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JP2011104150A - 洗濯機 - Google Patents

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JP2011104150A
JP2011104150A JP2009262818A JP2009262818A JP2011104150A JP 2011104150 A JP2011104150 A JP 2011104150A JP 2009262818 A JP2009262818 A JP 2009262818A JP 2009262818 A JP2009262818 A JP 2009262818A JP 2011104150 A JP2011104150 A JP 2011104150A
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water supply
discharge port
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rotating tub
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JP2009262818A
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Inventor
Yoshinori Usui
良典 臼井
Koichi Hosomi
光一 細見
Yoshio Hayashi
美穂 林
Takako Tazawa
貴子 田沢
Yoshio Masuda
美穂 増田
Shingo Akita
真吾 秋田
Norifumi Ogura
範史 小倉
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Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
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Abstract

【課題】回転槽内への給水時に用いられる給水弁を1つ有する給水装置を用いて、回転槽内に収容された洗濯物を早期に湿らすことができる洗濯機を提供する。
【解決手段】給水源に給水装置22の給水接続口29を接続し、給水装置22の第1の給水弁27の吐出口27aに、内部で2経路に分岐され第1の吐出口34及び第2の吐出口35から水を吐出する注水ケース23を接続する。回転槽4内への給水時に、第1の給水弁27を開口し、注水ケース23の第1の吐出口34から吐出される水を第1の給水経路24を介して回転槽4内に供給し、第2の吐出口35から吐出される水を第2の給水経路25及び案内板26を介して回転槽4内のうち第1の吐出口34から吐出される水とは異なる場所に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転槽内に水を供給する給水弁を備えた洗濯機に関する。
従来より、水槽及び回転槽の軸方向が上下方向に指向した縦型の洗濯機の回転槽には、水道等の給水源からの水が給水弁及び注水ケースを通って供給される。しかし、この種の洗濯機は、注水ケースから供給される水が回転槽内の所定の1箇所、例えば注水ケースの下方の1箇所のみに供給される構成であるため、給水時に回転槽内に収容された洗濯物を早期に湿らすには時間がかかっていた。
給水時に回転槽内に収容された洗濯物を早期に湿らせる構成の洗濯機としては、例えば特許文献1に示すものがある。特許文献1の洗濯機は、開閉の制御が可能な2つの給水弁(吐出口)を有する給水装置を有しており、一方の吐出口が注水ケースに接続され、他方の吐出口がチューブを介して可動式のノズルに接続されている。この洗濯機は、回転槽内への給水時に給水源から供給される水を、注水ケースを通る経路と注水ケースを通らない経路とに選択的に切換える制御を行っている。この構成によれば、注水ケースを通らない経路を流れる水をノズルから吐出させる際に、ノズルを可動させて給水方向を変えることによって、洗濯物に水を早期に行き渡らせることが可能であると特許文献1に示されている。
特開2001−340690号公報
しかしながら、特許文献1の洗濯機では、回転槽内への給水時において、給水経路を使い分ける構成であるため、給水時に用いられる給水弁を2つ有する給水装置が必要である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転槽内への給水時に用いられる給水弁を1つ有する給水装置を用いて、回転槽内に収容された洗濯物を早期に湿らすことができる洗濯機を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の洗濯機は、水槽と、脱水孔を有して前記水槽内に回転可能に設けられ内部に洗濯物が収容される有底円筒状をなす回転槽と、給水源に接続され、前記回転槽内への給水時に開口する第1の給水弁とすすぎ時における前記回転槽内への洗濯用助剤供給時に開口する第2の給水弁とを有する給水装置と、前記給水装置における前記第1の給水弁の吐出口及び前記第2の給水弁の吐出口が接続され、前記第1の給水弁から供給される水が流れる第1の水路、前記第1の水路を通って供給される水を分岐させて前記回転槽内に供給する第1の吐出口及び第2の吐出口、洗濯用助剤が収容される収容室、並びに前記第2の給水弁から供給される水を前記収容室に供給して前記第1の吐出口から吐出させる第2の水路を有する注水ケースと、前記注水ケースの前記第2の吐出口から吐出される水を前記回転槽内のうち前記第1の吐出口から吐出される水とは異なる場所に供給する案内部材とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、回転槽内への給水時において、給水源からの水は、給水装置の第1の給水弁を通って注水ケースの第1の水路内に供給される。第1の水路内に供給された水は、分岐されて注水ケースの第1の吐出口及び第2の吐出口からそれぞれ回転槽内に供給される。ここで、第2の吐出口から吐出された水は、案内部材によって第1の吐出口から吐出される水とは異なる場所に供給される。これにより、回転槽内に収容された洗濯物は、異なる複数の場所から湿らせられる。従って、回転槽内への給水時に用いられる給水弁を1つ有する給水装置を用いて、回転槽内に収容された洗濯物を早期に湿らせることができる。
第2の給水弁は、すすぎの時の洗濯用助剤を回転槽内に供給する時のみに用いられる。
本発明の第1の実施形態を示す洗濯機全体の縦断側面図 水槽カバーの後部を示す斜視図 給水装置と、カバーを外して示す注水ケースの平面図 図3中のA−A線に沿う断面図 図3中のB−B線に沿う断面図 注水ケース内の洗いすすぎ兼用水路、第1の給水経路及び第2の給水経路を概略的に示す断面図 案内板の斜視図 洗濯機負荷の動作を示すタイムチャート 回転槽内に供給される水の方向を概略的に示す平面図 本発明の第2の実施形態の要部を概略的に示す図で、(a)は図9相当図、(b)は回転槽内に供給される水の方向を示す縦断側面図
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図9を参照して説明する。尚、図面には、必要に応じて、前後、左右及び上下の各方向を矢印で示している。
図1に、縦型の洗濯機1の全体構造を示す。尚、図1において左方を洗濯機1の前方とする。図1に示すように、洗濯機1の外箱2内には、水槽3が設けられている。水槽3は、有底円筒状をなし軸方向が上下方向に指向しており、図示しない弾性支持機構により弾性支持されている。水槽3内には、回転槽4が回転可能に設けられている。回転槽4は、内部に洗濯物が収容される有底円筒状をなし、軸方向が上下方向に指向している。回転槽4の周壁部には、多数の脱水孔5が形成されている。
回転槽4の上端部には、バランスリング6が設けられている。バランスリング6は、回転槽4の回転時のバランスを維持するためのものである。回転槽4の内側の底部には、パルセータ7が回転可能に設けられ、水槽3の外側の底面には、モータ8及びクラッチ機構部9が設けられている。モータ8は、回転槽4及びパルセータ7を回転させる駆動源であり、回転槽4及びパルセータ7にクラッチ機構部9を介して接続されている。クラッチ機構部9は、例えば、特開2000−279692号公報に記載されている周知のものであり、モータ8の駆動力を回転槽4及びパルセータ7の一方又は両方に伝達するように切り換える作用をする。
水槽3の底部には、導出管10が接続されている。導出管10は、水槽3に残留した洗濯水を排出するためのものである。この導出管10には、排水弁11を介して排水管12が接続されている。排水管12の端部は、洗濯機1の外部に向けて開口しており、水槽3内の洗濯水が排出可能となっている。
外箱2の上端部には、トップカバー13が設けられている。トップカバー13の中央部には、折畳まれることにより開放可能な外蓋16が設けられている。
水槽3の上端部には、水槽3の上部周縁を覆う水槽カバー17が設けられている。水槽カバー17の後部には、図6に示すように第1の開口部17a及び第2の開口部17bが形成されている。第1の開口部17aは、後述する注水ケース23の下方に位置している。又、この水槽カバー17の内周部で回転槽4に相当する領域には、上方へ回動されて開かれる内蓋18が設けられている。
水槽カバー17の後部には、図2にも示すように、給水手段たる給水機構部21が設けられている。給水機構部21は、水道等の給水源から供給される水を回転槽4内に供給するものであり、給水装置22、注水ケース23、第1の給水経路24、第2の給水経路25、及び案内部材たる案内板26を有している。
給水装置22は、図3に示すように、例えば二連式の給水弁であり、この場合、第1の給水弁27と、第2の給水弁28と、第1の給水弁27及び第2の給水弁28に水を供給するための給水接続口29とを有している。詳しくは後述するが、第1の給水弁27は、洗い行程時及びすすぎ行程時における回転槽4への給水時に開口し、第2の給水弁28は、すすぎ時における回転槽4内への柔軟剤等の洗濯用助剤供給時に開口する。給水接続口29には、水道等の給水源、例えば水道の蛇口に接続されるホース(図示せず)が取り付けられる。
注水ケース23は、図2〜図6に示すように上面から見て略L字の箱状をなし、上部はカバー20で覆われている。カバー20は図2及び図6に示す。注水ケース23の内部は、横断壁30(図4〜図6参照)によって上空間と下空間とに分けられている。注水ケース23の前面壁23a(図3及び図5参照)のうち下空間の左前部には、後述する引き出し部36を出し入れするための開口部31(図5参照)が形成されている。又、注水ケース23の右部の後面壁23b(図3参照)の右部には、第1の入水口32が形成され、同じく右部の後面壁23bの第1の入水口32の左側に第2の入水口33が形成されている。第1の入水口32には、第1の給水弁27の出口たる吐出口27aが接続され、第2の入水口33には、第2の給水弁28の出口たる吐出口28aが接続されている。
注水ケース23の底部は、図5に示すように、前方に向かうに従って低くなり、底部の前部、即ち注水ケース23の最も低い底部には、図5及び図6に示すように、下方に突出する第1の吐出口34が形成されている。又、注水ケース23の上部をなすカバー20(以下、注水ケース23の上部として説明する)の中央付近には、図2〜図6に示すように、上方に突出する第2の吐出口35が形成されている。
注水ケース23の下空間は、前述の開口部31によって大気に開放され、図4〜図6に示すように、左部に柔軟剤等の洗濯用助剤(図示せず)を収容するための収容室として機能する引き出し部36が開口部31を塞ぐようにして収容されている。引き出し部36は、上面が開口した箱状をなし、前部に取っ手部36aを有している。引き出し部36は、図5に示すように、底部の前部に開口部37が形成され、開口部37の上方にサイフォン部38が形成されている(尚、図6ではサイフォン部38の図示を省略する)。開口部37及びサイフォン部38は、引き出し部36が注水ケース23内に収容されたときに、第1の吐出口34の上方に位置する。サイフォン部38は、引き出し部36の開口部37の周縁から上方に突出する筒状部38aと、筒状部38aの上部の周壁部に形成された孔部38bと、筒状部38aを上方から覆うキャップ部38cとから構成されている。キャップ部38cの下端部は、引き出し部36の底部付近まで延びている。
注水ケース23の横断壁30の後部には、図3、図5、図6に示すように、複数の第1の孔部41が形成されている。第1の孔部41は、引き出し部36が注水ケース23内に収容されたときに引き出し部36の上方に位置しない略L字状に配置されている(図3参照)。第1の孔部41のうち一部の第1の孔部41、例えば図3に示す第1の孔部41のうち右側に配置されている第1の孔部41は、注水ケース23を上方から見て第2の吐出口35の右方、即ち注水ケース23の前後方向において中央付近に位置している。
又、図3に示すように、注水ケース23の横断壁30の前部のうち、注水ケース23を上方から見て第2の吐出口35の前方及び左前方付近に、複数の第2の孔部42が形成されている。第2の孔部42は、引き出し部36が注水ケース23内に収容されたときに引き出し部36の上方に位置する。
即ち、注水ケース23には、上方から見たときに前から順に、第1の吐出口34及び第2の孔部42、第2の吐出口35、第1の孔部41が配置され、且つ、第2の吐出口35の右方にも第1の孔部41が配置されている。
注水ケース23の上空間内には、第1の水路として機能する洗いすすぎ兼用水路43及び第2の水路として機能する助剤供給用水路44が形成されている。洗いすすぎ兼用水路43は第1の入水口32から供給される水が流れる水路であり、第1の入水口32から供給される水が第2の吐出口35及び第1の孔部41に供給される。助剤供給用水路44は、第2の入水口33から供給される水が流れる水路であり、第2の入水口33から供給される水が第2の孔部42を通って引き出し部36に供給される。第1の孔部41に供給された水及び第2の孔部42に供給された水は、詳しくは後述するが、第1の吐出口34まで流れ、第1の吐出口34から下方に吐出される。
洗いすすぎ兼用水路43と助剤供給用水路44とは、仕切り壁45で分けられている。洗いすすぎ兼用水路43は、更に下流側で分岐壁46によって2経路に分けられ、この2経路のそれぞれに第1の吐出口34及び第1の孔部41が位置している。
仕切り壁45は、後面壁23bの第1の入水口32と第2の入水口33の間から注水ケース23の前部の中央付近まで延び、そこから後方に延び、第1の孔部41の後方を通って注水ケース23の左部から前方に向かって延び、第2の吐出口35と第2の孔部42の間を通って前面壁23aまで延びている。分岐壁46は、洗いすすぎ兼用水路43内に設けられ、上面から見て略L字状をなし、第2の吐出口35と第1の孔部41とを前後方向に分けると共に、第2の吐出口35と第1の孔部41とを左右方向においても分けるように設けられている。即ち、注水ケース23の上空間のうち第2の吐出口35が位置する空間は、周囲が1箇所の隙間(後述する入口部23c)を除いて仕切り壁45及び分岐壁46で囲われている。仕切り壁45、分岐壁46及び注水ケース23を構成する側面壁は、複数のリブ47で適宜補強されている。
洗いすすぎ兼用水路43は、仕切り壁45、分岐壁46及び注水ケース23を構成する側面壁によって囲われて形成されている。具体的には、洗いすすぎ兼用水路43は、第1の入水口32から注水ケース23内に供給された水が注水ケース23の前部の右側から前部の中央部に向かって延びる第1水路部51と、第1水路部51から後方に向かって延びる第2水路部52と、第2水路部52から左側に延びる第3水路部53と、第2水路部52から分岐壁46によって分岐され第2水路部52の左側に位置する第4水路部54とから構成されている。この場合、第2水路部52と第4水路部54とは、当該第4水路部54の右前部において仕切り壁45及び分岐壁46との隙間、即ち入口部23cによって連通している。又、第2水路部52の後半部の底部(各水路部の底部は横断壁30である。以下、底部として説明する)及び第3水路部53の底部に第1の孔部41が位置し、第4水路部54の天井部に第2の吐出口35が位置している。更に、第1水路部51から第3水路部53の底部は、第1水路部51から第3水路部53に向かうに従って低くなる傾斜をなしている(図5に、第2水路部52の底部の傾斜を示す)。第4水路部54の底部は、後部が高く前部に向かうに従って低くなる傾斜をなしている。第4水路部54の前端部の底部の高さは、この第4水路部54の前端部と隣り合う第2水路部52の底部の高さと同じである。
助剤供給用水路44は、図3に示すように、仕切り壁45及び注水ケース23の側面壁によって囲われて形成されている。具体的には、助剤供給用水路44は、第2の入水口33から注水ケース23内に供給された水が注水ケース23の前部の右側から前部の中央付近に向かって延びる第5水路部55と、第5水路部55の左端部から後方に向かって延びる第6水路部56と、第6水路部56の後端部から左側に延びる第7水路部57と、第7水路部57の左端部から前方に延びる第8水路部58と、第8水路部58の前端部から前方中央付近に延びる第9水路部59とから構成されている。この場合、第9水路部59の底部に第2の孔部42が位置している。助剤供給用水路44の底部は、第5水路部55から第9水路部59に向かうに従って低くなる傾斜をなしている。
注水ケース23の第1の吐出口34には、図6に示すように、第1のダクト部材61が接続されている。第1のダクト部材61は、蛇腹状をなし、上下方向に延び、下端部が水槽カバー17の第1の開口部17aに接続されている。第1の開口部17aは前述したように注水ケース23の下方に位置しているので、第1のダクト部材61も注水ケース23の下方に位置している。この第1のダクト部材61と水槽カバー17の第1の開口部17aとから第1の給水経路24が形成される。これにより、第1の吐出口34から吐出された水は、注水ケース23から下向きで第1の給水経路24に供給され、第1の給水経路24から下向き(図6等に示す矢印X方向)で回転槽4内に供給される。即ち、注水ケース23の第1の吐出口34から吐出される水は、注水ケース23の真下に供給される。
注水ケース23の第2の吐出口35には、パイプ状の第1の継手部材62の一端部が接続されている。第1の継手部材62は、逆U字状をなしている。第1の継手部材62の他端部には、第2のダクト部材63が接続されている。第2のダクト部材63は、蛇腹状をなし、上下方向に延びている。第2のダクト部材63の下端部には、パイプ状の第2の継手部材64が接続されている。第2の継手部材64の下端部は、水槽カバー17の第2の開口部17b内を通って水槽カバー17の下方に位置している。この第1の継手部材62、第2のダクト部材63及び第2の継手部材64から第2の給水経路25が形成される。
第2の給水経路25の出口、この場合、第2の継手部材64の下方には、案内板26が設けられている。案内板26は、柔軟性を有する材料、例えばゴムからなり、注水ケース23の第2の吐出口35から吐出される水を回転槽4内のうち第1の吐出口34から吐出される水とは異なる場所に供給するものである。言い換えると、案内板26は、第2の給水経路25から吐出され回転槽4内に供給される水の方向を、第1の給水経路24から回転槽4内に供給される水の方向(矢印X方向)とは異なる方向、例えば回転槽4の中心軸に向かう方向及び回転槽4の内側面のうち矢印X方向から離れた位置にある内側面に向かう方向(図6等に示す矢印Y方向)に変え、第2の給水経路25から吐出される水を、回転槽4の中心付近及び回転槽4の内側面のうち矢印X方向から離れた位置にある内側面に供給するものである。案内板26は、図7に示すように、取り付け部66と、取り付け部66に連なる傾斜部67と、傾斜部67に連なる拡散部68とから構成されている。
取り付け部66は、水槽カバー17に対して平行に延び、水槽カバー17の下面に取り付けられている。
傾斜部67は、取り付け部66の端部のうち回転槽4の中心軸側に位置する端部から回転槽4の中心軸側に向かうに従って下降する傾斜、具体的には、回転槽4の中心軸側に膨らみ、下端部に向かうに従って横幅(周方向の幅)が広くなった円錐面状をなしている。この傾斜部67は、第2の給水経路25(第2の継手部材64)の出口の延長線上に位置し、円錐面状の部分で第2の給水経路25から吐出される水を受けている。これにより、傾斜部67で受けられた水は、下方に流れる方向(図7に示す矢印Y1方向)に流れると共に、傾斜部67の円錐面状の周方向に広げられて下方に流れる方向(図7に示す矢印Y2方向)に流れる。
拡散部68は、傾斜部67の下端部から回転槽4の中心軸側に延びると共に、横幅(周方向の幅)が傾斜部67よりも広くなった扇状をなしている。この拡散部68は、図6に示すように、傾斜部67の下端部から回転槽4の中心軸側に向かうに従って下降する傾斜をなしている。拡散部68の傾斜角度α(回転槽4の底部と拡散部68とのなす角α)は、傾斜部67の傾斜角度β(回転槽4の底部と傾斜部67とのなす角β)より緩やかに(小さく)形成されている。これにより、傾斜部67によって横方向に広げられた状態で流れてきた水(矢印Y1方向及び矢印Y2方向から流れてきた水)は、拡散部68の傾斜角度α、即ち矢印Y方向で回転槽4内に吐出される。このとき、第2の給水経路25から吐出される水の流れの横幅は、案内板26の傾斜部67で広げられているので、傾斜部67を流れ拡散部68から吐出される水は、回転槽4の広い範囲に供給される。
トップカバー13の前面部の外側には、図1に示すように操作パネル71が設けられ、トップカバー13の前面部の内部には、制御手段たる制御装置72が設けられている。制御装置72は、例えばマイクロコンピュータからなり、水槽3内の水位を検知するように設けた水位センサ(図示せず)からの水位検知信号、操作パネル71に設けられた操作部(図示せず)からの操作信号、モータ8の回転数を検知するように設けられた回転センサ(図示せず)からの回転数検知信号等が入力されるようになっている。具体的には、制御装置72は、モータ8を駆動してパルセータ7を回転させ、そのときの回転センサの回転数の大きさと、制御装置72が予め有しているデータに基づき、回転槽4内に収容された洗濯物の重量を判断する。回転槽4内に収容された洗濯物の量(重量)が多い場合には、回転センサが検出する回転数が低く、洗濯物の量(重量)が少ない場合には、回転センサが検出する回転数が高くなる。
制御装置72は、上述の重量検知を行うと共に、洗濯機1の作動全般(例えば、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程)の各種運転コースを実行させる制御を行う。この場合、制御装置72は、駆動回路(図示せず)を介して各種洗濯機負荷たるモータ8、クラッチ機構部9、排水弁11、給水装置22の第1の給水弁27及び第2の給水弁28等を制御すると共に、操作パネル71の表示部(図示せず)に各種の表示を行う。
次に上記構成の作用について図8及び図9も参照して説明する。図8は、洗い行程、すすぎ行程及び脱水行程中の洗濯機負荷のタイムチャートを示している。尚、洗い行程前に回転槽4内に洗濯物を収容すると共に、回転槽4内に洗い用の洗剤を投入し、引き出し部36に洗濯用助剤としての柔軟剤を収容しておく。又、給水源は水道とする。図9は、回転槽4を上方から見た様子を模式的に示したもので、第1の給水経路24の出口の位置をP、第2の給水経路25の出口の位置をQで示している。尚、図9において、位置Pと矢印X方向とは上方から見て一致するので、矢印X方向の図示を省略する。
洗い行程では、重量検知、給水及び洗いが行われる。重量検知では、制御装置72は、モータ8によりパルセータ7のみを回転させ、そのときの回転センサの回転数の大きさと、制御装置72が予め有したデータに基づき、洗濯物の重量を判断する。
次に、制御装置72は、検出した重量に基づき、給水水位を決定し、回転槽4の回転を停止させた状態で給水を開始する。この給水において、制御装置72は、排水弁11を閉塞した状態で、第1の給水弁27を開放する。これにより、給水源からの水は、第1の給水弁27、第1の給水弁27の吐出口27a、注水ケース23の第1の入水口32を介して注水ケース23内に供給される。第1の入水口32から注水ケース23内に供給された水は、洗いすすぎ兼用水路43、具体的には、第1水路部51から第2水路部52に流れ(図3に示す矢印C1方向参照)、第2水路部52から第3水路部53に流れると共に(図3に示す矢印C2方向参照)、第2水路部52から第4水路部54に流れる(図3に示す矢印C3方向参照)。
第2水路部52及び第3水路部53に流入した水は、第1の孔部41を通って注水ケース23の下空間のうち引き出し部36以外の空間に供給され(図5及び図6に示す矢印C4方向参照)、下空間を構成する側面壁と引き出し部36との間を通って、第1の吐出口34から下方に吐出される(図5及び図6に示す矢印C5方向参照)。この第1の吐出口34から吐出された水は、第1の給水経路24を通って回転槽4内に矢印X方向で供給される。このとき、注水ケース23の下空間は、開口部31の隙間によって大気に開放されているので、第1の給水経路24から供給される水の圧力は、水道水の圧力よりも低下している。
これに対して、第2水路部52から第4水路部54に流入した水は、第4水路部54内が水で満たされると、第2の吐出口35から上方に吐出される(図4〜図6に示す矢印C6方向参照)。第2の吐出口35から吐出された水は、第2の給水経路25を通って(図6に示す矢印C7方向参照)、回転槽4内に供給される。ここで、第2の給水経路25の出口に案内板26が設けられているため、注水ケース23の第2の吐出口35から吐出され第2の給水経路25から吐出された水は、案内板26の傾斜部67にあたり、傾斜部67の側面に沿って矢印Y1方向及び矢印Y2方向で拡散部68に流れ、拡散部68から矢印Y方向で回転槽4内に供給される。この第2の吐出口35から吐出され第2の給水経路25から吐出された水は、案内板26により第1の吐出口34から吐出された水とは異なる場所に供給される。これにより、回転槽4内に収容された洗濯物は、異なる複数の場所から湿らせられる。更に、傾斜部67によって水の流れの横幅は広げられているので、拡散部68から吐出された水は、回転槽4の広い範囲に供給される。
よって、回転槽4内に収容された洗濯物は、異なる複数の場所に供給される水によって早期に湿らせられる。特に、矢印Y方向からの水は回転槽4内の広い範囲に供給されるので、洗濯物はより一層早期に湿らせられる。尚、第2の給水経路25から供給される矢印Y方向からの水の圧力は、注水ケース23の下空間を通っていないので、水道から供給される高い圧力とほぼ同じである。
回転槽4に所定量の水が溜まると、制御装置72は、モータ8によりパルセータ7を正逆回転させると共に、必要に応じて第1の給水弁27を適宜開放させる。これにより、回転槽4内に収容された洗濯物の洗いが行われる。
第1の給水弁27が閉塞状態になると、注水ケース23内の洗いすすぎ兼用水路43には、給水源からの水が供給されなくなる。この場合、第1水路部51内に残った水は、底部の傾斜に沿って第2水路部52に移動する(矢印C1方向参照)。又、第4水路部54内に残った水は、底部の傾斜に沿って手前側に移動して(図5に示す矢印R方向参照)、第2水路部52に移動する。第2水路部52内の水は底部の傾斜に沿って後方に移動し、更に第2の水路部52内の水の一部は第3水路部53まで移動し(矢印C2方向参照)、第1の孔部41を通って注水ケース23の下空間に移動する(矢印C4方向参照)。注水ケース23の下空間に移動した水は、底部の傾斜に沿って第1の吐出口34に移動し(矢印C5方向参照)、この第1の吐出口34から吐出される。従って、第1の給水弁27を閉塞状態した場合、注水ケース23内に水が残り難い。
制御装置72は、洗い行程が終了すると、すすぎ行程を実行する。すすぎ行程では、排水、第1の脱水、シャワーすすぎ、第2の脱水、給水及びためすすぎが行われる。制御装置72は、まず、パルセータ7の回転を停止させ、排水弁11を開放させて、回転槽4内の水を導出管10及び排水管12から機外へ排水する。
次に、制御装置72は、回転槽4を高速回転させて、回転槽4内にある洗濯物に浸み込んだ洗濯水を遠心力で脱水孔5から水槽3内に移動させ、水槽3内に移動した水を排水させる第1の脱水を実行する。
次に、制御装置72は、排水弁11を開放させた状態で回転槽4を低速度で回転させながら、第1の給水弁27を開放させてシャワーすすぎを実行する。このとき、水道源からの水は、洗い行程時と同様に洗いすすぎ兼用水路43を流れ、回転槽4内に矢印X方向と、矢印Y方向とから供給される。これにより、すすぎに用いられるきれいな水を、洗濯物にかけることができる。
次に、制御装置72は、排水弁11を開放し且つ第1の給水弁27を閉塞した状態で、回転槽4を高速回転させることで、第2の脱水を実行する。
次に、制御装置72は、回転槽4の回転を停止させると共に排水弁11を閉塞させ、第1の給水弁27を開放させて給水を行う。このときも上述したように、回転槽4内には、矢印X方向及び矢印Y方向から給水される。そして、制御装置72は、パルセータ7を回転させ、所定時間後に第1の給水弁27を閉塞させ、第2の給水弁28を所定時間開放させ、ためすすぎを実行する。
ためすすぎの際に第2の給水弁28が開放されると、給水源からの水は、給水装置22の第2の給水弁28、第2の給水弁28の吐出口28a、注水ケース23の第2の入水口33を通って注水ケース23内に供給される。第2の入水口33から注水ケース23内に供給された水は、助剤供給用水路44、具体的には、第5水路部55から第6水路部56に流れ(図3に示す矢印D1方向参照)、第6水路部56から第7水路部57に流れ(図3に示す矢印D2方向参照)、第7水路部57から第8水路部58に流れ(図3に示す矢印D3方向参照)、第8水路部58から第9水路部59に流れる(図3に示す矢印D4方向参照)。第9水路部59に流れてきた水は、第2の孔部42を介して注水ケース23の下空間のうち引き出し部36内に供給される(図5に示す矢印D5方向参照)。これにより、引き出し部36内に予め収容されていた柔軟剤は、引き出し部36内に供給された水と共に流れるようになる。引き出し部36内に供給された水の水位がサイフォン部38の孔部38bの高さに達すると、引き出し部36に供給された水(柔軟剤を含む水)は、サイフォンの原理によって筒状部38aの外周壁とキャップ部38cの内周壁との間、孔部38b、筒状部38aの内周壁内、開口部37を通り、更に第1の吐出口34を通って下方に吐出される(図5に示す矢印D6方向、図5及び図6に示す矢印D7方向参照)。第1の吐出口34から吐出された水は、上述と同様に、第1の給水経路24を通って回転槽4内に矢印X方向から供給される。これにより、回転槽4内に柔軟剤が供給される。
ためすすぎにおいて、第2の給水弁28が閉塞状態になると、注水ケース23内の助剤供給用水路44には、給水源からの水が供給されなくなる。この場合、助剤供給用水路44の底部が第5水路部55から第9水路部59に向かうに従って低くなる傾斜をなしているので、助剤供給用水路44に残っている水は、第5水路部55から第9水路部59に向かって移動し(矢印D1方向〜矢印D4方向参照)、第9水路部59に移動した水は、第2の孔部42を通って注水ケース23の下空間の引き出し部36内に集められ(矢印D5方向参照)、サイフォンの原理によってサイフォン部38を通り、第1の吐出口34から吐出される(矢印D6方向及び矢印D7方向参照)。従って、第2の給水弁28を閉塞状態にした場合、注水ケース23に水が残り難い。
制御装置72は、すすぎ行程が終了すると、脱水行程を実行する。脱水行程では、排水及び脱水が行われる。制御装置72は、パルセータ7の回転を停止させ、排水弁11を開放させて排水を実行する。次に、制御装置72は、排水弁11を開放させた状態で回転槽4を高速回転させて脱水を実行する。
脱水行程が終了することにより、洗濯の運転コースは終了する。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
上記構成によれば、回転槽4内への給水時において、給水源からの水は、給水装置22の第1の給水弁27を通って注水ケース23の洗いすすぎ兼用水路43内に供給される。洗いすすぎ兼用水路43内に供給された水は、注水ケース23の分岐壁46によって分岐されて第1の吐出口34及び第2の吐出口35から吐出される。第1の吐出口34から吐出された水は、第1の給水経路24を通って矢印X方向から回転槽4内に供給され、第2の吐出口35から吐出された水は、第2の給水経路25を通って回転槽4内に供給される。ここで、第2の吐出口35から吐出された水は、第2の給水経路25の出口に設けられた案内板26によって矢印Y方向から回転槽4内に収容される。即ち、第2の吐出口35から吐出され第2の給水経路25から吐出される水は、案内板26によって第1の吐出口34から吐出される水とは異なる場所に供給される。これにより、回転槽4内に収容された洗濯物は、異なる複数の場所から湿らせられる。従って、回転槽4内への給水時に用いられる給水弁を1つ有する給水装置22を用いて、回転槽4内に収容された洗濯物を早期に湿らせることができる。尚、第2の給水弁28は、すすぎ(ためすすぎ)の時の洗濯用助剤を回転槽4内に供給する時のみに用いられる。
洗いすすぎ兼用水路43の底部(横断壁30)及び助剤供給用水路44の底部(横断壁30)は、下流に向かって低くなるように傾斜している。これにより、第1の給水弁27及び第2の給水弁28が閉塞状態になったときに、洗いすすぎ兼用水路43及び助剤供給用水路44内に残った水は、第1の孔部41及び第2の孔部42を通って、第1の吐出口34から吐出される。よって、第1の給水弁27及び第2の給水弁28を閉塞状態にしたときに、注水ケース23内に水が残ってしまうことを防止することができる。
第2の給水経路25から吐出される水は、案内板26の傾斜部67で受けられので、第2の給水経路25からの水を傾斜部67の傾斜に沿って拡散部68に流すことができる。又、傾斜部67は、回転槽4の中心軸側に膨らみ、下端部に向かうに従って横幅が広くなる円錐状をなしているので、第2の給水経路25からの水の流れの横幅を広くすることができる。
拡散部68を設けたので、傾斜部67から横幅が広くなって流れてきた水を、回転槽4の広い範囲に供給することができる。本実施形態では、拡散部68を扇状にしたので、傾斜部67から横幅が広くなって流れてきた水が拡散部68の横幅方向の端部から落ちてしまうことを防ぎ、効率よく回転槽4内の広い範囲に水を供給することができる。
案内板26を柔軟性を有する材料で形成したので、洗濯物の回転槽4内への出し入れの際に当該洗濯物が案内板26に引っ掛かっても、洗濯物や案内板26を破損し難くすることができる。
案内板26を水槽カバー17の下面に取付ける構成としたので、給水中に水槽カバー17が水槽3と共に正規の位置から周方向へずれた場合、水槽カバー17の第1の開口部17a及び案内板26も正規の位置から周方向へ同じようにずれる。これにより、水槽カバー17が周方向へずれても、第1の給水経路24と第2の給水経路25との給水方向(矢印X方向、矢印Y方向)の関係を維持することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図10を参照して説明する。尚、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態では、図10に示すように、案内部材をなす案内板81の形状が第1の実施形態の案内板26の形状と異なる。図10(a)では、回転槽4を上方から見て、第1の給水経路24(図1参照)の出口の位置をP、第2の給水経路25(図1参照)の出口の位置をQで示している。
案内板81は、取り付け部82と、取り付け部82に連なる傾斜部83とから構成されている。取り付け部82は、水槽カバー17に平行に延び、水槽カバー17の下面に取り付けられている。傾斜部83は、第2の給水経路25の出口の延長線上の位置に設けられ、長方形の板状をなし、取り付け部82の端部のうち回転槽4の中心軸側の端部から回転槽4の中心軸側に向かうに従って直線で下降する傾斜をなしている。この案内板81は、第1の実施形態に示す拡散部68は設けられておらず、傾斜部83が第1の実施形態の傾斜部67及び拡散部68の作用をする。
この構成によれば、給水時に、第1の吐出口34(図6参照)から吐出され第1の給水経路24から吐出される水は、矢印X方向から回転槽4内に供給され、第2の吐出口35(図6参照)から吐出され第2の給水経路25から吐出される水は、傾斜部83によって受けられ、傾斜部83の傾斜角度(図10に示す矢印Z方向)から回転槽4内に供給される。これにより、回転槽4内に収容された洗濯物は、矢印X方向から供給される水と、矢印Z方向から供給される水によって異なる複数の場所から湿らせられる。従って、第2の実施形態においても、回転槽4内に収容された洗濯物を早期に湿らせることができる。
傾斜部83の面が円弧状をなしていないので、第2の給水経路25から吐出され傾斜部83で受けられた水は、横方向に広がり難い状態で回転槽4内に供給される。よって、回転槽4内の所定の位置に重点的に水を供給することができる。
長方形の傾斜部83が第1の実施形態の傾斜部67及び拡散部68の両方の作用をするので、案内板81を単純な形状、即ち、板状で構成することができ、案内板81の加工を容易にすることができる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されず、次のような変形、拡張が可能である。
第1の実施形態において、拡散部68の傾斜角度αは、回転槽4の底部と平行であってもよい。
第1の実施形態において、傾斜部67は円錐面状であるとして説明したが、多角錐面状でもよい。
第2の実施形態において、傾斜部83の下端部に第1の実施形態のような拡散部を設けてもよい。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、第2の給水経路25の出口に案内板26,81を設けて説明したが、第2の経路25の出口に案内板26,81を設けずに、第1の給水経路24の出口に案内板26,81を設けてもよい。又、第1の給水経路24の出口と第2の給水経路25の出口の両方に案内板26,81を設けてもよい。この案内板を2つ設ける構成においては、案内板から洗濯物に供給される水の場所は異なっている。
案内板26,81は、水槽カバー17の下面に回動可能に取り付け、案内板26,81から吐出する水の方向を任意に変更できるようにしてもよい。
案内板26,81は、ブロック状でもよい。
案内板26,81の傾斜部67,83及び拡散部68の横幅方向の端部に、上方に突出する側面壁(ガイド)を設け、第2の給水経路25から供給された水が傾斜部67,83及び拡散部68の横幅方向の端部からこぼれるのを防ぐようにしてもよい。又、案内板26,81の傾斜部67,83及び拡散部68に、下方に向かう溝部を設けて、水を流し易くしてもよい。
第1の実施形態に示すタイムチャートは、一例に過ぎず、適宜、パルセータ7の正逆回転方向及び回転の有無、回転槽4の回転の有無、第1の給水弁27の開放と閉塞の有無、第2の給水弁28の開放と閉塞の有無、排水弁11の開放と閉塞の有無等を変更することができる。又、すすぎ行程では、シャワーすすぎ、注水すすぎ、ためすすぎを適宜組み合わせ、或いは省略することができる。
上述した第1の給水経路24及び第2の給水経路25は、一例に過ぎず、これらの給水経路24,25を、適宜、継手部材、ダクト部材等を組み合わせ、或いは省略して構成してよい。又、第1の吐出口34が第1の給水経路24を構成し、第2の吐出口35が第2の給水経路25を構成するようにしてもよい。
注水ケース23の入口部23c、第1の給水経路24、第2の給水経路25、洗いすすぎ兼用水路43及び助剤供給用水路44の開口面積の大きさを予め変えておくことにより、矢印X方向から吐出される水の量(圧力)と矢印Y方向から吐出される水の量(圧力)を変更することができる。
給水源は、風呂水でもよい。
洗濯用助剤として、洗い時に用いる洗剤、仕上げ剤等を用いてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、3は水槽、4は回転槽、5は脱水孔、17は水槽カバー、22は給水装置、23は注水ケース、26は案内板(案内部材)、27は第1の給水弁、28は第2の給水弁、27aは吐出口、28aは吐出口、34は第1の吐出口、35は第2の吐出口、36は引き出し部(収容室)、43は洗いすすぎ兼用水路(第1の水路)、44は助剤供給用水路(第2の水路)、67は傾斜部、68は拡散部、81は案内板(案内部材)、83は傾斜部を示す。

Claims (3)

  1. 水槽と、
    脱水孔を有して前記水槽内に回転可能に設けられ内部に洗濯物が収容される有底円筒状をなす回転槽と、
    給水源に接続され、前記回転槽内への給水時に開口する第1の給水弁とすすぎ時における前記回転槽内への洗濯用助剤供給時に開口する第2の給水弁とを有する給水装置と、
    前記給水装置における前記第1の給水弁の吐出口及び前記第2の給水弁の吐出口が接続され、前記第1の給水弁から供給される水が流れる第1の水路、前記第1の水路を通って供給される水を分岐させて前記回転槽内に供給する第1の吐出口及び第2の吐出口、洗濯用助剤が収容される収容室、並びに前記第2の給水弁から供給される水を前記収容室に供給して前記第1の吐出口から吐出させる第2の水路を有する注水ケースと、
    前記注水ケースの前記第2の吐出口から吐出される水を前記回転槽内のうち前記第1の吐出口から吐出される水とは異なる場所に供給する案内部材とを備えていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記水槽の上部外周を覆う水槽カバーが設けられ、
    前記案内部材は、前記水槽カバーの下面に設けられ、前記回転槽の中心軸側に向かうに従って下降する傾斜部と、前記傾斜部の下端部から前記回転槽の中心軸側に延びる拡散部とを有してなり、
    前記傾斜部は、前記注水ケースの前記第2の吐出口から吐出される水を受け、
    前記拡散部は、前記傾斜部で受けた水を前記回転槽内に広げることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記傾斜部は、前記回転槽の中心軸側に膨らみ、下端部に向かうに従って横幅が広くなった円錐面状をなしていることを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
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