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JP2011227976A - 不揮発性半導体メモリ装置、及びそのメモリ装置を有するメモリシステム - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置、及びそのメモリ装置を有するメモリシステム Download PDF

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JP2011227976A JP2010098900A JP2010098900A JP2011227976A JP 2011227976 A JP2011227976 A JP 2011227976A JP 2010098900 A JP2010098900 A JP 2010098900A JP 2010098900 A JP2010098900 A JP 2010098900A JP 2011227976 A JP2011227976 A JP 2011227976A
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直治 篠崎
Masao Taguchi
眞男 田口
Takahiro Hatada
貴宏 畑田
Satoshi Sugimoto
智 杉本
Satoshi Sakuragawa
聡 桜川
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Abstract

【課題】リードされたデータの外部への転送にかかる時間を抑えられる不揮発性半導体メモリ装置及びそのメモリ装置を有するメモリシステムを提供する。
【解決手段】不揮発性半導体メモリ装置が、複数のワードラインに共通接続された複数の第1のストリングと、複数の第1のストリングで構成された第1のストリング群を1つ以上有する第1のメモリセルアレイと、1又は複数のワードラインに共通接続され、第1のストリングよりもストリング長が短い複数の第2のストリングと、複数の第2のストリングで構成された第2のストリング群を1つ以上有する第2のメモリセルアレイと、第1及び前記第2のストリングの両方にビットラインを通じて接続され、第1及び前記第2のメモリセルエリアからそれぞれリードされたデータが格納されるバッファユニットとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、不揮発性半導体メモリ装置、及びそのメモリ装置を有するメモリシステムに関する。
複数の第1のストリングで構成された第1のメモリセルアレイと、複数の第2のストリングで構成された第2のメモリセルアレイとを有する不揮発性半導体メモリ装置が知られている(特許文献1)。第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイがビットラインに沿って並んでいる。
特許文献1では、第2のメモリセルアレイのリードパスが、第1のメモリセルアレイからのリードパスとは別に用意されている。具体的には、ビットライン方向に沿って、第2のメモリセルアレイの一方側に、センスアンプが配置され、第1のメモリセルアレイの他方側に、ページバッファが配置されている。第2のメモリセルアレイからリードされたデータは、センスアンプを通じて出力され、第1のメモリセルアレイからリードされたデータは、ページバッファを通じて出力される。
特開2002−373497号公報
特許文献1によれば、センスアンプ及びページバッファが、第1及び第2のメモリセルアレイを挟むように設けられている。メモリ装置の外部端子は、センスアンプ及びページバッファから遠い位置に配置されている。それ故、第1のメモリセルアレイのリードパスも第2のメモリセルアレイからのリードパスも長くなってしまい、リードされたデータの外部への転送に時間がかかる。
従って、本発明の目的は、リードされたデータの外部への転送にかかる時間を抑えられる不揮発性半導体メモリ装置及びそのメモリ装置を有するメモリシステムを提供することにある。
データのリードに関して、バッファユニットが、第1及び第2のメモリセルアレイに共通とされる。具体的には、両方のメモリセルアレイからそれぞれ読み出されたデータが、その共通のバッファユニットに格納される。
これにより、ビットライン方向に沿って並んだ第1及び第2のメモリセルアレイを挟むように複数のバッファを配置する必要が無い。このため、メモリ装置の外部端子を、その共通のバッファユニットに近い位置に配置することができ、以って、リードされたデータの転送経路を短く抑えることができる。
なお、バッファユニットは、1つのバッファであっても良いし、密に配置される(隣接して配置される)複数のバッファであっても良い。複数のバッファの全てが、第1及び第2のメモリセルアレイに共通であっても良いし、複数のバッファのうちの一つが第1のメモリセルアレイ用のバッファであって別の一つが第2のメモリセルアレイ用のバッファであっても良い。
本発明の実施例1に係るフラッシュメモリシステムの構成を示す。 フラッシュメモリ装置3の構成を示す。 図3Aは、セルアレイ及びページバッファのレイアウトの第1のバリエーションを示す。図3Bは、セルアレイ及びページバッファのレイアウトの第2のバリエーションを示す。図3Cは、セルアレイ及びページバッファのレイアウトの第3のバリエーションを示す。図3Dは、セルアレイ及びページバッファのレイアウトの第4のバリエーションを示す。図3Eは、セルアレイ及びページバッファのレイアウトの第5のバリエーションを示す。 X−DECユニット253に関わる配線を示す。 フラッシュメモリ装置103が有する要素を詳細に示す。 図7は、ロングX−DEC11とロングストリングとの接続を示す。 図6は、ロングX−DEC11の構成を示す。 ショートX−DEC12とショートストリングとの接続を示す。 ショートX−DEC12の構成を示す。 実施例1に係るワードラインアドレスマップを示す。 XE−DEC319の構成を示す。 XE−DEC319の真理値表を示す。 Vx−DEC209を構成する1つのVxサブDECの構成を示す(mは0以上31以下の整数)。 図13のVxサブDECの真理値表を示す。 VxサブDECの構成の変形例を示す。 実施例2に係る、ロングX−DEC及びショートX−DECに関わる配線を示す。 SELDSELS_DRV1503の構成を示す。 ショートX−DEC1501とショートストリングとの接続を示す。 実施例3に係るワードラインアドレスマップと、ASの信号レベルとの関係を示す。 実施例3に係るフラッシュメモリシステムを示す。 実施例3に係るAS切替処理のフローを示す。 実施例4に係るフラッシュメモリシステムを示す。 実施例4に係るAS切替処理のフローを示す。 実施例5に係るフラッシュメモリシステムを示す。 実施例5に係るAS切替処理のフローを示す。 実施例6に係るフラッシュメモリシステムを示す。 実施例6に係るAS切替処理のフローを示す。 実施例7に係るフラッシュメモリシステムを示す。 実施例8に係るセルアレイ構造を示す。 実施例9に係るシーケンシャルリードの概要を示す。 実施例9に係るワードラインアドレスマップと、SRの信号レベルとの関係を示す。 SR/XA−DEC2701の構成を示す。 SR/XA−DEC2701の真理値表を示す。 実施例10に係る、X−DECユニットに関わる配線を示す。 実施例11に係る、X−DECユニットに関わる配線を示す。
以下、図面を参照して本発明の幾つかの実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るフラッシュメモリシステムの構成を示す。
フラッシュメモリシステムは、フラッシュメモリ装置103と、フラッシュメモリ装置103にコマンドを送信する外部システム101とで構成されている。フラッシュメモリシステムは、フラッシュメモリ装置103及び外部システム101を内蔵した1つの装置であっても良い。また、フラッシュメモリ装置103が、可搬型の記憶媒体であって、外部システム101に外付けされることで、システムが構築されても良い。
フラッシュメモリ装置103は、本発明の実施例1に係る不揮発性半導体メモリ装置が適用されたNAND型のフラッシュメモリ装置である。NAND型のフラッシュメモリ装置では、ページ単位でデータがアクセス(ライト又はリード)され、ブロック単位でデータが消去される。ブロックは、複数のページで構成される。
外部システム101は、フラッシュメモリ装置103の外のシステムであり、具体的には、フラッシュメモリ装置103を制御するコントローラである。コントローラは、ホストシステムからのアクセスコマンドで指定されているアドレス(例えばLBA(Logical Block Address))を後述のワードラインアドレスに変換し、変換後のアドレスをフラッシュメモリ装置103に指定する。なお、ホストシステムとは、例えば、デジタルカメラ或いはパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、コントローラの外部に存在するシステムである。ホストシステムは、アドレスを指定したアクセスコマンド(ライトコマンド/リードコマンド等)を送信する。外部システム101は、コントローラに代えて、ホストシステムであっても良い(この場合、上述のコントローラは、フラッシュメモリ装置103に内蔵されている)。
図2は、フラッシュメモリ装置103の構成を示す。
フラッシュメモリ装置103は、基板210を有する。基板210上に、ロングストリングエリア201と、ショートストリングエリア203と、ページバッファ205と、複数の外部端子207と、DEC(デコーダ)ユニット251とが設けられている。DECユニット251は、X−DECユニット253と、Vx−DEC209とを有する。X−DECユニット253は、ロングX−DEC11と、ショートX−DEC12と、後述のXE−DECとを有する。
基板210には、メモリプレーン255が2つ設けられている(メモリプレーン255の数は2より多くても少なくても良い)。各メモリプレーン255は、ロングストリングエリア201とショートストリングエリア203とのセットを含む。メモリプレーン255毎に、ページバッファ205とX−DECユニット253との組が設けられている。メモリプレーン255は、1組のページバッファ205とX−DECユニット253で制御される領域とする。
以下の説明では、ビットラインに沿った方向を「Y方向」と言う。ビットラインは、ページバッファ205から延びているが、ページバッファ205から延びている方向を「+Y方向」と言い、+Y方向と反対の方向を「−Y方向」と言う。
また、以下の説明では、Y方向に直交する方向(ワードラインに沿った方向)を「X方向」と言う。ワードラインは、X−DECユニット253から延びているが、ワードラインが延びている方向を「+X方向」と言い、+X方向と反対の方向を「−X方向」と言う。左側のメモリプレーン255については、左が+X方向であり、右が−X方向であり、右側のメモリプレーン255については、左が−X方向であり、右が+X方向である。なぜなら、左側のメモリプレーン255は、そのメモリプレーン255の右側にあるX−DECユニット253で制御され、右側のメモリプレーン255は、そのメモリプレーン255の左側にあるX−DECユニット253で制御されるからである。より具体的には、X−DECユニット253が左右に隣り合っており、左側のX−DECユニット253が、左側のメモリプレーン255を制御し、右側のX−DECユニットが、右側のメモリプレーン255を制御する。
以下、2つのメモリプレーン255のうちの一方に着目して説明を続ける。
ロングストリングエリア201は、ロングストリングで構成されたメモリセルアレイ(コアアレイ)である。ロングストリングエリア201は、具体的には、複数(又は1つ)のブロックで構成され、各ブロックは、複数のワードラインを共通にする複数のロングストリングで構成される。ロングストリングエリアは、マトリックス状に配列されたメモリセルで構成され、またロングストリングは、直列接続された複数のメモリセルで構成される。ロングストリングのメモリセル数(ストリング長)は、N(Nは2以上の正の整数)である。本実施例では、N=32であるとする。
ショートストリングエリア203は、ショートストリングで構成されたメモリセルアレイである。ショートストリングは、ロングストリングよりもメモリセル数の少ないストリング、別の言い方をすれば、ストリング長がロングストリングのストリング長より短いストリングである。ショートストリングエリア203は、具体的には、複数(又は1つ)のブロックで構成されており、各ブロックは、1以上のワードラインを共通にする複数のショートストリングで構成されている。ショートストリングエリアは、マトリックス状に配列されたメモリセルで構成され、またショートストリングは、直列接続された複数のメモリセルで構成される。ショートストリングのメモリセル数(ストリング長)は、M(Mは正の整数でありN>M)である。本実施例では、M=4であるとする。
ページバッファ205は、両方のエリア201及び203にビットライン211を通じて接続されている。ビットライン211は、エリア201及び203で共通であるが、エリア201及び203毎にビットラインが異なっていても良い。バッファ205には、エリア201及び203のメモリセルからリードされたデータが一時格納される。もちろん、バッファ205には、リードされたデータに限らず、エリア201及び203のいずれかのセルにプログラムされるデータが一時的に格納されて良い。
複数の外部端子207は、外部システム101に接続される端子(例えば、ボンディングパッド)である。
ロングX−DEC11は、ロングストリングエリア201内のブロックに対応したワードラインデコーダである。複数のブロックに対応した複数のロングX−DEC11が、Y方向に沿って並んでいる。
ショートX−DEC12は、ショートストリングエリア203内のブロックに対応したワードラインデコーダである。ショートX−DEC12は、ロングX−DEC11から独立している。複数のブロックに対応した複数のショートX−DEC12が、Y方向に沿って並んでいる。
Vx−DEC209は、ワードラインの電圧を生成し供給する回路である。Vx−DEC209は、エリア201及び203に共通である。
図2によれば、少なくともリードに関して、1つのバッファ205がエリア201及び203に共通である。これにより、リードされたデータが通る外部端子207をバッファ205の近くに配置することができる。また、外部端子207をバッファ205の近くに配置することは、フラッシュメモリ装置103のサイズの縮小化にも貢献する。
また、図2によれば、ショートストリングエリア203は、ロングストリングエリア201よりもバッファ205の近くに配置されている。具体的には、ショートストリングエリア203が、ロングストリングエリア201とバッファ205との間に配置されている。このため、ショートストリングエリア203からのリードでは、ビットライン211の負荷が軽く済み、高速なリードが期待できる。なお、この構成により、Y方向に並んだ複数のショートX−DEC12は、Y方向に並んだ複数のロングX−DEC11よりも−Y方向側に配置されている。そして、Vx−DEC209は、Y方向に並んだ複数のショートX−DEC12よりも−Y方向側に配置されている。
ショートストリングエリア203とバッファ205との最短距離はなるべく短いことが好ましい。エリア203を構成するトランジスタとバッファ205を構成するトランジスタは異なるが、エリア203とバッファ205との間に生じる隙間は、それらのトランジスタの違いから生じる間隙でよい。
メモリセルアレイ(コアアレイ)及びページバッファのレイアウトは上記に限らないが、ページバッファとショートストリングエリアとの、ビットラインに沿った最大距離は、ページバッファとロングストリングエリアとの、ビットラインに沿った最大距離よりも短いことが好ましい。
ロングストリングエリア201は、ストリングのメモリセル数がショートストリングエリア203のストリングよりも多いため、ショートストリングエリア203よりも面積効率が高い。そこで、本実施例では、ロングストリングエリア201には、サイズが比較的大きいデータ、例えば、ファイルが有するデータ本体がプログラムされる。
一方、ショートストリングエリア203からのリードは、ロングストリングエリア201からのリードより速い。また、ショートストリングエリア203からのリードは、ロングストリングエリア201からのリードより、ビットライン211を早く動かすことができ、ストレスをかける時間が短くて済む。そこで、本実施例では、ショートストリングエリア203には、例えば、以下の(A)乃至(C)のうちの少なくとも1つのデータ、
(A)外部システム101のブートに必要なコードデータであるブートコードデータ、
(B)外部システム101で実行されるコンピュータプログラムのコードデータ、
(C)データの在り処を示すデータである管理データ、
がプログラムされる。
ブートコードデータがショートストリングエリア203に格納されていれば、次の利点が期待できる。すなわち、ブートシステムを想定した場合、一般に、ブートコードデータを格納するメモリ(例えばRAM(Random Access Memory)、以下、便宜上「ブートメモリ」)が必要になるが、上記のように、ブートコードデータがショートストリングエリア203に格納されていれば、外部システム101のキャッシュとして利用される上記ブートメモリが不要になる上、ブートメモリのアクセスに要していた時間を無くすことが期待できる。システムの起動後(即ち、ショートストリングエリア203からブートコードデータがリードされた後)、ロングストリングエリア201又はショートストリングエリア203へのアクセスが可能となる(ショートストリングエリア203には、ブートコードデータの他のデータが格納されも良い)。
管理データは、例えば、ファイルシステムのFAT(File Allocation Table)、ファイル(例えば音声又は動画のファイル)が有するメタデータ(ファイルが有するデータ本体の在り処を示すインデックス)がある。管理データがショートストリングエリア203にプログラムされて、管理データから特定されるデータ(例えばファイルのデータ本体)がロングストリングエリア201にプログラムされれば、次の利点が期待できる。すなわち、まず、管理データがリードされて、次に、管理データから特定されるデータがリードされれば、リードの高速化が期待できる。なお、ショートストリングエリア203のブロックのうち、管理データが格納されているブロックには、外部システム101から指定されるアドレスの空間のうちの先頭アドレス又は先頭アドレスに近いアドレスが割り当てられることが好ましい。また、管理データをリードしその次に管理データから特定されるデータをリードすることには、実施例9で詳述するシーケンシャルリードの技術が適用されることが好ましい。実施例9のシーケンシャルリードの技術が適用されれば、リードの一層の高速化が期待できるからである。
図3A〜図3Eは、セルアレイのレイアウトのバリエーションを示す。
セルアレイ(コアアレイ)及びバッファ205のレイアウトとしては、図2に示したレイアウトに限らず、複数のバリエーション、例えば、下記のバリエーションAからEが考えられる。実施例1のレイアウト及びバリエーションAからEのレイアウトのうちの2以上が組み合わされて良い。また、それらのレイアウトは、他の実施例2〜11の少なくとも1つの実施例でも適用可能である。
図3Aは、セルアレイのレイアウトのバリエーションAを示す。
図3Aに示すように、ロングストリングエリア201A及びショートストリングエリア203Aは、共通のビットラインを介し、同一のページバッファ205Aに接続される。ロングストリングエリア201A及びショートストリングエリア203Aは、同一のメモリプレーン内に配置される。エリア201A及び203A内に格納されたデータは、ビットラインを介し、ページバッファ205Aへ読み出される。ショートストリングエリア203Aは、ロングストリングエリア201Aよりページバッファ側(−Y方向)に配置される。また、ショートストリングエリア203Aが占有する面積は、ロングストリングエリア201Aが占有する面積より大きい。ショートストリングエリア203Aにデータが記憶される全容量は、ロングストリングエリア201Aにデータが記憶される全容量より大きくて良い。
図3Bは、セルアレイのレイアウトのバリエーションBを示す。
図3Bに示すように、ロングストリングエリア201A及び2つのショートストリングエリア203B1及び203B2は、共通のビットラインを介し、同一のページバッファ205Bに接続される。ロングストリングエリア201A及び2つのショートストリングエリア203B1及び203B2は、同一のメモリプレーン内に配置される。ロングストリングエリア201A及び2つのショートストリングエリア203B1及び203B2内に格納されたデータは、ビットラインを介し、ページバッファ205Bへ読み出される。ショートストリングエリア203B1及び203B2は、ロングストリングエリア201Bよりページバッファ側(−Y方向)に配置される。ショートストリングエリアの数は2以上であっても良い。なお、ロングストリングエリアの数も2以上であっても良い。
図3Cは、セルアレイのレイアウトのバリエーションCを示す。
図3Cに示すように、ロングストリングエリア201C及びショートストリングエリア201Cは、ビットラインを介し、1つのページバッファ205Cに接続される。1つのページバッファ205Cは、ロングストリングエリア201Cとショートストリングエリア203Cとの間の領域に配置される。エリア201C及び203C内に格納されたデータは、ビットラインを介し、ページバッファ205Cへ読み出される。
図3Dは、セルアレイのレイアウトのバリエーションDを示す。
図3Dに示すように、ロングストリングエリア201Dは、ビットラインを介し、ページバッファ205D1に接続される。ショートストリングエリア203Dは、ビットラインを介し、ページバッファ205D2に接続される。ページバッファ205D1及び205D2は、隣接して配置され、ロングストリングエリア201Dとショートストリングエリア203Dとの間の領域に配置される。ロングストリングエリア201D内に格納されたデータは、ビットラインを介し、ページバッファ205D1へ読み出され、ショートストリングエリア203D内に格納されたデータは、ビットラインを介し、ページバッファ205Dへ読み出される。また、ページバッファ205D1及び205D2は、Y方向に密に(隣接するように)並べられていることが好ましい。ページバッファが密に配置されていれば、いずれかのページバッファから外部端子までの距離が遠くなってしまうことを防ぐことが期待できる。
図3Eは、セルアレイのレイアウトのバリエーションEを示す。
図3Eに示すように、ロングストリングエリア201E、ミドルストリングエリア202、及びショートストリングエリア203Eは、共通のビットラインを介し、同一のページバッファ205Eに接続される。エリア201E、202及び203Eは、同一のメモリプレーン内に配置される。エリア201E、202及びエリア203E内に格納されたデータは、ビットラインを介し、同一のページバッファ205Eへ読み出される。
ここで、ミドルストリングアレイ202は、ページバッファ205E側(−Y方向側)にショートストリングエリア203Eが位置し、ページバッファ205Eと反対側(+Y方向側)にロングストリングエリア201Eが位置するように、ロングストリングエリア201Eとショートストリングエリア203Eとの間の領域に配置されると良い。また、ミドルストリングエリア202は、ロングストリングエリア201E及びショートストリングエリア203Eとは別に設けられたメモリセルアレイであり、複数のミドルストリングで構成されたメモリセルアレイである。ミドルストリングエリアは、マトリックス状に配列されたメモリセルで構成され、またミドルストリングは、直列接続された複数のメモリセルで構成される。ミドルストリングのメモリセル数は、ロングストリングのメモリセル数よりも少なく、かつショートストリングのメモリセル数よりも多い。図3Eによれば、ストリングのメモリセル数が少ないメモリセルアレイほどページバッファ205Eに近くなるように配置されている。エリア201E、202及び203Eは、それぞれ、ストリング長が異なり、またページバッファ205Eからの距離が異なるため、読み出しの時間や特性等が異なる。データは、そのデータの種類に適したデータ記憶エリアであるエリア201E、202又は203Eに保存されると良い。X−DECユニット253は、所定の選択信号に基づき、ロングストリングエリア201E、ミドルストリング202、又はショートストリングエリア203Eのいずれかを選択する構成とすると良い。所定の選択信号は、ロングストリングエリア201E、ミドルストリングエリア202、及びショートストリングエリア203Eのそれぞれに対応して、3つのレベルを有する信号とすると良い。
以上が、バリエーションAからEに従うレイアウトの説明である。なお、レイアウトは、図2及び図3A〜図3Eに示したレイアウトに限らず、それらのうちの2以上が組み合わされたレイアウトも考えられる。例えば、図2に示したレイアウトとバリエーションCのレイアウトとの組合せにミドルストリングエリアを加えることが考えられる。すなわち、1つのページバッファを挟むようにショートストリングエリアとミドルストリングエリアが配置され、且つ、ショートストリングエリアがロングストリングエリアとページバッファに挟まれて良い。
さて、以下、実施例1をより詳細に説明する。
図4は、X−DECユニット253に関わる配線を示す。
複数のロングX−DEC11及び複数のショートX−DEC12が、それぞれY方向に沿って並んでいる。本実施例では、ロングX−DEC11は、ロングストリングエリア201内のブロック毎に設けられており、ショートX−DEC12は、ショートストリングエリア203内のブロック毎に設けられている。
アドレスデコーダ309が設けられている。アドレスデコーダ309は、ワードラインアドレスをデコードする。ワードラインアドレスは、ワードラインを表すアドレスであり、例えば、Kビット(Kは自然数)で表現されている。本実施例では、K=16である。以下、16ビットで表現されているワードラインアドレスを表す信号(ワードラインアドレス信号)を「WL_Add<15:0>」と表記する。ワードラインアドレス信号は、ワードラインを選択するためのワードライン選択信号である。また、ワードラインアドレス信号のうち、p番目のビットからq番目のビットまでの部分を表す信号を、「WL_Add<q:p>」と表記する。以下の説明において、この表記方法は、各種の信号についても適用される。本実施例では、下記の通りのデコードが行われる。
(*)WL_Add<15:13>がデコードされることにより、8ビットのデコード済み信号XA<7:0>が生成される。
(*)WL_Add<12:10>がデコードされることにより、8ビットのデコード済み信号XB<7:0>が生成される。
(*)WL_Add<9:7>がデコードされることにより、8ビットのデコード済み信号XC<7:0>が生成される。
(*)WL_Add<6:5>がデコードされることにより、3ビットのデコード済み信号XD<3:0>が生成される。
(*)WL_Add<4:0>がデコードされることにより、32ビットのデコード済み信号GWLS<31:0>が生成される。GWLS<31:0>が、Vx−DEC209に入力される。
XE−DEC319が設けられている。XE−DEC319は、アドレスデコーダ309からの所定のデコード済み信号とワードラインアドレス信号の所定部分とを基にデコード済み信号XEを生成し出力する回路である。本実施例では、XA<0>(XA<7:0>の0番目(末尾)のビット値)とWL_Add<4:2>とを基に、8ビットのデコード済み信号XE<7:0>が生成される。
Vxライン451、GSELDライン452、GSELSライン453、HVライン454及びXアドレスデコードライン(以下、Xライン)455A〜455Eがある。いずれのラインも、Y方向に延びている。
Vxライン451、ワードライン電圧信号(以下、Vx)が流れる電源ラインであり、Vx−DEC209に接続されている。Vxライン451は、X−DEC11及び12に共通である。本実施例では、ロングストリングのメモリセル数が32であるため、32本のVxライン451が配されている。32本のVxライン451を、Vx<31:0>が流れる。32本のVxライン451は、それぞれのロングX−DEC11に接続される。また、ショートストリングのメモリセル数が4であるため、32本のVxライン451が、4本ずつそれぞれのショートX−DEC12に分配されている。Vx−DEC209が、GWLS<31:0>を基に、Vx<31:0>のうちの、選択ワードライン(選択されているワードライン)に対応したVxライン451を介して、選択WL電圧信号(選択に対応した電圧レベルの電圧信号)を供給する。ロングストリングエリア201内のブロックが選択された場合には、Vx<31:0>のいずれも選択WL電圧信号である。一方、ショートストリングエリア203内のブロックが選択されている場合には、その選択されているブロックに共通の4本のワードラインに対応した4本のVxライン451を介して供給されるVxだけが、選択WL電圧信号である。
GSELDライン452は、SELDの電源ラインであり、GSELSライン453は、SELSの電源ラインである。GSELDライン452及びGSELSライン453も、X−DEC11及び12に共通である。なお、SELDとは、1つのストリングにおいて、直列に接続されたメモリセルの一端のセルに接続されているトランジスタであって、ドレインが対応ビットラインに接続されている選択トランジスタである。SELSとは、1つのストリングにおいて、直列に接続されたメモリセルの他端のセルに接続されているトランジスタであって、ソースが共通ソースラインに接続されている選択トランジスタである。
HVライン454は、デコード補助用の電源ラインである。HVライン454は、X−DEC11及び12が有するレベルシフタに接続される。HVライン454は、例えば、3本ある(HV1ライン、HV2ライン、HV3ライン)。HVラインも、X−DEC11及び12に共通である。
Xライン455A〜455Eは、外部システム101から入力されたワードラインアドレス信号のデコード済みの信号のうちブロックの選択/非選択に利用される信号が流れる信号ラインである。本実施例では、下記の種類のXライン:
(*)XA<7:0>が流れる8本のXAライン455A;
(*)XB<7:0>が流れる8本のXBライン455B;
(*)XC<7:0>が流れる8本のXCライン455C;
(*)XD<3:0>が流れる4本のXDライン455D;
(*)XE<7:0>が流れる8本のXEライン455E、
がある。XAライン455A〜XDライン455DがロングX−DEC11に接続され、XBライン455B〜XEライン455EがショートX−DEC12に接続される。
図5は、フラッシュメモリ装置103が有する要素を詳細に示す。
フラッシュメモリ装置103は、例えば、コマンドデコーダ301、メモリコアコントローラ303、アドレスラッチ/コマンドジェネレータ305、センスアンプコントローラ307、I/O(Input/Output)バッファ311、ラッチ313、キャッシュ領域315、及びY−DEC317を備える。
コマンドデコーダ301は、/RE(リードイネーブル)ピン(1つの外部端子207)を通じて入力される/RE信号がHighになったときに(リードコマンドが入力されたときに)、そのことを意味する所定の信号(以下、リード信号)をメモリコアコントローラ303に入力する。
メモリコアコントローラ303は、リード信号が入力された場合、Y−DEC317及びX−DEC11及び12を、リードのための状態にする。
DQピン(1つの外部端子207)は、リード対象(及びライト対象)のデータが通るピンであるが、ワードラインアドレス信号(外部システム101から指定されるワードラインアドレスを表す信号)も通る。ワードラインアドレス信号は、アドレスラッチ/コマンドジェネレータ305に格納される。なお、ワードラインアドレス信号が通るアドレスピン(1つの外部端子)が別途用意され、そのアドレスピンをワードラインアドレス信号が通っても良い。
アドレスデコーダ309が、上記格納されたワードラインアドレス信号をデコードする。デコード済みの信号は、センスアンプコントローラ307、XE−DEC319、Vx−DEC209、X−DEC11及び12、及びY−DEC317に出力される。
センスアンプコントローラ307は、アドレスデコーダ309からのデコード済み信号を基に、バッファ205内の図示しないセンスアンプを制御する。
Y−DEC317は、ビットラインデコーダであり、アドレスデコーダ309からのデコード済み信号を基に、ビットラインを選択する。
Vx−DEC209は、入力されたデコード済み信号(GWLS<31:0>)を基に、選択されているワードラインに対応したVxライン451を介して、選択レベルの電圧信号を供給する。
X−DEC11又は12は、入力されたデコード済み信号と、接続されているVxライン451を流れる電圧信号の電圧レベルとを基に、ワードラインを選択する。
選択されたビットライン及びワードラインがどれであるかに従って、エリア201又は203からデータがリードされる。リードされたデータは、ページバッファ205に一時格納され、その後、バッファ205からキャッシュ領域(例えばSRAM(Static Random Access Memory))315にキャッシュされる。キャッシュ領域315内のデータは、ラッチ313を介してI/Oバッファ311に格納される。そして、DQピンを介して、I/Oバッファ311内のデータが外部システム101に出力される。なお、データは、選択ページ(選択されたページ)のみからリードされてもよいし、選択ページを含んだページ群からまとめてデータがリードされた後に選択ページ内のデータが抽出されて外部システム101に出力されてもよい。また、ライトの場合は、データは、DQピンを介してI/Oバッファ311に格納され、その後、ラッチ313、キャッシュ領域315及びページバッファ205を通じて、エリア201又は203のいずれかに書き込まれる。
図6は、ロングX−DEC11とロングストリングとの接続を示す。
図6に示すように、1つのロングX−DEC11は、ロングストリングエリア201内の1個のブロック(以下、図6及び図7の説明において「対象ブロック」と言う)を構成する各ロングストリング651に対応している。ロングストリングエリア201内の各ブロックは、X方向に並んだ複数のロングストリング651で構成されている。図6に示すように、ロングストリング651は、直列に接続された32個のメモリセルで構成されている。
図7は、ロングX−DEC11の構成を示す。
ロングX−DEC11は、PREX−DEC501と、出力制御回路503と、32個のWLドライバ505と、SELD制御回路507と、SELS制御回路509とを有する。
PREX−DEC501は、対象ブロックの選択/非選択を切り替えるための論理回路である。PREX−DEC501は、例えば4入力NAND回路である。PREX−DEC501の4つの入力ピンに、XA<7:0>のうちのいずれか1ビットの値と、XB<7:0>のうちのいずれか1ビットの値と、XC<7:0>のうちのいずれか1ビットの値と、XD<3:0>のうちのいずれか1ビットの値とが入力される。具体的には、PREX−DEC501の4つの入力ピンに、XA<7:0>が流れる8本のXAラインのうちの1本と、XB<7:0>が流れる8本のXBラインのうちの1本と、XC<7:0>が流れる8本のXCラインのうちの1本と、XD<3:0>が流れる4本のXDラインのうちの1本とが接続される。
出力制御回路503には、PREX−DEC501からの出力信号(SELB_N)が入力される。出力制御回路503は、入力されたSELB_Nの電圧レベルを上げるレベルシフタを有しており、SELB_Nの電圧レベルを反転して出力する。つまり、SELB_NがH(High)レベルであれば、この回路503からの出力信号(GWLN)はL(Low)レベルであり、SELB_NがLレベルであれば、GWLNはHレベルである。出力制御回路503には、HV1ライン、HV2ライン及びHV3ラインが接続されている。
WLドライバ505は、ワードラインの制御回路である。1つのWLドライバ505は、トランジスタ(Tr)51を有する。Tr51のドレインに、Vx<31:0>のうちのpVx番目のビットを表す信号が入力されるが流れる32本のVxラインのうちの1本が接続されている。Tr51のソースに、対象ブロックに共通の32本のワードライン(WL<31:0>)のうちの1本が接続されている。Tr51のゲートに、GWLNが入力される。
SELD制御回路507(SELS制御回路509)は、GSELD(GSELS)を介して供給される電圧をSELD(SELS)に供給するか否かを制御する回路である。SELD制御回路507(SELS制御回路509)は、例えば、直列に接続された2個のトランジスタTr11及びTr12(Tr21及びTr22)で構成されている。Tr11(Tr21)のドレインは、GSELDライン(GSELSライン)に接続されている。GWLNは、Tr11(Tr21)のゲートに入力される。Tr12(Tr22)のソースは、所定のレベル(以下、Vssレベル)の電圧信号が出力されるVss端子に接続されている、Tr12(Tr22)のゲートは、PREX−DEC501の出力ピンに接続されている。
このロングX−DEC11の動作は、次の通りである。
すなわち、対象ブロックが非選択の間(XA、XB、XC及びXDの少なくとも1つが“0”の間)、SELB_Nは、Hレベルとなり、GWLNが、Lレベルとなる。その結果、Tr11(Tr21)がOFF、且つ、Tr12(Tr22)がONとなり、対象ブロックを構成するストリングのSELD(SELS)には、Vssレベルの電圧信号が供給される。
一方、対象ブロックが選択されたときは(XA、XB、XC及びXDの全てが“1”のときは)、SELB_Nは、Lレベルとなり、GWLNが、Hレベルとなる。その結果、Tr11(Tr21)がON、且つ、Tr12(Tr22)がOFFとなり、対象ブロックを構成するストリングのSELD(SELS)には、GSELD(GSELS)を介して供給される電圧信号が供給される。また、32個のWLドライバ505の全てにおいてトランジスタがONとなるため、Vxラインを介して供給される電圧信号がワードラインに供給される。なお、Vx<31:0>が流れる32本のVxラインのうちの、選択ワードラインに対応するVxラインを介して、選択レベルの電圧信号が供給され、残りのVxラインには、非選択レベル(非選択に対応した電圧レベル)の電圧信号が供給される。
図8は、ショートX−DEC12とショートストリングとの接続を示す。
1つのショートX−DEC12は、ショートストリングエリア203内の1個のブロック(以下、図8及び図9の説明において「対象ブロック」と言う)を構成する各ショートストリング951に対応している。ショートストリングエリア203内の各ブロックは、X方向に並んだ複数のショートストリング951で構成されている。図8に示すように、ショートストリング951は、直列に接続された4個のメモリセルで構成されている。
ショートストリング951のメモリセル数4は、ロングストリング651のメモリセル数32の8分の1である。このため、本実施例では、ロングストリングエリア201内の1個のブロックに対し、ショートストリングエリア203内の8個のブロックがあり、それ故、1個のロングX−DEC11に対して8個のショートX−DEC12がある。
図9は、ショートX−DEC12の構成を示す。
1つのショートX−DEC12の構成は、WLドライバの数を除いて、ロングX−DEC11の構成と同じである。このため、ショートX−DEC12を、ロングX−DEC11を基に簡単に構成することができる。
以下、ショートX−DEC12について、ロングX−DCE11との相違点を主に説明する。
WLドライバの数は4である。なぜなら、対象ブロックに共通のワードラインの数は4である(ショートストリング951のメモリセル数が4である)ためである。このため、1つのショートX−DEC12に接続されるVxラインは、Vx<31:0>が流れる32本のVxラインのうちの4本である。別の言い方をすれば、Vx<31:0>は、8個のショートX−DEC12に接続されており、個々のショートX−DEC12に4本ずつVxラインが分配されている。
PREX−DEC601の4つの入力ピンのうち、3つの入力ピンには、XB<7:0>のうちのいずれか1ビットの値と、XC<7:0>のうちのいずれか1ビットの値と、XD<3:0>のうちのいずれか1ビットの値とが入力される。残りの1つの入力ピンには、XA<7:0>のうちのいずれか1ビットの値ではなく、XE<7:0>のうちのいずれか1ビットの値が入力される。
図10は、実施例1に係るワードラインアドレスマップを示す。
前述したように、XA<7:0>〜XC<7:0>は、それぞれ8ビットであり、XD<3:0>は、4ビットであり、XE<7:0>は、8ビットである。
このアドレスマップによれば、ロングストリングエリア201へのアクセスの場合、XA<0>が必ず“0”である。XA<0>が“0”のときは、XE<7:0>のうちの全てのビット値が“0”である。一方、ショートストリングエリア203へのアクセスの場合、XA<0>が必ず“1”である。XA<0>が“1”のときだけ、XE<7:0>のうちの1つのビット値だけが“1”である。
もし、ロングストリングエリア201の記憶容量とショートストリング203の記憶容量の合計と同じ記憶容量を有するエリア(以下、全体エリア)が、2048個のブロックで構成されており、且つ、それら2048個のブロックの全てが、32セルのロングストリングで構成されているならば、XEは無くて良い。なぜなら、それぞれ8ビットのXA〜XCと4ビットのXDで、2048個のブロックのうちのいずれのブロックも選択することができるからである(1/8 x 1/8 x 1/8
x 1/4=1/2048)。
しかし、全体エリアが、実施例1のように、ロングストリングエリア201とショートストリングエリア203に区切られた場合、全体エリアにおけるブロックの総数が2048を超えることになる。なぜなら、ショートストリングのメモリセル数はロングストリングのメモリ数の1/8であり、故に、エリア201の1個のブロック分の容量につき、エリア203では、8個のブロックがあるからである。
このため、上述の8ビットのXA〜XCと4ビットのXDのみでは、ショートストリングエリア203を構成するブロックのうち一部のブロックを選択することができない。
これを解決するための方法として、ショートストリングエリア203専用のアドレスマップに従う複数のXライン(XA〜XDラインとは別のXライン)を用意し、且つ、ショートストリングエリア203専用のVxラインを配し、用意された複数のXライン及びVxラインを利用して、ショートストリングエリア203からブロックを選択する方法が考えられる。
本実施例では、その方法を採用することに代えて、ロングストリングエリア201のための資源を利用することで設計変更を抑えるための工夫が施されている。その工夫は、例えば下記の通りである。
(工夫1)Vx<31:0>が、エリア201及び203に共通である。Vx<31:0>が、8個のショートX−DEC12に接続され、個々のショートX−DEC12に4本ずつ分配される。
(工夫2)Xラインとして、8本のXEライン(8ビットのXE(XE<7:0>))が追加されるだけで、エリア201及び203からいずれのブロックも選択可能とされる。そのために、XBライン、XCライン及びXDラインが、エリア201及び203に共通とされ、且つ、ショートストリングエリア203へのアクセスの場合にだけ、XA<0>が“1”となりXE<7:0>のうち1つのビット値だけが“1”とされる。
なお、XA<7:0>において、ショートストリングエリア203へのアクセスの場合にだけ“1”とされるビット値(以下、特別ビット値)が1つであるのは、全体エリア(エリア201及び203で構成されるエリア)の1/8がエリア203だからである。つまり、エリア203が全体エリアのどの程度の割合を占めているかによって、特別ビット値の数は異なる。例えば、全体エリアの1/4がエリア203であれば、特別ビット値の数は2である(例えば、XA<1>及びXA<0>が特別ビット値である)。
また、ショートストリングのメモリセル数N(Nは1以上の整数)は、ロングストリングのメモリセル数L(Lは2以上の整数、且つ、L>N)の約数であることが好ましい。
また、ワードラインアドレスマップは、全体エリアに幾つのブロックが存在するかによって異なる。このため、例えば、エリア201及び203に共通とされるXラインの数は、全体エリアを構成するブロックの数によって異なる。
さて、以下、特別ビット値(ショートストリングエリア203へのアクセスの場合にだけ“1”とされるビット値)はXA<0>のみであるとして、XE−DEC319の構成を説明する。
XE−DEC319は、XA<0>が“0”のときは全てのビット値が“0”であるXE<7:0>を生成して出力し、XA<0>が“1”のときは1つのビット値だけが“1”であるXE<7:0>を生成して出力するように構成されている。
図11は、XE−DEC319の構成を示す。
XE−DEC319は、WL_Add<4:2>を構成する3つのビット値をそれぞれ反転するNOT回路群901を有する。WL_Add<2>、WL_Add<3>及びWL_Add<4>がそれぞれ反転された信号を、WL_AddB<2>、WL_AddB<3>及びWL_AddB<4>と表す。
XE−DEC319は、XE<7:0>を構成する8つのビット値をそれぞれ出力する8つのAND回路911〜918を有する。各AND回路は、4つの入力ピンを有し、いずれか1つの入力ピンに必ずXA<0>が入力され、残りの各入力ピンには、WL_Add<4:2>のうちの少なくとも1つのビット値、及び/又は、WL_AddB<4:2>のうちの少なくとも1つのビット値が入力される。
図12は、XE−DEC319の真理値表を示す。
図11に示す構成により、この図12が示す真理値表通りの結果が得られる。つまり、XA<0>が“0”のときは、XE<7:0>の全てのビット値が“0”となり、XA<0>が“1”のときは、XE<7:0>における1つのビット値だけが“1”となる。
XE−DEC319の配置として、例えば下記が考えられる。
(第1の配置)XE−DEC319は、Y方向に並んだショートX−DEC12よりも−Y方向側(例えば、Vx−DEC209の近傍(隣)であってVx−DEC209よりも−Y方向側)に配置される。この場合、8本のXEラインがXE−DEC319から+Y方向に延びて複数のショートX−DEC12へと配される。この第1の配置は、例えば、XE−DEC319を配置可能な空き領域がショートX−DEC12に無い場合に(例えば、PREX−DEC601の近傍に無い場合に)、採用されて良い。
(第2の配置)各ショートX−DEC12に、XE−DEC319が配置される。この場合、WL_Add<4:2>が流れる3本のXラインが+Y方向に延び複数のショートX−DEC12に配される。つまり、第1の配置に比べて、+Y方向に延ばさなければならないラインの数を少なくすることができる。なお、この第2の配置は、例えば、XE−DEC319を配置可能な空き領域がショートX−DEC12にある場合に(例えば、PREX−DEC601の近傍にある場合に)、採用可能である。
次に、Vx−DEC209を説明する。
Vx−DEC209は、Vxライン毎にVxサブDECを有する。従って、Vx−DEC209は、32本のVxラインにそれぞれ対応した32個のVxサブDECを有する。VxサブDECの制御により、そのVxサブDECに対応したVxラインを介して供給される電圧のレベルが制御される。
図13は、Vx−DEC209を構成する1つのVxサブDECの構成を示す(mは0以上31以下の整数)。
VxサブDECは、Vx<m>に対応する。VxサブDEC1101には、GWLS<m>(GWLS<31:0>のうちの1つのビット値)と、XA<0>と、XE<n>(nは0以上7以下の整数)とが入力される。nとmの関係は、例えば、m=n+8aであって良い(aは、0以上3以下の整数)。なお、aの係数は、ロングストリングのメモリセル数をショートストリングのメモリセル数で割った商であり、それ故、本実施例では8である。
VxサブDEC1101は、直列に接続されたトランジスタTr31及びTr32と、ディスチャージ用のトランジスタTr33と、レベルシフタ1105及び1107と、Tr制御回路1103とを有する。Tr31のドレインを通じて選択WL電圧信号(選択ワードライン電圧信号)が供給され、Tr32のソースを通じて非選択WL電圧信号が供給される。
GWLS<m>が、レベルシフタ1105を介してTr31のゲートに入力される。Vx<m>が流れるVxラインが選択ワードラインのVxラインであれば、GWLS<m>はHレベルであり、Vx<m>が流れるVxラインが非選択ワードラインのVxラインであれば、GWLS<m>はLレベルである。
Tr制御回路1103は、Tr32のゲートにレベルシフタ1107を介して入力される信号GWLSB<m>のレベルを制御する回路である。Tr制御回路1103は、論理回路の集合であり、GWLS<m>、XA<0>及びXE<n>を入力とし、
図14は、図13のVxサブDECの真理値表を示す。
図13に示したVxサブDEC1101の構成により、この図14の真理値表通りの結果が得られる。
図13及び図14によれば、下記の通りの結果が得られることになる。
(ケース1)ロングストリングエリア201へのアクセスにおいて、Vx<m>が流れるVxラインが、非選択ワードラインに対応している場合、XA<0>、XE<n>、及びGWLS<m>は“0”となり、GWLSB<m>が“0”となる。このため、Tr31がOFFとなり、Tr32がONとなり、故に、非選択WL電圧信号がVx<m>として供給される。
(ケース2)ロングストリングエリア201へのアクセスにおいて、Vx<m>が流れるVxラインが選択ワードラインに対応している場合、XA<0>、XE<n>、及びGWLSB<m>は“0”となり、GWLS<m>が“0”となる。このため、Tr31がONとなり、Tr32がOFFとなり、故に、選択WL電圧信号がVx<m>として供給される。
(ケース3)ショートストリングエリア203へのアクセスにおいて、Vx<m>が流れるVxラインが、非選択ブロックに対応したショートX−DEC12に接続されている場合、XA<1>が“1”であるものの、XE<n>、GWLS<m>及びGWLSB<m>は“0”となる。このため、Tr31もTr32もOFFとなり、故に、Vx<m>がフローティングとなる。
(ケース4)ショートストリングエリア203へのアクセスにおいて、Vx<m>が流れるVxラインが、選択ブロックにおける非選択ワードラインに接続されている場合、XA<1>、XE<n>及びGWLSB<m>が“1”となり、GWLS<m>が“0”となる。このため、Tr31がOFFとなり、Tr32がONとなり、故に、非選択WL電圧信号がVx<m>として供給される。
(ケース5)ショートストリングエリア203へのアクセスにおいて、Vx<m>が流れるVxラインが、選択ブロックにおける選択ワードラインに接続されている場合、XA<1>、XE<n>及びGWLS<m>が“1”となり、GWLSB<m>が“0”となる。このため、Tr31がONとなり、Tr32がOFFとなり、故に、選択WL電圧信号がVx<m>として供給される。
なお、ケース3では、Vx<m>がフローティングになることに代えて、Vx<m>がVss(0V)とされてよい。その一方法として、例えば、VxサブDECの構成を図15に示す構成とする方法が考えられる。
図15は、Vx<m>に対応したVxサブDECの構成の変形例を示す。
すなわち、ソースがVss(0V)に接地されているTr33のゲートに、レベルシフタ1301を介して、ディスチャージ制御論理回路1302が接続される。この回路1302には、XA<1>、XE<n>及びGWLSB<m>が入力される。この回路1302は、XA<1>が“1”であり、且つ、XE<n>及びGWLSB<m>が“0”の場合に、Hレベルの信号(“1”)を出力するように構成されている。このため、上記ケース3では、Tr33がONとなり、Vx<m>は0Vの電圧信号となる。
なお、隣り合う2本のVxラインの一方のVxラインを介して供給される電圧信号が必ず0Vの電圧信号となるように、Vxラインがレイアウトされてよい。つまり、非使用のVxラインがシールドラインの代わりとして使用されてよい。
以上が、実施例1についての説明である。なお、本実施例において、図3Eに例示したように3以上のメモリセルアレイ(コアアレイ)が配置されている場合には、ワードラインアドレスのデコード済み信号における特定の2ビット以上の部分で、ブロックが選択されるべきエリアが表されても良い。
以下、本発明の実施例2を説明する。その際、実施例1との相違点を主に説明し、実施例1との共通点については説明を省略或いは簡略する。
図16は、実施例2に係る、ロングX−DEC及びショートX−DECに関わる配線を示す。
1個のショートX−DEC1501がショートストリングエリア203内の8個のブロックに共通している。すなわち、エリア203内の8個のブロック毎に、ショートX−DEC1501が設けられている。各ショートX−DEC1501に、Vx<31:0>が流れる32本のVxライン451が接続される。ショートストリングエリア203内のブロックが選択されている場合には、その選択されているブロックに共通の4本のワードラインに対応した4本のVxラインを介して供給されるVxだけが、選択WL電圧信号である。
本実施例では、Y方向に並ぶショートX−DEC1501が占める面積を、実施例1でY方向に並ぶショートX−DEC12が占める面積よりも小さくすることができる。
8個のSELDSELS_DRV1503が設けられる。「8」という数値は、ロングストリングのメモリセル数32をショートストリングのメモリセル数4で割った商である。8個のSELDSELS_DRV1503は、全てのショートX−DEC1501に共通である。
SELDSELS_DRV1503は、GSELDライン(GSELSライン)を介して供給される電圧信号を、そのドライバ1503に対応するブロックにおけるSELD(SELS)に供給するか否かを制御するドライバ(回路)である。SELDSELS_DRV1503は、そのドライバ1503に対応するブロックが選択されている場合、そのブロックを構成するショートストリングのSELD及びSELSに、GSELDライン(GSELSライン)を介して供給される電圧信号を供給する。SELDSELS_DRV1503には、XB<7:0>のいずれか1本、XC<7:0>のいずれか1本、XD<3:0>のいずれか1本、及びXE<7:0>のいずれか1本が入力に接続される。本実施例では、SELDSELS_DRV1503は、ショートX−DEC1501よりも−Y方向側に配置される。SELDSELS_DRV1503からSELD(SELS)へのラインは、そのドライバ1503から+Y方向に延び、そのドライバ1503に対応するショートX−DEC1501を経由して+X方向(又は−X方向)に延びて、SELD及びSELSへと配される。なお、各ショートX−DEC1501又は各DEC1501の近傍に、8個のSELDSELS_DRV1503が設けられてもよい。この場合、ドライバ1503からショートX−DEC1501へと延ばすラインを不要とすることができる。
図17は、ショートX−DEC1501とショートストリングとの接続を示す。
前述したように、8個のブロックに1個のショートX−DEC1501が共通している。1個のブロックは4本のワードラインを共通にしているため、X−DEC1501には、32本のワードライン(4本のワードライン×8個のブロック)が接続されている。
図18は、SELDSELS_DRV1503の構成を示す。
前述したように、8個のSELDSELS_DRV1503が、複数のショートX−DEC1501に共通しており、Y方向に並んだ複数のショートX−DEC1501よりも−Y方向側に設けられている。このため、8個のSELDSELS_DRV1503から延びた8本のSELDライン(SELD<7:0>)及び8本のSELSライン(SELS<7:0>)が、+Y方向へと延ばされる。SELDラインは、SELDへと配される信号ラインであり、SELSラインは、SELSへと配される信号ラインである。8個のSELDSELS_DRV1503が各ショートX−DEC1501に設けられれば、SELD<7:0>及びSELS<7:0>の+Y方向への延長は不要になる。
SELDSELS_DRV1503の構成は、実施例1におけるショートX−DEC12から8個のWLドライバを除いた構成とほぼ同じである。つまり、SELDSELS_DRV1503は、入力された信号XB、XC、XD及びXEに応じて、GSELD(GSELS)を介して供給される電圧信号を供給する。
なお、SELD及びSELSは、共通のドライバ1503で制御されるが、SELDを制御するドライバとSELSを制御するドライバが独立して設けられてもよい。この場合、SELD及びSELSのタイミングの微調整が可能となるので、リードの高速化により貢献することが期待できる。なお、SELSを制御するドライバとSELSを制御するドライバを別々に設けることは、ロングX−DEC11及びショートX−DEC12のうちの少なくとも一方にも適用されてよい。
実施例1及び2では、ワードラインアドレスのデコード済み信号XA<0>が“1”になったときにだけ、XE<7:0>のいずれか1つが“1”になることで、ショートストリングエリア203からブロックが選択される。つまり、実施例1及び2では、外部システム101から与えられるワードラインアドレスによって、エリア201と203のどちらからブロックを選択するかが決定される。
実施例3では、ロングストリングエリア201とショートストリングエリア203のどちらからブロックを選択するかを表す信号であるエリア選択信号(AS(Area Select signal))が流れる信号ライン(ASライン)が設けられる。そして、それに伴い、実施例3では、XAラインは7本とされる(XA<6:0>)。
図19は、実施例3に係るワードラインアドレスマップと、ASの信号レベルとの関係を示す。
本実施例でも、ショートストリングエリア301は全体エリアの1/8である。このため、WL_Add<15:13>が<1,1,1>の時は、アドレス空間が存在しない。そこで、XA<7>のXラインの代わりに、ASラインが設けられる。
ASが“0”の場合、ロングストリングエリア201からブロックが選択される。ASが“0”のときは、XA<6:0>、XB<7:0>、XC<7:0>及びXD<3:0>のそれぞれについて、いずれか1つのビット値が“1”となり、XE<7:0>を構成する全てのビット値が“0”となる。
一方、ASが“1”の場合、ショートストリングエリア203からブロックが選択される。ASが“1”のときは、X<6:0>を構成する全てのビット値が“0”となり、XB<7:0>、XC<7:0>、XD<3:0>及びXE<7:0>のそれぞれについて、いずれか1つのビット値が“1”となる。
つまり、本実施例では、実施例1で説明した特別ビット値(ショートストリングエリア203へのアクセスの場合にだけ“1”とされるビット値)が、XA<0>ではなく、ASである。従って、ASラインの数は、エリア203が全体エリアのどの程度の割合を占めているかによって異なる。例えば、全体エリアの1/4がショートストリングエリア203であれば、ASラインの数は2である。
なお、特別ビット値の数(特別ビット値が流れるラインの数)は、必ずしも、全体エリアに対するショートストリングエリア203の割合に基づいていなくても良い。
図20は、実施例3に係るフラッシュメモリシステムを示す。
本実施例では、アクセスコマンドの際に所定の外部端子が検出されたか否かによって、ASの信号レベルが切り替えられる。具体的には、例えば、図20に示すように、フラッシュメモリ装置1903に、ASの信号レベルの切り替えを行う回路であるAS_DRV1901が設けられる。ASラインは、XE−DEC319に、XA<0>の代わりに接続される。また、ASラインは、VX−DEC209に、XA<0>の代わりに接続される。なお、本実施例及び以下の実施例4〜6では、ASの値が、AS_DRVによって制御されるとするが、AS_DRVの機能はいずれかの既存の回路に組み込まれてもよく、その場合、ASラインは、その既存の回路に配されてもよい。
本実施例では、AS_DRV1901は、外部システム2051に接続されている複数の外部端子のうち検出された外部端子が所定の外部端子2052か否かに応じて、ASの信号レベルを切り替える。具体的には、例えば、外部システム2051は、ショートストリングエリア203からデータをリードするために、複数の外部端子のうちの所定の外部端子2052から出力される信号のレベルを変える(例えばHレベルからLレベルに変える)。
図21は、実施例3に係るAS切替処理のフローを示す。
図21に示すように、AS_DRV1901は、所定の外部端子2052から出力される信号のレベルの変化を検出した場合(例えば所定の外部端子2052を介してアクセスコマンドを受信した場合)(S1801:YES)、AS“1”を出力する(S1802)。AS“1”が出力された場合、ショートストリングエリア203からデータがリードされ、外部システム2051へと出力される。一方、AS_DRV1901は、そのような変化を検出しなかった場合、AS“0”を出力する。AS“0”が出力された場合、ロングストリングエリア201からデータがリードされ、外部システム2051へと出力される。
このAS切替処理の具体例は、例えば下記の通りである。
(*)第1の外部端子(例えばCS0端子)の信号レベルが所定レベル(例えばLレベル)になったことが検出された場合(例えばTh回(Thは自然数)検出された場合)、ASが“1”とされる。第2の外部端子(例えばCS1端子)の信号レベルが所定レベル(例えばLレベル)になったことが検出された場合(例えばTh回(Thは自然数)検出された場合)、ASが“0”とされる。
(*)外部システムのブートの際には、システムチェック等の目的で制御データが外部システムによってリードされる。そこで、外部システムのブートの際に特有の外部端子の信号レベルが変化したことが検出された場合(例えばTh回(Thは自然数)検出された場合)、ASが“1”とされ、その変化が検出されなかった場合、ASが“0”とされる。特有の外部端子としては、例えば、REトグル(リードトグル)用の端子、RDY/BSY端子、及びCE端子のうちの少なくとも1つが考えられる。
以上が、実施例3についての説明である。なお、例えば、図3Eに示すように、3つ以上のエリア(メモリセルアレイ)が配置されている場合には、ASが2ビット以上で表現されてよい。例えば、前述の第1及び第2の外部端子とは別の外部端子の信号レベルが所定レベル(例えばLレベル)になったことが検出された場合、2ビット以上であるASが、ミドルストリングエリアに対応した値になってよい。この場合、ミドルストリングエリアからデータがリードされる。
図22は、実施例4に係るフラッシュメモリシステムを示す。
実施例4でも、ASの値を基に、エリア201と203のどちらからブロックを選択するかが決定される。実施例4では、図22に示すように、フラッシュメモリ装置2005内に、エリア201及び203とは別の不揮発性の記憶領域(以下、「CAM」と表記する)2003が設けられており、CAM2003に格納されている情報(以下、制御情報)を基に、ASの値が制御される。具体的には、例えば、図22に示すように、CAM2003内の制御情報は、外部システム2001からのコマンドで書き換えられる。
図23は、実施例4に係るAS切替処理のフローを示す。
AS_DRV2001は、制御情報が、ショートストリングエリア203を表していれば(S2011:YES)、AS“1”を出力する。一方、制御情報が、ロングストリングエリア201を表していれば(S2011:NO)、AS_DRV2001は、AS“0”を出力する。
例えば、制御情報は、デフォルトではショートストリングエリアを表して良い。或いは、外部システム2001が、ブートの際に、ショートストリングエリアを表す制御情報をCAM2003に書いてよい。外部システム2001は、例えば、ブートしてからデータをTh回(Thは自然数)リードしたら、ロングストリングエリアを表す制御情報をCAM2003に書いてよい。
以上が、実施例4についての説明である。なお、例えば、図3Eに示すように、3つ以上のエリア(メモリセルアレイ)が配置されている場合には、CAM2003には、それら3つ以上のエリアのうちの選択されたエリアを表す制御情報が外部システム2001によって書き込まれる。
なお、本実施例では、制御情報は、不揮発性の記憶領域に格納されるが、揮発性の記憶領域に格納されても良い。
図24は、実施例5に係るフラッシュメモリシステムを示す。
実施例5でも、ASの値を基に、エリア201と203のどちらからブロックを選択するかが決定される。実施例5では、外部システムからのコマンドが特殊コマンドか否かに応じて、ASの値が制御される。図24に示すように、外部システム2101が、エリア201及び203のどちらにアクセスするかに応じて、特殊なアクセスコマンドと非特殊なアクセスコマンドのどちらをフラッシュメモリ装置2103に送信するかを制御する。
図25は、実施例5に係るAS切替処理のフローを示す。
図25に示すように、外部システム2101からのアクセスコマンドが特殊なアクセスコマンドの場合(S2101:YES)、AS_DRVが、AS“1”を出力する(S2102)。一方、外部システム2101からのアクセスコマンドが非特殊なアクセスコマンド(例えば一般的なSCSIアクセスコマンド)の場合(S2101:NO)、AS_DRVが、AS“0”を出力する(S2103)。アクセスコマンドが特殊か非特殊であるかは、例えば、コマンドデコーダで検出されてよい。その検出結果を表す信号がAS_DRVに入力されることで、ASを“1”にするか“0”にするかがAS_DRVによって制御されてよい。
実施例5によれば、エリアの種類毎にアクセスコマンド種類があり、アクセスコマンドの種類で、ロングストリングエリアとショートストリングエリアのどちらにアクセスされるかが選択される。このため、指定するワードラインアドレスを構成するビット値の数が少なくなると考えられ、故に、高速なリードが期待できる。
実施例5のバリエーションとして、例えば下記が考えられる。
(*)トグル方式によるAS制御が考えられる。例えば、特殊なアクセスコマンド(又は所定の外部ピンのトグル)を受信した回数がTh回(Thは自然数)以下である場合には、AS“1”が出力され、特殊なアクセスコマンド(又は所定の外部ピンのトグル)を受信した回数がTh回を超えた場合には、AS“0”が出力されてよい。
(*)外部システム101が、ショートストリングエリアにアクセスする場合に、アクセスコマンドの送信前に特殊コマンドをフラッシュメモリ装置に送信し、その次に、アクセスコマンドをフラッシュメモリ装置に送信してよい。フラッシュメモリ装置では、特殊コマンドの次にアクセスコマンドが受信された場合、AS“1”が出力され、特殊コマンドを受けることなくアクセスコマンドが受信された場合、AS“0”が出力されてよい。
(*)ブート時、何もコマンド入れないで、所定の外部ピンのトグルでアドレスの先頭からデータを出力できるシステムにおいて、所定の外部ピンのトグルの回数(閾値)が予め設定されている。システムの起動直後は、ショートストリングエリアからデータ(例えばブートコード)が出力され、所定の外部ピンのトグルの回数が予め設定されている回数に達した場合、コマンドを受け付けて、ロングストリングエリアとショートストリングエリアの任意のエリアにアクセス可能となる。
以上が、実施例5についての説明である。なお、例えば、図3Eに示すように、3つ以上のエリア(メモリセルアレイ)が配置されている場合には、リードコマンドの種類が3種類以上用意され、どの種類のリードコマンドを送信するかで、どのエリアからデータをリードするかが選択されても良い。
図26は、実施例6に係るフラッシュメモリシステムを示す。
実施例6でも、ASの値を基に、エリア201と203のどちらからブロックを選択するかが決定される。実施例6では、リードコマンド受信回数がTh回(Thは自然数)までは、ショートストリングエリア203が決定され、リードコマンド受信回数がTh回を超えていれば、ロングストリングエリア201が決定される。
例えば、フラッシュメモリ装置2653が、チェック回路2650を有する。チェック回路2650は、カウンタ制御回路2653とカウンタ2654とを有する。カウンタ制御回路2653は、外部システム2651からのリードコマンド(又はREB(Read Enable Bar)信号)が検出された場合、そのコマンド(又はREB信号)の検出回数を表すカウント値Cをカウンタ2654に更新させる。カウント値Cは、例えば所定の記憶領域(レジスタ)にあり、外部システム2651がブートしてからのリードコマンド受信回数を表す。そのため、例えば、外部システム2651のブート時に発生する信号(例えば、パワーオン信号)又はRESET信号が所定のカウンタ制御回路2653で検出された場合、カウンタ制御回路2653は、カウンタ2654にカウント値0を(ゼロ)にリセットさせても良い。つまり、この実施例では、外部システム2651がブートしてから所定回数までのリードコマンドではショートストリングエリア203からデータがリードされ、その後のリードコマンドではロングストリングエリア201からデータがリードされることになる。これは、例えば、シャドウイング(ブート時に外部システム2651の揮発性メモリ(例えばRAM(Random Access Memory)に制御データをコピーすること)を行っているフラッシュメモリシステムで有効である。
なお、チェック回路2650は外部システム2651が有しても良い。
図27は、実施例6に係るAS切替処理のフローを示す。
カウンタ制御2653は、リードコマンド又はREB信号を検出した場合(S2201:YES)、カウンタ2654によってカウント値Cを1インクリメントさせる(S2202)。カウンタ制御2653は、更新後のカウント値CとThとを比較し、比較の結果を表す信号をAS_DRV2671に入力する(S2203)。カウント値CがTh以下であれば(S2203:YES)、AS_DRV2671が、AS“1”を出力する(S2204)。カウント値CがThを超えていれば(S2203:NO)、AS_DRV2671が、AS“0”を出力する(S2205)。
なお、S2203の判断は、一度でもカウント値CがThを超えていることが検出された場合には、行われなくてもよい。例えば、カウント値CがThを超えていることが検出されたときにフラグを立てることで、以後、リードコマンド又はREB信号が検出されても、S2203を行うことなくAS“0”が出力されてよい。
以上が、実施例6についての説明である。なお、例えば、図3Eに示すように、3つ以上のエリア(メモリセルアレイ)が配置されている場合には、カウント値Cの閾値が2つ以上も受けられても良い。例えば、カウント値Cが第1の閾値以下の場合には、ショートストリングエリアからデータがリードされ、カウント値Cが第1の閾値より大きく第2の閾値未満の場合には(第2の閾値>第1の閾値)、ミドルストリングエリアからデータがリードされ、カウント値Cが第2の閾値より大きい場合には、ロングストリングエリアからデータがリードされて良い。
なお、実施例3〜6のうちの少なくとも1つの実施例において、例えば下記の起動が可能である。
ショートストリングエリア203が、外部システム(又はフラッシュメモリシステム)の起動の際にリードされるデータ(起動コードデータ)が格納されている。外部システム(又はフラッシュメモリシステム)の起動時に、ショートストリングエリア203内の起動コードデータに最初にアクセスされる。そして、外部システム(又はフラッシュメモリシステム)の起動後に、外部システム(例えば、フラッシュメモリ装置のコントローラ)が、起動コードデータに基づいて、ロングストリングエリア201又はショートストリングエリア203へのアクセス開始が可能となる。
図28は、実施例7に係るフラッシュメモリシステムを示す。以下の説明では、インターフェイス回路を「I/F」と略記する。
フラッシュメモリ装置として、NOR型のフラッシュメモリセルアレイとNAND型のフラッシュメモリセルアレイとを有する装置が知られている。この装置にデータをライト/リードすることができる外部システム2301には、例えば、NAND用の外部I/F(NAND_I/F)2321と、NOR用の外部I/F(NOR_I/F)2323とが設けられている。
実施例7では、外部システム2301が有するNAND_I/F2321とNOR_I/F2323を有効に利用するために(言いかえれば、そのような2種類のI/Fを有する外部システム2301との互換性があるようにするために)、フラッシュメモリ装置2303に、2種類の外部I/Fが設けられる。具体的には、ロングストリングエリア201用の外部I/Fであるロング_I/F2311と、ショートストリングエリア203用の外部I/Fであるショート_I/F2313とが設けられる。各I/F2311、2313は、複数の外部端子を有する。
ロング_I/F2311に、NAND_I/F2321が電気的に接続され、ショート_I/F2313に、NOR_I/F2323が電気的に接続される。このため、NAND_I/F2321を介して出力されたアクセスコマンドは、ロング_I/F2311で受信され、そのアクセスコマンドの処理では、必ず、ロングストリングエリア201にアクセスされる。一方、NOR_I/F2323を介して出力されたアクセスコマンドは、ショート_I/F2313で受信され、そのアクセスコマンドの処理では、必ず、ショートストリングエリア203にアクセスされる。
以上が、実施例7についての説明である。なお、例えば、図3Eに示すように、3つ以上のエリア(メモリセルアレイ)が配置されている場合には、フラッシュメモリ装置2303に、それら3つ以上のエリアに対応した3つ以上の外部I/Fが用意されて良い。また、実施例7では、ロングストリングエリア201用のアドレスマップ(アドレス空間)とショートストリングエリア203用のアドレスマップが別々に設けられて良い。すなわち、実施例1〜6のようなXEラインは無くて良い。また、実施例7では、特別ビット値(ショートストリングエリア203へのアクセスの場合にだけ“1”とされるビット値)は無くて良い。
図29は、実施例8に係るセルアレイ構造を示す。
フラッシュメモリ装置は、32セルストリング(メモリセル数が32のストリング)で構成されたエリア(セルアレイ)201と、4セルストリングで構成されたエリア(セルアレイ)203の他に、第1種の1セルストリング構成されたエリア(セルアレイ)2401と、第2種の1セルストリングで構成されたエリア(セルアレイ)2403とを備える。本実施例では、前述したショートストリングエリア203が、ミドルストリングエリアであり、エリア2401及び2403が、ショートストリングエリアである。
第1種の1セルストリング2951を構成する1個のメモリセルの両端には、SELD及びSELSが接続されている。一方、第2種の1セルストリング2953を構成する1個のメモリセルには、SELD及びSELSが接続されていない。つまり、実施例8では、SELD及びSELSの無い1セルストリング2953で構成されたショートストリングエリア2403が設けられている。
例えば、制御データのプログラムが、1本のワードラインで十分まかなえることもあり得る。この場合、1セルストリングで構成されたエリアが用意されれば良い。一般に、ストリングは、直列に接続された複数のメモリセルがSELD及びSELSで挟まれた構成である。
しかし、本実施例では、SELD及びSELSの無い前述した第2種の1セルストリング2953を採用することが可能である。例えば、フラッシュメモリ装置のセルアレイ構造として、ロングストリングエリア201と、第2種の1セルストリング2951で構成されたショートストリングエリア2403のみとすることも可能である。
エリア2403には、SELD及びSELSが無いので(1セルストリングを構成するトランジスタの数を1つだけにすることができるので)、エリア2403の面積はエリア2401の面積よりも小さくて済む。
なお、第2種の1セルストリング2953の動きとしては、例えば、その第2種の1セルストリング2953に対応したワードラインが非選択であれば、そのワードラインのWL電圧は0V(非導通状態)とされ、リード時に(選択時に)、SELD及びSELSに供給される電圧と同じ大きさの電圧(例えば2.5V)が供給されてよい。また、第2種の1セルストリング2953内のデータの消去の際には、その1セルストリング2953を含んだウェルに高い電圧(例えば20V)が印加され、その1セルストリングを通るワードラインにのみWL電圧0Vが印加される(ウェルのうちの他のワードラインはフローティングとなる)。このように、SELD及びSELSの無い1セルストリング2953で構成されたエリアであっても、他のエリアと同様のNAND制御を行うことができる。
第2種の1セルストリング2953のメモリセルは、例えば、不揮発性のSELD及びSELSと同じトランジスタであっても良いし、他種のストリングを構成するメモリセルと同じトランジスタであっても良い。
実施例9では、一つのリードコマンド(一つのワードラインアドレス指定)で、シーケンシャルリードが行われる。具体的には、ショートストリングエリアからのデータのリードとロングストリングエリアからのデータのリードがシーケンシャルに行われる。
図30は、実施例9に係るシーケンシャルリードの概要を示す。
シーケンシャルリードでは、ショートストリングエリア203からリードされバッファ205に格納されているデータが、バッファ205からキャッシュ領域315に出力され且つキャッシュ領域315からDQピンに出力されている間に(又は、出力され終えた後、直ちに)、ロングストリングエリア201からデータがリードされバッファ205に格納される。そして、ショートストリングエリア203からリードされたデータが全てDQピンへと出力され終えたら、ロングストリングエリア201からリードされたデータがバッファ205からキャッシュ領域315に出力され、その後、そのデータがキャッシュ領域315からDQピンに出力される。
また、リードコマンドにおいてシーケンシャルリード用のワードラインアドレスが指定されている場合、シーケンシャルリードとなるので、下記の順番で処理が行われる。
(1)時刻t1から時刻t2にかけて、ショートストリングエリア203から2KBのデータ(以下、データS)がリードされページバッファ205に格納される。
(2)時刻t2から時刻t3にかけて、データSがバッファ205からキャッシュ領域315に出力される。
(3´)時刻t2で(又は、データが出力され終えた時刻t3で)、ロングストリングエリア203から2KBのデータ(以下、データL)をリードすることが開始される。すなわち、バッファ205からキャッシュ領域315へのデータSの転送が終わる前に、データLのバッファ205への格納が開始され得る。しかし、データLによってデータSは破壊されない。
(3)時刻t3から時刻t5にかけて、データSがキャッシュ領域315からDQピンに出力される。この間に、外部システム101が、データSを受ける。なお、時刻t2(又は時刻t3)で開始されたデータLのリードが、時刻t3と時刻t5との間である時刻t4で終了する。このように、時刻t2(又はt3)〜時刻t5において行われるデータSの出力で、データLのリードにかかった時間が、外部システム101に対して隠蔽される。
(4)時刻t5から時刻t6にかけて、データSがバッファ205からキャッシュ領域315に出力される。
(5)時刻t6から時刻t7にかけて、データLがキャッシュ領域315からDQピンに出力される。この間に、外部システム101が、データLを受ける。従って、図示の例によれば、外部システム101がデータLを待つ時間は、データLのリードにかかった時間ではなく、それよりも短い時間(キャッシュ領域315への転送時間(t5〜t6))である。
これにより、外部システム101にとって、リードコマンドを送信してから最初にデータを受信するまでの時間は短い。なぜなら、最初は、ショートストリングエリア203からデータがリードされるからである。また、外部システム101には、ロングストリングエリア201からのデータのリードに要する時間は隠蔽される。なぜなら、ロングストリングエリア203からのデータのリードは、ショートストリングエリア203からリードされたデータがバッファ205からDQピンへと出力されている間(又は、出力され終えた後、直ちに)に行われるからである。
また、本実施例では、ページバッファ205のサイズを、ページサイズ(例えば4KB)の半分のサイズ(例えば2KB)とすることができる。なぜなら、ページサイズの半分のサイズのデータが2回に分けてシーケンシャルにリードされるからである。
以下、実施例9を詳細に説明する。
例えば、ロングストリングエリア201のうちの一部のエリア部分が、シーケンシャルリード用とされる。そのエリア部分の記憶容量は、ショートストリングエリア203のうちのシーケンシャルリード用のエリアと同じ記憶容量である。具体的には、例えば、ショートストリングエリア203の記憶容量は、全体エリアの1/8であり、エリア203全域が、シーケンシャルリード用である。このため、本実施例では、ロングストリングエリア201のうち、全体エリアの1/8のエリア部分が、シーケンシャルリード用とされる。つまり、全体エリアの1/4が、シーケンシャルリード用である。例えば、ロングストリングエリアの記憶容量が70GBであり、ショートストリングエリアの記憶容量が10GBであるとした場合、ショートストリングエリアの全域がシーケンシャルリードの対象となるエリア(シーケンシャルリード用の記憶容量は10GB)とされているので、これに対応して、ロングストリングエリアのうちの一部のエリア(シーケンシャルリード用の記憶容量は70GBのうち10GB)が、シーケンシャルリードの対象となるエリア(シーケンシャルリード用の記憶容量は10GB)とされる。このため、ロングストリングエリアの記憶容量(70G)とショートストリングエリアの記憶容量(10G)の和からなる全体エリアの記憶容量(80GB=70GB+10GB)のうち、ショートストリングエリアの記憶容量(10GB)とロングストリングエリアの一部の記憶容量(10GB)の和として、20GBの記憶容量が、シーケンシャルリード用となる。20GBは、全体アドレス80GBのうちの1/4である。なお、ロングストリングエリア201における、シーケンシャルリード用のエリア部分は、図示のように、ショートストリングエリア203に最も近いエリア部分(隣接したエリア部分)であることが好ましい。
図31は、実施例9に係るワードラインアドレスマップと、SRの信号レベルとの関係を示す。
全体エリアの1/4がシーケンシャルリード用であることに鑑みて、図31に示すような、ワードラインアドレスマップとSRの信号レベルとの関係が採用される。すなわち、XAラインの数が6本に減っており、且つ、2ビットのSR(Sequential Read)信号(SR<1:0>)が流れる2本のSRラインが設けられる。実施例9では、信号XA及びSAを生成するデコーダ(SR/XA−DEC)がフラッシュメモリ装置に設けられる。
図32は、SR/XA−DEC2701の構成を示す。
SR/XA−DEC2701は、WL_Add<15:13>を構成する3つのビット値をそれぞれ反転するNOT回路群3201を有する。WL_Add<13>、WL_Add<14>及びWL_Add<15>がそれぞれ反転された信号を、WL_AddB<13>、WL_AddB<14>及びWL_AddB<15>と表す。
SR/XA−DEC2701は、XA<5:0>を構成する6つのビット値とSR<1:0>を構成する2つのビット値とをそれぞれ出力する8つのAND回路3211〜3218を有する。各AND回路は、3つの入力ピンを有し、それら3つの入力ピンには、WL_Add<15:13>のうちの少なくとも1つのビット値、及び/又は、WL_AddB<15:13>のうちの少なくとも1つのビット値が入力される。
図33は、SR/XA−DEC2701の真理値表を示す。
図32に示す構成により、この図33が示す真理値表通りの結果が得られる。
図32及び図33によれば、WL_Add<15:14>=<0,0>を含んだワードラインアドレスが、シーケンシャルリード用のアドレスである。すなわち、このときは、XA<5:4>=<0,0>となり、SR<1:0>を構成する2つのビット値のうちのどちらか一方が“1”とされる。一方、WL_Add<15:14>=<0,0>ではないとき、XA<5:0>のいずれかが“1”とされる。
SR<1:0>=<0,1>のときは、XA<5:0>を構成する全てのビット値が“0”であり、XB<7:0>、XC<7:0>、XD<3:0>及びXE<7:0>のそれぞれにおいて、いずれか1つのビット値が“1”とされる。このため、ショートストリングエリア203からブロックが選択されデータがリードされる。
SR<1:0>=<1,0>又は<0,0>のときは、XE<7:0>を構成する全てのビット値が“0”であり、XA<5:0>、XB<7:0>、XC<7:0>及びXD<3:0>のそれぞれにおいて、いずれか1つのビット値が“1”とされる。このため、ロングストリングエリア201からブロックが選択されデータがリードされる。
本実施例では、WL_Add<15:14>=<0,0>を含んだワードラインアドレスが指定された場合、まず、SR<1:0>=<0,1>であるが故にショートストリングエリア203からデータがリードされ、続いて、SR<1:0>=<1,0>であるが故にロングストリングエリア201からデータがリードされる。
ショートストリングエリア203に、前述したブートコードデータや管理データがプログラムされていて、ロングストリングエリア201のシーケンシャルリード用のエリア部分に、ブートコードデータがリードされた後にリードされるデータや、管理データから特定されるデータが格納されていれば、好適なブートやリードが期待できる。
また、本実施例では、一つのリードコマンド(一つのワードラインアドレス指定)で、シーケンシャルリードが行われるが、それに代えて、特殊なリードコマンドにより、シーケンシャルリードが行われて良い(通常のリードコマンドでは、シーケンシャルではない通常のリードが行われて良い)。
また、前述したシーケンシャルリードの観点は、プログラムにも応用することができる。例えば、シーケンシャルプログラム用のワードラインアドレスが指定されたプログラムコマンドを外部システム101から受けた場合(或いは、特殊なプログラムコマンドを受けた場合)、以下の処理が行われて良い。
(*)まず、ショートストリングエリア203にプログラムされるべきデータが、DQピンからキャッシュ315に転送され、次に、キャッシュ315からページバッファ205に転送され、次に、ページバッファ205からショートストリングエリア203に転送される。
(*)ショートストリングエリア203にプログラムされるべきデータのページバッファ205からショートストリングエリア203への転送が行われている間に(例えば、その転送が開始されたときに)、ロングストリングエリア201にプログラムされるべきデータの、キャッシュ315からページバッファ205への転送が開始される。その後、そのデータは、バッファ205からロングストリングエリア201に転送される。
前述のシーケンシャルリード又はシーケンシャルプログラムは、1個のページ(又はブロック)に収まらないぐらい大きなサイズのデータをリード又はプログラムする場合に行われて良い。このため、例えば、ショートストリングエリア203には、或るデータの一部分がプログラムされて、ロングストリングエリア201には、その或るデータの残りの部分がプログラムされて良い。このようなプログラムが行われれば、前述のシーケンシャルリードが行われることにより、或るデータの一部分とその或るデータの残りの部分とを連続的にリードすることができる。
また、前述のシーケンシャルリードによれば、以下の処理も可能である。例えば、リード対象のデータ群がロングストリングエリア201とショートストリングエリア203とに跨って格納されている場合、リード対象のデータ群の一部をなすデータが、まず、ショートストリングからリードされ、次に、リード対象のデータ群の他の一部をなすデータが、ショートストリングエリア203からリードされたデータに対応して、ロングストリングエリア201からリードされる。
図34は、実施例10に係る、ロングX−DEC及びショートX−DECに関わる配線を示す。
本実施例では、Vx<31:0>が流れる32本のVxライン451は、ロングX−DEC及びショートX−DECに共通とされない。すなわち、それら32本のVxライン451は、ロングX−DECに接続されるが、ショートX−DECには接続されない。本実施例では、ショートX−DECに専用の4本のワードラインのVxライン(Vx_4<4:0>が流れるVxライン)3451が配される。
また、本実施例では、GSELDライン及びGSELSラインは、ロングX−DEC及びショートX−DECに共通とされない。すなわち、GSELDライン452及びGSELSライン453は、ロングX−DECに接続されるが、ショートX−DECには接続されない。本実施例では、ショートX−DECに専用のGSELDライン3452及びGSELSライン3453が配される。
本実施例によれば、ショートストリングエリアとロングストリングエリアとで、Vxライン、GSELDライン及びGSELSラインが独立しているので、Vxライン、GSELDライン及びGSELSラインがロングX−DEC及びショートX−DECに共通である場合に比べて、高速なリードが期待できる。また、本実施例では、Vxライン、GSELDライン及びGSELSラインが独立していることから、ロングストリングエリア内のワードラインとショートストリングエリア内のワードラインを同時に立ち上げることも可能である。
図35は、実施例11に係る、ロングX−DEC及びショートX−DECに関わる配線を示す。
本実施例では、Vxライン451、GSELDライン452及びGSELSライン453に加えて、Vx−DECも、ロングX−DEC及びショートX−DECに共通とされない。ロングストリングエリア用のVx−DEC3501と、ショートストリングエリア用のVx−DEC3503とが設けられる。ロングストリングエリア用のVx−DEC3501は、例えば、ロングX−DEC11の近傍、具体的には、例えば、ロングX−DEC11の隣(−X方向側)に配置される。同様に、ショートストリングエリア用のVx−DEC3503は、例えば、ショートX−DEC12の近傍、具体的には、例えば、ショートX−DEC12の隣(−X方向側)に配置される。
本実施例によれば、ショートストリングエリア203とロングストリングエリア201とで、Vx−DECが独立しているので、Vx−DECがロングX−DEC11及びショートX−DEC12に共通である場合に比べて、高速なリードが期待できる。
以上、本発明の幾つかの実施例を説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、実施例1〜11のうちの2以上が組み合わされてもよい。
103…フラッシュメモリ装置

Claims (22)

  1. 複数のワードラインに共通接続された複数の第1のストリングと、
    前記複数の第1のストリングで構成された第1のストリング群を1つ以上有する第1のメモリセルアレイと、
    1又は複数のワードラインに共通接続され、前記第1のストリングよりもストリング長が短い複数の第2のストリングと、
    前記複数の第2のストリングで構成された第2のストリング群を1つ以上有する第2のメモリセルアレイと、
    前記第1及び前記第2のストリングの両方にビットラインを通じて接続され、前記第1及び前記第2のメモリセルエリアからそれぞれリードされたデータが格納されるバッファユニットと
    を備える不揮発性半導体メモリ装置。
  2. 請求項1記載のメモリ装置であって、
    前記第2のメモリセルアレイは、前記第1のメモリセルアレイより前記バッファに近くに配置される、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  3. 請求項2記載のメモリ装置であって、
    前記第2のメモリセルアレイは、前記バッファと前記第1のメモリセルアレイとの間に配置される、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    前記バッファと前記第2のメモリセルアレイとの、前記ビットラインに沿った最大距離が、前記バッファと前記第1のメモリセルアレイとの、前記ビットラインに沿った最大距離よりも短い、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    前記第2のストリングのビットラインと前記第1のストリングのビットラインとが共通である、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    前記第1のメモリセルアレイと前記第2のメモリセルアレイは、同一のメモリプレーン内にある、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  7. 請求項1に記載のメモリ装置であって、
    複数のワードラインに共通接続された複数の第3のストリングで構成された第3のストリング群を1つ以上有する第3のメモリセルアレイと
    を備え、
    前記第1のストリングは、ストリング長がL(Lは3以上の整数)であり、
    前記第2のストリングは、ストリング長がN(Nは1以上の整数であり、L>N)であり、
    前記第3のストリングは、ストリング長がM(Mは2以上の正の整数であり、L>M>N)である、
    不揮発性半導体メモリ装置
  8. 請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    選択信号に基づいて、前記第1又は第2のメモリセルアレイのいずれかを選択する選択ユニットを備える
    不揮発性半導体メモリ装置。
  9. 請求項8記載のメモリ装置であって、
    前記選択信号は、外部から入力された信号に基づく信号である、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  10. 請求項8記載のメモリ装置であって、
    前記選択信号を発生する回路を備え、
    前記選択信号は、
    第1のイベントに対応する第1のレベルと、
    第2のイベントに対応する第2のレベルと
    のいずれかを有し、
    前記選択ユニットは、
    前記第1のレベルを有する選択信号に基づいて第1のメモリセルエリアを選択し、
    前記第2のレベルを有する選択信号に基づいて第2のメモリセルエリアを選択する、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  11. 請求項8乃至10のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    前記選択ユニットは、入力されたワードラインアドレス信号をデコードし、
    Xデコード信号が流れる複数の信号ラインである複数のXラインがあり、
    前記Xデコード信号は、前記ワードラインアドレス信号がデコードされた信号であって、ストリング群の選択/非選択に利用される信号であり、
    前記複数のXラインは、2以上の第1Xラインと、2以上の第2Xラインと、2以上の第3Xラインとを含み、
    前記2以上の第2Xラインが、前記第1のストリングエリア及び前記第2のストリングエリアに共通であり、
    第1のストリング群の選択/非選択は、前記2以上の第1Xラインを流れるXデコード信号と前記2以上の第2Xラインを流れるXデコード信号とを基に制御され、
    第2のストリング群の選択/非選択は、前記2以上の第2Xラインを流れるXデコード信号と前記2以上の第3Xラインを流れるXデコード信号とを基に制御され、
    前記2以上の第3Xラインを流れるXデコード信号は、前記選択信号を基に生成される、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  12. 請求項8乃至10のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    前記第1のストリング群に共通の複数のワードラインに対応した複数の電源ラインがあり、
    前記複数の電源ラインは、複数の前記第2のストリング群に共通のワードラインの電源ラインでもあり、
    前記選択ユニットは、前記選択信号を基に、各電源ラインについて、供給される電圧のレベルを制御する、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  13. 請求項1乃至12のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    少なくとも1つの第2のストリング群における第2のストリングが、1個のメモリセルのみで構成されている、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  14. 請求項1乃至13のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    電源投入後、前記第1のメモリセルアレイからのデータのリードに先んじて前記第2のメモリセルアレイからのデータのリードを行う、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  15. 請求項1乃至14のうちのいずれか1項に記載のメモリ装置であって、
    リード対象のデータ群が前記第2のメモリセルアレイと前記第1のメモリセルアレイとに跨って格納されている場合、
    前記リード対象のデータ群の一部をなすデータを、前記第2のメモリセルアレイからリードし、
    次に、前記リード対象のデータ群の他の一部をなすデータを、前記第2のメモリセルアレイからリードされたデータに対応して、前記第1のメモリセルアレイからリードする、
    不揮発性半導体メモリ装置。
  16. 複数のワードラインを共通接続された複数の第1のストリングと、
    前記複数の第1のストリングで構成された第1のストリング群を1つ以上有する第1のメモリセルアレイと、
    1又は複数のワードラインを共通接続され、第1のストリングよりもストリング長が短い複数の第2のストリングと、
    前記複数の第2のストリングで構成された第2のストリング群を1つ以上有する第2のメモリセルアレイとを有する不揮発性半導体メモリユニットと、
    前記第1及び/又は第2のメモリセルアレイにアクセスするコントローラと
    を備えるメモリシステム。
  17. 請求項16記載のシステムであって、
    前記不揮発性半導体メモリユニットは、前記コントローラに接続される外部端子を有し、
    前記コントローラは、前記第1又は第2のメモリセルアレイのどちらを選択するかに応じて、前記外部端子に入力される信号レベルを変える、
    メモリシステム。
  18. 請求項16記載のシステムであって、
    前記不揮発性半導体メモリユニットは、制御情報が格納される記憶領域を有し、
    前記コントローラが、前記制御情報を更新し、前記制御情報から特定される前記第1又は第2のメモリセルアレイのどちらかにアクセスする、
    メモリシステム。
  19. 請求項16記載のシステムであって、
    システムの起動時に、前記第2のメモリセルアレイに格納された起動コードデータに最初にアクセスされる、
    メモリシステム。
  20. 請求項19記載のシステムであって、
    システムの起動後に、前記コントローラは、前記起動コードデータに基づいて、前記第1又は前記第2のメモリセルアレイへのアクセス開始が可能となる、
    メモリシステム。
  21. 請求項17又は18記載のシステムであって、
    前記不揮発性半導体メモリ装置の外部端子によるトグルの回数を予め設定し、その回数に達した後に、アドレス情報に基づくメモリアレイへのアクセスが可能となる
    メモリシステム。
  22. 請求項16記載のシステムであって、
    前記不揮発性半導体メモリユニットが、
    前記第1のメモリセルアレイ用の外部インタフェース回路である第1のI/Fと、
    前記第2のメモリセルアレイ用の外部インタフェース回路である第2のI/Fと
    を有し、
    前記コントローラが、第1及び第2の外部インタフェース回路を有し、
    前記第1の外部インタフェース回路が前記第1のI/Fに接続され、
    前記第2の外部インタフェース回路が前記第2のI/Fに接続され、
    前記コントローラは、前記第1のメモリセルアレイにアクセスする場合には、前記第1の外部インタフェース回路を通じてアクセスコマンドを送信し、前記第2のメモリセルアレイにアクセスする場合には、前記第2の外部インタフェース回路を通じてアクセスコマンドを送信する、
    メモリシステム。
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