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JP2011223309A - 電流双方向検出機能付き負荷駆動回路 - Google Patents

電流双方向検出機能付き負荷駆動回路 Download PDF

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JP2011223309A JP2010090408A JP2010090408A JP2011223309A JP 2011223309 A JP2011223309 A JP 2011223309A JP 2010090408 A JP2010090408 A JP 2010090408A JP 2010090408 A JP2010090408 A JP 2010090408A JP 2011223309 A JP2011223309 A JP 2011223309A
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Abstract

【課題】電流双方向切替スイッチを備えた電流双方向検出機能付き負荷駆動回路を実現する。
【解決手段】第1の配線5から第2の配線6に向う方向に第1の順方向電流が流れ、第2の配線6から第1の配線5に向う方向に第1の逆方向電流が流れる電流双方向切替スイッチ1と、電流双方向切替スイッチ1に流れる第1の順方向電流に相関した第2の順方向電流が流れ込む順方向電流検出用スイッチ2と、電流双方向切替スイッチ1に流れる第1の逆方向電流に相関した第2の逆方向電流が流れ込む逆方向電流検出用スイッチ3と、順方向電流検出用スイッチ2と接続され、順方向電流検出用スイッチ2から流れ出た第2の順方向電流を検出する順方向電流検出回路10と、逆方向電流検出用スイッチ3と接続され、逆方向電流検出用スイッチ3から流れ出た第2の逆方向電流を検出する逆方向電流検出回路11と、スイッチ制御回路4とを備える電流双方向検出機能付き負荷駆動回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流双方向検出機能付き負荷駆動回路に関するものである。
直流電源から負荷に向けて単方向で電流を供給して当該負荷を駆動する負荷駆動回路の電流ループには、当該負荷に供給される電流を制御するためのスイッチング素子が一般的に設けられている。また、スイッチング素子の過電流保護を目的として、スイッチング素子を介して負荷に流れる電流を検出して監視する必要があるので、負荷に流れる電流を検出するための機能が負荷駆動回路に設けられている。
例えば、特許文献1には、自動車用の電動式パワーステアリングシステムに適用される直流電動機のチョッパ制御システムにおいて、スイッチング素子として電界効果トランジスタ(以下、FETという)によってチョッパ制御されることが記載されている。また、特許文献1の第1の図には、直流電動機(負荷)に流れる電流を検出するため電流検出回路の構成が開示されている。以下では、特許文献1の第1図を表現した図10に示す従来の単方向電流検出機能付き負荷駆動回路について説明する。
図10に示す従来の単方向電流検出機能付き負荷駆動回路は、バッテリ等の直流電源側配線51によって駆動される直流電動機から成る負荷52を、不図示の制御装置からのゲート信号によりオンオフされるチョッパ制御用のFET(以下、主FETという)53に基づいてチョッパ制御するものである。また、図10に示す従来の単方向電流検出機能付き負荷駆動回路は、負荷52のチョッパ制御時に流れる電流Iを電流検出用のFET(以下、副FETという)54によって検出するように動作する。詳述すると、副FET54は、主FET53に供給されるゲート信号により、主FET53と同じタイミングでオンオフ制御される。また、差動増幅器55は、非反転入力端子に印加される主FET53のソース電圧Vと反転入力端子に印加される副FET54のソース電圧Vとが等しくなるように、副FET54に向けて所定値のソース電流Iを供給すべく動作している。
ここで、主FET53のオン抵抗が副FET54のオン抵抗の(1/n)倍であるとすると、主FET53に流れる電流Iと副FET54に流れる電流Iとの関係は次式で表される。
=(1/n)・I ・・・(1)
また、抵抗56の抵抗値をR、抵抗56の電圧降下をVとすると、VとIとの関係は次式で表される。
=R・I ・・・(2)
従って、式(1)と式(2)とにより、VとIとの関係は次式で表される。
=(1/n)・R・I ・・・(3)
式(3)によれば、抵抗56の電圧降下Vを検出することによって、負荷52に流れる電流Iを間接的に検出できることが分かる。また、抵抗56の電圧降下Vを検出することによって、電圧降下Vが所定の閾値Vthを超えた時、ひいては電圧降下Vに応じた電流Iが以下の式(4)で表される閾値Ithを超えた時、主FET53を強制的にオフさせる過電流保護を実現できる。
Ith= n・(Vth/R) ・・・(4)
特開平1−83156号公報
近年、マトリクスコンバータ等のAC−AC電力変換器が注目されている。このAC−AC電力変換器に使用される半導体スイッチング素子には、双方向に電流を流せる機能と、AC商用電源によって印加される高電圧に耐えられる性能とが要求される。さらに、AC−AC電力変換器では、安全対策上、半導体スイッチング素子を過電流から保護することが要求される。
ところで、低耐圧仕様のFET(例えば、ガリウム砒素(GaAs)系)の場合、ドレイン電極とソース電極とが区別されない対称型の構造が採用されている。一方、パワーエレクトロニクス分野向けに設計された高耐圧仕様のFET(パワーFET)の場合、低耐圧仕様と比べてゲート電極に非常に高いゲート電圧が印加されるので、ゲート−ソース間耐圧の点で問題が生じる。例えば、電源電圧が600Vである場合、ゲート電極には上限一杯の600Vのゲート電圧が印加される状態(フルスイング)も想定されるが、ゲート−ソース間電圧としては最大5Vが通常であるのでゲート−ソース間耐圧が持たない。このため、高耐圧仕様のFETの場合には、ゲート電極に非常に高いゲート電圧を印加できるように、ドレイン電極とソース電極とが区別される非対称型の構造が採用されている。
しかし、非対称型の構造を持ったFETである場合には、単方向(例えば、ドレイン電極からソース電極に向う方向)にのみ電流を流すことができる。このため、交流ノード電圧(電圧)から所望の大きさ及び周波数の交流出力電圧に変換されるマトリクスコンバータの交流スイッチ等、制御端子以外の一方の主端子と他方の主端子との間で電流を双方向に切り替え可能なスイッチ(以下、電流双方向切替スイッチという)として採用することができない。
特許文献1は、図10の主FET53の構造に関して特に言及していないが、仮に主FET53が非対称型の構造である場合には、直流電源側配線51を交流電源に置き換えたところで、電流双方向切替スイッチとして機能しえない。それ故に、図10に示す副FET54、差動増幅器55、抵抗56によって構成される電流検出回路は、主FET53に流れるソース電流I1に応じた副FET54に流れるソース電流I2として単方向の電流のみを検出できるにすぎず、双方向に流れる電流をそれぞれ検出して過電流保護をかけることができない。
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためになされたものであり、負荷に供給する電流の向きを双方向に切り替え可能な電流双方向切替スイッチと、当該電流双方向切替スイッチに双方向に流れる電流を各方向で検出可能な電流双方向検出機能とを備える負荷駆動回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路は、電源及び負荷の一方に接続される第1の配線と電源及び負荷の他方に接続される第2の配線との間に接続され、当該第1の配線から当該第2の配線に向う方向(以下、順方向という)に流れる第1の順方向電流と当該第2の配線から当該第1の配線に向う方向(以下、逆方向という)に流れる第1の逆方向電流とを切り替えて流す電流双方向切替スイッチと、前記第1の配線と接続され、前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の順方向電流に相関した第2の順方向電流が流れる順方向電流検出用スイッチと、前記第2の配線と接続され、前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の逆方向電流に相関した第2の逆方向電流が流れる逆方向電流検出用スイッチと、前記順方向電流検出用スイッチと接続され、前記順方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の順方向電流が流れ、当該流れる第2の順方向電流を検出する順方向電流検出回路と、前記逆方向電流検出用スイッチと接続され、前記逆方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の逆方向電流が流れ、当該流れる第2の逆方向電流を検出する逆方向電流検出回路と、前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の順方向電流及び前記順方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の順方向電流が同じタイミングで流れるように、かつ前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の逆方向電流及び前記逆方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の逆方向電流が同じタイミングで流れるように、前記電流双方向切替スイッチ、前記順方向電流検出用スイッチ、及び前記逆方向電流検出用スイッチのスイッチングを制御するスイッチ制御回路と、を備えるものである。
この構成によれば、負荷に供給する電流の向きを双方向に切り替え可能な電流双方向切替スイッチを備えた負荷駆動回路を対象として、当該電流双方向切替スイッチに双方向に流れる電流を各方向で検出可能な電流双方向検出機能を実現することができる。
上記の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路において、前記電流双方向切替スイッチは、前記第1の配線に接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から第1の制御電圧が印加される第1の制御端子と、前記スイッチ制御回路から第2の制御電圧が印加される第2の制御端子と、を備えた第1の4端子電界効果トランジスタであり、前記順方向電流検出用スイッチは、前記第1の配線に接続された第1の主端子と、前記順方向電流検出回路に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される第1の制御端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される第2の制御端子と、を備えた第2の4端子電界効果トランジスタであり、前記逆方向電流検出用スイッチは、前記逆方向電流検出回路に接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される第1の制御端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される第2の制御端子と、を備えた第3の4端子電界効果トランジスタである、としてもよい。
この構成によれば、電流双方向切替スイッチ、順方向電流検出用スイッチ、及び逆方向電流検出用スイッチを、低損失(オン抵抗が小さい)かつ高耐圧の高電力スイッチング素子(パワーFET)として使用することができる。
上記の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路において、前記電流双方向切替スイッチは、第1の主端子と、前記第1の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から第1の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第1の3端子電界効果トランジスタと、前記第1の3端子電界効果トランジスタの前記第1の主端子と接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から第2の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第2の3端子電界効果トランジスタと、を備え、前記順方向電流検出用スイッチは、第1の主端子と、前記第1の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第3の3端子電界効果トランジスタと、前記第3の3端子電界効果トランジスタの前記第1の主端子と接続された第1の主端子と、前記順方向電流検出回路に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第4の3端子電界効果トランジスタと、を備え、前記逆方向電流検出用スイッチは、第1の主端子と、前記逆方向電流検出回路に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第5の3端子電界効果トランジスタと、前記第5の3端子電界効果トランジスタの第1の主端子と接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第6の3端子電界効果トランジスタと、を備える、としてもよい。
この構成によれば、電流双方向切替スイッチ、順方向電流検出用スイッチ、及び逆方向電流検出用スイッチを、低損失(オン抵抗が小さい)かつ高耐圧の高電力スイッチング素子(パワーFET)として使用することができる。
上記の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路において、前記電流双方向切替スイッチ、前記順方向電流検出用スイッチ、及び前記逆方向電流検出用スイッチは、窒化ガリウム(GaN)系トランジスタにより構成されている、としてもよい。
この構成によれば、電流双方向切替スイッチ、順方向電流検出用スイッチ、及び逆方向電流検出用スイッチを構成する電界効果トランジスタをより低損失かつ高耐圧にすることができる。
上記の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路において、前記順方向電流検出回路は、非反転入力端子に前記第2の配線の電圧が印加され、反転入力端子に前記順方向電流検出用スイッチと前記順方向電流検出回路との間の第1のノード電圧が印加され、第1の出力端子から前記第2の配線の電圧と前記第1のノード電圧とを等しくさせるような第1の出力電流が流れ出す第1の差動増幅器と、前記第1の差動増幅器の出力端子と前記第1の差動増幅器の反転入力端子との間に設けられ、前記第2の順方向電流に相関した前記第1の出力電流を検出する第1の電流検出器と、を備え、前記逆方向電流検出回路は、非反転入力端子に前記第1の配線の電圧が印加され、反転入力端子に前記逆方向電流検出用スイッチと前記逆方向電流検出回路との間の第2のノード電圧が印加され、出力端子から前記第1の配線の電圧と前記第2のノード電圧とを等しくさせるような第2の出力電流が流れ出す第2の差動増幅器と、前記第2の差動増幅器の出力端子と前記第2の差動増幅器の反転入力端子との間に設けられ、前記第2の逆方向電流に相関した前記第2の出力電流を検出する第2の電流検出器と、を備える、としてもよい。
この構成によれば、順方向電流検出回路及び逆方向電流検出回路を適切に実現することができる。
本発明によれば、負荷に供給する電流の向きを双方向に切り替え可能な電流双方向切替スイッチと、当該電流双方向切替スイッチに双方向に流れる電流を各方向で検出可能な電流双方向検出機能とを備える負荷駆動回路を実現することができる。
図1は本発明に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。 図2は本発明の第1の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。 図3は本発明の第2の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。 図4は本発明の第3の実施の形態に係る白熱灯駆動回路の構成を示す回路図である。 図5は図4に示す白熱灯駆動回路の動作を示す波形図である。 図6は本発明の第4の実施の形態に係るマトリクスコンバータの構成を示した図である。 図7は図6に示すマトリクスコンバータの電流双方向切替スイッチの動作を示すタイミングチャートである。 図8はノード電圧VACが正の場合のマトリクスコンバータの動作を示す波形図である。 図8はノード電圧VACが負の場合のマトリクスコンバータの動作を示す波形図である。 従来の単方向電流検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(本発明の概念)
最初に図1を参照して本発明の概念を説明する。
図1は本発明に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。図1に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路は、電流双方向切替スイッチ1、順方向電流検出用スイッチ2、逆方向電流検出用スイッチ3、スイッチ制御回路4、電源8と接続され、電源8から交流電圧が供給される第1の配線5、負荷9と接続され、負荷9に交流電圧を供給する第2の配線6、順方向電流検出回路10、逆方向電流検出回路11を備えている。なお、第1の配線5が負荷9と接続され、第2の配線6が電源8と接続されてもよい。
なお、同図において、I(MSW1)は第1の配線5から第2の配線6に向う方向(以下、便宜上順方向という)に電流双方向切替スイッチ1に流れる順方向電流(本発明における第1の順方向電流)、I(MSW2)は第2の配線6から第1の配線5に向う方向(以下、便宜上逆方向という)に電流双方向切替スイッチ1に流れる逆方向電流(本発明における第1の逆方向電流)、I(SSW1)はI(MSW1)と相関が有り、かつ第1の配線5から順方向電流検出用スイッチ2に流れる順方向電流(本発明における第2の順方向電流)、I(SSW2)はI(MSW2)と相関が有り、かつ第2の配線6から逆方向電流検出用スイッチ3に流れる逆方向電流(本発明における第2の逆方向電流)、O(SSW1)は順方向電流検出回路10の順方向電流検出信号、O(SSW2)は逆方向電流検出回路11の逆方向電流検出信号を表している。以下では、上記の定義した順方向及び逆方向を前提として説明するが、第2の配線6から第1の配線5に向う電流の方向を順方向とし、かつ第1の配線5から第2の配線6に向う電流の方向を逆方向としてもよい。
電流双方向切替スイッチ1は、電源8と接続された第1の配線5と負荷9と接続された第2の配線6との間に接続されている。電流双方向切替スイッチ1は、スイッチ制御回路4から出力される制御電圧に応じて、第1の配線5から第2の配線6に向う順方向に順方向電流I(MSW1)と、第2の配線6から第1の配線5に向う逆方向に逆方向電流I(MSW2)とを切り替えて流す。
順方向電流検出用スイッチ2は、第1の配線5と接続されている。スイッチ制御回路4から出力される制御電圧に応じて、順方向電流検出用スイッチ2、は電流双方向切替スイッチ1に流れる順方向電流I(MSW1)に相関した順方向電流I(SSW1)が流れる。なお、電流双方向切替スイッチ1に流れる順方向電流I(MSW1)と、順方向電流検出用スイッチ2に流れる順方向電流I(SSW1)との間に成立する相関関係とは、例えば、順方向電流I(MSW1)及び順方向電流I(SSW1)に関して、一方の電流値が増加すると他方の電流値も同じ変化率で増加し、同様に一方の電流値が減少すると他方の電流値も同じ変化率で減少する関係のことを指す。
逆方向電流検出用スイッチ3は、第2の配線6と接続されている。逆方向電流検出用スイッチ3は、スイッチ制御回路4から出力される制御電圧に応じて、電流双方向切替スイッチ1に流れる逆方向電流I(MSW2)に相関した逆方向電流I(SSW2)が流れる。なお、電流双方向切替スイッチ1に流れる逆方向電流I(MSW2)と、逆方向電流検出用スイッチ3に流れる逆方向電流I(SSW2)との間に成立する相関関係とは、例えば、逆方向電流I(MSW2)及び逆方向電流I(SSW2)に関して、一方の電流値が増加すると他方の電流値も同じ変化率で増加し、同様に一方の電流値が減少すると他方の電流値も同じ変化率で減少する関係のことを指す。
順方向電流検出回路10は、順方向電流検出用スイッチ2と接続されている。順方向電流検出回路10は、順方向電流検出用スイッチ2から流れ出た順方向電流I(SSW1)が流れ込み、この流れ込んだ順方向電流I(SSW1)を検出する。
逆方向電流検出回路11は、逆方向電流検出用スイッチ3と接続されている。逆方向電流検出回路11は、逆方向電流検出用スイッチ3から流れ出た逆方向電流I(SSW2)が流れ込み、この流れ込んだ逆方向電流I(SSW2)を検出する。
スイッチ制御回路4は、電流双方向切替スイッチ1に流れる順方向電流I(MSW1)及び順方向電流検出用スイッチ2に流れる順方向電流I(SSW1)が同じタイミングで流れるように、かつ電流双方向切替スイッチ1に流れる逆方向電流I(MSW2)及び逆方向電流検出用スイッチ3に流れる逆方向電流I(SSW2)が同じタイミングで流れるように、電流双方向切替スイッチ1、順方向電流検出用スイッチ2、及び逆方向電流検出用スイッチ3を制御する。
具体的には、スイッチ制御回路4から出力される制御電圧に基づいて電流双方向切替スイッチ1がオンする場合、第1の配線5の電圧VSWと第2の配線6の電圧VGNDとの間の差電圧(=VSW-VGND)に基づいて電流双方向切替スイッチ1には順方向電流I(MSW1)又は逆方向電流I(MSW2)が流れることとなる。
ここで、電流双方向切替スイッチ1に順方向電流I(MSW1)が流れる場合、スイッチ制御回路4は、電流双方向切替スイッチ1がオンするタイミングと同じタイミングで順方向電流検出用スイッチ2をオンさせる。この結果、順方向電流検出用スイッチ2においても同じタイミングで順方向電流I(SSW1)が流れることとなる。なお、この場合、逆方向電流検出回路11は動作しないように構成されているので、逆方向電流検出用スイッチ3はオンしてもよいし、オフしてもよい。従って、順方向電流検出回路10は、順方向電流検出用スイッチ2から流れ込まれる順方向電流I(SSW1)を検出することにより、電流双方向切替スイッチ1に流れる順方向電流I(MSW1)を間接的に検出できる。特に、順方向電流I(SSW1)に対してIth(SSW1)の閾値を設定して過電流保護をかけるようにすると、順方向電流I(MSW1)と順方向電流I(SSW1)との間の相関関係により、Ith(SSW1)に比例した電流Ith(MSW1)が電流双方向切替スイッチ1に流れた場合に過電流保護をかけることが可能になる。
一方、電流双方向切替スイッチ1がオンして逆方向電流I(MSW2)を流す場合、スイッチ制御回路4は、電流双方向切替スイッチ1がオンするタイミングと同じタイミングで逆方向電流検出用スイッチ3をオンさせる。この結果、逆方向電流検出用スイッチ3にも逆方向電流I(SSW2)が流れることとなる。なお、この場合、順方向電流検出回路10は動作しないように構成するので、逆方向電流検出用スイッチ3はオンしてもよいし、オフしてもよい。従って、逆方向電流検出回路11は、逆方向電流検出用スイッチ3から流れ込まれる逆方向電流I(SSW2)を検出することにより、電流双方向切替スイッチ1に流れる逆方向電流I(MSW2)を間接的に検出できる。特に、逆方向電流I(SSW2)に対してIth(SSW2)の閾値を設定して過電流保護をかけるようにすると、逆方向電流I(MSW2)と逆方向電流I(SSW2)との間の相関関係により、Ith(SSW2)に比例した電流Ith(MSW2)が電流双方向切替スイッチ1に流れた場合に過電流保護をかけることが可能になる。
以上のように、電流双方向切替スイッチ1において双方向に流れる電流(順方向電流I(MSW1)、逆方向電流I(MSW2))それぞれの検出が可能になり、例えば電流双方向切替スイッチ1において双方向に流れる電流それぞれに閾値を設定することができ、この結果として、双方向の過電流保護が可能になる。
以下、本発明の具体的な実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図2は本発明の第1の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。
電流双方向切替スイッチ1は、第1の配線5から順方向電流I(MSW1)が流れ込む主端子S1(本発明における第1の主端子)と、第2の配線6から逆方向電流(IMSW2)が流れ込む主端子S2(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4から制御電圧VG1が印加される制御端子G1(本発明における第1の制御端子)と、スイッチ制御回路4から制御電圧VG2が印加される制御端子G2(本発明における第2の制御端子)と、を備えた4端子電界効果トランジスタ12(本発明における第1の4端子電界効果トランジスタ)として構成されている。このように、本発明においては、トランジスタの負荷電流が流れる端子(例えば、電界効果トランジスタにおけるソース及びドレイン並びにバイポーラトランジスタにおけるエミッタ及びコレクタ)を主端子と呼び、トランジスタの制御電圧が印加される端子(例えば、電界効果トランジスタにおけるゲート及びバイポーラトランジスタにおけるベース)を制御端子と呼ぶ。
順方向電流検出用スイッチ2は、第1の配線8から順方向電流I(SSW1)が流れ込む主端子S1(本発明における第3の主端子)と、順方向電流検出回路10に向けて順方向電流I(SSW1)が流れ出す主端子S2(本発明における第4の主端子)と、スイッチ制御回路4から制御電圧VG1が印加される制御端子G1(本発明における第3の制御端子)と、スイッチ制御回路4から制御電圧VG2が印加される制御端子G2(本発明における第4の制御端子)と、を備えた4端子電界効果トランジスタ13(本発明における第2の4端子電界効果トランジスタ)として構成されている。
逆方向電流検出用スイッチ3は、逆方向電流検出回路11に向けて逆方向電流I(SSW2)が流れ出す主端子S1(本発明における第5の主端子)と、第2の配線6から逆方向電流I(SSW2)が流れ込む主端子S2(本発明における第6の主端子)と、スイッチ制御回路4から制御電圧VG1が印加される制御端子G1(本発明における第5の制御端子)と、スイッチ制御回路4から制御電圧VG2が印加される制御端子G2(本発明における第6の制御端子)と、を備えた4端子電界効果トランジスタ14(本発明における第3の4端子電界効果トランジスタ)として構成されている。
順方向電流検出回路は、非反転入力端子と反転入力端子と出力端子とを備えた差動増幅器15(本発明における第1の差動増幅器)と、電流検出器16(本発明における第1の電流検出器)とにより構成されている。差動増幅器15は、非反転入力端子には第2の配線6の電圧VGNDが印加され、反転入力端子には順方向電流検出用スイッチ2と順方向電流検出回路10との間(厳密には、4端子電界効果トランジスタ12の主端子S2と電流検出器16との間のノード)のノード電圧V(SSW1)が印加され、仮想短絡により出力端子から第2の配線6の電圧VGNDとノード電圧V(SSW1)とを等しくさせる出力電流が流れ出るように動作する。電流検出器16は、差動増幅器15の出力端子と反転入力端子との間に設けられており、順方向電流I(SSW1)に相関した出力電流を検出する。電流検出器16は、例えば抵抗や電流センサ等を採用することができる。
逆方向電流検出回路11は、非反転入力端子と反転入力端子と出力端子とを備えた差動増幅器17(本発明における第2の差動増幅器)と、電流検出器18(本発明における第2の電流検出器)とにより構成されている。差動増幅器17は、非反転入力端子には第1の配線5の電圧VSWが印加され、反転入力端子には逆方向電流検出用スイッチ3と逆方向電流検出回路11との間(厳密には、4端子電界効果トランジスタ14の主端子S1と電流検出器18との間のノード)のノード電圧V(SSW2)が印加され、仮想短絡により出力端子から第1の配線5の電圧VSWとノード電圧V(SSW2)とを等しくさせるような出力電流が流れ出すように動作する。電流検出器18は、差動増幅器17の出力端子と反転入力端子との間に設けられ、逆方向電流I(SSW2)に相関した出力電流を検出する。電流検出器18は、例えば抵抗や電流センサ等を採用することができる。
なお、電流双方向切替スイッチ1を構成する4端子電界効果トランジスタ12は、後述の白熱灯30や3相モータ34等の交流負荷を駆動するために大電流かつ高電圧動作(第1の配線5の電圧VSWと第2の配線6の電圧VGNDとの間の差電圧が高い場合)が要求される場合には、窒化ガリウム(GaN)系トランジスタによって構成されることが好ましい。順方向電流検出用スイッチ2を構成する4端子電界効果トランジスタ13、及び逆方向電流検出用スイッチ3を構成する4端子電界効果トランジスタ14についても、電流双方向切替スイッチ1を構成する4端子電界効果トランジスタ12と制御端子G1,G2に印加される制御電圧VG1,VG2が共通しているので、窒化ガリウム系トランジスタによって構成されることが好ましい。窒化ガリウムは、周期表の3族に属するガリウム(Ga)と窒素(N)との化合物であり、電気的にはバンドギャップの大きい半導体として知られている。なお、バンドギャップが大きな材料ほど電気的な耐圧は高いので、窒化ガリウム系トランジスタは、低損失(オン抵抗が小さい)かつ高耐圧の高電力スイッチング素子(パワーFET)として利用できる。
また、4端子電界効果トランジスタ12、13、14を窒化ガリウム系トランジスタによって構成する場合、2つの制御端子G1,G2を設けるようにすれば、2つの制御端子G1,G2間の耐圧は両者間の距離を長くすることにより従来のFETのゲート−ソース間耐圧よりも高くできるので、非対称型のトランジスタ構造のように、例えば主端子S1の電圧は主端子S2の電圧よりも高くなければならないという制約が必要なくなる。つまり、主端子S2の電圧が主端子S1の電圧よりも高くてもよい。例えば、“−600〜+600V”の高電圧の交流電源を使用する場合、主端子S1の電圧を“0V”、制御端子G1の電圧VG1を“0〜5V”、主端子S2の電圧を“−600〜+600V”、制御端子G2の電圧を“主端子S2の電圧+0〜5V”とすることができる。この場合、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1(=VG1−VS1)は“0〜5V”、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2(=VG2−VS2)は“0〜5V”であるので、従来のFETのゲート−ソース間耐圧と同様の耐圧を満足することができる。
つぎに、図2に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の順方向電流の検出動作について説明する。
スイッチ制御回路4から出力される制御電圧VG1,VG2が4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G1,G2に印加される時に、4端子電界効果トランジスタ12はオンする。このとき、4端子電界効果トランジスタ12は主端子S1から主端子S2に向けて順方向電流I(MSW1)を流す。
4端子電界効果トランジスタ13は制御端子G1,G2を4端子電界効果トランジスタ12と共有しているために、4端子電界効果トランジスタ12に順方向電流I(MSW1)が流れる時に、4端子電界効果トランジスタ13には主端子S1から主端子S2に向けて順方向電流I(SSW1)が流れる。ここで、差動増幅器15は、第2の配線6の電圧VGNDと反転入力端子に印加されるノード電圧V(SSW1)とが同電位になるように動作する。すると、4端子電界効果トランジスタ12、13は、制御端子G1,G2及び主端子S1を共有しており、双方の主端子S2の電位は同電位となる。従って、4端子電界効果トランジスタ12に流れる順方向電流I(MSW1)と4端子電界効果トランジスタ13に流れる順方向電流I(SSW1)とはトランジスタのサイズ比に比例した関係になる。ここで、4端子電界効果トランジスタ13のサイズが4端子電界効果トランジスタ12のサイズの(1/n1)倍である場合、順方向電流I(MSW1)と順方向電流I(SSW1)との関係は次式で表される。
I(SSW1)=(1/n1)・I(MSW1) ・・・(5)
従って、順方向電流検出回路10は、4端子電界効果トランジスタ13の主端子S2から流れ込む順方向電流I(SSW1)を検出することにより、4端子電界効果トランジスタ12に流れる順方向電流I(MSW1)を間接的に検出できる。特に、順方向電流I(SSW1)に対してIth(SSW1)の閾値を設定すると、4端子電界効果トランジスタ12に流れる順方向電流I(MSW1)が次式で表される電流値になった時に、順方向の過電流保護をかけることができるようになる。
Ith(MSW1)=n1・Ith(SSW1) ・・・(6)
つぎに、図2に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の逆方向電流の検出動作について説明する。
スイッチ制御回路4から出力される制御電圧VG1,VG2が4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G1,G2に印加される時に、4端子電界効果トランジスタ12はオンする。このとき、4端子電界効果トランジスタ12は主端子S2から主端子S1に向けて逆方向電流I(MSW2)を流す。
4端子電界効果トランジスタ14は制御端子G1,G2を4端子電界効果トランジスタ12と共有しているために、4端子電界効果トランジスタ12に逆方向電流I(MSW2)が流れる時に、4端子電界効果トランジスタ14は主端子S2から主端子S1に向けて逆方向電流I(SSW2)を流す。ここで、差動増幅器17は、第1の配線5の電圧VSWと反転入力端子に印加されるノード電圧V(SSW2)とが仮想短絡により同電位になるように動作する。すると、4端子電界効果トランジスタ12、14は、制御端子G1,G2及び主端子S2を共有しており、双方の主端子S1の電位は同電位となる。従って、4端子電界効果トランジスタ12に流れる逆方向電流I(MSW2)と4端子電界効果トランジスタ14に流れる順方向電流I(SSW2)とはトランジスタのサイズ比に比例した関係になる。ここで、4端子電界効果トランジスタ14のサイズが4端子電界効果トランジスタ12のサイズの(1/n2)倍である場合、逆方向電流I(MSW2)と逆方向電流I(SSW2)との関係は次式で表される。
I(SSW2)=(1/n2)・I(MSW) ・・・(7)
従って、逆方向電流検出回路11は、4端子電界効果トランジスタ14の主端子S1から流れる逆方向電流I(SSW2)を検出することにより、4端子電界効果トランジスタ12に流れる逆方向電流I(MSW2)を間接的に検出できる。特に、逆方向電流I(SSW2)に対してIth(SSW2)の閾値を設定すると、4端子電界効果トランジスタ12に流れる逆方向電流I(MSW2)が、次式で表される電流値になった時に、逆方向の過電流保護をかけることができる。
Ith2(MSW) =n2・Ith(SSW2) ・・・(8)
以上のように、本発明の第1の形態によれば、4端子電界効果トランジスタ12に双方向に流れる電流それぞれの検出が可能となる。また、例えば電流双方向切替スイッチ1に双方向に流れる電流それぞれに閾値を設けることができ、双方向の過電流保護が可能になる。
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の構成を示す回路図である。
図3に示す第2の実施の形態において、図2に示す第1の実施の形態と相違する点は、電流双方向切替スイッチ1、順方向電流検出用スイッチ2、及び逆方向電流検出用スイッチ3の構成において直列接続した2個の3端子電界効果トランジスタを用いたことである。
電流双方向切替スイッチ1は、ドレインD1(本発明における第1の主端子)と、第1の配線5に接続されたソースS1(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4からゲート電圧VG1(本発明における第1の制御電圧)が印加されるゲートG1(本発明における単独の制御端子)と、を備えた3端子電界効果トランジスタ21と、ドレインD1と接続されたドレインD2(本発明における第1の主端子)と、第2の配線6に接続されたソースS2(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4からゲート電圧VG2が印加されるゲートG2(本発明における単独の制御端子)と、を備えた3端子電界効果トランジスタ22と、を備えている。
順方向電流検出用スイッチ2は、ドレインD1(本発明における第1の主端子)と、第1の配線5に接続されたソースS1(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4からゲート電圧VG1が印加されるゲートG1(本発明における単独の制御端子)と、を備えた3端子電界効果トランジスタ23と、ドレインD1と接続されたドレインD2(本発明における第1の主端子)と、順方向電流検出回路10に接続されたソースS2(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4からゲート電圧VG2が印加されるゲートG2(本発明における単独の制御端子)と、を備えた3端子電界効果トランジスタ24と、を備えている。
逆方向電流検出用スイッチ3は、ドレインD1(本発明における第1の主端子)と、逆方向電流検出回路11に接続されたソースS1(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4からゲート電圧VG1が印加されるゲートG1(本発明における単独の制御端子)と、を備えた3端子電界効果トランジスタ25と、ドレインD1と接続されたドレインD2(本発明における第1の主端子)と、第2の配線6に接続されたソースS2(本発明における第2の主端子)と、スイッチ制御回路4からゲート電圧VG2が印加されるゲートG2(本発明における単独の制御端子)と、を備えた3端子電界効果トランジスタ26と、を備えている。
なお、電流双方向切替スイッチ1を構成する3端子電界効果トランジスタ21、22は、後述の白熱灯30や3相モータ34等の交流負荷を駆動するために大電流かつ高電圧動作(第1の配線5の電圧VSWと第2の配線6の電圧VGNDとの間の差電圧が高い場合)が要求される場合には、低損失(オン抵抗が小さい)かつ高耐圧の高電力スイッチング素子(パワーFET)を構成する必要がある。このため、窒化ガリウム(GaN)系トランジスタによって構成されることが好ましい。順方向電流検出用スイッチ2を構成する3端子電界効果トランジスタ23、24、逆方向電流検出用スイッチ3を構成する3端子電界効果トランジスタ25、26についても同様である。
また、2つの制御端子G1,G2を設けるようにすれば、2つの制御端子G1,G2間の耐圧は、両者間の距離を長くすることにより従来のFETのゲート−ソース間耐圧よりも高くできるので、非対称型の構造のように例えば主端子S1の電圧は主端子S2の電圧よりも高くなければならないという制約が必要なくなる。よって、第1の実施の形態と同様に、主端子S1と主端子S2との間の電圧(第1の配線5の電圧VSWと第2の配線6の電圧VGNDとの間の差電圧)を“600V”にすることができる。
図3に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の動作については図2に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の動作と同様であるので説明を省略する。
以上の本発明の第2の実施の形態によれば、本発明の第1の実施の形態と同様に、4端子電界効果トランジスタ12において双方向に流れる電流それぞれの検出が可能となる。また、例えば電流双方向切替スイッチ1に双方向に流れる電流それぞれに閾値を設けることができ、双方向の過電流保護が可能になる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、第1及び第2の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の応用例を示すものである。図4は本発明の第3の実施の形態に係る白熱灯駆動回路の構成を示す回路図である。なお、以下では、図2に示す本発明の第1の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路を用いる場合を説明するが、図3に示す本発明の第2の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路も同様に用いることができる。
図4に示す白熱灯駆動回路は、図2に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路における4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1と主端子S2との間に、単相交流電源32及び交流負荷としての白熱灯30を直列に接続して構成されている。換言すると、本実施の形態では、第1の配線5が負荷(白熱灯30)に接続され、第2の配線6が電源(単相交流電源32)に接続されている。なお、4端子電界効果トランジスタ12がオンした時に白熱灯30がオンし、4端子電界効果トランジスタ12がオフした時に白熱灯30がオフするように動作する。
図5は図4に示す白熱灯駆動回路の動作を示す波形図である。同図の中で、VGNDは4端子電界効果トランジスタ12の主端子S2に接続されるノードの電圧(説明の便宜上、接地電位0Vと規定する)であり、VACは単相交流電源32と白熱灯30との間のノードの電圧、VSWは4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1と白熱灯30との間のノードの電圧(差動増幅器17の非反転入力端子への印加電圧)、VG1は4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G1に印加される制御電圧、VG2は4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G2に印加される制御電圧、VGS1thは4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G1をオンするのに必要な主端子S1を基準とした制御端子G1の電圧の閾値、VGS2thは4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G2をオンするのに必要な主端子S2を基準とした制御端子G2の電圧の閾値を表している。また、I(MSW)は4端子電界効果トランジスタ12に流れる順方向電流又は逆方向電流、I(SSW1)は4端子電界効果トランジスタ13に流れる順方向電流、I(SSW2)は4端子電界効果トランジスタ14に流れる逆方向電流を表している。
4端子電界効果トランジスタ12において制御端子G1に印加される制御電圧VG1と制御端子G2に印加される制御電圧VG2とは、4端子電界効果トランジスタ12のオンオフのタイミングに応じてスイッチ制御回路4によって制御される。
ここで、4端子電界効果トランジスタ12を全体としてオフする場合には、実使用上は、電圧VGS1=0V、電圧VGS2=0V、すなわち主端子S1と制御端子G1との間の電位差を0Vとし、かつ主端子S2と制御端子G2との間の電位差を0Vとする。4端子電界効果トランジスタ12をオフする時、4端子電界効果トランジスタ12には電流が流れないので、白熱灯30と4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1との間のノード電圧VSWは、単相交流電源32と白熱灯30との間のノードの電圧VACと等しくなる。このとき、差動増幅器15は、4端子電界効果トランジスタ13の主端子S2の電圧V(SSW1)と4端子電界効果トランジスタ12の主端子S2の電圧VGNDとが等しくなるように動作する。なお、4端子電界効果トランジスタ12、13において、制御端子G1,G2に印加される制御電圧VG1,VG2は共通なので、4端子電界効果トランジスタ13においても、主端子S1と制御端子G1との間の電位差は0Vとなり、主端子S2と制御端子G2との間の電位差も0Vとなる。このため、順方向電流検出用スイッチ2(4端子電界効果トランジスタ13)には電流が流れない。同様に、差動増幅器17は、逆方向電流検出用スイッチ3の4端子電界効果トランジスタ14の主端子S1の電圧V(SSW2)と4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1の電圧VSWが等しくなるように動作する。なお、4端子電界効果トランジスタ12、14において、制御端子G1,G2に印加される制御電圧VG1,VG2は共通なので、4端子電界効果トランジスタ14においても、主端子S1と制御端子G1との電位差は0Vとなり、主端子S2と制御端子G2との間の電位差も0Vとなる。このため、逆方向電流検出用スイッチ3(4端子電界効果トランジスタ14)には電流が流れない。
一方、4端子電界効果トランジスタ12を全体としてオンするためには、4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G1及び制御端子G2がオンする必要がある。すなわち、4端子電界効果トランジスタ12がオンの時には、4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1を基準とした制御端子G1の電圧VGS1(=VG1−VSW)が閾値VGS1th以上にして、4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G1をオンする必要がある。同様に、4端子電界効果トランジスタ12の主端子S2を基準とした制御端子G2の電圧VGS2(=VG2−VGND)が閾値VGS2th以上にして、4端子電界効果トランジスタ12の制御端子G2をオンする必要がある。なお、4端子電界効果トランジスタ12がオンの時には、白熱灯30と4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1との間のノード電圧VSWは、単相交流電源32の単相交流電圧VACを、白熱灯30のインピーダンスと4端子電界効果トランジスタ12のON抵抗とに基づいて分割した電圧となる。
4端子電界効果トランジスタ12に順方向電流I(MSW1)が流れる時、差動増幅器15は、4端子電界効果トランジスタ13の主端子S2の電圧V(SSW1)と4端子電界効果トランジスタ12の主端子S2の電圧VGNDとが等しくなるように動作する。4端子電界効果トランジスタ12、13において、制御端子G1,G2に印加される制御電圧VG1,VG2は共通なので、4端子電界効果トランジスタ13には4端子電界効果トランジスタ12とのサイズ比に応じた電流が流れる。ここで、4端子電界効果トランジスタ13のサイズが4端子電界効果トランジスタ12のサイズの(1/n1)倍である場合、順方向電流I(MSW1)と順方向電流I(SSW1)との関係は式(5)で表される。従って、順方向電流検出回路10は、4端子電界効果トランジスタ13の主端子S2から流れ込む順方向電流I(SSW1)を検出することにより、4端子電界効果トランジスタ12に流れる順方向電流I(MSW1)を間接的に検出できる。特に、4端子電界効果トランジスタ12に流れる順方向電流I(MSW1)が、式(6)で表される電流値になった時に、4端子電界効果トランジスタ12を強制的にオフさせる順方向の過電流保護がかけられる。
4端子電界効果トランジスタ12に逆方向電流I(MSW2)が流れる時、差動増幅器17は、逆方向電流検出用スイッチ3の4端子電界効果トランジスタ14の主端子S1の電圧V(SSW2)と4端子電界効果トランジスタ12の主端子S1の電圧VSWが等しくなるように動作する。なお、4端子電界効果トランジスタ12、14において、制御端子G1,G2に印加される制御電圧VG1,VG2は共通なので、4端子電界効果トランジスタ14には4端子電界効果トランジスタ12とのサイズ比に応じた電流が流れる。ここで、4端子電界効果トランジスタ14のサイズが4端子電界効果トランジスタ12のサイズの(1/n2)倍である場合、逆方向電流I(MSW2)と逆方向電流I(SSW2)との関係は式(7)で表される。
従って、逆方向電流検出回路11は、4端子電界効果トランジスタ14の主端子S1から流れ込む逆方向電流I(SSW2)を検出することにより、4端子電界効果トランジスタ12に流れる逆方向電流I(MSW2)を間接的に検出できる。特に、逆方向電流I(SSW2)に対してIth(SSW2)の閾値を設定すると、4端子電界効果トランジスタ12に流れる逆方向電流I(MSW2)が、式(8)で表される電流値になった時に、4端子電界効果トランジスタ12を強制的にオフさせる逆方向の過電流保護がかけられる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態は、第1及び第2の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路の応用例としてマトリクスコンバータを示すものである。図6は本発明の第4の実施の形態に係るマトリクスコンバータの構成を示した図である。なお、以下では、図2に示す本発明の第1の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路を用いる場合を説明するが、図3に示す本発明の第2の実施の形態に係る電流双方向検出機能付き負荷駆動回路も同様に用いることができる。
図6に示すマトリクスコンバータは、単相交流電源36から直流電圧への変換を介せず直接的に3相交流電圧(VU,VV,VW)を作り出し、交流負荷としての3相モータ34を駆動するものである。図6に示すマトリクスコンバータは、U相,V相,W相の各相毎に、かつ高電位側(UP,VP,WP)及び低電位側(UN,VN,WN)毎に、図2に示す電流双方向検出機能付き負荷駆動回路を設けて構成されている。つまり、単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と他方の電源出力の電源ライン(VGND)との間には、U相高電位側UPの電流双方向切替スイッチ1a及びU相低電位側UNの電流双方向切替スイッチ1bのペアと、V相高電位側VPの電流双方向切替スイッチ1c及びV相低電位側VNの電流双方向切替スイッチ1dのペアと、W相高電位側WPの電流双方向切替スイッチ1e及びW相低電位側WNの電流双方向切替スイッチ1fのペアとが接続されている。なお、VACは単相交流電源36と高電位側の電流双方向切替スイッチ(1a、1c、1e)の主端子S1との間のノードの電圧を表し、VGNDは単相交流電源36と低電位側の電流双方向切替スイッチ(1b、1d、1f)の主端子S2との間のノードの電圧(説明の便宜上、接地電位0Vと規定)を表している。
そして、電流双方向切替スイッチ1a乃至1fそれぞれに対して、順方向電流検出用スイッチ(2a乃至2f)、逆方向電流検出用スイッチ(3a乃至3f)、順方向電流検出回路(15a乃至15f、16a乃至16f)、逆方向電流検出回路(17a乃至17f、18a乃至18f)が設けられている。電流双方向切替スイッチ(1a乃至1f)、順方向電流検出用スイッチ(2a乃至2f)、及び逆方向電流検出用スイッチ(3a乃至3f)を統括制御するスイッチ制御回路4が設けられている。スイッチ制御回路4は、電流双方向切替スイッチ(1a乃至1f)の制御端子G1,G2に向けて制御電圧VG1,VG2を出力する。また、スイッチ制御回路4は、電流検出器(16a乃至16f、18a乃至18f)の出力が入力される。
このように、本実施の形態では、高電位側の負荷駆動回路では、第1の配線が電源(単相交流電源36)に接続されるとともに第2の配線が負荷(3相モータ34)に接続されており、かつ、低電位側の負荷駆動回路では、第1の配線が負荷(3相モータ34)に接続されるとともに第2の配線が電源(単相交流電源36)に接続されている。
図6に示すマトリクスコンバータの構成を詳述すると、電流双方向切替スイッチ1aにおいて、主端子S1は単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と接続され、主端子S2は電流双方向切替スイッチ1bの主端子S1及び3相モータ34のU相の電源ライン(VU)と接続される。なお、電流双方向切替スイッチ1aの主端子S2と電流双方向切替スイッチ1bの主端子S1との間のノードの電圧が、3相モータ34のU相に印加されるVUとなる。順方向電流検出用スイッチ2aにおいては、主端子S1は単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と接続され、主端子S2は差動増幅器15aの反転入力端子と接続される。差動増幅器15aにおいて、非反転入力端子は3相モータ34のU相の電源ライン(VU)に接続され、出力端子は電流検出器16aを介して順方向電流検出用スイッチ2の主端子S2に接続される。逆方向電流検出用スイッチ3aにおいては、主端子S1は差動増幅器17aの反転入力端子と接続され、主端子S2は3相モータ34のU相の電源ライン(VU)と接続される。差動増幅器17aにおいて、非反転入力端子は単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と接続され、出力端子は電流検出器18aを介して逆方向電流検出用スイッチ3の主端子S1に接続される。電流双方向切替スイッチ1c、1eそれぞれの周辺回路についても電流双方向切替スイッチ1aと同様の接続である。
一方、電流双方向切替スイッチ1bにおいて、主端子S1は3相モータ34のU相の電源ライン(VU)に接続され、主端子S2は単相交流電源36の他方の電源出力の電源ライン(VGND)に接続される。順方向電流検出用スイッチ2bにおいては、主端子S1は3相モータ34のU相の電源ライン(VU)に接続され、主端子S2は差動増幅器15bの反転入力端子に接続される。差動増幅器15bにおいて、非反転入力端子は単相交流電源36の他方の電源出力の電源ライン(VGND)に接続され、出力端子は電流検出器16bを介して順方向電流検出用スイッチ2bの主端子S2に接続される。逆方向電流検出用スイッチ3bにおいては、主端子S1は差動増幅器17bの反転入力端子に接続され、主端子S2は単相交流電源36の他方の電源出力の電源ライン(VGND)に接続される。差動増幅器17bにおいて、非反転入力端子は3相モータ34のU相の電源ライン(VU)に接続され、出力端子は電流検出器18bを介して逆方向電流検出用スイッチ3bの主端子S1に接続される。電流双方向切替スイッチ1D1fそれぞれの周辺回路についても電流双方向切替スイッチ1bと同様の接続である。
ここで、VUPG1は電流双方向切替スイッチ1aの制御端子G1に印加される制御電圧、VUPG2は電流双方向切替スイッチ1aの制御端子G2に印加される制御電圧、VVPG1は電流双方向切替スイッチ1bの制御端子G1に印加される制御電圧、VVPG2は電流双方向切替スイッチ1bの制御端子G2に印加される制御電圧、VWPG1は電流双方向切替スイッチ1cの制御端子G1に印加される制御電圧、VWPG2は電流双方向切替スイッチ1cの制御端子G2に印加される制御電圧をそれぞれ表すものとする。また、VUNG1は電流双方向切替スイッチ1dの制御端子G1に印加される制御電圧、VUNG2は電流双方向切替スイッチ1dの制御端子G2に印加される制御電圧、VVNG1は電流双方向切替スイッチ1eの制御端子G1に印加される制御電圧、VVNG2は電流双方向切替スイッチ1eの制御端子G2に印加される制御電圧、VWNG1は電流双方向切替スイッチ1fの制御端子G1に印加される制御電圧、VWNG2は電流双方向切替スイッチ1fの制御端子G2に印加される制御電圧をそれぞれ表すものとする。
また、VUPCD1は電流双方向切替スイッチ1aに対応する電流検出器16aの出力、VUPCD2は電流双方向切替スイッチ1aに対応する電流検出器18aの出力、VVPCD1は電流双方向切替スイッチ1cに対応する電流検出器16cの出力、VVPCD2は電流双方向切替スイッチ1cに対応する電流検出器18cの出力、VWPCD1は電流双方向切替スイッチ1eに対応する電流検出器16eの出力、VWPCD2は電流双方向切替スイッチ1eに対応する電流検出器18eの出力をそれぞれ表すものとする。また、VUNCD1は電流双方向切替スイッチ1bに対応する電流検出器16bの出力、VUNCD2は電流双方向切替スイッチ1bに対応する電流検出器18bの出力、VVNCD1は電流双方向切替スイッチ1dに対応する電流検出器16dの出力、VVNCD2は電流双方向切替スイッチ1dに対応する電流検出器18dの出力、VWNCD1は電流双方向切替スイッチ1fに対応する電流検出器16fの出力、VWNCD2は電流双方向切替スイッチ1fに対応する電流検出器18fの出力をそれぞれ表すものとする。
また、SWUPは単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と3相モータ34のU相の電源ライン(VU)との間に設けられた電流双方向切替スイッチ1a、SWVPは単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と3相モータ34のV相の電源ライン(VV)との間に設けられた電流双方向切替スイッチ1c、SWWPは単相交流電源36の一方の電源出力の電源ライン(VAC)と3相モータ34のW相の電源ライン(VW)との間に設けられた電流双方向切替スイッチ1eをそれぞれ表すものとする。また、SWUNは単相交流電源36の他方の電源出力の電源ライン(VGND)と3相モータ34のU相の電源ライン(VU)との間に設けられた電流双方向切替スイッチ1b、SWVNは単相交流電源36の他方の電源出力の電源ライン(VGND)と3相モータ34のV相の電源ライン(VV)との間に設けられた電流双方向切替スイッチ1d、SWWNは単相交流電源36の他方の電源出力の電源ライン(VGND)と3相モータ34のV相の電源ライン(VW)との間に設けられた電流双方向切替スイッチ1fをそれぞれ表すものとする。
図7は図6に示すマトリクスコンバータの電流双方向切替スイッチの動作を示すタイミングチャートである。具体的には、図7は、上記のとおり構成されたマトリクスコンバータの電流双方向切替スイッチSWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNの動作例を示した図である。同図に示すように、電流双方向切替スイッチSWUP,SWUNは、同時にオンして貫通電流が流れないようにするため、一方がオンした場合には他方がオフするように制御される。電流双方向切替スイッチSWVP,SWVN との間、及び電流双方向切替スイッチSWWP,SWWNとの間についても同様のことがいえる。
単相交流電源36は数十Hz(商用電源入力なので50Hzまたは60Hz)であり、一方、マトリクスコンバータの動作周波数および3相交流出力は数kHz〜数十kHzであるので、マトリクスコンバータが動作する1周期の中では、単相交流電源36の電圧は殆ど変化しないものと考える。そこで、説明を簡略化するために、単相交流電源36の他方の電源出力(VGND)が接地電圧0Vであるものとし、単相交流電源36の一方の電源出力(VAC)が正の場合と負の場合とに場合分けを行う。なお、ノード電圧VACが正の場合のマトリクスコンバータの動作を示す波形図を図8に示し、ノード電圧VACが負の場合のマトリクスコンバータの動作を示す波形図を図9に示す。
まず、図8に示すノード電圧VACが正である場合のマトリクスコンバータの動作を説明する。なお、以下では、3相モータ34のU相の電源ラインに接続される電流双方向切替スイッチSWUP,SWUNに限定して説明する。また、電流双方向切替スイッチSWUPに主端子S1から主端子S2に向けて順方向電流I(MSW)が流れている状態でターンオフすることにより、電流双方向切替スイッチSWUNがオンして当該電流双方向切替スイッチSWUNには主端子S2から主端子S1に向けて逆方向電流I(MSW)が流れるようになるという前提で説明する。なお、電流双方向切替スイッチSWUPに逆方向電流I(MSW)が流れている状況でターンオフする場合とは、ノード電圧VACが負である場合として説明する。
電流双方向切替スイッチSWUPがオンし、かつ電流双方向切替スイッチSWUNがオフの時には、電流双方向切替スイッチSWUPにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は閾値VGS1thより高くなるよう制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2は閾値VGS2thより高くなるよう制御される。また、電流双方向切替スイッチSWUNにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は0Vになるように制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2も0Vになるように制御される。このとき、3相モータ34のU相の電源ライン(VU)の電圧は、ノード電圧VACに略等しくなる。また、電流双方向切替スイッチSWUP側の電流検出回路は白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオンしている時の動作と同様に動作し、電流双方向切替スイッチSWUN側の電流検出回路は白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオフしている時の動作と同様に動作する。つまり、電流双方向切替スイッチSWUPには主端子S1から主端子S2に向けて順方向電流I(MSW)が流れているので、スイッチ制御回路4は、順方向電流検出用スイッチ2aにおいて主端子S1から主端子S2に向けて流れる順方向電流I(SSW1)が閾値Ith(SSW1)になった時に過電流を検出し、電流双方向切替スイッチSWUPを強制的にオフさせるとともに、電流双方向切替スイッチSWUNを強制的にオンさせる。
一方、電流双方向切替スイッチSWUPがオフし、かつ電流双方向切替スイッチSWUPがオンの時には、電流双方向切替スイッチSWUPにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は0Vになるように制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2も0Vになるように制御される。また、電流双方向切替スイッチSWUNにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は閾値VGS1thより高くなるよう制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2は閾値VGS2thより高くなるよう制御される。このとき、3相モータ34のU相の電源ライン(VU)の電圧は、ノード電圧VGNDに略等しくなる。また、電流双方向切替スイッチSWUP側の電流検出回路は白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオフしている時の動作と同様に動作し、電流双方向切替スイッチSWUN側の電流検出回路は白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオンしている時の動作と同様に動作する。電流双方向切替スイッチSWUNには主端子S2から主端子S1に向けて逆方向電流I(MSW)が流れているので、スイッチ制御回路4は、逆方向電流検出用スイッチ3aにおいて主端子S2から主端子S1に向けて流れる逆方向電流I(SSW2)がIth(SSW2)になった時に過電流を検出して、電流双方向切替スイッチSWUPを強制的にオンさせるとともに、電流双方向切替スイッチSWUNを強制的にオフさせる。
次に、図9に示すノード電圧VACが負である場合のマトリクスコンバータの動作を説明する。なお、以下では、3相モータ34のU相の電源ラインに接続される電流双方向切替スイッチSWUP,SWUNに限定して説明する。また、電流双方向切替スイッチSWUPに主端子S2から主端子S1に向けて逆方向電流I(MSW)が流れている状態でターンオフすることにより、電流双方向切替スイッチSWUNがオンして当該電流双方向切替スイッチSWUNには主端子S1から主端子S2に向けて順方向電流I(MSW)が流れるようになる前提で説明する。なお、電流双方向切替スイッチSWUPに順方向電流I(MSW)が流れている状況でターンオフする場合とは、ノード電圧VACが正である場合として説明する。
電流双方向切替スイッチSWUPがオンし、かつ電流双方向切替スイッチSWUNがオフの時には、電流双方向切替スイッチSWUPにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は閾値VGS1thより高くなるよう制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2は閾値VGS2thより高くなるよう制御される。また、電流双方向切替スイッチSWUNにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は0Vになるように制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2も0Vになるように制御される。このとき、3相モータ34のU相の電源ライン(VU)の電圧はノード電圧VACに略等しくなる。また、電流双方向切替スイッチSWUP側の電流検出回路は、白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオンしている時と同様に動作し、電流双方向切替スイッチSWUN側の電流検出回路は、白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオフしているときの動作と同様に動作する。電流双方向切替スイッチSWUPには主端子S2から主端子S1に向けて逆方向電流I(MSW)が流れているので、スイッチ制御回路4は、逆方向電流検出用スイッチ3aに流れる逆方向電流I(SSW2)が閾値Ith(SSW2)になった時に過電流を検出して、電流双方向切替スイッチSWUPを強制的にオフさせるとともに、電流双方向切替スイッチSWUNを強制的にオンさせる。
一方、電流双方向切替スイッチSWUPがオフし、かつ電流双方向切替スイッチSWUPがオンの時には、電流双方向切替スイッチSWUPにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は0Vになるように制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2も0Vになるように制御される。また、電流双方向切替スイッチSWUNにおいて、主端子S1の電圧を基準とした制御端子G1の電圧VGS1は閾値VGS1thより高くなるよう制御されるとともに、主端子S2の電圧を基準とした制御端子G2の電圧VGS2は閾値VGS2thより高くなるよう制御される。このとき、3相モータ34のU相の電源ライン(VU)の電圧は、ノード電圧VGNDに略等しくなる。また、電流双方向切替スイッチSWUP側の電流検出回路は、白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオフしている時の動作と同様に動作し、電流双方向切替スイッチSWUN側の電流検出回路は、白熱灯駆動回路の4端子電界効果トランジスタ12がオンしている時の動作と同様に動作する。電流双方向切替スイッチSWUNには主端子S1から主端子S2に向けて順方向電流I(MSW)が流れているので、順方向電流検出用スイッチ2aに流れる順方向電流I(SSW1)がIth(SSW1)になった時に過電流を検出して、電流双方向切替スイッチSWUPを強制的にオンさせるとともに、電流双方向切替スイッチSWUNを強制的にオフさせる。
上記の説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の電流双方向切替スイッチを備えた電流双方向検出機能付き負荷駆動回路は、白熱灯駆動回路やマトリクスコンバータ等のパワーエレクトロニクス分野に適用される負荷駆動回路にとして有用である。
1…電流双方向切替スイッチ
2…順方向電流検出用スイッチ
3…逆方向電流検出用スイッチ
4…スイッチ制御回路
5…第1の配線
6…第2の配線
8…電源
9…負荷
10…順方向電流検出回路
11…逆方向電流検出回路
12…4端子電界効果トランジスタ(電流双方向切替スイッチ)
13…4端子電界効果トランジスタ(順方向電流検出用スイッチ)
14…4端子電界効果トランジスタ(逆方向電流検出用スイッチ)
15…差動増幅器(第1の差動増幅器)
16…電流検出器(第1の電流検出器)
17…差動増幅器(第2の差動増幅器)
18…電流検出器(第2の電流検出器)
21…3端子電界効果トランジスタ(第1の電界効果トランジスタ)
22…3端子電界効果トランジスタ(第2の電界効果トランジスタ)
23…3端子電界効果トランジスタ(第3の電界効果トランジスタ)
24…3端子電界効果トランジスタ(第4の電界効果トランジスタ)
25…3端子電界効果トランジスタ(第5の電界効果トランジスタ)
26…3端子電界効果トランジスタ(第6の電界効果トランジスタ)
30…白熱灯
32…単相交流電源
34…3相モータ
36…単相交流電源

Claims (5)

  1. 電源及び負荷の一方に接続される第1の配線と電源及び負荷の他方に接続される第2の配線との間に接続され、当該第1の配線から当該第2の配線に向う方向(以下、順方向という)に流れる第1の順方向電流と当該第2の配線から当該第1の配線に向う方向(以下、逆方向という)に流れる第1の逆方向電流とを切り替えて流す電流双方向切替スイッチと、
    前記第1の配線と接続され、前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の順方向電流に相関した第2の順方向電流が流れる順方向電流検出用スイッチと、
    前記第2の配線と接続され、前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の逆方向電流に相関した第2の逆方向電流が流れる逆方向電流検出用スイッチと、
    前記順方向電流検出用スイッチと接続され、前記順方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の順方向電流が流れ、当該流れる第2の順方向電流を検出する順方向電流検出回路と、
    前記逆方向電流検出用スイッチと接続され、前記逆方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の逆方向電流が流れ、当該流れる第2の逆方向電流を検出する逆方向電流検出回路と、
    前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の順方向電流及び前記順方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の順方向電流が同じタイミングで流れるように、かつ前記電流双方向切替スイッチに流れる前記第1の逆方向電流及び前記逆方向電流検出用スイッチに流れる前記第2の逆方向電流が同じタイミングで流れるように、前記電流双方向切替スイッチ、前記順方向電流検出用スイッチ、及び前記逆方向電流検出用スイッチのスイッチングを制御するスイッチ制御回路と、
    を備える電流双方向検出機能付き負荷駆動回路。
  2. 前記電流双方向切替スイッチは、前記第1の配線に接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から第1の制御電圧が印加される第1の制御端子と、前記スイッチ制御回路から第2の制御電圧が印加される第2の制御端子と、を備えた第1の4端子電界効果トランジスタであり、
    前記順方向電流検出用スイッチは、前記第1の配線に接続された第1の主端子と、前記順方向電流検出回路に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される第1の制御端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される第2の制御端子と、を備えた第2の4端子電界効果トランジスタであり、
    前記逆方向電流検出用スイッチは、前記逆方向電流検出回路に接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される第1の制御端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される第2の制御端子と、を備えた第3の4端子電界効果トランジスタである、
    請求項1に記載の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路。
  3. 前記電流双方向切替スイッチは、
    第1の主端子と、前記第1の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から第1の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第1の3端子電界効果トランジスタと、
    前記第1の3端子電界効果トランジスタの前記第1の主端子と接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から第2の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第2の3端子電界効果トランジスタと、
    を備え、
    前記順方向電流検出用スイッチは、
    第1の主端子と、前記第1の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第3の3端子電界効果トランジスタと、
    前記第3の3端子電界効果トランジスタの前記第1の主端子と接続された第1の主端子と、前記順方向電流検出回路に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第4の3端子電界効果トランジスタと、
    を備え、
    前記逆方向電流検出用スイッチは、
    第1の主端子と、前記逆方向電流検出回路に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第1の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第5の3端子電界効果トランジスタと、
    前記第5の3端子電界効果トランジスタの第1の主端子と接続された第1の主端子と、前記第2の配線に接続された第2の主端子と、前記スイッチ制御回路から前記第2の制御電圧が印加される単独の制御端子と、を備えた第6の3端子電界効果トランジスタと、
    を備える請求項1に記載の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路。
  4. 前記電流双方向切替スイッチ、前記順方向電流検出用スイッチ、及び前記逆方向電流検出用スイッチは、窒化ガリウム(GaN)系トランジスタにより構成されている、
    請求項2又は3に記載の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路。
  5. 前記順方向電流検出回路は、
    非反転入力端子に前記第2の配線の電圧が印加され、反転入力端子に前記順方向電流検出用スイッチと前記順方向電流検出回路との間の第1のノード電圧が印加され、第1の出力端子から前記第2の配線の電圧と前記第1のノード電圧とを等しくさせるような第1の出力電流が流れ出す第1の差動増幅器と、
    前記第1の差動増幅器の出力端子と前記第1の差動増幅器の反転入力端子との間に設けられ、前記第2の順方向電流に相関した前記第1の出力電流を検出する第1の電流検出器と、
    を備え、
    前記逆方向電流検出回路は、
    非反転入力端子に前記第1の配線の電圧が印加され、反転入力端子に前記逆方向電流検出用スイッチと前記逆方向電流検出回路との間の第2のノード電圧が印加され、出力端子から前記第1の配線の電圧と前記第2のノード電圧とを等しくさせるような第2の出力電流が流れ出す第2の差動増幅器と、
    前記第2の差動増幅器の出力端子と前記第2の差動増幅器の反転入力端子との間に設けられ、前記第2の逆方向電流に相関した前記第2の出力電流を検出する第2の電流検出器と、
    を備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電流双方向検出機能付き負荷駆動回路。
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