は、ユーザーが、推奨経路を経由して人気利用傾向施設に関連する駐車場に至った場合に、当該駐車場にスムーズに駐車できるか否かを判別する基準となるような値に設定される。すなわち、駐車場の利用率が所定の閾値を上回っている場合は、駐車場の混雑具合に起因して、ユーザーが待たされたりする可能性があり、一方、駐車場の利用率が所定の閾値を下回っている場合は、ユーザーは、当該駐車場にスムーズに駐車できる。所定の閾値は、例えば、95%である。
以下の説明では、ステップSA10で特定された人気利用傾向施設を「表示施設」と言うものとする。
次いで、制御部25は、表示部28を制御して、表示パネル40に表示施設に関する各種表示を行う(ステップSA11)。
以下、ステップSA11において行われる表示について詳述する。
図10は、ステップSA11で表示パネル40に表示される表示選択画面50の一例を示す図である。
図10の表示選択画面50では、画面の中央に、表示施設の施設種別が明示された上で、表示施設を表示するか否かを問い合わせる旨のメッセージが表示される。なお、図10の例では、表示施設の施設種別が「ラーメン店」である場合を例としているが、ステップSA10で特定される表示施設が複数存在し、これに伴って表示施設の施設種別も複数存在する場合もあり、この場合は、複数の施設種別のそれぞれが、明示される。
さらに、表示選択画面50では、表示施設を表示パネル40に表示することを選択するタッチスイッチ51と、表示施設を表示パネル40に表示しないことを選択するタッチスイッチ52とが、タッチ操作可能に表示される。
図10の表示選択画面50では、画面の中央に、表示施設の施設種別が明示された上で、表示施設を表示するか否かを問い合わせる旨のメッセージが表示される。なお、図10の例では、表示施設の施設種別が「ラーメン店」である場合を例としているが、ステップSA10で特定される表示施設が複数存在し、これに伴って表示施設の施設種別も複数存在する場合もあり、この場合は、複数の施設種別のそれぞれが、明示される。
さらに、表示選択画面50では、表示施設を表示パネル40に表示することを選択するタッチスイッチ51と、表示施設を表示パネル40に表示しないことを選択するタッチスイッチ52とが、タッチ操作可能に表示される。
図11は、表示選択画面50の、タッチスイッチ51がタッチ操作された場合に、表示パネル40に表示される画面の一例を示す図である。
図11に示すように、表示選択画面50のタッチスイッチ51がタッチ操作された場合、地図上に、自車両ポイント53によって自車両の位置が明示された上で、表示施設のそれぞれが、星印のアイコン54によって表示される。これらアイコン54は、タッチ操作可能とされ、タッチ操作された場合、表示施設の概要が表示される。
このように、本実施形態では、表示施設を表示する前に、表示施設を表示するか否かをユーザーに問い合わせる構成となっている。これは、ユーザーが、特定の目的を持って車両10を走行している場合等、表示施設を地図上に表示することを望まない場合も十分考えられ、この様な場合に、表示施設が地図上に表示されることを防止するためである。
図11に示すように、表示選択画面50のタッチスイッチ51がタッチ操作された場合、地図上に、自車両ポイント53によって自車両の位置が明示された上で、表示施設のそれぞれが、星印のアイコン54によって表示される。これらアイコン54は、タッチ操作可能とされ、タッチ操作された場合、表示施設の概要が表示される。
このように、本実施形態では、表示施設を表示する前に、表示施設を表示するか否かをユーザーに問い合わせる構成となっている。これは、ユーザーが、特定の目的を持って車両10を走行している場合等、表示施設を地図上に表示することを望まない場合も十分考えられ、この様な場合に、表示施設が地図上に表示されることを防止するためである。
図12は、図11に示す画面において、いずれかのアイコン54がタッチ操作された場合に、表示パネル40に表示される画面の一例を示す図である。
図12に示すように、いずれかのアイコン54がタッチ操作された場合、タッチ操作されたアイコン54が明示されると共に、当該アイコン54に係る表示施設の概要が記された概要ボックス56が表示される。
概要ボックス56では、表示施設の名称と、表示施設の人気度と、現在位置から表示施設までの距離と、表示施設に関連する駐車場への予想到着時刻と、が表示される。
表示施設の名称は、地図データベース45から取得される。表示施設の人気度は、図9のフローチャートで説明した動作により算出される1〜5点の点数であり、本実施形態では、人気度の点数に応じて星のマークが表示される。現在位置と表示施設との距離、及び、予想到着時刻は、制御部25が、地図データベース45を参照した上で、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27の検出値に基づいて、制御部25が算出する。
さらに、概要ボックス56には、詳細表示スイッチ57と、目的地設定スイッチ58とが表示される。
図12に示すように、いずれかのアイコン54がタッチ操作された場合、タッチ操作されたアイコン54が明示されると共に、当該アイコン54に係る表示施設の概要が記された概要ボックス56が表示される。
概要ボックス56では、表示施設の名称と、表示施設の人気度と、現在位置から表示施設までの距離と、表示施設に関連する駐車場への予想到着時刻と、が表示される。
表示施設の名称は、地図データベース45から取得される。表示施設の人気度は、図9のフローチャートで説明した動作により算出される1〜5点の点数であり、本実施形態では、人気度の点数に応じて星のマークが表示される。現在位置と表示施設との距離、及び、予想到着時刻は、制御部25が、地図データベース45を参照した上で、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27の検出値に基づいて、制御部25が算出する。
さらに、概要ボックス56には、詳細表示スイッチ57と、目的地設定スイッチ58とが表示される。
目的地設定スイッチ58は、タッチ操作したアイコン54に係る表示施設を目的として設定することを指示する際に、タッチ操作されるスイッチであり、この目的地設定スイッチ58がタッチ操作された場合、当該表示施設を目的地とした、経路検索、及び、経路誘導が実行される。
詳細表示スイッチ57は、タッチ操作したアイコン54に係る表示施設の詳細を表示することを指示する際に、タッチ操作されるスイッチである。
詳細表示スイッチ57は、タッチ操作したアイコン54に係る表示施設の詳細を表示することを指示する際に、タッチ操作されるスイッチである。
図13は、詳細表示スイッチ57がタッチ操作された場合に、表示パネル40に表示される画面の一例を示す図である。
図13に示すように、詳細表示スイッチ57がタッチ操作された場合、表示施設の詳細が記された詳細ボックス59が表示される。
詳細ボックス59では、上述した概要ボックス56に記された情報のほか、表示施設の特徴、セールスポイントを説明するコメントや、表示施設に係る写真(例えば、飲食店であれば料理の写真)、その他の付随情報(例えば、飲食店であれば、メニューや、値段)が表示される。これら各種情報は、地図データベース45に施設と対応づけて記憶するようにしてもよく、また、施設の詳細が格納された専用のデータベースを記憶するようにしてもよい。
図13に示すように、詳細表示スイッチ57がタッチ操作された場合、表示施設の詳細が記された詳細ボックス59が表示される。
詳細ボックス59では、上述した概要ボックス56に記された情報のほか、表示施設の特徴、セールスポイントを説明するコメントや、表示施設に係る写真(例えば、飲食店であれば料理の写真)、その他の付随情報(例えば、飲食店であれば、メニューや、値段)が表示される。これら各種情報は、地図データベース45に施設と対応づけて記憶するようにしてもよく、また、施設の詳細が格納された専用のデータベースを記憶するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、利用施設表示モードでは、表示施設が地図上に表示される。ここで、表示施設は、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有しており、かつ、人気があり(人気度が高い)、かつ、ユーザーがその目的地に向かった場合スムーズに駐車できるような施設である。
つまり、利用施設表示モードでは、上述した第1条件〜第3条件が成立しているような状況下において、自動で、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有しており、かつ、人気があり(人気度が高い)、かつ、ユーザーがその目的地に向かった場合スムーズに駐車できるような施設が、地図上に表示されることとなる。すなわち、ユーザーが知りたいと思う蓋然性の高い施設を、自動で、ユーザーに提供できることとなり、ユーザーに対して、非常に有益な施設に係る情報を提供できることとなる。
特に、本実施形態では、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を判別する際に、ユーザーの駐車場の利用履歴を記憶しておき、この利用履歴に基づいて、ユーザーが過去に利用した施設の施設種別の頻度を検出し、検出した頻度に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出する構成となっている。すなわち、ユーザーに自身が好む施設種別を入力させることなく、自動で、利用する傾向にある施設種別を判別する構成となっているため、ユーザーの作業負担が軽減でき、ユーザーの利便性が向上する。
特に、本発明は、なんらかの施設を利用する場合、車両10を当該施設に関連する駐車場に駐車する場合が多いことに着目し、駐車場の利用履歴に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出するため、ユーザーの実際の行動を踏まえて適切に、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出できる。
また、ユーザーの好み(利用する施設の施設種別の傾向)は、時間の経過と共に変化することがあるが、本実施形態では、現時点から遡って所定の期間内に、車両10が駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度を検出し、この頻度に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出する構成であるため、時間の経過に伴うユーザーの好みの変化も反映して、適切に、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出できる。
つまり、利用施設表示モードでは、上述した第1条件〜第3条件が成立しているような状況下において、自動で、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有しており、かつ、人気があり(人気度が高い)、かつ、ユーザーがその目的地に向かった場合スムーズに駐車できるような施設が、地図上に表示されることとなる。すなわち、ユーザーが知りたいと思う蓋然性の高い施設を、自動で、ユーザーに提供できることとなり、ユーザーに対して、非常に有益な施設に係る情報を提供できることとなる。
特に、本実施形態では、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を判別する際に、ユーザーの駐車場の利用履歴を記憶しておき、この利用履歴に基づいて、ユーザーが過去に利用した施設の施設種別の頻度を検出し、検出した頻度に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出する構成となっている。すなわち、ユーザーに自身が好む施設種別を入力させることなく、自動で、利用する傾向にある施設種別を判別する構成となっているため、ユーザーの作業負担が軽減でき、ユーザーの利便性が向上する。
特に、本発明は、なんらかの施設を利用する場合、車両10を当該施設に関連する駐車場に駐車する場合が多いことに着目し、駐車場の利用履歴に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出するため、ユーザーの実際の行動を踏まえて適切に、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出できる。
また、ユーザーの好み(利用する施設の施設種別の傾向)は、時間の経過と共に変化することがあるが、本実施形態では、現時点から遡って所定の期間内に、車両10が駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度を検出し、この頻度に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出する構成であるため、時間の経過に伴うユーザーの好みの変化も反映して、適切に、ユーザーが利用する傾向にある施設を検出できる。
以上説明したように、本実施形態に係る車載機器11は、車両の位置を検出する車両位置検出部(制御部25、絶対位置検出部26、及び、相対方位検出部27)と、複数の駐車場Pについて、駐車場Pの位置情報と、当該駐車場Pに関連する施設の施設種別とを対応づけた駐車場/施設情報データベース47を記憶する地図情報記憶部(記憶部31)と、車両位置検出部により検出される車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を示す駐車場利用履歴データベース48を記憶する駐車場利用履歴記憶部35と、駐車場利用履歴記憶部35により記憶部31に記憶された駐車場利用履歴データベース48における駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部37と、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示パネル40に表示する制御部25(表示制御部)と、を備えている。
これによれば、ユーザーの駐車場の利用履歴に基づいて、自動で、ユーザーが利用する傾向にある施設が検出されると共に、当該施設が表示パネル40に表示されるため、表示パネル40に表示する施設を指定するといった繁雑な作業をユーザーが行うことなく、ユーザーの好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示できる。
これによれば、ユーザーの駐車場の利用履歴に基づいて、自動で、ユーザーが利用する傾向にある施設が検出されると共に、当該施設が表示パネル40に表示されるため、表示パネル40に表示する施設を指定するといった繁雑な作業をユーザーが行うことなく、ユーザーの好みに応じて、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示できる。
また、本実施形態では、傾向検出部37は、利用した駐車場に関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、当該頻度が高いほど、ユーザーが利用する傾向にある施設種別と判別する。
これによれば、ユーザーが1の施設を利用する際は、当該1の施設に関連する駐車場を利用する蓋然性が高いという実態を利用して、ユーザーが利用する傾向にある施設の施設種別を適切に検出することができる。
これによれば、ユーザーが1の施設を利用する際は、当該1の施設に関連する駐車場を利用する蓋然性が高いという実態を利用して、ユーザーが利用する傾向にある施設の施設種別を適切に検出することができる。
また、本実施形態では、傾向検出部37は、現時点から遡った所定の期間における、利用した駐車場に関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、当該所定の期間における当該頻度が高いほど、ユーザーが利用する傾向にある施設種別と判別する。
このように、ユーザーが「現時点から遡って所定の期間内に」駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を判別する構成とすることにより、現時点に時間的に近い情報に基づいて、当該施設種別が判別されることとなり、判別にあたり、ユーザーの最近の好みを反映させることができる。
このように、ユーザーが「現時点から遡って所定の期間内に」駐車した駐車場Pに関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を判別する構成とすることにより、現時点に時間的に近い情報に基づいて、当該施設種別が判別されることとなり、判別にあたり、ユーザーの最近の好みを反映させることができる。
また、本実施形態では、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の人気の高さを検出する人気検出部38を備え、制御部25(表示制御部)は、人気の高い施設ほど、優先的に表示パネル40に表示する。より具体的には、人気度が閾値よりも低い施設については、表示パネル40に表示しない。
これにより、ユーザーにとってより有益な施設の情報を、ユーザーに対して提供できる。
これにより、ユーザーにとってより有益な施設の情報を、ユーザーに対して提供できる。
また、本実施形態では、人気検出部38は、外部のサーバーである駐車場情報管理サーバー15から施設に関連する駐車場の利用状況の履歴を取得し、取得した駐車場の利用状況の履歴に基づいて、当該施設の人気の高さを検出する。
これによれば、駐車場情報管理サーバー15に収集された各駐車場の状況に関する情報を利用して、適切に、各駐車場に関連する施設の人気の高さを検出できる。
これによれば、駐車場情報管理サーバー15に収集された各駐車場の状況に関する情報を利用して、適切に、各駐車場に関連する施設の人気の高さを検出できる。
また、本実施形態では、人気検出部38は、施設に関連する駐車場の利用率に応じて、利用率が高いほど、当該施設の人気が高いと判別する。
ここで、ある施設について、当該施設に関連する駐車場の利用率が高い場合、当該施設への来客数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性が高い。すなわち、利用率と、人気とには、正の相関関係があり、利用率が高いほど人気があり、一方、利用率が低いほど人気がない傾向にあると言える。これを踏まえ、上記によれば、利用率を利用して、適切に施設の人気の高さを判別できる。
ここで、ある施設について、当該施設に関連する駐車場の利用率が高い場合、当該施設への来客数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性が高い。すなわち、利用率と、人気とには、正の相関関係があり、利用率が高いほど人気があり、一方、利用率が低いほど人気がない傾向にあると言える。これを踏まえ、上記によれば、利用率を利用して、適切に施設の人気の高さを判別できる。
また、本実施形態では、人気検出部38は、施設に関連する駐車場の利用率が低い場合であっても、当該駐車場を利用する車両の利用時間が長い傾向にある場合、当該施設の人気が高いと判別する。
ここで、ある駐車場について、利用率が低い場合であっても、当該駐車場における平均駐車時間が長い場合、駐車場が以下のような状況にある可能性がある。すなわち、当該駐車場に関連する施設に、徒歩や、電車等の車両以外の交通手段により多くの人間が訪問しており、当該施設が混雑した状態となっており、1人あたりの当該施設での滞在時間が長くなり、これに伴って、当該駐車場における平均駐車時間が長くなってしまう状況である。この場合は、施設への訪問者数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性がある。
以上を踏まえ、上記構成によれば、より適切に施設の人気の高さを検出できる。
なお、本実施形態では、具体的には、利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に、平均駐車時間の長さに応じた「重み」を付加することにより、人気度を設定する。
ここで、ある駐車場について、利用率が低い場合であっても、当該駐車場における平均駐車時間が長い場合、駐車場が以下のような状況にある可能性がある。すなわち、当該駐車場に関連する施設に、徒歩や、電車等の車両以外の交通手段により多くの人間が訪問しており、当該施設が混雑した状態となっており、1人あたりの当該施設での滞在時間が長くなり、これに伴って、当該駐車場における平均駐車時間が長くなってしまう状況である。この場合は、施設への訪問者数が多いということであり、当該施設は人気のある施設である可能性がある。
以上を踏まえ、上記構成によれば、より適切に施設の人気の高さを検出できる。
なお、本実施形態では、具体的には、利用率と人気度との関係に基づいて設定される人気度に、平均駐車時間の長さに応じた「重み」を付加することにより、人気度を設定する。
また、本実施形態では、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設について、駐車場情報管理サーバー15から当該施設に関連する駐車場の利用状況の履歴を取得すると共に、前記車両が現在位置から、当該施設に関連する駐車場へ行った場合における到着時刻を予測し、取得した当該駐車場の利用状況の履歴に基づいて、予想した到着時刻における当該駐車場の利用状況を予測し、予測した利用状況に基づいて、表示パネル40に表示する施設を選択する。より具体的には、到着時刻における利用率が所定の閾値よりも高いような施設については、表示パネル40に表示する対象から外す。
これにより、ユーザーがスムーズに駐車できる施設について、表示パネル40に表示されることとなり、ユーザーの利便性を向上することができる。
これにより、ユーザーがスムーズに駐車できる施設について、表示パネル40に表示されることとなり、ユーザーの利便性を向上することができる。
また、本実施形態では、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設であり、車両10の近傍に存在する施設の施設情報を、自動で、地図上に表示する利用施設表示モードを備えている。
これによれば、利用施設表示モードでは、ユーザーが煩雑な作業を行うことなく、自動で、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が表示されることとなるため、ユーザーに対して、自動で、施設に関する有益な情報を提供でき、ユーザーの利便性が向上する。
これによれば、利用施設表示モードでは、ユーザーが煩雑な作業を行うことなく、自動で、ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設が表示されることとなるため、ユーザーに対して、自動で、施設に関する有益な情報を提供でき、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、車両10の走行履歴を記憶すると共に、走行した頻度の低いエリアを車両10が走行したこと(第1条件)をトリガーとして、利用施設表示モードへ移行する。
ここで、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ユーザーがよくドライブするエリア(=進入した頻度が高いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ユーザーがあまりドライブしないエリア(=進入した頻度が低いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、上記構成によれば、ユーザーが在圏する施設についてあまり把握していないエリアを走行した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる構成となっている。
ここで、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ユーザーがよくドライブするエリア(=進入した頻度が高いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ユーザーがあまりドライブしないエリア(=進入した頻度が低いエリア)については、ユーザーは、エリア内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、上記構成によれば、ユーザーが在圏する施設についてあまり把握していないエリアを走行した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる構成となっている。
また、本実施形態では、車両10と、車両10のホーム位置と、の距離が所定の閾値を上回ったこと(第2条件)をトリガーとして、利用施設表示モードへ移行する。
ここで、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ホーム位置から近い領域については、ユーザーは、当該領域内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ホーム位置から離れた領域に関しては、ユーザーは、当該領域内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、上記構成によれば、ユーザーが施設についてあまり把握していない領域を走行している場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
ここで、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、ホーム位置から近い領域については、ユーザーは、当該領域内に存在する施設について比較的詳しく把握している一方、ホーム位置から離れた領域に関しては、ユーザーは、当該領域内に存在する施設についてあまり把握していないと、考えられる。
これを踏まえ、上記構成によれば、ユーザーが施設についてあまり把握していない領域を走行している場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
また、本実施形態では、車載機器11は、経路検索機能、及び、経路誘導機能(ナビゲーション機能)を備えており、目的地が設定されていない状態で車両10が所定時間以上走行したこと(第3条件)をトリガーとして、利用施設表示モードへ移行する。
ここで、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、目的地を設定することなく、所定時間以上の間、車両10を走行している場合、ユーザーは、車両10を走行しながら、自身が好む施設種別の施設を探している可能性があるものと考えられる。
これを踏まえ、上記構成によれば、ユーザーが、自身が好む施設種別の施設を探している可能性がある状況が現出した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
ここで、利用施設表示モードでは、ユーザーの好みを反映して、ユーザーにとって有益な施設の情報を表示部28の表示パネル40に、自動で、表示する。そして、目的地を設定することなく、所定時間以上の間、車両10を走行している場合、ユーザーは、車両10を走行しながら、自身が好む施設種別の施設を探している可能性があるものと考えられる。
これを踏まえ、上記構成によれば、ユーザーが、自身が好む施設種別の施設を探している可能性がある状況が現出した場合に、適切に、ユーザーに対し、有益な施設に係る情報を提供できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
本実施形態では、施設の人気を、施設に関連する駐車場の情報を利用して検出する構成であったが、施設の人気を収集し、管理するサーバーから施設の人気に関する情報を収集するようにしても良い。
また、各駐車場の状況に関する情報は、駐車場情報管理サーバー15等の管理サーバーから取得するようにしてもよく、駐車場Pに設置された端末等から直接取得するようにしてもよい。また、各駐車場Pの利用率を、車載機器11が算出する構成であってもよい。
また、時間帯に応じて、表示パネル40に表示する施設を選別するようにしてもよい。例えば、施設種別ごとに、施設種別の業態、業種に応じて施設を表示する時間帯を設定しておき(例:飲食店に係る施設種別なら昼食時である11:00〜14:00、及び、夕食時である18:00〜20:00等、小売店に係る施設種別なら開店時間に応じた時間帯等)、現在の時刻と、表示すべき時間帯との関係を考慮して、表示パネル40に表示する施設を選別するようにしてもよい。
本実施形態では、施設の人気を、施設に関連する駐車場の情報を利用して検出する構成であったが、施設の人気を収集し、管理するサーバーから施設の人気に関する情報を収集するようにしても良い。
また、各駐車場の状況に関する情報は、駐車場情報管理サーバー15等の管理サーバーから取得するようにしてもよく、駐車場Pに設置された端末等から直接取得するようにしてもよい。また、各駐車場Pの利用率を、車載機器11が算出する構成であってもよい。
また、時間帯に応じて、表示パネル40に表示する施設を選別するようにしてもよい。例えば、施設種別ごとに、施設種別の業態、業種に応じて施設を表示する時間帯を設定しておき(例:飲食店に係る施設種別なら昼食時である11:00〜14:00、及び、夕食時である18:00〜20:00等、小売店に係る施設種別なら開店時間に応じた時間帯等)、現在の時刻と、表示すべき時間帯との関係を考慮して、表示パネル40に表示する施設を選別するようにしてもよい。
10 車両
15 駐車場情報管理サーバー(外部)
25 制御部(表示制御部、車両位置検出部)
26 絶対位置検出部(車両位置検出部)
27 相対方位検出部(車両位置検出部)
28 表示部
31 記憶部(地図情報記憶部)
35 駐車場利用履歴記憶部(履歴記憶部)
36 走行履歴記憶部
37 傾向検出部
38 人気検出部
40 表示パネル
40 利用率
P 駐車場
15 駐車場情報管理サーバー(外部)
25 制御部(表示制御部、車両位置検出部)
26 絶対位置検出部(車両位置検出部)
27 相対方位検出部(車両位置検出部)
28 表示部
31 記憶部(地図情報記憶部)
35 駐車場利用履歴記憶部(履歴記憶部)
36 走行履歴記憶部
37 傾向検出部
38 人気検出部
40 表示パネル
40 利用率
P 駐車場
Claims (14)
- 車両の位置を検出する車両位置検出部と、
複数の駐車場について、駐車場の位置情報と、当該駐車場に関連する施設の施設種別とを対応づけて記憶する地図情報記憶部と、
前記車両位置検出部により検出される前記車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を記憶する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部に記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部と、
ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部に表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする車載機器。 - 前記傾向検出部は、
利用した駐車場に関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、当該頻度が高いほど、ユーザーが利用する傾向にある施設種別と判別することを特徴とする請求項1に記載の車載機器。 - 前記傾向検出部は、
現時点から遡った所定の期間における、利用した駐車場に関連する施設の施設種別の頻度に基づいて、当該所定の期間における当該頻度が高いほど、ユーザーが利用する傾向にある施設種別と判別することを特徴とする請求項2に記載の車載機器。 - ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の人気の高さを検出する人気検出部を備え、
前記表示制御部は、
人気の高い施設ほど、優先的に前記表示部に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載機器。 - 前記人気検出部は、
外部から施設に関連する駐車場の利用状況の履歴を取得し、取得した駐車場の利用状況の履歴に基づいて、当該施設の人気の高さを検出することを特徴とする請求項4に記載の車載機器。 - 前記人気検出部は、
施設に関連する駐車場の利用率に応じて、利用率が高いほど、当該施設の人気が高いと判別することを特徴とする請求項5に記載の車載機器。 - 前記人気検出部は、
施設に関連する駐車場の利用率が低い場合であっても、当該駐車場を利用する車両の利用時間が長い傾向にある場合、当該施設の人気が高いと判別することを特徴とする請求項6に記載の車載機器。 - ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設について、
外部から当該施設に関連する駐車場の利用状況の履歴を取得すると共に、前記車両が現在位置から、当該施設に関連する駐車場へ行った場合における到着時刻を予測し、取得した当該駐車場の利用状況の履歴に基づいて、予想した到着時刻における当該駐車場の利用状況を予測し、予測した利用状況に基づいて、前記表示部に表示する施設を選択することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の車載機器。 - ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設であり、前記車両の近傍に存在する施設の施設情報を、自動で、地図上に表示する利用施設表示モードを備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の車載機器。
- 前記車両の走行履歴を記憶すると共に、走行した頻度の低いエリアを前記車両が走行したことをトリガーとして、前記利用施設表示モードへ移行することを特徴とする請求項9に記載の車載機器。
- 前記車両と、前記車両のホーム位置と、の距離が所定の閾値を上回ったことをトリガーとして、前記利用施設表示モードへ移行することを特徴とする請求項9に記載の車載機器。
- ナビゲーション機能を備え、目的地が設定されていない状態で前記車両が所定時間以上走行したことをトリガーとして、前記利用施設表示モードへ移行することを特徴とする請求項9に記載の車載機器。
- 車両の位置を検出する車両位置検出部と、
複数の駐車場について、駐車場の位置情報と、当該駐車場に関連する施設の施設種別とを対応づけて記憶する地図情報記憶部と、を備える車載機器を制御して、
前記車両位置検出部により検出される前記車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を記憶し、
記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出し、
ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部に表示することを特徴とする車載機器の制御方法。 - 車両の位置を検出する車両位置検出部と、
複数の駐車場について、駐車場の位置情報と、当該駐車場に関連する施設の施設種別とを対応づけて記憶する地図情報記憶部と、を備える車載機器を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、
前記コンピューターを
前記車両位置検出部により検出される前記車両の位置と、駐車場の位置情報とを利用して、駐車場の利用履歴を記憶する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部に記憶された駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザーが利用する施設の施設種別の傾向を検出する傾向検出部と、
ユーザーが利用する傾向にある施設種別を有する施設の施設情報を、表示部に表示する表示制御部と、として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010210704A JP2012068041A (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | 車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010210704A JP2012068041A (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | 車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012068041A true JP2012068041A (ja) | 2012-04-05 |
Family
ID=46165501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010210704A Pending JP2012068041A (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | 車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012068041A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018084967A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 株式会社タイトー | ゲームサーバ、ゲームシステム |
JP2018084968A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 株式会社タイトー | ゲームサーバ、ゲームシステム |
WO2018101264A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | パイオニア株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム |
WO2018179956A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 駐車場情報管理システム、駐車場案内システム、駐車場情報管理プログラムおよび駐車場案内プログラム |
WO2019065349A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 本田技研工業株式会社 | ユーザ情報管理装置及びユーザ情報管理方法 |
WO2019188139A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 管理装置、管理システム、および位置補正方法 |
WO2019202782A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 株式会社Nttドコモ | 訪問先推定装置および訪問先推定方法 |
JP2020030456A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | Zホールディングス株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
CN113722613A (zh) * | 2020-05-26 | 2021-11-30 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理系统、信息处理方法以及车辆 |
-
2010
- 2010-09-21 JP JP2010210704A patent/JP2012068041A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018084968A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 株式会社タイトー | ゲームサーバ、ゲームシステム |
JP2018084967A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 株式会社タイトー | ゲームサーバ、ゲームシステム |
JP7004497B2 (ja) | 2016-11-24 | 2022-01-21 | 株式会社タイトー | ゲームシステム |
WO2018101264A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | パイオニア株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム |
US11371853B2 (en) | 2016-11-30 | 2022-06-28 | Pioneer Corporation | Information processing device, information processing method and program |
JPWO2018101264A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2019-10-24 | パイオニア株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム |
WO2018179956A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 駐車場情報管理システム、駐車場案内システム、駐車場情報管理プログラムおよび駐車場案内プログラム |
US11238735B2 (en) | 2017-03-29 | 2022-02-01 | Aisin Aw Co., Ltd. | Parking lot information management system, parking lot guidance system, parking lot information management program, and parking lot guidance program |
JPWO2018179956A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2019-12-12 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 駐車場情報管理システム、駐車場案内システム、駐車場情報管理プログラムおよび駐車場案内プログラム |
JPWO2019065349A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2020-09-24 | 本田技研工業株式会社 | ユーザ情報管理装置及びユーザ情報管理方法 |
WO2019065349A1 (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-04 | 本田技研工業株式会社 | ユーザ情報管理装置及びユーザ情報管理方法 |
WO2019188139A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 管理装置、管理システム、および位置補正方法 |
JP2019174238A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 管理装置、管理システム、および位置補正方法 |
US11408958B2 (en) | 2018-03-28 | 2022-08-09 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Management device, management system, and position correction method |
JPWO2019202782A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2021-05-13 | 株式会社Nttドコモ | 訪問先推定装置および訪問先推定方法 |
WO2019202782A1 (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-24 | 株式会社Nttドコモ | 訪問先推定装置および訪問先推定方法 |
JP7228573B2 (ja) | 2018-04-18 | 2023-02-24 | 株式会社Nttドコモ | 訪問先推定装置および訪問先推定方法 |
JP2020030456A (ja) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | Zホールディングス株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
CN113722613A (zh) * | 2020-05-26 | 2021-11-30 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理系统、信息处理方法以及车辆 |
JP2021189543A (ja) * | 2020-05-26 | 2021-12-13 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び車両 |
JP7347327B2 (ja) | 2020-05-26 | 2023-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 |
CN113722613B (zh) * | 2020-05-26 | 2024-03-15 | 丰田自动车株式会社 | 信息处理装置、信息处理系统、信息处理方法以及车辆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012068041A (ja) | 車載機器、車載機器の制御方法、及び、プログラム | |
US8073615B2 (en) | Destination-prediction apparatus, destination-prediction method, and navigation apparatus | |
US7565239B2 (en) | Method and apparatus for navigation system for searching selected type of information along route to destination | |
US9638542B2 (en) | Method and system of route scheduling and presenting route-based fuel information | |
JP3527505B2 (ja) | 情報提供方法 | |
JP6578091B2 (ja) | 携帯電子機器、情報提供方法、及び情報提供システム | |
US20150300837A1 (en) | Area map provision system, terminal device, and server device | |
KR20150143822A (ko) | 이동 정보를 제공하기 위한 방법 및 장치 | |
JP6381024B2 (ja) | 経路探索装置、経路検索システム及びコンピュータプログラム | |
JP2015094748A (ja) | ナビゲーションシステム、電子機器のナビゲーション方法及びプログラム | |
JP2009110234A (ja) | 端末装置、分析サーバ、プローブ情報分析システムおよび方法。 | |
JP4927477B2 (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP6036199B2 (ja) | ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム | |
JP4949189B2 (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体 | |
JP6281767B2 (ja) | カーナビゲーションシステム、経路探索装置、カーナビゲーション装置、経路探索方法及びコンピュータプログラム | |
JP2015076079A (ja) | 利用目的推定システム、端末装置、利用目的推定方法、およびプログラム | |
JP2015025718A (ja) | 降雨情報提供システム、及び降雨情報送信装置 | |
JP5658636B2 (ja) | 経路案内装置及び経路案内方法 | |
JP5630184B2 (ja) | コンピュータ、車載機、経路通知方法、および経路表示方法 | |
JP5016627B2 (ja) | 車載機器、情報通信システム、車載機器の通信制御方法およびプログラム | |
JP3835214B2 (ja) | ドライブルート設定装置及びドライブルート設定プログラム | |
JP2014009948A (ja) | 経路情報提供システム、及び、ナビゲーション装置 | |
JP2015004629A (ja) | 経由地候補作成装置、経由地候補表示装置、経由地候補作成方法 | |
JP3818222B2 (ja) | 周辺情報検索表示装置 | |
JP2016173348A (ja) | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法およびナビゲーションプログラム |