JP2011056659A - クランプユニット - Google Patents

Abstract

【課題】クランプユニットを提供する。
【解決手段】回転不能に機械スピンドル５と接続することができるハウジング１１と、引張りロッド６と相互作用するねじ駆動部１３とを有し、これによって、回転運動を並進調整運動に変換することができる工作機械２用のクランプユニット１において、出力要素２６がハウジング１１に設けられ、これによって、回転運動を下流側アクチュエータ２１に伝達することができる。さらに、ハウジング１１は、回転取り付け式にハウジングに付設される入力要素２９を有し、アクチュエータ２１は入力要素２９に作用し、入力要素２９は、中間要素３１によって中空シャフト１４と駆動接続する。
【選択図】図１

Description

本発明は、回転不能に機械スピンドルに接続することができるハウジングと、このハウジングに配置されたねじ駆動部とを有する工作機械用のクランプユニットであって、ねじ駆動部が、パワーチャックに連結された引張りロッドと相互作用し、これによって、クランプユニットに伝達された回転運動を引張りロッドの並進調整運動に変換することができるクランプユニットに関する。

この種類のクランプユニットを有する電気チャックが、特許文献１に開示されている。この場合、円周ハウジングのみがハーモニック駆動装置のリングギヤを支持するように機能し、この構造では、アクチュエータへの機械スピンドルの回転運動の伝達はない。その代わりに、アクチュエータは、ハーモニック駆動装置のシャフト発電機に作用する電気モータの形態をとり、これによって、引張りロッドの転がりねじ駆動部は、外側の伝動装置及びドッグクラッチが設けられる鋼製ブッシュによって駆動することができる。ベルト駆動部によってスプラインシャフトギヤユニットの駆動ギヤに接続される電気モータの回転調整運動は、したがって、引張りロッドの並進調整運動に変換することができるが、クランプジョーの調整運動を誘発するために、あるいはクランプ力を維持するか又は変更するために、パワーチャックの回転速度及び回転方向に従って電気モータを制御する必要がある。電気チャックとしてサーボモータと共にクランプユニットを使用することができるように、このことを達成するために、極めて複雑な制御装置、ならびに多数のパラメータの組み込みが必要な多数のプログラムを有することが必要である。

非常に大きな制御の複雑さは別として、このことは、誤動作に対する高い感受性をもたらすのみならず、特に制御装置及び様々なプログラムの投資コストも大きい。しかし、主な不都合は、制御ユニットが、多数の異なる既存の状態を考慮するために調整されなければならず、これによって、操作要員に対し非常に厳格な要件が課せられることである。この結果、従来技術のこの電気チャックは、実用化を制限するに過ぎない。

独国特許第１０ ２００７ ０４４ ３０９ Ａ１号明細書

したがって、本発明の課題は、パワーチャックに向かって方向付けられる軸方向ベクトルのクランプ力を生成するために、電気クランプ装置に非常に有利に使用することができる運動を伝達しかつ変換し、これによって、長期間にわたって常に安全かつ問題のない操作を許容するための工作機械用のクランプユニットを提供することである。設計は、この場合、簡単であるべきであり、これによって、経済的な製造が可能になる。しかし、とりわけ、クランプユニットは、異なる構造を有する電気クランプ装置に使用できるべきであり、機械スピンドルが回転している間でも、クランプ力を調整できるべきである。さらに、クランプユニットを操作するために、複雑な制御ユニット及びプログラムの必要があるべきでない。

本発明によれば、上記課題は、前述のタイプの工作機械用のクランプユニットにおいて、ハウジングに確実に接続される出力要素がハウジングに設けられ、機械スピンドルの回転運動が、出力要素を介して、クランプユニットの後に配置されたアクチュエータに伝達されることと、ハウジングが、好ましい実施形態では、ハウジングに回転するように取り付けられるハウジングに付設される入力要素を有し、下流側アクチュエータが入力要素に作用することと、入力要素が、１つ以上の中間要素によって、回転するが軸方向に固定された中空シャフトと駆動接続して配置され、この場合、中空シャフトがハウジングに支持されかつねじ駆動部と相互作用することと、によって達成される。

この場合、ハウジングが、好ましい実施形態では段状でありかつ１つの部片として構成される中空体から成り、この中空体が、機械スピンドルに面する側面でカバーによって閉じられ、また駆動要素及び入力要素がカバーの反対側で、好ましくは端部領域で固定されるか又は回転するように構成されていることが有利であり、この場合、カバーは、好ましい実施形態では転がり軸受によって、中空シャフトを軸方向にハウジングにロックすることを可能にし、またカバーがＴ字形の断面で構成され、ねじ駆動部の部分はハウジング内に突出する肩部に支持されることが有利である。

クランプユニットの入力要素とねじ駆動部との間に設けられた中間要素は、中心から外れて容易に配置し、スプライン結合のシャフトとしてあるいは一段又は多段ギヤユニットとして構成することができ、この場合、ギヤユニットのキャリアシャフトは、好ましい実施形態では、ハウジングの中間壁に回転するように取り付けられるべきであり、またギヤユニットのギヤは、入力要素を支承しかつハウジングに回転するように支持される中空シャフトと駆動結合し、かつねじ駆動部に付設される中空シャフトと直接駆動結合すべきである。

クランプユニットのねじ駆動部は、回転式に取り付けられまた互いに平行に配置された突出部が設けられる１つ以上の駆動ローラと、引張りロッドに配置されたねじ付きスピンドルとから構成されるべきであり、駆動ローラは、中空シャフトの回転中に駆動ローラを使用してねじ付きスピンドルを軸方向に調整することができるような様態で、駆動ローラの突出部によって、中空シャフトの内側ジャケット表面内に加工された案内溝及びねじ付きスピンドルのねじ溝と係合すべきである。

複数の駆動ローラが設けられたねじ駆動部において、複数の駆動ローラが円周にわたって均一に配置され、１つの案内ケージを各々が有する両側の端部領域で支持されることが適切である。

ねじ付きスピンドルのねじ溝は、一条又は多条ねじの溝として、好ましい実施形態では二条ねじで構成することができる。

さらに、クランプユニット及び／又はクランプユニットに付設されたアクチュエータが、アクチュエータにそれぞれ付設された１つの固定装置を有することが有利であり、これによって、クランプユニット及び／又はアクチュエータの中間要素を、操作障害の場合に遮断することができる。

固定装置の各々は、別個のハウジングに挿入された磁気コイル、又は好ましい実施形態では圧縮空気である加圧剤が作用する調整ピストン、及びこの調整ピストンによってばねの力に対抗して軸方向に移動させることができるアーマチュアに取り付けられた固定ピンからから成ることができ、この場合、直接又は中間要素を介して、付設された構成要素に設けられた開口部に固定ピンを挿入することができる。

中間要素に付設された固定装置において、中間要素の固定ピンが、ばねの力に対抗して移動させることができるハウジングに取り付けられたディスクに作用することが適切であり、この場合、ディスクは、電力故障及び／又はクランプ装置の伝達要素の動作障害の場合にパワーチャックのクランプ力を維持するために、ギヤの端面内に加工された開口部に挿入することができるディスクに取り付けられた戻り止めピンを有し、この場合、アクチュエータの伝達要素は、伝達要素に付設された容量センサ、光学センサ又はライトバリアを有するべきであり、これによって、中間要素に付設された固定装置に接続される伝達要素の作動状態を監視することができる。

ステップダウンギヤユニットを収容するための円周ハウジングが設けられたアクチュエータに付設される固定装置において、電力故障の場合にパワーチャックのクランプ力を維持するために、固定装置の固定ピンを、ハウジングの端面内に加工された開口部の一方に直接及び自動的に挿入できるべきである。

しかし、円周ベルトシーブが設けられたアクチュエータに付設される固定装置において、固定ピンは、直接、あるいはばねの力に対抗して軸方向に移動させることができる戻り止めピンが設けられたディスクを介して、開口部が設けられたベルトシーブと相互作用するべきである。

さらに、ストッパシャフトをハウジングの中央孔に挿入するために、あるいは案内チューブのために、パワーチャックの反対側のハウジングの側で、平坦又は段付きの接触面がハウジングに備えられることが有利である。

工作機械用のクランプユニットが本発明に従って具体化される場合、機械スピンドルの回転運動をクランプユニットを通して導くことができ、またクランプユニットの補助により、異なって構成された電気クランプ装置の調整運動を軸方向調整運動に変換して、引張りロッドに直接伝達することができる。これを達成するために必要な設計上の複雑さは、非常に小さいが、主な利点は、パワーチャックを異なる作動条件に調整して、適合させるために、複雑な電気制御装置及びプログラムが不要であることである。したがって、提案による構造は、長期間にわたる簡単な取扱い、ならびに様々な用途に関し安全で問題のない操作を許容する。

さらに、電力故障及び／又は他の任意の種類のクランプ装置の操作障害がある場合、引張りロッドが固定装置の補助により直ちに遮断される保証が与えられる。同様に、機械スピンドルの惰行を前提として、これにより、パワーチャックのクランプ力が低下されないこと、及びクランプジョーが開かないことが確実にされる。このようにして、操作中の事故が確実に回避可能である。

図面は、本発明に従って構成された工作機械用のクランプユニットの２つの構造の変形例を示しており、その詳細について以下に説明する。

アクチュエータとして電気クランプ装置を有する工作機械の機械スピンドルに取り付けられたクランプユニットの縦断面図である。 異なる種類の電気クランプ装置及び異なる中間要素を有する図１によるクランプユニットの図面である。 図２によるクランプ装置を有するクランプユニットの側面図である。 図１と図２によるクランプユニットに使用されるねじ駆動部の拡大縦断面図である。

各々の場合に１で示した図１と図２のクランプユニットは、工作機械２の機械スピンドル５の回転運動を電気クランプ装置として構成されたアクチュエータ２１又は２１’に伝達するために、ならびにこれらのアクチュエータによってクランプ装置１に供給された回転調整運動を並進運動に変換するために使用され、並進運動は、工作機械２に配置されたパワーチャック３に供給され、この場合、工作物１０は機械加工のためにパワーチャック３で締め付けられる。パワーチャック３は、このために半径方向に調整可能なクランプジョー４を有し、クランプジョーは、軸方向に作動することができる引張りロッド６によってリレーレバー７を介して調整することができる。

この場合、クランプユニット１は、機械スピンドル５に設けられたフランジ９にボルト９’によって取り付けられるハウジング１１と、中間要素３１又は３１’によってアクチュエータ２１又は２１’ならびに引張りロッド６と駆動接続するねじ駆動部１３とから成る。段付きの中空シャフト１１’として構成されかつＴ字形のカバー１２によって閉じられるハウジング１１は、電気モータ８によって駆動することができる機械スピンドル５に確実に結合され、ハウジング１１はスピンドル５と協働して回転する。さらに、ベルトシーブ２６の形態の出力要素は、フランジ９と反対側の端部領域のハウジング１１に配置され、この出力要素によって、機械スピンドル５の回転運動がアクチュエータ２１又は２１’に伝達される。中空シャフト１１’内に加工された縦溝７５で案内されるウェッジ７４は、同様に、ハウジング１１を軸方向に移動可能な引張りロッド６に回転不能に接続する。

図４に詳細に示したように、ねじ駆動部１３は、軸受１５によって回転して、しかし軸方向に不動にハウジング１１に支持される中空シャフト１４と、ならびに中空シャフト１４に支持された案内ケージ１７’に保持され、かつ引張りロッド６に配置されたねじ付きスピンドル１９に係合する複数の駆動ローラ１７とを有する。中空シャフト１４の内側ジャケット表面内に加工された案内溝２０と相互作用する互いに平行に配置された突出部１８は、駆動ローラ１７と中空シャフト１４との間の駆動接続を提供する。中空シャフト１４が駆動された場合、駆動ローラ１７が回転させられ、またねじ付きスピンドル１９内に加工されたねじ溝１９’に接線方向に係合する駆動ローラの突出部１８によって、駆動ローラは、中空シャフト１４の回転方向及びねじ溝１９’の選択されたピッチに応じて、多少とも右又は左に押圧される。ハウジング１１内に突出するカバー１２の肩部１２’によっても、ねじ駆動部１３、特に駆動ローラ１７が支持される。

アクチュエータ２１には、ハウジング２４に取り付けられたギヤユニット２５に、ベルト駆動部２２’によって作用するサーボモータが備えられる。この場合のギヤユニット２４の出力軸２４’は、固定キャリア２３に取り付けられ、また２つのベルトシーブ２７と２８が、駆動ベルト３０と３０’を介してベルトシーブ２６と２９と相互作用する出力軸２４’に支持され、ベルトシーブは、ハウジング１１に、又は軸受３９によって回転式に取り付けられて配置される中空シャフト３８に取り付けられる。この結果、機械スピンドル５の回転運動が、ハウジング１１から、入力要素としてのベルトシーブ２６と駆動ベルト３０とを介してベルトシーブ２７に伝達される。しかし、制御ユニット８１によってサーボモータ２２に送られた信号に応じてサーボモータ２２及びギヤユニット２４によって送られる信号は、クランプユニット１の入力要素としてのベルトシーブ２８と２９を介して、ならびに駆動ベルト３０’を介して中空シャフト３８に伝達され、この信号によって、パワーチャック３のクランプ力を増大又は低減させるためのおよびクランプジョー４の位置を変更するための調整運動が引き起こされる。

さらに、調整運動を伝達するために、図１に示されているように、中間要素３１のギヤ３６と相互作用する伝動装置４０が中空シャフト３８に設けられ、複数の中間要素が設けられる。シャフト３４内に加工されたギヤ３６の各々は、軸受３５によってハウジング１１の中間壁１１”に偏心して回転するように取り付けられ、ねじ駆動部１３の中空シャフト１４内に加工された伝動装置１６と係合する追加のギヤ３７を支承する。サーボモータ２２の回転調整運動は、したがって、ねじ駆動部１３によって引張りロッド６の軸方向調整運動に変換される。

図２に示したようなアクチュエータ２１の異なる実施形態では、ベルトシーブ２７と２８が配置されるモータシャフト２４”のサーボモータは、図示されていない。同様に、中間要素３１’は、２段階ステップダウンギヤユニット３３として構成され、次に、このギヤユニットのギヤ３６’’’と３７’はシャフト３４’に配置される。中空シャフト３８と相互作用するギヤ３６’は、ハウジング１１の中間壁１１”に回転するように取り付けられる他のギヤ３６”によってギヤ３６’’’と駆動接続している。このようにして、入力回転運動の相当のステップダウン比を達成することができる。

アクチュエータ２１又は２１’の領域の電力故障及び／又は任意の種類の操作障害の場合、例えば駆動ベルト３０及び／又は３０’の破損の場合に、パワーチャック３のクランプ力を維持し、この結果、機械スピンドル５の惰行中にクランプジョー４のクランプ状態の変化を引き起こすことがでないように、クランプユニット１ならびにアクチュエータ２１又は２１’の各々に、固定装置５１又は５１’又は５１”が設けられる。この場合の固定装置５１、５１’と５１”は、基本的に、固定位置に配置された別個のハウジング５２を備え、このハウジングに、コイル５３によって作動することができる磁気コイル５３及びアーマチュア５４が配置される。アーマチュア５４は、圧縮ばね５５の力に対抗して調整することができ、また付設された対応する構成要素の開口部６０、６１又は６２に直接又は中間要素を介して挿入することができる固定ピン５６をアーマチュア５４に設けることができる。

図１に示したような固定装置５１において、固定ピン５６は、同様にハウジング１１に取り付けられかつ圧縮ばね５８の力に対抗して移動させることができるディスク５７に作用し、またディスク５７は、それに取り付けられた他のピン５９を有し、ピン５９は、ギヤ３６内に加工された開口部６０の一方に挿入することができる。磁気コイル５３にエネルギが与えられると、磁気コイルは、圧縮ばね５５の力に対抗して、アーマチュア５４を示した動作位置に保持する。しかし、電力故障があり、もはや磁力がアーマチュア５４に加えられない場合、ばね５５の力により、アーマチュア５４が直ちに左に押圧され、ディスク５７に対し押圧され、ディスク５７は、それが支承するピン５９と共に同様に左に移動される。これにより、ピン５９は、ギヤ３６又は３６’に設けられた開口部６０の一方に係合し、このことは、中間要素３１又は３１’及びそれに接続された構成要素、すなわち、ねじ駆動部１３及び引張りロッド６が遮断されることを意味し、この結果、パワーチャック３のクランプジョー４がそれらの位置を変更できず、したがって、機械スピンドル５が惰行しているときでも、クランプ状態を変更できない。

固定装置５１’は、クランプ装置２１のギヤユニット２４に付設され、同一の構造を有する。この場合、固定ピン５６は、ハウジング２５の端面内に直接加工された開口部６１の一方に直接係合し、この結果、アクチュエータ２１はこのように遮断され、パワーチャック４のクランプジョーの調整ができない。

図２に示した固定装置５１”は、電力故障及び／又は他の種類の操作障害の場合にパワーチャック３の張力を維持するために、アクチュエータ２１’のベルトシーブ２８と相互作用する。ディスク５７’は、ばね５８’の力に対抗して軸方向に移動させることができ、電力故障の場合に固定装置５１”の固定ピン５６’が当該の力に対抗して押圧され、ディスク５７’は、次に、ばね５８’の力に対抗してピン５９’を移動させ、ピン５９’は、ベルトシーブ２９に設けられた開口部６２の一方に係合することができる。

駆動ベルト３９及び／又は３０’の動作状態を監視するために、駆動ベルトは、図３に示したように駆動ベルトに付設された容量センサ６３又は６４を有し、容量センサの信号は、信号ケーブル６５を介して固定装置５１に送られる。駆動ベルト３０及び／又は３０’の破損の場合、このことは、クランプユニット１が遮断されることを意味し、またこのことは、パワーチャック３の工作物１０が緩むことによって引き起こされる事故を防止する確実な手段を提供する。

ハウジング１１は、中空シャフト１１’として構成され、したがって、中央孔１１’’’を有し、このことは、ロッドストックを機械加工する間に、ストッパシャフト７２又は案内チューブをハウジング１１及びプルロッド６に配置できることを意味する。この結果、パワーチャック３に締め付けられた工作物１０、又はクランプユニット１を通過するロッドは、ストッパシャフト７２又は案内チューブによって支持される。段付きの接触面７１は、このため中空体１１’内に加工され、ストッパシャフト７２は接触面７１と接触する。ボルト７３は、ストッパシャフト７２を中空体１１’に固定する。

クランプユニット１のアクチュエータからのアクチュエータ運動を引張りロッド６用の軸方向調整運動に変換するために、例えば電気モータの形態の異なる構造を有するアクチュエータによってクランプユニット１が追随されることが可能であることは言うまでもない。

１ クランプユニット
２ 工作機械
３ パワーチャック
４ クランプジョー
５ 機械スピンドル
６ 引張りロッド
７ リレーレバー
８ 電気モータ
９ フランジ
９’ ボルト
１０ 工作物
１１ ハウジング
１１’ 中空シャフト
１１” 中間壁
１１’’’ 中央孔
１２ Ｔ字形のカバー
１２’ 肩部
１３ ねじ駆動部 １４ 中空シャフト
１５ 軸受
１６ 伝動装置
１７ 駆動ローラ
１７’ 案内ケージ
１８ 突出部
１９ スピンドル
１９ ねじ溝
２０ 案内溝
２１、２１’ アクチュエータ
２２ サーボモータ
２２’ ベルト駆動部
２３ 固定キャリア
２４ ギヤユニット
２４’ 出力軸
２４” モータシャフト
２５ ハウジング
２６、２９ ベルトシーブ
２７、２８ ベルトシーブ
３０、３０’ 駆動ベルト
３１、３１’ 中間要素
３３ ２段階ステップダウンギヤユニット
３４ シャフト
３４’ シャフト
３５ 軸受
３６ ギヤ
３６’ ギヤ
３６” ギヤ
３６’’’ ギヤ
３７ ギヤ
３７’ ギヤ
３８ 中空シャフト
３９ 駆動ベルト
４０ 伝動装置
５１、５１’、５１” 固定装置
５２ ハウジング
５３ 磁気コイル
５４ アーマチュア
５５ 圧縮ばね
５６ 固定ピン
５６’固定ピン
５７ ディスク
５７’ ディスク
５８ 圧縮ばね
５９ ピン
５９’ ピン
６０、６１、６２ 開口部
６３、６４ 容量センサ
６５ 信号ケーブル
７１ 接触面
７２ ストッパシャフト
７３ ボルト
７４ ウェッジ
７５ 縦溝
８１ 制御ユニット

Claims (15)

1. 回転不能に機械スピンドル（５）に接続可能なハウジング（１１）と、このハウジング（１１）に配置されたねじ駆動部（１３）とを有する工作機械（２）用のクランプユニット（１）であって、前記ねじ駆動部（１３）がパワーチャック（３）に連結された引張りロッド（６）と相互作用し、これによって、クランプユニット（１）に伝達された回転運動を前記引張りロッド（６）の並進調整運動に変換することができるクランプユニット（１）において、
   前記ハウジング（１１）に確実に接続される出力要素（２６）が前記ハウジング（１１）に設けられ、前記機械スピンドル（７）の回転運動が、前記出力要素（２６）を介して、クランプユニット（１）の後に配置されたアクチュエータ（２１、２１’）に伝達されることと、
   前記ハウジング（１１）が、好ましい形態ではハウジング（１１）に回転するように取り付けられる前記ハウジング（１１）に付設の入力要素（２９）を有し、下流側アクチュエータ（２１、２１’）が前記入力要素（２９）に作用することと、
   前記入力要素（２９）が、１つ以上の中間要素（３１、３１’）によって、回転するが軸方向に固定された中空シャフト（１４）と駆動接続して配置され、その際、前記中空シャフト（１４）が前記ハウジング（１１）に支持されかつ前記ねじ駆動部（１３）と相互作用することと、
   を特徴とするクランプユニット。
2. 前記ハウジング（１１）が、好ましい形態では段付きでありかつ１つの部片として構成された中空体（１１’）から成り、前記中空体が、前記機械スピンドル（５）に面する側面でカバー（１２）によって閉じられ、また前記駆動要素（２６）及び前記入力要素（２９）が前記カバー（１２）の反対側で、好ましくは端部領域で固定されるか又は回転するように構成されていることを特徴とする、請求項１に記載のクランプユニット。
3. 前記カバー（１２）が、好ましい形態では転がり軸受（１５）によって、前記中空シャフト（１４）を軸方向にハウジング（１１）にロックすることを可能にすることを特徴とする、請求項２に記載のクランプユニット。
4. 前記カバー（１２）がＴ字形断面で構成されることと、前記ねじ駆動部（１３）の部分（１７’）が前記ハウジング（１１）内に突出する肩部（１２’）に支持されることを特徴とする、請求項２又は３に記載のクランプユニット。
5. クランプユニット（１）の前記入力要素（３０）と前記ねじ駆動部（１３）との間に設けられた前記中間要素（３１、３１’）が中心から外れて配置され、スプライン結合のシャフト（３２）として、あるいは一段又は多段ギヤユニット（３３）として構成され、その際、前記ギヤユニット（３３）のキャリアシャフト（３４、３４’）が、好ましい形態では、前記ハウジング（１１）の中間壁（１１”）に回転するように取り付けられ、また前記ギヤユニット（３３）の前記ギヤ（３６又は３６’）が、前記入力要素（２９）を支承しかつ前記ハウジング（１１）に回転するように支持される中空シャフト（３８）と駆動結合され、かつ前記ねじ駆動部（１３）に付設の前記中空シャフト（１４）と直接駆動結合することを特徴とする、請求項１〜４のいずれか一項に記載のクランプユニット。
6. クランプユニット（１）の前記ねじ駆動部（１３）が、回転式に取り付けられまた互いに平行に配置された突出部（１８）が設けられる１つ以上の駆動ローラ（１７）と、前記引張りロッド（６）に配置されたねじ付きスピンドル（１９）とから構成され、前記中空シャフト（１４）の回転中に前記駆動ローラ（１７）を使用して前記ねじ付きスピンドル（１９）を軸方向に調整することができる様態で、前記駆動ローラ（１７）が、その突出部（１８）によって、前記中空シャフト（１４）の内側ジャケット表面内に加工された案内溝（２０）及び前記ねじ付きスピンドル（１９）のねじ溝（１９’）と係合することを特徴とする、請求項１〜５のいずれか一項に記載のクランプユニット。
7. 複数の駆動ローラ（１７）が設けられたねじ駆動部（１３）にて、複数の駆動ローラ（１７）が円周にわたって均一に配置され、１つの案内ケージ（１７’）を各々が有する両側の端部領域で支持されることを特徴とする、請求項６に記載のクランプユニット。
8. 前記ねじ付きスピンドル（１９）の前記ねじ溝（１９’）が、一条又は多条ねじの溝として、好ましい形態では二条ねじで構成されることを特徴とする、請求項６又は７に記載のクランプユニット。
9. クランプユニット（１）及び／又はクランプユニット（１）に付設の前記アクチュエータ（２１、２１’）が、前記アクチュエータにそれぞれ付設された１つの固定装置（５１、５１’、５１”）を有し、これによって、クランプユニット（１）及び／又は前記アクチュエータ（２１、２１’）の前記中間要素（３１、３１’）を操作障害の場合に遮断することができることを特徴とする、請求項１〜８のいずれか一項に記載のクランプユニット。
10. 前記固定装置（５１、５１’、５１”）の各々が、別個のハウジング（５２）に挿入された磁気コイル（５３）、及びアーマチュア（５４）、又は好ましい形態では圧縮空気である加圧剤が作用する調整ピストン、及び前記調整ピストンによってばね（５５）の力に抗して軸方向に移動可能なアーマチュア（５４）に取り付けられた固定ピン（５６）から成り、その際、直接又は中間要素（５７）を介して、付設された構成要素に設けられた開口部（６０、６１、６２）に前記固定ピン（５６）を挿入することができることを特徴とする、請求項９に記載のクランプユニット。
11. 前記中間要素（３１、３１’）に付設された固定装置（５１）にて、前記中間要素の固定ピン（５６）が、ばね（５８）の力に抗して移動可能な前記ハウジング（１１）に取り付けられたディスク（５７）に作用し、その際、電力故障及び／又は伝達要素（２１、２１’）の操作障害の場合に前記パワーチャック（３）のクランプ力を維持するために、前記ディスク（５７）が、ギヤ（３６、３６’）の端面内に加工された開口部（６０）に挿入することができるディスク（５７）取り付けの戻り止めピン（６９）を有することを特徴とする、請求項１０に記載のクランプユニット。
12. 前記アクチュエータ（２１’）の伝達要素（３０、３０’）が、伝達要素（３０、３０’）に付設された容量センサ（６３、６４）、光学センサ又はライトバリアを有し、これによって、前記中間要素（３１、３１’）に付設された前記固定装置（５１）に接続される前記伝達要素（３０、３０’）の作動状態を監視することができることを特徴とする、請求項１１に記載のクランプユニット。
13. ステップダウンギヤユニット（２４）を収容するための円周ハウジング（２５）が設けられたアクチュエータ（２１）に付設される固定装置（５１’）にて、電力故障の場合に前記パワーチャック（３）のクランプ力を維持するために、固定装置（５１’）の固定ピン（５６）を、ギヤユニットハウジング（２５）の端面内に加工された開口部（６１）の一つに直接かつ自動的に挿入することができることを特徴とする、請求項９に記載のクランプユニット。
14. 円周ベルトシーブ（２６、２７又は２８、２９）が設けられたアクチュエータ（２１’）に付設される固定装置（５１’）にて、前記固定ピン（５６’）が、直接、あるいはばね（５８’）の力に抗して軸方向に移動可能な戻り止めピン（５９’）が設けられたディスク（５７’）を介して、開口部（６２）が設けられたベルトシーブ（２７）と相互作用することを特徴とする、請求項９に記載のクランプユニット。
15. ストッパシャフト（７２）を、あるいは案内チューブを前記ハウジング（１１）の中央孔（１１’’’）に挿入するために、前記パワーチャック（３）の反対側のハウジング（１１）の側で、平坦又は段付きの接触面（７１）が前記ハウジング（１１）に備えられることを特徴とする、請求項１〜１４のいずれか一項に記載のクランプユニット。

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