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JP2011502007A - 潤滑性眼内レンズ挿入デバイス - Google Patents

潤滑性眼内レンズ挿入デバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、潤滑性挿入チップアセンブリーを含む眼内レンズ挿入デバイスを作製する方法及びそのデバイスそれ自体に関する。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
[背景]
ヒトの眼は水晶体に有害な影響を与え得る数多くの疾患に影響を受けやすい。ある種の疾病及び疾患はまた直接的又は副次的に眼の生来の水晶体に損傷を及ぼし、それにより視力低下及び失明さえもたらすことがある。たとえば白内障は、糖尿病等の疾患の合併症として起こり得る、角膜における不透明な増殖である。白内障は単に老化の結果によって起こることもある。幸運なことに、現代医科学は水晶体損傷の最も重篤な結果を緩和すること及びそれに罹患した患者に人生の新たな展望を与えることができる。これを達成するための方法は、損傷を受けた生来の水晶体を外科的に除去し、これを眼内レンズ又はIOLと称されるポリマー製の人工レンズで置き換えることである。
IOLは、殆どの場合に白内障手術の症例であるように損傷を受けた生来の水晶体の全置換として眼の中に埋め込むことができ、又は生来の水晶体がまだ機能している眼の視力を矯正するために埋め込むことができる。
一般に、IOLは生来の水晶体の機能を実質的に置き換え又は増強するIOLの部分である円板状の光学部と、光学部から半径方向外向きに延び、それ自体を眼の部分に強固に固定して光学部の位置を確保する任意の数の可撓性部材又は触角部とを含む。眼の中へのIOLの埋込みには、外傷を低減し治癒を促進するために好ましくはできるだけ小さい外科的切開を眼の中に作製するステップが含まれる。
初期世代のIOLはポリ(メチルメタクリレート)等の硬い生体親和性のポリマーから構成されていた。これらのレンズを内部に挿入するためには、比較的大きな、それゆえに望ましくない切開を眼の中に施す必要があった。この問題に対処するために、変形可能な、即ち可撓性のIOLが次に開発された。典型的な変形可能IOLはシリコーンポリマー及びヒドロゲルから作製されたIOLである。変形可能IOLは巻いて筒状にすること又は畳んで種々の形状にすることができ、それらの全ては眼の中に挿入するために実質的に低減された輪郭を示す。そのような変形可能レンズが用いられる場合は、1〜3mmという小さな切開が一般的である。
巻いた/畳んだIOLの眼の中への挿入を助けるために数多くのデバイスが創出され、他にも多くが提案されている。現在の1つの表明においては、IOLは最初にタコスに似た形状に畳まれ、次いで挿入カートリッジ又は「挿入チップ」を通して押し込まれ、それによりIOLは徐々に巻かれて筒状になり、その形態で上記のような極小の切開を通して眼の中に容易に挿入することができる。しかし、変形可能IOLに用いられるポリマー及び挿入デバイスに用いられるポリマーの性質のために、巻かれたIOLと挿入チップのポリマーとの間に大きな摩擦力がしばしば発生した。この摩擦はあまりにもしばしばIOLが使用不能になるほどのIOLの損傷をもたらすことがあり、その場合には手術を繰り返さなければならなかった。
必要とされるものは、現在用いられているものよりも潤滑性で、挿入デバイスから眼の中へのIOLの移送を容易にする挿入カートリッジ又はチップである。本発明は、そのような潤滑性デバイスを提供する。
[発明の概要]
したがって1つの態様においては、本発明は、ポリマー製挿入チップアセンブリーを有する眼内レンズ挿入デバイスを準備するステップと、挿入チップアセンブリーを第1の溶媒に溶解したポリマー下塗り剤と接触させるステップと、挿入チップアセンブリーを下塗り剤/第1の溶媒との接触から取り出して下塗りした挿入チップを形成するステップと、下塗りした挿入チップアセンブリーを乾燥するステップと、下塗り及び乾燥した挿入チップアセンブリーを硬化させるステップと、下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップアセンブリーを挿入チップアセンブリーポリマーのヒルデブランド溶解度パラメーターよりも約0.5cal/cc〜約2.5cal/cc大きなヒルデブランド溶解度パラメーターを有する第2の溶媒又は溶媒系に溶解した潤滑性ポリマーと接触させるステップと、下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップアセンブリーを潤滑性ポリマー/第2の溶媒から取り出して潤滑性挿入チップアセンブリーを形成するステップと、潤滑性挿入チップアセンブリーを乾燥するステップと、潤滑性挿入チップアセンブリーを硬化させるステップとを含む方法に関する。
本発明の1つの態様においては、下塗りポリマーは約0.1%〜約10%の濃度で第1の溶媒に溶解される。
本発明の1つの態様においては、下塗りポリマーは約0.25%〜約1.0%の濃度で第1の溶媒に溶解される。
本発明の1つの態様においては、挿入チップアセンブリーは約20℃〜約100℃で約30秒〜約24時間、下塗り剤/第1の溶媒と接触させられる。
本発明の1つの態様においては、下塗りした挿入チップアセンブリーは常温で約5分〜約12時間、乾燥される。
本発明の1つの態様においては、下塗り及び乾燥した挿入チップアセンブリーは約30℃〜約110℃で約5分〜約12時間、硬化される。
本発明の1つの態様においては、潤滑性ポリマーは約0.1%〜約50%の濃度で第2の溶媒に溶解される。
本発明の1つの態様においては、下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップアセンブリーは約20℃〜約100℃で約30秒〜約24時間、潤滑性ポリマー/第2の溶媒と接触させられる。
本発明の1つの態様においては、潤滑性挿入チップは常温で約5分〜約12時間、乾燥される。
本発明の1つの態様においては、乾燥した潤滑性挿入チップは約30℃〜約110℃で約5分〜約12時間、硬化される。
本発明の1つの態様においては、挿入チップアセンブリーはポリプロピレンを含む。
本発明の1つの態様においては、下塗り剤はポリプロピレンコポリマーを含む。
本発明の1つの態様においては、ポリプロピレンコポリマーはポリ(プロピレン−graft−無水マレイン酸)である。
本発明の1つの態様においては、第1の溶媒はテトラヒドロフラン、イソプロパノール/水50:50、エタノール:クロロホルム70:30及び水/テトラヒドロフラン60:30からなる群から選択される。
本発明の1つの態様においては、下塗り剤は約0.4%〜約0.6%の濃度で第1の溶媒に溶解される。
本発明の1つの態様においては、挿入チップアセンブリーは約20℃〜約40℃の温度で約15秒〜約2分間、下塗り剤/第1の溶媒と接触させられる。
本発明の1つの態様においては、下塗りした挿入チップアセンブリーは常温で約1〜約4時間、乾燥される。
本発明の1つの態様においては、下塗り及び乾燥した挿入チップアセンブリーは約80℃〜約90℃で約2〜約4時間、硬化される。
本発明の1つの態様においては、潤滑性ポリマーはヒドロメッド(HYDROMED)640(商標)、ヒドロスリップ(HYDROSLIP)C(商標)、ポリビニルピロリドン、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルメチルセロソルブ)、ポリ(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)及びヒアルロン酸からなる群から選択される。
本発明の1つの態様においては、第2の溶媒は四塩化炭素、キシレン、酢酸エチル、トルエン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、クロロホルム、トリクロロエチレン、セロソルブアセテート、メチルエチルケトン、アセトン、ジアセトンアルコール、塩化エチレン、塩化メチレン、ブチルセロソルブ、ピリジン及びモルホリンからなる群から選択される。
本発明の1つの態様においては、潤滑性ポリマーは約0.5%〜約5%の濃度で第2の溶媒に溶解される。
本発明の1つの態様においては、下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップは約20℃〜約40℃で約15秒〜約5分間、潤滑性ポリマー/第2の溶媒と接触させられる。
本発明の1つの態様においては、潤滑性挿入チップは常温で約1時間〜約3時間、乾燥される。
本発明の1つの態様においては、乾燥した潤滑性挿入チップは約80℃〜約90℃で約1時間〜約3時間、硬化される。
本発明の1つの態様は、請求項1の方法によって作製された潤滑性挿入チップである。
[詳細な説明]
[図面の簡単な説明]
図面は本発明の理解における助けとしてのみ提示されている。これらはいかなる様式においても決して本発明の範囲を限定することを意図しておらず、そのように解釈すべきでもない。
代表的な眼内レンズ挿入デバイスの図解である。
[考察]
そうでないと明示的に述べない限り、本明細書において単数の使用は複数を含み、逆も同様である。即ち、「a」及び「the」は、その単語が修飾するものは何でも1又は複数を指すと理解すべきである。非限定的な例として、「潤滑性ポリマー」は、それが意図されていないと明示的に述べない限り又は文脈から明らかに明確でない限り、1つのそのようなポリマー、2つのそのような薬剤、又は正しい状況においてより多くのそのようなポリマーを含む。同様に、「溶媒」は、これもそれが意図されていないと明示的に述べない限り又は文脈から明確でない限り、単一の溶媒又は2以上の溶媒の混合物を指すことがある。
本明細書において、「約」、「実質的に」、「本質的に」及び「およそ」等(限定するものではないが)の近似的な単語は、「約」、「実質的に」等であると言及される特徴が厳密に特許請求の範囲において明示的に説明されるものである必要はなく、ある程度は変動してもよいことを意味する。特徴がどの程度まで変動してよいかは、どれくらい大きな変化がその特徴に組み込まれて、変更された特徴が当業者によってなお、変更前の特徴の特性及び機能を有していると認識されることができるかに依存するであろう。一般には、しかし上記の考察に従って、「約」等の近似的な単語によって変更された本明細書における数値は、規定された値から少なくとも±10%変動してもよい。したがって、たとえば「約30℃」は少なくとも27℃〜33℃の範囲を意味する。
本明細書においては、「眼内レンズ挿入デバイス」(ILID)は、眼の中の極めて小さな(1mm〜3mm)切開を通しての折り畳み式眼内レンズ(FIOL)の挿入を容易にし、その後でレンズが広がって、何らかの理由で除去しなければならなかった生来の角膜を置換する人工レンズになるように設計されたデバイスを指す。事実上全てのILIDはインジェクターチップ、即ち実際に眼の中に入り、それを通してFIOLが生来の水晶体によってそれまで占められていたスペースに挿入されるデバイスの一部を含む。インジェクターチップはILIDの本体と一体になっていてもよく、又はILIDの本体から分離できてもよい。いずれの型のインジェクターチップも本発明の方法に適するであろう。インジェクターチップがILIDの本体と一体になっていれば、インジェクターチップを含むILIDの端部は本発明の方法の対象となるであろう。インジェクターチップがILIDの本体から分離できるならば、これを取り外して別個に本発明の方法を適用し、次にILIDの本体と再組み立てしてもよい。
代表的な(ILID)10を図1に示す。図1Aは完全に組み立てたデバイスを示し、一方図1Bはその種々の部分を表すために分解したデバイスを示す。上で指摘したように、本発明の目的のためのデバイスの重要な要素は、患者の眼の中に挿入される前にFIOLがその中に位置づけられ、FIOLが眼の中に入るためにその中を通過しなければならないチップアセンブリー15である。本発明の潤滑性ポリマーで被覆されるのはチップアセンブリーである。図1に示すILID及びチップアセンブリーは議論の目的のみに提供され、いかなる様式でも本発明の範囲を限定することを意図しておらず、そのように解釈すべきでもないことを強調する。現在多くのILIDのデザインが用いられており、文献には多くの他のものが開示されており、また時の経過とともにより多くのものが現れるであろうと思われる。そのようなILIDはいずれも、患者の眼の眼内スペースに挿入され、それを通して折り畳まれた眼内レンズがそのスペースに通過し、そこで広がって患者の新しいレンズになるポリマーチップアセンブリーを含むならば、本明細書の方法に修正可能であろう。したがって、患者の眼に挿入されるべきFIOLと接触する表面がポリマーを含むならば、それらは本発明の方法に適しており、そのようなインジェクターは全て、現在知られているか将来開示されるかに関わらず、本明細書の方法の潤滑性被覆からの利益を受けるであろう。
本明細書においては、「チップ」、「挿入チップ」、「チップアセンブリー」及び「挿入チップアセンブリー」は互換可能に用いられ、ILIDがFIOLを患者の眼に注入するために用いられる際にいかなる時にもFIOLと接触するILIDの全ての部分を指す。これはまたさらに、ILIDのその部分がFIOLと接触するか否かに関わらず、患者の眼の任意の部分と接触するILIDの任意の部分を指す。即ち、FIOLと接触することになるチップアセンブリーの内部を潤滑し、それによりチップアセンブリーポリマーとFIOLポリマーとの間の摩擦を低減することが本発明の態様であるが、眼の中に挿入されるチップの部分の外表面も本発明の潤滑性ポリマーの被覆から利益を受け、その眼の中への挿入及び眼からの除去が容易になることが理解される。
「チップが用いられる際」は、手術の実施の直前であろうと、実際の手術の時に充分先立つ時に実施されるプレローディング手技の結果としてであろうと、FIOLがILIDに装入される時から、チップが実際に患者の眼に挿入され、FIOLがチップを通って内部の眼に放出され、またチップが最終的に眼から回収される間及びこの時を含む任意の時間を指す。
本明細書においては、「ポリマー下塗り剤」は、挿入チップを含むポリマーに関して良好な接着特性及び潤滑性ポリマーに関して良好な接着特性を示すポリマー又はポリマーブレンドを指す。したがって、下塗り層は挿入チップポリマーと潤滑性ポリマーとの間の接着強化中間物としての役割を果たす。下塗り剤はその構成単位の少なくとも1つがチップポリマーと親和性があり、少なくとも1つの構成単位が潤滑性ポリマーと親和性があるコポリマーであることが、現在のところ好ましい。「構成単位」は、それからコポリマーが誘導されるモノマーが反応してポリマーを形成した後にコポリマー中に出現する際の繰り返し単位を指す。たとえば、ポリプロピレンは、モノマーCH=C(CH)から誘導される構成単位−CHCH(CH)−を含む。
ILIDチップアセンブリーを下塗り剤/第1の溶媒に「接触させること」は、デバイスが使用される際に随時FIOLと接触することになるチップアセンブリーの少なくとも全ての表面を、示された温度で必要な時間、下塗り剤の溶媒中の溶液と緊密かつ連続的に接触させることを意味する。時間及び温度は本明細書の開示に基づいて容易に実験的に決定され、単に挿入チップの全体構造になんら損傷を与えることなく挿入チップの上に堅固な潤滑被覆を形成する時間及び温度を指す。
本明細書においては、第1の溶媒は、下塗りポリマーを完全に溶解し、必須ではないが好ましくはチップアセンブリーポリマーを膨潤させ、下塗りポリマーとチップアセンブリーポリマーとを緊密に相互作用させて、チップアセンブリーポリマーを膨潤させる能力がない溶媒を使用した場合よりも堅固な界面を創出することができる任意の溶媒を指す。しかしながら本発明の目的のためには、第1のポリマーの溶液が挿入チップポリマーを充分に濡らし、均一な下塗り層の形成を可能にする限り、この目的を達成する任意の溶媒を使用することができる。
下塗りポリマーは比較的低い濃度、即ち約0.1%〜約10%、現在のところ好ましくは約0.25%〜約1.0%で第1の溶媒に溶解される。
下塗り剤は当技術で知られた任意の手段でインジェクターチップに塗布される。最も単純で現在のところ好ましい手段は、挿入チップをポリマー/第1の溶媒の溶液に単に浸漬することである。インジェクターチップは比較的広い時間の範囲、即ち約30秒〜約24時間、下塗り剤/第1の溶媒に接触して放置してよい。これらの範囲の中の正確な時間は、本開示に基づいて当業者によって容易に確かめられるであろうことが理解されよう。
また挿入チップアセンブリーを作製するための特定のポリマー及び下塗りポリマーの性質に基づいて比較的広い温度範囲、即ち約20℃〜約100℃にわたって、挿入チップを下塗り剤/第1の溶媒に浸漬することも同様に可能である。
下塗り剤をインジェクターチップに塗布した後、比較的穏和な条件下、現在のところ好ましくはおよそ常温、即ちしばしば単に室温と称される、チップが存在する領域の環境温度で、下塗り剤を確実に乾燥させるための最小時間以上の実質的に任意の所望の時間、即ち一般には約5分〜約12時間、乾燥することによって溶媒を除去する。
下塗り層が乾燥すれば、これをより高い温度、即ち約30℃〜約110℃で、約5分〜約12時間、硬化させる。上記のように、正確な時間は本開示に基づいて当業者によって容易に決定されよう。
硬化した下塗り挿入チップを次に第2の溶媒に溶解した潤滑性ポリマーと接触させる。第2の溶媒は、潤滑性ポリマーを溶解することができ、かつ潤滑性ポリマーの溶液がチップアセンブリーと接触した際にチップアセンブリーポリマーを膨潤させて下塗りポリマーの潤滑性ポリマー及びチップアセンブリーポリマーと親和性のある部分が膨潤したチップアセンブリーポリマーと物理的に相互作用してチップアセンブリー上で下塗り剤及び潤滑性ポリマーの強固な接着層を創出することができるように選択される。これを達成するため、第2の溶媒又は溶媒の混合物は、チップアセンブリーポリマーのヒルデブランド溶解度パラメーター(HSP)よりも約0.5〜約2.5cal/cc高いHSPを有することが現在のところ好ましい。これにより、チップアセンブリーポリマーは膨潤するが溶解せず、チップアセンブリーの構造はプロセスにおいて損傷を受けないことが確実となろう。
上記の2つの基準を満足する適用できる溶媒を実験的に同定することは可能であるが、そのような溶媒を同定する現在のところ好ましい手段は、溶媒の固有溶解度パラメーターをチップアセンブリーポリマーの固有溶解度パラメーターと比較することである。固有溶解度パラメーターを測定する数多くの方法があるが、本発明の目的のために溶媒とポリマーとを比較するベースとしてヒルデブランド溶解度パラメーターδを用いることが現在のところ好ましい。しかしながら、選択した測定方法において溶媒とポリマーとに帰属された値が本明細書で規定したヒルデブランド値の値に直接関連する限り、固有溶解度の任意の測定方法を用いることができることが理解される。
ヒルデブランド溶解度パラメーター(HSP)は、非イオン性非水溶媒及び拡張によりポリマーの親和性の尺度であり、「類似のもの同士は溶解する」という経験則に数値を与えるものである。即ち、同様のδ値を有する溶媒は、相溶性又は混和性である可能性が幅広く異なったδ値を有する溶媒より高く、さらに、溶媒又は溶媒系のHSPに近いHSPを有するポリマーは、その溶媒又は溶媒系に溶解する可能性が非常に高いであろう。さらに、HSPの値は「溶媒強度」、即ち特定の液体がいかに強い溶媒であるかの尺度でもある。いくつかのHSP値を表1に示す。他のものは文献で発見できるか、当業者によく知られた方法で実験的に決定することができる。
Figure 2011502007
溶媒混合物(又は単に溶媒の混合物を指すために本明細書において用いられる「溶媒系」)のHSPが全混合物中のその百分率によって調整したそれぞれの溶媒のHSPの値を単に合計することによって容易に誘導できるという点で、HSPはやや独特である。たとえばトルエン2部とアセトン1部の混合物は9.10のHSPを有することになろう。即ち(8.91(.66)+9.77(.33))。したがって本発明及び当業者によって意図される溶媒系は、どの混合物が特定のポリマーと協働すべきかを容易に決定することができよう。
本発明の方法は一般的で、任意のポリマーから作製されたILIDチップの潤滑性を増大させるために有用であろうが、現在のところチップアセンブリーとしての工業的な使用に好ましいポリマーはポリプロピレンである。ポリプロピレンは約8.1のHSPを有する。したがって本明細書の方法によって要求される、ポリプロピレンを膨潤させることができる現在のところ好ましい溶媒又は溶媒混合物は、約8.6〜約10.6のHSPを有するべきである。
本明細書においては、潤滑性ポリマーは、表面に塗布して次に水系環境に置いた際に、潤滑性ポリマーが表面に存在しない場合におけるよりも表面を滑りやすくするものである。潤滑性ポリマー被覆と接触するFIOL等の他の表面は、より容易に、かつ表面間の摩擦力に由来する損傷的研摩接触が少なく、好ましくは損傷的摩擦接触なしに、処理された表面上を動く傾向があるであろう。本発明の方法において有用な潤滑性ポリマーには、自然発生ポリマー、半合成ポリマー及び合成ポリマーが含まれる。半合成ポリマーは、実験室において化学的に改質された自然発生ポリマーを指す。合成ポリマーは完全に人工のポリマーである。本発明の方法において使用できる自然発生ポリマーの例には、限定するものではないが多糖類、セルロース、デキストラン及びヒアルロン酸が含まれる。本発明の方法において使用できる半合成ポリマーの例には、限定するものではないがメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が含まれる。本発明の方法において使用できる潤滑性合成ポリマーには、これも限定するものではないがポリアルキレングリコール、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(N−アルキルアクリルアミド)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(エチレンイミン)、ポリアミド、ポリ(ビニルスルホン酸)及びポリウレタンが含まれる。
潤滑性ポリマーはヒドロゲルであることが、現在のところ特に好ましい。水和されて角膜内部等の水性環境に置かれた際に、ヒドロゲルの高含水率によってFIOLが横断するための非常に潤滑性の表面が得られる。上述のポリマーの多くは本質的にヒドロゲルであるか、或いは軽度の架橋によってヒドロゲル様にすることができる。ヒドロゲルを創出するための技術は当業者によってよく知られている。ポリプロピレンチップアセンブリーとともに使用される現在のところ好ましいヒドロゲルは、ポリ(プロピレン−graft−無水マレイン酸)である。
いかなる特定の理論にも固執するものではないが、下塗り剤及び潤滑性ポリマー鎖のチップアセンブリーポリマーとの物理的散在が、正式の相互貫入ポリマーネットワーク(IPN)又は半若しくは擬IPNさえも形成することなしに、強固でよく接着した被覆をもたらすと、現在のところ考えられる。正式のIPNには、化学結合の切断のみがストランドの分離をもたらすようにポリマーストランドがよりあわされている必要がある。これはポリマーの両方を架橋させることによって達成される。半又は擬IPNについては、2つのポリマーの一方のみが架橋され、困難ではあるが化学結合を切断することなしにポリマーストランドを分離できることを意味する。半/擬IPNは、1つのポリマーを調製し、それを架橋させ、次に第2のポリマーになるモノマー(1つ又は複数)をその中に浸透させることによって形成される。第1の未架橋ポリマーを形成し、架橋可能なポリマーを形成することができるモノマーをその中に浸透させることも可能である。潤滑性ILIDチップアセンブリーの形成において全、半又は擬IPNの用途を見出すことは可能であるが、それらを合成する方法は、眼の中に設置するために設計された最終製品を扱う場合には、いくつかの問題を生じる。第1に、IPN又は半若しくは擬IPNを調製するには少なくとも1つのモノマー材料が必要である。事実上通常というわけではないが、しばしば、そのようなモノマーは特に眼の中において生体親和性でなく、したがって最終の潤滑性被覆からいかなる未反応モノマーをも完全に除去するために多大の注意を払わなくてはならず、これは可能であることも不可能であることもあろう。本発明は、IPNを用いて作製することができるものに匹敵する強固な潤滑性被覆を提供する一方、本方法で使用される全てのポリマー、即ちILIDチップアセンブリーのポリマーはもちろん、より重要なことには下塗りポリマー及び潤滑性ポリマーが事前に精製され、そのためそれぞれのポリマーの組成が本発明の方法に組み込まれる前に完全に特性付けられるという点で、この困難を完全に回避している。
予想されるように、大部分の状況において潤滑性ポリマーとチップアセンブリーポリマーとは、組成及び物理特性において大きく異なっている。したがって、上記のようにトップアセンブリーポリマーと親和性のある構造単位及び潤滑性ポリマーと親和性のある構造単位を有する下塗り剤は、本発明の現在のところ好ましい実施形態である。その非限定的な例は、コポリマーが比較的親水性の構造単位をも含む、ポリプロピレンチップアセンブリーとともに使用するためのポリプロピレン含有コポリマー下塗り剤の使用であろう。チップアセンブリーポリマーがポリプロピレンである場合の使用のためのそのようなコポリマーの非限定的な例は、ポリプロピレン−graft−無水マレイン酸塩素化物である。ポリプロピレン−graft−無水マレイン酸塩素化物は、容易に入手できる市販品である。グラフトコポリマーにおいて、ポリプロピレン主鎖はもちろんチップアセンブリーのポリプロピレンと親和性であり、膨潤したチップアセンブリーポリマーとより緊密に散在しやすいであろう。他方、無水マレイン酸はマレイン酸に加水分解されて2つのカルボン酸部分をもたらすことができ、それが実質的な親水性とそれにより強化された親水性の潤滑性ポリマーとの親和性をもたらし、これがポリマーストランドの親水性部分のよりあわせを増大させる結果となる。
挿入チップアセンブリーポリマーについて本発明を実施するための非限定的な例示的一般的方法は、以下を含むポリプロピレンである:第1に、所望であればILIDチップを洗浄して表面の汚染物を除去してもよい。アルコール(たとえばエタノール)等の標準的な洗浄用溶媒を使用することができる。次に下塗りポリマーを上述のように選択した適当な溶媒に約0.25%〜約1.5%、現在のところ好ましくは約0.4%〜約0.6の濃度で溶解する。溶液の温度を約20℃〜約40℃に調節し、(洗浄した)チップアセンブリーを約15秒〜約10分、現在のところ好ましくは約15秒〜約2分、溶液に浸漬する。次にチップを溶液から取り出し、常温、約20℃〜約40℃で約1分〜約4時間、乾燥する。乾燥したら、チップを約60℃〜約110℃、現在のところ好ましくは約80℃〜約100℃の温度で、約1時間〜約4時間、硬化させる。乾燥したチップアセンブリーを次に、チップアセンブリーポリマーのHSPより約0.5〜約2.5cal/cc大きなHSPを有する溶媒中、約0.5%〜約5.0%の濃度の潤滑性ポリマー溶液の中に、約20℃〜約80℃、現在のところ好ましくは約40℃〜約50℃の温度で浸漬する。ILIDチップを潤滑性ポリマー溶液中に必要な時間浸漬すれば、これを取り出して常温で約1時間〜約3時間風乾する。これを次に約30℃〜約110℃、好ましくは約80℃〜約90℃で約1時間〜約3時間、硬化させる。
この場合も、正確な時間及び温度は、本明細書の開示の知識に基づいて当業者によって、必要以上の実験をすることなく容易に決定されるであろう。また既述のように、チップアセンブリーを潤滑性ポリマー溶液と接触させる任意の手段は本発明の範囲内であり、現在のところ好ましいのは単にチップアセンブリーを潤滑性ポリマー溶液に浸漬することである。
実施例1
ポリプロピレンチップアセンブリー10個を100mlのエタノールが入った200mlのガラスビーカーに入れた。テフロン(Teflon)被覆棒磁石を溶液中に入れ、表面の汚染物質を除去するために磁気攪拌器を用いて10分間、室温で溶液を攪拌した。次にチップアセンブリーをエタノールから取り出し、テフロンシート上に載せてオーブン中、60℃で6時間乾燥した。
ポリプロピレン−graft−無水マレイン酸塩素化物下塗り剤を0.5%の濃度でテトラヒドロフラン(THF)に溶解した。ポリマーの溶解を助けるために必要であればTHFを加熱することができるが、一旦ポリマーが溶解すれば次のステップの前に溶液を常温(室温)まで放冷する。
乾燥したチップを次に下塗り溶液中に45秒間浸漬し、取り出して、室温で2時間風乾し、次に85℃でさらに2時間、オーブンで硬化した。
その間に、市販のポリウレタンヒドロゲルであるヒドロメッド640(商標)を1.5%の濃度でTHFに溶解した。
下塗りしたチップアセンブリーを次にヒドロゲル/THF溶液に1分間浸漬し、取り出して、室温で2時間自然に乾燥し、次にさらに2時間、85℃のオーブンに入れた。オーブンのスイッチを切り、チップをオーブン中に入れたままで室温まで放冷した。
実施例2
下塗りしていないチップアセンブリーを用い、ヒドロメッド640を異なったHSPを有する種々の溶媒に溶解した以外は上記の方法に従った。被覆したチップアセンブリーの中にIOLを入れ、チップをILID本体に再び取り付けた。チップアセンブリーからIOLを放出するために必要な力を、IOLの放出の後のポリマー被覆の状態とともに測定した。結果を表2に示す。
Figure 2011502007
見られるように、本明細書に開示された範囲内のHSPを有する溶媒に溶解したヒドロゲルポリマーを適用したチップアセンブリーは、必要な力が少なく、また物的損傷を示さなかったが、好ましい範囲を外れるHSPを有する溶媒を用いたヒドロゲル/溶媒系に浸漬したチップは、IOLを放出するために実質的により大きな作動力を必要とし、また物的損傷の兆候を示した。
実施例3
ヒドロゲルとしてヒドロメッド640(商標)の代わりに0.2%ヒドロスリップC(商標)を用いて、実施例1に記載したものと同じ方法に従った。
実施例4
ヒドロゲルとして1.0%ポリビニルピロリドン(PVP−C15)を用いて、実施例1に記載したものと同じ方法に従った。PVP−C15は、イソプロパノール:THF50:50に溶解した。
実施例5
ヒドロゲルとしてエタノール:クロロホルム70:30に溶解した0.5%ポリヒドロキシエチルメタクリレート(MW5000)を用いて、実施例1に記載したものと同じ方法に従った。
実施例6
ヒドロゲルとしてヒドロメッド640(商標)の代わりに水:THF60:30に溶解した0.3%ヒドロキシプロピルメチルセルロースを用いて、実施例1に記載したものと同じ方法に従った。
実施例2の方法を用いてIOLとともに試験した際に、実施例のそれぞれによって、優れた潤滑性及び耐久性を示すILIDチップアセンブリーが得られた。

Claims (25)

  1. ポリマー製挿入チップアセンブリーを有する眼内レンズ挿入デバイスを準備するステップと、
    挿入チップアセンブリーを第1の溶媒に溶解したポリマー下塗り剤と接触させるステップと、
    挿入チップアセンブリーを下塗り剤/第1の溶媒との接触から取り出して下塗りした挿入チップを形成するステップと、
    下塗りした挿入チップアセンブリーを乾燥するステップと、
    下塗り及び乾燥した挿入チップアセンブリーを硬化させるステップと、
    下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップアセンブリーを挿入チップアセンブリーポリマーのヒルデブランド溶解度パラメーターよりも約0.5cal/cc〜約2.5cal/cc大きなヒルデブランド溶解度パラメーターを有する第2の溶媒又は溶媒系に溶解した潤滑性ポリマーと接触させるステップと、
    下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップアセンブリーを潤滑性ポリマー/第2の溶媒から取り出して潤滑性挿入チップアセンブリーを形成するステップと、
    潤滑性挿入チップアセンブリーを乾燥するステップと、
    潤滑性挿入チップアセンブリーを硬化させるステップとを含む方法。
  2. 下塗りポリマーが約0.1%〜約10%の濃度で第1の溶媒に溶解される、請求項1に記載の方法。
  3. 下塗りポリマーが約0.25%〜約1.0%の濃度で第1の溶媒に溶解される、請求項2に記載の方法。
  4. 挿入チップアセンブリーが約20℃〜約100℃で約30秒〜約24時間、下塗り剤/第1の溶媒と接触させられる、請求項1に記載の方法。
  5. 下塗りした挿入チップアセンブリーが常温で約5分〜約12時間、乾燥される、請求項1に記載の方法。
  6. 下塗り及び乾燥した挿入チップアセンブリーが約30℃〜約110℃で約5分〜約12時間、硬化される、請求項1に記載の方法。
  7. 潤滑性ポリマーが約0.1%〜約50%の濃度で第2の溶媒に溶解される、請求項1に記載の方法。
  8. 下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップアセンブリーが約20℃〜約100℃で約30秒〜約24時間、潤滑性ポリマー/第2の溶媒と接触させられる、請求項1に記載の方法。
  9. 潤滑性挿入チップが常温で約5分〜約12時間、乾燥される、請求項1に記載の方法。
  10. 乾燥した潤滑性挿入チップが約30℃〜約110℃で約5分〜約12時間、硬化される請求項1に記載の方法。
  11. 挿入チップアセンブリーがポリプロピレンを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 下塗り剤がポリプロピレンコポリマーを含む、請求項11に記載の方法。
  13. ポリプロピレンコポリマーがポリ(プロピレン−graft−無水マレイン酸)である、請求項12に記載の方法。
  14. 第1の溶媒がテトラヒドロフラン、イソプロパノール/水50:50、エタノール:クロロホルム70:30及び水/テトラヒドロフラン60:30からなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  15. 下塗り剤が約0.4%〜約0.6%の濃度で第1の溶媒に溶解される、請求項14に記載の方法。
  16. 挿入チップアセンブリーが約20℃〜約40℃の温度で約15秒〜約2分間、下塗り剤/第1の溶媒と接触させられる、請求項15に記載の方法。
  17. 下塗りした挿入チップアセンブリーが常温で約1〜約4時間、乾燥される、請求項16に記載の方法。
  18. 下塗り及び乾燥した挿入チップアセンブリーが約80℃〜約90℃で約2〜約4時間、硬化される、請求項17に記載の方法。
  19. 潤滑性ポリマーがヒドロメッド640、ヒドロスリップC、ポリビニルピロリドン、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシプロピルメチルセロソルブ)、ポリ(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)及びヒアルロン酸からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。
  20. 第2の溶媒が四塩化炭素、キシレン、酢酸エチル、トルエン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、クロロホルム、トリクロロエチレン、セロソルブアセテート、メチルエチルケトン、アセトン、ジアセトンアルコール、塩化エチレン、塩化メチレン、ブチルセロソルブ、ピリジン及びモルホリンからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
  21. 潤滑性ポリマーが約0.5%〜約5%の濃度で第2の溶媒に溶解される、請求項20に記載の方法。
  22. 下塗り、乾燥及び硬化した挿入チップが約20℃〜約40℃で約15秒〜約5分間、潤滑性ポリマー/第2の溶媒と接触させられる、請求項21に記載の方法。
  23. 潤滑性挿入チップが常温で約1時間〜約3時間、乾燥される、請求項22に記載の方法。
  24. 乾燥した潤滑性挿入チップが約80℃〜約90℃で約1時間〜約3時間、硬化される、請求項23に記載の方法。
  25. 請求項1に記載の方法によって作製された潤滑性挿入チップ。
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