JP2011164212A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示品位の良好な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1電極と、前記第1電極から離間し且つ前記第1電極と並んで配置された第2電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向した第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶分子を含む液晶層と、前記第1基板の前記液晶層と接触する面に配置され、前記液晶分子を前記第1基板の法線方向と略平行な方向に配向させる第1配向膜と、前記第2基板の前記液晶層と接触する面に配置されラビング処理された第2配向膜と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】 図2
【解決手段】絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1電極と、前記第1電極から離間し且つ前記第1電極と並んで配置された第2電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向した第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶分子を含む液晶層と、前記第1基板の前記液晶層と接触する面に配置され、前記液晶分子を前記第1基板の法線方向と略平行な方向に配向させる第1配向膜と、前記第2基板の前記液晶層と接触する面に配置されラビング処理された第2配向膜と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】 図2
Description
この発明は、液晶表示装置に関する。
近年、平面表示装置が盛んに開発されており、中でも液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力などの特徴を生かして、各種分野に適用されている。
例えば、特許文献1によれば、単位画素に形成されるカウンタ電極及びこのカウンタ電極とともにフリンジフィールドを発生させて液晶分子を動作させる画素電極を備えた下部基板と、下部基板と液晶層の間に介在し所定のラビング軸を有する水平配向膜と、上部基板と液晶層との間に介在する垂直配向膜と、上部基板の外側面に配置され所定の偏光軸を有する偏光素子と、下部基板に配置され上部基板の上方から入射される光を反射させる反射手段と、を備えた反射型フリンジフィールド駆動モードの液晶表示装置が開示されている。
この発明の目的は、表示品位の良好な液晶表示装置を提供することにある。
この発明の一態様によれば、
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1電極と、前記第1電極から離間し且つ前記第1電極と並んで配置された第2電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向した第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶分子を含む液晶層と、前記第1基板の前記液晶層と接触する面に配置され、前記液晶分子を前記第1基板の法線方向と略平行な方向に配向させる第1配向膜と、前記第2基板の前記液晶層と接触する面に配置されラビング処理された第2配向膜と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1電極と、前記第1電極から離間し且つ前記第1電極と並んで配置された第2電極と、を備えた第1基板と、前記第1基板に対向した第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶分子を含む液晶層と、前記第1基板の前記液晶層と接触する面に配置され、前記液晶分子を前記第1基板の法線方向と略平行な方向に配向させる第1配向膜と、前記第2基板の前記液晶層と接触する面に配置されラビング処理された第2配向膜と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
この発明によれば、表示品位の良好な液晶表示装置を提供できる。
以下、本発明の一態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態における液晶表示装置の構成を模式的に示す図である。
すなわち、液晶表示装置1は、アクティブマトリクスタイプの液晶表示パネルLPN、液晶表示パネルLPNに接続された駆動ICチップ2及びフレキシブル配線基板3、液晶表示パネルLPNを照明するバックライト4などを備えている。
液晶表示パネルLPNは、アレイ基板(第1基板)ARと、アレイ基板ARに対向して配置された対向基板(第2基板)CTと、これらのアレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持された図示しない液晶層と、を備えて構成されている。このような液晶表示パネルLPNは、画像を表示するアクティブエリアACTを備えている。このアクティブエリアACTは、m×n個のマトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている(但し、m及びnは正の整数)。
バックライト4は、図示した例では、アレイ基板ARの背面側に配置されている。このようなバックライト4としては、種々の形態が適用可能であり、また、光源として発光ダイオード(LED)を利用したものや冷陰極管(CCFL)を利用したものなどのいずれでも適用可能であり、詳細な構造については説明を省略する。
図2は、図1に示した液晶表示パネルLPNの構成及び等価回路を概略的に示す図である。
アレイ基板ARは、アクティブエリアACTにおいて、X方向に沿ってそれぞれ延出したn本のゲート配線G(G1〜Gn)及びn本の容量線C(C1〜Cn)、X方向に交差するY方向に沿ってそれぞれ延出したm本のソース配線S(S1〜Sm)、各画素PXにおいてゲート配線G及びソース配線Sと電気的に接続されたm×n個のスイッチング素子SW、各画素PXにおいてスイッチング素子SWに各々電気的に接続されたm×n個の画素電極(第1電極)PE、容量線Cの一部であり画素電極PEから離間したコモン電位の対向電極(第2電極)CEなどを備えている。保持容量Csは、容量線Cと画素電極PEとの間に形成される。液晶層LQは、画素電極PEと対向電極CEとの間に介在する。
各ゲート配線Gは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、第1駆動回路GDに接続されている。各ソース配線Sは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、第2駆動回路SDに接続されている。各容量線Cは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、第3駆動回路CDに接続されている。これらの第1駆動回路GD、第2駆動回路SD、及び、第3駆動回路CDは、例えば、アレイ基板ARに形成され、駆動ICチップ2と接続されている。
図示した例では、駆動ICチップ2は、液晶表示パネルLPNのアクティブエリアACTの外側において、アレイ基板ARの上に実装されている。なお、フレキシブル配線基板の図示は省略しており、アレイ基板ARには、フレキシブル配線基板を接続するための端子Tが形成されている。これらの端子Tは、各種配線を介して駆動ICチップ2に接続されている。
また、図示した例の液晶表示パネルLPNは、アレイ基板ARに画素電極PE及び対向電極CEを備え、これらの間に形成される横電界(すなわち、基板の主面にほぼ平行な電界)を主に利用して液晶層LQに含まれる液晶分子をスイッチングするIn−Plane Switching(IPS)モードを適用している。
次に、本実施形態の液晶表示パネルLPNについて説明する。
図3は、図2に示したアレイ基板ARにおける画素PXの構造を対向基板CTの側から見た概略平面図である。
ゲート配線GはX方向に延在している。ソース配線SはY方向に延在している。スイッチング素子SWは、ゲート配線Gとソース配線Sとの交差部近傍に配置され、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)によって構成されている。このスイッチング素子SWは、半導体層SCを備えている。この半導体層SCは、例えば、ポリシリコンやアモルファスシリコンなどによって形成可能であり、ここではポリシリコンによって形成されている。
スイッチング素子SWのゲート電極WGは、半導体層SCの直上に位置し、ゲート配線Gに電気的に接続されている(図示した例では、ゲート電極WGは、ゲート配線Gと一体的に形成されている)。スイッチング素子SWのソース電極WSは、ソース配線Sに電気的に接続されている(図示した例では、ソース電極WSは、ソース配線Sと一体的に形成されている)。スイッチング素子SWのドレイン電極WDは、画素電極PEに電気的に接続されている。
容量線Cは、X方向に延在している。すなわち、容量線Cは、各画素PXに配置されるとともにソース配線Sと交差し、X方向に隣接する各画素PXに共通である。この容量線Cは、各画素PXに対応して形成された対向電極CEを含んでいる。図示した例では、容量線Cは、Y方向に隣接する2つのゲート配線Gの間においてX方向に並んだ1行分の複数の画素PXに対して共通である。また、図示した例では、容量線Cは、各画素PXにおいて櫛歯状に形成された対向電極CEを含んでいる。ここでは、対向電極CEは、1画素につきY方向に延出した2本の櫛歯電極E1及びE2を含んでいる。
各画素PXの画素電極PEは、容量線Cの上方に配置されている。画素電極PEの一部は、図示しない層間絶縁膜を介して容量線Cと対向し、保持容量Csを形成する。このような画素電極PEは、各々スイッチング素子SWのドレイン電極WDに接続されている。IPSモードを適用した本実施形態においては、Fringe Field Switching(FFS)モードとは異なり、画素電極PEは、アレイ基板ARの主面と平行なX−Y平面において、対向電極CEと略一定の間隔をおいて並んで配置されている。図示した例では、画素電極PEは、Y方向に延出した略Iの字型に形成されている。つまり、画素電極PEは、対向電極CEを構成する櫛歯電極E1及びE2と略平行に延出しており、これらの2本の櫛歯電極E1及びE2の中間に位置している。
図4は、図3に示した画素PXをA−B線で切断した液晶表示パネルLPNの断面構造を概略的に示す図である。
すなわち、アレイ基板ARは、ガラス板などの光透過性を有する絶縁基板20を用いて形成されている。このアレイ基板ARは、絶縁基板20の内面(すなわち液晶層LQに対向する面)にスイッチング素子SWを備えている。ここに示したスイッチング素子SWは、トップゲート型の薄膜トランジスタである。半導体層SCは、絶縁基板20の上に配置されている。このような半導体層SCは、ゲート絶縁膜21によって覆われている。また、ゲート絶縁膜21は、絶縁基板20の上にも配置されている。
スイッチング素子SWのゲート電極WGは、ゲート絶縁膜21の上に配置され、半導体層SCの直上に位置している。このようなゲート電極WGは、第1層間絶縁膜22によって覆われている。また、第1層間絶縁膜22は、ゲート絶縁膜21の上にも配置されている。これらのゲート絶縁膜21及び第1層間絶縁膜22は、例えば窒化シリコン(SiN)などの無機系材料によって形成されている。
スイッチング素子SWのソース電極WS及びドレイン電極WDは、第1層間絶縁膜22の上に配置されている。これらのソース電極WS及びドレイン電極WDは、ゲート絶縁膜21及び第1層間絶縁膜22を貫通するコンタクトホールを介して半導体層SCにコンタクトしている。これらのゲート電極WG、ソース電極WS、及び、ドレイン電極WDは、例えば、モリブデン、アルミニウム、タングステン、チタンなどの導電材料によって形成されている。
ソース電極WS及びドレイン電極WDは、有機絶縁膜23によって覆われている。また、この有機絶縁膜23は、第1層間絶縁膜22の上にも配置されている。この有機絶縁膜23は、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂などの各種有機材料によって形成されている。
容量線Cに含まれる対向電極CEは、有機絶縁膜23の上に配置されている。このような対向電極CEは、第2層間絶縁膜24によって覆われている。また、この第2層間絶縁膜24は、有機絶縁膜23の上にも配置されている。
画素電極PEは、第2層間絶縁膜24の上に配置さている。つまり、画素電極PEと対向電極CEとは、第2層間絶縁膜24を挟んで異なる層に配置されている。画素電極PEは、対向電極CEとアレイ基板ARの法線方向Zに重なっているわけではなく、対向電極CEとX方向に並んで配置されている。
この画素電極PEは、有機絶縁膜23及び第2層間絶縁膜24を貫通するコンタクトホールを介してドレイン電極WDに接続されている。容量線Cあるいは対向電極CEと、画素電極PEとは、ともに光透過性を有する導電材料、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などによって形成されている。画素電極PEは、第1配向膜25によって覆われている。この第1配向膜25は、アレイ基板ARの液晶層LQに接する面に配置されている。
一方、対向基板CTは、ガラス板などの光透過性を有する絶縁基板30を用いて形成されている。この対向基板CTは、絶縁基板30の内面(すなわち液晶層LQに対向する面)に、各画素PXを区画するブラックマトリクス31及びカラーフィルタ32を備えている。
ブラックマトリクス31は、絶縁基板30上において、アレイ基板ARに設けられたゲート配線Gやソース配線S、さらにはスイッチング素子SWなどの配線部に対向するように配置されている。このブラックマトリクス31は、例えば黒色に着色された樹脂材料やクロム(Cr)などの遮光性の金属材料によって形成されている。
カラーフィルタ32は、絶縁基板30の上に配置され、互いに異なる複数の色、例えば赤色、青色、緑色といった3原色にそれぞれ着色された樹脂材料によって形成されている。赤色に着色された樹脂材料は赤色画素に対応して配置され、同様に、青色に着色された樹脂材料は青色画素に対応して配置され、緑色に着色された樹脂材料は緑色画素に対応して配置されている。
上述したような横電界を利用した液晶モードにおいては、対向基板CTの液晶層LQに接する面が平坦であることが望ましく、対向基板CTは、さらに、ブラックマトリクス31及びカラーフィルタ32の表面の凹凸を平坦化するオーバーコート層33を備えている。このようなオーバーコート層33は、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂などの各種有機材料によって形成されている。図示した例では、オーバーコート層33は、ブラックマトリクス31及びカラーフィルタ32の上に配置されている。オーバーコート層33は、第2配向膜34によって覆われている。第2配向膜34は、対向基板CTの液晶層LQに接する面に配置されている。
上述したようなアレイ基板ARと対向基板CTとは、第1配向膜25及び第2配向膜34が向かい合うように配置されている。このとき、アレイ基板ARと対向基板CTとの間には、図示しないスペーサ(例えば、樹脂材料によって一方の基板に一体的に形成された柱状スペーサ)が配置され、これにより、所定のギャップが形成される。アレイ基板ARと対向基板CTとは、所定のギャップが形成された状態でシール材によって貼り合わせられている。
液晶層LQは、これらのアレイ基板ARの第1配向膜25と対向基板CTの第2配向膜34との間に形成されたギャップに封入されたP型の液晶組成物によって構成されている。
液晶表示パネルLPNの一方の外面、すなわちアレイ基板ARを構成する絶縁基板20の外面には、偏光板PL1が配置されている。また、液晶表示パネルLPNの他方の外面、すなわち対向基板CTを構成する絶縁基板30の外面には、偏光板PL2が配置されている。
アレイ基板ARと液晶層LQとの間に介在する第1配向膜25は、液晶層LQを構成する図示しない液晶分子をアレイ基板ARの法線方向Zに略平行な方向に配向させる垂直配向膜であり、ラビング処理が不要である。一方で、対向基板CTと液晶層LQとの間に介在する第2配向膜34は、ラビング処理され、図示しない液晶分子を対向基板CTの主面(X−Y平面と平行な面)と略平行な面内においてラビング方向に配向させる水平配向膜である。
図5は、対向基板CTの近傍に位置する液晶分子LMの配向状態を模式的に示す図である。
第2配向膜34のラビング方向RBは、X方向及びY方向のいずれにも非平行であり、例えば、ラビング方向RBとY方向とのなす角度は10°前後である。対向基板CTの近傍付近の液晶分子LMは、その長軸LがX−Y平面と略平行であり、かつラビング方向RBと略平行な方向を向くように配向している。なお、図示しないが、アレイ基板側の画素電極PE及び対向電極CEは、Y方向に延出している。
図6は、図5に示した第2配向膜34のラビング方向RBに沿った液晶表示パネルLPNの断面図である。なお、この図6においては、説明に必要な主要部のみを図示している。
アレイ基板ARと液晶層LQとの間に介在する第1配向膜25は垂直配向膜であり、対向基板CTと液晶層LQとの間に介在する第2配向膜34は水平配向膜である。このため、液晶層LQに含まれる液晶分子LMは、ハイブリッド配向している。すなわち、アレイ基板ARの近傍に位置する液晶分子LM1は、法線方向Zに略平行な方向に配向(ホメオトロピック配向)し、対向基板CTの近傍に位置する液晶分子LM2は、ラビング方向RBに配向(ホモジニアス配向)している。また、アレイ基板ARと対向基板CTとの間では、液晶分子LMの配向状態が連続的に変化している。
本実施形態においては、ノーマリーブラックモードを実現するべく、アレイ基板ARの外面に配置された第1偏光板PL1の第1吸収軸A1は、対向基板CTの外面に配置された第2偏光板PL2の第2吸収軸A2と直交している。しかも、第2吸収軸A2は、第2配向膜34のラビング方向RBと略平行である。
図7は、画素電極PEと対向電極CEとの間の電位差によって電界EFが形成された状態での液晶分子LMの配向状態を模式的に示す図である。この図7においては、液晶表示パネルLPNを対向基板側から見たときの液晶分子LMの配向状態を示している。
すなわち、画素電極PEに対してコモン電位とは異なる電位が印加された際には、画素電極PEと対向電極CEとの間に電界EFが形成される。この電界EFは、X−Y平面と略平行であり、かつ、X方向に略平行な方向に沿って形成される。
このとき、アレイ基板近傍の液晶分子LM1は、その長軸Lが電界EFに対して略平行となるように配向している。つまり、液晶分子LM1は、X−Y平面と略平行であり、かつ、X方向と略平行な方向に配向している。
また、対向基板近傍の液晶分子LM2は、アレイ基板近傍に形成された電界EFの影響が及びにくいため、電界が形成されていない状態と略同等の配向状態である。つまり、液晶分子LM2は、その長軸LがX−Y平面と略平行であり、かつラビング方向(Y方向に対して僅かに傾いた方向)RBと略平行な方向を向くように配向している。
また、アレイ基板ARと対向基板CTとの間では、液晶分子LMの配向状態が連続的に変化している。つまり、液晶分子LMは、アレイ基板ARと対向基板CTとの間でツイスト配向している。
上述した構成の液晶表示装置においては、無電界時には、液晶分子LMは、アレイ基板近傍では略垂直に配向するとともに対向基板近傍ではラビング方向RBに略水平に配向し、アレイ基板と対向基板との間でハイブリッド配向している。このような状態では、バックライトからのバックライト光は、第1偏光板PL1を透過した後、液晶表示パネルLPNを透過し、第2偏光板PL2に吸収される(黒色表示)。
一方、画素電極PEと対向電極CEとの間に電界が形成された場合には、アレイ基板近傍では電界方向に略水平に配向するとともに対向基板近傍ではラビング方向RBに略水平に配向し、アレイ基板と対向基板との間でツイスト配向している。液晶分子LMの配向方位がアレイ基板近傍において変化すると、液晶層LQを透過する光に対する変調率が変化する。このため、バックライトから出射され液晶表示パネルLPNを透過したバックライト光の一部は、第2偏光板PL2を透過する(白色表示)。つまり、液晶表示パネルLPNの透過率は、電界EFの大きさに依存して変化する。IPSモードでは、このようにして選択的にバックライト光を透過し、画像を表示する。
本実施形態の構成によれば、アレイ基板ARの液晶層LQと接触する面に配置された第1配向膜25に対するラビング処理が不要である。このため、ラビング処理に起因した不具合、例えば、ラビング部材が第1配向膜25を局所的に強く接触したことに起因したキズやスジ状のラビングムラの発生を防止することが可能となる。
特に、アレイ基板ARは、交差するように配置されたソース配線Sやゲート配線Gなどの各種配線や、各画素PXに配置されたスイッチング素子SWや画素電極PE、対向電極CEなどを備えており、その液晶層LQと接触する側に凹凸が形成されやすい。第1配向膜25は、アレイ基板ARの凹凸に沿って配置されており、ラビング部材による均一なラビング処理を施すことが難しい。ノーマリーブラックモードでは、第1配向膜25にキズやラビングムラが形成された箇所は、黒色表示の際に輝線あるいは輝点となり、コントラストの低下を招く。
このため、第1配向膜25のラビング処理が不要である本実施形態によれば、ラビング処理に起因した不具合が解消されるため、輝線あるいは輝点によるコントラストの低下を防止することができ、良好な表示品位を得ることが可能となる。また、本実施形態によれば、製造歩留まりの改善を図ることが可能となる。
なお、第2配向膜34は水平配向膜であり、ラビング処理を必要とするが、本実施形態においては、対向基板CTは、第2配向膜34の下地となるオーバーコート層33を備えている。つまり、第2配向膜34は、表面が平滑化されたオーバーコート層33の上に配置されているため、ラビング部材によるキズやラビングムラが発生しにくい。したがって、第2配向膜34でのラビング処理に起因した不具合の発生は抑制される。
次に、IPSモードを適用した本実施形態と、FFSモードを適用した比較例とで透過率を比較した。
なお、本実施形態及び比較例ともに、第1配向膜25として垂直配向膜を適用し、第2配向膜34として水平配向膜を適用した透過型の液晶表示パネルLPNを備え、第1偏光板PL1の第1吸収軸A1と第2偏光板PL2の第2吸収軸A2とが直交したノーマリーブラックモードである。
本実施形態の液晶表示パネルLPNは、上述したIPSモードの構成であり、有機絶縁膜23の上の対向電極CEと第2層間絶縁膜24の上の画素電極PEとが並んで配置された構成である。比較例の液晶表示パネルLPNは、図8に示すようなFFSモードの構成であり、有機絶縁膜23の上に配置された対向電極CEと、対向電極CEを覆う第2層間絶縁膜24の上に配置された画素電極PEとを備え、画素電極PEには対向電極CEの直上に位置するスリットSLが形成されている。なお、比較例の液晶表示パネルLPNについて、他の構成は図4に示した本実施形態と同一である。
図9は、本実施形態と比較例とで画素電極PEにそれぞれ同一電圧を印加した際の透過率の比較結果を示す図である。なお、図の横軸は画素電極PEの印加電圧(V)であり、図の縦軸は透過率である。
図示した通り、IPSモードを適用した本実施形態によれば、FFSモードを適用した比較例よりも高い最大透過率が得られ、しかも、比較例よりも大きな変調率が得られることが確認できた。
画素電極PEと対向電極CEとの間に形成されるフリンジ電界で液晶分子をスイッチングする比較例においては、フリンジ電界の境界付近では、液晶分子のスイッチングに必要な電界が弱く、無変調の領域となるため、表示に寄与せず、透過率の低下を招く。つまり、比較例の構成では、変調率が大幅に低下してしまう。
一方、画素電極PEと対向電極CEとの間に形成される横電界で液晶分子をスイッチングする本実施形態においては、比較例よりも無変調の領域が少なく、透過率の低下が抑制できる。したがって、本実施形態の構成によれば、大きな変調率を得ることが可能となる。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…液晶表示装置
4…バックライト
LPN…液晶表示パネル AR…アレイ基板 CT…対向基板
LQ…液晶層 LM…液晶分子
ACT…アクティブエリア PX…画素
PE…画素電極 C…容量線 CE…対向電極
25…第1配向膜 34…第2配向膜
PL1…第1偏光板 PL2…第2偏光板
4…バックライト
LPN…液晶表示パネル AR…アレイ基板 CT…対向基板
LQ…液晶層 LM…液晶分子
ACT…アクティブエリア PX…画素
PE…画素電極 C…容量線 CE…対向電極
25…第1配向膜 34…第2配向膜
PL1…第1偏光板 PL2…第2偏光板
Claims (4)
- 絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1電極と、前記第1電極から離間し且つ前記第1電極と並んで配置された第2電極と、を備えた第1基板と、
前記第1基板に対向した第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との間に保持された液晶分子を含む液晶層と、
前記第1基板の前記液晶層と接触する面に配置され、前記液晶分子を前記第1基板の法線方向と略平行な方向に配向させる第1配向膜と、
前記第2基板の前記液晶層と接触する面に配置されラビング処理された第2配向膜と、
を備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - さらに、前記第1基板の外面に配置された第1偏光板と、前記第2基板の外面に配置された第2偏光板と、前記第1基板の背面側に配置されたバックライトと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第1偏光板の第1吸収軸は前記第2偏光板の第2吸収軸と直交し、しかも、前記第2吸収軸は前記第2配向膜のラビング方向と略平行であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記第2基板は、前記第2配向膜の下地となるオーバーコート層を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010024574A JP2011164212A (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010024574A JP2011164212A (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2011164212A true JP2011164212A (ja) | 2011-08-25 |
Family
ID=44594994
Family Applications (1)
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JP2010024574A Withdrawn JP2011164212A (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011164212A (ja) |
-
2010
- 2010-02-05 JP JP2010024574A patent/JP2011164212A/ja not_active Withdrawn
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