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JP2011132635A - 電飾造花、電飾造花用電源供給装置、及びそれらを用いた電飾造花用照明装置 - Google Patents

電飾造花、電飾造花用電源供給装置、及びそれらを用いた電飾造花用照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】結婚式、葬儀等において、大量の生花と照明用の電力を使用することなく用いることができる電飾造花、あるいは、切り花のように茎長を鋏等で自在に調整できる電飾造花、及びそれに用いる電源供給装置、並びに電飾造花と電源供給装置とからなる電飾造花用照明装置を提供する。
【解決手段】内部に発光ダイオードが設けられた花弁と、前記花弁を支持する手切断具で切断可能な茎と、前記発光ダイオードの電極にそれぞれ接続する第1のリード線と第2のリード線とを備えた電飾造花において、前記第1のリード線と前記第2のリード線とは、絶縁体を介して前記茎の外面に茎長に沿って設けられ、少なくともその外表面が導電体であり、手切断具で切断可能な材料で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode/発光ダイオード)等の電気照明を利用した電飾造花に関し、一般消費者向け、結婚式、葬儀、イベント等の際に用いられる生花に代えて、又は生花と共用して使用可能な、装飾効果を備えた電飾造花、及びその電飾造花に用いられる電源供給装置、並びにそれらを用いた電飾造花用照明装置に関する。
結婚式、葬儀、あるいは新規店舗の開店などのイベントには、様々な種類の生花が大量に使用される。白色や紫色を基調とした生花は、神聖で荘厳な雰囲気を醸し出す。また、新鮮であざやかな生花は、希望に満ちた明るい雰囲気を醸し出す。式辞における花の果たす役割は非常に大きいが、生花によりその場の雰囲気を醸し出すには、大量の色とりどりの花を使用する必要がある。一方において、それに要する費用は少なくなく、また、生花は傷みやすく、傷んだ後は廃棄するしかない。
このため、大量の生花を使用せずとも華やかな装飾効果を発揮することができるものとして、電飾造花の技術が開示されている。例えば、下記特許文献1には、弔事用電飾造花の考案が開示されている。特許文献1の電飾造花は、花弁状に形成された複数の花弁部と、花芯部に雌しべを模して配設される発光部と、発光部に電力を供給するための電源を内蔵する電源ユニットとを備え、花弁部は、発光部を覆い隠すように形成され、発光部は、時間の経過とともにその発光色を変化させるLEDからなるものである。特許文献1によれば、造花の美観を損ねることなく、十分な装飾効果を得ることができる電飾造花を得ることができるとされている。
しかし、特許文献1に記載の造花は茎部を有さない花弁のみからなる電飾造花である。そのため、例えば、葬儀の参列者が、手に持った造花を祭壇に設けられたプランターに活け、その行為により造花が点灯し、故人に対する哀悼の意が演出されるといった、供花から点灯までの一連の行為を通して、神聖で荘厳な雰囲気を醸し出すような演出を行うことはできない。また、特許文献1に記載の造花は、電飾造花の内部に電源を内蔵しているため、葬儀参列者に電飾花を配ることができないという問題がある。
一方、LEDを特殊なボードに刺すことにより、多数のLEDを発光させる技術が下記特許文献2に開示されている。特許文献2が開示する技術は、必ずしも電飾造花に限定されるものではないが、かかる技術を造花として用いることで電飾造花となる。
特許文献2においては、一対のリードを有する複数の発光ダイオードを電源供給シートに刺すことにより、発光ダイオードを点灯させる技術が開示されている。電源供給シートは、可撓性絶縁層と、この可撓性絶縁層の一方の面に積層している第1導電層と、他方の面に積層している第2導電層とを備えており、発光ダイオードの第1リードは、電源供給シートに開口した挿通部を通過して、第1平行接触部を第1導電層に面接触させている。
発光ダイオードの第2リードは、電源供給シートに開口した挿通部を通過して、第2平行接触部を第2導電層に面接触させている。このような構造により、第1リードを第1導電層に、第2リードを第2導電層に電気接続させ、発光ダイオードが発光する。
しかし、特許文献2に記載の技術は、絶縁層を挟んでその両側に第1の導電層と第2の導電層からなる電源供給シートを設け、それぞれにLEDの正負の電極を刺すことで導通させ、発光ダイオードを発光させるというものである。このため、電源供給シートの構成が複雑であり、また導電層は導電性を有しかつ弾性が必要となる。
さらに、かかる電源供給シートを、例えば、葬儀の祭壇に設けたプランターに設置した場合、多数のLEDが繰り返し刺されることにより、部分的に穴が大きくなるところが生じ、電源供給シートが傷んでくる。しかし、特許文献2に記載の電源供給シートでは、その交換は容易でなく、かつコスト高になるという問題がある。
さらに、これまでの電飾造花は、それを切り花として使うことができない、という問題がある。即ち、これまでの電飾造花は、活け花用に使われている切り花のごとく、その茎の長さを自在に調整することができない。活け花には多くの流派があり、種々の切り花を混ぜて、形姿に華美を加える。そのため、活け花は、それを行う人が、切り花を選び、その切り花の茎長をその人の感性により、挟み等により自在にカットし活けることで完成する。しかし、これまでの電飾造花においては、そのようなことを行うことができない、という問題がある。
実用新案登録第3123841号公報 特開2006−210336号公報
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みなされたもので、結婚式、葬儀等において、大量の生花と照明用の電力を使用することなく用いることができる電飾造花、あるいは家庭等で活け花を楽しむとき、切り花のように茎長を鋏等で自在に調整できる電飾造花、及びそれに用いる電源供給装置、並びに電飾造花と電源供給装置とからなる電飾造花用照明装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、電飾造花であって、内部に発光ダイオードが設けられた花弁と、前記花弁を支持する手切断具で切断可能な茎と、前記発光ダイオードの電極にそれぞれ接続する第1のリード線と第2のリード線とを備えた電飾造花において、前記第1のリード線と前記第2のリード線とは、絶縁体を介して前記茎の外面に茎長に沿って設けられ、少なくともその外表面が導電体であり、手切断具で切断可能な材料で形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電飾造花であって、前記第1のリード線と前記第2のリード線とが、絶縁材料で形成された前記茎の一部として、前記茎と一体成形されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電飾造花であって、前記第1のリード線と第2のリード線が、手切断具で切断可能な導電材料で形成されていること特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の電飾造花であって、前記導電材料が、導電性ゴム、導電性樹脂、金属線であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の電飾造花であって、前記茎の切断面は楕円形状であり、その長径方向の両端部に、前記第1のリード線と前記第2のリード線とが設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の電飾造花であって、前記発光ダイオードを囲むように拡散板が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電飾造花であって、前記拡散板が、開閉可能な花弁形状であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の電飾造花であって、所定の周波数の交流電圧で発光可能な手段を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれかに記載の電飾造花であって、前記交流電圧で発光可能な手段が、前記発光ダイオードに逆方向電圧が印加された際に、前記発光ダイオードを保護する保護回路であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の電飾造花に電源を供給する電飾造花用電源供給装置であって、前記発光ダイオードに電源を供給する電源供給回路と、前記茎が挿通する複数の開口を備えた上基板と、前記上基板から所定の離隔により設けられ、前記茎が挿通する複数の開口を備えた下基板と、前記上基板と前記下基板とを、所定の離隔で支持する支持材と、前記上基板の裏面にあって、前記開口の両端に設けられ、前記電源供給回路の出力端子に接続する第1のコイル状電極と、前記電源供給回路の他の出力端子に接続する第2のコイル状電極とを備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電飾造花用電源供給装置であって、前記開口が楕円形であり、その両端に前記第1のコイル状電極と、第2のコイル状電極とが、前記開口の一部を埋めるように設けられていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の電飾造花用電源供給装置であって、前記上基板と前記下基板との離隔の可変手段を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項10から12のいずれかに記載の電飾造花用電源供給装置であって、前記電源供給回路は、直流電圧を所定周期の交流パルス電圧に変換する回路であることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、電飾造花用照明装置であって、請求項1から9のいずれかに記載の電飾造花と、請求項10から13のいずれかに記載の電飾造花用電源供給装置とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、結婚式、葬儀等において、大量の生花と照明用の電力を使用することなく使用可能な電飾造花を提供することができる。また、家庭等で活け花を楽しむとき、切り花のように茎長を鋏等で自在に調整可能な電飾造花、及びそれに用いる電源供給装置、並びに電飾造花と電源供給装置とからなる電飾造花用照明装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である電飾造花の一実施例の構造等を示した図。 電飾造花の他の実施例の構造を示した図。 電源供給装置の一実施例を示した図。 電源供給装置を構成する上基板の表面、及び裏面の平面図。 開口に電飾造花の茎を挿通したときのリード線とコイル状電極との接触状態を示した図。 電源供給装置を設けたプランターに電飾造花を活けたときの断面図。 電源供給装置に電力を供給する電源供給回路の回路等を示した図。 電源供給回路から出力されるパルス電圧を示した図。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は、本発明の一実施形態である電飾造花10の一実施例である。図1(a)は電飾造花10−1の全体構造図を示したものであり、図1(b)は点灯制御回路112を含むLED111の回路構成を示した図である。また、図1(c)は電飾造花10−1の茎113の断面図である。
電飾造花10−1は、図1(a)に示すように、花びら118とその内部に収納されているLED111、花びら118等を支える絶縁性の材料からなる茎113、LED111の第1のリード線114、第2のリード線115等から構成されている。なお、茎113の中心には、この実施例においては茎113を保持するための、例えば針金等からなる茎芯116が設けられている。
図1(a)に示すように、花びら118に内包されているLED111の一方の電極には、点灯制御回路112を介して、第1のリード線114が接続し、それが茎113の長手方向(茎長という)に沿って、ほぼその端部まで延びている。また、LED111の他方の電極には、点灯制御回路112を介し、第2のリード線115が接続し、それが茎113の茎長に沿って、そのほぼ端部まで延びている。なお、図1(a)においては、茎芯116が突出し、第1のリード線114、第2のリード線115は茎芯の端部まで延びていないが、それらの端部を揃えるような構成としても良い。
図1(b)にLED111の回路構成を示す。LEDは、本来、直流電圧により発光するが、後述するように本発明の電飾造花10においては、500Hzから1kHz程度のパルス電圧で発光することを特徴としている。そのため、LED111の電極端部には、保護ダイオード130がブリッジされている。
例えば、第1のリード線114を電源供給装置の高電位側に接続し、第2のリード線115を低電位側に接続する。これにより、第1のリード線に第2のリード線よりも高電圧が印加されたときのみ、LED111に電流が流れLED111が発光する。逆電圧が印加されたときは、保護ダイオード130に電流が流れ、LED111には電流が流れない。これにより、LED111に逆電圧がかかっても壊れないよう、その保護が図られている。なお、点灯制御回路112内の抵抗は電流制限用の抵抗であり、電源供給装置については後述する。
電飾造花10−1の茎113の断面を図1(c)に示す。電飾造花10−1の茎113の断面形状を、中心部に茎芯116を設け、茎芯116を囲むようにポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン等、プラスチック系の絶縁材料により、楕円形状に形成することは好ましい。そして、楕円の長径方向の両端部に、第1のリード線114、第2のリード線115を形成することは好ましい。さらに、茎芯116には、例えば硬度の高いゴムを材料として用いても良い。また、第1のリード線114、第2のリード線115を導電性ゴムにより形成することは好ましい。
このような構成にすることにより、茎芯116と茎113、及び第1のリード線、第2のリード線とを一体として成形することが容易となる。また、茎113の断面形状を楕円にすることにより、後述する電源をLED111に供給するコイル状電極と、第1のリード線、第2のリード線との接触を確実に行わせることができる。
図2は、電飾造花10の他の実施例である電飾造花10−2の構造を示す。図1に示す電飾造花10−1との違いは、花びら118の内部にLED111を覆うように拡散板117が設けられていることにある。LEDの光は指向性が非常に高いため、図1に示す電飾造花10−1の場合、LED111の光のほとんどは上方向に放射される。このため、花びら118の全体を、ふんわりと光らせることができない。しかし、図2(a)に示すように、拡散板117によりLED111を覆えば、花びら118の全体をふんわりと光らせることができる。
図2(b)は、拡散板117が開いたときの状態を示した図である。このように花びら形状の拡散板117を開閉可能とすることで、LED111を設置するときには拡散板117を開き、設置後は閉じるといった用い方ができる。また、拡散板117を開閉可能とすることで、そのときの状況に応じた発光させるという使い分けも可能となる。
図3は、図1に示す電飾造花10−1、あるいは図2に示す電飾造花10−2に用いられる電源供給装置20の一実施例を示した図である。図3(a)は電源供給装置20の斜視図であり、図3(b)はその断面図である。
図3に示すように、電源供給装置20は、電飾造花10−1が挿通される上基板200、上基板200に挿通された電飾造花10−1の端部を受け止める下基板300、上基板200と下基板300との一定の離隔をもって支持する支持材50、そして上基板200の裏面に形成されているコイル状電極40、41等により構成されている。なお、コイル状電極40、41は、電源供給回路400にそれぞれ接続している。
図4は、上基板200の表面210(図4(a))、及び裏面220(図4(b))の平面図である。図4(a)に示すように、上基板200の表面210には楕円形状の開口201が複数形成されている。かかる開口201に挿通させることで、電飾造花10を活ける。また、図4(b)に示すように裏面220には、楕円形状の開口201の長径方向の両端に、コイル状電極40、41が形成されている。開口201に挿通して活けられた電飾造花10は、図3(b)に示すように、第1のリード線114がコイル状電極40と接触し、第2のリード線115がコイル状電極41に接触する。なお、電飾造花10は、下基板300によっても支持されるため、下基板300の開口301と上基板200の開口201とが対になるように、同じ楕円形状の開口を設けることが好ましい。
図5は、開口201に電飾造花10の茎113を挿通したときの、第1のリード線114とコイル状電極40、第2のリード線115とコイル状電極41との接触状態を示した図である。電飾造花10を点灯させる上で、最も重要なことは、第1のリード線114、第2のリード線115が電源を供給する電極と確実に接触し、多少の振動では接触状態が外れないことである。この実施例においては、上述した通り、電飾造花10の茎113は楕円形状で構成されており、その両端には第1のリード線114と第2のリード線115が形成されている。そのため、上基板200に設けられた楕円形状の開口201に挿通された電飾造花10の茎113に設けられた第1のリード線114と第2のリード線115は、図5に示すように、上基板200の裏面220に設けられたコイル状電極40、41の一部に食い込むようにして、コイル状電極40、41と接触する。これにより、第1のリード線114、第2のリード線115と電源を供給するコイル状電極40、41とが確実かつ低抵抗で接続される。
図6は、電源供給装置20をプランター120に設け、そこに電飾造花10−1を活けたときの断面図である。電飾造花10−1を活ける本数や、電飾造花10−1の長さにより、プランター120の大きさを変える必要がある。また、電飾造花10−1の茎長が長いときは、茎113をしっかり支持しないと、転倒する恐れが生じる。
そのためには、電源供給装置20の上基板200と下基板300との離隔を大きく取る必要がある。また、下基板300とプランター120の底との離隔も、大きくとることが好ましい。そのためには、電飾造花10−1の大きさ(長さ)に対応して、支持材50に沿って、上基板200と下基板300の位置を可変できる構造としておくことが好ましい。
図7は、電源供給装置20に電力を供給する電源供給回路400の回路図等である。ここで、図7(a)は電源供給回路400のブロック図である。電源供給回路400は、バッテリーと接続する外部端子を有する発振回路121、それに接続する増幅回路A120aと増幅回路B120bとから構成されている。発振回路121により、バッテリーから供給される直流電圧は、所定の周期のパルス電圧に変換される。
電源供給回路400から出力されるパルス電圧は、図8に示すようなパルス電圧である。発光ダイオードは直流で発光させるものであるが、500Hz以上であれば、交流であっても、発光ダイオードのちらつきを感じない。一方、1kHz以上の周波数とするのは実用的でない。この実施例では、周期が2ms、正電圧+5V、負電圧0Vのパルス交流を用いたが、正弦波交流を用いても良い。なお、パルス交流を用いた方が、LED111のON、OFFの切替えがよりシャープとなる。
図7(b)は、図7(a)に示す電源供給回路400のブロック図に対応する回路構成の一例を示した図である。図3に示す電源供給装置20の開口201に、電飾造花10を挿通させた場合、挿通させる方向によって、LED電極1がコイル状電極40に、LED電極2がコイル状電極41に接触する場合と、その逆の場合とが生じる。
図7(b)は、状態1(LED電極1が増幅回路A120aの出力端子に接続し、LED電極2が増幅回路B120bの出力端子に接続)で接続する場合を示す。また、図7(c)は状態2(LED電極1が増幅回路B120bの出力端子に接続し、LED電極2が増幅回路A120aの出力端子に接続)で接続する場合を示す。このように、状態1と状態2の2つの状態が生じるのは、電飾造花10の茎113が楕円であり、また電源供給装置20の開口201も同様に楕円であるため、どちらの向きでも開口201に刺すことができるためである。
このため、第1のリード線114がコイル状電極40と接触し、第2のリード線115がコイル状電極41に接触する、即ち、図7(b)に示す状態1となる場合と、第2のリード線115がコイル状電極40と接触し、第1のリード線114がコイル状電極41に接触する、即ち、図7(c)に示す状態2となる場合とがある。
図7(b)に示す状態1にあっては、図8に示す上段のパルス、即ち、増幅回路A120aのプラス側のトランジスタがONとなり、LED111が発光することになる。一方、増幅回路B120bの出力時には保護ダイオード130が通電することで、LED111には逆方向の電圧が印加されず保護される。
これとは逆に、図7(c)に示す状態2にあっては、図8に示す下段のパルス、即ち、増幅回路B120bのプラス側のトランジスタがONとなり、LED111が発光することになる。一方、増幅回路A120aの出力時には保護ダイオード130が通電することで、LED111には逆方向の電圧が印加されず保護される。このときの電流の流れが図7(c)に示すものである。
電源供給回路400をこのように構成することにより、電飾造花10がいずれの方向で電源供給装置20に挿通されたとしてもLED111を発光させることができ、かつ損傷させることがない。
10…電飾造花
20…電源供給装置
40,41…コイル状電極
50…支持材
111…LED
112…点灯制御回路
113…絶縁体の茎
114…第1のリード線
115…第2のリード線
116…茎芯
117…拡散板
118…花びら
120a,120b…増幅回路
121…発振回路
130…保護ダイオード
200…上基板
201,301…開口
300…下基板
400…電源供給回路

Claims (14)

  1. 内部に発光ダイオードが設けられた花弁と、前記花弁を支持する手切断具で切断可能な茎と、前記発光ダイオードの電極にそれぞれ接続する第1のリード線と第2のリード線とを備えた電飾造花において、
    前記第1のリード線と前記第2のリード線とは、絶縁体を介して前記茎の外面に茎長に沿って設けられ、少なくともその外表面が導電体であり、手切断具で切断可能な材料で形成されていることを特徴とする電飾造花。
  2. 前記第1のリード線と前記第2のリード線とが、絶縁材料で形成された前記茎の一部として、前記茎と一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の電飾造花。
  3. 前記第1のリード線と第2のリード線が、手切断具で切断可能な導電材料で形成されていること特徴とする請求項1又は2に記載の電飾造花。
  4. 前記導電材料が、導電性ゴム、導電性樹脂、金属線であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電飾造花。
  5. 前記茎の切断面は楕円形状であり、その長径方向の両端部に、前記第1のリード線と前記第2のリード線とが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電飾造花。
  6. 前記発光ダイオードを囲むように拡散板が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電飾造花。
  7. 前記拡散板が、開閉可能な花弁形状であることを特徴とする請求項6に記載の電飾造花。
  8. 所定の周波数の交流電圧で発光可能な手段を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電飾造花。
  9. 前記交流電圧で発光可能な手段が、前記発光ダイオードに逆方向電圧が印加された際に、前記発光ダイオードを保護する保護回路であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電飾造花。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の電飾造花に電源を供給する電飾造花用電源供給装置であって、
    前記発光ダイオードに電源を供給する電源供給回路と、
    前記茎が挿通する複数の開口を備えた上基板と、
    前記上基板から所定の離隔により設けられ、前記茎が挿通する複数の開口を備えた下基板と、
    前記上基板と前記下基板とを、所定の離隔で支持する支持材と、
    前記上基板の裏面にあって、前記開口の両端に設けられ、前記電源供給回路の出力端子に接続する第1のコイル状電極と、前記電源供給回路の他の出力端子に接続する第2のコイル状電極と
    を備えたことを特徴とする電飾造花用電源供給装置。
  11. 前記開口が楕円形であり、その両端に前記第1のコイル状電極と、第2のコイル状電極とが、前記開口の一部を埋めるように設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電飾造花用電源供給装置。
  12. 前記上基板と前記下基板との離隔の可変手段を備えたことを特徴とする請求項10又は11に記載の電飾造花用電源供給装置。
  13. 前記電源供給回路は、直流電圧を所定周期の交流パルス電圧に変換する回路であることを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載の電飾造花用電源供給装置。
  14. 請求項1から9のいずれかに記載の電飾造花と、
    請求項10から13のいずれかに記載の電飾造花用電源供給装置と
    を備えたことを特徴とする電飾造花用照明装置。
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