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JP2011049026A - 光源装置 - Google Patents

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JP2011049026A
JP2011049026A JP2009196377A JP2009196377A JP2011049026A JP 2011049026 A JP2011049026 A JP 2011049026A JP 2009196377 A JP2009196377 A JP 2009196377A JP 2009196377 A JP2009196377 A JP 2009196377A JP 2011049026 A JP2011049026 A JP 2011049026A
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JP
Japan
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resonator
microwave
light
light source
source device
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Pending
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JP2009196377A
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English (en)
Inventor
Yosuke Kano
洋介 加納
Shigenori Kobayashi
茂法 小林
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Iwasaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwasaki Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】マイクロ波を利用した光源装置において点灯時の放電の安定性、効率の良い放電状態の確保と、光を取り出すまでの光のロスを抑えて光の利用効率を高めることと、光源装置の製作コストが嵩まない簡易な構成とすることを技術的課題としている。
【解決手段】本発明のマイクロ波光源装置は、マイクロ波発振器(5)とマイクロ波共振器(4)からなり、前記マイクロ波共振器内にマイクロ波によって放電する放電物質を封入した発光管(1)と前記発光管からの光をマイクロ波共振器(4)の外へ取り出すための誘電体からなる反射鏡(2)を備え、また、共振器壁に光取り出し口(11)を備えている
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波を利用した照明及びプロジェクタ用光源装置に関する。
近年、マイクロ波を利用した光源装置は、放電空間に電極が無くても点灯ができ、封入物と電極の化学反応等による発光管内の黒化が抑えられるため、従来より長寿命な無電極照明装置として実用化されている。また、電極からの2次電子の放出が無くとも放電を維持でき、電極の損耗が少ないことからプロジェクタ等に使われる有電極の光源装置においても応用が勧められている。
図5に示す従来の光源装置は、第1のマイクロ波導波管に反射鏡形状の第2のマイクロ波導波管を接合し、反射鏡形状の焦点部分に無電極放電ランプを配置することで光の利用効率を改善している。(特許文献1参照)
また、図6に示す従来の光源装置は、金属網状の共振器内での発光管の位置を変化させることができ、また共振調節部材により効率よく無電極電球を点灯できるとある。(特許文献2参照)
特許第3173362号公報 特許第4091596号公報
本発明は、マイクロ波を利用した光源装置において点灯時の放電の安定性、効率の良い放電状態の確保と、光を取り出すまでの光のロスを抑えて光の利用効率を高めることと、光源装置の製作コストが嵩まない簡易な構成とすることを技術的課題としている。
課題を解決するために、請求項1のマイクロ波光源装置は、マイクロ波発振器とマイクロ波共振器からなり、前記マイクロ波共振器内にマイクロ波によって放電する放電物質を封入した発光管と前記発光管からの光を共振器の外へ取り出すための誘電体からなる反射鏡を備え、また、共振器壁に光取り出し口を備えていることを特徴とする。
請求項2のマイクロ波光源装置は、請求項1において、前記発光管は、耐熱容器でなる放電容器内に、少なくとも一つの電極が配置されると共に、放電物質が封入されており前記電極の軸方向が共振器内の電界の方向と平行であることを特徴とする。
請求項3のマイクロ波光源装置は、マイクロ波発振器とマイクロ波共振器からなり、前記マイクロ波共振器内にマイクロ波によって放電する放電物質を封入した発光管と前記発光管からの光を共振器の外へ取り出すための誘電体からなる反射鏡を備え、また、共振器壁に光取り出し口を備えており、さらに共振器内の少なくとも一つの壁がスライドできる構造となっていることを特徴とする。
請求項4のマイクロ波光源装置は、請求項1または請求項3において、前記マイクロ波共振器が基本モードだけで動作するように寸法が定められたことを特徴とする。


本発明によれば、共振器内に誘電率の高い物質から成る光を取り出すための反射鏡を配置する構成としたことで波長短縮効果により共振器の長手方向の寸法を小さくでき、且つ共振器形状は矩形または、円筒形の単純な構造とすることで基本モードで動作させることができるため共振条件をとりやすく、最も電界強度が強くなる条件を得られた。さらに、光は共振器壁に設けた光取り出し口から取り出すため金属網を通過させる構造のような光ロスもなく、また簡易な構造であるため製作コストは嵩まない。
本発明に係る光源装置の一例を示す図 本発明に係る光源装置の一例を示す図 本発明に係る光源装置の別の実施例を示す図 本発明に係る光源装置の別の実施例を示す略図 光源装置の光の利用効率を高めるための従来技術を示す図。 光源装置の照明効率を高めるための従来技術を示す図。
本発明に係る光源装置の最良の実施形態は、マイクロ波発振器とマイクロ波共振器からなり、前記マイクロ波共振器内にマイクロ波によって放電する放電物質を封入した発光管と前記発光管からの光を共振器の外へ取り出すための誘電体からなる反射鏡を備え、さらに共振器壁に光取り出し口を備えている。
共振器は金属からなり、共振器内はマイクロ波発振器からのマイクロ波によって共振状態が形成されており、また、前記共振器の壁に光取り出し口が設けられている。共振器の形状は矩形または、円筒形の単純な構造とするのが好ましい。
反射鏡は耐熱ガラス、セラミックスなど誘電体からなり反射面にはTiO等からなる多層膜が形成されている。
発光管は、その本体が耐熱性の容器で形成され、当該耐熱性容器の内部に、放電物質が封入されると共に、タングステン等の金属棒でなる対向する1対の電極が収容配設されている。なお、電極は1対の対向する構成に限らず、片側1つだけでも良いし、無くても良い。
本発明に係る光源装置の実施例を図1、図2に示す。図1に示す光源装置は、発光管1と、当該発光管1から放射される光を反射する凹面反射鏡2とマイクロ波励振アンテナ3を内部に配置している共振器4と前記共振器4と接続されたマイクロ波発振器5からなり、発光管1は、石英ガラスで成る放電容器6内に、一対のタングステン電極7R、7Lが約0.9mm程度の短い極間距離で対向して配置されると共に、水銀と臭素等のハロゲンとアルゴンガス等の始動用ガスとが封入され、その放電容器6から発光管1の両端に至る部分を気密に封止して各電極7R、7Lとこれに接続されたモリブデン箔で成る金属箔を封着した一対の電極封着部8R、8Lが形成されている。
凹面反射鏡2は、最外径φ40mm程度の結晶化ガラスからなり、その底部に発光管1の片方の電極封着部8Rを挿通させてセメント等で固定するボトム孔が開口形成されると共に、その第1焦点6.8mm、第2焦点53mmの楕円形状反射部9にはTiO2、SiOの多層膜が形成されている。発光管1の発光部が凹面反射鏡2の焦点に配置されることで光を集光することができる。
誘電体である凹面反射鏡2が共振器4内にあることで波長短縮効果により凹面反射鏡2がない場合に比べて共振器の寸法を小さくすることができるようになる。
共振器4の内部にはφ3mm、長さ10mmのマイクロ波励振アンテナ3が配接されマイクロ波発振器5からの2.45GHzのマイクロ波を共振器4内に供給しており、また共振器4はアルミニウム製であり高さ40mm、幅80mm、長さ95mm程度の方形形状である。
共振モードは共振器の寸法で決定されるため共振器4は基本モードであるTE101モードのみで動作しモード間の干渉による位相歪を生じることも無く、最も電磁界の強度が強い状態になり、その電界の方向は矢印10の方向で存在する。また、発光管1の電極7R、7Lの軸方向はこの電界の方向と平行になるように配置されている。これにより、安定した放電が実現できる。
また、共振器4の壁にはΦ8mmの光取り出し口11が設けられており、凹面反射鏡2によって反射された光は前記光取り出し口11を通り外部へ放射される。光取り出し口の大きさは使用するマイクロ波の波長と凹面反射鏡2の焦点により決定され、マイクロ波が共振器4から漏洩せず、且つ凹面反射鏡で集光された光が遮蔽されることの無い大きさとなり、2.45GHzのマイクロ波を使用した場合φ10mm以下の大きさであることが好ましい。
よって、本構成を用いれば小型で簡易な構成であるため製作コストが嵩まない光の利用効率が高い光源装置が実現できる。
次に、本発明に係る光源装置の別の実施例を図3、図4に示す。発光管1は図1の実施例
と同一の仕様である。斜線部で示した凹面反射鏡12は高誘電率であるセラミックからな
り共振器4内をほぼ埋める大きさの立方体に楕円形状を削り出して、削り出した楕円面1
4に図1と同様の反射膜を塗布した構成となっている。共振器内の大部分を誘電体で占め
ることでさらに光源装置の小型化が可能となる。
また、共振器4の一方に金属板からなるスライド壁13を設け、モーターなどで可動させ
共振器4の全長Dを変化させて共振状態を変化させることができるようにした。
これにより、発光管1の点灯時から安定時までのインピーダンスの変化、及び寿命中のイ
ンピーダンスの変化に対しても共振状態を変えることによって消灯や立消えが発生しない
安定した点灯が可能となった。
また、さらなる利点として発光管1、共振器4、及びマイクロ波発振器5等の構成部品の製造上の個体差によるインピーダンスマッチング条件の差も共振状態を変えることにより
解決された。
以上の実施例ではスライド壁13は一方にしか設けてないが他方にも追加で設けても良い。
本発明はマイクロ波を利用した照明及びプロジェクタ用光源装置に関するものである。


1・・・発光管
2・・・凹面反射鏡
3・・・マイクロ波励振アンテナ
4・・・共振器
5・・・マイクロ波発振器
6・・・放電容器
7R・・タングステン電極
7L・・タングステン電極
8R・・電極封着部
8L・・電極封着部
9・・・楕円反射部
10・・・電界方向
11・・・光取り出し口
12・・・凹面反射鏡
13・・・スライド壁
14・・・楕円面

Claims (4)

  1. マイクロ波発振器とマイクロ波共振器からなり、前記マイクロ波共振器内にマイクロ波によって放電する放電物質を封入した発光管と前記発光管からの光を共振器の外へ取り出すための誘電体からなる反射鏡を備え、また、共振器壁に光取り出し口を備えていることを特徴とするマイクロ波光源装置。
  2. 前記発光管は、耐熱容器でなる放電容器内に、少なくとも一つの電極が配置されると共に、放電物質が封入されており前記電極の軸方向が共振器内の電界の方向と平行である請求項1に記載のマイクロ波光源装置。
  3. マイクロ波発振器とマイクロ波共振器からなり、前記マイクロ波共振器内にマイクロ波によって放電する放電物質を封入した発光管と前記発光管からの光を共振器の外へ取り出すための誘電体からなる反射鏡を備え、また、共振器壁に光取り出し口を備えており、さらに共振器内の少なくとも一つの壁がスライドできる構造となっていることを特徴とするマイクロ波光源装置。
  4. 前記マイクロ波共振器が基本モードだけで動作するように寸法が定められた請求項1または請求項3記載のマイクロ波光源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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