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JP2011114845A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2011114845A JP2009272408A JP2009272408A JP2011114845A JP 2011114845 A JP2011114845 A JP 2011114845A JP 2009272408 A JP2009272408 A JP 2009272408A JP 2009272408 A JP2009272408 A JP 2009272408A JP 2011114845 A JP2011114845 A JP 2011114845A
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Kenta Nakatsu
健太 中津
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

【課題】複数枚の原稿を複写する場合、原稿読取、プレビュー画像表示、印刷を並列的に行い、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間を短くする。
【解決手段】画像形成装置は、原稿を読み取り画像データを生成する画像読取部と、画像読取部の読み取り位置に向け、原稿を一枚ずつ搬送する原稿搬送部と、画像読取部が生成した画像データに基づき画像を形成する画像形成部と、画像読取部が生成した画像データに基づき、複数のプレビュー画像を表示するとともに、原稿の複写に関する設定を受け付ける表示入力部と、を有し、表示入力部は、全ての原稿の読み取りを完了する前に、読み取られたページ順にプレビュー画像を表示し、画像形成部は、全ての原稿の読み取りを完了する前かつ全ページ分のプレビュー画像を表示する前に、画像形成を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、スキャナ等の原稿の読取を行う画像読取部と、プレビュー画像を表示する表示部を備えた画像形成装置に関する。
複写機、複合機、FAX装置等は、原稿を読み取り、原稿の画像データを得るための画像読取部を有することがある。例えば、画像読取部は、原稿に対し光を照射するランプを備え、原稿の反射光をイメージセンサに導き画像データを得る。ここで、使用者が、用紙への出力結果(印刷物)の仕上がりを印刷前に確認できるように、操作パネル等の液晶表示部にプレビュー画像を表示する機能が画像形成装置に搭載される場合がある。これにより、例えば、濃度変更等の複写における各種機能の設定結果の印刷前確認等、使用者は、印刷実行前に仕上がりを確認できる。仕上がりが気に入らなければ、読み取り、印刷の設定を再設定する等の対応を取ることができ、無駄な印刷を無くすことができる。
このような、プレビュー画像を表示する機能を有する画像形成装置が特許文献1に記載されている。具体的に、特許文献1には、両面読取モードに際して、原稿の一方の面の先行読み取りを指定する先行指定手段、先行読み取りが指定された場合に原稿の一方の面を先行して昇順に読み取る第1の画像読取手段、この第1の画像読取手段により読み取った画像データに各種設定を施した結果を簡易的に示す第1の仕上がり情報を生成する第1の仕上がり情報生成手段、一方の面が全て読み取られた原稿の他方の面を降順に読み取る第2の画像読取手段、第2の画像読取手段により読み取った原稿の他方の面の画像データに各種設定を施した結果を簡易的に示す第2の仕上がり情報を生成する第2の仕上がり情報生成手段、第1の仕上がり情報および第2の仕上がり情報を合成して原稿の両面を順次読み取った場合に相当する仕上がり情報を生成する合成手段、合成手段により生成した仕上がり情報を表示部に出力する仕上がり情報出力手段を備えた画像形成装置が記載されている。これにより、プレビュー表示に要する時間を短くしようとする(特許文献1:請求項1、段落[0010]等参照)。
特開2008−153890
まず、原稿の読み取りを高速に行えるように、複数枚の原稿が載置され、1枚ずつ画像読取部の読取位置に自動的、連続的に搬送する原稿搬送装置が画像形成装置に設けられることがある。この原稿搬送装置によって、複数ページに及ぶ原稿を迅速に読み取り、印刷することができる(複写)。
従来の画像形成装置では、プレビュー画像を表示したうえで複写を行う場合、まず、全ての原稿が連続的に読み取られる。全原稿の読み取りの完了後、プレビュー画像が表示される。又、プレビュー画像が表示されてから、使用者は、複写に関する各種設定を行う。各種設定後、スタートキーの押下等によって、印刷が開始される。このように、従来、原稿読取、プレビュー画像表示(設定作業を含む)、印刷が直列的に行われる。従って、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間は、長くなるという問題がある。
ここで、特許文献1記載の発明は、両面印刷でのプレビュー画像の表示に関する画像形成装置であるが、原稿の一方の面を昇順で、他方の面を降順で読み取るので(特許文献1:請求項1参照)、1枚目のプレビュー画像が表示されるには、全原稿の両面の読み取りが行われなければならない。即ち、全原稿の両面読取が完了してから全原稿のプレビュー画像が表示される。又、特許文献1では印刷開始時点についての説明はないが、「実際のコピー印刷に先だって・・・目視でその仕上がり情報(プレビュー画像)401を確認した後に、必要に応じて設定を変更し、実際の印刷を行うことができる。」とあるので(特許文献1:段落[0063]参照)、特許文献1記載の発明は、全原稿のプレビュー画像を確認した後、印刷が行われるものと認められる。従って、特許文献1記載の発明では、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間が長くなるという問題に対応できない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、複数枚の原稿を複写する場合、原稿読取、プレビュー画像表示、印刷を並列的に行い、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間を短くすることを課題とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る画像形成装置は、原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する画像読取部と、原稿の束が載置されるとともに、前記画像読取部の読み取り位置に向け、原稿を一枚ずつ搬送する原稿搬送部と、前記画像読取部が生成した画像データに基づき画像を形成する画像形成部と、前記画像読取部が生成した画像データに基づき、複数のプレビュー画像を表示するとともに、原稿の複写に関する設定を受け付ける表示入力部と、を有し、前記表示入力部は、全ての原稿の読み取りを完了する前に、全ページ分のプレビュー画像のうち、読み取られたページ順に前記プレビュー画像を表示し、前記画像形成部は、全ての原稿の読み取りを完了する前かつ全ページ分のプレビュー画像を表示する前に、画像形成を開始することとした。
この構成によれば、全ての原稿の読み取りを完了する前に、読み取られたページ順にプレビュー画像が表示され、画像形成部は、全ての原稿の読み取りを完了する前かつ全ページ分のプレビュー画像を表示する前に、画像形成(印刷)を行うので、原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷が並列的に行われる。これにより、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間を短くすることができる。従って、複写開始から終了するまでの使用者の待ち時間を減らすことができる。又、1ジョブに要する時間が短くなるので、画像形成装置の実質的な生産性が向上する。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記表示入力部は、前記画像読取部が読み取った原稿と読み取っている原稿を示す第1の画像を原稿の複数ページ分、読取順に並列して表示するとともに、前記第1の画像を指定する入力を原稿の読取中止の指示として受け付け、前記読取中止の指示がなされた場合、前記画像読取部は、原稿読取を中止することとした。
原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷が並列的に行われるところ、この構成によればプレビュー画像を見ながら印刷でき、しかも、読取中止の指示がなされた場合、画像読取部は、原稿読取を中止する。これにより、必要のない原稿の読取や、必要のない原稿の複写が実行されない。従って、エネルギー、資源の無駄を無くすことができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項2の発明において、前記表示入力部は、読取順に並列して表示した複数の前記第1の画像のうち、先に読み取られた前記第1の画像から消してゆくこととした。
表示入力部での表示領域には限界があり、原稿の枚数が多数に及ぶ場合(例えば、十数枚以上)、第1の画像を表示しきれない場合がある。或いは、表示できたとしても、1つの第1の画像が微少となり、視認し難くなる場合がある。しかし、この構成によれば、先に読み取られた第1の画像から消してゆくので、第1の画像は、ある程度の大きさを確保でき、第1の画像を指定する入力を確実に行うことができる。従って、使用者にとっての操作性が高くなる。
又、請求項4に係る発明は、請求項2又は3の発明において、前記表示入力部は、前記画像読取部が読み取った原稿を示す前記第1の画像と読み取っている原稿を示す前記第1の画像の形状を異ならせることとした。
この構成によれば、読み取った原稿と読み取っている原稿とで、第1の画像の形状がことなる。これにより、使用者は、原稿の読み取りの進行状況を容易に把握できる。
又、請求項5に係る発明は、請求項4の発明において、前記表示入力部は、前記画像読取部が読み取った原稿の前記第1の画像を矩形で表示し、読み取っている原稿を示す前記第1の画像を、読み取りが進むごとに矩形に近づくように形状を変化させてゆくこととした
この構成によれば、読み取っている原稿を示す第1の画像は、読み取りが進むごとに矩形に近づくように形状が変化するので、使用者は、原稿の読み取りの進行状況を容易に、詳しく把握できる。
又、請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の発明において、前記表示入力部は、少なくとも、印刷を行っているページと、これから印刷を行おうとするページを示す第2の画像を複数ページ分、印刷順に並列して表示するとともに、前記第2の画像を指定する入力を印刷中止の指示として受け付け、前記印刷中止の指示がなされたページについては、前記画像形成部は、印刷を行わないこととした。
原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷が並列的に行われるところ、この構成によればプレビュー画像を見ながら印刷でき、しかも、印刷中止の指示がなされたページについては、画像形成部は、印刷を行わない。これにより、必要のないページの複写が実行されない。従って、エネルギー、資源の無駄を無くすことができる。又、印刷するページを飛ばすだけであり、印刷の流れ自体は止めなくてよいので、複写を最後まで完遂することができる。
又、請求項7に係る発明は、請求項6の発明において、前記表示入力部は、前記第2の画像を複数指定する入力を受け付けることとした。
この構成によれば、表示入力部は、第2の画像を複数指定する入力を受け付けるので、複数ページの指定を同時に行うことができる。これにより、使用者は効率よく不要なページを指定することができ、操作性を高めることができる。
又、請求項8に係る発明は、請求項6又は7の発明において、前記表示入力部は、印刷が完了したページの前記第2の画像の表示を消すこととした。
表示入力部での表示領域には限界があり、原稿の枚数が多数に及ぶ場合(例えば、十数枚以上)、第2の画像を表示しきれない場合がある。或いは、表示できたとしても、1つの第2の画像が微少となり、視認し難くなる場合がある。しかし、この構成によれば、印刷が完了したページの第2の画像は消されるので、第2の画像は、ある程度の大きさを確保でき、第2の画像を指定する入力を確実に行うことができる。従って、使用者にとっての操作性が高くなる。
又、請求項9に係る発明は、請求項6乃至8の発明において、前記表示入力部は、印刷を行っているページを示す前記第2画像と、これから印刷を行おうとするページを示す前記第2の画像の形状を異ならせることした。
この構成によれば、印刷中のページと印刷待ちのページとで、第2の画像の形状が異なる。これにより、使用者は、印刷の進行状況を容易に把握できる。
又、請求項10に係る発明は、請求項9の発明において、前記表示入力部は、これから印刷を行おうとするページを示す前記第2の画像を矩形で表示し、印刷を行っているページを示す前記第2画像を、印刷が進むごとに形状が小さくなるように形状を変化させてゆくこととした。
この構成によれば、印刷を行っているぺージを示す第2の画像は、印刷が進むごとに形状が小さくなるように形状が変化するので、使用者は、印刷の進行状況を容易に、詳しく把握できる。
又、請求項11に係る発明は、請求項6乃至10の発明において、前記表示入力部は、複数ページ分の前記第1の画像の並列表示と、複数ページ分の前記第2の画像の並列表示を同時に表示することとした。
この構成によれば、第1の画像の並列表示と、第2の画像の並列表示は同時に表示される。これにより、使用者は、原稿の読み取りの進行状況と、印刷の進行状況を同時に把握することができる。
又、請求項12に係る発明は、請求項2乃至11の発明において、前記第1の画像及び前記第2の画像は、前記プレビュー画像であることとした。
この構成によれば、表示入力部は、プレビュー画像を第1の画像、第2の画像として表示するので、原稿読取を中止すべきか、及び、印刷を中止すべきページを視認することができる。これにより、使用者は、原稿読取や印刷中止をすべきか否かを容易に判断することができる。
上述の通り、本発明によれば、複数枚の原稿を複写する場合、原稿読取、プレビュー画像表示、印刷を並列的に行うので、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間が短くなる。これにより、画像形成装置の生産性を高めることができる。
実施形態に係る複写機の概略構成を示す正面視模型的断面図である。 実施形態に係る複写機の画像読取部と原稿搬送部の拡大模型的断面図である。 実施形態に係る操作パネルの一例を示す平面図である。 実施形態に係る複写機の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る画像読取部の構成や画像データの流れの一例を示すブロック図である。 実施形態に係る複写機でのプレビュー画像の表示の一例を説明するための説明図である。 実施形態に係る複写機と従来の複写機でのプレビュー画像を表示して複写を行う際の処理の流れを、対比的、時系列的に示したグラフである。 (a)は、実施形態に係る複写機での原稿読取中止を説明するための説明図である。(b)は、実施形態に係る複写機での印刷中止を説明するための説明図である。 実施形態に係る原稿読取制御の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る印刷制御の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10を用いて説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1を用いて、本発明の実施形態における電子写真方式の複写機100(画像形成装置に相当)の概略を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複写機100の概略構成を示す正面視模型的断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る複写機100は、最上方に原稿を搬送する原稿搬送部1が配される。原稿搬送部1の下方に原稿に光を照射し、反射光により読取を行う画像読取部2が配される。又、本実施形態の複写機100は、正面上方に機能設定入力の受け付けや複写機100の状態表示のため、操作パネル3(表示入力部に相当)が接続、装着される。尚、画像読取部2、操作パネル3の詳細な説明は、後述する。
次に、複写機100内部の構成、動作を説明する。複写機100は内部に、給紙部4、搬送路5、画像形成部6a、定着部6b等を備える。又、排紙空間が、画像読取部2の下方位置に設けられる。そこで、これらの構成を用紙の搬送経路に沿って説明する。尚、図1に複写機100内での用紙の搬送経路を実線矢印で図示する。
まず、給紙部4は、複写機100の最下部に設けられ、例えば、コピー用紙、OHP用紙、ラベル用紙等の各種、各サイズ(A4、B5等)の用紙を収容する。そして、給紙部4の用紙搬送方向下流側上方に、給紙ローラ41が設けられる。給紙ローラ41は、最上位の用紙に当接し、用紙供給の際、所定の方向(図1では時計方向)に回転駆動し、用紙を1枚ずつ搬送路5に送り出す。
搬送路5は、本実施形態では、複写機100内で用紙を搬送し、給紙部4から画像形成部6aを経て、排出トレイ51(排紙空間)まで用紙を搬送する。そして、搬送路5には、駆動機構(不図示)により回転駆動する搬送ローラ対52や、用紙を案内するための複数のガイド板(不図示)や、形成されたトナー像に合わせて用紙を送り出すレジストローラ対53や、用紙排出のための排出ローラ対54等が設けられる。
画像形成部6aは、図1において、複写機100内の中央左方の位置に配され、画像読取部2が読み取った原稿や複写機100に入力された画像データ等に基づき、トナー像を形成し、用紙に転写を行う。そして、画像形成部6aは、像担持体としての感光体ドラム61、帯電装置62、露光装置63、現像装置64、転写ローラ65、清掃装置66等で構成される。感光体ドラム61は、画像形成部6aの略中央に配され、駆動装置(不図示)によって所定の方向(図1では時計方向)に回転駆動し、外周面にアモルファスシリコン等の感光層を有する。帯電装置62は、図1の感光体ドラム61の右斜め上方に対向して配され、所定の電位で感光体ドラム61の周面を帯電させる。尚、コロナ放電式のものの他、帯電ローラ、ブラシ等を用いても良い。
露光装置63は、図1における感光体ドラム61及び帯電装置62の右側方に配され、帯電後の感光体ドラム61の周面に、形成すべき画像の画像データに基づき光(例えば、レーザ光)を照射し、周面を走査・露光し、感光体ドラム61の周面に画像データに対応した静電潜像が形成される。現像装置64は、図1において感光体ドラム61の下方に設けられ、収容するトナーを所定の電位に帯電させ、そのトナーを静電潜像に供給し、静電潜像がトナー像として現像される。
転写ローラ65は、図1において、感光体ドラム61の左斜め下方に回転可能に支持され、感光体ドラム61上に形成されたトナー像を用紙に転写する。そのため、転写ローラ65は、感光体ドラム61に当接しニップを形成する。そして、このニップに用紙が進入し転写ローラ65にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、トナー像の用紙への転写がなされる。清掃装置66は、図1において、感光体ドラム61の上方に配され、感光体ドラム61の周面上の残トナーや塵芥等を除去、回収する。
定着部6bは、本実施形態では、加熱ローラ67、加圧ローラ68等を有し、用紙に転写されたトナー像を加圧・加熱し用紙に固着させる。加熱ローラ67は内部に発熱体が内蔵され、加圧ローラ68と加熱ローラ67は、互いに圧接してニップを形成する。このニップにトナー像が転写された用紙が進入し、トナー像の定着が行われる。定着完了後の用紙は、排出ローラ対54により、排出トレイ51に排出される。
(画像読取部2の構成)
次に、図2を用いて、本発明の実施形態に係る画像読取部2を説明する。図2は、本発明の実施形態に係る複写機100の画像読取部2と原稿搬送部1の拡大模型的断面図である。まず、原稿搬送部1を説明する。
原稿搬送部1は、読み取りを行う原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読み取り位置に搬送する。原稿搬送方向上流側から順に、原稿載置トレイ11、原稿供給ローラ12、原稿搬送路13、複数の原稿搬送ローラ対14、原稿排出ローラ対15、原稿排出トレイ16等が設けられる。又、原稿搬送部1は、画像読取部2の上方に図2の紙面奥側を支点として画像読取部2に上下方向に開閉自在に取り付けられ、画像読取部2のコンタクトガラス(送り読取用コンタクトガラス21A及び載置読取用コンタクトガラス21B)を上方から押さえるカバーとして機能する。
原稿載置トレイ11は、複数枚の原稿を載置でき、原稿搬送路13の上流端に接続される。尚、例えば、原稿載置トレイ11には、図2に示すように、原稿載置トレイ11に原稿が載置されていることを検出するための反射型の光センサ等の原稿検知センサ17を備える。そして、原稿供給ローラ12は、最上位の原稿に当接し、原稿読取や複写をする旨の入力が複写機100に入力されると(例えば、後述のスタートキー34の押下)、原稿搬送路13に原稿を送り出す。送り出された原稿は、複数の原稿搬送ローラ対14やガイドに導かれ、画像読取部2上面の送り読取用コンタクトガラス21A(読取位置に相当)の上面を通過する。この通過の際、画像読取部2が読取を行う。そして、読取が完了した原稿は、原稿排出ローラ対15から原稿排出トレイ16に排出される(原稿搬送経路を2点鎖線で図示)。尚、上記の各回転体(原稿排出ローラ対15等)は、原稿搬送モータ18(図4参照)を駆動源として回転する。
次に、本実施形態における画像読取部2を説明する。図1や図2に示すように、画像読取部2は、箱形の筐体を有する。そして、画像読取部2の上面に、図2の左方から、板状の送り読取用コンタクトガラス21A、載置読取用コンタクトガラス21Bが配される。送り読取用コンタクトガラス21Aは、原稿搬送部1により搬送される原稿が通過する面である。一方、載置読取用コンタクトガラス21Bは、書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る場合、原稿搬送部1を持ち上げ、読取面を下向きに原稿が載置される面である。
又、図2に示すように、画像読取部2の筐体内には、第1移動枠221、第2移動枠222、ワイヤ23、巻取ドラム24、レンズ25と、ランプ26から原稿に照射された光の反射光が入射され、画像データを生成するためのイメージセンサ27等が配される。イメージセンサ27は、例えば、ライン状に光電変換素子を並べたCCD(Charge Coupled Device)で構成され、原稿の反射光を元に、1ライン毎に原稿を読み取る。従って、一枚の原稿を読み取って得られた画像データは、複数ラインの読取結果の合成となる。
そして、第1移動枠221は、上方に、載置読取用コンタクトガラス21Bに載置された原稿等に光を照射するランプ26(例えば、冷陰極ランプ、キセノンランプ、蛍光ランプ)を、下方に第1ミラー261を支持する。尚、ランプ26、各ミラーは、図2の紙面垂直方向に延びる形状である。
第2移動枠222は、上方に第2ミラー262を下方で第3ミラー263を支持する。又、第1移動枠221は第2移動枠222の上方に配される。又、この第1移動枠221及び第2移動枠222には複数本のワイヤ23が取り付けられ(図2では、便宜上1本のみ図示)、ワイヤ23の他端が巻取ドラム24に接続され、巻取モータ28(図4参照)を駆動源として、巻取ドラム24が正逆回転し、第1移動枠221と第2移動枠222が水平方向に自在に移動する。
ここで、具体的な原稿読取動作の一例を説明しておく。まず、原稿搬送部1により搬送される原稿を読み取る場合、原稿載置トレイ11から搬送された原稿は、送り読取用コンタクトガラス21Aの上面を通過しつつ搬送される。そして、送り読取用コンタクトガラス21Aの下方位置(読み取り位置)に、巻取モータ28の駆動により、第1移動枠221と第2移動枠222が固定され、通過する原稿に対し、ランプ26が光を照射する。
ランプ26から発せられた光は、送り読取用コンタクトガラス21A上の原稿に当たり、その反射光を第1ミラー261、第2ミラー262、第3ミラー263を用いて、レンズ25に集光される。そして、レンズ25からの光がイメージセンサ27に入射される。イメージセンサ27は、反射光の強度に応じてアナログの電気信号を出力する。画像読取部2は、このアナログ信号をディジタル信号に変換し、画像データが得られる。この原稿の主走査方向(原稿搬送方向と垂直な方向)にライン単位で読取を行い、このライン単位の読取を副走査方向(原稿搬送方向)に連続して繰り返し行うことで、1枚の原稿が読み取られる。
一方、載置読取用コンタクトガラス21B上に載置された原稿を読み取る場合、第1移動枠221及び第2移動枠222を巻取ドラム24やワイヤ23等により、ホームポジションから図2の右方向に水平に移動させ、走査動作を、順次原稿端部まで連続的に行うことで、原稿全体が読み取られ、原稿が電気信号に変換される。
(操作パネル3)
次に、図1及び図3に基づき、本発明の実施形態に係る操作パネル3を説明する。図3は、本発明の実施形態に係る操作パネル3の一例を示す平面図である。
図1及び図3に示すように、複合機100の正面上方に設けられる操作パネル3は、複写の進行状況やエラー発生など、複合機100の状態や各種メッセージを表示する液晶表示部31を備える。又、液晶表示部31は、機能の選択、設定を行うためのキーを1又は複数表示することができる。又、液晶表示部31の上面に透明なタッチパネル部32が設けられる。タッチパネル部32は、使用者が液晶表示部31に押下した部分の位置、座標を検出するためのものである。尚、操作パネル3は、テンキー部33やスタートキー34も備える。
このタッチパネル部32を用いた検出座標と、液晶表示部31に示される各種キーの位置、座標を比較し、使用者が押下して選択したキーが特定される。このように、使用者は液晶表示部31での表示とタッチパネル部32で複合機100の各機能について、各種設定、モード選択等を行うことができる。尚、タッチパネル部32としては、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、静電容量方式等、各方式を採用でき特に制限はない。
(複写機100のハードウェア構成)
次に、図4に基づき本発明の実施形態に係る複写機100のハードウェア構成の一例を説明する。図4は、本発明の実施形態に係る複写機100の構成の一例を示すブロック図である。
まず、複写機100には本体制御部7が設けられる。中央演算処理装置として、CPU71が設けられ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)やHDD(Hard disk drive)やフラッシュROM等の不揮発性と揮発性のメモリ35からなる記憶部72を有する。記憶部72は、複写機100を制御するためのプログラム、データ等が記憶される。
そして、本体制御部7には、給紙部4、搬送路5、画像形成部6a、定着部6b、操作パネル3、画像処理部8等が接続される。本体制御部7は、用紙搬送や、トナー像形成等、接続される各部の動作制御を行う。尚、図4では、本体制御部7は、1つとして図示しているが、本体制御部7は、全体制御や画像処理を行うメイン制御部と、各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。
次に、本実施形態の操作パネル3の構成について説明する。本実施形態の複写機100の操作パネル3は、表示制御部30、メモリ35、ドライバ回路36、液晶表示部31、タッチパネル部32、スタートキー34、テンキー部33等を有する。表示制御部30はCPUやIC等で構成され、液晶表示部31の表示を制御し、タッチパネル部32の出力(出力電圧)を受け、液晶表示部31で押下された座標を特定する。タッチパネル部32の出力と座標の対応を示すテーブル等のデータは、メモリ35に記憶される。そして、表示制御部30は、押下位置の座標と、液晶表示部31に表示した設定画面の画像データを比較する等により、設定画面上で選択された(押下された)キーを特定する。
押下されたキーの特定等によって、機能の選択、設定が行われたことを表示制御部30は認識し、その内容を本体制御部7に送信する。これにより、操作パネル3で選択、設定された機能を反映した動作を本体制御部7が、画像形成部6a等の各部に行わせ、使用者の意思が、印刷等において反映される(例えば、濃度設定や拡大縮小など)。
又、メモリ35は、液晶表示部31で表示する各設定画面の画像データを記憶する。従って、表示制御部30は、設定画面中のキーが選択されるごとに、表示制御部30は、次に表示すべき画面の画像データをメモリ35から読み出す。表示制御部30は、この表示する設定画面の画像データを液晶表示部31の表示を実際に制御するドライバ回路36に指示を与える。
又、本体制御部7は、原稿搬送部1や画像読取部2とも接続され、原稿搬送部1や画像読取部2に対して動作指示を与える(詳細は後述)。そして、本体制御部7は、複写時には、読み取った原稿の画像データを受け取る。画像データは、画像処理部8で処理され、その画像データに基づき、画像形成部6aでトナー像形成が行われる。画像処理部8は例えば、画像データに関する演算や作業領域としてのワークRAMや画像処理専用回路としてのASIC等を組み合わせて構成される回路である。尚、本体制御部7のCPUと記憶部72に画像処理プログラムを格納し、ソフトウェア的に画像処理部8が実現されても良い。
又、画像処理部8は、操作パネル3の液晶表示部31で表示されるプレビュー画像用の画像データを生成する。尚、プレビュー画像用の画像データは、本体制御部7が生成しても良い。生成されたプレビュー画像用の画像データは、操作パネル3に向けて送信され、ドライバ回路36に入力される。その結果、液晶表示部31にプレビュー画像が表示される。尚、画像処理部8は、プレビュー画像用画像データの生成の他、印刷に用いる画像データに対し、各種の画像処理(例えば、濃度変更等)を行うことができる。しかし、実行可能な画像処理は、多岐にわたるので、特に説明する場合を除き、公知の画像処理を行えるものとして、実行可能な画像処理の詳細な説明は割愛する。
又、本体制御部7には、I/F回路73が接続され、このI/F回路73を介して、ネットワーク等により、1又は複数の外部のコンピュータ200(例えば、パーソナルコンピュータ)を接続することができる。この接続により、複写機100は、外部のコンピュータ200から画像データや印刷設定データの送信を受けて、印刷を行うことができる。又、画像読取部2を利用して読み取った原稿の画像データを外部のコンピュータ200に送信することもできる。
(画像読取部2のハードウェア構成と画像データの流れ)
次に、図5に基づき、本発明の実施形態に係る画像読取部2のハードウェア構成の一例を説明する。図5は、本発明の実施形態に係る画像読取部2の構成や画像データの流れの一例を示すブロック図である。
上述したように、本実施形態の画像読取部2は、原稿搬送部1と画像読取部2で構成され、原稿搬送部1には、原稿搬送部1の制御を行う原稿搬送制御部10が設けられ、画像読取部2には、画像読取部2の制御を行う読取制御部20が設けられる。
原稿搬送制御部10は、上述の本体制御部7と接続され、本体制御部7からの指示を受けて、原稿搬送部1の動作制御を行う。原稿搬送制御部10は、例えば、本体制御部7から原稿の読み取り指示があった場合、原稿搬送モータ18を駆動させて、原稿供給ローラ12、原稿搬送ローラ対14等を回転させる。これにより、原稿が1枚ずつ読み取り位置(送り読取用コンタクトガラス21A)に搬送される。又、原稿搬送制御部10には、原稿検知センサ17の出力が入力され、これにより、原稿搬送制御部10は、原稿載置トレイ11に原稿が存在するかを検知する。
次に、図5に示すように、画像読取部2には、読取制御部20が設けられる。本体制御部7と接続される読取制御部20は、例えば、コピーを行う旨が複写機100に入力され、本体制御部7から読取実行指示が与えられた場合等、画像読取部2の動作制御や、読み取って得られた画像データの本体制御部7への送信制御を行う。
そして、読取制御部20には、例えば、原稿に光を照射するランプ26や、巻取ドラム24を駆動するための巻取モータ28や、イメージセンサ27等が接続される。そして、原稿読取時、読取制御部20は、各部材を制御し、ランプ26を点灯させ、巻取ドラム24により各移動枠を移動又は固定し、イメージセンサ27を駆動させる。
次に、画像読取部2で得られた画像データの流れの一例を説明する。尚、図5では、画像データの流れを白抜矢印で示している。イメージセンサ27によって得られた各画素のアナログの電気信号は、A/D変換部29Aによってディジタル信号に変換される。ディジタル信号に変換された画像データは、各種補正処理を施す補正部29Bに入力される。
イメージセンサ27にライン状に配された各画素に相当する各受光素子のばらつき(個体特性差)や、レンズ25の中心部と周辺部の集光度の違いや、ランプ26の位置による発光量のムラ等により、主走査方向で同一濃度のものを読み取っても、画素の位置でイメージセンサ27の各受光素子が出力する電流(電圧)差が生ずる。そこで、補正部29Bは、シェーディング補正等、画素の位置に依存する歪みを補正する。
補正後の画像データは、例えば、本体制御部7に入力され、記憶部72(例えば、HDD)に蓄積される。その後、操作パネル3でなされた設定に従って、画像処理部8は、画像データに各種画像処理を施す。尚、図5に示すように、迅速にプレビュー画像を表示できるようにするため、補正部29Bから画像処理部8に直接的に画像データが送信されてもよい。
そして、画像処理部8には、例えば、縮小処理部81が設けられる。例えば、縮小処理部81は、画像データの縮小処理を行う回路である(ASICに内蔵されていてもよい)。例えば、600dpiで原稿を読み取った場合、A4の原稿が縦290mm、横210mm、1インチ=25.4mmと仮定すると、A4の原稿を読み取った際に、縦方向で約7000ドット、横方向で約5000ドットの画像データが得られる。例えば、液晶表示部31で表示できるプレビュー画像が縦数百ドット、横数百ドット(液晶表示部31の解像度やプレビュー画像が表示される領域の大きさによる)で有れば、原稿の画像データを1/10以上に縮小することで、プレビュー画像用の画像データが得られる。
そこで、縮小処理部81は、縮小処理を行ってプレビュー画像用の画像データを生成する。例えば、縮小処理部81は、間引き処理や、一定範囲の濃度値の平均値を縮小画像の画素値として利用して、縮小処理を行う。又、原稿読取前に、複写に関する各種設定(濃度変更や枠消し等)が行われていれば、画像処理部8は、設定に対応した画像処理を施した画像データを生成し、縮小処理部81は、設定に対応した画像処理が施された画像データに基づき、プレビュー画像用の画像データを生成できる。尚、迅速にプレビュー画像を表示できるように、補正部29Bから別途プレビュー画像用の画像データ生成に特化された専用回路(プレビュー画像生成部82)に原稿の画像データを入力し、プレビュー画像生成部82から操作パネル3にプレビュー画像用の画像データが供給されても良い。
(プレビュー画像の表示)
次に、図6に基づき、本発明の実施形態に係る複写機100でのプレビュー画像の表示の一例を説明する。図6は、本発明の実施形態に係る複写機100でのプレビュー画像の表示の一例を説明するための説明図である。
まず、本実施形態の複写機100では、操作パネル3に入力することで、複写に関する各種設定を行うことができる。例えば、図6の上段に示すように、複写における濃度設定を行うことができる。
そして、図6に示すように、本実施形態の複写機100では、プレビュー画像を表示するためのプレビュー画像表示領域F1が設けられる。プレビュー画像表示領域F1には、プレビューキーK1が設けられる。例えば、プレビューキーK1が押下され、プレビュー画像を表示する設定であれば、プレビューキーK1は、白黒反転状態となる(黒地にプレビューの白文字)。これにより、使用者は、プレビュー画像を表示させるか否かの設定を行うことができる。
そして、図6の上段に示すように、濃度設定等の複写に関する設定が完了し、原稿を原稿搬送部1にセットされた状態でスタートキー34が押下されると、原稿の複写が開始される。本実施形態の複写機100では、原稿の複写が開始されると、原稿搬送部1が原稿を1枚ずつ搬送し、画像読取部2が原稿を1ページずつ読み取る。その後、全ての原稿の読み取りが完了する前であっても、液晶表示部31のプレビュー画像表示領域F1には、プレビュー画像が表示され、1枚分の原稿が読み取られプレビュー画像の画像データが生成されるごとに、プレビュー画像が切り替えられる。
そして、複数枚の原稿が原稿搬送部に載置された場合、原稿は1枚ずつ連続的に読み取られ、画像データは連続的に生成される。連続的に生成される画像データに基づいて、1ページ分のプレビュー画像の画像データが生成されるごとに、プレビュー画像は、更新される。そのため、図6の下段に示すように、プレビュー画像表示領域F1には、現在表示しているページを示すページ表示欄C1が設けられる。このように、本実施形態の複写機100では、複数枚の原稿の複写を行う際、原稿の全ての読み取りが完了する前に、プレビュー画像が表示される。
又、プレビュー画像の右側には、原稿の読取状況を表示するための原稿読取状況表示領域F2と、印刷の進行状況を表示するための印刷進行状況表示領域F3が設けられる。原稿読取状況表示領域F2と印刷進行状況表示領域F3は、スタートキー34が押下され、原稿読取や印刷が開始されると表示される。
そして、原稿読取状況表示領域F2には、読み取った原稿や読み取り中の原稿のページを示す第1の画像Dが横方向に並列して表示される。例えば、前側(先頭側)に位置するページが左側になるように、第1の画像Dが表示される。各第1の画像D中の数字は、原稿中のページ番号を示す。又、図6(b)で、右端に位置する第1の画像Dと、右端以外の第1の画像Dとの差のように、第1の画像Dのうち、読み取りが完了したページは、四角図形(矩形)で表示され、読み取り中のページは、例えば、四角形の上部分が波線で切り取られた図形で表示され、下向き矢印と読取中の文字が付される。
即ち、表示入力部(操作パネル3)は、画像読取部2が読み取った原稿を示す第1の画像Dと読み取っている原稿を示す第1の画像Dの形状を異ならせる。又、図6(b)に示すように、読み取りが進むごとに、第1の画像Dは、矩形に近づく。即ち、表示入力部(操作パネル3)は、画像読取部2が読み取った原稿の第1の画像Dを矩形で表示し、第1の画像Dと読み取っている原稿を示す第1の画像Dを、読み取りが進むごとに矩形に近づくように形状を変化させてゆく。
更に、各第1の画像Dは、プレビュー画像表示領域F1に表示されるプレビュー画像を更に縮小した画像とすることができる。言い換えると、各第1の画像Dもプレビュー画像の一種と言える。尚、各第1の画像Dの画像データは、画像処理部8等が、先に生成したプレビュー画像用の画像データに更に縮小処理を施して生成し、操作パネル3に更なる縮小処理後の画像データが与えられても良い。又、各第1の画像Dの画像データは、プレビュー画像用の画像データに対し、表示制御部30やメモリ35を用いて演算し、操作パネル3で各第1の画像Dの画像データが生成されても良い。
又、原稿読取状況表示領域F2に並列して表示できる第1の画像Dは無限ではないので、有る程度のページ数分(例えば、4〜6ページ分)表示されると、例えば、原稿読取が行われるごとに、第1の画像Dのうち、最も前のページ(最も先頭側のページ)の第1の画像Dの表示が消去される(例えば、最も左側に配置)。そして、消去されなかった第1の画像Dが左側にずらされる。例えば、並列した第1の画像Dのうち最も右側に、直近に原稿を読み取ったページの第1の画像Dが表示される。
一方、印刷進行状況表示領域F3には、印刷中や印刷予定のページを示す第2の画像Pが横方向に並列して表示される。例えば、前側に位置するページ(最も先頭側のページ)が左側になるように、第2の画像Pが表示される。各第2の画像P中の数字は、ページ番号を示す。又、図6(c)で、左端に位置する第2の画像Pと、左端以外の第2の画像Pとの差のように、第2の画像Pのうち、印刷中のページは、例えば、四角形の上部分が波線で切り取られた図形で表示され、下向き矢印と印刷中の文字が付され、これから印刷を行うページは、四角図形で表示される。
即ち、表示入力部(操作パネル3)は、印刷を行っているページを示す第2画像と、これから印刷を行おうとするページを示す第2の画像Pの形状を異ならせる。又、図6(c)に示すように、読み取りが進むごとに、第2の画像Pは、小さくなる。即ち、表示入力部(操作パネル3)は、これから印刷を行おうとするページを示す第2の画像Pを矩形で表示し、印刷を行っているページを示す第2画像を、印刷が進むごとに形状が小さくなるように形状を変化させてゆく。
更に、各第2の画像Pも第1の画像Dと同様、プレビュー画像表示領域F1に表示されるプレビュー画像を更に縮小した画像とすることができる。言い換えると、各第2の画像Pもプレビュー画像の一種と言える。尚、各第2の画像Pの画像データは、第1の画像Dと同じ画像データを用いればよい。このように、表示入力部(操作パネル3)は、プレビュー画像を第1の画像D及び/又は第2の画像Pとして表示する(第1の画像D及び/又は第2の画像Pは、プレビュー画像である)。
又、印刷進行状況表示領域F3でも並列して表示できる第2の画像Pは無限ではないので、例えば、印刷が完了した第2の画像Pの表示が消去される。そして、消去されなかった第2の画像Pが左側にずらされる。例えば、並列した第2の画像Pのうち最も右側に、今まで表示されていないページのうち最も後側に位置するページの第2の画像Pが、新たに表示される。
このように、表示入力部(操作パネル3)は、複数ページ分の第1の画像Dの並列表示と、複数ページ分の第2の画像Pの並列表示を同時に表示する。従って、使用者は、読み取りや印刷の進行状況を容易に把握できる。
(複写時間の短縮化)
次に、図7に基づき、本発明の実施形態に係る複写機100での複写に要する時間の短縮化を説明する。図7は、本発明の実施形態に係る複写機100と従来の複写機100でのプレビュー画像を表示して複写を行う際の処理の流れを、対比的、時系列的に示したグラフである。
本実施形態の複写機100は、原稿の全ての読み取りが完了する前にプレビュー画像を表示する。又、全ページ分のプレビュー画像を表示できる状態となる前に印刷を開始することができる。即ち、本実施形態では、図7に示すように、原稿読取とプレビュー画像表示と印刷が並列的に行われる。
一方、図7に示すように、従来、印刷の無駄や原稿の読み取りのやり直しを防ぐため、全ての原稿読取が完了後、プレビュー画像を確認できる状態となっていた。そして、プレビュー画像の確認後、使用者が仕上がりに納得し、印刷の開始を指示する入力を行った後、印刷が開始されていた。しかし、これでは、複数枚の原稿の読取開始から印刷の完了までに時間を要する。
そこで、本実施形態の複写機100は、原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷を並列的に行う。即ち、本発明に係る画像形成装置(例えば、複写機100)は、原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する画像読取部2と、原稿の束が載置されるとともに、画像読取部2の読み取り位置に向け、原稿を一枚ずつ搬送する原稿搬送部1と、画像読取部2が生成した画像データに基づき画像を形成する画像形成部6aと、画像読取部2が生成した画像データに基づき、複数のプレビュー画像を表示するとともに、原稿の複写に関する設定を受け付ける表示入力部(操作パネル3)と、を有し、表示入力部(操作パネル3)は、全ての原稿の読み取りを完了する前に、全ページ分のプレビュー画像のうち、読み取られたページ順にプレビュー画像を表示し、画像形成部6aは、全ての原稿の読み取りを完了する前かつ全ページ分のプレビュー画像を表示する前に、画像形成を行う。従来のように、原稿読取、プレビュー画像の表示と使用者の確認、印刷が直列的に行われる場合に比べ複数枚の原稿の複写を行う場合、図7において時間差Δtで示すように、複写が完了するまでの時間の短縮を図ることができる。
1枚当たりの原稿読取に要する時間や、1枚当たりの印刷時間を短くして、原稿読取開始から印刷完了までの時間を短くするには、原稿の搬送速度、画像処理速度、画像形成速度等、画像形成装置における能力を全体的に高める必要がある。そのため、消費電力、騒音、画質、コスト等解決すべき点が多々あり、有る程度の困難を伴う。しかし、本実施形態の複写機100では、1枚当たりの原稿読取に要する時間や、1枚当たりの印刷時間を短くすることなく、原稿読取開始から印刷完了までの時間を短くすることができる。
(原稿読取及び印刷の中止)
次に、図8に基づき、本発明の実施形態に係る複写機100での原稿読取の中止及び印刷の中止の一例を説明する。図8(a)は、本発明の実施形態に係る複写機100での原稿読取中止を説明するための説明図である。図8(b)は、本発明の実施形態に係る複写機100での印刷中止を説明するための説明図である。
まず、図8(a)を用いて、原稿読取の中止を説明する。図8(a)では、複写開始により、原稿の読み取りの進行状況が原稿読取状況表示領域F2に表示される。ここで、使用者は、プレビュー画像を見ながら、原稿の読み取りを確認することができる。
そして、複数枚の原稿を読み取る場合、複写しようとする原稿とは異なる原稿が紛れ込んでいる場合、ページが順番どおりに並んでいない場合、仕上がりに不満がある場合など、使用者は複写の途中で原稿読取を中止したい場合がある。言い換えると、原稿読取を止め、原稿や複写の再設定を行いたい場合がある。例えば、図8(a)では、3ページ目と4ページ目を原稿に紛れ込んだ他の原稿として示している。
このような、原稿読取を中止したい場合、複写を意図しない第1の画像Dを押下することで原稿読取を停止させることができる。例えば、図8(a)の例では、3ページ目の第1の画像Dを押下する。第1の画像Dの押下が有れば、表示制御部30は、原稿読取を停止すべき旨のデータを本体制御部7に送信する。このデータを受け、本体制御部7は、原稿搬送制御部10と読取制御部20に原稿読取の中止指示を与える。原稿搬送制御部10と読取制御部20は、中止指示を受けて、原稿の読み取りを中止する。即ち、表示入力部(操作パネル3)は、画像読取部2が読み取った原稿と読み取っている原稿を示す第1の画像Dを複数ページ分、読取順に並列して表示するとともに、第1の画像Dを指定する入力を原稿の読取中止の指示として受け付け、読取中止の指示がなされた場合、画像読取部2は、原稿読取を中止する。
尚、原稿読取の中止を指定したページよりも前のページを印刷するか否かは、任意に定めることができる。例えば、第1の画像Dの押下で、原稿読取の中止の入力が操作パネル3になされれば、本体制御部7は、直ちに画像形成部6aでの印刷を停止させても良いし、原稿読取の中止を指定したページよりも前のページまでは印刷しても良い。
次に、図8(b)を用いて、印刷中止を説明する。図8(b)では、複写開始により、印刷進行状況表示領域F3に印刷状況が表示される。ここで、使用者は、プレビュー画像を見ながら、印刷の進行状況を確認することができる。
そして、複数枚の原稿の複写を行う場合、複写しようとする原稿とは異なる原稿が紛れ込んでいる場合、仕上がりに不満がある場合など、使用者は読み取られた原稿のうち、一部のページだけ印刷したくない場合がある。言い換えると、読み取った原稿に、印刷を行いたくないページが含まれる場合がある。例えば、図8(b)では、4ページ目や5ページ目を、使用者が印刷したくないページとして示している。
このような、一部のページの印刷を中止したい場合、印刷を意図しない第2の画像Pを押下することで、そのページの印刷を飛ばすことができる。例えば、図8(b)の例では、4ページ目と5ページ目の第2の画像Pを押下すると、表示制御部30は、4ページ目と5ページ目の印刷を印刷せず、飛ばすべき旨のデータを本体制御部7に送信する。このデータを受け、本体制御部7は、画像形成部6aや画像処理部8に画像データの処理やトナー像形成を行わせず、或いは中止させ、指示されたページの印刷を行わせない。
即ち、表示入力部(操作パネル3)は、少なくとも、印刷を行っているページと、これから印刷を行おうとするページを示す第2の画像Pを複数ページ分、印刷順に並列して表示するとともに、第2の画像Pを指定する入力を印刷中止の指示として受け付け、印刷中止の指示がなされたページについては、画像形成部6aは、印刷を行わない。
尚、本実施形態の複写機100では、印刷中止を指定しないページは、印刷中止の指示のあったページよりも後のページであっても、印刷中止の指示がない限り、印刷される。これにより、印刷自体を止めることなく、複数枚の原稿のうち、不要なページだけ印刷しないようにすることができる。印刷するか否かは、使用者がプレビュー画像を見て確認すればよい。
更に、第2の画像Pを1つずつ押下することで、1ページずつ印刷を中止する指示の入力がなされても良いが、複数ページ分の第2の画像Pを指でなぞる(押下したまま指を液晶表示部31の左右方向に動かす)等により、1回の押下動作で複数の第2の画像Pの指定がなされても良い。即ち、表示入力部(操作パネル3)は、第2の画像Pを複数指定する入力を受け付ける。
(原稿読取及び印刷の流れ)
次に、図9及び図10に基づき、本実施形態の複写機100での複写における制御の流れの一例を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る複写機100での原稿読取制御の流れの一例を示すフローチャートである。図10は、本発明の実施形態に係る複写機100での印刷制御の流れの一例を示すフローチャートである。尚、本実施形態の複写機100では、原稿読取と印刷は並行して行われる。従って、複写時には、図9と図10の二つのフローが並行して実行される。又、本説明では、複数枚(例えば、十数枚以上)の原稿が原稿搬送部1に載置され複写を行う場合の例を説明する。
まず、図9を用いて、原稿読取制御の流れを説明する。図9でのスタートは、操作パネル3で液晶表示部31を押下する等により、必要に応じて濃度や用紙等、各種設定がなされた後、スタートキー34が押下され、複写が開始された時点である。
スタートキー34が押下されると、本体制御部7は、原稿搬送制御部10に原稿の搬送を行うべき指示を与える。これにより、原稿搬送制御部10は、原稿搬送モータ18を動作させ、原稿の搬送を行う(ステップ♯1)。又、本体制御部7は、読取制御部20にも読み取りを行うべき指示を与える。これを受けて、読取制御部20は各移動枠を移動させ、ランプ26を点灯させ、イメージセンサ27等を駆動させる。これにより、読取位置に到達した原稿は、主走査方向に1ラインずつ1ページ分読み取られる(ステップ♯2)。
画像読取部2から出力された画像データに基づき、例えば、画像処理部8がプレビュー画像用の画像データを生成する(ステップ♯3)。この時、第1の画像D用の画像データもあわせて生成されてもよい。生成されたプレビュー画像用の画像データは、操作パネル3に送られ、操作パネル3の液晶表示部31にプレビュー画像が表示される(ステップ♯4)。
又、原稿の新たなページが読み取られたので、表示制御部30は、液晶表示部31での原稿読取状況表示領域F2と印刷進行状況表示領域F3の表示を変更する(ステップ♯5)。例えば、表示制御部30は、新たに読み取ったページにあたる第1の画像Dと第2の画像Pを新たに液晶表示部31に表示させる。表示するスペースが無ければ、表示制御部30は、最も先に(前に)読み取られた原稿の第1の画像Dや第2の画像Pを消去する。即ち、表示入力部(操作パネル3)は、読取順に並列して表示した複数の第1の画像Dのうち、先に読み取られた第1の画像Dから消してゆく(図8(b)参照、印刷が完了した1ページ目の第1の画像Dが消えている)。又、表示制御部30は、新たに読み取ったページの第1の画像Dや第2の画像Pを表示する。
次に、原稿搬送制御部10は、原稿検知センサ17の出力を確認する等により、読み取るべき原稿があるかを確認する(ステップ♯6)。もし、読み取るべき原稿が無ければ、原稿搬送制御部10は、原稿の搬送を終了し、読み取るべき原稿がない旨のデータを読取制御部20や本体制御部7に送信し、その結果、原稿読取制御は終了する(エンド)。
一方、読み取るべき原稿が有れば、表示制御部30は、液晶表示部31に表示された第1の画像Dの押下があり、原稿読取の中止の指示が有ったかを確認する(ステップ♯7)。第1の画像Dが押下され、原稿読取の中止指示があれば(ステップ♯7のYes)、表示制御部30は、本体制御部7に原稿読取の中止指示があった旨のデータを送信し、これを受け、本体制御部7は、原稿搬送制御部10と読取制御部20に原稿読取の中止指示を送信する。これにより、原稿読取制御は終了する(読み取りが中止される)(エンド)。一方、原稿読取の中止指示が無ければ(ステップ♯7のNo)、例えば、ステップ♯1に戻り、次の原稿の読み取りが行われる。
次に、図10を用いて、印刷制御の流れを説明する。図10でのスタートは、操作パネル3で液晶表示部31を押下する等により、濃度や用紙等、各種設定がなされた後、スタートキー34が押下され、複写が開始された時点である。
スタートキー34が押下されると、給紙、用紙搬送が行われる。具体的には、給紙部4の給紙ローラ41や、搬送路5の搬送ローラ対52が回転する(ステップ♯21)。次に、原稿搬送部1や画像読取部2を用いて生成された原稿の画像データは、画像処理部8に送られ、印刷のための画像処理が画像データに施される(ステップ♯22)。その後、本体制御部7は、画像処理後の画像データに基づき、露光装置63による露光や、現像装置64による現像等のトナー像の形成を行わせる(ステップ♯23)。
その後、本体制御部7は、トナー像の転写や定着部6bによる用紙へのトナー像の定着を行わせる(ステップ♯24)。そして、本体制御部7は、1ページ分の印刷完了を認識し、印刷が完了した第2の画像Pの表示の消去を表示制御部30に指示する(ステップ♯25)。即ち、表示入力部(操作パネル3)は、印刷が完了したページの第2の画像Pの表示を消す。これにより、印刷が完了したページの第2の画像Pは表示されなくなる。尚、給紙から、1ページの印刷に要する時間は予め定まっているので、本体制御部7は、給紙開始からの時間をカウントして印刷が完了したか否かを判断してもよい。又、用紙排出部近傍に用紙の到着、通過を検知するセンサ(例えば、光センサ、不図示)を設けておき、センサの出力に基づき、本体制御部7は、用紙が機外に排出されたことにより、1ページ分の印刷が完了したと認識しても良い。
そして、本体制御部7は更に印刷すべき画像データがあるかを確認する(ステップ♯26)もし、更に印刷すべき画像データが無ければ(ステップ♯26のNo)、本体制御部7は、画像形成部6a、画像処理部8等の動作を停止させ、印刷を終了させる(エンド)。まだ、印刷すべき画像データが有れば(ステップ♯26のYes)、本体制御部7は、次に印刷するページが印刷中止の指示があったページかを確認する(ステップ♯27)。例えば、使用者による第2の画像Pの押下があれば、表示制御部30から本体制御部7に向けて、印刷を中止する(印刷を行わない)ページを示すデータが送信される。これにより、本体制御部7は、次に印刷するページに対し印刷中止があったか否かを確認できる。
もし、次に印刷するページが印刷中止の指示があったページであれば(ステップ♯27のYes)、本体制御部7は、印刷中止の指示があったページの画像データを破棄する等、印刷中止の指示があったページの印刷を行わせない(ステップ♯28)。その後、更に次のページに対し、印刷中止の指示が無いかを確認するため、ステップ♯27に戻る。一方、次に印刷するページに印刷中止の指示が無ければ(ステップ♯27のNo)、例えば、ステップ♯21に戻り、印刷が行われる。
このようにして、本実施形態の構成によれば、全ての原稿の読み取りを完了する前に、プレビュー画像が表示され、画像形成部6aは、全ての原稿の読み取りを完了する前かつ全ページ分のプレビュー画像を表示する前に、画像形成(印刷)を行うので、原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷が並列的に行われる。これにより、原稿の読取開始から印刷完了までに要する時間を短くすることができる。従って、複写開始から終了するまでの使用者の待ち時間を減らすことができる。又、1ジョブに要する時間が短くなり、画像形成装置(例えば、複写機100)の実質的な生産性が向上する。
又、原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷が並列的に行われるところ、プレビュー画像を見ながら印刷でき、しかも、読取中止の指示がなされた場合、画像読取部2は、原稿読取を中止する。これにより、必要のない原稿の読取や、必要のない原稿の複写が実行されない。従って、エネルギー、資源の無駄を無くすことができる。
又、表示入力部(操作パネル3)での表示領域には限界があり、原稿の枚数が多数に及ぶ場合(例えば、十数枚以上)、第1の画像Dを表示しきれない場合がある。或いは、表示できたとしても、1つの第1の画像Dが微少となり、視認し難くなる場合がある。しかし、先に読み取られた第1の画像Dから消してゆくので、第1の画像Dは、ある程度の大きさを確保でき、第1の画像Dを指定する入力を確実に行うことができる。従って、使用者にとっての操作性が高くなる。又、読み取った原稿と読み取っている原稿とで、第1の画像Dの形状がことなる。これにより、使用者は、原稿の読み取りの進行状況を容易に把握できる。又、読み取っている原稿を示す第1の画像Dは、読み取りが進むごとに矩形に近づくように形状が変化するので、使用者は、原稿の読み取りの進行状況を容易に、詳しく把握できる。
又、原稿読取、プレビュー画像の表示、印刷が並列的に行われるところ、プレビュー画像を見ながら印刷でき、しかも、印刷中止の指示がなされたページについては、画像形成部6aは、印刷を行わない。これにより、必要のないページの複写が実行されない。従って、エネルギー、資源の無駄を無くすことができる。又、印刷するページを飛ばすだけであり、印刷の流れ自体は止めなくてよいので、複写を最後まで完遂することができる。
又、表示入力部(操作パネル3)での表示領域には限界があり、原稿の枚数が多数に及ぶ場合(例えば、十数枚以上)、第2の画像Pを表示しきれない場合がある。或いは、表示できたとしても、1つの第2の画像Pが微少となり、視認し難くなる場合がある。しかし、印刷が完了したページの第2の画像Pは消されるので、第2の画像Pは、ある程度の大きさを確保でき、第2の画像Pを指定する入力を確実に行うことができる。従って、使用者にとっての操作性が高くなる。又、印刷中のページと印刷待ちのページとで、第2の画像Pの形状が異なる。これにより、使用者は、印刷の進行状況を容易に把握できる。又、印刷を行っているぺージを示す第2の画像Pは、印刷が進むごとに形状が小さくなるように形状が変化するので、使用者は、印刷の進行状況を容易に、詳しく把握できる。又、第1の画像Dの並列表示と、第2の画像Pの並列表示は同時に表示される。これにより、使用者は、原稿の読み取りの進行状況と、印刷の進行状況を同時に把握することができる。
又、表示入力部(例えば、操作パネル3)は、第2の画像Pを複数指定する入力を受け付けるので、複数ページの指定を同時に行うことができる。これにより、使用者は効率よく不要なページを指定することができ、操作性を高めることができる。又、表示入力部は、プレビュー画像を第1の画像D、第2の画像Pとして表示するので、原稿読取を中止すべきか、及び、印刷を中止すべきページを視認することができる。これにより、使用者は、原稿読取や印刷中止をすべきか否かを容易に判断することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、スキャナ等の画像読取部2や、プレビュー画像を表示する表示部を備えた画像形成装置に利用可能である。
1 原稿搬送部 2 画像読取部
3 操作パネル(表示入力部) 6a 画像形成部
100 複写機(画像形成装置) D 第1の画像
P 第2の画像

Claims (12)

  1. 原稿を読み取り、原稿の画像データを生成する画像読取部と、
    原稿の束が載置されるとともに、前記画像読取部の読み取り位置に向け、原稿を一枚ずつ搬送する原稿搬送部と、
    前記画像読取部が生成した画像データに基づき画像を形成する画像形成部と、
    前記画像読取部が生成した画像データに基づき、複数のプレビュー画像を表示するとともに、原稿の複写に関する設定を受け付ける表示入力部と、を有し、
    前記表示入力部は、全ての原稿の読み取りを完了する前に、全ページ分のプレビュー画像のうち、読み取られたページ順に前記プレビュー画像を表示し、
    前記画像形成部は、全ての原稿の読み取りを完了する前かつ全ページ分のプレビュー画像を表示する前に、画像形成を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示入力部は、前記画像読取部が読み取った原稿と読み取っている原稿を示す第1の画像を原稿の複数ページ分、読取順に並列して表示するとともに、前記第1の画像を指定する入力を原稿の読取中止の指示として受け付け、
    前記読取中止の指示がなされた場合、前記画像読取部は、原稿読取を中止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示入力部は、読取順に並列して表示した複数の前記第1の画像のうち、先に読み取られた前記第1の画像から消してゆくことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記表示入力部は、前記画像読取部が読み取った原稿を示す前記第1の画像と読み取っている原稿を示す前記第1の画像の形状を異ならせることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示入力部は、前記画像読取部が読み取った原稿の前記第1の画像を矩形で表示し、前記第1の画像と読み取っている原稿を示す前記第1の画像を、読み取りが進むごとに矩形に近づくように形状を変化させてゆくことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示入力部は、少なくとも、印刷を行っているページと、これから印刷を行おうとするページを示す第2の画像を複数ページ分、印刷順に並列して表示するとともに、前記第2の画像を指定する入力を印刷中止の指示として受け付け、
    前記印刷中止の指示がなされたページについては、前記画像形成部は、印刷を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示入力部は、前記第2の画像を複数指定する入力を受け付けることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記表示入力部は、印刷が完了したページの前記第2の画像の表示を消すことを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 前記表示入力部は、印刷を行っているページを示す前記第2画像と、これから印刷を行おうとするページを示す前記第2の画像の形状を異ならせることを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記表示入力部は、これから印刷を行おうとするページを示す前記第2の画像を矩形で表示し、印刷を行っているページを示す前記第2画像を、印刷が進むごとに形状が小さくなるように形状を変化させてゆくことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記表示入力部は、複数ページ分の前記第1の画像の並列表示と、複数ページ分の前記第2の画像の並列表示を同時に表示することを特徴とする請求項6乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1の画像及び前記第2の画像は、前記プレビュー画像であることを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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