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JP2011055581A - 駆動システムおよび自動車 - Google Patents

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JP2011055581A
JP2011055581A JP2009199570A JP2009199570A JP2011055581A JP 2011055581 A JP2011055581 A JP 2011055581A JP 2009199570 A JP2009199570 A JP 2009199570A JP 2009199570 A JP2009199570 A JP 2009199570A JP 2011055581 A JP2011055581 A JP 2011055581A
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fan
secondary battery
temperature
control
control device
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JP2009199570A
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Yoshiteru Kikuchi
義晃 菊池
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示がなされた後にメイン二次電池を冷却する必要があるときにできるだけ電力消費を抑制しつつメイン二次電池を冷却する。
【解決手段】ファンECU66は、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされたときに高圧バッテリを冷却するための冷却条件が成立するときには、所定デューティ比を用いたファンインバータ64の制御である固定デューティ制御を実行する。これにより、電動ファン61を制御する際にハイブリッドECU70やエンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52への電力供給を継続する必要がなく、電力消費を抑制しつつ高圧バッテリを冷却することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動システムおよび自動車に関する。
従来、この種の駆動システムとしては、自動車の走行用のモータと、走行用のモータに電力を供給する駆動用バッテリと、駆動用バッテリを冷却する冷却ファンと、駆動用バッテリの充放電と冷却ファンとを制御するコントロールユニットと、電装用バッテリとコントロールユニットとに介在しイグニッションスイッチによってオンオフ制御される電源スイッチと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、電源スイッチに温度検出回路(例えば、温度が設定温度よりも高くなるとオンになるバイメタル)を接続しており、イグニッションスイッチがオフの状態で温度が設定温度よりも高くなると、電源スイッチをオンに切り替えてコントロールユニットに電力を供給し、動作状態になったコントロールユニットが冷却ファンを運転することにより、駆動用バッテリを冷却している。
特開2001−190001号公報
ところで、上述の駆動システムにおいて、駆動用バッテリの充放電と冷却ファンとを制御する1つのコントロールユニットに代えて、走行用のモータを制御したり冷却ファンの制御指令を設定したりする駆動用コントロールユニットと、モータ用制御ユニットから受信した制御指令に基づいて冷却ファンを制御するファン用コントロールユニットと、を含む複数のコントロールユニットを備える場合、イグニッションスイッチがオフとされた後に駆動用バッテリを冷却する必要があるときには、できるだけ電力消費を抑制しつつ駆動用バッテリを冷却することが望まれる。
本発明の駆動システムおよび自動車では、駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示がなされた後にメイン二次電池を冷却する必要があるときにできるだけ電力消費を抑制しつつメイン二次電池を冷却することを主目的とする。
本発明の駆動システムおよび自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動システムは、
駆動用の電動機と、前記電動機と電力をやりとりするメイン二次電池と、メイン二次電池とは異なるサブ二次電池と、前記サブ二次電池からの電力を用いて前記メイン二次電池を冷却するための空気を送風可能な電動ファンと、前記サブ二次電池からの電力により作動し前記電動機を制御すると共に前記電動ファンの制御指令を設定する駆動用制御装置と、前記サブ二次電池からの電力により作動し前記駆動用制御装置からの制御指令に基づいて前記電動ファンを制御するファン制御装置と、前記サブ二次電池と前記駆動用制御装置および前記ファン制御装置との間に介在し操作者の操作に応じてオンオフする第1リレーと、を備える駆動システムであって、
前記サブ二次電池と前記電動ファンおよび前記ファン制御装置との間に介在し、前記ファン制御装置によりオンオフ制御される第2リレーを備え、
前記ファン制御装置は、前記駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示に応じて前記第1リレーがオフとされたときに前記メイン二次電池を冷却するための冷却条件が成立するときには、該冷却条件の成立が解除されるまで前記電動ファンが予め定められた駆動状態で駆動されるよう該電動ファンを制御するファン制御を実行し、該ファン制御の実行後に前記第2リレーがオフとされるよう該第2リレーを制御する接続解除制御を実行する装置である、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動システムでは、ファン制御装置は、駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示に応じて第1リレーがオフとされたときにメイン二次電池を冷却するための冷却条件が成立するときには、冷却条件の成立が解除されるまで電動ファンが予め定められた駆動状態で駆動されるよう電動ファンを制御するファン制御を実行し、ファン制御の実行後に第2リレーがオフとされるよう第2リレーを制御する接続解除制御を実行する。即ち、ファン制御装置は、第1リレーがオフとされたときに冷却条件が成立するときには、駆動用制御装置の状態(駆動用制御装置が作動しているか否か、駆動用制御装置と通信可能であるか否か)に拘わらず電動ファンが予め定められた駆動状態で駆動されるよう電動ファンを制御するのである。これにより、電動ファンを制御するために(電動ファンの制御指令を設定するために)駆動用制御装置への電力供給を継続する必要がないから、駆動用制御装置への無駄な電力供給を抑制することができる。この結果、システムオフ指示がなされた後にメイン二次電池を冷却する必要があるときに、電力消費を抑制しつつ電動ファンを制御してメイン二次電池を冷却することができる。
こうした本発明の駆動システムにおいて、前記冷却条件は、前記システムオフ指示時の前記メイン二次電池の温度が該メイン二次電池の冷却を行なう必要がある温度の下限として予め定められた所定温度より高く且つ前記システムオフ指示時の前記メイン二次電池の温度が前記電動ファンにより送風される空気の温度より高いときに成立する条件である、ものとすることもできる。
また、本発明の駆動システムにおいて、前記駆動用制御装置は、前記メイン二次電池の温度が該メイン二次電池の冷却を行なう必要がある温度の下限として予め定められた所定温度より高いときには前記電動ファンの制御指令を前記ファン制御装置に送信し、前記メイン二次電池の温度が前記所定温度以下のときには前記電動ファンの制御指令を前記ファン制御装置に送信しない装置であり、前記冷却条件は、前記第1リレーがオフとされる直前に前記駆動用制御装置から前記電動ファンの制御指令を受信していたときに成立する条件である、ものとすることもできる。
さらに、本発明の駆動システムにおいて、前記冷却条件は、前記ファン制御の実行時間が前記メイン二次電池の冷却を行なう時間として予め定められた所定時間に至る条件,前記メイン二次電池の温度が前記電動ファンにより送風される空気の温度以下になる条件,前記サブ二次電池の電圧が前記電動ファンおよび前記ファン制御装置の作動電圧の下限として予め定められた下限電圧より低くなる条件,を含む複数の条件の少なくとも一つが成立したときに解除される条件である、ものとすることもできる。ここで、前記メイン二次電池の温度が前記電動ファンにより送風される空気の温度以下になる条件に代えて、前記メイン二次電池の温度が前記電動ファンにより送風される空気の温度にマージンを加えた温度以下になる条件を用いるものとしてもよい。
あるいは、本発明の駆動システムにおいて、前記ファン制御装置は、前記第1リレーがオフとされているときでも前記メイン二次電池の温度および前記電動ファンにより送風される空気の温度を入力可能な装置である、ものとすることもできる。
本発明の自動車は、上述のいずれかの態様の本発明の駆動システム、即ち、基本的には、駆動用の電動機と、前記電動機と電力をやりとりするメイン二次電池と、メイン二次電池とは異なるサブ二次電池と、前記サブ二次電池からの電力を用いて前記メイン二次電池を冷却するための空気を送風可能な電動ファンと、前記サブ二次電池からの電力により作動し前記電動機を制御すると共に前記電動ファンの制御指令を設定する駆動用制御装置と、前記サブ二次電池からの電力により作動し前記駆動用制御装置からの制御指令に基づいて前記電動ファンを制御するファン制御装置と、前記サブ二次電池と前記駆動用制御装置および前記ファン制御装置との間に介在し操作者の操作に応じてオンオフする第1リレーと、を備える駆動システムであって、前記サブ二次電池と前記電動ファンおよび前記ファン制御装置との間に介在し、前記ファン制御装置によりオンオフ制御される第2リレーを備え、前記ファン制御装置は、前記駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示に応じて前記第1リレーがオフとされたときに前記メイン二次電池を冷却するための冷却条件が成立するときには、該冷却条件の成立が解除されるまで前記電動ファンが予め定められた駆動状態で駆動されるよう該電動ファンを制御するファン制御を実行し、該ファン制御の実行後に前記第2リレーがオフとされるよう該第2リレーを制御する接続解除制御を実行する装置である、駆動システムを搭載し、前記電動機からの動力を用いて走行するものとすることもできる。
この本発明の自動車では、上述のいずれかの態様の本発明の駆動システムを搭載するから、本発明の駆動システムが奏する効果、例えば、システムオフ指示がなされた後にメイン二次電池を冷却する必要があるときに電力消費を抑制しつつ電動ファンを制御してメイン二次電池を冷却することができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の一実施例としての駆動システム21を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 駆動システムの低電圧系の構成の概略を示す構成図である。 システム停止指示がなされたときにファンECU66により実行されるパワースイッチオフ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車20Bに搭載される駆動システム21Bの低電圧系の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車220の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動システム21を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2は、駆動システムの低電圧系の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1および図2に示すように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸36に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42にシステムメインリレー44を介して接続された高圧バッテリ50と、例えば鉛蓄電池として構成されて高圧バッテリ50より電圧が低い低圧バッテリ54と、高圧バッテリ50がシステムメインリレー44を介して接続された高電圧系の電力を降圧して低圧バッテリ54が接続された低電圧系に供給するDC/DCコンバータ56と、高圧バッテリ50および低圧バッテリ54を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、高圧バッテリ50を冷却する冷却装置60と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUという)70と、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ハイブリッドECU70,後述のファンECU66(図2参照)と低圧バッテリ54との間に介在する電源用リレー57(図2参照)と、電源用リレー57をオンオフすることによって車両の起動制御装置や停止制御装置として機能する電源用電子制御ユニット(以下、電源ECUという)72と、を備える。なお、実施例では、高圧バッテリ50は車両の後部座席の下方や後方に配置されており、車室内または車室外に形成された吸い込み口から吸い込んだ空気を冷却装置60によって高圧バッテリ50に送風することにより高圧バッテリ50を冷却するものとした。また、各電子制御ユニットは、低圧バッテリ54からの電力により作動する。
電源ECU72は、低圧バッテリ54と電源用リレー57とを接続する電力ラインに接続されており、電源ECU72には、運転席前面のパネルに取り付けられて車両のシステム起動やシステム停止を指示するパワースイッチ80からのオンオフ信号などが入力されており、電源ECU72からは、電源用リレー57をオンオフするための制御信号などが出力されている。電源ECU72は、実施例では、車両がシステム停止された状態でパワースイッチ80からオン信号を入力したときに電源用リレー57をオンとし、システム起動されている状態でパワースイッチ80からオフ信号を入力したときに電源用リレー57をオフとする。電源用リレー57がオンされると、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ハイブリッドECU70,ファンECU66に低圧バッテリ54からの電力が供給される。
バッテリECU52には、高圧バッテリ50や低圧バッテリ54を管理するのに必要な信号、例えば、高圧バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの高圧バッテリ50の電圧,高圧バッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの高圧バッテリ50の充放電電流,高圧バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの高圧バッテリ50の温度Tbh,低圧バッテリ54の端子間に設置された電圧センサ55からの低圧バッテリ54の電圧Vbl,低圧バッテリ54の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの低圧バッテリ54の充放電電流,低圧バッテリ54に取り付けられた図示しない温度センサからの低圧バッテリ54の温度などが入力されており、必要に応じて高圧バッテリ50や低圧バッテリ54の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70に出力する。また、バッテリECU52は、高圧バッテリ50や低圧バッテリ54を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて高圧バッテリ50や低圧バッテリ54の残容量(SOC)を演算している。
冷却装置60は、図2に示すように、高圧バッテリ50を冷却するための空気を送風可能な電動ファン61と、電動ファン61を制御するファン用電子制御ユニット(以下、ファンECUという)66と、低圧バッテリ54と電動ファン61およびファンECU66との間に介在してファンECU66によりオンオフ制御されるファン用リレー67と、を備える。ここで、電動ファン61は、ファンブレード62と、ファンブレードに回転軸が取り付けられたファンモータ63と、ファンモータ63を駆動するためのファンインバータ64と、から構成されている。ファンECU66には、電動ファン61に取り付けられて高圧バッテリ50に送風される空気の温度を検出する温度センサ65からの送風温度Tin,前述の温度センサ51からの高圧バッテリ50の温度Tbh,前述の電圧センサ55からの低圧バッテリ54の電圧Vblなどが入力されている。また、ファンECU66は、ファン用リレー67がオンの状態でファンインバータ64の図示しないスイッチング素子のスイッチングのデューティ比を調整してファンインバータ64を制御している(以下、デューティ制御という)。なお、実施例では、電源用リレー57よりもハイブリッドECU70側の電力ライン59からみてファン用リレー67よりもファンインバータ64およびファンECU66側の電力ライン69に対して順方向にダイオード68が取り付けられている。これは、電源用リレー57およびファン用リレー67が共にオンとされている状態でパワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされたときに、ファン用リレー67がオンであることによって低圧バッテリ54から電力ライン69に供給される電力を電力ライン59に供給しないようにするためである。
ハイブリッドECU70には、シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力されている。また、ハイブリッドECU70からは、システムメインリレー44のオンオフを制御するための制御信号やDC/DCコンバータ56への制御信号などが出力されている。ハイブリッドECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ファンECU66,電源ECU72と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、ハイブリッドECU70によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッドECU70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸36に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて定められるバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算すると共にエンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。こうして設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。また、ハイブリッドECU70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸36に要求される要求トルクTr*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定し、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。
また、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、パワースイッチ80がオンとされて電源ECU72により電源用リレー57がオンとされると、低圧バッテリ54からファンECU66への電力供給が開始され、ファンECU66によりファン用リレー67がオンとされる。そして、パワースイッチ80がオンのときには、高圧バッテリ50を冷却するために、ハイブリッドECU70とファンECU66とが以下のように制御される。ハイブリッドECU70は、温度センサ51により検出されてバッテリECU52から通信により入力される高圧バッテリ50の温度Tbhがファン起動温度Tbhstart(例えば、35℃や40℃など)以上になってから高圧バッテリ50の温度Tbhがファン起動温度Tbhstartよりも低いファン停止温度Tbhstop以下になるまでは電動ファン61の制御指令(例えば、ファンブレード62やファンモータ63の目標回転数Nm*や、ファンインバータ64のデューティ比D*など)を設定してファンECU66に送信し、それ以外のときにはファンモータ63の制御指令をファンECU66に送信しない。ファンECU66は、制御指令を受信したときにその制御指令に基づいて電動ファン61のファンインバータ64をデューティ制御する。なお、電動ファン61の制御指令としての目標回転数Nm*やデューティ比D*は、高圧バッテリ50の温度Tbhが高いほどファンブレード62やファンモータ63の回転数が高くなるよう設定するものとしてもよいし、高圧バッテリ50の温度Tbhに拘わらず固定値を設定するものとしてもよい。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、パワースイッチ80がオフとされたときの冷却装置60の動作について説明する。図3は、パワースイッチ80がオフとされたときにファンECU66により実行されるパワースイッチオフ時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。なお、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされたときには、低圧バッテリ54からハイブリッドECU70への電力供給が遮断され、ハイブリッドECU70とファンECU66との間の通信も遮断されるものとした。
パワースイッチオフ時制御ルーチンが実行されると、ファンECU66の図示しないCPUは、まず、温度センサ51からの高圧バッテリ50の温度Tbhや温度センサ65からの送風温度Tinなどを入力し(ステップS100)、入力した高圧バッテリ50の温度Tbhを閾値Tbhrefと比較すると共に(ステップS110)、高圧バッテリ50の温度Tbhを送風温度Tinと比較する(ステップS120)。ここで、閾値Tbhrefは、高圧バッテリ50の冷却を行なう必要があるか否かを判定するために用いられるものであり、前述のファン起動温度Tbhstartやその近傍の温度などを用いることができる。また、高圧バッテリ50の温度Tbhと送風温度Tinとの比較は、送風温度Tinが高圧バッテリ50の温度Tbh以上のときには電動ファン61によって高圧バッテリ50に空気を送風しても高圧バッテリ50が冷却されにくいことを考慮し、電動ファン61を駆動すべき(ファンインバータ64を制御すべき)か否かを判定する処理である。したがって、ステップS110,S120の処理は、高圧バッテリ50を冷却するための冷却条件が成立しているか否かを判定する処理である。
高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhrefより低いときや、高圧バッテリ50の温度Tbhが送風温度Tin以下のときには、冷却条件が成立していないと判断し、そのままファン用リレー67をオフとして(ステップS190)、パワースイッチオフ時制御ルーチンを終了する。
一方、高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhref以上で且つ送風温度Tinより高いときには、冷却条件が成立していると判断し、予め設定された所定デューティ比Dset(例えば、50%など)を用いたファンインバータ64の制御(以下、固定デューティ制御という)を開始する(ステップS130)。これにより、パワースイッチ80がオフとされた後でも、電動ファン61の制御によって高圧バッテリ50を冷却することができる。しかも、電動ファン61の制御のためにハイブリッドECU70からの制御指令を必要としないから、電動ファン61の制御のためにハイブリッドECU70への電力供給を継続する必要がなく、電力消費を抑制することができる。
こうして固定デューティ制御を開始すると、高圧バッテリ50の温度Tbhや送風温度Tin,電圧センサ55からの低圧バッテリ54の電圧Vbl,固定デューティ制御を開始してからの時間である制御時間tcを入力し(ステップS140)、入力した制御時間tcを所定時間tcrefと比較すると共に(ステップS150)、入力した高圧バッテリ50の温度Tbhを送風温度Tinと比較し(ステップS160)、入力した低圧バッテリ電圧Vblを閾値Vblrefと比較する(ステップS170)。ここで、所定時間tcrefは、高圧バッテリ50の冷却に要する時間として実験などにより定められ、例えば、5分や10分などを用いることができる。また、閾値Vblrefは、電動ファン61のファンインバータ64やファンECU66の作動を許容する電圧として定められ、例えば、低圧バッテリ54の定格電圧が12Vの場合には9Vや10Vなどを用いることができる。ステップS150〜S170の処理は、固定デューティ制御の終了条件が成立したか否か(前述の冷却条件を解除するか否か)を判定する処理である。
制御時間tcが所定時間tcref未満であり、高圧バッテリ50の温度Tbhが送風温度Tinより高く、低圧バッテリ54の電圧Vblが閾値Vblref以上のときには、固定デューティ制御の終了条件は成立していないと判断し、ステップS140に戻り、ステップS140〜S170の処理を繰り返し実行している最中に、制御時間tcが所定時間tcref以上になるか高圧バッテリ50の温度Tbhが送風温度Tin以下になるか低圧バッテリ54の電圧Vblが閾値Vblref未満になったときには、固定デューティ制御の終了条件が成立したと判断し、固定デューティ制御を終了即ちファンインバータ64の制御を終了し(ステップS180)、ファン用リレー67をオフとして(ステップS190)、パワースイッチオフ時制御ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、ファンECU66は、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされたときに高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhref以上で且つ送風温度Tinより高いときには、冷却条件が成立していると判断し、所定デューティ比Dsetを用いたファンインバータ64の制御である固定デューティ制御を実行するから、電動ファン61を制御する際にハイブリッドECU70やエンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52への電力供給を継続する必要がなく、電力消費を抑制しつつ高圧バッテリ50を冷却することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhref以上で且つ送風温度Tinより高いときに、高圧バッテリ50を冷却するための冷却条件が成立していると判断するものとしたが、高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhref以上のときには、送風温度Tinに拘わらず冷却条件が成立していると判断するものとしてもよい。また、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされる直前にハイブリッドECU70から制御指令を受信していたときには、高圧バッテリ50の温度Tbhと閾値Tbhrefや送風温度Tinとの大小関係に拘わらず、冷却条件が成立していると判断するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、固定デューティ制御の実行中には、制御時間tcが所定時間tcref以上になったときや、高圧バッテリ50の温度Tbhが送風温度Tin以下になったとき,低圧バッテリ54の電圧Vblが閾値Vblref未満になったときに、固定デューティ制御の終了条件が成立したと判断するものとしたが、これらの一部の要件だけを用いて残余の要件については考慮せずに固定デューティ制御の終了条件が成立したか否かを判断するものとしてもよい。例えば、高圧バッテリ50の温度Tbhや低圧バッテリVblを考慮せずに制御時間tcだけを用いて固定デューティ制御の終了条件が成立したか否かを判定するものとしてもよく、この場合、高圧バッテリ50の温度Tbhや送風温度Tin,低圧バッテリ54の電圧VblをファンECU66に入力しないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、固定デューティ制御の終了条件が成立したか否かを判断する要件の一つとして、温度センサ51からファンECU66に入力される高圧バッテリ50の温度Tbhと温度センサ65からファンECU66に入力される送風温度Tinとの大小関係(パワースイッチ80がオフとされた後に検出可能な値同士の大小関係)を用いるものとしたが、高圧バッテリ50の温度Tbhと送風温度Tinとのうちの一方についてはパワースイッチ80がオフとされた後に検出できないものを用いるものとしてもよい。例えば、パワースイッチ80がオフとされた後に高圧バッテリ50の温度Tbhを検出できない場合(温度センサ51からファンECU66に高圧バッテリ50の温度Tbhを入力しない場合)、ハイブリッドECU70とファンECU66との間での通信が遮断される直前にハイブリッドECU70からファンECU66に高圧バッテリ50の温度Tbhを入力してこの温度Tbhを送風温度Tinとの大小関係の比較に用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、冷却条件が成立したか否かや、固定デューティ制御の終了条件が成立したか否かを判断するために、高圧バッテリ50の温度Tbhと送風温度Tinとを比較するものとしたが、送風温度Tinに代えて、送風温度Tinにマージン(例えば、2℃や3℃など)を加えた温度を用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリECU52は、電源用リレー57に接続された電力ライン59にエンジンECU24やモータECU40,ハイブリッドECU70と共に接続されるものとしたが、図4の変形例のハイブリッド自動車20Bに搭載される駆動システム21Bの低電圧系の構成の概略を示す構成図に例示するように、ファン用リレー67が接続された電力ライン69にファンインバータ64やファンECU66と共に接続されるものとしてもよい。この場合、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされた後でもファン用リレー67を介してファンECU66,バッテリECU52に電力が供給されるため、高圧バッテリ50の温度Tbhや送風温度Tin,低圧バッテリ54の電圧Vblの少なくとも一部について、センサからファンECU66に直接入力せずに、センサからバッテリECU52を介してファンECU66に入力するものとしてもよい。この場合、電源用リレー57がオフとされた後でもバッテリECU52への電力供給は行なわれる分だけ実施例に比して電力消費は増加するが、ハイブリッドECU70やエンジンECU24,モータECU40への電力供給を継続しない分については実施例と同様に電力消費を抑制することができる。
実施例では、駆動軸36にプラネタリギヤ30を介して接続されたエンジン22およびモータMG1と、駆動軸36に動力を入出力するモータMG2と、を備えるいわゆるパラレル型のハイブリッド自動車20に適用するものとしたが、電動機からの動力を用いて走行するものであればよいから、図5の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、エンジン22に発電用のモータMG1が取り付けられていると共に走行用のモータMG2を備えるいわゆるシリーズ型のハイブリッド自動車120に適用するものとしてもよいし、図6の変形例の電気自動車220に例示するように、走行用の動力を出力するモータMGを備える単純な電気自動車に適用するものとしてもよい。また、自動車や、自動車以外の車両,船舶,航空機などの移動体に搭載される駆動システムの形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、高圧バッテリ50が「メイン二次電池」に相当し、低圧バッテリ54が「サブ二次電池」に相当し、電動ファン61が「電動ファン」に相当し、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信したり電動ファン61の制御指令を設定してファンECU66に送信したりするハイブリッドECU70と受信したトルク指令Tm2*に基づいてモータMG2を制御するモータECU40とが「駆動用制御装置」に相当し、電源用リレー57が「第1リレー」に相当し、ファン用リレー67が「第2リレー」に相当し、パワースイッチ80がオンのときには、ハイブリッドECU70から制御指令を受信したときにその制御指令に基づいて電動ファン61のファンインバータ64をデューティ制御し、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされたときに高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhref以上で且つ送風温度Tinより高いときには、冷却条件が成立していると判断して所定デューティ比Dsetを用いたファンインバータ64の制御である固定デューティ制御を実行し、固定デューティ制御の実行中に制御時間tcが所定時間tcref以上になるか高圧バッテリ50の温度Tbhが送風温度Tin以下になるか低圧バッテリ54の電圧Vblが閾値Vblref未満になったときに固定デューティ制御の終了条件が成立したと判断して固定デューティ制御を終了してファン用リレー67をオフとするファンECU66ファンECU66が「ファン制御装置」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動用のものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「メイン二次電池」としては、リチウムイオン二次電池として構成された高圧バッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など、電動機と電力をやりとりするものであれば種々の二次電池を用いることができる。「サブ二次電池」としては、鉛蓄電池として構成された低圧バッテリ54に限定されるものではなく、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池など、種々の二次電池を用いることができる。「電動ファン」としては、ファンブレード62とファンモータ63とファンインバータ64とから構成されたものに限定されるものではなく、サブ二次電池からの電力を用いてメイン二次電池を冷却するための空気を送風可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「駆動用制御装置」としては、モータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信したり電動ファン61の制御指令を設定してファンECU66に送信したりするハイブリッドECU70と受信したトルク指令Tm2*に基づいてモータMG2を制御するモータECU40とに限定されるものではなく、サブ二次電池からの電力により作動し電動機を制御すると共に電動ファンの制御指令を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「第1リレー」としては、電源用リレー57に限定されるものではなく、サブ二次電池と駆動用制御装置およびファン制御装置との間に介在し操作者の操作に応じてオンオフするものであれば如何なるものとしても構わない。「第2リレー」としては、ファン用リレー67に限定されるものではなく、サブ二次電池と電動ファンおよびファン制御装置との間に介在しファン制御装置によりオンオフ制御されるものであれば如何なるものとしても構わない。「ファン制御装置」としては、パワースイッチ80がオンのときには、ハイブリッドECU70から制御指令を受信したときにその制御指令に基づいて電動ファン61のファンインバータ64をデューティ制御し、パワースイッチ80がオフとされて電源用リレー57がオフとされたときに高圧バッテリ50の温度Tbhが閾値Tbhref以上で且つ送風温度Tinより高いときには、冷却条件が成立していると判断して所定デューティ比Dsetを用いたファンインバータ64の制御である固定デューティ制御を実行し、固定デューティ制御の実行中に制御時間tcが所定時間tcref以上になるか高圧バッテリ50の温度Tbhが送風温度Tin以下になるか低圧バッテリ54の電圧Vblが閾値Vblref未満になったときに固定デューティ制御の終了条件が成立したと判断して固定デューティ制御を終了してファン用リレー67をオフとするファンECU66に限定されるものではなく、駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示に応じて第1リレーがオフとされたときにメイン二次電池を冷却するための冷却条件が成立するときには、冷却条件の成立が解除されるまで電動ファンが予め定められた駆動状態で駆動されるよう電動ファンを制御するファン制御を実行し、ファン制御の実行後に第2リレーがオフとされるよう第2リレーを制御する接続解除制御を実行するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動システムや自動車の製造産業などに利用可能である。
20,20B,120 ハイブリッド自動車、21,21B 駆動システム、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、44 システムメインリレー、50 高圧バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 低圧バッテリ、55 電圧センサ、56 DC/DCコンバータ、57 電源用リレー、59 電力ライン、60 冷却装置、61 電動ファン、62 ファンブレード、63 ファンモータ、64 ファンインバータ、65 温度センサ、66 ファン用電子制御ユニット(ファンECU)、67 ファン用リレー、68 ダイオード、69 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 電源用電子制御ユニット(電源ECU)、80 パワースイッチ、82 シフトポジションセンサ、84 アクセルペダルポジションセンサ、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、 220 電気自動車、MG1,MG2,MG モータ。

Claims (6)

  1. 駆動用の電動機と、前記電動機と電力をやりとりするメイン二次電池と、メイン二次電池とは異なるサブ二次電池と、前記サブ二次電池からの電力を用いて前記メイン二次電池を冷却するための空気を送風可能な電動ファンと、前記サブ二次電池からの電力により作動し前記電動機を制御すると共に前記電動ファンの制御指令を設定する駆動用制御装置と、前記サブ二次電池からの電力により作動し前記駆動用制御装置からの制御指令に基づいて前記電動ファンを制御するファン制御装置と、前記サブ二次電池と前記駆動用制御装置および前記ファン制御装置との間に介在し操作者の操作に応じてオンオフする第1リレーと、を備える駆動システムであって、
    前記サブ二次電池と前記電動ファンおよび前記ファン制御装置との間に介在し、前記ファン制御装置によりオンオフ制御される第2リレーを備え、
    前記ファン制御装置は、前記駆動システムをオフとするための運転者の操作であるシステムオフ指示に応じて前記第1リレーがオフとされたときに前記メイン二次電池を冷却するための冷却条件が成立するときには、該冷却条件の成立が解除されるまで前記電動ファンが予め定められた駆動状態で駆動されるよう該電動ファンを制御するファン制御を実行し、該ファン制御の実行後に前記第2リレーがオフとされるよう該第2リレーを制御する接続解除制御を実行する装置である、
    駆動システム。
  2. 請求項1記載の駆動システムであって、
    前記冷却条件は、前記システムオフ指示時の前記メイン二次電池の温度が該メイン二次電池の冷却を行なう必要がある温度の下限として予め定められた所定温度より高く且つ前記システムオフ指示時の前記メイン二次電池の温度が前記電動ファンにより送風される空気の温度より高いときに成立する条件である、
    駆動システム。
  3. 請求項1記載の駆動システムであって、
    前記駆動用制御装置は、前記メイン二次電池の温度が該メイン二次電池の冷却を行なう必要がある温度の下限として予め定められた所定温度より高いときには前記電動ファンの制御指令を前記ファン制御装置に送信し、前記メイン二次電池の温度が前記所定温度以下のときには前記電動ファンの制御指令を前記ファン制御装置に送信しない装置であり、
    前記冷却条件は、前記第1リレーがオフとされる直前に前記駆動用制御装置から前記電動ファンの制御指令を受信していたときに成立する条件である、
    駆動システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の駆動システムであって、
    前記冷却条件は、前記ファン制御の実行時間が前記メイン二次電池の冷却を行なう時間として予め定められた所定時間に至る条件,前記メイン二次電池の温度が前記電動ファンにより送風される空気の温度以下になる条件,前記サブ二次電池の電圧が前記電動ファンおよび前記ファン制御装置の作動電圧の下限として予め定められた下限電圧より低くなる条件,を含む複数の条件の少なくとも一つが成立したときに解除される条件である、
    駆動システム。
  5. 請求項4記載の駆動システムであって、
    前記ファン制御装置は、前記第1リレーがオフとされているときでも前記メイン二次電池の温度および前記電動ファンにより送風される空気の温度を入力可能な装置である、
    駆動システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項に記載の駆動システムを搭載し、前記電動機からの動力を用いて走行する自動車。
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