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JP2012022463A - 通信ユニット、情報機器および情報システム - Google Patents

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JP2012022463A JP2010159065A JP2010159065A JP2012022463A JP 2012022463 A JP2012022463 A JP 2012022463A JP 2010159065 A JP2010159065 A JP 2010159065A JP 2010159065 A JP2010159065 A JP 2010159065A JP 2012022463 A JP2012022463 A JP 2012022463A
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Satoru Numakura
覚 沼倉
Junichi Ikeda
純一 池田
Noboru Suzuki
暢 鈴木
Noriyuki Terao
典之 寺尾
Mitsuharu Takeo
光治 竹尾
Tetsuya Sato
哲也 佐藤
啓行 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
Hideaki Yamamoto
英明 山本
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Abstract

【課題】構成を簡素にしてコスト低減を実現しつつ、種々の装置と適切に通信を行うことができる通信ユニット、情報機器および情報システムを提供する。
【解決手段】PCI Express/光ケーブル変換ボード10は、カードエッジコネクタ14と、光アクティブケーブル300a,300bが各々接続される光ケーブルコネクタ12a,12bと、データを中継するPCI Expressブリッジ13とを備える。光ケーブルコネクタ12a,12bは、光アクティブケーブル300a,300bのいずれも接続可能であり、PCI Expressブリッジ13は、光ケーブル側ポート13aに対して、光ケーブルコネクタ12a,12bが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部13cを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信ユニット、情報機器および情報システムに関する。
高速シリアルインターフェースの規格として、PCI Express(登録商標)が知られている。PCI Expressは、高いデータ転送速度と様々なアプリケーションに適合できる柔軟性を兼ね備えており、グラフィックスカードなどの拡張ボードに広く利用されている。また、近年では、離れた機器間でのケーブルを用いた高速データ転送にもPCI Express互換の通信プロトコルを用いる技術が使われ始めている。そして、PCとの接続にはPCI Express規格を採用し、アダプタ上のブリッジチップによって、ケーブル伝送部にはPCI Expressとは異なる通信プロトコルにプロトコル変換するPCI Express互換のケーブルアダプタカードなども提供されている。
このようなPCI Express互換のケーブル伝送技術は、高い汎用性を実現するために、種々の装置に対して広く対応できるようにすることが求められている。このような背景のもと、特許文献1では、PCI Express型リンクのような通信リンクにより結合されたリモート装置の通信ポート状態(リモート装置からの信号の方向状態や極性状態)を検知して、検知結果に応じて送信モードと受信モードの切り替えやレーン反転などを行うことで、種々の装置と通信を行えるようにする通信ポートの自動設定方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、通信リンクにより結合されたリモート装置の通信ポート状態を検知する手段が必要となるため、回路規模が大きくなって高コストにつながるといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、構成を簡素にしてコスト低減を実現しつつ、種々の装置と適切に通信を行うことができる通信ユニット、情報機器および情報システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る通信ユニットは、データを伝送する第1のケーブルまたは第2のケーブルが接続可能な第1のケーブルコネクタと、データを伝送する前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが接続可能な、前記1のケーブルコネクタとは異なる第2のケーブルコネクタと、データを送受信可能な第3のコネクタと、前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと通信可能な第1のポート、および前記第3のコネクタと通信可能な第2のポートを有し、前記第3のコネクタと前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタとの間でデータを中継する中継部と、を備え、前記中継部は、前記第1のポートに対して、前記第1のケーブルコネクタまたは前記第2のケーブルコネクタが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る情報機器は、ソケットが搭載された基板と、前記ソケットに装着される通信ユニットと、を備える情報機器であって、前記通信ユニットは、データを伝送する第1のケーブルまたは第2のケーブルが接続可能な第1のケーブルコネクタと、データを伝送する前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが接続可能な、前記1のケーブルコネクタとは異なる第2のケーブルコネクタと、データを送受信可能な第3のコネクタと、前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと通信可能な第1のポート、および前記第3のコネクタと通信可能な第2のポートを有し、前記第3のコネクタと前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタとの間でデータを中継する中継部と、を備え、前記中継部は、前記第1のポートに対して、前記第1のケーブルコネクタまたは前記第2のケーブルコネクタが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る情報システムは、第1の情報機器と第2の情報機器との間でケーブルを介して通信を行う情報システムであって、前記第1の情報機器は、ソケットが搭載された基板と、前記ソケットに装着される通信ユニットと、を備え前記通信ユニットは、データを伝送する第1のケーブルまたは第2のケーブルが接続可能な第1のケーブルコネクタと、データを伝送する前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが接続可能な、前記1のケーブルコネクタとは異なる第2のケーブルコネクタと、データを送受信可能な第3のコネクタと、前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと通信可能な第1のポート、および前記第3のコネクタと通信可能な第2のポートを有し、前記第3のコネクタと前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタとの間でデータを中継する中継部と、を備え、前記中継部は、前記第1のポートに対して、前記第1のケーブルコネクタまたは前記第2のケーブルコネクタが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部を有することを特徴とする。
本発明によれば、構成を簡素にしてコスト低減を実現しつつ、種々の装置と適切に通信を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態のプリントシステムの概略構成図である。 図2は、サーバおよびプリンタにおけるPCI Express規格のツリー構造を説明する図である。 図3は、サーバおよびプリンタにおけるPCI Express規格のツリー構造を説明する図である。 図4は、サーバとプリンタとの間の伝送路を説明する図である。 図5は、実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボードを説明する図である。 図6は、PCI Expressで定められているレーンリバース機能を説明する図である。 図7は、プリンタ側のカードアダプタがPCI Express/光ケーブル変換ボードと同等の構成の場合におけるPCI Express/光ケーブル変換ボードの使用例を説明する図である。 図8は、電気信号で扱うPCI Expressプロトコルを直接光に変換するPCI Express/光ケーブル変換ボードの構成を示す図である。 図9は、プリンタ側のカードアダプタが図8に示すPCI Express/光ケーブル変換ボードの場合におけるPCI Express/光ケーブル変換ボードの使用例を説明する図である。 図10は、図9の使用例においてPCI Expressブリッジの制御部がレーン反転を行ってレーン番号を対応させた状態を示す図である。 図11は、プリンタ側のカードアダプタのレーン番号の並びがPCI Express/光ケーブル変換ボードとは異なっている場合におけるPCI Express/光ケーブル変換ボードの使用例を説明する図である。 図12は、プリンタ側のカードアダプタのレーン番号の並びがPCI Express/光ケーブル変換ボードとは異なっている場合におけるPCI Express/光ケーブル変換ボードの他の使用例を説明する図である。 図13は、図12の使用例においてPCI Expressブリッジの制御部がレーン反転を行ってレーン番号を対応させた状態を示す図である。 図14は、4本の光アクティブケーブルを用いて16レーン相当のデータ伝送帯域を確保するようにした場合のPCI Express/光ケーブル変換ボードの使用例を説明する図である。 図15は、4本の光アクティブケーブルを用いて16レーン相当のデータ伝送帯域を確保するようにした場合のPCI Express/光ケーブル変換ボードの他の使用例を説明する図である。 図16は、4本の光アクティブケーブルを用いて16レーン相当のデータ伝送帯域を確保するようにした場合のPCI Express/光ケーブル変換ボードの他の使用例を説明する図である。 図17は、4本の光アクティブケーブルを用いて16レーン相当のデータ伝送帯域を確保するようにした場合のPCI Express/光ケーブル変換ボードの他の使用例を説明する図である。 図18は、1本の光アクティブケーブルを用いて4レーンでのデータ伝送を行うようにした場合のPCI Express/光ケーブル変換ボードの他の使用例を説明する図である。 図19は、図18の使用例においてPCI Expressブリッジの制御部がレーン反転を行ってレーン番号を対応させた状態を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る通信ユニット、情報機器および情報システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下では、アダプタを含む情報機器としてのサーバおよびプリンタを備えるプリントシステムを例に説明する。なお、適用可能な装置(システム)はこれらに限られるものではない。
図1は、本実施の形態のプリントシステム100の概略構成図である。このプリントシステム100は、サーバ200と、光アクティブケーブル300によってサーバ200と接続されたプリンタ400とを備える。サーバ200は、いわゆるプリントサーバであり、ネットワーク500を介して複数の端末(例えば、PC)600と接続されている。
サーバ200およびプリンタ400は、一例として図2に示すように、それぞれ、PCI Expressの規格にて規定されたツリー構造のトポロジに従って接続されたデバイス群を有する。PCI Expressの規格にて規定されたツリー構造のトポロジとは、一例として図3に示すように、ルートコンプレックスを頂点としたツリー型の構成であり、ルートコンプレックスとエンドポイントとが接続されるトポロジである。
サーバ200は、図4に示すように、そのマザーボード210にPCI Expressの規格に準拠したソケット(PCI Expressソケット220)が搭載されている。そして、このPCI Expressソケット220には、通信ユニットであるカードアダプタ230が装着されている。
プリンタ400は、図4に示すように、そのマザーボード410にPCI Expressの規格に準拠したソケット(PCI Expressソケット420)が搭載されている。そして、このPCI Expressソケット420には、通信ユニットであるカードアダプタ430が装着されている。
サーバ200側のカードアダプタ230とプリンタ400側のカードアダプタ430とは、光トランシーバを内蔵した光アクティブケーブル300によって相互に接続されている。これにより、サーバ200とプリンタ400とが光アクティブケーブル300を介して光通信可能に接続され、サーバ200とプリンタ400との間で光を媒体とした高速の情報伝送が行われる。
ここでは、画像情報(ブラックの画像情報、シアンの画像情報、マゼンタの画像情報、およびイエローの画像情報)が、ラスターイメージの可逆圧縮データの形で、サーバ200からプリンタ400に伝送される。そして、プリンタ400は、受信した画像情報に応じてカラーの画像を形成する。
以上のように構成されるプリントシステム100において、本実施の形態では、サーバ200側のカードアダプタ230として、以下のようなPCI Express/光ケーブル変換ボードが用いられる。
図5は、サーバ200側のカードアダプタ230として用いられるPCI Express/光ケーブル変換ボード10の構成例を説明する図である。このPCI Express/光ケーブル変換ボード10は、ボード11上に実装された2つの光ケーブルコネクタ12a,12bおよびPCI Expressブリッジ13と、ボード11の一端部近傍に形成されたカードエッジコネクタ14とを有する。
2つの光ケーブルコネクタ12a,12bは、例えばQSFP(Quad Small Form-factor Pluggable)規格に準拠したコネクタであり、それぞれが4レーンに対応したコネクタ(例えば、5GTs×4)となっている。これら2つの光ケーブルコネクタ12a,12bには、光トランシーバを内蔵した4レーン対応の光アクティブケーブル300a,300bの一端側が各々接続される。光アクティブケーブル300a,300bの他端側は、プリンタ400側のカードアダプタ430に接続されている。つまり、本実施の形態では、サーバ200側とプリンタ400側とを4レーン対応の2本の光アクティブケーブル300a,300bで接続し、8レーン相当のデータ伝送帯域を確保している。
ここで、2つの光ケーブルコネクタ12a,12bは、それぞれ、部品として同一のものであり、2本の光アクティブケーブル300a,300bのいずれも接続可能である。すなわち、図5に示すように光ケーブルコネクタ12aに光アクティブケーブル300a、光ケーブルコネクタ12bに光アクティブケーブル300bをそれぞれ接続することもできるし、2本の光アクティブケーブル300a,300bを交差させて、光ケーブルコネクタ12aに光アクティブケーブル300b、光ケーブルコネクタ12bに光アクティブケーブル300aをそれぞれ接続することもできる。
なお、ここではカードエッジコネクタ14として後述のように8レーン対応のものを用いるため、4レーン対応の光ケーブルコネクタ12a,12bを2つ用いているが、光ケーブルコネクタの数は2つに限定されるものではなく、部品として同一のものが複数あればよい。例えばカードエッジコネクタ14が16レーン対応の場合には、4レーン対応の光ケーブルコネクタを4つ設けるようにしてもよい。
また、ボード11には、光アクティブケーブル300a,300bが接続される光ケーブルコネクタ12a,12bのほかに、例えば100BaseT イーサネット(登録商標)ケーブルなどのメタルケーブル310が接続されるコネクタ15も実装されている。このコネクタ15に接続されるメタルケーブル310を介して、例えばPCI Express規格のサイドバンド信号の伝送が可能である。
カードエッジコネクタ14は、PCI Express規格に準拠したカードエッジであり、8レーンに対応したカードエッジコネクタ(例えば、PCI Express−Gen2(5.0GHz)−×8)となっている。このカードエッジコネクタ14は、PCI Express/光ケーブル変換ボード10をサーバ200のマザーボード210に設けられたPCI Expressソケット220に装着したときの接続部となる。
PCI Expressブリッジ13は、カードエッジコネクタ14と2つの光ケーブルコネクタ12a,12bとの間でデータを中継する、PCI Express規格に準拠したブリッジ(中継部)として機能する。このPCI Expressブリッジ13は、光ケーブル側ポート(第1のポート)13aと、カードエッジ側ポート(第2のポート)13bと、制御部13cとを有する。
光ケーブル側ポート13aは、ボード11に形成されたシリアル信号L1を介して2つの光ケーブルコネクタ12a,12bと接続されている。また、カードエッジ側ポート13bは、ボード11に形成されたシリアル信号線L2を介してカードエッジコネクタ14と接続されている。
制御部13cは、サーバ200とプリンタ400との間の通信のリンクを確立するためのリンクトレーニングの実行や、通信プロトコルの変換などの処理を制御するものである。また、この制御部13cは、特に本実施の形態において特徴的な機能として、光ケーブル側ポート13aに対して、光ケーブルコネクタ12a,12bが使用するレーン数(ここではレーン数=4)ごとに、昇順または降順で論理レーン番号を設定し、リンクトレーニングによって通信リンクが確立されない場合に、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる機能を有している。
なお、図5において、PCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aおよびカードエッジ側ポート13bに付している番号は、レーンに対応した物理的なピン配置に対して設定される論理レーン番号の一例を示している。制御部13cによって光ケーブル側ポート13aに設定された論理レーン番号を反転させると、図中の0番で示す物理的位置の論理レーン番号が7番となり、以下同様に、1番の位置が6番、2番の位置が5番、3番の位置が4番、4番の位置が3番、5番の位置が2番、6番の位置が1番、7番の位置が0番となる。このような論理レーン番号の反転は、PCI Express規格で定められているレーンリバース機能により実現できる。
図6は、PCI Expressで定められているレーンリバース機能を説明する図である。例えば図6(a)のように、ルートコンプレックスとエンドポイントがPCI Express×4(4レーン)で接続されているとする。図6(a)の例では、ルートコンプレックスとエンドポイントとで論理レーン番号の並び順が一致しているため、正常な通信が行える。しかしながら図6(b)のように、ルートコンプレックスとエンドポイントとで論理レーン番号の並び順が逆になっていると、正常な通信が行えない。そこで、PCI Express規格では、ルートコンプレックスとエンドポイントのどちらか(もしくは両方)で論理レーン番号を反転させるレーンリバース機能が定められている。図6(c)は、図6(b)の例に対してアップリンク側の論理レーン番号をルートコンプレックス側で反転させ、ダウンリンク側の論理レーン番号をエンドポイント側で反転させた例である。このような論理レーン番号の反転により、ルートコンプレックスとエンドポイントとで論理レーン番号の並び順が一致することになるため、正常な通信が可能になる。
本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10では、上述したように、ボード11に実装された2つの光ケーブルコネクタ12a,12bとPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aとが、ボード11に形成されたシリアル信号線L1によって接続されている。このシリアル信号線L1は、一方の光ケーブルコネクタ12aと光ケーブル側ポート13aとを繋ぐ信号線と、他方の光ケーブルコネクタ12bと光ケーブル側ポート13aとを繋ぐ信号線とが、ボード11上で交差しない配線とされている。ここで、交差する配線とは、例えば図5の例でいうと、上側の光ケーブルコネクタ12aと光ケーブル側ポート13aの4番〜7番を信号線で接続し、下側の光ケーブルコネクタ12bと光ケーブル側ポート13aの0番〜3番を信号線で接続するような配線である。
本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10では、上側の光ケーブルコネクタ12aの3番を光ケーブル側ポート13aの0番の位置、光ケーブルコネクタ12aの2番を光ケーブル側ポート13aの1番の位置、光ケーブルコネクタ12aの1番を光ケーブル側ポート13aの2番の位置、光ケーブルコネクタ12aの0番を光ケーブル側ポート13aの3番の位置、下側の光ケーブルコネクタ12bの3番を光ケーブル側ポート13aの4番の位置、光ケーブルコネクタ12bの2番を光ケーブル側ポート13aの5番の位置、光ケーブルコネクタ12bの1番を光ケーブル側ポート13aの6番の位置、光ケーブルコネクタ12bの0番を光ケーブル側ポート13aの7番の位置に接続し、2つの光ケーブルコネクタ12a,12bとPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aとを繋ぐシリアル信号線L1を交差しない配線としている。これにより、配線パターンが単純化され、製造コストの削減が図られる。また、シリアル信号線L1を交差しない配線とすることで、シリアル信号線L1が交差することによる信号品質面での悪影響も有効に防止されることになる。
ところで、2つの光ケーブルコネクタ12a,12bとPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aとを繋ぐシリアル信号線L1を上記のような交差しない配線とした場合、光ケーブル300a,300bの他端側が接続されるプリンタ400側のカードアダプタ430の構成によっては、互いのレーン番号の対応がとれずに正常な通信が行えない場合が生じる懸念がある。本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10では、このような問題に対し、2本の光アクティブケーブル300a,300bを差し替えて接続できる2つの光ケーブルコネクタ12a,12bを備えることと、PCI Expressブリッジ13の制御部13cに、光ケーブル側ポート13aに対して、光ケーブルコネクタ12a,12bが対応しているレーン数ごとに昇順または降順で論理レーン番号を設定し、リンクトレーニングによって通信リンクが確立されない場合に、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる機能を持たせることによって、種々の形態のカードアダプタ430に対応できるようにしている。以下では、種々の形態のカードアダプタ430に対応させるPCI Express/光ケーブル変換ボード10の使用例について、具体的に説明する。
図7は、プリンタ400側のカードアダプタ430が、サーバ200側のカードアダプタ230として用いるPCI Express/光ケーブル変換ボード10と同等の構成の場合の例である。ここで、同等の構成とは、使用する部品が共通であり、ボード上の配線や物理的位置に対する論理レーン番号が共通していることを意味する。以下では、図5に示したPCI Express/光ケーブル変換ボード10の構成を図7のように簡略化して示し、プリンタ400側のカードアダプタ430上の部品について、PCI Express/光ケーブル変換ボード10上の部品と対応するものを共通の符号で表す。図中のPCI Expressブリッジ13に付してある番号は、光ケーブル側ポート13aのレーンに対応した物理的なピン配置に対して設定される論理レーン番号の一例を示しており、図5で示した番号と対応している。PCI Expressブリッジ13のカードエッジ側ポート13bおよびカードエッジコネクタ14、メタルケーブル310が接続されるコネクタ15などは図示を省略している。なお、プリンタ400側のカードアダプタ430のPCI Expressブリッジ13は、制御部13cに相当する構成を備えていなくてもよい。
本例の場合、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)とプリンタ400側のカードアダプタ430との双方で、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいる。したがって、光アクティブケーブル300a,300bをボード間でストレートに接続(光ケーブルコネクタ12a同士、光ケーブルコネクタ12b同士を接続)すれば、互いに同一のレーン番号同士の対応になるので、通信上は問題がない。なお、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン7〜レーン0と連続的に降順のもの同士の接続になる場合においても同様である。
図8は、電気信号で扱うPCI Expressプロトコルを、PCI Expressブリッジ13を用いずに直接光に変換するPCI Express/光ケーブル変換ボード20の構成を示す図である。このPCI Express/光ケーブル変換ボード20は、2つの光アクティブケーブル300a,300bが接続される2つの光ケーブルコネクタ12a,12b、例えば100BaseT イーサネット(登録商標)ケーブルなどのメタルケーブル310が接続されるコネクタ15、PCI Express規格に準拠したカードエッジコネクタ(例えば、PCI Express−Gen2(5.0GHz)−×8)14を備える点は、本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10と同様である。ただし、このPCI Express/光ケーブル変換ボード20は、PCI Expressブリッジ13を備えておらず、2つの光ケーブルコネクタ12a,12bとカードエッジコネクタ14とを、ボード11に形成された8レーン分のシリアル信号線L3にて直接接続している。
プリンタ400側のカードアダプタ430として上記のようなPCI Express/光ケーブル変換ボード20が用いられる場合について考える。図9は、サーバ200側のカードアダプタ230として本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10、プリンタ400側のカードアダプタ430として図8のPCI Express/光ケーブル変換ボード20を用い、光アクティブケーブル300a,300bをボード間でストレートに接続した例を、図7と同様に簡略化して示したものである。図中のPCI Express/光ケーブル変換ボード20のボード11に付してある番号は、カードエッジコネクタ14のレーンに対応した物理的なピン配置に対して設定される論理レーン番号の一例を示しており、図8で示した番号と対応している。
本例の場合、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいる。これに対し、PCI Express/光ケーブル変換ボード20(プリンタ400側のカードアダプタ430)では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン7〜レーン0と連続的に降順に並んでいる。したがって、このままではレーン番号の対応がとれず、正常な通信が行えないことになる。
そこで、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13c(図5参照)が、リンクトレーニングによってプリンタ400側との間の通信リンクが確立されないことを検知し、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる。これにより、図10に示すように、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)と、PCI Express/光ケーブル変換ボード20(プリンタ400側のカードアダプタ430)とで、互いに同一のレーン番号同士の対応になるので、正常な通信が行えるようになる。
なお、上記の例とは逆に、PCI Express/光ケーブル変換ボード10でレーン番号がレーン7〜レーン0と連続的に降順に並んでいるのに対し、PCI Express/光ケーブル変換ボード20でレーン番号がレーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいる場合についても同様である。この場合も、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13cが、リンクトレーニングによってプリンタ400側との間の通信リンクが確立されないことを検知して、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させることにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
図11は、プリンタ400側のカードアダプタ430が、サーバ200側のカードアダプタ230として用いるPCI Express/光ケーブル変換ボード10と同様にPCI Expressブリッジ13を備えるが、このPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aの物理的なピン配置に対して設定される論理レーン番号がPCI Express/光ケーブル変換ボード10とは異なっている場合の一例を、図7と同様に簡略化して示したものである。
本例の場合、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいる。これに対し、プリンタ400側のカードアダプタ430では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン4〜レーン7、レーン0〜レーン3と4レーンで区分された中で連続的に昇順に並んでいる。したがって、光アクティブケーブル300a,300bをボード間でストレートに接続(光ケーブルコネクタ12a同士、光ケーブルコネクタ12b同士を接続)すると、レーン番号の対応がとれず、正常な通信が行えないことになる。
そこで、本例の場合には、プリンタ400側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12aに接続された光アクティブケーブル300aを、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)の光ケーブルコネクタ12bに接続する。また、プリンタ400側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12bに接続された光アクティブケーブル300bを、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)の光ケーブルコネクタ12aに接続する。このように、2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続することにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になるので、正常な通信が行えるようになる。
なお、上記の例とは逆に、プリンタ400側のカードアダプタ430でレーン番号がレーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいるのに対し、PCI Express/光ケーブル変換ボード10ではレーン番号がレーン4〜レーン7、レーン0〜レーン3と4レーンで区分された中で連続的に昇順に並んでいる場合についても同様である。この場合にも、2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続することにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。また、レーン番号がレーン7〜レーン0と連続的に降順のものと、レーン3〜レーン0、レーン7〜レーン4と4レーンで区分された中で連続的に降順のものとの組み合わせの場合も同様に、2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続することにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
図12は、プリンタ400側のカードアダプタ430が、サーバ200側のカードアダプタ230として用いるPCI Express/光ケーブル変換ボード10と同様にPCI Expressブリッジ13を備えるが、このPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aの物理的なピン配置に対して設定される論理レーン番号がPCI Express/光ケーブル変換ボード10とは異なっている場合の他の例を、図7と同様に簡略化して示したものである。
本例の場合、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいる。これに対し、プリンタ400側のカードアダプタ430では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、レーン3〜レーン0、レーン7〜レーン4と4レーンで区分された中で連続的に降順に並んでいる。したがって、本例においては、図11の例のように2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続しただけでは、レーン番号の対応がとれず、正常な通信が行えないことになる。
そこで、本例の場合には、図11の例のように2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続した上で、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13c(図5参照)が、リンクトレーニングによってプリンタ400側との間の通信リンクが確立されないことを検知し、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる。これにより、図13に示すように、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)と、プリンタ400側のカードアダプタ430とで、互いに同一のレーン番号同士の対応になるので、正常な通信が行えるようになる。
なお、上記の例とは逆に、プリンタ400側のカードアダプタ430でレーン番号がレーン0〜レーン7と連続的に昇順に並んでいるのに対し、PCI Express/光ケーブル変換ボード10ではレーン番号がレーン3〜レーン0、レーン7〜レーン4と4レーンで区分された中で連続的に昇順に並んでいる場合についても同様である。この場合にも、2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続した上で、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13cが、リンクトレーニングによってプリンタ400側との間の通信リンクが確立されないことを検知して、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させることにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。また、レーン番号がレーン7〜レーン0と連続的に降順のものと、レーン4〜レーン7、レーン0〜レーン3と4レーンで区分された中で連続的に昇順のものとの組み合わせの場合も同様に、2つの光アクティブケーブル300a,300bをクロスして両ボードを接続した上で、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13cが光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させることにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
以上のように、本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10は、2つの光ケーブルコネクタ12a,12bへの光アクティブケーブル300a,300bの接続形態と、PCI Expressブリッジ13の制御部13cによるレーン反転機能とによって、2つの光ケーブルコネクタ12a,12bとPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aとを繋ぐシリアル信号線L1を交差しない配線としながら、種々の形態のカードアダプタ430に対応できるようにしている。したがって、このPCI Express/光ケーブル変換ボード10によれば、構成を簡素にしてコスト低減を実現しつつ、種々の装置と適切に通信を行うことができるといった効果が得られる。
なお、以上では、4レーン対応の2つの光ケーブルコネクタ12a,12bを備えるPCI Express/光ケーブル変換ボード10について説明したが、光ケーブルコネクタが2個より多い複数の場合でも、PCI Expressブリッジ13の制御部13cが光ケーブル側ポート13aに対して、特定の位置から一方向でみて、光ケーブルコネクタが対応しているレーン数(例えば4レーン)ごとに、連続的に昇順または降順の並びとなる論理レーン番号が設定するようにすれば、上記の例と同様の効果が得られる。つまり、相手側のカードアダプタ430の形態に応じて複数の光ケーブルコネクタに対する複数の光アクティブケーブルの接続形態を変え、必要に応じて(光ケーブルコネクタが対応しているレーン数ごとのレーン番号の並びが昇順と降順で逆になっている場合)PCI Expressブリッジ13の制御部13cがレーン反転を行うことによって、複数の光ケーブルコネクタとPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aとを繋ぐシリアル信号線L1を交差しない配線としながら、種々の形態のカードアダプタ430に対応できるようになる。
図14〜図17は、4本の光アクティブケーブル300a〜300dを用いて16レーン相当のデータ伝送帯域を確保するようにした場合のPCI Express/光ケーブル変換ボード10の使用例を図示している。この場合、PCI Express/光ケーブル変換ボード10には、例えば4レーン対応の4つの光ケーブルコネクタ12a,12b,12c,12dが設けられる。また、カードエッジコネクタ14としては、16レーン対応(×16)のカードエッジコネクタが用いられる。なお、相手側(プリンタ400側)のカードアダプタ430は、PCI Express/光ケーブル変換ボード10と同等の構成、もしくはPCI Expressブリッジ13の光ケーブル側ポート13aの物理的なピン配置に対して設定される論理レーン番号の並びのみが異なる構成であり、PCI Express/光ケーブル変換ボード10上の部品と対応するものを共通の符号で表している。
図14に示す例では、PCI Express/光ケーブル変換ボード10と相手側のカードアダプタ430との双方で、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン0〜レーン3、レーン4〜レーン7、レーン8〜レーン11、レーン12〜レーン15と連続的に昇順に並んでいる。したがって、光アクティブケーブル300a,300b,300c,300dをボード間でストレートに接続(光ケーブルコネクタ12a同士、光ケーブルコネクタ12b同士、光ケーブルコネクタ12c同士、光ケーブルコネクタ12d同士を接続)すれば、互いに同一のレーン番号同士の対応になるので、正常に通信を行うことができる。
図15に示す例では、PCI Express/光ケーブル変換ボード10は、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン15〜レーン12、レーン11〜レーン8、レーン7〜レーン4、レーン3〜レーン0と連続的に降順に並んでいる。これに対し、相手側のカードアダプタ430では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン0〜レーン3、レーン4〜レーン7、レーン8〜レーン11、レーン12〜レーン15と連続的に昇順に並んでいる。したがって、この場合には、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13c(図5参照)が、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる。これにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
図16に示す例では、PCI Express/光ケーブル変換ボード10は、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン15〜レーン12、レーン3〜レーン0、レーン11〜レーン8、レーン7〜レーン4と降順に並んでいる。これに対し、相手側のカードアダプタ430では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン0〜レーン3、レーン4〜レーン7、レーン8〜レーン11、レーン12〜レーン15と連続的に昇順に並んでいる。したがって、この場合には、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12aに接続されている光アクティブケーブル300aをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12a、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12bに接続されている光アクティブケーブル300bをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12c、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12cに接続されている光アクティブケーブル300cをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12d、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12dに接続されている光アクティブケーブル300dをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12bにそれぞれ接続する。そして、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13c(図5参照)が、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる。これにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
図17に示す例では、PCI Express/光ケーブル変換ボード10は、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン4〜レーン7と昇順、レーン15〜レーン12と降順、レーン0〜レーン3と昇順、レーン11〜レーン8と降順に並んでいる。これに対し、相手側のカードアダプタ430では、図の上部からレーン番号を下方向へみて、1つの光ケーブルコネクタが対応しているレーン数である4レーンごとに、レーン0〜レーン3と昇順、レーン11〜レーン8へと降順、レーン4〜レーン7と昇順、レーン15〜レーン12と降順に並んでいる。したがって、この場合には、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12aに接続されている光アクティブケーブル300aをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12c、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12bに接続されている光アクティブケーブル300bをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12d、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12cに接続されている光アクティブケーブル300cをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12a、相手側のカードアダプタ430の光ケーブルコネクタ12dに接続されている光アクティブケーブル300dをPCI Express/光ケーブル変換ボード10の光ケーブルコネクタ12bにそれぞれ接続する。これにより、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
図18は、サーバ200側のカードアダプタ230として本実施の形態のPCI Express/光ケーブル変換ボード10、プリンタ400側のカードアダプタ430として図8に示したPCI Express/光ケーブル変換ボード20を用い、これらのボード間を1本の光アクティブケーブル300で接続した場合の例を示している。本例のように、両ボードを1本の光アクティブケーブル300で接続する場合は、4レーンでのデータ伝送が行われるので、使用するレーンはレーン0〜レーン3となる。したがって、光アクティブケーブル300は、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)の光ケーブルコネクタ12aと、PCI Express/光ケーブル変換ボード20(プリンタ400側のカードアダプタ430)の光ケーブルコネクタ12bとに接続されることになる。
本例の場合、PCI Express/光ケーブル変換ボード10(サーバ200側のカードアダプタ230)では、使用するレーン0〜レーン3が、レーン0〜レーン3と連続的に昇順に並んでいる。これに対し、PCI Express/光ケーブル変換ボード20(プリンタ400側のカードアダプタ430)では、使用するレーン0〜レーン3が、レーン3〜レーン0と降順に並んでいる。したがって、この場合には、PCI Express/光ケーブル変換ボード10が備えるPCI Expressブリッジ13の制御部13c(図5参照)が、光ケーブル側ポート13aに対して設定した論理レーン番号を反転させる。これにより、図19に示すように、互いに同一のレーン番号同士の対応になり、正常な通信が行えるようになる。
以上、本発明の適用例としての実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形や変更を加えて具体化することができる。例えば、上記の実施形態では、プリントシステム100におけるサーバ200側のカードアダプタ230としてPCI Express/光ケーブル変換ボード10を用いるようにしているが、プリンタ400側のカードアダプタ430としてPCI Express/光ケーブル変換ボード10を用いるようにしてもよいし、サーバ200側のカードアダプタ230とプリンタ400側のカードアダプタ430との双方でPCI Express/光ケーブル変換ボード10を用いるようにしてもよい。
また、以上は光アクティブケーブルを用いて光通信を行う通信システムについて説明したが、本発明は、光通信に限らず、様々な通信形態の通信システムに広く適用することができる。例えば、光アクティブケーブルを用いる代わりに、PCI−Express規格に準拠した銅線ケーブルや、その他の高速差動信号を伝送可能なケーブルを用いて通信を行う通信システムに対しても、本発明は有効に適用可能である。また、上記実施の形態では、PCI Express規格に準拠した情報通信を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。
10 PCI Express/光ケーブル変換ボード
12a,12b 光ケーブルコネクタ
13 PCI Expressブリッジ
13a 光ケーブル側ポート
13b カードエッジ側ポート
13c 制御部
14 カードエッジコネクタ
100 プリントシステム
200 サーバ
210 マザーボード
220 PCI Expressソケット
300a,300b 光アクティブケーブル
400 プリンタ
特表2007−529814号公報

Claims (5)

  1. データを伝送する第1のケーブルまたは第2のケーブルが接続可能な第1のケーブルコネクタと、
    データを伝送する前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが接続可能な、前記1のケーブルコネクタとは異なる第2のケーブルコネクタと、
    データを送受信可能な第3のコネクタと、
    前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと通信可能な第1のポート、および前記第3のコネクタと通信可能な第2のポートを有し、前記第3のコネクタと前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタとの間でデータを中継する中継部と、を備え、
    前記中継部は、前記第1のポートに対して、前記第1のケーブルコネクタまたは前記第2のケーブルコネクタが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部を有することを特徴とする通信ユニット。
  2. 前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと前記第1のポートとが、基板上で交差しないように配線された信号線を介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載の通信ユニット。
  3. 前記制御部は、前記第1のケーブルおよび/または前記第2のケーブルを介した通信のリンクトレーニングを実施し、該リンクトレーニングが正常に終了しない場合に、前記第1のポートに対して設定した論理レーン番号を反転させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信ユニット。
  4. ソケットが搭載された基板と、前記ソケットに装着される通信ユニットと、を備える情報機器であって、
    前記通信ユニットは、
    データを伝送する第1のケーブルまたは第2のケーブルが接続可能な第1のケーブルコネクタと、
    データを伝送する前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが接続可能な、前記1のケーブルコネクタとは異なる第2のケーブルコネクタと、
    データを送受信可能な第3のコネクタと、
    前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと通信可能な第1のポート、および前記第3のコネクタと通信可能な第2のポートを有し、前記第3のコネクタと前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタとの間でデータを中継する中継部と、を備え、
    前記中継部は、前記第1のポートに対して、前記第1のケーブルコネクタまたは前記第2のケーブルコネクタが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部を有することを特徴とする情報機器。
  5. 第1の情報機器と第2の情報機器との間でケーブルを介して通信を行う情報システムであって、
    前記第1の情報機器は、ソケットが搭載された基板と、前記ソケットに装着される通信ユニットと、を備え
    前記通信ユニットは、
    データを伝送する第1のケーブルまたは第2のケーブルが接続可能な第1のケーブルコネクタと、
    データを伝送する前記第1のケーブルまたは前記第2のケーブルが接続可能な、前記1のケーブルコネクタとは異なる第2のケーブルコネクタと、
    データを送受信可能な第3のコネクタと、
    前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタと通信可能な第1のポート、および前記第3のコネクタと通信可能な第2のポートを有し、前記第3のコネクタと前記第1のケーブルコネクタおよび前記第2のケーブルコネクタとの間でデータを中継する中継部と、を備え、
    前記中継部は、前記第1のポートに対して、前記第1のケーブルコネクタまたは前記第2のケーブルコネクタが使用するレーン数ごとに論理レーン番号を昇順または降順で設定するとともに、設定した論理レーン番号を反転可能な制御部を有することを特徴とする情報システム。
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