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JP2011108955A - Ecu集中収容箱 - Google Patents

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JP2011108955A
JP2011108955A JP2009264424A JP2009264424A JP2011108955A JP 2011108955 A JP2011108955 A JP 2011108955A JP 2009264424 A JP2009264424 A JP 2009264424A JP 2009264424 A JP2009264424 A JP 2009264424A JP 2011108955 A JP2011108955 A JP 2011108955A
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Masayuki Inoue
雅之 井上
Takaaki Ito
崇晶 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】複数のECU基板を収容するECU集中収容箱において、ECU基板を薄くかつ小型化する。
【解決手段】1つのボックス内に複数のECU基板と共通回路基板とを収容し、前記共通回路基板に、電源線、通信線および前記各ECU基板で制御される電装品と接続したワイヤハーネスと接続するコネクタと、共通回路基板と各ECUとを接続する複数のECU接続用コネクタを並設し、かつ、前記電源線に接続する電源回路、前記通信線に接続する通信回路、前記ワイヤハーネスと接続する入出力回路および、前記ECU接続用コネクタの実装間隔長の1/2を基準値として該基準値以上の部品を搭載する一方、前記複数のECU基板に実装する電気電子部品は高さ寸法を前記基準値未満としている。
【選択図】図1

Description

本発明はECU集中収容箱に関し、詳しくは、自動車に搭載される複数のECU基板(電子制御ユニットの回路基板)を集中的に収容する収容箱の小型化、薄型化を図るものである。
この種のECU集中収容箱として、本出願人は特開2007−48890号公報で図12(A)(B)に示すECU集中収容箱100を提供している。
該ECU集中収容箱100は、ケース101内に複数のECU基板102、各ECU基板102の回路に接続される共有回路が形成された共通基板103とを収容し、共通基板103を各ECU基板102と接続バス104で接続している。
前記共通基板103を電源線と接続すると共に過電圧保護回路を含む電源回路を設け、該電源回路を各ECU基板102の電源回路に接続している。
また、前記各ECU基板102は電装品と接続したワイヤハーネスW/Hとそれぞれ実装コネクタ106を介して接続し、電装品に対する電力および信号の入出力を行う入出力回路を設けている。
特開2007−48890号公報
特許文献1に開示したECU集中収容箱では、複数のECU基板102への電源供給は共通基板103に設けた電源回路を介して行い、電源回路に設ける比較的大きな保護部品であるツェナーダイオードを共通基板103に設け、個々のECU基板102にツェナーダイオードを設けていないことより、ECU基板の大型化を抑制することができる。
しかしながら、全てのECU基板にワイヤハーネス接続用のコネクタを実装し、該コネクタを介してワイヤハーネスと接続するECU基板上の入出力回路に、電装品に対する電力および信号の入出力を行う入出力回路を設け、該入出力回路にはリレーやコンデンサ等の比較的背が高く大型の電気電子部品が搭載されている。このように、特許文献1の構成としても、比較的背の高い電気電子部品がECU基板に残っている。
ECU基板の高さ寸法は前記ECU基板上に実装するリレーやコンデンサの高さ寸法によって規定される。そのため、特許文献1のツェナーダイオードをECU基板から除くことによりECU基板を薄型化しているが十分ではなく、この点で改良の余地がある。
本発明は、ECU基板から背の高いリレー、電解コンデンサ等の電気電子部品を除いて、ECU基板の薄型化を促進すると共に、ECU基板の占有面積の減少も促進して、ECU集中収容箱の小型化を図ることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、
1つのボックス内に複数のECU基板と共通回路基板とを収容し、
前記共通回路基板上に、電源線、通信線および前記ECU基板で制御される電装品と接続したワイヤハーネスと接続するコネクタを実装すると共に、前記複数の各ECUとそれぞれ接続する複数のECU接続用コネクタを所要間隔をあけて並設し、かつ、前記共通回路基板に前記電源線に接続する電源回路、前記通信線に接続する通信回路、前記ワイヤハーネスと接続する入出力回路を設ける一方、
前記複数の各ECU基板に前記共通回路基板の入出力回路と前記ECU接続用コネクタを介して接続する回路を設け、かつ、
前記共通回路基板に並設する前記ECU接続用コネクタ間の間隔長さの1/2を基準値とし、該基準値未満の電気電子部品を前記ECU基板に実装し、前記基準値以上の電気電子部品は前記共通回路基板に実装していることを特徴とするECU集中収容箱を提供している。
前記のように、各ECU基板に実装する電気電子部品の高さは、共通回路基板上に並設するECU接続用コネクタの実装間隔の1/2(基準値)未満としている。これはECU基板の両面に電気電子部品を実装する場合を考慮し、ECU基板間の間隔を最小に設定している。このように、ECU基板は両面に導体を設けたタイプとすると、ECU基板の面積を小さくでき、ECU基板をより小型化できる。
一方、前記基準値以上の高さの電気電子部品は共通回路基板に実装している。該共通回路基板に実装する電気電子部品は、前記入出力回路に接続するリレー、電解コンデンサ、および電源回路に接続するツェナーダイオード等である。なお、該共通回路基板には共通回路として必要な電気電子部品であれば、当然のことながら、前記基準値の1/2未満の電気電子部品も搭載している。
このように、前記基準値以上の比較的背の高いリレー、電解コンデンサ等をECU基板から除いているため、各ECU基板を薄くできると共に、占有面積を減少でき、小型化を図ることができる。その結果、これらECU基板を積層して収容するECU集中収容箱の薄型化、小型化を図ることができる。かつ、各ECU基板の構成が簡単となるため、ECU基板の製造コストを低下できる。さらに、発熱部材となるリレーをECU基板から除いているため、ECU基板の加熱を防止することもできる。
本発明のECU集中収容箱に収容する各ECU基板と電装品との回路接続は、全ての回路接続を前記共通回路基板側のコネクタを介して行い、該ECU基板上にワイヤハーネス接続用コネクタを実装せず、
あるいは、前記ECU基板と電装品とを接続する回路の一部または全ては、該ECU基板上に実装したワイヤハーネス接続用コネクタを介して行う構成としている。
前者の共通回路基板側のコネクタのみを介してECU基板と電装品とをワイヤハーネスを介して接続した場合、各ECU基板にはワイヤハーネス接続用の背の高いコネクタを設ける必要はなく、ECU基板の高さを前記基準値未満とすることができる。
また、電装品と接続するワイヤハーネスを共通回路基板側に接続しているため、各ECU基板に持たせていた電装品への電力および信号を入出力する入出力回路を共通回路基板側に持たせ、前記のように、入出力回路に設けるリレーおよび電解コンデンサ等の高さ寸法が前記基準値を越える電気電子部品を各ECU基板から除いて共通回路基板に実装している。
一方、後者のように、ECU基板上にワイヤハーネス接続用のコネクタを実装し、ECU基板と電装品とを接続する回路の一部を、該ECU基板上のコネクタとワイヤハーネスを介して接続する場合、該ECU基板上のコネクタを介して接続する回路数を低減できるため、該コネクタの極数を少なくできる。よって、小型コネクタとして高さを低くでき、前記基準値未満とすることができる。
この場合は、可能な範囲で共通回路基板側のコネクタ、該コネクタに接続するワイヤハーネスを介して電装品と接続することが好ましいが、ワイヤハーネスの取り回しの制約がある場合には、前記のように、ECU基板にコネクタを設け、該コネクタと電装品とをワイヤハーネスを介して接続している。
具体的には、本発明のECU集中収容箱のボックス内の一側部に前記共通回路基板収容部を設ける一方、他側部に前記複数のECU基板を共通回路基板に対し直交する方向に挿入し、積層して配置するECU基板収容部を設け、
前記ECU基板収容部に面する共通回路基板の一面に前記ECU接続用コネクタを間隔をあけて並設し、該共通回路基板の他面に前記電気電子部品を実装している。
例えば、ボックス内の一側部に垂直方向の共通回路基板収容部を設け、他側部にECU基板収容部を設け、複数のECU基板を上下に積層配置している。このように、リレー、電解コンデンサ等の高さが前記基準値を越える電気電子部品を実装する共通回路基板をECU基板の積層部の一側部に垂直配置し、他側部に薄くしたECU基板を積層配置することで、ECU集中収容箱の全体ECU基板積層側をコンパクトにまとめて小型化することができる。
また、前記共通回路基板を水平方向とし、該共通回路基板の下方または上方にECU基板を共通回路基板に対して垂直方向としても並設してもよい。
前記1枚の共通回路基板と複数のECU基板とを接続する前記ECU接続用コネクタとして、カードエッジコネクタ、基板間コネクタ等のコネクタを用いている。
いずれも共通回路基板に前記コネクタのハウジングを一定間隔をあけて実装し、これらコネクタを共通回路基板の垂直面に実装した場合には、各コネクタの上下高さの中間地点をコネクタ位置とし、上下隣接するコネクタの中間地点間の寸法の1/2を前記基準値としている。
前記カードエッジコネクタは、共通回路基板から突設したコネクタのハウジング内に共通回路基板の回路に接続して端子を突出させ、該ハウジング内にECU基板の端部を挿入し、ECU基板に設けた導体に端子を接触させて回路接続している。よって、該コネクタの中心位置はECU基板の厚さ方向の中心位置と一致し、隣接配置するECU基板間の間隔寸法の1/2が前記基準値に相当することになる。
前記基板間コネクタは、共通回路基板から突設したコネクタのハウジングを雌ハウジングとし、ECU基板に雄ハウジングを実装して前記雌ハウジングに嵌合接続し、これら雌雄ハウジング内に挿入して突設した共通回路基板とECU基板の端子同士を嵌合接続している。
前記共通回路基板に、前記複数のECU基板に接続する1つのICチップを実装し、該ICチップを前記電装品とそれぞれ接続する前記共通回路基板に設けた入出力回路と接続する構成としてもよい。
このように、各ECU基板に設ける入出力回路を共通回路基板に実装するICチップに取り込むことにより、各ECU基板の小型化を促進することができる。
本発明のECU集中収容箱に収容する複数のECU基板は互いに関係のあるECU基板であることが望ましく、例えば、カメラECUやドライビングサポートECUなどからなることが考えられる。他にも、テレマティクスサービスを実現する移動通信手段(携帯電話など)を制御するためのECUと、ナビゲーションシステムやオーディオシステムを制御するためのECUなどが挙げられる。
また、共通回路基板に設ける電源回路には前記過電圧保護部品のツェナーダイオードと共に、所定電圧を生成する電圧生成回路とを含むことが好ましい。該電圧生成回路をECU基板に分散して配置する場合に比べて変換効率を高めることができる。したがって、発熱量を少なくすることができるので、ヒートシンクなどの放熱機構を形成する必要がない。
また、共通回路基板の電源回路には、例えば、12V,9V,5V,3.3Vの直流電圧源をそれぞれ接続してもよい。該構成とすると、各ECU基板は共通回路基板の電源回路と接続するだけで、共有の電圧生成回路から所定電圧の電気エネルギーを受けることができるので、低電圧出力を容易に行うことができる。
前記共通回路基板の通信回路と接続する通信線は、例えば、CAN通信線と接続している。該CAN通信線が自動車内においてネットワークを構成する通信線とすると、ECU基板に複雑なネットワーク通信回路を形成する必要がなく、その製造コストを削減できる。
なお、本発明で用いる通信線は、CANに限定されず、LIN(Local Interconnect Network)やFlexRayに準拠する通信線でもよい。
前述したように、本発明によれば、複数のECU基板を一つのケース内に収容し、前記複数のECU基板において共通化できる電源回路、通信回路および入出力回路を設けた1枚の共通回路基板を設け、前記入出力回路のリレー、電解コンデンサ等の高さ寸法が前記基準値を越える背の高い電気電子部品を共通回路基板に搭載している。このように、コネクタ、リレー、電解コンデンサ等の背の高い電気電子部品をECU基板から除いているため、ECU基板の薄型化および占有面積の減少を図ることができ、その結果、ECU集中収容箱の小型化を達成することができる。
本発明のECU集中収容箱の第1実施形態の概略断面図である。 第1実施形態の回路を示すブロック図である。 前記ブロック図の共通回路基板に設ける入出力回路を詳細に示す図面である。 第1実施形態で用いるECU接続用コネクタを示す拡大図である。 第2実施形態の概略断面図である。 第3実施形態を示す概略断面図である。 第4実施形態の要部拡大図である。 前記第4実施形態の概略断面図である。 第5実施形態のECU集中収容箱の全体構成を示すブロック図である。 第6実施形態の概略断面図である。 第7実施形態の概略断面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に本発明の第1実施形態に係るECU集中収容箱1を示す。
図1に示すECU集中収容箱1はボックス2内に3枚のECU基板3(3A,3B、3C)を収容すると共に1枚の共通回路基板4を収容し、ECU基板3と共通回路基板4とをECU接続用コネクタ5(5A、5B、5B)を介して接続している。
なお、本実施形態ではECU基板を3枚収容しているが、3枚に限定されず、2枚、4枚以上でも良い。
具体的には、ボックス2内の一側部に設けた共通回路基板収容部32に共通回路基板4を垂直方向に挿入固定し、他側部にECU基板収容部33を設け、複数のECU基板3A〜3Cを水平方向に挿入して配置し、上下に積層して固定している。
前記ECU接続用コネクタ5A、5B、5Cは、垂直方向に配置する共通回路基板4の
垂直面に上下方向に一定間隔をあけて横向きに実装している。
ECU接続用コネクタ5(5A、5B、5C)は図4に示すように、カードエッジコネクタである。該ECU接続用コネクタ5のハウジング50の上下壁50aと50bの間の中心位置を各コネクタ5の基準線50sとし、上下隣接配置するECU接続用コネクタ5Aと5B、5Bと5Cの搭載間隔L2は上下の基準線50s間の距離としている。該距離L2の1/2の寸法を、後述する電気電子部品の高さを判定する基準値L1としている。
本実施例では、ECU基板3AはカメラECU、ECU基板3BはドライビングサポートECU、ECU基板3CはエアコンECUである。
図2に示すように、前記各ECU基板3(3A、3B、3C)は電装品30(30A、30B、30C)の制御用であり、入出力回路13、および該入出力回路13と接続したCPU6を備えている。かつ、ECU基板3の入出力回路13に、高さ寸法が前記基準値L1未満の高さの電気電子部品60(チップ抵抗、チップコンデンサ、トランジスタ等)を実装している。かつ、本第1実施形態では、前記各ECU基板3の入出力回路13は前記電装品30と接続するワイヤハーネス用のコネクタは実装していない。
ECU基板3に実装する部品の高さ寸法の基準値L1を、前記のように、隣接するECU接続用コネクタ5(5Aと5B、5Bと5C)の間隔長の1/2未満としているのは、ECU基板3の上下両面に導体を設け、該導体に接続する部品を実装する場合を考慮しているためである。前記基準値L1以上の高さの電気電子部品は共通回路基板4に実装している。本実施形態では基準値L1は10mmである。
前記共通回路基板4は、電源回路20、通信回路21、入出力回路22を備え、高さ寸法が前記基準値L1を越える電気電子部品を実装し、かつ、ワイヤハーネスと接続するコネクタ23、24、25を実装している。
前記コネクタ23はインパネハーネスと接続するコネクタ、コネクタ24はエンジンハーネスに接続するコネクタ、コネクタ25はフロアハーネスに接続するコネクタである。 なお、コネクタは多極コネクタとし、前記回路とそれぞれ接続した端子をまとめて収容係止した1つのコネクタでもよい。
また、前記電源回路20には、電源(バッテリ)から電装品30A、30B、30Cに流れる電流を順方向とするように配置された逆流防止用のダイオード(図示せず)と、このダイオードの下流側の電圧に上限を定めるようにグランドとの間で取り付けられた電圧保護用で高さ寸法が前記基準値を越えるツェナーダイオードDを組み合わせてなる過電圧保護回路を設けている。すなわち、ECU基板3A、3B、3Cは過電圧保護回路を介して電源に接続している。
このように、共通回路基板4はECU基板3A、3B、3Cに接続される共有回路として過電圧保護回路を備え、これによって、ECU基板3A、3B、3Cをサージなどによる過電流から保護している。
前記入出力回路22A、22B、22Cは、詳細には図3に示す回路からなり、ECU基板3A、3B、3Cの各入出力回路13に前記コネクタ5(5A〜5C)を介して接続している。前記入出力回路13と接続する前記基準値を越えるリレー7および電解コンデンサ8は共通回路基板4側に設けた入出力回路22A、22B、22Cに実装している。
前記通信回路21はECU基板3A、3B、3Cの各入出力回路13に前記ECU接続用コネクタ5(5A、5B、5C)を介して接続している。
前記のように、ボックス2の一側部に設けた前記共通回路基板収容部32の上面は開口32aとし、共通回路基板4を開口32aより挿入し、共通回路基板4の上端に設けた前記コネクタ23〜25をボックス2の一側上面に露出し、前記ワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを上方から嵌合接続できるようにしている。
また、ECU基板収容部33の外側面は開口33aとし、該開口からそれぞれECU基板3A〜3Cを挿入している。これらECU基板3A〜3CをECU基板収容部33に挿入固定した後は、前記開口を閉鎖するカバー材(図示せず)をボックス2に取り付けている。
共通回路基板4と各ECU基板3A〜3Cとを接続するECU接続用コネクタ5(5A、5B、5C)として、前記のようにカードエッジコネクタを用いている。
図4(A)(B)に示すように、各ECU接続用コネクタ5A、5B、5Cのハウジング50は上下壁50a、50b、左右壁50c、50dを備え、図中、右側をECU基板の挿入用開口50eとしている。前記上壁50aの下面に沿って上側端子T1、下壁50bの上面に沿って下側端子T2をそれぞれ共通回路基板4より導体と導通させて突出させている。前記ハウジング50に対して、ECU基板3を挿入し、ECU基板3の上面側の導体E1に上側端子T1を上方から接触させて電気接続し、ECU基板3の下面側の導体E2に下側端子T2を下方から接触させて電気接続している。
前記カードエッジコネクタからなるECU接続用コネクタ5を介して共通回路基板4の前記入出力回路と、各ECU基板3A〜3Cの入出力回路とを接続している。
前記構成としたECU集中収容箱1では、各ECU基板3A〜3Cには、高さ寸法が基準値L1に達するリレー等の大型の電気電子部品を実装していないため、高さを最大基準値(本実施形態では10mm)と薄くすることができる。この高さは、従来のこの種のECU基板と比較して高さ寸法が約1/2である。かつ、前記大型のリレー等を実装していないため、ECU基板3A〜3Cの面積を小さくでき、ECU基板3A〜3Cを小型化できる。
このように、積層するECU基板3A〜3Cを薄く且つ小型化できるため、ECU基板の積層側を薄くできる。かつ、高さ寸法が基準値L1を越えるリレーや電解コンデンサを実装した共通回路基板4は、ECU基板3A〜3Cの積層部の側部に垂直配置するため、ECU集中収容箱1の設置面積を減少でき、コンパクトにまとめることができる。
かつ、前記のように、電源線、通信線、およびECU基板で制御される電装品と接続するワイヤハーネスとの接続は全て共通回路基板4側で行い、各ECU基板にワイヤハーネスを接続していないため、ECU基板の構成を簡単にでき、ECU基板の製造コストを低下できる。
このように、ECU集中収容箱1を小型化すると、該ECU集中収容箱1を搭載する自動車のインストルメントパネル内部における占有空間を減少することができる。
かつ、ボックス2を従来と同じ大きさとすると、より多数のECU基板を集中して収容することができる。
図5に第2実施形態を示す。
前記第1実施形態では全てのECU基板に電装品とワイヤハーネスを介して接続するためのワイヤハーネス接続用コネクタを実装していない。これに対して、第2実施形態では、ECU基板3(3A、3B、3C)にワイヤハーネス接続用コネクタ35(35A、35B、35C)を実装し、電装品との接続する回路の一部を前記ワイヤハーネス接続用コネクタ35を介して行っている。即ち、ECU基板3と電装品30との接続を共通回路基板4側のコネクタ23、24、25とECU基板3側のコネクタ35の両方を介して行い、ECU基板側のワイヤハーネス接続用コネクタ35のみを介して電装品30と接続する場合と比較して、該コネクタ35を介して接続する回路数を低減している。よって、ECU基板3に実装する前記ワイヤハーネス用コネクタ35を極数は少なく小型コネクタとし、その高さを前記基準値L1未満としている。
また、第2実施形態ではECU基板収容部33では、ECU基板3A〜3Cの各収容部を隔壁33aで仕切っている。
他の構成および作用効果は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図6に第3実施形態を示す。
第2実施形態では、全ECU基板3(3A、3B、3C)にワイヤハーネス接続用コネクタ35を実装しているが、第3実施形態では、ECU基板3Aと3Bにワイヤハーネス接続用コネクタ35A、35Bを実装しているが、ECU基板3Cにはワイヤハーネス接続用コネクタを実装せず、ECU基板3Cと電装品30Cとの接続は全て共通回路基板側のコネクタを介して行っている。
また、ECU基板3Bと接続する電装品30Bは、接続する回路数が少なく、基準値L1未満のワイヤハーネス接続用コネクタ35Bとできるため、ECU基板3と電装品30Bとを接続する全回路をECU基板3に実装したワイヤハーネス接続用コネクタ35Bを介して行っている。
即ち、電装品30Aは共通回路基板4に実装したコネクタ22(23、24)と、ECU基板3Aに実装したワイヤハーネス接続用コネクタ35Aの両方のコネクタと、これらコネクタと接続したワイヤハーネスを介して接続している。
電装品30BはECU基板3Bに実装したワイヤハーネス接続用コネクタ35Bと、該コネクタに接続したワイヤハーネスのみを介して接続している。
電装品30Cは共通回路基板4に実装したコネクタ22(23、24)と、該コネクタに接続したワイヤハーネスのみを介して接続している。
図7、図8に第4実施形態を示す。
第4実施形態は、共通回路基板4とECU基板3(3A、3B、3C)を接続するECU接続用コネクタ5(5A、5B、5C)を、基板間コネクタとしている。この点のみを第2実施形態と相違させ、他の構成は第2実施形態と同様としている。
前記基板間コネクタは、共通回路基板4に雌コネクタハウジング53を実装し、共通回路基板4の導体と接続した端子T3、T4を雌コネクタハウジング53内に突出している。一方、各ECU基板3に雄コネクタハウジング54を実装し、ECU基板の導体E3、E4と接続した端子T5、T6を雄コネクタハウジング54内に突出させている。前記雌コネクタハウジング53に雄コネクタハウジング54を嵌合し、端子T3、T4をT5、T6と嵌合することで、共通回路基板4とECU基板3の回路を接続している。
ECU接続用コネクタが前記基板間コネクタである場合には、前記基準値L1は、共通回路基板4に実装する雌コネクタハウジング53の上下壁53aと53bの間の中心位置53sを基準線とし、上下の基板間コネクタの基準線間の寸法L2の1/2を基準値L1としている。
前記基板間コネクタをECU接続用コネクタとして用いた場合も、前記第1実施形態のように、ECU基板にワイヤハーネス接続用コネクタ35を実装せず、すべて共通回路基板4側のコネクタを介して電装品と接続してもよい。
図9に第5実施形態を示す。
第5実施形態では、共通回路基板4にICチップ40を実装し、該ICチップ40を前記入出力回路22A、22B、22Cと導通回路41A、41B、41Cを介して接続し、かつ、各ECU基板3A〜3Cに接続する回路42A、42B、42Cと接続している。
前記ICチップ40内には前記図2で示す入出力回路部を設けており、よって、共通回路基板4を第1実施形態よりも小型化することができる。
前記ICチップ40と接続した回路41A〜42Cは前記ECU接続用コネクタ5を介して各ECU基板3A〜3Cと接続している。
他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
図10に第6実施形態を示す。
第6実施形態では、共通回路基板4とECU基板3の配置のレイアウトを変え、ボックス2の上部を共通回路基板収容部32とし、下部をECU基板収容部33としている。
上部の共通回路基板収容部32に共通回路基板4を水平方向に配置して収容し、その下部のECU基板収容部33に複数のECU基板3(3A〜3E)を垂直方向に配置して並設している。前記共通回路基板4の下面にはECU接続用コネクタ5(5A〜5E)を並設し、該ECU接続用コネクタ5と接続している。前記実施形態と同様に、水平方向に並設するECU接続用コネクタ5の間隔の1/2の寸法を基準値L1として、各ECU基板3に実装する電気電子部品の高さは前記L1未満としている。
他の構成は前記第1実施形態と同様であり、かつ、第2実施形態のように、ECU基板3にワイヤハーネス接続用コネクタを実装してもよい。
図11に第7実施形態を示す。
第7実施形態では、共通回路基板4の一側部に下方に屈曲した接続板部4Aを設け、該接続板部に、第1実施形態と同様に、ECU接続用コネクタ5(5A、5B、5C)を垂直方向に間隔をあけて設け、上下積層して水平配置したECU基板3(3A、3B、3C)と接続している。
該構成とすると、共通回路基板4と複数のECU基板3とをすべて水平方向に配置して、並設することができる。
なお、図11を90度変換して共通回路基板4、ECU基板3をすべて垂直向きに並設してもよい。
1 ECU集中収容箱
2 ボックス
3(3A、3B、3C) ECU基板
4 共通回路基板
5(5A、5B、5C) ECU接続用コネクタ
7 リレー
8 電解コンデンサ
20 電源回路
21 通信回路
13、22(22A、22B、22C) 入出力回路
23〜25 コネクタ
30A、30B、30C 電装品
32 共通回路基板収容部
33 ECU基板収容部
35 ワイヤハーネス接続用コネクタ
40 ICチップ
L1 基準値

Claims (4)

  1. 1つのボックス内に複数のECU基板と共通回路基板とを収容し、
    前記共通回路基板上に、電源線、通信線および前記ECU基板で制御される電装品と接続したワイヤハーネスと接続するコネクタを実装すると共に、前記複数の各ECUとそれぞれ接続する複数のECU接続用コネクタを所要間隔をあけて並設し、かつ、前記共通回路基板に前記電源線に接続する電源回路、前記通信線に接続する通信回路、前記ワイヤハーネスと接続する入出力回路を設ける一方、
    前記複数の各ECU基板に前記共通回路基板の入出力回路と前記ECU接続用コネクタを介して接続する回路を設け、かつ、
    前記共通回路基板に並設する前記ECU接続用コネクタ間の間隔長さの1/2を基準値とし、該基準値未満の電気電子部品を前記ECU基板に実装し、前記基準値以上の電気電子部品は前記共通回路基板に実装していることを特徴とするECU集中収容箱。
  2. 前記各ECU基板と電装品との全ての回路接続は、前記共通回路基板側のコネクタを介して行い、該ECU基板上にワイヤハーネス接続用コネクタを実装せず、
    あるいは、前記ECU基板と電装品とを接続する回路の一部または全ては、該ECU基板上に実装したワイヤハーネス接続用コネクタを介して行う構成としている請求項1に記載のECU集中収容箱。
  3. 前記ボックス内の一側部に前記共通回路基板収容部を設ける一方、他側部に前記複数のECU基板を共通回路基板に対し直交する方向に挿入し、積層して配置するECU基板収容部を設け、
    前記共通回路基板の前記回路と前記各ECU基板の前記回路とは、共通回路基板とECU基板の積層部との間に配置するカードエッジコネクタまたは基板間コネクタを介して接続している請求項1または請求項2に記載のECU集中収容箱。
  4. 前記共通回路基板に、前記複数のECU基板に接続する1つのICチップを実装し、該ICチップを前記電装品とそれぞれ接続する前記共通回路基板に設けた入出力回路と接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のECU集中収容箱。
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