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JP2012004225A - 被切断基板の治具及び製品基板の製造方法 - Google Patents

被切断基板の治具及び製品基板の製造方法 Download PDF

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Kenichi Komatsu
健一 駒津
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Abstract

【課題】製品基板の製造時間を短縮することができる被切断基板の治具及び製品基板の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体用基板Aの治具40は、半導体用基板Aが載置される載置部41と、半導体用基板Aを切断するブレード32a,32bが挿入されるブレード溝45と、ブレード溝45に開口46aを有し、ブレード溝45に水を供給する給水孔46とを備える。
【選択図】図5

Description

被切断基板の治具及び製品基板の製造方法に関する。
従来から、複数個のICを樹脂材料にて封入した半導体用基板を切断して半導体パッケージが製造されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示される半導体パッケージの製造装置は、半導体用基板を固定する治具と半導体用基板を切断する切断機構とを備えている。
この製造装置では、治具が、半導体用基板を載置する載置部と、半導体用基板の切断箇所に対応して形成されて載置部を区画するブレード溝とを備えている。また、切断機構は、スピンドルに回転可能に支持されたブレードと、ブレードの側面及び刃先に冷却水を噴射する噴射機構と、切断時にパッケージの表面に気液二流体混合液を噴射する破材除去機構とを備え、縦横及び上下方向に往復移動可能に構成されている。
この製造装置では、半導体用基板が、その切断箇所が治具のブレード溝と一致するように治具に載置される。この状態で、切断機構は、半導体用基板の切断線に沿って移動するととともに、ブレードを回転させて治具のブレード溝を挿入させることで半導体用基板を切断する。噴射機構は、ブレードによる切断時に、ブレードに冷却水を噴射して、ブレードや半導体用基板が高温となるのを抑制する。また、破材除去機構は、気液二流体混合液を噴射して、切断によりパッケージの上面(治具と反対側の面)に付着した切削屑などの破材を吹き飛ばして除去するようにしている。
特開2009−218397号公報
上記の製造方法では、半導体用基板の切断により生じた破材がブレード溝内に落下したり、この破材が切断箇所周辺に噴射される冷却水や気液二流体に混入してブレード溝内に流れ落ちたりすることによって、半導体用基板の治具側の面に破材が付着することがある。そのため、半導体用基板の切断後に、切断された半導体パッケージを洗浄用のユニットに移動させて半導体パッケージに付着した破材を除去する必要があり、製造時間が長くなる。
なお、こうした問題は、複数個のICからなる基板を切断して1つのICチップに分割する場合や、ICを封入又は積層する前の樹脂基板等を切断する場合など、他の被切断基板を切断して製品基板を製造する場合にも生じうる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされてものであり、その目的は、製品基板の製造時間を短縮することができる被切断基板の治具及び製品基板の製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、被切断基板の治具が、被切断基板が載置される載置部と、前記被切断基板を切断するブレードが挿入されるブレード溝と、前記ブレード溝内の破材を除去する除去手段とを備える。
また、本発明の一観点によれば、被切断基板を治具に載置し、ブレードによって、前記治具に形成されたブレード溝に沿って前記被切断基板を切断することで製品基板に分割し、前記ブレード溝に対応して設けられる除去手段により、前記ブレード溝内の破材を除去することで、製品基板を製造する。
これらの構成によれば、製品基板の破材を除去するにあたって、切断された製品基板を洗浄ユニットに移動させる必要がなく、被切断基板を切断用の治具に載置した状態で、被切断基板の治具側の面に付着した破材を除去することができる。したがって、製品基板の破材除去に要する時間を短縮して、製品基板の製造時間を短縮することができる。
本発明の一観点によれば、製品基板の破材除去に要する時間を短縮して、製品基板の製造時間を短縮することができる。
実施形態に係る半導体パッケージの製造装置を示す模式図。 治具を示す平面図。 図2のIII −III 線における断面構造とその周辺機構を併せて示す模式図。 半導体用基板の切断時における治具及び切断機構を示す平面図。 図4のV−V線における断面構造とその周辺機構を併せて示す模式図。
以下、一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に、本実施形態に係る半導体パッケージの製造装置10を示す。製造装置10は、切断前の半導体用基板(被切断基板)Aを載置する搬送ユニット20と、半導体用基板Aを切断する切断ユニット30と、切断後の半導体用基板A、すなわち半導体パッケージ(製品基板)Bを収納する収納ユニット50と、各ユニット20,30,50の動作を制御するための制御装置60とを備えている。なお、図1には、複数個の半導体用基板Aが搬送ユニット20に載置されており、半導体用基板Aは切断ユニット30には載置されておらず、半導体パッケージBが収納ユニット50に収納されている状態を示している。
半導体用基板Aは、平面視が略矩形状であり、内部に図示しない複数個(本実施形態では、図1のx軸方向に8列、y軸方向に4列の計32個)のICチップが搭載されている。半導体用基板Aは、二点鎖線で示す切断箇所で切断されることにより、平面視が略正方形状の32個の半導体パッケージに分割される。なお、半導体用基板Aの表面には、この切断箇所が表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。半導体用基板Aでは、短辺及び長辺それぞれの中央部に、後述する切断ユニット30の治具40に載置する際の位置合わせ部a1,a2が形成されている。
搬送ユニット20は、ベルトコンベア21と第1搬送機構22とを備えている。ベルトコンベア21は、切断前の複数個の半導体用基板Aを図1のy軸方向に順次搬送する。第1搬送機構22は、本体部23と、本体部23の下面に設けられる吸着盤24と、半導体用基板Aの及び切断ユニット30の治具40を撮像するCCDカメラ25とを備えている。第1搬送機構22の本体部23は、x軸、y軸及びz軸の各方向に往復移動可能である。吸着盤24は、第1空気配管26を通じて第1真空ポンプ27に接続されている。
切断ユニット30は、半導体用基板Aを切断するための2つの切断機構31a,31bと、半導体用基板Aを固定する治具40とを備えている。
各切断機構31a,31bは、ブレード32a,32bと、ブレード32a,32bを支持するスピンドル33a,33bと、スピンドル33a,33bを回転させるモータ34a,34bとを備えている。モータ34a,34bは、ケーシング35a,35bに収納されており、このケーシング35a,35bには、ブレード32a,32bの冷却及び切断による破材を洗浄するための冷却水を供給する水噴射部36a,36bが取り付けられている。水噴射部36a,36bは、第1給水配管37を通じて第1給水ポンプ38に接続されている。
切断機構31a,31bのケーシング35a,35bは、図示しない駆動機構を通じてx軸、y軸及びz軸方向に往復移動可能である。ケーシング35a,35bがこれらの各方向に移動すると、それに伴って、モータ34a,34bとブレード32a,32bとスピンドル33a,33bと水噴射部36a,36bもこれらの各方向に移動する。
治具40は、平面視が半導体用基板Aと略同じ大きさの矩形状に形成されている。治具40は、半導体用基板Aを載置する載置部41と、半導体用基板Aの切断箇所に対応して設けられるブレード溝45とを備えている。載置部41は、ブレード溝45によって区画されており、平面視が半導体用基板Aを切断して製造される半導体パッケージBよりも一回り小さい略正方形状であり、x軸方向に8列、y軸方向に4列で配列されている。治具40には、短辺及び長辺それぞれの中央部に、半導体用基板Aとの位置合わせ部b1,b2が設けられている。また、治具40は、切断ユニット30のテーブル30aに、治具40のx軸及びy軸方向の中心cを回動中心として回動可能に支持されている。これにより、治具40は、図1に実線で示す状態と二点差線で示す状態との間で回動可能に構成されている。
図2は、治具40を拡大して示す平面図であり、図3は、図2のIII −III 線における断面構造と治具40の周辺機構とを併せて示している。図3に示すように、治具40は、より詳細には、金属層Mの上に樹脂層Rが重なる2層構造となっており、各載置部41は、樹脂層Rで構成されている。図2及び図3に示すように、各載置部41と金属層Mの載置部41に対応する部位とには、半導体用基板Aを吸着固定するための吸引孔42が形成されている。各吸引孔42は、各載置部41の上面から金属層Mの下端まで貫通しており、各吸引孔42の下端は第2空気配管43を通じて第2真空ポンプ44に接続されている。
ブレード溝45は、半導体用基板Aの切断時に、切断機構31a,31bのブレード32a,32bが回転して挿入される部分である。ブレード溝45には、図3に示すように樹脂層R(載置部41)の側壁と金属層Mの上面とで構成される。また、ブレード溝45の底面には、この底面から金属層Mの下端まで貫通する複数個の給水孔(除去手段、流体孔)46の開口46aが形成されている。本実施形態では、図2に示すように、給水孔46は、1つの載置部41の4辺に対応して3つずつ設けられている。また、本実施形態では、隣り合う給水孔46の間隔が例えば1mm以下に設定されている。これにより、後述する給水孔46を通じたブレード溝45への給水が、ブレード溝45の各部位に均等でかつ十分に行われる。図3に示すように、給水孔46は、第2給水配管47を通じて第2給水ポンプ48に接続されている。
図1に示すように、収納ユニット50は、第2搬送機構51と良品トレイ57と不良品トレイ58とを備えている。第2搬送機構51は、本体部52と、本体部52の下面に設けられる吸着盤53と、切断後の半導体パッケージBを撮像するCCDカメラ54とを備えている。第2搬送機構51の本体部52は、x軸、y軸及びz軸の各方向に往復移動可能である。吸着盤53は、第3空気配管55を通じて第3真空ポンプ56に接続されている。良品トレイ57には、半導体用基板Aの切断後の半導体パッケージBのうちの良品B1が収納され、不良品トレイ58には、半導体パッケージBのうちの不良品B2が収納される。
制御装置60は、図1に一点鎖線の矢印で示すように、各ユニット20,30,50の各機構と電気的に接続されており、これらの各機構の動作を制御する。具体的には、搬送ユニット20では、ベルトコンベア21、第1搬送機構22の本体部23、第1真空ポンプ27及びCCDカメラ25が、制御装置60と電気的に接続されている。また、切断ユニット30では、切断機構31a,31bのモータ34a,34b、ケーシング35a,35bの駆動機構、第2真空ポンプ44及び各給水ポンプ38,48が、制御装置60と電気的に接続されている。収納ユニット50では、第2搬送機構51の本体部52、第3真空ポンプ56及びCCDカメラ54が、制御装置60と電気的に接続されている。
以上のように構成された半導体パッケージの製造装置10では、制御装置60による各種機構の制御により、以下のようにして半導体パッケージBが製造される。半導体パッケージの製造方法について、図1、図4及び図5を参照して説明する。図4は、2つの切断機構31a,31bによって半導体用基板Aが切断される状態を示す平面図を示し、図5は、図4のV−V線における断面構造とその周辺機構とを併せて示す図である。
図1に示すように、まず半導体用基板Aが、ベルトコンベア21上に載置されると、ベルトコンベア21がy軸方向に移動して、半導体用基板Aが図1の紙面における最下端(y軸方向の端部)の位置まで搬送される。制御装置60は、第1搬送機構22の本体部23を下方(z軸方向)に移動させ、この状態で第1真空ポンプ27が稼働することで吸着盤24によって半導体用基板Aを吸着固定する。第1搬送機構22は、半導体用基板Aを吸着固定した状態で、本体部23が上方に移動した後に切断ユニット30側(x軸方向)に移動する。
制御装置60は、CCDカメラ25が半導体用基板A及び切断ユニット30の治具40を撮像するように制御し、この撮像結果に基づいて、半導体用基板Aの位置合わせ部a1,a2と治具40の位置合わせ部b1,b2がx軸及びy軸方向において同じ位置となるように、本体部23を移動させる。制御装置60は、CCDカメラ25の撮像結果に基づいて、半導体用基板Aの位置合わせ部a1,a2と治具40の位置合わせ部b1,b2のx軸方向及びy軸方向の位置が一致したと判断すると、第1真空ポンプ27の駆動を停止する。これにより、切断ユニット30の治具40に半導体用基板Aが位置合わせされた状態で載置される。
切断ユニット30では、図5に示すように、半導体用基板Aを載置された状態で、第2真空ポンプ44が稼動することにより、吸引孔42内の空気が第2真空ポンプ44によって吸引され、半導体用基板Aが治具40の載置部41に吸着固定される。制御装置60は、半導体用基板Aが治具40に吸着固定された状態で、切断機構31a,31bを駆動制御することにより、半導体用基板Aの切断を開始する。
まず、制御装置60は、図4及び図5に示すように、切断機構31a,31bのケーシング35a,35bを移動させることにより、ブレード32a,32bを半導体用基板Aの切断箇所に対応する位置に移動させる。なお、制御装置60には、予め切断処理される半導体用基板Aに対応する切断箇所が記憶されており、制御装置60は、記憶した情報に基づいて、切断機構31a,31bのケーシング35a,35bを移動させることで、ブレード32a,32bを半導体用基板Aの切断箇所に対応する位置に移動させる。制御装置60は、切断機構31a,31bのモータ34a,34bを駆動してブレード32a,32bを回転させ、この状態で、ケーシング35a,35bを下方(z軸方向)に移動させる。これにより、図5に示すように、ブレード32a,32bが半導体用基板Aの切断箇所を貫通してブレード溝45に挿入され、半導体用基板Aが切断される。
なお、本実施形態の切断ユニット30は、2つの切断機構31a,31bを備えている。したがって、図4及び図5に示すように、2つの切断機構31a,31bが、x軸方向に並列に配列された状態で、ともにy軸方向に移動することで、半導体用基板Aのy軸方向に伸びる2本の切断箇所が同時に切断される。図4及び図5には、2つの切断機構31a,31bによってx軸方向の両端の切断箇所が既に切断され、2つの切断機構31a,31bの各ブレード32a,32bが、その内側の切断箇所を切断している状態を示している。このように、x軸方向における内側へと切断機構31a,31bが順次移動し、y軸方向に伸びる切断箇所を順に切断する。なお、本実施形態では、y軸方向に伸びる切断箇所は、7箇所で奇数であるため、最後の1箇所は、何れか一方の切断機構31a,31bにより切断される。
制御装置60は、切断機構31a,31bのブレード32a,32bによる半導体用基板Aの切断時に、各給水ポンプ38,48を駆動する。これにより、水噴射部36a,36bを通じて、ブレード32a,32b及びその周辺に水が噴射され、ブレード32a,32bが冷却されるとともに、切断により半導体用基板Aの上面に付着した切削屑などの破材が水流により除去される。
ここで、ブレード32a,32bによって半導体用基板Aを切断することにより、切断による破材がブレード溝45に落下することがある。また、本実施形態では、水噴射部36a,36bを通じて、半導体用基板Aの上方から水を噴射しているため、破材が混入した水がブレード溝45に流れ落ちることによっても、破材がブレード溝45内に進入する可能性がある。そのため、半導体用基板Aの下面に破材が付着する可能性がある。この点、本実施形態では、第2給水ポンプ48を駆動することにより給水孔46を通じてブレード溝45に水が供給される。したがって、ブレード溝45内に進入した破材を水流により除去することで、半導体用基板Aの下面(治具40側の面)に付着した破材を除去することができる。このようにして、本実施形態では、半導体用基板Aの切断と同時に、半導体用基板Aの上面及び下面に付着した破材をともに除去することができる。
図4及び図5に示す状態で、y軸方向に伸びる切断箇所を全て切断した後、図1に示すように、治具40を中心cを回動中心として90°回転させて図1の二点鎖線で示す状態とする。そして、上記と同様の方法で、切断機構31a,31bによりy軸方向に伸びる3つの切断線をブレードで切断する。この際にも、各給水ポンプ38,48の駆動により、半導体用基板Aの上面及び下面の破材が除去される。このようにして、破材が付着していない半導体パッケージBが製造される。
切断された半導体パッケージBは、第2搬送機構51によって、収納ユニット50に搬送される。具体的には、第2搬送機構51の本体部52が、切断ユニット30側に移動して、第3真空ポンプ56の駆動させることで吸着盤53により半導体パッケージBを1つずつ吸着固定する。制御装置60は、CCDカメラ54で撮像した画像に基づいて切断状態(切断位置のずれ等)判定し、半導体パッケージBを良品トレイ57及び不良品トレイ58に仕分けする。以上のようにして、半導体パッケージBが製造される。
上記実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)半導体パッケージの製造装置10では、切断ユニット30の治具40が、半導体用基板Aが載置される載置部41と、半導体用基板Aを切断するブレード32a,32bが挿入されるブレード溝45と、ブレード溝45内に開口46aを有する給水孔46とを備えている。これにより、ブレード溝45に破材が落下したり、破材を含む水が流れ落ちたりする場合であっても、給水孔46を通じてブレード溝45に水を供給することで、ブレード溝45内の破砕を除去することができるため、半導体用基板Aの治具40側の面に付着した破材を除去することができる。したがって、半導体パッケージBの破材を除去するにあたって、切断後の半導体パッケージBを切断ユニット30とは別の洗浄ユニットに移動させる必要がないため、半導体パッケージBの製造時間を短縮することができる。
(2)本実施形態では、ブレード32a,32bによる半導体用基板Aの切断と、治具40の給水孔46を通じたブレード溝45への給水とを同時に行うようにしている。これにより、半導体用基板Aの切断後に給水孔46を通じた給水による破材除去を行う場合と比べて、製造時間をさらに短縮することができる。
(その他の実施形態)
・上記実施形態では、ブレード32a,32bによる半導体用基板Aの切断と、給水孔46を通じたブレード溝45への給水とを同時に行うようにしている。しかしながら、ブレードによって半導体用基板を切断した後に、給水孔を通じてブレード溝へ給水するようにしてもよい。この場合であっても、半導体用基板の下面に付着した破材を給水により洗い流して除去することができる。また、半導体用基板を治具に載置した状態で、半導体用基板Aの下面に付着した破材を除去することができるため、破材除去のために半導体パッケージを別ユニットに移して洗浄する必要がなくなり、製造時間を短縮することができる。
・上記実施形態では、切断機構31a,31bの水噴射部36a,36bによって水を噴射することにより、ブレード32a,32bの冷却と、半導体用基板Aの上面に付着した破材の除去との双方を行うようにしている。しかしながら、ブレードの冷却と半導体用基板Aの上面に付着する破材の除去とを、個別の手段によって行うようにしてもよい。この場合、例えば、背景技術に示したように、ブレードの側面と刃先のそれぞれに冷却水を供給し、半導体用基板Aの切断箇所には気液二流体を噴霧するといった態様を採用するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ブレード溝45に給水孔46を通じて給水することにより、半導体用基板Aの下面に付着した破材を洗い流すようにしている。しかしながら、例えば、ブレード溝に開口を有する流体孔を通じてブレード溝に空気を噴射することにより、半導体用基板の下面に付着した破材を吹き飛ばして除去したり、流体孔を通じて半導体用基板に付着した破材を吸引することにより、半導体用基板に付着した破材を除去するようにしてもよい。また、除去手段は、ブレード溝の底面に開口を有する構成に限定されず、例えば、ブレード溝の側方から流体を供給又は吸引するための流体配管で構成してもよいし、流体の供給又は吸引以外の方法で治具に載置された半導体用基板の下面の破材を除去するものであってもよい。
・また、治具に載置される半導体用基板におけるICの配列態様及び切断箇所は特に限定されない。また、本発明を、半導体用基板以外の被切断基板を切断して製品基板を製造する方法及び治具に適用してもよく、例えば、IC基板(半導体ウエハ)を複数個のICチップに切断する方法及び治具や、樹脂基板を複数個の樹脂基板に切断する方法及び治具に適用してもよい。また、治具の形状及び材料、流体孔の間隔及び個数等は、切断される被切断基板等に応じて適宜変更可能であり、上記実施形態に例示した形状に限定されない。
10…製造装置、30…切断ユニット、30a…テーブル、31a,31b…切断機構、32a,32b…ブレード、36a,36b…水噴射部、37,38…第1給水配管、40…治具、41…載置部、42…吸引孔、43…第2空気配管、44…第2真空ポンプ、45…ブレード溝、46…給水孔、46a…開口、47…第2給水配管、48…第2給水ポンプ、60…制御装置。

Claims (6)

  1. 被切断基板が載置される載置部と、
    前記被切断基板を切断するブレードが挿入されるブレード溝と、
    前記ブレード溝内の破材を除去する除去手段とを備える
    ことを特徴とする被切断基板の治具。
  2. 前記除去手段は、前記ブレード溝内に開口を有し、前記ブレード溝に流体を供給する又は前記ブレード溝から流体を吸引するための流体孔である
    ことを特徴とする請求項1に記載の被切断基板の治具。
  3. 前記載置部には、前記被切断基板を切断して製造される複数の製品基板のそれぞれを吸着固定するための吸引孔が形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の被切断基板の治具。
  4. 被切断基板を治具に載置し、
    ブレードによって、前記治具に形成されたブレード溝に沿って前記被切断基板を切断することで製品基板に分割し、
    前記ブレード溝に対応して設けられる除去手段により、前記ブレード溝内の破材を除去する
    ことを特徴とする製品基板の製造方法。
  5. 前記除去手段は、前記ブレード溝内に開口を有し、前記ブレード溝に流体を供給する又は前記ブレード溝から流体を吸引するための流体孔である
    ことを特徴とする請求項4に記載の製品基板の製造方法。
  6. 前記ブレードによる前記被切断基板の切断と前記除去手段による破材の除去とを同時に行う
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の製品基板の製造方法。
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