JP2011090546A - 番組連動コンテンツ配信サーバ及び番組連動コンテンツ配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】放送内容に関連した関連情報の検索に適した検索語を、メタデータに直接含まれたキーワードのみからなる検索語に加えて、メタデータ以外のキーワードを一部に含み又はメタデータ以外のキーワードのみからなる検索語にまで拡張でき、適切な番組連動コンテンツをユーザに提示すること。
【解決手段】この番組連動コンテンツ配信サーバ10は、メタデータ獲得部101と、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から放送内容との関連が認められる検索語をメタデータとの関連性を利用して抽出し、抽出した検索語を新たな検索語とする検索語生成部102と、検索サーバ40から放送内容の関連情報である検索結果を獲得する関連データ獲得部103、メタデータと検索結果とを用いて番組連動コンテンツを作成し保存するコンテンツ作成部104と、番組連動コンテンツをクライアント端末20へ配信するコンテンツ配信105とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】この番組連動コンテンツ配信サーバ10は、メタデータ獲得部101と、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から放送内容との関連が認められる検索語をメタデータとの関連性を利用して抽出し、抽出した検索語を新たな検索語とする検索語生成部102と、検索サーバ40から放送内容の関連情報である検索結果を獲得する関連データ獲得部103、メタデータと検索結果とを用いて番組連動コンテンツを作成し保存するコンテンツ作成部104と、番組連動コンテンツをクライアント端末20へ配信するコンテンツ配信105とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン放送等の放送内容に関連する情報を収集して作成した連動コンテンツを配信する番組連動コンテンツ配信サーバ及び番組連動コンテンツ配信システムに関する。
現在、インターネットに接続可能なテレビジョン受像機やテレビジョン放送用のチューナを内蔵したコンピュータ等、テレビジョン放送網とインターネットの両方に接続可能な端末機器が普及している。特許文献1には、現在視聴中のテレビジョン番組の表示画面の一部に情報領域を表示し、この情報領域において視聴中の番組に関する詳細情報、関連する広告を表示させるシステムが開示されている。情報領域内に表示される情報は、インターネットや電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)によって入手可能な情報へのリンクを含み、視聴者がそのリンクを選択すると、リンク先から取得された情報が情報領域内あるいは表示画面の全体に表示される。
ところで、特許文献1に開示されたシステムは、テレビジョン番組等のコンテンツに関連する情報を自動的に取得して表示させるものであったため、取得可能な情報も限定されていた。また、番組で紹介された商品を購入したり、番組中で気になったキーワードをWebで検索したりするといったユーザの自発的な行動を支援するインタフェースを提供するまでには至っていなかった。
一方、多様な形式で提供されるコンテンツを複合的かつシームレスに連携させて視聴することが可能なコンテンツ視聴装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このコンテンツ視聴装置は、放送される番組コンテンツを受信して表示部に表示させる一方で、コンテンツに付加されているメタデータによって現在視聴中のコンテンツに関連する情報があることをユーザに通知する。具体的には、メタデータをデータの最初から順番に解釈し、データ中に含まれるタグによって通知情報を生成する。例えば、<product>タグ内の<url>タグについての通知情報を生成する。<url>タグは、ある商品が掲載されたホームページにアクセスするためのアクセス情報であるため、この商品についてインターネットで詳細を調べることが可能である旨を通知する通知情報を生成して、情報領域に表示させる。
しかしながら、上記従来技術のコンテンツ視聴装置は、以下に示すような問題点があった。すなわち、広告等の関連情報を検索するために用いられる検索語の生成をメタデータに含まれた単語又は文章等(以下、検索語として利用可能な意味のある文字列、記号、数字のまとまりを「キーワード」という)だけに依存しているため、メタデータに含まれたキーワード以外のキーワードでなければ検索されない関連情報についてはユーザに提示することができないという問題点があった。これは、メタデータ作成者の意図とユーザの興味とが合致していない場合や、メタデータ作成後に発生した状況がユーザの興味を喚起する関連情報に大きく影響する場合に、適切な関連情報をユーザに提供できないことになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、放送内容に関連した関連情報の検索に適した検索語を、メタデータに直接含まれたキーワードのみからなる検索語に加えて、メタデータ以外のキーワードを一部に含む検索語又はメタデータ以外のキーワードのみからなる検索語にまで拡張でき、適切な番組連動コンテンツをユーザに提示できる番組連動コンテンツ配信サーバ及び番組連動コンテンツ配信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得するメタデータ獲得手段と、取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする検索語生成手段と、検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記検索語生成手段で生成した検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する関連データ獲得手段と、前記メタデータ獲得手段によって獲得されたメタデータと前記関連データ獲得手段によって獲得された検索結果とを用いてユーザへ提示する番組連動コンテンツを作成して保存するコンテンツ作成手段と、クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の前記クライアント端末へ配信するコンテンツ配信手段と、を具備したことを特徴とする番組連動コンテンツ配信サーバである。
本発明の第1の側面によれば、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から放送内容との関連が認められる検索語をメタデータとの関連性を利用して抽出して新たな検索語とするので、メタデータに含まれたキーワードのみからなる検索語だけでなく、メタデータ以外のキーワードを一部に含み又はメタデータ以外のキーワードのみからなる検索語にまで拡張でき、適切な番組連動コンテンツをユーザに提示できる。
上記番組連動コンテンツ配信サーバにおいて、前記検索語生成手段は、過去の検索履歴に含まれた各検索語と前記放送内容との関連度をそれぞれ計算し、検索語と関連度の組を生成するユーザ検索履歴反映手段と、関連度の大小順に検索語を並べ、閾値を超える関連度と同じ組の検索語を新たな検索語として選択する関連語選択手段と、を具備した構成とすることができる。
また、上記番組連動コンテンツ配信サーバにおいて、前記検索語生成手段は、番組連動コンテンツ毎にユーザの利用履歴を管理し、前記各番組連動コンテンツの基になった関連情報の検索に用いた前記各検索語の関連度に前記ユーザの利用履歴を反映させるユーザサービス利用履歴反映手段を備え、前記関連語選択手段は、前記ユーザサービス利用履歴反映手段によって関連度が変更されると前記各検索語の順位を大小順に並べ替える構成としてもよい。
本発明の第2の側面は、放送内容に対するメタデータを提供するメタデータ提供サーバと、検索クエリーを処理して関連情報を検索する検索サーバと、番組連動コンテンツを作成して配信する番組連動コンテンツ配信サーバと、前記番組連動コンテンツが配信されるクライアント端末とを具備して構成される番組連動コンテンツ配信システムであって、前記番組連動コンテンツ配信サーバは、放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得するメタデータ獲得手段と、取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする検索語生成手段と、検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記検索語生成手段で生成した検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する関連データ獲得手段と、前記メタデータ獲得手段によって獲得されたメタデータと前記関連データ獲得手段によって獲得された検索結果とを用いて前記クライアント端末へ提示する番組連動コンテンツを作成して保存するコンテンツ作成手段と、前記クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の当該クライアント端末へ配信するコンテンツ配信手段と、を具備した、ことを特徴とする番組連動コンテンツ配信システムである。
本発明の第3の側面は、放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得する工程と、取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする工程と、検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記生成した各検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する工程と、前記獲得されたメタデータと前記獲得された検索結果とを用いてクライアント端末へ提示する番組連動コンテンツを作成して保存する工程と、前記クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の当該クライアント端末へ配信する工程と、を具備したことを特徴とする番組連動コンテンツ配信方法である。
本発明の第4の側面は、コンピュータを、放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得するメタデータ獲得手段と、取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする検索語生成手段と、検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記検索語生成手段で生成した検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する関連データ獲得手段と、前記メタデータ獲得手段によって獲得されたメタデータと前記関連データ獲得手段によって獲得された検索結果とを用いてユーザへ提示する番組連動コンテンツを作成して保存するコンテンツ作成手段と、クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の前記クライアント端末へ配信するコンテンツ配信手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、放送内容に関連した関連情報の検索に適した検索語を、メタデータに直接含まれたキーワードのみからなる検索語に加えて、メタデータ以外のキーワードを一部に含む検索語又はメタデータ以外のキーワードのみからなる検索語にまで拡張でき、適切な番組連動コンテンツをユーザに提示できる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る放送連動コンテンツ配信システムは、放送番組毎に放送内容に対して作成されるメタデータを獲得し、獲得したメタデータに含まれるキーワードのみからなる検索語に加え、さらに過去の検索履歴から放送内容との関連性が認められる検索語(過去に使用された検索語であるので、使用検索語と呼ぶこととする)を探索し、所定値以上の関連度が認められる使用検索語を新たな検索語とする。メタデータに含まれたキーワードから生成した検索語並びに過去の検索履歴から放送内容との関連性に基づいて新たに追加した検索語を用いて関連情報を検索し、検索されたから関連情報を用いて番組連動コンテンツを作成する。番組連動コンテンツはユーザからの要求に応じて配信する。
本実施の形態に係る放送連動コンテンツ配信システムは、放送番組毎に放送内容に対して作成されるメタデータを獲得し、獲得したメタデータに含まれるキーワードのみからなる検索語に加え、さらに過去の検索履歴から放送内容との関連性が認められる検索語(過去に使用された検索語であるので、使用検索語と呼ぶこととする)を探索し、所定値以上の関連度が認められる使用検索語を新たな検索語とする。メタデータに含まれたキーワードから生成した検索語並びに過去の検索履歴から放送内容との関連性に基づいて新たに追加した検索語を用いて関連情報を検索し、検索されたから関連情報を用いて番組連動コンテンツを作成する。番組連動コンテンツはユーザからの要求に応じて配信する。
ここで、放送とは、テレビジョン放送、ラジオ放送、インターネット上の動画配信、インターネット上のポッドキャスト等を含む概念である。以下、放送として、主にテレビジョン放送を例にとって説明する。コンテンツとは、クライアント端末上で視聴できる動画像、静止画像、音声又はテキスト等、さらにはこれらの組み合わせからなるデータである。また、メタデータは、放送内容に対して作成されるものであり、少なくとも放送内容の属性情報を含む。また、メタデータは、放送内容に関連する種々の付加情報を含み得るものである。
図1は本発明の一実施の形態に係る放送連動コンテンツ配信システムのシステム構成図である。同図に示される放送連動コンテンツ配信システムは、コンテンツ作成配信サーバ10、クライアント端末20、メタデータ提供サーバ30、検索サーバ40を含んで構成される。コンテンツ作成配信サーバ10及びクライアント端末20は、ネットワーク50aを介してデータ送受信を行うための通信インタフェースを備えている。また、コンテンツ作成配信サーバ10、メタデータ提供サーバ30及び検索サーバ40は、ネットワーク50bを介してデータ送受信を行うための通信インタフェースを備えている。
コンテンツ作成配信サーバ10は、メタデータ提供サーバ30から放送内容に対して作成されたメタデータを獲得する機能、メタデータおよび検索履歴を利用して検索語を生成する機能、放送内容に関連する関連情報を獲得する機能、獲得したメタデータ及び関連情報から番組視聴ユーザに提供するコンテンツを作成する機能、番組連動コンテンツをクライアント端末へ配信する機能を主に備える。本実施の形態において、コンテンツ作成配信サーバ10は、CPU、メモリ、通信デバイス、その他のデバイスを含んだコンピュータシステムで構成されており、ハードウエア資源とソフトウエア資源とが協働して動作することにより構築される情報処理組織によって上記各種機能を実現している。すなわち、コンピュータに上記各機能を実現させるためのプログラムを備える。
クライアント端末20は、コンテンツ作成配信サーバ10から配信される番組連動コンテンツを受信して利用するアプリケーションプログラムを備えている。クライアント端末20に搭載されたアプリケーションは、コンテンツ作成配信サーバ10にコンテンツを要求する機能、受信した番組連動コンテンツを表示する機能、ユーザによる番組連動コンテンツに対する制御(操作)を受け取りユーザコマンドに変換する機能、ユーザコマンドをコンテンツ作成配信サーバ10へ送信する機能を備える。
メタデータ提供サーバ30は、放送番組毎に放送内容に対して作成されたメタデータを提供する機能を備えている。放送内容に対するメタデータは、時系列的に順次作成されても良い。メタデータ提供サーバ30は、コンテンツ作成配信サーバ10からの要求に応じて該当するメタデータを配信する。コンテンツ作成配信サーバ10からの要求をトリガとせずに、メタデータ提供サーバ30からコンテンツ作成配信サーバ10に対してメタデータを配信(プッシュ型配信)しても良い。メタデータは、コンテンツ作成配信サーバ10によって解釈可能な形式で記述される。メタデータの記述形式は、例えば、XML(Extensible Markup Language)であってもよいが、XMLに限定されない。異なる放送番組のメタデータは、同一形式で記述されたものであってもよく、それぞれ異なる形式により記述されたものであってもよい。
検索サーバ40は、コンテンツ作成配信サーバ10から検索クエリーを受信し、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク等に接続されているWEBサーバから検索クエリーに対して関連する関連情報を獲得し、コンテンツ作成配信サーバ10へ送信する。なお、関連情報の検索対象は、インターネット経由で接続されるWEBサーバだけでなく、直接接続されているデータベースであっても良い。以下の説明では、関連情報を提供する装置をサイトと呼ぶことがあるが、WEBサーバだけでなくデータベースなどまで含む。
ネットワーク50a,50bは、固定有線ネットワーク、移動無線ネットワーク、近距離無線ネットワーク、あるいはその他の通信回路であっても良い。ネットワーク50aとネットワーク50bは別々の通信網の場合もあるし、同一の通信網の場合もあり得る。また、本実施の形態では、ネットワークを利用する例で説明しているが、一部にDVDやCD-ROM等の記録媒体を介して情報を交換する手段を含んでも良い。
次に、コンテンツ作成配信サーバ10の構成について詳しく説明する。
コンテンツ作成配信サーバ10は、メタデータ獲得部101、検索語生成部102、関連データ獲得部103、コンテンツ作成部104、コンテンツ配信部105、ユーザコマンド処理部106を含んで構成される。
コンテンツ作成配信サーバ10は、メタデータ獲得部101、検索語生成部102、関連データ獲得部103、コンテンツ作成部104、コンテンツ配信部105、ユーザコマンド処理部106を含んで構成される。
メタデータ獲得部101は、メタデータ提供サーバ30に対してメタデータを要求し、メタデータ提供サーバ30からメタデータを獲得する。具体的には、メタデータ獲得部101から番組チャネルと時間帯(開始時刻と終了時刻)を指定して該当するメタデータを要求することができる。又は、番組チャネルを指定して、前回アクセスしたときから更新されたメタデータを要求しても良い。番組チャネルとして放送されている全番組チャネルを指定することを含め、複数の番組チャネルを指定しても良い。メタデータ獲得部101は、獲得したメタデータを記述形式に従って解釈し、内部処理用のフォーマット(以下、内部フォーマットという)に変換して記録する。内部フォーマットに変換する際に、メタデータ中の文章に対して、形態素解析処理を施し、キーワードとなる名詞を抽出しておいても良い。また、フォーマット変換したメタデータは検索語生成部102とコンテンツ作成部104へ入力される。
検索語生成部102は、メタデータ獲得部101から入力された内部フォーマットに変換されたメタデータから検索語として使用するキーワードを抽出する。図2に示されるメタデータが入力された場合、メタデータの最初から順番に解釈し、番組名である「ニュース1030」、出演者名である「山田太郎」、トピックを表した表題である「総選挙」といったキーワードを抽出する。抽出したキーワードを検索語に用いて検索クエリーを生成する。
本実施の形態では、メタデータに直接含まれたキーワードだけでなく、過去の検索履歴と放送内容(放送時間帯、メタデータに含まれた語)との関連度に基づいて、所定値以上の関連度があると認められる使用検索語を新たな検索語として抽出する。
図3には、検索語生成部102の機能ブロック及び関連する機能ブロックが図示されており、新たな検索語生成にかかわる部分が主に示されている。検索語生成部102は、関連語選択部111、ユーザ検索履歴反映部112、ユーザサービス利用履歴反映部113を含んで構成される。
関連語選択部111は、メタデータ獲得部101から入力されたメタデータに含まれたメタワードを、ユーザ検索履歴反映部112へ通知する。また、関連語選択部111は、ユーザ検索履歴反映部112から新たに生成した検索語と関連度との組を受け取る。また、ユーザサービス利用履歴反映部113から関連度を更新した検索語と関連度の組を受け取る。そして、関連度の大きさの順に検索語を並べ、関連度の大きい方から所定ルールにしたがって選択した検索語を関連データ獲得部103へ入力する。関連データ獲得部103へ与える検索語の数は関連度の大きさによって足切りするなど、所定ルールにしたがって制限することができる。
ユーザ検索履歴反映部112は、新たな検索語を生成するため基礎情報となる関連語用検索履歴データがネットワーク経由又は記録媒体を介して入力される。関連語用検索履歴データは、メタデータに含まれるそれぞれのキーワードに対して、過去において当該キーワードをメタデータに含む放送番組が放送された同一時間帯に、インターネットや携帯電話網で実際に検索に用いられた検索語の集合である。本明細書では、この関連語用検索履歴データを構成する検索語と、放送内容に関連した関連情報の獲得に使用する検索語と区別するため、関連語用検索履歴データを構成する検索語の方を使用検索語と呼称している。ユーザ検索履歴反映部112は、関連語用検索履歴データに含まれた各使用検索語と放送番組との関連度を算定し、各使用検索語と関連度との組を関連語選択部111へ通知する。このように放送番組との関連度が所定の閾値以上であるとして関連語用検索履歴データから抽出された使用検索語が関連語となる。検索履歴が少なく対応する関連語がない場合は、メタデータに含まれるメタワードそのものを検索語とし、関連度は事前に定める値にして、関連語選択部111へ通知する。
ユーザサービス利用履歴反映部113は、既に作成されている検索語に対するサービス利用頻度データが入力される。ユーザのサービス利用頻度データとは、メタデータに含まれるキーワードから生成した検索語及び検索履歴から抽出した新たな検索語に対して、過去において当該検索語を用いて獲得された関連情報(番組連動コンテンツ)に対するユーザの利用頻度を表すデータである。後述するが、本実施の形態の番組連動コンテンツ配信システムは、検索語を用いて検索した各番組連動コンテンツを提供するサイトへアクセスするためのリンク情報をクライアイント端末20上で表示し、ユーザが所望のリンクをクリックすることでリンク先のサイトから番組連動コンテンツの具体情報が提供される仕組みとなっている。したがって、サービス利用頻度はユーザのリンククリック操作回数(閲覧履歴)ということもできる。サービス利用頻度データ(リンククリック操作回数)はクライアント端末20から入手しても良いし、リンク先のサイトから入手しても良い。ユーザサービス利用履歴反映部113は、各検索語についてユーザの利用頻度から妥当性を関連度として定量的に算定し、当該検索語と関連度の組を関連語選択部111へ通知する。ユーザ利用頻度が高いほど関連度の数値が高くなるように制御する。ユーザの利用履歴が少ない場合には、メタデータに含まれるメタワードそのものを検索語とし、関連度は事前に定める値にして、関連語選択部111へ通知する。
関連データ獲得部103は、入力された検索語(検索履歴から抽出した新たな検索語を含む)と関連度の組に対して、事前に定めたルールに従って許可された検索語を、検索クエリーとして検索サーバ40へ送信する。事前に定めたルールとしては、関連度が事前に定めた閾値以上の検索語のみを許可することが挙げられる。さらに、関連データ獲得部103は、検索サーバ40から検索結果を受信し、受信した検索結果をコンテンツ作成部104へ転送する。ここで、検索サーバ40から提供される検索結果はサイトへアクセスするためのリンク情報(例えば、URL)であっても良い。
コンテンツ作成部104は、メタデータ獲得部101から入力されるメタデータと、関連データ獲得部103から転送される検索結果とを用いて、ユーザへ提示するコンテンツを作成して蓄積する。蓄積されたコンテンツを番組連動コンテンツと呼ぶことができる。コンテンツ形成は、HTMLのファイルでもいいし、Flashのファイルでもいいし、アプリケーションに読み込まれるデータの形式でもよく、クライアント端末20でのコンテンツ提示手段と整合性のある形式で作成されればよい。
コンテンツ配信部105は、コンテンツ作成部104で作成された番組連動コンテンツの中から、ユーザコマンド処理部106を通して受信するユーザの操作に応じて選択された部分を、クライアント端末20へ配信する。
ユーザコマンド処理部106は、クライアント端末20に対するユーザ操作によってクライアント端末から送信されるユーザコマンドを受信する。受信したユーザコマンドは内容に応じて該当する処理部へ通知される。
次に、検索語生成部102において検索語を生成するまでの処理内容について説明する。
ユーザ検索履歴反映部112は、メタデータに含まれたキーワードを直接含んでいる使用検索語を関連語用検索履歴データから抽出し、抽出した各使用検索語と放送内容との関連度を計算する。図4に示されるように、ある放送番組[P]に対するメタデータに出演者名として「A」が含まれているものとする。人名「A」を含む使用検索語を関連語用検索履歴データから抽出する。「A」「Aさん」「Aちゃん(くだけた呼び方)」のように、敬称のみが異なる場合は、同一人物である「A」を表している可能性が高いので、同一クエリーとして扱うことができる。検索クエリーは使用検索語と同義である。図4には、検索クエリー1=「A OR Aさん OR Aちゃん」、検索クエリー2=(A AND 結婚)、検索クエリー3=(A AND 結婚 AND ハワイ)、検索クエリー4=(A AND 新曲名)・・・が抽出された様子が図示されている。ユーザ検索履歴反映部112は、抽出された個々の検索クエリー1,2,3,4…について出現回数を求め、人名「A」を含む検索クエリーの総数に対する割合を個々の検索クエリー1,2,3,4…について計算する。たとえば、出演者「A」の結婚が話題になっていれば、検索クエリー2=(A AND 結婚)又は検索クエリー3=(A AND 結婚 AND ハワイ)で検索される関連情報が、ユーザにとって興味の高い関連情報であると予想される。ユーザにとって興味の高い関連情報からコンテンツを作成することができれば、満足度の高いサービスを提供できる。個々の検索クエリー1,2,3,4…について計算された割合が、人名「A」をメタデータに含んだ放送番組[P]との関連度を表す。関連度が閾値(例えば、7%)を超えた検索クエリー1,2,3,4を関連語として選択し、関連語(使用検索語)と関連度との組、並びにメタデータに含まれたキーワードである出演者名「A」を、関連語選択部111へ通知する。ユーザ検索履歴反映部112は、関連語選択部111から与えられたキーワードがなくなるまで、各キーワードに対して以上の処理を繰り返す。以上のようにして、放送番組に関連度の高い(メタデータ+α)型の検索語を新たに作成することができる。
但し、本発明は(メタデータ+α)型の検索語を作成する場合に限定されない。
ユーザ検索履歴反映部112は、メタデータに含まれたキーワードを直接含んでいる使用検索語を関連語用検索履歴データから抽出し、抽出した各使用検索語と放送内容との関連度を計算する。図4に示されるように、ある放送番組[P]に対するメタデータに出演者名として「A」が含まれているものとする。人名「A」を含む使用検索語を関連語用検索履歴データから抽出する。「A」「Aさん」「Aちゃん(くだけた呼び方)」のように、敬称のみが異なる場合は、同一人物である「A」を表している可能性が高いので、同一クエリーとして扱うことができる。検索クエリーは使用検索語と同義である。図4には、検索クエリー1=「A OR Aさん OR Aちゃん」、検索クエリー2=(A AND 結婚)、検索クエリー3=(A AND 結婚 AND ハワイ)、検索クエリー4=(A AND 新曲名)・・・が抽出された様子が図示されている。ユーザ検索履歴反映部112は、抽出された個々の検索クエリー1,2,3,4…について出現回数を求め、人名「A」を含む検索クエリーの総数に対する割合を個々の検索クエリー1,2,3,4…について計算する。たとえば、出演者「A」の結婚が話題になっていれば、検索クエリー2=(A AND 結婚)又は検索クエリー3=(A AND 結婚 AND ハワイ)で検索される関連情報が、ユーザにとって興味の高い関連情報であると予想される。ユーザにとって興味の高い関連情報からコンテンツを作成することができれば、満足度の高いサービスを提供できる。個々の検索クエリー1,2,3,4…について計算された割合が、人名「A」をメタデータに含んだ放送番組[P]との関連度を表す。関連度が閾値(例えば、7%)を超えた検索クエリー1,2,3,4を関連語として選択し、関連語(使用検索語)と関連度との組、並びにメタデータに含まれたキーワードである出演者名「A」を、関連語選択部111へ通知する。ユーザ検索履歴反映部112は、関連語選択部111から与えられたキーワードがなくなるまで、各キーワードに対して以上の処理を繰り返す。以上のようにして、放送番組に関連度の高い(メタデータ+α)型の検索語を新たに作成することができる。
但し、本発明は(メタデータ+α)型の検索語を作成する場合に限定されない。
次に、メタデータのキーワードを直接含まない検索語の作成ルールについて説明する。
図5はメタデータのキーワードを直接含まない検索語を作成するための概念図である。同図には、例えば、メタデータB=出演者:山田太郎に対して、新たな検索語が作成される際のルールが示されている。この場合、メタデータBの放送時刻とは、“山田太郎”が出演した時間帯に相当する。メタデータBが一部に”福島名物”を含む番組コーナー名であれば、当該”福島名物”のコーナーが放送された時間帯に相当する。ユーザ検索履歴反映部112は、メタデータBに対して、新たな検索語を作成するため、メタデータBが放送された時刻情報を取り込む。図5に示される例では、メタデータBが放送された時刻情報として、2009年9月10日18時23分〜18時33分(第1回放送)、2009年9月11日13時15分〜13時16分(第2回放送)、2009年9月13日20時36分〜20時55分(第3回放送)が取り込まれている。ユーザ検索履歴反映部112は、第1回から第3回放送のそれぞれについて、メタデータとしてBが作成された放送内容が放送開始されてから所定時間(例えば30分)の期間に絞って、その間に検索クエリーに使用されているキーワードを関連語用検索履歴データから抽出する。図5に示されるように、番組コーナー名の一部に”福島名物”を含む番組コーナーが放送されてから30分以内に、キーワード=「喜多方ラーメン」は第1から第3回の放送開始後に必ず出現しており、キーワード=「会津」は第1及び第2回の放送開始後に共に出現している。なお、喜多方ラーメンは福島名物の1つであり、喜多方地方で有名なラーメンの呼び名である。会津は喜多方地方を含んだ地域(福島県内の都市)の名称である。次に、ユーザ検索履歴反映部112は、抽出された各キーワードについて、第1回から第3回の各放送(放送後30分以内)での共起確率を計算する。図6(a)に各キーワードの共起確率を示している。たとえば、キーワード=「喜多方ラーメン」は第1から第3回放送の放送開始後に必ず出現しているので共起確率=100%である。キーワード=「かに」は第2回の放送開始後にのみ出現しているので共起確率=33%である。ユーザ検索履歴反映部112は、共起確率が閾値以上となるキーワードを関連語として選択する。図6(b)には関連度の閾値として共起確率=60%とした例が示されている。選択した関連語(キーワード)の共起確率を関連度として、当該関連語(キーワード)と関連度(共起確率)との組を関連語選択部111へ通知する。放送番組Bが放送される度に上記処理を繰り返す。メタデータBの放送開始後の所定時間に特定のキーワードが出現する傾向が存在すれば、メタデータBとそのキーワードとは関連度が高いとみなすことができる。以上のようにして、各メタデータについて放送内容に関連度の高い新たな検索語が生成される。
図5はメタデータのキーワードを直接含まない検索語を作成するための概念図である。同図には、例えば、メタデータB=出演者:山田太郎に対して、新たな検索語が作成される際のルールが示されている。この場合、メタデータBの放送時刻とは、“山田太郎”が出演した時間帯に相当する。メタデータBが一部に”福島名物”を含む番組コーナー名であれば、当該”福島名物”のコーナーが放送された時間帯に相当する。ユーザ検索履歴反映部112は、メタデータBに対して、新たな検索語を作成するため、メタデータBが放送された時刻情報を取り込む。図5に示される例では、メタデータBが放送された時刻情報として、2009年9月10日18時23分〜18時33分(第1回放送)、2009年9月11日13時15分〜13時16分(第2回放送)、2009年9月13日20時36分〜20時55分(第3回放送)が取り込まれている。ユーザ検索履歴反映部112は、第1回から第3回放送のそれぞれについて、メタデータとしてBが作成された放送内容が放送開始されてから所定時間(例えば30分)の期間に絞って、その間に検索クエリーに使用されているキーワードを関連語用検索履歴データから抽出する。図5に示されるように、番組コーナー名の一部に”福島名物”を含む番組コーナーが放送されてから30分以内に、キーワード=「喜多方ラーメン」は第1から第3回の放送開始後に必ず出現しており、キーワード=「会津」は第1及び第2回の放送開始後に共に出現している。なお、喜多方ラーメンは福島名物の1つであり、喜多方地方で有名なラーメンの呼び名である。会津は喜多方地方を含んだ地域(福島県内の都市)の名称である。次に、ユーザ検索履歴反映部112は、抽出された各キーワードについて、第1回から第3回の各放送(放送後30分以内)での共起確率を計算する。図6(a)に各キーワードの共起確率を示している。たとえば、キーワード=「喜多方ラーメン」は第1から第3回放送の放送開始後に必ず出現しているので共起確率=100%である。キーワード=「かに」は第2回の放送開始後にのみ出現しているので共起確率=33%である。ユーザ検索履歴反映部112は、共起確率が閾値以上となるキーワードを関連語として選択する。図6(b)には関連度の閾値として共起確率=60%とした例が示されている。選択した関連語(キーワード)の共起確率を関連度として、当該関連語(キーワード)と関連度(共起確率)との組を関連語選択部111へ通知する。放送番組Bが放送される度に上記処理を繰り返す。メタデータBの放送開始後の所定時間に特定のキーワードが出現する傾向が存在すれば、メタデータBとそのキーワードとは関連度が高いとみなすことができる。以上のようにして、各メタデータについて放送内容に関連度の高い新たな検索語が生成される。
次に、検索語生成部102において各検索語に付された関連度をサービス利用履歴から学習する処理内容について説明する。
図7に示される具体例では、メタデータ=「神宮花火大会」に対して、メタデータに含まれたキーワードのみで構成された検索語=「神宮花火大会」が登録されている。また、ユーザ検索履歴反映部112で所定値以上の関連度を有する関連語として抽出したメタデータに含まれないキーワードを含む検索語「神宮 AND 浴衣」が登録されている。関連データ獲得部103が検索語である「神宮花火大会」、「神宮 AND 浴衣」を検索クエリーに用いてそれぞれ検索した結果、複数の関連情報が取得されていて、番組連動コンテンツとして記憶されている。URL1〜URL3は「神宮花火大会」を検索クエリーに用いて検索して得られた関連情報の一つであり、番組関連度の高い情報を提供するサイトへアクセスするためのリンクである。番組関連度の高い情報が存在するサイトのURLを番組連動コンテンツと呼んでも良いし、当該URLを用いてクライアント端末20がアクセスしたサイトから取得される情報を番組連動コンテンツと呼んでも良い。URL4〜URL6は「神宮 AND 浴衣」を検索クエリーに用いて検索して得られた関連情報の一つであり、番組関連度の高い情報を提供するサイトへアクセスするためのリンクである。サービス提供時には、クライアント端末20に放送番組に連動してリンクを表示し、ユーザが所望のリンク(URL)をクリックすることで、リンク先のサイトへアクセスして情報をダウンロードする。
ユーザサービス利用履歴反映部113は、番組連動コンテンツ(URL1〜URL6)毎に、サービス提供時にクライアント端末20によって閲覧(リンククリック)された回数(リンククリック回数)を管理する。各番組連動コンテンツ(URL1〜URL6)のリンククリック回数はクライアイント端末20又はサイト提供サーバから通知される。ユーザサービス利用履歴反映部113は、検索語毎にリンククリック回数を合計し、当該メタデータ全体でのリンククリック総数に対する割合を計算する。図7において、メタデータ=「神宮花火大会」について、メタデータ全体でのリンククリック総数が171回(29回+142回)である。また、検索語「神宮花火大会」に対応した番組連動コンテンツ(URL1〜URL3)のリンククリック回数が29回であり、検索語「神宮 AND 浴衣」に対応した番組連動コンテンツ(URL4〜URL6)のリンククリック回数が142回である。したがって、検索語「神宮花火大会」の関連度は29/171と計算でき、検索語「神宮 AND 浴衣」の関連度は142/171と計算できる。
このように、各検索語の関連度に対してユーザの利用頻度が反映され、利用頻度が高いほど関連度が高くなる。関連度の高い検索語にて関連情報の検索を行うことで、放送番組との関連度が高く、ユーザが高い興味を示す可能性のあるコンテンツが提供される。
次に、本実施の形態に係る番組連動コンテンツ配信システムの動作について説明する。
図8を参照して番組連動コンテンツを作成するまでの処理フローについて説明する。
コンテンツ作成配信サーバ10が、メタデータ提供サーバ30に対してメタデータを要求する(ステップS101)。メタデータ提供サーバ30は、要求された放送番組のメタデータを、コンテンツ作成配信サーバ10に送信する(ステップS102)。
図8を参照して番組連動コンテンツを作成するまでの処理フローについて説明する。
コンテンツ作成配信サーバ10が、メタデータ提供サーバ30に対してメタデータを要求する(ステップS101)。メタデータ提供サーバ30は、要求された放送番組のメタデータを、コンテンツ作成配信サーバ10に送信する(ステップS102)。
コンテンツ作成配信サーバ10において、受信したメタデータを、内部フォーマットに変換して記録する(ステップS103)。内部フォーマットに変換する際には、メタデータの中から有用な部分(例えば、キーワード)だけを取り出す。メタデータの中の文章に対して、形態素解析処理を施し、キーワードとなる名詞を抽出しておくことも有り得る。
コンテンツ作成配信サーバ10は、メタデータを利用して検索語を生成し、検索サーバ40に対して検索語を検索クエリーとして送信する(ステップS104)。検索語の生成については前述した通りである。すなわち、(メタデータ+α)型の検索語を新たに作成するのであれば、ユーザ検索履歴反映部112において、キーワードを直接含んでいる使用検索語を関連語用検索履歴データから抽出し、抽出した各使用検索語と放送内容との関連度を計算する。所定値以上の関連度を有する使用検索語からなる関連語と関連度とを組にして関連語選択部111へ通知する。また、メタデータのキーワードを直接含まない検索語を作成するのであれば、例えば特定のメタデータを含む放送が複数回放送されていれば、各放送時刻と同一時間帯(放送開始後の所定時間)に検索語として使用されたキーワードを同時間帯の関連語用検索履歴データから抽出し、キーワード毎に共起確率を計算する。共起確率が所定値以上となるキーワードを関連語とし、その共起確率を関連度として関連語選択部111へ通知する。放送内容と関連度の高い関連語(使用検索語)を関連語用検索履歴データから抽出するための手法は特に限定されるものではなく、上記以外のルールを適宜適用可能である。関連語選択部111が高い関連度を有する関連語を新たな検索語として選択し、検索クエリーを生成して検索サーバ40に検索要求を出力する。
検索サーバ40において、コンテンツ作成配信サーバ10から受信した検索クエリーに対して、事前に設定した検索対象に対して検索を実行し、検索結果を得る(ステップS105)。検索対象としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク等に接続されているWEBサーバ等、あるいは検索サーバへ直接接続されているデータベース等が有り得る。検索サーバ40において、検索された関連情報の検索結果がコンテンツ作成配信サーバ10へ送信される(ステップS106)。
コンテンツ作成配信サーバ10において、記録されているメタデータと、検索サーバ40から送信される検索結果とからコンテンツを作成し、蓄積する(ステップS107)。
以上のステップS101からステップS107の処理は、事前に定められた間隔で繰り返し実行される。
このように、ステップS104ではメタデータに直接含まれたメタワード以外に放送番組と関連度の高い検索語が生成され、それら検索語を検索クエリーに用いて関連情報を検索した検索結果及びメタデータから番組連動コンテンツが作成されて蓄積される。
次に、図9を参照して番組連動コンテンツをクライアイント端末20へ配信するための処理フローについて説明する。なお、図9に示す配信処理は、図8を用いて説明した処理フローと同時並列で実行される。
クライアント端末20において、番組連動コンテンツを選択するためのインタフェース画面が表示されているものとする。インタフェース画面に対して、ユーザが視聴するコンテンツを指定すると、ユーザの操作に従い指定された番組連動コンテンツのコンテンツ番号をコンテンツ作成配信サーバ10へ通知する(ステップS201)。番組連動コンテンツは、放送番組に紐づけられるので、放送チャネルと時刻を指定することで、コンテンツを指定することができるように構成している。時刻指定を行わなかった場合は、操作時の時刻を指定したと見なすこともできる。例えば、ユーザは、視聴しているテレビジョン番組の放送チャンネルを指定するだけで、視聴しているテレビジョン番組の内容に関連する番組連動コンテンツのコンテンツ番号が通知され、当該番組連動コンテンツをクライアント端末20にダウンロードして視聴することが可能になる。
コンテンツ作成配信サーバ10において、蓄積されている番組連動コンテンツの中から、クライアント端末20から通知されたコンテンツ番号に該当する番組連動コンテンツを、クライアント端末20へ配信する(ステップS202)。
クライアント端末20において、コンテンツ作成配信サーバ10から配信される番組連動コンテンツを受信して、クライアント端末20上で提示する(ステップS203)。
次に、図10を参照してクライアント端末20での特殊再生の操作に対応した処理フローについて説明する。特殊再生の操作に対応した処理は、図9を用いて説明した処理フローの代わりに実行されるもので、図8を用いて説明した処理フローと同時並列で実行される。
クライアント端末20において、視聴中の番組連動コンテンツに対して、ユーザがコンテンツの巻き戻しや早送りなどの特殊再生の操作を行ったものとする。クライアント端末20は特殊再生を指示するユーザの操作に基づき、新たに視聴する番組連動コンテンツを指定し、コンテンツ作成配信サーバ10へ通知する(ステップS301)。
コンテンツ作成配信サーバ10では、蓄積されている番組連動コンテンツの中から、クライアント端末20から通知されたコンテンツ指定に該当する番組連動コンテンツを取り出して、クライアント端末20へ配信する(ステップS302)。
クライアント端末20において、コンテンツ作成配信サーバ10から配信される番組連動コンテンツを受信して、クライアント端末20上で表示する(ステップS303)。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明は、放送番組の放送内容に関連した関連情報から番組連動コンテンツを作成してクライアント端末へ配信する番組連動コンテンツ配信システムに適用可能である。
10 コンテンツ作成配信サーバ
20 クライアント端末
30 メタデータ提供サーバ
40 検索サーバ
50a、50b ネットワーク
101 メタデータ獲得部
102 検索語生成部
103 関連データ獲得部
104 コンテンツ作成部
105 コンテンツ配信部
106 ユーザコマンド処理部
111 関連語選択部
112 ユーザ検索履歴反映部
113 ユーザサービス利用履歴反映部
20 クライアント端末
30 メタデータ提供サーバ
40 検索サーバ
50a、50b ネットワーク
101 メタデータ獲得部
102 検索語生成部
103 関連データ獲得部
104 コンテンツ作成部
105 コンテンツ配信部
106 ユーザコマンド処理部
111 関連語選択部
112 ユーザ検索履歴反映部
113 ユーザサービス利用履歴反映部
Claims (6)
- 放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得するメタデータ獲得手段と、
取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする検索語生成手段と、
検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記検索語生成手段で生成した検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する関連データ獲得手段と、
前記メタデータ獲得手段によって獲得されたメタデータと前記関連データ獲得手段によって獲得された検索結果とを用いてユーザへ提示する番組連動コンテンツを作成して保存するコンテンツ作成手段と、
クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の前記クライアント端末へ配信するコンテンツ配信手段と、
を具備したことを特徴とする番組連動コンテンツ配信サーバ。 - 前記検索語生成手段は、過去の検索履歴に含まれた各検索語と前記放送内容との関連度をそれぞれ計算し、検索語と関連度の組を生成するユーザ検索履歴反映手段と、関連度の大小順に検索語を並べ、閾値を超える関連度と同じ組の検索語を新たな検索語として選択する関連語選択手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1記載の番組連動コンテンツ配信サーバ。 - 前記検索語生成手段は、番組連動コンテンツ毎にユーザの利用履歴を管理し、前記各番組連動コンテンツの基になった関連情報の検索に用いられた前記各検索語の関連度に前記ユーザの利用履歴を反映させるユーザサービス利用履歴反映手段を備え、
前記関連語選択手段は、前記ユーザサービス利用履歴反映手段によって関連度が変更されると前記各検索語の順位を大小順に並べ替える、
ことを特徴とする請求項2記載の番組連動コンテンツ配信サーバ。 - 放送内容に対するメタデータを提供するメタデータ提供サーバと、検索クエリーを処理して関連情報を検索する検索サーバと、番組連動コンテンツを作成して配信する番組連動コンテンツ配信サーバと、前記番組連動コンテンツが配信されるクライアント端末とを具備して構成される番組連動コンテンツ配信システムであって、
前記番組連動コンテンツ配信サーバは、
放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得するメタデータ獲得手段と、
取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする検索語生成手段と、
検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記検索語生成手段で生成した検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する関連データ獲得手段と、
前記メタデータ獲得手段によって獲得されたメタデータと前記関連データ獲得手段によって獲得された検索結果とを用いて前記クライアント端末へ提示する番組連動コンテンツを作成して保存するコンテンツ作成手段と、
前記クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の当該クライアント端末へ配信するコンテンツ配信手段と、
を具備した、
ことを特徴とする番組連動コンテンツ配信システム。 - 放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得する工程と、
取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする工程と、
検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記生成した各検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する工程と、
前記獲得されたメタデータと前記獲得された検索結果とを用いてクライアント端末へ提示する番組連動コンテンツを作成して保存する工程と、
前記クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の当該クライアント端末へ配信する工程と、
を具備したことを特徴とする番組連動コンテンツ配信方法。 - コンピュータを、
放送内容に対するメタデータを、情報伝達媒体を介して取得するメタデータ獲得手段と、
取得したメタデータに含まれたキーワードからなる検索語を生成すると共に、過去の検索履歴に含まれた検索語の中から前記放送内容との関連が認められる検索語を前記メタデータとの関連性を利用して抽出し、新たな検索語とする検索語生成手段と、
検索語を検索クエリーとして処理するサーバに対して、前記検索語生成手段で生成した検索語の中から検索語を指定して検索要求し、前記サーバから放送内容の関連情報である検索結果を受信する関連データ獲得手段と、
前記メタデータ獲得手段によって獲得されたメタデータと前記関連データ獲得手段によって獲得された検索結果とを用いてユーザへ提示する番組連動コンテンツを作成して保存するコンテンツ作成手段と、
クライアント端末から指示された番組連動コンテンツを要求元の前記クライアント端末へ配信するコンテンツ配信手段と、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009244318A JP2011090546A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 番組連動コンテンツ配信サーバ及び番組連動コンテンツ配信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009244318A JP2011090546A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 番組連動コンテンツ配信サーバ及び番組連動コンテンツ配信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011090546A true JP2011090546A (ja) | 2011-05-06 |
Family
ID=44108733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009244318A Pending JP2011090546A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 番組連動コンテンツ配信サーバ及び番組連動コンテンツ配信システム |
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Country | Link |
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-
2009
- 2009-10-23 JP JP2009244318A patent/JP2011090546A/ja active Pending
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