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JP2011241062A - エレベーター装置 - Google Patents

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Akitomo Igarashi
章智 五十嵐
Tomio Hayano
富夫 早野
Takeshi Nakajima
豪 中島
俊彰 ▲高▼木
Toshiaki Takagi
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Abstract

【課題】定期点検時の綱車と制動部の確認を容易にすると共に、綱車側から飛散する主索の油から制動部を保護することができるようにしたエレベーター装置を提供する。
【解決手段】支持部8の乗かご4側に、制動部9および綱車5を配置し、綱車5の制動部9側に周方向に連続した溝部13を形成し、この溝部13に対応する位置に、上下方向に二分割した保護カバー14a,14bの対向部側を配置し、この保護カバー14a,14bによって制動部9側に飛散する油を遮蔽し、また溝部13内に入り込んだ油に対しては溝部13内に配置した排出部材23によって飛散する方向を規制するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持部に制動部と綱車を備えた薄型巻上機を、昇降路と乗かご間に配置したエレベーター装置に関するものである。
エレベーター装置では、昇降路内に巻上機を設置する場合、制動部の制動面(ブレーキドラムやブレーキディスク)を主索の油、モータ軸受けのグリス、レール油から保護する必要がある。そのため、昇降路頂部設置やピット設置の胴長巻上機では、綱車と制動部とはモータの軸方向のそれぞれ端部に配置して主索からの油の影響を受けない構造としている(例えば、特許文献1〜3を参照)。また、昇降路中間部において乗かごと昇降路壁の間に設置する薄型巻上機の場合においても、綱車と制動部を隔てる構造とし、主索の袖付着を防止している(例えば、特許文献4を参照)。
特公昭64−6117号公報 特開平1−236189号公報 特開平4−16487号公報 特許第2515616号公報
しかしながら、従来のエレベーター装置では、昇降路壁に固定した支持部の乗かご側に綱車を配置し、また支持部の反乗かご側に制動部を配置していたため、定期点検時に乗かご側から綱車および制動部の両方を確認する場合、支持部の両側でのそれぞれの作業となるため、大変面倒なものとなっていた。
そこで本発明の目的は、定期点検時の綱車と制動部の確認を容易にすると共に、綱車側から飛散する主索の油から制動部を保護することができるようにしたエレベーター装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、支持部に制動部と綱車を備えた薄型巻上機を、昇降路と乗かご間に配置し、この乗かごを、前記綱車に巻き掛けられた主索を介して駆動するようにしたエレベーター装置において、前記支持部を昇降路壁側に、綱車を乗りかご側に配置し、これら綱車と支持部間に前記制動部を設け、前記綱車と前記制動部間に、前記主索の油が前記綱車から飛散して前記制動部の制動面に付着するのを遮蔽する保護カバーを設けたことを特徴とする。
また請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のエレベーター装置において、前記綱車の前記制動部側の外周部周方向に連続して溝部を形成し、前記保護カバーは、上下方向に二分割して構成し、前記綱車に形成した前記溝部に対応する位置でそれぞれの対向部側を突き合わせて配置したことを特徴とする。
また請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載のエレベーター装置において、前記保護カバーは、上下方向に二分割して構成し、前記綱車の前記制動部側の外周部を包囲してそれぞれの対向部側を突き合わせて配置し、下方側に配置した前記保護カバーは上方側に配置した前記保護カバーよりも前記制動部側に配置したことを特徴とする。
さらに請求項4に記載の本発明は、請求項2に記載のエレベーター装置において、前記溝部内に入り込んだ油の飛散方向を規制する排出部材を配置したことを特徴とする。
さらに請求項5に記載の本発明は、請求項2乃至4のいずれかに記載のエレベーター装置において、上下方向に二分割した前記保護カバーそれぞれを、前記支持部の本体に支持したことを特徴とする。
本発明によるエレベーター装置によれば、支持部の乗かご側に綱車および制動部を配置しても、制動部の前面側に保護カバーを設けるシンプルな構造で、制動部の制動面に油が付着するのを防止することができ、従って定期点検時に作業者は乗かご側から綱車および制動部の両方を確認することができ、従来のような支持部の反乗かご側での作業は不要となり、作業全体を簡素化することができる。
また請求項2に記載の本発明によるエレベーター装置によれば、二つの保護カバーの突き合わせ位置を溝部との関係で決定することができるので、両保護カバーの対向部を溝部によって確実に綱車と接触するのを防止しながら、綱車の外表面近くまで延ばして配置することができ、主索に付着した油が綱車を介して制動部側に飛散するのを確実に遮蔽することができる。しかも、保護カバーに付着した油は、やがて溝部に滴下することになり、環状の溝部を通して下方に落とすことができる。
また請求項3に記載の本発明によるエレベーター装置によれば、保護カバーは、一枚の板状体で製作したものではなく、また左右二分割したものでもなく、上下に二分割して製作しているため、下方に位置した保護カバーを上方に位置した保護カバーに比べて制動部側に位置を多少ずらして配置することが可能であり、また二つの保護カバーを望む位置に配置することができる。そして上方に位置した保護カバーに比べて、下方に位置した保護カバーを制動部側に容易にずらすことができ、上方の保護カバーから油が滴下しても下方に位置した保護カバーによって制動部の制動面へ案内してしまうことを防止することができる。
さらに請求項4に記載の本発明によるエレベーター装置によれば、溝部内に排出部材を配置したため、溝部および排出部材内に入り込んだ油は排出部材の折り返し部によって飛散方向が規制されるので、両保護カバーの対向部が多少綱車の外径部から離れて配置しても、効果的に制動部9側への油の侵入を阻止することができる。
さらに請求項5に記載の本発明によるエレベーター装置によれば、ふさわしい位置関係に保持する必要がある保護カバーと綱車は共に制動部に支持されることになるため、保護カバーとの位置関係は、現地据付後に懸垂荷重による影響を受けず、常に良好な関係に保持することができる。
本発明の一実施の形態によるエレベーター装置の要部を示す側面図である。 図1に示した巻上機の正面図である。 図1に示した巻上機を使用したエレベーター装置の全体を示す平面図である。 図1に示した巻上機の詳細を示す正面図である。 図4に示した巻上機を拡大して示す上面図である。 図1に示した巻上機の要部を拡大して示す側面図である。 本発明の他の実施の形態によるエレベーター装置の要部を示す側面図である。 図7に示した要部の油飛散状態を拡大して示す側面図である。 図7に示した要部の他の油飛散状態を拡大して示す側面図である。 図7に示した要部のさらに他の油飛散状態を拡大して示す側面図である。 図7に示した要部のさらに他の油飛散状態を拡大して示す側面図である。 本発明の他の実施の形態によるエレベーター装置の要部を示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図3は、本発明の一実施の形態によるエレベーター装置全体を示す平面図である。
昇降路1内には、昇降路壁2に固定した1対のガイドレール3によって昇降を案内される乗かご4と、1対のガイドレール5によって昇降を案内されるカウンターウェート6とが設けられ、乗かご3と昇降路壁2との間に巻上機7が設置されている。この巻上機7は、昇降路壁2に固定した支持部8の乗かご4側に円柱形状をしており、その外周が制動面9aとなる制動部9と綱車10とを制動部9と綱車10との回転軸が同じになるように支持して構成されている。
上述した巻上機7は、拡大して示す図2の正面図のように、乗かご4とカウンターウエート6間を連結した複数本の主索11が、網車10に形成した複数の溝部にそれぞれ合致して巻き掛けられ、綱車10の回転によって主索11が駆動されると、乗かご4とカウンターウエート6とをそれぞれのガイドレール3,5に沿って昇降するように構成されている。
さらに巻上機7について、側面図である図1を用いて説明する。
この種のエレベーター装置では、主索11に通常、グリースを塗布しているため、主索11の接する網車10には油が付着し、さらに綱車10に付着した油が飛散して制動部9の前面側に付着し、この付着した油が遠心力により制動部9の制動面9aへと移動する可能性がある。そこで、上述した支持部8には、その四隅にほぼ水平に延びた腕部12a〜12dがそれぞれ設けられているのを利用して、油が制動部9の制動面9aへと移動するのを阻止する保護カバー14a,14bを支持固定している。
保護カバー14a,14bは種々の構成を採ることができるが、ここでは上下方向に二分割して構成し、その対向部分は詳細を後述する綱車10の所定位置の外周部に接触することなく間隙を有して位置している。さらに、図1に点線で示したように従来の綱車10はほぼ同一外径のまま制動部9に至っていたが、ここでは、綱車10における制動部9側外周に周方向に連続した溝部13を形成している。上述した保護カバー14a,14bの対向部分は、この溝部13に位置させている。
この保護カバー14a,14bは、図4に示すように中心部に綱車10に相当する切り欠き孔を形成した状態から、上下に二分割して形成され、溝部13の位置で保護カバー14a,14bの端部が綱車10を挟み込むように上下から突き合わせた対向配置の状態で、腕部12a〜12dに、例えば取り外し可能に固定している。より詳細には、腕部12a〜12dの上面にそれぞれ防振材15a〜15dを配置し、この防振材15a〜15dの上に各支持受け部16a〜16dを載置して設けた支持梁17a,17bを適当な固定手段によって固定している。各支持受け部16a,16bを有する縦長の支持梁17aは支持部8の腕部12a,12b間に固定し、同様に各支持受け部16c,16dを有する縦長の支持梁17bは支持部8の腕部12c,12d間に固定し、これら支持梁17a,17b間に上下に二分割した保護カバー14a,14bをそれぞれ取り外し可能に固定している。
多少拡大して示す上面図である図5に示すように、上方に位置した腕部12a,12cに上述した支持受け部16a,16cを載置して、この支持受け部16a,16cと一体的な断面L字状の支持梁17a,17bを設けると共に、綱車10の溝部13の位置でこれら支持梁17a,17b間を橋絡するように保護カバー14aを固定している。ただし、同図では保護カバー14aの内端部と溝部13との位置関係が分かるように、保護カバー14aだけを断面して示している。この保護カバー14aの下方に配置した保護カバー14bも、ほぼ同様に下方に位置した腕部12b,12dを利用して支持している。両保護カバー14a,14bは、中心部に切り欠き孔を有しており、この切り欠き孔内に溝部13に対応する綱車10が挿入されている。
両保護カバー14a,14bと溝部13の関係を図6に示している。
同図から分かるように綱車10には、複数の主索11を巻き掛けるための複数の溝部18が形成されており、制動部9に最も近い溝部18の最後の傾斜面19は緩やかに制動部9側に向かっている。上述したように網車10には主索11に施した油が付着し、さらに綱車10の回転によって付着した油が飛散して制動部9の前面側に付着し、この付着した油が遠心力により制動部9の制動面へと移動する可能性がある。しかしながら、同図に示したように網車10に付着した油20は最後の傾斜面19の影響を受けて矢印方向に飛散したとしても、保護カバー14aに付着し、制動部9側への飛散は阻止される。保護カバー14b側においても同様である。
このように支持部8の乗かご4側に綱車10および制動部9を配置しても、制動部9の前面側に保護カバー14a,14bを設けるシンプルな構造で、制動部9の制動面に油が付着するのを防止することができる。従って、定期点検時に作業者は乗かご4側から綱車10および制動部9の両方を確認することができ、従来のような支持部8の反乗かご4側での作業は不要となり、作業全体を簡素化することができる。
上述したように図6で矢印のように飛散した油20は保護カバー14aに付着するが、やがて下方に滴下することになる。このとき、保護カバー14aの下方に位置した保護カバー14bによって滴下した油を制動部9の制動面へ案内してしまうことも考えられる。しかしながら、上述したように保護カバー14a,14bは、一枚の板状体で製作したものではなく、また左右二分割したものでもなく、同図に示したように上下に二分割して製作している、このため、下方に位置した保護カバー14bを上方に位置した保護カバー14aに比べて制動部9側に位置を多少ずらして配置することが可能である。つまり、保護カバー14a、14bは図4のように正面から見たときに対向部側を突き合わせて配置した対向配置の状態としながら、図6に示すように側面の方向から見たときに、上方に位置した保護カバー14aに比べて下方に配置された保護カバー14bを制動部9側に位置をずらして配置するのである。これは図5に示した支持梁17a,17bと上方に位置した保護カバー14aの連結固定位置に比べて、支持梁17a,17bと下方に位置した保護カバー14bの連結固定位置を制動部9側に多少ずらすことによって容易に実現することができる。このような下方に位置した保護カバー14bによれば、上方の保護カバー14aから油が滴下しても保護カバー14bの内側に滴下した油が入り難くすることができるので、下方で制動部9の制動面へ案内してしまうことを防止することができる。
さらに、通常、この綱車10は図1や図6に点線で示すようにほぼ同一外径で制動部9内に至るが、ここでは綱車10における制動部9側の位置に周方向に連続した溝部13を形成し、保護カバー14a,14bの対向部をこの溝部13に対応させている。従って、保護カバー14a,14bの対向部は、この溝部13によって確実に綱車10と接触するのを防止しながら、綱車10の外表面近くまで延ばして配置することができる。
このような配置の保護カバー14a,14bによれば、その対向部を綱車10の外表面近くまで延ばして配置できるので、主索11に付着した油が綱車10を介して制動部9側に飛散するのを遮蔽することができる。しかも、保護カバー14aに付着した油は、やがて溝部13に滴下することになり、環状の溝部13を通して下方に落とされる。
図7は、本発明の他の実施の形態によるエレベータ装置の要部を示す拡大断面図であり、図6に対応する部分のみを示している。図6との同等物には同一符号を付けて詳細な説明を省略する。
綱車10における制動部9側の位置には、周方向に連続して形成した溝部13を有し、この溝部13内に排出部材21を嵌め込んでいる。この排出部材21は、全体としては溝部13内に嵌め込んだリング状であり、その断面としては綱車10側から溝部13の底部側に向かって徐々に径を小さくしたテーパー面22と、このテーパー面22の最小径部付近に形成されて制動部9とは反対側の綱車10側に向かって折り返した面を持つ折り返し部23とを有している。上方には位置した保護カバー14aは、その下部に位置する内端部をこの排出部材21の折り返し部23付近に位置させている。下方に配置した保護カバー14bも同様であるが、下方に配置した保護カバー14bは、上方には位置した保護カバー14aよりも多少制動部9側に配置している。
このような構成によれば、綱車10が回転している時は、先の実施の形態の場合と同様に綱車10側から制動部9側に飛散してくる油に対して保護カバー14aは遮蔽効果を発揮して制動部9の制動面を保護することができる。保護カバー14aに付着した油は、保護カバー14aを伝わって下方に移動しながら溝部13内および排出部材21内に滴下する。
引き続き綱車10が回転している場合、溝部13内および排出部材21内に入った油は、この溝部13内に収納した排出部材21の折り返し部23によって図8に示す油24のように溝部13から出ることもあるが、制動部9側へは移動せず,同様の移動を繰り返す。また図9に示した油25のように排出部材21の折り返し部23によって保護カバー14aに沿って移動し、やがて滴下するという移動を繰り返すが、同様に制動部9側に飛散して行くことはない。
また一部の油は溝部13内および排出部材21内を通って下方部へ移動するが、図10に示すように下部においても溝部13内および排出部材21内に入っていた油26が、排出部材21の折り返し部23によって溝部13から出ることもあるが、制動部9側へは移動しない。
その後、綱車10の回転が停止した場合、溝部13および排出部材21が周方向に連続しているため、下方へと移動して行く。下方へ移動した油27は、図11に示すように下方に滴下して行くが、排出部材21の折り返し部23と保護カバー14bによって制限され、制動部9側へ入り込むことはない。
このように溝部13内に排出部材21を配置したため、溝部13および排出部材21内に入り込んだ油は排出部材21の折り返し部23によって飛散方向が規制されるので、保護カバー14a,14bの対向部が多少綱車10の外径部から離れて配置しても、効果的に制動部9側への油の侵入を阻止することができる。
図12は、本発明のさらに異なる実施の形態によるエレベーター装置の巻上機を示す上面図である。
この実施の形態では、同図に示すように保護カバー14a,14bをロッドなどの固定手段28によって支持部8の本体に固定し、支持梁17a,17bと保護カバー14a,14b間にはクッションとなる緩衝材29を挟み込んで摩擦力で支える構造としている。
類似の構成を示した図5では、保護カバー14a,14bを支持梁17a,17bに取り付けているが、この支持梁17a,17bは支持部8の腕部12a〜12dを介して固定されている。また支持部8と支持梁17a,17bの間には、巻上機7の振動伝達を防止するために防振材15a〜15dをそれぞれ配置している。しかしながら、現地での据付後に巻上機7は主索11を介して懸垂荷重を受けることにより、腕部12a〜12dや防振材15a〜15dが変形して支持梁17a,17bに傾きが発生することなどがあるため、保護カバー14a,14bと溝部13との位置関係、または保護カバー14a,14bと排出部材21との位置関係が変化する可能性がある。
しかしながら、この実施の形態では、両者をふさわしい位置関係に保持する必要がある保護カバー14a,14bは懸垂荷重による歪み等が発生し難い支持部8の本体に支持されることになるため、保護カバー14a,14bと溝部13または排出部材21との位置関係は、現地据付後に懸垂荷重による影響を受けず、常に良好な関係に保持することができる。また、支持梁17a,17bを使用していることから、これら支持梁17aで各腕部12a,12b間を連結し、また支持梁17bで各腕部12c,12dを連結することによって、各腕部12a〜12dで懸垂荷重を均等に受けるようにする補正することができる。
尚、各実施の形態において、保護カバー14a,14bの形状および大きさは効果を保持する範囲内で種々変更することができる。
なお本発明は、図3に示したエレベーター装置の構成に限らず、他の構成のものにも適用することができる。
1 昇降路
2 昇降路壁
3,5 ガイドレール
4 乗かご
6 カウンターウェイト
7 巻上機
8 支持部
9 制動部
10 綱車
11 主索
12a〜12d 腕部
13 溝部
14a,14b 保護カバー
15a〜15d 防振材
16a〜16d 支持受け部
17a,17b 支持梁
18 溝部
19 傾斜面
20 油
21 排出部材
22 テーパー面
23 折り返し部
24〜27 油
28 固定手段

Claims (5)

  1. 支持部に制動部と綱車を備えた薄型巻上機を、昇降路と乗かご間に配置し、この乗かごを、前記綱車に巻き掛けられた主索を介して駆動するようにしたエレベーター装置において、前記支持部を昇降路壁側に、綱車を乗りかご側に配置し、これら綱車と支持部間に前記制動部を設け、前記綱車と前記制動部間に、前記主索の油が前記綱車から飛散して前記制動部の制動面に付着するのを遮蔽する保護カバーを設けたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーター装置において、前記綱車の前記制動部側の外周部周方向に連続して溝部を形成し、前記保護カバーは、上下方向に二分割して構成し、前記綱車に形成した前記溝部に対応する位置でそれぞれの対向部側を突き合わせて配置したことを特徴とするエレベーター装置。
  3. 請求項1に記載のエレベーター装置において、前記保護カバーは、上下方向に二分割して構成し、前記綱車の前記制動部側の外周部を包囲してそれぞれの対向部側を突き合わせて配置し、下方側に配置した前記保護カバーは上方側に配置した前記保護カバーよりも前記制動部側に配置したことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 請求項2に記載のエレベーター装置において、前記溝部内に入り込んだ油の飛散方向を規制する排出部材を配置したことを特徴とするエレベーター装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のエレベーター装置において、上下方向に二分割した前記保護カバーそれぞれを、前記支持部の本体に支持したことを特徴とするエレベーター装置。
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