JP2011071154A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱性に優れ、高周波高出力で使用可能な、化合物半導体高電子移動度トランジスタを提供する。
【解決手段】支持基板20の第1の主表面20a上に、チャネル層40及びバリア層50が積層されて構成される、化合物半導体高電子移動度トランジスタであって、ソース電極62が形成された領域を含む、支持基板の領域部分が金属部22であり、ドレイン電極64が形成された領域を含む、支持基板の他の領域部分がシリコン部24で構成される。
【選択図】図1
【解決手段】支持基板20の第1の主表面20a上に、チャネル層40及びバリア層50が積層されて構成される、化合物半導体高電子移動度トランジスタであって、ソース電極62が形成された領域を含む、支持基板の領域部分が金属部22であり、ドレイン電極64が形成された領域を含む、支持基板の他の領域部分がシリコン部24で構成される。
【選択図】図1
Description
この発明は、半導体装置、特に、化合物半導体高電子移動度トランジスタ及びその製造方法に関するものである。
図13を参照して、ヘテロ接合型電界効果トランジスタについて説明する。図13は、ヘテロ接合型電界効果トランジスタを説明するための概略図であって、主要部の切断端面を示している。
ヘテロ接合型電界効果トランジスタ110は、支持基板120上に、バッファ層130、電子走行(チャネル)層140であるGaN層と、電子供給(バリア)層150であるAlGaN層とが順次に積層されて構成されている。ヘテロ接合型電界効果トランジスタ110は、電子供給層150であるAlGaN層と、電子走行層140であるGaN層のヘテロ構造を有している。電子走行層140と電子供給層150の境界面であるヘテロ界面142に形成される2次元電子ガス(2DEG)が高濃度であり、及び、電子移動度も高いので、ヘテロ接合型電界効果トランジスタは、高電子移動度トランジスタとして良好な特性を示す。以下、AlGaN/GaNヘテロ構造を有するヘテロ接合型電界効果トランジスタである高電子移動度トランジスタを、GaN−HEMT(High Electron Mobility Transistor)と称することもある。
電子供給層150の上側表面152上には、オーミック接合で形成されたソース電極162及びドレイン電極164と、ショットキー接合で形成されたゲート電極160とが設けられている。また、電子供給層150の上側表面152上には、表面保護膜170及び172が形成されている。
窒化ガリウム(GaN)の単結晶基板は、高価であり、また、基板サイズも小さいものしか入手できない。このため、GaN系の半導体装置を製造するにあたっては、通常、支持基板120として、他の材質で形成された異種材料基板を用いて、この異種材料基板上にGaNなどの窒化物半導体薄膜を成長させる。異種材料基板として、例えば、シリコン(Si)基板、シリコンカーバイド(SiC)基板、サファイア基板などが用いられる。
GaN−HEMTを動作させると、ドレイン−ゲート間(図13中、Iで示す。)の箇所で、発熱することが知られている。特に、GaN−HEMTを高周波大電力動作させると、発熱により、GaN−HEMTの温度は、200℃付近もしくはそれ以上の温度にまで上昇し、動作性能の低下をもたらすことがある。
図14を参照して、発熱による動作性能の低下について説明する。図14(A)及び(B)は、GaN−HEMTの、発熱による動作性能の低下について説明するための図である。図14(A)は、発熱がなく、GaN−HEMTが理想的に動作している場合を示している。図14(B)は、発熱があり、GaN−HEMTの動作性能が低下している場合を示している。図14(A)及び(B)は、横軸にドレイン電圧Vd[V]を取って示し、縦軸にドレイン電流Id[A]を取って示している。
GaN−HEMTが理想的に動作している場合、図14(A)に示される、例えばゲート電圧Vgが2[V]における特性をみると、ピンチオフ状態が明瞭に現れており(図14(A)中、Iで示す部分)、飽和領域(図14(A)中、IIで示す部分)でドレイン電流Idが一定になっている。
一方、発熱により動作性能が低下している場合は、図14(B)に示すように、飽和領域(図14(B)中、IIIで示す部分)で、ドレイン電流Idが減少する。この理由について説明する。
GaN−HEMTの性能指数の1つである電子移動度μ[cm2/V・s]は、温度T[K]の3/2乗に反比例する。すなわち、電子移動度μと温度Tには、μ∝1/T3/2の関係がある。例えば、温度Tが300Kのときに、電子移動度μが1000[cm2/V・s]であるGaN−HEMTについて、動作時の温度Tが500Kになると、電子移動度μは、約465[cm2/V・s]となる。すなわち、動作時の温度Tが500Kになると、電子移動度μは、温度Tが300Kの場合に比べて半分以下となる。このため、GaN−HEMTの放熱性が悪い場合、電子移動度μの低下が、ドレイン電流Idの減少をもたらす。従って、特に高出力用途で使用されるGaN−HEMTには、優れた放熱性が望まれる。
SiC基板やサファイア基板に対し、Si基板は、直径300mmの大口径基板の入手が可能であるなど、コストの低減化が見込まれ、また、Si基板上への結晶成長技術も大幅に向上してきている。しかしながら、支持基板としてSi基板を備えるGaN−HEMTは、放熱性が悪く、動作時に温度が200℃程度もしくはそれ以上に上昇することがあるので、動作性能が劣化する。
放熱性を考えると、支持基板として、熱伝導率がSi基板の3倍程度であるSiC基板が好ましい。しかし、SiC基板の入手コストは、Si基板の50倍以上と高く、また、大口径化が困難であるため、量産化によるコストダウンも難しい。一方、サファイア基板は、SiC基板に比べて安価であるが、Si基板に比べると、入手コストは2倍以上である。また、熱伝導率がSi基板の0.2倍程度と放熱性で劣る。
また、放熱性の高さから、支持基体としての窒化アルミニウム(AlN)上に、AlGaN/GaNのヘテロ構造を形成する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、支持基体としてのAlNは、SiC基板と同様、コストが高く、大口径化の技術は未熟である。このため、支持基体としてAlNを有するGaN−HEMTの実用化には、至っていない。
そこで、この出願に係る発明者らが鋭意研究を行ったところ、支持基板の一部の領域部分を、めっきされた金属部とし、他の部分をシリコン部とすることで、放熱性に優れた支持基板を、安価で容易に形成できることを見出した。
例えば、シリコン(Si)の熱伝導率が約1.5[W/cm・K]であるのに対し、熱伝導性の良い金属として、例えば、銅(Cu)を挙げると、その熱伝導率は、約4.0[W/cm・K]である。従って、支持基板をシリコン部と金属部とで構成することにより、支持基板全体をシリコンで構成するのに比べて、放熱性に優れる支持基板を得ることができる。
なお、支持基板全体を熱伝導性の良い金属で形成すると、放熱性がより優れたものになるが、ドレイン電流Idに支持基板内を流れる成分が存在することによるピンチオフ特性の劣化など、性能劣化の要因となりうる。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、放熱性に優れる、化合物半導体高電子移動度トランジスタとその製造方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の半導体装置は、支持基板の第1の主表面上に、チャネル層及びバリア層が積層されて構成される、化合物半導体高電子移動度トランジスタであって、ソース電極が形成された領域を含む、支持基板の領域部分が金属部であり、ドレイン電極が形成された領域を含む、支持基板の他の領域部分がシリコン部で構成される。
また、この発明の半導体装置の製造方法は、以下の工程を備えている。先ず、シリコン基板の第1の主表面上に、バッファ層、チャネル層及びバリア層を順次に積層した後、バリア層上に、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成して、化合物半導体高電子移動度トランジスタを構成する。次に、ソース電極が形成された領域を含む、シリコン基板の領域部分を除去し、かつ、ドレイン電極が形成された領域を含む、シリコン基板の他の領域部分を残存させる。次に、シリコン基板の領域部分が除去された領域に、電界メッキにより金属部を形成する。
この発明の半導体装置によれば、支持基板が、シリコン部と、熱伝導率の大きい金属部で構成されるので、支持基板としてシリコン基板を用いる場合に比べて、放熱性に優れる。また、金属部は、ソース電極が形成された領域に設けられ、シリコン部は、ドレイン電極が形成された領域に設けられる。このため、ドレイン電流に支持基板内を流れる電流成分がなくなり、良好なピンチオフ特性が得られる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(半導体装置の構造)
図1を参照して、この発明の半導体装置について説明する。図1は、半導体装置を説明するための概略図であって、主要部の切断端面を示している。
図1を参照して、この発明の半導体装置について説明する。図1は、半導体装置を説明するための概略図であって、主要部の切断端面を示している。
この発明の半導体装置の実施形態によれば、半導体装置10は、支持基板20の第1の主表面20a上に、バッファ層30と、電子走行(チャネル)層40であるGaN層と、電子供給(バリア)層50であるAlGaN層とが順次に積層されて構成されている。この半導体装置10は、電子供給層50であるAlGaN層と、電子走行層40であるGaN層のヘテロ構造を有している。電子走行層40と電子供給層50の境界面であるヘテロ界面42に形成される2次元電子ガス(2DEG)が高濃度であり、及び、電子移動度μも高いので、高電子移動度トランジスタとして良好な特性を示す。以下、AlGaN/GaNヘテロ構造を有するヘテロ接合型電界効果トランジスタである半導体装置10を、GaN−HEMTと称することもある。
電子供給層50上には、オーミック接合で形成されたソース電極62及びドレイン電極64と、ショットキー接合で形成されたゲート電極60とが設けられている。電子供給層50の上側表面52上には、表面保護膜70及び72が形成されている。
ソース電極62が形成された領域を含む、支持基板20の領域部分が金属部22で構成される。また、ドレイン電極64が形成された領域を含む、支持基板20の他の領域部分がシリコン部24で構成される。
シリコン(Si)の熱伝導率は、1.5[W/cm・K]であり、金属部22を銅(Cu)めっきにより形成する場合、金属部22の熱伝導率は、4.0[W/cm・K]である。図2を参照して、金属部22の大きさと、放熱性の関係について説明する。図2は、金属部22の大きさと、放熱性の関係について説明するための模式図である。
図2(A)は、1組のゲート電極60、ソース電極62及びドレイン電極64を有するGaN−HEMT10の、主要部の切断端面を示している。支持基板20は、二分されていて、一方が銅めっきにより形成された金属部22であり、他方がシリコン部24である。金属部22は、ソース電極62側に設けられていて、シリコン部24は、ドレイン電極64側に設けられている。ソース電極62側の端面22aを基準に取り、ソース電極62側の端面22aから、金属部22とシリコン部24の境界までの距離をxとする。なお、金属部22の大きさは、この距離xに対応して定まる。また、GaN−HEMT10の、ソース電極62側の端面22aから、ドレイン電極64側の端面24aまでの距離をLとする。
図2(B)は、横軸に金属部22の大きさとして、ソース電極62側の端面22aから、金属部22とシリコン部24の境界までの距離xを取って示し、縦軸に熱伝導率を取って示している。
銅めっきで形成された金属部22が大きいほど、すなわち、ソース電極62側の端面22aから金属部22とシリコン部24の境界までの距離xが大きいほど、支持基板20の熱伝導率は高くなる。x=0の場合、すなわち、支持基板20が全てシリコン部であって、金属部を有しない場合は、支持基板20の熱伝導率は、シリコンの熱伝導率(1.5[W/cm・K])に等しくなる。また、x=Lの場合、すなわち、支持基板20が全て金属部であって、シリコン部を有しない場合は、支持基板20の熱伝導率は銅の熱伝導率(4.0[W/cm・K])に等しくなる。
GaN−HEMTの放熱性を最大限に向上させるためには、支持基板20を全て金属部として、シリコン部を備えない構成にするのが良い。しかし、支持基板20を全て金属部とすると、良好な動作特性を示さない。図3は、支持基板を全て金属部とした場合の動作特性を示す図である。図3は、横軸にドレイン電圧Vd[A]を取って示し、縦軸に、ドレイン電流Id[A]を取って示している。図3に示されるように、支持基板20を全て金属部とすると、良好なピンチオフ特性が得られない。
この理由について、図4を参照して説明する。図4は、支持基板21が全て金属部で構成されるGaN−HEMT11の、ソース−ドレイン間の電流成分について説明するための模式図である。支持基板21が全て金属部で構成される場合、ドレイン電流Idに、チャネル層40であるGaN層を流れる通常の電流成分(図4中、矢印Iで示す。)だけでなく、金属部で構成された支持基板21を流れる電流成分(図4中、矢印IIで示す。)が存在してしまう。この場合、ゲート制御によらず、ソース−ドレイン間を流れる電流成分(II)が存在することになる。この電流成分(II)の大きさは、ソース−ドレイン間の電位差により定まる。従って、良好なピンチオフ特性が得られない。
また、支持基板21を全て金属部とすると、金属部で構成された支持基板21とドレイン電極64の間で、絶縁破壊が起こる場合がある。図5は、支持基板とドレイン電極の間で起こる絶縁破壊について説明するための模式図である。
金属部で構成された支持基板21とドレイン電極64の間隔が小さくなると、ゲート電極60とドレイン電極64の間隔で定まる耐圧よりも低い電圧で、支持基板21とドレイン電極64の間で絶縁破壊(図5中、Iで示す。)が起こりうる。GaNの絶縁破壊電界は、3.3MV/cmなので、例えば、チャネル層40であるGaN層の厚みが3μmであるならば、ドレイン電極64の電位が990Vより大きくなると、GaN層の絶縁破壊電界を超えてしまう。
なお、高出力デバイスとして、GaN−HEMTを使用する場合、600V以上の耐圧が求められるが、さまざまな要因により、支持基板21とドレイン電極64の間の耐圧が低下し、600V以下の電圧でも、支持基板21とドレイン電極64の間で絶縁破壊が起こってしまうこともある。
図6を参照して、絶縁破壊を防ぐための、設計手法について説明する。図6は、絶縁破壊を防ぐための、設計手法を説明するための模式図である。
この絶縁破壊を防ぐために、ドレイン電極64と金属部22との間の距離r1を、ドレイン電極64とゲート電極60の間の距離rgdよりも大きくするのが良い。このように設計すると、ドレイン電極64と金属部22の間に生じる電界は、ドレイン電極64とゲート電極60の間に生じる電界よりも小さくなるので、金属部22とドレイン電極64の間での絶縁破壊の抑制に効果的である。
なお、所望の耐圧が得られるのであれば、ドレイン電極64と金属部22との間の距離r1を、ドレイン電極64とゲート電極60の間の距離rgdより小さくしても良い。
また、マイクロ波などの高周波でGaN−HEMTを動作させる場合は、ゲート電極60と金属部22の間に発生するキャパシタンス(ゲート−支持基板間容量)Cgsにより、性能が劣化する場合がある。図7は、ゲート電極60と金属部22の間に発生するキャパシタンスCgsを示している。
マイクロ波などの高周波帯でGaN−HEMTを動作させる際の、GaN−HEMTの性能を示す指数の1つである遮断周波数fT[Hz]は、ゲート電極60と金属部22との間に発生するキャパシタンス(Cgs)に反比例する。すなわち、遮断周波数fTとキャパシタンスCgsには、fT=gm/(2π・Cgs)の関係がある。ここで、gmは、相互コンダクタンスを示す。図8を参照して、ゲート−支持基板間容量Cgsと遮断周波数fTの関係について説明する。図8は、キャパシタンスCgsと遮断周波数fTの関係を示す図である。図8では、横軸に、キャパシタンスCgs[F]を取って示し、縦軸に、遮断周波数fT[Hz]を取って示している。
図8に示すように、キャパシタンスCgsが増加すると、遮断周波数fTが減少してしまう。また、ゲート電極60−金属部22間のキャパシタンスCgsは、ゲート電極60と金属部22間の距離r2に反比例するので、距離r2が小さいほど、キャパシタンスCgsが増加し、遮断周波数fTの減少につながる。
図9を参照して、遮断周波数fTの低下を防ぐための、設計手法について説明する。図9は、遮断周波数fTの低下を防ぐための、設計手法を説明するための模式図である。
遮断周波数fTの低下を抑制するには、ゲート電極60と金属部22との間の距離r2を、ソース電極62とゲート電極60の間の距離rgsよりも大きくするのが良い。このように設計すると、ゲート電極60と金属部22の間に生じるキャパシタンスCgsは、ソース電極62とゲート電極60の間に生じるキャパシタンスよりも小さくなる。従って、遮断周波数fTの低下の抑制に効果的である。
なお、マイクロ波帯よりも低い周波数帯域で使用する場合など、遮断周波数fTの低下の影響が小さい場合には、ゲート電極60と金属部22との間の距離r2を、ソース電極62とゲート電極60の間の距離rgsより小さくしても良い。
図10を参照して、金属部の大きさと、放熱性の関係について説明する。
図10(A)は、図2(A)と同様に、1組のゲート電極60、ソース電極62及びドレイン電極64を有するGaN−HEMT10の、主要部の切断端面を示している。図10(B)は、横軸に金属部22の大きさとして、ソース電極62側の端面22aから、金属部22とシリコン部24の境界までの距離xを取って示し、縦軸に熱伝導率を取って示している。
熱伝導率の観点からは、金属部22は大きければ良く、支持基板全体を金属部とするのが良い。一方、遮断周波数や絶縁破壊耐圧の低下を防ぐ観点からは、ゲート電極60やドレイン電極64と、金属部22との間の距離は大きい方が良い。すなわち、金属部22は小さい方が良い。そこで、金属部22の大きさは、熱伝導率と、素子性能とのトレードオフにより定められる。
ドレイン電極64が形成された領域を含む、支持基板20の領域部分をシリコン部24とし、それ以外の領域部分を金属部22とすると、ピンチオフ特性の劣化を抑制できる。また、金属部22とドレイン電極64の距離r1を、ゲート−ドレイン電極間距離rgdよりも大きくする(図10中、I(r1>rgd)で示す)と、絶縁破壊耐圧の低下を抑制することができ、600V以上の電圧がドレイン電極64に印加されるような高出力用途でも、素子破壊を抑えることができる。
また、金属部22とゲート電極60の距離r2を、ゲート−ソース電極間距離rgsよりも大きくする(図10中、II(r2>rgs)で示す)と、遮断周波数fTの低下を抑制することができ、マイクロ波帯で用いられる高周波デバイスとして使用することができる。
このように、ゲート電極60と金属部22の間の距離r2を、ゲート電極60とソース電極62の距離rgsよりも大きくすると、高周波高出力デバイスとしての使用に適する。また、ドレイン電極64と金属部22の間の距離r1を、ゲート電極60とドレイン電極64の距離よりも大きくすると、放熱性により優れ、高出力デバイスとしての使用に適する。
なお、上述の実施形態では、1組のゲート電極60、ソース電極62及びドレイン電極64を有するGaN−HEMT10について説明したが、櫛型のデバイスに適用することもできる。
図11は、この発明の支持基板の構成を、櫛型デバイスに適用した例を示す図である。図11(A)は、櫛型デバイスの平面図である。また、図11(B)は、図11(A)のA−A´線に沿って切った面を示している。
支持基板26上に、バッファ層31、チャネル層41及びバリア層51が順次に設けられ、バリア層51上に、櫛型のゲート電極61と、ゲート電極61を挟む位置に、ソース電極63及びドレイン電極65が形成されている。また、バリア層51上には、表面保護膜71が設けられている。
ここでは、支持基板26の、ソース電極63が形成された領域部分を金属部23として、それ以外の領域部分を、シリコン部25としている。この支持基板26以外の構成要素については、任意好適な従来周知の構造にすることができるので、ここでは、詳細な説明を省略する。
また、支持基板26の裏面側には接地電極66が設けられているが、この接地電極66は、金属部23と一体に形成することができる。
(半導体装置の製造方法)
図12を参照して、この実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。図12(A)〜(D)は、半導体装置として、GaN−HEMTの製造方法を説明するための工程図であって、それぞれの製造工程段階で得られた構造体の主要部の断面の切り口を示している。
図12を参照して、この実施の形態の半導体装置の製造方法について説明する。図12(A)〜(D)は、半導体装置として、GaN−HEMTの製造方法を説明するための工程図であって、それぞれの製造工程段階で得られた構造体の主要部の断面の切り口を示している。
先ず、シリコン基板120を用意する。シリコン基板120の第1の主表面120a上に、バッファ層30、チャネル層40及びバリア層50を順次にエピタキシャル成長させる。次に、バリア層50の上側表面52上に表面保護膜70を堆積する。表面保護膜70は、例えば、任意好適な条件の、公知のプラズマ化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法により、シリコン窒化(Si3N4)膜を約100nm厚で堆積することにより形成される。次に、表面保護膜70に対して任意好適な周知のフォトリソグラフィ及びドライエッチングを行って、オーミック電極用開口部を形成し、オーミック電極用開口部内に露出しているバリア層50の上側表面52の部分上に、ソース電極62及びドレイン電極64としてオーミック電極を形成する。
次に、ソース電極62及びドレイン電極64を覆う表面保護膜72を形成する。次に、表面保護膜70及び72に対して、任意好適な周知のフォトリソグラフィ及びドライエッチングを行って、ゲート電極用開口部を形成し、ゲート電極用開口部内に露出しているバリア層50の上側表面52の部分上に、ゲート電極60としてショットキー電極を形成する(図12(A))。
以上の工程により、支持基板としてシリコン基板を有するGaN−HEMT10が形成される。以上の工程は、任意好適な従来周知の方法で行えば良い。
次に、シリコン基板120の第2の主表面120b上に、従来周知のフォトリソグラフィを行って、レジストパターン90を形成する。このレジストパターン90は、ドレイン電極64が形成された、シリコン基板120の領域を覆い、ソース電極62が形成された、シリコン基板の120の領域を露出する(図12(B))。
次に、レジストパターン90をマスクとした、エッチングを行い、ソース電極62が形成された領域のシリコン基板の部分を除去し、ドレイン電極64が形成された領域のシリコン基板の部分をシリコン部24として残存させる。このシリコン基板の除去は、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより行われる。六フッ化硫黄(SF6)などのフッ素系ガスのドライエッチングは、シリコン(Si)と窒化ガリウム(GaN)で選択比が非常に大きいので、チャネル層を構成するGaNをほとんどエッチングしない。このため、Siだけを選択的に取り除くことができる(図12(C))。
次に、従来の電界めっき処理を行い、シリコン基板を除去した部分に、銅めっきによる金属部22を生成する(図12(D))。その後、レジストパターン90を除去する。
このようにして、図1を参照して説明した、GaN−HEMT10が形成される。なお、金属部22は、ソース電極が形成された領域を含む、領域部分に形成され、シリコン部24は、ドレイン電極が形成された領域を含む、領域部分に形成されていれば良く、金属部22及びシリコン部24の大きさ、すなわち、金属部22とシリコン部24の境界面の位置は、設計に応じて定められる。
高周波高出力デバイスとして用いられるときは、ゲート電極60と金属部22の間の距離r2を、ゲート電極60とソース電極62の距離rgsよりも大きくし、高出力デバイスとして用いられるときは、ドレイン電極64と金属部22の間の距離r1を、ゲート電極60とドレイン電極64の距離よりも大きくすればよい。
10、11、110 半導体装置(GaN−HEMT)
20、21、26、120 支持基板
22、23 金属部
24、25 シリコン部
30、31、130 バッファ層
40、41、140 電子走行(チャネル)層
50、51、150 電子供給(バリア)層
60、61、160 ゲート電極
62、63、162 ソース電極
64、65、164 ドレイン電極
66 接地電極
70、71、72、170、172 表面保護膜
90 レジストパターン
110 ヘテロ接合型電界効果トランジスタ(GaN−HEMT)
20、21、26、120 支持基板
22、23 金属部
24、25 シリコン部
30、31、130 バッファ層
40、41、140 電子走行(チャネル)層
50、51、150 電子供給(バリア)層
60、61、160 ゲート電極
62、63、162 ソース電極
64、65、164 ドレイン電極
66 接地電極
70、71、72、170、172 表面保護膜
90 レジストパターン
110 ヘテロ接合型電界効果トランジスタ(GaN−HEMT)
Claims (6)
- 支持基板の第1の主表面上に、チャネル層及びバリア層が積層されて構成される、化合物半導体高電子移動度トランジスタであって、
ソース電極が形成された領域を含む、前記支持基板の領域部分が金属部であり、
ドレイン電極が形成された領域を含む、前記支持基板の他の領域部分がシリコン部である
ことを特徴とする半導体装置。 - 前記ドレイン電極と前記金属部の間の距離が、ゲート電極と前記ドレイン電極の間の距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - ゲート電極と前記金属部の間の距離が、前記ゲート電極と前記ソース電極の間の距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - シリコン基板の第1の主表面上に、バッファ層、チャネル層及びバリア層を順次に積層した後、前記バリア層上に、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成して、化合物半導体高電子移動度トランジスタを構成する工程と、
前記ソース電極が形成された領域を含む、前記シリコン基板の領域部分を除去し、及び、前記ドレイン電極が形成された領域を含む、前記シリコン基板の他の領域部分を残存させる工程と、
前記シリコン基板の領域部分が除去された領域に、電界めっきにより金属部を形成する工程と
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ドレイン電極と前記金属部の間の距離が、前記ゲート電極と前記ドレイン電極の間の距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記ゲート電極と前記金属部の間の距離が、前記ゲート電極と前記ソース電極の間の距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2009218511A JP2011071154A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 半導体装置及びその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114388450A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-04-22 | 上海燧原科技有限公司 | 一种集成电路器件结构和集成芯片 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04219937A (ja) * | 1990-03-09 | 1992-08-11 | Thomson Composants Microondes | パワー半導体素子 |
JP2007059595A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Toshiba Corp | 窒化物半導体素子 |
JP2008078486A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体素子 |
-
2009
- 2009-09-24 JP JP2009218511A patent/JP2011071154A/ja active Pending
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