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JP2011074308A - 透明粘着シート及びそれを含む画像表示装置 - Google Patents

透明粘着シート及びそれを含む画像表示装置 Download PDF

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JP2011074308A JP2009229640A JP2009229640A JP2011074308A JP 2011074308 A JP2011074308 A JP 2011074308A JP 2009229640 A JP2009229640 A JP 2009229640A JP 2009229640 A JP2009229640 A JP 2009229640A JP 2011074308 A JP2011074308 A JP 2011074308A
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Atsushi Fujita
藤田  淳
Saori Ueda
紗織 上田
Hikari Takeda
光 武田
Shunsuke Suzuki
俊介 鈴木
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3M Innovative Properties Co
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Abstract

【課題】表示ムラ及び気泡・剥がれの発生が防止された透明粘着シートを提供する。
【解決手段】画像表示装置30における表面保護層4又はタッチパネル7と画像表示ユニット1の表示面とを貼付する、又は表面保護層4とタッチパネル7とを貼付する透明粘着シート3、3’であって、(A)アルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(B)アミド基含有モノマー、及び(C)エーテル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを含有するモノマー成分の共重合体を含み、共重合体は、更に、(D−1)アミノ基含有モノマー(ここで、アミノ基含有モノマーはモノマー成分(A)、(B)及び(C)と共重合可能であって、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成する)、又は(D−2)アミノ基含有アルコキシシラン化合物を含み、共重合体の酸価が5mgKOH/g以下である透明粘着シート3、3’。
【選択図】図3

Description

本発明は透明粘着シート、及びそれを含む画像表示装置に関する。
近年、画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面との間の空隙、又は表面保護層とタッチパネルとの間の空隙を、空気と比較して屈折率が表面保護層、タッチパネル及び画像表示ユニットの表示面に近い透明物質で置換することにより、透過性を向上させ、画像表示装置の輝度やコントラストの低下を抑える方法が提案されてきた。透明物質としては、透明樹脂シート、感圧接着剤(粘着剤)、硬化性接着剤(例えば、シリコーンゲル)などの透明高分子材料が挙げられる。
特許文献1は、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物51〜100重量%、及び前記以外の(メタ)アクリル系モノマー0〜49重量%、並びにその他の重合性モノマー0〜49重量%を単量体成分とする(メタ)アクリル系(共)重合体と、架橋剤とを含有してなる粘着剤組成物、及びかかる粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を支持フィルム上に形成してなる表面保護フィルムを記載している。
特許文献2は、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物5〜100重量%、前記以外の炭素数1〜14であるアルキル基を有する(メタ)アクリル系モノマー0〜95重量%、およびその他の重合性モノマー0〜95重量%を単量体成分とする(メタ)アクリル系ポリマー、ならびにアルカリ金属塩とを含有してなる粘着剤組成物であって、前記(メタ)アクリル系ポリマーの酸価が10以下であることを特徴とする粘着剤組成物、及びかかる粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を支持体の片面または両面に形成してなることを特徴とする粘着シート類について記載している。
特許文献3は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーと、カルボキシル基含有モノマーと、の共重合体および/または混合物を含む電子ディスプレイ用粘着剤組成物であって、さらに、アルキレンオキシ基を有するモノマー、および、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリル酸エステルモノマーを含むことを特徴とする電子ディスプレイ用粘着剤組成物、及びかかる組成物からなることを特徴とする電子ディスプレイ用粘着剤層について記載している。
特許文献4は、(メタ)アクリル酸アルキレンオキサイド付加物0.01〜50重量%、(メタ)アクリルアミド系モノマー0.01〜30重量%および上記以外の(メタ)アクリル酸エステル及び必要によりその他の重合性モノマー20〜99.8重量%を重合したアクリル共重合体であり、上記(メタ)アクリルアミド系モノマーの少なくとも50重量%は、それ以外のモノマーの合計の少なくとも70重量%が重合した後、添加されてなる再剥離型粘着剤組成物について記載している。
特許文献5は、アクリル系ポリマーと、炭化水素基と官能基としてアルコキシ基とを有するアルコキシシラン化合物とからなり、該アクリル系ポリマー100重量部に対して、該アルコキシシラン化合物を0.01〜4重量部の量で含有することを特徴とする液晶素子用感圧接着剤組成物について記載している。
特開2005−200540号公報 特開2006−111846号公報 特開2008−1739号公報 特開平05−9449号公報 特開平07−331204号公報
液状の硬化性接着剤と比較して製造工程が単純であり、また、透明性などの光学特性、及びシリコーンゲルなどに比べて接着特性に優れることから、透明物質としてアクリル系の粘着シートが検討されている。しかしながら、近年の小型・薄型の画像表示装置に対し、従来のアクリル系粘着シートを適用した場合、画像表示装置における画面の一部分で色が違ったり、明るかったり、暗かったりする現象、すなわち、表示ムラが生じることがあった。特に、画像表示装置における表面保護層が凹凸形状を有し、かかる凹凸形状面に粘着シートが適用される場合、又は、凹凸形状を有する層(例えば、偏光板)が設けられた画像表示ユニットの表示面に粘着シートが適用される場合、この表示ムラの解決が望まれている。また、表示ムラが発生しないことに加えて、高温高湿状態に置かれても画像表示装置における表面保護層、画像表示ユニットの表示面又はタッチパネル(以下、「被着体」ということがある)との界面で気泡や剥がれが発生することがない、透明粘着シートが求められている。
更に近年、携帯用電子機器においては、耐衝撃性の向上が以前に増して求められている。そのため、画像表示装置における表面保護層等にポリカーボネート層を含むシートが使用される場合があり、ポリカーボネート層を含むシートと粘着シートとを貼り合わせる(組み合わせる)場合においても、上記した表示ムラや気泡や剥がれが発生することがない透明粘着シートに対する要求が高まってきている。
本発明のある態様によると、画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面とを貼付する、又は表面保護層とタッチパネルとを貼付する透明粘着シートであって、
透明粘着シートは、下記(A)、(B)及び(C)を含有するモノマー成分の共重合体を含み、
(A)アルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
(B)アミド基含有モノマー;
(C)下記式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステル;
CH2=C(R)COO−(AO)p−(BO)q−R’・・・(1)
(ここで、式(1)中、
Aは(CH2)rCO、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
Bは(CH2)rCO、CO(CH2)r、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
Rは水素又はCH3であり、
R’は、水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基であり、
p、q、rはそれぞれ1以上の整数である)
共重合体は、更に、
(D−1)モノマー成分(A)、(B)及び(C)の合計量100質量部に対して0.1〜5質量部のアミノ基含有モノマー(ここで、アミノ基含有モノマーはモノマー成分(A)、(B)及び(C)と共重合可能であって、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成する)、又は
(D−2)前記モノマー成分(A)、(B)及び(C)の合計量100質量部に対して0.01〜1質量部のアミノ基含有アルコキシシラン化合物
を含み、
共重合体の酸価が5mgKOH/g以下である、前記透明粘着シートが提供される。
本発明の更に別の態様によると、画像表示ユニット、上記透明粘着シート、及び表面保護層を含む、画像表示装置が提供される。
なお、本明細書中において使用される「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」又は「メタクリル」を意味する。
本発明の一態様として提供される透明粘着シートは、画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面との貼付、又は表面保護層とタッチパネルとの貼付に用いた場合に、表示ムラが生じない。特に、凹凸形状を有している表面保護層に透明粘着シートを適用する場合、又は、凹凸形状を有する層(例えば、偏光板)が設けられた画像表示ユニット表示面に透明粘着シートを適用する場合であっても、表示ムラの発生を防止することができる。
また、上記透明粘着シートは、画像表示装置における表面保護層、画像表示ユニットの表示面又はタッチパネルに貼付した際、高温・高湿環境下でも、それらの界面で気泡が発生しない(発泡が生じない)。更に、画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面との貼付後、表面保護層とタッチパネルとの貼付後における剥がれも抑制できる。
更にまた、上記透明粘着シートは、画像表示装置における表面保護層等にポリカーボネート層(ここで、「ポリカーボネート」とは、ポリカーボネート単独重合体若しくは共重合体であっても、または、他のポリマーとのブレンドであってもよい。以下同じ)を含むシートを使用した場合でも、上記効果を達成することができる。ここで、ポリカーボネート層を含むシートを表面保護層に用いた場合、ガラス板やポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル樹脂層のシートに比べ、発泡が生じやすく、また高温高湿下でのはがれと表示ムラの防止を両立することが難しい。したがって、かかる透明粘着シートは、ポリカーボネート層を含むシートが使用される携帯用電子機器の画像表示装置用途において、特に好適である。
本発明の透明粘着シートを含む画像表示装置の1態様の断面図を示す。 本発明の透明粘着シートを含む画像表示装置の別の態様の断面図を示す。 本発明の透明粘着シートを含む画像表示装置の別の態様の断面図を示す。 本発明の透明粘着シートを含む画像表示装置の別の態様の断面図を示す。
本発明の一態様として提供される透明粘着シートは、画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面とを貼付する、又は表面保護層とタッチパネルとを貼付するために使用される。ここで、透明粘着シートは、(A)アルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(B)アミド基含有モノマー、及び(C)下記式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステル
CH2=C(R)COO−(AO)p−(BO)q−R’・・・(1)
(ここで、式(1)中、
Aは(CH2)rCO、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
Bは(CH2)rCO、CO(CH2)r、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
Rは水素又はCH3であり、
R’は、水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基であり、
p、q、rはそれぞれ1以上の整数である)
を含有するモノマー成分の共重合体を含み、共重合体は、更に、
(D−1)アミノ基含有モノマー(ここで、アミノ基含有モノマーはモノマー成分(A)、(B)及び(C)と共重合可能であって、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成する)、又は
(D−2)アミノ基含有アルコキシシラン化合物
を含んでいる。
ここで、(A)成分であるアルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、得られる粘着シートに好適な粘着性を与え、被着体に対する濡れ性を良好にすることができる。
(A)成分であるアルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(A)成分単独で、得られる粘着シートに充分な粘着性(柔軟性)を付与するという観点から、(A)成分として用いられる1種又は複数種のモノマーからなるポリマーのガラス転移温度は25℃以下であることが好ましい。具体的には、ホモポリマーのガラス転移温度が25℃以下であるモノマー、例えば、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、イソアミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、イソセチル(メタ)アクリレート、2−オクチルデシル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、及びこれらの混合物を使用することができる。
ここで、ホモポリマーの「ガラス転移温度(Tg)」とは、加熱融解したポリマーをある条件のもと冷却していくと過冷却液体を経てガラス状態となるが、この状態が変化する際の温度を意味する。具体的に、本明細書において、(A)成分として用いられる1種又は複数種のモノマーからなるポリマーのガラス転移温度は、JIS K7121により測定される値である。
これらの中でも好ましい(A)成分は、熱重合及び光重合いずれの重合方法においても優れた重合性を有する点からアルキルアクリレートであり、具体的には、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、イソノニルアクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソミリスチルアクリレート、イソセチルアクリレート、2−オクチルデシルアクリレート、イソステアリルアクリレート等が含まれる。また、粘着性の観点から、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−オクチルデシルアクリレートが特に好ましい。
上記したモノマーに加えて、ホモポリマーのガラス転移温度が25℃以上であるアルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーを併せて使用してもよい。かかるホモポリマーのガラス転移温度が25℃以上であるアルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート等の直鎖または分岐アルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、4−t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の脂環アルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。なお、このようなホモポリマーのガラス転移温度が25℃以上であるアルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーを使用する場合、(A)成分として用いられる複数種のモノマーからなるポリマーのガラス転移温度が25℃以下となることが好ましい。
次に、(B)成分であるアミド基含有モノマーは、得られる透明粘着シートの凝集力を向上させ、接着性を付与する。よって、得られる透明粘着シートを画像表示装置に適用した際、特に高温下における発泡、剥がれが防止される。
アミド基含有モノマーとしては、例えば、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N-t-ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N-t-オクチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等の置換アクリルアミド、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム等のビニルモノマー挙げられる。これらの中でも、N,N−ジメチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミドなどが特に好ましい。
続いて、(C)成分について説明する。(C)成分は、得られる透明粘着シートの透湿性を制御する。すなわち、上記した(A)成分及び(B)成分に加えて、(C)成分を使用することで、得られる透明粘着シート(共重合体)は、親水性を損なうことなく、高い柔軟性及び接着力を得ることが可能となる。
(C)成分である(メタ)アクリル酸エステルは、下記式(1)で示される。
CH2=C(R)COO−(AO)p−(BO)q−R’・・・(1)
ここで、Aは(CH2)rCO、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、得られる透明粘着シートの透湿性制御、及び工業的入手容易性という観点から、CH2CH2又はCH2CH(CH3)であることが好ましい。
また、Bは(CH2)rCO、CO(CH2)r、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、A同様、得られる透明粘着シートの透湿性制御、及び工業的入手容易性という観点から、CH2CH2又はCH2CH(CH3)であることが好ましい。
Rは、水素又はCH3である。なお、光重合によって共重合する場合には、重合性の点から、RはHであることが好ましい。
R’は、水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基であり、かかるアルキル基又はアリール基は直鎖、分岐鎖、環状のいずれであってもよい。ある態様においては、(A)成分との相溶性に優れるアルキル基(具体的には、メチル基、エチル基、ブチル基、オクチル基)が使用される。
p、q、rはそれぞれ1以上の整数である。なお、上限については特に制限はないが、pは10以下、qは10以下、rは5以下、とすることにより(A)成分との相溶性を向上することができる。
得られる透明粘着シートの湿熱時の耐発泡性の観点から、(C)成分が、上記式(1)においてRが水素であり、R’が炭素数1〜12のアルキル基であり、かつ2≦p+q≦10であるポリアルキレングリコールアルキルエーテルアクリレートであることが好ましい。
具体的には、ポリエチレングリコールアクリレート(ブレンマーAEシリーズ、日本油脂製)、ポリエチレングリコールメタクリレート(ブレンマーPEシリーズ、日本油脂製)、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールアクリレート(ブレンマーAEPシリーズ、日本油脂製)、ポリプロピレングリコールアクリレート(ブレンマーAPシリーズ、日本油脂製)、ポリプロピレングリコールメタクリレート(ブレンマーPPシリーズ、日本油脂製)、ポリプロピレングリコールポリテトラメチレングリコールアクリレート(ブレンマーAPTシリーズ、日本油脂製)等の末端に水酸基を有するポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート; メチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メチルジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール2−エチルヘキシルエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールデカノールエーテル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールラウリルエーテル(メタ)アクリレート等の末端にアルキル基を有するポリアルキレングリコールアルキルエーテル(メタ)アクリレート; フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等の末端にアリール基を有するポリアルキレングリコールアリールエーテル(メタ)アクリレート; β-カルボキシエチルアクリレート、ω-カルボキシポリカプロラクトンアクリレート(M−5300、東亞合成製)カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリルアクリレート(カヤラッドTC110S、日本化薬製)、エチルジエチレングリコールオリゴアクリレート(ビスコート190D、大阪有機工業製、CH2=CHCOO-(CH2CH2O)2-CH2CH3とCH2=CHCOO-(CH2CH2COO)n-(CH2CH2O)2-CH2CH3との混合物(25:75(重量比))等のポリエステルモノ(メタ)アクリレート; 及びそれらの変性物が挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸エステルは2種類以上混合して用いてもよい。
上記した通り、(A)、(B)及び(C)成分を含有するモノマー成分の共重合体は、更に、(D−1)アミノ基含有モノマー、又は(D−2)アミノ基含有アルコキシシラン化合物を含んでいる。(D−1)又は(D−2)成分は、上記した(A)、(B)及び(C)成分と併用することで、得られる透明粘着シートを被着体に貼付した際、被着体に対する透明粘着シートの剥がれを防止できる。特に、被着体がポリカーボネート層を含むシートである場合にも、得られる透明粘着シートは、良好な剥がれ防止性を達成できる。
まず、(D−1)成分であるアミノ基含有モノマーは、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成している。かかるアミノ基は1級、2級および3級の何れでもよく、ある態様においては3級アミノ基が好適に使用される。アミノ基含有モノマーとしては、ラジカル重合性基を有するアミノ基含有モノマーが含まれる。具体的には、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ペンタメチルピペリジル(メタ)アクリレート、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン等が挙げられる。ある態様においては、N,N−ジメチルアミノプロピルメタアクリルアミド(MRCユニテック株式会社製)が好適に使用される。(D−1)成分の量は、得られる透明粘着シートにおける被着体に対する剥がれ防止の観点から、モノマー成分(A)、(B)及び(C)の合計量100質量部に対して0.1〜5質量部であり、0.3〜3質量部であることが好ましい。
次に、(D−2)成分であるアミノ基含有アルコキシシラン化合物は、モノマー成分(A)、(B)及び(C)とは反応せず、得られる共重合体中に含まれている。かかるアミノ基含有アルコキシシラン化合物としては、下記一般式(2)で示されるものが好ましい。
(R1O)n2 3-nSi−X−NR34・・・(2)
ここで、R1はアルキル基を示し、R2は水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基を示し、R3、R4はそれぞれ独立に水素、置換されていてもよいアルキル基、アラルキル基若しくはアリール基、又は(R5O)m6 3-mSi−Y−を示し、R3及びR4は環を形成していてもよい。nは2又は3である。Xは2価の連結基を示す。また、R5はアルキル基を、R6は水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基を示す。mは2又は3であり、Yは2価の連結基を示す。これらの中でも、R1は加水分解性及び工業的入手容易性という観点から、メチル基またはエチル基が好ましく、R2はメチル基が好ましい。また、R3及びR4は、耐発泡性の観点から水素またはアミノ基置換アルキル基が好ましい。2価の連結基Xとしては、アルキレン基が好適に用いられる。
具体的には、N−2(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N-フェニル-3-アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(ベンジルアミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N−ビス(アミノプロピルトリメトキシシラン)、3-トリエトキシシリル-N-(1,3-ジメチル-ブチリデン)プロピルアミンが挙げられる。ある態様においては、N−2(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(共に信越化学工業製)が好適に使用される。(D−2)成分の量は、得られる透明粘着シートにおける被着体に対する剥がれ防止及びアウトガスの観点から、モノマー成分(A)、(B)及び(C)の合計量100質量部に対して0.01〜1質量部であり、0.05〜0.5質量部であることが好ましい。
また、上記した共重合体は、5mgKOH/g以下の酸価を有している。酸価とは、試料1gを中和するのに必要な水酸化カリウムの量(mg)であらわされる酸性成分の含有量の指標である。
酸価が5mgKOH/gより大きい場合には、上記(D−1)又は(D−2)成分と塩を生成することによって析出したり、(D−2)成分の加水分解を加速したりするため、(D−1)又は(D−2)成分の効果を阻害する。その結果、得られる透明粘着シートを被着体に貼付した際、剥がれや発泡が生じ易くなる。なお、共重合体の酸価が5より大きくなっても、(D−1)又は(D−2)成分との塩生成や、(D−2)成分における加水分解の程度に影響を与えない場合もある。しかしながら、この場合も(D−1)又は(D−2)成分の剥がれ・発泡防止効果が阻害される。
また、一般的に透明粘着シートに含まれる共重合体の酸価が高い場合、かかる透明粘着シートをタッチパネルのITO等の透明導電膜の表面に直接貼り合わせると、ITOが劣化し、抵抗値が上昇することが知られている。そこで、タッチパネルの透明導電膜(ITO等)表面には、透明粘着シート貼付のために保護膜が設けられていることが一般的であり、かかる保護層の追加はタッチパネルのコスト上昇の要因となっていた。更に、以下に述べるように、共重合体におけるモノマー成分として(E)成分を追加することで、得られる透明粘着シートを画像表示装置に使用した際、白化を防止することが可能となる。よって、得られる透明粘着シートに含まれる共重合体における酸価を低くし、且つ共重合体におけるモノマー成分として(E)成分を追加することで、画像表示装置におけるタッチパネルの透明導電膜(ITO等)表面に直接貼り合わせることが可能となる。
そのため、本発明においては、アクリル酸等の酸成分を含むモノマーを、得られる共重合体の酸価が5より大きくなる量で、使用することはできない。また、共重合体の酸価は、得られる透明粘着シートの発泡防止性の観点から、2mgKOH/g以下であることが好ましく、1mgKOH/g以下であることがより好ましく、0mgKOH/g(モノマー成分の仕込み量から計算)であることが特に好ましい。
酸価は、JIS K 2501記載の方法に準拠した水酸化カリウムによる酸塩基滴定法で測定することができる。たとえば、共重合体1gを溶解または膨潤可能な滴定溶剤を加えた溶液にpH指示薬を添加し、水酸化カリウムの希釈滴定溶剤を滴下する。指示薬の変色点または電位差滴定装置を用いた場合には滴定曲線の変曲点により終点を検出し、滴下した水酸化カリウム溶液の量から、酸価を求めることができる。また、酸価は製造時のモノマー成分の仕込み量から計算することもできる。どちらの方法によっても、酸価はほぼ同じ値となる。
上記共重合体は、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル((E)成分)を、モノマー成分として任意に含んでいてもよい。(D−1)成分同様、(E)成分も、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共重合可能であって、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成している。上記したように、上記共重合体に(E)成分を含ませることで、画像表示装置における高温高湿下での白化を防止できる。
ここで、透明粘着シートにおける白化の防止程度(透明性)は、張り合わせる材料(基板と透明粘着シート)の組み合わせによって影響を受ける。ITO基板は偏光板より白化が生じ易く、ITO基板に透明粘着シートを直接貼り合わせる場合には、白化を抑える目的で(E)成分が追加されることが好ましい。また、白化の程度は、透明粘着シートを透明な被着体(例えば、画像表示装置の表面保護層)に貼り合わせて積層体とし、得られた積層体を温度60℃、相対湿度(RH)90%の環境下に3日放置し、3日放置後の積層体の目視により判断できる。
(E)成分としては、例えば、アルキル基の炭素数が4以下の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルが挙げられる。具体的には、以下に限定されないが、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート等が挙げられる。
上記したモノマー成分から得られる共重合体は、140℃、1.0Hzにおけるtanδが0.13以上であり、且つ25℃、1.0Hzにおける貯蔵弾性率が8.9×104Pa以下であることが好ましい。このような動的粘弾性特性は、透明粘着シートにおける表示ムラ(液晶ムラ)や凹凸形状面への追随性(段差埋め性)の観点から重要である。具体的には、透明粘着シートにおける表示ムラの発現は、共重合体の応力緩和性及び初期残留応力の両方に関係している。
ここで、「140℃、1.0Hzにおけるtanδ」とは、せん断モード、周波数1.0Hzおいて、温度140℃における貯蔵弾性率G’(Pa)と損失弾性率G’’(Pa)の比で表される損失正接を意味する。また、「25℃、1.0Hzにおける貯蔵弾性率」とは、−60℃〜200℃の温度範囲を、5℃/分の昇温速度、及び1.0Hzのせん断モードで粘弾性測定を行った際の25℃における貯蔵弾性率を意味する。
tanδ及び貯蔵弾性率(動的粘弾性特性)のデータは、粘弾性測定装置、例えば、Rheometric Scientific社製Advanced Rheometric Expansion System (ARES) 等を用い測定することができる。動的粘弾性は測定温度と測定周波数に依存するため、上述のとおり、貯蔵弾性率は、せん断モード、周波数1.0Hzおいて、25℃における貯蔵弾性率G’(Pa)として、損失弾性率tanδ(G’’/G’)は、せん断モード、周波数1.0Hzおいて、140℃における貯蔵弾性率G’(Pa)及び損失弾性率G’’(Pa)から求めた値を指標とした。
tanδは、透明粘着シートにおける応力緩和性の指標であり、上記共重合体のtanδが0.13以上であれば、得られる透明粘着シートは応力緩和性に優れ、表示ムラが発生しないものとなる。好ましいtanδは0.15以上、より好ましくは0.2以上である。一方、tanδの上限については特に制限はないが、tanδの値が大きくなると、一般に共重合体の耐熱性(高温での接着性)が悪化し、透明粘着シートとした場合に発泡しやすくなる傾向がある。よって、共重合体の140℃、1.0Hzにおけるtanδは一般的に0.6以下とすることができる。
また、貯蔵弾性率は、張り合わせ時に変形した透明粘着シートの残留応力(初期残留応力)の指標である。この値が8.9×104Pa以下であれば、表示ムラを抑制することができる。例えば、透明粘着シートを10μm程度の凹凸形状面を有する被着体に張り合わせた場合でも、表示ムラを抑制することが可能となる。さらに、貯蔵弾性率を7.4×104Pa以下とすれば、より高低差の大きい又は複雑な凹凸形状面を有する被着体に透明粘着シートを張り合わせた場合でも、表示ムラの低減が可能となる。
共重合体のtanδ及び貯蔵弾性率は、上記各モノマー成分の種類、分子量、組成を適宜変更することによって調整することができる。例えば、(B)成分を多く用いると貯蔵弾性率は高くなり、(A)成分及び(C)成分の量を多くすると貯蔵弾性率を低くすることができる。また、(A)成分、(B)成分及び(C)成分を含むモノマーの共重合体における分子量を上げると、貯蔵弾性率が高くなる傾向がある。なお、(C)成分は、共重合体のtanδが高くなる場合でも、得られる透明粘着シートの発泡を抑えるという機能を有する。ここで、共重合体のtanδは、後述する架橋剤の量によって調整することができる。具体的には、架橋剤量を増やせばtanδの値が小さくなり、架橋剤量を少なくするとtanδの値は大きくなる。
一般的には、上記共重合体において、(A)成分、(B)成分、(C)成分の量は、得られる透明粘着シートの接着力及び被着体に対する濡れ性の観点から、それぞれ、モノマー合計量を基準として、50〜94質量%(ある態様においては50〜90質量%)、1〜10質量%、5〜40質量%とすることができる。
なお、モノマー成分として、(E)成分を用いる場合、(E)成分の量は、モノマー合計量を基準として5〜20質量%とすることが、得られる粘着シートの粘着力及び弾性率の観点から好ましい。
上記モノマー成分の共重合体が、上述の好ましい動的粘弾性特性を有する場合、得られる透明粘着シート(共重合体)は、親水性を損なうことなく、充分な柔軟性及び接着力を達成できる。このような高い柔軟性を有する透明粘着シートを用いることで、凹凸形状を有している表面保護層、又は凹凸形状を有する層(例えば、偏光板)が設けられた画像表示ユニット表示面に透明粘着シートを適用する場合でも、凹凸を吸収することができ、その結果、画像表示装置における表示ムラの発生を防止できる。また、シート自体の厚さにバラツキが存在する場合も、高い柔軟性を有することから、被着体表面と隙間なく貼り合わせることができ、画像表示装置における表示ムラの発生を防ぐことができる。
また、得られる透明粘着シートは、透明粘着シートの被着体に対する接着力を5N/25mm以上(300mm/分の速度での90度剥離試験により測定)とすることができる。また、ある態様においては、透明粘着シートの被着体に対する接着力を10N/25mm以上、或いは15N/25mm以上(300mm/分の速度での90度剥離試験により測定)とすることができ、透明粘着シートと被着体との充分な接着が得られる。よって、高温高湿環境下でも、かかる接着力を有する透明粘着シートと被着体との界面では、気泡が発生せず、また、貼付後における剥がれも抑制できる。かかる透明粘着シートは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネートなどの高分子シートからなる表面保護層に適用する際においても、充分な接着力が達成される。
更に、透明粘着シートは、優れた透明性を有している。すなわち、透明な被着体(例えば、画像表示装置の表面保護層)に貼り合わせて積層体とした場合、得られる積層体の可視光波長領域における全光線透過率(JIS K 7361)は90%以上となる。
上述のモノマーの共重合体は、凝集性を確保するために、架橋剤によって架橋することができる。共重合体が架橋剤を含む場合、その量は、応力緩和性と発泡との点から、上記(A)成分,(B)成分、(C)成分の合計質量100質量部に対して2質量部以下とするのが一般的である。ある態様においては、1質量部以下としてもよい。架橋剤量の下限については、制限はないが、一般的に、上記(A)成分、(B)成分、(C)成分の合計質量100質量部に対して0.01質量部程度加えると、共重合体の取り扱い性が改善される。
また、共重合体は、架橋形成のために、共重合体に架橋構造を形成することができる基(架橋形成可能な基)を含んでいてもよい。架橋形成可能な基としては、多官能イソシアネート、エポキシ、アジリジン化合物等の架橋剤と反応性を有する官能基であればよく、例えば、ヒドロキシル基を挙げることができる。具体的には、共重合体にヒドロキシル基が存在する場合、多官能イソシアネートと反応してウレタン結合による架橋を形成する。このような架橋形成可能な基を共重合体に含ませるためには、モノマー成分として、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレートを使用すればよい。
架橋形成可能な基は(メタ)アクリロイル基などのラジカル重合可能な基であってもよい。この場合には、共重合体生成時(重合時)に同時に架橋反応が生じるため、別途架橋剤を添加する必要はない。このような基を有するモノマーとしては、1,2−エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレートモノマーが挙げられる。
透明粘着シートに含まれる共重合体に使用されるモノマー成分には、透明粘着シートの特性を損なわない範囲で、上記モノマー成分以外のモノマーが含まれていても良い。例えば、ベンジルアクリレート、トリフルオロエチルメタクリレート、メタクリル酸変性シリコーンオイル等のアクリル系モノマー、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、スチレン、などのビニルモノマーが挙げられる。
共重合体は、上記のモノマー成分を重合開始剤の存在下に重合することで形成することができる。重合方法としては、特に制限はなく、上記モノマーを、通常のラジカル重合法、例えば、溶液重合、乳化重合、懸濁重合又は塊状重合等に従い重合すればよい。ある態様においては、熱重合開始剤によるラジカル重合方式を採用してもよい。ここで、熱重合開始剤の例としては、過酸化ベンゾイルやt-ブチルパーベンゾエイト、クメンヒドロパーオキシドやジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネートやジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、t-ブチルパーオキシネオデカノエートやt-ブチルパーオキシビバレート、(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキシドやジプロピオニルパーオキシド、ジアセチルパーオキシドの如き有機過酸化物、2,2'−アゾビスイソブチロニトリルや2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン1−カルボニトリル)や2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)やジメチル2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、4,4'−アゾビス(4−シアノバレリック酸)や2,2'−アゾビス(2−ヒドロキシメチルプロピオニトリル)、2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]の如きアゾ系化合物等が挙げられる。
また、別の態様においては、適当な重合開始剤を用いた光重合により、共重合体を調製することができる。具体的には、光重合開始剤の存在下、上記モノマーに対して紫外線(UV)等を照射することにより、モノマー成分を重合させる重合方法が挙げられる。適当な重合開始剤としては、例えばアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2-[4-(メチルチオ)-メチル-1-フェニル]-2-モルホリノ プロパノン、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルメチルケタール、ベンゾフェノン、2-エチルアントラキノン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2,4,6-トリメチルベンゾイル ジフェニルホスフィンオキサイド(Lucirin(商標) TPO、BASF社製)、2,4,6-トリメチルベンゾイル ジエトキシホスフィンオキサイド(Lucirin(商標) TPO-L、BASF社製)、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィン(IRGACURE(商標) 819、チバ・ジャパン製)2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロパン-1-オン(DAROCURE(商標) 1173、チバ・ジャパン製)、4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ケトン(IRGACURE(商標) 2959、チバ・ジャパン製)、4-(2-アクリロイルオキシエトキシ)フェニル-(2-ヒドロキシ-2-プロピル)ケトン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(IRGACURE(商標) 184、チバ・ジャパン製)、1-(4-イソプロピルフェニル)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-1-オン、1-(4-ドデシルフェニル)-2-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-1-オン、2-メチル-2-モルホリノ(4-チオメチルフェニル)プロパン-1-オン(IRGACURE(商標) 907、チバ・ジャパン製)、2-ベンジル-2-ジメチルアミノ-1-(4-モルホリノフェニル)-ブタノン(IRGACURE(商標) 369、チバ・ジャパン製)、N,N`-オクタメチレンビスアクリジン(ADEKA Optomer(商標) N1717)、アクリロイルベンゾフェノン(ダイセルUCB Ebercryl(商標) P36)等を挙げることができる。
透明粘着シートは、上記共重合体以外に、染料、顔料、UV吸収剤、その他のフィラー、酸化防止剤などの他の成分を含んでもよい。ただし、上記共重合体はそれ自体で透明粘着シートとして必要な特性を有しているため、可塑剤や粘着付与剤などの添加剤を含まなくても、画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面との貼付、又は表面保護層とタッチパネルとの貼付に、そのまま使用できる。このため、共重合体をそのまま透明性粘着シートとして使用した場合、共重合体以外の成分のブリードによる汚染や、透明粘着シートの特性の変化が生じない。
透明性粘着シートの厚さは、画像表示装置への取り付け(画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面との貼付、又は表面保護層とタッチパネルとの貼付)において問題とならない厚さであれば、特に制限はない。例えば、0.025〜1mmの厚さとすることができる。透明粘着シートの厚みが厚くなると、被着体(ポリカーボネートやPMMAなどの高分子シート又はガラス板等)に対する接着力が高くなる。
続いて、上述した透明粘着シートを含む画像表示装置について、図1〜4を参照しながら説明する。ここで、画像表示装置は、画像表示ユニット、透明粘着シート、及び表面保護層を含む。画像表示装置に含まれる透明粘着シートは、透明粘着シートにおける内部残留応力が緩和されている。
画像表示ユニットは、特に限定されることはなく、反射型又はバックライト型の液晶表示ユニット、プラズマディスプレイユニット、エレクトロルミネセンス(EL)ディスプレイ、電子ペーパーなどの画像表示ユニット等が含まれる。画像表示ユニットの表示面には、追加の層(一層であっても多層であってもよい)、例えば、偏光板(凹凸形状表面を有している場合もある)を設けることができる。また、後述するようなタッチパネルが、画像表示ユニットの表示面に存在していてもよい。
表面保護層は、画像表示装置上に配置された際に、最表面に配置される層である。表面保護層は、高分子シート、又はガラス板等のみから構成されていてもよいし、他の層とともに複数の層から構成されていてもよい。表面保護層は、画像表示装置の保護フィルムなどとして従来から使用されているものであれば特に制限はなく、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのアクリル樹脂シート、ポリカーボネート層を含むシート、又はガラス板であることができる。かかるシート又はガラス板の厚さは、限定されないが、通常、0.1〜5mmである。本発明においては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などを含むアクリル樹脂シートやガラス板だけでなく、ポリカーボネート層を含むシートを表面保護層として使用した場合でも、画像表示装置における表示ムラ、発泡、剥がれを防止することが可能となる。
表面保護層が複数の層から構成される積層体である場合、画像表示装置の観測者側には、耐磨耗性、耐擦傷性、防汚性、反射防止性、帯電防止性などの機能・特性を付与するための層を設けることができる。耐磨耗性及び耐擦傷性を付与するための層は、ハードコートを形成しうる硬化性樹脂組成物を塗布し、硬化させることで形成できる。例えば、アルキルトリアルコキシシランを主成分とするシラン混合物の部分縮合反応物とコロイダルシリカからなる塗料を塗布し、次いでこれを加熱硬化することで硬化被膜を形成し、又は、多官能アクリレートを主成分とした塗料を塗布し、塗膜に紫外線照射することで硬化被膜を形成することができる。また、防汚性を確保するためには、有機ケイ素化合物やフッ素系化合物を含む樹脂層を形成することができる。ポリカーボネート層を含む表面保護層においては、一般的に、ポリカーボネート層の両側にハードコート層が設けられている。さらに、帯電防止性を得るためには、界面活性剤や導電性微粒子を含む樹脂層を形成することができる。このような機能・特性を付与するための層は、表面保護層の透明性を阻害しないものが望ましく、また、機能を発揮できる範囲でできるだけ薄いほうがよい。機能特性を付与する層は、限定されないが、通常、0.05〜10μmである。
また、表面保護層が複数の層から構成される積層体である場合、透明粘着シート側に、印刷層、ハードコート層、蒸着層などの追加の層が表面保護層の全面もしくは一部の領域に含まれていてもよい。このような追加の層が、表面保護層の一部の領域に形成されている場合には、表面保護層は凹凸形状を有する表面となる。表面保護層の厚さは、かかる追加の層を含めて、全体として、通常、0.1〜6mmである。なお、追加の層が、後述のような光遮蔽層として用いる印刷層又は蒸着層である場合、層の厚さは通常10μm以下である。また、他の形態においては、層の厚さは100μm以下、若しくは50μm以下であるのが一般的である。
図1は、上記した透明粘着シートを含む画像表示装置の一態様の断面図を示す。画像表示装置10は、画像表示ユニット1の表示面上に、透明粘着シート3及び表面保護層4がこの順序で積層された構造を有している。表面保護層4は、連続層5、及び連続層5の下面(透明粘着シート3側)における一部領域に設けられた光遮蔽層6から構成され、表面が凹凸形状となっている。なお、光遮蔽層6は硬化性樹脂組成物の塗布溶液に、着色剤を混入させた液を、スクリーン印刷などの適切な方法で連続層5の所定の領域に塗布し、UV照射などの適切な硬化方法で硬化させることで形成される。透明粘着シート3は、上記表面保護層4の凹凸形状面側に貼付されている。透明粘着シート3は柔軟性を有するので、表面保護層4が凹凸形状を有していても、更には、画像表示ユニットの表示面に凹凸表面形状を有する層(例えば、偏光板)が設けられていたとしても、シート自体の内部残留応力が緩和されており、画像表示装置における表示ムラを防止することができる。また、透明粘着シート3は充分な接着力及び親水性を有しているため、高温高湿環境下でも、画像表示ユニット1の表示面と透明粘着シート3との界面、及び透明粘着シート3と表面保護層4との界面で気泡や剥がれが発生しない。ここで、画像表示装置10は、例えば、上記表面保護層4及び透明粘着シート3からなる積層体2を画像表示ユニット1の表示面に貼り合せることで得られる。
図2は、上記透明粘着シートを含む画像表示装置における別の態様の断面図である。図2において、画像表示装置20は、画像表示ユニット1の表示面上に存在するタッチパネル7の上に、透明粘着シート3及び表面保護層4がこの順序で積層された構造を有している。透明粘着シート3及び表面保護層4がこの順序で積層された積層体2の構造は、図1に記載されているものと同様である。タッチパネル7は、画像表示ユニット1の表示面上に配置され、そのタッチパネルを通して画像表示装置20における画像表示を見ることができる。タッチパネル7は透明であり、例えば、ガラス製、またはポリエチレンテレフタレート(PET)製の2枚の透明板の裏面にそれぞれ透明導電層を配置し、それら透明板の透明導電層どうしを、微小間隔をおいて非接触状態で対面配置した構成を有する。一方の透明板表面の該当位置をタッチパネル操作者が、指やペンで押圧すると、一方の透明板裏面の透明導電層が、他方の透明板の透明導電層に接触し、上記該当位置においてのみ導通可能状態になる。この導通可能状態になった位置を電気的にセンサが感知することにより、操作者が押圧したタッチパネル上の位置を特定することができる。この様なタッチパネル型ディスプレイは、PC(パソコン)、携帯電話、PDA等の携帯端末において使用されている。透明粘着シート3は柔軟性を有するので、表面保護層4が凹凸形状を有していても、シート自体の内部残留応力が緩和されており、画像表示装置における表示ムラを防止することができる。また、透明粘着シート3は充分な接着力及び親水性を有しているため、高温高湿環境下でも、タッチパネル7と透明粘着シート3との界面、及び透明粘着シート3と表面保護層4との界面で気泡や剥がれが発生しない。ここで、画像表示装置20は、例えば、上記表面保護層4及び透明粘着シート3からなる積層体2を画像表示ユニット1の表示面面上に存在するタッチパネル7に貼り合せることで得られる。上述の通り、本発明の透明粘着シート3を使用することで、タッチパネル7表面に配置された透明導電層上に保護層を設けることなく、透明導電層と透明粘着シートとを直接貼り合わせることが可能となる(以下の図3及び図4の態様においても同様)。
図3は、上記透明粘着シートを含む画像表示装置のさらに別の態様の断面図である。図3において、画像表示装置30は、画像表示ユニット1の表示面上に、透明粘着シート3、タッチパネル7、透明粘着シート3’、表面保護層4がこの順序で積層された構造を有している。透明粘着シート3’及び表面保護層4がこの順序で積層された積層体の構造は、図1に記載されているものと同様である。透明粘着シート3と透明粘着シート3’とは、同一の共重合体を含んでいても、異なる共重合体を含んでいてもよい。透明粘着シート3及び3’は柔軟性を有するので、表面保護層4が凹凸形状を有していても、更には、画像表示ユニットの表示面に凹凸表面形状を有する層(例えば、偏光板)が設けられていたとしても、シート自体の内部残留応力が緩和されており、画像表示装置における表示ムラを防止することができる。また、透明粘着シート3及び3’は充分な接着力及び親水性を有しているため、高温高湿環境下でも、画像表示ユニット1の表示面と透明粘着シート3、及び透明粘着シート3’と表面保護層4等の各界面等で気泡や剥がれが発生しない。ここで、画像表示装置30は、例えば、上記表面保護層4、透明粘着シート3’、タッチパネル7、及び透明粘着シート3からなる積層体2を、画像表示ユニット1の表示面面上に貼り合せることで得られる。
図4は、上記透明粘着シートを含む画像表示装置のさらに別の態様の断面図である。図4において、画像表示装置40は、画像表示ユニット1の上に、透明粘着シート3、タッチパネル7、及び表面保護層4がこの順序で積層された構造を有している。表面保護層4は、図1と同様、光遮蔽層6を一部領域に有し、表面が凹凸形状となっている。透明粘着シート3は、タッチパネル7を介して、上記表面保護層4の凹凸形状面側に存在している。透明粘着シート3は柔軟性を有するので、画像表示ユニットの表示面に凹凸表面形状を有する層(例えば、偏光板)が設けられていたとしても、シート自体の内部残留応力が緩和されており、画像表示装置における表示ムラを防止することができる。また、透明粘着シート3は充分な接着力及び親水性を有しているため、高温高湿環境下でも、画像表示ユニット1の表示面と透明粘着シート3との界面、及び透明粘着シート3とタッチパネル7との界面で気泡や剥がれが発生しない。ここで、画像表示装置40は、例えば、上記表面保護層4、タッチパネル7及び透明粘着シート3からなる積層体2を画像表示ユニット1の表示面に貼り合せることで得られる。
本発明のさらに別の態様によると、上記画像表示装置を含む電子装置が提供される。電子装置については、特に制限はなく、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、携帯ゲーム機、電子読書端末、カーナビゲーションシステム、携帯音楽プレーヤー、時計、テレビジョン(TV)、ビデオカメラ、ビデオプレーヤー、デジタルカメラ、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)装置、パーソナルコンピュータ(PC)が挙げられる。
以下、実施例を用いて更に詳細に説明するが、これらの実施例に限定されるものではない。
1.アクリル系共重合体の調製方法
例1〜29
下記表1の記載に従い、各モノマー成分、及び光重合開始剤としてイルガキュア(商標)651(2,2-ジメトキシ-2-フェニルアセトフェノン)(チバ・ジャパン製)0.04質量部をガラス容器中でよく混合し、窒素ガスにて溶存酸素を置換した後、低圧水銀ランプで数分間紫外線を照射して部分的に重合させ、粘度1500cP程度の粘性液体を得た。得られた組成物に、下記表1に従って、(D−1)成分又は(D−2)成分((D−1)成分又は(D−2)成分の代わりに、例28ではM2050、例29ではKBM403)、架橋剤としてHDDA(1,6-ヘキサンジオールジアクリレート)、及び追加の重合開始剤(イルガキュア651)0.15質量部を加えて、十分に攪拌した。この混合物を真空脱泡した後、剥離処理をした50μm厚のポリエステルフィルム(剥離フィルム)の上に175μm厚になるよう塗工し、重合を阻害する酸素を除去するためにさらに上記剥離フィルムを被せ、両面から低圧水銀ランプで約4分間照射し、透明粘着シートを得た。下記方法に従い、得られたシートのtanδ、貯蔵弾性率、酸価を測定した。測定結果を表1に示す。
貯蔵弾性率及びtanδ(損失正接)(動的粘弾性特性)の測定方法
(サンプルの作成) 上記方法で作成した透明粘着シートから剥離フィルムを除去し、16枚積層した約3mm厚のシートを7.9mmφの抜き刃で打ち抜いて、円柱状のサンプルを得た。
(測定) 動的粘弾性特性は、Rheometric Scientific社製Advanced Rheometric Expansion System (ARES)を用いた。サンプル固定用治具は、7.9mmφのパラレルプレートを用い、上記の方法で作成したサンプルをプレートの間に配し、テンションを調整した。動的粘弾性特性の測定は空気中で行い、せん断モード、周波数1.0Hzおいて、−50〜200℃で昇温速度5℃/分で測定し、25℃における貯蔵弾性率G’(Pa)、及び140℃におけるtanδ(損失正接)を求めた。
酸価の測定方法
使用されるモノマーの仕込み量から計算した。
Figure 2011074308
2.透明粘着シートの評価方法
(1)液晶表示ムラ試験
上で得られた透明粘着シート(175μm厚)を用いて、約8μm厚の黒色印刷で縁取りされたアクリル板(三菱レイヨン製MR−200、サイズは45x65mm、1mm厚)を、市販携帯電話(シャープ製904SH)の全面保護カバーを外した液晶モジュールに圧着した。得られたアクリル板/粘着シート/液晶モジュール積層体をオートクレーブに入れ、40℃、0.5MPaにて15分間の処理を行った。その後携帯電話の電源を入れ白色画面を表示し、ムラを目視で確認したところ、例1の透明粘着シート(貯蔵弾性率:1.9×104 [Pa](25℃)、tanδ:0.33(140℃))、例21の透明粘着シート(貯蔵弾性率:4.8×104 [Pa](25℃)、tanδ:0.25(140℃))では全くムラがみられず、例28の透明粘着シート(貯蔵弾性率:2.9×104 [Pa](25℃)、tanδ:0.08(140℃)を用いた場合には、はっきりとムラがみられた。
(2−1)信頼性試験1
評価するシートの剥離フィルムを片面剥がし、ポリカーボネート板(住友化学製CW06、1.2mm厚、55x85mm)にローラーで空気が入らないように貼りつけ、はみ出した部分をカッターで除去した。一方、0.55mm厚フロートガラス(50x80mm)に粘着剤付き偏光板(サンリッツ製)をゴムローラーで同様に貼り付けた。ポリカーボネート板に貼った粘着シートの剥離フィルムを剥がし、粘着面が偏光板に接着するようにゴムローラーを用いて圧着した。得られたポリカーボネート板/粘着シート/偏光板/ガラス積層体をオートクレーブに入れ、40℃、0.5MPaにて30分間の処理を行った。オートクレーブから取り出し室温で12時間放置した後、65℃・90%RHおよび85℃(ドライ)の恒温恒湿器に入れた。1日後に取り出し、積層体における剥がれ及び発泡の有無を目視で確認した。結果を表2に示す。
(2−2)信頼性試験2
例21、22、23及び24の透明粘着シートについては、以下の評価も併せて行った。まず、シートの剥離フィルムを片面剥がし、ポリカーボネート板(住友化学製CW06、1.2mm厚、55x85mm)にローラーで空気が入らないように貼りつけ、はみ出した部分をカッターで除去した。一方、0.55mm厚フロートガラス(50x80mm)にITO付きポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(尾池工業製、テトライトTCF KB500NS3−175)を粘着剤を介しITOが表面側となるようにゴムローラーで同様に貼り付けた。ポリカーボネート板に貼った粘着シートの剥離フィルムを剥がし、粘着面がITOに接着するようにゴムローラーを用いて圧着した。得られたポリカーボネート板/粘着シート/ITO付きPET/ガラス積層体をオートクレーブに入れ、40℃、0.5MPaにて30分間の処理を行った。オートクレーブから取り出し室温で12時間放置した後、65℃・90%RHおよび85℃(ドライ)の恒温恒湿器に入れた。1日後に取り出し、積層体における剥がれ及び発泡の有無を目視で確認した。結果を表2に示す。
表2においては、30μmより大きい気泡が積層体中1〜2個観察された場合を「わずかな発泡」、30μmより大きい気泡が積層体中3個以上観察された場合を「発泡あり」、積層体の端から1mm以下のはがれが観察された場合を「わずかな剥がれ」、積層体の端又は気泡から1mmより大きな剥がれが観察された場合を「剥がれあり」とした。
Figure 2011074308
10,20,30,40 画像表示装置
1 画像表示ユニット
2 積層体
3 透明粘着シート
4 表面保護層
5 連続層
6 光遮蔽層
7 タッチパネル

Claims (8)

  1. 画像表示装置における表面保護層又はタッチパネルと画像表示ユニットの表示面とを貼付する、又は表面保護層とタッチパネルとを貼付する透明粘着シートであって、
    透明粘着シートは、下記(A)、(B)及び(C)を含有するモノマー成分の共重合体を含み、
    (A)アルキル基の炭素数が4〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
    (B)アミド基含有モノマー;
    (C)下記式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステル;
    CH2=C(R)COO−(AO)p−(BO)q−R’・・・(1)
    (ここで、式(1)中、
    Aは(CH2)rCO、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
    Bは(CH2)rCO、CO(CH2)r、CH2CH2、CH2CH(CH3)、CH2CH2CH2CH2からなる群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
    Rは水素又はCH3であり、
    R’は、水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基であり、
    p、q、rはそれぞれ1以上の整数である)
    共重合体は、更に、
    (D−1)モノマー成分(A)、(B)及び(C)の合計量100質量部に対して0.1〜5質量部のアミノ基含有モノマー(ここで、アミノ基含有モノマーはモノマー成分(A)、(B)及び(C)と共重合可能であって、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成する)、又は
    (D−2)前記モノマー成分(A)、(B)及び(C)の合計量100質量部に対して0.01〜1質量部のアミノ基含有アルコキシシラン化合物
    を含み、
    共重合体の酸価が5mgKOH/g以下である、前記透明粘着シート。
  2. 共重合体が、更に、(E)(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルを含み、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルはモノマー成分(A)、(B)及び(C)と共重合可能であって、モノマー成分(A)、(B)及び(C)と共に共重合体を構成する、請求項1記載の透明粘着シート。
  3. 共重合体は、140℃、1.0Hzにおけるtanδが0.13以上であり、且つ25℃、1.0Hzにおける貯蔵弾性率が8.9×104Pa以下である、請求項1又は2記載の透明粘着シート。
  4. (C)成分が、式(1)においてRが水素であり、R’が炭素数1〜12のアルキル基であり、かつ2≦p+q≦10であるポリアルキレングリコールアルキルエーテルアクリレートである、請求項1〜3の何れか1項記載の透明粘着シート。
  5. (D−1)成分が、3級アミノ基含有モノマーである、請求項1〜4の何れか1項記載の透明粘着シート。
  6. (D−2)成分が、下記一般式(2)
    (R1O)n2 3-nSi−X−NR34・・・(2)
    (ここで、R1はアルキル基を示し、R2は水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基を示し、R3、R4はそれぞれ独立に水素、置換されていてもよいアルキル基、アラルキル基若しくはアリール基、又は(R5O)m6 3-mSi−Y−を示し、R3及びR4は環を形成していてもよい。nは2又は3である。Xは2価の連結基を示す。また、R5はアルキル基を、R6は水素、又は置換されていてもよいアルキル基若しくはアリール基を示す。mは2又は3であり、Yは2価の連結基を示す。)
    である、請求項1〜4の何れか1項記載の透明粘着シート。
  7. 画像表示ユニット、請求項1〜6の何れか1項記載の透明粘着シート、及び表面保護層を含む、画像表示装置。
  8. 表面保護層がポリカーボネート層を含むシートである、請求項7記載の画像表示装置。
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