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JP2011236514A - 人工付け眉毛キット及びこれを用いた人工付け眉毛の取付方法 - Google Patents

人工付け眉毛キット及びこれを用いた人工付け眉毛の取付方法 Download PDF

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JP2011236514A JP2010107298A JP2010107298A JP2011236514A JP 2011236514 A JP2011236514 A JP 2011236514A JP 2010107298 A JP2010107298 A JP 2010107298A JP 2010107298 A JP2010107298 A JP 2010107298A JP 2011236514 A JP2011236514 A JP 2011236514A
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Miyuki Hirata
三裕紀 平田
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41GARTIFICIAL FLOWERS; WIGS; MASKS; FEATHERS
    • A41G5/00Hair pieces, inserts, rolls, pads, or the like; Toupées
    • A41G5/02Artificial eyelashes; Artificial eyebrows

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】皮膚に直接触れることなく眉毛を理想のものに仕上げることができる人工付け眉毛キット及びこれを用いた人工付け眉毛の取付方法を提供する。
【解決手段】
長さ若しくは太さの少なくとも一方が2種類以上となるように構成された非カールの人工付け眉毛本体4を有する人工付け眉毛ユニット2と、実毛に対して前記人工付け眉毛本体を接着するための接着剤3と、を備えた。これにより、皮膚から生えていて、眉毛を構成する実毛に対し確実に人工付け眉毛本体を接着させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆる眉毛のエクステンション、即ち人工的に眉毛を増毛する技術に関するものである。
眉毛は、まぶたの上に沿って目の幅とほぼ同じくらいにわたって生えている体毛であり、顔の印象に大きな影響を与えるパーツである。人体の他の部分における体毛とは異なり、より太く色濃くなっている。それぞれの毛は立ち上がらず、左右の外側下向き方向に生えている。この眉毛は、医学機能的には額から落ちる雨やほこりや小さなゴミや汗が目に入らないようにする役割をしている。
眉毛は、成長期、退行期、休止期とよばれるサイクル(毛周期)があり、長さが1cm程度になると新陳代謝により抜け落ちる。成長期は、毛母細胞の分裂が盛んになり、皮膚の表面を超えて毛が伸びていく時期である。成長期の初期では、毛母細胞が分裂を始め、毛球を作って栄養が供給されていく。さらに、毛球には毛細血管から毛を作るために必要な酸素や栄養成分が供給される。退行期は、細胞分裂が止まって毛穴が収縮していく時期である。成長期が終わると、毛細血管の血流がゆるやかになり、栄養成分の供給が十分に行われなくなる。これに伴い、毛乳頭の働きが低下し、毛の成長が止まる。休止期は、毛穴は成長期の約1/3に収縮され、毛が抜けていく時期である。この休止期は、眉毛のように短い毛ほど長い。そして、しばらく毛根が活動を停止し、再び成長期となる。
眉毛の成長速度は1日当たり0.15mm〜0.20mm、1月当たり4.5mm〜6.0mmと言われている。また、上記サイクルは、早くて2週間〜3週間、平均的には2ヶ月〜5ヶ月かかる。また、眉毛の本数は左右合わせて大体1300本である。その長さは、平均1.0mmである。なお、毛母細胞とは、毛髪のもとになっている細胞である。この毛母細胞の働きには、自律神経、ホルモン、ビタミンB群、ミネラル等が影響を与えている。また、皮膚の上に出ていて見えている毛は毛幹という。皮膚の内部の毛は毛根という。毛根は、皮膚とつなぐための立毛筋と結びついている。
従来から、骨格、表情、生える向き硬さ等を考慮して眉毛をその形、量、長さ等を整えることにより、バランスのよい美しい表情を得ることができると考えられている。目と眉のバランスは重要であり、特に美容面から、今後関心の高まる分野であると期待されている。
この眉の悩みとしては、例えば、眉が部分的に薄い。眉尻が部分的に欠けている。眉全体が薄い。眉全体に毛量が多くて濃い。眉毛の1本1本が薄い。左右のバランスが悪い、といったものがある。特に多い悩みとして、左右バランスの悪さ、眉尻の部分的な欠損である。
この悩みを解消するため、例えば、眉用のペンシルを用いて眉が描かれたりする。しかしながら、皮膚が弱かったり、アレルギーを持っていたり、ケロイド体質の場合等は、皮膚に直接眉用のペンシルでメイクすることが困難となる。一方で、例えば予め眉の形に成形された薄型シートに人工眉が植毛されており、そのシート裏面に接着剤が塗布された人工付け眉毛も知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。しかしながら、特許文献1及び2に記載の人工付け眉毛も、部分的には皮膚に直接貼付されるものであり、眉用のペンシル同様にアレルギーの問題も完全には解消できない。また発汗により剥がれてしまう可能性も高い。更にこれらの方法は、実際の眉毛自体にボリュームを与えるものではないので、見た目にも不自然である。
この人工付け眉毛に関連する技術として、付けまつ毛がある(例えば特許文献3参照)。しかしながら、付けまつ毛をそのまま眉毛に適用しても、まつ毛と眉毛ではその太さや質感、形状が異なることから、不自然な仕上がりとなってしまう。
実用新案登録第3122388号公報 特開2006−214066号公報 特開2009−185431号公報
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、皮膚に直接触れることなく実際の眉毛(実毛)を理想のものに仕上げることができる人工付け眉毛キット及びこれを用いた人工付け眉毛の取付方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、長さ若しくは太さの少なくとも一方が2種類以上となるように構成された非カールの人工付け眉毛本体を有する人工付け眉毛ユニットと、実毛に対して前記人工付け眉毛本体を接着するための接着剤と、を備えたことを特徴とする人工付け眉毛キットを提供する。
請求項2の発明では、前記人工付け眉毛本体は、長さ毎に、太さが2種類以上のシリーズとして構成されていることを特徴としている。
請求項3の発明では、前記人工付け眉毛ユニットは、長さが6mmであり且つ太さが0.07mm、0.10mm、0.15mmのそれぞれで構成された人工付け眉毛本体を複数本有する第1シリーズと、長さが7mmであり且つ太さが0.07mm、0.10mm、0.15mmのそれぞれで構成された人工付け眉毛本体を複数本有する第2シリーズと、長さが8mmであり且つ太さが0.07mm、0.10mm、0.15mmのそれぞれで構成された人工付け眉毛本体を複数本有する第3シリーズとを有する、ことを特徴としている。
請求項4の発明では、更に、前記実毛に対する前記人工付け眉毛本体の接着性を向上させるための人工付け眉毛下準備剤を備えた、ことを特徴としている。
請求項5の発明では、前記人工付け眉毛本体に前記接着剤を塗布するために使用する透明且つ硬質材料で形成された作業台を備えた、ことを特徴としている。
請求項6の発明では、更に、前記実毛の中から目的とする一本を選択するための仕分棒を備えた、ことを特徴としている。
請求項7の発明では、更に、前記人工付け眉毛本体に対する前記実毛の接着性を向上させるために、前記実毛に塗布する実毛下準備剤を備えた、ことを特徴としている。
請求項8の発明では、更に、弾性材料で形成された人工付け眉毛載置台と、該人工付け眉毛載置台に載置された前記人工付け眉毛本体を把持するための把持手段と、を備えた、ことを特徴としている。
また、請求項9の発明では、請求項1〜8のいずれかに記載の人工付け眉毛キットを用いた人工付け眉毛の取付方法であって、前記実毛と前記人工付け眉毛との軸線を平行とし、互いに重ねて接着することを特徴としている。
請求項10の発明では、前記実毛の根本から所定の間隔を空けた状態で前記人工付け眉毛を重ねて接着することを特徴としている。
請求項11の発明では、最初に眉山部に前記人工付け眉毛を接着し、その後、眉尻、眉頭、眉中の順に接着することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、皮膚から生えていて、眉毛を構成する実毛に対し、人工付け眉毛本体とこれを実毛に接着するための接着剤が備わっているため、接着剤を用いて確実に人工付け眉毛本体を実毛に接着させることができる。このとき、人工付け眉毛本体は直線形状(非カール)であるため、違和感のない眉毛を提供することができる。また、人工付け眉毛本体は長さ若しくは太さの少なくとも一方が2種類以上となるように構成されているため、取り付け位置や実毛のコンディションに応じて、適宜人工付け眉毛本体を選択して取り付けることができるので違和感のない自然な見た目を実現できる。また、人工付け眉毛本体は実毛に直接接着され皮膚には触れないので、皮膚へのダメージ(アレルギー、かぶれ、かゆみ等)も防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、シリーズごとに人工付け眉毛本体を分類しているため、適切な人工付け眉毛本体を判別しやすく、作業性が向上する。また、人工付け眉毛本体の補充の際にもシリーズごとに管理することができるので、便利である。
請求項3の発明によれば、第1〜第3シリーズとして、長さ6mm、7mm、8mmの人工付け眉毛本体を有しているので、長さ面から、実毛状態の様々なケースに対し十分に対応できる。また、それぞれの長さにおいて、太さを0.07mm、0.10mm、0.15mmの人工付け眉毛本体を有しているので、太さ面から、実毛状態の様々なケースに対し十分に対応できる。
請求項4の発明によれば、人工付け眉毛下準備剤を人工付け眉毛本体に塗布することで、接着性を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、前記人工付け眉毛本体に前記接着剤を塗布するために使用する透明且つ硬質材料で形成された作業台を備えているので、人工付け眉毛本体の視認性が良好であり、さらに作業がしやすい。
請求項6の発明によれば、前記実毛の中から目的とする一本を選択するための仕分棒を備えているため、実毛一本一本に対して正確かつ安全に作業を行うことができる。
請求項7の発明によれば、実毛に実毛下準備剤を塗布することで、接着性を向上させることができる。この実毛下準備剤は、実毛の油分や水分、ほこり、塩分を除去できる成分であることが好ましい。
請求項8の発明によれば、弾性材料で形成された人工付け眉毛載置台と、該人工付け眉毛載置台に載置された前記人工付け眉毛本体を把持するための把持手段と、を備えされているため、載置された人工付け眉毛本体を取り出す作業が容易となる。即ち、人工付け眉毛本体は微細であるため、硬質の載置台では把持することが困難である。そこで載置台(の少なくとも表面を)弾性材料で形成することで、人工付け眉毛本体を把持手段(例えばピンセット等)で摘む際に、当該弾性材料で形成された載置台を押え沈ませることで、人工付け眉毛本体を部分的に浮かして把持し易くするのである。
請求項9の発明によれば、前記実毛と前記人工付け眉毛との軸線を平行とし、互いに重ねて接着するため、接着面積を大きく確保することができるので接着の信頼性が向上すると共に、自然な装着を実現できる。
請求項10の発明によれば、前記実毛の根本から所定の間隔を空けた状態で前記人工付け眉毛本体を重ねて接着するので、皮膚への直接の接触(人工付け眉毛本体及び接着剤の皮膚への接触)を防止できる。
請求項11の発明によれば、 最初に眉山部に前記人工付け眉毛を接着し、その後、眉尻、眉頭、眉中の順に接着するため、眉全体の形を整え易く、美しく理想の眉毛を形成し易くなる。
本発明に係る人工付け眉毛キットの概略図である。 人工付け眉毛ユニットの概略図である。 人工付け眉毛本体の取付状態を示した概念図である。 人工付け眉毛本体の取付方法のフローチャートである。 眉毛(実毛)の概略図である。
〈人工付け眉毛キットの構成〉
図1に示すように、本発明に係る人工付け眉毛キット1は、人工付け眉毛ユニット2と、接着剤3とを有している。人工付け眉毛ユニット2は、図2に示すように、複数本の人工付け眉毛本体4を有している。人工付け眉毛本体4は、非カール即ち直線状であり、太さ及び長さが異なる複数の種類のものが含まれている。接着剤3は、図3に示すように、人工付け眉毛本体4と実毛5とを互いに接着するためのものである。実毛5は、人の眉毛を形成し、皮膚から実際に生えている毛である。このように、人工付け眉毛キット1は、皮膚から生えていて、眉毛を構成する実毛5に対し、人工付け眉毛本体4とこれを実毛5に接着するための接着剤3が備わっているため、接着剤3を用いて確実に人工付け眉毛本体4を実毛5に接着させることができる。このとき、人工付け眉毛本体4は直線状であるため、違和感のない眉毛を提供することができる。また、人工付け眉毛本体4は人工付け眉毛ユニット2として、太さおよび長さが異なるものを複数種類備えているため、取り付け位置や実毛のコンディションに応じて、適宜人工付け眉毛本体4を選択して取り付けることができる。また、人工付け眉毛本体4は実毛5に直接接着剤3を介して接着されるため、皮膚にダメージが与えられることはない。実毛(眉毛)は直線状の毛が多いため、人工付け眉毛本体4を直線状とすることで、自然な装着感を実現することができる。この点がカールしている人工付けまつ毛をそのまま取り付けた場合と異なる。
なお、この人工付け眉毛本体4は、長さ及び太さのバリエーションの他にも、色のバリエーション(例えば、ブラック、ダークブラウン、ブラウンなど)を用意することが好ましい。これにより、実毛の毛色に合わせることはもちろん、所望の仕上がり具合を実現することが容易となる。
なお、接着剤3は、シアノアクリレート、ポリアルキルメタクリル酸、ポリイソシアネート、顔料、水分、N−メチルピロリドン等の成分を含んでいる。家庭用や工業用の瞬間接着剤は、シアノアクリレートのR基がメチル基やエチル基になったものを利用しているが、これらは柔軟性がないため、シアノアクリレートとしては、柔らかいブチルシアノアクリレートを用いることが好ましい。接着剤3は、グル―とも呼ばれ、高温多湿を避けた場所に保管することが好ましい。
また、図2に示すように、人工付け眉毛ユニット2は、複数の人工付け眉毛シリーズ6(図2では3つの人工付け眉毛シリーズ6a、6b、6c)を有している。人工付け眉毛シリーズ6は、それぞれ複数本の人工付け眉毛本体4を有し、これらの人工付け眉毛本体4は同一の長さで太さが互いに異なっている(図2では各シリーズ6には異なる種類の人工付け眉毛本体4を1本のみ記載している)。すなわち、同一のシリーズ6に含まれる人工付け眉毛本体4の長さは全て同一である。このように、人工付け眉毛ユニット2は、シリーズ6ごとに人工付け眉毛を分類しているため、適切な人工付け眉毛を判別しやすく、作業性が向上する。また、人工付け眉毛の補充の際にもシリーズ6ごとに管理することができるので、便利である。
そして、それぞれのシリーズ6に含まれる人工付け眉毛本体4の長さは互いに異なっている。例えば、図2では第1シリーズ6aに含まれる人工付け眉毛本体4の長さは6mmであり、第2シリーズ6bは7mm、第3シリーズ6cでは8mmである。各シリーズ6a〜6cに含まれる人工付け眉毛の太さは、それぞれ、0.07mm、0.10mm、0.15mmである。すなわち、図2の例では、全部で3つの人工付け眉毛シリーズ6a、6b、6cを備え、各シリーズは長さが同じで太さが異なる3種の人工付け眉毛本体4を備えている。したがって、図2の例では人工付け眉毛ユニット2は9種類の人工付け眉毛本体4を備えている。このような長さ及び太さの人工付け眉毛本体4を組み合わせて備えることにより、人工付け眉毛本体4として種々のケースに対し、十分に対応できる。
また、人工付け眉毛キット1は、人工付け眉毛下準備剤7を備えている。人工付け眉毛下準備剤7は、ベースローションともよばれ、人工付け眉毛本体4の接着性を向上させるためのものである。この人工付け眉毛下準備剤7は、ジメチルケトン、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリアクリレート、エタノール等を成分として含んでいる。この人工付け眉毛下準備剤7を備えることで、人工付け眉毛本体4の接着性が向上する。
また、人工付け眉毛キット1は作業台8を備えている。作業台8は、透明であり、硬質材料で形成されている。この作業台8上に接着剤3を伸ばして広げ、人工付け眉毛本体4をピンセット(把持手段12)で摘んで接着剤を人工付け眉毛本体4の根本1/3〜1/4程度塗布する。この作業台8を備えることで、台上の人工付け眉毛本体4の視認性も良好となり、作業性が向上する。
また、人工付け眉毛キット1は、仕分棒9をさらに備えている。この仕分棒9は、実毛をかき分けて目的とする一本の実毛に対して人工付け眉毛本体4を取り付けやすくするためのものである。具体的には極細の綿棒のような構成とされており、仕分棒9の端部で皮膚等が怪我することが無いよう配慮されている。
また、人工付け眉毛キット1は、実毛下準備剤10をさらに備えている。実毛下準備剤10は、実毛を形成する実毛5の接着性を向上させるため、実毛5に直接塗布するものである。この実毛下準備剤10を塗布することで、眉毛の油分や水分、ほこり、塩分を除去する。この眉毛下準備剤10は、水分が主成分であり、他にポリビニルピロリドン(PVP)、ポリアクリレート、エタノール等を成分として含んでいる。
また、人工付け眉毛キット1は、人工付け眉毛載置台11と、把持手段12とをさらに備えている。人工付け眉毛載置台11は、作業の際に人工付け眉毛本体4を適宜載置しておくためのものである。把持手段12は、例えばピンセットである。人工付け眉毛本体4を実毛5に接着する際は、この人工付け眉毛載置台11上に載置された人工付け眉毛本体4を把持手段12で取り出しながら行われる。このとき、載置台11は弾性材料で形成されているため、人工付け眉毛本体4を把持しやすく、載置された人工付け眉毛本体4を取り出す作業が容易となる。
また、人工付け眉毛キット1に、剥離剤(リムーバ)13をさらに備えてもよい。剥離剤13は、接着剤3を介して接着された人工付け眉毛本体4を剥がすためのものである。剥離剤13は、ガンマブチロラクトン、ジメチルケトン、エチルアルコール、セルロース、抗菌性材料等の成分を含んでいる。人工付け眉毛本体4を剥離する際は、この剥離剤13を接着部分にしみこませるようにする。これにより、迅速に人工付け眉毛本体4を剥離できる。剥離後は、濡れティッシュや精製水を付けたコットンで実毛の周りを拭き取ることが好ましい。
〈人工付け眉毛の取付方法〉
まず、人工付け眉毛を取り付けるに当たって、前提として衛生管理を的確に行う必要がある。感染等を防ぐためであり、消毒済みと未消毒のものの分別を確実に行う。使用するハサミや毛抜き、あるいはピンセット等は全て消毒液で拭いた後、紫外線消毒器で殺菌する。実際に使用する前には再度エタノールで消毒するのが望ましい。施術者の手や指先はエタノール消毒をする。施術に関与するものは全てマスクを着用する。被施術者が座ったときに背中や頭が触れる部分のシーツやタオル、ペーパータオル等は随時交換し、使い捨てにする。目を拭くコットンは消毒だけでなく、滅菌されたコットンを使用する。施術場所は土足厳禁とする。施術室の手洗い設備には、せっけんや消毒液等を備えておく。施術者の髪が長い場合は結ぶ。施術室には空気清浄機を設置し、空気の循環を心掛ける。
本発明に係る人工付け眉毛の取付方法の根幹は、図3に示すように、実毛5と人工付け眉毛本体4との軸線を平行とし、互いに重ねて接着することである。このように接着するため、接着面積を可能な限り確保することができ、接着の信頼性が向上する。また自然な装着感を演出できる。
具体的には仕分棒9で余分な実毛を抑えて、目的とする実毛5を1本選択し、ピンセット(把持手段12)で接着剤3が塗布された人工付け眉毛本体4を把持して実毛5に対して人工付け眉毛4を一本ずつ接着して行く。このとき、人工付け眉毛本体4の根元側(皮膚19側)の端部が少なくとも実毛5に接着されていることが好ましい。剥がれ落ちを防止するためである。また、人工付け眉毛本体4の根元側から人工付け眉毛本体4の長さに対して3/4程度を重ねて接着することが好ましい。実毛5の根元からは、1mm〜2mm程度離した位置に接着することが好ましい。実毛5は、伸び切ったものではなく、これから成長するであろうものを選択し、これに人工付け眉毛本体4を接着することが好ましい。短い実毛5に長い人工付け眉毛本体4を接着すると見栄えがよくないため、バランスを考慮して接着することが好ましい。接着時、接着剤3が玉として残っているときは、ピンセット等を用いてこれを除去することが好ましい。接着後は、接着剤3を乾燥させる。完全に乾くのは施術後6時間程度必要であるため、この間は実毛を濡らさないようにすることが好ましい。
本発明に係る人工付け眉毛の取付方法のフローチャートは、図4に示すとおりである。まず、人工付け眉毛下準備剤7を人工付け眉毛本体4に塗布して乾燥させる(ステップS1)。そして、実毛下準備剤10を実毛5に塗布する(ステップS2)。なお、このステップS1とステップS2の順番を入れ替えることも可能である。次に、実毛5に対し、人工付け眉毛本体4を接着する(ステップS3)。
眉毛14は、図5に示すように、眉頭15と、眉中16と、眉尻17とよばれる領域を有している。眉頭15は眉間に近い側(顔の内側)の部位であり、眉尻17はこめかみに近い側(顔の外側)の部位である。眉中16は眉頭15と眉尻17との間に位置する部位である。また、眉毛14の頂点部分(眉中16と眉尻17の境界線が眉毛14の上辺と直交する位置)は眉山18である。人工付け眉毛本体4は、眉山18に生えている実毛5に最初に接着する。そして、眉尻17→眉頭15→眉中16に生えている実毛5に接着する。このような順番で接着することにより、眉毛全体を美しく理想の形状に形成すし易くなる。
また、眉頭15の部分は、下半分が濃くなるように人工付け眉毛本体4を接着すると、自然な仕上がりとなるため好ましい。眉中16の部分は、細い人工付け眉毛本体4を接着し、眉頭15及び眉尻17よりも付けすぎないようにすることが好ましい。全体的に、眉毛14の下半分の部分及び眉尻17は濃くなるように人工付け眉毛本体4を接着し、それ以外の眉毛の上半分であって眉頭15及び眉中16は淡くなるように人工付け眉毛本体4を接着することが好ましい。
例えば、ナチュラル系の眉毛にするには、太さ0.07mmの人工付け眉毛本体4のみを用いる。眉頭15は全体(実毛5と人工付け眉毛本体4を合わせて)として長さを6mmとする。眉中16は全体として長さを7mmとする。眉尻17は全体として長さを8mmとする。眉毛全体的に緩やかなカーブを描くように人工付け眉毛本体4を接着していく。
例えば、キュート系の眉毛にするには、太さ0.10mmの人工付け眉毛本体4のみを用いる。眉頭15は全体(実毛5と人工付け眉毛本体4を合わせて)として長さを6mmとする。眉中16は全体として長さを7mmとする。眉尻17は全体として長さを8mmとする。眉毛全体的に緩やかなカーブを描くように人工付け眉毛本体4を接着していく。
例えば、クール系の眉毛にするには、太さ0.10mmの人工付け眉毛本体4のみを用いる。眉頭15は全体(実毛5と人工付け眉毛本体4を合わせて)として長さを6mmとする。眉中16は全体として長さを7mmとする。眉尻17は全体として長さを8mmとする。眉毛全体的に緩やかなカーブを描くように人工付け眉毛本体4を接着していく。
例えば、ゴージャス系の眉毛にするには、太さ0.10mmの人工付け眉毛本体4のみを用いる。眉頭15は全体(実毛5と人工付け眉毛本体4を合わせて)として長さを6mmとする。眉中16は全体として長さを7mmとする。眉尻17は全体として長さを8mmとする。眉毛全体的に緩やかなカーブを描くように人工付け眉毛本体4を接着していく。
なお、用いる人工付け眉毛本体4の太さは、適宜接着すべき眉毛14の状態(実毛5の状態)に応じて選択する。例えば、眉尻17の量が少ない場合は、0.15mmの人工付け眉毛本体4を用いる。眉中16の量が少ない場合は、0.10mmの人工付け眉毛本体4を用いる。眉中16は淡いほうが自然なため、眉尻17よりも細い人工付け眉毛本体4を用いることが好ましい。
一方で、理想の眉毛とするために、人工付け眉毛の接着に先立って、不要な眉毛に対して脱毛を実施してもよい。この脱毛には、脱毛用に開発されたワックスを用いる。ワックスを皮膚に塗り、実毛とワックスとが接着する性質を利用し、これを引き剥がすことによって、実毛を毛根から取り除くことができる。このワックスは、室温では固形であるため、加熱して使用する。ワックスの塗付は、例えば木製の使い捨てスパチュラを用いる。このような脱毛は、予め理想の眉毛の形からはみ出している実毛に対して行われる。
1…人工付け眉毛キット
2…人工付け眉毛ユニット
3…接着剤
4…人工付け眉毛本体
5…実毛
6…人工付け眉毛シリーズ
7…人工付け眉毛下準備剤
8…作業台
9…仕分棒
10…実毛下準備剤
11…人工付け眉毛載置台
12…把持手段
13…剥離剤
14…眉毛
15…眉頭
16…眉中
17…眉尻
18…眉山
19…皮膚


Claims (11)

  1. 長さ若しくは太さの少なくとも一方が2種類以上となるように構成された非カールの人工付け眉毛本体を有する人工付け眉毛ユニットと、
    実毛に対して前記人工付け眉毛本体を接着するための接着剤と、を備えた
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  2. 請求項1において、
    前記人工付け眉毛本体は、長さ毎に、太さが2種類以上のシリーズとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の人工付け眉毛キット。
  3. 請求項1又は2において、
    前記人工付け眉毛ユニットは、長さが6mmであり且つ太さが0.07mm、0.10mm、0.15mmのそれぞれで構成された人工付け眉毛本体を複数本有する第1シリーズと、長さが7mmであり且つ太さが0.07mm、0.10mm、0.15mmのそれぞれで構成された人工付け眉毛本体を複数本有する第2シリーズと、長さが8mmであり且つ太さが0.07mm、0.10mm、0.15mmのそれぞれで構成された人工付け眉毛本体を複数本有する第3シリーズとを有する、
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    更に、前記実毛に対する前記人工付け眉毛本体の接着性を向上させるための人工付け眉毛下準備剤を備えた、
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記人工付け眉毛本体に前記接着剤を塗布するために使用する透明且つ硬質材料で形成された作業台を備えた、
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    更に、前記実毛の中から目的とする一本を選択するための仕分棒を備えた、
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    更に、前記人工付け眉毛本体に対する前記実毛の接着性を向上させるために、前記実毛に塗布する実毛下準備剤を備えた、
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  8. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    更に、弾性材料で形成された人工付け眉毛載置台と、
    該人工付け眉毛載置台に載置された前記人工付け眉毛本体を把持するための把持手段と、を備えた、
    ことを特徴とする人工付け眉毛キット。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の人工付け眉毛キットを用いた人工付け眉毛の取付方法であって、
    前記実毛と前記人工付け眉毛本体との軸線を平行とし、互いに重ねて接着する
    ことを特徴とする人工付け眉毛の取付方法。
  10. 請求項9において、
    前記実毛の根本から所定の間隔を空けた状態で前記人工付け眉毛本体を重ねて接着する
    ことを特徴とする人工付け眉毛の取付方法。
  11. 請求項9または10において、
    最初に眉山部に前記人工付け眉毛本体を接着し、その後、眉尻、眉頭、眉中の順に接着する
    ことを特徴とする人工付け眉毛の取付方法。

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