JP2011044539A - 半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム - Google Patents
半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011044539A JP2011044539A JP2009190936A JP2009190936A JP2011044539A JP 2011044539 A JP2011044539 A JP 2011044539A JP 2009190936 A JP2009190936 A JP 2009190936A JP 2009190936 A JP2009190936 A JP 2009190936A JP 2011044539 A JP2011044539 A JP 2011044539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- diffraction grating
- quantum dots
- quantum dot
- semiconductor laser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 38
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 34
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 239000002096 quantum dot Substances 0.000 claims abstract description 187
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims abstract description 38
- 238000005253 cladding Methods 0.000 claims description 19
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 19
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 11
- 229910000673 Indium arsenide Inorganic materials 0.000 description 9
- RPQDHPTXJYYUPQ-UHFFFAOYSA-N indium arsenide Chemical compound [In]#[As] RPQDHPTXJYYUPQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 238000001451 molecular beam epitaxy Methods 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 8
- 229910000980 Aluminium gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 5
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 3
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 229910000530 Gallium indium arsenide Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 238000002310 reflectometry Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/10—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
- H01S5/12—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region the resonator having a periodic structure, e.g. in distributed feedback [DFB] lasers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y20/00—Nanooptics, e.g. quantum optics or photonic crystals
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/10—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
- H01S5/12—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region the resonator having a periodic structure, e.g. in distributed feedback [DFB] lasers
- H01S5/1231—Grating growth or overgrowth details
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/30—Structure or shape of the active region; Materials used for the active region
- H01S5/34—Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising quantum well or superlattice structures, e.g. single quantum well [SQW] lasers, multiple quantum well [MQW] lasers or graded index separate confinement heterostructure [GRINSCH] lasers
- H01S5/341—Structures having reduced dimensionality, e.g. quantum wires
- H01S5/3412—Structures having reduced dimensionality, e.g. quantum wires quantum box or quantum dash
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
【課題】高いシングルモード歩留まりを実現すること。
【解決手段】本発明は、複数の量子ドット38を有し、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された量子ドット活性層16と、量子ドット活性層16の上側又は下側に形成され、周期的な凹凸からなる回折格子30を有する回折格子層14と、量子ドット活性層16と回折格子層14とを上下方向から挟み込むように形成された第1導電型(n型)を有する下部クラッド層12と第1導電型と反対の導電型の第2導電型(p型)を有する上部クラッド層18と、を具備する半導体レーザである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、複数の量子ドット38を有し、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された量子ドット活性層16と、量子ドット活性層16の上側又は下側に形成され、周期的な凹凸からなる回折格子30を有する回折格子層14と、量子ドット活性層16と回折格子層14とを上下方向から挟み込むように形成された第1導電型(n型)を有する下部クラッド層12と第1導電型と反対の導電型の第2導電型(p型)を有する上部クラッド層18と、を具備する半導体レーザである。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体レーザ及びその製造方法、並びに、その半導体レーザを含む光モジュール及び光伝送システムに関し、特に、量子ドットを活性層に有する半導体レーザ及びその製造方法、並びに、その半導体レーザを含む光モジュール及び光伝送システムに関する。
光ファイバの分散による伝送信号劣化を低減するため、単一波長のレーザ光が出射される半導体レーザが求められている。このような半導体レーザとして、活性層で生成された光を、周期的な凹凸からなる回折格子でのブラッグ反射を利用して、動的単一モードを実現する分布帰還型半導体レーザ(以下、DFBレーザ)が知られている(例えば、特許文献1、2及び3)。
DFBレーザにおける回折格子は、光が伝搬される導波方向で周期的に屈折率が変化した構造を有している。このような構造の場合、端面反射率等の影響により、ストップバンド両側の波長でレーザ光が発振する可能性があり、シングルモード発振歩留まりが低下してしまう場合がある。
例えば、量子井戸構造を用いたDFBレーザの場合では、利得は導波方向に基本的に均一である。このため、シングルモード性は、回折格子による屈折率の周期的変化だけで実現されるため、端面反射率等の影響により、シングルモード発振歩留まりが低下してしまう場合がある。
本発明は、高いシングルモード歩留まりを実現することが可能な半導体レーザ及びその製造方法並びにその半導体レーザを含む光モジュール及び光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明は、複数の量子ドットを有し、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層と、前記量子ドット活性層の上側又は下側に形成され、周期的な凹凸からなる回折格子を有する回折格子層と、前記量子ドット活性層と前記回折格子層とを上下方向から挟み込むように形成された第1導電型を有する下部クラッド層と前記第1導電型と反対の導電型の第2導電型を有する上部クラッド層と、を具備することを特徴とする半導体レーザである。本発明によれば、回折格子による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、を有する半導体レーザを得ることができ、高いシングルモード発振歩留まりを実現することができる。
上記構成において、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域との周期は、前記回折格子の凹凸の周期の自然数倍である構成とすることができる。この構成によれば、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
上記構成において、前記回折格子層は、前記量子ドット活性層の下側に形成されている構成とすることができる。
上記構成において、前記量子ドットの直下の層は、前記回折格子の周期的な凹凸に対応した凹凸を有している構成とすることができる。この構成によれば、量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層を容易に得ることができる。
上記構成において、前記量子ドットの密度が密な領域は、前記回折格子の凹凸の凹部上方及び/又は凸部上方に形成されている構成とすることができる。この構成によれば、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
上記構成において、前記量子ドットの密度が密な領域は、前記回折格子の凹凸の凹部と凸部との間の上方に形成されている構成とすることができる。この構成によれば、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
上記構成において、前記量子ドット活性層は、水平方向に設けられた前記複数の量子ドットと前記複数の量子ドットを覆うように設けられたベース層とで構成されるドット層が複数積層されていて、複数積層された前記ドット層のうち少なくとも1層のドット層について、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返されている構成とすることができる。
上記構成において、前記量子ドット活性層は、水平方向に設けられた前記複数の量子ドットと前記複数の量子ドットを覆うように設けられたベース層とで構成されるドット層が複数積層されていて、複数積層された全ての前記ドット層について、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返されている構成とすることができる。この構成によれば、より高いシングルモード歩留まりを実現することができる。
本発明は、第1導電型を有する下部クラッド層を形成する工程と、前記下部クラッド層上に、周期的な凹凸からなる回折格子を有する回折格子層を形成する工程と、前記回折格子層上に、複数の量子ドットを有し、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層を形成する工程と、前記量子ドット活性層上に、前記第1導電型と反対の導電型の第2導電型を有する上部クラッド層を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体レーザの製造方法である。本発明によれば、回折格子による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、を有する半導体レーザを得ることができ、高いシングルモード歩留まりを実現することができる。
上記構成において、前記量子ドットの直下の層を、前記回折格子の凹凸に対応した凹凸を有する構造とする工程を有し、前記量子ドット活性層を形成する工程は、前記量子ドット直下の層の凹凸を利用して、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層を形成する構成とすることができる。この構成によれば、量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層を容易に形成することができる。
上記構成において、前記量子ドット活性層を形成する工程は、前記量子ドットの密度が密な領域が前記回折格子の凹凸の凹部上方及び/又は凸部上方に形成されるように、前記量子ドット活性層を形成する工程である構成とすることができる。この構成によれば、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
上記構成において、前記量子ドット活性層を形成する工程は、前記量子ドットの密度が密な領域が前記回折格子の凹凸の凹部と凸部と間の上方に形成されるように、前記量子ドット活性層を形成する工程である構成とすることができる。この構成によれば、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
本発明は、上記半導体レーザを含むことを特徴とする光モジュールである。本発明によれば、高いシングルモード歩留まりを実現できる光モジュールを得ることができる。
本発明は、上記半導体レーザを含むことを特徴とする光伝送システムである。本発明によれば、高いシングルモード歩留まりの実現が可能な光伝送システムを得ることができる。
本発明によれば、回折格子による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、を有する半導体レーザを得ることができ、高いシングルモード歩留まりを実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
図1は、実施例1に係る量子ドットレーザ100の断面模式図である。図1(a)は、レーザ光の出射方向に水平方向の断面模式図であり、図1(b)は、レーザ光の出射方向に垂直方向の断面模式図である。図1(a)のように、量子ドットレーザ100は、n型GaAs基板10表面上に、n型Al0.4Ga0.6As層からなる下部クラッド層12、回折格子層14、量子ドット活性層16、p型AlGaAs層からなる上部クラッド層18、及びp型GaAs層からなるコンタクト層20が順次積層されている。
回折格子層14は、n型GaAs層からなる第1の層26とn型Al0.2Ga0.8As層からなる第2の層28とを含む。なお、第2の層28は、InGaP層である場合でもよい。第1の層26はクラッド層としての機能を有し、第2の層28は光ガイド層としての機能を有する。第1の層26と第2の層28との間に、量子ドット活性層16で生成された光が伝搬する導波方向に、周期的な凹凸からなる屈折率変調型の回折格子30が形成されている。回折格子層14の上面(即ち、第2の層28の上面)には、回折格子30の周期的な凹凸に対応した凹凸32が形成されている。つまり、凹凸32も周期的に形成されている。
量子ドット活性層16は、2層のドット層34を含む。なお、図1では、ドット層34が2層積層されている場合について説明するが、2層の場合に限らず、複数層積層されている場合でもよい。図2は、ドット層34について詳しく説明するための断面模式図である。図2のように、ドット層34は、GaAsからなるベース層36内にInAsからなる複数の量子ドット38を有する。即ち、複数の量子ドット38は、基板10表面に水平な方向に設けられていて、ベース層36は複数の量子ドット38を覆うように設けられている。第1層目のドット層34(下側のドット層34)の量子ドット38が直接形成されている、量子ドット38直下のベース層36は、膜厚が薄いため、回折格子層14上面の凹凸32に対応した凹凸を有している。量子ドット38は、光の伝搬方向である導波方向に一様に形成されてなく、図1のように、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが、導波方向で周期的に繰り返されている。量子ドット38の密度が密な領域40は、例えば、回折格子30の周期的な凹凸の凹部上方に形成され、量子ドット38の密度が疎な領域42は、例えば、回折格子30の周期的な凹凸の凸部上方に形成されている。
図1(b)のように、上部クラッド層18とコンタクト層20は孤立したリッジ部19を有する。つまり、量子ドットレーザ100は、リッジ構造を有している。コンタクト層20上面にはp電極22が形成され、n型GaAs基板10裏面にはn電極24が形成されている。
次に、図3(a)から図4(c)を用い、実施例1に係る量子ドットレーザ100の製造方法を説明する。図3(a)から図4(b)は、レーザ光の出射方向に平行方向の断面模式図であり、図4(c)は、レーザ光の出射方向に垂直方向の断面模式図である。図3(a)のように、n型GaAs基板10の表面上に、例えば、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法を用い、n型Al0.4Ga0.6As層からなる下部クラッド層12と、回折格子層14に含まれるn型GaAs層からなる第1の層26とを順次堆積する。続いて、第1の層26をエッチングして、周期的な凹凸からなる回折格子30を形成する。回折格子30の凹凸は、例えば50nmである。
図3(b)のように、第1の層26の上面に、例えば、MBE法を用いて、n型GaAs層を薄く堆積した後、回折格子層14に含まれるn型Al0.2Ga0.8As層からなる第2の層28を堆積する。第2の層28は、表面平坦化の生じ難い低温の成長温度(例えば、500℃程度)で、例えば80nmの膜厚に成長させる。このように、第2の層28の堆積膜厚や堆積条件を調整して、第2の層28の上面に、回折格子30の周期的な凹凸に対応した凹凸32が形成されるように、第2の層28を堆積する。これにより、第1の層26と第2の層28とを含み、第1の層26と第2の層28との間に周期的な凹凸からなる屈折率変調型の回折格子30を有する回折格子層14が形成される。
図3(c)のように、回折格子層14の上面に、例えば、MBE法を用いて、ドット層34を形成する。具体的には、まず、例えば、MBE法を用いて、ベース層36となるGaAs層を薄く堆積し、その後、InAsである量子ドット38を成長させる。回折格子層14上面に形成されたGaAs層は薄いため、回折格子層14上面の凹凸32に対応する凹凸を有する。そして、量子ドット38となるInAsを、通常よりも高い成長温度で成長させる。成長温度は、例えば、510℃以上550℃以下である場合が好ましい。より具体的には、例えば、通常の成長温度が500℃である場合は、540℃で量子ドット38を成長させることが好ましい。また、例えば、ドット層34の下層(AlGaAs層やGaAs層)の成長温度よりも高い成長温度でInAsからなる量子ドット38を成長させる場合が好ましい。高い成長温度で量子ドット38を成長させることで、回折格子層14の凹凸32の凸部上方に成長されるAsは高温の影響で飛び易く、吸着し難くなる。このため、凹凸32の凸部上方は量子ドット38の密度が疎な領域42となり、凹部上方は量子ドット38の密度が密な領域40となる。つまり、回折格子30の凹凸の凸部上方は量子ドット38の密度が疎な領域42となり、凹部上方は密な領域40となる。
次いで、例えば、MBE法により、量子ドット38を覆うように、ベース層36となるGaAs層を堆積する。これにより、ベース層36内に複数の量子ドット38を有する第1層目のドット層34が形成される。なお、ベース層36の堆積膜厚や堆積条件を調整して、第1層目のドット層34の上面に、回折格子層14の凹凸32に対応した凹凸が形成されるように、第1層目のドット層34を形成する場合が好ましい。
図4(a)のように、上記に説明したドット層34の形成を、所望の回数、例えば更に1回行い、第2層目のドット層34を形成し、2層のドット層34を含む量子ドット活性層16を形成する。このとき、第1層目のドット層34の上面に凹凸が形成されていることで、第2層目のドット層34の量子ドット38を、高い成長温度で成長させると、凹凸の凸部上に量子ドット38の密度が疎な領域42を、凹部上には密な領域40を形成することができる。即ち、第2層目のドット層34も、第1層目のドット層34と同様に、回折格子30の凹凸の凹部上方は量子ドット38の密度が密な領域40となり、凸部上方は疎な領域42となる。
図4(b)及び図4(c)のように、量子ドット活性層16の上面に、例えば、MBE法を用いて、上部クラッド層18とコンタクト層20とを堆積する。次いで、上部クラッド層18とコンタクト層20とをエッチングして、孤立したリッジ部19を形成する。最後に、コンタクト層20上にp電極22を、基板10の下面にn電極24を形成する。これにより、図1に係る量子ドットレーザ100が完成する。
以上説明したように、実施例1に係る量子ドットレーザ100によれば、図1のように、周期的な凹凸からなる回折格子30を有する回折格子層14が、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された量子ドット活性層16の下側に形成されている。回折格子層14と量子ドット活性層16との上下方向(基板10の表面に垂直な方向)には、回折格子層14と量子ドット活性層16とを挟み込むように、下部クラッド層12と上部クラッド層18とが形成されている。回折格子30の周期的な凹凸は導波方向に形成され、量子ドット38の密度の密な領域40と疎な領域42との周期的な変化も導波方向に形成されている。
量子ドット38の密度が密な領域40は、疎な領域42に比べて利得が高くなる。つまり、実施例1に係る量子ドットレーザ100は、導波方向に利得の分布を有している。即ち、導波方向で周期的に変化した利得を得ることができる。したがって、実施例1に係る量子ドットレーザ100によれば、回折格子30による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、の両方により動的単一モードを実現することができ、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。例えば、広い温度範囲や、高変調で量子ドットレーザ100を動作させる場合においても、動的単一モード特性を実現でき、シングルモード歩留まりを向上させることができる。
図1のように、量子ドット38の密度が密な領域40は回折格子30の凹凸の凹部上方(つまり、回折格子層14上面の凹凸32上方)に形成され、疎な領域42は回折格子30の凹凸の凸部上方に形成されている場合が好ましい。つまり、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42との周期は、回折格子30の凹凸の周期と同じ周期(1倍周期)となる場合が好ましい。このように、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42との周期が、回折格子30の凹凸の周期の自然数倍となる場合は、回折格子30による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、の両方により動的単一モードを実現することができ、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
したがって、例えば、図5のように、量子ドット38の密度が密な領域40を、回折格子30の凹凸の凹部と凸部との間の斜面上方(つまり、回折格子層14の凹凸32の凹部と凸部との間の斜面上方)に形成する場合でもよい。この場合は、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42との周期は、回折格子30の凹凸の周期の2倍周期となる。この場合でも、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
図5のように、回折格子30の凹凸の凹部と凸部との間の斜面上方に、量子ドット38の密度が密な領域40を形成するには、量子ドット38となるInAsを、通常より高いAs圧で成長させる。As圧は、例えば、8×10−6Torr以上である場合が好ましい。より具体的には、例えば、通常のAs圧が5×10−6Torrである場合は、2倍程度のAs圧である1×10−5Torrで量子ドット38を成長させることが好ましい。量子ドット38は、図2のように、ベース層36上面に形成される。第1層目のドット層34の量子ドット38が直接形成されるベース層36は膜厚が薄いため、回折格子層14上面に形成された凹凸32に対応した凹凸を有している。つまり、量子ドット38直下のベース層36は、回折格子30の周期的な凹凸に対応した凹凸を有する構造をしている。凹凸間の斜面には、ステップ(段々形状)が形成されており、斜面の角度が急なほど、ステップはより小さくなる。As圧を高くして量子ドット38を成長させると、Asはベース層36の斜面のステップ部分に吸着され易くなるため、斜面の角度が急な部分は、量子ドット38の密度が密になる。したがって、回折格子30の凹凸の凹部と凸部との間の斜面上方に、量子ドット38の密度が密な領域40が形成される。また、凹凸間の斜面に垂直な方向におけるベース層36であるGaAsの面方位は、例えば、(411)面である。量子ドット38が形成され易いか、形成され難いかは面方位によっても変わるため、量子ドット38が形成され易いという観点から、凹凸間の斜面に垂直な方向におけるベース層36であるGaAsの好ましい面方位は、上記以外には、例えば、(511)面等である。
また、例えば、図6のように、量子ドット38の密度が密な領域40を、回折格子30の凹凸の凸部上方(つまり、回折格子層14の凹凸32の凸部上方)に形成する場合でもよい。この場合は、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42との周期は、回折格子30の凹凸の周期と同じ(1倍周期)となる。この場合でも、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。さらに、例えば、量子ドット38の密度が密な領域40が、回折格子30の凹凸の凹部上方と凸部上方との両方にある場合や、凹部と凸部と凹凸部の間の斜面との全ての上方にある場合でも、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
実施例1に係る量子ドットレーザ100の製造方法によれば、図3(b)のように、下部クラッド層12上に周期的な凹凸からなる回折格子30を有する回折格子層14を形成する。そして、図3(c)及び図4(a)のように、回折格子層14上に、複数の量子ドット38を有し、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された量子ドット活性層16を形成する。これにより、回折格子30による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、の両方を有する量子ドットレーザ100を得ることができる。つまり、高いシングルモード歩留まりを実現できる量子ドットレーザ100を得ることができる。
また、図3(b)のように、回折格子30の周期的な凹凸に対応した凹凸32が上面に形成されるように回折格子層14を形成する。そして、図3(c)のように、凹凸32に対応した凹凸を有する薄い膜厚のGaAs層を堆積した後、成長温度を高くしてInAsを成長させることで、凹凸32の凹部上方(つまり、回折格子30の凹凸の凹部上方)に量子ドット38の密度が密な領域40を形成する。このように、量子ドット38の直下の層(実施例1では、GaAs層からなるベース層36)を、回折格子30の周期的な凹凸に対応した凹凸を有する構造とし、量子ドット38直下の層の凹凸を利用して、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された量子ドット活性層16を形成することが好ましい。これにより、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが、回折格子30の凹凸の周期と同じ周期で変化する構造を、製造工数の増加を伴うことなく、容易に形成することができる。
量子ドット38直下の層が有する凹凸は、基板10表面の水平方向に対して最も大きくなる最大角度が4度以上である場合が好ましい。これにより、成長温度又はAs圧を高くして、InAsからなる量子ドット38を成長させることで、回折格子30の凹凸の凹部上方や凹部と凸部との間の斜面上方に、量子ドット38の密度が密な領域40を容易に形成することができる。
図7は、実施例1の変形例に係る量子ドットレーザ110のレーザ光出射方向の水平方向における断面模式図である。図7のように、実施例1の変形例に係る量子ドットレーザ110は、回折格子層14が、量子ドット活性層16の上側に形成されていて、回折格子30の凹凸の周期と量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42との周期とは同じ周期(1倍周期)である。このように、回折格子層14が、量子ドット活性層16の上側に形成されている場合でも、回折格子30による屈折率の周期的変化と、利得の周期的変化と、の両方により動的単一モードを実現できるため、高いシングルモード歩留まりを得ることができる。
実施例1では、量子ドット38はInAsからなる場合を例に説明した。図3(c)や図5で説明したように、MBE法での成長温度やAs圧を高くして量子ドット38を成長することで、Asが特定の場所に吸着し難く又は吸着し易くなる性質を利用し、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された構造を形成している。したがって、かかる観点から、量子ドット38は、InAsやInGaAsのように、Asを含む半導体層(例えば、Asを含むIII−V族化合物半導体層)である場合が好ましい。
実施例1では、第1の層26がn型GaAs層で第2の層28がn型AlGaAs層である場合を例に示したが、第1の層26がn型AlGaAs層やInGaP層で、第2の層28がn型GaAs層である場合でもよい。即ち、第1の層26と第2の層28との間で屈折率に差が生じる場合であればよく、第1の層26の屈折率が第2の層28の屈折率より低い場合でも、高い場合でもよい。しかしながら、図3(a)及び図3(b)で説明したように、第1の層26をエッチングして回折格子30を形成した後、第2の層28を堆積するため、第1の層26がAlGaAs層である場合は、表面が酸化されてしまう場合がある。したがって、第1の層26がGaAs層で第2の層28がAlGaAs層である場合が、製造の観点から好ましい。
実施例1では、図1のように、量子ドット活性層16は、ドット層34が2層積層されていて、積層された2層のドット層34は共に、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返されている場合を説明した。このように、複数積層された全てのドット層34について、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された構造の場合、より高いシングルモード発振歩留まりを実現することができる。複数積層された全てのドット層34について、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返すように形成するには、図4(a)で述べたように、下層のドット層34の上面に凹凸を形成する場合が好ましい。
また、複数積層されたドット層34のうち少なくとも1層のドット層34について、量子ドット38の密度が密な領域40と疎な領域42とが周期的に繰り返された構造をしていれば、シングルモード発振歩留まりを改善することができる。
実施例1では、第1導電型としてn型、第2導電型としてp型を例に説明したが、第1導電型がp型、第2導電型がn型である場合でもよい。
実施例2は、実施例1に係る量子ドットレーザ100を備える光モジュールの例である。図8は、実施例2に係る光モジュール200のブロック図である。図8のように、光モジュール200は、実施例1に係る量子ドットレーザ100、筐体120、レンズ122を有している。筐体120には、量子ドットレーザ100、レンズ122、及びシングルモードファイバ124が固定されている。量子ドットレーザ100から出射されたレーザ光126は、レンズ122によりシングルモードファイバ124の先端に光結合されている。これにより、量子ドットレーザ100から出射されたレーザ光126は、シングルモードファイバ124に入射され、シングルモードファイバ124内を伝送する。
実施例2に係る光モジュール200によれば、実施例1に係る量子ドットレーザ100を用いているため、屈折率の周期的変化と利得の周期的変化との両方により動的単一モードを実現でき、高いシングルモード歩留まりを得ることが可能な光モジュールを得ることができる。
なお、実施例2に係る光モジュール200は、実施例1に係る量子ドットレーザ100を備えている場合を例に示したが、実施例1の変形例1に係る量子ドットレーザ110を備えている場合でもよい。この場合でも、高いシングルモード歩留まりを得ることが可能な光モジュールを得ることができる。
実施例3は、実施例2に係る光モジュール200を備えた光伝送システムの例である。図9は、実施例3に係る光伝送システム300のブロック図である。図9のように、実施例3に係る光伝送システム300は、第1の装置210及び第2の装置220を有する。第1の装置210及び第2の装置220はそれぞれ、送信部として機能する実施例2に係る光モジュール200、受信部212及び222、並びに制御部214及び224を有する。光モジュール200は、制御部214及び224からの送信データ信号を光に変換してレーザ光を出射する。出射されたレーザ光はシングルモードファイバ230に入射される。受信部212及び222は、シングルモードファイバ230内を伝送してきたレーザ光を受光し、受信データ信号として制御部214及び224に出力する。これにより、第1の装置210と第2の装置220との間でデータ通信を行うことができる。
実施例3に係る光伝送システム300によれば、実施例2に係る光モジュール200を用いている(つまり、実施例1に係る量子ドットレーザ100を用いている)ことで、高いシングルモード歩留まりを実現することが可能な光伝送システムを得ることができる。
図9のように、第1の装置210と第2の装置220との間でシングルモードファイバ230を用いてデータ通信を行う光伝送システム300は、FTTH(Fiber To The Home)や光通信基幹網に用いられる場合が好ましい。また、シングルモードファイバ230を用いずに、第1の装置210と第2の装置220とが、空間に出射したレーザ光を受光することでデータ通信を行う場合でもよい。この場合、第1の装置210と第2の装置220とは、例えばパーソナルコンピュータとすることができ、また、第1の装置210及び第2の装置220の一方はパーソナルコンピュータとし、他方は携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の電子機器やプロジェクタとしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
12 下部クラッド層
14 回折格子層
16 量子ドット活性層
18 上部クラッド層
19 リッジ部
20 コンタクト層
22 p電極
24 n電極
26 第1の層
28 第2の層
30 回折格子
32 凹凸
34 ドット層
36 ベース層
38 量子ドット
40 密な領域
42 疎な領域
100 量子ドットレーザ
110 量子ドットレーザ
120 筐体
122 レンズ
124 シングルモードファイバ
126 レーザ光
200 光モジュール
212 受信部
214 制御部
222 受信部
224 制御部
230 シングルモードファイバ
300 光伝送システム
12 下部クラッド層
14 回折格子層
16 量子ドット活性層
18 上部クラッド層
19 リッジ部
20 コンタクト層
22 p電極
24 n電極
26 第1の層
28 第2の層
30 回折格子
32 凹凸
34 ドット層
36 ベース層
38 量子ドット
40 密な領域
42 疎な領域
100 量子ドットレーザ
110 量子ドットレーザ
120 筐体
122 レンズ
124 シングルモードファイバ
126 レーザ光
200 光モジュール
212 受信部
214 制御部
222 受信部
224 制御部
230 シングルモードファイバ
300 光伝送システム
Claims (14)
- 複数の量子ドットを有し、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層と、
前記量子ドット活性層の上側又は下側に形成され、周期的な凹凸からなる回折格子を有する回折格子層と、
前記量子ドット活性層と前記回折格子層とを上下方向から挟み込むように形成された第1導電型を有する下部クラッド層と前記第1導電型と反対の導電型の第2導電型を有する上部クラッド層と、
を具備することを特徴とする半導体レーザ。 - 前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域との周期は、前記回折格子の凹凸の周期の自然数倍であることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ。
- 前記回折格子層は、前記量子ドット活性層の下側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体レーザ。
- 前記量子ドットの直下の層は、前記回折格子の周期的な凹凸に対応した凹凸を有していることを特徴とする請求項3記載の半導体レーザ。
- 前記量子ドットの密度が密な領域は、前記回折格子の凹凸の凹部上方及び/又は凸部上方に形成されていることを特徴とする請求項4記載の半導体レーザ。
- 前記量子ドットの密度が密な領域は、前記回折格子の凹凸の凹部と凸部との間の上方に形成されていることを特徴とする請求項4記載の半導体レーザ。
- 前記量子ドット活性層は、水平方向に設けられた前記複数の量子ドットと前記複数の量子ドットを覆うように設けられたベース層とで構成されるドット層が複数積層されていて、複数積層された前記ドット層のうち少なくとも1層のドット層について、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の半導体レーザ。
- 前記量子ドット活性層は、水平方向に設けられた前記複数の量子ドットと前記複数の量子ドットを覆うように設けられたベース層とで構成されるドット層が複数積層されていて、複数積層された全ての前記ドット層について、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の半導体レーザ。
- 第1導電型を有する下部クラッド層を形成する工程と、
前記下部クラッド層上に、周期的な凹凸からなる回折格子を有する回折格子層を形成する工程と、
前記回折格子層上に、複数の量子ドットを有し、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層を形成する工程と、
前記量子ドット活性層上に、前記第1導電型と反対の導電型の第2導電型を有する上部クラッド層を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体レーザの製造方法。 - 前記量子ドットの直下の層を、前記回折格子の凹凸に対応した凹凸を有する構造とする工程を有し、
前記量子ドット活性層を形成する工程は、前記量子ドット直下の層の凹凸を利用して、前記量子ドットの密度が密な領域と疎な領域とが周期的に繰り返された量子ドット活性層を形成することを特徴とする請求項9記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記量子ドット活性層を形成する工程は、前記量子ドットの密度が密な領域が前記回折格子の凹凸の凹部上方及び/又は凸部上方に形成されるように、前記量子ドット活性層を形成する工程であることを特徴とする請求項10記載の半導体レーザの製造方法。
- 前記量子ドット活性層を形成する工程は、前記量子ドットの密度が密な領域が前記回折格子の凹凸の凹部と凸部と間の上方に形成されるように、前記量子ドット活性層を形成する工程であることを特徴とする請求項10記載の半導体レーザの製造方法。
- 請求項1から8のいずれか一項記載の半導体レーザを含むことを特徴とする光モジュール。
- 請求項1から8のいずれか一項記載の半導体レーザを含むことを特徴とする光伝送システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009190936A JP2011044539A (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム |
PCT/JP2010/062078 WO2011021458A1 (ja) | 2009-08-20 | 2010-07-16 | 半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009190936A JP2011044539A (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011044539A true JP2011044539A (ja) | 2011-03-03 |
Family
ID=43606913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009190936A Pending JP2011044539A (ja) | 2009-08-20 | 2009-08-20 | 半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011044539A (ja) |
WO (1) | WO2011021458A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9755111B2 (en) | 2013-06-05 | 2017-09-05 | Nitto Optical Co., Ltd. | Active region containing nanodots (also referred to as “quantum dots”) in mother crystal formed of zinc blende-type (also referred to as “cubic crystal-type”) AlyInxGal-y-xN Crystal (y[[□]][≧] 0, x > 0) grown on Si substrate, and light emitting device using the same (LED and LD) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06112122A (ja) * | 1992-08-10 | 1994-04-22 | Canon Inc | 2次元量子デバイス構造 |
EP1480304B1 (en) * | 2002-02-27 | 2007-04-11 | Japan Science and Technology Agency | Quantum nano-composite semiconductor laser and quantum nano-composite array |
JP4613304B2 (ja) * | 2004-09-07 | 2011-01-19 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 量子ナノ構造半導体レーザ |
-
2009
- 2009-08-20 JP JP2009190936A patent/JP2011044539A/ja active Pending
-
2010
- 2010-07-16 WO PCT/JP2010/062078 patent/WO2011021458A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9755111B2 (en) | 2013-06-05 | 2017-09-05 | Nitto Optical Co., Ltd. | Active region containing nanodots (also referred to as “quantum dots”) in mother crystal formed of zinc blende-type (also referred to as “cubic crystal-type”) AlyInxGal-y-xN Crystal (y[[□]][≧] 0, x > 0) grown on Si substrate, and light emitting device using the same (LED and LD) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2011021458A1 (ja) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7596158B2 (en) | Method and structure of germanium laser on silicon | |
US7535946B2 (en) | Structure using photonic crystal and surface emitting laser | |
US9960567B2 (en) | Laser device integrated with semiconductor optical amplifier on silicon substrate | |
JP6487195B2 (ja) | 半導体光集積素子、半導体光集積素子の製造方法及び光モジュール | |
WO2011096040A1 (ja) | 半導体レーザ素子、半導体レーザ素子の製造方法および光モジュール | |
JP2008277445A (ja) | 半導体レーザおよび光モジュール | |
JP2011513954A5 (ja) | ||
US6714574B2 (en) | Monolithically integrated optically-pumped edge-emitting semiconductor laser | |
CN108603980B (zh) | 具有介质结构的光子集成器件 | |
JP2012151157A (ja) | 水平共振器垂直出射レーザとその製造方法及び受光素子、並びに水平共振器垂直出射レーザアレイ | |
JP2007227504A (ja) | 半導体発光装置およびこれを利用した集積型半導体光導波路素子 | |
CN101826699B (zh) | 电吸收调制器与自脉动激光器单片集成器件的制作方法 | |
EP1952495A2 (en) | Method and structure of germanium laser on silicon | |
JP7094082B2 (ja) | 光半導体素子、光サブアセンブリ、及び光モジュール | |
JP2006196852A (ja) | 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザアレイ、画像形成装置、光ピックアップ、光送信モジュール、光送受信モジュール及び光通信システム | |
CN118676737B (zh) | InAs量子点激光器及其制备方法 | |
JP2019087587A (ja) | 半導体発光素子及び光デバイス | |
CN115882339A (zh) | 包含多主动层与光栅层的半导体激光二极体 | |
JP4006729B2 (ja) | 自己形成量子ドットを用いた半導体発光素子 | |
US20060285560A1 (en) | Semiconductor laser capable of coupling with single mode optical fiber at high coupling efficiency | |
WO2011021458A1 (ja) | 半導体レーザ及びその製造方法、光モジュール、光伝送システム | |
JP5029239B2 (ja) | 半導体光素子およびその製造方法 | |
WO2012046639A1 (ja) | 半導体レーザ及びその半導体レーザを備える光モジュール、光通信装置、光通信システム | |
JP6023611B2 (ja) | 半導体多層膜反射鏡構造 | |
JPH09298337A (ja) | 半導体分布ブラッグ反射鏡及びそれを用いた面発光型半導体レーザ |