JP2011055308A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化、コンパクト化によるノイズ混入、電池に対するショット量の制限および撮像素子の種類によるノイズ混入等の問題、を効果的に解消または緩和する。
【解決手段】 DC−DCコンバータ25は、電池24の出力電圧から1.8Vおよび、3.1Vを得て、それぞれ撮像素子給電部26の第1の給電部26aおよび第2の給電部26bに供給するとともに、その他の回路素子部に給電する。撮像素子給電部26の第1の給電部26aは、1.8Vをそのまま用い、第2の給電部26bは、3.1Vを1.8Vに降圧して用いる。撮像素子給電部26は、これら第1の給電部26aおよび第2の給電部26bのいずれか一方の出力を選択的に撮像素子部31に給電する。電源選択部16は、CPU15における撮影モードの設定状態および被写体条件に基づき、第1の給電部26aと第2の給電部26bのどちらを選択するかを制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 DC−DCコンバータ25は、電池24の出力電圧から1.8Vおよび、3.1Vを得て、それぞれ撮像素子給電部26の第1の給電部26aおよび第2の給電部26bに供給するとともに、その他の回路素子部に給電する。撮像素子給電部26の第1の給電部26aは、1.8Vをそのまま用い、第2の給電部26bは、3.1Vを1.8Vに降圧して用いる。撮像素子給電部26は、これら第1の給電部26aおよび第2の給電部26bのいずれか一方の出力を選択的に撮像素子部31に給電する。電源選択部16は、CPU15における撮影モードの設定状態および被写体条件に基づき、第1の給電部26aと第2の給電部26bのどちらを選択するかを制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、いわゆるディジタルカメラのように電池等の電源により撮像素子等を駆動する撮像装置に係り、特に撮像素子の駆動電源系を改良した撮像装置に関するものである。
ディジタルカメラ等と称され、被写体像を、例えばCMOS(相補型金属酸化物半導体)撮像素子やCCD(電荷結合素子)撮像素子等の固体撮像素子により撮像し、被写体の静止画像(スティル画像)または動画像(ムービー画像)の画像データを得て、メモリ等の記録媒体にディジタル的に記録するタイプの撮像装置が普及している。
このような撮像装置においては、一般に電池を電源とし、電池電圧をスイッチングレギュレータ方式のDC−DCコンバータ等によって所要電圧に変換して、装置の各部を駆動する。そのため、電源電池を効率良く使用し長寿命化させるために、省電力を図ることが望ましい。また、撮像装置は、高感度化および高画質化が要求されており、高感度化した場合にもノイズが少なく良好な撮影画質を得るために、高感度時にも撮像素子がノイズの影響を受けにくくすることも望まれている。
従来、撮像装置等における省電力化および低ノイズ化に関する技術としては、例えば、特許文献1〜特許文献3に示されたものがある。
このような撮像装置においては、一般に電池を電源とし、電池電圧をスイッチングレギュレータ方式のDC−DCコンバータ等によって所要電圧に変換して、装置の各部を駆動する。そのため、電源電池を効率良く使用し長寿命化させるために、省電力を図ることが望ましい。また、撮像装置は、高感度化および高画質化が要求されており、高感度化した場合にもノイズが少なく良好な撮影画質を得るために、高感度時にも撮像素子がノイズの影響を受けにくくすることも望まれている。
従来、撮像装置等における省電力化および低ノイズ化に関する技術としては、例えば、特許文献1〜特許文献3に示されたものがある。
特許文献1(特開2008−99370号)には、低ノイズで消費電力の小さい電源回路を用いたバッテリ装置が記載されている。この特許文献1(特開2008−99370号)は、電圧VDDが所定の電圧より高い場合、1/2モード(降圧比:2)で動作し、電圧VDDを降圧して中間電圧を出力するチャージポンプ回路を有する構成を開示しており、前記チャージポンプ回路により電圧VDDを降圧するため、中間電圧は降圧を行わない場合の約半分になり、MOSトランジスタで消費される電力が大幅に減少することを開示している。このような構成により、電圧VDDの高電圧化による消費電力の増大を抑制することができ、この消費電力の抑制によって放熱手段を小型化したり省略したりすることができるとしている。
すなわち、特許文献1(特開2008−99370号)には、電源電圧に閾値を設けて、チャージポンプ回路による電源電圧の降圧動作を制御し、省電力動作により、電源電池の寿命を長くするとともに、電源によるノイズも抑制することが示されている。
すなわち、特許文献1(特開2008−99370号)には、電源電圧に閾値を設けて、チャージポンプ回路による電源電圧の降圧動作を制御し、省電力動作により、電源電池の寿命を長くするとともに、電源によるノイズも抑制することが示されている。
特許文献2(特開2007−221205号)には、撮影に支障がないように撮像装置の起動時の電力消費を低減し、電池による長時間の撮影を可能にする撮像装置が記載されている。この特許文献2(特開2007−221205号)は、少なくとも2つの回路部と、回路部に個別に電力を供給する電源部と、を有する撮像装置において、撮像装置の使用状態に基づいて、起動モードを判定する起動モード判定手段と、前記起動モード判定手段が判定した起動モードの手順に従って、前記電源部から前記回路部への電力供給を制御する電源制御手段と、を備え、前記起動モード判定手段は、撮像装置の撮影時における使用状態に応じて、少なくとも2つの起動モードを判定することを開示している。
すなわち、特許文献2(特開2007−221205号)には、起動モード判定手段により、撮像装置の撮影時における使用状態に応じて、少なくとも2つの起動モードを判定し、前記起動モード判定手段が判定した起動モードの手順に従って、電源制御手段により前記電源部から前記回路部への電力供給を制御することにより、起動時の動作モードに応じた電力供給による省電力を行い電池の寿命を長くすることが示されている。
すなわち、特許文献2(特開2007−221205号)には、起動モード判定手段により、撮像装置の撮影時における使用状態に応じて、少なくとも2つの起動モードを判定し、前記起動モード判定手段が判定した起動モードの手順に従って、電源制御手段により前記電源部から前記回路部への電力供給を制御することにより、起動時の動作モードに応じた電力供給による省電力を行い電池の寿命を長くすることが示されている。
特許文献3(特開2001−339630号)には、電池の残容量量に応じた適切なモードを設定し、あるいは許可することにより、電池を有効利用する撮像装置が記載されている。この特許文献3(特開2001−339630号)は、電池で駆動可能な撮像装置において、各種モードでの消費電力を予測し、その予測された消費電力に基づき、各種モードを実行するのに充分な電力を前記電池が供給可能であるか否かを判定し、実行するのに充分な電力を前記電池が供給可能であると判定されたモードを実行し、あるいは許可することを開示している。
すなわち、特許文献3(特開2001−339630号)には、モード毎に消費電力を予想して動作方法を変更することにより、省電力を行って電池の寿命を長くすることが示されている。
すなわち、特許文献3(特開2001−339630号)には、モード毎に消費電力を予想して動作方法を変更することにより、省電力を行って電池の寿命を長くすることが示されている。
〔高感度化によるノイズの顕在化〕
ところで、いわゆるディジタルカメラ等のように撮像素子を用いた撮像装置は、撮像素子のゲイン(利得)調整により、撮像素子の感度を調整設定することができ、多くの場合、感度を例えば旧来の銀塩フィルムのISO(国際標準化機構)感度に対応させてISO感度として調整設定できるようにしている。ISO感度には、典型的には、例えばISO100、ISO200、ISO400、ISO800、ISO1600等の値があり、ISO感度100を基準として、200,400,800,1600,…という等比数列的に増加する値が使用される。例えばISO200では、受光感度がISO100の2倍となるため、ISO100のときの半分の光量で撮影することができる。
ISO感度の値が高くなるほど受光感度が増すため、暗い被写体を撮影することができたり、シャッタ速度を高速にして、高速で動く被写体を少ないブレで撮影することができたりすることになる。その反面、ISO感度の値を高くして受光感度を増すということは、撮像素子のゲインを上げることになるので、撮像される画像におけるノイズが目立つことになる。したがって、低いISO感度ではあまり気にならないような小さなノイズ成分も、高いISO感度を選択したときには、撮像結果としての画像に顕著にあらわれるようになる。このようなノイズ成分には、固定パターンノイズ、ランダムノイズおよび電源ノイズ(電源に生じたノイズが撮像素子の内部回路等に影響を与え、撮像結果の画像におけるノイズとしてあらわれる)等がある。
ところで、いわゆるディジタルカメラ等のように撮像素子を用いた撮像装置は、撮像素子のゲイン(利得)調整により、撮像素子の感度を調整設定することができ、多くの場合、感度を例えば旧来の銀塩フィルムのISO(国際標準化機構)感度に対応させてISO感度として調整設定できるようにしている。ISO感度には、典型的には、例えばISO100、ISO200、ISO400、ISO800、ISO1600等の値があり、ISO感度100を基準として、200,400,800,1600,…という等比数列的に増加する値が使用される。例えばISO200では、受光感度がISO100の2倍となるため、ISO100のときの半分の光量で撮影することができる。
ISO感度の値が高くなるほど受光感度が増すため、暗い被写体を撮影することができたり、シャッタ速度を高速にして、高速で動く被写体を少ないブレで撮影することができたりすることになる。その反面、ISO感度の値を高くして受光感度を増すということは、撮像素子のゲインを上げることになるので、撮像される画像におけるノイズが目立つことになる。したがって、低いISO感度ではあまり気にならないような小さなノイズ成分も、高いISO感度を選択したときには、撮像結果としての画像に顕著にあらわれるようになる。このようなノイズ成分には、固定パターンノイズ、ランダムノイズおよび電源ノイズ(電源に生じたノイズが撮像素子の内部回路等に影響を与え、撮像結果の画像におけるノイズとしてあらわれる)等がある。
〔コンパクト化に伴うノイズ混入〕
また、近年、ディジタルカメラが小さく薄くなるなど撮像装置のコンパクト化が進んでいる。これに伴い、装置をよりコンパクトにするために内部で使用する部品を小さくしたり、回路の共通化を進めることによって装置をコンパクトにしたりするなどの工夫がされている。回路の共通化には、例えば、共通電位(GND〜グラウンド)部をアナログ/ディジタル共通にすることや、各部の電源を共通化することなどがある。このような電源の共通化や共通電位部の共通化を行うことによって、ノイズ電流が共通電位に還らず、他の回路(IC(集積回路))に流れてしまい、他のICで発生したノイズの混入によるノイズが、電源ラインにあらわれることがある。
また、近年、ディジタルカメラが小さく薄くなるなど撮像装置のコンパクト化が進んでいる。これに伴い、装置をよりコンパクトにするために内部で使用する部品を小さくしたり、回路の共通化を進めることによって装置をコンパクトにしたりするなどの工夫がされている。回路の共通化には、例えば、共通電位(GND〜グラウンド)部をアナログ/ディジタル共通にすることや、各部の電源を共通化することなどがある。このような電源の共通化や共通電位部の共通化を行うことによって、ノイズ電流が共通電位に還らず、他の回路(IC(集積回路))に流れてしまい、他のICで発生したノイズの混入によるノイズが、電源ラインにあらわれることがある。
〔ショット量/電池〕
ディジタルカメラ等の撮像装置における重要な要素の一つとしてショット量(撮像量)、つまり静止画の場合はショット数(撮影枚数)、動画の場合はショット時間(撮像時間)、がある。このショット量は、撮像装置の仕様において、撮像画質に次いで重要な要素となっており、撮像装置の仕様としては、高画質を得ることと多大なショット量を得ることとを両立させることが主要な課題となっている。先に述べたように、最近では、撮像装置をコンパクト化することが要求されるため、電池自体の寸法も小さくなっており、電池の容量を増大させることは、容易ではなくなってきている。しかも、撮像装置においては、撮像画素数の増大、液晶表示器の大型化、フラッシュの発光およびレンズの動作の複雑化や高速化などによって消費電力が増大する傾向があり、電池(未使用電池またはフル充電電池)に対するショット量を維持向上することは容易ではない。このため、電池に対するショット量をむしろ減少させざるを得ないという影響も出てきている。
ディジタルカメラ等の撮像装置における重要な要素の一つとしてショット量(撮像量)、つまり静止画の場合はショット数(撮影枚数)、動画の場合はショット時間(撮像時間)、がある。このショット量は、撮像装置の仕様において、撮像画質に次いで重要な要素となっており、撮像装置の仕様としては、高画質を得ることと多大なショット量を得ることとを両立させることが主要な課題となっている。先に述べたように、最近では、撮像装置をコンパクト化することが要求されるため、電池自体の寸法も小さくなっており、電池の容量を増大させることは、容易ではなくなってきている。しかも、撮像装置においては、撮像画素数の増大、液晶表示器の大型化、フラッシュの発光およびレンズの動作の複雑化や高速化などによって消費電力が増大する傾向があり、電池(未使用電池またはフル充電電池)に対するショット量を維持向上することは容易ではない。このため、電池に対するショット量をむしろ減少させざるを得ないという影響も出てきている。
〔撮像素子の種類によるノイズ混入〕
撮像素子としては、CCD(電荷結合素子)イメージセンサおよびCMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサ等の固体撮像素子が広く用いられている。CCDイメージセンサは、A/D(アナログ−ディジタル)コンバータまでのアナログ信号路が長いのに対し、CMOSイメージセンサは、A/Dコンバータまでのアナログ信号路が短くなるので、外部ノイズに影響されにくいという特徴がある。ところが、CMOSイメージセンサは、撮像部とアナログフロントエンド(AFE)とを合体させた構造となっており、CMOSイメージセンサの内部で動作する回路部の電源にも共通の電源を使用していることが多い。また、CMOSイメージセンサの周辺回路についても、電源を分ける(例えばアナログ共通電位(GND)部とディジタル共通電位(GND)部や、同じ電源電圧を用いる複数の部分でも共通化せずに分ける)ことが理想とされているが、コンパクト化という理由から共通化されて設計されることが多い。
撮像素子としては、CCD(電荷結合素子)イメージセンサおよびCMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサ等の固体撮像素子が広く用いられている。CCDイメージセンサは、A/D(アナログ−ディジタル)コンバータまでのアナログ信号路が長いのに対し、CMOSイメージセンサは、A/Dコンバータまでのアナログ信号路が短くなるので、外部ノイズに影響されにくいという特徴がある。ところが、CMOSイメージセンサは、撮像部とアナログフロントエンド(AFE)とを合体させた構造となっており、CMOSイメージセンサの内部で動作する回路部の電源にも共通の電源を使用していることが多い。また、CMOSイメージセンサの周辺回路についても、電源を分ける(例えばアナログ共通電位(GND)部とディジタル共通電位(GND)部や、同じ電源電圧を用いる複数の部分でも共通化せずに分ける)ことが理想とされているが、コンパクト化という理由から共通化されて設計されることが多い。
上述したように、昨今のディジタルカメラ等の撮像装置においては、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化、コンパクト化によるノイズ混入、電池に対するショット量の制限および撮像素子の種類によるノイズ混入等の問題を解消または緩和することが必要とされているが、先に述べた特許文献1(特開2008−99370号)、特許文献2(特開2007−221205号)および特許文献3(特開2001−339630号)に開示された技術は、単なる省電力化の域を出ていない。このため、特許文献1〜特許文献3の技術では、最近の撮像装置において重要な問題、すなわち、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化、コンパクト化によるノイズ混入、電池に対するショット量の制限および撮像素子の種類によるノイズ混入等の問題、を効果的に解消または緩和することができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化、コンパクト化によるノイズ混入、電池に対するショット量の制限および撮像素子の種類によるノイズ混入等の問題、を効果的に解消または緩和することを可能とする撮像装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化、コンパクト化によるノイズ混入、電池に対するショット量の制限および撮像素子の種類によるノイズ混入等の問題、を効果的に解消または緩和することを可能とする撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化に有効に対処して、高感度時のノイズが少なく、電源を効率良く使用することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、撮像素子への給電路におけるノイズ混入を効果的に防止して、ノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、電源電池の残量に基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、電池残量に応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、撮像素子への給電路におけるノイズ混入を効果的に防止して、ノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、電源電池の残量に基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、電池残量に応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、撮影シーンに基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、撮影シーンに応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、撮像素子の高感度化によるノイズを人物撮影時には一層効果的に抑制して、人物撮影における高感度時に一層有効にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、高ISO感度化によるノイズを効果的に抑制して、高ISO感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、動作状態および被写体条件の少なくとも一方に基づく効果的な給電制御により撮像素子を作動させ、効果的な低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、撮像素子の高感度化によるノイズを人物撮影時には一層効果的に抑制して、人物撮影における高感度時に一層有効にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、高ISO感度化によるノイズを効果的に抑制して、高ISO感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、動作状態および被写体条件の少なくとも一方に基づく効果的な給電制御により撮像素子を作動させ、効果的な低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項9の目的は、特に、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化に対処して、高感度時の低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、撮影モードに応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、電源電池残量に応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサを用いた撮像素子に有効な低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、撮影モードに応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、電源電池残量に応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサを用いた撮像素子に有効な低ノイズ化および省電力を実現することを可能とする撮像装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧に基づいて前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
ユーザの操作による設定および被写体情報に基づく自動処理による設定の少なくともいずれかによって、前記撮像素子の入力感度を設定する感度設定手段と、
前記感度設定手段で設定される入力感度が所定の感度よりも低いときは前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給し、前記感度設定手段で設定される入力感度が前記所定の感度よりも高いときは前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給する給電切り換え手段と、
を具備し、
前記感度設定手段で設定される入力感度が低い時は前記第1の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動し、前記感度設定手段で設定される入力感度が高い時は前記第3の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動することを特徴としている。
電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧に基づいて前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
ユーザの操作による設定および被写体情報に基づく自動処理による設定の少なくともいずれかによって、前記撮像素子の入力感度を設定する感度設定手段と、
前記感度設定手段で設定される入力感度が所定の感度よりも低いときは前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給し、前記感度設定手段で設定される入力感度が前記所定の感度よりも高いときは前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給する給電切り換え手段と、
を具備し、
前記感度設定手段で設定される入力感度が低い時は前記第1の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動し、前記感度設定手段で設定される入力感度が高い時は前記第3の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1の撮像装置であって、
前記第1の電圧変換手段は、前記第2の電圧を、前記第1の電圧よりも高い電圧に設定しており、且つ
前記第2の電圧変換手段は、前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を得る降圧レギュレータであることを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項2の撮像装置であって、
前記第2の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路は、前記第1の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路よりも配線長が短くなるように配置形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮像装置であって、
前記電源は電池であり、そして該電源電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により前記電源電池の残量が所定値よりも小さくなったことが判別されると、前記給電切り換え手段における前記所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御することを特徴としている。
前記第1の電圧変換手段は、前記第2の電圧を、前記第1の電圧よりも高い電圧に設定しており、且つ
前記第2の電圧変換手段は、前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を得る降圧レギュレータであることを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項2の撮像装置であって、
前記第2の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路は、前記第1の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路よりも配線長が短くなるように配置形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮像装置であって、
前記電源は電池であり、そして該電源電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により前記電源電池の残量が所定値よりも小さくなったことが判別されると、前記給電切り換え手段における前記所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御することを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮像装置であって、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記複数の撮影モードには、それぞれ前記撮像素子の入力感度が設定されていることを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項5の撮像装置であって、
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により、人物のポートレート撮影を行うためのポートレートモードおよび被写体の顔を認識して撮影するためのフェイスモードの少なくとも一方が設定されたときに、前記給電切り換え手段における所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御する手段を含むことを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置であって、
前記感度設定手段は、前記撮像素子の入力感度をISO(国際標準化機構)感度に対応させて設定するISO感度設定手段を含むことを特徴としている。
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記複数の撮影モードには、それぞれ前記撮像素子の入力感度が設定されていることを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項5の撮像装置であって、
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により、人物のポートレート撮影を行うためのポートレートモードおよび被写体の顔を認識して撮影するためのフェイスモードの少なくとも一方が設定されたときに、前記給電切り換え手段における所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御する手段を含むことを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置であって、
前記感度設定手段は、前記撮像素子の入力感度をISO(国際標準化機構)感度に対応させて設定するISO感度設定手段を含むことを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
電池からなる電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および該第1の電圧よりも高い第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する降圧レギュレータを含む第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
当該撮像装置の状態および被写体撮影条件の少なくともいずれかに基づいて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかを選択的に切り換える給電切り換え手段と、
を具備し、
前記第1の出力系からの前記第1の電圧と前記第3の出力系からの前記第1の電圧とを選択的に切り換えて前記撮像素子を駆動することを特徴としている。
電池からなる電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および該第1の電圧よりも高い第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する降圧レギュレータを含む第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
当該撮像装置の状態および被写体撮影条件の少なくともいずれかに基づいて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかを選択的に切り換える給電切り換え手段と、
を具備し、
前記第1の出力系からの前記第1の電圧と前記第3の出力系からの前記第1の電圧とを選択的に切り換えて前記撮像素子を駆動することを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項8の撮像装置であって、
前記給電切り換え手段は、前記撮像素子の入力感度設定に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項8または請求項9の撮像装置であって、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により選択設定される撮影モードに応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴としている。
前記給電切り換え手段は、前記撮像素子の入力感度設定に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項8または請求項9の撮像装置であって、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により選択設定される撮影モードに応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項8〜請求項10のいずれか1項の撮像装置であって、
前記電源としての電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により判別される電池残量に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項11のいずれか1項の撮像装置であって、
前記撮像素子は、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサであることを特徴としている。
前記電源としての電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により判別される電池残量に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴としている。
請求項12に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項11のいずれか1項の撮像装置であって、
前記撮像素子は、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサであることを特徴としている。
本発明によれば、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化、コンパクト化によるノイズ混入、電池に対するショット量の制限および撮像素子の種類によるノイズ混入等の問題、を効果的に解消または緩和することを可能とする撮像装置を提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の撮像装置によれば、
電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧に基づいて前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
ユーザの操作による設定および被写体情報に基づく自動処理による設定の少なくともいずれかによって、前記撮像素子の入力感度を設定する感度設定手段と、
前記感度設定手段で設定される入力感度が所定の感度よりも低いときは前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給し、前記感度設定手段で設定される入力感度が前記所定の感度よりも高いときは前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給する給電切り換え手段と、
を具備し、
前記感度設定手段で設定される入力感度が低い時は前記第1の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動し、前記感度設定手段で設定される入力感度が高い時は前記第3の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動することにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化に有効に対処して、高感度時のノイズが少なく、電源を効率良く使用することが可能となる。
電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧に基づいて前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
ユーザの操作による設定および被写体情報に基づく自動処理による設定の少なくともいずれかによって、前記撮像素子の入力感度を設定する感度設定手段と、
前記感度設定手段で設定される入力感度が所定の感度よりも低いときは前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給し、前記感度設定手段で設定される入力感度が前記所定の感度よりも高いときは前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給する給電切り換え手段と、
を具備し、
前記感度設定手段で設定される入力感度が低い時は前記第1の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動し、前記感度設定手段で設定される入力感度が高い時は前記第3の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動することにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化に有効に対処して、高感度時のノイズが少なく、電源を効率良く使用することが可能となる。
また、本発明の請求項2の撮像装置によれば、請求項1の撮像装置において、
前記第1の電圧変換手段は、前記第2の電圧を、前記第1の電圧よりも高い電圧に設定しており、且つ
前記第2の電圧変換手段は、前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を得る降圧レギュレータであることにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項3の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、
前記第2の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路は、前記第1の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路よりも配線長が短くなるように配置形成されることにより、
特に、撮像素子への給電路におけるノイズ混入を効果的に防止して、ノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
前記第1の電圧変換手段は、前記第2の電圧を、前記第1の電圧よりも高い電圧に設定しており、且つ
前記第2の電圧変換手段は、前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を得る降圧レギュレータであることにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項3の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、
前記第2の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路は、前記第1の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路よりも配線長が短くなるように配置形成されることにより、
特に、撮像素子への給電路におけるノイズ混入を効果的に防止して、ノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項4の撮像装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮像装置において、
において、
前記電源は電池であり、そして該電源電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により前記電源電池の残量が所定値よりも小さくなったことが判別されると、前記給電切り換え手段における前記所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御することにより、
特に、電源電池の残量に基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、電池残量に応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項5の撮像装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮像装置において、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記複数の撮影モードには、それぞれ前記撮像素子の入力感度が設定されることにより、
特に、撮影シーンに基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、撮影シーンに応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
において、
前記電源は電池であり、そして該電源電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により前記電源電池の残量が所定値よりも小さくなったことが判別されると、前記給電切り換え手段における前記所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御することにより、
特に、電源電池の残量に基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、電池残量に応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項5の撮像装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項の撮像装置において、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記複数の撮影モードには、それぞれ前記撮像素子の入力感度が設定されることにより、
特に、撮影シーンに基づき撮像素子の高感度化によるノイズを効果的に抑制して、撮影シーンに応じて高感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項6の撮像装置によれば、請求項5の撮像装置において、
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により、人物のポートレート撮影を行うためのポートレートモードおよび被写体の顔を認識して撮影するためのフェイスモードの少なくとも一方が設定されたときに、前記給電切り換え手段における所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御する手段を含むことにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズを人物撮影時には一層効果的に抑制して、人物撮影における高感度時に一層有効にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項7の撮像装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置において、
前記感度設定手段は、前記撮像素子の入力感度をISO(国際標準化機構)感度に対応させて設定するISO感度設定手段を含むことにより、
特に、高ISO感度化によるノイズを効果的に抑制して、高ISO感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により、人物のポートレート撮影を行うためのポートレートモードおよび被写体の顔を認識して撮影するためのフェイスモードの少なくとも一方が設定されたときに、前記給電切り換え手段における所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御する手段を含むことにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズを人物撮影時には一層効果的に抑制して、人物撮影における高感度時に一層有効にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
本発明の請求項7の撮像装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置において、
前記感度設定手段は、前記撮像素子の入力感度をISO(国際標準化機構)感度に対応させて設定するISO感度設定手段を含むことにより、
特に、高ISO感度化によるノイズを効果的に抑制して、高ISO感度時にノイズの少ない被写体画像を撮像することが可能となる。
さらに、本発明の請求項8の撮像装置によれば、
電池からなる電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および該第1の電圧よりも高い第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する降圧レギュレータを含む第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
当該撮像装置の状態および被写体撮影条件の少なくともいずれかに基づいて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかを選択的に切り換える給電切り換え手段と、
を具備し、
前記第1の出力系からの前記第1の電圧と前記第3の出力系からの前記第1の電圧とを選択的に切り換えて前記撮像素子を駆動することにより、
特に、動作状態および被写体条件の少なくとも一方に基づく効果的な給電制御により撮像素子を作動させ、効果的な低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
電池からなる電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および該第1の電圧よりも高い第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する降圧レギュレータを含む第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
当該撮像装置の状態および被写体撮影条件の少なくともいずれかに基づいて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかを選択的に切り換える給電切り換え手段と、
を具備し、
前記第1の出力系からの前記第1の電圧と前記第3の出力系からの前記第1の電圧とを選択的に切り換えて前記撮像素子を駆動することにより、
特に、動作状態および被写体条件の少なくとも一方に基づく効果的な給電制御により撮像素子を作動させ、効果的な低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
本発明の請求項9の撮像装置によれば、請求項8の撮像装置において、
前記給電切り換え手段は、前記撮像素子の入力感度設定に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化に対処して、高感度時の低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
本発明の請求項10の撮像装置によれば、請求項8または請求項9の撮像装置において、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により選択設定される撮影モードに応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことにより、
特に、撮影モードに応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
前記給電切り換え手段は、前記撮像素子の入力感度設定に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことにより、
特に、撮像素子の高感度化によるノイズの顕在化に対処して、高感度時の低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
本発明の請求項10の撮像装置によれば、請求項8または請求項9の撮像装置において、
想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により選択設定される撮影モードに応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことにより、
特に、撮影モードに応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
本発明の請求項11の撮像装置によれば、請求項8〜請求項10のいずれか1項の撮像装置において、
前記電源としての電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により判別される電池残量に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことにより、
特に、電源電池残量に応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
本発明の請求項12の撮像装置によれば、請求項1〜請求項11のいずれか1項の撮像装置において、
前記撮像素子は、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサであることにより、
特に、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサを用いた撮像素子に有効な低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
前記電源としての電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により判別される電池残量に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことにより、
特に、電源電池残量に応じて撮像素子への給電を適正化して、低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
本発明の請求項12の撮像装置によれば、請求項1〜請求項11のいずれか1項の撮像装置において、
前記撮像素子は、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサであることにより、
特に、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサを用いた撮像素子に有効な低ノイズ化および省電力を実現することが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の撮像装置を詳細に説明する。
図1、図2、図3および図4は、本発明の実施の形態に係る撮像装置を適用したディジタルカメラの構成を示している。近年、動画撮像機能を備えたディジタルスティルカメラや、静止撮影機能を備えたディジタルビデオカメラ(ムービーカメラ)等が多く見られるようになっている。そのため、ここでは、単にディジタルカメラと称しており、主として静止画を撮影する場合について論じている。図1は、撮像装置であるディジタルカメラの全体のシステム構成の概要を示すブロック図であり、そして図2、図3および図4は、図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す、それぞれ、上面図、正面図および背面図である。
図1、図2、図3および図4は、本発明の実施の形態に係る撮像装置を適用したディジタルカメラの構成を示している。近年、動画撮像機能を備えたディジタルスティルカメラや、静止撮影機能を備えたディジタルビデオカメラ(ムービーカメラ)等が多く見られるようになっている。そのため、ここでは、単にディジタルカメラと称しており、主として静止画を撮影する場合について論じている。図1は、撮像装置であるディジタルカメラの全体のシステム構成の概要を示すブロック図であり、そして図2、図3および図4は、図1のディジタルカメラの外観構成を模式的に示す、それぞれ、上面図、正面図および背面図である。
図1に示すディジタルカメラは、撮像レンズ1、メカニカルシャッタ2、イメージセンサ3、A/D(アナログ−ディジタル)変換器4、タイミング発生器(TG)5、センサインタフェース(センサI/F)6、合焦評価部7、メモリコントローラ8、表示出力制御部9、圧縮処理部10、YUV変換部11、評価値比較部12、リサイズ処理部13、メディアインタフェース(メディアI/F)14、CPU(中央制御部)15、電源選択部16、ROM(リードオンリメモリ)17、フレームメモリ(SDRAM)18、液晶(LCD)ディスプレイ19、レンズ駆動部20、操作部21、音声出力装置22、メモリカード23、電池24、DC−DCコンバータ25および撮像素子給電部26を具備している。撮像レンズ1は、ズーミングレンズ1aおよびフォーカシングレンズ1b等を含んでいる。
イメージセンサ3、A/D変換器4およびタイミング発生器5は、撮像素子部31を構成している。センサインタフェース6、合焦評価部7、メモリコントローラ8、表示出力制御部9、圧縮処理部10、YUV変換部11、評価値比較部12、リサイズ処理部13、メディアインタフェース14、CPU15および電源選択部16は、信号処理IC(集積回路)32に搭載されている。
イメージセンサ3、A/D変換器4およびタイミング発生器5は、撮像素子部31を構成している。センサインタフェース6、合焦評価部7、メモリコントローラ8、表示出力制御部9、圧縮処理部10、YUV変換部11、評価値比較部12、リサイズ処理部13、メディアインタフェース14、CPU15および電源選択部16は、信号処理IC(集積回路)32に搭載されている。
撮像レンズ1は、被写体光学像を撮像素子としてのイメージセンサ3の受光面上に結像させるための光学系であり、この場合、ズームレンズとして構成されていて、少なくともその一部をズーミング操作用のズーミングレンズ1aとし、少なくともその一部をフォーカシング操作用のフォーカシングレンズ1bとしている。メカニカルシャッタ2は、撮像レンズ1の内部または撮像レンズ1とイメージセンサ3との間の光路上に介挿されて、光路を開閉し、イメージセンサ3の露光を制限する。
イメージセンサ3、A/D変換器4およびタイミング発生器5により構成される撮像素子部31は、イメージセンサ3の撮像出力信号を処理するフロントエンドとして機能する。イメージセンサ3は、例えばCMOS(相補型金属酸化物半導体)タイプの受光素子を用いるCMOS固体撮像素子またはCCD(電荷結合素子)タイプの受光素子を用いるCCD固体撮像素子を用いて構成され、必要に応じて、受光素子の出力画像信号を相関2重サンプリングするCDS(相関2重サンプリング)回路およびCDS回路の相関2重サンプリング出力を自動利得制御して所要の信号レベルに調整するAGC(自動利得制御)回路等を含んでいる。
イメージセンサ3、A/D変換器4およびタイミング発生器5により構成される撮像素子部31は、イメージセンサ3の撮像出力信号を処理するフロントエンドとして機能する。イメージセンサ3は、例えばCMOS(相補型金属酸化物半導体)タイプの受光素子を用いるCMOS固体撮像素子またはCCD(電荷結合素子)タイプの受光素子を用いるCCD固体撮像素子を用いて構成され、必要に応じて、受光素子の出力画像信号を相関2重サンプリングするCDS(相関2重サンプリング)回路およびCDS回路の相関2重サンプリング出力を自動利得制御して所要の信号レベルに調整するAGC(自動利得制御)回路等を含んでいる。
撮像素子としてのイメージセンサ3は、露光状態で受光面に入射される光学像を電気信号に変換して一時保持し、画像データを転送出力する。A/D変換器4は、イメージセンサ3のアナログ出力をディジタルデータに変換する。タイミング発生器5は、CPU15と連携して、信号処理IC32のセンサインタフェース6に同期駆動信号であるVD信号(垂直同期駆動信号)およびHD信号(水平同期駆動信号)を与え、且つイメージセンサ3およびA/D変換器4にタイミング信号を与え、これらイメージセンサ3およびA/D変換器4を適切に同期動作させる。
信号処理IC32は、CPU15の制御に基づき、撮像素子部31のA/D変換器4でA/D変換されたディジタル画像データをフレームメモリ18へ格納するとともに、圧縮およびYUV変換等の所要の信号処理を行い、当該信号処理IC32内で処理されたデータのフレームメモリ18への格納、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出された画像データ等のLCDディスプレイ19への表示、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出されたディジタル画像データの圧縮処理、YUV変換およびリサイズ処理、並びにフレームメモリ18から取り出されたディジタル画像データのメディアインタフェース14を介してのメモリカード23への格納等の処理を行う。
信号処理IC32は、CPU15の制御に基づき、撮像素子部31のA/D変換器4でA/D変換されたディジタル画像データをフレームメモリ18へ格納するとともに、圧縮およびYUV変換等の所要の信号処理を行い、当該信号処理IC32内で処理されたデータのフレームメモリ18への格納、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出された画像データ等のLCDディスプレイ19への表示、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出されたディジタル画像データの圧縮処理、YUV変換およびリサイズ処理、並びにフレームメモリ18から取り出されたディジタル画像データのメディアインタフェース14を介してのメモリカード23への格納等の処理を行う。
すなわち、センサインタフェース6は、撮像素子部31のA/D変換器4から与えられるディジタル画像データを受けて、合焦評価部7を介してメモリコントローラ8に与え、メモリコントローラ8は、与えられたディジタル画像データをフレームメモリ18に格納する。合焦評価部7は、例えば、メモリコントローラ8によりセンサインタフェース6からフレームメモリ18へディジタル画像データを保存する処理と同時に、合焦評価値を算出する。
合焦評価値の算出は、例えば、まず、ターゲットとなる各ラインに、水平走査方向の所定の空間バンドパスフィルタを適用し、ライン毎にバンドパスフィルタ出力の絶対値が最大のデータを選択し、選択したデータを垂直走査方向に積分することにより求めることにより行う。このような操作により、合焦状態で最も大きくなり、非合焦状態で小さくなる合焦評価値を得ることができる。また、例えば、画像データをn×mの分割領域に分割し、分割された各領域について合焦評価値を求めるようにしてもよい。このような合焦評価値の算出方法は、ここで述べた例に限られるものではなく、その値の大小が合焦状態をあらわす合焦評価値を与えるものであれば、どのような方法でもよい。
合焦評価値の算出は、例えば、まず、ターゲットとなる各ラインに、水平走査方向の所定の空間バンドパスフィルタを適用し、ライン毎にバンドパスフィルタ出力の絶対値が最大のデータを選択し、選択したデータを垂直走査方向に積分することにより求めることにより行う。このような操作により、合焦状態で最も大きくなり、非合焦状態で小さくなる合焦評価値を得ることができる。また、例えば、画像データをn×mの分割領域に分割し、分割された各領域について合焦評価値を求めるようにしてもよい。このような合焦評価値の算出方法は、ここで述べた例に限られるものではなく、その値の大小が合焦状態をあらわす合焦評価値を与えるものであれば、どのような方法でもよい。
メモリコントローラ8は、CPU15の制御に基づき、センサインタフェース6および合焦評価部7を介して与えられる自然画像の原RGB(RAW−RGB)データ、YUV変換部11で原RGB(RAW−RGB)データから輝度情報Yと色差情報U(Cb:(B−Y)×定数)および色差情報V(Cr:(R−Y)×定数)とからなるYUVデータにYUV変換されたYUVデータ、圧縮処理部10で、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式にて圧縮されたJPEGデータおよび撮影モードアイコン等を表示するためのOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像データ等のフレームメモリ18への書き込みおよびフレームメモリ18からの読み出しを制御する。表示出力制御部9は、フレームメモリ18から読み出された画像データをLCDディスプレイ19に表示させるとともに、外部のTV(テレビジョン)等に表示させるためのTV出力を出力する。圧縮処理部10は、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出された画像データ等を、例えばJPEG方式のような所定の圧縮方式にて圧縮する。YUV変換部11は、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出された画像データを、CPU15から与えられるオートホワイトバランス(AWB)制御値に従ってYUV変換する。評価値比較部12は、合焦評価部7により算出された合焦評価値を予めROM17等に格納された閾値とを比較して、閾値以上の合焦評価値を有する合焦画像であるか閾値未満の合焦評価値を有する非合焦画像であるかを判定する。リサイズ処理部13は、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出された画像データを、異なるサイズにリサイズする。
メディアインタフェース14は、A/D変換器4から与えられまたはフレームメモリ18から取り出された画像データを、メモリコントローラ8およびCPU15の制御に従ってメモリカード23に書き込む。すなわち、メモリコントローラ8は、A/D変換器4から与えられた画像データを、フレームメモリ18へ格納し、且つフレームメモリ18から画像データを取り出して、表示出力制御部9を介してLCDディスプレイ19への表示に供するとともに、フレームメモリ18から画像データを取り出して、圧縮処理部10によるJPEG方式等の圧縮処理、YUV変換部11によるYUV変換、リサイズ処理部13によるリサイズ処理ならびにこれら圧縮、YUV変換およびリサイズの処理後のデータをフレームメモリ18への書き込みに供し、さらにはフレームメモリ18からデータを取り出してメモリカード23への書き込みに供する。
ROM17は、CPU15の動作プログラムおよびデータ等を格納しており、CPU15は、ROM17から読み出したプログラムおよびデータに従って撮影動作に係る各種の処理を実行する。フレームメモリ18は、例えばSDRAM(シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)等の半導体メモリを用いて構成されており、原RGBデータ、YUV変換されたYUVデータ、JPEG圧縮されたJPEGデータおよびOSD画像データ等をそれぞれ格納する。
LCDディスプレイ19は、A/D変換器4から供給され、またはフレームメモリ18から取り出され、表示出力制御部9を介して与えられる画像データ等の情報を表示する。
レンズ駆動部20は、CPU15の制御に基づいて、撮像レンズ1のズーミングおよびフォーカシング等のために、それぞれズーミングレンズ1aおよびフォーカシングレンズ1b等をレンズ駆動モータ(図示せず)により駆動し、且つシャッタ開閉動作のためにタイミング発生器5と連動してメカニカルシャッタ2をシャッタ駆動モータ(図示せず)により駆動する。
LCDディスプレイ19は、A/D変換器4から供給され、またはフレームメモリ18から取り出され、表示出力制御部9を介して与えられる画像データ等の情報を表示する。
レンズ駆動部20は、CPU15の制御に基づいて、撮像レンズ1のズーミングおよびフォーカシング等のために、それぞれズーミングレンズ1aおよびフォーカシングレンズ1b等をレンズ駆動モータ(図示せず)により駆動し、且つシャッタ開閉動作のためにタイミング発生器5と連動してメカニカルシャッタ2をシャッタ駆動モータ(図示せず)により駆動する。
操作部21は、撮影を指令するためのシャッタレリーズボタン、各モードを切換えるためのモードダイアル、ならびにその他のスイッチ、キー、レバーおよびダイアル等の少なくとも一部の操作手段を含み、当該ディジタルカメラに対する動作指示、設定指示および選択指示等の情報をCPU15に与えるための操作を行う。音声出力装置22は、警報および音声アナウンス等の音声を発する。メモリカード23は、いわゆるフラッシュメモリのような半導体不揮発性メモリを内蔵する小型のICメモリ式記録媒体であり、当該ディジタルカメラに対して着脱可能な外部記録媒体として用いられる。メモリカード23は、例えばディジタルカメラに設けられたスロットに脱離可能に装着される。このメモリカード23は、例えば、CPU15の制御により、フレームメモリ18内のJPEG方式等で圧縮された画像データをメモリコントローラ8を介してフレームメモリ18から取り出して、撮影結果として保存する。
DC−DCコンバータ25は、第1の電圧変換手段を構成し、電源としての電池24の出力電圧から第1の電圧(例えば1.8V)および、この場合、第1の電圧よりも高い、第2の電圧(例えば3.1V)を得て、それぞれ撮像素子給電部26の第1の給電部26aおよび第2の給電部26bに供給するとともに、その他の回路素子部に給電する。撮像素子給電部26の第1の給電部26aは、与えられた第1の電圧をそのまま用い、第2の給電部26bは、与えられた第2の電圧を降圧して第1の給電部26aと等しい第1の電圧に電圧変換する第2の電圧変換手段を含み、この第2の電圧変換手段で第2の電圧から降圧された第1の電圧を用い、撮像素子給電部26は、これら第1の給電部26aおよび第2の給電部26bのいずれか一方の出力を選択的に撮像素子部31に給電する。電源選択部16は、CPU15におけるISO感度等の感度、シーンモード等の撮影モードの設定状態および被写体輝度、絞り開度、フラッシュ発光の有無等の被写体条件に基づき、撮像素子給電部26の第1の給電部26aと第2の給電部26bのどちらから撮像素子部31に対する給電を行うかを判定制御する。この撮像素子部31に対する給電システムについては後にさらに詳述する。
また、図2〜図4において、ディジタルカメラは、ボディの背面にLCDモニタ19aが配設されており、このLCDモニタ19aが図1におけるLCDディスプレイ19を構成する。LCDモニタ19aは、画像および撮像に係る各種状況を表示する。LCDディスプレイ19としては、このLCDモニタ19aの他に主としてフィルムカウンタ、日付/時間および動作状態を示す各種シンボル等を表示するためのサブLCDが設けられる場合もある。サブLCDが設けられない場合は、フィルムカウンタ、日付/時間および動作状態を示す各種アイコン等の情報もLCDモニタ19aに表示される。
また、ボディの上面には、シャッタレリーズボタン201とモードダイアル202が配設されている。モードダイアル202は、撮影/再生の動作モードの切り換えおよび撮影におけるシーンモードの選択のために用いられる。モードダイアル202の中央には、電源スイッチをオン/オフするための電源ボタン203が配置されている。
ボディの背面には、広角側(WIDE)ズームボタン204、望遠側(TELE)ズームボタン205、メニューボタン206、上(UP)/下(DOWN)/左(LEFT)/右(RIGHIT)ボタン207およびオーケー(OK)ボタン208が配設されており、これら各ボタンおよびダイアルが図1における操作部21を構成する。
ボディ前面にはフラッシュ発光部101、光学ファインダ102の対物面および撮影レンズの鏡胴ユニット103等が配設されている。さらに、ボディの背面側には、光学ファインダ102の接眼部が配設されている。
また、ボディの上面には、シャッタレリーズボタン201とモードダイアル202が配設されている。モードダイアル202は、撮影/再生の動作モードの切り換えおよび撮影におけるシーンモードの選択のために用いられる。モードダイアル202の中央には、電源スイッチをオン/オフするための電源ボタン203が配置されている。
ボディの背面には、広角側(WIDE)ズームボタン204、望遠側(TELE)ズームボタン205、メニューボタン206、上(UP)/下(DOWN)/左(LEFT)/右(RIGHIT)ボタン207およびオーケー(OK)ボタン208が配設されており、これら各ボタンおよびダイアルが図1における操作部21を構成する。
ボディ前面にはフラッシュ発光部101、光学ファインダ102の対物面および撮影レンズの鏡胴ユニット103等が配設されている。さらに、ボディの背面側には、光学ファインダ102の接眼部が配設されている。
なお、上述した各部をCPU15等により制御することにより、フォーカシングレンズ1bを自動的に被写体に合焦させる自動合焦機能およびフォーカシングレンズ1bを移動させながら所定の対象距離範囲について連続的に複数のフォーカス位置における撮影を行ういわゆるフォーカスブラケット撮影機能、など種々の機能を実現する。また、フォーカスブラケット撮影時に、連続的に撮影される複数の画像について、合焦評価部7で算出した合焦評価値を、予めROM17等に格納された閾値と評価値比較部12において、比較して、閾値以上の合焦評価値を有する合焦画像のみを有用画像とし、閾値未満の合焦評価値を有する非合焦画像を不用候補画像として区別し、有用画像の選択に供するようにしてもよい。
上述のような構成において、まず、従来のこの種のディジタルカメラの動作概要を説明する。
上述のような構成において、まず、従来のこの種のディジタルカメラの動作概要を説明する。
図1の操作部21のうちの図2に示すモードダイアル202を操作して、動作モードを撮影モードに設定し、電源ボタン203を押下することによって、このディジタルカメラの電源が投入されて撮影モードで起動される。モードダイアル202および電源ボタン203は、図1の操作部21に含まれており、モードダイアル202の状態が撮影モードの状態で電源ボタン203がオンになったことをCPU15が検知すると、CPU15はモータドライバ20を制御して、鏡胴ユニット103内の撮像レンズ1における所要のレンズ群を撮影可能位置に移動させる。さらに、撮像素子部31およびLCDディスプレイ19等の各部に対して電源電力を供給して動作を開始させる。
上述した各部に電源電力が供給されると、電子ファインダモードの動作が開始される。この電子ファインダモードでは、撮像レンズ1によって結像された被写体光学像は、撮像素子部31の、例えばCMOSイメージセンサを用いたイメージセンサ3の入力面に入射し、イメージセンサ3によって電気信号に変換されてA/D変換器4に送られる。この電気信号はA/D変換器4でディジタル信号に変換されて、RAW−RGB形式のディジタル信号として信号処理IC32に与えられる。RAW−RGB形式のディジタル信号は、センサインタフェース6によって信号処理IC32内に導入され、合焦評価部7を介してメモリコントローラ8によってフレームメモリ18に書き込まれる。また、このRAW−RGB形式のディジタル信号は、信号処理IC32内のYUV変換部11によって表示可能な形式であるYUV信号に変換されて、メモリコントローラ8によってフレームメモリ18に書き込まれる。このYUV信号は、メモリコントローラ8により読み出されて、表示出力制御部9を介して、TV出力として出力されあるいはLCDディスプレイ19に送られて、LCDモニタ19aにて表示される。このような処理が、通常の場合、1/30秒間隔で行われ、1/30秒毎に更新されて、いわゆる電子ファインダとして利用可能となる。これが電子ファインダモードの表示動作である。
この場合、イメージセンサ3は、例えば800万画素のCMOSイメージセンサであるとすれば、静止画撮影時は全画素を1/30秒毎に出力することができる。電子ファインダモード時は周辺画素についての加算と間引きとを組み合わせて、1/30秒毎に、例えば640×480画素に画素数を減らして出力する。
信号処理IC32のセンサインタフェース6においては、センサインタフェース6に取り込まれたディジタルRGB信号を、メモリコントローラ8への転送および画面の合焦の度合いを示す合焦評価値の算出のために合焦評価部7に供給する。合焦評価部7は、センサインタフェース6から与えられるディジタルRGB信号をそのままメモリコントローラ8に転送するとともに、該ディジタルRGB信号に基づいて合焦評価値を算出する。合焦評価値は、例えば高周波成分抽出フィルタの出力積分値や、隣接画素の輝度差の積分値によって作成される。合焦状態にあるときは、被写体のエッジ部分がはっきりとしているため、高周波成分がピークを呈する。これを利用して、AF(自動合焦)制御による合焦検出動作時は、撮像レンズ1におけるフォーカシングレンズ1bの種々の位置における合焦評価値を取得して、その極大になる点を合焦位置としてAF制御を実行する。
信号処理IC32のセンサインタフェース6においては、センサインタフェース6に取り込まれたディジタルRGB信号を、メモリコントローラ8への転送および画面の合焦の度合いを示す合焦評価値の算出のために合焦評価部7に供給する。合焦評価部7は、センサインタフェース6から与えられるディジタルRGB信号をそのままメモリコントローラ8に転送するとともに、該ディジタルRGB信号に基づいて合焦評価値を算出する。合焦評価値は、例えば高周波成分抽出フィルタの出力積分値や、隣接画素の輝度差の積分値によって作成される。合焦状態にあるときは、被写体のエッジ部分がはっきりとしているため、高周波成分がピークを呈する。これを利用して、AF(自動合焦)制御による合焦検出動作時は、撮像レンズ1におけるフォーカシングレンズ1bの種々の位置における合焦評価値を取得して、その極大になる点を合焦位置としてAF制御を実行する。
また、信号処理IC32のセンサインタフェース6においては、センサインタフェース6に取り込まれたディジタルRGB信号に基づいて、被写体輝度を検出する情報としてのAE(自動露出)評価値と、そして被写体色を検出する情報としてのAWB(自動ホワイトバランス)評価値とが算出される。
これらAE評価値とAWB評価値のデータは、合焦評価部7で得られる合焦評価値と共に特徴データとしてCPU15によって読み出されて、それぞれAE制御、AWB制御およびAFの各処理に利用される。
AE評価値とAWB評価値は、R(赤)、G(緑)およびB(青)信号のそれぞれの積分値から作成される。例えば画面を256のエリアに等分割(水平32分割、垂直32分割)し、それぞれのエリアのRGB積算値、すなわち積分値を算出する。CPU15は、RGB積分値を読み出し、AE制御では、各エリアの輝度を算出して、輝度分布からAE制御の制御値としての適正な露光時間を決定する。また、AWB制御では、R、GおよびB信号の分布から光源の色に合わせたAWB制御の制御値を決定する。これらAE制御とAWB制御の処理は、電子ファインダモード中は連続的に繰り返して行われている。
これらAE評価値とAWB評価値のデータは、合焦評価部7で得られる合焦評価値と共に特徴データとしてCPU15によって読み出されて、それぞれAE制御、AWB制御およびAFの各処理に利用される。
AE評価値とAWB評価値は、R(赤)、G(緑)およびB(青)信号のそれぞれの積分値から作成される。例えば画面を256のエリアに等分割(水平32分割、垂直32分割)し、それぞれのエリアのRGB積算値、すなわち積分値を算出する。CPU15は、RGB積分値を読み出し、AE制御では、各エリアの輝度を算出して、輝度分布からAE制御の制御値としての適正な露光時間を決定する。また、AWB制御では、R、GおよびB信号の分布から光源の色に合わせたAWB制御の制御値を決定する。これらAE制御とAWB制御の処理は、電子ファインダモード中は連続的に繰り返して行われている。
図2〜図4のシャッタレリーズボタン201が操作されると、合焦位置を検出するためのAF動作と静止画像(スティル画像)を記録する静止画像記録処理が行われる。すなわち、シャッタレリーズボタン201が押下されると、図1の操作部21から静止画像撮影を開始させるレリーズ信号が出力されてCPU15に取り込まれ、CPU15がモータドライバ20を介して撮像レンズ1のフォーカシングレンズ1bをフレームレートに同期して駆動することにより、いわゆる山登りAF制御を実行する。AF対象範囲が無限遠から至近位置までの全領域であった場合、フォーカシングレンズ1bは至近位置から無限遠、または無限遠から至近位置までの間の各フォーカス位置に逐次移動し、信号処理IC32内の合焦評価部7で作成された各フレーム(=各フォーカス位置)における合焦評価値をCPU15が読み出す。各フォーカス位置の合焦評価値が極大になる点を合焦位置として、フォーカシングレンズ1bを合焦位置に移動する。AF動作完了後に、イメージセンサ3から出力されたアナログRGB信号は、A/D変換器4でディジタルRGB信号に変換され、信号処理IC32内の合焦評価部7およびメモリコントローラ8を介してフレームメモリ18に格納される。ディジタルRGB信号は、再度、信号処理IC32に読み込まれ、YUVデータに変換されて、フレームメモリ18に書き戻される。
静止画像の撮像時は、YUV変換された画像データが信号処理IC32内の画像圧縮伸張回路等からなる圧縮処理部10に送られる。圧縮処理部10に送られたYUVデータは圧縮されて、フレームメモリ18に書き戻される。フレームメモリ18の圧縮データは、信号処理IC32に読み出され、メモリカード23等のデータ記録用のメモリ媒体に格納される。
次に、本発明の撮像装置の一つの実施の形態に係るディジタルカメラの特徴となる撮像素子部31に対する給電システムの詳細な構成を図5を参照して説明する。
図5に示す給電システムは、図1に示した電池24およびDC−DCコンバータ25に加えて、シリーズレギュレータ51、電子スイッチ52、第1の回路群53および第2の回路群54を具備している。
次に、本発明の撮像装置の一つの実施の形態に係るディジタルカメラの特徴となる撮像素子部31に対する給電システムの詳細な構成を図5を参照して説明する。
図5に示す給電システムは、図1に示した電池24およびDC−DCコンバータ25に加えて、シリーズレギュレータ51、電子スイッチ52、第1の回路群53および第2の回路群54を具備している。
すなわち、この給電システムによる撮像素子部31への電源電力の供給は次のようにして行われる。電源としての電池24の出力は、第1の電圧変換手段としてのDC−DCコンバータ25に供給される。DC−DCコンバータ25は、電池24の出力を電圧変換して、撮像素子部31の電源として使用可能な、第1の電圧、例えば1.8Vの電圧および第1の電圧よりも高い第2の電圧、例えば3.1Vの電圧、を生成し、それぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する。DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の第1の出力系は、電子スイッチ52を介して撮像素子部31の電源入力端に接続する第1の給電部26aを構成する。電子スイッチ52は、例えばMOSFET(金属酸化物半導体電界効果型トランジスタ)スイッチ等のいわゆるロードスイッチであり、DC−DCコンバータ25の第1の出力系からの1.8V(第1の電圧)の撮像素子部31に対する電源供給をオン/オフする。DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の第2の出力系は、第2の電圧変換手段としてのシリーズレギュレータ51を介して撮像素子部31の電源入力に接続する第2の給電部26bを構成する。シリーズレギュレータ51は、一種の降圧レギュレータであり、DC−DCコンバータ25の第2の出力系からの3.1V(第2の電圧)の出力を電圧変換して1.8V(第1の電圧)に降圧安定化して、第3の出力系に出力する。このシリーズレギュレータ51からの第3の出力系は、撮像素子部31の電源入力に接続されており、撮像素子部31に対する電源電力を供給する。
望ましくは、シリーズレギュレータ51は、動作のオン/オフを制御することができるものとし、オン状態でのみ1.8V(第1の電圧)の安定化電圧を出力するようにする。このような、電子スイッチ52を含む第1の給電部26aと、シリーズレギュレータ51を含む第2の給電部26bとは、いずれか一方を選択的に有効として、撮像素子部31に給電するようにCPU15によって電源選択部16を介して制御される。
なお、シリーズレギュレータ51が、外部信号によって動作のオン/オフを制御することができない場合には、第3の出力系に電子スイッチ52と同様の電子スイッチを挿入するようにしてもよく、撮像素子部31の電源入力部を電子スイッチ52側から(スイッチがオフで)電圧が供給されないときには、シリーズレギュレータ51側から供給される電圧を優先的に使用して電力を供給するような回路に構成してもよい。
DC−DCコンバータ25の第1の出力系からの1.8V(第1の電圧)の電圧は、1.8V(第1の電圧)の電源電圧で動作する1個以上の回路要素からなる第1の回路群53にも供給して、第1の回路群53も駆動する。DC−DCコンバータ25の第2の出力系の3.1V(第2の電圧)の電圧は、3.1V(第2の電圧)の電源電圧で動作する1個以上の回路要素からなる第2の回路群54にも供給して、第2の回路群53も駆動する。
なお、シリーズレギュレータ51が、外部信号によって動作のオン/オフを制御することができない場合には、第3の出力系に電子スイッチ52と同様の電子スイッチを挿入するようにしてもよく、撮像素子部31の電源入力部を電子スイッチ52側から(スイッチがオフで)電圧が供給されないときには、シリーズレギュレータ51側から供給される電圧を優先的に使用して電力を供給するような回路に構成してもよい。
DC−DCコンバータ25の第1の出力系からの1.8V(第1の電圧)の電圧は、1.8V(第1の電圧)の電源電圧で動作する1個以上の回路要素からなる第1の回路群53にも供給して、第1の回路群53も駆動する。DC−DCコンバータ25の第2の出力系の3.1V(第2の電圧)の電圧は、3.1V(第2の電圧)の電源電圧で動作する1個以上の回路要素からなる第2の回路群54にも供給して、第2の回路群53も駆動する。
次に、このような本発明の一つの実施の形態に係るディジタルカメラの特徴となる動作を具体的に説明する。
まず、本発明の特徴となる動作である撮像素子部31に対する電源供給の制御を含む撮影操作の要部について、図6に示す動作フローチャートを参照しながら説明する。
まず、図1の操作部21のうちの図2に示す電源ボタン203を押下することによって、このディジタルカメラの電源を投入して起動し撮影状態とする(ステップS11)。このとき、イメージセンサ3を含む撮像素子部31に供給される電源は、電子スイッチ52をオンとして第1の給電部26aを選択した状態で立ち上がる(ステップS12)。第1の給電部26aは、低消費電力の給電系であり、オン状態の電子スイッチ52を介して、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給する。
次に、電源としての電池24の残量を確認し(ステップS13)、電池24の残量が予め設定された閾値以上であれば(ステップS14)、図1の操作部21のうちの図2に示すモードダイアル202による撮影モードの選択状態を判別する(ステップS15)。
まず、本発明の特徴となる動作である撮像素子部31に対する電源供給の制御を含む撮影操作の要部について、図6に示す動作フローチャートを参照しながら説明する。
まず、図1の操作部21のうちの図2に示す電源ボタン203を押下することによって、このディジタルカメラの電源を投入して起動し撮影状態とする(ステップS11)。このとき、イメージセンサ3を含む撮像素子部31に供給される電源は、電子スイッチ52をオンとして第1の給電部26aを選択した状態で立ち上がる(ステップS12)。第1の給電部26aは、低消費電力の給電系であり、オン状態の電子スイッチ52を介して、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給する。
次に、電源としての電池24の残量を確認し(ステップS13)、電池24の残量が予め設定された閾値以上であれば(ステップS14)、図1の操作部21のうちの図2に示すモードダイアル202による撮影モードの選択状態を判別する(ステップS15)。
ユーザは、モードダイアル202の操作によって撮影モードを選択設定するが、このモードダイアル202による撮影モードの選択設定操作は、前回の撮影時等、ステップS11の電源オン時以前に行われていてもよいし、ステップS15における選択状態の判別時直前に行ってもよい。そのため、もしも撮影前にモードダイアル202を操作して撮影モードの設定を変更した場合には、その時点でステップS15に戻って撮影モードの選択状態を判別する。
モードダイアル202によって設定する撮影モードには、通常の撮影のための撮影モードおよび撮影された画像を再生するための再生モードの他に、種々の被写体シーンに適合させて予め各種の設定条件がプログラムされたシーンモードがある。シーンモードとしては、例えば、ポートレート、フェイス、スポーツ、夜景ポートレート、遠景、夜景、高感度、ズームマクロ、斜め補正および文字等のシーンのためのシーンモードがある。
モードダイアル202によって設定する撮影モードには、通常の撮影のための撮影モードおよび撮影された画像を再生するための再生モードの他に、種々の被写体シーンに適合させて予め各種の設定条件がプログラムされたシーンモードがある。シーンモードとしては、例えば、ポートレート、フェイス、スポーツ、夜景ポートレート、遠景、夜景、高感度、ズームマクロ、斜め補正および文字等のシーンのためのシーンモードがある。
ここで、主要なシーンモードについて説明する。ポートレートモードは、人物のポートレートを撮影するために最適化されたシーンモードであり、人物のポートレート撮影を行うときに使用する。フェイスモードは、被写体の顔をはっきりときれいに撮影するためのシーンモードであり、被写体の顔を自動的に認識するいわゆる顔認識機能を有効とし、さらに検出した顔に合わせて、ピント(AF)、露出(AE)およびホワイトバランス(AWB)を自動的に調整する。スポーツモードは、スポーツ撮影のように動きのあるものを撮影する際に使用するシーンモードであり、できるだけ速いシャッタ速度を選択するように自動露出条件をプログラムしている。夜景ポートレートモードは、夜景を背景にして人物を撮影する場合に最適化されており、フラッシュは人物に対する補助光として自動的に発光する。遠景モードは、緑色の森林および田畑部分や青空の多い風景の遠距離撮影に最適化されており、このような風景を撮影するときに使用する。夜景モードは、夜景撮影に最適化されており、なるべく低速シャッタを選択するように自動露出条件をプログラムしており、夜景を撮影するときに使用する。高感度モードは、薄暗い時刻または薄暗い場所での撮影に最適化されており、高ISO感度を選択して、自動露出を行うようにプログラムされており、画像モニタも見易くなる。ズームマクロモードは、ズーム位置を自動的に最適化するマクロ撮影モードであり、通常のマクロ撮影よりも被写体をより大きく撮影するようにプログラムしている。斜め補正モードは、掲示板、名刺、印刷文書等の四角形の被写体の撮影に最適化されており、このような被写体を斜め方向から撮影した場合にも、撮影した画像を正面から撮影したように補正し、変換するようにプログラムしている。文字モードは、会議でホワイトボードに書かれたメモを撮影するときなどに使用するためのモードで、白黒に2値化して記録する。
なお、上述したシーンモードのうちで、ポートレートモードとフェイスモードでは、被写体となる人物の肌、特に顔等、が比較的大きく撮影される可能性が高いので、ノイズが少ない撮影が望まれる。
ステップS15で撮影モードが、夜景等の高ISO感度のシーンモードでないと判別された場合には、ISO感度の設定が自動であるか否かが判別される(ステップS16)。ステップS16でISO感度の設定が自動であると判別された場合には、ユーザは被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を押下する。多くの場合、シャッタレリーズボタン201は、2段操作であり、シャッタレリーズボタン201の第1段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を半押しした状態で(ステップS17)、設定されたシーンモード等の撮影モードおよび被写体輝度等に応じて適正なISO感度およびシャッタ速度を決定する(ステップS18)。
ステップS15で撮影モードが、夜景等の高ISO感度のシーンモードでないと判別された場合には、ISO感度の設定が自動であるか否かが判別される(ステップS16)。ステップS16でISO感度の設定が自動であると判別された場合には、ユーザは被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を押下する。多くの場合、シャッタレリーズボタン201は、2段操作であり、シャッタレリーズボタン201の第1段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を半押しした状態で(ステップS17)、設定されたシーンモード等の撮影モードおよび被写体輝度等に応じて適正なISO感度およびシャッタ速度を決定する(ステップS18)。
次に、選択されたISO感度がISO800未満であるか否かを判定し(ステップS19)、ISO感度がISO800未満である場合には、撮像素子部31に対する電源としては低消費電力の第1の給電部26aを選択し、電子スイッチ52をオンとして、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給し(ステップS20)、撮影待機状態となる(ステップS21)。このステップS21の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、低消費電力で撮影が行われる(ステップS22)。
ステップS19において、ISO感度がISO800未満でないと判定された場合には、撮像素子部31に対する電源としては第2の給電部26bを選択し、電子スイッチ52をオフとして、DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の出力を、シリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させて、ノイズの影響の少ない電源電力を撮像素子部31に供給し(ステップS23)、撮影待機状態となる(ステップS24)。このステップS24の状態で、、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、ノイズの影響の少ない電源状態で撮影が行われる(ステップS25)。
ステップS19において、ISO感度がISO800未満でないと判定された場合には、撮像素子部31に対する電源としては第2の給電部26bを選択し、電子スイッチ52をオフとして、DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の出力を、シリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させて、ノイズの影響の少ない電源電力を撮像素子部31に供給し(ステップS23)、撮影待機状態となる(ステップS24)。このステップS24の状態で、、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、ノイズの影響の少ない電源状態で撮影が行われる(ステップS25)。
ステップS16において、ISO感度の設定が自動でないと判別された場合には、ユーザがマニュアル(手動操作)でISO感度を設定し、あるいは既に設定されているISO感度を確認し(ステップS26)、選択されたISO感度がISO800未満であるか否かが判定される(ステップS27)。ステップS27において、ISO感度がISO800未満である場合には、撮像素子部31に対する電源としては低消費電力の第1の給電部26aを選択し、電子スイッチ52をオンとして、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給し(ステップS28)、撮影待機状態となる(ステップS29)。このステップS29の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、低消費電力で撮影が行われる(ステップS30)。
ステップS27において、ISO感度がISO800未満でないと判定された場合には、撮像素子部31に対する電源としては第2の給電部26bを選択し、電子スイッチ52をオフとして、DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の出力を、シリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させて、ノイズの影響の少ない電源電力として撮像素子部31に供給し(ステップS31)、撮影待機状態となる(ステップS32)。このステップS32の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、ノイズの影響の少ない電源状態で撮影が行われる(ステップS33)。
ステップS27において、ISO感度がISO800未満でないと判定された場合には、撮像素子部31に対する電源としては第2の給電部26bを選択し、電子スイッチ52をオフとして、DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の出力を、シリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させて、ノイズの影響の少ない電源電力として撮像素子部31に供給し(ステップS31)、撮影待機状態となる(ステップS32)。このステップS32の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、ノイズの影響の少ない電源状態で撮影が行われる(ステップS33)。
また、ステップS15において、撮影モードが、高ISO感度のシーンモード、すなわち高ISO感度が必要な夜景等の薄暗いシーンのための高ISO感度に設定されるシーンモード、であると判別された場合には、撮像素子部31に対する電源としては第2の給電部26bを選択し、電子スイッチ52をオフとして、DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の出力を、シリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させて、ノイズの影響の少ない電源電力として撮像素子部31に供給し(ステップS34)、撮影待機状態となる(ステップS35)。このステップS35の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、ノイズの影響の少ない電源状態で撮影が行われる(ステップS36)。
ここで、撮像素子部31の入力感度、例えばISO感度、について、図7を参照して、若干説明を加える。図7は、同じ露光条件でISO感度の設定を変更した場合の露光時間と信号出力の関係をあらわしている。例えば、ISO感度を、ISO200、ISO400およびISO800に設定することによって、撮像素子部31のゲイン設定が変わることになり、例えば飽和レベルに達するまでの露光時間が、それぞれ逐次1/2倍の関係となる。例えば、第1の給電部26aから第2の給電部26bに切り換えるISO感度をISO800に設定している場合、ポートレートモードまたはフェイスモードではISO400あるいはISO200で第1の給電部26aから第2の給電部26bに切り換えることになる。
なお、ノイズレベルは常に一定ではなく、一般的には温度が高くなるほどノイズレベルが上昇し、また、セル毎のノイズも存在する。
なお、ノイズレベルは常に一定ではなく、一般的には温度が高くなるほどノイズレベルが上昇し、また、セル毎のノイズも存在する。
また、電池の残量に応じて、撮像素子部31に対する電源として、低消費電力の第1の給電部26aと、ノイズの影響の少ない第2の給電部26bとのいずれか一方を、選択して使用するようにしてもよい。この場合、低消費電力の第1の給電部26aを選択する場合には、電子スイッチ52をオンとし、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給し、第2の給電部26bを選択する場合には、電子スイッチ52をオフとし、DC−DCコンバータ25の3.1V(第2の電圧)の出力を、シリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させて、ノイズの影響の少ない電源電力として撮像素子部31に供給する。例えば、電池残量が少ない場合には、ISO感度が800以上でも低消費電力の第1の給電部26aを使用するようにする。
具体的には、例えば、電池残量が変化したときのユーザによる設定に基づいて、低消費電力の第1の給電部26aを用いてショット枚数を増やすか、ノイズの影響の少ない第2の給電部26bを用いて、ISO感度に応じて電源を使い分けるかを決定するようにすればよい。
具体的には、例えば、電池残量が変化したときのユーザによる設定に基づいて、低消費電力の第1の給電部26aを用いてショット枚数を増やすか、ノイズの影響の少ない第2の給電部26bを用いて、ISO感度に応じて電源を使い分けるかを決定するようにすればよい。
すなわち、ステップS14において、電池24の残量が予め設定された閾値以上でないと判別された場合には、画質優先か撮影枚数優先かのユーザによる設定を判定する(ステップS37)。画質優先か撮影枚数優先かのユーザによる設定は、予め優先順序を設定しておいてもよいが、望ましくは、電池24の残量が予め設定された閾値以上でないと判別された時点でユーザに設定を促すようにする。ステップS37において、ユーザが、画質を優先することを選択していると判定した場合には、ISO感度に応じて電源を使い分けることを意図していると考えられるので、ステップS15に移行し、撮影モードの選択状態を判別して、以後の処理を行う。
ステップS37において、ユーザが、撮影枚数を優先することを選択していると判定した場合には、低消費電力の第1の給電部26aを用いてショット枚数を増やすことを意図していると考えられるので、撮像素子部31に対する電源としては低消費電力の第1の給電部26aを選択し、電子スイッチ52をオンとして、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給し(ステップS38)、撮影待機状態となる(ステップS39)。このステップS39の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、低消費電力で撮影が行われる(ステップS40)。
ステップS37において、ユーザが、撮影枚数を優先することを選択していると判定した場合には、低消費電力の第1の給電部26aを用いてショット枚数を増やすことを意図していると考えられるので、撮像素子部31に対する電源としては低消費電力の第1の給電部26aを選択し、電子スイッチ52をオンとして、DC−DCコンバータ25の1.8V(第1の電圧)の出力を撮像素子部31に供給し(ステップS38)、撮影待機状態となる(ステップS39)。このステップS39の状態で、被写体の所要部位にターゲットを合わせ、シャッタレリーズボタン201を第2段操作、つまりシャッタレリーズボタン201を全押しすると、低消費電力で撮影が行われる(ステップS40)。
また、図示してはいないが、撮像される画像に大きな影響を与えないモニタリング中は、撮像素子部31への電源電力の供給に低消費電力の第1の給電部26aを用い、撮影時にのみ、撮像素子部31への電源電力の供給に第2の給電部26bを用いて、ノイズの影響の少ない電源電力の供給を行うようにしてもよい。
上述のような撮像装置とすれば、撮影枚数を必要以上に減らすことなく、実装面積の縮小と画質の維持とを両立させることが可能となる。
すなわち、イメージセンサ3を有する撮像素子部31に電源電力を供給する給電系を2系統またはそれ以上とする。例えば、1.8V(第1の電圧)の電源電圧で動作するIC等の回路要素が5個、そして3.1V(第2の電圧)の電源電圧で動作するIC等の回路要素が2個存在する場合、1.8Vの5個の回路要素に1.8Vの例えば第1の給電部26aから給電し、そして3.1Vの2個の回路要素に3.1Vの例えば第2の給電部26bから給電することになるが、1.8Vの第1の給電部26aの電源ラインのほうが3.1Vの第2の給電部26bよりも給電される回路要素の数が多い分、電源系からノイズが混入する確率が高くなり、3.1Vの第2の給電部26bのノイズ混入は少なくなる。そして、イメージセンサ3を有する撮像素子部31に供給される電源電圧に1.8Vを含む場合、同様に1.8Vの電圧を使用する第1の回路群53と共に供給する共通の第1の給電部26aと、3.1Vの電圧を使用する第2の回路群54に供給するための3.1Vの電源部からシリーズレギュレータ26bを用いて1.8Vに降圧する第2の電源部26bとの2系統を選択的に切り替えて1.8Vの電圧を、撮像素子部31に給電し、動作させるようにしている。
上述のような撮像装置とすれば、撮影枚数を必要以上に減らすことなく、実装面積の縮小と画質の維持とを両立させることが可能となる。
すなわち、イメージセンサ3を有する撮像素子部31に電源電力を供給する給電系を2系統またはそれ以上とする。例えば、1.8V(第1の電圧)の電源電圧で動作するIC等の回路要素が5個、そして3.1V(第2の電圧)の電源電圧で動作するIC等の回路要素が2個存在する場合、1.8Vの5個の回路要素に1.8Vの例えば第1の給電部26aから給電し、そして3.1Vの2個の回路要素に3.1Vの例えば第2の給電部26bから給電することになるが、1.8Vの第1の給電部26aの電源ラインのほうが3.1Vの第2の給電部26bよりも給電される回路要素の数が多い分、電源系からノイズが混入する確率が高くなり、3.1Vの第2の給電部26bのノイズ混入は少なくなる。そして、イメージセンサ3を有する撮像素子部31に供給される電源電圧に1.8Vを含む場合、同様に1.8Vの電圧を使用する第1の回路群53と共に供給する共通の第1の給電部26aと、3.1Vの電圧を使用する第2の回路群54に供給するための3.1Vの電源部からシリーズレギュレータ26bを用いて1.8Vに降圧する第2の電源部26bとの2系統を選択的に切り替えて1.8Vの電圧を、撮像素子部31に給電し、動作させるようにしている。
このように、2系統の給電系を選択的に切り換えて撮像素子部31に給電するため、次のような利点を得ることができる。
低ISO感度等の低感度撮影時のように、撮像素子部31におけるゲインが低く、ノイズによる影響を受けにくいときには、低消費電力の第1の給電部26aから1.8V(第1の電圧)の電源を撮像素子部31に供給し、高ISO感度時等の高感度撮影時のように、撮像素子部31におけるゲインが高く、ノイズによる影響を受け易いときは、第2の給電部26bから3.1V(第2の電圧)の電圧をシリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させたノイズの影響の少ない電源を撮像素子部31に供給する。このようにすれば、仮に、電源系にノイズが混入しても、高ISO感度撮影時に撮像される画像にノイズの影響があらわれることはない。しかも、DC−DCコンバータ25から直接撮像素子部31へ給電する給電路よりも、シリーズレギュレータ51から撮像素子部31への給電路を容易に短く形成することができ、この部分でのノイズ混入をさらに効果的に防止することができる。
低ISO感度等の低感度撮影時のように、撮像素子部31におけるゲインが低く、ノイズによる影響を受けにくいときには、低消費電力の第1の給電部26aから1.8V(第1の電圧)の電源を撮像素子部31に供給し、高ISO感度時等の高感度撮影時のように、撮像素子部31におけるゲインが高く、ノイズによる影響を受け易いときは、第2の給電部26bから3.1V(第2の電圧)の電圧をシリーズレギュレータ51で1.8V(第1の電圧)に降圧安定化させたノイズの影響の少ない電源を撮像素子部31に供給する。このようにすれば、仮に、電源系にノイズが混入しても、高ISO感度撮影時に撮像される画像にノイズの影響があらわれることはない。しかも、DC−DCコンバータ25から直接撮像素子部31へ給電する給電路よりも、シリーズレギュレータ51から撮像素子部31への給電路を容易に短く形成することができ、この部分でのノイズ混入をさらに効果的に防止することができる。
高ISO感度時等の高感度撮影時以外には、低消費電力の第1の給電部26aから1.8V(第1の電圧)の電力を撮像素子部31に対して給電する。このため、第1の給電部26bにて、3.1V(第2の電圧)からシリーズレギュレータ等により1.8V(第1の電圧)を作るために必要な消費電力を抑えることができ、撮影ショット数の減少を抑えることができる。
さらに、CMOS撮像素子等のイメージセンサ3を有する撮像素子部31の給電専用の電源ラインを設置しなくてよいので、回路規模を小さくすることができ、ディジタルカメラの基板等を小型化することが可能となる。
上述した、2系統の給電系を選択的に切り換えて撮像素子部31に給電する構成による利点についてさらに具体的に説明する。
さらに、CMOS撮像素子等のイメージセンサ3を有する撮像素子部31の給電専用の電源ラインを設置しなくてよいので、回路規模を小さくすることができ、ディジタルカメラの基板等を小型化することが可能となる。
上述した、2系統の給電系を選択的に切り換えて撮像素子部31に給電する構成による利点についてさらに具体的に説明する。
図5に示した本発明の実施の形態のような構成の給電システムを用いない場合の給電システムの構成について図8および図9を参照して検討する。従来の一般的な給電システムは、図8に示すように構成する。図8において、撮像素子部31′が、1.8Vの電源で動作し、他に1.8Vの電源で動作する第1の回路群53′および3.1Vの電源で動作する第2の回路群54′が存在する場合、電池24′の出力電圧を、DC−DCコンバータ25′で電圧変換して、1.8Vの電圧と、3.1Vの電圧を出力させる。DC−DCコンバータ25′の1.8Vの出力は、撮像素子部31′と第1の回路群53′に電力を供給し、3.1Vの出力は、第2の回路群54′に電力を供給する。このような図8の構成では、先に述べたように、高感度撮影時のノイズの影響が問題となる。
また、図9に示す給電システムにおいては、1.8Vの電源で動作する撮像素子部31″におけるノイズ混入が問題となるので、撮像素子部31″に対する専用の給電系を構成する。すなわち、他に1.8Vの電源で動作する第1の回路群53″および3.1Vの電源で動作する第2の回路群54″が存在する場合、電池24″の出力電圧を、DC−DCコンバータ25″で電圧変換して、撮像素子部31″専用の1.8Vの電圧と、第1の回路群53″用の1.8Vの電圧と、第2の回路群54用の3.1Vの電圧を出力させる。DC−DCコンバータ25″の撮像素子部31″専用の1.8Vの出力は、撮像素子部31″に電力を供給し、第1の回路群53″用の1.8Vの出力は、第1の回路群53″に電力を供給し、第2の回路群54用の3.1Vの出力は、第2の回路群54″に電力を供給する。このような図9の構成では、撮像素子部31″へのノイズの混入は効果的に防止することができるが、DC−DCコンバータ25″から撮像素子部31″への専用の給電路を形成する配線(パターン)が必要となる。
上述したように、第1の電圧変換手段としては、例えばスイッチング電源(スイッチングレギュレータ)のように電力変換効率の高いDC−DCコンバータ25を用いて構成する。この場合、スイッチング電源のオン/オフのスイッチングの周波数、あるいはオン/オフのデューティー比が電源である電池24の状態により変化することになる。一般には電源の電池電圧が低下することによって、出力電圧の変動リップル(脈動)が大きくなる傾向があり、そのため電池電圧が低下するとリップル成分がノイズとなるため、第1の給電部26aから第2の給電部26bに切り換えるISO感度を上述よりも低く設定する(例えばISO800→ISO400)ことが望ましい。
また、第2の電圧変換手段としては、降圧レギュレータ、例えばシリーズレギュレータ51を用いており、それ自体ではオン/オフ制御は行わないので、リップルノイズを発生せず、さらに入力側のノイズ成分を吸収して安定した電圧変換出力を行う構成が望ましい。一方、このタイプの電圧変化手段は、電圧降下分がジュール熱として放出されるために電力変換効率は低くなる。この場合、一般的には、入出力の電圧差が小さいほど効率は高く、電圧差が大きいほど出力の安定度が高くなるが、上述した実施の形態に示すように3.1Vから1.8Vへの降圧の場合には、安定した出力が期待できる。
電圧変換手段としては、他にも種々の構成が存在するが、この場合のような撮像装置では、電池で動作すること、実装スペースの制約が厳しいことなどの制約によって、上述したような電圧変換手段の組み合わせが望ましいと考えられる。
電圧変換手段としては、他にも種々の構成が存在するが、この場合のような撮像装置では、電池で動作すること、実装スペースの制約が厳しいことなどの制約によって、上述したような電圧変換手段の組み合わせが望ましいと考えられる。
1 撮像レンズ
1a ズーミングレンズ
1b フォーカスレンズ
2 メカニカルシャッタ
3 (CMOS)イメージセンサ
4 A/D(アナログ−ディジタル)変換器
5 タイミング発生器(TG)
6 センサインタフェース(センサI/F)
7 合焦評価部
8 メモリコントローラ
9 表示出力制御部
10 圧縮処理部
11 YUV変換部
12 評価値比較部
13 リサイズ処理部
14 メディアインタフェース(メディアI/F)
15 CPU(中央制御部)
16 電源選択部
17 ROM(リードオンリメモリ)
18 フレームメモリ(SDRAM)
19 液晶(LCD)ディスプレイ
19a 液晶(LCD)モニタ
20 モータドライバ
21 操作部
22 音声出力装置
23 メモリカード
24 電池(電源)
25 DC−DCコンバータ(第1の電圧変換手段)
26 撮像素子給電部
26a 第1の給電部
26b 第2の給電部
31 撮像素子部
32 信号処理IC(集積回路)
51 シリーズレギュレータ
52 電子スイッチ
53 第1の回路群
54 第2の回路群
101 フラッシュ発光部
102 光学ファインダ
103 鏡胴ユニット
201 シャッタレリーズボタン
202 モードダイアル
203 電源ボタン
204 広角側(WIDE)ズームスイッチ
205 望遠側(TELE)ズームスイッチ
206 メニュースイッチ
207 上下左右ボタン
208 オーケー(OK)スイッチ
1a ズーミングレンズ
1b フォーカスレンズ
2 メカニカルシャッタ
3 (CMOS)イメージセンサ
4 A/D(アナログ−ディジタル)変換器
5 タイミング発生器(TG)
6 センサインタフェース(センサI/F)
7 合焦評価部
8 メモリコントローラ
9 表示出力制御部
10 圧縮処理部
11 YUV変換部
12 評価値比較部
13 リサイズ処理部
14 メディアインタフェース(メディアI/F)
15 CPU(中央制御部)
16 電源選択部
17 ROM(リードオンリメモリ)
18 フレームメモリ(SDRAM)
19 液晶(LCD)ディスプレイ
19a 液晶(LCD)モニタ
20 モータドライバ
21 操作部
22 音声出力装置
23 メモリカード
24 電池(電源)
25 DC−DCコンバータ(第1の電圧変換手段)
26 撮像素子給電部
26a 第1の給電部
26b 第2の給電部
31 撮像素子部
32 信号処理IC(集積回路)
51 シリーズレギュレータ
52 電子スイッチ
53 第1の回路群
54 第2の回路群
101 フラッシュ発光部
102 光学ファインダ
103 鏡胴ユニット
201 シャッタレリーズボタン
202 モードダイアル
203 電源ボタン
204 広角側(WIDE)ズームスイッチ
205 望遠側(TELE)ズームスイッチ
206 メニュースイッチ
207 上下左右ボタン
208 オーケー(OK)スイッチ
Claims (12)
- 電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧に基づいて前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
ユーザーの操作による設定および被写体情報に基づく自動処理による設定の少なくともいずれかによって、前記撮像素子の入力感度を設定する感度設定手段と、
前記感度設定手段で設定される入力感度が所定の感度よりも低いときは前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給し、前記感度設定手段で設定される入力感度が前記所定の感度よりも高いときは前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給する給電切り換え手段と、
を具備し、
前記感度設定手段で設定される入力感度が低い時は前記第1の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動し、前記感度設定手段で設定される入力感度が高い時は前記第3の出力系からの前記第1の電圧で前記撮像素子を駆動することを特徴とする撮像装置。 - 前記第1の電圧変換手段は、前記第2の電圧を、前記第1の電圧よりも高い電圧に設定しており、且つ
前記第2の電圧変換手段は、前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を得る降圧レギュレータである
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記第2の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路は、前記第1の電圧変換手段から前記撮像素子への前記第1の電圧の給電路よりも配線長が短くなるように配置形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
- 前記電源は電池であり、そして該電源電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により前記電源電池の残量が所定値よりも小さくなったことが判別されると、前記給電切り換え手段における前記所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記複数の撮影モードには、それぞれ前記撮像素子の入力感度が設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により、人物のポートレート撮影を行うためのポートレートモードおよび被写体の顔を認識して撮影するためのフェイスモードの少なくとも一方が設定されたときに、前記給電切り換え手段における所定の感度を低下させて、前記撮像素子を駆動する給電系を切り換え制御する手段を含むことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記感度設定手段は、前記撮像素子の入力感度をISO(国際標準化機構)感度に対応させて設定するISO感度設定手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 電池からなる電源と、
前記電源の出力に基づいて、互いに異なる第1の電圧および該第1の電圧よりも高い第2の電圧を生成しそれぞれ第1の出力系および第2の出力系に出力する第1の電圧変換手段と、
前記第1の電圧変換手段の第2の出力系に生成された前記第2の電圧を降圧安定化して前記第1の電圧を生成して第3の出力系に出力する降圧レギュレータを含む第2の電圧変換手段と、
前記第1の電圧を電源電圧として動作し、被写体光学像を光電変換して画像データを得る撮像素子と、
前記第1の電圧および前記第2の電圧の少なくともいずれかを電源電圧として動作する1個以上の回路要素と、
当該撮像装置の状態および被写体撮影条件の少なくともいずれかに基づいて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかを選択的に切り換える給電切り換え手段と、
を具備し、
前記第1の出力系からの前記第1の電圧と前記第3の出力系からの前記第1の電圧とを選択的に切り換えて前記撮像素子を駆動することを特徴とする撮像装置。 - 前記給電切り換え手段は、前記撮像素子の入力感度設定に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 想定される撮影シーンに撮影条件を適合させるための1以上のシーンモードを含む予め設定された複数の撮影モードを、撮影時に被写体状況に応じて選択するための撮影モード選択手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記撮影モード選択手段により選択設定される撮影モードに応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含むことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の撮像装置。 - 前記電源としての電池の電池容量の残量を判別する残量判別手段をさらに有し、且つ
前記給電切り換え手段は、前記残量判別手段により判別される電池残量に応じて、前記第1の出力系の前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するか、前記第3の出力系から出力される前記第1の電圧を前記撮像素子に供給するかの選択的な切り換えを行う手段を含む
ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子は、CMOS(相補型金属酸化物半導体)イメージセンサであることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の撮像装置。
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