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JP2011233195A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2011233195A
JP2011233195A JP2010101911A JP2010101911A JP2011233195A JP 2011233195 A JP2011233195 A JP 2011233195A JP 2010101911 A JP2010101911 A JP 2010101911A JP 2010101911 A JP2010101911 A JP 2010101911A JP 2011233195 A JP2011233195 A JP 2011233195A
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Isao Naritake
功夫 成竹
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Abstract

【課題】LSI内部の回路の動作状態が不安定なときに、誤って書き込み動作指示信号が入力されても、誤書き込みを回避する。
【解決手段】書き込み用の電源端子VPRGの電圧のレベルを検出するVPRGレベル検出回路4と、レベル検出回路からの検出信号IVPRGと、書き込み指示信号PRGE、クロック信号CLKにもとづき、書き込み制御信号WEと読み出し制御信号REを生成するW/Rコントロール回路5と、第1の電源端子VDD33の電源電圧と、電源VPRGとを受け、書き込み制御信号WEに基づき、書き込み時には、VPRGを選択し、書き込み時以外には、VDD33を選択しVPPとして出力する内部電源スイッチ回路6を備える。さらにアンチヒューズメモリセルアレイ7にはVPPとビット線間に接続され、書き込みデータDINと書き込み制御信号WEとに基づき、オン・オフされるスイッチを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に不揮発性記憶装置を備えた半導体装置に関する。
データの書き込みが1度だけ可能な不揮発性記憶素子を用いた、いわゆる、one−time programmableメモリのうち、アンチヒューズ(anti−fuse)素子は、データ書き込み時、該アンチヒューズ素子に高電圧等を印加して、該アンチヒューズ素子を絶縁状態(アンチヒューズ素子の両端間が非導通状態)から接続状態(アンチヒューズ素子の両端間が導通状態)とすることで、書き込みが一度だけ行われる。アンチヒューズ素子を搭載した半導体装置において、アンチヒューズ素子へのデータ書き込み(プログラム)は、例えば半導体装置のウェハテスト工程等で行われる。
LSI等半導体装置の組み立て後、あるいは製品出荷後等において、電源投入時等、半導体装置内部の状態が不安定なときに、絶縁状態にあるアンチヒューズ素子に高電圧が印加され当該アンチヒューズ素子が接続状態となり、もとのデータ(絶縁状態)を破壊してしまう可能性がある。なお、アンチヒューズ素子は、例えば論理1のデータの書き込みにより、一旦、接続状態に設定されると、再びデータを書き込むことはできない、という意味で再書き込みが不可能であるが、例えば論理0のデータの書き込みにより絶縁状態のままのアンチヒューズ素子は、電源投入時等の不安定状態のとき、高電圧の印加によって接続状態に設定される、すなわち、誤書き込みされる可能性がある。
アンチヒューズ素子等データの再書き込みが不可能な不揮発性記憶素子に関連して、特許文献1には、データの再書き込みが不可能な不揮発性記憶素子と、前記不揮発性記憶素子からデータを読み出すための読み出し動作の開始を指示する読み出し動作指示信号を、外部入力クロックに同期して取り込む読み出し動作制御回路と、不揮発性記憶素子にデータを書き込むための書き込み動作の開始を指示する書き込み指示信号が、前記外部入力クロックに対して非同期に入力される書き込み動作制御回路と、前記書き込み指示信号の供給に応じて、前記読み出し動作制御回路の動作をリセットするリセット回路と、を備え、誤動作により回路を構成する素子が破壊されるのを防止できるようにした構成が開示されている。特許文献1では、書き込み指示信号が入力されると、ただちに読み出し動作制御回路の動作をリセットし、読み出し回路等において高電圧が印加され素子が破壊されることを防止している。なお、特許文献1の図1等において、アンチヒューズ素子は、電源VDDと記憶ノードSN間に接続され、記憶ノードSNと負電位VBP間に、書き込み動作制御組み合わせ回路の出力によりオン・オフが制御される書き込みゲート(nMOSトランジスタ)が接続される構成とされている。
特開2008−65963号公報(P2008−65963A)
以下に関連技術の分析を与える。
電源投入時等、半導体装置(例えばLSI)内部の回路の動作状態が不安定なときに、誤って書き込み指示信号が入力されると、アンチヒューズ素子に高電圧が印加され、誤書き込みが行われる可能性がある。
本発明は、上記した課題の少なくとも1つの解決を図るものであり、概略以下の構成とされる。
本発明の1つの側面によれば、書き込み用電源端子と、不揮発性の記憶素子と、を備え、データ書き込み工程において、半導体装置外部から前記書き込み用電源端子に与えられる書き込み用電圧を前記不揮発性の記憶素子に印加することでデータの書き込みが行われ、
前記書き込み用電源端子の電圧レベルを監視し、前記書き込み用電源端子が前記書き込み用電圧の条件を満たさない電圧である場合には、書き込み指示が発生しても、前記不揮発性の記憶素子へのデータの書き込みを制御する書き込み制御信号を非活性に保つ回路ブロックを備え、
前記書き込み用電源端子は、前記書き込み用電圧の条件を満たさない固定電位に設定される所定の端子と、前記データ書き込み工程の後に、電気的に結合される半導体装置が提供される。
本発明によれば、半導体装置内部の回路の動作状態が不安定なときに、誤って書き込み指示信号が入力されても、誤書き込みが行われることはない。
本発明の一実施形態の半導体装置の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の半導体装置のウェハテスト時の設定を示す図である。 本発明の一実施形態の半導体装置の組み立て時の設定を示す図である。 図1のVPRGレベル検出回路と、図1のW/Rコントロール回路の構成の一実施例を示す図である。 図1のアンチヒューズマクロとの間で信号を授受する回路の一実施例を示す図である。 図1の内部電源スイッチ回路とアンチヒューズセルの構成の一実施例を示す図である。 VPRG端子の印加電圧を一覧で示す図である。 比較例の動作例を示すタイミング波形図である。 本発明の一実施例の動作例を示すタイミング波形図である。 本発明の別の実施例のVPRGレベル検出回路の構成を示す図である。
本発明の実施形態について説明する。本発明は、好ましい態様(MODES)の1つにおいて、アンチヒューズ素子等、所定の書き込み用電圧を印加することでデータの書き込みが行われる不揮発性記憶素子を備えた半導体装置において、書き込み用の電源端子(VPRG)は、例えばデータの書き込み工程後に、不揮発性記憶素子の書き込み用電圧の条件を満たさない所定の固定電位を与える端子、例えばグランド端子と電気的に結合される。
本発明の態様(MODES)の1つにおいて、書き込み用電源端子(VPRG)の電圧レベルを監視し、書き込み用電源端子(VPRG)が前記書き込み用電圧の条件を満たさない電圧である場合には、書き込み指示が発生しても、前記不揮発性記憶素子へのデータの書き込みを制御する書き込み制御信号(WE)を、活性化することなく、非活性に保つ回路群(回路ブロック)を備えている。
本発明の態様(MODES)の一つにおいて、半導体装置は、
書き込み用の電源端子(VPRG)の電圧のレベルを検出するVPRGレベル検出回路(4)と、
VPRGレベル検出回路(4)からの検出結果信号(IVPRG)と、書き込み指示を制御する書き込み指示信号(PRGE)、クロック信号(CLK)を受け、書き込み制御信号(WE)と読み出し制御信号(RE)の活性化と非活性化を制御するW/Rコントロール回路(5)と、
第1の電源端子(VDD33)の電源電圧と、書き込み用の電源端子(VPRG)の電源電圧とを受け、書き込み制御信号(WE)が活性状態の時には、書き込み用の電源端子(VPRG)の電圧を選択し、書き込み制御信号(WE)が非活性状態の時には、電源端子VDD33の電圧を選択し、セルアレイ(7)の高電圧端子(VPP)に出力する内部電源スイッチ回路(6)と、
ワード線(WL)とビット線(BL)の交差部に配設され、ワード線(WL)の選択時に、オンし、不揮発性記憶素子(76)をビット線(BL)と接続するセルトランジスタ(75)と、不揮発性記憶素子(76)と、を含むメモリセル(74)と、
内部電源スイッチ回路(6)の出力(VPP)とビット線(BL)との間に接続されるスイッチ(72)と、
書き込みデータ(DIN)と書き込み制御信号(WE)とを受け、前記書き込み制御信号(WE)が活性状態であり、且つ、前記書き込みデータ(DIN)が、論理1と0のうち前記不揮発性記憶素子(76)の状態を変化させる一方のデータ(例えば論理1のデータ)であるとき、前記スイッチ(72)をオンさせて、前記内部電源スイッチ回路(6)の出力(VPP)と前記ビット線(BL)とを導通させ、
書き込み制御信号(WE)が活性状態であり、且つ、書き込みデータ(DIN)が、論路1と0の他方のデータ(例えば論理0)であるとき、又は、書き込み制御信号(WE)が非活性状態のときには、前記スイッチ(72)をオフさせ、前記電源切替回路の出力(VPP)と前記ビット線とを非導通とする論理回路(71)と、を備えている。本発明の態様の一つにおいて、半導体装置は、前記メモリセルから前記ビット線(BL)に読み出された電圧から、読み出しデータ(DOUT)を生成する読み出し回路(77)と、を備える。以下、実施例に即して説明する。
図1は、本発明の一実施例の半導体装置の構成を示す図である。図1は、書き込み用の電源パッドVPRGをグランド端子と接続する前の状態の半導体装置(LSIチップ)1の構成(回路配置)が示されている。アンチヒューズマクロ3は、アンチヒューズセルアレイ7、VPRGレベル検出回路4、W/Rコントロール回路5、内部電源スイッチ回路6を備えている。アンチヒューズセルアレイ7は、アレイ状に配置された複数のアンチヒューズ素子(不図示)を備えている。
VPRGレベル検出回路4は、書き込み用の電源パッドVPRGの電圧レベルをモニタし、レベル検出信号(2値信号)IVPRGをW/Rコントロール回路5に供給する。
W/Rコントロール回路5は、
データ入力(書き込みデータ)DINと、
書き込み指示信号PRGEと、
クロック信号CLKと、
VPRGレベル検出回路4からのVPRG検出信号IVPRGと、
を入力し、
データ書き込み時に、ライトイネーブル信号(書き込み制御信号)WEを活性化して出力し、
データ読み出し時に、リードイネーブル信号RE(読み出し制御信号)を活性化して出力する。特に制限されないが、ライトイネーブル信号WEとリードイネーブル信号REは、Highでアクティブ(活性状態)、Lowでインアクティブ(非活性状態)とされる。
内部電源スイッチ回路6は、書き込み用の電源電圧VPRGと標準I/O周回用電源電圧VDD33とを受け、アンチヒューズセルアレイ7へ供給する電圧(高電圧)VPPを切り替える回路である。内部電源スイッチ回路6は、書き込み時にはVPRG、書き込み時以外はVDD33を高電圧端子VPPに与える。
図2は、図示されないテスタとウェハプローバとを用いウェハ上のチップをテストするウェハテスト工程において、データの書き込みを行う場合のウェハ上の半導体装置(LSI)の一例を示している。ウェハプローバのプローブ8が、LSIチップ1のパッド(ボンディングパッド)2とコンタクトし、プローブ8から、VPRGには6.5V、VDD33には3.3Vを印加する。また、テスタ、ウェハプローバの制御のもと、アンチヒューズセルアレイ(図1の7)における書き込み(プログラム)が行われる。特に制限されないが、例えば、図示されないテスタ、ウェハプローバの制御のもと、LSIチップ1に搭載されるメモリアレイ(不図示)のテストが行われ、フェイルしたセルを救済するため、冗長セルへの置換を行うため、フェイルセルへのアクセスアドレスを冗長セルのアクセスアドレスに置き換えるための情報が、アンチヒューズセルアレイ(図1の7)にプログラムされる。
図3は、本実施例において、ウェハテスト工程において行われたデータの書き込みの後、組立工程のボンディング工程において、VPRGパッドを、GNDピン(0V)のリードフレーム9にボンディングワイヤ10にてワイヤーボンディングした状態を示している。なお、VDD33の電源パッドは電源ピンのリードフレーム9にワイヤーボンディングされる。なお、図3には、半導体装置(LSIチップ)1の矩形の各辺から4方向に金属性の接続端子が延在するQFP(Quad Flat Package)型のパッケージが示されているが、DIP(Dual Inline Package)、PGA(Pin Grid Array)、BGA(Ball Grid Array)、TCP(Tape carrier Package)型等の各種パッケージについても同様に適用可能である。
図4(A)は、図1のVPRGレベル検出回路4の構成の一例を示す図である。VPRGレベル検出回路4は、VPRGパッドに入力が接続され、VPRGパッドの電圧が閾値以上のときLow電位、閾値未満のときHigh電位を出力するインバータINV1と、インバータINV1の出力を受け、反転した信号をIVPRGとして出力するインバータINV2を備えている。VPRGパッドの電圧がGNDレベルでないとき(INV1の閾値を超えるとき)、VPRGレベル検出回路4からHigh電位のIVPRGが出力され、VPRGパッドの電圧がGNDレベルのとき、VPRGレベル検出回路4からLow電位のIVPRGが出力される。なお、特に制限されないが、VPRGパッドに入力が接続されたインバータINV2はI/O用の電源電圧VDD33(3.3V)で駆動され、インバータINV2は、不図示の内部電源電圧(VDD=1.5V)で駆動され、その出力であるレベル検出信号IPRGは振幅0−1.5Vの2値信号としてもよい。
図4(B)は、図1のW/Rコントロール回路5の構成の一例を示す図である。W/Rコントロール回路5は、
VPRGレベル検出回路4から出力されるIVPRGと、LSIチップ1の内部回路(例えば後述するアンチヒューズコントローラ)から出力され書き込み指示信号PRGE(High電位のときアクティブ状態)と、クロック信号CLKとを入力する否定論理積回路NAND1と、
NAND1の出力を反転した信号をライトイネーブル信号WEとして出力するインバータINV4と、
PRGEをインバータINV3で反転した信号と、クロック信号CLKとを入力する否定論理積回路NAND2と、
NAND2の出力を反転した信号をリードイネーブル信号REとして出力するインバータINV5と、
を備えている。
(IVPRG、PRGE、CLK)=(High、High、High)のとき、WE=High(活性状態:書き込み動作を行う)となり、それ以外、WE=Low(非活性状態)である。
(PRGE、CLK)=(Low、High)のとき、RE=High(活性状態:読み出し動作を行う)となり、それ以外、RE=Low(非活性状態)である。
図5は、図1のアンチヒューズマクロ3とデータ、制御信号等の受け渡しを行う回路ブロックの一例を示す図である。アンチヒューズコントローラ11は、アンチヒューズマクロ3に書き込みデータDIN、書き込み指示信号PRGE、クロックCLKを与える。アンチヒューズコントローラ11に入力されるリセット信号RSTは電源投入後、所定クロックサイクル経過後に、不図示のリセット回路によって活性化され、これを受けてアンチヒューズコントローラ11のリセットが行われる。アンチヒューズマクロ3からの読み出しデータDOUTは、揮発性の記憶装置12に記憶される。特に制限されないが、記憶装置12としては、例えばアンチヒューズマクロ3と同一チップ上に搭載されるSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)の不良セルの救済を行うための置換アドレス情報を保持するSRAMリダンダンシレジスタ等が用いられる。
電源投入時等、リセット信号RSTが活性化される前のLSIチップの内部状態が不安定なときに、誤って書き込み指示信号がアンチヒューズマクロ3に入力される場合があるが、本実施例においては、前述したように、データの書き込み終了後の組み立て工程で、VPRGパッドをGNDに接続しているため、VPRGレベル検出回路4から出力されるIVPRGはLow固定(グランド電位)とされる。このため、電源投入時等、LSIチップの内部状態が不安定なときにも、W/Rコントロール回路5から出力されるライトイネーブル信号WEはLow固定とされ、アンチヒューズ素子への誤書き込みが回避される。
図6(A)は、図1の内部電源スイッチ回路6の構成の一例を示す図である。図6(A)に示すように、内部電源スイッチ回路6は、電源VDD33(=3.3V)にソースが接続され、ライトイネーブル信号WEにゲートが接続されたpMOSトランジスタ61と、書き込み用の電源VPRG(=6.5V)にソースが接続され、ライトイネーブル信号WEをインバータ63で反転した信号にゲートが接続されたpMOSトランジスタ62と、を備え、pMOSトランジスタ61、62のドレインは共通接続され、アンチヒューズセルアレイ7のVPP端子(高電圧端子)に接続されている。
図6(B)は、アンチヒューズセルアレイ7の要部構成を示す図である。なお、図6(B)では、単に説明の簡単のため、1つのセルと、1つのビット線BL、1つのワード線WLが示されており、複数のビット線、複数のワード線の交差部にマトリックス状に配置されている複数のセルは省略されている。
図6(B)を参照すると、DIN、ライトイネーブル信号WEを入力する否定論理積回路(NAND)71と、VPP端子にソースが接続されNAND71の出力にゲートが接続されビット線BLにドレインが接続されたpMOSトランジスタ72を備えている。DIN=High、WE=Highのとき、すなわち、論理1のデータの書き込みの時、NAND71の出力はLowとなり、pMOSトランジスタ72が導通し、ビット線BLの電位はVPP端子の電位となる。
選択されたワード線WLを駆動するワードドライバ73は選択ワード線WLをGND電位とする。非選択ワード線は高電圧VPPに保持される。
メモリセル74は、GNDに接続されたアンチヒューズ素子(AF)76と、ワード線WLにゲートが接続され、ソースがビット線BLに接続され、ドレインがアンチヒューズ素子(AF)76の一端に接続されたpMOSトランジスタ75(セルトランジスタ)を備えている。
選択されたワード線WLはワードドライバ73によってLow電位に駆動され、pMOSトランジスタ75が導通し、データ書き込み時には、ビット線BLの電圧(=VPRG)がアンチヒューズ素子(AF)76に印加される(アンチヒューズ素子(AF)76の両端間が接続状態となる)。
データ読み出し時には、W/Rコントロール回路5(図1参照)からのリードイネーブル信号REはHigh電位(活性状態)とされ、ライトイネーブル信号WEはLow電位(非活性状態)とされる。このため、NAND71の出力はHighとなり、pMOSトランジスタ72はオフ(非導通)状態とされる。また、例えばリードイネーブル信号REのLow(非活性状態)からHigh(活性状態)への遷移に応答して、ワード線WLの選択の前に(Low電位に駆動される前の時点で)、読み出し回路77は、ビット線BLを所定の電圧(例えばVBP=2.2V)にプリチャージする。なお、図6(B)に示す例では、ビット線のプリチャージ回路(不図示)は、電源VBPで駆動される読み出し回路77内に含まれているものとし、電源VBPをビット線BLに接続することで、ビット線BLのプリチャージが行われる。
ビット線BLのプリチャージ後、不図示のアドレスデコーダでアドレスをデコードした結果、選択されたワード線WLはワードドライバ73によってLow電位(GND)に駆動される。Low電位に駆動された当該ワード線(WL)にゲートが接続されたメモリセル74のpMOSトランジスタ75がオンする。例えば論理1が書き込まれたメモリセル74では、メモリセル74に接続するビット線BLは、オン状態のpMOSトランジスタ75、接続状態のアンチヒューズ素子(AF)76を介して、GNDと導通し、Low電位となる。論理0が書き込まれたメモリセル74においては、アンチヒューズ素子(AF)76は絶縁状態であるため、pMOSトランジスタ75がオンしても、ビット線BLはプリチャージ電圧VBP(=2.2V)のままである。
読み出し回路77は、ビット線BLの電圧と、基準電圧VREF(例えば0Vと2.2Vの中間電位)とを電圧比較し、比較結果を2値の読み出しデータDOUTとして出力する電圧比較回路(コンパレータ)を含む。
特に制限されないが、読み出し回路77は、メモリセル74からビット線BLに読み出された電圧がVREFよりも低い電圧(GND電位)のとき(アンチヒューズ素子の両端が接続状態)、
DOUT=High(例えば論理1)、
ビット線BLの電圧がプリチャージ電圧VBP(=2.2V)のとき(アンチヒューズ素子の両端が絶縁状態)、
DOUT=Low(例えば論理0)
が出力される。読み出し回路77の出力DOUTは、例えば0−1.5Vの振幅の論理信号としてもよい。特に制限されないが、本実施例では、リードイネーブル信号REがLowのとき、読み出し回路77は非活性状態(プリチャージ回路、電圧比較回路はともにオフ)とされ、読み出し回路77の出力をオフ状態(Hi−Z状態)としてもよい。
ライトイネーブル信号WEがHighレベルとされるデータ書き込み時には、内部電源スイッチ回路6において、VPP端子の出力として、VPRG(6.5V)が選択され、DIN=Highのデータ書き込み時(通常、ウェハテスト工程でのデータ書き込み時)には、選択されたワード線WLに接続されたメモリセル74のpMOSトランジスタ75のソースにビット線BLから供給されるVPRG(6.5V)が、オン状態のpMOSトランジスタ75を介して、アンチヒューズ素子(AF)76の一端に印加され、絶縁状態であったものが接続状態(アンチヒューズ素子(AF)76の両端間が導通状態)となる。
なお、ライトイネーブル信号WEがLowのときは、内部電源スイッチ回路6において、VPP端子にはVDD33が印加される。
ところで、組み立て工程あるいは製品出荷後等、本発明と相違して、書き込み用電源端子VPRGにVDD33と同一の3.3Vを印加した場合、電源投入時等、誤動作によりライトイネーブル信号WEがHighとなり、DINがHighとなると、図6(B)のpMOSトランジスタ72がオンし、ビット線BL、Lowとなったワード線WLに接続するメモリセル74のアンチヒューズ素子76には3.3Vが印加されることになる。この結果、アンチヒューズ素子76のデータが破壊される可能性がある。
これに対して、本実施例によれば、書き込み用電源端子VPRGはGNDピンに接続されており、電源投入時等において、VPRGレベル検出回路4の出力IVPRGはLowレベルであり、誤って書き込み指示信号PRGEがHighとなっても、W/Rコントロール回路5から出力されるライトイネーブル信号WEはLow固定であり、図6(B)のNAND71の出力はHigh固定とされ、pMOSトランジスタ72はオフとされ、アンチヒューズ素子76への書き込みは行われない。また、データの読み出し対象として選択されたメモリセル74のアンチヒューズ素子76の一端には、オン状態のpMOSトランジスタ72を介してビット線BLのプリチャージ電圧(例えばVBP)が印加されるだけであり、アンチヒューズ素子76のデータが破壊されることはない。
図7は、本実施例において、ウェハテスト時の組み立て時以降のVPRG端子の電位をまとめたものである。ウェハテスト時のプログラム(書き込み)時にはVPRG端子には6.5V、その他は0.0V固定とする。パッケージ組み立て時に、VPRG端子はGND端子と接続され、以降、VPRG端子はGND電位とされる。
図8は、比較例として、データ書き込み工程後、書き込み用電源端子VPRGをGNDピンに接続されない構成における電源オン時のタイミング動作を説明するタイミングチャートである(横軸は時間)。電源VDDの立ち上がり前後のリセット信号RST(図5参照)、図5のアンチヒューズコントローラ11からの書き込み指示信号PRGE、クロック信号CLK、図1のW/Rコントロール回路5からのライトイネーブル信号WE、図6(B)のビット線BLのハッチングを施した部分は値が不定の部分を表している。リセット信号RSTによって、LSIチップ内のリセットが行われ、リセットの解除(RST=High)により、通常動作(読み出し動作)が行われる。また、リセットの解除(RST=High)により、アンチヒューズコントローラ11からのクロック信号CLKがアンチヒューズマクロ3に供給される。電源VDDの投入時の不安定状態のとき(ハッチングを施した時間範囲)、アンチヒューズセルアレイのビット線BLに3.3Vが印加される可能性がある。
すなわち、図6(B)において、電源VDDの投入時の不安定状態のとき、ライトイネーブル信号WEが偶々High、DINが偶々Highの組み合わせのときpMOSトランジスタ(pMOSスイッチ)72がオンし、VPP端子には電源電圧VDD33が印加されるため、ビット線BLには電源電圧VDD33の3.3Vが印加される。ワード線WLが偶々Low電位となると、メモリセル74のアンチヒューズ素子76の一端には、ビット線BLの3.3Vが印加され、アンチヒューズ素子76が絶縁状態の場合、接続状態に、誤書き込みされる可能性がある。
図9は、本実施例において、書き込み用電源端子VPRGがGNDピンに接続された後における電源立ち上げ時のタイミング動作を説明する図である。なお、本実施例においては、前述したように、ウェハテスト等でのデータ書き込み工程後のパッケージ工程において、書き込み用電源端子VPRGがGNDピンに接続される。図9には、図8の比較例に対して、上述した本実施例におけるリセット信号RST(図5参照)、図5のアンチヒューズコントローラ11からの書き込み指示信号PRGE、クロック信号CLK、図1のW/Rコントロール回路5からのライトイネーブル信号WE、図6(B)のビット線BL信号の電源投入時のタイミング波形の一例が示されている。
図9において、電源投入時、ハッチングを施した時間範囲において、ライトイネーブル信号WEはLow固定とされ、図6(B)のアンチヒューズセルアレイのpMOSトランジスタ72はオフ(非導通)とされ、ビット線BLには、高電圧VPP(VDD33の3.3V)が印加されることはなく、ビット線BLに印加される最大電圧は2.2V(プリチャージ電圧)である。このため、本実施例によれば、電源投入時等において、アンチヒューズ素子76の誤書き込みは回避される。
図10は、本発明の別の実施例のVPRGレベル検出器4の構成例を示す図である。VDD33、VPRGを電圧比較する電圧比較器を備えている。特に制限されないが、
VPRG>VDD33のとき、IVPRG=High(例えば論理1)、
VPRG=<VDD33のとき、IVPRG=Low(例えば論理0)
を出力する。IVPRGは前述した通り0−VDD(内部電源電圧:1.5V)としてもよい。
なお、電圧比較器には、ウェハテスト工程でのデータ書き込み時に、6.5Vが入力されるため、入力ダイナミックレンジ確保のため電圧比較器の電源はデータ書き込み時には、VPRGとVSS(GND)とされ、VPRGパッドをGNDに接続した後は、電圧比較器の電源には、VDD33とVSS(GND)が供給される。
上記実施例では、再書き込み不可能な不揮発性記憶素子としてアンチヒューズ素子を例に説明したが、データの値により溶断/非溶断が行われるヒューズ素子を備えた半導体装置についても、同様にして適用可能である。
また上記実施例では、アンチヒューズマクロ、SRAM等を備えたSOC(System On Chip)のLSIを例に説明したが、SOCに限定されるものでなく、アンチヒューズセルアレイを備えた個別半導体等に適用してもよいことは勿論である。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施例ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 LSIチップ
2 ボンディングパッド
3 アンチヒューズマクロ
4 VPRGレベル検出回路
5 W/Rコントロール回路
6 内部電源スイッチ回路
7 アンチヒューズセルアレイ
8 プローブ
9 リードフレーム
10 ボンディングワイヤ
11 アンチヒューズコントローラ
12 揮発性記憶装置(SRAMリダンダンシレジスタ)
61、62 pMOSトランジスタ
63 インバータ
71 NAND
72 pMOSトランジスタ
73 ワードドライバ
74 セル(アンチヒューズメモリセル)
75 pMOSトランジスタ
76 アンチヒューズ素子
77 読み出し回路

Claims (9)

  1. 書き込み用電源端子と、
    不揮発性の記憶素子と、
    を備え、
    データ書き込み工程において、半導体装置外部から前記書き込み用電源端子に与えられる書き込み用電圧を前記不揮発性の記憶素子に印加することでデータの書き込みが行われ、
    前記書き込み用電源端子の電圧レベルを監視し、前記書き込み用電源端子が前記書き込み用電圧の条件を満たさない電圧である場合には、書き込み指示が発生しても、前記不揮発性の記憶素子へのデータの書き込みを制御する書き込み制御信号を非活性に保つ回路部を備え、
    前記書き込み用電源端子は、前記書き込み用電圧の条件を満たさない固定電位に設定される所定の端子と、前記データ書き込み工程の後に、電気的に結合される、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記書き込み用電源端子が電気的に結合される前記所定の端子はグランド端子である、ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記回路部は、前記データ書き込み工程において、前記書き込み用電源端子の電圧を監視した結果、前記書き込み用電源端子の電圧が前記書き込み用電圧の条件を満たす場合、前記書き込み指示の発生に対応させて前記書き込み制御信号を活性化させる、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記書き込み用電源端子の電圧のレベルを検出するレベル検出回路と、
    前記レベル検出回路からの検出信号と、前記書き込み指示を制御する書き込み指示信号とに基づき、前記書き込み制御信号と、前記不揮発性の記憶素子からのデータの読み出しを制御する読み出し制御信号との活性化及び非活性化を制御する書き込み/読み出しコントロール回路と、
    第1の電源端子の電圧と、前記書き込み用電源端子の電圧とを受け、前記書き込み制御信号に基づき、データ書き込み時には、前記書き込み用電源端子の電圧を選択出力し、書き込み時以外には、前記第1の電源端子の電圧を選択出力する電源切替回路と、
    ワード線とビット線の交差部に配設され、前記ワード線の選択時にオンし前記不揮発性の記憶素子と前記ビット線とを接続するセルトランジスタと、前記不揮発性の記憶素子と、を含むメモリセルと、
    前記電源切替回路の出力と前記ビット線との間に接続されるスイッチと、
    書き込みデータと前記書き込み制御信号とを受け、前記書き込み制御信号が活性状態であり、且つ、前記書き込みデータが、論理1と0のうち前記不揮発性の記憶素子の接続状態を変化させる一方のデータであるとき、前記スイッチをオンさせて、前記電源切替回路の出力と前記ビット線とを導通させ、
    前記書き込み制御信号が活性状態であり、且つ、前記書き込みデータが、論路1と0の他方のデータであるとき、
    又は、前記書き込み制御信号が非活性状態のときには前記スイッチをオフさせ、前記電源切替回路の出力と前記ビット線とを非導通とする論理回路と、
    を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記メモリセルから前記ビット線に読み出された電圧から読み出しデータを生成する読み出し回路を備えた、ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記レベル検出回路は、前記書き込み用電源端子の電圧を入力端子に受ける第1のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路の出力を受け検出信号を出力する第2のインバータ回路と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項4又は5記載の半導体装置。
  7. 前記レベル検出回路は、
    前記書き込み用電源端子の電圧と、所定の電源電圧とを電圧比較するコンパレータ回路を備えている、ことを特徴とする請求項4又は5記載の半導体装置。
  8. 組み立て工程において、前記書き込み用電源端子をなすパッドがグランドピンに接続される、ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  9. 前記不揮発性の記憶素子が、データの書き込みにより、絶縁状態から接続状態となるアンチヒューズ素子を含む、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置。
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