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JP2011106786A - 建設機械の熱交換装置 - Google Patents

建設機械の熱交換装置 Download PDF

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JP2011106786A
JP2011106786A JP2009264873A JP2009264873A JP2011106786A JP 2011106786 A JP2011106786 A JP 2011106786A JP 2009264873 A JP2009264873 A JP 2009264873A JP 2009264873 A JP2009264873 A JP 2009264873A JP 2011106786 A JP2011106786 A JP 2011106786A
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JP2009264873A
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Shuhei Noguchi
修平 野口
Hajime Ishii
元 石井
Hajime Yoshida
肇 吉田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】 被冷却流体を熱交換器によって効率良く冷却することができ、かつ、熱交換器に付着した塵埃を確実に除去する。
【解決手段】 第1,第2のラジエータ14,15を構成するアッパタンク14A,15Aを、T型継手からなる流入側継手17によって連結し、この流入側継手17の配管側接続口17Cに流入配管19を接続する。これにより、流入配管19から流入側継手17に導入されたエンジン冷却水をアッパタンク14A,15Aに均等に振分けて供給することができ、加熱されたエンジン冷却水を第1,第2のラジエータ14,15によって効率良く冷却することができる。また、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に、エアブロア等を挿入することができるので、このエアブロアから吐出する圧縮空気によって放熱部14C,15C等に付着した塵埃を容易に除去することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に好適に用いられる建設機械の熱交換装置に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能なクローラ式の下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、油圧ショベルは、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、油圧ショベルの上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後端側に設けられ作業装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して旋回フレームに設けられ油圧ポンプを駆動するエンジンと、該エンジンの近傍に配置された熱交換装置と、これらエンジンや熱交換装置等を覆う建屋カバーとにより大略構成されている。
また、熱交換装置は、エンジン冷却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルクーラ等からなる熱交換器と、該熱交換器と対面して配置されエンジン等によって回転駆動される冷却ファンとにより構成されている。そして、エンジンの作動時に冷却ファンが回転することにより、建屋カバーに設けられた空気流入口を通じて建屋カバー内に冷却風が導入される。これにより、熱交換器に向けて冷却風が供給され、エンジン冷却水、作動油等の冷却すべき流体を冷却することができる構成となっている。
ところで、市街地等の狭い作業場所で掘削作業を行うため、上部旋回体がほぼ下部走行体の車幅内で旋回できるように構成された小旋回式の油圧ショベルは、カウンタウエイトを旋回中心に接近させて配置することにより、上部旋回体をできるだけコンパクトに形成している。
従って、小旋回式の油圧ショベルは、カウンタウエイトを旋回中心に接近させた分、カウンタウエイトの前側に位置する建屋カバー内の収容スペースが小さくなるため、この収容スペースに収容される熱交換装置を小型化する必要がある。
これに対し、同一の構成を有する多数の熱交換器(単位熱交換器)を、冷媒が流通する配管を介して連結することにより、1つの熱交換装置(冷却システム)を構成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−124490号公報
しかし、上述した従来技術による熱交換装置は、冷媒が流通する配管に多数の熱交換器(単位熱交換器)を接続し、これら多数の熱交換器に冷媒が順次供給されて冷却される構成となっている。このため、冷媒の流れ方向の上流側に配置された熱交換器に優先的に冷媒が供給されるのに対し、冷媒の流れ方向の下流側に配置された熱交換器には殆ど冷媒が供給されず、多数の熱交換器を接続したとしても、冷媒を効率良く冷却することが困難であるという問題がある。
また、従来技術による熱交換装置は、多数の熱交換器を並列に並べて配置する構成であるため、例えば小旋回式の油圧ショベルのように熱交換装置の設置スペースが非常に狭い場合には、隣合う熱交換器の間隔を非常に小さく設定する必要がある。
このように、隣合う熱交換器の間隔を小さく設定した場合には、各熱交換器が隣接する他の熱交換器からの熱を受けることにより、熱交換装置全体の冷却効率が著しく低下してしまうという問題がある。
また、隣合う熱交換器の間隔を小さく設定した場合には、各熱交換器の放熱部に設けられた放熱フィンに、油圧ショベルの掘削作業時に発生した塵埃が付着し易くやすくなるという問題がある。しかも、例えば圧縮空気を吐出するエアブロア等を用いて各熱交換器の放熱フィンに付着した塵埃を除去する場合でも、各熱交換器の間にエアブロアを挿入することができないため、各熱交換器の放熱フィンに付着した塵埃を除去することが困難となり、冷媒に対する冷却効率の低下を招くという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、被冷却流体を熱交換器によって効率良く冷却することができ、かつ、熱交換器に付着した塵埃を確実に除去することにより冷却効率を向上できるようにした建設機械の熱交換装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、建設機械を構成するフレームに取付けられ加熱された流体を冷却する熱交換器と、該熱交換器と対面して設けられ前記熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンとを備えてなる建設機械の熱交換装置に適用される。
そして、請求項1の発明の特徴は、前記熱交換器は、前記冷却ファンによる冷却風の流れ方向に対し前,後に位置して配置された第1,第2の熱交換器を有し、前記第1,第2の熱交換器は、被冷却流体が流入する流入口が設けられたアッパタンクと、冷却された流体が流出する流出口が設けられたロアタンクと、前記アッパタンクとロアタンクとの間に設けられ流体の熱を放熱する放熱部とを備え、前記第1,第2の熱交換器のアッパタンクにそれぞれ設けられた流入口は流入側継手を用いて互いに連結すると共に該流入側継手には被冷却流体が流入する流入配管を接続する構成とし、前記第1,第2の熱交換器のロアタンクにそれぞれ設けられた流出口は流出側継手を用いて互いに連結すると共に該流出側継手には前記放熱部によって冷却された流体が流出する流出配管を接続する構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記流入側継手は前記冷却風の流れ方向と並行に延びる状態で前記第1,第2の熱交換器の間に配置し、前記流出側継手は前記冷却風の流れ方向と並行に延びる状態で前記第1,第2の熱交換器の間に配置する構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記流入側継手は、前記第1,第2の熱交換器のアッパタンクの流入口にそれぞれ接続される2個のタンク側接続口と、前記流入配管に接続される1個の配管側接続口とを有するT型継手として構成し、前記流出側継手は、前記第1,第2の熱交換器のロアタンクの流出口にそれぞれ接続される2個のタンク側接続口と、前記流出配管に接続される1個の配管側接続口とを有するT型継手として構成したことにある。
請求項4の発明は、前記第1,第2の熱交換器の間隔は、当該第1,第2の熱交換器の間に前記流入側継手と前記流出側継手とを配置することができる寸法に設定したことにある。
請求項5の発明は、前記第1,第2の熱交換器のアッパタンクの流入口は、当該アッパタンクの長さ方向の端面から一定寸法だけ引込んだ位置に配置し、前記第1,第2の熱交換器のロアタンクの流出口は、当該ロアタンクの長さ方向の端面から一定寸法だけ引込んだ位置に配置する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、第1,第2の熱交換器のアッパタンクの流入口を連結する流入側継手に流入配管を接続したので、流入配管から流入側継手に導入された被冷却流体を、第1,第2の熱交換器のアッパタンクに均等に振分けて供給することができる。これにより、被冷却流体を2台の熱交換器によってそれぞれ均等に冷却することができ、加熱された被冷却流体に対する冷却効率を向上させることができる。
また、第1,第2の熱交換器のロアタンクの流出口を連結する流出側継手に流出配管を接続したので、第1,第2の熱交換器によって冷却された流体を、各ロアタンクから流出側継手を介して流出配管に均等に流出させることができ、冷却された流体を円滑に環流させることができる。
請求項2の発明によれば、流入側継手を冷却風の流れ方向と並行に延びる状態で第1,第2の熱交換器の間に配置し、流出側継手を冷却風の流れ方向と並行に延びる状態で第1,第2の熱交換器の間に配置することにより、第1,第2の熱交換器の間に、流入側継手および流出側継手の長さに対応する間隔(隙間)を確保することができる。
これにより、冷却風によって運ばれた塵埃を、第1,第2の熱交換器間の隙間を通じて下方に落下させることができ、各熱交換器に塵埃が付着するのを抑えることができる。また、第1,第2の熱交換器の間に、例えば圧縮空気を吐出するエアブロア等を挿入することができるので、このエアブロアから吐出する圧縮空気によって第1,第2の熱交換器に付着した塵埃を容易に除去することができる。この結果、第1,第2の熱交換器の冷却効率を向上させることができ、熱交換装置全体の信頼性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、流入側継手を、2個のタンク側接続口と1個の配管側接続口とを有するT型継手として構成することにより、配管側接続口を通じて流入側継手に導入された被冷却流体を、2個のタンク側接続口を通じて第1,第2の熱交換器のアッパタンクに均等に供給することができ、これら第1,第2の熱交換器の放熱部によって被冷却流体を効率良く冷却することができる。
一方、流出側継手を、2個のタンク側接続口と1個の配管側接続口とを有するT型継手として構成することにより、冷却された流体を、第1,第2の熱交換器のロアタンクから流出側継手を介して流出配管に均等に流出させることができ、冷却された流体を円滑に環流させることができる。
請求項4の発明によれば、第1,第2の熱交換器の間隔を、当該第1,第2の熱交換器の間に流入側継手と流出側継手とを配置することができる寸法に設定したので、第1,第2の熱交換器が、隣合う他の熱交換器からの熱を受けるのを抑えることができ、第1,第2の熱交換器の冷却効率を一層高めることができる。
請求項5の発明によれば、アッパタンクの流入口が、当該アッパタンクの長さ方向の端面から外側に突出するのを抑えることができ、ロアタンクの流出口が、当該ロアタンクの長さ方向の端面から外側に突出するのを抑えることができる。
本発明の実施の形態による熱交換装置を備えた油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを上方からみた平面図である。 油圧ショベルを図1中の矢示III−III方向からみた一部破断の左側面図である。 旋回フレームにエンジン、熱交換装置等を搭載した状態を上方からみた平面図である。 旋回フレーム、熱交換装置等を図4中の矢示V−V方向から拡大してみた要部拡大図である。 エンジン、熱交換装置等を示す斜視図である。 第1,第2のラジエータ、流入側継手、流入配管、流出側継手、流出配管等の要部を図5中の矢示VII−VII方向からみた要部拡大の断面図である。 エンジン冷却水の流通経路を示す模式図である。
以下、本発明に係る建設機械の熱交換装置の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルを示し、この油圧ショベル1は、左,右のクローラ(履帯)2Aを有する自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に設けられたスイング式の作業装置4とにより大略構成され、作業装置4によって土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、上部旋回体3は、図2に示すように、下部走行体2の車幅(左,右のクローラ2Aの間隔)とほぼ等しい左,右方向の幅寸法を有し、上方からみてほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回動作を行ったときに、後述するカウンタウエイト7の後面がほぼ下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回式の油圧ショベルとして構成されている。そして、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、キャブ6、カウンタウエイト7、エンジン8、建屋カバー10、熱交換装置11等により構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は、図4に示すように、左,右方向の中央部を前,後方向に延びる厚肉な平板状の底板5Aと、該底板5Aの上面側に立設され前,後方向に延びた左,右の縦板5B,5Cと、これら左,右の縦板5B,5Cの前端部に設けられた支持ブラケット5Dと、底板5Aの左側に設けられた円弧状の左枠部材5Eと、底板5Aの右側に設けられた円弧状の右枠部材5Fとにより大略構成され、強固な支持構造体をなしている。
そして、旋回フレーム5の前端側に位置する支持ブラケット5Dには、作業装置4が左,右方向にスイング可能に取付けられ、旋回フレーム5の底板5Aの後端側には後述のカウンタウエイト7が取付けられる構成となっている。また、右縦板5Cの後部側と右枠部材5Fの後部側との間には、熱交換器取付座5Gが配設され、この熱交換器取付座5G上には、後述する第1,第2のラジエータ14,15等が取付けられる構成となっている。
6は旋回フレーム5の前部左側に配設されたキャブで、該キャブ6は運転室を画成するものである。そして、キャブ6内には、オペレータが着席する運転席(図示せず)、オペレータによって操作される走行レバー・ペダル、操作レバー等の操作機器類(いずれも図示せず)が配置されている。
7は旋回フレーム5の後端部に取付けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト7は、例えば鋳造手段を用いて一体形成された重量物からなり、旋回フレーム5の後端部から上方に立上っている。そして、カウンタウエイト7は、旋回フレーム5の後端部から上方に立上ることにより、作業装置4との重量バランスをとると共に、後述のエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換装置11等を後方から覆うものである。
8はキャブ6とカウンタウエイト7との間に位置して旋回フレーム5上に搭載されたエンジンで、該エンジン8は、左,右方向に延びる横置き状態に配置されている。そして、エンジン8の左側には油圧ポンプ9が配設され、該油圧ポンプ9は、エンジン8によって駆動されることにより、油圧ショベル1に搭載された各種の油圧アクチュエータに作動用の圧油を供給するものである。
ここで、図6、図8等に示すように、エンジン8にはウォータジャケット8Aが設けられ、該ウォータジャケット8A内には、エンジン8を冷却するエンジン冷却水が充填されている。そして、ウォータジャケット8Aは、後述する第1,第2のラジエータ14,15に接続され、これらウォータジャケット8Aと第1,第2のラジエータ14,15との間でエンジン冷却水が循環する構成となっている。
10はキャブ6とカウンタウエイト7との間に位置して旋回フレーム5上に設けられた建屋カバーを示し、該建屋カバー10は、カウンタウエイト7と共に、エンジン8、油圧ポンプ9、後述の熱交換装置11等を覆うものである。ここで、建屋カバー10は、カウンタウエイト7を挟んで左,右両側に位置し前,後方向に延びた左側面カバー10A,右側面カバー10Bと、これら左,右の側面カバー10A,10Bの上端部間を水平方向に延びた上面カバー10Cとにより大略構成されている。
そして、右側面カバー10Bのうち後述する第1のラジエータ14等と対面する部位には、後述する冷却ファン12の回転によって冷却風を流入させる冷却風流入口10Dが形成され、左側面カバー10Aには、冷却風を外部に流出させる冷却風流出口(図示せず)が形成されている。
次に、11は本実施の形態による熱交換装置を示し、該熱交換装置11は、エンジン冷却水、作動油等の加熱された流体(被冷却流体)を冷却するものである。ここで、熱交換装置11は、後述の冷却ファン12と、熱交換器支持フレーム13と、第1,第2のラジエータ14,15と、オイルクーラ22とにより大略構成されている。
この場合、本実施の形態では、熱交換装置11を構成する熱交換器として、第1,第2のラジエータ14,15とオイルクーラ22とを例示したが、これら第1,第2のラジエータ14,15、オイルクーラ22の他に、例えばエンジン8の過給機から供給される吸気を冷却するインタクーラ、空気調和装置用の冷媒を冷却するコンデンサ(いずれも図示せず)等の他の熱交換器を備える構成としてもよい。
12は吸込み式の冷却ファンを示し、該冷却ファン12は、第2のラジエータ15と対面した状態でエンジン8の右側に配置され、該エンジン8によって回転駆動されるものである。そして、冷却ファン12は、エンジン8によって回転駆動されることにより、図3中の矢示Fで示すように、建屋カバー10の冷却風流入口10Dを通じて外気を建屋カバー10内に吸込み、この外気を冷却風として第1,第2のラジエータ14,15、オイルクーラ22に供給する。
13は熱交換器支持フレームを示し、該熱交換器支持フレーム13は、第1,第2のラジエータ14,15、オイルクーラ22を支持するものである。ここで、熱交換器支持フレーム13は、図5および図6等に示すように、例えば鋼板等を用いて形成され、旋回フレーム5の熱交換器取付座5Gに取付けられ前,後方向に延びる底板部13Aと、該底板部13Aから建屋カバー10の上面カバー10Cに向けて鉛直上向きに立上がる縦板部13Bと、該縦板部13Bの上端側にボルトを用いて着脱可能に取付けられ底板部13Aと上,下方向で対面する上フランジ部13Cとにより大略構成されている。
そして、熱交換器支持フレーム13に第1,第2のラジエータ14,15、オイルクーラ22を取付けることにより、これら第1,第2のラジエータ14,15、オイルクーラ22等を1つの熱交換器ユニットとして、旋回フレーム5の熱交換器取付座5Gに取付けることができる構成となっている。また、熱交換器支持フレーム13の縦板部13Bには、冷却風が流通する通風口(図示せず)が設けられ、冷却ファン12は、この通風口を通じて第1のラジエータ14と対面する構成となっている。
14は第1の熱交換器としての第1のラジエータを示し、15は第2の熱交換器としての第2のラジエータを示し、これら第1,第2のラジエータ14,15は同一の構成を有している。そして、第1,第2のラジエータ14,15は、図3に示すように、冷却ファン12による冷却風の流れ方向Fに対し前,後に一定の間隔をもって配置された状態で、熱交換器支持フレーム13を介して旋回フレーム5に取付けられている。
この場合、第1のラジエータ14は冷却風の流れ方向Fの上流側に配置され、第2のラジエータ15は冷却風の流れ方向Fの下流側に配置された状態で、熱交換器支持フレーム13を介して旋回フレーム5に取付けられている。そして、第1,第2のラジエータ14,15は、後述の流入側継手17および流出側継手20を介して互いに連結され、エンジン8によって加熱されたエンジン冷却水(被冷却流体)を冷却するものである。
ここで、図5ないし図8に示すように、第1のラジエータ14は、前,後方向に延びる直方体の箱形状をなし、熱交換器支持フレーム13の上フランジ部13Cに取付けられたアッパタンク14Aと、アッパタンク14Aと同一の箱形状をなし、熱交換器支持フレーム13の底板部13A上に取付けられたロアタンク14Bと、これらアッパタンク14Aとロアタンク14Bとの間に設けられた放熱部14Cとにより大略構成されている。
この場合、放熱部14Cは、上端側がアッパタンク14Aに開口すると共に下端側がロアタンク14Bに開口する扁平なパイプ体からなる複数本の細管14C1と、これら各細管14C1間に設けられた複数枚の波状板からなる放熱フィン14C2とにより構成されている。そして、放熱部14Cは、アッパタンク14Aに流入したエンジン冷却水が各細管14C1を通じてロアタンク14Bに流下する間に、冷却風に晒される放熱フィン14C2を介してエンジン冷却水の熱を放熱するものである。
そして、アッパタンク14Aのうち第2のラジエータ15と対面する部位には、被冷却流体としての加熱されたエンジン冷却水が流入する円筒状の流入口14Dが、冷却風の流れ方向Fに対して並行に延びるように突設されている。この場合、図7に示すように、アッパタンク14Aの長さ寸法をAとし、アッパタンク14Aの長さ方向の端面を14A1とすると、流入口14Dは、一方の端面14A1から一定寸法A0だけ内側に引込んだ部位に突設されている。これにより、流入口14Dは、アッパタンク14Aの端面14A1から外側に突出しない構成となっている。
また、ロアタンク14Bのうち第2のラジエータ15と対面する部位には、放熱部14Cによって冷却されたエンジン冷却水が流出する円筒状の流出口14Eが、冷却風の流れ方向Fに対して並行に延びるように突設されている。この場合、図7に示すように、ロアタンク14B(ロアタンク14Bはアッパタンク14Aの下方に重なっている)の長さ寸法をBとし、ロアタンク14Bの長さ方向の端面を14B1とすると、流出口14Eは、一方の端面14B1から一定寸法B0だけ内側に引込んだ部位に突設されている。これにより、流出口14Eは、ロアタンク14Bの端面14B1から外側に突出しない構成となっている。
一方、第2のラジエータ15も、第1のラジエータ14と同様に、熱交換器支持フレーム13の上フランジ部13Cに取付けられたアッパタンク15Aと、熱交換器支持フレーム13の底板部13A上に取付けられたロアタンク15Bと、これらアッパタンク15Aとロアタンク15Bとの間に設けられた放熱部15Cとにより大略構成され、放熱部15Cは、複数本の細管15C1と、放熱フィン15C2とにより構成されている。
そして、アッパタンク15Aのうち第1のラジエータ14の流入口14Dと対面する部位には、円筒状の流入口15Dが、冷却風の流れ方向Fに対して並行に延びるように突設されている。この場合、第2のラジエータ15の流入口15Dも、第1のラジエータ14の流入口14Dと同様に、アッパタンク15Aの長さ方向の端面15A1から一定寸法だけ内側に引込んだ部位に突設され、この端面15A1から外側に突出しない構成となっている。
また、ロアタンク15Bのうち第1のラジエータ14の流出口14Eと対面する部位には、円筒状の流出口15Eが、冷却風の流れ方向Fに対して並行に延びるように突設されている。この場合、第2のラジエータ15の流出口15Eも、第1のラジエータ14の流出口14Eと同様に、ロアタンク15Bの長さ方向の端面15B1から一定寸法だけ内側に引込んだ部位に突設され、この端面15B1から外側に突出しない構成となっている。
ここで、図7に示すように、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間には一定の寸法Lをもった間隔16が形成されており、この間隔16の長さ寸法Lは、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に後述の流入側継手17と流出側継手20とを配置することができる長さに設定されている。
17は第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に配設された流入側継手を示し、該流入側継手17は、図7に示すように、冷却風の流れ方向Fと並行に延びる状態でアッパタンク14A,15A間に配置され、アッパタンク14Aの流入口14Dとアッパタンク15Aの流入口15Dとの間を連結するものである。
ここで、流入側継手17は、アッパタンク14Aの流入口14Dとアッパタンク15Aの流入口15Dに接続される2個のタンク側接続口17A,17Bと、これら各タンク側接続口17A,17Bの間から冷却風の流れ方向Fと直交する方向に突出する1個の配管側接続口17Cとを有するT型継手として構成されている。そして、流入側継手17の各タンク側接続口17A,17Bは、アッパタンク14A,15Aの流入口14D,15Dにそれぞれゴム製のカップリング18を介して接続されている。また、流入側継手17の配管側接続口17Cは、後述の流入配管19に接続される構成となっている。
19はエンジン8のウォータジャケット8Aと第1,第2のラジエータ14,15のアッパタンク14A,15Aとの間に設けられた流入配管で、該流入配管19は、エンジン8によって加熱されたエンジン冷却水(被冷却流体)を、アッパタンク14A,15A内に流入させるものである。ここで、流入配管19は可撓性配管によって構成され、流入配管19の一端側は、エンジン8のウォータジャケット8Aに設けられた冷却水排出口(図示せず)に接続され、流入配管19の他端側は、流入側継手17の配管側接続口17Cに接続されている。
これにより、エンジン8によって加熱されたエンジン冷却水は、流入配管19から流入側継手17に導入され、該流入側継手17の各タンク側接続口17A,17Bを通じて、第1,第2のラジエータ14,15のアッパタンク14A,15Aに流入する。この場合、流入配管19は、流入側継手17の各タンク側接続口17A,17Bの間に設けられた配管側接続口17Cに接続されているので、流入配管19から流入側継手17に流入したエンジン冷却水を、2個のタンク側接続口17A,17Bを通じて第1,第2のラジエータ14,15のアッパタンク14A,15Aにほぼ均等に振分けることができる構成となっている。
20は第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に配設された流出側継手を示し、該流出側継手20は、冷却風の流れ方向Fと並行に延びる状態でロアタンク14B,15B間に配置され、ロアタンク14Bの流出口14Eとロアタンク15Bの流出口15Eとの間を連結するものである。
ここで、流出側継手20は、流入側継手17と同様なT型継手として構成され、ロアタンク14Bの流出口14Eとロアタンク15Bの流出口15Eに接続される2個のタンク側接続口20A,20Bと、これら各タンク側接続口20A,20Bの間から冷却風の流れ方向Fと直交する方向に突出する1個の配管側接続口20Cとを有している。そして、流出側継手20の各タンク側接続口20A,20Bは、ロアタンク14B,15Bの流出口14E,15Eにそれぞれゴム製のカップリング18を介して接続されている。また、流出側継手20の配管側接続口20Cは、後述の流出配管21に接続される構成となっている。
21は第1,第2のラジエータ14,15のロアタンク14B,15Bとエンジン8のウォータジャケット8Aとの間に設けられた流出配管で、該流出配管21は、第1,第2のラジエータ14,15によって冷却されたエンジン冷却水をロアタンク14B,15Bから流出させ、このエンジン冷却水をエンジン8のウォータジャケット8Aに環流させるものである。ここで、流出配管21は可撓性配管によって構成され、流出配管21の一端側は、流出側継手20の配管側接続口20Cに接続され、流出配管21の他端側は、エンジン8のウォータジャケット8Aに設けられた冷却水導入口(図示せず)に接続されている。
これにより、第1,第2のラジエータ14,15によって冷却されたエンジン冷却水は、各ロアタンク14B,15Bから流出側継手20の各タンク側接続口20A,20Bを通じて流出側継手20に流出し、配管側接続口20Cから流出配管21を通じてエンジン8のウォータジャケット8Aに環流する。この場合、流出配管21は、流出側継手20の各タンク側接続口20A,20Bの間に設けられた配管側接続口20Cに接続されているので、冷却されたエンジン冷却水を、各ロアタンク14B,15Bからほぼ均等に流入側継手20に流出させることができる構成となっている。
22は第1,第2のラジエータ14,15に隣接して熱交換器支持フレーム13に取付けられたオイルクーラで、該オイルクーラ22は、第1,第2のラジエータ14,15とは異なる他の熱交換器を構成するものである。ここで、オイルクーラ22は、アッパタンク22Aと、ロアタンク22Bと、放熱部22Cとにより大略構成されている。
そして、オイルクーラ22は、油圧ショベル1の油圧アクチュエータによって加熱された作動油(被冷却流体)がアッパタンク22Aに流入すると、この加熱された作動油を放熱部22Cによって冷却してロアタンク22Bに流出させ、この冷却された作動油を作動油タンク(図示せず)へと環流させるものである。
本実施の形態による油圧ショベル1の熱交換装置11は上述の如き構成を有するもので、油圧ショベル1を用いて土砂の掘削作業等を行うときには、まず、エンジン8を作動させて油圧ポンプ9を駆動する。
この状態で、オペレータがキャブ6内に配置された走行レバー・ペダル(図示せず)を操作することにより、下部走行体2を自走させて油圧ショベル1を作業現場まで移動させる。そして、油圧ショベル1が作業現場まで移動した後には、オペレータが操作レバー(図示せず)を操作することにより、上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4によって土砂等の掘削作業を行うことができる。
ここで、油圧ショベル1が稼動しているときには、熱交換装置11の冷却ファン12がエンジン8によって回転駆動されることにより、建屋カバー10の冷却風流入口10Dを通じて建屋カバー10内に外気が吸込まれ、この外気が冷却風となって第1,第2のラジエータ14,15に供給される。
このとき、エンジン8によって加熱されたエンジン冷却水は、ウォータジャケット8Aからポンプ(図示せず)によって流入配管19に導出され、該流入配管19から流入側継手17に導入された後、流入側継手17の各タンク側接続口17A,17Bを通じて、第1,第2のラジエータ14,15のアッパタンク14A,15Aに流入する。
そして、第1のラジエータ14のアッパタンク14Aに流入したエンジン冷却水は、放熱部14Cの各細管14C1を通じてロアタンク14Bに流下し、このとき、冷却風に晒される放熱フィン14C2を介してエンジン冷却水の熱が放熱される。このようにして、放熱部14Cで冷却されたエンジン冷却水は、ロアタンク14Bから流出側継手20のタンク側接続口20Aを通じて流出側継手20に流出し、配管側接続口20Cから流出配管21を通じてエンジン8のウォータジャケット8Aに環流する。
一方、第2のラジエータ15のアッパタンク15Aに流入したエンジン冷却水は、放熱部15Cの各細管15C1を通じてロアタンク15Bに流下し、このとき、冷却風に晒される放熱フィン15C2を介してエンジン冷却水の熱が放熱される。このようにして、放熱部15Cで冷却されたエンジン冷却水は、ロアタンク15Bから流出側継手20のタンク側接続口20Bを通じて流出側継手20に流出し、配管側接続口20Cから流出配管21を通じてエンジン8のウォータジャケット8Aに環流する。
このように、本実施の形態によれば、エンジン8によって加熱されたエンジン冷却水を、第1,第2のラジエータ14,15のアッパタンク14A,15Aに対してほぼ均等に振分けることができ、この振分けられたエンジン冷却水を第1,第2のラジエータ14,15によってそれぞれ均等に冷却することができる。この結果、加熱されたエンジン冷却水に対する冷却効率を向上させることができる。
また、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に寸法Lをもった間隔16を確保することにより、第1,第2のラジエータ14,15が、隣合うラジエータから放射される熱によって加熱されるのを抑えることができ、第1,第2のラジエータ14,15の冷却効率を一層高めることができる。
一方、油圧ショベル1が掘削作業等を行うときには、建屋カバー10内に吸込まれる外気中に塵埃が混入することにより、第1,第2のラジエータ14,15に対し冷却風と一緒に塵埃が供給されるようになる。
これに対し、本実施の形態では、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に寸法Lをもった間隔16が確保されている。これにより、冷却風によって運ばれた塵埃を、第1,第2のラジエータ14,15間の隙間を通じて下方に落下させることができ、放熱部14C,15C等に塵埃が付着するのを抑えることができる。また、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に、例えば圧縮空気を吐出するエアブロア等(図示せず)を挿入することができるので、このエアブロアから吐出する圧縮空気によって放熱部14C,15C等に付着した塵埃を容易に除去することができる。この結果、第1,第2のラジエータ14,15の冷却効率を向上させることができ、熱交換装置11全体の信頼性を高めることができる。
かくして、本実施の形態によれば、第1,第2のラジエータ14,15を構成するアッパタンク14A,15Aの流入口14D,15Dを、T型継手からなる流入側継手17によって連結し、この流入側継手17の配管側接続口17Cに、加熱されたエンジン冷却水が流入する流入配管19を接続する構成としている。これにより、流入配管19から流入側継手17に導入されたエンジン冷却水を、第1,第2のラジエータ14,15のアッパタンク14A,15Aに均等に振分けて供給することができる。この結果、加熱されたエンジン冷却水を第1,第2のラジエータによってそれぞれ均等に冷却することができ、このエンジン冷却水に対する冷却効率を向上させることができる。
しかも、第1,第2のラジエータ14,15を構成するロアタンク14B,15Bの流出口14E,15Eを、T型継手からなる流出側継手20によって連結し、この流出側継手20の配管側接続口20Cに、冷却されたエンジン冷却水をエンジン8のウォータジャケット8Aへと流出(環流)させる流出配管21を接続する構成としている。これにより、第1,第2のラジエータ14,15によって冷却されたエンジン冷却水を、各ロアタンク14B,15Bから流出側継手20を介して流出配管21に均等に流出させることができ、この流出配管21を通じてウォータジャケット8Aに円滑に環流させることができる。
また、本実施の形態によれば、流入側継手17を、冷却風の流れ方向Fと並行に延びる状態で第1,第2のラジエータ14,15間に配置し、流出側継手20を、冷却風の流れ方向Fと並行に延びる状態で第1,第2のラジエータ14,15間に配置することにより、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に、流入側継手17および流出側継手20の長さに応じた寸法Lの間隔16を確保することができる。
これにより、建屋カバー10内に導入される冷却風に塵埃が混入している場合でも、この塵埃を、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間を通じて下方に落下させることができ、各放熱部14C,15C等に塵埃が付着するのを抑えることができる。
しかも、第1のラジエータ14と第2のラジエータ15との間に、エアブロア等を挿入することができるので、このエアブロアから吐出する圧縮空気によって放熱部14C,15C等に付着した塵埃を容易に除去することができる。この結果、第1,第2のラジエータ14,15の冷却効率を向上させることができ、熱交換装置11全体の信頼性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、エンジン冷却水を冷却するラジエータを、第1,第2のラジエータ14,15によって構成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば作動油を冷却するオイルクーラを、第1,第2の2台のオイルクーラによって構成してもよい。
また、上述した実施の形態では、熱交換装置11を構成する熱交換器として、第1,第2のラジエータ14,15とオイルクーラ22とを例示している。しかし、本発明はこれに限らず、第1,第2のラジエータ14,15、オイルクーラ22に加えて、例えばエンジン8の過給機から供給される吸気を冷却するインタクーラ、空気調和装置用の冷媒を冷却するコンデンサ等の他の熱交換器を備える構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、熱交換装置11を構成する冷却ファンとして、エンジン8によって駆動される吸込み式の冷却ファン12を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば吐出し式の冷却ファンを用いる構成としてもよい。さらに、例えば電動ファン等のエンジン8以外の駆動源を有する冷却ファンを用いる構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、熱交換装置11が搭載される建設機械として油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイールローダ、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができるものである。
1 油圧ショベル
5 旋回フレーム(フレーム)
8 エンジン
11 熱交換装置
12 冷却ファン
14 第1のラジエータ(第1の熱交換器)
14A,15A アッパタンク
14A1,14B1,15A1,15B1 端面
14B,15B ロアタンク
14C,15C 放熱部
14D,15D 流入口
14E,15E 流出口
15 第2のラジエータ(第2の熱交換器)
17 流入側継手
17A,17B,20A,20B タンク側接続口
17C,20C 配管側接続口
19 流入配管
20 流出側継手
21 流出配管
22 オイルクーラ(熱交換器)

Claims (5)

  1. 建設機械を構成するフレームに取付けられ加熱された流体を冷却する熱交換器と、該熱交換器と対面して設けられ前記熱交換器に冷却風を供給する冷却ファンとを備えてなる建設機械の熱交換装置において、
    前記熱交換器は、前記冷却ファンによる冷却風の流れ方向に対し前,後に位置して配置された第1,第2の熱交換器を有し、
    前記第1,第2の熱交換器は、被冷却流体が流入する流入口が設けられたアッパタンクと、冷却された流体が流出する流出口が設けられたロアタンクと、前記アッパタンクとロアタンクとの間に設けられ流体の熱を放熱する放熱部とを備え、
    前記第1,第2の熱交換器のアッパタンクにそれぞれ設けられた流入口は流入側継手を用いて互いに連結すると共に該流入側継手には被冷却流体が流入する流入配管を接続する構成とし、
    前記第1,第2の熱交換器のロアタンクにそれぞれ設けられた流出口は流出側継手を用いて互いに連結すると共に該流出側継手には前記放熱部によって冷却された流体が流出する流出配管を接続する構成としたことを特徴とする建設機械の熱交換装置。
  2. 前記流入側継手は前記冷却風の流れ方向と並行に延びる状態で前記第1,第2の熱交換器の間に配置し、前記流出側継手は前記冷却風の流れ方向と並行に延びる状態で前記第1,第2の熱交換器の間に配置する構成としてなる請求項1に記載の建設機械の熱交換装置。
  3. 前記流入側継手は、前記第1,第2の熱交換器のアッパタンクの流入口にそれぞれ接続される2個のタンク側接続口と、前記流入配管に接続される1個の配管側接続口とを有するT型継手として構成し、
    前記流出側継手は、前記第1,第2の熱交換器のロアタンクの流出口にそれぞれ接続される2個のタンク側接続口と、前記流出配管に接続される1個の配管側接続口とを有するT型継手として構成してなる請求項2に記載の建設機械の熱交換装置。
  4. 前記第1,第2の熱交換器の間隔は、当該第1,第2の熱交換器の間に前記流入側継手と前記流出側継手とを配置することができる寸法に設定してなる請求項1,2または3に記載の建設機械の熱交換装置。
  5. 前記第1,第2の熱交換器のアッパタンクの流入口は、当該アッパタンクの長さ方向の端面から一定寸法だけ引込んだ位置に配置し、前記第1,第2の熱交換器のロアタンクの流出口は、当該ロアタンクの長さ方向の端面から一定寸法だけ引込んだ位置に配置する構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械の熱交換装置。
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