JP2011058340A - 仮設式ベッドルームとその連設構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】災害時の避難所等において、就寝や着替え等に適したプライベート空間を迅速に構築できに、構造的に極めて簡素で組立・解体が容易であり、解体状態での嵩が低く保管時や運搬時の省スペースを図り得る仮設式ベッドルームを提供する。
【解決手段】ルーム四隅の柱材11の上端部間及び下端部間に梁材12A,12Bが架設された横長直方体形状のルーム骨格1と、ルーム骨格1に套嵌するフード2と、床パネル3とを備える。フード2は、伸縮可能な筒袋状のフード本体21と、四隅に梁挿通孔22を有する後面材23と、止着手段25とを備え、後面材23の各梁挿通孔22にルーム骨格1の各梁材12Aを挿通して、止着手段25によってルーム骨格1の後端側に止着した状態で、フード本体21をルーム骨格1に伸縮自在に套嵌する。床パネル3は、フード2の内側でルーム骨格1の下部の梁材12Aに支承される。
【選択図】図1
【解決手段】ルーム四隅の柱材11の上端部間及び下端部間に梁材12A,12Bが架設された横長直方体形状のルーム骨格1と、ルーム骨格1に套嵌するフード2と、床パネル3とを備える。フード2は、伸縮可能な筒袋状のフード本体21と、四隅に梁挿通孔22を有する後面材23と、止着手段25とを備え、後面材23の各梁挿通孔22にルーム骨格1の各梁材12Aを挿通して、止着手段25によってルーム骨格1の後端側に止着した状態で、フード本体21をルーム骨格1に伸縮自在に套嵌する。床パネル3は、フード2の内側でルーム骨格1の下部の梁材12Aに支承される。
【選択図】図1
Description
この発明は、災害時の一時的避難、応急的事情による短期滞在、山野の如き特殊環境での一時的滞在等に使用する仮設式ベッドルームと、その複数基の連設構造に関する。
我が国における自然災害の被災地では、一般的に避難所として学校の体育館や公民館等の広いフロアを有する公的施設が多用されるが、地震や火山噴火等の大規模な自然災害になると、数カ月を越えるような長期間の避難生活を強いられることも珍しくない。その間、避難住民は、互いに顔を突き合わせてプライバシーのない状態が続くため、大きなストレスを受けて精神的に参ってしまったり、不眠症に陥ったりすることが多々ある。
このような避難所生活でのストレスを緩和するには、特に就寝や着替え等で人目を遮断できるプライベート空間を確保する必要があるが、衝立や段ボール等の有り合わせの材料でフロアを家族単位等に仕切っても開けっ広げの状況は変わらない。また、仕切りにカーテンを用いるにしても、それを吊るす針金やロープを広いフロア空間に縦横に張り巡らす必要があり、その配線と支えの構築に多大な労力と時間を要するために実際には非常に難しい。更に,キャンピング用のテントは、元来より地面に設営するための構造を持つため、公園や空き地等の屋外にはよいが、避難所のフロアでの使用には無理がある。
従来より自然災害が発生する都度、マスコミによってプライバシーのない避難所暮らしの苦労が取り沙汰されるが、それに対して何ら有効な対策が講じられないままに今日に至っている。この発明は、係る状況に鑑み、災害時の避難所等において、就寝や着替え等に適したプライベート空間を迅速に構築できると共に、構造的に極めて簡素で組立・解体が容易であり、また解体状態での嵩が低く保管時や運搬時の省スペースを図り得る仮設式ベッドルームを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る仮設式ベッドルームは、横長直方体形状のルーム骨格と、このルーム骨格に対して長手方向に套嵌するフードと、床パネルとを備え、前記ルーム骨格はルーム四隅の柱材の上端部間及び下端部間に梁材が架設されてなり、前記フードは、伸縮可能な筒袋状のフード本体と、該フード本体の後端に取り付けられて四隅に梁挿通孔を有する後面材と、ルーム骨格の後端側に対する止着手段とを備え、該フードが、後面材の各梁挿通孔にルーム骨格の長手方向に沿う各梁材を挿通して、且つ止着手段によってルーム骨格の後端側に止着した状態で、フード本体をルーム骨格に伸縮自在に套嵌すると共に、前記床パネルが該フードの内側でルーム骨格の下部の梁材に支承されるように構成されてなる。
請求項2の発明は、上記請求項1の仮設式ベッドルームにおいて、ルーム骨格の柱材及び梁材がパイプ材からなるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の仮設式ベッドルームにおいて、フードのフード本体が蛇腹状をなすものとしている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかの仮設式ベッドルームにおいて、フードの後面材がパネル材にて構成されてなるものとしている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかの仮設式ベッドルームにおいて、フードのフード本体の前端に出入口枠が取り付けられてなるものとしている。
請求項6の発明は、上記請求項5の仮設式ベッドルームにおいて、出入口枠に開閉可能な出入口遮蔽シートが設けられてなる構成としている。
請求項7の発明に係る仮設式ベッドルームの連設構造は、上記請求項1〜6のいずれかの仮設式ベッドルームを1ユニットとして、上下又は/及び左右に連設するユニット同士がフードの外側に露呈したルーム骨格の前後両端部で相互に連結されてなるものとしている。
請求項1の発明に係る仮設式ベッドルームによれば、四隅の柱材と梁材とを連結して横長直方体形状のルーム骨格を形成すると共に、フードの後面材の各梁挿通孔にルーム骨格の長手方向に沿う各梁材を挿通し、当該ルーム骨格の後端側に止着した状態でフード本体をルーム骨格に套嵌する一方、床パネルを該フードの内側でルーム骨格の下部の梁材に支承することにより、内部がプライベート空間として周囲から遮断された個室を簡単に且つ迅速に構築できる。従って、例えば自然災害の被災地における避難所に該仮設式ベッドルームを設置すれば、これを利用して避難者が人目を気にせずに就寝や着替え等を行えるから、避難生活のストレス緩和に大きく貢献できる。また、宿泊室のない場所で応急的事情によって泊まり込んだり、山野の如き特殊環境での一時的滞在を要する場合等でも、この仮設式ベッドルームを利用すれば、無理なく就寝を取ることができる。
更に、この仮設式ベッドルームは、ルーム骨格とフードと床パネルとで構成されて構造的に極めて簡素であり、安価に製作できる上、容易に組立・解体を行える。そして、ルーム骨格は柱材と梁材とに分解できると共に、フードも筒袋状のフード本体を後面材側に引き付けて前後長さを著しく減じた収縮状態にできるから、解体状態での嵩が低く、狭い場所でも多数基を保管できる上、運搬も容易になり、例えば災害が発生した際にトラック等に多数基を積み込んで災害地へ迅速に搬送できる。
請求項2の発明によれば、ルーム骨格の柱材及び梁材がパイプ材からなるため、軽量で高強度のルーム骨格を低コストで構築できると共に、一般的なパイプ継手を利用して相互の端部を容易に連結・分離できる。
請求項3の発明によれば、フードのフード本体が蛇腹状をなすから、ルーム骨格に套嵌した状態でスムーズに伸縮操作できる上、伸長状態及び収縮状態での外観がすっきりして見栄えがよい。
請求項4の発明によれば、フードの後面材がパネル材にて構成されているから、該後面材に内部の使用者が壁として凭れ得る強度を持たせることができると共に、該フードの後面側が整った外観になる。
請求項5の発明によれば、フード本体の前端に設けた出入口枠により、出入口周囲が変形しないがっしりとした構造になって出入りし易い。
請求項6の発明によれば、上記の出入口枠に開閉可能な出入口遮蔽シートが設けてあるから、着替え時等の必要に応じて出入口を遮断して内部を完全なプライペート空間にすることができる。
請求項7の発明によれば、上下又は/及び左右に連設する仮設式ベッドルームのユニット同士が、フードの外側に露呈したルーム骨格の前後両端部で相互に連結されるから、連結の作業性がよい上、連設状態での外観体裁も非常に良好となる。
図1及び図2で示す仮設式ベッドルームは、その二つのユニットU1,U2が上下二段に配置している。そして、両ユニットU1,U2は、基本的に、鋼管の如きパイプ材にて構築された横長直方体形状のルーム骨格1と、このルーム骨格1に対して長手方向に套嵌するフード2と、床パネル3とで構成されている。
ルーム骨格1は、その長手方向一端側を前として、前後左右のルーム四隅に配置する4本の柱材11、前後の柱材11の上端部間及び下端部間に架設された前後方向に沿う長い4本の梁材12A、前後両側において左右の柱材11の上端部間及び下端部間に架設された左右方向に沿う短い4本の梁材12B、これら柱材11と梁材12A,12Bとの連結部に介在する3方〜5方管継手13A〜13Cよりなる。そして、柱材11と短い梁材12Bは略同長に設定されており、これによってルーム骨格1の前後端が正方形の枠型をなしている。
上下のユニットU1,U2のルーム骨格1,1同士は、ルーム四隅における上下の柱材11,11間に、前部左右では上側の5方管継手13Cと下側の4方管継手13Bを介して、後部左右では上下両側の4方管継手13B,13Bを介して、それぞれ接続短管14を同軸状に連結することにより、所要の上下間隔を持つ形で連結一体化されている。また、下側ユニットU2のルーム骨格1は、ルーム四隅の各柱材11の直下に4方管継手13Bを介して連結したアジャスター15により、個別に高さ調整可能に接地している。
上側ユニットU1におけるルーム骨格1の前端下部には、左右の各梁材12Aと同軸に前方へ突出する支持短管16,16が各々5方管継手13Cを介して連結され、これら支持短管16,16の先端間に左右方向の梁材12Cを架設することにより、平面視コ字形のフロントステップ受け枠17を構成している。一方、下側ユニットU2におけるルーム骨格1の前端左側には、上側ユニットU1に対する昇り降り用の4段踏み板型のサイドステップ4が取り付けられている。
フード2は、図3でも示すように、伸縮可能な四角い筒袋状のフード本体21と、該フード本体21の後端に固着されて四隅に梁挿通孔22を有する正方形の板体からなる後面材23と、該フード本体21の前端に固着された正方形の出入口枠24と、止着手段として後面材23及び出入口枠24の左右側面部の各上下2カ所に取り付けた巻留め帯片25とで構成されている。そして、フード本体21は、図4で示すように、帆布の如き厚地の布材21aが蛇腹状に癖付けられ、その蛇腹状の各稜部の内側に針金の如き硬質の芯線21bが縫い込まれている。また、各巻留め帯片25も帆布の如き厚地の布材からなり、その基端部と先端部とに相互に嵌着するホック25a,25bが縫い付けられている。
このようなフード2をルーム骨格1に取り付けるには、柱材11と梁材12A,12Bとを連結して該ルーム骨格1を構築する際、図3で示すフード本体21の収縮状態において、後面材23の各梁挿通孔22に前後方向に沿う各梁材12Aを挿通して、これら4本の梁材12Aの外側にフード本体21を套嵌する。そして、該ルーム骨格1の構築中もしくは構築後に、後端側の各巻留め帯片25を後側左右の柱材21に巻き付けてホック25a,25bを嵌着することにより、後端側を該ルーム骨格1に止着した上で、前端側を前方へ引いてフード本体21を伸長させ、その前端側の各巻留め帯片25を前側左右の柱材21に巻き付けてホック25a,25bを嵌着することにより、後端側も該ルーム骨格1に止着する。
なお、図1の二段設置構造におけるフード本体21は、上側ユニットU2では伸長状態、下側ユニットU1では収縮状態として示している。この図1から明らかなように、ユニットU1,U2のルーム骨格1,1同士は、伸長状態のフード本体21の外側に露呈した前後両端部で相互に連結した形になっている。
床パネル3は、図5でも示すように、厚肉合板からなるパネル本体31の前後二カ所の下面側に、該パネル本体31の幅方向に沿う帯状金属板からなる嵌合金具32がビス33によって固着されている。各嵌合金具32は左右両端部に下向きに湾曲した円弧状の抱持部32aを有しており、ルーム骨格1の下側左右の梁材12A,12A上にパネル本体31を載せ、各嵌合金具32の両側の抱持部32a,32aを材料弾性によって両梁材12A,12Aの外側に強制跨嵌させることにより、当該床パネル3をルーム骨格1に固定できるようになっている。
しかして、上側ユニットU1に用いる床パネル3は、下側ユニットU2に用いるものよりも長く設定されており、図1及び図2で示すように、その長い分だけ前方へ突出した前部3aがフロントステップ受け枠17上に載置されることにより、上側ユニットU1の出入口前のフロントステップ5を構成している。なお、上下の両ユニットU1,U2の床パネル3,3は共に、図示を省略しているが、前部左右の柱材11の位置において当該柱材11を嵌入させる切欠が設けてある。
上記構成の仮設式ベッドルームによれば、四隅の柱材11と梁材12A,12Bとからなる横長直方体形状のルーム骨格1と、このルーム骨格1に套嵌するフード2と、床パネル3により、内部がプライベート空間として周囲から遮断された個室を簡単に且つ迅速に構築できる。従って、例えば自然災害の被災地における避難所に該仮設式ベッドルームを設置すれば、これを利用して避難者が人目を気にせずに就寝や着替え等を行えるから、避難生活のストレス緩和に大きく貢献できる。また、事務所や工場、学校、イベント会場等の宿泊室のない場所で応急的事情によって泊まり込んだり、山野の如き特殊環境での一時的滞在を要する場合等でも、この仮設式ベッドルームを利用すれば、無理なく就寝を取ることができる。
更に、この仮設式ベッドルームは、ルーム骨格1とフード2と床パネル3とで構成されて構造的に極めて簡素であり、安価に製作できる上、容易に組立・解体を行える。そして、ルーム骨格1は柱材11、梁材12A〜12C、管継手13A〜13D、接続短管14等の部材単位に分解できると共に、フード2も筒袋状のフード本体21を後面材23側に引き付けて図3の如く前後長さを著しく減じた収縮状態にでき、解体状態での嵩が非常に低くなるから、狭い場所でも多数基を保管できる上、運搬も容易になる。従って、例えば地方自治体や国指定の拠点等において、この仮設式ベッドルームを解体状態で倉庫等に備蓄しておけば、災害発生時、トラック等に多数基を積み込んで災害地の避難所等に搬送して迅速に対応することが可能であり、また仮設式ベッドルーム自体は繰り返し使用できるので費用負担も少なくて済む。
また、実施形態のように、ルーム骨格1の柱材11や梁材12A〜12Cにパイプ材を用いることにより、軽量で高強度のルーム骨格1を低コストで構築できると共に、管継手13A〜13Dの如き一般的なパイプ継手を利用して相互の端部を容易に連結・分離できるという利点がある。。
フード2のフード本体1については、帆布等よりなる単なる筒袋状に形成してもよいが、実施形態の如く蛇腹状とすれば、ルーム骨格1に套嵌した状態でスムーズに伸縮操作できる上、伸長状態及び収縮状態での外観がすっきりして見栄えがよい。また、該フード2の後面材23についても、フード本体1と同様の帆布等で形成できるが、実施形態の如くパネル材にて構成することにより、内部の使用者が壁として凭れ得る強度を持たせることができると共に、フード2の後面側が整った外観になるという利点がある。更に、実施形態のようにフード本体21の前端に出入口枠24を設けることにより、仮設式ベッドルームの出入口周囲が変形しないがっしりとした構造になるから、使用者が出入りし易くなる。更に、フード2の前端の出入口については、開放式でもよいが、内部を完全なプライペート空間にするために、図6及び図7に例示するように、出入口枠24に開閉可能な出入口遮蔽シート6,7を設けてもよい。
図6に示す出入口遮蔽シート6は、各々外側縁を出入口枠24に固着した帆布等よりなる左右一対の扉シート61,62から構成され、一方の扉シート61の内側縁の上下に設けた止着片61a,61aを圧着ファスナー64aを介して他方の扉シート62の内縁側外面に止着すると共に、両扉シート61,62を上縁部で出入口枠24側の止着片63に止着することにより、出入口を遮蔽できるようになっている。また、他方の扉シート62には窓部65が形成され、出入口の遮蔽状態で該窓部65を通して内外の一方から他方を覗くことができると共に、内側に設けた窓遮断シート66を圧着ファスナー64cを介して止着するすることで該窓部65を内側から遮断できるようにしている。
図7に示す出入口遮蔽シート7は、全周を出入口枠24に固着した一枚物の帆布より構成され、ファスナー71にて開閉する中央の大きなコ字形の開裂部によって出入扉部7aが形成されると共に、やや側方にファスナー72にて開閉する小さなコ字形の開裂部からなる覗き窓部7bが形成されている。
一方、この発明の仮設式ベッドルームは、図示を省略しているが、そのユニットの複数基を横方向(左右方向)にも連設できる。この横方向の連設では、例えば図1及び図2で示すユニットU1,U2の上下二段の連結に用いた接続短管14と、両図のものよりも接続数が一つ多い管継手とを使用し、左右に隣接するユニット同士を各柱材11の上下部で連結一体化すればよい。しかして、このように上下又は/及び左右に連設する仮設式ベッドルームのユニット同士は、フード2の外側に露呈したルーム骨格1の前後両端部で相互に連結できるから、その連結操作における作業性がよく、連設状態での外観体裁も非常に良好である。
なお、ルーム骨格1における柱材11や梁材12A〜12C、とりわけ長尺になる前後方向の梁材12Aは、複数本のパイプ材によって分割構成し、これらパイプ材同士を適当な連結手段で連結する形にしてもよい。また、ルーム骨格1に対するフード2の止着手段としては、例示したホック25a,25b付きの巻留め帯片25以外の種々の止着方式を採用できる。その他、ルーム骨格1における柱材11と梁材12A〜12Cを繋ぐ管継手の形態、ルーム骨格1に対する床パネル3の取付構造、サイドステップ4及びフロントステップ5の形態等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
1・・・・・・・・ルーム骨格
11・・・・・・・柱材
12A〜12C・・梁材
13A〜13D・・管継手
14・・・・・・・接続短管
2・・・・・・・・フード
21・・・・・・・フード本体
22・・・・・・・梁挿通孔
23・・・・・・・後面材
24・・・・・・・出入口枠
25・・・・・・・巻留め帯片(止着手段)
3・・・・・・・・床パネル
6,7・・・・・・出入口遮蔽シート
11・・・・・・・柱材
12A〜12C・・梁材
13A〜13D・・管継手
14・・・・・・・接続短管
2・・・・・・・・フード
21・・・・・・・フード本体
22・・・・・・・梁挿通孔
23・・・・・・・後面材
24・・・・・・・出入口枠
25・・・・・・・巻留め帯片(止着手段)
3・・・・・・・・床パネル
6,7・・・・・・出入口遮蔽シート
Claims (7)
- 横長直方体形状のルーム骨格と、このルーム骨格に対して長手方向に套嵌するフードと、床パネルとを備え、
前記ルーム骨格はルーム四隅の柱材の上端部間及び下端部間に梁材が架設されてなり、
前記フードは、伸縮可能な筒袋状のフード本体と、該フード本体の後端に取り付けられて四隅に梁挿通孔を有する後面材と、ルーム骨格の後端側に対する止着手段とを備え、
該フードが、後面材の各梁挿通孔にルーム骨格の長手方向に沿う各梁材を挿通して、且つ止着手段によってルーム骨格の後端側に止着した状態で、フード本体をルーム骨格に伸縮自在に套嵌すると共に、前記床パネルが該フードの内側でルーム骨格の下部の梁材に支承されるように構成されてなる仮設式ベッドルーム。 - ルーム骨格の柱材及び梁材がパイプ材からなる請求項1に記載の仮設式ベッドルーム。
- フードのフード本体が蛇腹状をなす請求項1又は2に記載の仮設式ベッドルーム。
- フードの後面材がパネル材にて構成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の仮設式ベッドルーム。
- フードのフード本体の前端に出入口枠が取り付けられてなる請求項1〜4のいずれかに記載の仮設式ベッドルーム。
- 出入口枠に開閉可能な出入口遮蔽シートが設けられてなる請求項5に記載の仮設式ベッドルーム。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の仮設式ベッドルームを1ユニットとして、上下又は/及び左右に連設するユニット同士がフードの外側に露呈した前記ルーム骨格の前後両端部で相互に連結されてなる請求項1〜6のいずれかに記載の仮設式ベッドルームの連設構造。
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Cited By (1)
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JP2020165228A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大建工業株式会社 | ユニットルーム、ユニットルーム連結体、及びユニットルームの施工方法 |
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2009
- 2009-09-09 JP JP2009231953A patent/JP2011058340A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020165228A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大建工業株式会社 | ユニットルーム、ユニットルーム連結体、及びユニットルームの施工方法 |
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