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JP2011119500A - センサ装置およびその製造方法 - Google Patents

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JP2011119500A JP2009276246A JP2009276246A JP2011119500A JP 2011119500 A JP2011119500 A JP 2011119500A JP 2009276246 A JP2009276246 A JP 2009276246A JP 2009276246 A JP2009276246 A JP 2009276246A JP 2011119500 A JP2011119500 A JP 2011119500A
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Abstract

【課題】センシング部を露出させるようにセンサチップの一端側をモールド樹脂で封止して、センサチップを基板に片持ち支持させたときに、モールド樹脂によってセンサチップに加わる応力を低減しつつ、センシング部における樹脂バリの発生を防止する。
【解決手段】センサチップ20の一端側を基板10の一面11に支持させ、これをモールド樹脂30によって封止し、センシング部21が位置する他端側をモールド樹脂30より露出させるとともに、センサチップ20の一端側は、モールド樹脂30による応力を緩和する応力緩和樹脂70を介してモールド樹脂30で封止されており、さらに、応力緩和樹脂70のうちモールド樹脂30の外側のはみ出し部70aは、樹脂成形時に金型200に密着し金型200から荷重を受けることで、応力緩和樹脂70のうちモールド樹脂30の内部に位置する部位よりも薄いものとなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、センシング部を有するセンサチップを、基板の一面に搭載し、これらを金型により成形されたモールド樹脂で封止してなるセンサ装置、および、そのようなセンサ装置の製造方法に関する。
従来より、この種のセンサ装置としては、一般に、リードフレームなどの基板の一面に、検出用のセンシング部を有するセンサチップを搭載し、このものを金型に投入して樹脂成形を行うことにより、これら基板およびセンサチップをモールド樹脂で封止したものが提案されている。そして、このようなセンサ装置としては具体的には、加速度センサや圧力センサ、流量センサなどが挙げられる。
ここで、センサチップとしては、近年の電子機器の小型化や高密度化のニーズに伴い、シリコンチップによりなるものが用いられてきている。そして、そのセンサチップのセンシング部をモールド樹脂より露出させた構造とすることにより、例えば圧力や空気流量の測定を行うようにしている。
この場合、センシング部はその周囲応力により変動しやすいため、センサチップには極力、応力をかけないようにすることが必要である。具体的な応力としては、モールド樹脂の膨張・収縮による応力が挙げられる。この応力は、センサチップとモールド樹脂との熱膨張係数差に起因するものである。そして、このモールド樹脂による応力がセンサチップに加わるため、当該応力を緩和して低減することが必要である。
ここで、従来では、センサチップの全体を基板に支持させるとともに、センサチップの一部をモールド樹脂より露出させた状態で、センサチップをモールド樹脂で封止してなるセンサ装置が提案されている(特許文献1参照)。そして、このものでは、センサチップの側面に緩衝材リングを設けてモールド樹脂による応力を緩和するようにしている。
特開平10−19734号公報
本発明者は、モールド樹脂による応力の低減を目的として、センシング部を露出させる構造として、上記特許文献1のようなセンサチップ全体を基板に支持する構造ではなく、モールド樹脂による片持ち支持構造について検討を行った。
この片持ち支持構造は、センサチップのうちセンシング部から外れた一端側を基板の一面に支持させるとともにセンサチップの他端側を基板とは非接触とした状態で、センサチップの一端側を、基板とともにモールド樹脂によって封止することにより、センサチップの一端側を基板に固定するものである。
それにより、センサチップにおいてモールド樹脂で封止されている一端側よりも他端側の部位は、モールド樹脂より露出し、当該他端側の部位に設けられているセンシング部もモールド樹脂より露出する。
このような構造によれば、センサチップのうちモールド樹脂に封止されている部分を極力少なくすることができ、当該構造は、上記したモールド樹脂による応力の低減には好ましいものであるが、やはり、当該応力の影響を排除するためには、上記特許文献1のような当該応力を緩和する何らかの対策が必要となってくる。
ここで、上記特許文献1について検討すると、この緩衝材リングの場合は、センサチップの種類毎に、形状の異なる緩衝材リングを作製しなければいけないことや、センサチップと緩衝材リングとの間に隙間ができないように、緩衝材リングの寸法精度も高いものが要求されるため、結果的にコストが高くなってしまう。また、この緩衝材リングはセンサチップの側面を取り囲むものであるため、上記した片持ち支持構造に適用することは難しい。
さらに、上記特許文献1では、モールド樹脂より露出するセンサチップの部分を金型で直接押さえ付けて、モールド樹脂の成形を行うようにしているため、センサチップひいてはセンシング部の損傷が懸念される。
ここで、上記片持ち支持構造の場合、センサチップの一端側をモールド樹脂で封止し他端側をモールド樹脂より露出させるためには、センサチップのうち封止される一端側と露出する他端側との間の部分に金型を密着させ、当該他端側へモールド樹脂が回り込まないようにして樹脂成形を行う必要がある。
この場合に、上記特許文献1のようなセンサチップに直接、金型を押し付ける方法を採用すると、強く押さえれば密着性は確保されるけれども、センサチップへのダメージが懸念される。だからといって、金型の荷重を弱めれば、センサチップと金型との密着が不十分となり、センサチップにおいて露出させたい他端側のセンシング部にモールド樹脂が回り込んでしまい、不要な樹脂バリが発生してしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、センシング部を有するセンサチップを、基板の一面に搭載し、これらを金型により成形されたモールド樹脂で封止してなるセンサ装置において、センシング部を露出させるようにセンサチップの一端側をモールド樹脂で封止して、センサチップを基板に片持ち支持させたときに、モールド樹脂によってセンサチップに加わる応力を低減しつつ、センシング部における樹脂バリの発生を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、センサチップ(20)の一端側を基板(10)の一面(11)に支持させるとともにセンサチップ(20)の他端側を基板(10)とは非接触とした状態で、センサチップ(20)の一端側を、基板(10)とともにモールド樹脂(30)によって封止することにより、センサチップ(20)の一端側が基板(10)に固定されており、
センサチップ(20)においてモールド樹脂(30)で封止されている一端側よりも他端側の部位は、モールド樹脂(30)より露出するとともに、当該他端側の部位にセンシング部(21)が設けられており、
センサチップ(20)の一端側には、モールド樹脂(30)による応力を緩和し当該応力がセンサチップ(20)に加わるのを抑制する応力緩和樹脂(70〜72)が配置され、この応力緩和樹脂(70〜72)を介してセンサチップ(20)の一端側はモールド樹脂(30)に封止されており、
さらに、応力緩和樹脂(70〜72)は、センサチップ(20)の一端側のうちモールド樹脂(30)の内部に位置する部位からモールド樹脂(30)の外部に位置する部位に渡って連続して設けられることにより、応力緩和樹脂(70〜72)のうちモールド樹脂(30)の外側にはみ出して位置する部分がはみ出し部(70a)とされており、
応力緩和樹脂(70〜72)のはみ出し部(70a)は、モールド樹脂(30)の成形時に金型(200)に密着し金型(200)から荷重を受けることで、応力緩和樹脂(70〜72)のうちモールド樹脂(30)の内部に位置する部位よりも薄いものとなっていることを特徴とする。
それによれば、センサチップ(20)の一端側をモールド樹脂(30)で封止し、この封止部よりも他端側にセンシング部(21)を位置させてセンシング部(21)をモールド樹脂(30)より露出させることで、センサチップ(20)が基板(10)に片持ちされる状態となる。そして、モールド樹脂(30)によってセンサチップ(20)に加わる応力は、モールド樹脂(30)とセンサチップ(20)との間に介在する応力緩和樹脂(70〜72)によって緩和される。
また、応力緩和樹脂(70〜72)のはみ出し部(70a)は、モールド樹脂(30)の成形時には、金型(200)が押し付けられて密着する部位であり、金型(200)からの荷重を受けて潰れて薄くなっているが、それゆえ、当該成形時には、金型(200)とセンサチップ(20)との隙間が無い状態が実現され、センサチップ(20)の他端側へのモールド樹脂(30)のはみ出し、いわゆる樹脂バリの発生が防止される。
よって、本発明によれば、センシング部(21)を有するセンサチップ(20)を、基板(10)の一面(11)に搭載し、これらを金型(200)により成形されたモールド樹脂(30)で封止してなるセンサ装置において、センシング部(21)を露出させるようにセンサチップ(20)の一端側をモールド樹脂(30)で封止して、センサチップ(20)を基板(10)に片持ち支持させたときに、モールド樹脂(30)によってセンサチップ(20)に加わる応力を低減しつつ、センシング部(21)における樹脂バリの発生を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のセンサ装置において、センサチップ(20)は両板面の一方を一面(20a)、他方を他面(20b)とする板状のチップであって、その一面(20a)を基板(10)の一面(11)に対向させた状態で基板(10)の一面(11)に搭載されており、
応力緩和樹脂(70〜72)は、センサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)に配置され、応力緩和樹脂(70〜72)を介してセンサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)が、モールド樹脂(30)に封止されており、
さらに、応力緩和樹脂(70〜72)は、センサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)のうちモールド樹脂(30)の内部に位置する部位からモールド樹脂(30)の外部に位置する部位に渡って連続して設けられることにより、応力緩和樹脂(70〜72)のうちモールド樹脂(30)の外側にはみ出して位置する部分がはみ出し部(70a)とされていることを特徴とする。
それによれば、センサチップ(20)の側面(20c)だけでなく、より広い他面(20b)も応力緩和樹脂(70〜72)を介してモールド樹脂(30)に封止されており、センサチップ(20)のうちモールド樹脂(30)と接触する実質的にすべての面にて、応力緩和樹脂(70〜72)が介在するので、モールド樹脂(30)による応力の緩和の点で効果的である。
さらに、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のセンサ装置において、センサチップ(20)における基板(10)の一面(11)に接して基板(10)に支持されている部分のうちセンサチップ(20)の一端寄りに位置する部位は、モールド樹脂(30)の内部に位置し、当該基板(10)に支持されている部分のうちセンサチップ(20)の他端寄りに位置する部位は、モールド樹脂(30)の外側に位置しており、応力緩和樹脂(70〜72)のはみ出し部(70a)は、センサチップ(20)における当該基板(10)に支持されている部分のうちセンサチップ(20)の他端寄りに位置する部位に設けられていることを特徴とする。
それによれば、応力緩和樹脂(70〜72)を金型(200)で押さえ、これをつぶすように荷重をかけたときに、センサチップ(20)のうち金型(200)の直下に位置する部位は、基板(10)に支持されているので、当該荷重を安定してかけることができ、センサチップ(20)の傾きなどが防止される。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1に記載のセンサ装置において、センサチップ(20)は両板面の一方を一面(20a)、他方を他面(20b)とする板状のチップであって、その一面(20a)を基板(10)の一面(11)に対向させた状態で基板(10)の一面(11)に搭載されており、
応力緩和樹脂(70〜72)は、センサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の一面(20a)、他面(20b)および側面(20c)に渡ってセンサチップ(20)を取り巻くように連続して配置され、
センサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)は、応力緩和樹脂(70〜72)を介してモールド樹脂(30)に封止されており、
センサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の一面(20a)は応力緩和樹脂(70〜72)を介して基板(10)の一面(11)に接しており、
応力緩和樹脂(70〜72)は、センサチップ(20)の一端側におけるセンサチップ(20)の一面(20a)、他面(20b)および側面(20c)のうちモールド樹脂(30)の内部に位置する部位からモールド樹脂(30)の外部に位置する部位に渡って連続して設けられることにより、応力緩和樹脂(70〜72)のうちモールド樹脂(30)の外側にはみ出して位置する部分がはみ出し部(70a)とされていることを特徴とする。
それによれば、センサチップ(20)のうち基板(10)の一面(11)に接して基板(10)に支持されている部分を、応力緩和樹脂(70〜72)で取り巻くことで、当該部分の外側の材料構成が上下左右対称になるため、上記応力の発生をさらに低減することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のセンサ装置において、モールド樹脂(30)は熱硬化性樹脂であり、応力緩和樹脂(70〜72)はモールド樹脂(30)の硬化温度にて軟化する樹脂であることを特徴とする。
それによれば、モールド樹脂(30)の成形時に、応力緩和樹脂(70〜72)のはみ出し部(70a)が、金型(200)からの荷重を受けて潰れて薄くなりやすく、当該成形時における金型(200)とセンサチップ(20)との隙間が無い状態を好適に実現することができる。
請求項6に記載の発明は、検出用のセンシング部(21)を有するセンサチップ(20)を基板(10)の一面(11)に搭載し、基板(10)およびセンサチップ(20)を封止するように、モールド樹脂(30)を金型(200)により成形してなるセンサ装置を製造するセンサ装置の製造方法において、次のような点を特徴とするものである。
・モールド樹脂(30)の成形工程は、センサチップ(20)においてセンシング部(21)から外れた一端側を基板(10)の一面(11)に支持させるとともにセンサチップ(20)の他端側を基板(10)とは非接触とした状態で、センサチップ(20)の一端側を、基板(10)とともにモールド樹脂(30)で被覆するように、モールド樹脂(30)の封止を行うことにより、センサチップ(20)の一端側を基板(10)の一面(11)に固定するとともに、センサチップ(20)においてモールド樹脂(30)で封止されている一端側よりも他端側の部位を、モールド樹脂(30)より露出させることでセンシング部(21)をモールド樹脂(30)より露出させるようにするものであること。
・モールド樹脂(30)の成形工程の前に、センサチップ(20)の一端側に、モールド樹脂(30)による応力を緩和し当該応力がセンサチップ(20)に加わるのを抑制する応力緩和樹脂(70〜72)を設けること。
・さらに、モールド樹脂(30)の成形工程では、応力緩和樹脂(70〜72)のうちセンサチップ(20)の他端寄りに位置する部位に金型(200)を密着させ、金型(200)から当該部位に荷重をかけながら当該部位を金型(200)で押さえ付けた状態で、応力緩和樹脂(70〜72)のうちセンサチップ(20)の一端寄りに位置する部位をモールド樹脂(30)で封止するようにしたこと。本発明の製造方法はこれらの点を特徴としている。
本製造方法は、請求項1のセンサ装置を適切に製造するものであり、作用効果は請求項1と同様である。
さらに、請求項7に記載の発明では、請求項6に記載のセンサ装置の製造方法において、応力緩和樹脂(70〜72)のうちセンサチップ(20)の他端寄りに位置する部位に金型(200)を密着させるときに、金型(200)とセンサチップ(20)の他端側とは非接触とすることを特徴としている。
このようにすることで、モールド樹脂(30)より露出すべきセンサチップ(20)の他端側が、金型(200)の接触によるダメージを受けるのを確実に防止できる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)の上方から見た概略平面図である。 (a)は図1(b)中のB−B概略断面図であり、(b)は図1(b)中のC−C概略断面図ある。 第1実施形態のセンサ装置の製造方法を示す工程図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係るセンサ装置の概略断面図である。 本発明の第4実施形態に係るセンサ装置の概略断面図である。 本発明の第5実施形態に係るセンサ装置の概略断面図である。 (a)は本発明の第6実施形態に係るセンサ装置の概略断面図であり、(b)は(a)中のD−D概略断面図である。 (a)は本発明の第7実施形態に係るセンサ装置の概略断面図であり、(b)は(a)中のE−E概略断面図である。 第7実施形態のセンサ装置の製造工程においてテープ材によるセンサチップの基板への固定状態を示す概略平面図である。 本発明の第8実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)の上方から見た概略平面図、(c)は(b)中のF−F概略断面図である。 第8実施形態のセンサ装置の製造方法を示す工程図である。 本発明の第9実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)中のH−H概略断面図である。 第9実施形態のセンサ装置の製造方法を示す工程図である。 本発明の第10実施形態に係るセンサ装置の概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ装置1の概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)の上方から見た概略平面図である。なお、図1(a)は、図1(b)の一点鎖線A−Aに沿った断面構成を示す。また、図2(a)は、図1(b)中の一点鎖線B−Bに沿った断面構成を示す図であり、図2(b)は、図1(b)中の一点鎖線C−Cに沿った断面構成を示す図である。
本実施形態のセンサ装置1は、圧力センサ、加速度センサ、角速度センサなどの各種のセンサに採用されるが、ここでは、センサ装置を熱式流量センサに適用したものとして説明する。
本実施形態のセンサ装置1は、大きくは、基板10と、検出用のセンシング部21を有し、基板10の一面11に搭載されたセンサチップ20と、後述する金型200(図3参照)により成形され、基板10の一面11およびセンサチップ20を被覆して封止するモールド樹脂30と、を備えて構成されている。
基板10は板状をなすものであって、その一方の板面である一面11にセンサチップ20を搭載し、センサチップ20を支持・固定するものである。この基板10としては、リードフレームやヒートシンク、または、プリント基板やセラミック基板などの配線基板などが挙げられる。
ここでは、基板10は、銅や42アロイなどの導電性材料よりなるリードフレームのアイランド部よりなる。このアイランド部は、後述するリードフレームのリード部よりなる端子50とともに、リードフレームを構成するものである。
センサチップ20は、シリコン半導体などの半導体チップよりなるもので、ここでは両板面の一方(図1(a)中の上面)を一面20a、他方(図1(a)中の下面)を他面20bとする板状のチップであって、その一面20aを基板10の一面11に対向させた状態で基板10の一面11に搭載されている。
このようなセンサチップ20は、一般的な半導体プロセス、マイクロマシン加工技術を用いて形成されたものである。ここでは、検出用のセンシング部21は、センサチップ20における他の部位に比べて薄肉部となっており、この薄肉部に熱式流量素子が形成されたものである。そして、この薄肉部の中央で発熱した熱が大気中に伝わり、流体により薄肉部の周囲上に移動し、その熱を感知することで流量を検出するようになっている。
ここで、センサチップ20の一端側(図1(a)中の左端側)が基板10の一面11に支持されており、センサチップ20の他端側(図1(a)中の右端側)は、基板10とは非接触とした状態とされている。
ここでは、センサチップ20の一端側は、接着材40を介して基板10の一面11に間接的に接しており、この接着材40を介して基板10に支持されている。接着材40としては、はんだや銀ペースト、あるいは、エポキシなどの樹脂などよりなるもので、絶縁性でも導電性でもよい。
そして、センサチップ20の一端側は、基板10とともにモールド樹脂30によって封止されており、そのモールド樹脂30の封止力および接着材40の接着力によって、センサチップ20の一端側が基板10に固定されている。
そして、センサチップ20においてモールド樹脂30で封止されている一端側よりも他端側の部位は、モールド樹脂30より露出するとともに、この他端側の部位にセンシング部21が設けられている。
このように、センサチップ20は、いわゆる片持ち支持構造とされており、センサチップ20においては、基板10に支持されている一端部が基板10に固定された固定端とされ、この固定端とは反対側の他端部が基板10から離れて固定されていない自由端とされている。
そして、この自由端側にセンシング部21が設けられているが、これは、上述したように、センシング部21は周囲応力により出力が変動しやすいため、センシング部21を拘束されていない構造とするためである。
また、センサチップ20の一端側において基板10の近傍には、上記端子50が設けられている。そして、この端子50とセンサチップ20の一端側とは、接続部材としてのボンディングワイヤ60により接続されている。このボンディングワイヤ60は、金やアルミなどのワイヤボンディングにより形成されたものである。
このボンディングワイヤ60によって、センサチップ20と端子50とは電気的に接続されている。また、モールド樹脂30は、上記センサチップ20の一端側およびこれを支持する基板10の部分に加えて、さらに、端子50の一部およびボンディングワイヤ60全体を被覆して封止している。
ここで、端子50の残部はモールド樹脂30より突出して露出しており、この端子50の露出部にて外部との電気的接続を行うようにしている。それにより、センサ装置1と外部との信号のやり取りが可能とされている。
このようなモールド樹脂30は、典型的にはエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂であって後述する金型200(図3参照)を用いたトランスファーモールド法により成形されるが、熱可塑性樹脂を金型成形してなるものであってもよい。
なお、本実施形態では、上記したように、基板10はリードフレームのアイランド部、端子50はリードフレームのリード部よりなるが、これら基板10および端子50は、もともとこれら各部10、50が一体に連結された1つのリードフレーム素材を用い、当該リードフレーム素材をモールド樹脂30で封止した後、不要部分をカットすることにより形成されたものである。
ここで、本実施形態のセンサ装置1においてモールド樹脂30で封止・固定されているセンサチップ20の一端側近傍の構成について、さらに述べる。
図1に示されるように、センサチップ20の一端側には、モールド樹脂30による応力を緩和し当該応力がセンサチップ20に加わるのを抑制する応力緩和樹脂70が配置されている。このモールド樹脂30による応力は上述したように、センサチップ20とモールド樹脂30との熱膨張係数差に起因するものであり、モールド樹脂30の膨張・収縮により発生する応力である。
このようにセンサチップ20の一端側とモールド樹脂30との間に応力緩和樹脂70を介在させた状態で、センサチップ20の一端側はモールド樹脂30に封止されている。
この応力緩和樹脂70は、その熱膨張係数がセンサチップ20とモールド樹脂30との間の値を有するものが好ましく、また、モールド樹脂30が熱硬化性樹脂である場合には、応力緩和樹脂70はモールド樹脂30の硬化温度にて軟化する樹脂であることが好ましい。そのような樹脂としては、たとえばエポキシ樹脂、シリコン樹脂、あるいはシリコンゲルなどのゲル材料などの樹脂が挙げられ、ここではポッティングにより配置されるものである。
また、上述のように、本実施形態では、板状のセンサチップ20の一端側において、センサチップ20の一面20aを基板10の一面11に対向させ、接着材40を介してセンサチップ20の一面20aと基板10の一面11とを接触させている。ここで、応力緩和樹脂70は、センサチップ20の一端側におけるセンサチップ20の他面20bおよび側面20cに配置され、応力緩和樹脂70を介して、これらセンサチップ20の他面20bおよび側面20cが、モールド樹脂30に封止されている。
さらに、応力緩和樹脂70は、モールド樹脂30の内部だけでなく、センサチップ20の一端側のうちモールド樹脂30の内部に位置する部位からモールド樹脂30の外部に位置する部位に渡って連続して設けられている。
ここでは、応力緩和樹脂70は、センサチップ20の一端側におけるセンサチップ20の他面20bおよび側面20cのうちモールド樹脂30の内部に位置する部位からモールド樹脂30の外部に位置する部位に渡って連続して設けられている。それにより、応力緩和樹脂70のうちモールド樹脂30の外側にはみ出して位置する部分が、はみ出し部70aとされている。
そして、図2(a)、図2(b)に示されるように、この応力緩和樹脂70のはみ出し部70aは、応力緩和樹脂70のうちモールド樹脂30の内部に位置する部位よりも、センサチップ20の表面20b、20c上の厚さが小さいものとなっている。限定するものではないが、たとえば応力緩和樹脂70のうちモールド樹脂30の内部に位置する部位の厚さは数百μm程度であり、当該はみ出し部70aの厚さは100μm程度と薄くなっている。
ここで、応力緩和樹脂70のうちモールド樹脂30の外側に位置する部位であるはみ出し部70aは、成形されたモールド樹脂30の外郭に隣接する部位であり、当然ながら、モールド樹脂30の成形時に金型200(図3参照)に接して押さえられる部位である。
そして、このように、このはみ出し部70aがモールド樹脂30の内部に位置する応力緩和樹脂70の部位よりも薄くなっているのは、当該はみ出し部70aが、モールド樹脂30の成形時に金型200に密着し金型200から荷重を受けることで、押しつぶされるためである。
さらに言うならば、当該はみ出し部70aの表面は、モールド樹脂30の成形時に密着した金型200の荷重によって押し潰されて変形し、当該はみ出し部70aの表面には金型200の痕跡が残っている。
また、図1に示されるように、センサチップ20において、接着材40を介して基板10の一面11に間接的に接して基板10に支持されている部分の一部、つまり、本実施形態では、センサチップ20のうち接着材40と接触している部分の一部は、モールド樹脂30で被覆・封止され、残部はモールド樹脂30から露出している。
つまり、センサチップ20における基板10に支持されている部分のうちセンサチップ20の一端寄りに位置する部位は、モールド樹脂30の内部に位置し、当該基板10に支持されている部分のうちセンサチップ20の他端寄りに位置する部位は、モールド樹脂30の外側に位置している。そして、応力緩和樹脂70のはみ出し部70aは、センサチップ20における当該基板10に支持されている部分のうちセンサチップ20の他端寄りに位置する部位に設けられている
次に、本実施形態のセンサ装置1の製造方法について、図3を参照して述べる。図3は本製造方法を示す工程図であり、各工程におけるワークの断面構成を示している。本製造方法は、大きくは、センシング部21を有するセンサチップ20を基板10の一面11に搭載し、基板10およびセンサチップ20を封止するように、モールド樹脂30を金型200により成形するものである。
まず、上記したアイランド部としての基板10およびリード部としての端子50が一体に連結されたリードフレーム素材を用意する。このリードフレーム素材は、板材に対してエッチングやプレスなどにより上記各部10、50をパターニングしたもので、これら各部10、50は図示しないフレームやタイバーなどにより一体に連結されている。
次に、図3(a)に示されるように、センサチップ20の他端側を基板10とは非接触とした状態で、基板10の一面11上に、接着材40を介してセンサチップ20の一端側を搭載し、これを接着する。そして、センサチップ20と端子50との間でワイヤボンディングを行い、これら両者20、50をボンディングワイヤ60で結線する。
次に、図3(b)に示されるように、モールド樹脂30の成形工程の前に、センサチップ20の一端側に、ポッティングにより応力緩和樹脂70を塗布して設ける。ここでは、センサチップ20の一端側におけるセンサチップ20の他面20bおよび側面20cに応力緩和樹脂70を設ける。
次に、モールド樹脂30の成形工程を行う。この成形工程に用いる金型200は、一般的な金型と同様に、下型201と上型202とを合致させ、合致した両型201、202の内部に、モールド樹脂30の形状と同形状のキャビティ203が形成されるものである。
そして、成形工程では、図3(c)、(d)に示されるように、応力緩和樹脂70が設けられたワークを、上下型201、202で挟み込み、キャビティ203にモールド樹脂30を充填し、モールド樹脂30を硬化する。
この充填により、センサチップ20の一端側、応力緩和樹脂70の一部、基板10、さらには、端子50、ボンディングワイヤ60がモールド樹脂30で被覆されるように、モールド樹脂30の封止が行われる。そして、この封止によって、センシング部21から外れたセンサチップ20の一端側が基板10の一面11に固定され、センサチップ20の他端側に位置するセンシング部21も、モールド樹脂30より露出することになる。
ここで、センサチップ20の一端側をモールド樹脂30で封止し他端側をモールド樹脂30より露出させるために、成形工程では、センサチップ20のうちキャビティ203に位置して封止される一端側と露出される他端側との間の部分に、金型200を密着させ、当該他端側へキャビティ203内のモールド樹脂30が回り込まないようにして樹脂成形を行う必要がある。
そのために、ここでは、図3(c)に示されるように、応力緩和樹脂70のうちセンサチップ20の他端寄りに位置する部位に金型200の突起部204を密着させ、金型200から当該部位に荷重をかけながら当該部位を金型200で押さえ付けた状態とする。そして、この状態で、応力緩和樹脂70のうちセンサチップ20の一端寄りに位置する部位、つまり応力緩和樹脂70のうちキャビティ203に位置する部位をモールド樹脂30で封止するようにする。
ここで図示しないが、突起部204の先端部には、上記図2(a)、(b)に示されるセンサチップ20の断面形状よりも一回り大きな矩形の断面形状を有する溝が設けられており、センサチップ20の他面20bおよび側面20cに位置する応力緩和樹脂70のはみ出し部70aが、突起部204によって押さえ付けられる。
こうすることで、金型200の突起部204とセンサチップ20との間は、応力緩和樹脂70によって隙間なく埋められた状態となる。そのため、被封止物であるワークのうちキャビティ203内に位置するセンサチップ20の一端側の部分と、キャビティ203の外部に位置するセンサチップ20の他端側の部分とは、遮断される。
さらに、本実施形態では、図3(c)に示されるように、金型200とセンサチップ20の他端側とは非接触とする。そうすることで、金型200における突起部204を介して、センサチップ20の一端側に位置する金型200内の空間であるキャビティ203と、センサチップ20の他端側に位置する金型200内の空間205とが遮断される。
そして、この状態で、金型200内へモールド樹脂30を充填すれば、キャビティ203にモールド樹脂30が充填され、センサチップ20の他端側に位置する金型200内の空間205にはモールド樹脂30は侵入しないようになる。それにより、モールド樹脂30より露出すべきセンサチップ20の他端側における樹脂バリの発生が防止されるのである。
ここで、応力緩和樹脂70が熱硬化性樹脂であれば、金型200はモールド樹脂30の硬化温度である180℃程度とされるので、応力緩和樹脂70も硬化が始まり、その材料の硬化速度にもよるが、たとえば1分もあれば十分に固化される。また、応力緩和樹脂70が熱可塑性樹脂であれば、その融点が180℃程度の材料であれば、金型200の熱で形が変形し、隙間を埋めることができる。
こうして、モールド樹脂30の成形工程の終了に伴い、図3(d)に示されるように、モールド樹脂30が形成され、その後は、上記リードフレーム素材のカットや、端子50の成形などを実施することで、本センサ装置1が完成する。
ところで、本実施形態によれば、センサチップ20の一端側をモールド樹脂30で封止し、この封止部よりも他端側にセンシング部21を位置させてセンシング部21をモールド樹脂30より露出させることで、センサチップ20が基板10に片持ちされる状態となる。そして、モールド樹脂30によってセンサチップ20に加わる応力は、モールド樹脂30とセンサチップ20との間に介在する応力緩和樹脂70によって緩和される。
また、応力緩和樹脂70のはみ出し部70aは、モールド樹脂30の成形時には、これに密着する金型200からの荷重を受けて潰れて薄くなっているが、それゆえ、当該成形時には、金型200とセンサチップ20との隙間が無い状態が実現され、センサチップ20の他端側へのモールド樹脂30のはみ出し、いわゆる樹脂バリの発生が防止される。
言い換えれば、本実施形態では、金型200が押し付けられて密着するセンサチップ20の部分に応力緩和樹脂70を設け、この応力緩和樹脂70が潰れて変形するように当該応力緩和樹脂70を介して金型200の押しつけを行うことで、センサチップ20と金型200との間に隙間を発生させることなく、これら両者20、200の密着が実現されるのである。
よって、本実施形態によれば、基板10によるセンサチップ20の片持ち構造を実現しつつ、モールド樹脂30によってセンサチップ20に加わる応力を低減しながら、センシング部21における樹脂バリの発生を防止することができる。
また、上記した特許文献1では、緩衝材リングはセンサチップの側面にしか配置できず、しかも、センサチップ上面はモールド樹脂によって、センサチップ下面は接着材によってそれぞれ完全に固定されているため、それらの材料とセンサチップとの線膨張係数の違いから熱応力を受け、その結果、特性変動を生じてしまう恐れがある。
それに対して、本実施形態では、センサチップ20の側面20cだけでなく、より広い他面20bも応力緩和樹脂70を介してモールド樹脂30に封止されている。つまり、センサチップ20の表面のうちモールド樹脂30と接触する3つの面20b、20c、20cにわたって、応力緩和樹脂70を介在させているので、モールド樹脂30による応力の緩和の点において効果的である。
また、本実施形態では、センサチップ20において基板10に支持されている部分に、応力緩和樹脂70のはみ出し部70aを設けている。それにより、応力緩和樹脂70に金型200の突起部204から荷重を加えたときに、センサチップ20のうち当該突起部204の直下に位置する部位は、接着材40を介して基板10の一面11に接し当該基板10に支持されているので、当該荷重を安定してかけることができ、センサチップ20の傾きなどが防止される。
また、モールド樹脂30を熱硬化性樹脂とし、応力緩和樹脂70をモールド樹脂30の硬化温度にて軟化する樹脂とすれば、応力緩和樹脂70のはみ出し部70aは、樹脂成形時に金型200の熱を受けて軟化・変形しやすくなるから、金型200とセンサチップ20との隙間形状に応じて、当該隙間を無くす効果を有効に発揮することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図である。本実施形態は、上記第1実施形態に比べて、基板10のサイズを大きくしたものである。具体的には、図4に示されるように、モールド樹脂30より突出する基板10の部分を、センサチップ20の他端側へ延長させ、センサチップ20の他端よりも突出させている。
本実施形態によれば、基板10のサイズを大きくすることにより、上記図1のものに比べて、基板10を介した放熱性の向上が期待される。また、センサチップ20の一面20a全体が基板10により覆われるため、当該一面20a側にて基板10によるセンサチップ20の保護が可能となる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図である。本実施形態は、上記第2実施形態と同様に、モールド樹脂30より突出する基板10の部分を、センサチップ20の他端側へ延長させ、センサチップ20の他端よりも突出させているが、さらに、センサチップ20の他端よりも突出する基板10の部分を折り曲げている。
本実施形態によれば、基板10のサイズを大きくすることによる放熱性の向上やセンサチップ20の保護が可能となることに加えて、基板10を折り曲げた分だけ、体格の小型化が図れるという効果も期待できる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図である。本実施形態は、応力緩和樹脂を、上記したポッティングにより形成される樹脂ではなく、センサチップ20の他面20bに設けられる保護膜としてのポリイミド膜71としたものである。それによれば、当該保護膜を応力緩和樹脂として兼用することができる。
(第5実施形態)
図7は、本発明の第5実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図である。本実施形態は、応力緩和樹脂を、上記第1実施形態と同様の樹脂よりなるテープ材72としたものである。
すなわち、このテープ材72は、上記第1実施形態の応力緩和樹脂と同様のエポキシ樹脂やシリコン樹脂などを、テープ状に成形したものであり、センサチップ20および基板10への配置は、ポッティングに代えて、貼り付けにより行うものである。この場合も、上記第1実施形態と同様の効果が得られることはもちろんである。
(第6実施形態)
図8において、(a)は本発明の第6実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図であり、(b)は(a)中の一点鎖線D−Dに沿った断面構成を示す図である。本実施形態は、センサチップ20と基板10の一面11との間の接着材40を廃止し、応力緩和樹脂としてのテープ材72をセンサチップ20に巻き付けたものである。
図8に示されるように、センサチップ20は上記同様の板状のチップであって、その一面20aを基板10の一面11に対向させた状態で基板10の一面11に搭載されている。そして、テープ材72は、センサチップ20の一端側におけるセンサチップ20の一面20a、他面20bおよび側面20cに渡ってセンサチップ20を取り巻くように連続して配置されている。
それにより、センサチップ20の一端側において、センサチップ20の他面20bおよび側面20cは、テープ材72を介してモールド樹脂30に封止され、センサチップ20の一面20aはテープ材72を介して基板10の一面11に接し、基板10に支持されている。
また、この場合も、テープ材72は、センサチップ20の一端側におけるセンサチップ20の一面20a、他面20bおよび側面20cのうちモールド樹脂30の内部に位置する部位からモールド樹脂30の外部に位置する部位に渡って連続して設けられており、テープ材72のうちモールド樹脂30の外側にはみ出して位置する部分が、はみ出し部70aとされている。
本実施形態によれば、センサチップ20のうち基板10の一面11に接して基板10に支持されている部分に、応力緩和樹脂としてのテープ材72を巻きつけることで、当該部分の外側の材料構成を上下左右対称としているため、モールド樹脂30による応力の発生をさらに低減することができる。また、この場合、接着材の廃止による工程削減が期待できる。
(第7実施形態)
図9において、(a)は本発明の第7実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図であり、(b)は(a)中の一点鎖線E−Eに沿った断面構成を示す図である。
本実施形態は、センサチップ20と基板10の一面11との間の接着材40を廃止し、応力緩和樹脂としてのテープ材72によって、センサチップ20をその他面20b側から押さえて固定するようにしたものである。
また、図10は、本センサ装置の製造工程において、モールド樹脂30による封止工程の前であって、センサチップ20を基板10の一面にテープ材72によって固定した状態を示す概略平面図である。
このように、テープ材72の粘着力によってセンサチップ20を基板10に押さえ付けて固定し、その後は、上記第1実施形態と同様の方法で製造を行えばよい。そして、本実施形態によっても、応力緩和樹脂としてのテープ材72によって、上記第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、接着材の廃止による工程削減が期待できる。
(第8実施形態)
図11は本発明の第8実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)の上方から見た概略平面図、(c)は(b)中の一点鎖線F−Fに沿った断面構成を示す図である。また、図11(a)は図11(b)中の一点鎖線G−Gに沿った断面構成を示す図である。
本実施形態のセンサ装置と上記第1実施形態との相違点は、図11に示されるように、センサチップ20の側面20cと対向するようにセンサチップ20を取り囲む囲い部31を、センサチップ20の周りに設けたことである。
ここで、囲い部31は、図11(c)に示されるように、基板10の外周端部を封止するように設けられている。また、基板10の一面11とは反対側の面はモールド樹脂30より露出させることで、放熱性の向上を図っている。この囲い部31は、モールド樹脂30の一部としてモールド樹脂30の成形により作られるものである。
このような囲い部31を設けることにより、センサチップ20の保護が可能となる。また、図11(a)に示されるように、この囲い部31の上面とセンサチップ20の他面20bとは同一平面に位置することが好ましく、それによれば、流量センサにおいてセンサチップ20の他面20b上に被測定気体を流すときに、その流れをスムーズなものとすることができる。
次に、本実施形態のセンサ装置の製造方法について、図12を参照して述べる。図12は本製造方法を示す工程図であり、各工程におけるワークの断面構成を示している。本製造方法では、上記第1実施形態に示した製造方法において、金型200の形状を変えて上記囲い部31を形成するところが相違するものであり、それ以外のところは上記同様である。
まず、本製造方法においても、基板10および端子50が一体に連結された上記リードフレーム素材を用意し、図12(a)に示されるように、接着材40を介したセンサチップ20の基板10への搭載・接着、および、ワイヤボンディングを行う。
次に、図12(b)に示されるように、ポッティングによる応力緩和樹脂70の設置を行った後、モールド樹脂30の成形工程を行う。この成形工程では、図12(c)に示されるように、キャビティ203が囲い部31の形状も含めた形状とされた金型200を用いる。そして、この場合も、上記同様、突起部204を応力緩和樹脂70のはみ出し部71となる部位に、荷重をかけて密着させ、モールド樹脂30による封止を行う。
こうして、この成形工程の終了に伴い、図12(d)に示されるように、モールド樹脂30が形成され、その後は、上記同様、リードフレーム素材のカットや、端子50の成形などを実施することで、本実施形態のセンサ装置が完成する。
(第9実施形態)
図13は本発明の第9実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)中の一点鎖線H−Hに沿った断面構成を示す図である。
本実施形態のセンサ装置では、上記第8実施形態に示した囲い部31を有するセンサ装置において、さらに、基板10の一面11に凹部12を設け、その凹部12内にセンサチップ20を配置したものである。このような凹部12は、エッチングやプレスなどにより形成される。
この場合、センサチップ20は、基板10の凹部12の底面に、接着材40を介して接着されるとともに、接着材40以外の部分ではセンサチップ20は当該凹部12の底部とは離れている。それにより、センサチップ20の他端側は、基板10に非接触の状態とされている。
そして、この場合も、囲い部31によるセンサチップ20の保護が可能となる。また、図13(b)に示されるように、この場合、囲い部31の上面、基板10の凹部12の開口縁部、センサチップ20の他面20bが同一平面に位置することが好ましく、それによれば、流量センサにおいてセンサチップ20の他面20b上に被測定気体を流すときに、その流れをスムーズなものとすることができる。
次に、本実施形態のセンサ装置の製造方法について、図14を参照して述べる。図14は本製造方法を示す工程図であり、各工程におけるワークの断面構成を示している。本製造方法は、上記第8実施形態に示した囲い部31を設ける場合の製造方法において、凹部12を有する基板10を用いたことが相違するものであり、それ以外のところは同様である。
まず、本製造方法においては、凹部12が形成された基板10および端子50が一体に連結された上記リードフレーム素材を用意し、図14(a)に示されるように、接着材40を介したセンサチップ20の基板10への搭載・接着、および、ワイヤボンディングを行う。
そして、図14(b)に示されるように、ポッティングによる応力緩和樹脂70の設置を行った後、図14(c)に示されるように、モールド樹脂30の成形工程を行えば、図14(d)に示されるように、モールド樹脂30が形成される。そして、その後は、上記同様、リードカットや端子50の成形などを実施することで、本実施形態のセンサ装置が完成する。
(第10実施形態)
図15は、本発明の第10実施形態に係るセンサ装置の概略断面構成を示す図である。上記第9実施形態のセンサ装置においては基板10の一面11とは反対側の面がモールド樹脂30で封止されていたが、本実施形態のセンサ装置では、その部分のモールド樹脂30を除去して、当該面を露出させている。それにより、放熱性の向上が期待される。
(他の実施形態)
なお、上記各図においては、応力緩和樹脂70〜72は、モールド樹脂30の内部に位置するセンサチップ20の表面の一部を被覆し、たとえばセンサチップ20のうちボンディングワイヤ60との接続部などは被覆していなかったが、応力緩和樹脂70〜72はモールド樹脂30の内部にて当該モールド樹脂30の内部に位置するセンサチップ20の表面全体を被覆していてもよい。
また、上記した各実施形態では、端子50とセンサチップ20とは、モールド樹脂30内にてボンディングワイヤ60を介して電気的に接続されていたが、それ以外にも、たとえばモールド樹脂30内にて、バンプなどを介してフリップチップ接合されたものであってもよい。
また、センサチップ20は基板10の一面11上に複数個設けられていてもよい。さらには、基板10には、センサチップ20以外の電子部品、たとえばセンサチップ20を制御するための制御回路などを有する回路チップなどが搭載されていてもよい。
また、センサチップ20として、上記した各実施形態では熱流量センサの例を示したが、たとえば圧力センサの場合は、センサチップ20のセンシング部21は薄肉のダイアフラムであり、加速度センサの場合は、センシング部21は櫛歯状にかみ合った可動電極および固定電極を有する梁構造体が挙げられる。これらセンシング部21についても、マイクロマシン加工による微細構造を有するので、周囲応力を低減することは重要である。
10 基板
11 基板の一面
20 センサチップ
20a センサチップの一面
20b センサチップの他面
20c センサチップの側面
21 センシング部
30 モールド樹脂
70 応力緩和樹脂
70a はみ出し部
71 応力緩和樹脂としてのポリイミド膜
72 応力緩和樹脂としてのテープ材
200 金型

Claims (7)

  1. 基板(10)と、
    検出用のセンシング部(21)を有し、前記基板(10)の一面(11)に搭載されたセンサチップ(20)と、
    金型(200)により成形され、前記基板(10)の一面(11)および前記センサチップ(20)を被覆して封止するモールド樹脂(30)と、を備えるセンサ装置において、
    前記センサチップ(20)の一端側を前記基板(10)の一面(11)に支持させるとともに前記センサチップ(20)の他端側を前記基板(10)とは非接触とした状態で、前記センサチップ(20)の一端側を、前記基板(10)とともに前記モールド樹脂(30)によって封止することにより、前記センサチップ(20)の一端側が前記基板(10)に固定されており、
    前記センサチップ(20)において前記モールド樹脂(30)で封止されている前記一端側よりも他端側の部位は、前記モールド樹脂(30)より露出するとともに、当該他端側の部位に前記センシング部(21)が設けられており、
    前記センサチップ(20)の一端側には、前記モールド樹脂(30)による応力を緩和し当該応力が前記センサチップ(20)に加わるのを抑制する応力緩和樹脂(70〜72)が配置され、この応力緩和樹脂(70〜72)を介して前記センサチップ(20)の一端側は前記モールド樹脂(30)に封止されており、
    さらに、前記応力緩和樹脂(70〜72)は、前記センサチップ(20)の一端側のうち前記モールド樹脂(30)の内部に位置する部位から前記モールド樹脂(30)の外部に位置する部位に渡って連続して設けられることにより、前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記モールド樹脂(30)の外側にはみ出して位置する部分がはみ出し部(70a)とされており、
    前記応力緩和樹脂(70〜72)のはみ出し部(70a)は、前記モールド樹脂(30)の成形時に前記金型(200)に密着し前記金型(200)から荷重を受けることで、前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記モールド樹脂(30)の内部に位置する部位よりも薄いものとなっていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記センサチップ(20)は両板面の一方を一面(20a)、他方を他面(20b)とする板状のチップであって、その一面(20a)を前記基板(10)の一面(11)に対向させた状態で前記基板(10)の一面(11)に搭載されており、
    前記応力緩和樹脂(70〜72)は、前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)に配置され、前記応力緩和樹脂(70〜72)を介して前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)が、前記モールド樹脂(30)に封止されており、
    さらに、前記応力緩和樹脂(70〜72)は、前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)のうち前記モールド樹脂(30)の内部に位置する部位から前記モールド樹脂(30)の外部に位置する部位に渡って連続して設けられることにより、前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記モールド樹脂(30)の外側にはみ出して位置する部分が前記はみ出し部(70a)とされていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記センサチップ(20)における前記基板(10)の一面(11)に接して前記基板(10)に支持されている部分のうち前記センサチップ(20)の一端寄りに位置する部位は、前記モールド樹脂(30)の内部に位置し、当該基板(10)に支持されている部分のうち前記センサチップ(20)の他端寄りに位置する部位は、前記モールド樹脂(30)の外側に位置しており、
    前記応力緩和樹脂(70〜72)のはみ出し部(70a)は、前記センサチップ(20)における当該基板(10)に支持されている部分のうち前記センサチップ(20)の他端寄りに位置する部位に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記センサチップ(20)は両板面の一方を一面(20a)、他方を他面(20b)とする板状のチップであって、その一面(20a)を前記基板(10)の一面(11)に対向させた状態で前記基板(10)の一面(11)に搭載されており、
    前記応力緩和樹脂(70〜72)は、前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の一面(20a)、他面(20b)および側面(20c)に渡って前記センサチップ(20)を取り巻くように連続して配置され、
    前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の他面(20b)および側面(20c)は、前記応力緩和樹脂(70〜72)を介して前記モールド樹脂(30)に封止されており、
    前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の一面(20a)は前記応力緩和樹脂(70〜72)を介して前記基板(10)の一面(11)に接しており、
    前記応力緩和樹脂(70〜72)は、前記センサチップ(20)の一端側における前記センサチップ(20)の一面(20a)、他面(20b)および側面(20c)のうち前記モールド樹脂(30)の内部に位置する部位から前記モールド樹脂(30)の外部に位置する部位に渡って連続して設けられることにより、前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記モールド樹脂(30)の外側にはみ出して位置する部分が前記はみ出し部(70a)とされていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  5. 前記モールド樹脂(30)は熱硬化性樹脂であり、前記応力緩和樹脂(70〜72)は前記モールド樹脂(30)の硬化温度にて軟化する樹脂であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のセンサ装置。
  6. 検出用のセンシング部(21)を有するセンサチップ(20)を基板(10)の一面(11)に搭載し、前記基板(10)および前記センサチップ(20)を封止するように、モールド樹脂(30)を金型(200)により成形してなるセンサ装置を製造するセンサ装置の製造方法において、
    前記モールド樹脂(30)の成形工程は、前記センサチップ(20)において前記センシング部(21)から外れた一端側を前記基板(10)の一面(11)に支持させるとともに前記センサチップ(20)の他端側を前記基板(10)とは非接触とした状態で、前記センサチップ(20)の一端側を、前記基板(10)とともに前記モールド樹脂(30)で被覆するように、前記モールド樹脂(30)の封止を行うことにより、前記センサチップ(20)の一端側を前記基板(10)の一面(11)に固定するとともに、
    前記センサチップ(20)において前記モールド樹脂(30)で封止されている前記一端側よりも他端側の部位を、前記モールド樹脂(30)より露出させることで前記センシング部(21)を前記モールド樹脂(30)より露出させるようにするものであり、
    前記モールド樹脂(30)の成形工程の前に、前記センサチップ(20)の一端側に、前記モールド樹脂(30)による応力を緩和し当該応力が前記センサチップ(20)に加わるのを抑制する応力緩和樹脂(70〜72)を設け、
    さらに、前記モールド樹脂(30)の成形工程では、前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記センサチップ(20)の他端寄りに位置する部位に前記金型(200)を密着させ、前記金型(200)から当該部位に荷重をかけながら当該部位を前記金型(200)で押さえ付けた状態で、前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記センサチップ(20)の一端寄りに位置する部位を前記モールド樹脂(30)で封止するようにしたことを特徴とするセンサ装置の製造方法。
  7. 前記応力緩和樹脂(70〜72)のうち前記センサチップ(20)の他端寄りに位置する部位に前記金型(200)を密着させるときに、前記金型(200)と前記センサチップ(20)の他端側とは非接触とすることを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置の製造方法。
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