JP2011233333A - 電線配索部材及び電池接続体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒンジを介して蓋体で溝部を塞ぐときに、溝部の側壁が倒れることを簡単な構成で防止する。
【解決手段】電線が配索される溝部71と、溝部71の開口71dを塞ぐ蓋体72と、前記蓋体72を前記溝部71の開口に対して開閉自在に溝部71の側壁71bに連結するヒンジ73と、を有する電線配索部材7において、側壁71bは、ヒンジ73が設けられたヒンジ形成部711と、ヒンジ形成部711に連なってヒンジ73の近傍に形成され且つヒンジ形成部711に対して溝部71の内側又は外側に向かって突出する凸部712と、を有し、凸部712が、溝部71の開口71dを蓋体72で塞ぐときにヒンジ形成部711が倒れることを防止するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】電線が配索される溝部71と、溝部71の開口71dを塞ぐ蓋体72と、前記蓋体72を前記溝部71の開口に対して開閉自在に溝部71の側壁71bに連結するヒンジ73と、を有する電線配索部材7において、側壁71bは、ヒンジ73が設けられたヒンジ形成部711と、ヒンジ形成部711に連なってヒンジ73の近傍に形成され且つヒンジ形成部711に対して溝部71の内側又は外側に向かって突出する凸部712と、を有し、凸部712が、溝部71の開口71dを蓋体72で塞ぐときにヒンジ形成部711が倒れることを防止するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、電線が配索される溝部と、前記溝部の開口を塞ぐ蓋体と、前記蓋体を前記溝部の開口に対して開閉自在に前記溝部の側壁に連結するヒンジと、を有する電線配索部材、及び、電線配索部材を有する電池接続体に関するものである。
例えば、電動モータを用いて走行する電気自動車や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車などには、前記電動モータの駆動源として上記電源装置が搭載されている。この電源装置には、特許文献1に示すバッテリ接続プレートが用いられる。
図5において、バッテリ接続プレート100は、一端に正の電極、他端に負の電極を有するバッテリ(角形バッテリ)を交互に逆向きに重ね合わせて形成したバッテリ集合体に取り付けられ、且つ、重ね合わせたバッテリ同士を直列に接続するバッテリ接続プレートを示している。そのバッテリ接続プレート100は、成形金型によって成形される樹脂プレート107と、樹脂プレート107の一端108等に嵌め込まれる一つ孔付きのバスバー116と、プレート一端側109に嵌め込まれる複数の二つ孔付きのバスバー117とを備えて構成されている。
バッテリ接続プレート100に対し、パワー線を配索するとともに、信号線を保護部120に配索して、バッテリ集合体への取り付けが可能状態となる。このとき、パワー線の端末の端子は、一つ孔付のバスバー116に接触するように取り付けられる。また同様に、複数の信号線の端末の端子も、二つ付のバスバー117に接触するように取り付けられる。
バッテリ接続プレート100は、配索する信号線を保護する保護部120を有している。保護部120は、信号線を配索する複数の配索溝123と、ヒンジ124を介して複数の配索溝123の各々に係合する複数の溝カバー125と、を有している。そして、複数の配索溝123に信号線が配索された後、ヒンジ124を押し曲げて溝カバー125を配索溝123に倒して、配索溝123と溝カバー124とを嵌合させて保護部120を完成させている。
しかしながら、上述したバッテリ接続プレート100の保護部120は、図6に示すように、溝カバー125を嵌合方向Kに嵌合させるときに、ヒンジ124を形成した配索溝123の側壁126が倒れ方向Dに傾くと、配索溝123と溝カバー124とを嵌合させるのが難しくなる。そのため、嵌合作業の作業性が低下してしまい、バッテリ接続プレート100の組み付け費用が増加してしまうという問題が生じてしまう。
また、配索溝123の側壁126の厚みを厚くして、強度を向上されることも考えられるが、それではバッテリ接続プレート100の重量が増加してしまい、コストアップの問題が生じてしまう。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、ヒンジを介して蓋体で溝部を塞ぐときに、溝部の側壁が倒れることを簡単な構成で防止する電線配索部材及び電池接続体を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の電線配索部材は、電線が配索される溝部と、前記溝部の開口を塞ぐ蓋体と、前記蓋体を前記溝部の開口に対して開閉自在に前記溝部の側壁に連結するヒンジと、を有する電線配索部材において、前記側壁は、前記ヒンジが設けられたヒンジ形成部と、前記ヒンジ形成部に連なって前記ヒンジの近傍に形成され且つ前記ヒンジ形成部に対して前記溝部の内側又は外側に向かって突出する凸部と、を有し、前記凸部が、前記溝部の開口を前記蓋体で塞ぐときに前記ヒンジ形成部が倒れることを防止するようにしたことを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の電線配索部材によれば、蓋体に溝部の開口を塞ぐ方向への力が加わると、ヒンジ形成部に溝部の内側に向かう力が生じる。そして、該力によってヒンジ形成部の溝部の内側又は外側への傾倒を、ヒンジ形成部に連なってヒンジの近傍に形成された凸部によって防止することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の電線配索部材において、前記凸部は、前記ヒンジ形成部に対して前記溝部の外側に向かって突出して形成されていることを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の電線配索部材によれば、ヒンジ形成部が溝部の内側又は外側へ傾倒しようとすると、溝部の外側に向かって突出した凸部によってその傾倒を防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の電線配索部材において、前記凸部は、前記ヒンジ形成部の両側の前記側壁に形成されていることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の電線配索部材によれば、ヒンジ形成部に大きな力が加わっても、ヒンジ形成部の両側に凸部が形成されているため、ヒンジ形成部の傾倒を確実に防止することができる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載の電池接続体は、正極及び負極が交互に逆向きに重ね合わされた複数の電池に取り付けられ且つ前記複数の電池同士を直列に接続する電池接続体において、請求項1〜3の何れか1項に記載の電線配索部材を有し、前記電線配索部材は、前記複数の電池に電気的に接続される電線が前記溝部内に配索されることを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の電池接続体によれば、複数の電池に電気的に接続された電線が電線配索部材の溝部内に配索されると、電線配索部材の蓋体に溝部の開口を塞ぐ方向への力が加えられて、溝部の開口が蓋体で塞がれることで、電線は電線配索部材内に収容される。その作業の際に、ヒンジ形成部が未曾有の内側又は外側へ傾倒するような力が加えられても、ヒンジ形成部に連なってヒンジの近傍に形成された凸部によってヒンジ形成部の傾倒を防止することができる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明によれば、ヒンジ形成部に対して溝部の内側又は外側に向かって突出するようにヒンジ形成部に連なってヒンジの近傍に凸部を形成し、該凸部が溝部の開口を蓋体で塞ぐときにヒンジ形成部が倒れるのを防止するようにしたことから、ヒンジを介して溝部と蓋体を嵌合するのが困難であるという従来の問題を解消することができるため、嵌合作業の作業性の低下を防止することができる。従って、嵌合作業の作業性の向上を図ることが可能となるため、組み付け費用の低減に貢献することができる。また、ヒンジ近傍の溝部の側壁に凸部を形成するだけで、溝部の強度を向上させているので、大幅な溝部の重量増加を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、凸部を溝部の外側に向けて突出させるようにしたことから、溝部内における電線の収容スペースを減らすことなく、溝部の強度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、凸部をヒンジ形成部の両側に形成するようにしたことから、ヒンジ形成部の強度をより一層向上させることができるため、凸部が溝部の開口を蓋体で塞ぐときにヒンジ形成部が倒れるのを確実に防止することができる。
以上説明したように請求項4に記載した本発明によれば、複数の電池に電気的に接続した電線を本発明の電線配索部材内に配索するようにしたことから、溝部の開口を前記蓋体で塞ぐときに凸部によってヒンジ形成部が倒れることを防止することができるため、ヒンジを介して溝部と蓋体を嵌合するのが困難であるという従来の問題を解消して、嵌合作業の作業性の低下を防止することができる。従って、嵌合作業の作業性の向上を図ることが可能となるため、組み付け費用の低減に貢献することができる。
以下、本発明に係る電線配索部材及び電池接続体の一実施の形態を、図1〜図4の図面を参照して以下に説明する。
図1,2に示すように、本発明の電池接続体1は、電池集合体2に取り付けられて電源装置を構成する。また、この電源装置は、電動モータを用いて走行する電気自動車や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車などに搭載され、前記電動モータに電力を供給するものである。なお、電池集合体は、一端に正の電極、他端に負の電極を有する電池(角形バッテリ)を交互に逆向きに重ね合わせて形成されている。
まず、電池集合体2は、図2に示すように、複数の電池20と、これら複数の電池20を互いに重ねて固定する固定部材(図示せず)と、を有している。そして、複数の電池20の各々は、方体形状の電池本体21と、この電池本体21の上面の一端部及び他端部からそれぞれ突出した正極22及び負極23と、を有している。
複数の電池20は、これら電池20の重なり方向に沿って正極22及び負極23が直線上に交互に並ぶように重ねられている。また、図2中の矢印Xは、複数の電池20の重なり方向、及び、電池集合体2の長手方向を示し、矢印Zは、各電池20の幅方向即ち電池集合体2の幅方向を示し、矢印Yは、各電池20の高さ方向即ち電池集合体2の高さ方向を示している。また、電池集合体2は、高さ方向(矢印Y方向)が重力方向と平行になる向きで自動車に搭載される。即ち、電池集合体2が自動車に搭載された状態において、図2中の矢印Y方向に沿った上側が重力方向の上側となり、矢印Y方向に沿った下側が重力方向の下側となる。また、電池集合体2が自動車に搭載された状態において、上述した正極22及び負極23は、各電池20の電池本体21の上面から矢印Y方向に突出した状態となる。
次に、上記電池接続体1は、複数のバスバ3と、各バスバ3にそれぞれ重ねられて該バスバ3に接続される複数の端子4と、各端子4にそれぞれ接続される複数の電線5と、これらを収容する合成樹脂製の電池接続プレート(以下、プレートともいう)6と、を有している。
バスバ3は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものであり、図3に示すように、板状の金属板に、互いに隣り合う電池20の正極22及び負極23が通される一対のバスバ穴3aを有して構成している。このバスバ3は、一対のバスバ穴3aの一方に隣り合う電池20の一方に設けられた正極22が通され、一対のバスバ穴3aの他方に隣り合う電池20の他方に設けられた負極23が通されて、これら正極22及び負極23に取り付けられるとともに正極22及び負極23に電気的に接続される。また、バスバ3は、バスバ穴3aに通された正極22及び負極23にナット8(図2参照)が螺合されることで電池20に固定される。
端子4は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものであり、図3に示すように、バスバ接続部41と、電線接続部42と、が一体に設けられている。
バスバ接続部41は、板状に形成され、正極22または負極23のいずれか一方が通される端子穴41aを有して構成している。このバスバ接続部41は、端子穴41aに正極22または負極23のいずれか一方を通した状態でバスバ3に重ねられてバスバ3と電気的に接続される。
電線接続部42は、バスバ接続部41に連なって形成され且つその表面上に電線5を位置付ける底板42aと、この底板42aの幅方向の両端部からそれぞれ立設し、電線5の端部の絶縁被覆をかしめて電線5を固定して電気的に接続される一対のかしめ片42bと、を有して構成している。電線接続部42は、プレート6の溝部71の長手方向(矢印X方向)と略直交する方向に向かって、バスバ接続部から延在されている。
電線5は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線5は、その一端が収容部61内に収容された端子4の電線接続部42に接続され、プレート6の溝部71内を配索されて、その他端が図示しない電圧検出回路等に接続されている。
プレート6は、電池集合体2の上面と略等しい略長方形に形成されており、電池集合体2の上面に重ねられる。そして、プレート6は、各バスバ3とこのバスバ3に重ねられた各端子4とをそれぞれ収容しかつ矢印X方向に沿って互いに間隔をあけて並べられた複数の収容部61と、複数の収容部61の並び方向に沿って延びるとともに複数の収容部61と矢印Z方向に間隔をあけて平行に延び、各端子4に接続された複数の電線5を収容する電線配索部材7と、を有している。そして、複数の収容部61と複数の電線配索部材7とは、連結部材60によって連結されて一体に形成されている。
また、プレート6には、矢印X方向に沿って互いに間隔をあけて並べられた複数の収容部61と複数の電線配索部材7とがそれぞれ矢印Z方向に二列設けた場合について説明するが、これに代えて、一列で構成するなど種々異なる実施形態とすることができる。
各収容部61は、図3に示すように、各バスバ3を表面上に位置付ける底壁61aと、この底壁61aの外縁から立設した周壁61bと、によって、各バスバ3を嵌め込むことが可能な箱型に形成されている。各主要部61は、各バスバ3とこのバスバ3に重ねられる各端子4とを収容する。底壁61aには、電池20の正極12及び負極13をそれぞれ通すことが可能な一対のプレート穴が設けられている。また、複数の収容部61は、複数の電池20の重なり方向、即ち矢印X方向に沿って互いに間隔をあけて並べられている。これにより、電池20の正極12及び負極13に対する位置ズレを吸収している。
複数の電線配索部材7は、図1,2に示すように、複数の収容部61の並び方向、即ち矢印Xに沿って並設されている。複数の電線配索部材7は、複数の収容部61と同様に、互いに間隔を開けて並べられており、任意の隣り合う電線配索部材7同士が連結ヒンジ70によって連結されている。これにより、電池20の正極12及び負極13に対する位置ズレを吸収している。
電線配索部材7は、図3,4に示すように、溝部71と、蓋体72と、ヒンジ73と、嵌合部74と、嵌合受け部75と、を有して一体に形成している。
溝部71は、上述したプレート6に収容された端子4に電気的に接続された電線5が内部に配索される。溝部71は、収容部61の並び方向に延びる底壁71aと、該底壁71aの相対する外縁から立設する一対の側壁71b,71cと、を有している。溝部71は、その幅方向、即ち矢印Z方向の断面が略U字の樋状に形成されている。そして、一対の側壁71b,71cの間が、電線5を溝部71内に侵入させる開口71dとなっている。また、互いに隣り合う複数の溝部71は、連続した溝を形成しており、その内部に電線5が配索される。
蓋体72は、溝部71の開口71dを塞ぐような形状で形成されている。そして、ヒンジ73は、溝部71の一方側の側壁71bと蓋体72とに跨って形成されている。ヒンジ73は、溝部71の開口71dに対して蓋体72を開閉自在に溝部71に連結している。そして、本実施形態のヒンジ73は、溝部71の開口71dを開放した開状態から、該傾向71dを蓋体72で塞いだ閉状態にわたって溝部71又は蓋部72が回動可能となっている。本実施形態では、図4中の嵌合方向Fへの力が加わったときに、ヒンジ73を中心とした蓋体72の回動が可能となっている。
嵌合部74は、蓋体72が閉状態に位置付けられたときに、溝部71の他方側の側壁71cの上端部寄りを覆うように、蓋体72の端部から立設している。嵌合部74は、アーム74aと、該アーム74aの先端寄りに溝部71の外部に向かって突出した嵌合凸部74bと、を有している。
嵌合受け部75は、図3,4に示すように、溝部71の側壁71cの上端よりに沿って形成されている。嵌合受け部75は、側壁71cとの間に、嵌合部74が挿通可能な隙間を形成している。そして、嵌合部74の嵌合凸部74bがその隙間を通って嵌合受け部75の下端と嵌合することで、蓋体72が溝部71の開口71dを塞いだ閉状態を維持する構成となっている。
また、上述した溝部71のヒンジ73が設けられた一方側の側壁71bは、図3,4に示すように、ヒンジ形成部711と、一対の凸部712と、を有している。そして、ヒンジ形成部711は、ヒンジ73が設けられた側壁71bの端部から底壁71aにわたり且つヒンジ73の幅に対応した部分となっている。
凸部712は、ヒンジ形成部711に連なってヒンジ73の近傍に形成され且つヒンジ形成部711に対して溝部71の外側に向かって突出するように形成されている。凸部712は、ヒンジ形成部711と同一の厚さで、矢印X方向の断面がコ字状に形成されている。なお、凸部712の形状や大きさは、ヒンジ形成部711、即ち側壁71bの強度等に応じて設計される。
また、本実施形態の凸部712は、ヒンジ形成部711の両側の側壁71bに一対形成されている。このように形成することで、ヒンジ形成部711の強度をより一層向上させることができるため、凸部712が溝部71の開口71dを蓋体72で塞ぐときにヒンジ形成部711が倒れるのを確実に防止することができる。また、ヒンジ73近傍の溝部71の側壁71dに凸部712を形成するだけで、溝部71の強度を向上させているので、大幅な溝部71の重量増加を防止することができる。なお、ヒンジ形成部711の強度等に応じて、凸部712をヒンジ形成部711の一方側にのみ形成する実施形態とすることもできる。
次に、上述した構成の電池接続体1を電池集合体2の端子面(図2中の上面)に取り付けられて電源装置を構成する組み付け作業の一例を、以下に説明する。
電池接続体1は、図2に示すように、電池集合体2の端子面に重ねられ、プレート6、バスバ3、端子4の各穴を順次通された正極22及び負極23にナット8が螺合されて電池集合体2に取り付けられる。そして、図4に示すように、プレート6の複数の収容部61の各々に収容された端子4に電線5が電気的に接続されると、該電線5は収容部61に沿って曲げられて複数の電線配索部材7の開口71dから溝部71内に挿入されることで、溝部71内に複数の電線5が配索される。
電線5の配索が完了すると、図4に示すように、電線配索部材7の蓋体72には嵌合方向Kへの力が作業者等によって加えられることで、蓋体72はヒンジ73を中心に溝部71の開口71dに向かって移動する。このとき、ヒンジ形成部711には溝部71の内側に向かう側壁71bの倒れ方向Dに向かう力が生じるため、ヒンジ形成部711は倒れ方向Dに向かって倒れようとするが、その両側の一対の凸部712によってヒンジ形成部711の傾倒は防止される。そのため、嵌合部74と嵌合受け部75はスムーズに嵌合することが可能となる。そして、嵌合部74と嵌合受け部75とが嵌合すると、溝部71は蓋体72で塞がれた閉状態となり、この作業を全ての電線配索部材7に対して行って組み付け作業が完了する。
以上説明した電池接続体1によれば、複数の電池20に電気的に接続した電線5を本発明の電線配索部材7内に配索するようにしたことから、溝部71の開口71dを蓋体72で塞ぐときに凸部712によってヒンジ形成部711が倒れることを防止することができるため、ヒンジ73を介して溝部71と蓋体72を嵌合するのが困難であるという従来の問題を解消して、嵌合作業の作業性の低下を防止することができる。従って、嵌合作業の作業性の向上を図ることが可能となるため、組み付け費用の低減に貢献することができる。
また、上記電線配索部材7によれば、凸部712を溝部71の外側に向けて突出させるようにしたことから、溝部内における電線の収容スペースを減らすことなく、溝部の強度を向上させることができる。しかしながら、凸部712は、溝71の内側に向けて突出させる構成とすることもできる。
さらに、上記電線配索部材7によれば、凸部712をヒンジ形成部711の両側に形成するようにしたことから、ヒンジ形成部711の強度をより一層向上させることができるため、凸部712が溝部71の開口71dを蓋体72で塞ぐときにヒンジ形成部711が倒れるのを確実に防止することができる。
なお、上述した構成の電線配索部材7は、電線5を収容して保護する単独の配索部材としても用いることができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電池接続体
2 電池集合体
3 バスバ
4 端子
5 電線
6 電池接続プレート(プレート)
7 電線配索部材
71 溝部
72 蓋体
73 ヒンジ
711 ヒンジ形成部
712 凸部
2 電池集合体
3 バスバ
4 端子
5 電線
6 電池接続プレート(プレート)
7 電線配索部材
71 溝部
72 蓋体
73 ヒンジ
711 ヒンジ形成部
712 凸部
Claims (4)
- 電線が配索される溝部と、前記溝部の開口を塞ぐ蓋体と、前記蓋体を前記溝部の開口に対して開閉自在に前記溝部の側壁に連結するヒンジと、を有する電線配索部材において、
前記側壁は、前記ヒンジが設けられたヒンジ形成部と、前記ヒンジ形成部に連なって前記ヒンジの近傍に形成され且つ前記ヒンジ形成部に対して前記溝部の内側又は外側に向かって突出する凸部と、を有し、
前記凸部が、前記溝部の開口を前記蓋体で塞ぐときに前記ヒンジ形成部が倒れることを防止するようにしたことを特徴とする電線配索部材。 - 前記凸部は、前記ヒンジ形成部に対して前記溝部の外側に向かって突出して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電線配索部材。
- 前記凸部は、前記ヒンジ形成部の両側の前記側壁に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線配索部材。
- 正極及び負極が交互に逆向きに重ね合わされた複数の電池に取り付けられ且つ前記複数の電池同士を直列に接続する電池接続体において、
請求項1〜3の何れか1項に記載の電線配索部材を有し、
前記電線配索部材は、前記複数の電池に電気的に接続される電線が前記溝部内に配索されることを特徴とする電池接続体。
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