JP2011094836A - 木材乾燥方法および木材乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 乾燥室1内に木材Wを配置し、乾燥室1内をヒータ2で加熱しながら噴射口6から高温の水蒸気を噴射して木材を蒸煮した後、最初に120〜130℃程度の高温で乾燥させる前処理を行い、その後、100〜120℃程度の高温で本乾燥を行う。その後、乾燥室1内に水散布ノズル7から水を散布して木材Wを冷却する。蒸煮、高温前処理、本乾燥の各工程において、給気ダンパ4が閉じられたままであって外気は取り入れられず、乾燥室1内の圧力が大気圧より高い限度圧力に達したら排気ダンパ5を開いて内部の雰囲気を放出する。
【選択図】 図1
Description
例えば、日本建築では、芯のある木材(杉、檜など)を柱として用いることが多いが(以下、このような木材を芯持ち柱材と呼ぶ)、芯持ち柱材は、ある程度乾燥させた後、柱や梁として用いるようにしている。
木材は、高温で短期間に乾燥させようとすると、一般的に木材の表面に割れが生じ易い。このため、ある程度低い温度で乾燥させるようにしてきた。天日乾燥も含め、この手法は中温乾燥と呼ばれる。一方、乾燥機を使用した乾燥法のうち、最近では、かなり高い温度で短期間に乾燥させつつも、表面割れが生じない乾燥機が開発されている。このような乾燥法は、従来の中温乾燥法と対比して高温乾燥法と呼ばれており、短期間に乾燥が終了することから、主要な技術となりつつある。一般的には100〜120℃程度の高温に晒して乾燥させる技術を高温乾燥法と呼んでいる。
本願の発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、低いコストで十分に乾燥させた良質な木材を提供することができる優れた木材乾燥技術を提供する意義を有するものである。
外気を取り入れることなく乾燥室が大気圧よりも高い限度圧力になった際に前記排気口から内部の雰囲気を放出する圧力制御を行うという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記乾燥室内に循環ファンを設けて雰囲気を循環させるとともに、この循環ファンのモータは100℃を超える耐熱性を有しており、このモータを前記乾燥室内に配置して行うという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2の構成において、木材を乾燥させるに先立って、乾燥室に配置された木材を加熱しながら木材に水蒸気を供給する蒸煮工程を有しており、
蒸煮工程でも、外気を取り入れることなく前記乾燥室が大気圧よりも高い限度圧力になった際に前記排気口から内部の雰囲気を放出する圧力制御を行うという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記乾燥室内の湿球温度をほぼ100℃に維持するとともに乾球温度が湿球温度よりも所定温度高くなるよう前記ヒータを制御することで湿球温度と乾球温度との差が所定温度となるよう制御するという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記排気口を開閉する排気ダンパが設けられており、
排気ダンパは、前記排気口の開き度合いを複数の段階で又は連続的に調節することが可能であり、
前記乾燥室内には、圧力センサが設けられており、
圧力センサからの信号に従い、前記乾燥室内の圧力が大気圧に比べてどの程度高いかに応じて排気ダンパの開き度合いを調節する制御を行うという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、木材を乾燥させた後に、木材の冷却のために前記乾燥室内に水を散布することで前記乾燥室内の温度を下げる冷却工程を有しており、
冷却工程では、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも高くなったら、前記水の散布を停止するとともに外気を取り入れて湿度又は雰囲気の平衡含水率を下げ、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも低くなったら、外気を取り入れることなく前記水の散布を再開するという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項7記載の発明は、乾燥室と、乾燥室内を加熱するヒータとを備え、乾燥室内に木材を配置して乾燥させる木材乾燥機であって、
乾燥室は、内部の雰囲気を放出する排気口と、排気口に設けられた排気ダンパを有しており、
排気ダンパは、外気を取り入れることなく乾燥室が限度圧力になったら開放されて乾燥室内の雰囲気を放出するものであり、
限度圧力とは大気圧より高い圧力であるという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項8記載の発明は、前記請求項7の構成において、前記乾燥室内には、雰囲気を循環させる循環ファンが設けられており、この循環ファンを回転させるモータは、100℃を超える耐熱性を有し、前記乾燥室内に配置されているという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項9記載の発明は、前記請求項7又は8の構成において、前記乾燥室内には、乾燥に先立って水蒸気を噴射口から噴射して木材に供給する配管が設けられており、
前記排気ダンパは、前記乾燥室内を加熱した状態で木材に水蒸気を供給して蒸煮する際にも、外気を取り入れることなく前記乾燥室が前記限度圧力になったら開放されて前記乾燥室内の雰囲気を放出するものであるという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項10記載の発明は、前記請求項7乃至9いずれかの構成において、前記乾燥室内には湿球温度センサと乾球温度センサとが設けられているとともに、前記ヒータを制御するヒータ制御部が設けられており、ヒータ制御部は、前記乾燥室内の湿球温度がほぼ100℃であって乾球温度が湿球温度よりも所定温度高くなるよう前記ヒータを制御することで湿球温度と乾球温度との差が所定温度となるよう前記ヒータを制御するものであるという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項11記載の発明は、前記請求項7乃至10いずれかの構成において、前記排気ダンパは、排気口の開き度合いを複数の段階で又は連続的に調節することが可能であり、
前記排気ダンパを制御する排気ダンパ制御部が設けられており、
前記乾燥室内には、圧力センサが設けられており、
排気ダンパ制御部は、圧力センサからの信号に従い、前記乾燥室内の圧力が大気圧に比べてどの程度高いかに応じて前記排気ダンパの開き度合いを調節する制御を行うものであるという構成を有する。
上記課題を解決するため、請求項12記載の発明は、前記請求項7乃至11いずれかの構成において、前記乾燥室は給気口を有するとともにに、給気口を開閉する給気ダンパが設けられており、
前記乾燥室には、冷却のために水を散布する水散布ノズルが設けられており、
給気ダンパ及び水散布ノズルの動作を制御する冷却制御部が設けられており、
冷却制御部は、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも高くなったら、水散布ノズルからの水の散布を停止するとともに給気ダンパを開いて外気を取り入れ、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも低くなったら、給気ダンパを閉じるとともに水散布ノズルからの水の散布を再開する制御を行うものであるという構成を有する。
また、請求項2又は8記載の発明によれば、上記効果に加え、循環ファンのモータの廃熱も利用して木材の乾燥ができるので、さらにエネルギー効率が良くなる。このため、さらに低コストで木材を乾燥させることができる。
また、請求項3又は9記載の発明によれば、上記効果に加え、蒸煮工程をより短期間に完了させることができるという効果が得られる。
また、請求項4又は10記載の発明によれば、上記効果に加え、乾燥に要する期間をさらに短くすることができる。
また、請求項5又は11記載の発明によれば、上記効果に加え、乾燥室内の圧力に応じて排気口の開き度合いが制御されるので、乾燥室内の圧力を一定にしたり、排気ダンパによって乾燥室内の圧力を制御したりすることができるようになる。
また、請求項6又は12記載の発明によれば、上記効果に加え、水散布により冷却を行うので、冷却に要する時間を短縮することができ、また、冷却完了時の木材の含水率を仕上がり含水率に一致させることができる。
図1〜図3は、本願発明の実施形態に係る木材乾燥機の概略図であり、図1は斜視概略図、図2は正面断面概略図、図3は側面断面概略図である。
図1〜図3に示す木材乾燥機は、乾燥室1とヒータ2とを備えており、乾燥室1内に木材Wを配置して乾燥させるものである。尚、以下の説明において、「木材」とは、若干広い意味であり、いわゆる製材された木材のみならず原木の状態のもの(製材されていないもの)も含む。通常は、原木の皮を剥がし、切断する前に乾燥が行われるが、切断して所定の寸法形状の木材とした後に乾燥を行ったり、原木のまま乾燥を行ったりすることもある。また、何らかの乾燥を行ったものを再度乾燥機で乾燥する場合もあり、厳密な意味で生木でない場合もある。
木材Wは、移動台100に載せられて乾燥室1に運び込まれるようになっている。木材Wは、互いに接触しないよう並べられており、また互いに接触しないようスペーサ101を介して重ねられている。木材Wは、移動台100に載せられたまま乾燥室1内で乾燥され、乾燥後、移動台100ごと運び出されるようになっている。
循環ファンは3は、乾燥室1内において幅方向に送風して雰囲気を循環させるようになっている。より具体的に説明すると、図2に示すように、乾燥室1内には、水平な姿勢の隔壁板12が設けられており、上下に区画されている。隔壁板12は、幅方向の端部が乾燥室1の壁面から離間して設けられている。循環ファン3は、隔壁板12よりも上側の空間に位置している。循環ファン3が動作すると、図3に実線で示すように、気流が隔壁板12の端部と乾燥室1の間を通って下方に流れる。そして、気流は、下方の空間を通って隔壁板12の反対側の端部と乾燥室1の壁との間を回り込み、上方の空間に戻って再び循環ファン3により送られる。
まず、乾燥室1内の雰囲気温度を測定するための温度センサとして、乾球温度センサ82と湿球温度センサ81が設けられている。これらの温度センサ81,82は、乾燥室1内の所定の場所に設けられるが、場所によるバラツキ等の影響を無くすため、必要に応じて複数異なる箇所に設けられる。
さらに、乾燥室1内には、雰囲気の圧力を測定する圧力センサ83が設けられている。圧力センサ83も、必要に応じて複数の異なる箇所に設けられる。
図4に示すように、制御ユニット9には、上述した各センサからの信号(測定結果の信号)が入力されるようになっており、各センサからの信号に従ってヒータ2による加熱温度や排気ダンパ5の開閉等が制御されるようになっている。
周知のように、湿球温度は乾球温度より少し低く、その低い度合いは湿度によって異なる。乾燥の初期段階では木材Wからの放出水蒸気が多いのので乾燥室1の湿度は高く、従って、湿球温度と乾球温度の差は小さい。乾燥が進むにつれて乾燥室1の湿度が低くなるので、湿球温度と乾球温度の差が大きくなる。
当然ながら、雰囲気含水率は、対象となる材料により異なる。木材について予め平衡含水率曲線が調べられて定められており、このデータが記憶部に記憶されている。冷却制御部93は、算出された相対湿度と、記憶された平衡含水率曲線に従って雰囲気含水率を算出するよう構成されている。
図6は、実施形態の木材乾燥方法の概略を示した工程図である。図6に示すように、実施形態の木材乾燥方法は、大きく分けると、蒸煮工程と、高温前処理工程と、高温乾燥工程(本乾燥工程)と、冷却工程の順に進められる。尚、実施形態の方法は、大まかには、前述した高温乾燥法の部類に属する。
蒸煮工程では、排気ダンパ制御部92は、乾燥室1内の圧力が限度圧力に達したら排気ダンパ5を開ける制御を行う。より好ましくは、前述したように圧力センサ83からの信号に従い、大気圧よりもどの程度圧力が高いかに応じて比例制御が行われる。給気ダンパ4は閉じられた状態とされ、外気は実質的に取り入れられない。
図7には、参考のため、従来の蒸煮工程における温度と圧力の変化についても示してある。図7(1)が実施形態の方法における雰囲気の温度と圧力、(2)が従来の方法における雰囲気の温度と圧力を示している。図中の実線が乾燥室1内の雰囲気温度、一点鎖線が乾燥室1内の圧力、点線が噴射口6からの水蒸気の温度をそれぞれ示す。尚、雰囲気温度は、湿球温度と乾球温度との平均値とすることができる。
室内温度の上昇と、噴射口6からの水蒸気の噴射により、乾燥室1内の圧力は徐々に高くなる。そして、設定された限度圧力に達したのを圧力センサ83が検出すると、制御ユニット9の排気ダンパ制御部92が制御信号を発し、排気ダンパ5を開き、排気ファン52を動作させる。この結果、乾燥室1内の雰囲気が排気口14から排出され、乾燥室1内の圧力が低下する。そして、乾燥室1内の圧力が大気圧になると、再び排気ダンパ5が閉じられ、排気ファン52が停止される。
尚、図7(1)の例は、限界圧力に達した時点で排気ダンパ5を開き、大気圧に戻ったら閉じるという単純な制御の場合であるが、前述した比例制御を行う場合、圧力の変動は非常に小さくなり、大気圧と限界圧力との間のある値の付近でほぼ一定に保たれることになる。
尚、上記実施形態の蒸煮工程では、100℃の水蒸気を噴射口6から噴射したが、大気圧より高い状態で水蒸気を作ることで100℃を超える温度の水蒸気を噴射するようにしてもよい。このようにすると、さらに蒸煮工程を短期間に完了することができるようになる。
高温前処理工程は、ドライングセット又はテンションセットとも呼ばれる工程であり、木材Wの表面割れを防ぐため、本乾燥工程に先立って本乾燥工程よりさらに高い温度で乾燥を行う工程である。
これに対し、120〜130℃程度の高温で最初に乾燥を行うと、木材Wの表面が急速に乾燥し、この際、温度が高いために表面の細胞が柔軟性を持つようになる。このため、乾燥に従って引っ張り応力が発生しても割れが少なくなる。このような現象は、ドライングセットないしテンションセットと呼ばれている。この点を考慮し、乾燥の最初の工程では、乾燥室1内を120〜130℃程度のより高い温度にする高温前処理工程を行う。
具体的に説明すると、高温前処理工程では、ヒータ2を動作させて乾燥室1内を加熱する。この際、前述したように、乾燥室1内にはノズル水蒸気及び木材水蒸気が残留している(以下、これらを単に残留水蒸気と呼ぶ)。残留水蒸気は、蒸煮工程と高温前処理工程とのインターバルの間の温度低下によって乾燥室1内の壁面等に水滴となっている場合があるが、これらは加熱によって再度水蒸気となる。加熱によって乾燥室1内の圧力が上昇し、限界圧力に達すると、蒸煮工程と同様に圧力センサ83がこれを検知して排気ダンパ制御部92に信号を送る。この結果、同様に排気ダンパ制御部92が排気ダンパ5を開き、乾燥室1内の残留水蒸気を含む雰囲気が外部に放出される。その後、同様に圧力低下に従って排気ダンパ5が閉じられる。圧力が上昇して再び限界圧力に達すると、同じ動作を繰り返す。尚、同様に、給気ダンパ4は閉じられたままであり、給気ファン42は動作されない。
一つは、木材Wの変色防止である。木材乾燥においては、木材Wが変色してしまうことがあるが、発明者の研究によると、上記のように外気を取り入れることなく乾燥を行うと、変色が防止できる。この理由については、完全に明らかになった訳ではないが、発明者は、高温乾燥中に木材Wが外気に触れることが変色の原因であると推測した。そこで、発明者は、上記のように高温乾燥中の木材Wの外気への接触を極力少なくしたところ、変色が無くなるか、ほぼゼロになることが確認された。蒸煮工程を行っても変色はしないことから、水蒸気は変色の原因ではなく、外気中の酸素が変色の原因ではないかと推測される。
一方、本実施形態のように、外気を取り入れずに圧力が上昇した分だけ雰囲気を外に出すようにすると、外気の取り入れによる温度低下は無い。したがって、エネルギー効率が高くなり、ランニングコストが安くなる。
冷却工程は、乾燥室1からの木材Wの取り出しのため、木材Wの温度を下げる工程である。通常、冷却は、乾燥室1内に外気を取り入れて乾燥室1内の温度を下げることで行うが、本実施形態では、幾つかの観点から、水散布をしながら冷却をするようになっている。
水散布は、水散布ノズル7から霧状又は細かい水滴状の水(以下、水ミストと呼ぶ)を噴射することで行われる。水の温度は、水散布ノズル7のオンオフ(噴射の有無)は、前述した通り冷却制御部93により負帰還制御される。
本乾燥が終了してヒータ2の動作が停止されると、冷却制御部93は、水散布用開閉弁72に制御信号を送り、水散布ノズル7から水ミストを噴射させる。噴射された水ミストは、乾燥室1内に残留している熱により急速に蒸発して水蒸気となる。この際、雰囲気から気化熱を奪って雰囲気を冷却する。そして、水蒸気の発生により、乾燥室1内の湿度が徐々に上がっていく。
以上で全工程は終了であり、その後、開閉扉11が開かれ、移動台100ごと木材Wが取り出される。尚、各工程は、連続して行われる場合もあるし、ある程度のインターバルをおいて行われる場合もある。
また、循環ファン3のモータが乾燥室1内に配置されているので、モータの廃熱までもが木材Wの乾燥に利用される。このため、エネルギー効率がさらに高くなっている。
尚、排気口14の開き度合いが段階的又は連続的に調節が可能な排気ダンパ5を、乾燥室1の圧力制御に利用する制御例もあり得る。即ち、蒸煮工程、高温前処理工程、本乾燥工程、冷却工程のそれぞれにおいて乾燥室1内の目標圧力値を設定し、圧力センサ83からの信号によりこの目標圧力値になるよう排気ダンパ5を制御するのである。木材Wの割れ等が無く且つより短期間に終了する圧力値を予め調べて目標圧力値として設定することで、割れ等を防止したさらに高速の乾燥を実現することができる。この際、目標圧力値は、その時々の木材Wの含水率によって変わる場合があるから、含水率センサ85からの信号により目標圧力値を自動的に更新するようにしても良い。
そして、高温前処理工程や本乾燥工程において、湿球温度を100℃に維持した状態で湿球温度と乾球温度との差Δtが目標値になるよう制御することで、乾燥がより短期間に終了するようにしつつ木材Wの含水率に応じた最適な雰囲気湿度を維持することができ、割れ等をさらに防止することができる。
上述した実施形態の蒸煮工程、高温前処理工程、本乾燥工程において、上記各制御例の他、乾燥室1内の温度、圧力、木材Wの温度、木材Wの含水率の各パラメータを適宜組み合わせて制御を行うことで木材Wの割れや変形等をさらに防止しながらより短期間に乾燥を終了させることが可能である。
尚、冷却工程で乾燥室1内の雰囲気含水率を目標含水率に一致させる負帰還制御を行う構成は、上記木材Wの含水率を精度よく仕上がり含水率に一致させるのに役立っている。
尚、上述した実施形態の木材乾燥機の構成において、水蒸気用配管61と水散布用配管72とを兼用することも可能である。即ち、配管に設けた弁の切り替えによって、一つのノズルから水蒸気を噴射させたり水ミストを噴射させたりすることが可能である。
100 移動台
11 開閉扉
12 隔壁板
13 給気口
14 排気口
2 ヒータ
3 循環ファン
4 給気ダンパ
41 給気管
42 給気ファン
5 排気ダンパ
51 排気管
52 排気ファン
6 噴射口
7 水散布ノズル
81 湿球温度センサ
82 乾球温度センサ
83 圧力センサ
84 材温センサ
85 含水率センサ
9 制御ユニット
91 ヒータ制御部
92 排気ダンパ制御部
93 冷却制御部
Claims (12)
- 乾燥室内に木材を配置し、乾燥室に設けられた排気口から内部の雰囲気を放出させながらヒータで加熱して木材を乾燥させる木材乾燥方法であって、
外気を取り入れることなく乾燥室が大気圧よりも高い限度圧力になった際に前記排気口から内部の雰囲気を放出する圧力制御を行うことを特徴とする木材乾燥方法。 - 前記乾燥室内に循環ファンを設けて雰囲気を循環させるとともに、この循環ファンのモータは100℃を超える耐熱性を有しており、このモータを前記乾燥室内に配置して行うことを特徴とする請求項1記載の木材乾燥方法。
- 木材を乾燥させるに先立って、乾燥室に配置された木材を加熱しながら木材に水蒸気を供給する蒸煮工程を有しており、
蒸煮工程でも、外気を取り入れることなく前記乾燥室が大気圧よりも高い限度圧力になった際に前記排気口から内部の雰囲気を放出する圧力制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の木材乾燥方法。 - 前記乾燥室内の湿球温度をほぼ100℃に維持するとともに乾球温度が湿球温度よりも所定温度高くなるよう前記ヒータを制御することで湿球温度と乾球温度との差が所定温度となるよう制御することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の木材乾燥方法。
- 前記排気口を開閉する排気ダンパが設けられており、
排気ダンパは、前記排気口の開き度合いを複数の段階で又は連続的に調節することが可能であり、
前記乾燥室内には、圧力センサが設けられており、
圧力センサからの信号に従い、前記乾燥室内の圧力が大気圧に比べてどの程度高いかに応じて排気ダンパの開き度合いを調節する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の木材乾燥方法。 - 木材を乾燥させた後に、木材の冷却のために前記乾燥室内に水を散布することで前記乾燥室内の温度を下げる冷却工程を有しており、
冷却工程では、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも高くなったら、前記水の散布を停止するとともに外気を取り入れて湿度又は雰囲気の平衡含水率を下げ、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも低くなったら、外気を取り入れることなく前記水の散布を再開することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の木材乾燥方法。 - 乾燥室と、乾燥室内を加熱するヒータとを備え、乾燥室内に木材を配置して乾燥させる木材乾燥機であって、
乾燥室は、内部の雰囲気を放出する排気口と、排気口に設けられた排気ダンパを有しており、
排気ダンパは、外気を取り入れることなく乾燥室が限度圧力になったら開放されて乾燥室内の雰囲気を放出するものであり、
限度圧力とは大気圧より高い圧力であることを特徴とする木材乾燥機。 - 前記乾燥室内には、雰囲気を循環させる循環ファンが設けられており、この循環ファンを回転させるモータは、100℃を超える耐熱性を有し、前記乾燥室内に配置されていることを特徴とする請求項7記載の木材乾燥機。
- 前記乾燥室内には、乾燥に先立って水蒸気を噴射口から噴射して木材に供給する配管が設けられており、
前記排気ダンパは、前記乾燥室内を加熱した状態で木材に水蒸気を供給して蒸煮する際にも、外気を取り入れることなく前記乾燥室が前記限度圧力になったら開放されて前記乾燥室内の雰囲気を放出するものであることを特徴とする請求項7又は8記載の木材乾燥機。 - 前記乾燥室内には湿球温度センサと乾球温度センサとが設けられているとともに、前記ヒータを制御するヒータ制御部が設けられており、ヒータ制御部は、前記乾燥室内の湿球温度がほぼ100℃であって乾球温度が湿球温度よりも所定温度高くなるよう前記ヒータを制御することで湿球温度と乾球温度との差が所定温度となるよう前記ヒータを制御するものであることを特徴とする請求項7乃至9いずれかに記載の木材乾燥機。
- 前記排気ダンパは、排気口の開き度合いを複数の段階で又は連続的に調節することが可能であり、
前記排気ダンパを制御する排気ダンパ制御部が設けられており、
前記乾燥室内には、圧力センサが設けられており、
排気ダンパ制御部は、圧力センサからの信号に従い、前記乾燥室内の圧力が大気圧に比べてどの程度高いかに応じて前記排気ダンパの開き度合いを調節する制御を行うものであることを特徴とする請求項7乃至10いずれかに記載の木材乾燥機。 - 前記乾燥室は給気口を有するとともにに、給気口を開閉する給気ダンパが設けられており、
前記乾燥室には、冷却のために水を散布する水散布ノズルが設けられており、
給気ダンパ及び水散布ノズルの動作を制御する冷却制御部が設けられており、
冷却制御部は、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも高くなったら、水散布ノズルからの水の散布を停止するとともに給気ダンパを開いて外気を取り入れ、前記乾燥室内の湿度又は雰囲気の平衡含水率が所定の値よりも低くなったら、給気ダンパを閉じるとともに水散布ノズルからの水の散布を再開する制御を行うものであることを特徴とする請求項7乃至11いずれかに記載の木材乾燥機。
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