JP2011121496A - Steering lock device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車のステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置に関する。 The present invention relates to a steering lock device that locks rotation of a steering shaft of an automobile.
この種の従来のステアリングロック装置としては、特許文献1に開示されたものがある。このステアリングロック装置100は、図17に示すように、キーロックカラー122と、電動モータ104と、ロッキングロッド108と、振動センサ130とを備えている。
A conventional steering lock device of this type is disclosed in
キーロックカラー122は、ステアリングシャフトの一部分を覆い、ステアリングシャフトと一体になって回転することができる。また、キーロックカラー122には、溝121が設けられている。ロッキングロッド108には、複数の歯が設けられており、電動モータ104の出力歯車142と噛み合って往復運動する。そして、キーロックカラー122の溝121、および溝121と係合するロッキングロッド108の端部は、ステアリングシャフトの回転方向に対して斜めになるテーパ形状に形成されている。
The
ステアリングロック作動時には、電動モータ104が回転することによってロッキングロッド108がキーロックカラー122の方向に移動し、ロッキングロッド108の端部108cが溝121に係合する。そして、ロッキングロッド108とキーロックカラー122の溝121とが係合すると、ステアリングシャフトが回転できない施錠状態となる。逆に、ロッキングロッド108がキーロックカラー122の溝121から抜かれた状態では、キーロックカラー122及びステアリングシャフトは、回転可能な解錠状態となる。
When the steering lock is activated, the
キーロックカラー122の溝121及びロッキングロッド108の端部108cをテーパー形状にすることにより、ロッキングロッド108がキーロックカラー122の溝121と係合している状態、すなわち、ステアリングロックが作動している状態で、キーロックカラー122に回転力が加わっている場合でも、ステアリングロックの解除時に、ロッキングロッド108に溝121から抜ける方向(解錠方向)に分力が働き、容易にロッキングロッド108を引き抜くことができる。
By making the
しかしながら、テーパーの角度が大きくなると、大きな力でステアリングホイールを回転させた場合に、ロッキングロッド108に加わる解錠方向の力により、キーロックカラー122の溝121からロッキングロッド108が抜けてしまう恐れがある。このため特許文献1のステアリングロック装置100では、施錠状態でロッキングロッド108に解錠方向に力が加わったことを振動センサ130が検知した際に、電動モータ104にトルクを発生させて、施錠方向にロッキングロッド108に押力を与えている。
However, when the taper angle is increased, when the steering wheel is rotated with a large force, the
ところが、上記従来のステアリングロック装置100では、ロッキングロッド108の抜け防止を電気的に行なっているため、電気的な不具合が発生した際には、電動モータ104でロッキングロッド108を施錠方向に押付けることができないという問題があった。
However, in the conventional
そこで、本発明は、電気的な不具合に影響されることなく、高い施錠保持性能を備えつつ、優れた解錠性能を備えたステアリングロック装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a steering lock device having an excellent unlocking performance while having a high locking retention performance without being affected by an electrical failure.
上記目的を達成する請求項1の発明は、ハウジングに形成されたロック収容孔内に、ステアリングシャフトの径方向に沿ってスライド可能に挿通され、ステアリングシャフト外周に設けられた係合部と係合し、該ステアリングシャフトの回転を阻止し、ステアリングロックをするロック位置と、該ステアリングシャフトから離間し、該ステアリングシャフトの回転を許容するロック解除位置との間でスライド可能に配置されたロック部材を備えたステアリングロック装置であって、支持位置と非支持位置との間を移動自在に配置された支持部材を備え、前記ロック部材が施錠位置に保持された施錠状態では、該支持部材が支持位置に位置し、ロック位置に位置した該ロック部材の、前記ステアリングシャフトの回転方向に面した被支持部に該支持部材が近接して、該ロック部材をスライド方向に沿った状態で支持し、施錠状態を除いては、該支持部材が非支持位置へ変位し、該ロック部材から離間して、該ロック部材が前記ロック収容孔内壁に倒れかかることを許容することを特徴としている。
The invention according to
請求項2の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記支持部材は、回動軸を中心に揺動することで、支持位置と非支持位置との間を移動することを特徴としている。 A second aspect of the present invention is the steering lock device according to the first aspect, wherein the support member moves between a support position and a non-support position by swinging about a rotation shaft. It is a feature.
請求項3の発明は、請求項1、または請求項2記載のステアリングロック装置であって、前記ステアリングシャフトの前記係合部に係合する前記ロック部材の先端部分が、先端に向かって先細となるテーパー形状に形成されたことを特徴としている。 A third aspect of the invention is the steering lock device according to the first or second aspect, wherein a distal end portion of the lock member that engages with the engagement portion of the steering shaft is tapered toward the distal end. It is characterized by being formed into a tapered shape.
請求項1の発明によれば、ロック部材が施錠位置に保持された施錠状態では、支持位置に位置する支持部材が、ロック位置に位置するロック部材の被支持部に支持部材が近接して、ロック部材をスライド方向に沿った状態で支持することで、ロック部材がガタ付くことなく確実にステアリングシャフトの回動を阻止でき、高い施錠保持性能を備えることができる。
According to the invention of
また、施錠状態を除いた状態では、支持部材が非支持位置へ変位することで、ロック部材から離間して、ロック部材がロック収容孔内壁に倒れかかることを許容するので、ステアリングシャフトの回転力が加わった際には、ロック部材がロック収容孔内壁に倒れかかり、ステアリングシャフトの係合部に対してロック部材の先端部分が斜めになることで、ロック部材にロック解除位置方向への分力が働くので、電気的な補助力を必要とせずに、係合部がロック部材に噛み込むことなく、ロック部材をロック解除位置へ変位でき、優れた解錠性能を備えることができる。 Further, in a state other than the locked state, the support member is displaced to the non-support position, so that it is separated from the lock member and the lock member is allowed to fall on the inner wall of the lock receiving hole. When the lock member is applied, the lock member falls over the inner wall of the lock receiving hole, and the tip end portion of the lock member is inclined with respect to the engaging portion of the steering shaft, so that the force applied to the lock member in the unlocking position direction Therefore, without requiring an electric assisting force, the locking member can be displaced to the unlocking position without the engagement portion biting into the locking member, and excellent unlocking performance can be provided.
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、回動軸を中心に揺動することで、支持部材が支持位置と非支持位置との間を移動する構成とすることで、装置全体の構成を複雑にすることなく、高い施錠保持性能を備えつつ、優れた解錠性能を備えることができる。
According to the invention of claim 2, in addition to the effect of the invention of
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明の効果に加え、施錠状態を除いた状態で、ロック部材がロック収容孔内壁に倒れかかった際に、ステアリングシャフトの係合部に対してロック部材の先端部分の傾斜がより大きくなることで、ロック部材にロック解除位置方向への分力がより大きくなるので、さらに優れた解錠性能を備えることができる。
According to the invention of
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のステアリングロック装置1は、図1〜図15に示すように、互いに組み付けされるカバー2及びハウジング3を有し、自動車のステアリングシャフト20を収容するステアリングコラム装置Sに取付けられる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 to 15, the
ハウジング3は、図1に示すように、一方の側(図1、図3などの上側)に向かって開口する部品収容室3aが内部に形成されると共に、ステアリングコラム装置Sに跨るように配置される一対の脚部3b,3bを有している。部品収容室3aには、駆動源であるモータ4と、このモータ4の駆動によって解錠方向及び施錠方向に回転するウォームホイール5と、このウォームホイール5を介して駆動され、後述するロック本体8aに対して垂直な方向にスライドするスライド部材6と、ロック部材8を構成し、スライド部材6と係合するハンガー部材7と、ロック部材8を構成し、ハンガー部材7に連結され、先端がハウジング3の底面から出入りしてステアリングシャフト20に対して嵌合可能なロック本体8aと、ロック本体8aの倒れを規制する支持部材10と、これら構成部品の上部に配置されるプリント基板9とが収容されている。
As shown in FIG. 1, the
部品収容室3aの底部と、スライド部材6との間には、スライド部32と補助スライド部33とが設けられている。スライド部32は、後述するスライド部材6に設けられた腕部側スライド面64hと、先端側係合突部64iと、レール受部(図示せず)と、部品収容室3aの底部に設けられたガイド溝部3cとから構成されている。また、補助スライド部33は、スライド部材6に設けられた基部側補助面61aと、補助突部61bと、部品収容室3aの底部に設けられたハウジング側補助面3kと、補助溝部3mとから構成されている。
A
ガイド溝部3cは、ステアリングシャフト20の軸方向との平行なA−A線に対して所定角度α傾斜して形成され、スライド部材6の腕部64がスライド自在に収容され、ハウジング側スライド面3gと、ガイドレール部3dと、覆壁3hとを備えている。ハウジング側スライド面3gはガイド溝部3cの底部に位置し、ステアリングシャフト20の軸方向と平行な面からなる。ガイドレール部3dはハウジング側スライド面3g上にガイド溝部3cの長手方向に沿って形成され、スライド部材6のレール受部を案内する。
The
覆壁3hは、スライド部材6の移動範囲のロック解除端E2を除き、ロック端E1を含む全域で、先端側係合突部64iを覆うように設定されている。なお、ロック解除端E2の覆壁3hに覆われていない切欠部分は、先端側案内部3iとして、先端側係合突部64iが挿通可能に設定されている。
The
ハウジング側補助面3kは、ハウジング側スライド面3gに交差しつつ、スライド部材6のスライド方向に沿って面するように設定されている。また、補助溝部3mは、ハウジング側補助面3k上にスライド部材6のスライド方向に沿って延設されている。また、補助溝部3mのロック解除端には、補助溝部3mとハウジング側補助面3kとを連通する基部側案内溝3nが設けられている。
The housing side
ハウジング3は、ステアリングシャフト20の軸方向に対して垂直な方向へ延びると共に、部品収容室3aの底部からステアリングコラム装置S側に貫通するロック収容孔31を有し、ロック収容孔31は、図2に示すように、ロック本体8aが移動可能に挿入される第1長孔3eと、ハンガー部材7の一部が移動可能に挿入される第2長孔3fとから構成されている。第1長孔3eは、ステアリングコラム装置S側に位置すると共に、断面積が比較的小さく、かつステアリングシャフト20の軸方向との平行なA−A線に対して垂直な方向へ延びている。一方、第2長孔3fは、部品収容室3a側に位置すると共に、断面積が比較的大きく、かつハンガー部材7の幅方向に対して垂直な方向へ延びている。また、第1長孔3eには、部品収容室3a底部側の、ステアリングシャフト20の回転方向Rに面したロック収容壁31aの部位に、支持部材10が対向配置されている。
The
モータ4の回転軸41には、ウォームホイール5に噛み合うウォームギヤ42が固定されている。ウォームホイール5には、図1に示すように、ウォームホイール5と一体に回転する駆動ギヤ51が設けられている。
A
スライド部材6は、図1に示すように、基部61の一端から突出する腕部64と、基部61の他端に上記スライド方向へ延設され、駆動ギヤ51と噛み合うラック部65とから構成されている。また、基部61には、ハウジング側補助面3kに面する基部側補助面61aに、ハウジング側補助面3kに向かって突出し、補助溝部3m内をスライド可能に設定された補助突部61bが形成されている。
As shown in FIG. 1, the
腕部64は、スライド部材6のスライド方向へそれぞれ延びる根本部64a及び先端部64bと、これら根本部64a及び先端部64bの間に介在し、先端側に向かって次第にステアリングシャフト20の方向へ傾斜する傾斜部64c(スライド部材側の傾斜部)とから一体に構成されている。また、腕部64には、ハウジング3のハウジング側スライド面3gに面する腕部側スライド面64hに、ガイドレール部3dを跨ぐようにレール受部が、腕部64の長手方向に沿って形成されている。さらに、腕部64の先端部64bの両側面に、側方へ突出する一対の先端側係合突部64iが設けられている。また、腕部64の両側面には、後述する支持部材10と連係する一対の支持側カム部64kが設けられている。
The
スライド部材6は、ガイドレール部3dのロック端E1及びロック解除端E2の間でスライド可能に配置されており、スライド部材6がスライドする際に、ロック本体8aが傾斜部64cに沿って移動することによって、ロック本体8aがステアリングシャフト20の回転を阻止するロック位置P1とステアリングシャフト20の回転を許容するロック解除位置P2との間で変位する。なお、傾斜部64cのカバー2側の面にはスライド側解除部64dが、ハウジング3側の面にはスライド側ロック部64eがそれぞれ形成されている。
The
ハンガー部材7は、図7に示すように、断面略コ字形状を有し、内部にスライド部材6が挿通される傾斜受部71を備えた基部72と、この基部72の下端から二股状に突出する一対の腕部73,73とから構成されている。基部72の幅方向は、ガイドレール部3dに対して垂直な方向に配置され、一方、腕部73,73の幅方向は、ステアリングシャフト20の軸方向と平行に配置されている。傾斜受部71の幅方向の寸法は、スライド部材6の腕部64の幅寸法よりも少し大きく設定され、傾斜受部71の高さ方向の両縁部には、ロック部材側解除部71a(ロック部材8側のロック解除傾斜部)が、ロック部材側ロック部71b(ロック部材8側のロック傾斜部)がそれぞれ形成され、スライド部材6の傾斜部64cと同様の傾斜角度で傾斜している。なお、傾斜受部71のカバー2側の縁(図7の上側面)にロック部材側解除部71aが、傾斜受部71のハウジング3側の縁(図7の下側面)にロック部材側ロック部71bがそれぞれ形成されている。なお、ロック本体8aがロック位置に位置した状態で、傾斜受部71がロック収容孔31を構成するロック収容壁(ロック収容孔31の内壁)31aに覆われ、ロック収容孔31内に埋設されるようにハンガー部材7とロック本体8aは設定されている。
As shown in FIG. 7, the
また、腕部73,73の間の底の部分には、巻バネ78の一端を受け入れるバネ座用突起79が形成されている。
A
ロック本体8aの一端には、図1、図7に示すように、ハンガー部材7の方向(図1の上方)へ突出する連結部81が形成され、略凸字形状を備えている。連結部81には、ロック本体8aがスライドする方向(図1、図7の上下方向)に沿った長孔からなる連結孔82が形成されている。連結部81のカバー2側の端部(図1、図7の上端)には、巻バネ78の他端を受け入れるバネ座用穴85が形成されている。また、ロック本体8aの先端部分となるステアリングシャフト20側の端部は、断面略長方形の略角棒状に形成されている。一対の腕部73,73と連結部81とは、連結ピン84が腕部73,73の上端を貫通しつつ、連結部81の連結孔82に挿通されることで、連結されている。なお、連結ピン84の軸径は、連結孔82内を移動可能な寸法に設定され、ロック本体8aを揺動可能に、且つロック部材8が伸縮可能に構成されている。
As shown in FIGS. 1 and 7, a connecting
支持部材10は、図1、図4に示すように、2枚の板状部材11と、付勢手段(図示せず)とで構成されている。各板状部材11は、平板状の支持板部11aと、支持板部11aの板面に沿って設定された支持軸(回動軸)11bと、支持板部11aの縁部から突出する連係腕部11cとを備えている。板状部材11,11は、支持軸11bを中心に揺動することで、支持位置と非支持位置との間を移動自在に、第1長孔3eの、ステアリングシャフト20の回転方向Rに面したロック収容壁31aの部位に、対向して配置されている。なお、支持位置では、ロック位置に位置したロック本体8aの、ステアリングシャフト20の回転方向Rに面した被支持部8bに支持部材10が近接して、ロック本体8aをスライド方向(図1、図4の上下方向)に沿った状態で支持し、非支持位置では、ロック本体8aから離間して、ロック本体8aが第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかることを許容する。付勢手段は、板状部材11を非支持位置側から支持位置側へ向かって付勢保持している。
As shown in FIGS. 1 and 4, the support member 10 includes two plate-
次に、上記ステアリングロック装置1の組立て手順を説明する。まず、板状部材11,11を非支持位置へ移動させ、板状部材11,11を部品収容室3aの第1長孔3e縁部に配設する。板状部材11,11を配設する際に、付勢手段を部品収容室3aと板状部材11,11の間に介設し、板状部材11,11を非支持位置側から支持位置へ向かって付勢保持する。
Next, the assembly procedure of the
次いで、ロック本体8aのバネ座用穴85とハンガー部材7のバネ座用突起79に巻バネ78を配置しつつ、ハンガー部材7の一対の腕部73,73間に、ロック本体8aの連結部81を挿入し、連結ピン84を腕部73,73の上端に貫通しつつ、連結部81の連結孔82に挿通し、ハンガー部材7とロック本体8aとを連結する。このようにしてスライド部材6、ハンガー部材7及びロック本体8aを組立ててハウジング3の部品収容室3aに収容すると共に、ロック本体8a及びハンガー部材7の連結部分をハウジング3の第2長孔3fを介して第1長孔3eに挿入し、ハンガー部材7の基部72を第2長孔3fに挿入する。また同時に、先端側係合突部64iを先端側案内部3iを通じてガイド溝部3c内に嵌入して、スライド部材6の腕部64をガイド溝部3cに配設しつつ、基部61の補助突部61bを基部側案内溝3nを通じて補助溝部3mに配置する。
Next, the winding
次いで、ハウジング3の部品収容室3a内の所定箇所に、ウォームホイール5を配設して駆動ギヤ51をスライド部材6のラック部65と噛み合わせると共に、ウォームホイール5の近傍にモータ4を配設して回転軸41のウォームギヤ42をウォームホイール5と噛み合わせる。次いで、部品収容室3a内の上部に、プリント基板9を配置して配線を行い、プリント基板9を部品収容室3a内でネジ止めした後、ハウジング3にカバー2を装着することによって部品収容室3aを覆う。
Next, the
このようにしてステアリングロック装置1を組立てた後、一対の脚部3b,3bがステアリングコラム装置Sに跨る状態でステアリングロック装置1をステアリングコラム装置Sに装着する。
After the
次に、上記ステアリングロック装置1の動作を説明する。図2〜図7に示すロック本体8aの施錠時には、スライド部材6はガイドレール部3dのロック端E1側に位置し、スライド部材6の先端部64b及び傾斜部64cがハンガー部材7の傾斜受部71と係合するので、ハンガー部材7と連結されるロック本体8aがロック位置P1に位置し、すなわち、ロック本体8aがハウジング3の底面から突出してステアリングシャフト20の係合溝(係合部)21に嵌合する。その結果、ステアリングシャフト20の回転が阻止されるので、自動車が操縦不能な状態に保たれる。
Next, the operation of the
ロック本体8aが施錠位置に保持された施錠状態では、支持部材10の連係腕部11cが支持部材10の付勢手段によって支持位置に保持される。これにより、ロック位置に位置したロック本体8aの、ステアリングシャフト20の回転方向Rに面した被支持部8bに支持部材10が近接して、ロック本体8aをスライド方向に沿った状態で支持する。
In the locked state in which the
次いで、解錠信号の出力によってモータ4の解錠方向へ稼働すると、回転軸41、ウォームギヤ42及びウォームホイール5を介して駆動ギヤ51によってラック部65が駆動されるので、スライド部材6がハウジング3のガイドレール部3dに沿ってロック端E1側からロック解除端E2の方向への移動を開始する。これに伴って、図8〜図11に示すように、支持側カム部64kもロック解除端E2側へ移動することで、支持側カム部64kによって、支持部材10が非支持位置へ変位し、ロック部材8から離間して、ロック本体8aが第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかることを許容する。そして、ロック本体8aが倒れかかることを許容された後で、スライド部材6のスライド側解除部64dがハンガー部材7のロック部材側解除部71aと当接係合した状態で、傾斜部64cに沿ってハンガー部材7が移動することによって、ロック本体8aが連動してステアリングシャフト20から離れる方向に変位する。
Next, when the motor 4 is operated in the unlocking direction by the output of the unlocking signal, the
次いで、モータ4が解錠方向へさらに回転すると、図12〜図15に示す解錠状態となり、ロック本体8aがハウジング3内に後退してロック解除位置P2に変位し、ステアリングシャフト20の回転が許容されるので、自動車が操縦可能な状態にある。
Next, when the motor 4 further rotates in the unlocking direction, the unlocked state shown in FIGS. 12 to 15 is obtained, the
次いで、施錠信号の出力によって再びロック状態に戻る際、モータ4の駆動によってウォームホイール5が施錠方向に回転すると、スライド部材6に追従してロック本体8aがロック位置P1へ変位する。このとき、ハンガー部材7及びロック本体8aは、第1巻きバネによってカバー2側からステアリングコラム装置S側へ付勢されると共に、ロック本体8aは、上記方向へ巻バネ78によっても付勢されている。これに伴って、スライド部材6のスライド側ロック部64eがハンガー部材7のロック部材側ロック部71bと当接係合した状態で、傾斜部64cに沿ってハンガー部材7が移動することによって、ロック本体8aが連動してステアリングシャフト20に向かって変位する。その結果、ロック本体8aがステアリングシャフト20の係合溝21に嵌合してステアリングシャフト20の回転が阻止されるので、自動車が操縦不能な状態となる。このとき、例えば、ロック本体8aがステアリングシャフト20の係合溝21ではなく係合溝21の間の外周部に当接した場合、その後、ステアリングシャフト20が回転したとき、巻バネ78の付勢によってロック本体8aがステアリングシャフト20の係合溝21に嵌合するので、ステアリングシャフト20の回転が阻止される。
Next, when returning to the locked state again by the output of the locking signal, when the
また、ロック本体8aがステアリングシャフト20の係合溝21に嵌合した後も、スライド部材6は、ロック端E1へ変位を続ける。そして、スライド部材6は、ロック端E1へ変位を続けることで、支持部材10の連係腕部11cが支持部材10の付勢手段によって支持位置に変位、保持される。これにより、ロック位置に位置したロック本体8aの、ステアリングシャフト20の回転方向Rに面した被支持部8bに支持部材10が近接して、ロック本体8aをスライド方向に沿った状態で支持する。
Further, even after the
以上、本発明では、ロック部材8が施錠位置に保持された施錠状態では、支持位置に位置する板状部材11,11が、ロック位置に位置するロック本体8aの被支持部8bに板状部材11,11が近接して、ロック本体8aをスライド方向に沿った状態で支持することで、ロック本体8aがガタ付くことなく確実にステアリングシャフト20の回動を阻止でき、高い施錠保持性能を発揮することができる。
As described above, in the present invention, in the locked state in which the
また、施錠状態を除いた状態では、板状部材11,11が非支持位置へ変位することで、ロック本体8aから離間して、ロック本体8aが第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかることを許容するので、ステアリングシャフト20の回転力が加わった際には、ロック本体8aが第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかり、ステアリングシャフト20の係合溝21に対してロック本体8aの先端部分が斜めになることで、ロック本体8aにロック解除位置方向への分力が働くので、電気的な補助力を必要とせずに、係合溝21がロック本体8aに噛み込むことなく、ロック本体8aをロック解除位置へ変位でき、優れた解錠性能を発揮することができる。
In the state excluding the locked state, the plate-
さらに、支持軸11bを中心に揺動することで、板状部材11,11が支持位置と非支持位置との間を移動する構成とすることで、装置全体の構成を複雑にすることなく、高い施錠保持性能を備えつつ、優れた解錠性能を備えることができる。
Furthermore, by swinging around the
なお、支持部材10が倒れかかるロック本体8aを支持する構成としては、本実施形態の構成に限らず、支持部材が支持位置と非支持位置との間を移動可能に配置され、ロック本体8aの倒れかかる力を充分に支えられる構成であれば、種々の構成を適用することが可能である。
The configuration for supporting the lock
たとえば、本実施形態では、ロック本体8aの被支持部8bに対して、支持部材10が直交するように近接、支持し、施錠状態でステアリングシャフト20を回動しようとして、ロック本体8aに第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかる力が作用した際に、支持部材10は、倒れかかる力を支持軸11b、あるいは支持軸11bの背面側11dでハウジング3に当接し、ロック本体8aを支える構成となっているが、ロック本体8aの被支持部8bに対して、支持部材10が斜めに近接、支持するように設定し、揺動方向に面した面11eでハウジング3に当接し、ロック本体8aを支える構成としてもよい。
For example, in the present embodiment, the
また、支持部材10が倒れかかるロック本体8aを支持する構成としては、本実施形態のような支持部材10を回動させることで、支持位置と非支持位置との間を変位可能とする構成以外にも、支持部材を直線的にスライドさせることで、支持位置と非支持位置との間を変位可能とする構成としても良い。
Moreover, as a structure which supports the lock
また、本実施形態では、支持部材10が2つの部材で構成されているが、断面コ字形状の部材がロック本体8aを挟み込むようにして、ロック本体8aと第1長孔3eとの間に挿入され、支持する構成としても良い。
Further, in the present embodiment, the support member 10 is composed of two members, but a member having a U-shaped cross section sandwiches the
図16は、本実施形態の別態様を示している。なお、図16において前述した図1〜図15に示すものと同様の構成には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。 FIG. 16 shows another aspect of this embodiment. In FIG. 16, the same components as those shown in FIGS. 1 to 15 described above are denoted by the same reference numerals and detailed description thereof is omitted.
上記実施形態のロック本体8aは、断面略長方形の略角棒状に形成されているが、本態様では、ステアリングシャフト20の係合溝21に係合するロック本体8aの先端部分8cを先端に向かって先細となるテーパー形状とした点が異なる。
The lock
本態様の構成とすることで、解錠動作を開始し、ロック本体8aが第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかった際に、ステアリングシャフト20の係合溝21に対してロック本体8aの先端部分8cの傾斜がより大きくなる。これにより、施錠状態でステアリングシャフト20が回転した際には、係合溝21に係合する先端部分8cの傾斜が小さいので、ロック本体8aにかかるロック解除位置方向への分力が小さく、充分な施錠保持性能を発揮するとともに、解錠動作を開始し、ロック本体8aが第1長孔3eのロック収容壁31aに倒れかかることで、ロック本体8aにかかるロック解除位置方向への分力がより大きくなるので、さらに優れた解錠性能を備えることができる。
With this configuration, when the unlocking operation is started and the lock
1…ステアリングロック装置
3…ハウジング
8a…ロック本体(ロック部材)
8b…被支持部
8c…先端部分
10…支持部材
11b…支持軸(回動軸)
20…ステアリングシャフト
21…係合溝(係合部)
31…ロック収容孔
31a…ロック収容壁(ロック収容孔内壁)
R…回転方向
DESCRIPTION OF
8b ... supported
20 ... steering
31 ... lock
R: Direction of rotation
Claims (3)
支持位置と非支持位置との間を移動自在に配置された支持部材を備え、
前記ロック部材が施錠位置に保持された施錠状態では、該支持部材が支持位置に位置し、ロック位置に位置した該ロック部材の、前記ステアリングシャフトの回転方向に面した被支持部に該支持部材が近接して、該ロック部材をスライド方向に沿った状態で支持し、
施錠状態を除いては、該支持部材が非支持位置へ変位し、該ロック部材から離間して、該ロック部材が前記ロック収容孔内壁に倒れかかることを許容することを特徴とするステアリングロック装置。 A lock housing hole formed in the housing is slidably inserted along the radial direction of the steering shaft, engages with an engagement portion provided on the outer periphery of the steering shaft, prevents rotation of the steering shaft, and steers A steering lock device comprising a lock member slidably disposed between a lock position for locking and a lock release position spaced apart from the steering shaft and allowing rotation of the steering shaft,
A support member arranged to be movable between a support position and a non-support position;
In the locked state in which the lock member is held at the lock position, the support member is positioned at the support position, and the support member is positioned on the supported portion of the lock member positioned at the lock position and facing the rotation direction of the steering shaft. Are close to each other and support the locking member in a state along the sliding direction,
Except for the locked state, the steering lock device is characterized in that the support member is displaced to the non-support position, separated from the lock member, and allowed to fall on the inner wall of the lock receiving hole. .
前記支持部材は、回動軸を中心に揺動することで、支持位置と非支持位置との間を移動することを特徴とするステアリングロック装置。 The steering lock device according to claim 1,
The steering lock device, wherein the support member moves between a support position and a non-support position by swinging about a rotation shaft.
前記ステアリングシャフトの前記係合部に係合する前記ロック部材の先端部分が、先端に向かって先細となるテーパー形状に形成されたことを特徴とするステアリングロック装置。 The steering lock device according to claim 1 or 2,
A steering lock device, wherein a tip portion of the lock member that engages with the engaging portion of the steering shaft is formed in a tapered shape that tapers toward the tip.
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- 2009-12-11 JP JP2009281441A patent/JP2011121496A/en active Pending
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