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JP2011258591A - 半導体素子の検査方法、半導体素子の検査装置、及び半導体素子 - Google Patents

半導体素子の検査方法、半導体素子の検査装置、及び半導体素子 Download PDF

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JP2011258591A JP2010128992A JP2010128992A JP2011258591A JP 2011258591 A JP2011258591 A JP 2011258591A JP 2010128992 A JP2010128992 A JP 2010128992A JP 2010128992 A JP2010128992 A JP 2010128992A JP 2011258591 A JP2011258591 A JP 2011258591A
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Abstract

【課題】本発明は、半導体素子の高耐圧化のために最適な導体パターンを形成しつつ、導体パターンを検査できる半導体素子の検査方法、半導体素子の検査装置、及び半導体素子を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る半導体素子の検査方法は、ガードリング上に形成された第1導体パターンと他のガードリング上に形成された第2導体パターンとを有する半導体素子の検査方法であって、該第1導体パターンと該第2導体パターンとの間の抵抗値を測定し、導体異物の有無を検査する導体異物検査工程と、各導体パターンの2点間の抵抗値を測定し、各導体パターンの断線の有無を検査する断線検査工程と、を備える。そして、各検査工程では、プローブを各導体パターンに垂直に押圧して該抵抗値を測定することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の導体パターンを備えた半導体素子、当該半導体素子の検査方法、及び当該半導体素子の検査装置に関する。
半導体素子には、半導体素子の高耐圧化を目的としてガードリング構造が形成されることがある。ガードリング構造は、第1導電型の層のなかに環状の第2導電型の領域(ガードリング)を複数形成したものである。ガードリング上には、ガードリングの電位を安定化させるために、導体パターンが形成される。導体パターンはガードリング毎に形成される。導体パターンは、他の導体パターンと絶縁され、かつ断線がないことが要求される。
半導体素子の製造過程では、この要求を満たしているかを検査するための検査工程が実施される。このような検査工程の具体例は特許文献1に記載されている。特許文献1には、導体パターンの電気的特性を測定する検査工程が開示されている。具体的には、導体パターンの一部にパッドを形成し、当該パッドにプローブ針を押圧して導体パターンの電気的特性を測定する工程が開示されている。パッドはプローブ針を押圧しやすいように大面積で形成される。
特開2002−141474号公報
特許文献1に記載の検査工程を実施するためには、導体パターンの一部にパッドを設ける必要がある。そのため、半導体素子の高耐圧化の観点から最適な形状の導体パターンを形成できず、半導体素子を十分に高耐圧化できない場合があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、半導体素子の高耐圧化のために最適な導体パターンを形成しつつ、導体パターンを検査できる複数の導体パターンを備えた半導体素子、当該半導体素子の検査方法、及び当該半導体素子の検査装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体素子の検査方法は、ガードリング上に形成された第1導体パターンと該第1導体パターンと絶縁され他のガードリング上に形成された第2導体パターンとを有する半導体素子の検査方法であって、該第1導体パターンと該第2導体パターンとの間の抵抗値を測定し、該第1導体パターンと該第2導体パターンとの間の導体異物の有無を検査する導体異物検査工程と、該第1導体パターンの2点間の抵抗値を測定し、該第1導体パターンの断線の有無を検査する第1断線検査工程と、該第2導体パターンの2点間の抵抗値を測定し、該第2導体パターンの断線の有無を検査する第2断線検査工程と、を備える。そして、該各検査工程では、プローブを該第1導体パターン及び該第2導体パターンの一方若しくは両方に対して垂直に押圧して該抵抗値を測定することを特徴とする。
本発明の半導体素子は、半導体基板上に形成されたエミッタパターンと、該半導体基板上に該エミッタパターンを囲むように形成されたガードリングと、該ガードリング上に形成された導体パターンと、該導体パターンの上面の一部を外部に露出させるように該導体パターンを覆うオーバーコート膜と、を備えたことを特徴とする。
本発明の別の半導体素子は、半導体基板上に形成されたエミッタパターンと、該半導体基板上に該エミッタパターンを囲むように形成されたガードリングと、該ガードリング上に形成された導体パターンと、を備え、該導体パターンの一部は他の部分よりも厚くなるように形成されたことを特徴とする。
本発明の半導体素子の検査装置は、プローブを半導体素子の導体パターンに押圧して該導体パターンを検査する半導体素子の検査装置であって、プローブと、該プローブの押圧方向の力を緩和するように該プローブに取り付けられたスプリングと、該プローブと電気的に接続され、導体パターンの電気的特性を測定する測定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の別の半導体素子の検査装置は、プローブを半導体素子の導体パターンに押圧して該導体パターンを検査する半導体素子の検査装置であって、押圧方向の先端部分が平面となるように形成されたプローブと、該プローブと電気的に接続され、導体パターンの電気的特性を測定する測定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、半導体素子の高耐圧化のために最適な導体パターンを形成しつつ、導体パターンを検査できる。
半導体素子の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法を示すフローチャートである。 導体異物検査工程を説明する模式図である。 断線検査工程を説明する模式図である。 比較例の検査方法について説明する図である。 導体異物検査工程と断線検査工程を同時に行うことを説明する図である。 1回の測定で導体異物検査を実施することを説明する図である。 プローブと他のプローブの間を離間させて各検査を実施することを説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体素子の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体素子の検査工程について説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る検査装置を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る検査装置を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る検査装置の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る半導体素子の平面図である。 図14のY−Y破線における断面図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法について説明する。図1は半導体素子の平面図である。半導体素子10は、半導体基板にIGBTを形成して作られている。半導体素子10の中央にはゲート電極12及びエミッタ電極14が形成されている。ゲート電極12及びエミッタ電極14を囲むように導体パターン16a、16b、16c及び16dが形成されている。導体パターン16a、16b、16c及び16dはアルミを用いて形成されている。導体パターン16a、16b、16c及び16dはそれぞれ互いに絶縁されている。導体パターン16a、16b、16c及び16dを囲むようにチャネルストッパ電極18が形成されている。
図2は本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法を示すフローチャートである。まず、導体異物検査工程が実施される(ステップ20a)。導体異物検査工程は、導体パターン16a、16b、16c、及び16dに導体異物が付着していないか検査する工程である。
図3は導体異物検査工程を説明する模式図である。導体異物検査工程では、最初に導体パターン16a及び16bにプローブ22a及び22bが押圧される。プローブ22a及び22bは導体パターン16a及び16bに対して垂直に押圧させられる。プローブ22a及び22bは、測定部24と接続されている。測定部24は、電流計と電圧計を利用してプローブ22aとプローブ22bの間の抵抗値を測定する部分である。そして、測定部24、並びにプローブ22a及び22bにより導体パターン16aと16bとの間の抵抗値が測定される。導体パターン16aと16bが絶縁されていると、本工程で測定された抵抗値は非常に大きい値となる。ところが、図3に示すように、導体パターン16aと16bとを接続するように導体異物26が付着していると、この抵抗値は小さい値となる。
導体異物検査工程では導体パターン16aと16bの間の抵抗値だけでなく、導体パターン16bと16cの間の抵抗値と、導体パターン16cと16dの間の抵抗値ついても同様に測定される。そして、所定値よりも小さい抵抗値が測定された場合は、半導体素子10に導体異物が付着していると考えられるため、半導体素子10が没処理される(ステップ20b)。
導体異物検査工程で測定した抵抗値が所定値より高く、導体異物の付着が認められない場合は、断線検査工程へと処理が進められる(ステップ20c)。断線検査工程は導体パターン16a、16b、16c、及び16dに断線がないか検査する工程である。図4は断線検査工程を説明する模式図である。断線検査工程では、最初に導体パターン16aの2箇所にプローブ22a及び22bが押圧される。プローブ22a及び22bは導体パターン16aに対して垂直に押圧される。
そして、測定部24、及びプローブ22a、22bにより導体パターン16aの2箇所の間の抵抗値が測定される。導体パターン16aに断線がなければ、本工程で測定された抵抗値は小さい値となる。ところが、図4に示すように、導体パターン16aに断線部分28があると、この抵抗値は大きい値となる。図1に示したように導体パターン16aが環状に形成されているときは、導体パターン16aにおいてプローブ22a、22bが押圧される2箇所を結ぶ経路のいずれもが断線している場合、この抵抗値は特に大きい値となる。
断線検査工程では、導体パターン16aだけでなく、導体パターン16b、16c及び16dについても同様に検査が実施される。所定値より大きい抵抗値が検出された場合は、断線が生じていると考えられるため、半導体素子10が没処理される(ステップ20d)。本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法によれば、導体パターンに直接プローブを押圧するため、導体パターンにパッドなどを形成する必要はない。そのため、半導体素子の高耐圧化のために最適な形状の導体パターンを形成しつつ、導体異物及び断線の有無を検査できる。
本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法では、各検査工程において、プローブが導体パターンに対して垂直に押圧される。この意義の理解を容易にするため、比較例について説明する。図5は比較例の検査方法について説明する図である。比較例では、プローブ110がアルミ製の導体パターン112に対して斜めに押圧される。すなわち、プローブ110は導体パターン112に対して図5aの矢印で示す方向に押圧される。ここで、一般に導体パターン112は、パッドのように大面積で形成されていないため、斜め方向の押圧により容易にスライドしてしまう(図5bに破線の矢印で示す)。このスライドはアルミスライドと呼ばれるものである。比較例の場合、アルミスライドによりスライドした部分114が生じるので導体パターンの形状を変形させてしまうことがある。
ところが、本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法では、プローブは導体パターンに対して垂直に押圧されるため、プローブを直接導体パターンに押圧してもアルミスライドを回避できる。
本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法は様々な変形が可能である。例えば、導体異物検査工程と断線検査工程を同時に行っても良い。図6は導体異物検査工程と断線検査工程を同時に行うことを示す模式図である。プローブ30と32を導体パターン16aの異なる部分にそれぞれ押圧し、プローブ34を導体パターン16bに押圧する。また、測定部36はプローブ30と32の間の抵抗、及びプローブ32と34の間の抵抗を測定するように構成されている。このようにして、プローブ30と32の間の抵抗値の測定により断線検査を行いつつ、プローブ32と34の間の抵抗値の測定により導体異物検査を実施することで検査時間を短縮しても良い。
例えば、全ての導体パターンにプローブを押圧しておいて、1回の測定で導体異物検査を行っても良い。図7は1回の測定で導体異物検査を実施することを説明する模式図である。この場合、プローブ40、42、44、及び46はそれぞれ導体パターン16a、16b、16c、及び16dに押圧される。また、測定部50はプローブ40と42の間の抵抗、プローブ42と44の間の抵抗、及びプローブ44と46の間の抵抗を測定するように構成されている。これにより、1回の測定により導体異物検査を行い、検査時間を短縮できる。
例えば、プローブと他のプローブの間を離間させるようにしつつ、上述の各検査を行っても良い。図8はプローブと他のプローブの間を離間させて検査することを説明する模式図である。この場合、各プローブは相互に離間するように各導体パターンに押圧される。例えば、プローブ62は、プローブ60に最近接した場所(図8にX1で示す)から離れた場所(図8にX2で示す)に押圧される。このように、プローブ同士を離間させることにより、導体パターンが近接して配置されている場合にもプローブ同士の接触を防止できる。
なお、検査対象となる半導体素子は、導体パターンが形成されるものであればその材料や用途は特に限定されない。例えば、ガードリング構造上に導体パターンが形成されたダイオードやMOSFETその他の半導体素子に対して上述の検査を実施することができる。また、導体パターンとしてフィールドプレートや配線が形成されている半導体素子にも上述の検査を実施することができる。
測定された抵抗値を導体異物検査及び断線検査以外の検査に活用しても良い。例えば、TiNなどの導体パターンの下地にバリアメタルが形成された配線において、当該バリアメタル残渣検査に活用することもできる。
本発明の実施の形態1に係る半導体素子の検査方法では、導体異物検査及び断線検査と併せて他の検査を行っても良い。例えば、測定部に高精度の電流計を設け、ガードリングと導体パターンとの間の漏れ電流を検査しても良い。当該漏れ電流の値によりガードリングパターン設計の妥当性の検証ができる。またガードリングの接合リークも検出できるので、半導体素子の不良解析ができる。
また、測定部に高精度の電圧計を設け、ガードリングと導体パターンとの間の耐圧を検査しても良い。これによりガードリングのパターン設計の妥当性を検証できる。また、ガードリング部の拡散層の接合耐圧も測定可能となるため、半導体素子の不良解析ができる。
また、測定部に高精度の静電容量計を設け、ガードリング部の空乏層の状態を測定しても良い。これにより、ガードリングパターン設計の妥当性を検証できる。また、ガードリング部の空乏層の状態を観測することで、半導体素子の不良解析ができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る半導体素子は、開口を有するオーバーコート膜が導体パターンに形成されたことを特徴とする。オーバーコート膜とは導体パターン上に形成される高抵抗の膜である。オーバーコート膜は半導体素子の耐圧安定のために形成されるものである。図9は本発明の実施の形態2に係る半導体素子の断面図である。半導体素子80は、エミッタ電極14、導体パターン16a、16b、16c、及び16d、並びにチャネルストッパ電極18を覆うように形成されたオーバーコート膜82を備えている。オーバーコート膜82には、導体パターン16a、16b、16c、及び16dの上面の一部を外部に露出させるように開口84a、84b、84c、及び84dが形成されている。
このような半導体素子80に対して導体異物検査工程と断線検査工程(以後これらの工程を総称して「検査工程」と称することがある)が実施される。図10は本発明の実施の形態2に係る半導体素子の検査工程について説明する図である。プローブ22aは開口84aにより外部に露出する導体パターン16aへ押圧される。また、プローブ22bは開口84bにより外部に露出する導体パターン16bへ押圧される。検査工程の詳細は本発明の実施の形態1に係る検査方法と同様である。
このように、本発明の実施の形態2に係る半導体素子80の構成によれば、オーバーコート膜形成後に検査工程を実施できるので、オーバーコート膜の形成工程で生じた導体異物や、断線を検出することができる。しかも、開口84a、84b、84c、及び84dは各導体パターンの上面の一部に形成されるため、オーバーコート膜を半導体素子の全面に形成した場合と同等の特性を維持できる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る半導体素子の検査装置は、プローブにスプリングが取り付けられたことを特徴とする。図11は本発明の実施の形態3に係る検査装置を示す模式図である。検査装置90は、スプリング92a及び92bを備えている。スプリング92a及び92bは、プローブ22a及び22bを導体パターンに押圧する方向(図11に矢印で示す方向)に伸縮可能なようにプローブ22a及び22bに取り付けられている。
検査装置90の測定部24は、電流計と電圧計を利用してプローブ22aと22bの間の抵抗値を測定する構成となっている。この検査装置90を用いて検査工程が実施される。
ところで、導体パターンの上面位置は、導体パターンの膜厚ばらつきや導体パターンの下地の段差の影響で、ばらつくことがある。その場合、プローブが導体パターンの上面に届かなかったり、導体パターンに強力に押圧されたりすることが考えられる。前者の場合は有効な検査工程が実施できず、後者の場合は導体パターンにダメージを及ぼしてしまう。
ところが本発明の実施の形態3に係る検査装置90によれば、導体パターンの上面位置のばらつきを吸収するようにスプリング92a及び92bが変形する。よって、導体パターンの上面位置が低い導体パターンに対してプローブを接触させつつ、上面位置が高い導体パターンに対してはスプリングにより弱められた力でプローブを接触させることができる。
検査装置90では、スプリング92a及び92bを用いたが本発明はこれに限定されない。例えば、スプリングに代えて板バネを用いても良い。その他、プローブに対して押圧方向の伸縮を与えることができる部材を用いても良い。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る半導体素子の検査装置は、プローブの先端部分が平面となっていることが特徴である。図12は本発明の実施の形態4に係る検査装置を示す模式図である。検査装置94は、プローブ96a及び96bを備えている。プローブ96a及び96bは、導体パターンに対する押圧方向(図12に矢印で示す方向)の先端部分が平面となるように形成されている。この検査装置90を用いて検査工程が実施される。
ところで、先端部分が鋭利なプローブを用いて検査工程を実施すると、プローブの押圧により導体パターンを変形させることがあった。特に、本発明では導体パターンにパッドを設けないので、比較的狭い導体パターンに対してプローブが押圧される。そのため、パッドにプローブを押圧する場合と比較して導体パターンが変形しやすい。導体パターンが変形すると所望の耐圧が維持できないことが考えられる。
ところが、本発明の実施の形態4に係る検査装置94によれば、プローブ96a及び96bの先端部分が平面であるため、プローブ96aと96bは導体パターンに対して面接触する。よって、導体パターンの変形を回避できる。
図13は本発明の実施の形態4に係る検査装置の変形例を示す図である。検査装置98のプローブ100は、平板100aを備えている。平板100aにはプローブ電極100b及び100cが形成されている。プローブ電極100b及び100cは、平板100aにベタパターンを成膜した後に、当該ベタパターンをエッチングすることにより形成されたものである。プローブ電極100b及び100cは、先端部分が平面である。よって、検査工程における導体パターンの変形を防止できる。さらに、エッチング法によりプローブ電極100b及び100cを形成することにより、容易に小面積のプローブ電極を形成できる。よって導体パターンが狭い間隔で形成されている場合にも、それに合わせてプローブ電極を小さくできる。なお、プローブ電極100b及び100cはスパッタ法により形成しても良い。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る半導体素子は、導体パターンの一部が当該導体パターンの他の部分よりも厚く形成されたことを特徴とする。図14は本発明の実施の形態5に係る半導体素子の平面図である。半導体素子102は、導体パターン16aの一部に厚く形成された部分104aを備えている。導体パターン16b、16c及び16dについても同様に厚く形成された部分104b、104c、及び104dを備えている。図15は図14のY−Y破線における断面図である。Y−Y破線は導体パターンが厚く形成された部分を含むようにひかれた破線である。
そして、導体パターンが厚く形成された部分に対してプローブを押圧して検査工程を実施することにより、導体パターン下地へのダメージを緩和できる。また、導体パターンの変形を防止できる。
16a,16b,16c,16d 導体パターン、 22a,22b プローブ、 24 測定部

Claims (6)

  1. ガードリング上に形成された第1導体パターンと前記第1導体パターンと絶縁され他のガードリング上に形成された第2導体パターンとを有する半導体素子の検査方法であって、
    前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとの間の抵抗値を測定し、前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとの間の導体異物の有無を検査する導体異物検査工程と、
    前記第1導体パターンの2点間の抵抗値を測定し、前記第1導体パターンの断線の有無を検査する第1断線検査工程と、
    前記第2導体パターンの2点間の抵抗値を測定し、前記第2導体パターンの断線の有無を検査する第2断線検査工程と、を備え、
    前記各検査工程では、プローブを前記第1導体パターン及び前記第2導体パターンの一方若しくは両方に対して垂直に押圧して前記抵抗値を測定することを特徴とする半導体素子の検査方法。
  2. 半導体基板上に形成されたエミッタパターンと、
    前記半導体基板上に前記エミッタパターンを囲むように形成されたガードリングと、
    前記ガードリング上に形成された導体パターンと、
    前記導体パターンの上面の一部を外部に露出させるように前記導体パターンを覆うオーバーコート膜と、を備えたことを特徴とする半導体素子。
  3. 半導体基板上に形成されたエミッタパターンと、
    前記半導体基板上に前記エミッタパターンを囲むように形成されたガードリングと、
    前記ガードリング上に形成された導体パターンと、を備え、
    前記導体パターンの一部は他の部分よりも厚くなるように形成されたことを特徴とする半導体素子。
  4. プローブを半導体素子の導体パターンに押圧して前記導体パターンを検査する半導体素子の検査装置であって、
    プローブと、
    前記プローブの押圧方向の力を緩和するように前記プローブに取り付けられたスプリングと、
    前記プローブと電気的に接続され、導体パターンの電気的特性を測定する測定部と、を備えたことを特徴とする半導体素子の検査装置。
  5. プローブを半導体素子の導体パターンに押圧して前記導体パターンを検査する半導体素子の検査装置であって、
    押圧方向の先端部分が平面となるように形成されたプローブと、
    前記プローブと電気的に接続され、導体パターンの電気的特性を測定する測定部と、を備えたことを特徴とする半導体素子の検査装置。
  6. 前記プローブは平板を備え、
    前記先端部分は前記平板にエッチング又はスパッタにより形成された電極であることを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の検査装置。
JP2010128992A 2010-06-04 2010-06-04 半導体素子の検査方法、半導体素子の検査装置、及び半導体素子 Pending JP2011258591A (ja)

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