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JP2011194797A - 記録装置 - Google Patents

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JP2011194797A
JP2011194797A JP2010066019A JP2010066019A JP2011194797A JP 2011194797 A JP2011194797 A JP 2011194797A JP 2010066019 A JP2010066019 A JP 2010066019A JP 2010066019 A JP2010066019 A JP 2010066019A JP 2011194797 A JP2011194797 A JP 2011194797A
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JP2010066019A
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Akihiro Toya
昭寛 戸谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】装置全体の水平方向の大型化を抑制することができるとともに、記録材定着領域における記録材の定着を確実に行うことのできる記録装置を提供する。
【解決手段】プリンター11において、プラテン13と、乾燥装置16Aとが重合配置されているので、水平方向の大型化を防止できる。乾燥装置16Aにおける記録媒体搬送方向の乾燥領域長L2は、プラテン19上における記録領域長L1以上になる様構成されており(L2≧L1)、これにより記録済み記録面は、少なくとも1回、間欠搬送における記録媒体停止時間だけ必ず乾燥装置16Aに滞在することとなり、記録面を十分に乾燥させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの記録装置に関し、特に記録ヘッドが記録媒体の搬送方向に移動して記録を行うラテラルスキャン方式の記録装置に関する。
従来から、ターゲットに対して記録材を付着させて記録を施す記録装置の一種として、インクジェット式プリンター(以下、「プリンター」という。)が広く知られている。また、近年では、こうしたプリンターを用いて、連続紙(ターゲット)に対して液体(記録材)を噴射することにより、後に切り抜いてラベルとして用いる多数の単位画像を連続して印刷する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に記載のプリンターは、連続紙の搬送経路の途中位置にプラテンが設けられており、該プラテン上に搬送停止した状態にある連続紙に対してインク(記録材)を噴射して印刷を行う。続いて、連続紙の搬送経路におけるプラテンの下流側近傍に設けられた記録材定着領域としての強制乾燥領域にて、連続紙に形成されたインクによる印刷像を加熱して強制的に乾燥させる。その後、連続紙の搬送経路における強制乾燥領域よりも下流側に設けられた巻き取り駆動軸によって、強制乾燥領域にてインクによる印刷像が強制乾燥された連続紙を巻き取る。
特開2009−73012号公報
ところで、特許文献1に記載のプリンターでは、プラテン及び強制乾燥領域が水平方向にそれぞれ独立した設置スペースを占めるように設けられているため、装置全体が水平方向に大型化するという問題があった。
また、記録ヘッドが記録媒体の搬送方向に移動して記録を行うラテラルスキャン方式のプリンターにおいては、プラテン上に確保された、記録媒体搬送方向における記録領域の長さをLとすると、1回の搬送動作で記録媒体は長さLぶん搬送されることとなる。即ち、搬送量Lの搬送動作と、記録ヘッドによるラテラルスキャン(記録実行動作)と、が交互に行われる様になっている。
ここで記録済み記録面は、記録終了後に強制乾燥領域に入ることとなるが、強制乾燥領域の長さが適切に設定されていないと、搬送量Lの搬送動作によって、記録済み記録面の少なくとも一部領域が強制乾燥領域において停止せずに単に通過するのみとなり、即ち強制乾燥領域内での滞在時間が確保されず、乾燥が十分に行われない虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置全体の水平方向の大型化を抑制することができるとともに、記録材定着領域における記録材の定着を確実に行うことのできる記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、記録媒体を支持する支持部材と、前記支持部材で支持された記録媒体の一面に対して記録材を付与する記録ヘッドと、前記支持部材から搬送された記録媒体に対して、前記一面に付着した記録材を定着させるための定着ユニットと、を備え、記録媒体を前記支持部材上に位置決めした状態で前記記録ヘッドが記録媒体搬送方向に移動して記録を行う記録装置であって、前記定着ユニットにおける記録媒体搬送方向の定着領域長は、前記支持部材上における記録媒体搬送方向の記録領域長以上に構成されており、前記支持部材と前記定着ユニットとが上下方向において重合配置されていることを特徴とする。
上記構成によれば、支持部材及び定着ユニットは、平面視において少なくとも一部が重畳するように配置される。そのため、これらの部材の設置スペースが水平方向において共有されるため、これらの部材の設置スペースに関して省スペース化を図ることができ、結果として、装置全体の水平方向の大型化を抑制することができる。
また、前記定着ユニットにおける記録媒体搬送方向の定着領域長は、前記支持部材上における記録媒体搬送方向の記録領域長以上に構成されているので、記録媒体の間欠搬送動作を行うラテラルスキャン方式の記録装置において記録済み記録面は、少なくとも1回、間欠搬送における記録媒体停止時間だけ必ず定着ユニット内に滞在することとなる。従って、記録済み記録面の一部が定着領域において停止せずに単に通過するだけとなってしまうことがなく、定着ユニット内での滞在時間を確保でき、記録面を十分に定着させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記定着ユニットと同じ段に設けられた、記録媒体を搬送する搬送ローラーが、前記定着ユニット内を除いた、前記定着ユニットの外側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記定着ユニットと同じ段に設けられた、記録媒体を搬送する搬送ローラーが、前記定着ユニット内を除いた、前記定着ユニットの外側に設けられているので、定着ユニットが記録媒体に熱を加えて記録材の定着を促す形態である場合には、定着ユニット内での温度ムラを防止でき、また熱が搬送ローラーを介して逃げることがなく、定着効率の低下を防止することができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、記録済みの記録媒体を巻き取る巻き取り部を備え、前記定着ユニットを出た後に折り返して前記巻き取り部へと向かう記録媒体の折り返し搬送経路が、前記定着ユニットの下部において当該定着ユニットと重合配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記定着ユニットを出た後に折り返して前記巻き取り部へと向かう記録媒体の折り返し搬送経路が、前記定着ユニットの下部において当該定着ユニットと重合配置されているので、上記折り返し搬送経路を更に備えた構成であっても記録装置全体の水平方向の大型化を抑制することができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記支持部材を含む上部搬送経路の下側に、前記定着ユニットを含む中間搬送経路が設けられ、前記上部搬送経路と、前記中間搬送経路と、前記折り返し搬送経路と、のこれらが平行となる様に重合配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記上部搬送経路と、前記中間搬送経路と、前記折り返し搬送経路と、のこれらが平行となる様に重合配置されているので、記録装置の高さ寸法を最小限に抑えることができる。
尚、上記いずれかの態様において、前記記録材が付着された記録媒体が前記定着ユニットを出るまでは前記一面が凹面とならないように前記記録媒体を案内し、前記記録媒体が前記定着ユニットを出た後に前記一面が凹面となるように前記記録媒体を屈曲させて案内する媒体ガイドを備える様に構成しても良い。
上記構成によれば、記録媒体に付着した記録材が定着ユニットによって定着される前時点では、記録材が付着した面に接触することなく記録媒体の搬送方向が転換される。そのため、支持部材と定着ユニットとが上下方向において重合配置となるように設けられ、該定着ユニットに向けて記録媒体の搬送方向を転換させる場合であっても、支持部材上で記録媒体に形成された記録像が乱れることを抑制できる。
また、上記いずれかの態様において、前記記録媒体は、複数の部材が積層されて構成されており、前記記録媒体の搬送経路上における前記支持部材と前記定着ユニットの間に設けられ、前記搬送経路を屈曲させて前記記録媒体の搬送方向を転換させる第1の搬送方向転換手段と、前記定着ユニットよりも前記搬送経路の下流側位置に設けられ、前記搬送経路を屈曲させて前記記録媒体の搬送方向を転換させる第2の搬送方向転換手段と、を更に備え、前記第2の搬送方向転換手段によって形成される前記搬送経路の曲部の曲率は、前記第1の搬送方向転換手段によって形成される前記搬送経路の曲部の曲率よりも小さくなるように設定しても良い。
一般に、記録媒体は、定着ユニットを通過する過程で加熱されると、積層された複数の部材を接着する接着剤の接着力が弱められる。この点、上記構成によれば、記録媒体の搬送方向は、定着ユニットよりも搬送経路の下流側位置で第2の搬送方向転換手段によってなだらかに転換されるため、積層された複数の部材が互いに剥離することを抑制できる。
本発明の第1実施形態の記録装置の概略構成図。 本発明の第1実施形態の乾燥装置の断面図。 図1の部分拡大図。 (a)は本発明の第2実施形態の記録装置の概略構成図、(b)は同記録装置における乾燥装置の断面図。 図4(a)の部分拡大図。 (a)は本発明の第3実施形態の記録装置の概略構成図、(b)は同記録装置における乾燥装置の断面図。 (a)は本発明の第4実施形態の乾燥装置の断面図、(b)は本発明の第5実施形態の乾燥装置の断面図。
以下、本発明をインクジェット式プリンター(以下、「プリンター」という)に具体化した一実施形態(第1実施形態)を図1乃至図3に従って説明する。ここで、図1は本発明の第1実施形態に係るプリンター11Aの概略構成図、図2は乾燥装置16Aの概略構成図、図3は図1の部分拡大図である。なお、以下における明細書中の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、各図に矢印で示した方向を基準として示すものとする。
図1に示すように、記録装置としてのプリンター11Aは、直方体状の本体ケース12を備えている。本体ケース12内には、長尺状の記録媒体13を繰り出す繰り出し部14と、その記録媒体13に記録材としてのインクの噴射により印刷が施される印刷室15と、その印刷によりインクが付着した記録媒体13に乾燥処理を施す定着ユニットとしての乾燥装置16Aと、そのように乾燥処理が施された記録媒体13を巻き取る巻き取り部17が設けられている。
すなわち、本体ケース12内における上下方向の中央部よりもやや上寄りの位置には、本体ケース12内を上下に区画する平板状の基台18が設けられており、この基台18よりも上側の領域が矩形板状の支持部材としてのプラテン19を基台18上に支持してなる印刷室15となっている。そして、基台18よりも下側の領域において、記録媒体13の搬送方向で上流側となる左側寄りの位置に、繰り出し部14が配設されているとともに、下流側となる右側寄りの位置に、乾燥装置16A及び巻き取り部17が配設されている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、記録媒体13は、印刷室15においてインクが噴射されて印刷が施されるシール材13a及び該シール材13aが剥離可能に接着される基材フィルム13bを積層して構成されている。
図1に示すように、繰り出し部14には、前後方向に延びる巻き軸20が回転自在に設けられ、その巻き軸20に対して記録媒体13が予めロール状に巻かれた状態で巻き軸20と一体回転可能に支持されている。すなわち、記録媒体13は、巻き軸20が回転することにより、繰り出し部14から繰り出されて搬送方向の下流側に搬送されるようになっている。また、繰り出し部14の右方には、巻き軸20から繰り出された記録媒体13を右側下方から巻き掛けることにより、その記録媒体13の搬送方向を鉛直上方向に転換する第1ローラー21が巻き軸20と平行な態様で前後方向に延びるように設けられている。
一方、印刷室15内において、プラテン19の左側であって下側の第1ローラー21と上下方向で対応する位置には、第2ローラー22が下側の第1ローラー21と平行な態様で前後方向に延びるように設けられている。そして、第1ローラー21によって搬送方向が鉛直上方向に転換された記録媒体13は、この第2ローラー22に左側下方から巻き掛けられることにより、その搬送方向が水平右方向に転換されてプラテン19の上面に摺接するようになっている。
また、印刷室15内において、プラテン19の右側には、プラテン19を挟んで左側の第2ローラー22と左右方向で対向する第3ローラー23が第2ローラー22と平行な態様で前後方向に延びるように設けられている。なお、第2ローラー22及び第3ローラー23は各々の周面の頂部がプラテン19における記録媒体13を支持する上面19aと同一高さとなるように各々の設置される位置が調整されている。そのため、印刷室15内で左側の第2ローラー22により搬送方向が水平右方向に転換された記録媒体13は、プラテン19の上面19aに摺接しつつ下流側となる右側に搬送されるようになっている。なお、プラテン19には、プラテンヒーター19bが埋設されており、プラテン19の上面19aに支持された記録媒体13を加熱するようになっている。
また、印刷室15内におけるプラテン19の前後両側には、左右方向に延びるガイドレール24(図1では2点鎖線で示す)が対をなすように設けられている。ガイドレール24の上面はプラテン19の上面19aよりも高くなっており、両ガイドレール24の上面には、矩形状のキャリッジ25が図示しない駆動機構の駆動に基づき両ガイドレール24に沿って左右方向への往復移動可能な状態で支持されている。そして、このキャリッジ25の下面側には支持板26を介して記録ヘッド27が支持されている。
印刷室15内においては、プラテン19上の一定範囲が印刷領域とされており、記録媒体13はこの印刷領域単位で間欠的に搬送されるようになっている。尚、図3において符号L1は、用紙搬送方向の印刷領域長を示している(他の実施形態を示す図5においても同様)。そして、この印刷領域単位での間欠搬送によってプラテン19上に停止した状態にある記録媒体13に対してキャリッジ25の往復移動に伴い記録ヘッド27からインクが噴射されることで(ラテラルスキャン)記録媒体13に対して印刷が施されるようになっている。また、印刷室15内において、第3ローラー23よりも右側となる非印刷領域には、非印刷時に記録ヘッド27のメンテナンスを行うためのメンテナンス機構28が設けられている。
乾燥装置16Aは、プラテン19に対して上下方向において重合配置となるように配置されており、プラテン19に対して平面視で部分的に重畳する構成となっている。そして、印刷室15内において印刷が施された記録媒体13は、第3ローラー23に右側上方から巻き掛けられることにより搬送方向が鉛直下方向に転換されて基台18よりも下側の乾燥装置16Aに向けて搬送される。すなわち、第3ローラー23は、プラテン19よりも記録媒体13の搬送経路の下流側位置にて、記録媒体13の搬送経路を屈曲させて記録媒体13の搬送方向を転換させる第1の搬送方向転換手段として機能する。また、第3ローラー23は、記録媒体13が乾燥装置16Aに搬入される前に、印刷室15において印刷が施される印刷面(一面)の裏面側から記録媒体13に対して接触することにより、記録媒体13の印刷面が凹面とならないように記録媒体13の搬送方向を転換する媒体ガイドとしても機能する。
また、記録媒体13は、乾燥装置16A内をガイド部材30に搬送方向をガイドされながら通過することにより、印刷室15内において印刷が施された印刷面に対して乾燥処理が施される。尚、図3において符号L2は、乾燥装置16A内における、用紙搬送方向の乾燥領域長を示しており(他の実施形態を示す図5においても同様)、本実施形態では上述した記録領域長L1以上に設定されている。そして、乾燥装置16Aから鉛直上方向に搬出される記録媒体13は、第4ローラー31に巻き掛けられて搬送方向が鉛直下方向に転換される。すなわち、第4ローラー31は、乾燥装置16Aよりも記録媒体13の搬送経路の下流側位置にて、記録媒体13の搬送経路を屈曲させて記録媒体13の搬送方向を転換させる第2の搬送方向転換手段として機能する。また、第4ローラー31は、記録媒体13が乾燥装置16Aから搬出された後に、印刷室15において印刷が施される印刷面側から記録媒体13に対して接触することにより、記録媒体13の印刷面が凹面となるように記録媒体13の搬送方向を転換する媒体ガイドとしても機能する。
なお、第4ローラー31の回転径は、第3ローラー23の回転径よりも大きくなるように構成されている。そして、第4ローラー31によって形成される記録媒体13の搬送経路の曲部31aの曲率は、第3ローラー23によって形成される記録媒体13の搬送経路の曲部23aの曲率よりも小さくなるように設定されている。
また、第4ローラー31によって搬送方向が鉛直下方向に転換された記録媒体13は、第5ローラー32に左側上方から巻き掛けられる。そして、記録媒体13は、その搬送方向が第5ローラー32によって水平右方向に転換された後、第5ローラー32の右方に位置する巻き取り部17に向けて搬送される。
巻き取り部17には、第5ローラー32と平行な態様で前後方向に延びる搬送手段としての巻き取り軸33が設けられており、この巻き取り軸33に対して記録媒体13の搬送方向の下流端となる先端が巻きつけられている。そして、巻き取り軸33が図示しない搬送モーターの駆動力に基づいて回転駆動することにより、記録媒体13が巻き取り軸33に順次巻き取られるようになっている。
次に、乾燥装置16Aの構成について詳述する。
図2に示すように、乾燥装置16Aは、内部が中空の箱体状をなす筐体34を備えている。筐体34の左側壁部の下部には給気口35が開口形成され、該給気口35には給気ダクト36を介して温風送風機構37が接続されている。そして、温風送風機構37は、給気ダクト36を介して筐体34内に供給する温風によって筐体34の内部空間38を加熱するようになっている。
また、筐体34の上壁部の略中央には排気口39が開口形成され、該排気口39には排気ダクト40を介して排気ファン41が接続されている。そして、筐体34の内部空間38から温風により加熱された空気が排気ファン41の駆動に伴い排気ダクト40を介して筐体34外に排気されるようになっている。すなわち、筐体34の内部空間38には加熱された空気の流動が生じるようになっている。
さらに、筐体34の上壁部には、左右一対の通過口42,43が排気口39を左右から挟んで互いに離間した位置態様となるように開口形成されている。なお、これらの通過口42,43は、各々の前後方向の幅寸法が記録媒体13の前後方向の幅寸法よりも大きく形成されており、記録媒体13を通過させることが可能となっている。
また、筐体34内には、正面視略U字状をなすガイド部材30が、その左右一対の上端部を各々対応する通過口42,43と位置合わせするようにして筐体34の上壁部に連結された状態で設けられている。また、筐体34内には、複数(本実施形態では12個)の軸流ファン44が、筐体34内において記録媒体13の搬送経路を形成するガイド部材30の表面に沿って横並び状態となるように、且つ、各々の送風方向がガイド部材30の表面に沿う記録媒体13の印刷面に対して略垂直となるように配置されている。そして、軸流ファン44は、温風送風機構37によって加熱された筐体34内の空気を記録媒体13の印刷面に向けて温風として送風することにより、筐体34の内部空間38における記録媒体13の印刷面の乾燥を促進させるようになっている。
次に、上記のように構成されたプリンター11Aの作用について、特に、記録媒体13の印刷面が乾燥装置16A内を通過する過程で加熱されて定着される際の作用に着目して以下説明する。
さて、プリンター11Aの稼動を開始した直後において、まず、乾燥装置16Aは、温風送風機構37を稼動させることにより、温風送風機構37から筐体34の内部空間38に温風を送風する。すると、筐体34の内部空間38に収容された空気は加熱されて次第に温度が上昇する。このとき、ガイド部材30は、筐体34の内部空間38の空気が加熱されるに連れて、その加熱された空気によって筐体34の内部空間38とほぼ等しい温度となるまで加熱される。
続いて、ガイド部材30の温度が安定した時点で、搬送モーターを駆動して巻き取り軸33を回転駆動させる。すると、巻き取り軸33の回転駆動に伴って、記録媒体13の搬送方向の下流端となる先端が巻き取り軸33に順次巻き取られる。そして、印刷室15において印刷が施された記録媒体13は、第3ローラー23によって搬送方向が鉛直下方向に転換された状態で乾燥装置16Aに向けて搬送される。
ここで、印刷室15において印刷が施された記録媒体13は、プラテンヒーター19bによって加熱されたプラテン19の上面19aを介して加熱される。すると、記録媒体13に付着したインクに含まれる水分が蒸発することによりインクの粘性が増大する。そのため、プラテン19の上面19aから乾燥装置16Aに向けて記録媒体13の搬送方向が鉛直下方向に転換されたとしても、記録媒体13に付着したインクが重力に従って垂れることはなく、記録媒体13に形成された印刷像が乱れることが抑制される。
また、記録媒体13の搬送経路は、プラテン19と乾燥装置16Aの間に設けられた第3ローラー23によって記録媒体13の印刷面が凹面状をなすように屈曲されることはない。そのため、記録媒体13に形成された印刷像は、筐体34の内部空間38で加熱されて記録媒体13に十分に定着する前段階で第3ローラー23に対して接触することがないため、記録媒体13に形成された印刷像が乱れることが抑制される。
そして、乾燥装置16Aに搬送された記録媒体13は、乾燥装置16Aの筐体34の上壁部に設けられた一対の通過口42,43のうち、右方に位置する通過口42を通じてインクが噴射された印刷面を右側に向けた状態で筐体34の内部空間38に進入する。続いて、筐体34の内部空間38に進入した記録媒体13は、インクが噴射された印刷面の裏面側をガイド部材30の表面に対して接触させた状態で筐体34の内部空間38を通過する。そのため、記録媒体13は、筐体34の内部空間38とほぼ等しい温度にあるガイド部材30の表面を介して印刷面の裏面側から加熱される。
また、記録媒体13の印刷面には、軸流ファン44から筐体34の内部空間38の加熱された空気が略垂直に送風される。すると、記録媒体13の印刷面は、軸流ファン44から送風される温風によって加熱されると同時に、記録媒体13の印刷面上に浮遊するインク蒸気層及びインク溶媒蒸気層は、記録媒体13の印刷面上から適宜除去される。
なお、記録媒体13の印刷面は、筐体34の内部空間38において印刷像が加熱されて記録媒体13に十分に定着する前段階では、第3ローラー23に対して接触することはなく、記録媒体13における印刷面の裏面側のみが第3ローラー23に対して接触する。そのため、記録媒体13は、該記録媒体13の印刷面及び該印刷面とは反対側の裏面の双方が一対のローラーによって挟持される場合と比較して、第3ローラー23による支持態様が不安定となっている。したがって、記録媒体13は、筐体34の内部空間38において軸流ファン44から温風が送風されると、記録媒体13の印刷面に形成された印刷像が記録媒体13に対して十分に定着していない状態で大きくばたつくことにより、記録媒体13に形成された印刷像が乱れる虞があった。
この点、本実施形態によれば、記録媒体13は、筐体34の内部空間38においてガイド部材30によって印刷面の裏面側から支持される。そのため、記録媒体13は、軸流ファン44から温風が送風されたとしても、記録媒体13の印刷像がばたつくことはほとんどなく、記録媒体13に形成された印刷像が乱れることが抑制される。
また、軸流ファン44から記録媒体13の印刷面に送風された空気は、ガイド部材30における記録媒体13に対する接触面の裏面側の空間域に回り込む。そして、この空気は、記録媒体13の印刷面上から除去したインク及びインク溶媒を多量に含有した状態で排気ダクト40を介して筐体34の内部空間38から迅速に排気される。そのため、乾燥装置16Aが長期間に亘って稼動される場合であっても、記録媒体13の印刷面から揮発したインク及びインク溶媒が筐体34の内部空間38に滞留することはほとんどない。
その後、記録媒体13は、乾燥装置16Aの筐体34の上壁部に設けられた一対の通過口42,43のうち、左方に位置する通過口43を通じて筐体34外に搬出される。ここで、記録媒体13の搬送方向は、筐体34の内部空間38で定着処理が施された直後では、第4ローラー31によってなだらかに転換される。そのため、記録媒体13は、シール材13aと基材フィルム13bを接着する接着剤が筐体34の内部空間38で加熱されて半溶融状態となることにより接着力が弱まった状態であっても、シール材13aが基材フィルム13bから剥離することが抑制される。そして、記録媒体13は、筐体34の内部空間38を通過する過程で印刷面が定着された状態で、第4ローラー31及び第5ローラー32によって搬送方向が順次転換された後、巻き取り軸33によって巻き取られる。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、プラテン19及び乾燥装置16Aは、平面視において部分的に重畳するように配置される。そのため、これらの部材の設置スペースが水平方向(左右方向)において部分的に共有されるため、これらの部材の設置スペースに関して省スペース化を図ることができ、結果として、装置全体の水平方向の大型化を抑制することができる。
(2)上記実施形態では、記録媒体13に付着したインクが乾燥装置16Aによって乾燥される前時点では、インクが付着した面に接触することなく記録媒体13の搬送方向が転換される。そのため、プラテン19と乾燥装置16Aとが上下方向において重合配置となるように設けられ、該乾燥装置16Aに向けて記録媒体13の搬送方向を転換させる場合であっても、プラテン19上で記録媒体13に形成された印刷像が乱れることを抑制できる。
(3)上記実施形態では、記録媒体13におけるインクが付着した領域には、乾燥装置16Aの定着領域となる筐体34の内部空間38において温風送風機構37によって加熱された空気が軸流ファン44から送風されるため、記録媒体13に付着したインクを確実に乾燥させて定着させることができる。また、記録媒体13には、乾燥装置16Aの筐体34の内部空間38においてガイド部材30によって支持された状態で軸流ファン44から空気が送風されるため、記録媒体13が乾燥装置16Aの筐体34の内部空間38で軸流ファン44から空気が送風されることに伴ってばたつくことはほとんどなく、記録媒体13に形成された印刷像が乱れることを抑制できる。
(4)上記実施形態では、記録媒体13に付着したインクは、プラテン19上を通過する過程で、プラテン19の上面を介して加熱されることにより部分的に固化して粘性が増大する。そのため、プラテン19よりも搬送経路の下流側位置で記録媒体13の搬送方向が転換される場合であっても、記録媒体13に付着したインクが重力に従って垂れることはほとんどなく、記録媒体13に形成された印刷像が乱れることを抑制できる。
(5)上記実施形態では、記録媒体13は、乾燥装置16Aの定着領域を通過する過程で加熱されると、シール材13aと基材フィルム13bを接着する接着剤の接着力が弱められるが、記録媒体13の搬送方向は、乾燥装置16Aの定着領域よりも搬送経路の下流側で第4ローラー31によってなだらかに転換されるため、シール材13aと基材フィルム13bが互いに剥離することを抑制できる。
(6)上記実施形態では、乾燥装置16Aにおける記録媒体搬送方向の乾燥領域長L2は、プラテン19上における記録媒体搬送方向の記録領域長L1以上になる様構成されている(L2≧L1)。このため、記録済み記録面は、少なくとも1回、間欠搬送における記録媒体停止時間だけ必ず乾燥装置16Aに滞在することとなる。従って、記録済み記録面の一部が乾燥装置16A内で停止せずに単に通過するのみとなることを回避でき、記録済み記録面の全てが乾燥装置16A内での滞在時間を確保でき、記録面を十分に乾燥させることができる。
(7)上記実施形態では、乾燥装置16Aを出た後に折り返して巻き取り部17へと向かう折り返し搬送経路70(第5ローラー32〜巻き取り部17)が、乾燥装置16Aの下部において当該乾燥装置16Aと重合配置されているので、記録装置全体の水平方向の大型化を抑制することができる。
(8)上記実施形態では、プラテン19を含む上部搬送経路50(第2ローラー22〜第3ローラー23)を上段、その下側の乾燥装置16Aを含む中間搬送経路60を中段とすると、当該中段に設けられた、記録媒体を搬送する搬送ローラーとしての第4ローラー31が、乾燥装置16A内を除いた、乾燥装置16Aの外側に設けられている。このため、乾燥装置16A内での温度ムラを防止でき、また熱がローラーを介して逃げることがなく、乾燥装置16A内での定着効率の低下を防止することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。尚、以下に説明する他の実施形態において、上記第1実施形態と同一の構成には同一符号を付してあり、以下ではその説明は省略する。
・本発明の第2実施形態に係るプリンター11Bにおいて、図4(a)(b)に示すように、乾燥装置16Bは、ガイド部材30が筐体34の内部空間38においてプラテン19の上面19aに沿って水平に延びるように構成してもよい。この構成では、乾燥装置16Bとプラテン19とが上下方向において重合配置となるように配設されるため、乾燥装置16Bの設置スペースをプラテン19の設置スペースに対して水平方向に独立して設けることが不要となる。したがって、乾燥装置16Bの設置スペースの省スペース化を図ることができるため、プリンター11が水平方向に大型化することを抑制できる。なお、この構成において、記録媒体13の搬送経路上における第3ローラー23と乾燥装置16Bとの間に記録媒体13の搬送方向を略水平に転換する転換ローラー45を設ける場合、転換ローラー45は、記録媒体13に対して印刷面の裏面側から接触して、記録媒体13の印刷面を凹面状に屈曲させない構成とすることが望ましい。
また、本実施形態では上部搬送経路50(第2ローラー22〜第3ローラー23)と、乾燥装置16Bを含む中間搬送経路60(転換ローラー45〜第4ローラー31)と、折り返し搬送経路70(第5ローラー32〜巻き取り部17)と、のこれらが平行となる様に重合配置されているので、装置の高さ寸法を最小限に抑えることができる。
尚、本実施形態においても、乾燥装置16Bにおける記録媒体搬送方向の乾燥領域長L2は、プラテン19上における記録媒体搬送方向の記録領域長L1以上に構成されている。このため、記録済み記録面は少なくとも1回、間欠搬送における記録媒体停止時間だけ必ず乾燥装置16Bに滞在することとなる。従って、記録済み記録面の一部が乾燥装置16内で停止せずに単に通過するだけとなってしまうことがなく、乾燥装置16B内での滞在時間を確保でき、記録面を十分に乾燥させることができる。
また、中間搬送経路(中段)60において、記録媒体を搬送する搬送ローラーとしての転換ローラー45および第4ローラー31が、乾燥装置16B内を除いた、乾燥装置16Bの外側に設けられているので、乾燥装置16A内での定着効率の低下を防止することができる。
尚、本実施形態では第4ローラー31および第5ローラー32の外周面に対する記録媒体13の巻き付き長さは、各ローラーの外周長の1/4に設定されている。即ち、記録媒体13はシール材13aと基材フィルム13bとが貼り合わされて成り、乾燥装置16Bの定着領域を通過する過程で加熱されると、シール材13aと基材フィルム13bを接着する接着剤の接着力が弱められる為、ローラーの外周面に対する巻き付き長さが長い(即ち、巻き付き角度が大きい)と、剥離が生じる虞がある。しかしながら上記のように、巻き付き長さが短めに抑えられているので、シール材13aと基材フィルム13bが互いに剥離することが抑制される。
・本発明の第3実施形態は、図6(a)(b)に示すように、乾燥装置16Cは、ガイド部材130が筐体34の内部空間38において略U字状に湾曲した構成としてもよい。この構成によれば、ガイド部材130は、筐体34の内部空間38において記録媒体13に対して印刷面の裏面側から支持する機能と、記録媒体13の搬送経路を湾曲させて記録媒体13の搬送方向を転換する機能を兼備した構成となる。そのため、乾燥装置16Cを構成する部品点数が低減されることにより、プリンター11の小型化に寄与することができる。なお、この構成において、乾燥装置16Cは、第2の搬送方向転換手段としてのガイド部材130によって記録媒体13の搬送経路上に形成される曲部130aの曲率が、第1の搬送方向転換手段としての第3ローラー23及び転換ローラー45によって記録媒体13の搬送経路上に形成される曲部23a,45aの曲率よりも小さくなるように構成することが望ましい。
尚、本実施形態においても、乾燥装置16Cにおける記録媒体搬送方向の乾燥領域長(不図示)は、プラテン19上における記録媒体搬送方向の記録領域長(不図示)以上に構成されているので、記録済み記録面の乾燥装置16C内での滞在時間を確保でき、記録面を十分に乾燥させることができる。また、乾燥装置16C内には搬送ローラーが設けられていないので、乾燥装置16C内での定着効率の低下を防止することができる。
・本発明の第4、第5実施形態は、それぞれ図7(a)(b)に示す乾燥装置16Dおよび乾燥装置16Eのように、ガイド部材30における記録媒体13に対する接触面に対向するようにスリット板46を設ける構成としてもよい。この構成によれば、記録媒体13には、スリット板46に設けられたスリット孔46aを介して印刷面に対して略垂直に空気流が作用するため、記録媒体13の印刷面の乾燥を促進させることができる。
尚、本実施形態においても、乾燥装置16Dにおける記録媒体搬送方向の乾燥領域長(不図示)は、プラテン19上における記録媒体搬送方向の記録領域長(不図示)以上に構成されているので、記録済み記録面の乾燥装置16D内での滞在時間を確保でき、記録面を十分に乾燥させることができる。また、乾燥装置16D内には搬送ローラーが設けられていないので、乾燥装置16D内での定着効率の低下を防止することができる。
・以上説明した各実施形態において、乾燥装置16A〜16Cは、筐体34の内部空間38において記録媒体13の印刷面に対向するように輻射ヒーターを設ける構成としてもよい。この場合、記録媒体は、筐体34の内部空間38において輻射ヒーターから輻射される輻射熱によってばたつくことはほとんどないため、乾燥装置16は、記録媒体13を支持する支持部を具備しない構成を採用することも可能となる。
・以上説明した各実施形態において、第4ローラー31が記録媒体13の搬送経路上に形成する曲部31aの曲率は、第3ローラー23が記録媒体13の搬送経路上に形成する曲部23aの曲率よりも大きくなるように設計してもよい。すなわち、第4ローラー31は、記録媒体13が乾燥装置16において定着処理が施された直後にシール材13a及び基材フィルム13bを剥離させることがないように、記録媒体13の搬送方向を十分になだらかに転換する構成であれば任意の構成を採用することができる。
・以上説明した各実施形態において、プラテン19の上面19aを加熱するプラテンヒーター19bを設けない構成としてもよい。この場合、印刷室15において記録媒体13の印刷面に噴射されるインクとして十分な粘性を有するインクを採用し、記録媒体13の搬送方向が鉛直下方向に転換された際に、インクが重力に従って垂れることがないようにすることが望ましい。
・以上説明した各実施形態において、乾燥装置16A〜16Cは、筐体34の内部空間38を加熱するヒーターを設け、軸流ファン44から記録媒体13に向けて送風する温風を筐体34の内部空間38で循環させる構成としてもよい。この場合、筐体34の内部空間38を循環する空気流の流路の途中位置に、記録媒体13の印刷面から揮発したインク及びインク溶媒を吸着して回収するための吸着フィルターを設けることが望ましい。
・以上説明した各実施形態において、記録ヘッド27から記録媒体13の印刷面に向けて噴射されるインクとしてUV(Ul tra Violet)硬化性を有するインクを用いてもよい。この場合、記録媒体13に付着したインクを定着させる定着ユニットとして、記録媒体13の搬送経路上において記録媒体13の印刷面に対向するようにUV光源部を備えたUV照射装置を採用することができる。
・以上説明した各実施形態において、記録媒体13を構成する複数の部材として任意の部材の組み合わせを採用してもよい。また、記録媒体13は、単一の部材からなる構成としてもよい。
・以上説明した各実施形態において、記録媒体13は、巻き取り軸33の回転駆動に伴って連続的に搬送される構成であってもよい。
・以上説明した各実施形態では、記録装置をインクジェット式プリンターに具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体(液状体)を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの液体(流状体)を噴射する液体噴射装置であってもよい。そして、これらのうち何れか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11 記録装置としてのプリンター、12 本体ケース、13 記録媒体、13a 複数の部材を構成するシール材、13b 複数の部材を構成する基材フィルム、14 繰り出し部、15 印刷室、16 定着ユニットとしての乾燥装置、17 巻き取り部、18 基台、19 支持部材としてのプラテン、19a 上面、19b プラテンヒーター、20 巻き軸、21 第1ローラー、22 第2ローラー、23 第1の搬送方向転換手段としての第3ローラー、23a 曲部、24 ガイドレール、25 キャリッジ、26 支持板、27 記録ヘッド、28 メンテナンス機構、30 ガイド部材、31 第2の搬送方向転換手段としての第4ローラー、31a 曲部、32 第5ローラー、33 搬送手段としての巻き取り軸、34 筐体、35 給気口、36 給気ダクト、37 温風送風機構、38 内部空間、39 排気口、40 排気ダクト、41 排気ファン、42 通過口、43 通過口、44 軸流ファン、45 第2の搬送方向転換手段としての転換ローラー、45a 曲部、46 スリット板、50 上段、60 中断、70 下段、130 支持部及び第2の搬送方向転換手段としてのガイド部材、130a 曲部

Claims (4)

  1. 記録媒体を支持する支持部材と、
    前記支持部材で支持された記録媒体の一面に対して記録材を付与する記録ヘッドと、
    前記支持部材から搬送された記録媒体に対して、前記一面に付着した記録材を定着させるための定着ユニットと、を備え、記録媒体を前記支持部材上に位置決めした状態で前記記録ヘッドが記録媒体搬送方向に移動して記録を行う記録装置であって、
    前記定着ユニットにおける記録媒体搬送方向の定着領域長は、前記支持部材上における記録媒体搬送方向の記録領域長以上に構成されており、
    前記支持部材と前記定着ユニットとが上下方向において重合配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記定着ユニットと同じ段に設けられた、記録媒体を搬送する搬送ローラーが、前記定着ユニット内を除いた、前記定着ユニットの外側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、記録済みの記録媒体を巻き取る巻き取り部を備え、
    前記定着ユニットを出た後に折り返して前記巻き取り部へと向かう記録媒体の折り返し搬送経路が、前記定着ユニットの下部において当該定着ユニットと重合配置されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、前記支持部材を含む上部搬送経路の下側に、前記定着ユニットを含む中間搬送経路が設けられ、
    前記上部搬送経路と、前記中間搬送経路と、前記折り返し搬送経路と、のこれらが平行となる様に重合配置されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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