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JP2011152574A - 抵抗溶接方法 - Google Patents

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裕志 青木
Mitsugi Kaneko
貢 金子
Migaku Makita
琢 牧田
Katsumi Takeishi
克己 武石
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Abstract

【課題】スパッタの発生を抑え、ナゲットの成長を促進させる抵抗溶接方法を提供する。
【解決手段】一対の電極チップで一組のワークを挟持して加圧するとともに、前記一対の電極チップから前記ワークに電流を供給することで、前記ワークを溶接する抵抗溶接方法は、前記電極チップによるワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出する変化量検出工程と、前記変化量が閾値より小さいか否かを判断する判断工程と、前記変化量が前記閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに流す溶接電流の値を徐々に増加させる溶接電流制御工程と、備える。これにより、スパッタの発生を抑え、ナゲットの成長を促進させることができるとともに、通電時間を短くすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワークに加圧する溶接圧力及びワークに通電する溶接電流を制御して、効率よく抵抗溶接を行う抵抗溶接方法に関する。
抵抗溶接において、従来は、特許文献1に記載のように、電極チップに対して通電する際に、初期電流を高くし、ナゲット形成開始時期に電流値を低下させ、その後、抵抗溶接の中期以降に、次第に電流値を増加させることで、比較的散り(スパッタ)を発生させずに大体積のナゲットを形成することで、一組のワークを溶接する技術思想が用いられてきた。
特開平4−178274号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術思想では、どのタイミングで電流値を徐々に増加させるのか明確ではなく、電流値の増加開始タイミングによっては、スパッタが発生し、ナゲットの成長が遅れてしまうことがある。
そこで、本発明は、係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、スパッタの発生を可及的に抑え、ナゲットの成長を促進させることが可能な抵抗溶接方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一対の電極チップで一組のワークを挟持して加圧するとともに、前記一対の電極チップから前記ワークに電流を供給することで、前記ワークを溶接する抵抗溶接方法であって、前記電極チップによるワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出する変化量検出工程と、前記変化量が閾値より小さいか否かを判断する判断工程と、前記変化量が前記閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに流す溶接電流の値を徐々に増加させる溶接電流制御工程と、を備えることを特徴とする。
前記溶接電流制御工程は、該変化量に応じて前記溶接電流の値を増加させてもよい。
前記変化量が前記閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに加圧する溶接圧力を下げる溶接圧力制御工程をさらに備えてもよい。
上記目的を達成するために、さらに、本発明は、一対の電極チップで一組のワークを挟持して加圧するとともに、前記一対の電極チップから前記ワークに電流を供給することで、前記ワークを溶接する抵抗溶接方法であって、前記電極チップによるワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出する変化量検出工程と、前記変化量が閾値より小さいか否かを判断する判断工程と、前記変化量が閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに加圧する溶接圧力を下げる溶接圧力制御工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、抵抗溶接において、一組のワーク間に発生する該ワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出し、該変化量が閾値より小さいと判断された後に、一組のワークに流す溶接電流の値を徐々に増加させるようにしたので、電極チップでワークを挟持する方向にナゲットが急成長している間は、溶接電流の値を小さくすることでスパッタの発生を抑制することができ、ナゲットが前記挟持方向に急成長していない間(放熱量が増加する間)に、溶接電流を増加させていくことで、ナゲットの成長を促進させ、スパッタを可及的に発生させることなく溶接時間を短くすることができる。
さらに、本発明によれば、抵抗溶接において、一組のワーク間に発生する該ワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出し、該変化量が閾値より小さいと判断された後に、一組のワークに加圧する溶接圧力を下げるようにしたので、ナゲットが前記挟持方向に急成長している間は、大きい加圧力で加圧することで、スパッタの発生を可及的に防止し、ナゲットが前記挟持方向に急成長していない間(放熱量が増加する間)に、加圧する溶接圧力を下げることで、結果的にワークと電極チップとの間の接触抵抗を増やすことができ、これにより、ナゲットの成長を促進させ、スパッタを可及的に発生させることなく溶接時間を短くすることができる。
本発明にかかる抵抗溶接方法を実施するための抵抗溶接装置の構成を示すブロック図である。 一対の電極チップによって溶接対象となる一組のワークが挟持され、ナゲットが生成されている状態の概略説明図である。 図1に示す抵抗溶接装置の動作を示すフローチャートである。 ナゲットの電極チップの挟持方向の膨張量、溶接圧力、溶接電流、及び電極チップの接触面積と時間との関係を示すグラフである。 ナゲットの縦方向の膨張の変化量と時間との関係を示すグラフである。
発明に係る抵抗溶接方法を、それを実施するための抵抗溶接装置との関係で好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、実施の形態である抵抗溶接装置10の構成を示すブロック図である。抵抗溶接装置10は、交流電源12から出力される交流を直流に変換するコンバータ回路14と、この直流を高周波交流に変換するインバータ回路16と、前記高周波交流を変成し、且つ整流する溶接トランス回路18と、一組のワークを挟持する溶接ガン部20と、ワークに通電される溶接電流及びワークに加圧する溶接圧力を制御する制御部22と、ワークに流れる溶接電流を検出する電流検出器24とを備える。
溶接ガン部20は、ワークを挟持するための可動ガンアーム30及び固定ガンアーム32と、この可動ガンアーム30及び固定ガンアーム32に固着される電極チップ34、36と、前記可動ガンアーム30及び固定ガンアーム32の挟持方向(矢印A方向)に、該可動ガンアーム30を変動させるためのサーボモータ38と、溶接の際にワークに発生するナゲットの挟持方向の膨張量を検出するエンコーダ(膨張量検出部)40とを有する。ナゲットとは、前記電極チップ34、36に溶接電流を通電することにより一組のワーク間にジュール熱を発生させ、該発熱した熱量によって生じる溶融凝固した部分のことをいう。図2において、一組のワークを参照符号60、62で示し、ナゲットを参照符号64で示す。
可動ガンアーム30には、図示しないボールスクリュー等の変位機構が接続されており、それをサーボモータ38で回転させることで、可動ガンアーム30が固定ガンアーム32に対して接近する。これにより、可動ガンアーム30と固定ガンアーム32とによって、所望の溶接圧力でワーク60、62を加圧することができる。エンコーダ40は、可動ガンアーム30(電極チップ34)の開閉動作を検出し、この検出された可動ガンアーム30(電極チップ34)の変位位置が、ナゲット64の挟持方向の膨張量として検出される。
例えば、図2に示すように、ナゲット64がジュール熱によって、二点鎖線で示すように膨張すれば、ナゲット64の上部にあるワーク60の一部分が若干上方に膨らみ、電極チップ34もこれに伴って上昇する。その結果、可動ガンアーム30が矢印A方向に上昇し、この膨張量がエンコーダ40で検出される。つまり、可動ガンアームの矢印A方向への上昇に伴ってボールスクリューが上昇することでサーボモータ38が回転し、エンコーダ40がその回転を検出することで、ナゲット64の挟持方向の膨張量が検出される。
制御部22は、電極チップ34、36のワーク60、62に対する挟持方向の膨張の変化量を検出する変化量検出部50と、前記検出された変化量に基づいて溶接圧力を制御する溶接圧力制御部52と、前記検出された変化量に基づいて溶接電流を制御する溶接電流制御部54とを備える。
変化量検出部50は、検出された前記挟持方向におけるナゲット64の膨張量を用いて該膨張の変化量(ナゲット64の前記挟持方向の成長度合い)を周期的に検出する。例えば、変化量検出部50は、今回検出されたナゲット64の挟持方向の膨張量と、前回検出されたナゲット64の挟持方向の膨張量とを用いて、変化量を周期的に検出する。
溶接圧力制御部52は、サーボモータ38を駆動制御することで、図示しないボールスクリューを変位させ一対の電極チップ34、36がワーク60、62を挟持する溶接圧力を制御する。溶接電流制御部54は、インバータ回路16をPWM制御することで溶接電流を制御する。なお、図示しないが、制御部22はコンピュータによって構成される。したがって、コンピュータが所定のプログラムを読み込むことによって本実施の形態の制御部22として機能する。本実施の形態では、制御部22は、電流検出器24によって検出された溶接電流の値を用いて、電極チップ34、36に通電する溶接電流をフィードバック制御する。
次に、抵抗溶接装置10の動作を図3のフローチャート、及び、図4に示すグラフを用いて説明する。図4は、電極チップ34、36のワーク60、62に対する前記挟持方向(以下、便宜的にナゲット64の縦方向と称する)におけるナゲット64の膨張量、溶接圧力、溶接電流、及び電極チップのワーク60、62に対する接触面積と、時間との関係を示すグラフである。図4のグラフ(A)の線70はナゲット64の縦方向の膨張量と時間との関係を示し、図4のグラフ(B)の線72は溶接圧力と時間との関係を示し、図4のグラフ(C)の線74は溶接電流と時間との関係を示し、図4のグラフ(D)の線76は電極チップ34、36のワーク60、62に対する接触面積と時間との関係を示している。
まず、溶接圧力制御部52は、所定の溶接圧力となるようにサーボモータ38を駆動して、ワーク60、62を電極チップ34、36で加圧した後、所定の溶接電流を該電極チップ34、36を介してワーク60、62に通電する(ステップS1)。
図4に示すタイミングAが通電開始時期を示す。通電初期は、ワーク60、62の内部に発生するナゲット64は、縦方向(矢印A方向)に急成長するので、ワーク60、62間の内圧が急上昇し、その内圧によってスパッタが出やすくなる。また、通電初期は、電極チップ34、36とワーク60、62との接触面積(加圧面積)が小さいため(図4のグラフ(D)の線76参照)、ナゲット64の押さえ込みが不十分となる。したがって、溶接圧力制御部52は、比較的高い圧力である所定の溶接圧力でワーク60、62を加圧することで、スパッタが出るのを抑えている。
さらに、通電初期は、電極チップ34、36間の電気抵抗が大きいので、大電流を流すと、ナゲット64の縦方向の成長が速くなり(ワーク60、62間の内圧が高くなり)、スパッタが発生しやすくなる。したがって、溶接圧力制御部52は、スパッタが発生しない程度の電流である所定の溶接電流をワーク60、62に供給することでスパッタの発生を抑えている。なお、電極チップ34、36の接触面積は、抵抗溶接の時間が経過するにつれ、ワーク60、62との接触面積が大きくなっている(図4のグラフ(D)の線76参照)。
図2に示すようにワーク60、62に溶接電流を通電すると、ワーク60、62との間にナゲット64が発生する。
図3のフローチャートに戻り、ステップS1の処理を行うと、エンコーダ40は、ナゲット64の縦方向の膨張量を検出する(ステップS2)。上述したように、ナゲット64がジュール熱によって、図2の二点鎖線で示すように縦方向に膨張すれば、ワーク60が、同様に図2の一点鎖線で示すように、上方に膨張し、電極チップ34もこれに伴って上昇する。その結果、可動ガンアーム30が矢印A方向に上昇し、この膨張量がエンコーダ40で検出される。
次いで、変化量検出部50は、ステップS2で検出されたナゲット64の縦方向の膨張量を用いて、前記膨張の変化量を検出する(ステップS3)。変化量検出部50は、今回検出されたナゲット64の縦方向の膨張量と、前回検出されたナゲット64の縦方向の膨張量とを用いて変化量を検出する。
次いで、溶接圧力制御部52及び溶接電流制御部54は、ステップS3で検出した変化量が閾値より小さいか否かを判断する(ステップS4)。上述したように、通電初期においては、ナゲット64は縦方向に急成長するので、膨張の変化量は高くなるが、通電時間(溶接時間)の経過に伴い、ナゲット64の成長は縦方向から横方向に移行するので、ナゲット64の縦方向の膨張の変化量は小さくなってくる(図4のグラフ(A)参照)。
図5は、ナゲット64の縦方向の膨張の変化量と時間との関係を示すグラフであり、図4及び図5に、ステップS4で変化量が閾値より小さいと判断されるタイミングを、参照符号Bとして示す。
閾値は、検出された変化量のうち、最も大きい変化量から所定の割合だけ小さくなった値であってもよく、ワーク60、62の材質等によって変更してもよい。例えば、ワーク60、62が1.6mmの高強度材の場合は、閾値は、変化量が一番大きいところから約30%小さくなった値としてもよい。
ステップS4で、変化量が閾値より小さくないと判断された場合は、ステップS2に戻り、上記した動作を繰り返す。これにより、ナゲット64の縦方向の膨張の変化量が閾値より小さいと判断されるまで、変化量検出部50によって該変化量が周期的に検出されることになる。変化量検出部50によって、周期的にそれぞれのタイミングで検出される変化量は、図4のグラフ(A)のそれぞれのタイミングにおける傾きを示している。したがって、変化量検出部50は、図4のグラフ(A)に示す傾きを周期的に検出することになる。
一方、ステップS4で、変化量が閾値より小さいと判断されると、ステップS5に進み、溶接圧力制御部52は溶接圧力を下げると共に、溶接電流制御部54は、溶接電流を徐々に上げる(ステップS5)。図4のグラフ(B)の線72から諒解されるように、参照符号Bに到達するまでは、前記所定の溶接圧力がワーク60に加圧されているが、前記Bを経過すると、溶接圧力は、所定の圧力まで下がっていき、それ以後、同一の圧力を保持する状態となる。また、図4のグラフ(C)の線74を見るとわかるように、参照符号Bで示すタイミング時に到達するまでは、前記所定の溶接電流がワーク60、62に供給されているが、前記Bを経過すると、溶接電流は徐々に増加する。
なお、溶接電流は、一定の電流まで増加すると、それ以上増加しないようにしてもよい。また、検出されたナゲット64の膨張の変化量の大きさに応じて増加させる電流の値を変えてもよい。例えば、前記膨張の変化量が小さくなるほど増加させる電流の割合を大きくしてもよい。
次に、前記変化量が閾値より小さくなると、溶接圧力を下げる理由、及び溶接電流を増加させる理由について説明する。上述したように通電初期では、ナゲット64は縦方向に成長していき、通電中期から後期になると、ナゲット64は主に横方向に成長していく。つまり、ナゲット64が横方向に成長する期間では、ナゲット64は縦方向にあまり成長しないので、ナゲット64の縦方向の膨張の変化量は小さくなるとともに、スパッタが出にくくなる。
また、通電中期から後期では、電極チップ34、36とワーク60、62との接触面積が大きくなるので、抵抗溶接によって発生した熱量は電極チップ34、36を介して放熱されてしまい、ワーク60、62間の発熱効率が下がってしまうと共に、ナゲット64の成長が遅れてしまう。さらに、抵抗溶接によって発生した熱量は、ワーク60、62等も介して放熱されてしまうことになり、ナゲット64の成長はより一層遅くなる。
そこで、ナゲット64の縦方向の膨張の変化量が閾値より小さくなると、ワーク60、62に加圧する溶接圧力を下げることで、接触抵抗を大きくして、発熱量を大きくする。また、変化量が閾値より小さくなると、電流を上げることで、発熱量を大きくする。なお、通電中期から後期では、スパッタが出にくくなっているので、溶接圧力を下げて、溶接電流を増加してもスパッタが発生し難い状態である。
これにより、ナゲット64の成長を促進させ、スパッタを発生させることなく通電時間を減らすことができる。また、通電時間を減らすことで、エネルギーのロス時間が短くなるので、省エネでの抵抗溶接が可能となる。また、通電初期では、溶接圧力を高くし、溶接電流を低くすることで、スパッタが発生しないように、ワーク60、62間の内圧を制御することができる。
上記実施の形態は、以下のような変形も可能である。
(1)上記実施の形態では、サーボモータ38を用いて説明したが、シリンダ等のリニアアクチュエータを用いてサーボモータ38以外の構成で、可動ガンアーム30をワーク60、62の挟持方向に駆動させてもよい。また、可動ガンアーム30のみを駆動させるようにしたが、上下のガンアーム30、32を共にワーク60、62の挟持方向に駆動させて、ワーク60、62に加圧する圧力を制御してもよい。また、エンコーダ40を用いて、ナゲット64の縦方向の膨張量を検出するようにしたが、レーザ変位計、加圧力計、超音波検出器等を用いて検出してもよい。
(2)上記実施の形態では、図3のステップS3でナゲット64の変化量を検出し、ステップS4で該検出した検出した変化量と閾値とを比較して判断するようにしたが、ステップS2の動作を経ると、そのままステップS4に進んでもよい。この場合は、ステップS4で、ステップS2で検出された膨張量が閾値より大きいと判断されるとステップS5に進むようにしてもよい。この閾値は、ワーク60、62の材質等に応じて定められる。
(3)上記実施の形態では、溶接電流と、溶接圧力とを制御することで、ナゲット64の成長を促進させ、スパッタを出さずに通電時間を減らすようにしたが、溶接電流及び溶接圧力の一方を制御して、ナゲット64の成長を促進させ、スパッタを出さずに通電時間を短くするようにしてもよい。例えば、図3のステップS4で、ナゲット64の膨張の変化量が閾値より小さいと判断された場合は、ステップS5で、加圧する溶接圧力のみを下げるようにしてもよいし、通電する溶接電流のみを徐々に増加させるようにしてもよい。
(4)上記実施の形態では、図3のステップS4で、ナゲット64の縦方向の膨張の変化量が閾値より小さくなると、直ちにステップS5に進むようにしたが、ステップS4で、該膨張の変化量が閾値より小さいと所定回数検出されるまではステップS2に戻り、該膨張の変化量が閾値より小さいと所定回数検出されると始めてステップS5に進むようにしてもよい。これにより、変化量の誤検出によってステップS5の動作を行うことを防止することができ、より正確に、しかもより効率的に、ナゲット64の成長を促進させ、スパッタを出さずに通電時間を短くすることができる。
(5)上記変形例(1)〜(4)を任意に組み合わせた態様であってもよい。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…抵抗溶接装置 12…交流電源
14…コンバータ回路 16…インバータ回路
18…溶接トランス回路 20…溶接ガン部
22…制御部 24…電流検出器
30…可動ガンアーム 32…固定ガンアーム
34、36…電極チップ 38…サーボモータ
40…エンコーダ 50…変化量検出部
52…溶接圧力制御部 54…溶接電流制御部
60、62…ワーク 64…ナゲット

Claims (4)

  1. 一対の電極チップで一組のワークを挟持して加圧するとともに、前記一対の電極チップから前記ワークに電流を供給することで、前記ワークを溶接する抵抗溶接方法であって、
    前記電極チップによるワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出する変化量検出工程と、
    前記変化量が閾値より小さいか否かを判断する判断工程と、
    前記変化量が前記閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに流す溶接電流の値を徐々に増加させる溶接電流制御工程と、
    を備えることを特徴とする抵抗溶接方法。
  2. 請求項1に記載の抵抗溶接方法であって、
    前記溶接電流制御工程は、前記変化量に応じて前記溶接電流の値を増加させることを特徴とする抵抗溶接方法。
  3. 請求項1又は2に記載の抵抗溶接方法であって、
    前記変化量が前記閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに加圧する溶接圧力を下げる溶接圧力制御工程をさらに備えることを特徴とする抵抗溶接方法。
  4. 一対の電極チップで一組のワークを挟持して加圧するとともに、前記一対の電極チップから前記ワークに電流を供給することで、前記ワークを溶接する抵抗溶接方法であって、
    前記電極チップによるワークの挟持方向におけるナゲットの膨張の変化量を検出する変化量検出工程と、
    前記変化量が閾値より小さいか否かを判断する判断工程と、
    前記変化量が閾値より小さいと判断された後に、前記ワークに加圧する溶接圧力を下げる溶接圧力制御工程と、
    を備えることを特徴とする抵抗溶接方法。
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