JP2011051718A - エレベータの制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベータ制御盤に認証用データベースを設けることなく、事前に大量データ登録することなく、簡易に来訪者に対するセキュリティを確保することにある。
【解決手段】 建物の各居住室に設置され、エントランス側に設置される来訪側通話装置1から来訪者の操作のもとに入室許可の要請を受けたとき、入室許可データを送出する居住側通話装置3と、この居住側通話装置3から入室許可データを受けたとき、入室許可に関するバーコード情報を印刷したバーコード5を発行するバーコード発行器4と、エレベータの設置乗場に設置され、来訪者が所持するバーコード5のバーコード情報を読取って送信するバーコードリーダ6と、バーコード読取り情報を受信すると、当該バーコードリーダの設置階から呼びとして登録するエレベータ制御盤7とを備えたエレベータの制御システムである。
【選択図】図1
【解決手段】 建物の各居住室に設置され、エントランス側に設置される来訪側通話装置1から来訪者の操作のもとに入室許可の要請を受けたとき、入室許可データを送出する居住側通話装置3と、この居住側通話装置3から入室許可データを受けたとき、入室許可に関するバーコード情報を印刷したバーコード5を発行するバーコード発行器4と、エレベータの設置乗場に設置され、来訪者が所持するバーコード5のバーコード情報を読取って送信するバーコードリーダ6と、バーコード読取り情報を受信すると、当該バーコードリーダの設置階から呼びとして登録するエレベータ制御盤7とを備えたエレベータの制御システムである。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータ制御盤に大掛かりな認証用データベースを持つことなく、簡易に来訪者に対するセキュリティを確保するエレベータの制御システムに関する。
集合住宅などの中・高層建物においては、来訪者が居住者の許可を受けて乗りかご内に乗り込んで建物内に立ち入るシステムが開発されているが、乗りかごに乗り込んだ後の来訪者への制限が無いので、乗りかごを利して自由に往来したり、あるいは居住者から許可を受けたにも拘らず、乗りかごに乗り損ねた為に再度許可を受ける必要があるなど、セキュリティに対する不備が多く、また取扱いが不便であった。
そこで、従来、利用者の利便性を考慮しつつ、セキュリティの対策を強化したエレベータ制御装置が提案されている(特許文献1)。
このエレベータ制御装置は、ホテル滞在のエレベータ利用者が所持するICカード等のルームキーに宿泊部屋番号を含む宿泊者等が乗降できる階(レストラン階、フロント、大浴場、宴会場等)を記述したキー情報が記憶されている。一般の宿泊客は会議室の有る階などには立ち入ることができない。
一方、エレベータ制御装置の認証用データベースには複数のルームキーの有効性についての情報が設定されている。この有効性情報とは、例えば宿泊部屋番号,建物(本館・別館)番号,有効期限,客室階を示す階数データ、開放階を示す階数データ、制限階を示す階数データ等が含まれている。
そして、エレベータ制御装置の内部には処理部が設けられている。処理部は、受信部、判断部、登録部、かご制御部等を備えている。
宿泊客がチェックイン時、フロントから客室のルームキーを受け取り、玄関階の乗場操作盤の呼びボタンを操作する前にルームキーを乗場読取装置に通すと、前記処理部の受信部がキー情報を受信し、判断部に渡す。判断部は、ルームキーのキー情報となるあらゆる情報について、認証用データベースの有効性情報に基づいて有効か否かを判断し、全て有効であれば、登録部が宿泊客の待つ玄関階に乗りかごを移動させる。さらに、登録部は、有効とされたルームキーのキー情報に基づく宿泊客の客室階を登録し、乗りかごを玄関階から客室階に移動させる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、エレベータ制御盤の認証用データベースに有効性を判断するための多種類の情報を設定する必要がある。このことは、大型のデータベースを必要とし、また、予め想定される条件のもとに有効性の情報を見つけ出して事前に登録しておかなければならない。その結果、大掛かりなシステムとなり、初期コストだけでなく、設置後にセキュリティに対する欠陥が生じるたびに有効性情報の条件追加等を行い、あるいは一部削除するなど、ランニングコストが非常に高くなる。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、エレベータ制御盤に認証用データベースを設けることなく、事前に大量データ登録することなく、簡易に来訪者に対するセキュリティを確保するエレベータの制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るエレベータの制御システムは、建物の各居住室に設置され、建物のエントランス側に設置される来訪側通話装置を通して入室許可の要請を受けたとき、入室許可データを送出する居住側通話装置と、前記来訪側通話装置の近傍に設置され、前記居住側通話装置から入室許可データを受けたとき、入室許可に関するバーコード情報を印刷したバーコードを発行するバーコード発行器と、エレベータの設置乗場に設置され、前記来訪者が所持するバーコードのバーコード情報を読取り、入室許可に関するバーコード情報を送信するバーコードリーダと、このバーコードリーダから入室許可に関するバーコード情報を受信すると、当該バーコードリーダの設置階からの呼びとして登録し、エレベータ乗りかごを登録呼び階に移動させるエレベータ制御盤とを備えた構成である。
また、本発明に係る発明は、来訪者に対して、利用許可階、利用可能時間、利用可能回数等の制限を付けた状態でエレベータ乗りかごを運転制御できる。
本発明によれば、エレベータ制御盤に認証用データベースを設けることなく、事前にデータ登録することなく、比較的簡易に来訪者に対するセキュリティの強化を図ることができるエレベータの制御システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係るエレベータの制御システムの実施の形態1を説明する構成図である。
(実施の形態1)
図1は本発明に係るエレベータの制御システムの実施の形態1を説明する構成図である。
エレベータの制御システムは、来訪側通話装置1と、この来訪側通話装置1にそれぞれ接続される各居住室2−3−1,2−5−1,…(−3−1は3階1号室,−5−1は5階1号室を意味する)内に設置される居住側通話装置3,…と、来訪側通話装置1の近傍に設置されるバーコード発行器4と、バーコード発行器4で発行されるバーコード5のバーコード情報を読み取るバーコードリーダ6と、エレベータ制御盤7と、このエレベータ制御盤7によって運行制御される乗りかご8とによって構成される。
来訪側通話装置1は、一般的に使用されているインターホンであって、建物の各階号室の呼び出しボタン、あるいは数値キーボタンが配列され、来訪者9が訪問先となる居住室の居住側通話装置3を呼び出す構成となっている。
居住側通話装置3は、来訪側通話装置1と同様に一般的に使用されるインターホンであって、本来の音声の送受信機能の他、例えば押しボタンなどの入室許可信号を出力する許可ボタン3aが設けられている。
バーコード発行器4は、エントランス等に設置され、居住側通話装置3から入力されるデータに対応するバーコード情報を印刷してバーコード5を発行する。
バーコードリーダ6は、基準階のエレベータ乗場や玄関ホールに設置され、来訪者9が所持するバーコード5のバーコード情報を読み取ると、正常に読み取った情報(入室許可に関する情報)を送信する。
エレベータ制御盤7は、入室許可に関するバーコード情報を受信すると、バーコードリーダ設置階の呼びとして登録し、バーコードリーダ設置階へ乗りかご8を移動させるような制御を行う。
同図において、10はエレベータ制御盤7からの運転指令を受けて回転する巻上機、11は巻上機10に掛け渡たしてその一端側に乗りかご8を吊り下げた主索であって、当該主索11の他端側はつり合いおもり12が吊下されている。13は一部分を示す乗場ドア、14はテールコードである。また、各階の乗場には乗場操作盤15−1,15−2,15−3,…が設けられている。
次に、以上のように構成されたエレベータの制御システムの作用について説明する。
来訪者9は、建物内に入るためには訪問先となる例えば居住室2−3−1の居住者から入室許可を受ける必要がある。来訪者9は、エントランスに設置される来訪側通話装置1の該当号室の呼び出しボタン、あるいは数値キーボタンを選択的に操作し、訪問先となる例えば居住室2−3−1に設置される居住側通話装置3を呼び出し、居住者に対して入室許可を要請する。
居住者は、建物内の入室を許可する場合、許可ボタン3aを操作し、建物入室許可データをバーコード発行器4に送信する。
バーコード発行器4は、居住側通話装置3から建物入室許可データを受け取ると、当該建物入室許可データに対応するバーコード情報を印刷したバーコード5を出力する。
ここで、来訪者9は、バーコード発行器4から発行されたバーコード5を受け取り、基準階のエレベータ乗場や玄関ホールに設置されるバーコードリーダ6に近づき、バーコード5のバーコード情報を読み込ませる。
バーコードリーダ6は、来訪者9が所持するバーコード5のバーコード情報を読み取ると、入出許可に関するバーコード情報(通常は単に正常にバーコード情報を読み取ったOK信号)をエレベータ制御盤7に送信する。
エレベータ制御盤7は、バーコードリーダ6から送られてくる入出許可に関するバーコード情報を受信すると、バーコードリーダ設置階の呼びとして登録し、乗りかご8をバーコードリーダ設置階に移動させ、乗場ドア13及び乗りかご8のかごドアを開け、来訪者9を乗せる。乗りかご8は、来訪者によるかご操作盤の行先階の操作のもとに訪問先となる居住階に移動する。
従って、以上のような実施の形態によれば、従来のようにエレベータ制御盤7に認証用データベースを持たないので、バーコードリーダ6等を簡単に据付けることにより、来訪者9に対するセキュリティを確保することができる。
また、バーコード発行器4やバーコードリーダ6を設置した後、データの変更や機器のメンテナンスがほとんど必要ないので、ランニングコストが少ない。
また、来訪者9を迎えるために事前に何らかの情報(例えば承認用データ)を登録するといった煩雑さがなく、手軽にセキュリティ対策を採ることができる。
さらに、バーコードリーダ6やエレベータ制御盤7は、発行済みのバーコード情報を蓄積しないばかりか、読み取ったバーコード情報の履歴も記録しない。要するに、バーコード情報を正常に読み取れれば承認OKとし、来訪者の建物入室を許可するので、後々のデータの保存,管理等の問題も無くなる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るエレベータの制御システムは、実施の形態1と同じ構成であるので、図1を用いて説明し、以下、特に異なる部分だ図2を参照して説明する。図2はバーコード発行器4内に設けられた利用許可階テーブルのデータ配列例図である。
実施の形態2に係るエレベータの制御システムは、実施の形態1と同じ構成であるので、図1を用いて説明し、以下、特に異なる部分だ図2を参照して説明する。図2はバーコード発行器4内に設けられた利用許可階テーブルのデータ配列例図である。
実施の形態2で特に異なるところは、バーコード5のバーコード情報の中に利用許可階の情報を含めることにある。
そこで、このエレベータの制御システは、バーコード発行器4に図2に示すように利用階許可テーブル4−1が設けられている。利用階許可テーブル4−1には、予め居住室2−3−1,2−5−1,…の居住者の申請に基づき、来訪者9に対する利用許可階を登録しておく。つまり、居住室2−3−1,2−5−1,…ごとに利用許可階及び当該利用許可階を含んだバーコード情報が対応付けられている。
このようなエレベータの制御システにおいては、来訪者9がエントランスに設置される来訪側通話装置1の該当階の号室の呼び出しボタン、あるいは数値キーボタンを選択的に操作し、訪問先となる例えば居住室2−3−1の居住側通話装置3を呼び出し、居住者に対して入室許可を要請する。
居住者は、許可ボタン3aを操作し、建物入室許可データをバーコード発行器4に送出すると、バーコード発行器4は、居住室2−3−1の居住側通話装置3からの建物入室許可データと認識し、利用階許可テーブル4−1を参照し、居住室2−3−1に対応付けされた利用許可階を含んだバーコード情報を印刷したバーコード5を発行する。
来訪者9は、バーコード発行器4から発行されたバーコード5を受け取り、バーコードリーダ6に近づけ、バーコード5のバーコード情報を読み込ませる。
バーコードリーダ6は、来訪者9が所持するバーコード5から利用許可階を含んだバーコード情報を読み取った旨の情報、すなわち利用許可階付きの入出許可情報をエレベータ制御盤7に送信する。
エレベータ制御盤7は、バーコードリーダ6から送られてくる利用許可階付きの入出許可情報を受信すると、適宜な記憶部の空きエリアに利用許可階の情報を一時的に記憶しておく。
ここで、エレベータ制御盤7は、バーコードリーダ設置階の呼びであることを登録し、乗りかご8をバーコードリーダ設置階に移動させ、乗場ドア13及び乗りかご8のかごドアを開け、来訪者9を乗せる。来訪者が乗りかご8に乗り込んだ後、かご操作盤の行先階ボタンを操作すると、エレベータ制御盤7は一時的に記憶した利用許可階の情報を参照し、利用許可階以外の階の操作であれば、操作した行先階に対する呼び登録をしない。利用許可階であれば、呼び登録を行い、登録された利用許可階に移動させる。
従って、以上のような実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する他、居住者の申告に基づき、来訪者の利用許可階が決められるので、来訪者は許可階だけエレベータのサービスを受けることができ、それ以外の階の呼び登録をしないので、来訪者に対する利用階の制限によりセキュリティを向上させることができる。
なお、上記実施の形態は、予め居住者の申告に基づき、建物管理者側が利用階許可テーブル4−1に利用許可階データを設定するようにしたが、例えば居住側通話装置3に居住室識別データのもとに利用許可階データを設定するようにすれば、居住者は来訪者9から入室許可の要請を受けたとき、来訪目的その他の状況(宅配業者による荷物の宅配階等)に応じ、居住者識別データのもとに利用許可階データを入力し、利用階許可テーブル4−1に設定するようにしてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るエレベータの制御システムは、実施の形態1と同じ構成であるので、図1を用いて説明し、以下、特に異なる部分について図3を参照して説明する。図3はバーコード発行器4内に設けられた利用可能時間テーブルのデータ配列例図である。
実施の形態3に係るエレベータの制御システムは、実施の形態1と同じ構成であるので、図1を用いて説明し、以下、特に異なる部分について図3を参照して説明する。図3はバーコード発行器4内に設けられた利用可能時間テーブルのデータ配列例図である。
実施の形態3で特に異なるところは、バーコード5のバーコード情報の中に利用可能時間の情報を含めることにある。
本発明に係るエレベータの制御システは、バーコード発行器4に図3に示すように利用可能時間テーブル4−2が設けられている。利用可能時間テーブル4−2には、予め居住室2−3−1,2−5−1,…の居住者の申請に基づき、建物管理者が来訪者9の利用可能時間を登録するか、あるいは居住側通話装置3に居住室識別データのもとに利用可能時間データを利用可能時間テーブル4−2に設定する。つまり、居住室2−3−1,2−5−1,…ごとに利用可能時間及び利用可能時間データを含んだバーコード情報が対応付けられている。
また、この利用可能時間テーブル4−2は、バーコード発行器4に時計機構を有し、「現在時刻」〜「現在時刻+5分後」といったデータでもよい。
従って、以上のような構成によれば、来訪者9がエントランスに設置される来訪側通話装置1の該当階の号室の呼び出しボタン、あるいは数値キーボタンを選択的に操作し、訪問先となる例えば居住室2−3−1の居住側通話装置3を呼び出し、居住者に対して入室許可を要請する。
居住者は、許可ボタン3aを操作し、建物入室許可データをバーコード発行器4に送出すると、バーコード発行器4は、居住室2−3−1の居住側通話装置3からの建物入室許可データと認識し、利用可能時間テーブル4−2を参照し、居住室2−3−1に対応付けられた利用可能時間を含んだバーコード情報を読み出し、バーコード5を発行する。
バーコードリーダ6は、来訪者9が所持するバーコード5のバーコード情報から利用可能時間データを含んだバーコード情報を読み取り、エレベータ制御盤7に送信する。
エレベータ制御盤7は、バーコードリーダ6から送られてくる利用可能時間を含んだバーコード情報を受信すると、適宜な記憶部の空きエリアに利用可能時間データを一時的に記憶しておく。
ここで、エレベータ制御盤7は、バーコードリーダ設置階の呼びであることを登録し、乗りかご8をバーコードリーダ設置階に移動させ、乗場ドア13及び乗りかご8のかごドアを開け、来訪者9を乗せる。来訪者が乗りかご8に乗り込んだ後、かご操作盤の行先階ボタンを操作すると、エレベータ制御盤7は一時的に記憶した利用可能時間データを参照し、利用可能時間内であれば、行先階へ移動させる。
しかし、来訪者が再度バーコード5をバーコードリーダ6に読み込ませたとき、既に利用可能時間が過ぎている場合には無視し、バーコードリーダ設置階への呼び登録を行わない。また、エレベータ制御盤7は、利用可能時間を過ぎたとき、既に記憶されている該当利用可能時間データを削除する。
従って、以上のような実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する他、居住者の申告に基づき、あるいは居住者自ら、来訪者に対する利用可能時間を設定するので、来訪者は利用可能時間だけエレベータのサービスを受けることができ、利用可能時間を過ぎると来訪者の利用が制限されるので、セキュリティを向上させることができる。
なお、上記実施の形態は、来訪者に対する利用可能時間を設定したが、バーコード発行器4に例えば実施の形態2の利用許可階と本実施の形態の利用可能時間を設定し、来訪者に対して利用許可階と利用可能時間との両方で制限するようにしてもよい。
(実施の形態4)
図4は本発明に係るエレベータの制御システムの実施の形態4を示す構成図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一符号を付し、重複部分について説明を省略する。
図4は本発明に係るエレベータの制御システムの実施の形態4を示す構成図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一符号を付し、重複部分について説明を省略する。
この実施の形態4は、来訪者の利用回数を制限する例である。
具体的には、バーコード発行器4側に固有番号発行部4−3及びカウンタ,バッフアメモリ等の回数設定メモリ4−4が設けられる。
来訪者が来訪側通話装置1を通して建物入室の許可要請を行うと、固有番号発行部4−3が連続番号である所定の固有番号を発行し、回数設定メモリ4−4に記憶される。この状態において、来訪者である例えば宅配業者等が来訪側通話装置1を介して宅配先となる居住室2−3−1,…の居住側通話装置3,…に入室許可要請を順次行うと、各居住側通話装置3の許可ボタン3aの操作によって入室許可信号を受けると、バーコード発行器4側の回数設定メモリ4−4における固有番号に対応付けられたカウンタメモリが順次カウントアップし、宅配先件数(回数)が記憶される。
来訪者が来訪側通話装置1の操作を終了し、あるいは操作終了の指示信号を入力すると、バーコード発行器4からエレベータ利用可能回数データを含んだバーコード情報を印刷したバーコード5が発行される。
一方、エレベータ制御盤7側では、固有番号の読取り履歴を記録する記録部7−1が設けられ、図5に示す一連の処理を実行する。
すなわち、宅配業者などが宅配荷物を所持し、バーコード発行器4から発行された固有番号+エレベータ利用可能回数データを含んだバーコード5をバーコードリーダ6に読み込ませると、バーコードリーダ6から固有番号+エレベータ利用可能回数データ付きのバーコード読取り情報を取得し、エレベータ制御盤7に送信する。
エレベータ制御盤7は、記録部7−1の読取り履歴部にN=0をセットした後(S1)、バーコードリーダ6から固有番号が受信したか否かを判断し(S2)、固有番号受信有りと判断したとき、固有番号+エレベータ利用可能回数データを記録するか否かを判断する(S3)。記録部7−1に同一の固有番号が存在しないとき、記録部7−1に固有番号+エレベータ利用可能回数データを記録する(S4)。
エレベータ制御盤7は、固有番号の受信に伴い、読取り履歴部Nを+1カウントアップする(S5)。
エレベータ制御盤7は、読取り履歴部の回数が既に記録済みのエレベータ利用可能回数を超えているか否かを判断し(S6)、超えていない場合には乗りかご8の利用許可を与える(S7)。その結果、エレベータ制御盤7は、乗りかご8をバーコードリーダ設置階に移動させ、乗場ドア13及び乗りかご8のかごドアを開け、来訪者9を乗せる。そして、来訪者によるかご操作盤の行先階操作のもとに宅配先である居住室2−3−1の階へ移動し、1件目の宅配を済ませた後、バーコードリーダ設置階に戻る(S8)。
宅配業者は、引き続き、バーコードリーダ6にバーコード5をかざし、固有番号+エレベータ利用可能回数データを読み込ませる。バーコードリーダ6は、バーコード5から再び固有番号+エレベータ利用可能回数データを含むバーコード読取り情報を取得し、エレベータ制御盤7に送信する。
エレベータ制御盤7は、バーコードリーダ6から固有番号を受信すると(S2)、固有番号受信有りと判断したとき、固有番号+エレベータ利用可能回数データを記録するか否かを判断する(S3)。既に固有番号が記録部7−1に記録されている場合、記録せずに読取り履歴部Nをさらに+1カウントアップする(S5)。
ここで、エレベータ制御盤7は、読取り履歴部の回数が既に記録されるエレベータ利用可能回数を超えているか否かを判断し(S6)、超えている場合にはエレベータ利用を不可とし、超えていない場合には乗りかご8の利用許可を与える(S7)。
従って、例えば宅配業者はバーコード発行器4で発行されたエレベータ利用可能回数以内であれば、エレベータのサービスを受けることができる。
従って、以上のような実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を奏する他、利用回数を制限することにより、来訪者が本来の目的以外で建物内を徘徊することを防止することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
(1) 上記実施の形態では、実施の形態3にて利用可能時間を制限し、実施の形態にてエレベータ利用可能回数を制限したが、例えばこれら利用可能時間とエレベータ利用可能回数とを同時に制限する処理を行う構成であってもよい。
このシステムの構成は、エレベータ制御盤7の記録部7−1に固有番号+エレベータ利用可能回数データの他、利用可能時間を記録する。そして、エレベータ制御盤7は、図6示すように図5に示すステップS5の前段に利用可能時間内か否かを判断する処理を追加し(S11)、利用可能時間内に限り、記録部7−1の読取り履歴部Nに+1カウントアップする処理を追加することにより(S5)、来訪者に対して、利用可能時間及び利用可能回数の両方で制限することにより、より高いセキュリティを確保する。
(2) さらに、上記実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、例えば実施の形態1〜4の構成を選択的に組み合わせることが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
1…来訪側通話装置、2−3−1,…,2−5−1,…,2−10−1,… …居住室、3…居住側通話装置、3a…許可ボタン、4…バーコード発行器、4−1…利用階許可テーブル、4−2…利用可能時間テーブル、4−3…固有番号発行部、4−4回数設定メモリ、5…バーコード、6…バーコードリーダ、7…エレベータ制御盤、7−1…記録部、8…乗りかご、9…来訪者。
Claims (5)
- 建物のエントランス側に設置される来訪側通話装置を通して当該建物内居住室の居住者に対して入室許可を受けてエレベータを利用するエレベータの制御システムにおいて、
前記建物の各居住室に設置され、前記来訪側通話装置から来訪者の操作のもとに入室許可の要請を受けたとき、入室許可データを送出する居住側通話装置と、
前記来訪側通話装置の近傍に設置され、前記居住側通話装置から入室許可データを受けたとき、入室許可に関するバーコード情報を印刷したバーコードを発行するバーコード発行器と、
エレベータの設置乗場に設置され、前記来訪者が所持するバーコードのバーコード情報を読取り、入室許可に関するバーコード情報を送信するバーコードリーダと、
このバーコードリーダから入室許可に関するバーコード情報を受信すると、当該バーコードリーダの設置階からの呼びとして登録し、エレベータ乗りかごを登録呼び階に移動させるエレベータ制御盤とを備えたことを特徴とするエレベータの制御システム。 - 請求項1に記載のエレベータの制御システムにおいて、
前記バーコード発行器は、各居住室に居住する居住者の申告または指示に基づき、前記来訪者に対する利用許可階を含んだバーコード情報を記憶した利用許可階テーブルを設け、前記居住側通話装置から入室許可データを受けたとき、前記利用許可階を含んだバーコード情報を印刷したバーコードを発行し、
前記エレベータ制御盤は、前記来訪者が所持するバーコードのバーコード情報を読取ったバーコードリーダから利用許可階を含んだバーコード情報を受信すると、乗りかごのかご操作盤から利用許可階以外の行先階の操作指示を受けたとき、当該かご呼びに応答しないことを特徴とするエレベータの制御システム。 - 請求項1または請求項2に記載のエレベータの制御システムにおいて、
前記バーコード発行器は、各居住室に居住する居住者の申告または指示に基づき、前記来訪者に対する利用可能時間を含むバーコード情報を記憶した利用可能時間テーブルを設け、前記居住側通話装置から入室許可データを受けたとき、前記利用可能時間を含んだバーコード情報を印刷したバーコードを発行し、
前記エレベータ制御盤は、前記来訪者が所持するバーコードのバーコード情報を読取ったバーコードリーダから利用可能時間を含むバーコード情報を受信するが、現在時刻がバーコード情報に含む利用可能時間を過ぎている場合に前記バーコードリーダの設置階への呼び登録をしないことを特徴とするエレベータの制御システム。 - 建物のエントランス側に設置される来訪側通話装置を通して当該建物内居住室の居住者に対して入室許可を受けてエレベータを利用するエレベータの制御システムにおいて、
前記建物の各居住室に設置され、前記来訪側通話装置から来訪者の操作のもとに入室許可の要請を受けたとき、入室許可要請を受けた各居住者から入室許可データを送出する居住側通話装置と、
前記来訪側通話装置の近傍に設置され、前記各居住側通話装置から入室許可データを受けたとき、固有番号及び各居住者からの入室許可数に相当するエレベータ利用回数を含むバーコード情報を印刷したバーコードを発行するバーコード発行器と、
エレベータの設置乗場に設置され、前記来訪者が所持するバーコードのバーコード情報を読取り、固有番号及びエレベータ利用回数を含む情報を送信するバーコードリーダと、
このバーコードリーダから固有番号及びエレベータ利用回数を含む情報を受信記録し、以後,前記バーコードリーダから少なくとも固有番号を受けたとき、エレベータの利用累積回数が既に記録されたエレベータ利用回数を超えているとき、応答処理しないエレベータ制御盤とを備えたことを特徴とするエレベータの制御システム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の構成と請求項4に記載の構成とを組合せたことを特徴とするエレベータの制御システム。
Priority Applications (1)
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JP2009201841A JP2011051718A (ja) | 2009-09-01 | 2009-09-01 | エレベータの制御システム |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106044418A (zh) * | 2016-08-05 | 2016-10-26 | 佛山市伟邦电子科技有限公司 | 一种基于二维码和移动社交平台的电梯楼层登记方法 |
US9802788B2 (en) | 2012-06-22 | 2017-10-31 | Otis Elevator Company | Elevator security system including a credential transmitted to a user |
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KR102197293B1 (ko) * | 2020-08-07 | 2020-12-31 | 주식회사 시냅틱웨이브 | 스마트 도어락 기반 임시출입키를 이용한 출입관리 서비스 제공 시스템 |
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2009
- 2009-09-01 JP JP2009201841A patent/JP2011051718A/ja not_active Withdrawn
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