JP2011120404A - 絶縁用防護管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】絶縁用防護管1は、電線を被覆するように円筒状に形成され、軸方向に沿って切れ目を有した内側被覆管10と、内側被覆管10を被覆するように円筒状に形成され、軸方向に沿って切れ目を有した外側被覆管20と、外側被覆管20とその外側被覆管20に被覆された内側被覆管10との間に位置し、外側被覆管20と同心状となるように、かつ外側被覆管20に対して相対的に回動自在となるように内側被覆管10を支持する回動支持機構を備えている。つまり、絶縁用防護管1では、外側被覆管20に収容された内側被覆管10により電線を被覆すると共に、外側被覆管20に対して内側被覆管10が回動される。
【選択図】図1
Description
その絶縁用防具としては、ゴム材料により筒状に形成され、かつ拡開自在な切れ目を有した防護管(例えば、特許文献1参照)や、絶縁材料によってシート状に形成された絶縁用シート(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の防護管や特許文献2に記載の絶縁用シートを絶縁用防具として用いる場合、取付作業にて、防護管の上から絶縁用シートを巻き付けたり、ゴム紐などで固定したりと複数の作業をしなければならず、取付作業に手間が掛かり、取付作業に要する時間が長くなるという問題があった。
その本発明の絶縁用防護管は、可撓性を有した絶縁材料を用いて、電線の外径よりも大きな内径を有した円筒状に形成され、かつ拡開自在な切れ目を有した内側被覆管と、可撓性を有した絶縁材料を用いて、内側被覆管の外径よりも大きな内径を有した円筒状に形成され、かつ拡開自在な切れ目を有した外側被覆管と、外側被覆管とその外側被覆管に収容された内側被覆管との間に位置し、外側被覆管と同心状となるように、かつ外側被覆管に対し相対的に回動自在となるように内側被覆管を支持する回動支持部とを備える。
このように回動支持部が配置された本発明の絶縁用防護管によれば、回動支持部を必要以上に設けることなく、外側被覆管を支持することができる。
また、本発明の絶縁用防護管における回動支持部は、請求項3に記載のように、内側被覆管、または外側被覆管の少なくともいずれか一方に一体に形成されていても良い。
このように構成された回動支持部では、その回動支持部を構成する突条の外周面を外側被覆管が摺動することになる。すなわち、このような回動支持部を有した絶縁用防護管によれば、外側被覆管と回動支持部との接触面積が狭いため、外側被覆管をスムーズに回動させることができる。
この結果、本発明の絶縁用防護管によれば、内側被覆管が外側被覆管に対して回動することを防止でき、当該絶縁用防護管が、電線に取り付けられた後、電線から脱落することを防止できる。
図1は、本発明が適用され、活線作業時に架空電線に取り付けて使用される絶縁用防護管の概略構成を示した斜視図である。
〈絶縁用防護管全体の構成〉
図1に示すように、絶縁用防護管1は、架空電線(以下、単に電線と称す)を被覆するように円筒状に形成され、軸方向に沿って切れ目を有した内側被覆管10と、内側被覆管10を被覆するように円筒状に形成され、軸方向に沿って切れ目を有した外側被覆管20とを備えている。さらに、絶縁用防護管1は、外側被覆管20とその外側被覆管20に被覆(収容)された内側被覆管10との間に位置し、外側被覆管20と同心状となるように、かつ外側被覆管20に対して相対的に回動自在となるように内側被覆管10を支持する回動支持機構を備えている。
〈内側被覆管の構成〉
次に、内側被覆管10について説明する。
内側被覆管10は、被覆管本体11と、挿入案内部15と、回動支持部16とを備え、これらの各部11,15,16が、可撓性を有した絶縁材料(例えば、ポリエチレン)によって一体に成形されている。
その被覆管本体11に形成された切れ目を形成する各端縁から、外方向に突出した一対の帯板状の突出片15a,b(図3参照)が挿入案内部15として備えられている。すなわち、挿入案内部15は、周方向に沿ったの断面形状が「ハ」の字形となるように、切れ目の各端縁から突出した突出片15a,bからなる。
〈外側被覆管の構成〉
次に、外側被覆管20の構成について説明する。
外側被覆管20は、被覆管本体22と、挿入案内部24とを備え、可撓性を有した絶縁材料(例えば、ポリエチレン)によって一体に成形されている。
その被覆管本体22に形成された切れ目を形成する各端縁から、外方向に突出した一対の帯板状の突出片24a,bが挿入案内部24として備えられている。すなわち、挿入案内部24は、周方向に沿ったの断面形状が「ハ」の字形となるように、切れ目の各端縁から突出した突出片24a,bからなる。
〈使用例〉
次に、絶縁用防護管1の使用例、即ち、活線作業において電線への取付作業を実施する場合について説明する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態の絶縁用防護管1によれば、内側被覆管10内に電線を挿入した後、内側被覆管10を回転させるだけで、活線作業時に達成されるべき二重防護を実現できる。言い換えれば、本実施形態における絶縁用防護管1によれば、従来の絶縁用防具と異なり、電線に防護管を取り付けた後、絶縁シートを巻きつけたり、ゴム紐などで固定したりする必要が無くなる。
これらの結果、本実施形態の絶縁用防護管1によれば、電線に対して二重に防護することで絶縁性(即ち、活線作業時の安全性)を確保しつつも、取付作業に要する手間を軽減することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
そして、上記実施形態の絶縁用防護管1では、回動支持部16の配設位置を、内側被覆管10における軸方向の両端部としたが、回動支持部16の配設位置は、これに限るものではく、例えば、内側被覆管10の周方向及び軸方向に沿って螺旋状に配置されていても良いし、軸方向に沿って等間隔に配置されていても良い。
Claims (8)
- 活線作業時に電線に取り付けられる絶縁用防護管であって、
可撓性を有した絶縁材料を用いて、前記電線の外径よりも大きな内径を有した円筒状に形成され、かつ拡開自在な切れ目を有した内側被覆管と、
可撓性を有した絶縁材料を用いて、前記内側被覆管の外径よりも大きな内径を有した円筒状に形成され、かつ拡開自在な切れ目を有した外側被覆管と、
前記外側被覆管とその外側被覆管に収容された前記内側被覆管との間に位置し、前記外側被覆管と同心状となるように、かつ前記外側被覆管に対し相対的に回動自在となるように前記内側被覆管を支持する回動支持部と
を備えることを特徴とする絶縁用防護管。 - 前記回動支持部は、
前記内側被覆管または前記外側被覆管の軸方向における両端部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の絶縁用防護管。 - 前記回動支持部は、
前記内側被覆管、または前記外側被覆管の少なくともいずれか一方に一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の絶縁用防護管。 - 前記回動支持部は、
前記内側被覆管の外表面に、周方向に沿って形成された突条からなることを特徴とする請求項3に記載の絶縁用防護管。 - 前記内側被覆管、及び前記外側被覆管それぞれは、
前記切れ目を形成する各端縁から外方向に延設された一対の突出片からなる挿入案内部
を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の絶縁用防護管。 - 前記内側被覆管は、
一方の端部に形成された凹部、及び他方の端部に形成され、前記凹部に挿嵌可能な形状を有する凸部からなる固定機構を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の絶縁用防護管。 - 前記外側被覆管は、
周方向に沿って、帯状の開口を有した開口部を備え、
前記内側被覆管は、
前記開口を貫通するように外表面から径方向へと突出した棒状の操作レバー部を備え、
前記開口部および前記操作レバー部は、
前記操作レバー部が、前記開口の一端に位置している時には、前記内側被覆管及び前記外側被覆管の両切れ目の位置が一致し、前記開口の他端に位置している時には前記内側被覆管及び前記外側被覆管の両切れ目の位置が不一致となるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の絶縁用防護管。 - 前記開口部は、
前記内側被覆管及び前記外側被覆管の両切れ目の位置が不一致となる前記開口の端部に位置している前記操作レバー部がその位置している状態に保持されるように、前記操作レバー部を係止する係止爪を備えることを特徴とする請求項7に記載の絶縁用防護管。
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