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JP2012047840A - 表示装置 - Google Patents

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JP2012047840A
JP2012047840A JP2010187729A JP2010187729A JP2012047840A JP 2012047840 A JP2012047840 A JP 2012047840A JP 2010187729 A JP2010187729 A JP 2010187729A JP 2010187729 A JP2010187729 A JP 2010187729A JP 2012047840 A JP2012047840 A JP 2012047840A
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Yukihiro Nagami
幸弘 長三
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Panasonic Liquid Crystal Display Co Ltd
Japan Display Inc
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Panasonic Liquid Crystal Display Co Ltd
Hitachi Displays Ltd
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Abstract

【課題】ドレイン線と画素電極との層間ずれに伴う寄生容量の変動を抑制し、画素間のLCD特性を安定させた表示装置を提供することである。
【解決手段】
第1の方向に延在し第2の方向に並設されるドレイン線と、前記第2の方向に延在しX前記第1の方向に並設されるゲート線と、前記ドレイン線と前記ゲート線とで囲まれる領域に形成される画素電極とを備える表示装置であって、前記ドレイン線と前記画素電極との間に形成され、前記ドレイン線の延在方向に伸延し、前記ドレイン線に近接する側が当該ドレイン線と所定距離離間して形成される第1の電極を有し、前記第1の電極は、前記ドレイン線と同層に形成され、前記画素電極側の辺縁部が当該画素電極に電気的に接続される表示装置である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、表示装置に係わり、特に、映像信号線を介して画素電極が隣接して配置される液晶表示装置に関する。
従来の液晶表示装置は、X方向に延在しY方向に並設されるゲート線(走査信号線)と、Y方向に延在しX方向に並設されるドレイン線(映像信号線)とで囲まれる領域を画素の領域とし、画素毎に、ITO(Indium-Tin-Oxide)等の透明導電膜材料からなる画素電極と、該画素電極に印加する電圧を1フレーム期間保持するための保持容量(蓄積容量)と、該保持容量に映像信号を供給するドレイン線と、該ドレイン線と前記画素電極との間に配置され、ドレイン線からの映像信号を画素電極及び保持容量に出力する薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタのゲート電極に接続され、当該薄膜トランジスタのON/OFFを制御するゲート線を有する構成となっている。
IPS方式と称される基板面と水平な方向に電界を印加する方式の液晶表示装置では、画素電極の上層又は下層に絶縁膜を介して共通電極が形成される構成となっており、該共通電極に共通信号が供給され、画素電極と共通電極との間に生じる電界で液晶分子を駆動する構成となっている。
このIPS方式の液晶表示装置では、液晶層を介して対向配置される一対の透明基板の内で、第1基板の前述する電極等が形成され、他方の第2基板にカラーフィルタや遮光膜(ブラックマトリクス)等が形成される構成となっている。このような一方の透明基板に液晶を駆動するための電極が形成されるIPS方式の液晶表示装置では、第1基板上に絶縁膜を介して、ドレイン線やゲート線と画素電極とが近接して形成される構成となっているので、従来ではドレイン線やゲート線と画素電極とを所定の距離以上に離間して形成する、及び低誘電率の絶縁膜を用いる等の設計上の工夫により、ドレイン線やゲート線と画素電極との間の寄生容量に起因するクロストーク等の画質低下を抑制する構成となっている。
また、特許文献1には、画素領域の内で画素電極が形成されない領域におけるバックライト光の光漏れを防止する技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、ドレイン線と画素電極との間に形成される領域に不透明体を配置することにより、ドレイン線と
画素電極との間の制御不能領域におけるバックライト光の通過を遮蔽する構成となっている。このとき、バックライト光の遮蔽性能を向上させるために、特許文献1に記載の技術では、画素電極の辺縁部と不透明体の辺縁部とが重畳するように、不透明体を形成している。
特開平4−95930号公報
IPS方式の液晶表示装置では、元来、第1基板側に全ての電極が形成されているために、隣接するドレイン線間、隣接するゲート線間、画素電極と該画素電極に隣接するドレイン線との間、及び画素電極と該画素電極に隣接するゲート線との間にそれぞれ寄生容量が生じることとなるので、この寄生容量が原因となってクロストーク等の発生に伴う表示品質の低下が知られている。
これに対して、従来の液晶表示装置では、低誘電率の有機絶縁膜を用いることによって、各信号線間や信号線−画素電極間の寄生容量を低減させる等の最適設計を行い、寄生容量に起因する画質の低下を抑制する構成としていた。しかしながら、IPS−Liteと称される液晶表示装置では、絶縁膜に有機絶縁膜を用いない構成となっているので、高精細化に伴う各信号線間及び信号線−画素電極間の寄生容量が相対的に大きくなっている。特に、IPS−Lite方式の液晶表示装置等に代表される絶縁膜の使用数を低減させた構成の液晶表示装置では、ドレイン線、ドレイン電極及びソース電極等を形成する導電膜(金属薄膜)と、画素電極を構成する透明導電膜とが同層に形成される構成となっている。このとき、金属薄膜と透明導電膜とは異なる材料からなる導電膜であるために、異なるマスクパターンを用いた製造工程でそれぞれ形成されることとなる。そのために、金属電極と透明導電膜との位置合わせ精度は、マスクパターンの位置合わせ精度に大きく依存することとなり、従来の液晶表示装置における金属電極と透明導電膜とはマスクパターンの位置合わせ精度に応じた層間ずれを有した構造となっている。このために、さらなる高精細化を行う場合、金属電極と透明電極との間隔が小さくなり、寄生容量も大きくなると共に、層間ずれに伴う寄生容量の変化も大きくなり、隣接する画素の寄生容量もドレイン線の左側に配置される画素電極と、右側に配置される画素電極とで大きく異なることとなる。この場合、例えば、画素電極に対してドレイン線が左側に寄って形成される場合、当該ドレイン線に近い画素電極(ドレイン線の左側に形成される画素電極)では、ドレイン線と画素電極との寄生容量が大きくなる。一方、ドレイン線に遠い画素電極(ドレイン線の右側に形成される画素電極)では、ドレイン線と画素電極との寄生容量が小さくなり、同一のドレイン線の映像信号が画素に与える影響が当該ドレイン線に隣接する画素の形成位置によって異なることとなり、隣接する画素でLCD特性が異なってしまうことが懸念され、その解決方法が切望されている。
一方、特許文献1に記載の技術では、バックライト光の光漏れを低減させことを目的としており、ドレイン線を形成する金属薄膜と画素電極を形成する透明導電膜との層間ずれに伴うドレイン線に近接する画素電極との寄生容量の影響については何ら考慮されておらず、その記載もない。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ドレイン線と画素電極との層間ずれに伴う寄生容量の変動を抑制し、画素間のLCD特性を安定させた表示装置を提供することにある。
(1)前記課題を解決すべく、第1の方向に延在し第2の方向に並設されるドレイン線と、前記第2の方向に延在しX前記第1の方向に並設されるゲート線と、前記ドレイン線と前記ゲート線とで囲まれる領域に形成される画素電極とを備える表示装置であって、前記ドレイン線と前記画素電極との間に形成され、前記ドレイン線の延在方向に伸延し、前記ドレイン線に近接する側が当該ドレイン線と所定距離離間して形成される第1の電極を有し、前記第1の電極は、前記ドレイン線と同層に形成され、前記画素電極側の辺縁部が当該画素電極に電気的に接続される表示装置である。
(2)前記課題を解決すべく、第1の方向に延在し第2の方向に並設されるドレイン線と、前記第2の方向に延在し前記第1の方向に並設されるゲート線と、前記ドレイン線と前記ゲート線とで囲まれる画素の領域毎に形成される画素電極とを備える表示装置であって、前記画素の領域毎に、前記ドレイン線を挟んで前記第1の方向に延在する少なくとも一対の第1の電極を有し、前記第1の電極は前記ドレイン線と同層に形成されると共に、前記第1の電極の前記ドレイン線から遠い側の辺縁部がそれぞれの画素領域の画素電極と電気的に接続されている表示装置である。
本発明によれば、ドレイン線と画素電極との層間ずれに伴う寄生容量の変動を抑制し、画素間のLCD特性を安定させることができる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の実施形態の表示装置である液晶表示装置の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態の液晶表示装置における1画素分の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態の液晶表示装置における6画素分の概略構成を説明するための図である。 図3中に示す丸枠Bの拡大図である。 図4中に示すF−F’線での断面図である。 本発明の他の実施形態の液晶表示装置における画素の概略構成を説明するための断面図である。 従来の液晶表示装置における画素構成を説明するための図である。 図7に示す丸枠Gの拡大図である。 図8に示すM−M’線での断面図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明は省略する。
〈全体構成〉
図1は本発明の実施形態の表示装置である液晶表示装置の概略構成を説明するための図であり、以下、図1に基づいて、本実施形態の液晶表示装置の全体構成を説明する。ただし、図1に示すX,Y,ZはそれぞれX軸、Y軸、Z軸を示す。また、以下の説明では、第1基板SUB1の主面と平行な成分を有する電界を印加するIPS−Lite方式の液晶表示装置に本願発明を適用した場合について説明するが、本願発明は他のIPS方式であるIPS−Pro方式、及びTN方式やVA方式等のいわゆる縦電界方式の液晶表示装置にも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置は、画素電極PXや薄膜トランジスタTFT等が形成される第1基板SUB1と、図示しないカラーフィルタやブラックマトリクスが形成され、第1基板SUB1に対向して配置される第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2とで挟持される図示しない液晶層とで構成される液晶表示パネルPNLを有し、該液晶表示パネルPNLの光源となる図示しないバックライトユニット(バックライト装置)とを組み合わせることにより、液晶表示装置が構成されている。第1基板SUB1と第2基板SUB2との固定及び液晶の封止は、第2基板の周辺部に環状に塗布されたシール材SLで固定され、液晶も封止される構成となっている。また、第2基板SUB2は、第1基板SUB1よりも小さな面積となっており、第1基板SUB1の図中下側の辺部を露出させるようになっている。この第1基板SUB1の辺部には、半導体チップで構成される駆動回路DRが搭載されている。この駆動回路DRは、表示領域ARに配置される各画素を駆動する。なお、以下の説明では、液晶表示パネルPNLの説明においても、液晶表示装置と記すことがある。
また、第1基板SUB1及び第2基板SUB2としては、例えば周知のガラス基板が基材として用いられるのが一般的であるが、ガラス基板に限定されることはなく、石英ガラスやプラスチック(樹脂)のような他の絶縁性基板であってもよい。例えば、石英ガラスを用いれば、プロセス温度を高くできるため、薄膜トランジスタTFTのゲート絶縁膜を緻密化できるので、信頼性を向上することができる。一方、プラスチック(樹脂)基板を用いる場合には、軽量で、耐衝撃性に優れた液晶表示装置を提供できる。
また、本実施形態の液晶表示装置では、液晶が封入された領域の内で表示画素(以下、画素と略記する)の形成される領域が表示領域ARとなる。従って、液晶が封入されている領域内であっても、画素が形成されておらず表示に係わらない領域は表示領域ARとはならない。
本実施形態の液晶表示装置では第1基板SUB1の液晶側の面であって表示領域AR内には、図1中X方向に延在しY方向に並設され、駆動回路DRからの走査信号が供給される走査信号線(ゲート線)GLが形成されている。また、図1中Y方向に延在しX方向に並設され、駆動回路からの映像信号(階調信号)が供給される映像信号線(ドレイン線)DLが形成されている。ドレイン線DLとゲート線GLとで囲まれる矩形状の領域は画素が形成される領域(以下、画素領域と記す)を構成し、これにより、各画素は表示領域AR内においてマトリックス状に配置されている。各画素は、例えば図1中丸印Aの等価回路図A’に示すように、ゲート線GLからの走査信号によってオン/オフ駆動される薄膜トランジスタTFTと、このオンされた薄膜トランジスタTFTを介してドレイン線DLからの映像信号が供給される画素電極PXと、少なくとも表示領域の全面に形成され、X方向の左右(第1基板SUB1の端部)の一端から、又は両側からコモン線CLを介して、映像信号の電位に対して基準となる電位を有する共通信号が供給される共通電極CTとを備えている。ただし、薄膜トランジスタTFTは、いわゆる逆スタガ構造の薄膜トランジスタであり、そのバイアスの印加によってドレイン電極とソース電極が入れ替わるように駆動するが、本明細書中においては、便宜上、ドレイン線DLと接続される側をドレイン電極DT、画素電極PXと接続される側をソース電極STと記す。
画素電極PXと共通電極CTとの間には、第1基板SUB1の主面に平行な成分を有する電界が生じ、この電界によって液晶の分子を駆動させるようになっている。このような液晶表示装置は、いわゆる広視野角表示ができるものとして知られ、液晶への電界の印加の特異性から、IPS方式あるいは横電界方式と称される。また、このような構成の液晶表示装置において、液晶に電界が印加されていない場合に光透過率を最小(黒表示)とし、電界を印加することにより光透過率を向上させていくノーマリブラック表示形態で表示を行うようになっている。
各ドレイン線DL及び各ゲート線GLはその端部においてシール材SLを越えてそれぞれ延在され、外部システムからフレキシブルプリント基板FPCを介して入力される入力信号に基づいて、映像信号や走査信号等の駆動信号を生成する駆動回路DRに接続される。ただし、本実施形態の液晶表示装置では、駆動回路DRを半導体チップで形成し第1基板SUB1に搭載する構成としているが、映像信号を出力する映像信号駆動回路と走査信号を出力する走査信号駆動回路との何れか一方又はその両方の駆動回路をフレキシブルプリント基板FPCにテープキャリア方式やCOF(Chip On Film)方式で搭載し、第1基板SUB1に接続させる構成であってもよい。
なお、本実施形態の液晶表示装置では、少なくとも表示領域ARの全面に共通電極CTを形成する構成としたが、これに限定されることはなく、例えば、画素毎に独立して形成される共通電極CTに対して、コモン線CLを介して共通信号を入力する構成であってもよい。
〈画素構成〉
次に、図2に本発明の本実施形態の液晶表示装置における1画素分の概略構成を説明するための図、図3に本発明の本実施形態の液晶表示装置における6画素分の概略構成を説明するための図を示し、以下、図2及び図3に基づいて、本実施形態の液晶表示装置における画素構造を説明する。ただし、説明を簡単にするために、図2及び図3には第1基板のみを示し、周知の配向膜等は省略する。また、図2には共通電極CTを除く各薄膜層を示す。また、各薄膜層の形成は周知のフォトリソグラフィ技術により可能となるので、その形成方法の詳細な説明は省略する。なお、X1,X2,Y1,Y2は、それぞれX軸、Y軸に平行な方向を示す。
図2に示すように、本実施形態の液晶表示装置では、第1基板SUB1の液晶側の面(対向面)に、液晶分子を駆動する電極等が形成される構成となっており、X方向に延在しY方向に並設される一対のゲート線GLと、Y方向に延在しX方向に並設される一対のドレイン線DL1,DL2とで囲まれる領域が画素領域となっている。この画素領域には、例えばITO(Indium-Tin-Oxide)等の透明導電材料からなる平板状の画素電極PXと、薄膜トランジスタTFTとが形成されている。
薄膜トランジスタTFTは、各画素に対応する駆動信号を供給するゲート線GLとドレイン線DL1とが交差する近傍(図2中では画素領域の左下部であるX1,Y1方向)に形成されている。この薄膜トランジスタTFTは、X方向に伸延するゲート線GLの一部がY2方向すなわち対応する画素の画素電極PXの方向に伸延され、ゲート電極GTを形成している。ゲート電極GTの上面(上層)には図示しない絶縁膜(ゲート絶縁膜)が形成されており、該絶縁膜の上面(上層)には、ゲート線GLの一部及びゲート電極GTと重畳する個所において、例えばアモルファスシリコンからなる半導体層ASが形成されている。このような構成とすることにより、ゲート線GLの一部領域もゲート電極GTとして用いる構成としている。また、ドレイン線DL1の一部がドレイン電極DTとしてX2方向に伸延され、半導体層ASの上面(上層)に重畳する構成となっている。このとき、本実施形態においては、ドレイン線DL1から伸延されるドレイン電極DTは、ゲート線GLとアモルファスシリコン層AS’とが重畳される領域から伸延され、ゲート線GLの形成領域に重畳して延在される構成となっている。また、ドレイン電極DTは半導体層ASの一端側であるY1方向側すなわち画素電極PXから遠い側に重畳するように形成されている。ただし、アモルファスシリコン層AS’は、半導体層ASの形成時に形成される薄膜層であり、ドレイン線DL1,DL2とゲート線GLとが交差する領域における段差を少なく構成できるようにしている。また、半導体層ASはアモルファスシリコンに限定されることはなく、低温ポリシリコンや微結晶シリコン等であってもよい。
一方、半導体層ASの他端側であるY2方向すなわち画素電極PXに近い側には、半導体層ASの上面(上層)に重畳してソース電極STが形成されている。このソース電極STはドレイン線DL1,DL2及びドレイン電極DTと同一の工程で形成され、該ドレイン電極DTから離間した位置に形成され、半導体層ASの上面で対向配置される構成となっている。すなわち、本実施形態の薄膜トランジスタTFTでは、Y方向に伸延するソース電極STの一端側であるY1方向側は半導体層ASと重畳される構成となっている。また、ソース電極STの他端側は画素電極PXの形成領域に延在され、画素電極PXと重畳され、当該ソース電極STと画素電極PXとを電気的に接続する接続部CNNを形成している。
また、本実施形態の各画素においては、画素電極PXの長手方向の辺縁部すなわち長辺の辺縁部に、ドレイン線DL1,DL2の延在方向であるY方向に伸延する追加電極AT1,AT2が形成され、該追加電極AT1,AT2がドレイン線DL1,DL2と同一の工程でそれぞれ形成される構成となっている。このとき、本実施形態においては、追加電極AT1,AT2の長手方向の辺縁部の内で、ドレイン線DL1,DL2に近接される側の辺縁端部とドレイン線DL1,DL2の辺縁端部との間隔が一定となるように形成されている。一方、追加電極AT1,AT2の長手方向の辺縁部の内で、近接されるドレイン線DL1,DL2から遠い側すなわち画素電極PXの側の辺縁端部は、画素電極PXの形成領域にまで延在され、この延在された辺縁部領域の表面(上層)に画素電極PXの長手方向側の辺縁部が重畳して形成され、当該追加電極AT1,AT2と画素電極PXとが電気的に接続される構成となっている。なお、本実施形態においては、ドレイン線DLと追加電極AT1,AT2とは平行に形成される構成となっているが、これに限定されることはなく、平行でない構成であってもよい。さらには、追加電極AT1,AT2の形状は細長い矩形状としているが、例えば、画素の中央領域では端部領域よりも細く形成する等の他の形状であってもよい。
すなわち、画素電極PXのX1方向側(図2中左側)の端部に形成される追加電極AT1は、当該画素のドレイン線DL1の伸延方向である矢印Y1,Y2で示すY方向に伸延して形成されている。このとき、追加電極AT1の長手方向の端部の内で、X1方向側の辺縁端部はドレイン線DL1との間隔が一定となるようにして形成されている。同様にして、画素電極PXのX2方向側(図2中右側)の端部に形成される追加電極AT2も、隣接画素に映像信号を供給するドレイン線DL2の伸延方向である矢印Y1,Y2で示すY方向に伸延して形成されている。このとき、追加電極AT2の長手方向の端部の内で、X2方向側の辺縁端部は当該画素に隣接画素に対応するドレイン線DL2との間隔が一定となるようにして形成されている。このような構成とすることにより、本実施形態では、ドレイン線DL1,DL2と同一の工程で形成される追加電極AT1,AT2と、各追加電極AT1,AT2に隣接するドレイン線DL1,DL2との間隔は、同一工程での薄膜層の形成精度で形成することが可能となる。このように、本実施形態の液晶表示装置では、画素毎にドレイン線DLと同一の工程で追加電極AT1,AT2をそれぞれ形成される構成となっているので、ドレイン線DLや追加電極AT1,AT2を形成する金属薄膜層と画素電極PXを形成する透明導電膜層との形成時における位置合わせ誤差等に起因する層間ずれに伴うドレイン線DLと画素電極PXとの間隔の変動を防止することが可能となる。ただし、追加電極AT1の短手方向の長さ(追加電極の幅)すなわち矢印X1,X2で示すX方向の長さは、当該追加電極AT1,AT2と画素電極PXとの重畳幅、画素電極PX側への追加電極AT1,AT2の突出量、及び追加電極AT1,AT2と画素電極PXとを形成する工程間における層間ずれ等を考慮して適宜設定可能である。
一方、追加電極AT1,AT2のY方向長さは、画素電極PXの長手方向の長さよりも小さく形成されており、画素電極PXの短辺側の端部に達しない構成となっている。特に、薄膜トランジスタTFTが形成される側の端部においては、ソース電極STと画素電極PXとの接続領域CNNが形成されているので、画素電極PXの短辺から追加電極AT1,AT2の端部に至る間隔が、薄膜トランジスタTFTの形成されない側よりも大きな間隔となっている。なお、追加電極AT1,AT2はソース電極STと同一の工程及び同一の薄膜材料で形成されているので、例えば、接続領域CNNと追加電極AT1,AT2とを直接接続するように形成する構成であってもよい。この場合、接続領域CNNを含むソース電極ST及び追加電極AT1,AT2は、画素電極PXよりも単位面積当たりの抵抗(シート抵抗)が小さいので、薄膜トランジスタTFTを介して画素電極PXに供給される映像信号の当該画素電極PX内における電荷の分布をより迅速に均一化できるという格別の効果を得ることができる。
この構成からなる画素は、図3に示すように、表示領域内にマトリクス状に配置されることとなるので、矢印X1,X2で示すX方向に隣接する画素間(例えば、点線枠Dと点線枠Eで示す画素の間)には、矢印Y1,Y2で示すY方向に延在しX方向に並設されるドレイン線DL1〜DL3が1本ずつ2つの画素に挟まれるようにして形成される。このとき、本願発明の構成では、画素毎に追加電極AT1,AT2を形成する構成となっているので、ドレイン線DL1〜DL3と画素電極PXとに層間ずれが生じた場合であっても、点線枠Dで示す画素(以下、画素Dと記す)の画素電極PXのX2方向側端部に形成される追加電極AT2とドレイン線DL2との間隔、及び点線枠Eで示す画素(以下、画素Eと記す)の画素電極PXのX1側端部に形成される追加電極AT1とドレイン線DL2との間隔は同じ間隔を保持することが可能となる。その結果、同一のドレイン線DL2に隣接する画素D,Eの寄生容量も同じ容量値に保持することが可能となるので、層間ずれに伴う画素毎の寄生容量値の変動を防止することができる。
また、本実施形態の液晶表示装置では、ドレイン線DL1〜DL3及び画素電極PX等の上層には、後に詳述するように、ITO等の透明導電材料からなる平面状の共通電極CTが形成されている。この共通電極CTは、表示領域内に面状に形成されており、各画素に対応した領域毎すなわち画素電極PXと重畳される領域毎に、矢印Y1,Y2で示すY方向に延在する開口部である複数のスリットスリットSLTが形成されている。この構成により、各画素の領域内において、画素電極PXと重畳する線状(櫛歯状)の電極を形成している。さらには、共通電極CTは、第1基板SUB1の辺部においてコモン線CLに重畳されて形成され、これによりコモン線CLと電気的に接続されている。
〈追加電極の詳細構成〉
次に、図4に図3中に示す丸枠Bの拡大図、図5に図4中に示すF−F’線での断面図を示し、以下、図4及び図5に基づいて、本実施形態の液晶表示装置における画素構成を詳細に説明する。
図4に示すように、以下の説明では、同一のドレイン線DL2を挟んで隣接配置される画素Dと画素Eとにおける追加電極AT1,AT2の構成及びその効果について詳細に説明する。図4から明らかなように、ドレイン線DL2を挟んで隣接する画素D,Eは、それぞれ画素電極PX1,PX2との長手方向の辺縁部に、ドレイン線DLの延在方向に伸延して形成される追加電極AT1,AT2を有する構成となっている。従って、隣接する画素D,Eに挟まれるドレイン線DL2のX1方向側には画素Dの追加電極AT2が近接配置され、該ドレイン線DL2のX2方向側には画素Eの追加電極AT1が近接配置される。このとき、画素Dの追加電極AT2は当該画素Dの画素電極PX1が電気的に接続され、画素Eの追加電極AT1は当該画素Eの画素電極PX2が電気的に接続されている。
このときの構成を図5に示すF−F’線での断面図に基づいて詳細に説明する。図5に示すように、本実施形態の液晶表示装置では、第1基板SUB1の表面に絶縁膜GIが形成されている。この絶縁膜GIは、第1基板SUB1の液晶面側の表面に形成され、第1基板SUB1からのアルカリイオン等の侵入から薄膜トランジスタ等の薄膜層を保護するための周知の下地膜(保護膜)と、薄膜トランジスタTFTの形成領域においては、該薄膜トランジスタTFTのゲート絶縁膜として機能する絶縁膜とからなっている。該絶縁膜GIの上面には、ドレイン線DL2と共に追加電極AT1,AT2が形成されている。このとき、ドレイン線DL2と追加電極AT1,AT2とは同一の工程で同層に形成されており、同一の薄膜材料で形成されている。このときのドレイン線DL2と追加電極AT2との間隔、すなわちドレイン線DL2対向面(側壁面)と追加電極AT2の対向面との間隔は、L11となっている。同様にして、ドレイン線DL2の対向面と追加電極AT1の対向面との間隔は、L21となっている。
また、ドレイン線DL2及び追加電極AT1,AT2の上層には画素電極PX1,PX2が形成されており、この画素電極PX1,PX2の端部の一部領域が追加電極AT1,AT2の上面に重畳され、画素電極PX1,PX2と追加電極AT1,AT2とがそれぞれ電気的に接続されている。このような構成とすることにより、画素電極PX1,PX2と同電位とし、当該ドレイン線DL2に最も近接される追加電極AT1,AT2とドレイン線DL2との間に形成される寄生容量が、ドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2との間の寄生容量となるような構成としている。この構成により、後に詳述するように、ドレイン線DL2を形成するための工程と、画素電極PX1,PX2を形成するための工程と、における矢印X1,X2で示すX方向への露光マスクの位置合わせに伴う、ドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2との層間ずれによるドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2との間隔(距離)L12,L22が変化した場合であっても、一定の寄生容量C1,C2を維持する構成としている。
画素電極PX1,PX2の上層には、図示しない薄膜トランジスタの形成領域を覆う絶縁膜からなる保護膜PASが形成されている。この保護膜PASは、画素電極PX1,PX2と共通電極CTとの接触及び薄膜トランジスタTFTと共通電極CTとの接触を防止している。また、本実施形態の液晶表示装置では、保護膜PASは容量素子の誘電体膜として機能しており、該保護膜PASを介してその上層に共通電極CTが形成されている。従って、保護膜PASは第1基板SUB1の液晶側の面の全面すなわち辺縁部に至る領域にまで延在して形成されている。この保護膜PASの上層に平面状の共通電極CTが形成されている。このとき、本実施形態の液晶表示装置においては、共通電極CTの画素領域に形成される複数のスリットSLTの内で、ドレイン線DL2の最も近い位置に形成されるスリットSLTのドレイン線DL2側の端部(開口端)が追加電極AT1,AT2の画素電極PX1,PX2側の端部と一致する構成となっている。
また、液晶層LCを介して第2基板SUB2が対向配置されている。該第2基板SUB2の液晶面側に、周知の遮光膜(ブラックマトリクス)BMとカラーフィルタCFとが形成されており、その上層に遮光膜BMとカラーフィルタCFを保護するための保護膜(オーバーコート層)OCが形成されている。このとき、本実施形態の液晶表示装置では、ブラックマトリクスBMのX方向幅すなわち隣接する画素間の遮光幅が、追加電極AT1のX2側端部から追加電極AT2のX1側端部までの距離と同じ幅となるような構成となっている。このような構成とすることによって、画像表示に係わらない領域からのバックライト光の透過を防止し、コントラストを向上できるという格別の効果が得られる。しかしながら、ブラックマトリクスBMの幅はこれに限定されることはなく、追加電極AT1のX2側端部から追加電極AT2のX1側端部までの距離よりの小さい幅であってもよい。
次に、図4に基づいて、本実施形態の液晶表示装置における追加電極AT1,AT2の構成及び形成条件について詳細に説明する。図4に示すように、ドレイン線DL2のX1方向側(図中左側)に配置される画素Dの画素電極PX1とドレイン線DL2との間隔をL12、追加電極AT2とドレイン線DL2との間隔をL11とする。本実施形態では、ドレイン線DL2及び追加電極AT2を形成する薄膜層位置に対して、画素電極PX1を形成する透明導電膜層がX2方向へ最大量の層間ずれが生じた場合において、L12≧L11が満たされるように、追加電極AT2と画素電極PX1とが形成されているので、追加電極AT2の形成位置を超えて画素電極PX1がドレイン線DL2に近接することを防止できる。このとき、画素電極PX1とドレイン線DL2との間の寄生容量C1の容量値は、画素電極PX1に接続される追加電極AT2とドレイン線DL2との距離L11に依存する容量値となるので、ドレイン線DL2に対して画素電極PX1がX2方向へ相対的に層間ずれした場合であっても、そのずれ量で変化しない容量値に寄生容量C1を保持することが可能となる。
また、追加電極AT2の幅をH1とし、ドレイン線DL及び追加電極AT2に対して、画素電極PX1がX1方向へ最大量の層間ずれを生じた場合においては、L11+H1>L12が満たされるように、追加電極AT2と画素電極PX1とが形成されているので、追加電極AT2と画素電極PX1とが離間してしまうことを防止でき、追加電極AT2と画素電極PX1との電気的な接続を維持することができる。このとき、画素電極PX1とドレイン線DL2との間の寄生容量C1の容量値は、追加電極AT2とドレイン線DL2との距離L11に依存する容量値となるので、ドレイン線DL2に対して画素電極PX1がX1方向へ相対的に層間ずれした場合であっても、そのずれ量で変化しない容量値に寄生容量C1を保持することが可能となる。
同様に、ドレイン線DL2のX2方向側(図中右側)に配置される画素Eの画素電極PX2とドレイン線DL2との間隔をL22、追加電極AT1とドレイン線DL2との間隔をL21とする。本実施形態では、ドレイン線DL2及び追加電極AT1に対して、画素電極PX2がX1方向へ最大量の層間ずれを生じた場合において、L22≧L21が満たされるように、追加電極AT1と画素電極PX2とが形成されているので、追加電極AT1の形成位置を超えて画素電極PX2がドレイン線DL2に近接することを防止できる。その結果、ドレイン線DL2に対して画素電極PX2がX1方向へ相対的に層間ずれした場合であっても、そのずれ量で変化しない容量値に寄生容量C2を保持することが可能となる。
また、追加電極AT1の幅をH2とし、ドレイン線DL及び追加電極AT1に対して、画素電極PX2がX2方向へ最大量の層間ずれを生じた場合においては、L21+H2>L22が満たされるように、追加電極AT1と画素電極PX2とが形成されているので、追加電極AT1と画素電極PX2とが離間してしまうことを防止でき、追加電極AT2と画素電極PX1との電気的な接続を維持することができる。その結果、ドレイン線DL2に対して画素電極PX2がX2方向へ相対的に層間ずれした場合であっても、そのずれ量で変化しない容量値に寄生容量C2を保持することが可能となる。
このように、本実施形態の液晶表示装置においては、画素電極PX1,PX2とドレイン線DL2との間に、ドレイン線DL2と同一工程で形成される追加電極AT1,AT2を形成すると共に、追加電極AT1,AT2の一部領域と画素電極PX1,PX2の一部領域とが重畳される構成としている。この構成により、ドレイン線DL2を挟んで隣接する画素電極PX1,PX2に電気的に接続される追加電極AT1,AT2と当該ドレイン線DL2との間隔を、層間ずれで変化しない間隔L11,L21に保持することができ、ドレイン線DL2に隣接する画素電極PX1,PX2との寄生容量C1,C2を一定の容量値とすることができる。その結果、ドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2との層間ずれに伴う寄生容量C1,C2の変動を抑制でき、各画素間の電気的特性であるLCD特性を安定させることが可能となり、限られた領域内で画素数を増加させ、ドレイン線DLと画素電極PXとの間の間隔が狭くなった場合であっても、表示画質の低下を抑制することができる。
前述する本実施形態の液晶表示装置に対して、従来の液晶表示装置では、ドレイン電極と画素電極との層間ずれによって、ドレイン電極と画素電極との間の寄生容量が変化してしまう。以下、図7に従来の液晶表示装置における画素構成を説明するための図、図8に図7に示す丸枠Gの拡大図、図9に図8に示すM−M’線での断面図を示し、以下、図7〜9に基づいて、従来の液晶表示装置におけるドレイン電極と画素電極との間の寄生容量の変動について説明する。
図7に示すように、従来の液晶表示装置においても、矢印Y1,Y2で示すY方向に延在し、矢印X1,X2で示すX方向に並設されるドレイン線DL1〜DL3と、X方向に延在しY方向に並設されるゲート線GLとで囲まれる領域が画素の領域となっている。このとき、従来の液晶表示装置においても、画素領域毎に画素電極PXが形成され、薄膜トランジスタTFTを介して、ドレイン線DL1〜DL3からの映像信号が画素電極PXに供給される。
従来の液晶表示装置では、図9に示すように、第1基板SUB1の液晶面側の表面に形成される絶縁膜GIの表面にドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2とがそれぞれ形成されている。このとき、ドレイン線DL2はAL等の金属薄膜層で形成され、画素電極PX1,PX2はITO等の透明導電膜で形成されているので、ドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2とは異なる製造工程で形成されることとなる。
一方、前述する図9に示すように、液晶表示装置は複数の薄膜層を重ね合わせて形成される構成となっており、各薄膜層はステッパ法とよばれる母基板より小さなマスクを用いて複数回露光して形成される。そのために、ドレイン線DL2を形成するためのマスクと画素電極PX1,PX2を形成するためのマスクとの位置合わせにおいては、位置合わせ精度以内でのずれが生じ、このずれがドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2との層間ずれとなる。特に、X1方向やX2方向への層間ずれが生じた場合には、ドレイン線DL2と画素電極PX1との間隔L1と、ドレイン線DL2と画素電極PX2との間隔L2とは層間ずれ量に応じて変化することとなる。この場合、前述するように、ドレイン線DL2と画素電極PX1、PX2との間の寄生容量C1,C2は、ドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2との間隔L1,L2に反比例してその容量値が変化することとなる。すなわち、ドレイン線DL2と画素電極PX1,PX2とを形成する工程におけるマスクの合わせ位置に応じて寄生容量が変動してしまい、各画素間の電気的特性であるLCD特性が変化してしまい、表示品質が低下してしまうこととなる。
このような従来の液晶表示装置に対して、本実施形態の液晶表示装置では、画素電極とドレイン線との間に形成され、ドレイン線の延在方向に伸延される第1の電極を有し、該第1の電極がドレイン線を形成する工程と同一の工程で形成され、該第1の電極が画素電極と電気的に接続されているので、画素電極よりも第1の電極がドレイン線に近接されることとなると共に、第1の電極とドレイン線とが同じ工程すなわちフォトマスクを使用して形成される構成となっているので、異なる工程間でのフォトマスクの位置合わせ精度に起因する層間ずれを防止することが可能となる。その結果、ドレイン線と画素電極とを形成する工程間でのフォトマスクの位置合わせ精度に起因する層間ずれが生じた場合であっても、ドレイン線と画素電極との間に生じる寄生容量を一定に保持することが可能となり、画素間のLCD特性を安定させることができ、寄生容量に起因するクロストーク等の発生を防止できる。このとき、第1の電極はドレイン線及びドレイン電極並びにソース電極等を形成する工程と同一の工程で形成することができるので、第1の電極を形成するための工程を追加することなく、すなわち工程数を増加させることなく第1の電極を形成することができるという格別の効果を得ることができる。
なお、本発明の実施形態の液晶表示装置では、スリットSLTのドレイン線DL側の端部(開口端)が追加電極AT1,AT2の画素電極PX1,PX2側の端部と一致する構成の場合について説明したが、スリットSLTと追加電極AT1,AT2との形成位置はこれに限定されることはなく、例えば、図6に示すように、スリットSLTの開口端と追加電極AT1,AT2の端部とが一致しない構成であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記発明の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
PNL……液晶表示パネル、SUB1……第1基板、SUB2……第2基板
SL……シール材、DR……駆動回路、FPC……フレキシブルプリント基板
AR……表示領域、DL、DL1〜3……ドレイン線、GL……ゲート線
CT……共通電極、TFT……薄膜トランジスタ、CL……コモン線
GT……ゲート電極、DT……ドレイン電極、AS……半導体層、ST……ソース電極
AS’……アモルファスシリコン、SLT……スリット、GI……絶縁膜
PAS……保護膜、CNN……接続部、PX,PX1,PX2……画素電極
AT1,AT2……追加電極、C1,C2……寄生容量

Claims (8)

  1. 第1の方向に延在し第2の方向に並設されるドレイン線と、前記第2の方向に延在し前記第1の方向に並設されるゲート線と、前記ドレイン線と前記ゲート線とで囲まれる領域に形成される画素電極とを備える表示装置であって、
    前記ドレイン線と前記画素電極との間に形成され、前記ドレイン線の延在方向に伸延し、前記ドレイン線に近接する側が当該ドレイン線と所定距離離間して形成される第1の電極を有し、
    前記第1の電極は、前記ドレイン線と同層に形成され、前記画素電極側の辺縁部が当該画素電極と電気的に接続されることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の電極は、前記ドレイン線と同一の薄膜材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1の電極は、前記ドレイン線と同一の工程で形成されることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記ドレイン線と前記第1の電極との間隔が、前記ドレイン線と前記画素電極との間隔以下であることを特徴とする請求項1乃至3の内の何れかに記載の表示装置。
  5. 前記ドレイン線と重畳して形成される遮光膜を有し、
    少なくとも前記ドレイン線に重畳し、前記第1の方向に伸延する領域での前記遮光膜の幅は、前記ドレイン線を挟んで形成される一対の前記第1の電極の前記画素電極側の辺縁端部間の距離以下であることを特徴とする請求項1乃至4の内の何れかに記載の表示装置。
  6. 第1の方向に延在し第2の方向に並設されるドレイン線と、前記第2の方向に延在し前記第1の方向に並設されるゲート線と、前記ドレイン線と前記ゲート線とで囲まれる画素の領域毎に形成される画素電極とを備える表示装置であって、
    前記画素の領域毎に、前記ドレイン線を挟んで前記第1の方向に延在する少なくとも一対の第1の電極を有し、
    前記第1の電極は前記ドレイン線と同層に形成されると共に、前記第1の電極の前記ドレイン線から遠い側の辺縁部がそれぞれの画素領域の画素電極と電気的に接続されていることを特徴とする表示装置。
  7. 前記第1の電極は、前記ドレイン線と同一の薄膜材料で形成されることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記第1の電極は、前記ドレイン線と同一の工程で形成されることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
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