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JP2011149070A - 銅合金及び銅合金の製造方法 - Google Patents

銅合金及び銅合金の製造方法 Download PDF

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JP2011149070A JP2010012481A JP2010012481A JP2011149070A JP 2011149070 A JP2011149070 A JP 2011149070A JP 2010012481 A JP2010012481 A JP 2010012481A JP 2010012481 A JP2010012481 A JP 2010012481A JP 2011149070 A JP2011149070 A JP 2011149070A
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Takuya Nakata
卓哉 中田
Shuji Sakai
修二 酒井
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Abstract

【課題】優れた熱間加工性を有する銅合金及び銅合金の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る銅合金は、ニッケル(Ni)、シリコン(Si)からなる第1の元素群、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)からなる第2の元素群、チタン(Ti)、シリコン(Si)からなる第3の元素群から選択される1つの元素群と、スズ(Sn)、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、硫黄(S)と、0.01質量%以上0.05質量%以下のマグネシウム(Mg)と、を含み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物とからなり、鋳造方向の単位長さあたりのMg濃度の変化が0.004質量%/m以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、銅合金及び銅合金の製造方法に関する。特に、本発明は、析出強化型銅合金の銅合金及びその製造方法に関する。
コルソン合金と呼ばれるCu−Ni−Si系銅合金等の析出強化型銅合金は、熱処理により特定の化合物を析出させ、強度及び導電性を向上させる銅合金である。しかし、銅の濃度が高い(例えば90質量%程度)析出強化型銅合金においては、化合物の析出量が多く、熱間加工時に割れが発生する原因となる。
従来の銅合金の製造方法として、Cu−Ni−P−Mg系合金にBを特定量添加することによって、Ni−P−Mg系化合物の結晶粒界への晶出又は析出を抑制し、また、鋳造時の冷却速度を制御することで粗大なNi−P−Mg−B系化合物及びP−B系化合物の生成を抑制する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の銅合金は、上記製造方法により形成されることにより、優れた熱間加工性を有する。
特開2007−270314号公報
しかし、一般に、銅合金の原料の圧延時に用いられる油や、原料の製品識別用のラベル等から硫黄(S)が銅合金中に混入することが多い。Sは融点が低く、一般に、銅合金を鋳造する際に母相であるCuよりも後に凝固するため、結晶粒界に偏析しやすい。そして、銅合金の鋳塊を熱間圧延する前の熱処理において、偏析したSが融解し、結晶粒界に隙間が生じてしまう。このため、銅合金が低融点のSを含んだままでは、結晶の粒界強度が大幅に低下し、熱間加工時等に割れが生じるおそれがある。したがって、優れた熱間加工性を有する銅合金を形成するためには、融点の低い硫黄(S)を無害化することも必要になる。
したがって、本発明の目的は、優れた熱間加工性を有する銅合金及び銅合金の製造方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、ニッケル(Ni)、シリコン(Si)からなる第1の元素群、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)からなる第2の元素群、チタン(Ti)、シリコン(Si)からなる第3の元素群から選択される1つの元素群と、スズ(Sn)、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、硫黄(S)と、0.01質量%以上0.05質量%以下のマグネシウム(Mg)と、を含み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物とからなり、鋳造方向の単位長さあたりのMg濃度の変化が0.004質量%/m以下である銅合金が提供される。
また、上記銅合金は、前記鋳造方向に垂直な断面の輪郭から内側に60mmの領域における平均結晶粒径が1.3mm以上3.0mm以下であることが好ましい。
また、上記銅合金は、前記第1の元素群の前記ニッケルの含有量は1.5質量%以上9.0質量%以下、前記第1の元素群の前記シリコンの含有量は0.3質量%以上2.5質量%以下、前記第2の元素群の前記ジルコニウムの含有量は0.01質量%以上0.25質量%以下、前記第2の元素群の前記クロムの含有量は0.03質量%以上0.5質量%以下、前記第3の元素群の前記チタンの含有量は1.2質量%以上5.1質量%以下、前記第3の元素群のシリコン(Si)の含有量は0.02質量%以上0.5質量%以下、前記スズの含有量は0.01質量%以上0.5質量%以下、前記リンの含有量は0.01質量%以上0.45質量%以下、前記鉄の含有量は0.01質量%以上0.07質量%以下、前記亜鉛の含有量は0.5質量%以上2.7質量%以下、前記アルミニウムの含有量は0.3質量%以上4.6質量%以下、前記硫黄の含有量は0.0001質量%以上0.001質量%以下であり、0.00001質量%以上0.0001質量%以下の水素(H)を更に含むことが好ましい。
また、本発明は、上記目的を達成するため、ニッケル(Ni)、シリコン(Si)からなる元素群、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)からなる元素群、チタン(Ti)、シリコン(Si)からなる元素群から選択される1つの元素群と、スズ(Sn)、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)からなる群から選択される少なくとも1つの元素とを溶解炉中で溶解して溶湯を形成する溶解工程と、前記溶湯を前記溶解炉から移送樋を介して鋳造樋に移送する移送工程と、前記鋳造樋内で前記溶湯にマグネシウム(Mg)を連続的に添加する添加工程と、前記マグネシウム(Mg)を添加した前記溶湯を前記鋳造樋から鋳型に注湯して凝固させることで鋳塊を鋳造する鋳造工程とを備える銅合金の製造方法が提供される。
また、上記銅合金の製造方法は、前記添加工程における前記マグネシウム(Mg)の添加速度V(g/min)と前記鋳造工程における前記鋳塊の鋳造速度c(cm/min)の関係が、0.006≦V/c≦0.038であることが好ましい。
また、上記銅合金の製造方法は、前記添加工程において、横断面内のマグネシウム(Mg)の面積率が50%以上70%以下であるマグネシウム線材を前記マグネシウム(Mg)の原料として用いることが好ましい。
また、上記銅合金の製造方法は、前記添加工程における前記鋳造樋内の前記溶湯のレイノルズ数が、1000以上25000以下であることが好ましい。
また、上記銅合金の製造方法は、前記添加工程における前記マグネシウム(Mg)を添加する直前の前記溶湯の酸素濃度が0.0015質量%以上0.003質量%以下であることが好ましい。
本発明に係る銅合金及び銅合金の製造方法によれば、優れた熱間加工性を有する銅合金及び銅合金の製造方法を提供できる。
本発明の実施の形態に係る銅合金の製造工程の概要図である。 本発明の実施の形態に係る銅合金の製造の流れを示す図である。
[実施の形態の要約]
本発明の実施の形態に係る銅合金は、析出強化型銅合金(例えば、コルソン合金と呼ばれるCu−Ni−Si系銅合金や、Cu−Cr系銅合金、Cu−Ti系銅合金等)であって、ニッケル(Ni)、シリコン(Si)からなる第1の元素群、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)からなる第2の元素群、チタン(Ti)、シリコン(Si)からなる第3の元素群から選択される1つの元素群(すなわち、ニッケル(Ni)とシリコン(Si)の組、ジルコニウム(Zr)とクロム(Cr)の組、およびチタン(Ti)とシリコン(Si)の組の中のいずれか1つの組)と、スズ(Sn)、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、硫黄(S)と、0.01質量%以上0.05質量%以下のマグネシウム(Mg)と、を含み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物とからなり、鋳造方向の単位長さあたりのMg濃度の変化が0.004質量%/m以下である。
(銅合金)
本発明の実施の形態に係る銅合金は、例えば、コルソン合金(Cu−Ni−Si系銅合金)や、その他の析出強化型銅合金(Cu−Cr系銅合金、Cu−Ti系銅合金、Cu−Be系銅合金等)であり、所定量のNi、所定量のSiからなる第1の材料群、所定量のZr、所定量のCrからなる第2の材料群、所定量のTi、シリコン(Si)からなる第3の材料群から選択される1つの材料群と、母材としてのCu及び不可避的不純物とから形成される。なお、第1の材料群のシリコン(Si)と第3の材料群のシリコン(Si)の銅合金に含まれる量の範囲は異なる。また、本実施の形態に係る銅合金は、Sn、P、Fe、Zn、Alからなる群から選択される少なくとも1つの元素と、所定量のSと、所定量のMgを更に含む。Cuとしては、無酸素銅が挙げられる。
具体的に、本実施の形態に係る銅合金中の元素の含有量は、例えば、第1の元素群のニッケルが1.5質量%以上9.0質量%以下、第1の元素群のシリコンが0.3質量%以上2.5質量%以下、第2の元素群のジルコニウムが0.01質量%以上0.25質量%以下、第2の元素群のクロムが0.03質量%以上0.5質量%以下、第3の元素群のチタンの含有量が1.2質量%以上5.1質量%以下、第3の元素群のシリコン(Si)が0.02質量%以上0.5質量%以下、スズが0.01質量%以上0.5質量%以下、リンが0.01質量%以上0.45質量%以下、鉄が0.01質量%以上0.07質量%以下、亜鉛が0.5質量%以上2.7質量%以下、アルミニウムが0.3質量%以上4.6質量%以下、硫黄が0.0001質量%以上0.001質量%以下であり、残部が銅と不可避的不純物とから形成される。
また、本発明の実施の形態に係る銅合金は、鋳造方向に垂直な断面の輪郭から内側に60mmの領域における平均結晶粒径が1.3mm以上3.0mm以下(結晶数は例えば40〜70個/cm)であることが好ましい。これは、銅合金の結晶が微細な場合、割れに対する耐性が向上するためである。
本実施の形態に係る銅合金に含まれるMgは、銅合金に含まれるSと結合し、S単体よりも融点の高いMgとSの化合物を形成する。これにより、上述した銅合金に含まれるSに起因する銅合金の割れを抑制することができる。また、製造工程において、Mgの酸化物が銅合金鋳塊の鋳造組織の凝固核を生成することにより、銅合金の結晶を微細化させて銅合金の割れに対する耐性を向上させることができる。
本実施の形態に係る銅合金に含まれるSは、原料の圧延時に用いられる油や、原料の製品識別用のラベル等から混入するものであるが、上述したように、その多くがMgとの化合物として存在する。
(銅合金中のMg濃度について)
銅合金に含まれるMgの濃度が0.01質量%を下回る場合は、銅合金に含まれるSとの化合物が十分に形成されずに、融点の低いSが残留するため、銅合金の割れが発生するおそれが高い。逆に、銅合金に含まれるMgの濃度が0.05質量%を上回る場合は、銅合金の強度が高まりすぎて、熱間加工性が悪化するおそれがある。
また、銅合金の結晶を微細化させて銅合金の割れに対する耐性を向上させるためには、製造工程において、銅合金の原料を溶かした溶湯中にMg酸化物を均一に分散させることが求められる。このため、本実施の形態に係る銅合金中のMg濃度はほぼ均一であり、鋳造方向の単位長さあたりのMg濃度の変化が0.004質量%/m以下である。
(銅合金の製造方法)
図1は、本発明の実施の形態に係る銅合金の製造工程の概要を示し、図2は、本発明の実施の形態に係る銅合金の製造の流れの一例を示す。
本実施の形態に係る銅合金の銅合金鋳塊30は、銅合金製造装置1により製造される。銅合金製造装置1は、一例として、銅及び不可避的不純物と、銅合金鋳塊30に含まれる元素とを含む原料が溶解される溶解炉10と、溶解炉10内で溶解された原料からなる溶湯20が移送樋12を介して供給される鋳造樋14と、鋳造樋14において所定の処理が施された溶湯20が供給される鋳型18とを備える。鋳型18に供給された溶湯20は、鋳型18との接触部分で冷却され、銅合金鋳塊30になる。
具体的に、本実施の形態に係る銅合金の製造の流れの一例を、図2を参照しつつ説明する。
まず、製造すべき銅合金の原料を準備して、準備した原料を溶解炉10に投入する。例えば、Ni、Si、P、Fe、及びZnのそれぞれを溶解炉10に投入する。そして、溶解炉10を所定の温度に加熱して、原料を溶解炉10中で溶解することにより溶湯20を形成する(溶解工程:ステップ10、以下、ステップを「S」と称する)。
次に、溶湯20を溶解炉10から移送樋12を介して鋳造樋14に移送する(移送工程:S20)。
次に、溶湯20を鋳造樋14内に一時的に保持し、酸素濃度及びレイノルズ数を調整する(調整工程:S30)。
次に、鋳造樋14内で溶湯20にMgを所定の速度で連続的に添加する(添加工程:S40)。添加されたMgは溶湯20内で酸化され、銅合金鋳塊30の鋳造組織の凝固核となるMg酸化物が生成される。
次に、溶湯20を鋳造樋14から鋳型18に注湯して凝固させることで銅合金鋳塊30を鋳造する(鋳造工程:S50)。このとき、銅合金鋳塊30の鋳造速度は、前述した添加工程S40におけるMgの添加速度との関係(0.006≦V/c≦0.038)を満たすように調整される。
(溶湯20のレイノルズ数について)
調整工程S30において、鋳造樋14内の溶湯20のレイノルズ数は1000以上25000以下に調整される。これにより、添加工程S40において、溶湯20内にMg酸化物を均一に分散させることができる。
溶湯20のレイノルズ数が1000を下回る場合は、鋳造樋14内における溶湯20の深さ方向の流れがほとんどなく、添加工程S40において添加するMgが溶湯20全域に均一に行き渡らない。そのため、溶湯20の湯面近傍のMgの濃度が高く、底部近傍のMgの濃度が低くなり、溶湯20内のMg酸化物の分布が不均一になる。
また、溶湯20のレイノルズ数が25000を上回る場合は、鋳造樋14内の溶湯20の乱れが大きくなり、湯面を被覆しているカーボン系の材料に亀裂が生じ、また、湯面が活性化し、より酸素を取り込みやすい状態となる。そのため、添加工程S40において添加するMgの酸化が異常促進され、溶湯20内のMg酸化物が、銅合金鋳塊30の鋳造組織の凝固核を生成することができなくなる。
(溶湯20の酸素濃度について)
調整工程S30において、鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度は0.0015質量%以上0.003質量%以下に調整される。これにより、添加工程S40において、銅合金鋳塊30の鋳造組織の凝固核を生成するために適切な量のMg酸化物を溶湯20内に生成することができる。
溶湯20の酸素濃度が0.0015質量%を下回る場合、凝固核を生成するために必要な量のMg酸化物が生成されない。
また、溶湯20の酸素濃度が0.003質量%を上回る場合、過剰なMg酸化物が生成され、粗大な酸化スラグが形成される。酸化スラグは、続けて生成されるMg酸化物を取り込んで凝集する傾向があり、凝固核の生成に寄与しない。また、酸化スラグは、鋳造樋14の注湯口をつまらせて、鋳型18への溶湯20の注湯を妨げるおそれがある。
(Mg添加速度と銅合金鋳塊30の鋳造速度について)
添加工程S40におけるMgの添加速度と、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度は、これらが所定の関係を満たすように制御される。これにより、銅合金鋳塊30の鋳造組織の凝固核を生成するために適切な量のMg酸化物を溶湯20内に形成することができる。
具体的には、添加工程S40におけるMgの添加速度V(g/min)と後述する鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度c(cm/min)の関係が、0.006≦V/c≦0.038を満たすように、Mgの添加速度が調整される。
銅合金鋳塊30の鋳造速度に対するMgの添加速度が遅すぎる場合(V/c<0.006)、Mg酸化物が溶湯20内に蓄積され、凝固核の生成に寄与しない粗大な酸化スラグとなる。
また、銅合金鋳塊30の鋳造速度に対するMgの添加速度が速すぎる場合(0.038<V/c)、単位時間当たりのMg酸化物の生成量が過剰になり、遅すぎる場合と同様に、凝固核の生成に寄与しない粗大な酸化スラグとなる。
(マグネシウム線材について)
添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が50%以上70%以下であるマグネシウム線材が用いられる。さらに具体的には、例えば、含有酸素濃度が0.0003質量%以下で、かつ厚さが0.5mm以下のパイプ状の無酸素銅条の内部に、直径が0.1mm以上2mm以下の純Mg粒が充填された、MgとCuの複合材料が、マグネシウム線材として用いられる。
マグネシウム線材内の横断面内のMgの面積率が50%を下回る場合、マグネシウム線材を溶湯20に添加する際に、マグネシウム線材に含まれる酸素とMgが反応してMg酸化物が生成され、Mgを溶湯20中に適切に添加することができない。また、Mg酸化物の生成量が過剰になり、凝固核の生成に寄与しない粗大な酸化スラグとなる。
また、マグネシウム線材内の横断面内のMgの面積率が70%を上回る場合、溶湯20中に一度に添加されるMgの量が過剰になり、溶湯20の湯面近傍のMg濃度が高くなり、溶湯20内のMg酸化物の分布が不均一になる。
(実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、銅合金の原料を溶かした溶湯に適切な量のMgを添加してSと結合させることにより、銅合金中の低融点物質を減らし、熱間加工前の熱処理等における割れの発生を抑制することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、銅合金の原料を溶かした溶湯中に、適量のMg酸化物を均一に分散させて銅合金鋳塊の鋳造組織の凝固核を生成することにより、銅合金の結晶を微細化させて熱間加工時等における銅合金の割れに対する耐性を向上させることができる。
以下に、実施の形態に基づいて製造した実施例1〜10に係る銅合金鋳塊と、比較例1〜4に係る銅合金鋳塊とについて説明する。
実施例1〜10に係る銅合金鋳塊は、実施の形態に示した製造条件(調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比、および添加工程S40において添加されるMgの原料についての条件)を満たす製造工程により形成した。一方、比較例1〜4に係る銅合金鋳塊は、実施の形態に示した製造条件を満たさない製造工程により形成した。
実施例1に係る銅合金鋳塊として、2.5質量%のNiと、0.45質量%のSiと、0.02質量%のPと、1.65質量%のZnと、0.035質量%のFeと、0.00005質量%のHと、0.0005質量%のSと、0.017質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例1に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0028質量%及び15000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.01に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が60%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例2に係る銅合金鋳塊として、3.2質量%のNiと、0.74質量%のSiと、0.23質量%のSnと、0.03質量%のPと、1.85質量%のZnと、0.049質量%のFeと、0.00009質量%のHと、0.0004質量%のSと、0.041質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例2に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0023質量%及び23000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.03に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が64%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例3に係る銅合金鋳塊として、5.9質量%のNiと、1.43質量%のSiと、0.17質量%のSnと、0.02質量%のPと、2.41質量%のZnと、0.012質量%のFeと、0.00006質量%のHと、0.0006質量%のSと、0.039質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例3に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0018質量%及び17000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.03に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が52%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例4に係る銅合金鋳塊として、6.7質量%のNiと、1.85質量%のSiと、0.2質量%のSnと、0.02質量%のPと、1.83質量%のZnと、0.028質量%のFeと、0.00003質量%のHと、0.0005質量%のSと、0.047質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例4に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0025質量%及び7000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.033に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が64%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例5に係る銅合金鋳塊として、0.35質量%のSiと、3.5質量%のTiと、0.01質量%のPと、0.00004質量%のHと、0.0006質量%のSと、0.04質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例5に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0019質量%及び2000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.028に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が65%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例6に係る銅合金鋳塊として、0.042質量%のSiと、4.8質量%のTiと、0.01質量%のPと、0.66質量%のZnと、0.00006質量%のHと、0.0003質量%のSと、0.25質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例6に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.003質量%及び8000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.019に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が62%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例7に係る銅合金鋳塊として、0.24質量%のCrと、0.08質量%のZrと、0.15質量%のSnと、0.01質量%のPと、0.00007質量%のHと、0.0005質量%のSと、0.03質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例7に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0022質量%及び12000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.015に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が54%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例7に係る銅合金鋳塊として、0.18質量%のCrと、0.11質量%のZrと、0.11質量%のSnと、0.3質量%のZnと、0.00003質量%のHと、0.0004質量%のSと、0.043質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例7に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0024質量%及び20000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.03に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が60%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例9に係る銅合金鋳塊として、0.4質量%のCrと、0.16質量%のZrと、0.25質量%のSnと、0.01質量%のPと、0.00009質量%のHと、0.0006質量%のSと、0.016質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例9に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0023質量%及び9000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.008に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が59%であるマグネシウム線材を用いた。
実施例10に係る銅合金鋳塊として、7.2質量%のNiと、0.023質量%のSiと、0.05質量%のPと、0.057質量%のFeと、2.4質量%のAlと、0.00004質量%のHと、0.0003質量%のSと、0.036質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、実施例10に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0025質量%及び4000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.022に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が55%であるマグネシウム線材を用いた。
(比較例1)
比較例1に係る銅合金鋳塊として、3.4質量%のNiと、0.59質量%のSiと、0.2質量%のSnと、0.02質量%のPと、1.6質量%のZnと、0.039質量%のFeと、0.00006質量%のHと、0.0014質量%のSと、0.006質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、比較例1に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0037質量%及び28000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.003に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が40%であるマグネシウム線材を用いた。
(比較例2)
比較例2に係る銅合金鋳塊として、4.7質量%のNiと、0.94質量%のSiと、0.24質量%のSnと、0.03質量%のPと、1.71質量%のZnと、0.03質量%のFeと、0.00006質量%のHと、0.0007質量%のSと、0.075質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、比較例2に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0011質量%及び1200に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.055に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が64%であるマグネシウム線材を用いた。
(比較例3)
比較例3に係る銅合金鋳塊として、0.41質量%のSiと、3.7質量%のTiと、0.01質量%のPと、0.00004質量%のHと、0.0003質量%のSと、0.097質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、比較例3に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.0012質量%及び26000に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.059に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が88%であるマグネシウム線材を用いた。
(比較例4)
比較例4に係る銅合金鋳塊として、0.26質量%のCrと、0.06質量%のZrと、0.17質量%のSnと、0.02質量%のPと、0.00007質量%のHと、0.0005質量%のSと、0.15質量%のMgを含み、残部がCuと不可避的不純物とからなる銅合金鋳塊を製造した。
なお、比較例4に係る銅合金鋳塊の製造においては、調整工程S30における鋳造樋14内の溶湯20の酸素濃度及びレイノルズ数を、それぞれ0.001質量%及び1400に調整した。
また、添加工程S40におけるMgの添加速度Vと、鋳造工程S50における銅合金鋳塊30の鋳造速度cの比V/cを、0.066に調整した。
また、添加工程S40において添加されるMgの原料として、横断面内のMgの面積率が79%であるマグネシウム線材を用いた。
(銅合金鋳塊の評価)
実施例1〜10、及び比較例1〜4に係る銅合金鋳塊の各々に対し、鋳造方向の単位長さあたりのMg濃度の変化、鋳造方向に垂直な断面の輪郭から内側に60mmの領域における平均結晶粒径、及び熱間加工時の割れについて、評価を行った。
表1に、実施例1〜10、及び比較例1〜4に係る銅合金鋳塊の評価結果を示す。
Figure 2011149070
表1に示されるように、実施例1〜10に係る銅合金鋳塊は、熱間圧延加工時に表面及び内部に割れが発生しなかった。一方、比較例1〜4に係る銅合金鋳塊は、熱間圧延加工時に表面又は内部に割れが発生した。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、上記に記載した実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 銅合金製造装置
10 溶解炉
12 移送樋
14 鋳造樋
18 鋳型
20 溶湯
30 銅合金鋳塊

Claims (8)

  1. ニッケル(Ni)、シリコン(Si)からなる第1の元素群、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)からなる第2の元素群、チタン(Ti)、シリコン(Si)からなる第3の元素群から選択される1つの元素群と、
    スズ(Sn)、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
    硫黄(S)と、
    0.01質量%以上0.05質量%以下のマグネシウム(Mg)と、
    を含み、残部が銅(Cu)と不可避的不純物とからなり、
    鋳造方向の単位長さあたりのMg濃度の変化が0.004質量%/m以下である銅合金。
  2. 前記鋳造方向に垂直な断面の輪郭から内側に60mmの領域における平均結晶粒径が1.3mm以上3.0mm以下である請求項1に記載の銅合金。
  3. 前記第1の元素群の前記ニッケルの含有量は1.5質量%以上9.0質量%以下、前記第1の元素群の前記シリコンの含有量は0.3質量%以上2.5質量%以下、前記第2の元素群の前記ジルコニウムの含有量は0.01質量%以上0.25質量%以下、前記第2の元素群の前記クロムの含有量は0.03質量%以上0.5質量%以下、前記第3の元素群の前記チタンの含有量は1.2質量%以上5.1質量%以下、前記第3の元素群のシリコン(Si)の含有量は0.02質量%以上0.5質量%以下、前記スズの含有量は0.01質量%以上0.5質量%以下、前記リンの含有量は0.01質量%以上0.45質量%以下、前記鉄の含有量は0.01質量%以上0.07質量%以下、前記亜鉛の含有量は0.5質量%以上2.7質量%以下、前記アルミニウムの含有量は0.3質量%以上4.6質量%以下、前記硫黄の含有量は0.0001質量%以上0.001質量%以下であり、
    0.00001質量%以上0.0001質量%以下の水素(H)を更に含む請求項2に記載の銅合金。
  4. ニッケル(Ni)、シリコン(Si)からなる元素群、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)からなる元素群、チタン(Ti)、シリコン(Si)からなる元素群から選択される1つの元素群と、スズ(Sn)、リン(P)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)からなる群から選択される少なくとも1つの元素とを溶解炉中で溶解して溶湯を形成する溶解工程と、
    前記溶湯を前記溶解炉から移送樋を介して鋳造樋に移送する移送工程と、
    前記鋳造樋内で前記溶湯にマグネシウム(Mg)を連続的に添加する添加工程と、
    前記マグネシウム(Mg)を添加した前記溶湯を前記鋳造樋から鋳型に注湯して凝固させることで鋳塊を鋳造する鋳造工程と
    を備える銅合金の製造方法。
  5. 前記添加工程における前記マグネシウム(Mg)の添加速度V(g/min)と前記鋳造工程における前記鋳塊の鋳造速度c(cm/min)の関係が、0.006≦V/c≦0.038である請求項4に記載の銅合金の製造方法。
  6. 前記添加工程において、横断面内のマグネシウム(Mg)の面積率が50%以上70%以下であるマグネシウム線材を前記マグネシウム(Mg)の原料として用いる請求項5に記載の銅合金の製造方法。
  7. 前記移送工程と前記添加工程の間に、前記鋳造樋内の前記溶湯のレイノルズ数を1000以上25000以下に調整する調整工程を含む請求項6に記載の銅合金の製造方法。
  8. 前記調整工程において、前記溶湯の酸素濃度を0.0015質量%以上0.003質量%以下に調整する請求項7に記載の銅合金の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012061507A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Furukawa Electric Co Ltd:The 銅合金鋳塊及びその製造方法

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