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JP2011147272A - 電動機制御装置 - Google Patents

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JP2011147272A
JP2011147272A JP2010006139A JP2010006139A JP2011147272A JP 2011147272 A JP2011147272 A JP 2011147272A JP 2010006139 A JP2010006139 A JP 2010006139A JP 2010006139 A JP2010006139 A JP 2010006139A JP 2011147272 A JP2011147272 A JP 2011147272A
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Yousuke Tonami
洋介 渡並
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】電動機制御装置のトルクリプル低減性能を高くする。
【解決手段】3相電圧指令部12は、目標設定部11からの目標運転周波数に基づき電動機1の直交静止座標系の3相電圧指令値を演算する。3相2相変換部13は、電動機1の電気角に基づいて、3相電圧指令値を直交静止座標系の2相電圧指令値へ変換し、この指令値をd軸及びq軸の電圧指令値に変換する。電圧指令補正部15は、電気角に基づいて、電動機1の発生するトルクリプルを打ち消すようにd軸及びq軸の電圧指令値を補正したd軸及びq軸の電圧指令補正値を演算する。2相3相変換部10は、d軸及びq軸の電圧指令補正値を、直交静止座標系の電圧指令補正値に変換し、この電圧指令補正値を、3相で示される直交静止座標系の電圧指令補正値に変換する。駆動部3は、この電圧指令補正値により電動機1を駆動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばエレベータ設備などで使用される電動機を制御する電動機制御装置に関する。
図16は、従来の電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。この電動機制御装置は、エレベータ設備などで使用される電動機を制御する制御装置であり、電動機31、回転角検出部32、駆動部33、電流検出部34、3相2相変換部35、目標設定部36、d/q軸電流指令部37および電流指令補正部38、電流制御部39および2相3相変換部40を有する。
図8に示す電動機31はインバータ等の駆動部33で駆動される。電動機31の回転角はパルスジェネレータ(PG)等の回転角検出部32で検出される。回転角検出部32で検出された回転角信号は、電動機31の速度を制御する速度制御系等に入力される。
この速度制御系は、目標設定部36、d/q軸電流指令部37および電流指令補正部38を有する。この速度制御系は、電動機31の実速度と、その速度指令値との速度偏差信号から、駆動部33へ駆動信号を出力する電流制御部39への電動機31の電流指令値を演算する。
この電流指令値は、電動機31をベクトル制御する場合、直交回転座標系におけるd軸電流指令値Idcおよびq軸電流指令値Iqcである。d軸電流指令値Idcは電動機31に磁束を発生させる磁束電流指令値であり、q軸電流指令値Iqcは、電動機31にトルクを発生させるトルク電流指令値である。
電流制御部39は、直交回転座標系におけるd軸電流指令値Idc、q軸電流指令値Iqcを入力し、回転角検出部32の回転角信号から求められた電気角θを入力し、3相2相変換部35から直交回転座標系の電流値Idf、Iqfを入力する。この電流制御部39は、電流検出部34を介して入力される出力電流値Iuf、Iwfがd軸電流指令値Idc、q軸電流指令値Iqc、および電気角θを満たすように、駆動部33へ駆動信号を出力する。
すなわち、電流値Iuf、Iwfは電流検出部34で検出され、以下の式(1)に示すように出力電流信号Iuf、Ivf、Iwfが出力され、3相2相変換部35に入力される。
3相2相変換部35は、電流検出部34からの直交静止座標系での3相で示される電流値Iuf、Iwfを以下の式(2)に示すように直交静止座標系の2相で示される電流値Iαf、Iβfに変換する。この変換された2相の電流値Iαf、Iβfは、以下の式(3)に示すように直交回転座標系の電流値Idf、Iqfに変換される。すなわち、電気角θに基づき、直交静止座標系の電流値Iαf、Iβfを直交回転座標系の電流値Idf、Iqfに変換し、電流制御部39に出力する。
vf=Iuf−Iwf …式(1)
Figure 2011147272
ここで、添字dはd軸成分、qはq軸成分を表す。
d/q軸電流指令部37から出力されるd軸電流指令値Idc(Idf)、q軸電流指令値Iqc(Iqf)と、3相2相変換部35から出力される電流信号Idf、Iqfとの偏差は、それぞれPI(比例積分)コントローラ等に入力され、以下の式(4)に示すようにPI演算されて、直交回転座標系におけるd軸電圧指令値Vdrおよびq軸電圧指令値Vqrが出力される。
Figure 2011147272
ここで、Kpは比例ゲイン、Kiは積分ゲイン、sはラプラス演算子である。
このPIコントローラ等からのd軸電圧指令値Vdrおよびq軸電圧指令値Vqrは、2相3相変換部40に入力される。2相3相変換部40は、d軸電圧指令値Vdrおよびq軸電圧指令値Vqrを、以下の式(5)に示すように直交静止座標系の電圧指令値Vαr、Vβrに変換する。すなわち、2相3相変換部40は、電気角θに基づき、直交回転座標系の電圧指令値Vdr、Vqrを直交静止座標系の電圧指令値Vαr、Vβrに変換する。
2相3相変換部40は、この変換された2相で示される直交静止座標系の電圧指令値Vαr、Vβrを以下の式(6)に示すように、3相で示される直交静止座標系の電圧指令値Vur、Vvr、Vwrに変換する。
Figure 2011147272
一般に、永久磁石同期電動機においては、誘導電動機に比べ、同じ出力に対し小型に製作できるので、近年いろいろなシステムの駆動部に使われつつある。
ところが、永久磁石同期電動機では、磁極を回転させる電機子磁束の変化が、回転角の正弦波でなく歪を含んでいる。このため、本来ならば正弦波状であるべき磁束変化が、歪を持つため、電動機の発生トルクが脈動し、回転むら等の要因となっている。また、電動機の巻線のアンバランスや電流を検出するセンサ系統の誤差等もトルクリプルの原因となっている。
電機子巻線電流により生成される磁束の空間分布は、理想的には、正弦波状が望ましいが、高調波がのっているため、発生トルクを歪ませる要因となっている。
この高調波成分の低次成分は、基本波に対する周波数の5倍/7倍であり、この磁束の5次/7次成分は、基本周波数の6倍成分(6f成分)のトルクリプル原因となる。
同様に磁束の11倍/13倍成分は12f成分のトルクリプルの原因となる。
(θ)=−ω×Ke×(sin(θ)+k5×sin(5×θ)+k7×sin(7×θ)+…) …式(7)
(θ)=E(θ−2π/3) …式(8)
(θ)=E(θ−2π/3)=E(θ−4π/3) …式(9)
ω=dθ/dt …式(10)
式(7),(8),(9)で示したE、E、Eは各相の電機子巻線に誘起する誘起電圧であり、式(7)で示したKeは逆起電力定数であり、式(10)で示したωは電動機1の回転速度、つまり回転角の時間微分である。
簡単のため、磁束の高調波成分が、5次成分のみの場合について説明する。
この場合、3相の誘起電圧Eは以下の式(11)で示される。
(θ)=−ω×Ke×(sin(θ)+k5×sin(5×θ)) …式(11)
これら3相誘起電圧E、E、Eを3相2相変換すると以下の式(12),(13)で示されるとおりになる。
Figure 2011147272
すなわち、高調波成分が5次成分のみの場合のd/q軸の誘起電圧E、Eは以下の式(14)で示される。
Figure 2011147272
電動機31が円筒機であれば、マグネットトルクTは、誘起電圧E、E、Eと電流I、I、Iからして以下の式(15)で示される。
Figure 2011147272
これらの事からから、高調波成分に5次成分がある場合、以下の式(16)で示されるように6fトルクリプルが発生するのがわかる。
Figure 2011147272
電動機のスキュー等の対策を行うことによって、トルクリプルを問題のないレベルに抑えることもできるが、コスト上昇を招くことになる。
また、トルクリプルの低減方法として、例えば特許文献1に開示されるようにトルクリプルが電動機の回転角との相関性を持つことから、この相関関係を記憶装置に記憶させ、電動機の回転角に基づいて、これと対応するトルクリプルデータを読み出し、トルク指令値からリプル分を差し引いたものを新たなトルク指令値とする方法がある。さらに、例えば特許文献2に開示されるように、電動機回転角θと調整ゲインAと調整位相pとから、トルクリプル補正信号Tcomp=A×sin(n×θ+p)を演算し、電動機の回転周期に同期させてフィードフォワード的に目標トルク指令に加算してトルクリプルを打ち消す方法がある。
特開平11−299277号公報 特開平7−129251号公報
しかし、これらはトルク指令値(トルク電流指令値)を補正するものであって、電流制御応答が遅い場合、調整ゲインAと調整位相p等は電流制御ゲイン及び回転速度の関数となるため、調整が複雑となり、トルクリプル低減性能が劣化するという課題があった。
前述した特許文献2のトルクリプル補正信号Tcompを用いた場合のd軸電流指令補正値Idc、q軸電流指令補正値Iqcは以下の式(17),(18)により示される。
dIqc=A×sin(6×θ+p) …式(17)
Figure 2011147272
電流制御応答が速い場合には、以下の式(19)で示すように、直交回転座標系の電流値Idf、Iqfはd軸電流指令補正値Idc、q軸電流指令補正値Iqcとそれぞれ一致する。
Figure 2011147272
電流制御応答が速い場合のトルクTは、以下の式(20)で示される。
Figure 2011147272
式(20)に示すように、回転速度の影響なしに、トルクリプル補正信号によって6fトルクリプルを低減できることがわかる。
また、電流制御応答が遅い場合には、トルクリプル補正信号Tcompを用いた場合のd軸電流指令補正値Idc、q軸電流指令補正値Iqcは以下の式(21)により示される。
Figure 2011147272
式(21)のG、Gはd軸及びq軸の電流制御ループゲインである。
電流の高調波成分、つまりd軸電流高調波成分ΔI、q軸電流高調波成分ΔIは、以下の式(22)に示すようにd軸誘起電圧高調波成分ΔE、q軸誘起電圧高調波成分ΔEで演算できる。
Figure 2011147272
式(22)の、Raは電機子巻線抵抗であり、Lはd軸のインダクタンスで、Lはq軸のインダクタンスであり、パラメータ設定部14で設定する。
また、電流制御応答が遅い場合のトルクTは、以下の式(23)で示される。
Figure 2011147272
これらの事から、電流制御応答が遅い場合、調整ゲインAと調整位相p等は電流制御ゲイン及び回転速度の関数となるため、調整が複雑となり、トルクリプル低減性能が劣化することがわかる。
そこで、本発明の目的は、トルクリプル低減性能を高くすることが可能になる電動機制御装置を提供することにある。
すなわち、本発明に係わる電動機制御装置は、電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、前記電動機の3相電圧指令値を演算する3相電圧指令手段と、前記回転角検出手段により検出した回転角をもとに前記3相電圧指令手段により演算した3相電圧指令値からd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を演算する3相2相変換手段と、前記3相2相変換手段により演算したd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を前記電動機のトルクリプルが低減する値に補正する電圧指令補正手段と、前記電圧指令補正手段による補正結果をもとに3相電圧指令補正値を演算する2相3相変換手段と、前記2相3相変換手段により演算した3相電圧指令補正値で前記電動機を駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電動機制御装置のトルクリプル低減性能を高くすることができる。
本発明の第1の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第1の実施形態における電動機制御装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における電動機制御装置による電圧指令補正信号演算の手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第3の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第4の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第4の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第5の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第5の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第6の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第6の実施形態における電動機制御装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 本発明の第7の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。 本発明の第7の実施形態における電動機制御装置による動作手順の一例を示すフローチャート。 従来の電動機制御装置の機能構成の一例を示す図。
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態における電動機制御装置は、制御対象の電動機1、回転角検出部2、駆動部3、2相3相変換部10、目標設定部11、3相電圧指令部12、パラメータ設定部14および電圧指令補正部15を有する。
このような構成の電動機制御装置における作用を説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における電動機制御装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。
電動機1の回転角は、PG等の回転角検出部2を介してパルス信号で検出される(ステップS1)。この回転角検出部2は、検出した回転角をもとに電気角θを演算する(ステップS2)。
目標設定部11は電動機1の目標運転周波数fを設定する。この周波数は3相電圧指令部12に入力される(ステップS3)。
3相電圧指令部12は、目標設定部11からの目標運転周波数fに基づき、例えば式(24),(25),(26)に示すように電動機1の直交静止座標系の3相電圧指令値Vur、Vvr、Vwrを演算する(ステップS4)。
ur(t)=(Vrate×f)/frate×sin(2×π×f×t) …式(24)
vr(t)=Vur(2×π×f×t−2π/3) …式(25)
wr(t)=Vvr(2×π×f×t−2π/3)=Vur(2×π×f×t−4π/3) …式(26)
式(24)のVrateは定格電圧であり、frateは定格周波数である。
3相2相変換部13は、回転角検出部2からの電気角θに基づいて、3相電圧指令部12からの3相電圧指令値Vur、Vvr、Vwrを以下の式(27)のように、直交静止座標系の2相電圧指令値へ変換し、この指令値を以下の式(28)のように直交回転座標系の2相電圧指令値であるd軸電圧指令値Vdr及びq軸電圧指令値Vqrに変換する(ステップS5)。
Figure 2011147272
電圧指令補正部15は、回転角検出部2からの電気角θに基づいて、電動機1の発生するトルクリプルを打ち消すようにd軸電圧指令値Vdr、q軸電圧指令値Vqrをそれぞれ補正したd軸電圧指令補正値Vdc、q軸電圧指令補正値Vqcを、電圧指令補正信号dVdc、dVqcの演算を経て(ステップS6)、以下の式(29)のように演算する(ステップS7)。
Figure 2011147272
d軸電圧指令補正値Vdcおよびq軸電圧指令補正値Vqcは、2相3相変換部10に入力される。
2相3相変換部10は、電圧指令補正部15からのd軸電圧指令補正値Vdcおよびq軸電圧指令補正値Vqcを、直交静止座標系の電圧指令補正値Vαc、Vβcに変換する。
すなわち、2相3相変換部10は、回転角検出部2からの電気角θに基づき、直交回転座標系の電圧指令補正値Vdc、Vqcを以下の式(30)のように直交静止座標系の電圧指令補正値Vαc、Vβcに変換する(ステップS8)。
Figure 2011147272
2相3相変換部10は、この変換された2相で示される直交静止座標系の電圧指令補正値Vαc、Vβcを以下の式(31)のように、3相で示される直交静止座標系の電圧指令補正値Vuc、Vvc、Vwcに変換する(ステップS9)。駆動部3は、この電圧指令補正値により電動機1を駆動させる(ステップS10)。
Figure 2011147272
次に、ステップS6の処理である電圧指令補正信号演算について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態における電動機制御装置による電圧指令補正信号演算の手順の一例を示すフローチャートである。
電圧指令補正部15は、ステップS2の処理で演算された電気角θの6倍の位相を演算する(ステップS11)。電圧指令補正部15は、d軸およびq軸の電圧指令値の位相を演算し、得られた電圧指令値の位相と、正弦波の位相を調整するための、パラメータ設定部14からの調整位相pとを加算し、正弦波の位相Pを演算する(ステップS12)。
一方、電圧指令補正部15は、d軸およびq軸の電圧指令値の絶対値を以下の式(33)のように演算し(ステップS13)、得られた電圧指令値の絶対値とパラメータ設定部14から得られた磁束の5f,7fの高調波成分比と、同じくパラメータ設定部14から得られた、正弦波の振幅を調整する調整振幅aとを乗算して、振幅値Aを演算する(ステップS14)。
振幅値Aとし、位相Pとした正弦波は、以下の式(32)のように電圧指令補正信号dVdc、dVqcとして電圧指令補正部15から出力される(ステップS15)。
Figure 2011147272
式(32)の右辺の、添字dはd軸成分を表し、添字qはq軸成分を表す。
d軸電流補正値Idcおよびq軸電流補正値Iqcは、d軸電圧指令補正値Vdc、q軸電圧指令補正値Vqc、d軸誘起電圧値E、q軸誘起電圧値Eから以下の式(34),(35)で示される。
Figure 2011147272
d軸電圧指令補正値Vdc、q軸電圧指令補正値Vqcが入力された場合のトルクTは、以下の式(36)のような回転角の定数項、6f正弦成分、6f余弦成分、12f正弦成分、12f余弦成分の和である。
T=(E×Idc×E×Iqc)/ω
=T(a,p,a,p
+T6S(a,p,a,p)×sin(6×θ
+T6C(a,p,a,p)×cos(6×θ
+T12S(a,p,a,p)×sin(12×θ
+T12C(a,p,a,p)×cos(12×θ) …式(36)
式(36)の添字sは正弦成分を表し、添字cは余弦成分を表す。なお、T〜T12の各成分は、パラメータ設定部14で設定された電圧指令補正パラメータの関数となる。
上式より、電圧指令補正部15は、調整振幅aと、調整位相pを、6f成分と12f成分が零を満たす以下の式(37)のように演算する。
Figure 2011147272
このように、d軸とq軸の2軸の電圧指令値をそれぞれ補正することにより、6fと12fリプルを低減する。
以上のように、本発明の第1の実施形態における電動機制御装置では、3相電圧指令値をd軸とq軸の電圧指令値に変換し、このd軸およびq軸の電圧指令を補正して、3相電圧指令補正値を演算するようにしたので、トルクリプルの低減性能を向上することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態における電動機制御装置の構成のうち第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、本発明の第2の実施形態における電動機制御装置は、第1の実施形態と比較して、トルク検出部16およびパラメータ学習部17をさらに備える。
トルク検出部16は、電動機1のトルクを検出する。
パラメータ学習部17は、検出されたトルクから演算したリプルを用いて、電圧指令値の補正にかかるパラメータである調整振幅aと調整位相pとを学習する。
このように構成された実施形態において、作用を説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、トルク検出部16は、電動機1のトルクTfを検出する(ステップS21)。
パラメータ学習部17は、検出したトルクTfのリプルdTfdtを、以下の式(38)のように当該トルクTfの時間微分から演算する(ステップS22)。
dTdt=∂T/∂T …式(38)
パラメータ学習部17は、以下の式(39)のように、電圧指令補正信号が0となる時点のリプルdTfdtを用いて調整位相pを学習する(ステップS23)。式(39)はq軸の調整位相pを学習するための式であるが、d軸の調整位相pも同様に学習することができる。これにより電圧指令補正部15で使用されるパラメータpおよびpが最適化される。
new=p old+gpq×dTfdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc>0)
=p old−gpq×dTfdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc<0)
=p old(ただし ∂dVqc/∂t≠0) …式(39)
式(39)のgpqは位相の学習ゲインであり、添字oldは学習前の値であり、添字newは学習後の値である。
また、パラメータ学習部17は、以下の式(40)のように電圧指令補正信号の時間微分が0、つまり電圧指令補正信号が最大または最小となる時点のリプルdTfdtを用いて調整振幅aを学習する(ステップS24)。式(40)はq軸の調整振幅aを学習するための式であるが、d軸の調整振幅aも同様に学習することができる。これにより電圧指令補正部15で使用されるパラメータaおよびpが最適化される。
new=a old+gaq×dTfdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc>0)
=a old−gaq×dTfdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc<0)
=a old(ただし dVqc≠0) …式(40)
式(40)の、gaqは振幅の学習ゲインである。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態で説明した特徴に加え、電動機のトルクを検出し、この検出したトルクから電圧指令補正のパラメータを学習し、このパラメータをもとに電圧指令補正を行なうことができるので、トルクリプル低減性能をさらに向上することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図6に示すように、本発明の第3の実施形態における電動機制御装置は、第1の実施形態と比較して、速度検出部18、トルク推定部20およびパラメータ学習部17をさらに備える。
速度検出部18は、電動機の速度を検出する。
トルク推定部19は、検出される速度から電動機1のトルクを推定する。
パラメータ学習部17は、検出された速度から演算したリプルを用いて、電圧指令値の補正にかかるパラメータである調整振幅aと調整位相pとを学習する。
このように構成された第3の実施形態において、作用を説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、速度検出部18は、電動機1の速度ωを検出する(ステップS31)。
トルク推定部19は、以下の式(41)を用いて速度検出部18で検出された速度ωからトルクTを推定する(ステップS32)。
=J×∂ω/∂t …式(41)
式(41)のJは慣性モーメントである。
パラメータ学習部17は、推定されたトルクTeのリプルdTedtを以下の式(42)により、当該トルクTeの時間微分から演算する(ステップS33)。
dTdt=∂T/∂t=J×∂ω/∂t …式(42)
パラメータ学習部17は、以下の式(43)にしたがって、電圧指令補正信号dVの時間微分が0、つまり電圧指令補正信号が最大または最小となる時点のリプルdTedtを用いて調整位相pを学習する(ステップS34)。
new=p old+gpq×dTdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc>0)
=p old−gpq×dTdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc<0)
=p old(ただし ∂dVqc/∂t≠0) …式(43)
式(43)のgpqは振幅の学習ゲインである。
また、パラメータ学習部17は、以下の式(43)にしたがって、電圧指令補正信号dVが0となる時点のリプルdTedtを用いて調整振幅aを学習する(ステップS35)。
new=a old+gaq×dTdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc>0)
=a old−gaq×dTdt(ただし ∂dVqc/∂t=0,dVqc<0)
=a old(ただし dVqc≠0) …式(44)
式(44)のgaqは位相の学習ゲインである。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態によれば、第1の実施形態で説明した特徴に加え、電動機のトルクリプルを推定し、この推定したトルクリプルから電圧指令補正パラメータを学習し、このパラメータにしたがって電圧指令補正を行なうようにしたので、電動機のパラメータが変化した場合でもトルク検出を用いずにトルクリプル低減性能を向上することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図8に示すように、本発明の第4の実施形態における電動機制御装置は、第1の実施形態と比較して、電流検出部4、3相2相変換部5、トルク推定部20およびパラメータ学習部17をさらに備える。
このように構成された第4の実施形態において、作用を説明する。
図9は、本発明の第4の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、電流検出部4は、電動機の直交静止座標系での3相電流Iuf、Ivf、Iwfを検出する(ステップS41)。
3相2相変換部5は、電流検出部4からの直交静止座標系での3相で示される電流値Iuf、Ivf、Iwfを、前述した式(2)にしたがって直交静止座標系の2相で示される電流値Iαf、Iβfに変換する(ステップS42)。
3相2相変換部5は、この変換した2相の電流値Iαf、Iβfを、前述した式(3)にしたがって直交回転座標系の電流値Idf、Iqfに変換する(ステップS43)。
すなわち、3相2相変換部5は、回転角検出部2により演算された電気角θに基づき、直交静止座標系の電流値Iα、Iβを直交回転座標系の電流値Idf、Iqfに変換して、トルク推定部20に出力する。
トルク推定部20は、例えば以下の式(45)のように、d軸の誘起電圧推定値Edeおよびq軸の誘起電圧推定値Eqeを演算する(ステップS44)。
Figure 2011147272
トルク推定部20は、これら演算したd軸の誘起電圧推定値Edeおよびq軸の誘起電圧推定値EqeとステップS43の処理で3相2相変換部5により変換した直交回転座標系の電流値Idf、Iqfから、以下の式(46)のようにトルクのリプルdTedtを演算する(ステップS45)。
dTdt=∂T/∂t
=∂((Ede×Idf×Eqe×Iqf)/ω)/∂t …式(46)
パラメータ学習部17は、この演算したリプルdTedtを用いて、第3の実施形態のステップS34,S35の処理と同様に、調整振幅aと振幅位相pとをそれぞれ学習する(ステップS45,S46)。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態によれば、第1の実施形態で説明した特徴に加え、電動機のトルクリプルを推定し、この推定したトルクリプルから電圧指令補正パラメータを学習し、このパラメータにしたがって電圧指令補正を行なうようにしたので、電動機のパラメータが変化した場合でもトルク検出を用いずにトルクリプル低減性能を向上することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第5の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図10に示すように、本発明の第5の実施形態における電動機制御装置は、第4の実施形態と比較して、電動機の温度を検出する温度検出部21をさらに備え、トルク推定部20に代えて温度とd/q電流値からトルクを推定するトルク推定部22をさらに備える。
このように構成された第5の実施形態において、作用を説明する。
図11は、本発明の第5の実施形態における電動機制御装置による電圧指令値の補正にかかるパラメータ学習のための動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、温度検出部21は、電動機1の温度tempを検出する(ステップS51)。
トルク推定部22は、誘起電圧の係数が温度tempの関数として、例えば以下の式(47)のように、d軸の誘起電圧推定値Edeおよびq軸の誘起電圧推定値Eqeをそれぞれ演算する(ステップS52)。
Figure 2011147272
トルク推定部20は、これら演算したd軸の誘起電圧推定値Edeおよびq軸の誘起電圧推定値EqeとステップS43の処理で3相2相変換部5により変換した直交回転座標系の電流値Idf、Iqfから、前述した式(46)のようにトルクのリプルdTedtを演算する(ステップS53)
パラメータ学習部17は、この演算したリプルdTedtを用いて、第4の実施形態のステップS45,S46の処理と同様に、調整振幅aと振幅位相pとをそれぞれ学習する(ステップS54,S55)。
以上説明したように、本発明の第5の実施形態によれば、第4の実施形態で説明した特徴に加え、電動機の温度を検出し、検出した温度を用いてトルクを推定し、この推定したトルクリプルから補正パラメータを学習し、このパラメータにしたがって電圧指令補正を行なうようにしたので、電動機の温度が変化した場合でもトルクリプル低減性能を向上させることができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
図12は、本発明の第6の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図12に示すように、本発明の第6の実施形態における電動機制御装置は、第1の実施形態と比較して、電流検出部4および3相2相変換部5をさらに備え、回転角検出部2に代えて回転角推定部23をさらに備える。
このように構成された第6の実施形態において、作用を説明する。
図13は、本発明の第6の実施形態における電動機制御装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、第1の実施形態で説明したステップS3〜S7までの処理が、三相短絡時の相電流の立ち上がり偏差に基づいた電気角にしたがってなされる。そして、電流検出部4は、電動機1の静止座標系での3相電流値Iuf、Ivf、Iwfを検出する(ステップS61)。
3相2相変換部5は、3相電流値Iuf、Ivf、Iwfを前述した式(2)にしたがって、直交静止座標系の2相で示される電流値Iαf、Iβfに変換する(ステップS62)。
3相2相変換部5は、この変換された2相の電流値Iαf、Iβfを、三相短絡時の相電流の立ち上がり偏差に基づいた電気角に基づき、以下の式(48)にしたがって直交回転座標系のd軸の電流値Idf、q軸の電流値Iqfに変換する(ステップS63)。
Figure 2011147272
回転角推定部23は、3相2相変換部5により変換されたd軸の電流値Idf、q軸の電流値Iqfと第1の実施形態で説明したように電圧指令補正部15により演算したd軸の電圧指令補正値Vdcおよびq軸の電圧指令補正値Vqcから、以下の式(49)のように、d軸の誘起電圧推定値Edeおよびq軸の誘起電圧推定値Eqeを演算する(ステップS64)。
Figure 2011147272
回転角推定部23は、回転角補正量Δθを、以下の式(50)のように誘起電圧推定値Ede、Eqeから演算する(ステップS65)。
Δθ=−tan−1(Ede/Eqe) …式(50)
そして、回転角推定部23は、回転角推定値θを、以下の式(51),(52)のような位相同期ループ(PLL)で演算する(ステップS66)。
ω=(K+K/s)・Δθ …式(51)
式(51)のKはPLLの比例ゲインで、KはPLLの積分ゲインである。
θ=(1/s)・ω …式(52)
式(51),(52)のωは速度推定値である。
2相3相変換部10は、このように演算された回転角推定値θをもとに電気角θを演算し、この電気角に基づき、直交回転座標系の電圧指令補正値Vdc、Vqcを、以下の式(53)のように直交静止座標系の電圧指令補正値Vαc、Vβcに変換する(ステップS67)。
Figure 2011147272
2相3相変換部10は、この変換された2相で示される直交静止座標系の電圧指令補正値Vαc、Vβcを、前述した式(31)のように、3相で示される直交静止座標系の電圧指令補正値Vuc、Vvc、Vwcに変換する(ステップS68)。駆動部3は、この電圧指令補正値により電動機1を駆動させる(ステップS69)。
以上説明したように、本発明の第6の実施形態によれば、電動機の回転角を推定し、この推定した回転角を用いて電圧指令補正指令を2相3相変換するようにしたので、第1の実施形態で行なったような回転角検出を用いずにトルクリプル低減性能を向上することができる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
図14は、本発明の第7の実施形態における電動機制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図14に示すように、本発明の第7の実施形態における電動機制御装置は、第6の実施形態と比較して、温度検出部21をさらに備え、回転角推定部23に代えて回転角推定部24をさらに備える。
温度検出部21は、電動機1の温度を検出する。回転角推定部24は、温度検出部21により検出された温度を用いて電動機1の回転角を推定する。
このように構成された第7の実施形態において、作用を説明する。
図15は、本発明の第7の実施形態における電動機制御装置による動作手順の一例を示すフローチャートである。
まず、第1の実施形態で説明したステップS3〜S7までの処理がなされ、第6の実施形態で説明したステップS61〜S63までの処理がなされる。
そして、温度検出部21は、電動機の温度tempを検出する(ステップS71)。
回転角推定部24は、以下の式(54)にしたがって電機子巻線抵抗Raを温度tempの関数として演算する。
Ra=Ra(temp)=Ra0×(1+kt×temp) …式(54)
回転角推定部24は、この演算した電機子巻線抵抗Ra、3相2相変換部5により変換されたd軸の電流値Idf、q軸の電流値Iqfと第1の実施形態で説明したように電圧指令補正部15により演算したd軸の電圧指令補正値Vdcおよびq軸の電圧指令補正値Vqcから、以下の式(55)のように、d軸の誘起電圧推定値Edeおよびq軸の誘起電圧推定値Eqeを演算する(ステップS72)。
Figure 2011147272
以降は、第6の実施形態で説明したステップS65以降の処理がなされる。
以上説明したように、本発明の第7の実施形態によれば、第6の実施形態で説明した特徴に加え、電動機の温度を検出し、この検出した温度を用いて回転角を推定し、この推定した回転角を用いて電圧指令補正値を2相3相変換するようにしたので、電動機の温度が変化した場合でも回転角検出を用いずにトルクリプル低減性能を向上することができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1,31…電動機、2,32…回転角検出部、3,33…駆動部、4,34…電流検出部、5,13,35…3相2相変換部、10,40…2相3相変換部、11,36…目標設定部、12…3相電圧指令部、14…パラメータ設定部、15…電圧指令補正部、16…トルク検出部、17…パラメータ学習部、18…速度検出部、19,20,22…トルク推定部、21…温度検出部、23,24…回転角推定部、37…d/q軸電流指令部、38…電流指令補正部、39…電流制御部。

Claims (7)

  1. 電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記電動機の3相電圧指令値を演算する3相電圧指令手段と、
    前記回転角検出手段により検出した回転角をもとに前記3相電圧指令手段により演算した3相電圧指令値からd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を演算する3相2相変換手段と、
    前記3相2相変換手段により演算したd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を前記電動機のトルクリプルが低減する値に補正する電圧指令補正手段と、
    前記電圧指令補正手段による補正結果をもとに3相電圧指令補正値を演算する2相3相変換手段と、
    前記2相3相変換手段により演算した3相電圧指令補正値で前記電動機を駆動する駆動手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  2. 前記電動機のトルクを検出するトルク検出手段と、
    前記トルク検出手段により検出したトルクから前記電圧指令補正手段による補正を行なうためのパラメータを学習するパラメータ学習手段とをさらに備え、
    前記電圧指令補正手段は、前記パラメータ学習手段により学習したパラメータをもとに前記電圧指令値の補正を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 前記電動機の速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段により検出した速度から前記電動機のトルクを推定するトルク推定手段と、
    前記トルク推定手段により推定したトルクから前記電圧指令補正手段による補正を行なうためのパラメータを学習するパラメータ学習手段とをさらに備え
    前記電圧指令補正手段は、前記パラメータ学習手段により学習したパラメータをもとに前記電圧指令値の補正を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  4. 前記電動機の3相電流を検出する3相電流検出手段と、
    前記3相電流検出手段により検出した3相電流からd軸電流値とq軸電流値を演算する電流3相2相変換手段と、
    前記電流3相2相変換手段により演算したd軸電流値およびq軸電流値から前記電動機のトルクを推定するトルク推定手段と、
    前記トルク推定手段により推定したトルクから前記電圧指令補正手段による補正を行なうためのパラメータを学習するパラメータ学習手段とをさらに備え
    前記電圧指令補正手段は、前記パラメータ学習手段により学習したパラメータをもとに前記電圧指令値の補正を行なう
    たことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置
  5. 前記電動機の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記トルク推定手段は、
    前記検出した温度、前記電流3相2相変換手段により演算したd軸電流値およびq軸電流値から前記電動機のトルクを推定する
    ことを特徴とする請求項4記載の電動機制御装置。
  6. 電動機の3相電圧指令値を演算する3相電圧指令手段と、
    前記3相電圧指令手段により演算した3相電圧指令値からd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を演算する電圧3相2相変換手段と、
    前記電圧3相2相変換手段により演算したd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を前記電動機のトルクリプルが低減する値に補正する電圧指令補正手段と、
    前記電圧指令補正手段による補正結果をもとに3相電圧指令補正値を演算する2相3相変換手段と、
    前記電動機の3相電流を検出する3相電流検出手段と、
    前記3相電流検出手段により検出した3相電流からd軸電流値とq軸電流値を演算する電流3相2相変換手段と、
    前記電圧指令補正手段による補正結果、前記電流3相2相変換手段により演算したd軸電流値およびq軸電流値から前記電動機の回転角を推定する回転角推定手段と
    前記電圧2相3相変換手段が前記回転角推定手段により推定した回転角にしたがって演算した3相電圧指令補正値で前記電動機を駆動する駆動手段と
    を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  7. 前記電動機の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記回転角推定手段は、
    前記温度検出手段により検出した温度、前記電圧指令補正手段による補正結果、前記電流3相2相変換手段により演算したd軸電流値およびq軸電流値から前記電動機の回転角を推定する
    ことを特徴とする請求項6記載の電動機制御装置。
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