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JP2011514450A - 異相構造繊維、テキスタイルシート、及びこれらの使用 - Google Patents

異相構造繊維、テキスタイルシート、及びこれらの使用 Download PDF

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JP2011514450A JP2010546215A JP2010546215A JP2011514450A JP 2011514450 A JP2011514450 A JP 2011514450A JP 2010546215 A JP2010546215 A JP 2010546215A JP 2010546215 A JP2010546215 A JP 2010546215A JP 2011514450 A JP2011514450 A JP 2011514450A
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Abstract

脂肪族ポリエステルが第一成分を形成し、ポリオレフィンが第二成分を形成する異相構造繊維であって、該ポリオレフィンが、前記ポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤を含有する前記異相構造繊維を開示する。これらの異相構造繊維を含むテキスタイルシートは、それらの機械的特性において、ポリオレフィンを基材とするテキスタイルシートに匹敵するが、これらは、微生物の作用により、ポリオレフィンを基材とするテキスタイルシートより効率的に分解される。
【選択図】なし

Description

本出願は、改良された生分解性を伴った、コア−シースタイプの異相構造繊維に関する。これらの繊維を含むテキスタイルシートは、テキスタイル用途又は産業用途などの異なる分野の用途において使用することができる。テキスタイルシートは、不織のものとして調製することが好ましく、これをパーソナルケア製品において使用することができる。
生分解性繊維及びこれらから製造されるテキスタイルシートが知られている。生分解性を改良するためのひとつのアプローチは、例えばポリオレフィンと比較して改良された生分解挙動を示すことが知られているポリマーを使用することである。ポリマーの生分解性を改良するための別のアプローチは、使用後のポリマーの生分解の速度を改良する薬剤を転化することである。
特開2007−197,857号公報(特許文献1)及び米国特許第6,197,237号(特許文献2)公報は、ポリオレフィンとポリ乳酸との混合物の繊維、又は、ポリオレフィンと脂肪族ポリエステルポリマーと両方のポリマーのための相溶化剤との混合物の繊維を含むスパンボンドを開示している。ポリオレフィンは、脂肪族ポリエステルポリマーのマトリクス中においてミクロ相の形態で存在する。
米国特許出願公開第2006/0159918A1明細書(特許文献3)は、保存に安定したテナシティ(tenacity)を示す生分解性繊維を開示している。これらの繊維は、引き出され(drawn)及び/又は波形にされ、生分解性ポリマー、例えばポリ乳酸などの脂肪族ポリエステルを含み、少なくとも1.5g/デニールの初期テナシティを示し、周囲条件において120日間貯蔵する間に実質的に変化しないままである。
特開2006−030905号公報(特許文献4)は、高分子量のポリ乳酸と低分子量のポリ乳酸から作られた異相構造繊維であるポリ乳酸短繊維により作られた繊維構造体からなる音吸収材料を開示している。更に、このポリ乳酸短繊維は、ポリ乳酸コアと芳香族ポリエステルシースによるコア−シースタイプの形態で作ることができる。
特開2000−054227号公報(特許文献5)は、ポリエチレンなどのポリオレフィンを基材とするポリマーである第一成分と、ポリ乳酸を基材とするポリマー又は選択されたポリマーのブレンドである第二成分とからなるポリオレフィンを基材とするコンジュゲート繊維を開示している。前記第二成分は、繊維表面の一部に部分的に曝露するように配置される。異なる構成のコンジュゲート繊維、例えば、ポリオレフィンコアと前記第二成分のシースとを有するコア−シースタイプが開示されている。
使用後の分解速度を促進する補助剤を添加することによりポリオレフィンの生分解性を改良することが、例えば、以下の文献に開示されている:特開2004−182877号公報(特許文献6);特開2005−255744号公報(特許文献7);特開平05−345836号公報(特許文献8);韓国特許1002−88,054B(特許文献9);韓国特許10−1995−0113,175B(特許文献10);韓国特許10−2001−0113,577B(特許文献11);韓国特許10−2003−0071,175B(特許文献12);米国特許3,903,029号明細書(特許文献13);及び国際公開WO2001−39,807A(特許文献14)。使用後のポリオレフィンの分解速度を改良するための補助剤は、商業的に入手可能である。その例は、Envirocare(Ciba)、Addiflex(Add-X Biotech AB)及びECM 6.0204(ECM Biofilms)の製品である。
既知の製品は既に生分解性の要件を満足することができるが、これらの製品は他の側面においては最適ではないことが多い。例えば、ポリ乳酸から作られた不織布は、高い収縮性又は狭い熱接着(thermobonding)ウィンドウを有することが多い。ポリオレフィンから作られた不織布は、これらの欠点を回避することができるが、油及び気体に由来し、再生可能な基礎製品ではない。
化石資源の量が限られているために、代替プラスチックで作られた製品が現在ますます重要になっている。かかる代替プラスチックとしては、再生可能な資源から作られたポリマー、又は、生分解性であるか若しくはたい肥にできるポリマーが挙げられる。通常、これらのプラスチックは、“生分解性プラスチック”と分類される。かかるプラスチックの典型的な例は、デンプン、セルロース、又はポリ乳酸(PLA)である。PLAは、再生可能な資源の利点と、釣り合いのとれた生態バランスを提供する生分解性を組み合わせている。 かかる生分解性プラスチックから作られた廃棄製品の処理は、たい肥化により行うことができる。生分解プロセスにより、かかる材料は、二酸化炭素、水、及びバイオマスへと完全に分解する。これゆえに、廃棄物はたい肥化又は埋め立てにより処理することができ、熱処理は必要が無い。溶融紡糸工程において、PLAは、良好な加工性をもつプラスチックとして知られている。広い範囲の繊度をもつフィラメントを紡糸することができる。しかし、いくつか不充分な点が見られる可能性がある:例えば、PLA繊維の接着温度ウインドウは狭い。これゆえに、一般に、不織布の強さは、ポリエステル又はポリプロピレンから作られた慣用的な不織布について知られているより低い。更に、PLA不織布の高い収縮性は考慮しなければならない。PLA不織布の欠点は、例えば、繊維中のPLAが被覆される場合に克服することができる。例として、コア中に生分解性プラスチック(PLAのような)、シース中に慣用的なプラスチック(ポリオレフィンのような)を含有する複合フィラメントを作ることができる。かかる複合フィラメントは、より広い接着温度ウィンドウを提供する。また、不織布の収縮性は首尾よく低減することができる。残念ながら、コア中に生分解性プラスチック、シース中にポリオレフィンを有する複合フィラメントから作られた不織布の利点は、組み合わされたものだが、生分解性又はたい肥化可能性が失われている。シース中のポリオレフィンは、非分解性プラスチックであり、フィラメントのコア中の生分解性プラスチックを保護している。
結果として、分解プロセスは抑制され、又は部分的に妨げられている。
特開2007−197,857号公報 米国特許第6,197,237号公報 米国特許出願公開第2006/0159918A1明細書 特開2006−030905号公報 特開2000−054227号公報 特開2004−182877号公報 特開2005−255744号公報 特開平05−345836号公報 韓国特許1002−88,054B 韓国特許10−1995−0113,175B 韓国特許10−2001−0113,577B 韓国特許10−2003−0071,175B 米国特許3,903,029号明細書 国際公開WO2001−39,807A
本発明のひとつの目的は、再生可能な基礎製品を高い割合で含み、例えば熱接着の温度ウィンドウ又はポリオレフィン繊維及びそれから作られるテキスタイルシートの収縮性などの特性を示す、繊維及びこれらの繊維を含有するテキスタイルシートを提供することである。
本発明の別の目的は、容易に生分解性であるこれらの繊維を含有する繊維及びテキスタイルシートを提供することである。
本発明の更に別の目的は、ポリオレフィン繊維の製造において既に使用されている方法パラメータを用いて慣用的な紡糸装置で製造することができる繊維を提供することである。
本発明の更なる目的は、以下の説明から明らかになるであろう。
一の態様において、本発明は、脂肪族ポリエステル又は脂肪族ポリエステルの混合物を第一成分として含み、かつ、ポリオレフィン又はポリオレフィンの混合物を第二成分として含み、かつ、該第二成分中に、前記ポリオレフィンの生分解性を改良する有効量の補助剤を含む、異相構造繊維に関する。
別の態様において、本発明は、上述の異相構造繊維を含むテキスタイルシートに関する。
予想外なことに、選択された溶融紡糸可能なポリマーを第一成分として、例えば、シース−コア異相構造繊維のコア中に、選択された補助剤を伴うポリオレフィンを第二成分として、例えば、シース−コア異相構造繊維のシース中に組み合わせることにより、ポリオレフィン繊維と同様の特性を示す、容易に生分解可能な繊維が形成されることを発見した。
本発明の異相構造繊維のコアのポリマー成分は、脂肪族ポリエステル又はその混合物である。このほかに、第一成分は、充填剤、顔料、艶消し剤(matting agents)、加工助剤(processing agents)、帯電防止剤、又は生分解性を改良するための補助剤などの、添加剤を含有することができる。
第一成分の脂肪族ポリエステルは、生分解性の溶融紡糸可能な合成ポリマーである。
“生分解性”という用語は、本明細書を通して、環境条件下で分解又は腐食する生成物を定義するために使用する。これゆえに、80℃の乾燥器キャビネットを用いたオーブン促進老化試験に6日間供した場合に、生成物の引張強度及び/又はピーク伸びの低減が初期値の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%である場合、これらの生成物は本明細書に関して生分解性であると考えられる。生分解プロセスに関するかかる試験手順は、米国特許公開第2007/0243350A1号明細書に記載されている。
第一成分のポリマーは、ひとつのカルボン酸基(又は、エステル基などの、そのポリエステル形成誘導体)とひとつの水酸基(又は、エーテル基などの、そのポリエステル形成誘導体)とをもつ脂肪族成分から誘導されるか、又は、ふたつのカルボン酸基(又は、エステル基などの、そのポリエステル形成誘導体)をもつ脂肪族成分と、ふたつの水酸基(又は、エーテル基などの、そのポリエステル形成誘導体)をもつ脂肪族成分との組合せから誘導される。
“脂肪族ポリエステル”という用語は、もっぱら脂肪族成分及び/又は脂環式成分からの作られたポリエステルのほかに、これらのポリエステルの生分解性がこれにより悪影響を受けない限り、脂肪族単位及び/又は脂環式単位のほかに芳香族単位を含有するポリエステルも包含する。ひとつのカルボン酸基とひとつの水酸基とをもつ脂肪族成分から誘導されるポリマーは、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)とも呼ばれる。その例は、ポリヒドロキシブチレート(PHB)、ポリ−(ヒドロキシブチレート−コ−ヒドロキシバレテレート(PHBV)、ポリ−(ヒドロキシブチレート−コ−ポリヒドロキシヘキサノエート)(PHBH)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ−(ε−カプロラクトン)(PCL)であり、好ましくはポリ乳酸(PLA)である。
ふたつのカルボン酸基をもつ脂肪族成分とふたつの水酸基をもつ脂肪族成分との組合せから誘導されるポリマーの例は、ポリブチレンコハク酸エステル(PBSU)、ポリエチレンコハク酸エステル(PESU)、ポリブチレンアジピン酸エステル(PBA)、ポリエチレンアジピン酸エステル(PEA)、ポリテトラメチ−レン アジペート/テレフタレート(PTMAT)などの、脂肪族ジオール及び脂肪族ジカルボン酸から誘導されるポリエステルである。
本発明の異相構造繊維の第二成分のポリマー成分は、ポリオレフィン又はその混合物である。その他に、第二成分は、ポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤を少なくとも有効量含有しなければならない。加えて、第二成分は、充填剤、顔料、艶消し剤、加工助剤、及び/又は、帯電防止剤などの、添加剤を含有することができる。
第二成分材料として使用されるポリオレフィンは、一般的には、α−オレフィンから誘導される。ポリオレフィンの典型的な例は、HDPE、LDPE、LLDPE、VLDPE及びULDPEなどのいずれかの形態のポリエチレン(PE)、又は、ポリ−(1−ブテン)、ポリ−(1−ペンテン)、又はポリ−(4−メチルペンテ−1−エン)などのいずれかの形態であるポリプロピレン(PP)である。ホモポリマーポリマーの他に、コポリマーも挙げられる。その例は、エチレンと一又はそれより多い共重合可能なα−オレフィンとのコポリマー、プロピレンと一又はそれより多い共重合可能なα−オレフィンとのコポリマー、好ましくはエチレン及び/又はプロピレンと、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、4−メチル−ペンテ−1−エン−、又は1−デセンなどの、より高級の1−オレフィンとのコポリマーである。
ポリオレフィンの更なる代表例は、ポリオレフィン主鎖上へのエチレン不飽和モノマーのグラフトに由来する部分を含有するポリオレフィs 及び/又はポリオレフィンのブレンドである。
第二成分のポリオレフィンは、前記ポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤を含有する。これらの補助剤は、本明細書の“発明の背景”のセクションに概説するように、当業者に知られている。
好ましくは、Envirocare(Ciba)、Addiflex(Add-X Biotech AB)、及びECM 6.0204(ECM Biofilms)などの製品を使用することができる。
ポリオレフィンの生分解性を促進する補助剤は、微生物の栄養素成分(好ましくは、デンプン)、無機粒子状化合物(炭酸カルシウムなど)、及び遷移金属塩(鉄、マンガン、コバルト、又は銅のカルボン酸塩など)を含有することが好ましい。かかる補助剤の例は、米国特許公開2007/0243350A1明細書にみられる。
ポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤の量は、広い範囲内で変動することができる。商業的な考慮事項から、通常、所望の程度のポリオレフィンの生分解性を確実に得るために、可能な限り低い量を使用する。この補助剤を高い量で使用する場合、上限は、異相構造繊維の形成において使用される紡糸プロセスにより与えられる。これゆえに、繊維形成プロセスを阻害しない限り、この補助剤の任意の量を使用することができる。
本発明の異相構造繊維の製造方法において使用される好ましい補助剤は、キャリアポリマーとしてのポリオレフィンとともにマスターバッチとして使用する。
本発明の繊維の製造方法において使用されるマスターバッチの典型的な量は、シース形成成分の全量に関して、0.05〜10重量%、好ましくは1〜6重量%、非常に好ましくは3〜5重量%の範囲である。
ポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤の、前記マスターバッチ内の典型的な濃度は、マスターバッチの全量に関して、0.075〜1.5重量%である。
本発明の繊維の製造方法において使用される好ましいマスターバッチは、25〜85重量%のポリオレフィンと、1〜30重量%のデンプン、2〜50重量%の炭酸カルシウム、及び0.5〜15重量%の金属塩を含む、生分解性を改良する補助剤とを含む。パーセントは、マスターバッチの全組成に関する。
第二成分におけるポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤の全量は、典型的には、第二成分を形成する成分の全量に関して、0.005〜0.5重量%、好ましくは0.01〜0.3重量%、非常に好ましくは0.03〜0.25重量%の範囲内である。
本発明の好ましい異相構造繊維は、PLAポリマーの第一成分を、非常に好ましくはコア−シース繊維のコアとして有する。
更なる好ましい本発明の異相構造繊維は、ポリエチレン及び/又はポリプロピレンの第二成分を、非常に好ましくはコア−シース繊維のシースとしてもつ。
本発明の別の好ましい態様において、ポリオレフィンの生分解性を改良する補助剤は、デンプン、及び遷移金属化合物の塩を含む。
本発明の追加の好ましい態様において、異相構造繊維の第一成分は、充填剤、好ましくはアルカリ土類金属の炭酸塩、特に好ましくは炭酸カルシウムを含む。
本発明の異相構造繊維は、無限繊維(フィラメント)又は有限長さの繊維(短繊維)であることができる。本発明の異相構造繊維は、典型的には、1〜10dtexの間のデニールをもつ。しかし、これは重大なものではなく、より小さい又はより高いデニールを提供することができる。好ましい繊維径は、10μmより大きく、特に10〜20μmである。
本発明の異相構造繊維は、異なるポリマー部分を任意の形状で含有することができる。例は、コア−シース、サイド・バイ・サイド(side-by-side)、又はアイランド・イン・ザ・シー(island-in-the-sea)の構成である。コア−シース構成が好ましい。本発明の異相構造繊維は、can have a cross- section of either shape. 断面の例は、Hearle J., "Fibers, 2. Structure" (ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Wiley-VCH: 2002, 1-85)にみられる。好ましい断面の例は、環状、長円状、三角形又は多角形、あるいは、三葉又は多葉である。
第一成分及び第二成分の量は、広い限界の範囲内で変動することができる。第一成分の典型的な範囲は、10〜90重量%である。第二成分の典型的な範囲は、90〜10重量%である。これらのパーセントは、繊維の全量に関する。好ましくは、第一成分の量は第二成分の量より高く、例えば、第一成分(コアなど)が55〜90重量%、第二成分(シースなど)が45〜10重量%である。
本発明の異相構造繊維は、テキスタイルシート、又は、二次紡糸ヤーン又はコードなどの他の形態の繊維ストランドに変形することができる。
本発明の繊維を含むテキスタイルシートは、いずれかの性質であることができる。その例は、ファブリック、編み物、ニットファブリック、グリッド、クラッチ、又は好ましくは不織布である。
本発明のテキスタイルシートは、当業者に知られているやり方で形成することができる。例えば、不織布は、湿潤配置(wet-laid)方法又は乾燥配置(dry-laid)方法により形成することができる。これらの方法の例は、梳毛(carded)ウェブの生成するための梳毛(carding)法及びスパンボンドウェブ(スパンボンド)の形成のためのスパンボンド法である。これらの後者の不織布が好ましい。
本発明のテキスタイルシートの製造は、典型的には、以下の工程:
a)本発明の異相構造繊維を場合により短繊維又はフィラメントなどの他のストランドとともにテキスタイルシート形成技術に供して、一次テキスタイルシートを供する工程、及び、
b)場合により、前記一次テキスタイルシートを当技術分野において知られている安定化処理に供する工程を含む。
製織(weaving)又は編組(knitting)などのテキスタイルシート形成技術のタイプに依存して、得られる一次テキスタイルシートは、充分に安定化されている。これらの場合においては、工程b)は必須ではないが、実施することができる。これゆえに、これらの場合において、一次テキスタイルシートは、最終テキスタイルシートを意味することができる。
不織布形成などの、他のタイプのテキスタイルシート形成技術において、一般的に得られる一次テキスタイルシートは、充分には安定化されていない。これらの場合の殆どにおいて、工程b)は必須である。これゆえに、これらの場合において、一次テキスタイルシートは、最終的なテキスタイルシートをもたらすために更に処理する必要がある。
本発明の繊維を含むか又は本発明の繊維からなる不織布の他に、他の材料から作られた不織布の層も存在することができる。また、これらの多層の不織布は、本発明の目的を構成する。
更に、テキスタイルシートは、本発明の繊維の他に、他のポリマーなどの、他の材料から作られる追加のストランドを含有することができる。他の材料から作られるこれらの追加のストランドは、短繊維、フィラメント、又はヤーンなどの、いずれかの形態であることができる。かかる追加のストランドを形成するポリマーの例は、セルロース、デンプン、タンパク質、及び/又は、ポリエステル、ポリアミド、又はポリアクリロニトリルなどの合成ポリマーである。
これまでに説明した一次テキスタイルシートは、それ自体知られているやり方でのシート形成プロセスの後に、安定化することができ、又は安定化する必要がある。この安定化処理は、針の作用による、及び/又は、ハイドロエンタングルメント(hydroentanglement)による、機械的な処理であることができ、あるいは、例えば、スタイルシートに添加することにより、及び/又は、一次テキスタイルシートを熱処理することにより、一次テキスタイルシートを形成する繊維を接着して、繊維及び/又は前記一次テキスタイルシート中に追加的に含めることができる任意のバインダー繊維を互いにくっつける安定化であることができる。
テキスタイルシートの他の既知の処理法は、その製造の間又はその後に行うことができる。例えば、テキスタイルシートは、印刷処理に供することができ、あるいは、テキスタイルシート、好ましくは不織布は、例えば、プロフィールカレンダーロールの作用により、その表面の少なくとも一方においてエンボス加工して、表面パターン、及び、テキスタイルシートの処理位置における単繊維の溶融接着に起因するテキスタイルシートの選択された部分の追加の固形化をもたらすことができる。
本発明の異相構造繊維のひとつの利点は、ポリオレフィンテキスタイルシートの製造から知られているシート形成技術により、既知のシート製造プロセスに関して知られている方法パラメータを変更することなく、これらを加工できるということである。
本発明のテキスタイルシートは、典型的には、10〜200g/m、好ましくは15〜50g/mの面積重量を有する。
本発明のテキスタイルシートは、パーソナルケア用途、例えば、ベビーケア(おむつ、ワイプ)、フェム(女性)ケア(パッド、サニタリータオル、タンポン)、アダルトケア(失禁製品)のための製品など、又は、化粧用途(パッド)に使用することができる。
また、本発明は、医療用途、例えば、保護布若しくは手術用カバーとして、又は、洗浄製品における、上述のテキスタイルシートの使用に関する。更に、上述のテキスタイルシートは、使用することができる。ろ過用途、音響保護、自動車用途のための製品において、ジオテキスタイルとして、農業におけるキャンバスカバーとして、植物育種のためのポットして、種及び/又は栄養素を含むシートのための不織布として、例えばショッピングバッグなどのバッグとして又は霜保護カバーとして、使用することができる。
以下の実施例は、限定することなく本発明を説明する。
比較例1
コア−シース構成をもつ異相構造繊維を溶融紡糸することにより、また、パイロットプラントにおいて15g/mの坪量のスパンボンドを形成することにより、不織布を製造した。コアの重量は75%であり、シースの重量は25%である。コアはPLAで作られ、シースはポリプロピレンで作られた。コアもシースも添加剤は含有しなかった。
比較例2
坪量26g/mのスパンボンドを製造したことを除いては比較例1の手順にしたがった。
比較例3
PLAコアにおいて、コアの重量に関して10重量%の炭酸カルシウム(Omyalene 102M)を使用したことを除いては比較例1の手順にしたがった。
比較例4
坪量26g/mのスパンボンドを製造したことを除いては比較例3の手順にしたがった。
実施例1
コア−シース構成をもつ異相構造繊維を溶融紡糸することにより、また、パイロットプラントにおいて15g/mの坪量のスパンボンドを形成することにより、不織布を製造した。コアの重量は75%であり、シースの重量は25%である。コアはPLAで作られ、シースはポリプロピレンで作られた。コアは、コアの重量に関して10重量%の炭酸カルシウム(Omyalene 102M)を含有した。シースは、シースの重量に関して3重量%の生分解性促進補助剤(Addiflex HE)を含有した。
実施例2
坪量26g/mのスパンボンドを製造したことを除いては実施例1の手順にしたがった。
以下の表に、比較例1〜4及び実施例1〜2において調製したスパンボンドの詳細をまとめる。
分解試験
不織布サンプルの分解性を確認するため、オーブン試験を行った。オーブン試験は、Add-X(添加剤の供給者)により推奨されたもので、たい肥化試験に充分に関係している。
不織布サンプルを引張試験及び伸び試験のために切断し、これらのサンプルを80℃の乾燥器キャビネット中に置いた。数日の処理の後、引張特性を測定した。結果を以下の表にまとめる。
結果の検討
PLA/PP(ポリプロピレン)異相構造繊維から調製されたスパンボンドは、焼き戻しの間に殆ど変化しないままである引張強度を示した。伸びの値は、1日以内にすぐに減少したが、その後は実質的に変化しないままであった。
PLA/PP異相構造繊維でコア中に炭酸カルシウム充填剤を含有するものから調製されたスパンボンドは、充填剤を含まないサンプルと同じ挙動を示した。しかし、充填剤の添加により、未処理のサンプルの引張強度及び伸びから大きく減少した。
PLA/PP異相構造繊維でコア中に炭酸カルシウム充填剤を含有しシース中に分解促進補助剤を含有するものから調製されたスパンボンドは、熱処理前の充填サンプルと同じ引張強度及び伸びを示した。4日以降の焼き戻しの後、引張強度及び伸びの値は有意に減少し、スパンボンドが劣化したことを示した。最終的には、これらのサンプルの一部は触ったときに崩壊した。
これらの結果は、既知の不織布の引張特性を示す完全に生分解性であるPLA/PP複合不織布を製造可能であることを実証している。

Claims (16)

  1. 脂肪族ポリエステル又は脂肪族ポリエステルの混合物を第一成分として含み、かつ、ポリオレフィン又はポリオレフィンの混合物を第二成分として含み、かつ、該第二成分中において、前記ポリオレフィンの生分解性を改良する有効量の補助剤を含む、異相構造繊維。
  2. シース−コア形態であり、該第一成分がコアを形成し、該第二成分がシースを形成する、請求項1記載の異相構造繊維。
  3. 該第一成分がポリ乳酸からつくられている、請求項1記載の異相構造繊維。
  4. 該第二成分がポリエチレン又はポリプロピレンを含む、請求項1記載の異相構造繊維。
  5. 前記ポリオレフィンの生分解性を改良する該補助剤が、デンプンと遷移金属化合物の塩とを含む、請求項1記載の異相構造繊維。
  6. 該第一成分が、アルカリ土類金属の炭酸塩、好ましくは炭酸カルシウムを含む、請求項1記載の異相構造繊維。
  7. 請求項1記載の異相構造繊維を含むテキスタイルシート。
  8. 前記テキスタイルシートが不織布である、請求項7記載のテキスタイルシート。
  9. 該腐食布がスパンボンド式である、請求項8記載のテキスタイルシート。
  10. 該異相構造繊維に加えて、他の繊維、好ましくは、ポリオレフィン繊維、ビスコース繊維、ポリエステル繊維、及びポリアミド繊維からなる群から選択される繊維、が存在する、請求項7記載のテキスタイルシート。
  11. 請求項1記載の異相構造繊維の、パーソナルケア製品における使用。
  12. 請求項6〜9に記載のテキスタイルシートの、パーソナルケア製品における使用。
  13. 該パーソナルケア製品が、おむつ、ワイプ、パッド、サニタリータオル、又はタンポンである、請求項11記載の使用。
  14. 該パーソナルケア製品が、おむつ、ワイプ、パッド、サニタリータオル、又はタンポンである、請求項12記載の使用。
  15. 医療用途における、洗浄製品における、ろ過用途における、音響保護のための、自動車用途における、ジオテキスタイルとしての、農業におけるキャンバスカバーとしての、植物育種のためのポットしての、種及び/又は栄養素を含むシートのための不織布としての、バッグとしての、又は霜保護カバーとしての、請求項1記載の異相構造繊維の使用。
  16. 医療用途における、洗浄製品における、ろ過用途における、音響保護のための、自動車用途における、ジオテキスタイルとしての、農業におけるキャンバスカバーとしての、植物育種のためのポットとしての、種及び/または栄養素を含むシートのための腐食布としての、バッグとしての、又は霜保護カバーとしての、請求項7記載のテキスタイルシートの使用。
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