JP2011097763A - モータ制御装置および車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】仮想回転座標系であるγδ座標系のγ軸電流Iγでモータが駆動される。γδ座標系は制御上の回転角である制御角θCに従う座標系である。制御角θCとロータ角θMとの差(負荷角θL)に応じたアシストトルクが発生する。速度推定オブザーバ43は、演算周期毎にロータ角速度ωn(演算周期当たりのロータ角変位に相当する)を求める。ロータ角速度補正部42は、指示電流値Iγδ *が急変した場合には、所要期間、指示電流値の急変直前に速度推定用オブザーバ43によって演算されていたロータ角速度と、指示電流値の急変後に速度推定用オブザーバ43によって演算されるロータ角速度とに基づいて、最終的なロータ角速度ωFを演算する。
【選択図】図1
Description
この構成では、駆動値の変化量が所定値以上になった場合には、その直後においては、駆動値の変化量が所定値以上になる直前に角速度演算手段によって演算されたロータ角速度ω0に大きな重みを置いて最終的なロータ角速度ωFが求められ、その後は徐々に、角速度演算手段によって演算されるロータ角速度ωnの重みを大きくして最終的なロータ角速度ωFが求められる。このような最終的なロータ角速度ωFの演算方法は、角速度演算手段によって演算されるロータ角速度ωnの精度が、駆動値が急変したときに一時的に悪化するものの、その後は、徐々に回復していくことに適合している。このため、角速度補正手段によって演算される最終的なロータ角速度ωFは、角速度演算手段によって演算されるロータ角速度ωnに比べて精度の高いものとなる。
制御角は、演算周期間で加算角だけ変化する。つまり、演算周期当たりの制御角の変化は加算角に等しい。前記角速度演算手段が演算周期当たりのロータの角変位をロータ角速度として演算するものであるとすると、加算角がロータ角速度よりも大きいとき、負荷角が増加する。したがって、負荷角とモータトルクとに正の相関がある場合、負荷角の増加に応じてモータトルクが増加する。また、負荷角とモータトルクとに負の相関がある場合には、負荷角の増加に応じてモータトルクが減少する。このように、負荷角とモータトルクとの間には相関関係がある。
また、負荷角とモータトルクとに正の相関がある場合に、検出トルクが指示トルクよりも大きいときに、ロータ角速度よりも加算角が過度に大きいと、加算角を適値に収束させるのに時間がかかる。また、検出トルクが指示トルクよりも小さいときに、ロータ角速度よりも加算角が過度に小さいと、加算角を適値に収束させるのに時間がかかる。そこで、前記加算角補正手段は、前記検出トルクが前記指示トルクよりも大きいときには、前記加算角を前記角速度補正手段によって演算された最終的なロータ角速度よりも所定の変化制限値だけ大きい値以下の値に補正し、前記検出トルクが前記指示トルクよりも小さいときには、前記加算角を前記角速度補正手段によって演算された最終的なロータ角速度よりも所定の変化制限値だけ小さい値以上の値に補正することが好ましい。これにより、加算角が適値に収束しやすくなるので、制御の安定化を図ることができ、制御異常が生じたときでも正常状態への復帰を効果的に促すことができる。
また、負荷角とモータトルクとに負の相関がある場合に、検出トルクが指示トルクよりも小さいときに、ロータ角速度よりも加算角が過度に大きいと、加算角を適値に収束させるのに時間がかかる。また、検出トルクが指示トルクよりも大きいときに、ロータ角速度よりも加算角が過度に小さいと、加算角を適値に収束させるのに時間がかかる。そこで、前記加算角補正手段は、前記検出トルクが前記指示トルクよりも小さいときには、前記加算角を前記角速度補正手段によって演算された最終的なロータ角速度よりも所定の変化制限値だけ大きい値以下の値に補正し、前記検出トルクが前記指示トルクよりも大きいときには、前記加算角を前記角速度補正手段によって演算された最終的なロータ角速度よりも所定の変化制限値だけ小さい値以上の値に補正することが好ましい。これにより、加算角が適値に収束しやすくなるので、制御の安定化を図ることができ、制御異常が生じたときでも正常状態への復帰を効果的に促すことができる。
前記制限値は、たとえば、次式によって定められた値であってもよい。ただし、次式における「最大ロータ角速度」とは、電気角でのロータ角速度の最大値である。
たとえば、モータの回転を所定の減速比の減速機構を介して車両用操舵装置の操舵軸に伝達している場合には、最大ロータ角速度は、最大操舵角速度(操舵軸の最大回転角速度)×減速比×極対数で与えられる。「極対数」とは、ロータが有する磁極対(N極とS極との対)の数である。
前記モータは、車両の舵取り機構(2)に駆動力を付与するものであってもよい。この場合に、前記トルク検出手段は、前記車両の操向のために操作される操作部材(10)に加えられる操舵トルクを検出するものであってもよい。また、前記指示トルク設定手段は、操舵トルクの目標値としての指示操舵トルクを設定するものであってもよい。そして、前記加算角演算手段は、前記指示トルク設定手段によって設定される指示操舵トルクと前記トルク検出手段によって検出される操舵トルクとの偏差に応じて前記加算角を演算するものであってもよい。
図1は、この発明の一実施形態に係るモータ制御装置を適用した電動パワーステアリング装置(車両用操舵装置の一例)の電気的構成を説明するためのブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、車両を操向するための操作部材としてのステアリングホイール10に加えられる操舵トルクTを検出するトルクセンサ1と、車両の舵取り機構2に減速機構7を介して操舵補助力を与えるモータ3(ブラシレスモータ)と、ステアリングホイール10の回転角である操舵角を検出する舵角センサ4と、モータ3を駆動制御するモータ制御装置5と、当該電動パワーステアリング装置が搭載された車両の速度を検出する車速センサ6とを備えている。
モータ3は、この実施形態では、三相ブラシレスモータであり、図2に図解的に示すように、界磁としてのロータ50と、このロータ50に対向するステータ55に配置されたU相、V相およびW相のステータ巻線51,52,53とを備えている。モータ3は、ロータの外部にステータを対向配置したインナーロータ型のものであってもよいし、筒状のロータの内部にステータを対向配置したアウターロータ型のものであってもよい。
制御角θCに従ってγ軸電流Iγをモータ3に供給すると、このγ軸電流Iγのq軸成分(q軸への正射影)がロータ50のトルク発生に寄与するq軸電流Iqとなる。すなわち、γ軸電流Iγとq軸電流Iqとの間に、次式(1)の関係が成立する。
Iq=Iγ・sinθL …(1)
再び図1を参照する。モータ制御装置5は、マイクロコンピュータ11と、このマイクロコンピュータ11によって制御され、モータ3に電力を供給する駆動回路(インバータ回路)12と、モータ3の各相のステータ巻線に流れる電流を検出する電流検出部13とを備えている。
マイクロコンピュータ11は、CPUおよびメモリ(ROMおよびRAMなど)を備えており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能するようになっている。この複数の機能処理部には、操舵トルクリミッタ20と、指示操舵トルク設定部21と、トルク偏差演算部22と、PI(比例積分)制御部23と、加算角リミッタ24と、制御角演算部26と、誘起電圧推定部28と、回転角推定部29と、ロータ角変位演算部30と、指示電流値生成部31と、電流偏差演算部32と、PI制御部33と、γδ/αβ変換部34Aと、αβ/UVW変換部34Bと、PWM(Pulse Width Modulation)制御部35と、UVW/αβ変換部36Aと、αβ/γδ変換部36Bと、トルク偏差監視部40と、加算角ガード41、ロータ角速度補正部42とが含まれている。誘起電圧推定部28と、回転角推定部29と、ロータ角変位演算部30とによって、ロータ50の角速度を推定するための速度推定用オブザーバ(角速度演算手段)43が構成されている。
最大ロータ角速度=最大操舵角速度×減速比×極対数 …(2)
制御角θCの演算間(演算周期)におけるロータ50の電気角変化量の最大値(ロータ角変化量最大値)は、次式(3)のとおり、最大ロータ角速度に演算周期を乗じた値となる。
=最大操舵角速度×減速比×極対数×演算周期 …(3)
このロータ角変化量最大値が一演算周期間で許容される制御角θCの最大変化量である。そこで、前記ロータ角変化量最大値を制限値ωmaxとすればよい。この制限値ωmaxを用いて、加算角αの上限値ULおよび下限値LLは、それぞれ次式(4)(5)で表すことができる。
LL=−ωmax …(5)
加算角リミッタ24による制限処理後の加算角αが、制御角演算部26の加算器26Aにおいて、制御角θCの前回値θC(n-1)(nは今演算周期の番号)に加算される(Z−1は信号の前回値を表す)。ただし、制御角θCの初期値は予め定められた値(たとえば零)である。
誘起電圧推定部28は、モータ3の回転によって生じる誘起電圧を推定するものである。そして、回転角推定部29は、誘起電圧推定部28によって推定された誘起電圧に基づいて、ロータ50の回転角の推定値(推定回転角)θEを演算するものである。誘起電圧推定部28および回転角推定部29の具体例については、後述する。
γδ/αβ変換部34Aは、二相指示電圧Vγδ *をαβ座標系の二相指示電圧Vαβ *に変換する。この座標変換には、制御角演算部26で演算された制御角θCが用いられる。二相指示電圧Vαβ *は、α軸指示電圧Vα *およびβ軸指示電圧Vβ *からなる。αβ/UVW変換部34Bは、二相指示電圧Vαβ *に対して座標変換演算を行うことによって、三相指示電圧VUVW *を生成する。三相指示電圧VUVW *は、U相指示電圧VU *、V相指示電圧VV *およびW相指示電圧VW *からなる。この三相指示電圧VUVW *は、PWM制御部35に与えられる。
駆動回路12は、U相、V相およびW相に対応した三相インバータ回路からなる。このインバータ回路を構成するパワー素子がPWM制御部35から与えられるPWM制御信号によって制御されることにより、三相指示電圧VUVW *に相当する電圧がモータ3の各相のステータ巻線51,52、53に印加されることになる。
トルク偏差監視部40は、トルク偏差演算部22によって演算されるトルク偏差ΔTの符号を監視することにより、指示操舵トルクT*と検出操舵トルクTとの大小関係を判定する。その判定結果は、加算角ガード41に与えられるようになっている。
指示操舵トルクT*と検出操舵トルクTとの偏差(トルク偏差)ΔTに対するPI制御(KPは比例係数、KIは積分係数、1/sは積分演算子である。)によって、加算角αが生成される。この加算角αが制御角θCの前回値θC(n-1)に対して加算されることによって、制御角θCの今回値θC(n)=θC(n-1)+αが求められる。このとき、制御角θCとロータ50の実際のロータ角θMとの偏差が負荷角θL=θC−θMとなる。
この実施形態では、負荷角θLとモータトルク(アシストトルク)とが正の相関を有する領域で負荷角θLが調整されるように、加算角αが制御される。具体的には、q軸電流Iq=IγsinθLであるから、−90°≦θL≦90°となるように、加算角αが制御される。むろん、負荷角θLとモータトルク(アシストトルク)とが負の相関を有する領域で負荷角θLが調整されるように、加算角αを制御することもできる。この場合、90°≦θL≦270°となるように、加算角αが制御される。PI制御部23のゲインを正にすれば正の相関領域での制御となり、PI制御部23のゲインを負にすれば負の相関領域での制御となる。
このようにして、加算角αを上限値ULと下限値LLとの間に制限することができるので、制御の安定化を図ることができる。より具体的には、電流不足時や制御開始時に制御不安定状態(アシスト力が不安定な状態)が発生しても、この状態から安定な制御状態への遷移を促すことができる。
トルク偏差監視部40は、トルク偏差演算部22によって演算されるトルク偏差ΔTの符号を監視しており、指示操舵トルクT*と検出操舵トルクTとの大小関係に関する情報を加算角ガード41に与える。
加算角αは、演算周期間の制御角θCの変化量であり、γδ座標軸の演算周期当たりの角変位(回転速度に相当する。)に等しい。よって、加算角αが、演算周期当たりのロータ角変位に相当するロータ角速度ωFよりも大きければ負荷角θLが大きくなり、加算角αがロータ角速度ωFよりも小さければ負荷角θLが小さくなる。そして、負荷角θLとモータトルク(アシストトルク)とに正の相関がある場合には、負荷角θLが大きくなればモータトルクが大きくなり、負荷角θLが小さくなればモータトルクが小さくなる。
図8Bに示す処理では、検出操舵トルクTと指示操舵トルクT*との大小関係に応じた処理が、図8Aの処理とは逆になっている。すなわち、検出操舵トルクTが指示操舵トルクT*よりも小さいとき(ステップS11A:YES)、加算角ガード41は、加算角αが、ロータ角速度補正部42によって演算された最終的なロータ角速度ωFよりも小さいかどうかを判断する(ステップS12)。この判断が肯定されると、加算角ガード41は、加算角αにロータ角速度ωFを代入する(ステップS13)。すなわち、加算角αがロータ角速度ωFに補正される。加算角αがロータ角速度ωF以上であれば(ステップS12:NO)、加算角ガード41は、さらに、加算角αを、ロータ角速度ωFよりも変化制限値Aだけ大きな値(ωF+A)と比較する(ステップS14)。加算角αが当該値(ωF+A)よりも大きいときには(ステップS14:YES)、加算角ガード41は、加算角αに当該値(ωF+A)を代入する(ステップS15)。加算角αが当該値(ωF+A)以下であれば(ステップS14:NO)、加算角αの補正は行われない。
負荷角θLとモータトルク(アシストトルク)とに負の相関がある場合には、負荷角θLが大きくなればモータトルクが小さくなり、負荷角θLが小さくなればモータトルクが大きくなる。
指示電流値監視部71は、γ軸指示電流値Iγ *の演算周期当たりの変化量ΔIγ *を監視し、電流急変前推定速度保持部72、第1の乗算部73および第2の乗算部74を制御する。電流急変前推定速度保持部72は、指示電流値監視部71によってγ軸指示電流値Iγ *が急変したことが検出されたときに、その直前に速度推定用オブザーバ43によって演算されたロータ角速度ωnを、電流急変前推定速度ω0として保持する。第1の乗算部73は、速度推定用オブザーバ43によって演算されたロータ角速度ωnに、指示電流値監視部71によって制御される重み係数ξ(0≦ξ≦1)を乗算する。第2の乗算部74は、電流急変前推定速度保持部72に保持されている電流急変前推定速度ω0に、重み(1−ξ)を乗算する。加算部75は、第1の乗算部73の乗算結果と、第2の乗算部74の乗算結果とを加算することにより、最終的なロータ角速度ωFを算出する。なお、指示電流値監視部71は、γ軸指示電流値Iγ *の変化量ΔIγ *が所定のしきい値Th以上となったときに、γ軸指示電流値Iγ *が急変したことを検出する。
ωF=ω0・(1−ξ)+ωn・ξ …(8)
重み係数ξは、通常は1に設定されている。γ軸指示電流値Iγ *が急変したことが検出されたときには、重み係数ξは0に設定された後、1となるまで漸増される。
まず、γ軸指示電流値Iγ *の急変に基づく補正処理が実行中であることを記憶するためのフラグFがセット(F=1)されているか否かが判別される(ステップS21)。このフラグFの初期値は0である。フラグFがセットされてないときには(ステップS21:NO)、γ軸指示電流値Iγ *の演算周期当たりの変化量ΔIγ *が所定のしきい値Th以上であるか否かが判別される(ステップS22)。変化量ΔIγ *がしきい値Th未満である場合には(ステップS22:NO)、前記式(8)に基づいて、最終的なロータ角速度ωFが算出される(ステップS23)。この場合には、重み係数ξは1となっているため、ωF=ωnとなる。つまり、速度推定用オブザーバ43によって演算されたロータ角速度ωnが、そのまま最終的なロータ角速度ωFとして出力される。ステップS23の処理が行なわれると、今演算周期での処理が終了する。
この場合、回転角センサを用いるときには、指示電流値生成部31において、操舵トルクおよび車速に応じて、所定のアシスト特性に従ってδ軸指示電流値Iδ *を発生させるようにすればよい。
Claims (3)
- ロータと、このロータに対向するステータとを備えたモータを制御するためのモータ制御装置であって、
制御上の回転角である制御角に従う回転座標系の軸電流値で前記モータを駆動する電流駆動手段と、
前記制御角に加算すべき加算角を演算する加算角演算手段と、
所定の演算周期毎に、前記加算角演算手段によって演算された加算角を制御角の前回値に加算することによって制御角の今回値を求める制御角演算手段と、
前記モータの駆動値に基づいて、所定時間間隔毎に前記ロータの角速度を演算する角速度演算手段と、
前記モータの駆動値の変化量が所定値以上であるか否かを判定する判定手段と、
前記モータの駆動値の変化量が前記所定値以上になった場合には、前記駆動値の変化量が前記所定値以上になる直前に前記角速度演算手段によって演算されたロータ角速度と、前記駆動値の変化量が前記所定値以上になった後に前記角速度演算手段によって演算されるロータ角速度に応じて、最終的なロータ角速度を演算する角速度補正手段と、
前記角速度補正手段によって演算された最終的なロータ角速度に基づいて、前記加算角を補正する加算角補正手段と、を含むモータ制御装置。 - 前記角速度補正手段は、前記駆動値の変化量が前記所定値以上になる直前に前記角速度演算手段によって演算されたロータ角速度をω0、前記駆動値の変化量が前記所定値以上になった後に前記角速度演算手段によって演算されるロータ角速度をωn、前記駆動値が所定値以上になった時点で0に設定され、その後1まで漸増される重みをξとして、最終的なロータ角速度ωFを、次式(a)に基づいて演算するものである、請求項1に記載のモータ制御装置。
ωF=ω0・(1−ξ)+ωn・ξ …(a) - 車両の舵取り機構に駆動力を付与するモータと、
前記モータを制御する請求項1または2記載のモータ制御装置とを含む、車両用操舵装置。
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