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JP2012034925A - 眼科撮影装置 - Google Patents

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JP2012034925A
JP2012034925A JP2010179195A JP2010179195A JP2012034925A JP 2012034925 A JP2012034925 A JP 2012034925A JP 2010179195 A JP2010179195 A JP 2010179195A JP 2010179195 A JP2010179195 A JP 2010179195A JP 2012034925 A JP2012034925 A JP 2012034925A
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eye
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Ryoichi Yahagi
良一 矢萩
Wataru Oyagi
済 大八木
Hiroyuki Otsuka
浩之 大塚
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Topcon Corp
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Abstract

【課題】1回の撮影操作により、診断に重要な黄斑部から視神経乳頭部に渡る広画角撮影をフレアの混入を回避しつつ支障なく行うことができる眼科撮影装置を提供する。
【解決手段】照明光学系25に、被検眼Eの角膜Cと共役な角膜絞り34と被検眼Eの虹彩と共役な虹彩絞り35と水晶体の後面と共役な水晶体絞り36と被検眼Eの眼底Efに対する合焦を行うスプリット指標投影光学系41とが設けられ、照明光源37は、連続して少なくとも二枚の眼底撮影画像を取得可能に制御装置23によって発光制御され、水晶体の後面には水晶体絞り36に対応する内側絞り像q3’が投影され、制御装置23は一枚目の眼底撮影画像を取得する際の絞り像の投影位置に対して二枚目の眼底撮影画像を取得する際に内側絞り像q3’の投影位置が観察及び撮影光学系27、26の光軸に対してシフトされるように水晶体絞り36を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、眼科撮影装置の改良に関する。
従来から、眼科撮影装置には、被検眼を撮影絞りを介して電子画像として撮影する撮影手段と、撮影された眼底撮影画像を画像処理する画像処理部と、撮影絞り(虹彩絞りともいう)を切り替えかつ異なる位置にある撮影絞りを選択する選択手段とを備え、1回のシャッタ操作で異なる位置にあるそれぞれの撮影絞りを介して被検眼を順次撮影することにより複数枚の眼底撮影画像を取得し、この取得した各眼底撮影画像を、各画像間に存在する同一被検眼部位が重なり合うように画像処理するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このものによれば、フレアを除去して高品質の眼底撮影画像を取得することができる。
一方、眼科撮影装置には、小瞳孔の被検眼に対する合焦作業の容易化を図るために、被検眼の瞳孔中心軸と眼底撮影装置本体の光軸とがオフセットされるように、画面上でのアライメント基準位置をオフセットした位置に移動させ、基準位置では小瞳孔のため合焦スプリットがケラレていた状態から片側のスプリット像が被検眼に投影されるようにし、遮光棒に対して中心位置に片方のスプリット像を位置させることにより、被検眼に対する眼底撮影装置本体の位置合わせを行うことができるようにしたものがある。
特開2009−285108号公報 特開2008−278914号公報
ところで、被検眼の眼底を照明する照明光学系に角膜と共役の角膜絞りと虹彩と共役の虹彩絞りと水晶体の後面と共役の水晶体絞りとからなる三枚絞りを設ける構成の眼底撮影装置では、小瞳孔の被検眼の撮影の際に、虹彩が小さいために、取得された眼底撮影画像の中心部から暗くなるという問題がある。
そこで、従来、この小瞳孔の被検眼に対する眼底撮影画像の中心部が暗くならないように、水晶体の後面と共役の水晶体絞りの直径を小さくし、眼底中心部に照明光が行き届くようにして、取得された眼底撮影画像の中心部が暗くならないようにしている。
以下、図1ないし図4を参照しつつ、本発明が解決しようとする課題を説明する。
図1は、その三枚絞りの絞り像が形成された被検眼を示す説明図であって、この図1において、1は対物レンズ、2は水晶体、3は乳頭、4は虹彩、5は虹彩内縁、6は瞳孔、Eは被検眼、Cは被検眼Eの角膜、Efは被検眼Eの眼底、Oは対物レンズ1の光軸、すなわち、装置本体の光軸である。
被検眼Eには対物レンズ1を介して照明光束P1が導かれ、角膜Cの頂点位置Cp、瞳孔6、水晶体2の後面2aと略共役位置に、それぞれ角膜絞り像q1、虹彩絞り像q2、水晶体絞り像q3がそれぞれ形成される。
その照明光束P1は、瞳孔6を通って被検眼Eの眼内に入射し、これにより、眼底Efが照明される。
その眼底Efにより反射された照明光束P1は、反射光束(観察光束又は撮影光束ともいう)P2として、瞳孔6の中心部を通り、再び、対物レンズ1に導かれ、対物レンズ1を介して観察光学系又は撮影光学系に導かれ、観察又は撮影が行われる。
図2はその照明光束P1と反射光束P2と各絞り像q1〜q3の関係を示す模式図であり、その角膜絞り像q1は、内側絞り像q1’と外側絞り像q1”とから構成され、虹彩絞り像q2は、内側絞り像q2’と外側絞り像q2”とから構成され、水晶体絞り像q3は、内側絞り像q3’と外側絞り像q3”とから構成されている。
その図2(a)は、小瞳孔径ではない通常の被検眼Eに対する眼底撮影の際の照明光束P1と、眼底Efからの反射光束P2と、各絞り像q1、q2、q3との関係を示す模式図を示している。
照明光束P1は、各絞り(図示を略す)によってその光束を規制され、輪環状の光束となって、図2(a)に示すように、瞳孔6を通って被検眼Eの内部に導かれ、その眼底Efを照明する。
角膜絞り像q1は、角膜Cによる照明光束P1の反射散乱光が対物レンズ1に入射することに起因して、眼底撮影画像にフレアが発生するのを防止する役割を果たす。
虹彩絞り像q2は、虹彩4による照明光束P1の反射散乱光が対物レンズ1に入射することに起因して、眼底撮影画像にフレアが発生するのを防止する役割を果たす。
水晶体絞り像q3は、水晶体2の後面2aによる照明光束P1の反射散乱光が対物レンズ1に入射することに起因して、眼底撮影画像にフレアが発生するのを防止する役割を果たす。
その照明光束P1は、外側絞り像q2”の内縁q2aと内側絞り像q3’の外縁q3bと、内側絞り絞り像q1’の外縁q1bと、外側絞り像q3”の内縁q3aとによって、主として、瞳孔6を通って入射する照明光束P1の入射領域が規定され、符号Paは、照明光束P1が瞳孔6を通過しないいわゆる非入射領域であり、符号Pbは、瞳孔6を通って入射した照明光束P1が眼底Efに導かれないいわゆる影領域である。
照明光束P1による眼底Efからの反射光束P2は、その影領域Pbを通って対物レンズ1に導かれ、その反射光束P2と照明光束P1との光路が重なり合わないようにして撮影光学系(図示を略す)に導かれ、撮影が行われる。通常、その反射光束P2は、内側絞り像q3’の外縁q3bとの内側絞り絞り像q1’の外縁q1bとによって規定される。
ところが、小瞳孔径の被検者では、図2(b)に示すように、外側絞り像q3”の内縁q2aによって、照明光束P1の瞳孔6への入射領域が規定される代わりに、被検眼Eの虹彩4の内縁5によって、照明光束P1の瞳孔6への入射領域が規定されるために、照明光束P1の被検眼Eへの入射光量が減少すると共に、影領域Pbが延びるために、眼底Efにおいて、照明光束P1がほとんど到達しない領域が生じ、撮影した際に、眼底Efの一部分、例えば、黄斑部が暗い眼底撮影画像が得られることになる。
そこで、従来、小瞳孔径の被検者の場合には、水晶体絞りの内側絞りを小径のものに交換し、図2(c)に示すように、水晶体2の後面2aに形成される内側絞り像q3’の大きさを小さくし、影領域Pbが眼底Efに向かって延びるのを防止するとともに、照明光束P1の被検眼Eへの入射光量を確保するようにしている。
しかし、このように、内側絞り像q3’の外径の大きさを小さくすると、図2(c)に示すように、照明光束P1と反射光束P2との光路Pcとが一部重なり合うことになって、眼底撮影画像にフレアが混入することになり、このフレアの混入を避けるためには、撮影画角を小さくせざるを得ず、1回の撮影操作により、診断に重要な黄斑部から視神経乳頭部に渡る広画角撮影をフレアの混入を回避しつつ支障なく行うことができないという不都合がある。
特に、キセノンランプによる撮影では、充電に時間を要するので、1回の撮影操作により、連続撮影を行うことができないために、時間的にも、精神的にも、被検者に負担がかかるという問題もある。
なお、虹彩絞りを移動させることも考えられるが、虹彩絞りを移動させると、視差が生じた眼底撮影画像となり、画像合成に支障を来す。
また、散瞳剤を用いて瞳孔を広げることも考えられるが、小瞳孔径の患者は、糖尿病性緑内障患者に多く、散瞳剤を用いると緑内障が悪化する可能性があるので、診断に重要な黄斑部から視神経乳頭部に渡る広画角撮影が困難である。
本発明の課題は、上記の事情に鑑みて為されたもので、1回の撮影操作により、診断に重要な黄斑部から視神経乳頭部に渡る広画角撮影をフレアの混入を回避しつつ支障なく行うことができる眼科撮影装置を提供することにある。
本発明の眼科撮影装置は、被検眼の眼底を照明する照明光源を有する照明光学系と、前記眼底を観察及び撮影する撮像カメラを有する観察及び撮影光学系と、前記照明光源と前記撮像カメラとを制御する制御装置とを有し、前記照明光学系に、前記被検眼の角膜と略共役な角膜絞りと前記被検眼の虹彩と略共役な虹彩絞りと前記水晶体の後面と略共役な水晶体絞りとからなる少なくとも三枚の絞りと前記被検眼の眼底に対する合焦を行うスプリット指標投影光学系とが設けられ、前記照明光源は、連続して少なくとも二枚の眼底撮影画像を取得可能に前記制御装置によって発光制御され、前記水晶体の後面には前記水晶体絞りに対応する絞り像が投影され、前記制御装置は一枚目の眼底撮影画像を取得する際の前記絞り像の投影位置に対して二枚目の眼底撮影画像を取得する際に前記絞り像の投影位置が前記観察及び撮影光学系の光軸に対してシフトされるように前記水晶体絞りを制御する。
本発明によれば、1回の撮影操作により、診断に重要な黄斑部から視神経乳頭部に渡る広画角撮影をフレアの混入を回避しつつ支障なく行うことができる
図1は、被検眼に形成された少なくとも三枚の絞り像を説明するための眼球説明図である。 図2は、図1に示すその照明光束と反射光束と各絞り像の関係を示す光路模式図であって、図2(a)は小瞳孔径ではない通常の被検眼に対する眼底撮影の際の照明光束と眼底からの反射光束と各絞り像との関係を示す光路模式図であり、図2(b)は小瞳孔径の被検眼に対する眼底撮影の際の照明光束と眼底からの反射光束と各絞り像との関係を示す光路模式図であって小瞳孔径のために影領域が延びている状態を示す図であり、図2(c)はその小瞳孔径の被検眼に対する眼底撮影の際の照明光束と眼底からの反射光束と各絞り像との関係を示す模式図であって少なくとも三枚の絞りのうちの水晶体絞りを交換して影領域を小さくした状態を示す図である。 図3は本発明に係る眼底撮影方法に用いる眼底カメラの外観図である。 図4は図3に示す眼底カメラの光学系を示す図である。 図5は通常の瞳孔径を有する被検眼の観察の一例を示す説明図であって、被検眼に対する装置本体のアライメント前の状態と被検眼の眼底に対する非合焦状態とを示す説明図である。 図6は被検眼に対する装置本体のアライメント完了と被検眼に対する合焦状態とを示す説明図である。 図7は被検眼の前眼部像に基づき瞳孔径を測定する場合の説明図である。 図8は水晶体絞りの構成の概要を示す平面図である。 図9は小瞳孔の場合の被検眼の眼底の見え方の一例を示す説明図である。 図10はアライメントマークを対物レンズの光軸からオフセットさせた状態を示す説明図であって、被検眼に対する装置本体のアライメント前の状態を示す説明図である。 図11は本発明に係る眼科撮影装置による眼底撮影までの一連の動作を説明するフローチャートである。 図12は被検眼が小瞳孔径であって、対物レンズの光軸と瞳孔中心軸とをオフセットさせた状態での照明光束と少なくとも三枚の絞り像と撮影光束との関係を示す光路模式図である。 図13は被検眼に対するアライメントが完了して1個のスプリット指標像が観察されている状態を示す説明図である。 図14は図13に示す1個のスプリット指標像を用いて眼底に対して撮影光学系の合焦レンズを合焦させた状態を示す説明図である。 図15は図8に示す水晶体絞りをシフトさせた状態を示す平面図である。 図16は図15に示す水晶体絞りをシフトさせたときの照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との関係を示す説明図であって、図16(a)は被検眼を正面から見た場合の照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との関係を示す光路模式図であり、図16(b)は図16(a)に示す光路を水平断面して見た場合の光路模式図である。 図17は図15に示す水晶体絞りを光軸を境に反対側の対称位置にシフトさせたときの照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との関係を示す説明図であって、図17(a)は被検眼を正面から見た場合の照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との光路模式図であり、図17(b)は図17(a)に示す光路を水平断面して見た場合の光路模式図である。 図18は眼底撮影画像の説明図であって、図18(a)は第1回目の撮影により得られる眼底撮影画像を示し、図18(b)は第2回目の撮影により得られる眼底撮影画像を示し、図18(c)は図18(a)に示す眼底撮影画像の左半分と図18(b)に示す眼底撮影画像の右半分とを貼り合わせて作成された欠陥のない合成眼底撮影画像を示す説明図である。 図19は観察の際に予め水晶体絞りを一方側にシフトさせ、ついで、水晶体絞りをシフトさせた状態のまま連続して撮影を行う場合の説明図であって、図19(a)は被検眼を正面から見た場合の照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との関係を示す光路模式図であり、図19(b)は図19(a)に示す光路を水平断面して見た場合の光路模式図であり、図19(c)は水晶体絞りを光軸を境に反対側の対称位置にシフトさせかつ被検眼を正面から見たときの照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との関係を示す光路模式図であり、図19(d)は図19(c)に示す光路を水平断面して見た場合の光路模式図である。 図20は水晶体絞りを高速シフトさせときに被検眼を正面から見た場合の照明光束と絞り像と撮影光束と虹彩内縁との関係を示す光路模式図である。 図21は照明光学系の光路から水晶体絞りを退避させて被検眼を観察しかつ撮影時に水晶体絞りを照明光学系の光路に挿入した場合の照明光束と反射光束と絞り像と虹彩内縁との関係を示す光路模式図であって、図21(a)は照明光学系の光路から水晶体絞りを退避させかつ被検眼を正面から見たときの照明光束と反射光束と虹彩内縁との関係を示す説明図であり、図21(b)は照明光学系の光路に水晶体絞りを挿入しかつ被検眼に対して撮影を実行する際の照明光束と一方側のシフト位置における絞り像と反射光束と虹彩内縁との関係を示す光路模式図であり、図21(c)は図21(b)に絞り像を反対側にシフトさせたときの照明光束と絞り像と反射光束と虹彩内縁との関係を示す光路模式図である。 図22は撮影光学系の光軸と瞳孔中心軸とをオフセットさせた状態で撮影を行う場合の説明図であって、図22(a)は図12と同様の照明光束と少なくとも三枚の絞り像と撮影光束との関係を示す光路模式図であり、図22(b)は図22(a)に示す照明光束と撮影光束と絞り像と虹彩内縁との関係を被検眼の正面から見た場合の光路模式図であり、図22(c)は水晶体絞りをシフトさせた状態で撮影を行う場合の照明光束と少なくとも三枚の絞り像と撮影光束との関係を示す光路模式図であり、図22(d)は図22(c)に示す照明光束と撮影光束と絞り像と虹彩内縁との関係を被検眼の正面から見た場合の光路模式図である。 図23は図3に示す眼底カメラの他の光学系を示す図であって、照明光学系に設けられている三枚の絞りの他の構成を示す説明図である。
図3は本発明に係わる無散瞳タイプの眼底カメラの外観図である。この図3において、10はベース、11は架台、12は装置本体、13は顎受け、14は額当て、15は外部固視灯、16はジョイスティック、17は撮影スイッチ、18は操作パネル、19は合焦ハンドル、20は撮像カメラとしてのテレビカメラである。
なお、説明の便宜上、被検眼Eが小瞳孔径でない場合について最初に説明する。
このテレビカメラ20は、図4に示すように、撮影用テレビカメラ20A、観察用テレビカメラ20Bを有し、撮影用テレビカメラ20Aはスチルビデオレコーダ21を介してモニタ22に接続されると共に、制御装置23に接続されている。観察用テレビカメラ20Bは制御装置23を介してモニタ22に接続されている。
装置本体12の内部には、図4に示すように、被検眼Eの眼底Efを照明する照明光学系25、眼底Efを撮影する撮影光学系26、眼底Efを観察する観察光学系27、被検眼Eに対する装置本体12の位置合わせを行うアライメント光学系28、眼底Efに固視標を投影して被検眼Eを固視させる内部固視標投影光学系29が設けられている。
照明光学系25は、観察時に赤外光により眼底Efを照明し、撮影時に可視光により眼底Efを照明する照明光学系であり、対物レンズ1、穴空きミラー30、リレーレンズ31、反射ミラー32、リレーレンズ33、被検眼Eの角膜Cと略共役の角膜絞り34、被検眼Eの虹彩(瞳孔6)4と略共役な虹彩絞り35、被検眼Eの水晶体2の後面2aと略共役な水晶体絞り36、撮影照明光源としてのキセノンランプ37、IRフィルター38、コンデンサレンズ39、観察照明光源としてのハロゲンランプ40を有している。
被検眼Eと対物レンズ1との距離Wは、適正作動距離に配置された場合、穴空きミラー30は被検眼Eの角膜Cと共役な位置に配置される。
この照明光学系25の光路には、スプリット(ピント)指標投影光学系41の一部を構成する棒ミラー41aが被検眼Eの眼底Efと光学的に共役可能な位置に挿脱可能に挿入されている(その詳細構成は、例えば、特開平9−66032号公報参照)。
このスプリット指標投影光学系41は、スプリット指標板(図示を略す)と眼底Efとが常に光学的に共役となるように、観察光学系27及び撮影光学系26の合焦レンズ42と連動して照明光学系25の光軸方向に移動するようになっている。眼底Efとスプリット指標板とが共役になっていない場合、図5に示すように、スプリット指標像41b、41bが左右方向に二つに分離して見え、一つに揃えることにより、ピント合わせを行うことができる。なお、その図5において、9は眼底Efの黄斑部を示している。
これにより、モニタ22の画面にはスプリット指標投影光学系41に基づくスプリット指標像41b、41bが提示され、このスプリット指標像41bが一致した場合に合焦したと判断され、通常の場合、撮影が行われる。
撮影光学系26は、照明光学系25により照明された眼底Efを静止画像として撮影する光学系であり、対物レンズ1、穴空きミラー30、合焦レンズ42、結像レンズ43、反射ミラー44、フィールドレンズ45、反射ミラー46、リレーレンズ47、撮影用テレビカメラ20Aを有し、撮影用テレビカメラ20Aは、眼底Efと光学的に共役関係に維持されている。
観察光学系27は照明光学系25により照明された眼底Efを観察する光学系であり、撮影光学系26の光路の途中からクイックリターンミラー48により分岐して構成され、反射ミラー49、リレーレンズ50、観察用テレビカメラ20Bを有し、この観察用テレビカメラ20Bは、クイックリターンミラー48に対して撮像素子20aと共役位置に配置されている。
アライメント指標投影手段28は、アライメント指標を被検眼Eに向けて投影するもので、アライメント光源としてのLED51、そのLED51の光を導くライトガイド52、ライトガイド52から射出された光を反射させて2孔絞り53に導く反射鏡54、リレーレンズ55、撮影光学系26からの分岐用ハーフミラー56、穴空きミラー30、対物レンズ1を有する。2孔絞り53は、作動距離Wが適正位置からずれたときにアライメント光束に基づくアライメント像53’が分離して被検眼Eに投影される。
ライトガイド52の射出端52aから出射されたアライメント光束は反射鏡54により反射されて2孔絞り53に導かれ、2孔絞り53の孔部53aを通ったアライメント光束はリレーレンズ55に導かれる。
リレーレンズ55を通過したアライメント光束はハーフミラー56により穴空きミラー30に向けて反射される。リレーレンズ55は、図5に示すように、ライトガイド52の射出端(アライメント指標)53’を穴空きミラー30の孔部30aの中央位置Xにいったん中間結像させる。その孔部30aの中央位置Xに結像されたアライメント指標を形成する一対のアライメント光束は、対物レンズ1を介して被検眼Eの角膜Cに導かれる。
内部固視標投影光学系29は、観察光学系27の光路の途中から赤外光を透過しかつ可視光を反射する特性を有するダイクロイックミラー57により分岐されて配置されている。この内部固視標投影光学系29は、被検眼Eに固視標を投影する光学系であり、固視光源58、マスク板59、ダイクロイックミラー57を有する。これらにより、被検眼Eに固視標が提示される。
モニタ22の画面には、通常、アライメントマーク(括弧マーク)60が基準位置に表示される。ここで、基準位置とは眼底像Efの中央位置(光軸Oの中心位置)を意味する。このアライメントマーク60は制御装置23の制御により表示される。
操作パネル18には、図3に示すように、ジョイスティック16を中心に左側操作パネル18a、右側操作パネル18bが設けられ、これらのパネルには、各種の操作ボタンが設けられている。ここでは、制御装置23は操作ボタンの操作に連動してアライメントマーク60を基準位置に提示させる。
被検眼Eに対する作動距離Wの位置が適正でかつ装置本体1Cに対する上下左右方向の位置が適正であると、図6に示すように、アライメントマーク60の中央で、アライメント指標像53’が合致する。
マニュアル操作の場合には、この状態で、合焦ハンドル19を操作することによりスプリット指標像41bを一致させる動作に従って、合焦レンズ42がピントの合う方向に移動して眼底Efに対するピントが合致する。このピントが合った状態で、撮影スイッチ17を操作して撮影を行う。
通常、無散瞳眼底カメラでは、瞳孔径を測定するための瞳像の観察を行うことができる構成となっており、制御装置23は図7に示すように前眼部像に基づいて、瞳孔径Pdを画像により測定可能とされている。
通常、3〜3.5mm以下の患者は小瞳孔径と言われており、従って、制御装置23は、瞳孔径Pdが3.5mm未満であるか否かにより、被検眼Eが小瞳孔か否かを判断する。
なお、この図7には、被検眼Eが小瞳孔であって、スプリット指標41b’がケラレている状態が模式的に示されている。
以下、小瞳孔の場合の撮影を各実施例に基づいて説明する。
(実施例1)
この実施例1では、撮影操作に連動して、水晶体絞り36の内側絞り36’が、図8に示すように、左右方向に揺動される構成とされている。その図8において、36”は水晶体絞り36の外側絞り、36Aはその内側絞り36’の駆動モータ、36Bはその駆動モータ36Bと内側絞り36’とを連結する連結アームを示している。
この内側絞り36’が左右方向に可動されると、これに対応する内側絞り像q3’が水晶体2の後面2aに光軸Oに対して左右方向にシフトして投影される。
既述したように、被検眼Eが小瞳孔の場合、照明光束P1は、図7に示す虹彩4の内縁5の近傍によりケラレるためモニタ22の画面全体が暗くなると共に、また、図7に示すように、スプリット指標41b’、41b’もケラレるため、図9に示すように、棒状ミラー像41a’中に存在すべきスプリット指標像41b、41bが消失するので、被検眼Eに対して、合焦操作を行うことができない。また、眼底Efの黄斑部9の近傍には影領域9’が生じる。
なお、図9において、ハッチングは眼底像全体が暗いことを意味している。
そこで、図10に示すように、対物レンズ1の光軸Oと被検眼Eの角膜頂点(瞳孔中心軸Q)Cpとがオフセットするように、アライメントマーク60を図9に示す基準位置からオフセットさせる(図11のS.1)。
この状態で、アライメントマーク60の()内にアライメント指標53’が入るように装置本体12を操作する。アライメント指標53’が()内に入って一致すると、図12に模式的に示すように、撮影光学系26の光軸Oと被検眼Eの瞳孔中心軸Qとがオフセットされた状態になり、片側から照明光束P1とスプリット指標が被検眼Eに入射し、図13に示すように1個のスプリット指標像41bが観察される。眼底Efに対して、撮影光学系26が合焦していない場合には、この図13に示すように、スプリット指標像41bが棒状ミラー像41a’の中心からずれた状態にある。
そこで、図14に示すように、棒状ミラー像41a’の中心位置にスプリット指標像41a’の幅方向中心が位置するように合焦ハンドル19を操作する(S.2)。
これにより、眼底Efに対する撮影光学系26の合焦が完了する。
ついで、図9に示すように、アライメントマーク60を元の基準位置に戻し、アライメントマーク指標53’がアライメントマーク60の()内に入るようにかつアライメント指標53’が一致するように装置本体12を操作する(S.3)。
これにより、撮影光軸Oと瞳孔中心軸Qとを再び一致させる。
ついで、撮影スイッチ17を操作すると、制御装置23の制御により、図15に示すように、駆動モータ36Aが駆動され、内側絞り36’が左側の所定位置に振られる。これと略同時に、キセノンランプ37が制御装置23により発光制御される。
内側絞り36’の左側への移動に対応して、図16(a)、(b)に示すように、内側絞り像q3’が右側にシフトされ、片側から被検眼Eの眼内に入射する照明光P1の光量が増加する。これにより、図18(a)に示す眼底撮影画像Ef1が得られる。この眼底撮影画像Ef1は、制御装置23の記憶装置に一時記憶される(S.4)。
制御装置23は、続けて、内側絞り36’を光軸Oを境に右側の対称位置にシフトさせる。これと略同時に、キセノンランプ37が発光制御される。
内側絞り36’の右側へのシフトに対応して、図17(a)、(b)に示すように、内側絞り像q3’が右側にシフトされ、片側から被検眼Eの眼内に入射する照明光P1の光量が増加する。これにより、図18(b)に示す眼底撮影画像Ef2が得られる(S.5)。この眼底撮影画像Ef2も制御装置23の記憶装置に一時記憶される。
このようにして、1回の撮影操作により、図18(a)、図18(b)に示すように、内側絞り像q3’が反対方向にシフトされて、2枚の眼底撮影画像Ef1、Ef2が得られる。
内側絞り像q3’が右側にシフトされると、照明光束P1の光路と撮影光束P2の光路Pcとが一部重なり合うために、図18(a)に示すように、フレアーFaが眼底撮影画像Ef1の右側周辺に形成される。
内側絞り像q3’が左側にシフトされると、照明光束P1の光路と撮影光束P2の光路Pcとが一部重なり合うために、図18(b)に示すように、フレアーFbが眼底像の左側周辺に形成される。
一方、照明光束P1の片側からのみ入射するために、図18(a)に示す眼底撮影画像Ef1では右から左にかけて像が若干暗くなり、図18(b)に示す眼底撮影画像Ef2では左から右にかけて眼底像が若干暗くなるが、両眼底撮影画像Ef1、Ef2には影領域9’(図9参照)が生じるのは防止される。
制御装置23は、図18(a)に示す眼底撮影画像Ef1の左半分と図18(b)に示す眼底撮影画像Ef2の右左半分とを切り取って、図18(c)に示す合成眼底撮影画像Ef3を合成する。このフレアーが除去されかつ影領域のない合成眼底撮影画像Ef3は記憶装置に記憶される(S.6)。
なお、この実施例1では、水晶体絞り36をメカニカルに可動させる構成としたが、角膜絞り34、虹彩絞り35、水晶体絞り36を液晶表示板(図示を略す)から構成し、水晶体絞り36の内側絞り36’に対応する液晶表示板の内側絞りの形成位置を電気光学的に変更することにより、内側絞り像q3’の水晶体2の後面2aにおける投影位置をシフトさせる構成としても良い。
(実施例2)
この実施例1では、観察の際には内側絞り36’に対応する内側絞り像q3’を対物レンズ1の光軸Oの中心に位置させ、撮影の際に、内側絞り像q3’を中央位置から左右対称位置にシフトさせて撮影を行うことにしたが、この実施例2では、観察の際に、対物レンズ1の光軸Oに対して内側絞り像q3’をいずれか一方にあらかじめシフトさせ、かつ、アライメントマーク60を基準位置に表示させた状態でアライメント操作を行い、ついで、アライメントマーク60を基準位置からオフセットした位置に移動させて、アライメントマーク60を位置させ、合焦操作を行うことにしたものである。
このように、対物レンズ1の光軸Oに対して内側絞り像q3’をいずれか一方にあらかじめシフトさせて観察すると、眼底Efの観察が実施例1の場合に較べて改善される。
すなわち、例えば、図19(a)に示すように、内側絞り像q3’は水晶体2の後面2aの位置に、光軸Oに対して右側に偏った位置に投影される。まず、最初に、アライメントマーク60を図10に示すように基準位置からオフセットさせる(図11のS.1参照)。ついで、アライメントマーク60の()内にアライメント指標53’が入るように装置本体12を操作する。ついで、棒状ミラー像41a’の中心位置にスプリット指標像41b’の幅方向中心が位置するように合焦ハンドル19を操作する(図11のS.2参照)。
ついで、図9に示すように、アライメントマーク60を元の基準位置に戻し、アライメントマーク指標53’がアライメントマーク60の()内に入るようにかつアライメント指標53’が一致するように装置本体12を操作する(S.3)。
ついで、撮影スイッチ17の操作と同時にキセノンランプ37を発光させて、図19(b)に模式的に示すように照明光束P1と内側絞り像q3’との関係が維持された状態で、第一枚目の眼底像撮影を行い、続けて、内側絞り36’を他方の位置にシフトさせ、図19(c)に示すように内側絞り像q3’を光軸Oを境に対称位置にシフトさせて投影し、図19(d)に模式的に示すように照明光束P1と内側絞り像q3’との関係が維持された状態で、第二枚目の眼底像撮影を行う。
このようにすると、観察時にすでに内側絞り36’が対物レンズ1の光軸Oに対してシフトされているので、内側絞り36’の移動に伴う時間を短縮でき、連続撮影をより短時間で行うことができる。
(実施例3)
この実施例3では、眼底観察中から、内側絞り36’を左右に高速でシフトさせる。このように内側絞り36’を高速揺動させると、図20に示すように、内側絞り像q3’が左右に高速シフトされ、小瞳孔の場合でも、撮影画像に近い光量バランスで眼底の観察が可能となる。その他の手順は、実施例1と同様である。
内側絞り36’の揺動周期は、観察用カメラ20Bの映像信号取得タイミングに同期させるのが望ましい。
ついで、撮影スイッチ17の操作に同期して、内側絞り36’が揺動され、2枚の眼底撮影画像Ef1、Ef2を連続して取得する。このように構成すると、合成眼底撮影画像Ef3に近い眼底像を事前に確認できる。
(実施例4)
観察時に、図21(a)に示すように、内側絞り36’を照明光束P1の光路から退避させて、かつ、アライメントマーク60を初めから基準位置からオフセットした位置に表示させた状態で、眼底を観察しつつアライメント操作を行う。この実施例4によれば、内側絞り36’が観察中に退避されているので、照明光束P1の虹彩によるケラレに起因して眼底Efの中心付近に影領域9が生じるのを回避しつつ眼底Efを良好に観察できる。
また、一方のスプリット指標41b’の虹彩内縁5の近傍によるケラレも回避される。
そして、合焦操作を行った後、アライメントマーク60を基準位置に表示させて、再度、アライメント操作を行った後、撮影スイッチ17を操作する。すると、撮影スイッチ17の操作と同時に、内側絞り36’を光路に挿入され、図21(b)に示すように、内側絞り像q3’がシフト位置に投影される。同時に、キセノンランプ37を発光されて第1回目の眼底撮影が実行され、続けて、内側絞り36’が他方の位置にシフトされ、図21(c)に示すように、内側絞り像q3’がシフト位置に投影され、第2回目の眼底撮影が実行される。
この実施例4によれば、実施例1のアライメントマーク60を基準位置に表示させてアライメントを行う時間を短縮できる。
(実施例5)
この実施例5では、図10に示すように、モニタ22の画面には、アライメントマーク60が基準位置からシフトされた位置に最初から提示される。アライメント指標53’がアライメントマーク60内に位置するように、装置本体12を調整すると、瞳孔中心軸Qと装置本体12の光軸Oとが図22(a)に示すように、所定のオフセット位置に設定される。
この状態で、合焦操作を行い、図14に示すように棒状ミラー像41a’の中心位置に片側のスプリット指標41bが位置するように調整を行う。
ついで、撮影スイッチ17の操作により、第一枚目の眼底撮影画像を取得する。この撮影時には、内側絞り36’はシフトしないため、図22(b)に示すように、照明光束P1の光路と撮影光束P2の光路とは重なり合わず、第1回目の撮影では、フレアーのない眼底撮影画像が得られる。
ついで、内側絞り36’が移動され、図22(c)、図22(d)に示すように、内側絞り像q3’がシフトされ、キセノンランプ37が発光されて第二枚目の眼底撮影画像が得られる。
この実施例5の場合、第1回目の撮影では、内側絞り36’をシフトさせずに撮影を実行できるので、その分、撮影時間の短縮を図ることができる。
また、再度のアライメント操作を行う必要もないので、アライメント操作時間も短縮できる。
(その他の実施例)
図23は、図3に示す眼底カメラの他の光学系を示す図であって、照明光学系に設けられている三枚の絞りの他の構成を示す説明図である。
この実施例では、照明光学系25に設けられている少なくとも三枚の絞りが、被検眼Eの角膜Cと略共役な遮光板34’と、被検眼Eの虹彩4と略共役な虹彩絞り35と、被検眼Eの水晶体2の後面2aと略共役な水晶体絞り36と、開口絞り34”とから構成されている。
その開口絞り34”は、虹彩絞り35と遮光板34’との間に配設され、眼底Efの照度を均一化する役割を果たす(特公昭62ー16092号公報参照。)。
なお、ここでは、虹彩絞り35は1枚であるが、2枚以上の構成であっても良い。
また、水晶体絞り36を内側絞り36’に相当する遮光板と、外側絞り36”に相当する遮光板とから構成し、外側絞り36”に相当する遮光板を内側絞り36’に相当する遮光板と虹彩絞り35との間に配設する構成とし、内側絞り36’に相当する遮光板を左右方向に揺動させる構成とすることもできる。
(その他の例)
以上、実施例について説明したが、角膜と略共役な角膜絞りと水晶体の前面と略共役な黒点板(図示を略す)とからなる構成とし(特公昭62ー16092号公報参照。)、黒点板を左右方向に揺動させる構成とすることもできる。
23…制御装置
25…照明光学系
26…撮影光学系
27…観察光学系
34…角膜絞り
35…虹彩絞り
36…水晶体絞り
37…LED素子(照明光源)
41…スプリット指標投影光学系
E…被検眼
C…角膜
Ef…眼底
q3’…内側絞り像

Claims (6)

  1. 被検眼の眼底を照明する照明光源を有する照明光学系と、前記眼底を観察する撮像カメラを有する観察及び撮影光学系と、前記照明光源と前記撮像カメラとを制御する制御装置とを有する眼科装置において、
    前記照明光学系に、前記被検眼の角膜と略共役な角膜絞りと前記被検眼の虹彩と略共役な虹彩絞りと前記水晶体の後面と略共役な水晶体絞りとからなる少なくとも三枚の絞りと前記被検眼の眼底に対する合焦を行うスプリット指標投影光学系とが設けられ、前記照明光源は、連続して少なくとも二枚の眼底撮影画像を取得可能に前記制御装置によって発光制御され、前記水晶体の後面には前記水晶体絞りに対応する絞り像が投影され、前記制御装置は一枚目の眼底撮影画像を取得する際の前記絞り像の投影位置に対して二枚目の眼底撮影画像を取得する際に前記絞り像の投影位置が前記観察及び撮影光学系の光軸に対してシフトされるように前記水晶体絞りを制御することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記制御装置は、第一枚目の眼底撮影画像を取得する際に前記絞り像が前記光軸に対して一方側のシフト位置に投影され、第二枚目の眼底画像を取得する際に前記絞り像が前記光軸に対して他方側の対称のシフト位置に投影されるように前記水晶体絞りを制御することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記第一枚目の眼底撮影画像を取得する前の眼底観察の際に、前記絞り像が前記光軸に対して一方側のシフト位置に予め投影されていることを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記第一枚目の眼底撮影画像を取得する際に、前記被検眼の瞳孔中心軸と前記光軸とがオフセットされ、前記絞り像は前記光軸と同軸にセットされ、前記第二枚目の眼底撮影画像を取得する際に、前記絞り像が前記光軸に対してシフトされるように、前記制御装置が前記水晶体絞りを制御することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記制御装置は、前記眼底を観察する際に、前記水晶体絞りが前記照明光学系の光路から退避させることを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記制御装置は、前記眼底を観察する際に、前記絞り像が前記光軸を境に対称なシフト位置に高速で往復投影可能に前記水晶体絞りを制御し、眼底撮影時には、前記絞り像のシフト位置に同期して前記光源を発光制御することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
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