JP2011172068A - 携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話が手元に無い状態でも携帯電話を利用することができ、携帯電話自身の遠隔操作も可能とし、利用者の利便性を向上させることができる携帯端末の遠隔操作システムを提供する。
【解決手段】携帯端末の遠隔操作システムは、操作対象の携帯端末と、この携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末とを有する。通信端末は、携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を通信回線を介して携帯端末に送ることにより、携帯端末を遠隔操作する。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末の遠隔操作システムは、操作対象の携帯端末と、この携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末とを有する。通信端末は、携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を通信回線を介して携帯端末に送ることにより、携帯端末を遠隔操作する。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法に関する。
近年、携帯電話には、電話番号やメールアドレス、あるいは画像やメール等さまざまな情報が保存されている。これらの情報は、携帯電話内に保持されているがゆえにいつでも参照、閲覧が可能である。一方、外出時に家へ置き忘れた場合等、携帯電話が手元に無い場合は、これらの情報を参照、閲覧できない事でさまざまな不便を生じる。
たとえば、公共交通手段の遅延により職場や訪問先へ緊急の連絡が必要となった場合、連絡先の電話番号やメールアドレスが携帯電話のメモリに登録されてはいるが覚えていないような場合は、携帯電話が手元に無い限り連絡が取れないこととなる。
これを解決する手段としては、携帯電話を遠隔操作する方法が考えられる。しかし、従来の技術は、携帯電話の置き忘れに着目しているがために、個人情報保護のために携帯電話の機能をロックするものが大部分を占め、携帯電話内の情報を利用するため活用できるものは殆ど存在しない。これに関し、遠隔操作で携帯電話を利用する技術も知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。
例えば、特許文献1には、1回のボタンの押下などの簡単な操作のみで制御局からの遠隔操作に従い情報端末の携帯電話により自動発信可能な携帯電話制御システムが記載されている。
また、特許文献2には、携帯電話機に手を加えずに使用して被制御機器の遠隔制御を実行する遠隔制御システムが記載されている。
また、特許文献3には、自端末に対するリモートアクセスを許容するか否かを判定し、許容すると判定したときに外部ネットワークからの要求に応答して自端末内の情報閲覧及び着信応答メッセージの更新を行う携帯電話装置が記載されている。
さらに、特許文献4には、携帯電話機を家に置き忘れた場合でも、遠隔操作にて携帯電気内の情報を得ることが可能な移動通信端末が記載されている。
しかしながら、上記の特許文献1〜4の技術には、次のような課題がある。
特許文献1に記載の携帯電話制御システムは、別に制御装置が必要であるといった特殊な環境でしか利用できず、上記のように携帯電話の置き忘れといった状況での利用は想定されていない。
特許文献2に記載の遠隔制御システムは、携帯電話単体では使用できず、被制御機器が必要となり、遠隔操作するために予め機器の準備が必要であるため、上記のように突発的に遠隔操作が必要な状況となった場合に対応できない。
特許文献3に記載の携帯電話装置は、携帯電話内部の情報を参照することにのみ考慮されており、携帯電話自身の遠隔操作も可能とするものではない。この点は、特許文献4に記載の移動通信端末も同様である。
本発明は、携帯電話が手元に無い状態でも携帯電話を利用することができ、携帯電話自身の遠隔操作も可能とし、利用者の利便性を向上させることができる携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯端末の遠隔操作システムは、操作対象の携帯端末と、前記携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末とを有し、前記通信端末は、前記携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記携帯端末を遠隔操作することを特徴とする。
本発明に係る携帯端末の遠隔制御方法は、操作対象の携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末が、前記携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記携帯端末を遠隔操作することを特徴とする。
本発明によれば、携帯電話が手元に無い状態でも携帯電話を利用することができ、携帯電話自身の遠隔操作も可能とし、利用者の利便性を向上させることができる携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法を提供することができる。
次に、本発明に係る携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る携帯端末の遠隔操作システムは、電話回線やインターネット回線等の通信回線を利用して、携帯電話(携帯端末)のキー操作等に関する制御情報や、携帯電話内の機能(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信して位置計測(測位)を行うGPS機能、内蔵カメラにより被写体を撮像する撮像機能、メール作成・送受信等を行うメール機能、インターネットへの接続及びそのサイトの閲覧等を行うインターネット機能、三者通話機能等)を直接制御するための制御情報を、固定電話、携帯電話、インターネット接続可能な通信端末から対象の携帯電話(携帯端末)に送信し、手元に携帯電話が無い場合でも携帯電話を利用するための手段を提供している。この手段の詳細について以下に説明する。
図1は、本実施の形態の構成例を示す。本実施の形態は、操作対象の携帯電話端末(以下、「携帯電話(本発明の携帯端末に対応する。)」又は必要に応じて「接続先端末」と呼ぶ。)101と、遠隔地から携帯電話を操作するための通信手段とから構成される。
ここで、通信手段とは、携帯電話網に接続された携帯電話103、固定電話104、インターネット網に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)106等のインターネット接続端末(以下、必要に応じて「接続元端末(本発明の通信端末に対応する。)」と呼ぶ。)のいずれかを指す。
なお、携帯電話網には、携帯電話サーバ102が含まれる。インターネット網には、インターネットサーバ105や、携帯電話向けサイトを構成するサーバ(以下、携帯向けサイト)108が含まれる。
携帯電話101、103及び固定電話104は、携帯電話網に接続可能な通信部のほか、CPU(Central Processing Unit)を有する制御部、CPUの動作プログラム等を格納するメモリ、操作部(キーマトリクス、タッチパネル等)、音声入出力部(マイクロフォン及びスピーカ)を含む通話部、表示部(液晶ディスプレイ等)、電源部等の構成要素(その他、携帯電話には、GPS部、撮像部等も含まれる)を有する。制御部には、装置内の各部の動作を制御する制御プログラムが含まれる。これらの構成要素には、既知のものが適用可能である。その一例を図7に示す。
図7に示す携帯電話101は、既知の内部構成、すなわちアンテナ部201、無線通信部(変調器を含む送信回路、復調器を含む受信回路、局部発振器等の高周波回路を含む。)202、信号処理部(ベースバンド処理部を含む。)203、制御部(CPUを有するマイクロコンピュータ等で構成される。)204、記憶部(ROM、RAM等を含む。)205、通話部(音声コーデック部、音声入力器(マイクロフォン)、音声出力器(スピーカ)等を含む。)206、操作部(キーマトリクス、タッチパネル等の操作器を含む。)207、表示部(液晶ディスプレイ等)208、内蔵カメラにより被写体を撮像する撮像部209、GPS衛星からの信号を受信して位置計測を行うGPS部210等の各部を有する。
PC106は、インターネット網に接続可能な通信装置のほか、プログラム制御で動作するCPU、メモリ、各種入出力装置等のコンピュータアーキテクチャに基づく構成要素を有する。これらの構成要素には、既知のものが適用可能である。その一例を図8に示す。
図8に示すPC106は、CPU301と、このCPU301にバスを介して接続される、ROM302、RAM303、HDD(ハードディスク駆動装置)304、液晶ディスプレイ等のディスプレイ305、キーボード/マウス306、及び通信I/F(インターフェース)307とを有している。通信I/F307は、インターネット網に接続される。HDD24等の記録媒体には、CPU301により実行されるソフトウェア(OS、アプリケーションプログラム等)が実装されている。
利用者は、遠隔操作用の通信手段(携帯電話103、固定電話104、PC106)を用いて、携帯電話網又はインターネット網を介して操作対象の携帯電話101へ接続する。この場合の接続手段としては、音声接続とパケット接続の2通りを取りえる。
まず、音声で接続する場合、接続元端末(図1の例では、操作対象の携帯電話101への通信手段として使用した携帯電話103又は固定電話104)からのDTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)信号を用いて接続先端末(図1の例では、操作対象の携帯電話101)へ、操作信号(携帯電話101のキー操作等に関する制御情報や、携帯電話101内の機能を直接制御するための制御情報)を送る。DTMF信号は、操作部のキーに割り当てられる「0」〜「9」までの数字、「*」、「#」、「A」〜「D」までの記号の16種類の符号を、低群周波数及び高群周波数の2つの音声信号の合成音として送信するものである。本実施の形態で用いる接続元端末(携帯電話103及び固定電話104)及び接続先端末(携帯電話101)は、前述した各部の動作により、DTMF信号を用いて予め設定された操作信号を送受信し、その操作信号に応じた動作を行う。
このDTMF信号を受けた接続先端末は、そのDTMF信号として送信された操作信号に応じた操作を行い、その結果と、次の操作で選択可能な操作内容を音声にて接続元端末にアナウンスする。ここで、接続先端末から接続元端末にアナウンスされる音声の内容(音声メッセージ)は、DTMF信号による操作信号に関連付けて接続先端末側のメモリ等の記憶部に予め格納されている。
次に、パケットで接続する場合、インターネット回線を通じて接続先端末である携帯電話101へ接続し、携帯電話101のキー操作等に関する制御情報や、携帯電話101内の機能を直接制御するための制御情報として、ATコマンドをパケットデータに載せて送信する。ATコマンドは、モデム、ターミナルアダプタ(TA)等の通信装置の制御に使用されるコマンド体系の一つであり、コマンド(端末から通信装置に動作を指示する時に使用されるもの)、Sレジスタ(自動着信動作を規定するパラメータを格納するレジスタで、コマンド実行時に参照されるもの)、リザルトコード(コマンド実行結果の報告や着信の報告等)から構成される。本実施の形態で用いるPC106等のインターネット利用可能な接続元端末は、このようなATコマンドを用いて予め設定された操作信号を送受信し、その操作信号に応じた動作を行う。
このATコマンドを載せたパケットデータを受信した接続先端末(携帯電話101)は、ATコマンドの実行結果とその際の携帯電話101の画面データをパケットデータに載せて接続元端末に返送する。これを受けた接続元端末では、受信した携帯電話101の画面データを接続元端末の画面上に表示した上で、利用者へ次の操作を促す。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
まず、図2にて、接続元端末として、図1の携帯電話103や固定電話104を用いた、音声での遠隔操作開始方法について説明する。
利用者は、接続元端末である携帯電話103や固定電話104を使用して、携帯電話網を介して、接続先端末である携帯電話101の接続先電話番号に発信する(ステップS201)。接続先端末(携帯電話101)が応答すると、利用者は、接続元端末からのDTMF信号を接続先端末に送信し、遠隔操作メニューを呼び出す(ステップS202)。遠隔操作メニューは、DTMF信号による操作信号に関連付けて接続先端末側のメモリ等の記憶部に予め格納されている。
遠隔操作メニューに移行すると、不正利用防止のため、最初にパスワード(暗証番号)の入力を行う(ステップS203)。利用者がDTMF信号にてパスワードを入力すると、接続先端末は、入力されたパスワードが正当かどうかを確認する(ステップS204)。
パスワードの入力を間違えると、再度パスワードの入力を促し、一定回数パスワードの入力を誤ると、遠隔操作メニューを終了し、呼を切断する(ステップS205〜S206)。パスワードが正当であれば(ステップ204:Yes)、利用者は、遠隔操作メニューに接続した旨のガイダンスを流し、利用可能となる(ステップS207〜S208)。
遠隔操作メニュー接続後は、ガイダンスで利用できる機能と対応するキー操作を接続元端末に音声でアナウンスし、そのガイダンス内容に従ったキー操作を行うことで、DTMF信号を送信する(ステップS209)。DTMF信号を受信した接続先端末は、該当する操作を行い、その結果を音声にて応答する(ステップS211)。
遠隔操作を終了する際は、これに該当するDTMF信号を送信し、これを受けた接続先端末は呼を切断する(ステップS210、S206)。このときに押下するキーは、ガイダンスにて予めユーザにアナウンスする。
次に、パケット通信を用いた遠隔操作方法を図3に示す。利用者は、図1のPC106等のインターネット利用可能な接続先端末より、インターネット網及び携帯電話網を介して、接続先端末である携帯電話101へパケット接続を行い、遠隔操作メニューを呼び出す(ステップS301〜S302)。この際、パケット通信を開始する手段として、たとえばSMS(Short Message Service)や、制御情報を含めたメール等を利用する。
パケット接続した後は、音声接続の場合と同様に、正しいパスワードを入力した場合のみ遠隔操作可能な状態へ遷移する(ステップS303〜S307)。パケット接続を利用する場合は、パケットデータに載せて画像等の情報の伝送が可能なため、接続完了した場合には、接続先端末の画面を表示する(ステップS308)。
遠隔操作可能な状態となった後、利用者は、接続元端末経由で接続先端末を操作する。この操作内容をATコマンドとしてパケットデータに載せ、接続先端末へそのパケットデータを伝送することで、接続元端末を操作する(ステップS309)。
上記のパケットデータを受信した接続先端末は、ATコマンドで指定された操作を行い、その後の操作結果および操作後の画面データをパケットデータに載せて返送する(ステップS311)。操作した動作が遠隔操作終了を示す内容であった場合、パケット回線を切断する(ステップS310、S306)。
従って、本実施の形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)携帯電話が手元にない状態でも、携帯電話内に保持されている電話帳のデータが参照できるため、たとえば、携帯電話107を家に置き忘れた状態で外に出かけ、(事故や交通トラブル等で)連絡が必要となった場合に、連絡先の電話番号が分からない状態でも、公衆電話や同行している友人の携帯電話103から、連絡先の確認ができるようになる。
(2)携帯電話内の三者通話機能を利用することで、公衆電話等の固定電話104の一般電話回線より携帯電話101の電話帳を呼び出し、その携帯電話101より発信することで、公衆電話104から携帯電話101を経由し、発信先端末である携帯電話107(図1参照)と通話するといった利用も可能となる(図4:ステップS401〜S405参照)。
図4は、図1に示す携帯端末の遠隔操作システムにより三者通話機能を利用した遠隔操作での音声通信を行う場合の動作を説明するものである。図4において、上述したように接続元端末である固定電話104より接続先端末である携帯電話101へ遠隔操作接続後(ステップS401)、DTMF信号を用いた音声通信により接続元端末から携帯電話101へ三者通話機能を直接制御するための制御情報を送ることにより、接続先端末より発信先端末へ音声発信し(ステップS402)、これにより発信先端末、接続先端末、接続元端末で三者通話を行い(ステップS403)、発信先端末との通話終了後(ステップS404)、遠隔操作を終了する(ステップS405)。
(3)パケット通信を用いた形態での実現方法では、携帯電話を紛失した際に遠隔操作で携帯電話に搭載されているGPSで位置を測位してメールで接続元端末へ送信したり、あるいは携帯電話のカメラを起動して周辺の画像を確認したりするといった方法で探すことが可能となる。
以上説明した効果は、例えば、携帯電話を家に忘れて外出した際、外出先からの電話帳やメールアドレスなどの連絡先やスケジュールの参照や、電話やメールでの連絡をする必要がある場合、或いは携帯電話の紛失時、携帯電話内臓のGPS機能やカメラ機能を利用して探す場合等、最大限に発揮させることができる。
なお、本実施の形態では、音声での遠隔操作で接続元と接続先を直接接続する形態としているが、実際の利用上は、利用者は留守番電話等の事業者が提供しているサービスを利用していることが多い。この場合、接続先端末は一定時間の呼び出し時間内で応答しない場合は事業者ネットワーク内の留守番電話サービスに接続されるため、接続先端末に自動応答させるためには、事前に留守番電話サービスを一時停止した上で、一定時間の呼び出し後、自動応答するように設定を変更させる必要があり、利便性が悪い。
したがって、遠隔操作の機能を携帯電話ネットワーク内に設け、利用者は、特番発信(遠隔操作用に用意した特定番号+接続先端末の電話番号)して、携帯電話ネットワークに接続し、接続先端末は携帯電話ネットワークからの呼び出しを介して応答するという利用形態も考えられる。加えて、本利用形態の場合、応答メッセージや利用メニューの構成等をネットワーク側の変更で更新可能であるため、接続先端末側で音声メッセージを保持する必要がない、端末に変更を加えることなくメニュー構成や利用機能の変更、といった柔軟な運用が可能である。
また、本実施の形態では、パケットでの遠隔操作で、接続元端末と接続先端末を直接パケット回線を接続する形態としているが、接続先端末とのパスワード認証や、接続先端末との接続等の機能を、インターネット網側のインターネットサーバ105(図1参照)や携帯電話網側の携帯電話サーバ102(図1参照)で実施するといった、機能を分散しての実施形態も考えられる。
本実施の形態では、パケットに載せるデータは、ATコマンドと携帯電話の画面データのみとして記載しているが、パケットに載せるデータをこれらに限定せず、さまざまなデータをパケット化して送受信する実施形態もありえる。
この場合、遠隔操作で接続先端末から電話をかけ、通話相手との音声データを接続元端末と接続先端末でパケットデータとして送受信することで、携帯電話が手元に無くとも、接続元端末と通話相手で電話をする、といった利用や、接続元端末から遠隔操作でメールの作成・送信を行うことで、携帯電話以外からのメール着信を拒否している携帯電話宛てにもメールを送信することが可能とする(図5:ステップS501〜S504参照)、携帯電話からしか閲覧できない携帯向けサイト108(図1参照)を接続元端末でも閲覧可能とする等の利用も可能である(図6:ステップS601〜S603参照)。
図5は、図1に示す携帯端末の遠隔操作システムにより遠隔操作での携帯電話へのメール送信時の動作を説明するものである。図5において、上述したように接続元端末であるPC106より接続先端末である携帯電話101へ遠隔操作接続後(ステップS501)、ATコマンドを用いたパケット通信によりPC106から携帯電話101へメール機能を直接制御するための制御情報を送ることにより、PC106より遠隔操作にて接続先端末内のメール機能を用いて送信先端末である携帯電話107宛のメールを作成し(ステップS502)、接続先端末からそのメールを携帯電話107へ送信し(ステップS503)、遠隔操作を終了する(ステップS504)。
図6は、図1に示す携帯端末の遠隔システムにより遠隔操作での携帯サイト閲覧時の動作を説明するものである。図6において、上述したように接続元端末であるPC106より接続先端末である携帯電話101へ遠隔操作接続後(ステップS601)、ATコマンドを用いたパケット通信によりPC106から携帯電話101へインターネット機能を直接制御するための制御情報を送ることにより、PC106より遠隔操作にて接続先端末のインターネット機能を用いて携帯向けサイト108(図1参照)への接続及びその閲覧を行い(ステップS502)、遠隔操作を終了する(ステップS504)。
なお、上記の携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。この場合のハードウェア、ソフトウェア構成は特に限定されるものではなく、上述した携帯端末(携帯電話101)、通信端末(携帯電話103、固定電話104、PC106)のそれぞれの機能を実現可能であれば、いずれの形態のものでも適用可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
(付記1)操作対象の携帯端末と、前記携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末とを有し、前記通信端末は、前記携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯端末に送ることにより、前記携帯端末を遠隔操作することを特徴とする携帯端末の遠隔操作システム。
(付記2)前記携帯端末内の機能は、GPS機能を含み、前記通信端末は、前記GPS機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記GPS機能を遠隔操作して前記携帯端末の位置情報を取得することを特徴とする付記1に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記3)前記携帯端末内の機能は、撮像機能を含み、前記通信端末は、前記撮像機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記撮像機能を遠隔操作して前記携帯端末の周辺を撮像した画像を取得することを特徴とする付記1又は2に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記4)前記携帯端末内の機能は、三者通話機能を含み、前記通信端末は、前記三者通話機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記三者通話機能を遠隔操作して前記携帯端末から他の通信端末へ音声発信させ、前記携帯端末を介して当該他の通信端末との間で通話を行うことを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記5)前記携帯端末内の機能は、メール機能を含み、前記通信端末は、前記メール機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記メール機能を遠隔操作して前記携帯端末にて他の通信端末宛のメールを作成しそのメールを他の通信端末に送信することを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記6)前記携帯端末内の機能は、インターネット機能を含み、前記通信端末は、前記インターネット機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記インターネット機能を遠隔操作して前記携帯端末にてネットワーク上の所定サイトに接続しその閲覧を行うことを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記7)前記通信端末は、音声通信により前記制御情報を送ることを特徴とする付記1から6のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記8)前記音声通信は、DTMF信号を用いたものであることを特徴とする付記7に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記9)前記通信端末は、パケット通信により前記制御情報を送ることを特徴とする付記1から8のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記10)前記パケット通信は、ATコマンドを用いたものであることを特徴とする付記9に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
(付記11)操作対象の携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末が、前記携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯端末に送ることにより、前記携帯端末を遠隔操作することを特徴とする携帯端末の遠隔制御方法。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上説明したように、本発明は、携帯端末の遠隔操作システム及びその遠隔操作方法の用途に利用可能である。
101 携帯電話(接続先端末)
102 携帯電話サーバ
103 携帯電話(接続元端末)
104 固定電話(接続元端末)
105 インターネットサーバ
106 PC(接続元端末)
107 携帯電話(発信先端末)
108 携帯向けサイト
102 携帯電話サーバ
103 携帯電話(接続元端末)
104 固定電話(接続元端末)
105 インターネットサーバ
106 PC(接続元端末)
107 携帯電話(発信先端末)
108 携帯向けサイト
Claims (9)
- 操作対象の携帯端末と、
前記携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末とを有し、
前記通信端末は、前記携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯端末に送ることにより、前記携帯端末を遠隔操作することを特徴とする携帯端末の遠隔操作システム。 - 前記携帯端末内の機能は、GPS機能を含み、
前記通信端末は、前記GPS機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記GPS機能を遠隔操作して前記携帯端末の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末の遠隔操作システム。 - 前記携帯端末内の機能は、撮像機能を含み、
前記通信端末は、前記撮像機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記撮像機能を遠隔操作して前記携帯端末の周辺を撮像した画像を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末の遠隔操作システム。 - 前記携帯端末内の機能は、三者通話機能を含み、
前記通信端末は、前記三者通話機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記三者通話機能を遠隔操作して前記携帯端末から他の通信端末へ音声発信させ、前記携帯端末を介して当該他の通信端末との間で通話を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。 - 前記携帯端末内の機能は、メール機能を含み、
前記通信端末は、前記メール機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記メール機能を遠隔操作して前記携帯端末にて他の通信端末宛のメールを作成しそのメールを他の通信端末に送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。 - 前記携帯端末内の機能は、インターネット機能を含み、
前記通信端末は、前記インターネット機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯電話に送ることにより、前記インターネット機能を遠隔操作して前記携帯端末にてネットワーク上の所定サイトに接続しその閲覧を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。 - 前記通信端末は、音声通信により前記制御情報を送ることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
- 前記通信端末は、パケット通信により前記制御情報を送ることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯端末の遠隔操作システム。
- 操作対象の携帯端末に通信回線を介して接続可能な通信端末が、前記携帯端末内の機能を直接制御するための制御情報を前記通信回線を介して前記携帯端末に送ることにより、前記携帯端末を遠隔操作することを特徴とする携帯端末の遠隔制御方法。
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