JP2012004125A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が異なる多種のプラグに対して兼用可能な電気コネクタを提供する。
【解決手段】本発明は、異なる二種のプラグが挿入される電気コネクタにおいて、基部、及び前記基部から前向きに延出する舌片を備える絶縁本体と、前記舌片に延出する接触部を有して前記絶縁本体に保持される端子と、天板、前記天板に対向する底板、及び前記天板と底板とにそれぞれ連接する両側の側板と、を備え、前記絶縁本体を覆っているシェルと、を備え、前記シェルの底板は折れ曲がるように形成され、前記側板と前記天板と前記底板とによって、前記異なる二種のプラグのうちの一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口と、他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口とがそれぞれ形成され、前記第一挿入口と第二挿入口は、一部分が重なるように共用される。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、異なる二種のプラグが挿入される電気コネクタにおいて、基部、及び前記基部から前向きに延出する舌片を備える絶縁本体と、前記舌片に延出する接触部を有して前記絶縁本体に保持される端子と、天板、前記天板に対向する底板、及び前記天板と底板とにそれぞれ連接する両側の側板と、を備え、前記絶縁本体を覆っているシェルと、を備え、前記シェルの底板は折れ曲がるように形成され、前記側板と前記天板と前記底板とによって、前記異なる二種のプラグのうちの一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口と、他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口とがそれぞれ形成され、前記第一挿入口と第二挿入口は、一部分が重なるように共用される。
【選択図】図3
Description
本発明は、電気コネクタに関して、特に、多種の規格に適合するプラグコネクタを嵌合する電気コネクタに関する。
マイクロUSB(USB2.0 High speed)は、コンピュータとその周辺機器とを接続するためのインターフェイス規格であるUSB(Universal Serial Bus)規格の中の1つであり、外形のサイズが小さいので、携帯電話やデジタルカメラに広く使用され、最大データ転送速度は480ビット/秒である。具体的な構造は、特許文献1に示されている。現在、携帯電話やデジタルカメラ等の電子製品は映像と音声を伝送することが要求されているが、マイクロUSB規格に適合する電気コネクタ(以下、マイクロUSBコネクタと称する)は、転送速度は480Mビット/秒だけであるので、映像と音声を伝送することが難しくなる。
中国発2009年4月22日、「DiiVA」なる規格が正式に策定された。DiiVAはDigital Interface for Video and Audioの略であり、AV機器の映像/音声を中心とするデジタルデータを伝送するためのインタフェイス規格として、保護された非圧縮の映像音声データを送信することが可能であった。データ転送速度は10Gビット/秒以上であり、これにより、データの高速の伝送要求を満足することが可能になる。最近、携帯電話やデジタルカメラに対応するために、DiiVA規格のミニ.コネクタ(以下、ミニ.DiiVAコネクタと称する)が提供されており、このミニ.DiiVAコネクタの開口部の大きさは,マイクロUSBとほぼ同じ大きさであり、携帯電話やデジタルカメラ等の電子製品の小型化に対応できる。DiiVA規格のコネクタは、特許文献2に示されている。
しかしながら、マイクロUSBコネクタとミニ.DiiVAコネクタとは兼用できないので、携帯電話やデジタルカメラ等の1つの電子製品に対して、マイクロUSBコネクタとミニ.DiiVAコネクタをそれぞれ設けることが必要になる場合がある。この場合、例えば、マイクロUSBコネクタとミニ.DiiVAコネクタを積み重ねるように配置すると、電気コネクタの厚さが高くなり、電子製品の薄型化に不利になる。また、マイクロUSBコネクタとミニ.DiiVAコネクタを並設するように配置すると、回路基板において電気コネクタが占有する面積が増加する恐れがある。また、マイクロUSBコネクタとミニ.DiiVAコネクタとの導電端子の数が異なるので、マイクロUSBコネクタとミニ.DiiVAコネクタとを整合させることは業界での難題である。
それ故に本発明の課題は、構造が異なる多種のプラグを兼用可能になる電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明は、異なる二種のプラグが挿入される電気コネクタにおいて、基部、及び前記基部から前向きに延出する舌片を備える絶縁本体と、前記舌片に延出する接触部を有して前記絶縁本体に保持される端子と、天板、前記天板に対向する底板、及び前記天板と前記底板とにそれぞれ連接する両側の側板を備え、前記絶縁本体を覆っているシェルと、を備え、前記シェルの底板は折れ曲がるように形成され、前記側板と前記天板と前記底板とによって、前記異なる二種のプラグのうちの一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口と、他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口とがそれぞれ形成され、前記第一挿入口と第二挿入口は、一部分が重なるように共用されることを特徴とする。
従来技術に比べ、本発明の電気コネクタは以下の利点を有し、前記第一挿入口と第二挿入口がそれぞれ形成され、前記第一挿入口と第二挿入口との一部分が重なるように共用されるので、電気コネクタが構造の異なる多種のプラグに対して兼用可能になり、電気コネクタの小型化に有利になる。
以下、プラグを挿入する方向を後方として、プラグを離脱させる方向を前方として説明している。電気コネクタは、マイクロ.USB規格に適合する第一プラグ800とミニ.DiiVA規格に適合する第2プラグ900とを兼用できる。前記第一プラグ800は、パワー端子、差動信号端子ペア、識別端子、グランド端子の順で並設された5本の導電端子81を有しており、5本の導電端子81同士の間のピッチは同じである。第二プラグ900は、外側に位置する二対の差動信号端子ペア911と、二対の差動信号端子ペア911の間に位置する一対のグランド端子912とを含む六本の導電端子91を有し、六本の導電端子91の間のピッチが同じである。第一プラグ800と第二プラグ900とは、サイズ及び導電端子同士のピッチがそれぞれ異なる。図1〜図8を参照すると、本発明のソケットとしての電気コネクタ100の第一実施形態について、添付図面を参照して説明する。本発明の電気コネクタ100は、絶縁本体1と、絶縁本体1に保持される端子2と、絶縁本体1の周囲を覆うシェル3とを備える。
絶縁本体1は、基部11と、基部11から前向きに延出する舌片12と、を備えている。前記第一プラグ800及び第二プラグ900には、前記舌片12を収容するための第一収容空間83及び第二収容空間93がそれぞれ配設されており、第一収容空間83の左右方向に沿った幅は、第二収容空間93の左右方向に沿った幅より小さい。基部11は、舌片12が接合される先端壁110と、先端壁110の反対側に位置する後壁111と、頂壁112と、底板113と、前記先端壁110、後壁111、頂壁112及び底壁113にそれぞれ連接する両側の側壁114とを有する。舌片12は、基部11の先端壁110から延出するよう形成され、頂壁112には、前記シェル3に係合するための一対の凸部1121が上向きに突出するように形成される。
先端壁110のうちの前記舌片12の下側に位置する箇所の両側には、後方に窪んだ凹部1141がそれぞれ設けられ、各凹部1141は、内側縁にシェル3に対応する折曲面1142が形成され、各凹部1141の内底壁がシェル3に当接する当接壁1143となっている。前記底壁113には、前記端子2の半田部に隣接する一部分を収容するシェル3の底部に対応する凹部1131が設けられ、これにより、端子2の半田付け作業によって絶縁本体1が変形することを防止できる。また、先端壁110には、前記基部11の後壁111と両側の側壁114にそれぞれ隣接する箇所に角面115が凹んで形成される。
前記舌片12の幅と厚さはマイクロ.USB規格に適合するソケット(図示せず)の舌片とほぼ同じであるので、舌片12が第一プラグ800の第一収容空間83と第二プラグ900の第二収容空間93にそれぞれ収容できる。舌片12は、上壁121と下壁122を有しており、電気コネクタ100の相手コネクタに対する嵌合を安定させるために上壁121に突出部123が突出するように形成される。
前記端子2は、インサート成型により絶縁本体1に保持され、絶縁本体1の幅方向に沿って並設する6本の端子を有する。前記六本の端子2は、最外側にそれぞれ配置される二対の外側端子25と、二対の外側端子25の間に配置される2本の中間端子26と、を含み、前記中間端子26は、第一プラグ80の中間に位置する端子81にも第二プラグ900の中間に位置する2本の接地端子912にも接続できる。各端子2は、基部11に保持される保持部22と、保持部22の一端から舌片12までに延出する接触部21と、保持部22の他端から延出する半田部23とを備える。6本の端子2の各接触部21は、幅が同じであって舌片12の下壁122に一列に配置される。また、各半田部23は幅が同じであって一列で配置されており、これにより、回路基板に半田付け作業が簡単になり、生産に有利になる。半田部23の配置方式は、ミニ.DiiVA規格に適合するソケットと同じであるので、現在のミニ.DiiVA規格のチップに利用できる。各接触部21の幅は、マイクロ.USB規格に適合するソケットの端子の接触部の幅及びミニ.DiiVA規格に適合するソケットの端子の接触部の幅よりも広いので、第一プラグ800及び第二プラグ900の安定した接続を保証できる。各接触部21の幅は各半田部23の幅よりも広いので、半田部23同士の隙間が増幅され、端子2同士の間のショートを抑制できる。
絶縁本体1の幅方向において、2本の中間端子26の接触部21の間の距離D1は、各外側端子25の接触部21の間の距離D2よりも小さく、中間端子26と外側端子25との間の距離D3は、前記D1よりも大きく且つ前記D2より小さい。各半田部23同士の距離D4は同じであって、且つ、半田部23同士の距離D4は、前記距離D1、D2、D3より大きくなっており、即ち、D4>D2>D3>D1という関係になっている。前記距離D1、D2、D3は、前記マイクロ.USB規格に適合するソケットあるいはミニ.DiiVA規格に適合するソケットの端子の接触部の間の距離よりも小さいので、本発明に係る電気コネクタ100は、端子の数と寸法が異なる前記第一プラグ800と第二プラグ900を兼用できる。
電気コネクタ100がマイクロ.USB規格に適合する第一プラグ800に嵌合する時に、外側端子25の接触部21は、第一プラグ800のパワー端子、差動信号端子ペアの一方の信号端子、認識端子及びグランド端子に接続し、2本の中間端子26の接触部21が第一プラグ800の差動信号端子ペアの他方の信号端子に同時に接続でき、USB信号を伝送するチップの設計により信号が伝送できる。
電気コネクタ100がミニ.DiiVA規格に適合する第二プラグ900に嵌合する時に、二対の外側端子25の接触部21は、第二プラグ900の2対の差動信号端子ペア911にそれぞれ接続し、2本の中間端子26の接触部21が第二プラグ900の中間に位置する2本グランド端子912にそれぞれ接続できる。本発明に係る電気コネクタ100は、前記距離D1、D2、D3をあけて接触部21が隣り合うように配置されることにより、第一プラグ800と第二プラグ900を兼用できる。
前記シェル3は、絶縁本体1の舌片12の周囲を覆っており、第一プラグ800と第二プラグ900を収容するための挿入空間30を形成している。シェル3は、舌片12の上壁121に対向する天板31と、舌片12の下壁122に対向する底板32と、天板31と底板32を連結する側板33とを備える。天板31には、後向きに延出する弾性的な押圧片311と、押圧片311の両側にそれぞれ設けられた係合孔312と、天板31の後端縁から前向きに凹んで形成された切欠部313と、が備えられている。押圧片311は、挿入空間30までに延出して、挿入空間30に挿入された相手コネクタとしての第一プラグ800または第二プラグ900を押圧でき、また、係合孔312は、第一プラグ800のロックアーム82又は第二プラグ900のロックアーム92に係合でき、これによって、電気コネクタ100の相手コネクタに対する安定した接続が保証できる。前記切欠部313が絶縁本体1に設けられた凸部1121に係合することにより、シェル3の後向きへの移動が制限される。
シェル3の側板33は、絶縁本体1の折曲面1142に対応するために、階段の形状を呈するように配置され、天板31に連接する第一側部331と、底板32に連接する第二側部332と、第一側部331と第二側部332にそれぞれ連接して第一側部331から挿入空間30側に向かって下向きに傾斜するように延出する第三側部333と、を備える。前記第一側部331と第二側部332と第三側部333との間の配置方式は、ほぼ階段の形状を呈する。相手コネクタの挿入方向に直交する方向において、前記第一側部331と第二側部332は平行的に配置され、第一側部331が第二側部332よりもシェル3の軸線から遠離して外側に位置して、これによって、シェル3の天板31の幅は底板32の幅より狭くなっている。シェル3は、第一側部331の後縁から折れ曲がって延出する係合片34と、第二側部332の下部から下向きに延出する実装片35とを有し、前記係合片34が絶縁本体1の基部11の両側に形成された角面115に係合して基部11の後壁111に保持されることにより、シェル3の前向きへの移動が制限される。
前記底板32は折れ曲がった線状を呈するように配置され、各第二側部332の下端縁からそれぞれ折れ曲がって対向するように形成される両側の第一底部321と、各第一底部321の一端からそれぞれ上向きに傾斜するように延出する両側の第二底部322と、前記両側の第二底部322を連接する第三底部323と、を備える。前記第一底部321と第三底部323と天板31とは、互いに平行的に配置され、且つ、プラグの挿入方向に直交する方向において、前記第三底部323は第一底部321と舌片12の下壁122との間に配置される。本実施形態において、前記第二底部322及び第三底部323とは前記舌片12の真下に位置して対向している。絶縁本体1の幅方向において、前記両側の第一底部321は同一平面上に配置され、且つ長さが同じであり、また、第三底部323の長さが第一底部321よりも長い。天板31と舌片12の上壁121との間の距離は、底板32と舌片12の下壁122との間の距離より小さい。
前記挿入空間30は、第一プラグ800の嵌合端の外縁形状に対応した第一プラグ800の挿入口としての第一挿入口301と、第二プラグ900の嵌合端の外縁形状に対応した第二プラグ900の挿入口としての第二挿入口302と、を備える。前記第一挿入口301は、第三底部323と天板31と両側の側板33と舌片12との間に形成される。前記第二挿入口302は、両側の側板33と、天板31と、第一底部321と、第二底部322と、第三底部323と、舌片12との間に形成される。前記第一挿入口301と第二挿入口302は、一部分が重なるように共用される。
勿論、他の実施形態において、前記側板33は平板状を呈してもよく、即ち、前記天板31及び底板32に対して直交するように連接されてもよい。この場合で、前記底板32の前記第三底部323と前記天板31と前記両側の側板33とは、前記第一のプラグ800の嵌合端の形状に対応する第一挿入口301を形成して、前記両側の側板33と前記天板31と第一底部321と第二底部322と第三底部323とは、前記第二のプラグ900の嵌合端の形状に対応する第二挿入口302を形成する。また、他の実施形態としては、前記側板33のうち、前記底板32に連接する第二側部332を省略でき、前記傾斜した第三側部333が底板32の両端縁にまで延出して前記底板32に対して直接、連接されてもいい。この場合で、前記第三底部323と前記天板31と前記両側の第一側部331と第三側部333とは、前記第一プラグ800の嵌合端の形状に対応する第一挿入口301を形成して、前記両側の側板33の第一側部331と第三側部333と前記天板31と第一底部321と第二底部322と第三底部323とは、前記第二プラグ900の嵌合端の形状に対応する第二挿入口302を形成する。
第一プラグ800が挿入空間30に挿入する時に、第一プラグ800の外側縁は、第一挿入口301に接触し、即ち、前記天板31、第三底部323、両側の第一側部331、及び両側の第三側部333に接触して、前記した両側の第二側部332、両側の第一底部321、及び両側の第二底部322に接触しない。これにより、前記天板31と第三底部323により、第一プラグ800の上下方向での移動が制限され、前記した両側の第一側部331と両側の第三側部333によって第一プラグ800の左右方向での移動が制限され、更に、第一プラグ800が挿入空間30に安定して保持される。
第二プラグ900が挿入空間30に挿入する時に、第二プラグ900の外側縁は、第二挿入口302に接触し、即ち、前記天板31、両側の第一底部321と、両側の第二底部322、第三底部323、及び両側の第二側部332に接触し、前記した両側の第一側部331と両側の第三側部333とに接触しない。これにより、前記天板31、両側の第一底部321、両側の第二底部322、及び第三底部323により、第二プラグ900の上下方向での移動が制限され、前記両側の第二側部332によって第二プラグ900の左右方向での移動が制限され、更に、第二プラグ900が挿入空間30に安定して保持される。電気コネクタ100は、第一プラグ800と第二プラグ900に兼用される挿入空間30を有することにより、電気コネクタ100を小型化できる。
図9乃至図13を参照すると、本発明に係る電気コネクタ100`の第二実施形態であり、第二実施形態での電気コネクタ100`は、絶縁本体1`と、絶縁本体1`にインサート成型される端子2`と、絶縁本体1`の周囲を覆う金属板からなるシェル3`とを備え、前記絶縁本体1`とシェル3`との構造は、第一実施形態での絶縁本体1とシェル3とほぼ同じである。端子2`は、外側端子25`と中間端子26`とを含み、第一実施形態と異なる点は、端子2`の中間端子26`を1本だけ有しており、該1本の中間端子26`が第一プラグ800の1本の端子にも第二プラグ900の2本のグランド端子912にも接続できる点である。
相手コネクタの挿入方向に直交する方向に沿った、前記中間端子26`の接触部21`の幅は、外側端子25`の幅より大きくなっており、これにより、中間端子26`の接触部21が第二プラグ900の2本のグランド端子912に同時に接触できる。前記中間端子26`には、保持部22`の一端縁の両側からそれぞれ延出する一対の半田部23`が設けられる。端子2`の各半田部23`の幅は同じであり、且つ半田部23`同士の間の距離D41も同じである。端子2`の各接触部21`の幅は、各半田部23`の幅より大きい。
中間端子26`と隣り合う外側端子25`との間の距離D31は、隣り合う一対の外側端子25`の間の距離D21より小さく、また、半田部23`同士の間の距離D41は、前記距離D21、D31より大きくなっており、即ち、D41>D21>D31という関係になっている。
電気コネクタ100`がマイクロ.USB規格に適合する第一プラグ800に嵌合する時に、外側端子25`の接触部21`は、第一プラグ800のパワー端子、差動信号端子ペアの一方の信号端子、認識端子及びグランド端子に接続し、中間端子26`の接触部21`が第一プラグ800の差動信号端子ペアの他方の信号端子に接続でき、USB信号を伝送するチップの設計により信号が伝送できる。
電気コネクタ100`がミニ.DiiVA規格に適合する第二プラグ900に嵌合する時に、二対の外側端子25`の接触部21`は、第二プラグ900の2対の差動信号端子ペア911にそれぞれ接続し、1本の中間端子26`の接触部21`が第二プラグ900の中間に位置する2本のグランド端子912にそれぞれ接続できる。前記中間端子26`の幅が広いので、第一プラグ800の1本の端子にも第二プラグ900の2本のグランド端子912にも接続でき、第一プラグ800と第二プラグ900を兼用できる。
図14乃至図18を参照すると、本発明に係る電気コネクタ100``の第三実施形態であり、第三実施形態での電気コネクタ100``は、絶縁本体1``と、絶縁本体1``にインサート成型される端子2``と、絶縁本体1``の周囲を覆う金属板からなるシェル3``とを備え、前記絶縁本体1``とシェル3``との構造は、第二実施形態での絶縁本体1`とシェル3`とほぼ同じである。端子2``は、外側端子25``と中間端子26``とを含み、第二実施形態と異なる点は、端子2``の中間端子26``が保持部22``から延出する1つの半田部23``だけを有している点である。端子2``の各半田部23``の幅が同じであり、且つ半田部23``同士の間の距離D42が同じであり、各接触部21``の幅が各半田部23``の幅より大きい。
中間端子26``とその隣りの外側端子25``との間の距離D32は、隣り合う一対の外側端子25``の間の距離D22より小さく、また、半田部23``同士の間の距離D41は、前記距離D21、D31より大きくなっており、即ち、D42>D22>D32という関係になっている。
電気コネクタ100``がマイクロ.USB規格に適合する第一プラグ800に嵌合する時に、外側端子25``の接触部21``は、第一プラグ800のパワー端子、差動信号端子ペアの一方の信号端子、認識端子、グランド端子に接続し、中間端子26``の接触部21``が第一プラグ800の差動信号端子ペアの他方の信号端子に接続でき、USB信号を伝送するチップの設計により信号が伝送できる。
電気コネクタ100`がミニ.DiiVA規格に適合する第二プラグ900に嵌合する時に、二対の外側端子25``の接触部21``は、第二プラグ900の2対の差動信号端子ペア911にそれぞれ接続し、1本の中間端子26``の接触部21``が第二プラグ900の中間に位置する2本のグランド端子912にそれぞれ接続できる。前記一本の中間端子26``の幅が広いので、第一プラグ800の1本の端子にも第二プラグ900の2本のグランド端子912にも接続でき、第一プラグ800と第二プラグ900を兼用できる。
本発明に係る電気コネクタ100、100`、100``の金属板からなるシェル3、3`、3``は、構造が同じで、前記第一プラグ800と第二プラグ900とがそれぞれ挿入される第一挿入口と第二挿入口とを形成し、前記第一挿入口と第二挿入口は一部分が重なるように共用されることによって、第一プラグ800と第二プラグ900とを兼用できる。
以上、本発明について最良の実施の形態を参照して詳細に説明したが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されない。また上述の説明は、本発明に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
100、100`、100`` 電気コネクタ
1、1`、1`` 絶縁本体
11 基部
12 舌片
2、2`、2`` 端子
21、21`、21`` 接触部
22、22`、22`` 保持部
23、23`、23`` 半田部
25、25`、25`` 外側端子
26、26`、26`` 中間端子
3、3`、3`` シェル
30 挿入空間
301 第一挿入口
302 第二挿入口
800 第一プラグ(マイクロ.USB規格に適合するプラグ)
900 第二プラグ(ミニ.DiiVA規格に適合するプラグ)
1、1`、1`` 絶縁本体
11 基部
12 舌片
2、2`、2`` 端子
21、21`、21`` 接触部
22、22`、22`` 保持部
23、23`、23`` 半田部
25、25`、25`` 外側端子
26、26`、26`` 中間端子
3、3`、3`` シェル
30 挿入空間
301 第一挿入口
302 第二挿入口
800 第一プラグ(マイクロ.USB規格に適合するプラグ)
900 第二プラグ(ミニ.DiiVA規格に適合するプラグ)
Claims (13)
- 異なる二種のプラグが挿入される電気コネクタにおいて、
基部、及び前記基部から前向きに延出する舌片を備える絶縁本体と、
前記舌片に延出する接触部を有して前記絶縁本体に保持される端子と、
天板、前記天板に対向する底板、及び前記天板と前記底板とにそれぞれ連接する両側の側板を備え、前記絶縁本体を覆っているシェルと
を備え、
前記シェルの底板は折れ曲がるように形成され、前記側板と前記天板と前記底板とによって、前記異なる二種のプラグのうちの一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口と、他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口とがそれぞれ形成され、前記第一挿入口と第二挿入口は、一部分が重なるように共用されることを特徴とする電気コネクタ。 - 前記シェルの底板は、前記両側の側板の端縁にそれぞれ連接する両側の第一底部と、前記第一底部に平行するように配置され、前記舌片と第一底部との間に配置される第三底部と、前記第一底部及び第三底部にそれぞれ連接する第二底部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記両側の第一底部と前記第三底部と前記天板とは平行的に配置され、前記第二底部は、前記第三底部及び前記第二底部に対して傾斜するように連接されることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
- 前記両側の側板は、前記天板に連接する第一側部と、前記底板に連接する第二側部と、前記第一側部及び第二側部に連接し、前記第一側部から下向きに傾斜するように延出する第三側部と、をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電気コネクタ。
- 前記第三底部と前記天板と前記両側の第一側部と前記両側の第三側部とは、前記一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口を形成して、前記両側の側板と前記天板と前記第一底部と前記第二底部と前記第三底部とは、前記他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口を形成していることを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ。
- 前記第一側部と前記第二側部とは、前記プラグの挿入方向に直交する方向において平行的に配置されることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気コネクタ。
- 前記プラグの挿入方向に直交する方向において、前記シェルの天板の幅は前記底板より広くて、前記第一側部は前記第二側部よりも前記シェルの軸線から遠離する位置に配置されることを特徴とする請求項4から6の何れか一項に記載の電気コネクタ。
- 前記両側の側板は、平板状を呈するように配置され、前記天板と前記底板の第一底部とにそれぞれ直交するように連接していることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気コネクタ。
- 前記第三底部と前記天板と前記両側の側板とは、前記一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口を形成して、前記両側の側板と前記天板と前記第一底部と前記第二底部と前記第三底部とは、前記他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口を形成していることを特徴とする請求項2から8の何れか一項に記載の電気コネクタ。
- 前記両側の側板は、前記天板に直交するように連接する第一側部と、前記底板の第一底部と前記第一側部に連接して傾斜するように設けられる第三側部と、を備え、前記天板の幅は前記底板の幅より広いことを特徴とする請求項2又は3に記載の電気コネクタ。
- 前記第三底部と前記天板と前記両側の第一側部と前記第三側部とは、前記一方のプラグの嵌合端の形状に対応する第一挿入口を形成して、前記両側の側板の第一側部及び第三側部と前記天板と前記第一底部と前記第二底部と前記第三底部とは、前記他方のプラグの嵌合端の形状に対応する第二挿入口を形成していることを特徴とする請求項10に記載の電気コネクタ。
- 前記舌片は、前記シェルの天板に対向する上壁と、前記底板に対向する下壁とを備え、前記端子の接触部は前記舌片の下壁に並設するように配置されることを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の電気コネクタ。
- 前記端子は、最外側に位置する二対の外側端子と、二対の外側端子の間に位置する中間端子と、を含み、前記中間端子は、前記一方のプラグにおける1本の端子にも他方のプラグにおける2本の端子にも接続できることを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の電気コネクタ。
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