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JP2012062258A - 血管新生抑制剤及びそれを用いた眼疾患予防・治療剤 - Google Patents

血管新生抑制剤及びそれを用いた眼疾患予防・治療剤 Download PDF

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JP2012062258A JP2010206161A JP2010206161A JP2012062258A JP 2012062258 A JP2012062258 A JP 2012062258A JP 2010206161 A JP2010206161 A JP 2010206161A JP 2010206161 A JP2010206161 A JP 2010206161A JP 2012062258 A JP2012062258 A JP 2012062258A
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Junji Tanaka
潤司 田中
Hiroshi Shimoda
博司 下田
Hiromichi Murai
弘道 村井
Hideaki Hara
英彰 原
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Oryza Oil and Fat Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】 新規の成分を有効成分とする血管新生抑制剤を提供すること
【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1.黒米の抽出物を有効成分とする血管新生抑制剤。
2.シアニジン及び/又はシアニジン配糖体を有効成分とする血管新生抑制剤。
3.ペオニジン及び/又はペオニジン配糖体を有効成分とする血管新生抑制剤。
4.上記1.乃至上記3.の何れか1項に記載の剤を有効成分とする網膜変性疾患予防剤。
5.前記網膜変性疾患は、網膜色素変性、錐体ジストロフィー、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、加齢黄斑症、黄斑浮腫、網膜剥離、癌関連網膜症、網膜静脈閉塞症または網膜色素上皮剥離である上記4.に記載の網膜変性疾患予防剤。
6.上記1.乃至上記3.の何れか1項に記載の剤を有効成分とする癌予防・治療剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、血管新生抑制剤及びそれを用いた眼疾患予防・治療剤に関する。本発明は、食品、医薬品、化粧品等に広く利用される。
血管新生は、血管基底膜の破壊と融解、内皮細胞の遊走、内皮細胞の増殖、内皮細胞の分化と管腔形成の4つの過程よりなる。ここで血管内皮細胞増殖因子(VEGF)は内皮細胞の遊走以降の過程に関与していると考えられている。細胞組織における血管新生は、発生、創傷治癒、炎症などにおいて重要な役割を果たし、また糖尿病網膜症、腫瘍の形成などの病理的状態にも関係することが知られている。病理的血管新生が認められる代表的な疾病は固形ガンである。固形ガンにおいてガン組織が直径1〜2mmを越えて増殖するためには、酸素や栄養を供給するための腫瘍血管が既存血管から延びてガン組織まで到達することが必要であり(J. Folkman et al., J. Natl. Cancer Inst., 82:4 (1990)) 、また血管がガン組織に到達するとガン組織の増殖が爆発的に加速されることが知られている。さらに、癌細胞の転移はこの血管を通して行われることが知られている。
血管内皮細胞増殖因子(VEGF)は、この腫瘍の血管新生において中心的な役割を果たすと考えられており、よってVEGFの発現を抑制する物質が癌の増殖や転移を抑制できるのではないかと期待されている。一方、糖尿病患者の半数近くに合併症として眼疾患である糖尿病網膜症が認められる。糖尿病網膜症では、酸素不足により微小毛細血管の形成が促進され、やがてこれが破裂・出血してはん痕組織を形成し、ついには網膜剥離に至ると考えられている。従って、血管新生を抑制することで網膜症の重篤化が抑制できるのではないかと期待されている。Millerらはサルを用いた実験の結果から、増殖性の網膜症の進展にVEGFが極めて密接な関わりを持つことを報告している(Miller et al.: Am. J. Pathol. 145:574 (1994))。そのため、VEGFの発現を抑制する物質が、糖尿病網膜症の予防あるいは治療のために有用であると考えられる。
その他リューマチ性関節炎、乾せん、血管腫、強皮症、アテローム性動脈硬化症、血管新生緑内障等の疾病においても病理的血管新生を伴い、それが主な症状の一つとなっている(J. Folkman et al., N. Engle. J. Med., 320:1211 (1989))。すなわち、血管新生を阻害する物質(血管新生阻害剤)、特に血管内皮細胞増殖因子(VEGF)発現阻害剤は、上記の様な血管新生が関与しているさまざまの疾病の治療に利用することが考えられる。このような背景から血管新生阻害剤として、例えば特開平10-259176号、特開平10-81631号および特開2000-26393号に記載の化合物が提案されている。
このような背景の下、黒米の抽出物並びにシアニジン及びペオニジン並びにその配糖体が血管新生を抑制する作用を見出し、本発明を完成させた。すなわち本発明は新規の成分を有効成分とする血管新生抑制剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1.黒米の抽出物を有効成分とする血管新生抑制剤。
2.シアニジン及び/又はシアニジン配糖体を有効成分とする血管新生抑制剤。
3.ペオニジン及び/又はペオニジン配糖体を有効成分とする血管新生抑制剤。
4.上記1.乃至上記3.の何れか1項に記載の剤を有効成分とする網膜変性疾患予防剤。
5.前記網膜変性疾患は、網膜色素変性、錐体ジストロフィー、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、加齢黄斑症、黄斑浮腫、網膜剥離、癌関連網膜症、網膜静脈閉塞症または網膜色素上皮剥離である上記4.に記載の網膜変性疾患予防剤。
6.上記1.乃至上記3.の何れか1項に記載の剤を有効成分とする癌予防・治療剤。
黒米抽出物(PRE)のVEGF誘発ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC: human umbilical vein endothelial cell)の管腔形成に及ぼす作用を示すグラフである。 ペオニジンのVEGF誘発HUVECの管腔形成に及ぼす作用を示すグラフである。 黒米抽出物(PRE)、シアニジンおよびペオニジンのVEGF誘発HUVEC増殖に対する作用を示すグラフである。 黒米抽出物(PRE)、シアニジンおよびペオニジンのVEGF誘発ヒト網膜毛細血管内皮細胞 (HRMEC: Human Retinal Microvascular Endothelial Cell) 増殖に対する作用を示すグラフである。 黒米抽出物(PRE)、シアニジンおよびペオニジンのVEGF誘発HRMEC遊走に対する作用を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、黒米の抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
黒米は、中国、陝西省漢中地方原産の古代米の一種で、紫黒米、紫米とも呼ばれる。その玄米の表面は黒色で、果皮・種皮および胚芽の部分に紫黒色系色素(アントシアン系)を含む。5分づき(少し精米した状態)にすると米が紫色になり、糠を全て取り除くと白米に近い色になる。米粒の形は、ジャポニカ種(短粒)とインディカ種(長粒)があり、後者の多くは繻(もち)であることが多い。漢方医学によると、黒米には、滋養強壮、精力増進の効果があり、胃腸を丈夫にし、補血、活血し、肺機能を強化させ、視力を回復させ、髪を黒くするなどの効能があると考えられている。黒米の色素は、血管を保護して、動脈硬化を予防する抗酸化作用が報告されている。その黒米の色素のうちアントシアニジンが好ましい。この黒米由来のアントシアニジンを含有することにより、更に優れた血管新生抑制作用を有するからである。
黒米品種としては、紫黒苑(しこくえん)、黒田苑(くろだえん)、湖南黒米:(こなんくろこめ)、黒紫(くろむらさき)、雲南黒米(うんなんくろこめ)、湖北紫黒米(こほくしこくまい)等が挙げられる。
本発明において、色素抽出物を得るための原料としては、黒米の品種は問わず、これらの品種(上記に列挙したものを含む。)のうち1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。米粒の形は、ジャポニカ種(短粒)とインディカ種(長粒)のいずれであってもよいし、これらを混合して用いてもよい。米の種類についても、粳米または糯米のいずれを使用してもよいし、これらを混合して用いてもよい。
また、黒米から色素成分を抽出する場合、脱脂米糠を原料として用いることが望ましい。これは、米糠中の油分を除くことにより、この脱脂物から有効成分が効率よく抽出されるためである。
好ましい脱脂用溶媒としては、N−ヘキサン、アセトン等が挙げられる。特に、脱脂用溶媒としてN−ヘキサンを用いると、抽出油分を食用油として使用し得るとともに、色素抽出物を食品素材等に利用しやすくなる。
色素成分の抽出溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸エチル等の極性溶媒を使用することができる。これらの溶媒を2種以上混合してもよい。
望ましくは、水またはエタノールを抽出溶媒として用いると、有効成分が効率よく抽出される。特に、含水エタノールは、抽出の際に有効成分の活性を低下させにくく、抽出物の食品使用における安全面の上でも好ましい抽出溶媒である。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
抽出温度としては、例えば含水エタノールを使用する場合、抽出温度20〜80℃、望ましくは40〜50℃程度で行うとよい。抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくくなり、また、抽出温度が高すぎると、有効成分の活性が低下しやすくなるためである。
抽出溶媒としての含水エタノールは、エタノール濃度40〜90%(wt/wt)、望ましくはエタノール濃度60〜80%(wt/wt)であるとよい。エタノール濃度40%(wt/wt)以上としたのは、エタノール含有量が少なすぎると、有効成分の抽出量が不十分になりやすいためである。また、エタノール濃度90%(wt/wt)以下としたのは、エタノール濃度が高すぎると、黒米糠中の油分が含水エタノール中に溶け出しやすくなるからである。なお、含水エタノール抽出は、有効成分の含有率を向上させるため、エタノール濃度を段階的に変えながら繰り返して行うとよい。
色素抽出物の抽出方法としては、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
具体的な抽出方法を示すと、抽出溶媒を満たした処理槽に原料(脱脂黒米糠)を投入し、攪拌しながら有効成分を溶出させる。例えば、抽出溶媒として含水エタノールを用いる場合には、抽出原料の5〜100倍量程度(重量比)の抽出溶媒を使用し、30分〜2時間程度抽出を行う。溶媒中に有効成分を溶出させた後、ろ過して抽出残渣を除くことによって抽出液を得る。
その後、常法に従って抽出液に希釈、濃縮、乾燥、精製等の処理を施し、本発明による血管新生抑制剤とする。
色素成分の精製方法は、合成吸着樹脂、ゲル濾過樹脂等に抽出液を通して色素成分を吸着させ、これをメタノール、エタノール等で溶出させて減圧濃縮を行うとよい。
また、本発明は、シアニジン及び/又はその配糖体(以下、これらを合わせて単に「シアニジン等」という。)を有効成分とすることを特徴とする。
シアニジンとは下記化学式(1)に示される化合物である。
シアニジンは市販のものを使用することができる。即ち、Extrasynthese社製のものを使用することができる。
シアニジンの配糖体とは、上記化学式(1)の化合物に糖が結合したものである。
本発明で用いるシアニジン配糖体は特に限定されないが、例えば、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3−ルチノイド、シアニジン−3−サンブビオシド、シアニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシド又はシアニジン−3,5−ジグルコシド等が挙げられる。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
また、本発明は、ペオニジン及び/又はペオニジン配糖体(以下、これらを合わせて「ペオニジン等」という。)を有効成分とすることを特徴とする。ペオニジンとは、下記化学式(2)に示される化合物である。
ペオニジンを得る方法は特に限定されないが市販のものを用いることができる。具体的には、Extrasynthese社製のものを用いることができる。
ペオニジンの配糖体とは、上記化学式(2)の化合物に糖が結合したものである。
本発明で用いるペオニジン配糖体は特に限定されないが、例えば、ペオニジン−3−グルコシド、ペオニジン−3−ルチノイド、ペオニジン−3−サンブビオシド、ペオニジン−3−サンブビオシド−5−グルコシドペオニジン−3,5−ジグルコシド等が挙げられる。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上を併用しても良い。
本発明の血管新生抑制剤は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明の血管新生抑制剤を適宜配合するとよい。
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品素材を使用することができる。
具体的な製法としては、黒米の脱脂米糠の色素抽出物を粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に飲食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また、前記色素抽出物を、例えば、油脂、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に溶解して液状にし、飲料に添加するか、固形食品に添加することが可能である。必要に応じてアラビアガム、デキストリン等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、飲料に添加するか固形食品に添加することも可能である。
本発明の血管新生抑制剤を飲食品に適用する場合の添加量としては、病気予防や健康維持が主な目的であるので、飲食品に対して有効成分の含量が合計1〜20wt%以下であるのが好ましい。
本発明の血管新生抑制剤は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明の色素抽出物を適宜配合して製造することができる。本発明の色素抽出物に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
本発明による血管新生抑制剤の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤、液剤等の形態で経口投与することができるが、非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、溶液の状態、または分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、局所組織内投与、皮内、皮下、筋肉内および静脈内注射などによることができる。また、坐剤などの形態としてもよい。
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として0.5〜5000mg、子供では通常0.5〜3000mg程度投与することができる。
血管新生抑制剤の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.3〜15.0wt%、非経口投与による場合は、0.01〜10wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
本発明の血管新生抑制剤を配合しうる化粧品の形態としては、例えば乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け・日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、染毛料、分散液、洗浄料等が挙げられる。
また、 本発明の色素抽出物を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
上記形態の皮膚外用剤には、本発明による色素抽出物の他に、その血管新生抑制効果を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
[エステル系の油相成分]:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
[炭化水素系の油相成分]:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
[動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ]:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリブ油、カカオ脂、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
[シリコーン系の油相成分]:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
[フッ素系の油相成分]:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2,4,6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1,3,5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3,4-ジメトキシフェニルメチレン)-2,5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
[アニオン性界面活性剤]:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
[カチオン性界面活性剤]:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
[両性界面活性剤]:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
[ノニオン性界面活性剤]:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
[天然系界面活性剤]:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、生コーヒー豆エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
以下、本発明の実施例を説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明によって得られる黒米抽出物の各種作用・効果等の確認のために説明するもので、本発明の範囲は、これらの製品および製法に限定されるものではない。
実施例1
血管新生抑制剤(黒米抽出物)の調製
原料となる黒米には、品種「紫黒苑(しこくえん)」を使用した。
黒米糠(400g)を、重量比で5倍量のn−ヘキサンで脱脂後、糠を風乾した。
次に、50%エタノールを用いて室温にて攪拌抽出を行った。抽出液を40℃以下で減圧濃縮を行い、60gの血管新生抑制剤(黒米抽出物)を得た。実施例1の黒米抽出物をHPLCにて分析した結果、シアニジン-3-O-グルコシド2.9%、ペオニジン-3-O-グルコシド0.2%含有することが確認された。
実施例2及び実施例3
実施例2シアニジン及びペオニジン
ここで、実施例2としてシアニジン(Extrasynthese社製)実施例3としてペオニジン(Extrasynthese社製)を使用した。
試験例1:VEGF誘発ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC: human umbilical vein endothelial cell)の管腔形成に及ぼす評価の測定
管腔形成の評価は血管新生キット(クラボウ)を用いた。本キットはHUVECと繊維芽細胞の共培養により成り、VEGFの添加によりHUVECの管腔形成が促進される。VEGF含有培地へ実施例1の黒米抽出物(PRE)及び実施例3のペオニジンを溶解し、その培地を培養1, 4, 7, 9日目において交換した。11日目に細胞を70%エタノールで固定し、一次抗体および二次抗体を反応させた。その後、HUVECの管腔を染色し、CCDカメラ(キーエンス)で1ウェル当たり50mm2を撮影し(図1A)、血管新生定量ソフトウェアVer.2(クラボウ)で解析した。定量ソフトウェアによって算出される area(管腔面積、図1B)、length(管腔の長さ、図1C)、joints(分岐点数、図1D)およびpaths(管腔ネットワークを形成する枝数、図1E)について評価した。
結果及び実施例の効果
VEGFの添加によってHUVECの管腔形成が促進した。黒米抽出物(PRE)はVEGF誘発HUVEC管腔形成に対してarea(管腔面積)、length(管腔の長さ)、joints(分岐点数)およびpaths(管腔ネットワークを形成する枝数)のいずれも濃度依存的な有意な抑制作用が認められた(図1)。また、peonidin添加においても管腔形成についてarea(管腔面積)、length(管腔の長さ)、joints(分岐点数)およびpaths(管腔ネットワークを形成する枝数)の有意な抑制作用が認められた(図2)。
試験例2:黒米抽出物(PRE)、シアニジンおよびペオニジンのVEGF誘発HUVEC増殖に対する評価
方法: HUVECを96ウェルプレートへ2000細胞/ウェルの密度で播種し、24時間培養した後、増殖因子を除いた培地へ置換を行い、24時間培養した。各サンプルをVEGF含有培地へ溶解した。HUVECにこの培地を添加し、72時間培養した。その後CCK-8を各ウェルへ添加し、3時間、37℃、5% CO2にてインキュベートした後、吸光度 492 nm(参照波長 660 nm)を直接測定することにより、生細胞を計測した。その結果を図3に示す。
結果: VEGF添加により、HUVECはcontrol群と比較して細胞が増加した(図3のV)。黒米抽出物(PRE)の添加によりVEGF誘発HUVECの増殖に対して濃度依存的な有意な抑制作用が認められた(図3A)。更にシアニジン(図3B)及びペオニジン(図3C)についても同様に有意な抑制作用が認められた。
試験例3:VEGF誘発ヒト網膜毛細血管内皮細胞 (HRMEC: Human Retinal Microvascular Endothelial
Cell) 増殖促進に対する評価の測定
HRMECを96ウェルプレートへ2000細胞/ウェルの密度で播種し、24時間培養した後、増殖因子を除いた培地へ置換を行い、24時間培養した。各サンプルをVEGF含有培地へ溶解した。HRMECにこの培地を添加し、24時間培養した。その後CCK-8を各ウェルへ添加し、3時間、37℃、5% CO2にてインキュベートした後、吸光度 492 nm(参照波長 660 nm)を直接測定することにより、生細胞を計測した。その結果を図4Aに示す。更にシアニジン(図4B)ペオニジン(図4C)についても同様の試験を行った。
結果: VEGF添加により、HRMECはcontrol群と比較して細胞が増加した。黒米抽出物(PRE)の添加によりVEGF誘発HRMECの増殖に対して濃度依存的な有意な抑制作用が認められた(図4A)。更にシアニジン(図4B)及びペオニジン(図4C)について濃度依存的に有意な抑制作用が確認された。
以上の結果より黒米エキスはHUVECに続いて、ヒト網膜毛細血管内皮細胞
(HRMEC)においても有意な血管新生抑制作用が認められた。このことより黒米抽出物は、血管新生が関与する糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症等の失明に繋がる眼疾患に対しての有効性が確認された。
HRMECの遊走試験
12ウェルプレートへコラーゲンをコートし、4×104細胞/ウェルの密度で播種し、48時間、37℃、5%CO2にて培養した。その後、増殖因子を除いた培地へ置換を行い、24時間培養した。その後、1 mL用チップを用いてウェルの中央線上に存在する細胞を剥離し、PBSにて洗浄し、培地交換を行った。その直後にCCDカメラを用いて撮影した(遊走前)。目的の濃度になるようにVEGFおよび黒米抽出物(PRE)を添加し、24時間インキュベートした。その後、各ウェルを同様に撮影し(遊走後、図5A参照)、遊走前と比較して剥離した場所に移動した細胞数を計測した。その結果を図5のBに示す。更に、ペオニジンおよびシアニジンについても同様の試験を行った。その結果を図5Cに示す。
結果: VEGF添加により、HRMECはcontrol群と比較して細胞(遊走数)が増加した。黒米抽出物(PRE)の添加によりVEGF誘発HRMECの遊走に対して濃度依存的な有意な抑制作用が認められた(図5B)。更にペオニジン及びシアニジンについても同様に有意な抑制作用が確認された(図5C)。
本発明による血管新生抑制剤の配合例を示す。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
血管新生抑制剤 0.5
100.0wt%
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブトウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ユズ果汁 4.0
ユズフレーバー 0.6
色素 0.02
血管新生抑制剤 1.0
100.0wt%
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
血管新生抑制剤 0.4
100.0wt%
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
血管新生抑制剤 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
血管新生抑制剤 0.3
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例6:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
血管新生抑制剤 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
配合例7:ソフトカプセル
玄米胚芽油 47.0wt%
ユズ種子油 40.0
乳化剤 12.0
血管新生抑制剤 1.0
100.0wt%
配合例8:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
血管新生抑制剤 1.0
100.0wt%
配合例9:点眼剤
フマル酸ケトチフェン 0.7wt%
アズレンスルホン酸ナトリウム 0.2
クロモグリク酸ナトリウム 9.8
L−アスパラギン酸カリウム 8.5
アラントイン 3.0
塩酸テトラヒドロゾリン 0.5
メチル硫酸ネオスチグミン 0.05
塩化ベンザルコニウム液 0.1
グリセリン 25.0
血管新生抑制剤 1.0
pH調節剤 適量
精製水 残部
100.0wt%
配合例10:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン・
モノステアレート 2.0
血管新生抑制剤 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例11:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
血管新生抑制剤 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例12:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット
2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサエキス 1.0
血管新生抑制剤 1.0
1、3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例13:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン
1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
血管新生抑制剤 0.5
水酸化カリウム 0.1
香科 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例14:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
血管新生抑制剤 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
以上により、本発明は、血管新生を抑制し、これにより癌や眼の疾患を効果的に予防することができる新規な成分を有する血管新生抑制剤を提供することができる。

Claims (6)

  1. 黒米の抽出物を有効成分とする血管新生抑制剤。
  2. シアニジン及び/又はシアニジン配糖体を有効成分とする血管新生抑制剤。
  3. ペオニジン及び/又はペオニジン配糖体を有効成分とする血管新生抑制剤。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の剤を有効成分とする網膜変性疾患予防剤。
  5. 前記網膜変性疾患は、網膜色素変性、錐体ジストロフィー、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、加齢黄斑症、黄斑浮腫、網膜剥離、癌関連網膜症、網膜静脈閉塞症または網膜色素上皮剥離である請求項4に記載の網膜変性疾患予防剤。
  6. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の剤を有効成分とする癌予防・治療剤。
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