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JP2012003730A - 印刷装置、セキュリティ印刷方法及び印刷プログラム、印刷システム並びにプリンタドライバ - Google Patents

印刷装置、セキュリティ印刷方法及び印刷プログラム、印刷システム並びにプリンタドライバ Download PDF

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JP2012003730A
JP2012003730A JP2010141095A JP2010141095A JP2012003730A JP 2012003730 A JP2012003730 A JP 2012003730A JP 2010141095 A JP2010141095 A JP 2010141095A JP 2010141095 A JP2010141095 A JP 2010141095A JP 2012003730 A JP2012003730 A JP 2012003730A
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昌子 井上
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Abstract

【課題】複数のセキュリティ印刷ジョブを、セキュリティ上の問題なく簡単な操作で一括印刷することが可能な印刷装置等を提供する。
【解決手段】セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信する受信手段11と、受信された印刷データから、前記設定値を判別する判別手段11と、設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成手段12を備える。セキュリティ印刷時に入力された一括出力用パスワードと作成された一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データが印刷手段16で印刷される。
【選択図】 図11

Description

この発明は、プリンタ、多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripheral) 等の印刷装置、該印刷装置で実行されるセキュリティ印刷方法およびセキュリティ印刷プログラム、前記印刷装置を備えた印刷システム並びにプリンタドライバに関する。
一般に、印刷装置で印刷される文書等には機密性を有するものが含まれていることがある。このような機密性を有する文書等が不用意に漏洩しないように、印刷時に印刷ジョブの認証を行うことによって、正当な印刷者のみの印刷を可能とする印刷装置が、従来より知られている。
前述した各印刷ジョブの認証方法としては、パソコン等の情報処理装置のプリンタドライバによりIDおよびパスワードを設定した状態で、印刷ジョブを印刷装置に送信し、印刷者が印刷に際して印刷装置にIDおよびパスワードを入力したときに、入力されたIDおよびパスワードが印刷ジョブに付加されたIDおよびパスワードと一致するか否かを判別することにより行われるのが通常である。この方法による印刷は、一般的にはセキュリティ印刷と称されている(機密印刷と称されることもある)。
このようなセキュリティ印刷において、たとえば複数の社員が作成した機密性の高い複数の文書を、管理者等の許可された第三者がまとめて印刷したい場合がある。
この場合、各文書の印刷ジョブ毎にIDおよびパスワードを入力することで、すべての文書のセキュリティ印刷が可能となるが、IDおよびパスワードは印刷ジョブ毎に異なっているのが通常であるため、これらの文書を一括して印刷できないのみならず、個々のIDおよびパスワードを入力する作業も面倒である。
このような問題を解消するためには、複数のセキュリティ印刷ジョブに共通のIDおよびパスワードを設定しておくことが考えられる。
また、管理者のマスターパスワードを使用することで、複数のセキュリティ印刷ジョブの一括印刷も一応可能である。
また、特許文献1には、異なるアプリケーションで作成した印刷用ファイルを一括して印刷する印刷装置が提案されている。具体的には、ホストコンピュータにおいて各アプリケーションにより作成された印刷用ファイルに対して、プリンタドライバ又はアプリケーションにより保存の属性を付加し、この属性を持つファイルがプリンタドライバによりプリンタ装置に送られ、内部に保存され、ホストコンピュータからの印刷の実行の指示と共に送られた印字データと保存された印字データが一括して印刷される、というものである。
特開2000−168166号公報
しかしながら、複数のセキュリティ印刷ジョブに共通のIDおよびパスワードを設定しておくのは、許可された印刷者のみならず、文書の作成者全員が共通のIDおよびパスワードを知ることになり、セキュリティ上問題がある。
また、管理者のマスターパスワードを使用する方法では、文書の作成者が印刷されるのを望まない文書であっても、すべてのセキュリティ印刷ジョブが印刷されることになり、やはり問題がある。
また、前述した特許文献1に記載された印刷装置は、ホストコンピュータのプリンタドライバからの一括処理の指示により印刷が開始されるため、複数のセキュリティ印刷ジョブを一括で印刷したいという前記要求を満たすものではない。
この発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複数のセキュリティ印刷ジョブを、セキュリティを低下させることなく簡単な操作で一括印刷することが可能な印刷装置およびセキュリティ印刷方法を提供し、さらに前記セキュリティ印刷方法を印刷装置のコンピュータに実行させるためのセキュリティ印刷プログラムおよび前記印刷装置を備えた印刷システムを提供し、さらにはプリンタドライバを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された印刷データから、前記設定値を判別する判別手段と、前記判別手段により、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成手段と、前記一括出力用パスワード作成手段により作成された一括出力用パスワードを保存する一括出力用パスワード保存手段と、複数の印刷データを保存する印刷データ保存手段と、セキュリティ印刷時に、一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、前記印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷する印刷手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
(2)前記一括出力用パスワード作成手段は、一括出力用パスワードが未作成である場合に一括出力用パスワードを作成するとともに、作成した一括出力用パスワードを予め登録された一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者に通知する前項1に記載の印刷装置。
(3)前記一括出力用パスワード作成手段は、作成した一括出力用パスワードに有効期限を設定するとともに、有効期限を過ぎた一括出力用パスワードを、前記一括出力用パスワード保存手段から削除する前項1または2に記載の印刷装置。
(4)設定値が一括出力許可である印刷データの前記印刷手段による印刷後に、前記設定値を一括出力不許可に書き換える書き換え手段を備えている前項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
(5)設定値が一括出力不許可である印刷データを、前記セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの入力による印刷後に削除する削除手段を備えている前項1〜4のいずれかに記載の印刷装置。
(6)印刷データには、該印刷データの一括出力を許可する1人または複数人のユーザが指定されるとともに、前記一括出力用パスワード作成手段は、前記一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者毎に一括出力用パスワードを作成する前項1〜5のいずれかに記載の印刷装置。
(7)一括出力が許可された全てのユーザによる一括出力が完了した印刷データについての一括出力の許否についての設定値を、一括出力不許可に書き換える前項6に記載の印刷装置。
(8)前記一括出力の許可が設定された複数の印刷データを一覧表示する表示手段と、前記表示手段に表示された複数の印刷データの印刷順を変更する印刷順変更手段と、をさらに備えている前項1〜7のいずれかに記載の印刷装置。
(9)セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信手段により受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された印刷データから、前記設定値を判別手段により判別する判別ステップと、前記判別ステップにおいて、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを一括出力用パスワード作成手段により作成する一括出力用パスワード作成ステップと、前記一括出力用パスワード作成ステップにおいて作成された一括出力用パスワードを一括出力用パスワード保存手段に保存する保存ステップと、セキュリティ印刷時に、受付手段により一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている複数の印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷手段により印刷する印刷ステップと、を備え、設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であり、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能であることを特徴とするセキュリティ印刷方法。
(10)セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された印刷データから、前記設定値の内容を判別する判別ステップと、前記判別ステップにおいて、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成ステップと、前記一括出力用パスワード作成ステップにおいて作成された一括出力用パスワードを一括出力用パスワード保存手段に保存する保存ステップと、セキュリティ印刷時に、一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている複数の印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷手段に印刷させる印刷ステップと、を印刷装置のコンピュータに実行させ、設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷を可能とし、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷を可能とする処理を前記コンピュータに実行させるセキュリティ印刷プログラム。
(11)前記一括出力用パスワード作成ステップでは、一括出力用パスワードが未作成である場合に一括出力用パスワードを作成するとともに、作成した一括出力用パスワードを予め登録された一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者に通知する処理をコンピュータに実行させる前項10に記載のプログラム。
(12)前記一括出力用パスワード作成手ステップでは、作成した一括出力用パスワードに有効期限を設定するとともに、有効期限を過ぎた一括出力用パスワードを、前記一括出力用パスワード保存手段から削除する処理をコンピュータに実行させる前項10または11に記載のプログラム。
(13)設定値が一括出力許可である印刷データの前記印刷ステップにおける印刷後に、前記設定値を一括出力不許可に書き換える書き換えステップをコンピュータに実行させる前項10〜12のいずれかに記載のプログラム。
(14)設定値が一括出力不許可である印刷データを、前記セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの入力による印刷後に削除する削除ステップをコンピュータに実行させる前項10〜13のいずれかに記載のプログラム。
(15)印刷データには、該印刷データの一括出力を許可する1人または複数人のユーザが指定されるとともに、前記一括出力用パスワード作成ステップでは、前記一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者毎に一括出力用パスワードを作成する処理をコンピュータに実行させる前項10〜14のいずれかに記載のプログラム。
(16)一括出力が許可された全てのユーザによる一括出力が完了した印刷データについての一括出力の許否についての設定値を、一括出力不許可に書き換える処理をコンピュータに実行させる前項15のいずれかに記載のプログラム。
(17)前記一括出力の許可が設定された複数の印刷データを表示手段に一覧表示するステップと、前記表示手段に表示された複数の印刷データの印刷順を変更する印刷順変更ステップと、をさらにコンピュータに実行させる前項10〜16のいずれかに記載のプログラム。
(18)相互に接続された情報処理装置と印刷装置とを備えた印刷システムであって、前記情報処理装置は、セキュリティ印刷時の印刷データの一括出力の許否についての設定値を付加した印刷ジョブを作成するジョブ作成手段と、前記作成された印刷ジョブを印刷装置に送信する送信手段と、を備え、前記印刷装置は、前記情報処理装置から送信された印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された印刷ジョブに含まれる前記印刷データの一括出力についての設定値を判別する判別手段と、前記判別手段により、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成手段と、前記一括出力用パスワード作成手段により作成された一括出力用パスワードを保存する一括出力用パスワード保存手段と、前記受信手段により受信した印刷データを含む複数の印刷データを保存する印刷データ保存手段と、セキュリティ印刷時に、一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、前記印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷する印刷手段と、を備え、前記印刷装置は、設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であり、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能であることを特徴とする印刷システム。
(19)セキュリティ印刷時の印刷データの一括出力の許否についての設定値を設定するステップと、前記設定された設定値をPJLに変換する変換ステップと、変換ステップによりPJLに変換した設定値を印刷データに付加して印刷ジョブを作成するステップと、前記作成した印刷ジョブを印刷装置に送信するステップと、をコンピュータからなる情報処理装置に実行させるためのプリンタドライバ。
前項(1)に記載の発明によれば、一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信すると、前記設定値が判別され、設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、一括出力用パスワードが作成され、一括出力用パスワード保存手段に保存される。一方、セキュリティ印刷時に、一括出力が許可されたユーザにより一括出力用パスワードが入力され、この入力された一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データが印刷される。
このように、一括出力用パスワードは印刷装置により作成されるから、セキュリティ印刷される印刷データの作成者に一括出力用パスワードが知られる不都合を防止でき、セキュリティを確保できる。しかも、印刷データ毎に異なるIDやパスワードを設定する必要はないから、印刷操作も簡単になる。
また、一括出力許可の設定値が付加された印刷データのみが一括印刷の対象となるから、印刷されることを望まない印刷データ作成者は一括出力不許可の設定値を付加しておくことで、一括印刷を回避でき、従って管理者のマスターパスワードを使用する場合のような、すべてのセキュリティ印刷ジョブが印刷される不都合を防止できる。
また、一括出力許可が設定された前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されていた場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であるから、一括出力が許可されたユーザのみならず印刷データの作成者もこの印刷データのセキュリティ印刷が可能となる。また、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能となる。
前項(2)に記載の発明によれば、一括出力用パスワードが未作成である場合に一括出力用パスワードが作成されるから、無駄な一括出力用パスワードの作成を回避できる。また、作成された一括出力用パスワードは予め登録された一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者に通知されるから、一括出力許可者は手間を要することなく作成された一括出力用パスワードを入手できる。
前項(3)に記載の発明によれば、作成された一括出力用パスワードに有効期限が設定され、有効期限を過ぎた一括出力用パスワードは一括出力用パスワード保存手段から削除されるから、一括出力用パスワードが長期間存在することによるセキュリティの低下を防止できる。
前項(4)に記載の発明によれば、設定値が一括出力許可である印刷データの前記印刷手段による印刷後に、前記設定値を一括出力不許可に書き換えるから、以後の一括出力はできなくなる。
前項(5)に記載の発明によれば、設定値が一括出力不許可である印刷データは、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの入力による印刷後に削除される。
前項(6)に記載の発明によれば、印刷データで指定された複数の一括出力許可者による印刷データの一括印刷が可能となる。
前項(7)に記載の発明によれば、一括出力が許可された全てのユーザによる一括出力が完了すると、その印刷データについての一括出力の許否についての設定値は一括出力不許可に書き換えられ、以後の一括出力はできなくなる。
前項(8)に記載の発明によれば、一括出力の許可が設定された複数の印刷データが一覧表示されるから、一括出力許可者は、一括印刷対象の印刷データを認識することができるとともに、表示された複数の印刷データの印刷順を変更することができる。
前項(9)に記載の発明によれば、一括出力用パスワードは印刷装置により作成されるから、セキュリティ印刷される印刷データの作成者に一括出力用パスワードが知られる不都合を防止でき、セキュリティを確保できる。しかも、印刷データ毎に異なるIDやパスワードを設定する必要はないから、印刷操作も簡単になる。また、一括出力許可の設定値が付加された印刷データのみ一括印刷の対象となるから、印刷されることを望まない印刷データ作成者は一括出力不許可の設定値を付加しておくことで、一括印刷を回避でき、従って管理者のマスターパスワードを使用する場合のような、すべてのセキュリティ印刷ジョブが印刷される不都合を防止できる。
また、一括出力許可が設定された前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されていた場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であるから、一括出力が許可されたユーザのみならず印刷データの作成者もこの印刷データのセキュリティ印刷が可能となる。また、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能となる。
前項(10)に記載の発明によれば、一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信すると、前記設定値を判別し、設定値が一括出力許可であることを判別した場合に、一括出力用パスワードを作成保存し、入力された一括出力用パスワードと前記保存された一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷手段に印刷させる処理を、印刷装置のコンピュータに実行させることができる。また、一括出力許可が設定された前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されていた場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能となり、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能となる。
前項(11)に記載の発明によれば、一括出力用パスワードが未作成である場合に一括出力用パスワードを作成するとともに、作成した一括出力用パスワードを予め登録された一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者に通知する処理をコンピュータに実行させることができる。
前項(12)に記載の発明によれば、作成した一括出力用パスワードに有効期限を設定するとともに、有効期限を過ぎた一括出力用パスワードを、前記一括出力用パスワード保存手段から削除する処理をコンピュータに実行させることができる。
前項(13)に記載の発明によれば、設定値が一括出力許可である印刷データの前記印刷ステップにおける印刷後に、前記設定値を一括出力不許可に書き換える処理をコンピュータに実行させることができる。
前項(14)に記載の発明によれば、設定値が一括出力不許可である印刷データを、前記セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの入力による印刷後に削除する処理をコンピュータに実行させることができる。
前項(15)に記載の発明によれば、一括出力許可者毎に一括出力用パスワードを作成する処理をコンピュータに実行させることができる。
前項(16)に記載の発明によれば、一括出力が許可された全てのユーザによる一括出力が完了した印刷データについての一括出力の許否についての設定値を、一括出力不許可に書き換える処理をコンピュータに実行させることができる。
前項(17)に記載の発明によれば、一括出力の許可が設定された複数の印刷データを表示手段に一覧表示するステップと、前記表示手段に表示された複数の印刷データの印刷順を変更する印刷順変更ステップと、をさらにコンピュータに実行させることができる。
前項(18)に記載の発明によれば、セキュリティ印刷される印刷データの作成者に一括出力用パスワードが知られる不都合を防止でき、セキュリティを確保しつつ簡単な操作で一括印刷を行うことができるシステムとなる。また、一括出力許可が設定された前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されていた場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であるから、一括出力が許可されたユーザのみならず印刷データの作成者もこの印刷データのセキュリティ印刷が可能となる。また、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能となる。
前項(19)に記載の発明によれば、コンピュータからなる情報処理装置は、印刷データの一括出力の許否についての設定値をPJLに変換して付加した印刷ジョブを作成し、作成した印刷ジョブを印刷装置に送信することができる。
この発明の一実施形態に係る印刷装置が用いられた印刷システムの構成図である。 前記印刷装置の主要部の機能構成を示すブロック図である。 印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 端末装置の電気的構成を示すブロック図である。 端末装置の記憶部等に格納されているプリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。 端末装置に表示されたセキュリティ印刷設定画面を示す図である。 端末装置のセキュリティ印刷設定時の動作を示すフローチャートである。 印刷装置が、端末装置から送信されたセキュリティ印刷ジョブを受信したときの動作を示すフローチャートである。 セキュリティ印刷データベースに保存されている設定値テーブルを示す図である。 図8のステップS23の一括パスワード作成処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 一括出力許可者が印刷装置でセキュリティ印刷を行う際に、印刷装置で行われる動作を示すフローチャートである。 セキュリティ印刷時に印刷装置の操作パネルに表示された認証画面を示す図である。 この発明の他の実施形態を示すもので、端末装置に表示されたセキュリティ印刷の設定画面を示す図である。 セキュリティ印刷データベースに保存されている設定値テーブルを示す図である。 一括パスワード作成処理のサブルーチンを示すフローチャートであり、図10に対応するものである。 一括出力許可者の登録テーブルの一例を示す図ある。 一括出力許可者が印刷装置1でセキュリティ印刷を行う際に、印刷装置で行われる動作を示すフローチャートであり、図11に対応するものである。 この発明の他の実施形態を示すものであり、操作パネルに表示された一括印刷対象の印刷データの一覧リストである。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る印刷装置が用いられた印刷システムの構成図である。
この印刷システムは、ネットワーク3を介して相互に接続された前述のMFPからなる印刷装置1と情報処理装置としての1台または複数台の端末装置2を備えている。
前記端末装置2はパーソナルコンピュータからなるとともに、プリンタドライバが搭載され、該プリンタドライバにより印刷ジョブを作成し、ネットワーク3を介して前記作成した印刷ジョブを印刷装置1に送信可能に構成されている。また、印刷装置1は、端末装置2からの印刷ジョブを受信して、印刷データを印刷する。
図2は、前記印刷装置1の主要部の機能的構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、「一括出力用パスワード」を単に「一括パスワード」ともいう。
印刷装置1は、印刷ジョブ受信処理部11と、一括パスワード作成処理部12と、セキュリティ印刷データベース(以下、「セキュリティ印刷DB」と記す)13と、セキュリティ印刷データ保存部14と、一括パスワード保存部15と、印刷部16と、一括パスワード送信部17を備えている。
前記印刷ジョブ受信処理部11は、端末装置2から送信されたセキュリティ印刷ジョブ、つまり印刷時に印刷データに対する認証が必要な印刷ジョブを含む各種の印刷ジョブを受信するとともに、受信した印刷ジョブに含まれる印刷データに一括出力の許否についての設定値が付加されているか否かを判別し、付加されている場合には、後述する処理を実施するものである。
一括パスワード作成処理部12は、前記受信した印刷ジョブに含まれる印刷データに、一括出力許可の設定値が付加されている場合に、一括パスワードを作成するものである。この一括パスワードは、一括出力許可の設定値が付加されている複数の印刷データの一括出力を許可されたユーザである一括出力許可者が、印刷に際して印刷装置に入力する認証用のパスワードである。なお、この実施形態では、前記一括出力許可者は予め印刷装置1に登録されている。
前記セキュリティ印刷DB13は、印刷ジョブ受信処理部11で受信したセキュリティ印刷ジョブに含まれているセキュリティ印刷用のIDおよびパスワード、前記一括出力の許否についての設定値(以下、この設定値を「一括出力許否設定値」という)を保存するものである。
前記セキュリティ印刷データ保存部14は、セキュリティ印刷ジョブに含まれる印刷データを、前記セキュリティ印刷用のIDおよびパスワード、一括出力許否設定値と関連づけて保存する。なお、このセキュリティ印刷データ保存部14には、セキュリティ印刷用の印刷データ以外の通常印刷用の印刷データが保存されてもよい。
前記一括パスワード保存部15は、前記一括パスワード作成処理部12で作成された一括パスワードを保存するものである。
前記印刷部16は、印刷データの印刷を行うものである。
前記一括パスワード送信部17は、前記一括パスワード作成処理部12で作成された一括パスワードを、前述した一括出力許可者に対して、電子メール、ファクシミリ等の手段により通知するものである。
図3は、印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。
印刷装置1は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、スキャナ部114と、記憶部115と、印刷部116と、操作パネル117と、ネットワークコントローラ(N1C)118等を備えている。
前記CPU111は、印刷装置1の全体を統括制御し、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の基本機能を使用可能に制御する。また、図2に示した印刷ジョブ受信処理部11、一括パスワード作成処理部12等での前述した処理を実行する。
前記ROM112は、CPU111の動作プログラム等を格納するメモリである。
前記RAM113は、CPU111が動作プログラムに基づいて動作する際の作業領域を提供するメモリである。
前記スキャナ部114は、原稿台(図示せず)に置かれた原稿の画像を読み取り、画像データを出力する読み取り手段である。
前記記憶部115は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などの不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、図2のセキュリティ印刷DB13、セキュリティ印刷データ保存部14、一括パスワード保存部15等を構成する。
前記印刷部116は、セキュリティ印刷における印刷データやスキャナ部114で読み取られた原稿の画像データ等を印刷するものであり、図2の印刷部16に対応する。
前記操作パネル117は、各種入力操作等のために使用されるものであり、メッセージや操作画面等を表示するタッチパネル式液晶等からなる表示部117aと、テンキー、スタートキー、ストップキー等を備えたキー入力部117bを備えている。
前記ネットワークコントローラ118は、ネットワーク3上の端末装置2やその他の外部機器との間での通信を制御することにより、データの送受信を行うものである。
図4は、前記端末装置2の電気的構成を示すブロック図である。
端末装置2は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、表示装置25、入力装置26、ネットワークインターフェース部(ネットワークI/F部)27等を備え、システムバス28を介して互いに接続されている。
CPU21は、ROM22や記憶部24に格納されているプログラムを実行することにより、端末装置2の全体を統括的に制御する。特に、この実施形態では、記憶部24等に格納されているプログラムとしてのプリンタドライバに従って、印刷ジョブの作成処理および印刷装置1への送信処理等を実行する。
ROM22は、CPU21が実行するためのプログラムやその他のデータを保存する記憶媒体である。
RAM23は、CPU21が動作用プログラムに従って動作する際の作業領域を提供する記憶媒体である。
記憶部24は、ハードディスク等の記憶媒体からなり、各種のアプリケーションプログラムやデータ等を保存する。
表示装置25は、CRTや液晶表示装置等からなり、各種のメッセージ及びユーザに対する入力受付画面、印刷設定画面等を表示する。
入力装置26は、ユーザによる入力操作に用いられるもので、キーボードやマウス等からなる。
ネットワークインターフェース部27は、印刷装置1や他の外部機器との間で、ネットワーク3を介して、データの送受信を行う通信手段として機能する。
図5は、端末装置2の記憶部24等に格納されているプリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。このプリンタドライバは、セキュリティ印刷設定画面作成部211と、セキュリティ印刷設定値取得処理部212と、印刷ジョブ作成処理部213を端末装置2に実現する。
前記セキュリティ印刷設定画面作成部211はセキュリティ印刷の設定画面を表示装置25に表示させる機能を有する。
このセキュリティ印刷の設定画面D1を図6に示す。この設定画面D1では、セキュリティ印刷用IDの入力欄251と、セキュリティ印刷用パスワードの入力欄252と、一括出力を許可するか否かを示すチェックボックス253が表示されている。なお、チェックボックス253にチェックを付すと一括出力許可の設定値が設定され、チェックを付さないと一括出力不許可の設定値が設定される。「OKボタン」が押下されると、入力されたID、パスワード、設定値が確定する。
前記セキュリティ印刷設定値取得処理部212は、前記確定されたセキュリティ印刷用のID、パスワードおよび一括出力許否設定値を取得し、プリンタ言語であるPJL(Printer Job Language)に変換する。
たとえば、ID:SSD1、パスワード:ABCDE、一括印刷許否設定値:許可がそれぞれ設定されたとすると、たとえば、「@PJL SET SECURITY ID SSD1」、「@PJL SET SECURITY PASSWORD ABCDE」、「@PJL SET SECURITY FLAG 1」に変換される。
前記印刷ジョブ作成処理部213は、前記PJLに変換されたセキュリティ印刷用のID、パスワードおよび一括出力許否設定値を、印刷データに付加して印刷ジョブを作成するとともに、作成された印刷ジョブを印刷装置1に送信するものである。
次に、図1に示した印刷システムにおける端末装置2のセキュリティ印刷設定時の動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。この動作は、端末装置2のCPU21が記憶部24等の記録媒体に記録されたプリンタドライバに従って動作することにより実行される。
ステップS11では、図6のセキュリティ印刷設定画面D1において設定されたセキュリティ印刷用のID、パスワード及び一括出力許否設定値等を取得した後、ステップS12で、出力方法としてセキュリティ印刷が設定されているかどうかを判断する。
出力方法としてセキュリティ印刷が設定されていなければ(ステップS12でNO)、ステップS15で、セキュリティ印刷ではなく通常印刷モードとしての印刷ジョブを印刷装置1に送信する。
出力方法としてセキュリティ印刷が設定されていれば(ステップS12でYES)、ステップS13で、ステップS11において取得したセキュリティ印刷用ID、パスワード、一括出力許否設定値等をPJLに変換して印刷データに付加し、ステップS14で印刷ジョブを作成する。
次いで、ステップS15では、作成した印刷ジョブを印刷装置1に送信する。
次に、図1に示した印刷システムにおける印刷装置1が、端末装置2から送信されたセキュリティ印刷ジョブを受信したときの動作を、図8のフローチャートを参照して説明する。この動作は、印刷装置1のCPU111がROM112等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS21で、受信した印刷ジョブからセキュリティ印刷用ID、パスワード、一括出力許否設定値を取り出し、ステップS22で、一括出力許否設定値が一括出力許可であるか否かを判断する。
設定値が一括出力許可であれば(ステップS22でYES)、ステップS23で、一括パスワードの作成処理を実施した後、ステップS24に進む。設定値が一括出力不許可であれば(ステップS22でNO)、ステップS26で、セキュリティ印刷用IDに値が設定されているかどうかを判断し、値が設定されていれば(ステップS26でYES)、ステップS24に進む。値が設定されていなければ(ステップS26でNO)、ステップS27に進み、セキュリティ印刷処理を終了する。この場合は、通常の印刷処理により印刷データを印刷しても良い。
ステップS24では、セキュリティ印刷DB13の設定値テーブル(図9に示す)に前記ID、パスワード、一括出力許否設定値を保存したのち、ステップS25で、前記設定値テーブルの値と関連付けて印刷データをセキュリティ印刷データ保存部14に保存し、処理を終了する。
図9の設定値テーブルには、印刷ジョブ毎に付されたジョブIDと関連付けて、セキュリティ印刷用ID、セキュリティ印刷用パスワード及び一括出力許否設定値が保存されている。なおこの例では、一括出力許否設定値は1(許可)と0(不許可)で表示されている。
図10は、図8のステップS23の一括パスワード作成処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS231では、一括パスワード保存部15に一括パスワードが既に保存されているかどうか、換言すれば一括出力許可者に対する一括パスワードがすでに作成されているかどうかを判断し、保存されていれば(ステップS231でYES)、ステップS232で、保存されているパスワードが保存開始から一定時間(たとえば1日)を経過しているかどうかを判断する。つまり、保存されている一括パスワードの有効期限が過ぎているかどうかを判断する。
一定時間が経過していなければ(ステップS232でNO)、この保存されている一括パスワードは使用可能であるので、リターンする。一定時間が経過していれば(ステップS232でYES)、ステップS233で、一括パスワードを一括パスワード保存部15から削除した後、ステップS231に戻る。
ステップS231において、一括パスワードが一括パスワード保存部15に保存されていなければ(ステップS231でNO)、ステップS234で一括パスワードを作成した後、ステップS235で、作成した一括パスワードに有効期限を設定して一括パスワード保存部15に保存する。
次いで、ステップS236では、作成した一括パスワードを、予め印刷装置1の例えば一括パスワード保存部15等に登録保存されている一括出力許可者に、一括パスワード送信部17により電子メール等で通知したのち、リターンする。一括出力許可者の通知先であるメールアドレス等は、操作パネル117によりあるいは端末装置2にインストールされた専用のアプリケーションにより、印刷装置1に登録できるものとなされている。
この実施形態では、一括パスワードが通知される一括出力許可者は予め設定されているものとするが、後述するように、印刷ジョブに一括出力許可者の指定を含める構成にし、この印刷ジョブで指定されている一括出力許可者に対して一括パスワードを作成するものとしてもよい。
このように、この実施形態では、一括パスワードは印刷装置1により作成されるから、セキュリティ印刷される印刷データの作成者に一括パスワードが知られる不都合を防止でき、セキュリティを確保できる。また、一括パスワードが一括パスワード保存部15に保存されていない場合、換言すれば一括パスワードが未作成である場合に一括パスワードが作成されるから、無駄な一括パスワードの作成を回避できる。また、作成された一括パスワードは予め登録された一括出力許可者に通知されるから、一括出力許可者は作成された一括パスワードを容易に知ることができる。
さらに、作成された一括パスワードに有効期限が設定され、有効期限を過ぎた一括パスワードは一括パスワード保存部15から削除されるから、一括パスワードが長期間存在することによる一括パスワードの漏洩の危険性を低減でき、セキュリティの低下を防止することができる。
次に、一括出力許可者が印刷装置1でセキュリティ印刷を行う際に、印刷装置1で行われる動作を図11のフローチャートを参照して説明する。なお、この動作は、印刷装置1のCPU111がROM112等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
一括出力許可者がセキュリティ印刷モードを選択すると、印刷装置1の操作パネル117の表示部117aには、図12に示す認証画面D2が表示される。この認証画面には、ID入力欄117cとパスワード入力欄117dが表示されている。
一括印刷ではなく、通常のセキュリティ印刷を行う場合は、セキュリティ用IDおよびパスワードをID入力欄117cとパスワード入力欄117dにそれぞれ入力する。一括印刷の場合は、パスワード入力欄117dに一括パスワードのみを入力する。
図11のステップS31では、パスワードの入力またはIDとパスワードの入力を受け付けて、これらを取り出し、ステップS32で、一括パスワード保存部15から一括パスワードを取り出す。
ステップS33では、入力されたパスワードと一括パスワードが一致するか否かを判断する。一致すれば(ステップS33でYES)、ステップS34に進み、一致しなければ(ステップS33でNO)、ステップS38に進む。
ステップS34では、セキュリティ印刷DB13に保存されている設定値テーブルにおいて一括出力許否設定値が「1」、換言すれば一括出力許可の設定がなされている印刷データを、セキュリティ印刷データ保存部14から取り出して印刷する。なお、セキュリティ印刷用のID、パスワードが設定されていないが、一括出力許可の設定はなされている印刷データも、一括印刷可能となる。ただし、この場合はセキュリティ印刷用のID、パスワードの入力による通常のセキュリティ印刷はできない。
印刷後、ステップS35で、一括印刷済みの印刷データについて、セキュリティ印刷DB13の設定値テーブルの一括出力許否設定値を「0」に変更する。これにより、一括印刷済みの印刷データについて再度の一括印刷はできなくなり、印刷データのセキュリティが高められる。
次に、ステップS36で、印刷済みの印刷データについて、設定値テーブルにおけるセキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの項目に値が存在しているか否かを判断し、存在していれば(ステップS36でYES)、処理を終了する。従って、この場合は、印刷データはまだセキュリティ印刷データ保存部14に保存されているから、印刷データの作成者による通常のセキュリティ印刷が可能である。
ステップS36で、設定値テーブルにおけるセキュリティ印刷用のID、パスワードの少なくと一方の項目に値が存在していなければ(ステップS36でNO)、印刷データの作成者による通常のセキュリティ印刷ができないから、ステップS40で、セキュリティ印刷データ保存部14からその印刷データを削除して、処理を終了する。
一方、ステップS38では、通常のセキュリティ印刷が行われる。即ち、セキュリティ印刷DB13の設定値テーブルにおいて、入力されたIDおよびパスワードを有する印刷データを、セキュリティ印刷データ保存部14から取り出して印刷する。なお、セキュリティ印刷用のID、パスワードが設定され、一括出力不許可の設定がなされた印刷データについても、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが入力されることで、通常のセキュリティ印刷が行われる。入力されたID、パスワードとセキュリティ印刷用のID、パスワードが一致しないときは、処理を終了する。
次いで、ステップS39で、印刷した印刷データの一括出力許否設定値が「0」か否か、換言すれば一括出力不許可の設定がなされているかどうかを判断し、「0」であれば(ステップS39でYES)、ステップS40で、その印刷データをセキュリティ印刷データ保存部14から削除する。一方、「0」でなければ(ステップS39でNO)、そのまま処理を終了する。従って、この場合、印刷データは削除されることなくセキュリティ印刷データ保存部14に保存されることになり、一括出力許可者による一括出力の機会が確保されることになる。
このように、この実施形態では、1個の一括パスワードを入力するだけで複数の印刷データを印刷できるから、印刷操作も簡単になる。また、一括出力許可の設定値が付加された印刷データのみが一括印刷の対象となるから、印刷されることを望まない印刷データ作成者は一括出力不許可の設定値を付加しておくことで、一括印刷を回避でき、従って管理者のマスターパスワードを使用する場合のような、すべてのセキュリティ印刷ジョブが印刷される不都合もない。
また、一括出力許可が設定された印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されていた場合は、前記一括パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であるから、一括出力許可者のみならず印刷データの作成者等もこの印刷データのセキュリティ印刷が可能となる。
次に、この発明の他の実施形態を説明する。この実施形態では、印刷データ毎に1人または複数人の一括出力許可者を指定しておき、異なる一括出力許可者が複数の印刷データを一括印刷可能に構成したものである。
図13は、端末装置2の表示装置25に表示されたセキュリティ印刷の設定画面D3を示すものである。
この設定画面D3では、セキュリティ印刷用IDの入力欄251と、セキュリティ印刷用パスワードの入力欄252、一括出力を許可するか否かを示すチェックボックス253が表示されるとともに、チェックボックス253にチェックをして一括出力の許可を設定したときに、1人または複数の一括出力許可者IDの入力欄254が表示されるものとなされている。「OKボタン」が押下されると、入力されたID、パスワード、一括出力許否設定値および一括出力許可者が確定する。
そして、前記確定されたセキュリティ印刷用のID、パスワード、一括出力許否設定値および一括出力許可者IDが、プリンタ言語であるPJL(Printer Job Language)に変換される。
たとえば、ID:SSD1、パスワード:ABCDE、一括印刷許否設定値:許可、一括出力許可者:hanbaiがそれぞれ設定されたとすると、たとえば、「@PJL SET SECURITY ID SSD1」、「@PJL SET SECURITY PASSWORD ABCDE」、「@PJL SET SECURITY FLAG 1」、「@PJL SET SECURITY output name hanbai」に変換される。
前記変換されたセキュリティ印刷用のID、パスワード、一括出力許否設定値および一括出力許可者IDを、印刷データに付加して印刷ジョブが作成されるとともに、作成された印刷ジョブが印刷装置1に送信される。
端末装置2から送信されたセキュリティ印刷ジョブを印刷装置1が受信すると、印刷装置1では印刷ジョブ受信処理が実行される。この処理は図8のフローチャートで示された処理とほぼ同じであるが、図8のステップS21で、受信した印刷ジョブからセキュリティ印刷用ID、パスワード、一括出力許否設定値の他、一括出力許可者IDが取り出される点、ステップS24で、セキュリティ印刷DB13の設定値テーブルに前記ID、パスワード、一括出力許否設定値の他、一括出力許可者IDが保存される点が異なる。
図14は、セキュリティ印刷DB13に保存されている設定値テーブルを示すものであり、図9の設定値テーブルに対応するものである。この実施形態では、図14に示すように、印刷ジョブ毎に付されたジョブIDと関連付けて、セキュリティ印刷用ID、セキュリティ印刷用パスワード、一括出力許否設定値に加え、上述したように、印刷ジョブで指定されている1人または複数の一括出力許可者のIDが保存されている。図14の例では、ジョブ1については2人の一括出力許可者が指定され、ジョブ2については1人の一括出力許可者が指定されている。
図15は、一括パスワード作成処理(図8のステップS23)のサブルーチンを示すフローチャートであり、図10に対応するものである。
ステップS2301では、一括パスワード保存部15に、指定されている一括出力許可者の一括パスワードが既に保存されているかどうかを判断し、保存されていれば(ステップS2301でYES)、ステップS2302で、保存されているパスワードが作成後一定時間を経過しているかどうかを判断する。つまり、保存されている一括パスワードの有効期限が過ぎているかどうかを判断する。
一定時間が経過していなければ(ステップS2302でNO)、この保存されている一括パスワードは使用可能であるので、リターンする。一定時間が経過していれば(ステップS2302でYES)、ステップS2303で、一括パスワードを一括パスワード保存部15から削除した後、ステップS2301に戻る。
ステップS2301において、一括パスワードが一括パスワード保存部15に保存されていなければ(ステップS2301でNO)、ステップS2304で、一括出力許可者に通知する一括パスワードを作成する。一括出力許可者が複数の場合は各一括出力許可者毎に作成する。
次に、ステップS2305で、作成した一括パスワードに有効期限を設定して、一括出力許可者のIDと関連づけて一括パスワード保存部15に保存する。
次いで、ステップS2306では、作成した一括パスワードを、図13の画面で指定された一括出力許可者であって印刷装置1の一括パスワード保存部15に登録保存されている一括出力許可者に、一括パスワード送信部17により電子メール等で通知したのち、リターンする。
一括出力許可者の登録テーブルの一例を図16に示す。このテーブルでは、一括出力許可者毎にそのIDとメールアドレスが保存されているとともに、一括パスワードが作成された場合は、この一括パスワードも保存される。印刷装置1は、このテーブルを参照して、ステップS2306の通知を行う。
図17は、いずれかの一括出力許可者が印刷装置1でセキュリティ印刷を行う際に、印刷装置1で行われる動作を示すフローチャートであり、図11に対応するものである。
操作者がセキュリティ印刷モードを選択し、図12に示す認証画面D2において、一括印刷のために自己のIDと一括パスワードを入力し、または通常のセキュリティ印刷のためにセキュリティ印刷用IDとパスワードを入力する。
図17のステップS311では、IDとパスワードの入力を受け付けて、IDおよびパスワードを取り出し、ステップS312で、一括パスワード保存部15から一括出力許可者のIDと一括パスワードを取り出す。
ステップS313では、入力されたIDおよびパスワードと、一括パスワード保存部15から取り出したIDと一括パスワードが一致するか否かを判断する。一致すれば(ステップS313でYES)、ステップS314に進み、一致しなければ(ステップS313でNO)、ステップS318に進む。
ステップS314では、セキュリティ印刷DB13に保存されている設定値テーブルにおいて、一括出力許可者IDが一致しかつ一括出力許可の設定(設定値「1」)がなされている印刷データを、セキュリティ印刷データ保存部14から取り出して印刷する。
印刷後、ステップS315で、一括印刷済みの印刷データについて、セキュリティ印刷DB13の設定値テーブルに他の一括出力許可者のIDが存在しなければ、該テーブルにおける一括出力許否設定値を「0」に変更する。他の一括出力許可者のIDが存在する場合は、前記他の一括出力許可者に一括印刷の機会を与えるため、一括出力許否設定値を「1」のまま保持する。なお、複数の一括出力許可者が存在する場合には、既に一括出力を行った一括出力許可者を判別可能に構成されている。
次に、ステップS316で、印刷済みの印刷データについて、設定値テーブルにおけるセキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの項目に値が存在しているか否かを判断し、存在していれば(ステップS316でYES)、処理を終了する。従って、この場合は、印刷データはまだセキュリティ印刷データ保存部14に保存されているから、印刷データの作成者による通常のセキュリティ印刷が可能である。
ステップS316で、設定値テーブルにおけるセキュリティ印刷用のID、パスワードの少なくと一方の項目に値が存在していなければ(ステップS316でNO)、印刷データの作成者による通常のセキュリティ印刷ができないから、ステップS320で、セキュリティ印刷データ保存部14からその印刷データを削除する。
一方、ステップS318では、通常のセキュリティ印刷が行われる。即ち、セキュリティ印刷DB13の設定値テーブルにおいて、入力されたIDおよびパスワードと同じセキュリティ印刷用のID、パスワードを有する印刷データを、セキュリティ印刷データ保存部14から取り出して印刷する。なお、入力されたID、パスワードと、セキュリティ印刷用ID、パスワードが一致しないときは、処理を終了する。
次いで、ステップS319で、印刷した印刷データの一括出力許否設定値が「0」か否か、換言すれば一括出力不許可の設定がなされているかどうかを判断し、「0」であれば(ステップS319でYES)、ステップS320で、その印刷データをセキュリティ印刷データ保存部14から削除する。一方、「0」でなければ(ステップS319でNO)、一括出力許可者による一括印刷が終了していないから、印刷データを削除することなくそのまま処理を終了する。
このように、この実施形態では、印刷ジョブの作成時に1人または複数の印刷許可者を指定することにより、複数の印刷許可者による異なる複数の印刷データの一括印刷が可能となる。なお、一括出力許可者が3人(例えばユーザA、BおよびC)が印刷装置1に登録されていても、端末装置2のプリンタドライバで一括出力許可者としてAとBが指定された場合には、一括出力許可者のAおよびBのみが一括印刷可能となり、Cは一括印刷ができない。
図18は、この発明の他の実施形態を示すものである。この実施形態では、図11のフローチャートにおけるステップS34、図17のフローチャートにおけるステップS314で、セキュリティ印刷データ保存部14から取り出した一括印刷対象の印刷データの一覧を、印刷前に印刷装置の表示部117aに表示するとともに、各印刷データの印刷順序を変更可能に構成したものである。
すなわち、印刷装置1の表示部117aには、図18(a)に示すように、一括印刷対象の印刷データの各タイトル等の一覧画面D4が表示されている。また、印刷データの各タイトルの横には、印刷順序の入力欄300が表示されている。印刷順序はデフォルトでは印刷データの並び順になっているが、一括出力許可者が操作パネル117上で前記入力欄300の印刷順序を図18(b)に示すように入れ替えることができるようになっており、特定の印刷データの印刷物を先に入手したい場合等に便利である。
1 印刷装置
11 印刷ジョブ受信処理部
12 一括パスワード作成処理部
13 セキュリティ印刷データベース
14 セキュリティ印刷データ保存部
15 一括パスワード保存部
16 印刷部
17 一括パスワード送信部
111 CPU
112 ROM
115 記憶部
117 操作パネル
117a 表示部
2 端末装置
21 CPU
24 記憶部
211 セキュリティ印刷設定画面作成部
212 セキュリティ印刷設定値取得処理部
213 印刷ジョブ作成処理部

Claims (19)

  1. セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された印刷データから、前記設定値を判別する判別手段と、
    前記判別手段により、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成手段と、
    前記一括出力用パスワード作成手段により作成された一括出力用パスワードを保存する一括出力用パスワード保存手段と、
    複数の印刷データを保存する印刷データ保存手段と、
    セキュリティ印刷時に、一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、前記印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷する印刷手段と、
    を備え、
    設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であり、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能であることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記一括出力用パスワード作成手段は、一括出力用パスワードが未作成である場合に一括出力用パスワードを作成するとともに、作成した一括出力用パスワードを予め登録された一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者に通知する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記一括出力用パスワード作成手段は、作成した一括出力用パスワードに有効期限を設定するとともに、有効期限を過ぎた一括出力用パスワードを、前記一括出力用パスワード保存手段から削除する請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 設定値が一括出力許可である印刷データの前記印刷手段による印刷後に、前記設定値を一括出力不許可に書き換える書き換え手段を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 設定値が一括出力不許可である印刷データを、前記セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの入力による印刷後に削除する削除手段を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 印刷データには、該印刷データの一括出力を許可する1人または複数人のユーザが指定されるとともに、前記一括出力用パスワード作成手段は、前記一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者毎に一括出力用パスワードを作成する請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 一括出力が許可された全てのユーザによる一括出力が完了した印刷データについての一括出力の許否についての設定値を、一括出力不許可に書き換える請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記一括出力の許可が設定された複数の印刷データを一覧表示する表示手段と、前記表示手段に表示された複数の印刷データの印刷順を変更する印刷順変更手段と、をさらに備えている請求項1〜7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信手段により受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された印刷データから、前記設定値を判別手段により判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを一括出力用パスワード作成手段により作成する一括出力用パスワード作成ステップと、
    前記一括出力用パスワード作成ステップにおいて作成された一括出力用パスワードを一括出力用パスワード保存手段に保存する保存ステップと、
    セキュリティ印刷時に、受付手段により一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている複数の印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷手段により印刷する印刷ステップと、
    を備え、
    設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であり、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能であることを特徴とするセキュリティ印刷方法。
  10. セキュリティ印刷時の一括出力の許否についての設定値が付加された印刷データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された印刷データから、前記設定値の内容を判別する判別ステップと、
    前記判別ステップにおいて、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成ステップと、
    前記一括出力用パスワード作成ステップにおいて作成された一括出力用パスワードを一括出力用パスワード保存手段に保存する保存ステップと、
    セキュリティ印刷時に、一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、印刷データ保存手段に保存されている複数の印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷手段に印刷させる印刷ステップと、
    を印刷装置のコンピュータに実行させ、
    設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷を可能とし、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷を可能とする処理を前記コンピュータに実行させるセキュリティ印刷プログラム。
  11. 前記一括出力用パスワード作成ステップでは、一括出力用パスワードが未作成である場合に一括出力用パスワードを作成するとともに、作成した一括出力用パスワードを予め登録された一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者に通知する処理をコンピュータに実行させる請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記一括出力用パスワード作成手ステップでは、作成した一括出力用パスワードに有効期限を設定するとともに、有効期限を過ぎた一括出力用パスワードを、前記一括出力用パスワード保存手段から削除する処理をコンピュータに実行させる請求項10または11に記載のプログラム。
  13. 設定値が一括出力許可である印刷データの前記印刷ステップにおける印刷後に、前記設定値を一括出力不許可に書き換える書き換えステップをコンピュータに実行させる請求項10〜12のいずれかに記載のプログラム。
  14. 設定値が一括出力不許可である印刷データを、前記セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードの入力による印刷後に削除する削除ステップをコンピュータに実行させる請求項10〜13のいずれかに記載のプログラム。
  15. 印刷データには、該印刷データの一括出力を許可する1人または複数人のユーザが指定されるとともに、前記一括出力用パスワード作成ステップでは、前記一括出力が許可されたユーザである一括出力許可者毎に一括出力用パスワードを作成する処理をコンピュータに実行させる請求項10〜14のいずれかに記載のプログラム。
  16. 一括出力が許可された全てのユーザによる一括出力が完了した印刷データについての一括出力の許否についての設定値を、一括出力不許可に書き換える処理をコンピュータに実行させる請求項15のいずれかに記載のプログラム。
  17. 前記一括出力の許可が設定された複数の印刷データを表示手段に一覧表示するステップと、前記表示手段に表示された複数の印刷データの印刷順を変更する印刷順変更ステップと、をさらにコンピュータに実行させる請求項10〜16のいずれかに記載のプログラム。
  18. 相互に接続された情報処理装置と印刷装置とを備えた印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、セキュリティ印刷時の印刷データの一括出力の許否についての設定値を付加した印刷ジョブを作成するジョブ作成手段と、
    前記作成された印刷ジョブを印刷装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記印刷装置は、
    前記情報処理装置から送信された印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された印刷ジョブに含まれる前記印刷データの一括出力についての設定値を判別する判別手段と、
    前記判別手段により、前記設定値が一括出力許可であることが判別された場合に、設定値が一括出力許可である複数の印刷データの出力を可能とするための一括出力用パスワードを作成する一括出力用パスワード作成手段と、
    前記一括出力用パスワード作成手段により作成された一括出力用パスワードを保存する一括出力用パスワード保存手段と、
    前記受信手段により受信した印刷データを含む複数の印刷データを保存する印刷データ保存手段と、
    セキュリティ印刷時に、一括出力用パスワードの入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた一括出力用パスワードと、前記一括出力用パスワード保存手段に保存されている一括出力用パスワードとが一致した場合に、前記印刷データ保存手段に保存されている印刷データのうち、一括出力の許可が設定された印刷データを印刷する印刷手段と、
    を備え、
    前記印刷装置は、設定値が一括出力許可である前記印刷データに、セキュリティ印刷用のIDおよびパスワードが設定されている場合は、前記一括出力用パスワードの入力による印刷のほか、前記IDおよびパスワードの入力による印刷も可能であり、セキュリティ印刷用のIDまたはパスワードの少なくとも一方が設定されていない場合は、一括出力用パスワードの入力によってのみ印刷が可能であることを特徴とする印刷システム。
  19. セキュリティ印刷時の印刷データの一括出力の許否についての設定値を設定するステップと、
    前記設定された設定値をPJLに変換する変換ステップと、
    変換ステップによりPJLに変換した設定値を印刷データに付加して印刷ジョブを作成するステップと、
    前記作成した印刷ジョブを印刷装置に送信するステップと、
    をコンピュータからなる情報処理装置に実行させるためのプリンタドライバ。
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