JP2011044818A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】動画記録中に静止画撮影が可能なカメラで、静止画像の画質や記録媒体の処理速度によって動画像のフレーム落ちの発生を防ぐ。
【解決手段】電子カメラは、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、画像信号に基づいて静止画データと動画データとを生成する生成手段と、生成された静止画データと動画データとを記録媒体へ記録する記録制御手段と、記録媒体への記録に関するパラメータを検出する検出手段と、検出されたパラメータに応じて、記録媒体への記録処理として互いに異なる第1態様および第2態様の一方を選択する選択手段とを備え、記録制御手段は、生成手段により生成された静止画データと動画データとを、選択された記録処理を用いて記録媒体に記録する。
【選択図】図1
【解決手段】電子カメラは、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、画像信号に基づいて静止画データと動画データとを生成する生成手段と、生成された静止画データと動画データとを記録媒体へ記録する記録制御手段と、記録媒体への記録に関するパラメータを検出する検出手段と、検出されたパラメータに応じて、記録媒体への記録処理として互いに異なる第1態様および第2態様の一方を選択する選択手段とを備え、記録制御手段は、生成手段により生成された静止画データと動画データとを、選択された記録処理を用いて記録媒体に記録する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子カメラに関する。
従来から、動画記録中に静止画撮影が可能なカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
しかしながら、静止画像の画質や記録媒体の処理速度によって動画像のフレーム落ちが発生するという問題がある。
請求項1に記載の発明による電子カメラは、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、画像信号に基づいて静止画データと動画データとを生成する生成手段と、生成された静止画データと動画データとを記録媒体へ記録する記録制御手段と、記録媒体への記録に関するパラメータを検出する検出手段と、検出されたパラメータに応じて、記録媒体への記録処理として互いに異なる第1態様および第2態様の一方を選択する選択手段とを備え、記録制御手段は、生成手段により生成された静止画データと動画データとを、選択された記録処理を用いて記録媒体に記録することを特徴とする。
本発明によれば、検出されたパラメータに応じて選択された第1態様および第2態様の一方の記録処理を用いて、静止画データと動画データとを記録媒体に記録できる。
−第1の実施の形態−
図面を参照して、本発明による実施の形態における電子カメラを説明する。本実施の形態による電子カメラは、動画撮影により取得された動画を記録中に静止画の撮影が可能となるように構成されている。図1のブロック図に示すように、電子カメラ1は、撮影レンズL1、撮像素子100、第1画像処理部101、第2画像処理部102、動画圧縮部103、静止画圧縮部104、記録用バッファ105、画象用バッファ106、制御回路107、LCD駆動回路109、メイン表示器110、操作部111およびカードインタフェース112を備えている。
図面を参照して、本発明による実施の形態における電子カメラを説明する。本実施の形態による電子カメラは、動画撮影により取得された動画を記録中に静止画の撮影が可能となるように構成されている。図1のブロック図に示すように、電子カメラ1は、撮影レンズL1、撮像素子100、第1画像処理部101、第2画像処理部102、動画圧縮部103、静止画圧縮部104、記録用バッファ105、画象用バッファ106、制御回路107、LCD駆動回路109、メイン表示器110、操作部111およびカードインタフェース112を備えている。
撮像素子100は、撮影レンズL1を介して受光した被写体光をその強度に応じた画像信号に変換するCCDやCMOSなどの光電変換素子である。撮像素子100は、制御回路107が出力するタイミング信号に応じて、画像信号を出力する。制御回路107は図示しないCPU、ROMおよびRAM等を備え、電子カメラ1の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。
制御回路107は、ユーザにより撮影指示操作が行われると、撮像素子100を制御して被写体像を撮像した画像信号を出力させる。そして、第1画像処理部101は、取得した画像信号に対してアナログ的な処理を施してから、A/D変換等を施してデジタル画像データ(RAWデータ)を生成する。第2画像処理部102は、デジタル画像データに対して、ホワイトバランス処理、ガンマ補正処理、色補間処理、輪郭強調、ビネット補正などの画像処理を施して画像データを生成する。
制御回路107は、画質設定部107a、連写可能枚数設定部107b、バッファ管理部107c、モード選択部107dおよび記録制御部107eを機能的に備える。画質設定部107aは、後述する設定メニューにおいてユーザにより設定された撮影画像の画質に応じて、第2画像処理部102が画像データに施す画像処理の内容を設定する。連写可能枚数設定部107bは、画像用バッファ106の容量、メモリカード120の処理速度(記録速度)や記録容量等に基づいて、ユーザによる後述する操作部111の操作により設定された連写速度を維持してメモリカード120に記録可能な画像データの枚数(連写可能枚数)を算出する。
バッファ管理部107cは、画質設定部107aにより設定された画像処理の内容と、連写可能枚数設定部107bにより設定された連写可能枚数とに基づいて、画像用バッファ106内において、後述する静止画用格納領域106aと、静止画・動画共用格納領域106bの領域の割り当てを制御する。モード選択部107dは、後述するように、動画撮影中に静止画の撮影が行われる場合に、各種の情報(パラメータ)に基づいて、静止画データおよび動画データの記録モードを選択する。後述するように、本実施の形態の電子カメラ1は、記録モードとして第1モードと第2モードとを含み、モード選択部107dは、第1モードまたは第2モードの一方を選択する。記録制御部107eは、動画データおよび静止画データの少なくとも一方に記録処理を制御する。また、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合には、記録制御部107eは、モード選択部107dにより選択された第1モードまたは第2モードにて動画データと静止画データの記録処理を制御する。
画像用バッファ106は、画像処理、画像圧縮処理および表示データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される揮発性メモリである。画像用バッファ106は、静止画データを一時的に格納するための静止画用格納領域106aと、静止画・動画共用格納領域106bとを有する。静止画用格納領域106aには、第1画像処理部101で生成されたデジタル画像データ(RAWデータ)が一時的に格納される。静止画・動画共用格納領域106bには、第2画像処理部103で生成された静止画データまたは動画データが一時的に格納される。なお、静止画用格納領域106aと、静止画・動画共用格納領域106bとは、制御回路107のバッファ管理部107cの制御により、画象用バッファ106の容量内において、それぞれの領域が可変となるように構成されている。
動画圧縮部103は、第2画像処理部102で生成された動画データに対してMPEG等の圧縮処理を施し、動画ファイルを生成する。静止画圧縮部104は、第2画像処理部102で生成された静止画データに対してJPEG圧縮処理を施し、EXIFなどの形式で静止画ファイルを生成する。記録用バッファ105は、動画圧縮部103で生成された動画ファイル、または静止画圧縮部104で生成された静止画ファイルを一時的に格納するために使用される揮発性メモリである。
メモリカードインタフェース112は、メモリカード120が着脱可能なインタフェースであり、メモリカード120の着脱を検出すると検出信号を制御回路107へ出力する。そして、メモリカードインタフェース112は、装着されたメモリカード120の記録速度や記録容量等の情報を制御回路107へ出力する。メモリカードインタフェース112は、制御回路107の制御に基づいて、記録用バッファ105に一時的に格納された画像ファイルをメモリカード120に書き込んだり、メモリカード120に記録されている画像ファイルを読み出す。メモリカード120はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
LCD駆動回路109は、制御回路107の命令に基づいてメイン表示器110を駆動する回路である。メイン表示器110はたとえば液晶表示パネルであり、再生モードにおいて、メモリカード120に記録されている画像データに基づいて制御回路107で作成された表示データに対応する画像を表示する。また、メイン表示器120には、電子カメラ1の各種動作を設定するためのメニュー画面が表示される。メニュー画面に表示される設定内容として、画質モード等がある。画質モードにおいては、撮影画像の画質として、たとえばベーシック、ノーマル、ファイン、RAW、RAW+ファイン、RAW+ノーマルなどが設定可能である。
操作部111は、ユーザの操作を受け付けるスイッチである。操作部111には、電源スイッチ、動画撮影を指示する動画用レリーズスイッチ、静止画撮影を指示する静止画用レリーズスイッチ、その他の設定メニューの表示切換スイッチ、設定メニュー決定ボタンなどが含まれる。操作部111で設定可能な内容として、電子カメラ1の動作モード、上述した画質などの設定がある。電子カメラ1は、動作モードとして、たとえば単写モード、連写モード、動画撮影モードおよび再生モードなどを有している。連写モードにおいては、ユーザは操作部111を操作することで、たとえば4fps(1秒当たり4フレーム)や8fps(1秒当たり8フレーム)などの画像データを連続して取得する間隔(撮影間隔)、すなわち連写速度を設定できる。
制御回路107による、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合における静止画データおよび動画データの記録処理に関する第1モードまたは第2モードの選択処理、および第1モードと第2モードにおける記録処理について説明する。第1モードは、動画撮影中に取得されたRAWデータを静止画用格納領域106aに格納しておき、動画撮影が終了した後、静止画データを生成するモードである。第2モードは、動画撮影中に静止画データを生成するモードである。
−第1モード−
モード選択部107dは、ユーザにより静止画の画質として高画質(たとえば「ファイン」)が設定された場合、第1モードを選択する。すなわち高負荷の画像処理を伴う場合には、モード選択部107dは、第1モードを選択する。そして、画質設定部107aは、ユーザの画質モードの設定に応じて、静止画データのデータサイズを決定する。さらに、画質設定部107aは、第2画像処理部102が静止画データに施す画像処理(AEブラケット、色処理等)を決定する。なお、画質とデータサイズとの対応関係を示す対応データは、あらかじめ所定の記録領域に記録され、画質設定部107aは対応データを参照して、静止画データのデータサイズを決定する。
モード選択部107dは、ユーザにより静止画の画質として高画質(たとえば「ファイン」)が設定された場合、第1モードを選択する。すなわち高負荷の画像処理を伴う場合には、モード選択部107dは、第1モードを選択する。そして、画質設定部107aは、ユーザの画質モードの設定に応じて、静止画データのデータサイズを決定する。さらに、画質設定部107aは、第2画像処理部102が静止画データに施す画像処理(AEブラケット、色処理等)を決定する。なお、画質とデータサイズとの対応関係を示す対応データは、あらかじめ所定の記録領域に記録され、画質設定部107aは対応データを参照して、静止画データのデータサイズを決定する。
連写可能枚数設定部107bは、画質設定部107aで決定された静止画データのデータサイズと、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量とに基づいて、連写可能枚数を算出する。第1モードでは、動画撮影が終了するまで、取得されたRAWデータが静止画用格納領域106aに格納されるので、連写可能枚数設定部107bは、静止画用格納領域106aの容量を静止画データのデータサイズで割ることにより連写可能枚数を算出する。
図2のタイムチャートを参照しながら、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合の記録制御部107eによる記録制御について説明する。図2においては、6フレーム分の動画が撮影され、2フレーム目の動画から3コマの静止画が連写により撮影された場合を示している。なお、図2のタイムチャートの横軸は時刻を示すものとする。
時刻t1においては、記録制御部107eは、撮像素子100に第1フレーム目の動画データに対応する画像信号を出力させる。そして、記録制御部107eは、第1画像処理部101に、撮像素子100から出力された画像信号に対して画像処理を施させ、RAWデータを生成させる。時刻t2において、第1フレーム目の動画データに対応するRAWデータの生成が終了すると、記録制御部107eは、第2画像処理部102に、生成されたRAWデータに画像処理を施させて動画データを生成させる。また、時刻t2では、記録制御部107eは、第1画像処理部101に第2フレーム目の動画データに対応するRAWデータを生成させる。
時刻t3では、第2画像処理部102による第1フレーム目の動画データの生成と、第1画像処理部101による第2フレーム目の動画データに対応するRAWデータの生成が終了する。そして、記録制御部107eは、動画圧縮部103に第1フレーム目の動画データを圧縮させ、第2画像処理部102に第2フレーム目の動画データを生成させる。また、記録制御部107eは、第1画像処理部101に第3フレーム目の動画データに対応するRAWデータを生成させる。また、記録制御部107eは、時刻t3で、第2フレーム目の動画データに対応するRAWデータを、第1コマ目の静止画データに対応するRAWデータとして画像用バッファ106の静止画用格納領域106aに格納する。
時刻t4では、第1フレーム目の動画データの圧縮処理、第2フレーム目の動画データの生成、第3フレーム目の動画データに対応するRAWデータの生成が終了する。さらに、第1コマ目の静止画データに対応するRAWデータの静止画用格納領域106aへの格納が終了する。時刻t4では、記録制御部107eは、第1フレーム目の動画データをメモリカード120へ記録し、動画圧縮部103に第2フレーム目の動画データを圧縮処理させ、第2画像処理部102に第3フレーム目の動画データを生成させる。さらに、記録制御部107eは、第1画像処理部101に第4フレーム目の動画データに対応するRAWデータを生成させる。また、記録制御部107eは、静止画データに対する処理として、時刻t4で生成が終了した第3フレーム目の動画データに対応するRAWデータを、第2コマ目の静止画データに対応するRAWデータとして画像用バッファ106の静止画用格納領域106aに格納する。
動画撮影時の処理については、記録制御部107eは、動画撮影が終了するまで、すなわち、図2では時刻t11で第6フレーム目の動画データのメモリカード120への記録が終了するまで)上記の処理を繰り返させる。また、静止画撮影の処理については、記録制御部107eは、第3コマ目の静止画データに対応するRAWデータを画像用バッファ内の静止画用格納領域106aに格納するまで(図2においては、時刻t6)、上記の処理を繰り返す。そして、記録制御部107eは、第2画像処理部102による動画データの記録処理が終了するまで、3コマの静止画データに対応するRAWデータを静止画用格納領域106aに格納させる。このとき、記録制御部107eは、メモリカード120の記録領域内に、3コマ分の静止画データを記録するための領域を確保する。
時刻t11では、図2に示すように、第2画像処理部102による第6フレーム目の動画データの記録、すなわち全ての動画データの記録が終了する。そして、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第1コマ目の静止画データに対応するRAWデータに画像処理を施させ、第1コマ目の静止画データを生成させる。第1コマ目の静止画データの生成が終了した時刻t12では、記録制御部107eは、静止画圧縮部104に第1コマ目の静止画データを圧縮処理させる。さらに、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第2コマ目の静止画データに対応するRAWデータに画像処理を施させ、第2コマ目の静止画データを生成させる。
時刻t13で第1コマ目の静止画データの圧縮処理が終了し、静止画ファイルが生成されると、記録制御部107eは、生成された静止画ファイルをメモリカード120へ記録する。そして、記録制御部107eは、静止画圧縮部104に、第2コマ目の静止画データの生成が終了した領域から圧縮処理を開始させる。
時刻t14で、第2コマ目の全ての領域の静止画データが生成されると、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第3コマ目の静止画データに対応するRAWデータに画像処理を施させ、第3コマ目の静止画データを生成させる。時刻t15では、第1コマ目の静止画ファイルの記録と、第2コマ目の静止画ファイルの生成が終了する。そして、記録制御部107eは、第2コマ目の静止画ファイルのメモリカード120への記録を開始し、静止画圧縮部104に、第3コマ目の静止画データの生成が終了した領域から圧縮処理を開始させる。静止画撮影時の処理については、記録制御部107eは、静止画ファイルのメモリカード120への記録が終了するまで(図2では時刻t18で第3コマ目の静止画ファイルの記録が終了するまで)上記の処理を繰り返させる。
−第2モード−
モード選択部107dは、ユーザにより静止画の画質として低画質(たとえば「ベーシック」)が設定された場合、第2モードを選択する。すなわち低負荷の画像処理を伴う場合には、モード選択部107dは、第1モードを選択する。そして、画質設定部107aは、第1モードの場合と同様に、ユーザの画質モードの設定に応じて、静止画データのデータサイズ、および第2画像処理部102が静止画データに施す画像処理(AEブラケット、色処理等)を決定する。
モード選択部107dは、ユーザにより静止画の画質として低画質(たとえば「ベーシック」)が設定された場合、第2モードを選択する。すなわち低負荷の画像処理を伴う場合には、モード選択部107dは、第1モードを選択する。そして、画質設定部107aは、第1モードの場合と同様に、ユーザの画質モードの設定に応じて、静止画データのデータサイズ、および第2画像処理部102が静止画データに施す画像処理(AEブラケット、色処理等)を決定する。
連写可能枚数設定部107bは、画質設定部107aで決定された静止画データのデータサイズと、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量と、メモリカード120の記録速度と、ユーザにより設定された連写速度とに基づいて、連写可能枚数を算出する。
図3のタイムチャートを参照しながら、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合の記録制御部107eによる記録制御について説明する。図3は、図2のタイムチャートと同様に、6フレーム分の動画が撮影され、2フレーム目の動画から3コマの静止画が連写により撮影された場合を示している。また、図3のタイムチャートの横軸についても時刻を示すものとする。さらに、動画撮影に関する処理も図2に示す場合と同様である。したがって、以下では静止画撮影の場合について説明する。
時刻t3では、記録制御部107eは、第1モードの場合と同様にして、第2フレーム目の動画データに対応するRAWデータを、第1コマ目の静止画データに対応するRAWデータとして画像用バッファ106の静止画用格納領域106aに格納する。時刻t4では、第1コマ目の静止画データに対応するRAWデータの静止画用格納領域106aへの格納が終了する。時刻t4では、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第1コマ目の静止画データに対応するRAWデータに画像処理を施させ、第1コマ目の静止画データを生成させる。そして、記録制御部107eは、時刻t4で生成が終了した第3フレーム目の動画データに対応するRAWデータを、第2コマ目の静止画データに対応するRAWデータとして画像用バッファ106の静止画用格納領域106aに格納する。
第1コマ目の静止画データの生成が終了した時刻t5では、記録制御部107eは、静止画圧縮部104に第1コマ目の静止画データを圧縮処理させる。さらに、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第2コマ目の静止画データに対応するRAWデータに画像処理を施させ、第2コマ目の静止画データを生成させる。時刻t6で第1コマ目の静止画データの圧縮処理が終了し、静止画ファイルが生成されると、記録制御部107eは、生成された静止画ファイルをメモリカード120へ記録する。そして、記録制御部107eは、静止画圧縮部104に、第2コマ目の静止画データの圧縮処理を開始させる。
さらに、時刻t6で、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第3コマ目の静止画データに対応するRAWデータに画像処理を施させ、第3コマ目の静止画データを生成させる。時刻t7では、第1コマ目の静止画ファイルの記録と、第2コマ目の静止画ファイルの生成が終了する。そして、記録制御部107eは、第2コマ目の静止画ファイルのメモリカード120への記録を開始し、静止画圧縮部104に、第3コマ目の静止画データの生成が終了した領域から圧縮処理を開始させる。静止画撮影時の処理については、記録制御部107eは、静止画ファイルのメモリカード120への記録が終了するまで(図3では時刻t9で第3コマ目の静止画ファイルの記録が終了するまで)上記の処理を繰り返させる。
図4は、制御回路107が実行する制御プログラムのフローチャートを示す図である。図4の制御プログラムは、不図示のROMに格納され、操作部111の操作により電子カメラ1の撮影モードが設定されると開始される。
ステップS101では、ユーザにより静止画の画質が高画質に設定されたか否かを判定する。たとえば「ファイン」のような高画質の設定がされた場合はステップS101が肯定判定されてステップS102へ進む。ステップS102では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量に基づいて連写可能枚数を算出してステップS103へ進む。ステップS103においては、第1モードを選択して処理を終了する。
ステップS101では、ユーザにより静止画の画質が高画質に設定されたか否かを判定する。たとえば「ファイン」のような高画質の設定がされた場合はステップS101が肯定判定されてステップS102へ進む。ステップS102では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量に基づいて連写可能枚数を算出してステップS103へ進む。ステップS103においては、第1モードを選択して処理を終了する。
ユーザにより、たとえば「ベーシック」等の低画質の設定がされた場合は、ステップS101が否定判定されてステップS104へ進む。ステップS104では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量と、メモリカード120の記録速度とに基づいて連写可能枚数を算出してステップS105へ進む。ステップS105においては、第2モードを選択して処理を終了する。
以上で説明した第1の実施の形態による電子カメラ1によると、以下の作用効果が得られる。
(1)画質設定部107aは、動画データおよび静止画データをメモリカード120に記録する際の記録に関するパラメータとして、ユーザにより設定された静止画の画質を検出するようにした。モード選択部107dは、設定された静止画の画質に応じて、メモリカード120への記録処理として互いに異なる第1モードおよび第2モードの一方を選択するようにした。そして、記録制御部107eは、生成された静止画データと動画データとを、モード選択部107dにより選択された記録モードを用いてメモリカード120に記録するようにした。すなわち、第1モード態様においては、動画データのメモリカード120への記録が終了した後、第2画像処理部102は、画像用バッファ106に格納された静止画データに高負荷の画像処理を施す。また、第2モードにおいては、動画データのメモリカード120への記録中に、第2画像処理部102は、静止画データに低負荷の画像処理を施す。したがって、動画撮影中に静止画を撮影する場合に、静止画撮影処理に伴い動画データのフレーム落ちの発生を防ぐことができる。
(1)画質設定部107aは、動画データおよび静止画データをメモリカード120に記録する際の記録に関するパラメータとして、ユーザにより設定された静止画の画質を検出するようにした。モード選択部107dは、設定された静止画の画質に応じて、メモリカード120への記録処理として互いに異なる第1モードおよび第2モードの一方を選択するようにした。そして、記録制御部107eは、生成された静止画データと動画データとを、モード選択部107dにより選択された記録モードを用いてメモリカード120に記録するようにした。すなわち、第1モード態様においては、動画データのメモリカード120への記録が終了した後、第2画像処理部102は、画像用バッファ106に格納された静止画データに高負荷の画像処理を施す。また、第2モードにおいては、動画データのメモリカード120への記録中に、第2画像処理部102は、静止画データに低負荷の画像処理を施す。したがって、動画撮影中に静止画を撮影する場合に、静止画撮影処理に伴い動画データのフレーム落ちの発生を防ぐことができる。
(2)第1モードにおいては、連写可能枚数設定部107bは、画象用バッファ106内の静止画用格納領域106aの容量に基づいて静止画データを連続して取得可能な枚数を算出するようにした。また、第2モードにおいては、連写可能枚数設定部107bは、画象用バッファ106内の静止画用格納領域106aの容量とメモリカード120の容量とに基づいて静止画データを連続して取得可能な枚数を算出するようにした。したがって、動画データのフレーム落ち等の不具合を発生させることなく、連写速度を維持したまま取得可能な連写枚数を保証できる。
−第2の実施の形態−
図面を参照して、本発明による電子カメラの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、メモリカードの処理速度に応じて第1モードと第2モードのうちの一方を選択する点で、第1の実施の形態と異なる。
図面を参照して、本発明による電子カメラの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、メモリカードの処理速度に応じて第1モードと第2モードのうちの一方を選択する点で、第1の実施の形態と異なる。
モード選択部107dは、メモリカード120が装着された際にメモリカードインタフェース112から入力したメモリカード120の記録速度に基づいて、第1モードと第2モードのいずれかを選択する。すなわち、モード選択部107dは、メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも低速な場合は第1モードを選択し、メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも高速な場合は第2モードを選択する。なお、上記した所定の閾値は、動画記録中に静止画を記録すると、メモリカード120の記録速度に起因して動画記録が行えなくなりフレーム落ちが生じる速度である。第1モードまたは第2モードが選択された場合における連写可能枚数設定部107bによる連写可能枚数の算出処理、および記録制御部107eによる動画ファイルと静止画ファイルのメモリカード120への記録処理は第1の実施の形態の場合と同様である。
図5は、制御回路107が実行する制御プログラムのフローチャートを示す図である。図5の制御プログラムは、不図示のROMに格納され、操作部111の操作により電子カメラ1の撮影モードが設定されると開始される。
ステップS201では、メモリカード120の記録速度が低速か否かを判定する。メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも低速の場合はステップS201が肯定判定されてステップS202へ進む。ステップS202では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量に基づいて連写可能枚数を算出してステップS203へ進む。ステップS203においては、第1モードを選択して処理を終了する。
ステップS201では、メモリカード120の記録速度が低速か否かを判定する。メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも低速の場合はステップS201が肯定判定されてステップS202へ進む。ステップS202では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量に基づいて連写可能枚数を算出してステップS203へ進む。ステップS203においては、第1モードを選択して処理を終了する。
メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも高速の場合は、ステップS201が否定判定されてステップS204へ進む。ステップS204では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量と、メモリカード120の記録速度とに基づいて連写可能枚数を算出してステップS205へ進む。ステップS205においては、第2モードを選択して処理を終了する。
以上で説明した第2の実施の形態による電子カメラによると、第1の実施の形態により得られる作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。
メモリカード120の処理速度が低速である場合、モード選択部107dは第1モードを選択し、メモリカード120の処理速度が高速である場合は第2モードを選択するようにした。したがって、動画撮影中に静止画を撮影する場合に、メモリカード120の記録速度に起因して動画データにフレーム落ちが発生することを防ぐことができる。
メモリカード120の処理速度が低速である場合、モード選択部107dは第1モードを選択し、メモリカード120の処理速度が高速である場合は第2モードを選択するようにした。したがって、動画撮影中に静止画を撮影する場合に、メモリカード120の記録速度に起因して動画データにフレーム落ちが発生することを防ぐことができる。
−変形例−
上述した第1の実施の形態または第2の実施の形態による電子カメラを次のように変形できる。
(1)設定された静止画の画質とメモリカード120の記録速度とに基づいて第1モードおよび第2モードのうち一方を選択するようにしてもよい。この場合、モード選択部107dは、メモリカード120の記録速度を優先して記録モードを第1モードと第2モードの一方に選択する。すなわち、画質モードが低画質(低負荷)の、たとえば「ベーシック」に設定されていても、メモリカード120の記録速度が第2の実施の形態において説明した閾値よりも低速の場合は、モード選択部107dは第1モードを選択する。
上述した第1の実施の形態または第2の実施の形態による電子カメラを次のように変形できる。
(1)設定された静止画の画質とメモリカード120の記録速度とに基づいて第1モードおよび第2モードのうち一方を選択するようにしてもよい。この場合、モード選択部107dは、メモリカード120の記録速度を優先して記録モードを第1モードと第2モードの一方に選択する。すなわち、画質モードが低画質(低負荷)の、たとえば「ベーシック」に設定されていても、メモリカード120の記録速度が第2の実施の形態において説明した閾値よりも低速の場合は、モード選択部107dは第1モードを選択する。
図6に示すフローチャートを用いて、変形例における電子カメラ1の制御回路107が実行する処理を説明する。図6のフローチャートは、制御回路107が制御プログラムを実行することにより行われる。図6の制御プログラムは、不図示のROMに格納され、操作部111の操作により電子カメラ1の撮影モードが設定されると開始される。
ステップS301では、ユーザにより静止画の画質が高画質に設定されたか否かを判定する。たとえば「ファイン」のような高画質の設定がされた場合はステップS301が肯定判定されてステップS302へ進む。ステップS302では、メモリカード120の記録速度が低速か否かを判定する。メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも低速の場合はステップS302が肯定判定されてステップS303へ進む。メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも高速の場合は、ステップS302が否定判定されて、後述するステップS306へ進む。ステップS303では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量に基づいて連写可能枚数を算出してステップS304へ進む。ステップS304においては、第1モードを選択して処理を終了する。
ユーザにより、たとえば「ベーシック」等の低画質の設定がされた場合は、ステップS301が否定判定されてステップS305へ進む。ステップS305では、ステップS302と同様に、メモリカード120の記録速度が低速か否かを判定する。メモリカード120の記録速度が低速の場合はステップS305が肯定判定されて、上述したステップS303へ進む。メモリカード120の記録速度が所定の閾値よりも高速の場合は、ステップS305が否定判定されて、ステップS306へ進む。ステップS306では、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量と、メモリカード120の記録速度とに基づいて連写可能枚数を算出してステップS307へ進む。ステップS307においては、第2モードを選択して処理を終了する。
(2)第1モードにおいて、第2画像処理部102による動画データに対する画像処理が終了した後に、静止画データに対する画像処理を開始するようにしてもよい。この場合、第1モードにおけるタイムチャートは図7に示すようになる。
この場合、時刻t8において第2画像処理部102による第6フレーム目の動画データの生成、すなわち全動画データの生成が終了する。そして、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第1コマ目のRAWデータに画像処理を施させ、静止画データを生成させる。第1コマ目の静止画データの生成が終了した時刻t10では、記録制御部107eは、静止画圧縮部104に第1コマ目の静止画データを圧縮処理させる。さらに、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、静止画用格納領域106aに格納されている第2コマ目のRAWデータを用いて静止画データを生成させる。
時刻t12で第1コマ目の静止画データの圧縮処理が終了し、静止画ファイルが生成されると、記録制御部107eは、生成された静止画ファイルをメモリカード120へ記録させる、そして、記録制御部107eは静止画圧縮部104に第2コマ目の静止画データの生成が終了した領域から圧縮処理を開始させる。
時刻t13で第2コマ目の全ての領域の静止画データが生成されると、記録制御部107eは、第2画像処理部102に対して、第3コマ目の静止画データを生成させる。時刻t14では、第1コマ目の静止画ファイルの記録と、第2コマ目の静止画ファイルの生成が終了する。そして、記録制御部107eは、第2コマ目の静止画ファイルのメモリカード120への記録を開始し、静止画圧縮部104に、第3コマ目の静止画データの生成が終了した領域から圧縮処理を開始させる。静止画撮影時の処理については、記録制御部107eは、静止画ファイルのメモリカード120への記録が終了するまで(図2では時刻t16で第3コマ目の静止画ファイルの記録が終了するまで)上記の処理を繰り返させる。
−第3の実施の形態−
図面を参照して、本発明による電子カメラの第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、静止画を連写撮影する際に設定された連写枚数に応じて、動画データの画質を設定する点で、第1の実施の形態と異なる。
図面を参照して、本発明による電子カメラの第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、静止画を連写撮影する際に設定された連写枚数に応じて、動画データの画質を設定する点で、第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態による電子カメラ1の連写モードにおいては、ユーザは操作部111を操作することにより、連写枚数を設定できる。連写枚数が設定されると、連写可能枚数設定部107bは、画質設定部107aで決定された静止画データのデータサイズと、画像用バッファ106の静止画用格納領域106aの容量と、設定された連写枚数とに基づいて、連写可能枚数を算出する。なお、連写可能枚数は、上述したように設定した撮影間隔で連続撮影することにより取得した静止画データをメモリカード120に記録可能な撮影枚数である。
連写可能枚数が算出されると、画質設定部107aは、算出された連写可能枚数に応じて動画データに施す画像処理の内容を設定する。すなわち、算出された連写可能枚数が所定の閾値よりも多い場合には、画質設定部107aは、動画データの画質が低画質となるように、たとえば動画データのサイズ(解像度)を低く設定する。そして、画質設定部107aは、第2画像処理部102に、動画データが設定したサイズとなるように画像処理を施させる。なお、動画データの圧縮率を下げることにより画質を低く設定するようにしてもよい。この場合、画質設定部107aは、動画圧縮部103に、動画データが設定した低い圧縮率となるように圧縮処理を施させる。上記の閾値は、複数の静止画データをメモリカード120へ連続して記録することに起因して動画記録が行えなくなりフレーム落ちが生じる連写枚数である。
以上で説明した第3の実施の形態による電子カメラによると、以下の作用効果が得られる。
連写可能枚数設定部107bは、静止画データを連続して取得する枚数を設定する設定操作を受け付けて、連写可能枚数を設定し、画質設定部107aは、設定された連写可能枚数に基づいて、動画データに施す画像処理を設定するようにした。すなわち、設定された連写可能枚数が所定の閾値を超える場合には、画質設定部107aは、動画データの画像処理が低負荷となるように画質を設定する。したがって、静止画を連続して取得する際に連写可能枚数を維持することにより、動画データにフレーム落ちが発生することを防げる。
連写可能枚数設定部107bは、静止画データを連続して取得する枚数を設定する設定操作を受け付けて、連写可能枚数を設定し、画質設定部107aは、設定された連写可能枚数に基づいて、動画データに施す画像処理を設定するようにした。すなわち、設定された連写可能枚数が所定の閾値を超える場合には、画質設定部107aは、動画データの画像処理が低負荷となるように画質を設定する。したがって、静止画を連続して取得する際に連写可能枚数を維持することにより、動画データにフレーム落ちが発生することを防げる。
以上で説明した第1〜第3の実施の形態の電子カメラを、以下のように変形できる。
(1)低負荷の処理として画質を低画質に設定するものに代えて、静止画データのデータサイズを低く設定するようにしてもよい。この場合、ユーザが操作部111を操作することにより、静止画データのサイズを、たとえばS、M、Lのうちいずれかが選択可能に構成する。そして、モード選択部107dは、ユーザにより静止画データのサイズがSやMに設定された場合には低負荷の処理と判定し、静止画データのサイズがLに設定された場合には高負荷の処理と判定して、記録モードを選択すればよい。
(1)低負荷の処理として画質を低画質に設定するものに代えて、静止画データのデータサイズを低く設定するようにしてもよい。この場合、ユーザが操作部111を操作することにより、静止画データのサイズを、たとえばS、M、Lのうちいずれかが選択可能に構成する。そして、モード選択部107dは、ユーザにより静止画データのサイズがSやMに設定された場合には低負荷の処理と判定し、静止画データのサイズがLに設定された場合には高負荷の処理と判定して、記録モードを選択すればよい。
(2)動画データおよび静止画データをメモリカード120に記録するものに代えて、外部機器やサーバ等に記録するようにしてもよい。この場合、電子カメラ1は、図8のブロック図に示すように、図1に示す各構成に加えて、外部インタフェース115を備えるようにする。外部インタフェース115は、制御回路107の指令により、たとえばUSBインタフェースケーブル(不図示)等の所定のケーブルや無線伝送路を介して接続される外部機器300等(たとえば、パーソナルコンピュータ)との間で、双方向通信によるデータの送受を行う。そして、制御回路107に含まれる記録制御部107eは、生成された動画データおよび静止画データを外部インタフェース115を介して外部機器300へ送信して、記録させる。なお、モード選択部107dは、外部インタフェース115の通信速度に基づいて、第1モードと第2モードのいずれかを選択すればよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。説明に用いた実施の形態および変形例は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
1・・・電子カメラ、100・・・撮像素子、
101・・・第1画像処理部、102・・・第2画像処理部、
106・・・画像用バッファ、106a・・・静止画用格納領域、
107・・・制御回路、107a・・・画質設定部、
107b・・・連写可能枚数設定部、107d・・・モード選択部、
107e・・・記録制御部、120・・・メモリカード
101・・・第1画像処理部、102・・・第2画像処理部、
106・・・画像用バッファ、106a・・・静止画用格納領域、
107・・・制御回路、107a・・・画質設定部、
107b・・・連写可能枚数設定部、107d・・・モード選択部、
107e・・・記録制御部、120・・・メモリカード
Claims (7)
- 被写体を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
前記画像信号に基づいて静止画データと動画データとを生成する生成手段と、
前記生成された前記静止画データと前記動画データとを記録媒体へ記録する記録制御手段と、
前記記録媒体への記録に関するパラメータを検出する検出手段と、
前記検出されたパラメータに応じて、前記記録媒体への記録処理として互いに異なる第1態様および第2態様の一方を選択する選択手段とを備え、
前記記録制御手段は、前記生成手段により生成された前記静止画データと前記動画データとを、前記選択された前記記録処理を用いて前記記録媒体に記録することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
前記生成された前記静止画データと前記動画データとを一時的に格納する格納手段と、
前記静止画データと前記動画データとに画像処理を施す画像処理手段とをさらに備え、
前記検出されたパラメータが前記静止画データに高負荷の画像処理を施すことを示す場合、前記選択手段は前記第1態様を選択し、前記検出されたパラメータが前記静止画データに低負荷の画像処理を施すことを示す場合、前記選択手段は前記第2態様を選択し、
前記第1態様においては、前記動画データの前記記録媒体への記録が終了した後、前記画像処理手段は、前記格納手段に格納された前記静止画データに前記高負荷の画像処理を施し、
前記第2態様においては、前記動画データの前記記録媒体への記録中に、前記画像処理手段は、前記静止画データに前記低負荷の画像処理を施すことを特徴とする電子カメラ。 - 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
前記格納手段は、前記静止画データを格納するための第1格納手段と、前記動画データを格納するための第2格納手段とを含み、
前記第1態様においては、前記第1格納手段の容量に基づいて前記静止画データを連続して取得可能な枚数を算出し、前記第2態様においては、前記第1格納手段の容量と前記記録媒体の容量とに基づいて前記静止画データを連続して取得可能な枚数を算出する算出手段をさらに備えることを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子カメラにおいて、
前記検出されたパラメータが前記記録媒体の処理速度が低速であることを示す場合、前記選択手段は前記第1態様を選択することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項2または3に記載の電子カメラにおいて、
前記画像処理手段は、前記高負荷の画像処理においては高画質の前記静止画データを生成し、前記低負荷の画像処理においては低画質の前記静止画データを生成することを特徴とする電子カメラ。 - 被写体を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
前記画像信号に基づいて静止画データと動画データとを生成する生成手段と、
前記生成された前記静止画データと前記動画データとを記録媒体に記録する記録制御手段と、
前記静止画データを連続して取得する枚数を設定する設定操作を受け付ける受付手段と、
前記設定操作により設定された前記枚数に基づいて、前記動画データに施す画像処理を設定する設定手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。 - 請求項6に記載の電子カメラにおいて、
前記設定手段は、前記動画データの画質を設定することを特徴とする電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009190411A JP2011044818A (ja) | 2009-08-19 | 2009-08-19 | 電子カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011044818A true JP2011044818A (ja) | 2011-03-03 |
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JP2009190411A Pending JP2011044818A (ja) | 2009-08-19 | 2009-08-19 | 電子カメラ |
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JP (1) | JP2011044818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016040877A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | キヤノン株式会社 | 撮像装置および撮像装置の制御方法 |
-
2009
- 2009-08-19 JP JP2009190411A patent/JP2011044818A/ja active Pending
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