JP2012065069A - 欠陥検出補正装置、及びプログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホワイトバランスを考慮して欠陥画素を補正する処理を短時間で行う。
【解決手段】デジタルカメラ10には、複数の欠陥画素マップ27〜28が予め記憶されている。欠陥画素マップ27〜28には、遮光状態で所定時間露光した時に撮像素子から得られるCFA画像データの画素値と撮影光源に応じて色毎に変えた閾値とに基づいて検出した欠陥画素の位置情報が記録さている。ホワイトバランスゲイン算出回路17は、撮像素子25から取得したCFA画像データに基づいてホワイトバランスゲインを算出する。欠陥画素マップ選択回路18は、ホワイトバランスゲインに応じて複数の欠陥画素マップ27〜29のうちからいずれかを選択する。欠陥補正回路19は、選択した欠陥画素マップに記載の欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する。
【選択図】図1
【解決手段】デジタルカメラ10には、複数の欠陥画素マップ27〜28が予め記憶されている。欠陥画素マップ27〜28には、遮光状態で所定時間露光した時に撮像素子から得られるCFA画像データの画素値と撮影光源に応じて色毎に変えた閾値とに基づいて検出した欠陥画素の位置情報が記録さている。ホワイトバランスゲイン算出回路17は、撮像素子25から取得したCFA画像データに基づいてホワイトバランスゲインを算出する。欠陥画素マップ選択回路18は、ホワイトバランスゲインに応じて複数の欠陥画素マップ27〜29のうちからいずれかを選択する。欠陥補正回路19は、選択した欠陥画素マップに記載の欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像信号中、特に固体撮像素子上に生じる欠陥画素を検出する欠陥検出補正装置、及びプログラム、並びに記録媒体に関する。
カラーイメージセンサ等を構成する固体撮像素子(以下、「撮像素子」と称す)では、半導体の局部的な結晶欠陥等によって感度が低下したり、あるいは出荷時以降に何らかのストレス要因で発生する傷などに伴って画素欠陥が生じることがある。このような場合、その画素欠陥に起因して画像に白点欠陥や黒点欠陥が生じ、画質が劣化する。このため、撮像素子を利用するデジタルカメラには、予め欠陥画素の位置情報を検出しておき、画像データを取得後にその位置情報に基づいて欠陥画素の出力値を近傍の画素値を使って補正する欠陥画素補正回路が組み込まれている。
ところで、一般的なデジタルカメラでは、画像処理等によって各画素に有するRGBの各出力値を変更した場合については欠陥画像の補正が考慮されていない。例えば、ホワイトバランス処理の時に、増幅前には異常な値を出力せず欠陥画素に該当しないものであっても、そのゲインの大きさによっては欠陥画素に相当するデータを有することになる場合がある。ホワイトバランス補正により欠陥画素に相当することになった画素については欠陥補正対象とされないため、そのまま画像として表示することによりこの画素に起因する白点欠陥が画像上に現れてしまうおそれがある。
そこで、ホワイトバランス補正を考慮した欠陥画素を補正する画像処理装置が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載の画像処理装置では、真っ暗な状態で所定時間露光したときに撮像素子のから得られる各画素の出力値が第1閾値以上となる画素の位置情報、その画素位置のRGB情報及び出力値を欠陥画素候補テーブルに予め記憶しておき、撮影前又は後で行われるホワイトバランスの設定に応答して、ホワイトバランスに応じたゲインを欠陥画素候補テーブルに記載の画素の出力値に乗算し、乗算した値が、前記第1閾値よりも大きい第2閾値を超える画素を欠陥画素として検出して欠陥画素補正を行っている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ホワイトバランスの設定毎に、そのゲインを欠陥候補画素のデジタルデータに乗算する演算と、乗算したデータと第2閾値とを比較して欠陥画素を抽出する比較判定との二つの処理を行う必要があるため、欠陥補正をして画像を得るのに長時間を要してしまい、次の撮影を迅速に行えないおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ホワイトバランス等の撮影条件を考慮して欠陥画素を補正する処理を短時間で行うことができる欠陥画素補正装置、及びプログラム、並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目標を達成するために、本発明では、撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、所定の明るさで撮影した時に撮像素子から得られるカラーの画像データに基づいて検出した欠陥画素の位置情報がカラーの画像データを構成する色毎に予め記録されている欠陥画素情報を複数記憶する欠陥画素情報記憶手段と、前記設定した撮影条件に応じて前記複数の欠陥画素情報のうちの何れかの欠陥画素情報を選択する選択手段と、前記選択した欠陥画素情報に記録の欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する欠陥画素補正手段と、を備えたものである。
撮影条件としては、ホワイトバランスゲイン、又はISO感度が好適である。なお、空格子補間処理(画素補間処理)や連写モード等としてもよい。欠陥画素情報としては、撮影条件に応じて前記色毎に決めた閾値に基づいて検出した欠陥画素の位置情報を記録したメモリマップやテーブルメモリ等としてもよい。
カラーの画像データとしては、3色のカラーフィルタアレイを備えた1個の撮像素子から得られる画像データとしてもよい。この場合、空間周波数が最も高い第1色成分の色情報を出力する複数の画素と、前記第1色成分の色情報を出力せず前記第1色成分よりも空間周波数が低い第2色成分又は第3色成分の色情報を出力する複数の画素と、が2次元配列された撮像素子によって生成される画像データになる。なお、3板式CCD等から得られるカラーの画像データとしてもよい。
撮影条件をホワイトバランスにする場合には、所定の明るさで撮影した時に撮像素子から得られるカラーの画像データに対して、色毎に一律の閾値を用いて検出した第1欠陥画素情報と、第2色成分の色情報を他の色情報よりも厳しく判定する閾値を用いて検出した第2欠陥画素情報と、第3色成分の色情報を他の色情報よりも厳しく判定する閾値を用いて検出した第3欠陥画素マップとを前記欠陥画素情報記憶手段に予め記憶しておくとともに、撮影毎に得られるカラーの画像データに基づいて前記第2及び第3色成分の色情報に応じたホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出回路を設け、前記選択手段は、前記二つのホワイトバランスゲインに基づいて第1〜第3欠陥画素情報のうちから何れかを選択するように構成すればよい。
本発明としては、カラーの画像データを、色毎の欠陥画素の情報に基づいて補正する欠陥画素補正方法としてもよい。この場合には、撮影条件を設定する撮影条件設定ステップと、欠陥画素の位置情報が前記カラーの画像データを構成する色毎に記録されている複数の欠陥画素情報のうちの何れかを前記設定した撮影条件に応じて、選択する欠陥画素情報選択ステップと、前記選択した欠陥画素情報に記録されている欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する欠陥画素補正ステップと、を含むものである。また、本発明としては、欠陥画素補正方法を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムとしてもよい。また、コンピュータが読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体としてもよい。
本発明では、複数の欠陥画素情報のうちの何れかの欠陥画素情報を選択することで撮影条件に影響が生じる欠陥画素を確実に検出することができ、よって、従来技術で説明した演算や比較等の処理を行う必要がないため、撮影条件を考慮した欠陥画素補正を迅速に行うことができる。
デジタルカメラ10は、図1に示すように、光学系11、カラーイメージセンサ12、アナログフロントエンド(以下「AFE」と称す)13、画像処理部14、画像圧縮部15、及び記録部16を備えている。画像処理部14は、ホワイトバランスゲイン算出回路17、欠陥画素マップ選択回路18、欠陥補正回路19、ホワイトバランス処理回路20、空格子補間回路21、及び色変換回路22等で構成されている。この画像処理部14には、ワークメモリ用のRAM23が接続されている。
光学系11は、撮影レンズや絞り等で構成されている。カラーイメージセンサ(ベイヤー配列型単板撮像素子)12は、カラーフィルタアレイ(CFA)24とCCD等の固体撮像素子(以下「撮像素子」と称す)25とで構成されており、光学系11により結像される光学像を光電変換して得られる電荷を受光セル毎に一定時間蓄積し受光セル(画素)毎の受光量に応じた電気信号を出力する。
カラーフィルタアレイ24は、撮像素子25の総画素数Nに対して、例えば、詳しくは図2に示すように、G(緑色)の解像度がN/2、R(赤色)及びB(青色)の解像度がN/4となる原色ベイヤー配列になっている。
ここで、各画素は、G色を出力する画素と、G色を出力しない画素とで構成されている。すなわち、撮像素子25は、空間周波数が最も高い第1色成分の色情報を出力する複数の画素と、第1色成分の色情報を出力せず第1色成分よりも空間周波数が低い第2色成分又は第3色成分の色情報を出力する複数の画素と、を2次元配列したものである。
AFE13は、カラーイメージセンサ12から出力されるアナログの電気信号をデジタルに変換してCFA画像データとして出力するとともに、デジタル変換に際してノイズ除去等の処理を施す。
ホワイトバランスゲイン算出回路17は、CFA画像データに基づいて、例えば3色のうちのR(赤色)及びB(青色)の色情報を、G(緑色)の色情報のピークレベルと等しくなるように調整するために、ホワイトバランス補正処理の時にRGBの各値に乗算する係数、すなわちホワイトバランスゲインを算出する。このホワイトバランス調整量は、R/Gゲイン(緑色に対する赤色のゲイン)の値WRと、B/Gゲイン(緑色に対する青色のゲイン)の値WBとで構成されている。
一例として、ホワイトバランスゲイン算出回路17は、JISZ8725の「光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法」に従ってCFA画像データをTC−Duv座標のデータに変換し、画像データにおける無彩色部分を判定する。そして、座標変換後のデータが無彩色と判定された場合には、ホワイトバランスゲイン算出回路17は、TC−Duv座標から求まる相関色温度を所定の色温度−ホワイトバランスゲインの関係式に当てはめてGに対するR及びBのホワイトバランスゲインWR,WBを算出する。
ホワイトバランスゲインWR,WBの情報は、欠陥画素マップ選択回路18とホワイトバランス処理回路20とにそれぞれ送られる。欠陥画素マップ選択回路18は、第1ないし第3の欠陥画素マップ27〜29を記憶する記憶部30を有し、算出した2つのホワイトバランスゲインWR,WBに基づいて第1ないし第3の欠陥画素マップ27〜29のうちのいずれかを選択する。
各欠陥画素マップ27〜29には、予め決めた閾値に基づいて検出した欠陥画素の位置情報が予め記録されている。閾値は、色温度や光源の分光放射強度で決まる撮影光源に応じて色毎に決められている。これは、撮像素子25の分光感度と撮影光源との関係によりR又はBの画素位置での白点欠陥の影響が他色の画素位置での白点欠陥の影響と異なるためである。
欠陥補正回路19は、選択した欠陥画素マップ27〜29に記録されている欠陥画素を補正する。ホワイトバランス処理回路20は、無彩色の被写体が無彩色な被写体の画像になるように、ホワイトバランスゲイン算出回路17で算出した2つのホワイトバランスゲインWR,WBを、対応する色の画素値に乗算する。
空格子補間回路21は、CFA画像データがRGBのいずれか1つのデータであることから、各画素につき周りの画素の色から推測することによりその画素以外の色を補う処理(画素補間処理)を行ってRGB画像データを作る。
ここで用いる補間方法としては、CFA画像データから輝度成分画像を生成して空格子補間を行ってもよい。また、代わりに、周知の色相を保つ補間法、メジアン処理による補間法、勾配に基づく補間法、及び、適応型カラーブレーン補間法(ACPI)等のいずれかの補間法を用いることができる。
得られたRBG画像データは、撮像素子25の感度特性に基づくデータである。そこで、色変換回路22は、RGB画像データに対して表示に適したSRGB等の色変換や階調変換等を行う。
画像圧縮部15は、SRGB画像データを非可逆圧縮方式、例えばJPEG方式により符号化して圧縮画像データを作る。記録部16は、圧縮画像データを、例えば内部メモリ、又は着脱可能なメモリカード等に記録する。
次に、上記構成の作用を簡単に説明する。デジタルカメラ10の組立工場には、欠陥画素マップ生成手段と、書き込み手段とを備えている。欠陥画素マップ生成手段は、撮影光源に応じて複数の欠陥画素マップ27〜29を予め生成し、書き込み手段は、生成した欠陥画素マップ27〜29をデジタルカメラ10の記憶部30に記録する。
欠陥画素マップ27〜29は、予め撮像して得られるCFA画像データに基づいて、撮像素子25の各画素のうちの異常な値を出力する画素を抽出し、抽出した欠陥画素のみの位置情報をテーブルとして記録したものである。
具体的には、真っ暗な状態で所定時間露光した時に撮像素子25の各画素から出力されるCFA画像データを12ビットのデジタルデータとして示した値と、予め決めた閾値とを比較し、前記閾値を超える値の画素を欠陥画素として抽出し、その抽出した欠陥画素の位置情報を記憶する。
例えば、CFA画像データが、図3に示すように得られたものとする。ここで、図3における数字がデジタルデータである。このCFA画像データに基づいて、撮影光源に応じた欠陥画素の位置情報を持つ第1〜第3の欠陥画素マップ27〜29を作る。
例えば、第1欠陥画素マップ27は、RGBの区別無く欠陥画素を抽出してそれらの位置情報を記録したテーブルである。このときに用いる閾値は、全て一律にした値、すなわち「TR」=「TG」=「TB」との関係になっている。ここで、「TR」はR画素用の閾値、「TG」はG画素用の閾値、TBはB画素用の閾値である。ここで、閾値「TR」,「TG」,「TB」を、例えば「150」に設定すると、第1欠陥画素マップ27は、例えば図4に示す「×」の画素位置を、欠陥画素を表す「1」とし、「×」以外の正常画素を「0」とするマップになる。なお、第1欠陥画素情報としては、マップ27に限らず、例えば、図5に示すように、欠陥画素の位置情報のみを記録するテーブルとしてもよい。
第2欠陥画素マップ28には、R画素の判定基準を厳しくして欠陥画素を抽出してそれらの位置情報を記録したテーブルである。このときに用いる閾値は、「KR」×「TR」=「TG」=「TB」との関係になっている。なお、「KR」は、「1」以下の定数である。ここで、前述した閾値「TR」,「TG」,「TB」を、例えば「150」に設定し、そして「KR」を例えば「0.7」に設定すると、G及びB画素用の閾値「TG」,「TB」が「150」であるのに対し、R画素用の閾値は「KR」×「TR」なので「105」となる。したがって、図6に示すように、「×」の画素位置が欠陥画素として検出される。このときに検出した欠陥画素は、第1欠陥画素マップ27に対してR画素だけ厳しく検出されており、第2欠陥画素マップ28は、例えば図6に示す「×」の画素位置を、欠陥画素を表す「1」とし、「×」以外の正常画素を「0」とするマップになる。なお、前述したように、第2欠陥画素情報としては、図7に示すように、欠陥画素の位置情報のみを記録するテーブルとしてもよい。
第3欠陥画素マップには、B画素の判定基準を厳しくして欠陥画素を抽出してそれらの位置情報を記録したテーブルである。このときに用いる閾値は、「TR」=「TG」=「TB」×「KR」との関係になっている。なお、「KR」は、「1」以下の定数である。ここで、前述した閾値「TR」,「TG」,「TB」を「150」、そして「KR」を「0.7」とすると、R及びG画素用の閾値「TR」,「TG」は「150」、B画素用の閾値は、「KR」×「TB」なので「105」となる。したがって、図8に示す「×」の画素位置が欠陥画素として検出される。このときに検出した欠陥画素は、第1欠陥画素マップ27に対してB画素だけ厳しく検出されており、第3欠陥画素マップ29は、図8に示す「×」の画素位置を、欠陥画素を表す「1」とし、「×」以外の正常画素を「0」とするマップになる。なお、第3欠陥画素情報も、マップに限らず、例えば、図9に示すように、欠陥画素の位置情報のみを記録するテーブルとしてもよい。
欠陥画素マップ選択回路18は、撮影光源により決まる2つのホワイトバランスゲインWR,WBに基づいて、複数の欠陥画素マップ27〜29のうちの何れか一つ、又は何れかを組み合わせたものを選択する。
マップを選択するときには、例えば、図10に示すように、2つのホワイトバランスゲインWR,WBのうちの一方を縦軸に他方を横軸にとり、横軸と縦軸の範囲に応じて欠陥画素マップ27〜29を割り当てた決定テーブルを用いる。この決定テーブルは、予め記憶部30に記憶されている。
決定テーブルは、B画素用のホワイトバランスゲインWBが「0」〜「1.8」の範囲で、かつR画素用のホワイトバランスゲインWRが「0」〜「1.8」の範囲のときに第1欠陥画素マップ(Map1)を選択する。また、B画素用のホワイトバランスゲインWBが「1.8」〜「3」の範囲で、かつR画素用のホワイトバランスゲインWRが「0」〜「1.8」の範囲のときに第2欠陥画素マップ(Mpa2)を選択する。さらに、B画素用のホワイトバランスゲインWBが「0」〜「1.8」の範囲で、かつR画素用のホワイトバランスゲインWRが「1.8」〜「3」の範囲のときに第3欠陥画素マップ(Map3)が選択される。そして、B画素用のホワイトバランスゲインWBが「1.8」〜「3」の範囲で、かつR画素用のホワイトバランスゲインWRが「1.8」〜「3」の範囲のときには、第2及び第3欠陥画素マップ(Map2+Map3)が選択される。この場合、第2及び第3欠陥画素マップとの論理和(OR)で得られる欠陥画素の位置情報、すなわち第2及び第3欠陥画素マップの欠陥画素の位置情報のうちの少なくともいずれかを含む位置情報で、かつ第2又は第3欠陥画素マップで得られる位置情報を欠陥画素とする。
次に、デジタルカメラ10の作用を、図11を参照しながら説明する。シャッタレリーズに応答して撮像素子25から取り込んだCFA画像データは、AFE13を介してホワイトバランスゲイン算出回路17と欠陥補正回路19に取り込まれる。ホワイトバランスゲイン算出回路17は、CFA画像データに基づいてホワイトバランスゲインWR,WBを自動的に算出する。
例えば、図12に示す分光感度特性を有する撮像素子25を用いて、CIE標準光源D65の環境下で撮影したCFA画像データの場合には、ホワイトバランスゲイン「WR」が略「2.08」、「WB」が略「1.25」になる。また、CIE標準光源Aの環境下で撮影したCFA画像データの場合には、ホワイトバランスゲイン「WR」が略「1.01」、「WB」が略「2.89」になる。なお、CIE標準光源Aの環境下で撮影したCFA画像データの場合には、R,G,B各色の画像データを無彩色の被写体に完全に揃えることはせずに、光源の影響を残す場合もある。この場合には、「WR」>「1.01」、及び、「WB」<「2.89」を満たすようにすればよい。このようにホワイトバランスゲインWR,WBは、撮像素子25の分光感度とCFA画像データから得られる所定の光源の分光強度とに基づいて算出される。
ホワイトバランスゲイン算出回路17は、算出したホワイトバランスゲインWR,WBの情報を欠陥画素マップ選択回路18とホワイトバランス処理回路20とに送る。欠陥画素マップ選択回路18は、2つのホワイトバランスゲインWR,WBに基づいて欠陥画素マップ27〜29を選択する。
例えばホワイトバランスゲイン「WR」が略「2.08」、かつ「WB」が略「1.25」の場合には、図10で説明したように「Map2」、すなわち第2欠陥画素マップ28が選択され、また、ホワイトバランスゲイン「WR」が略「1.01」、かつ「WB」が略「2.89」の場合には、「Map3」、すなわち第3欠陥画素マップ29が選択される。選択した欠陥画素マップ27〜29は、欠陥補正回路19に送られる。
欠陥補正回路19は、欠陥画素マップ27〜29に対してCFA画像データを照合させて、CFA画像データ上での欠陥画素の位置を検出し、検出した欠陥画素に対して近接する同色の4つの画素位置のデジタルデータの平均値を、その欠陥画素のデジタルデータとして置き換えて欠陥画素補正を行う。なお、マップではなく欠陥画素テーブルを用いる場合には、選択したテーブルに記載の欠陥画素の位置情報を読み出してCFA画像データ上での欠陥画素の位置を検出すればよい。
その後、ホワイトバランス処理回路20がホワイトバランス処理を行う。ホワイトバランス処理回路20は、算出したホワイトバランスゲインWR,WBを、R画素、B画素の各デジタルデータに乗算する。
続いて、空格子補間回路21により画素補間処理が実行されてRGB画像データが作られ、その後、色変換回路22によりRGB画像データに基づいてSRGB画像データへの色変換処理等が実行される。色変換処理を実行した後には、画像圧縮部15によりSRGB画像データを圧縮して圧縮画像データを作る。この圧縮画像データは、記録部16により、例えば内部メモリやメモリカード等に記録される。
上記実施形態では、撮像素子25としては、CCDとして説明しているが、本発明ではこれに限らず、MOSタイプの撮像素子でもよい。また、本発明は、デジタルカメラ10に限らす、ビデオカメラ、テレビカメラ、カメラ付き携帯電話、防犯用モニタカメラ、及びスキャナー等の画像形成装置に採用することができる。
また、CFA24もベイヤー配列以外の種々のCFAを用いても良い。さらに、RGB3色のベイヤー配列のCFA24について説明しているが、CFAが4色以上の場合にも本発明は適用可能である。
上記実施形態では、オートホワイトバランス機能を備えたデジタルカメラ10について説明しているが、ユーザが所望するホワイトバランスモードを設定するホワイトバランスモード設定手段を設けてもよい。この場合には、ホワイトバランスモードに関連付けしたホワイトバランスゲインを予め記憶するゲイン記憶部と、設定したホワイトバランスモードに応じてゲイン記録部からホワイトバランスゲインを選択するゲイン選択部とを設ける。ゲイン選択部は、選択したホワイトバランスゲインの情報を欠陥画素マップ選択回路18とホワイトバランス処理回路20とに送ればよい。また、ゲイン入力手段を設け、ゲイン入力手段によりユーザが任意のホワイトバランスゲインを入力するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、欠陥補正回路19として、欠陥画素と同じ色の隣接画素値をもって欠陥画素の位置の画素値とする処理を行っているが、これに限らず、近傍の画素間の相関を調べ、相関の有る方向の同じ色の画素値を補間して欠陥画素の位置の画素値とする処理を行っても良い。
上記各実施形態では、CFA画像データに対してホワイトバランス処理や空格子補間処理、及び色変換処理等を施してフルカラー画像を作り出すデモザイク処理を行い、完成した画像データに対してJPEG等の汎用の圧縮画像フォーマットで保存しているが、本発明ではこれに限らず、デモザイク処理前の生データをそのままファイル保存する機能を持つデジタルカメラにも採用することができる。
この場合には、算出したホワイトバランスゲインと、欠陥画素マップ選択回路で選択した欠陥画素マップとを、生データにそれぞれ関連付けして保存すればよい。
このようなデジタルカメラ31は、例えば、図13に示すように、光学系11、カラーイメージセンサ12、A/D32、画像処理部33、及び記録部34で構成されており、画像処理部33は、ホワイトバランスゲイン算出回路35、欠陥画素マップ選択回路36、画像圧縮回路37、及びファイル出力回路38で構成されている。
A/D32は、デジタルに変換した生のCFA画像データをホワイトバランスゲイン算出回路35と画像圧縮回路37とに出力する。ホワイトバランスゲイン算出回路35は、前述したようにCFA画像データに基づいてホワイトバランスゲインWR,WBを算出し、算出したホワイトバランスゲインWR,WBを欠陥画素マップ選択回路36とファイル出力回路38とに送る。欠陥画素マップ選択回路36は、ホワイトバランスゲインWR,WBに基づいて、記憶部39に記憶した複数の欠陥画素マップ27〜29のうちの何れかを選択し、選択した欠陥画素マップ27〜29をファイル出力回路38に送る。
画像圧縮回路37は、CFA画像データを可逆圧縮もしくは非可逆圧縮(高ビットレート)してファイル出力回路38に出力する。ファイル出力回路38は、図14に示すように、CFA圧縮画像データと、これにホワイトバランスゲインWR,WB、及び選択した欠陥画素マップをそれぞれ関連付けして一つのファイルに記録してRawファイルとして出力する。記録部34はRawファイルを例えば、内部メモリやメモリカードに記録する。
Rawファイルは、Rawファイル現像装置により現像される。例えば、図15に示すRawファイル現像装置40は、Rawファイル格納部41、現像処理実行部42、及び表示部43等を備えている。デジタルカメラ31に記録されたRawファイルは、入力部44からの転送指示によりインタフェースを介してRawファイル格納部41に転送される。
現像処理実行部42は、欠陥画素補正処理45、ホワイトバランス処理46、画素補間処理47、及び色変換処理48等からなるプログラムで構成されており、これらプログラムは、ハードディスク等の記録媒体に記録されている。入力部44からRawファイルの現像指示が入力されると、欠陥画素補正処理45は、Rawファイルに記録されているCFA画像データと欠陥画素マップとを読み出し、前記CFA画像データに対して前記欠陥画素マップに記録の欠陥画素の位置情報に従って欠陥補正を行う。Rawファイルに記録の欠陥画素マップは、デジタルカメラ31で算出したホワイトバランスゲインに基づいて選択した欠陥画素マップである。
その後、ホワイトバランス処理46は、Rawファイルに記録されているホワイトバランスゲインWB,WRを読み出し、欠陥画素補正済みのCFA画像データのうちのB,Rの各画素値に対してホワイトバランスゲインWB,WRを乗算してホワイトバランス処理を行う。その後、画素補間処理47は、ホワイトバランス処理済みのCFA画像データに基づいてRGB画像データを作り、色変換処理部位は、RGB画像データに基づいてSRGB変換を行う。このSRGB画像データに基づいて表示部43に画像が表示される。
ところで、デジタルカメラ31で算出したホワイトバランスゲインWB,WRを使用せずに、ユーザが入力部44を介して所望するホワイトバランスゲインWB,WRを入力してホワイトバランス処理を行う場合がある。この場合には、デジタルカメラ31側では、選択した欠陥画素マップのみではなく、図16に示すように、記憶部39に記録されている全ての欠陥画素マップ27〜29を、ファイル出力回路38がRawファイルの中に記録するように構成する。
この場合、図17に示すように、Rawファイル現像装置50には、現像処理実行部51に欠陥画素マップ選択部52を設ける。欠陥画素マップ選択部52は、ホワイトバランスゲイン入力部53で指定されたホワイトバランスゲインに基づいて、Rawファイルから読み出した複数の欠陥画素マップ27〜29の中から何れかの欠陥画素マップを選択する。欠陥画素補正処理45は、Rawファイルから読み出したCFA画像データに対して、選択した欠陥画素マップに基づいて欠陥画素補正を行う。ホワイトバランス処理46は、欠陥画素補正済みのCFA画像データに対して、指定のホワイトバランスゲインを乗算する。
上記各実施形態は、ホワイトバランスゲインに基づいて欠陥画素マップを選択するように構成しているが、本発明ではこれに限らず、欠陥画素の画質への影響は空格子補間処理(画素補間処理)によっても異なるため、空格子補間処理に応じて欠陥画素マップを選択するように構成してもよい。
例えば、以下のような空格子補間処理がある。この処理は、前述したCFA画像データのR、及びB画素位置において、上下のG画素の相関と左右のG画素の相関とを調べ、相関の高い方のG画素の平均を当該画素位置のG画素値としてGの補間を行い、R画素位置、B画素位置にて色差CR=(R−G)及びCB=(B−G)をそれぞれ計算した後にCR,CBを補間して各が素でG,CR,CBを求めて、R=CR+G,B=CB+Bから各画素のR,G,Bを求める方法である。
このような空格子補間処理を行う場合には、Gの白点欠陥はそのまま残るのに対し、R及びB画素の白点欠陥は、補間による平滑化のためにぼやけてしまい、画質への影響が小さくなるため、以下のような欠陥画素マップを作るのが好ましい。
例えば、図10で説明した第1欠陥画素マップとしては、G画素を厳しく検出するために、「TR」=「KG」×「TG」=「TB」とした閾値を設定して欠陥画素を検出したマップとする。ここで、「TR」はR画素用の閾値、「TG」はG画素用の閾値、「TB」はB画素用の閾値である。なお、「KR」は、「1」以下の定数である。
第2欠陥画素マップとしては、G画素及びB画素を厳しく検出するために、「TR」=「KG」×「TG」=「KG」×「TB」とした閾値を設定して欠陥画素を検出したマップとする。
第3欠陥画素マップとしては、R画素及びG画素を厳しく検出するために、「KG」×「TR」=「KG」×「TG」=「TB」とした閾値を設定して欠陥画素を検出したマップとする。なお、B画素の白点欠陥は見えにくいため、第3欠陥画素マップとしては、「TR」=「KG」×「TG」=「TB」との閾値を設定して欠陥画素を検出したマップ、すなわち第1欠陥画素マップと同じにしてもよい。
これによれば、空格子補間処理に応じて複数の欠陥画素マップを作り、複数の欠陥画素マップの中からホワイトバランスゲインに基づいて何れかのマップを選択して欠陥画素補正を行う。
また、複数の空格子補間処理のうちの何れかの処理を選択する空格子補間選択部をRawファイル現像装置に設けてもよい。
この場合、例えば、デジタルカメラ31では、遮光撮影した時の全画素のデジタルデータに基づいて生成した欠陥画素レベルマップ60(図13参照)を、工場出荷時に記憶部39に記憶しておき、撮影毎にCFA画像データとともに欠陥画素レベルマップ60をRawファイルの中に記録する。したがって、このときに作られるRawファイルには、図18に示すように、CFA画像データ等とともに欠陥画素レベルマップ60が記録される。
Rawファイル現像装置65では、図19に示すように、欠陥画素レベル選択部69を設ける。欠陥画素レベル選択部69は、Rawファイルから欠陥画素レベルマップ60を読み出すとともに、欠陥画素レベルマップ60に基づいて、空格子補間処理選択部70で選択した空格子補間処理に応じた欠陥画素を検出する。その後は、前述したように欠陥画素補正処理45が欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する。
欠陥画素レベルマップ60は、図20に示すように、欠陥画素補正を行うための条件に応じて各画素値を7段階の範囲に区分し、各区分を補正レベル「0」〜「6」に対応付け、図21に示すように、各画素位置に補正レベルを表す数字を付与したマップになる。
ここで、例えば補正レベル「0」は、補正の必要のない画素を表し、補正レベル「1」は、当該画素で白点欠陥が目立ちやすい場合で、かつ白点欠陥が目立ちやすい被写体画像の場合に、補正した方が好ましい画素を表す。補正レベル「2」は、当該画素で白点欠陥が目立ちやすい場合に、補正した方が好ましい画素を表す。補正レベル「3」は、当該画素で白点欠陥が目立ち難い場合で、かつ白点欠陥が目立ちやすい被写体画像の場合に補正した方が好ましい画素を表す。そして、補正レベル「4」〜「6」は、当該画素で白点欠陥が目立ち難い場合でも補正した方が好ましい画素を表す。ここで、白点欠陥が目立ちやすい被写体画像とは、暗くて平坦な(フラットな)被写体画像、すなわち輝度変化や色変化の少ない画像である。
したがって、欠陥画素レベル選択部69は、Rawファイルから読み出した欠陥画素レベルマップのうち、選択された空格子補間処理に適した補正レベルを選択し、選択した補正レベルの範囲に出力値が含まれる画素位置を欠陥画素として検出する。この場合、図22に示すように、補正レベル毎に欠陥画素の位置情報を記載した欠陥画素マップ1〜7があるものと解すことができるため、欠陥画素レベル選択部69は、複数の欠陥画素マップ1〜7の中から何れかを選択する欠陥画素情報選択手段に相当する。
このような欠陥画素レベルマップを記憶しておくことで、画素補間方法における欠陥画素の影響度、ホワイトバランスゲイン、色変換処理、及び画像データに写る被写体の情報等に基づいて、欠陥画素レベルマップから補正対象となる欠陥画素の位置情報を記載した欠陥画素マップ1〜7を選ぶことができる。なお、この場合、欠陥画素マップ1〜7のうちの一つを選択する以外に、例えば欠陥画素マップ5〜7というように、複数を選択してもよい。
上記実施形態では、撮影条件として空格子(画素)補間方法、ホワイトバランスゲイン、色変換処理、及び画像データに写る被写体の情報等に応じて欠陥画素マップを選択しているが、他の撮影条件、例えばISO感度や連写モード等に基づいて欠陥画素マップを選択するように構成してもよい。
ISO感度に基づく場合には、デジタルカメラ側で予め決めた閾値を超える高感度が設定された場合、遮光状態で撮影した各色の画素値を厳しく判定した欠陥画素マップを選択し、また閾値未満の低感度が設定された場合には、前記各色の画素値を緩く判定した欠陥画素マップを選択するように構成するのが好適である。なお、逆に高感度の場合には緩く判定した欠陥画素マップを、また低感度の場合には厳しく判定した欠陥画素マップを選択するように構成してもよい。
また、連写モードが設定された場合には、単写モードに比べて緩く判定した欠陥画素マップを選択するように構成するのが好ましい。
上記各実施形態では、白点欠陥の補正について説明しているが、黒点欠陥の補正にも本発明を採用することができる。黒点欠陥を補正する場合には、絞りやシャッターを所定量に開放して所定の露出条件で撮像し、この撮像で得られたCFA画像データを用いて、撮影条件に応じて色毎に決めた閾値に基づいて黒点欠陥を検出した欠陥画素情報を複数生成すればよい。この場合、各色に設定される閾値は、画素値のうちの正常な範囲の画素値を下回る値に設定し、閾値未満の値を有する画素を黒点欠陥として検出すればよい。
上記各実施形態では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
10,31 デジタルカメラ
17,35 ホワイトバランスゲイン算出回路
18,36 欠陥画素マップ選択回路
40,50,65 Rawファイル現像装置
17,35 ホワイトバランスゲイン算出回路
18,36 欠陥画素マップ選択回路
40,50,65 Rawファイル現像装置
Claims (8)
- 所定の明るさで撮影した時に撮像素子から得られるカラーの画像データに基づいて検出した欠陥画素を補正する欠陥画素補正装置において、
撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、
前記欠陥画素の位置情報が前記カラーの画像データを構成する色毎に記録されている欠陥画素情報を複数記憶する欠陥画素情報記憶手段と、
前記設定した撮影条件に応じて前記複数の欠陥画素情報のうちの何れかの欠陥画素情報を選択する選択手段と、
前記選択した欠陥画素情報に記録の欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する欠陥画素補正手段と、
を備えたことを特徴とする欠陥画素補正装置。 - 請求項1記載の欠陥画素補正装置において、
前記撮影条件は、ホワイトバランスゲイン、又はISO感度になっていることを特徴する欠陥画素補正装置。 - 請求項1又は2記載の欠陥画素補正装置において、
前記欠陥画素情報は、前記撮影条件に応じて前記色毎に決めた閾値に基づいて検出した欠陥画素の位置情報が記録されていることを特徴とする欠陥画素補正装置。 - 請求項1ないし3いずれか記載の欠陥画素補正装置において、
前記カラーの画像データは、
空間周波数が最も高い第1色成分の色情報を出力する複数の画素と、前記第1色成分の色情報を出力せず前記第1色成分よりも空間周波数が低い第2色成分又は第3色成分の色情報を出力する複数の画素と、が2次元配列された撮像素子によって生成される画像データになっていることを特徴とする欠陥画素補正装置。 - 請求項4記載の欠陥画素補正装置において、
前記撮影条件をホワイトバランスとし、
所定の明るさで撮影した時に撮像素子から得られるカラーの画像データに対して、色毎に一律の閾値を用いて検出した第1欠陥画素情報と、第2色成分の色情報を他の色情報よりも厳しく判定する閾値を用いて検出した第2欠陥画素情報と、第3色成分の色情報を他の色情報よりも厳しく判定する閾値を用いて検出した第3欠陥画素マップとを前記欠陥画素情報記憶手段に予め記憶しておくとともに、
撮影毎に得られるカラーの画像データに基づいて前記第2及び第3色成分の色情報に応じた二つのホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出回路を設け、
前記選択手段は、前記二つのホワイトバランスゲインに基づいて第1〜第3欠陥画素情報のうちから何れかを選択することを特徴とする欠陥画素補正装置。 - カラーの画像データを、色毎の欠陥画素の情報に基づいて補正する欠陥画素補正方法において、
撮影条件を設定する撮影条件設定ステップと、
前記設定した撮影条件に応じて、前記欠陥画素の位置情報が前記カラーの画像データを構成する色毎に記録されている複数の欠陥画素情報のうちの何れかを選択する欠陥画素情報選択ステップと、
前記選択した欠陥画素情報に記録されている欠陥画素の位置情報に基づいて欠陥画素を補正する欠陥画素補正ステップと、
を含むことを特徴とする欠陥画素補正方法。 - 請求項6記載の欠陥画素補正方法を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
- 請求項7に記載のコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体。
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JP2010206363A JP2012065069A (ja) | 2010-09-15 | 2010-09-15 | 欠陥検出補正装置、及びプログラム、並びに記憶媒体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105979233A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-09-28 | 北京奇艺世纪科技有限公司 | 去马赛克方法、图像处理器及图像传感器 |
CN116074495A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-05-05 | 合肥埃科光电科技股份有限公司 | 一种图像传感器坏点的存储方法、检测校正方法及装置 |
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-
2010
- 2010-09-15 JP JP2010206363A patent/JP2012065069A/ja not_active Withdrawn
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