JP2012024137A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートポンプユニットにおけるコンプレッサのアキュムレータを付設した部分からユニットケースへの振動の伝達を少なくするのに、それが、製品価格を高くせず、且つヒートポンプユニットのコンパクト化の障害とならないようにしてできるようにする。
【解決手段】ヒートポンプユニット30のユニットケース32のうち、コンプレッサのアキュムレータを含む部分が近接する箇所に、複数のスリット38を形成し、それによって、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分からの振動が、スリット38で挟んで形成された短冊状部分39に伝達されて、該短冊状部分39を振動させるのみで吸収され、ユニットケース32のそれ以外の部分への振動の伝達はスリット38で断たれるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】ヒートポンプユニット30のユニットケース32のうち、コンプレッサのアキュムレータを含む部分が近接する箇所に、複数のスリット38を形成し、それによって、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分からの振動が、スリット38で挟んで形成された短冊状部分39に伝達されて、該短冊状部分39を振動させるのみで吸収され、ユニットケース32のそれ以外の部分への振動の伝達はスリット38で断たれるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、ヒートポンプを使用する衣類乾燥機に関する。
近年、ヒートポンプを使用する衣類乾燥機が供されている。このヒートポンプを使用する衣類乾燥機は、衣類を収容する乾燥室の外部に、ヒートポンプユニットと空気循環装置とを具えている。ヒートポンプユニットは、ユニットケースに、アキュムレータを付設したコンプレッサと熱交換器(凝縮器及び蒸発器)とを内設し、コンプレッサを弾性体を介し支持して構成されている。そして、空気循環装置は、送風機を主体とし、その送風機の送風作用により、乾燥室内の空気を上記ヒートポンプユニットの熱交換器に接触させて循環させるようになっており、それによって衣類の乾燥を行なうようになっている。
従って、ヒートポンプを使用する衣類乾燥機は、全体の外殻である外箱の内部に、主として、乾燥室とヒートポンプユニット及び空気循環装置を配設しているものであるが、外箱は、衣類乾燥機を一般家庭の設置スペースに設置することの大きさの制約があり、乾燥室は、できる限り多くの衣類を乾燥させるのに充分な容積が必要とされる。加えて、外箱の内部には、空気循環装置をも配設している。これらにより、ヒートポンプユニットは、よりコンパクトに構成せざるを得ず、ユニットケースの内部に、前記アキュムレータを付設したコンプレッサと熱交換器とを密に配設しているのが一般的である。
一方、コンプレッサは、その特性上、周波数ごとに異なる振動状態となり、上述のユニットケースの内部に密に配設した構成においては、その振動の伝達を遮断し、騒音を抑えることが重要である。しかし、上述のコンパクト構成のために、コンプレッサの周囲に振動の伝達を遮断するのに有効な充分な隙間を確保することは不可能であり、又、熱交換器の部分に充分な風量を確保し、その他のスペース効率を上げるために、コンプレッサはユニットケース内の端の部分に配置せざるを得ない。
又、コンプレッサの、アキュムレータを付設した部分は、同コンプレッサの例えば下部に位置する駆動モータや圧縮室部分から離れて例えば上部に位置しており、それら駆動モータや圧縮室を振源とする振動の幅が大きくなる事情にあり、特に駆動初期においては、その振動の幅が大きくなる。
更に、前述のコンプレッサがユニットケース内の端の部分に配置されることと併せ、製造上不可避的なコンプレッサ位置のばらつきがあって、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分がユニットケースに接触することもあり、それらによって、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分からユニットケースへの振動の伝達が発生し、騒音が発生する場合があった。
これに対して、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分とユニットケースとの間にゴムスポンジ等の弾性体を介在させる考えがある(例えば特許文献1参照)。
上述のように、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分とユニットケースとの間にゴムスポンジ等の弾性体を介在させるものでは、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分がユニットケースに接触する状況となったときに、コンプレッサのアキュムレータを付設した部分からユニットケースへの振動の伝達を弾性体で吸収することにより少なくし、ひいては騒音の発生を少なくすることが可能である。
しかしながら、このものの場合、弾性体という別部品が必要であり、その分、製品価格が高くなる。又、弾性体という別部品を設置するのに、それなりのスペースが必要であり、その分、ヒートポンプユニットのコンパクト化の障害となるという欠点を有する。
そこで、ヒートポンプユニットにおけるコンプレッサのアキュムレータを付設した部分からユニットケースへの振動の伝達を少なくするのに、それが、製品価格を高くせず、且つヒートポンプユニットのコンパクト化の障害とならないようにしてできる衣類乾燥機を提供する。
本実施形態の衣類乾燥機においては、乾燥室と、この乾燥室の外部に位置するユニットケースに、アキュムレータを付設したコンプレッサと熱交換器とを内設し、コンプレッサを弾性体を介し支持して成るヒートポンプユニットと、前記乾燥室内の空気を前記ヒートポンプユニットの熱交換器に接触させて循環させる空気循環装置とを具備するものにおいて、前記ユニットケースのうち、前記コンプレッサの前記弾性体より上方のアキュムレータを含む部分が近接する箇所に、複数のスリットを形成したことを特徴とする。
以下、ドラム式洗濯乾燥機に適用した一実施形態につき、図面を参照して説明する。
まず、図2には、ドラム式洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外殻である外箱1の内部に水槽2を配設している。水槽2の上方には、給水弁3と給水ケース4とを主体とする給水装置5を配設しており、この給水装置5において、給水弁3には水道水が図示しない給水ホースを介して供給され、その供給された水を接続パイプ6を介して給水ケース4に供給し、更に給水ケース4から接続ホース7を介して水槽2の内部に供給するようになっている。
まず、図2には、ドラム式洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外殻である外箱1の内部に水槽2を配設している。水槽2の上方には、給水弁3と給水ケース4とを主体とする給水装置5を配設しており、この給水装置5において、給水弁3には水道水が図示しない給水ホースを介して供給され、その供給された水を接続パイプ6を介して給水ケース4に供給し、更に給水ケース4から接続ホース7を介して水槽2の内部に供給するようになっている。
水槽2は円筒状を成しており、それを、その軸方向が前後(図2では左右)となる横軸状で、しかも前上がり(図2では左上がり)の傾斜状を成すように、左右一対(一方のみ図示)のサスペンション8によって支持している。又、この水槽2は、前端部の中央部に開口9を有しており、この開口9に、外箱1の前面部に形成した洗濯物出し入れ用の開口10をベローズ11で連ねている。外箱1の開口10には、扉12を開閉可能に設けている。
水槽2には、そのほか、前部の上部に温風出口13を形成しており、後端部の上部に温風戻り口14を形成している。更に、水槽2には、底部の最後部に排水口15を形成しており、この排水口15には排水弁16を介して排水ホース17を接続し、これら排水弁16及び排水ホース17によって水槽2内の水を機外に排出するようにしている。
水槽2の内部には、回転槽(ドラム)18を配設している。この回転槽18も円筒状を成しており、その周側部(胴部)には、ほゞ全域に通水・通風用の孔19を形成している(一部のみ図示)。又、回転槽18の奥部の中心部周りには、多数の小孔から成る温風導入口20を形成している。更に、回転槽18の背面には補強部材21を取付け、この補強部材21を介して、回転槽18の背面の中心部に軸22を取付けている。
これに対して、水槽2の背面の中心部には、軸受ハウジング23を取付けており、この軸受ハウジング23に上記軸22を挿通支承させることにより、回転槽18を水槽2と同様の、軸方向が前後となる横軸状で、しかも前上がりの傾斜状を成すように支持している。
軸受ハウジング23には、外周にモータ24取付けており、このモータ24はアウターロータ形で、更に、この場合、ブラシレスDCモータであって、回転槽18を軸22を中心に回転させる駆動装置として機能するようになっている。
軸受ハウジング23には、外周にモータ24取付けており、このモータ24はアウターロータ形で、更に、この場合、ブラシレスDCモータであって、回転槽18を軸22を中心に回転させる駆動装置として機能するようになっている。
水槽2の奥部には、温風カバー25を装着している。この温風カバー25は、軸22を囲繞すると共に前記温風戻り口14に対向するもので、水槽2の奥面との間で、温風戻り口14から軸22の周囲部分へと通じる温風通路26を構成している。又、前記補強部材21には、前記軸22を取付けた中心部の周囲部分に複数の比較的大きな孔27を形成しており、これが温風通路26と前記回転槽18奥部の温風導入口20とを連通させている。なお、補強部材21には、上記孔27を形成した部分の外周部から温風カバー25に達するシール部材28を装着している。
外箱1の底部は、台板29で構成しており、この台板29の奥部上にヒートポンプユニット30を、図3及び図4、図1に示す送風機31と共に載置固定している。ヒートポンプユニット30は、ユニットケース32を外殻としており、このユニットケース32に、図4に示すアキュムレータ33を付設したコンプレッサ34と、熱交換器(凝縮器35及び蒸発器36)、絞り弁又はキャピラリチューブ等の絞り器(図示せず)、及びそれらを接続する接続管37の一部を内設して構成している。
なお、ユニットケース32は、下部32aと図1ないし図3に示す上部32bとを接合し構成しており、ヒートポンプは、コンプレッサ34、凝縮器35、絞り器、蒸発器36、アキュムレータ33、そして又コンプレッサ34の順に、それらを接続管37により接続して構成するもので、その経路内には冷媒を封入している。
ここで、ヒートポンプユニット30は、前述の事情から、コンパクトに構成しており、上記アキュムレータ33を付設したコンプレッサ34と、熱交換器(凝縮器35及び蒸発器36)、絞り弁又はキャピラリチューブ等の絞り器、及びそれらを接続する接続管37は、ユニットケース32の内部に密に配設している。又、そのうちのアキュムレータ33を付設したコンプレッサ34は、ユニットケース32内の端の部分に配置しており、更に、コンプレッサ34の、アキュムレータ33を付設した部分は、同コンプレッサ34の例えば下部に位置する駆動モータや圧縮室部分から離れて、この場合、上部に位置している。
そして、ユニットケース32(上部32b)のうち、コンプレッサ34のアキュムレータ33を含む部分が近接する箇所には、図1に示すように、上下に延びるスリット38を複数(この場合、2つ)形成しており、それによって、特にユニットケース32のうちの、コンプレッサ34のアキュムレータ33を含む部分が最も近接する箇所に、上記スリット38で挟んで短冊状部分39を形成している。なお、スリット38は下部から上部にかけて漸次幅広に形成している。
更に、図5はコンプレッサ34の支持構造を示しており、ボス40及び弾性体41を図示している。そのうち、ボス40は、ユニットケース32(下部32a)の底面から上方に突設した円柱状のものであり、弾性体41はそのボス40を囲繞する円筒状で且つ蛇腹状のもので、この弾性体41の上部に、コンプレッサ34の外方に突出した腕部34aを嵌合し、弾性体41よりやゝ上方に突出したボス40の最上部に弾性体41より径大なワッシャ42を載置して、このワッシャ42からボス40にねじ43を螺挿して締め付けることにより、ユニットケース32に弾性体41を介してコンプレッサ34を支持する構造としている。
なお、その結果、コンプレッサ34の前記アキュムレータ33を含む部分は、弾性体41より上方に位置しており、ユニットケース32の前記スリット38を形成した部分も、弾性体41より上方に位置している。又、図5はコンプレッサ34の支持構造の1つのみを示しており、同様の構造がほかにも存在し、すなわち、複数の支持構造でコンプレッサ34を支持している。
そして、かかるコンプレッサ34の支持構造において、ボス40は、下部40aより上部40bの外径を径小に形成している。
そして、かかるコンプレッサ34の支持構造において、ボス40は、下部40aより上部40bの外径を径小に形成している。
ユニットケース32は、そのほか、図1に示すように、コンプレッサ34側の上部に入気口44を形成しており、この入気口44に、図2に示す入気側ダクトパイプ45を接続している。入気側ダクトパイプ45は、上部に専らリントを捕獲するフィルタ部46を有するものであり、上記入気口44側とは反対側の端部を、可撓ホース47を介して前記水槽2の温風出口13に接続している。
更に、ユニットケース32のコンプレッサ34側とは反対側の側壁には、図4に示す連通口48を形成しており、この連通口48に前記送風機31が臨んで連通している。送風機31は又、ケーシング31aをユニットケース32に結合したものであり、ケーシング31a内には送風羽根31bを配設し、この送風羽根31bを回転駆動するモータ(図示せず)をケーシング31a外に有している。又、送風機31のケーシング31aは出口部49を上部に有しており、この出口部49を、図3に示す可撓ホース50(図3参照)及び出気側ダクトパイプ51を介して、前記水槽2の温風戻り口14に接続している。
かくして、前記回転槽18内の空気を前記可撓ホース47、入気側ダクトパイプ45、ユニットケース32、送風機31、可撓ホース50、及び出気側ダクトパイプ51を通じて循環させる空気循環装置52を構成しており、その循環経路にあって、特にユニットケース32内では、空気が蒸発器36から凝縮器35に接触して流通するようになっている。又、そのユニットケース32内における空気の流通路は、コンプレッサ34から隔絶して構成している。
なお、凝縮器35と蒸発器36は、詳しくは図示しないが、蛇行状の各冷媒流通パイプに、共通の伝熱フィンを多数固着して成るもので、その伝熱フィンの各間がユニットケース32内における空気の流通方向と平行に並ぶように配置している。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
上記構成のものでは、標準的な運転コースが開始されると、最初に洗濯(洗い及びすすぎ)行程が開始される。この洗濯行程では、給水装置5により水槽2内に給水する動作が行われ、続いて、モータ24が作動されることにより、回転槽18が低速で正逆両方向に交互に回転される。これにより、回転槽18内に収容された洗濯物が上げ下げされて洗濯される。
上記構成のものでは、標準的な運転コースが開始されると、最初に洗濯(洗い及びすすぎ)行程が開始される。この洗濯行程では、給水装置5により水槽2内に給水する動作が行われ、続いて、モータ24が作動されることにより、回転槽18が低速で正逆両方向に交互に回転される。これにより、回転槽18内に収容された洗濯物が上げ下げされて洗濯される。
洗濯行程が終了すると、次に、脱水行程が開始される。この脱水行程では、水槽2内の水を排水弁16及び排水ホース17により排出した後、回転槽18を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、回転槽18内の洗濯物が遠心脱水される。
脱水行程が終了すると、次に、乾燥行程が実行される。この乾燥行程では、回転槽18を低速で正逆両方向に回転させつつ、送風機31を作動させることによる送風作用で、回転槽18内の空気が水槽2の温風出口13から可撓ホース47及び入気側ダクトパイプ45を経てユニットケース32内に流入される。
脱水行程が終了すると、次に、乾燥行程が実行される。この乾燥行程では、回転槽18を低速で正逆両方向に回転させつつ、送風機31を作動させることによる送風作用で、回転槽18内の空気が水槽2の温風出口13から可撓ホース47及び入気側ダクトパイプ45を経てユニットケース32内に流入される。
又、このときには、ヒートポンプのコンプレッサ34の作動が開始される。これにより、ヒートポンプに封入された冷媒が圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器35に流れて、ユニットケース32内の空気と熱交換する。その結果、ユニットケース32内の空気が加熱され、反対に、冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り器を通過して減圧された後、蒸発器36に流入し、気化する。それにより、蒸発器36はユニットケース32内の空気を冷却する。蒸発器36でユニットケース32内の空気を冷却することでその熱を奪った冷媒は、その後、アキュムレータ33を経てコンプレッサ34に戻る。
これらにより、前記回転槽18内からユニットケース32内に流入した空気は、蒸発器36で冷却されて除湿され、その後に凝縮器35で加熱されて温風化される。そして、その温風が可撓ホース50及び出気側ダクトパイプ51を経て、水槽2の温風戻り口14から温風通路26、補強部材21の孔27、及び回転槽18の温風導入口20を順に経て回転槽18内に戻し供給される。
回転槽18内に戻し供給された温風は、回転槽18内の洗濯物と接触してその水分を奪った後、前記水槽2の温風出口13から可撓ホース47及び入気側ダクトパイプ45を経てユニットケース32内に流入する。
かくして、蒸発器36と凝縮器35を有するユニットケース32内と回転槽18を有する水槽2内との間を空気が循環することにより、回転槽18内の洗濯物が乾燥される。従って、このときに回転槽18内は乾燥室して機能する。
この後、乾燥行程が終了し、標準的な運転コースが終了される。
かくして、蒸発器36と凝縮器35を有するユニットケース32内と回転槽18を有する水槽2内との間を空気が循環することにより、回転槽18内の洗濯物が乾燥される。従って、このときに回転槽18内は乾燥室して機能する。
この後、乾燥行程が終了し、標準的な運転コースが終了される。
以上のように上記構成のものでは、内部が乾燥室として機能する回転槽18の外部に位置するユニットケース32に、アキュムレータ33を付設したコンプレッサ34と、熱交換器である蒸発器36と、同じく熱交換器である凝縮器35とを内設し、コンプレッサ34を弾性体41を介し支持して成るヒートポンプユニット30と、回転槽18内の空気を上記ヒートポンプユニット30の蒸発器36及び凝縮器35に接触させて循環させる空気循環装置52とを具備するものにおいて、上記ユニットケース32のうち、コンプレッサ34の上記弾性体41より上方のアキュムレータ33を含む部分が近接する箇所に、複数のスリット38を形成している。
これにより、ヒートポンプユニット30のコンパクト構成をもとに、コンプレッサ34がユニットケース32内の端の部分に配置され、更に、製造上不可避的なコンプレッサ34位置のばらつき等があって、コンプレッサ34のアキュムレータ33を付設した部分がユニットケース32に接触することがあっても、コンプレッサ34のアキュムレータ33を付設した部分からの振動は、スリット38で挟んで形成された短冊状部分39に伝達されて、該短冊状部分39を振動させるのみで、ユニットケース32のそれ以外の部分への振動の伝達はスリット38で断たれる。かくして、コンプレッサ34のアキュムレータ33を付設した部分からユニットケース32への振動の伝達を、スリット38で挟んで形成された短冊状部分39で吸収することができるものであり、ひいては振動の伝達による騒音の発生を少なくすることができる。
しかも、上記構成のものの場合、上記作用効果を、別部品を要せずにできるので、製品価格を高くすることなくできるものであり、且つ別部品設置のスペースが必要とされることもなくできるので、ヒートポンプユニット30のコンパクト化の障害とならないようにしてできる。
加えて上記構成のものの場合、ヒートポンプユニット30のユニットケース32にコンプレッサ34を弾性体41を介し支持する構造にあって、その弾性体41は、ユニットケース32の底面より上方に突設したボス40を囲繞して、その上部でコンプレッサ34の外方に突出した腕部34aを支持するものであり、そのものにおいて、ボス40の下部40aより上部40bの外径を径小に形成している。
これにより、製造上不可避的なコンプレッサ34位置のばらつき(片寄り)があっても、弾性体41はコンプレッサ34の腕部34aを支持する上部でのボス40との接触が避けられ、コンプレッサ34から弾性体41及びボス40を介してのユニットケース32への振動の伝達が避けられるので、その振動の伝達による騒音の発生をより少なくすることができる。
以上説明した衣類乾燥機は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、特に機全体としては、洗濯機能及び脱水機能はなくても良いし、水槽及び回転槽も縦軸形であっても良い。又、スリット38は2つに限られず、それ以上の数で設けていても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
そのほか、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、18は回転槽(乾燥室)、30はヒートポンプユニット、32はユニットケース、33はアキュムレータ、34はコンプレッサ、34aはコンプレッサの腕部、35は凝縮器(熱交換器)、36は蒸発器(熱交換器)、38はスリット、40はボス、40aはボスの下部、40bはボスの上部、41は弾性体、52は空気循環装置を示す。
Claims (2)
- 乾燥室と、
この乾燥室の外部に位置するユニットケースに、アキュムレータを付設したコンプレッサと熱交換器とを内設し、コンプレッサを弾性体を介し支持して成るヒートポンプユニットと、
前記乾燥室内の空気を前記ヒートポンプユニットの熱交換器に接触させて循環させる空気循環装置とを具備するものにおいて、
前記ユニットケースのうち、前記コンプレッサの前記弾性体より上方のアキュムレータを含む部分が近接する箇所に、複数のスリットを形成したことを特徴とする衣類乾燥機。 - ヒートポンプユニットのユニットケースにコンプレッサを弾性体を介し支持する構造において、
前記弾性体は、前記ユニットケースの底面より上方に突設したボスを囲繞して、その上部で前記コンプレッサの外方に突出した腕部を支持するものであり、
前記ボスの下部より上部の外径を径小に形成したことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
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