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JP2012005295A - モータ駆動回路 - Google Patents

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JP2012005295A JP2010139490A JP2010139490A JP2012005295A JP 2012005295 A JP2012005295 A JP 2012005295A JP 2010139490 A JP2010139490 A JP 2010139490A JP 2010139490 A JP2010139490 A JP 2010139490A JP 2012005295 A JP2012005295 A JP 2012005295A
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Toshiyasu Tamitsuji
敏泰 民▲辻▼
Hidehira Nishi
秀平 西
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Minebea Co Ltd
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Abstract

【課題】スイッチング損失が小さく、かつ、安定してモータを動作させることが可能なモータ駆動回路を提供する。
【解決手段】モータ駆動回路1は、インバータ回路2と、制御回路部3と、バッファ回路4a〜4cと、抵抗R2と、キャパシタ素子C1〜C3とを備えている。バッファ回路4aは、PMOSトランジスタQ1aと、NMOSトランジスタQ1bと、抵抗R1aと、抵抗R2aとを有する。バッファ回路4a〜4cにMOSトランジスタを用いるため、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffを短くでき、スイッチング損失を小さくできる。また、MOSトランジスタQ1のゲートをハイに設定する場合は抵抗R2aを介して充電し、ロウに設定する場合は抵抗R2a,R1aを介して放電するため、ターンオフ時間Toffよりターンオン時間Tonが長くなる。そのため、すべての相をオフに設定するデッドタイムを設ける必要がなく、モータを安定して駆動できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータを駆動するモータ駆動回路に関する。
図3は、従来のブラシレスDCモータ駆動回路の一例を示す回路図である。図3のモータ駆動回路11は、インバータ回路12と、制御回路部13と、バッファ回路14と、抵抗R1,R2と、キャパシタ素子C1とを備えている。また、インバータ回路12は、PMOSトランジスタQ1と、NMOSトランジスタQ2とを有する。バッファ回路14は、NPNバイポーラトランジスタQ11と、抵抗R11,R12とを有する。
MOSトランジスタQ1,Q2は、抵抗R2を介して直流電源Vccと接地端子との間に縦続接続される。バイポーラトランジスタQ11はMOSトランジスタQ1のゲートと接地端子との間に接続される。抵抗R12,R11は制御回路部13の出力端子と接地端子との間に直列接続される。抵抗R12と抵抗R11との接続ノードは、バイポーラトランジスタQ11のベースに接続される。抵抗R1およびキャパシタ素子C1は直流電源VccとMOSトランジスタQ1のゲートとの間に並列接続される。
不図示のブラシレスDCモータは、例えばU,VおよびW相からなる3つのコイルを有する。インバータ回路12の出力端子であるMOSトランジスタQ1,Q2の接続ノードは、U相コイルに接続される。なお、V相およびW相コイルにも図3と同様の駆動回路が接続されるが、図示していない。
制御回路部13はMOSトランジスタQ1,Q2をオン・オフ制御する。ハイサイド側のMOSトランジスタQ1がオンし、ロウサイド側のMOSトランジスタQ2がオフすると、MOSトランジスタQ1のソース・ドレイン間が導通し、MOSトランジスタQ1,Q2の接続ノードはハイに設定される。その結果、直流電源VccからMOSトランジスタQ1を介してU相コイルへ電流が流れる。一方、MOSトランジスタQ1がオフし、MOSトランジスタQ2がオンすると、MOSトランジスタQ2のソース・ドレイン間がオンし、MOSトランジスタQ1,Q2の接続ノードはロウに設定される。その結果、U相コイルからMOSトランジスタQ2を介して接地端子へ電流が流れる。
バッファ回路14は制御回路部13とMOSトランジスタQ1のゲートとの間に設けられる。バッファ回路14はインバータ回路12に供給する電流および電圧を調整して、後述するMOSトランジスタQ1のターンオン時間およびターンオフ時間を制御する。なお、図3では、MOSトランジスタQ1側にバッファ回路を設けるため、ゲート電圧の変更やターンオン時間およびターンオフ時間を制御する必要がない場合は、MOSトランジスタQ2にはバッファ回路14は設けられない。
抵抗R1はバイポーラトランジスタQ11に電流を供給する。キャパシタ素子C1は、MOSトランジスタQ2のゲートに入力されるパルス信号がノイズとしてMOSトランジスタQ1のゲートに重畳されるのを低減する。
図4(a)は、図3のモータ駆動回路11におけるMOSトランジスタQ1のゲート電圧Vaと、V相コイルに接続されるインバータ回路12内の同MOSトランジスタのゲート電圧Vbの電圧波形図であり、図4(b)は図4(a)のA部拡大図である。
図3のモータ駆動回路11では、抵抗R1を介してキャパシタ素子C1およびMOSトランジスタQ1の内部容量を充電するのに要する時間より、キャパシタ素子C1およびMOSトランジスタQ1の内部容量に蓄積された電荷を、バイポーラトランジスタQ11を介して放電するのに要する時間の方が長い。そのため、図4(b)に示すように、ゲート電圧Vaがロウから閾値電圧に達するまでのターンオフ時間Toffより、ハイから閾値電圧に達するまでのターンオン時間Tonの方が長くなる。したがって、1つの相がオフするのと同時に他の相がオンしてしまうことはなく、すべての相をオフに設定するデッドタイム期間を設ける必要はない。
ところが、図3のモータ駆動回路11には以下の問題点が存在する。
(1)バイポーラトランジスタQ11は出力容量が大きいため、図4(b)に示すように、MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vaの立ち上がり時間および立ち下がり時間が長くなる。そのため、MOSトランジスタQ1のターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffが長くなり、MOSトランジスタQ1が迅速にオン・オフの切り替えを行えないことから、スイッチング損失が大きくなってしまう。
(2)MOSトランジスタQ2のゲートに重畳されるノイズを低減するためにキャパシタ素子C1の値を大きくすると、MOSトランジスタQ1のターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffが長くなり、MOSトランジスタQ1のスイッチング損失がさらに大きくなってしまう。
(3)抵抗R1にはバイポーラトランジスタQ11のコレクタ電流が流れるため、大きな電力損失が生じる。損失を抑えるためにコレクタ電流を小さくすると、MOSトランジスタQ1のターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffが長くなり、MOSトランジスタQ1のスイッチング損失がさらに大きくなってしまう。
特許文献1には、バッファ回路14にMOSトランジスタを用いたモータ駆動回路が開示されている。図5(a)は、バッファ回路14にMOSトランジスタを用いた場合のゲート電圧Va,Vbの電圧波形図であり、図5(b)は図5(a)のA部拡大図である。バイポーラトランジスタではなく、MOSトランジスタを用いるため、同図に示すように、MOSトランジスタQ1のゲート電圧Vaの立ち上がり時間および立ち下がり時間が短くなり、上記(1)の問題点が軽減される。
特開平8−275577号公報
しかしながら、特許文献1では、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffが共に短くなり、両者がほぼ等しくなるため、1つの相がオフするのと同時に他の相がオンしてしまうという問題がある。例えば、図5(b)に示すように、U相がオフするのと同時にV相がオンする。そのため、すべての相をオフに設定するデッドタイム期間を設ける必要があるが、デッドタイム期間を設けるとモータのトルクが変動し、モータの動作が不安定になってしまう。
しかも、上記(2)および(3)の問題点は解決されない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スイッチング損失が小さく、かつ、安定してモータを動作させることが可能なモータ駆動回路を提供するものである。
本発明の一態様によれば、モータ駆動回路は、制御回路部と、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子と、バッファ回路と、キャパシタ素子と、を備える。制御回路部は、第1および第2の駆動信号を生成する。第1のスイッチング素子は、モータのコイルの一端を第1の基準電圧に設定するか否かを制御する。第2のスイッチング素子は、前記第2の駆動信号により、前記コイルの一端を第2の基準電圧に設定するか否かを制御する。バッファ回路は、前記第1の駆動信号に基づいて、前記第1のスイッチング素子の制御端子に入力される制御信号を生成する。キャパシタ素子は、一端が前記第1の基準電圧に設定され、他端が前記制御端子に接続される。前記バッファ回路は、第1および第2のMOSトランジスタと、第1のインピーダンス素子と、を有する。第1および第2のMOSトランジスタは、同時にオンしないようにオン・オフ動作を行う。第1のインピーダンス素子は、前記第1のMOSトランジスタの出力側端子と前記第2のMOSトランジスタの出力側端子との間に接続される。
本発明によれば、バッファ回路にMOSトランジスタを用いることでスイッチング損失の低減を図ることができ、かつ、デッドタイム期間をなくすことでモータの安定した駆動が可能となる。
本発明の一実施形態に係るモータ駆動回路1およびモータ10の回路図。 MOSトランジスタQ1のゲート電圧VaおよびMOSトランジスタQ3のゲート電圧Vbの電圧波形の一例を示す図。 従来のブラシレスDCモータ駆動回路の一例を示す回路図。 図3のモータ駆動回路11におけるU相のハイサイド側スイッチング素子(MOSトランジスタ)Q1のゲート電圧Va,V相のハイサイド側スイッチング素子のゲート電圧Vbの電圧波形図。 従来例として、バッファ回路にMOSトランジスタを用いた場合のゲート電圧Va,Vbの電圧波形図。
以下、本発明に係るモータ駆動回路の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ駆動回路1およびモータ10の回路図である。モータ駆動回路1は、インバータ回路2と、制御回路部3と、バッファ回路4a〜4cと、抵抗R2と、キャパシタ素子C1〜C3とを備えている。また、インバータ回路2はアーム回路5a〜5cとを有する。本実施形態では、モータ10がブラシレスDCモータである例を示すが、他のモータであってもよい。
モータ10は、アーム回路5a〜5cの各出力端子であるU,V,W端子間に星型結線される3つのコイル、すなわちU相コイルLu、V相コイルLvおよびW相コイルLwと、不図示のロータとを有する。本実施形態では、モータ10が3つのコイルLu〜Lwを有するため、モータ駆動回路1内に3つのバッファ回路4a〜4c、3つのアーム回路5a〜5cおよび3つのキャパシタ素子C1〜C3を設けるが、より一般的には、コイルと同数のバッファ回路、アーム回路およびキャパシタ素子を設ければよい。
バッファ回路4aおよびアーム回路5aはU端子の電圧Vuを制御する。バッファ回路4aは、PMOSトランジスタ(第1のMOSトランジスタ)Q1aと、NMOSトランジスタ(第2のMOSトランジスタ)Q1bと、抵抗(第1のインピーダンス素子)R1aと、抵抗(第2のインピーダンス素子)R2aとを有する。アーム回路5aは、PMOSトランジスタ(第1のスイッチング素子)Q1と、NMOSトランジスタ(第2のスイッチング素子)Q2とを有する。
バッファ回路4a内のMOSトランジスタQ1a、抵抗R1aおよびMOSトランジスタQ1bは、直流電源Vcc(例えば12V)と接地端子との間に縦続接続される。MOSトランジスタQ1a,Q1bのゲート(制御端子)には制御回路部3から共通の駆動信号(第1の駆動信号)が入力される。抵抗R2aは、MOSトランジスタQ1aと抵抗R1aとの接続ノードと、アーム回路5a内のMOSトランジスタQ1のゲートとの間に接続される。
バッファ回路4aは、制御回路部3が生成する駆動信号の位相を反転した制御信号を生成する。
アーム回路5a内のMOSトランジスタQ1,Q2は、抵抗R2を介して直流電源Vccと接地端子との間に縦続接続される。MOSトランジスタQ1のゲート(制御端子)にはバッファ回路4aから制御信号が入力される。一方、MOSトランジスタQ2のゲート(制御端子)には制御回路部3から駆動信号(第2の駆動信号)が入力される。MOSトランジスタQ1,Q2の接続ノードはU端子であり、U相コイルLuの一端に接続される。
MOSトランジスタQ1のゲートがロウに設定されると、MOSトランジスタQ1はオンしてMOSトランジスタQ1のソース・ドレイン間が導通する。その結果、U端子の電圧Vuはハイ(第1の基準電圧)に設定される。一方、MOSトランジスタQ2のゲートがハイに設定されると、MOSトランジスタQ2はオンしてMOSトランジスタQ2のソース・ドレイン間が導通する。その結果、U端子の電圧Vuはロウ(第2の基準電圧)に設定される。
キャパシタ素子C1は直流電源VccとMOSトランジスタQ1のゲートとの間に接続される。キャパシタ素子C1はMOSトランジスタQ2のゲートに入力されるパルス信号がノイズとしてMOSトランジスタQ1のゲートに重畳されるのを低減する。なお、図3のモータ駆動回路11と異なり、バッファ回路4a〜4cに電流を供給するための抵抗を設ける必要はない。
V端子の電圧Vvを制御するバッファ回路4bおよびアーム回路5bと、W端子の電圧Vwを制御するバッファ回路4cおよびアーム回路5cは、バッファ回路4aおよびアーム回路5aと同様であるので、説明を省略する。
制御回路部3は駆動信号を生成して、ハイサイド側のPMOSトランジスタQ1,Q3,Q5のうちの1つと、ロウサイド側のNMOSトランジスタQ2,Q4,Q6のうちの1つとをオンさせる。ただし、1つのアーム回路内の両方のトランジスタを同時にオンさせることはない。例えば、制御回路部3は、PMOSトランジスタQ1およびNMOSトランジスタQ4をオンさせる。このとき、U端子の電圧Vuはハイに、V端子の電圧Vvはロウにそれぞれ設定される。これにより、直流電源Vccから、MOSトランジスタQ1、U相コイルLu、V相コイルLv、MOSトランジスタQ4、抵抗R2および接地端子の順に駆動電流が流れる。コイルLu〜Lwのうちの2つに流す駆動電流を順繰りに切り替えることにより、ロータは回転する。
図2(a)は、MOSトランジスタQ1のゲート電圧VaおよびMOSトランジスタQ3のゲート電圧Vbの電圧波形の一例を示す図であり、図2(b)は図2(a)のA部拡大図である。
同図に示すように、バッファ回路4a〜4cにはMOSトランジスタを用いるため、バイポーラトランジスタを用いた場合に比べ、MOSトランジスタQ1のゲート電圧VaおよびMOSトランジスタQ3のゲート電圧Vbの立ち上がり時間および立ち下がり時間を短くできる。そのため、ゲート電圧Va,Vbがオフからオンに遷移するのに要するターンオン時間Ton、すなわち、ハイから閾値電圧に達するまでの時間と、オンからオフに遷移するのに要するターンオフ時間Toff、すなわち、ゲート電圧Va,Vbがロウから閾値電圧に達するまでの時間が短くなり、MOSトランジスタQ1,Q3のスイッチング損失を小さくできる。
また、ターンオフ時間Toffは、直流電源VccからMOSトランジスタQ1aおよび抵抗R2aを介してキャパシタ素子C1およびMOSトランジスタQ1の内部容量を充電するのに必要な時間である。よって、ターンオフ時間Toffは、(キャパシタ素子C1とMOSトランジスタQ1の内部容量との合成容量)*R2aに依存する。一方、ターンオン時間Tonは、キャパシタ素子C1およびMOSトランジスタQ1の内部に蓄積された電荷を、抵抗R2a,R1aおよびMOSトランジスタQ1bを介して接地端子に放電するのに必要な時間である。よって、ターンオン時間Tonは、(キャパシタ素子C1とMOSトランジスタQ1の内部容量との合成容量)*(R2a+R1a)に依存する。
このように、抵抗R1aの分だけ、ターンオフ時間Toffよりターンオン時間Tonの方が長くなる。よって、図2(b)に示すように、時刻t1でMOSトランジスタQ1がオフ(U相がオフ)した後、時刻t2でMOSトランジスタQ3がオン(V相がオン)する。言い換えると、1つの相がオフするのと同時に他の相がオンすることはない。そのため、すべての相をオフに設定するデッドタイム期間を設ける必要がなく、安定してモータを駆動できる。ターンオン時間Tonとターンオフ時間Toffの差である時刻t1〜t2の期間は、抵抗R1aの値により調整可能である。
抵抗R2aとして、単体の抵抗素子を設けることなく、MOSトランジスタQ1aと抵抗R1aとの接続ノードと、MOSトランジスタQ1のゲートとを直接接続し、配線抵抗を抵抗R2aとしても良い。ただし、確実にターンオフ時間Toffよりターンオン時間Tonを長くするためには、抵抗R1aとして抵抗素子を設けるのが好適である。
また、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffはキャパシタ素子C1の値のみならず、抵抗R2aの値にも依存する。そのため、キャパシタ素子C1の値を大きくした場合の、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffへの影響は相対的に小さい。そのため、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffを大幅に長くすることなく、キャパシタ素子C1の値を大きく設定でき、MOSトランジスタQ1のゲートに入力される信号に重畳されるノイズを抑制できる。また、キャパシタ素子C1の値を大きくしても、抵抗R1a,R2aの値を小さくすることで、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffの増加を最小限に抑えることができ、スイッチング損失を抑制できる。
また、バッファ回路4a〜4cを動作させるための抵抗(例えば、図3の抵抗R1)を設ける必要がないため、消費電力を抑制できる。
このように、本実施形態では、バッファ回路4a〜4cにMOSトランジスタを用いるため、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffを短くできる。そのため、スイッチング損失を小さくできる。また、MOSトランジスタQ1のゲートをハイに設定する場合は抵抗R2aを介して充電し、ロウに設定する場合は抵抗R2a,R1aを介して放電するため、ターンオフ時間Toffよりターンオン時間Tonが長くなる。そのため、すべての相をオフに設定するデッドタイム期間を設ける必要がなく、モータを安定して駆動できる。また、ターンオン時間Tonおよびターンオフ時間Toffを大幅に長くすることなく、キャパシタ素子C1の値を大きくすることができ、MOSトランジスタQ1のゲートに重畳されるノイズを低減できる。
図1のモータ駆動回路は一例に過ぎず、種々の変形が可能である。例えば、トランジスタの導電型を逆にし、それに応じて直流電源と接地端子の接続位置を逆にしたモータ駆動回路を構成してもよい。この場合も基本的な動作原理は同じである。例えば、図1のバッファ回路4aは、直流電源Vcc側にPMOSトランジスタが、接地端子側にNMOSトランジスタがそれぞれ設けられる。この場合、バッファ回路4aは制御回路部3が生成する駆動信号の位相を反転させた制御信号をMOSトランジスタQ1のゲートに入力する。これに対し、直流電源側にNMOSトランジスタを、接地端子側にPMOSトランジスタをそれぞれ設けてもよい。この場合、バッファ回路4aは制御回路部3が生成する駆動信号の位相を反転させることなく、MOSトランジスタQ1のゲートに入力する。このことを考慮して、制御回路部3は駆動信号を生成すればよい。
本発明に係るモータ駆動は、回路全体を同一の半導体基板上に形成してもよいし、回路の一部を別の半導体基板上に形成してもよい。また、本発明に係るモータ駆動回路は、プリント基板等にディスクリート部品を用いて実装してもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態には限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 モータ駆動回路
2 インバータ回路
3 制御回路部
4a〜4c バッファ回路
5a〜5c アーム回路
10 モータ(ブラシレスDCモータ)
Q1,Q3,Q5 PMOSトランジスタ(第1のスイッチング素子)
Q2,Q4,Q6 NMOSトランジスタ(第2のスイッチング素子)
Q1a,Q3a,Q5a PMOSトランジスタ(第1のMOSトランジスタ)
Q1b,Q3b,Q5b NMOSトランジスタ(第2のMOSトランジスタ)
R2 抵抗
R1a,R1b,R1c 抵抗(第1のインピーダンス素子)
R2a,R2b,R2c 抵抗(第2のインピーダンス素子)
C1〜C3 キャパシタ素子
Lu U相コイル
Lv V相コイル
Lw W相コイル
Vcc 直流電源
Va,Vb ゲート電圧

Claims (6)

  1. 第1および第2の駆動信号を生成する制御回路部と、
    モータのコイルの一端を第1の基準電圧に設定するか否かを制御する第1のスイッチング素子と、
    前記第2の駆動信号により、前記コイルの一端を第2の基準電圧に設定するか否かを制御する第2のスイッチング素子と、
    前記第1の駆動信号に基づいて、前記第1のスイッチング素子の制御端子に入力される制御信号を生成するバッファ回路と、
    一端が前記第1の基準電圧に設定され、他端が前記制御端子に接続されるキャパシタ素子と、
    を備え、
    前記バッファ回路は、
    同時にオンしないようにオン・オフ動作を行う第1および第2のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタの出力側端子と前記第2のMOSトランジスタの出力側端子との間に接続される第1のインピーダンス素子と、を有することを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記第1のMOSトランジスタの出力側端子と前記第1のインピーダンス素子との接続ノードに一端が接続され、他端から前記制御信号が出力される第2のインピーダンス素子を備えることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記第1のMOSトランジスタは、
    前記第1の駆動信号が入力される第1の制御端子と、
    前記第1の基準電圧に設定される第1の出力側端子と、
    前記第1のインピーダンス素子の一端に接続される第2の出力側端子と、を有し、
    前記第2のMOSトランジスタは、
    前記第1の駆動信号が入力される第2の制御端子と、
    前記第2の基準電圧に設定される第3の出力側端子と、
    前記第1のインピーダンス素子の他端に接続される第4の出力側端子と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記第1のスイッチング素子は、オンからオフに遷移するまでに要する時間より、オフからオンに遷移するのに要する時間の方が長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  5. 前記第1のスイッチング素子はPMOSトランジスタであり、
    前記第2の基準電圧は接地電圧であり、
    前記第1の基準電圧は前記接地電圧より高い電圧であり、
    前記第1のスイッチング素子は、ターンオフ時に前記第1の基準電圧の電圧源から前記第1のMOSトランジスタを介して、前記第1のスイッチング素子の内部容量および前記キャパシタ素子に電荷を充電し、ターンオン時に前記第1のインピーダンス素子および前記第2のMOSトランジスタを介して、前記第1のスイッチング素子の内部容量および前記キャパシタ素子に蓄積された電荷を放電することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  6. 前記モータはブラシレスDCモータであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のモータ駆動回路。
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